JP4285464B2 - エンジンの2次空気制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、2次空気を導入して排気浄化能力を高めるために装備される、エンジン(内燃機関)の2次空気制御装置に関する。
一般に、排ガス規制においては、HC排出量の規制が一段と強化されつつある。そして、テールパイプから排出されるHCを低減するためには、触媒が活性するまでのHCを低減する必要がある。
このため、従来の触媒に加えて前置触媒を追加装備し、排気ポートから2次エアを投入する排ガスシステムが考えられている。かかるシステムでは、エンジン始動直後に2次エアを投入することによって、未燃成分(CO,HC)の酸化を促進し、触媒活性までの時間を大幅に短縮することができる。
すなわち、エンジン始動時には、その始動を円滑に行なえるようにする制御において燃料を多く供給するため、排気にHC,COを多く含む可能性が高く、HC,COの排出総量を所定値以下に保つためには、始動時の排出量を低減させることが重要である。
しかし、CO,HCを多量に排出する低温始動時に、投入する2次エア量を増大させると、前置触媒(FCC)で過大な反応熱が発生し、触媒許容温度をオーバーする場合がある。
したがって、冷間運転時に2次エアを導入するようなシステムにおいては、エンジンが所定温度以上になった場合は、2次エアの供給を遮断するように制御することが考えられる。
しかし、このようなシステムであっても、リッチ(過濃)な混合気が冷間運転時のエンジンに導入されることとなり、完全燃焼が行なわれず、その結果、大量の未燃焼ガスが浄化装置中に排出されることとなって、浄化装置の温度が急上昇し、浄化装置の劣化を招来する可能性が高い。
また、2次エアの制御手段としては、特公平4−35606号公報にて開示されているような技術が提供されているが、このような手段によっては、2次エア供給量が大幅に不足し、十分な冷間運転時の浄化能力および通常運転時の十分な浄化能力を得ることはできず、上述のような排ガス規制に対処することはできない。
ところで、前述のように、排ガス低減のための2次エアシステムでは、CO,HCを多量に排出する低温始動時に2次エアを投入すると、運転状態によっては、前置触媒(FCC)で過大な反応熱が発生し、触媒許容温度をオーバーする場合がある。
すなわち、このような現象は図15のグラフに示される。図15は、外気温10°Cの場合において、2次エア流量に対するNMHC(None Methane HC )排出量と触媒温度との関係を示したものである。この図15におけるように、2次エアが増加すると排気浄化特性は向上するものの、触媒温度が急激に上昇し、耐熱限界温度を超えてしまう。
また、2次エアを投入しながら、触媒温度が耐熱限界を超えないように制御することが考えられるが、このような制御では、エンジン始動直後で触媒がまだ冷えているときでも2次エア量を制限してしまい、十分な排ガス低減効果を得られない場合が考えられる。
すなわち、図16は10°Cにおける運転時についてNMHC排出量の変化を示しているが、この図16に示すように、触媒過昇温はないが、2次エア供給0%において排出量は目標値を上回る。
また、2次エア供給についてデューティ制御を行なった場合には、触媒過昇温は回避されるものの、排出量は目標値を上回る。
これに対し、2次エア供給を100%行なうと、触媒過昇温はあるものの、排出量は目標を大きく下回り、2次エア供給が排ガス浄化に大きく貢献することがわかる。
したがって、冷態時には触媒過昇温を考慮しながら2次エア供給を100%供給することが望ましい。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、十分な排気浄化特性を得るべく、2次エアを最大限投入しながら、触媒温度が耐熱限界を超えないようにした、エンジンの2次空気制御装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置は、エンジンの排気系に配設された触媒と、該触媒の上流に2次空気を供給する2次空気供給手段と、排気空燃比に対応する運転パラメータから上記触媒の流入温度を推定するとともに、該流入温度が上記触媒の許容温度を超える領域である過昇温領域状態にあるか否かを検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段の検出信号に基づき上記触媒が目標温度以下になるよう上記2次空気供給手段による2次空気量を制御する制御手段とをそなえ、上記制御手段が、上記運転状態検出手段における上記触媒の過昇温領域状態に入るまでは2次空気量を最大限に供給するとともに、上記触媒の過昇温領域状態への移行から遅延させて上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を開始させる遅延手段をそなえて構成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置は、請求項1のものにおいて、上記遅延手段が、上記触媒の過昇温運転状態への移行時からの経過時間をカウントするタイマ手段をそなえ、該タイマ手段による検出信号が遅延所定値に達すると上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を開始させるように構成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置は、請求項2のものにおいて、該タイマ手段による検出信号が2次エア連続オフ最大時間に達すると上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を停止し2次エア全量供給を再開させるとともに上記タイマ手段のカウント値をリセットするように構成されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置は、請求項1〜3のいずれか1項のものにおいて、上記制御手段による制御がデューティー制御であることを特徴としている。
したがって、請求項1記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置によれば、エンジンの排気系に配設された触媒と、該触媒の上流に2次空気を供給する2次空気供給手段と、排気空燃比に対応する運転パラメータから上記触媒の流入温度を推定するとともに、該流入温度が上記触媒の許容温度を超える領域である過昇温領域状態にあるか否かを検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段の検出信号に基づき上記触媒が目標温度以下になるよう上記2次空気供給手段による2次空気量を制御する制御手段とをそなえるという簡素な構成で、次のような効果ないし利点が得られる。
(1)エンジン運転時に触媒が過昇温領域内に入ると、2次空気量を制御して触媒を許容温度以内に保つことができるようになり、最大限の2次エア供給を行なえるようになって、最大限の排ガス浄化を行なえるようになる。
(2)低温始動のアイドル運転時において、2次エアを100%投入しうるようになり、触媒の過昇温なしに極めて大きな排ガス低減効果を得られる可能性がある。
(3)エンジン運転時に触媒の過昇温領域内への移行に際しての制御を確実に行なえるようになり、最大限の2次エア供給を行なえるようになって、最大限の排ガス浄化を行なえるようになる。
また、請求項2記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置によれば、請求項1記載の装置について、上記遅延手段が、上記触媒の過昇温領域状態への移行時からの経過時間をカウントするタイマ手段をそなえ、該タイマ手段による検出信号が遅延所定値に達すると上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を開始させるように構成されているという簡素な構成で、請求項1記載のものとほぼ同様に、エンジン運転時に触媒の過昇温領域内への移行に際しての制御が更に確実に行なわれ、最大限の2次エア供給を行なえるようになって、最大限の排ガス浄化を行なえるようになる。
また、請求項3記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置によれば、請求項2記載の装置について、上記遅延手段が、上記触媒の過昇温領域状態への移行時からの経過時間をカウントするタイマ手段をそなえ、該タイマ手段による検出信号が2次エア連続オフ最大時間に達すると上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を停止し2次エア全量供給を再開させるとともに上記タイマ手段のカウント値をリセットするように構成されているという簡素な構成で、請求項1記載のものとほぼ同様に、エンジン運転時に触媒の過昇温領域内への移行に際しての制御が、更に確実に行なわれ、過昇温領域外での2次エア全量供給が行なわれることにより、最大限の2次エア供給を行なえるようになって、最大限の排ガス浄化を行なえるようになる。
また、請求項4記載の本発明のエンジンの2次空気制御装置によれば、請求項1〜3のいずれか1項記載の装置について、上記制御手段による制御がデューティー制御であることにより、触媒が過昇温領域状態にある状況においても、2次空気の供給を停止することなく、触媒を許容温度以下に保ちながらも最大限2次空気供給を行えるようになって、排ガス低減効果と過昇温防止とを高次元で実現できるようになる。
以下、図面により、本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について説明すると、図1はその制御系の要部構成を模式的に示すブロック図、図2はその要部のハード構成を示す模式的断面図、図3〜5はその作動を説明するためのフローチャート、図6はその作動を示すタイムチャート、図7はその作動領域特性を示すグラフ、図8はその排気空燃比に対する触媒温度の特性を示すグラフ、図9はその触媒の過昇温領域を示す特性図、図10はその2次エアデューティ比に対する触媒温度を示すグラフ、図11はその始動後アイドル放置時の触媒温度上昇特性を示すグラフ、図12はその2次エア制御によるNMHC排出量の変化特性を示す図、図13はその低温走行時の挙動を示すグラフ、図14はその制御特性を示すグラフである。
まず、本実施形態の装置のハード構成について説明すると、図2に示すように構成されており、触媒コンバータ6,61がエンジンの排気管14の途中に設けられている。なお、触媒コンバータ6は前段に配置された小容量(例えば0.4〜1.0リットル)のもので、触媒コンバータ61は後段において車両床下に配置された大容量(例えば1.5〜2.0リットル)のものであり、触媒コンバータ61は、排気温度が低いエンジン始動時等においては、排気熱を後段側へ流通させるほかに自身が反応熱を出して後段の触媒コンバータ61を加熱するのに寄与するようになっている。
また、エンジンのエアクリーナ部とは別のエアクリーナ(図示せず)から導かれる空気をエアポンプ7により吸い込み、触媒コンバータ6,61の上流の排気管14中に2次空気として送り込むように構成されている。なお、エアポンプ7は、電動式エアポンプで構成されている。
さらに、2次空気の排気管14への供給制御は、エアコントロールバルブ3により行なわれるように構成されており、エアコントロールバルブ3は吸気管13中の吸気負圧により動作するとともに、ソレノイド2を介してコントロールユニット1により開閉制御されるようになっている。
なお、図2中の符号10は2次エア逆流防止用のチェックバルブである。
そして、2次空気を排気管14中に供給しない場合は、ソレノイド2によりエアコントロールバルブ3が閉鎖され、このエアコントロールバルブ3の閉鎖と同時にコントロールユニット1によってエアポンプ7のスイッチがオフ(OFF)されるようになっている。
このように、排気系に配設された触媒コンバータ6,61の上流に2次空気を供給する2次空気供給手段10(図1参照)が設けられていることになる。
なお、エンジンのシリンダ9内の冷却水温度を検出する温度センサとしての水温センサ8が設けられている。
さらに、本装置の制御系は、図1に示すように構成されている。
すなわち、エンジンの排気系に触媒104(この触媒104は触媒コンバータ6,61に相当する)が配設され、排気系における触媒の上流に2次空気を供給する2次空気供給手段103が設けられている。
また、排気空燃比に対応する運転パラメータから触媒が過昇温運転状態にあるか否かを検出する運転状態検出手段101が設けられている。
さらに、運転状態検出手段101の検出信号に基づき、触媒104を目標温度としての許容限界以下になるよう、2次空気供給手段103による2次空気量を制御する制御手段102が設けられている。
そして、運転状態検出手段101は、触媒104の温度を推定する温度推定手段105をそなえて構成されている。
さらに、温度推定手段105は、吸入空気量検出手段106をそなえており、エアフローセンサAFSの検出信号によりエンジンの吸気系への吸入空気量を検出するように構成されている。
また、温度推定手段105は、燃料量検出手段107をそなえており、燃料噴射弁15に供給する燃料量が、燃料噴射パルス幅Tを補正する補正係数Kを読み込むことにより検出されるように構成されている。
このような、吸入空気量検出手段106による吸入空気量と、燃料量検出手段107による供給燃料量とを用い、図7,9に示すように予め実験により作成されたマップを参照して、触媒104の温度を推定するように構成されている。
ところで、運転状態検出手段101には、クランク角センサ等によりエンジンの始動を検出する始動検出手段108が設けられている。
そして、制御手段102は、始動検出手段108による始動検出時の経過時間Tidを検出し、経過時間Tidが始動時所定時間XTIDLE(WT)(図6参照)に達するまで、2次空気量を最大限に供給するとともに、始動時所定時間XTIDLE(WT)(図6参照)の経過後は、温度推定手段105の検出信号に応じて2次空気量を制御する、通常の制御が行なわれるようになっている。
また、始動時所定時間XTIDLE(WT)(図6参照)は、温度検出手段105による所定温度範囲内の検出時において、始動時所定時間変更手段109により変更されるように構成されている。
さらに、制御手段102は遅延手段110をそなえており、この遅延手段110は、運転状態検出手段101における触媒104の過昇温運転状態への移行から遅延させて、2次空気供給手段103による2次空気量の制御を開始させるように構成されている。
そして、遅延手段110は、触媒104の過昇温運転状態への移行時からの経過時間Σtcをカウントするタイマ手段111をそなえている。
また、このタイマ手段111による検出信号(触媒104の過昇温運転状態への移行時からの経過時間Σtc)が遅延所定値XLDZONECに達すると、2次空気供給手段103による2次空気量の制御を開始させるように構成されている。
さらに、遅延手段110は、タイマ手段111による検出信号が、2次エア連続オフ最大時間XLDOFTMに達すると、2次空気供給手段103による2次空気量のデューティ制御を停止し、2次エア全量供給を再開させるとともに、タイマ手段111のカウント値Σtcをリセットするように構成されている。
上述の構成により、本制御系は、図3〜5に示すフローチャートに沿う作動を行なう。
まず、ステップA1において、イグニッションスイッチがオン状態に移行したかどうかが判断され、エンジンの始動状態である場合には「YES」ルートを通じ、ステップA2が実行される。
次いで、ステップA2において、タイマTのセットが行なわれ、エンジン始動からの経過時間がカウントされることになる。
そして、ステップA3において、水温センサ8によるエンジンの冷却水温WTの読み込みが行なわれ、後述の制御動作においてエンジンの作動温を参照する制御に用いられる。
また、ステップA4において、タイマTが所定値XTSCACRLK1(図6参照)を超えているかどうかが判断され、超えるまでステップA4の実行が繰り返される。
これにより、図6のタイムチャート(h)に示すように、2次エア供給の開始が、エンジンの始動から所定時間XTSCACRLK1だけ遅延されることとなり、2次エア供給により電力が消費されて、クランキング能力を低下させる状況が回避される。
そして、ステップA5において目標2次エア導入時間t1の設定が行なわれ、後述のステップA9における判断に用いられる。
次に、ステップA6において2次エアタイマtがセットされ、更にステップA7における2次エアの100%導入が行なわれる。
この2次エア供給は、図6のタイムチャート(h)における時間領域特性sにおけるものであり、始動時アイドル運転時における100%の2次エア供給が行なわれ、始動検出手段108による制御手段102の動作および2次空気供給手段103の動作が行なわれることとなる。
そして、ステップA8においてタイマtと所定値t0との比較が行なわれ、タイマtが所定値t0を超えるまで、ステップA7の2次エア100%導入が行なわれる。
すなわち、2次エア100%導入はアイドル運転状態における許容時間t0まで行なわれ、アイドル運転における2次エアの供給が十分に行なわれ、十分な排気ガス浄化が行なわれる。
そして、この100%導入の動作は、アイドル運転状態における許容時間までであるため、図6のタイムチャート(i)におけるように、許容温度LIMITを超えない過昇温を回避された状態で行なわれる。
これは、図11〜14のグラフにより、その作動特性が説明される。
図11は始動後アイドル放置時の触媒温度上昇特性を示しており、横軸の時間経過に対し、下からエンジン回転数、2次エア供給のデューティ率、触媒(FCC)への流入温度、触媒(FCC)本体温度のそれぞれを縦軸にとって、特性を示している。
そして、図11においては、エンジンの冷却水温が−20℃,−10℃,0℃,10℃のそれぞれで始動した場合における特性が、各特性要素において上から順に示されている。
また、図12は2次エア制御によるNMHC排出量の変化特性を示しており、横軸の各制御態様に対するNMHC排出量が示されている。この図12からわかるように、2次エアを供給しない場合は、目標を大きく上回り、一方、100%の2次エア供給を行なう制御態様Iによれば目標を大幅に下回る特性を得ることができる。
そして、後述の過昇温領域およびアイドル運転の所定時間20秒間において40%の2次エア供給を行なう制御態様IIによれば、目標を少し上回る特性となる。
また、後述の過昇温領域において40%の2次エア供給を行ない、アイドル運転20秒間において100%の2次エア供給を行なう制御態様IIIによれば、目標を大きく下回る特性となる。
このように、アイドル運転の所定時間20秒以内においては、100%の2次エア供給を行なう必要があることが示されている。
次に、図13は低温走行時の挙動特性を示しており、横軸の時間経過に対し、下からエンジン回転数、THC(トータル・HC)量、2次エア供給量、触媒(FCC)温度のそれぞれを縦軸にとって、特性を示している。
そして、図13においては、上述の制御態様I〜IIIのそれぞれで制御した場合における特性が各特性要素について示されており、制御態様Iについての特性を細実線で、制御態様IIについての特性を点線で、制御態様IIIについての特性を太実線で示している。
まず、制御態様Iについては、2次エア供給量の特性で示されるように、始動時から所定時間の2次エアを100%供給(図中では太実線と細実線とが重なっている。)の後、後述のデューティ制御を行なっており、THC(トータル・HC)量は最低となる。
しかし、この場合の触媒(FCC)温度については、流入温度が許容温度付近まで上昇し、触媒(FCC)本体温度も許容温度を超えることとなる。
次に、制御態様IIについては、2次エア供給量の特性で示されるように、始動時からデューティ制御が行なわれ、THC(トータル・HC)量は3つの制御態様中、最高となる。
この場合の触媒(FCC)温度については、流入温度が低く、触媒(FCC)本体温度についても低く抑えられた状態となる。
しかし、この場合、浄化能力も低く抑えられることとなり、THC(トータル・HC)量が基準値(目標値)を超えることとなって、望ましくない。
また、制御態様IIIについては、2次エア供給量の特性で示されるように、始動時から所定時間の2次エアを100%供給(図中では太実線と細実線とが重なっている。)の後、後述のデューティ制御を行なっており、THC(トータル・HC)量はある程度上昇する。
この場合の触媒(FCC)温度については、流入温度が許容温度付近まで上昇するものの、触媒(FCC)本体温度は許容温度を超えることはなく、やや低く保たれる。
したがって、触媒においては、限界ぎりぎりの高温における作動が行なわれ、ある程度高い浄化能力が保たれて、THC(トータル・HC)量が基準値を超えることはない。
このように、アイドル運転時においては、制御態様IIIによる制御が必要であり、上述のステップA7およびステップA8により、当該制御が行なわれて、所望の排ガス浄化作用が行なわれ、基準値以下の特性の排ガスが得られる。
ここで、ステップA8における始動時所定時間t0は、温度検出手段112としての水温センサ8による所定温度範囲内の検出時において、始動時所定時間変更手段109により変更される。
すなわち、図14は横軸の冷却水温WTに対し、縦軸に2次エア導入時間を示しており、この図14における特性により、始動時所定時間t0が設定され、始動時所定時間t0の変更が行なわれる。
したがって、例えば、冷却水温が10℃のとき始動時所定時間t0は60秒に設定され、冷却水温が25℃のとき始動時所定時間t0は35秒に設定され、これらの中間の水温については、その中間の値が設定されることとなる。
これにより、始動時の温度に対応した2次エア供給が行なわれ、最適な浄化作用が行なわれることとなる。
次に、ステップA11において、当該運転時における吸入空気量Qと、燃料補正係数Kとが読み込まれる。
ここで、吸入空気量Qとしては、吸入空気量検出手段106としてのカルマン渦式等のエアーフローセンサの出力から検出される。
そして、燃料補正係数Kとしては、燃料量検出手段107としてのコントロールユニット1における燃料噴射制御において算出された燃料噴射パルス幅補正用の係数Kが用いられる。
また、燃料補正係数Kは、燃焼変動や、エンジン温等の運転状態に対応して、噴射時間を制御するために用いられる補正係数を総合したものが用いられる。
これらの吸入空気量Qおよび燃料補正係数Kにより、ステップA12において、エンジンの運転状態が過昇温領域にあるかどうかを判断され、触媒の温度推定手段105としての作動が行なわれる。
すなわち、過昇温領域にある場合には「YES」ルートを通じ、ステップA13およびステップA14において制御手段102によるデューティ制御が行なわれる。
そして、過昇温領域は、図9に示すマップ値を予め行なった実験により記憶させておき、そのマップにおいて過昇温領域領域にあるかどうかの判断が、吸入空気量Qおよび燃料補正係数Kについて行なわれる。
ここで、図9は、横軸に吸入空気量Qをとり、縦軸に燃料補正係数Kをとって、それぞれの実験ポイントにおける触媒温度が記憶される。
許容温度を超える触媒温度の領域が過昇温領域であり、図中実線で囲まれた領域が該当する。
そして、この過昇温領域に運転状態が至った場合には、制御手段102によりステップA14における2次エア供給デューティ制御が行なわれる。
ここで、2次エア供給デューティ制御は、運転状態検出手段101における触媒104の過昇温運転状態への移行から遅延手段110により遅延させて開始される。
すなわち、遅延手段110において、触媒104の過昇温運転状態への移行時からの経過時間(tc)をタイマ手段111によりカウント(Σtc)し、タイマ手段111による検出信号(Σtc)が遅延所定値(tc0)に達すると、2次空気供給手段103による2次空気量の制御が開始され、このような制御開始時の動作は、図4のフローチャートに沿い行なわれる。
まず、ステップB1において、触媒104の過昇温運転状態への移行時からの経過時間(tc)をタイマ手段111によりカウント(Σtc)する積算が行なわれる。
そして、ステップB2において、タイマ手段111による検出信号(Σtc)が遅延所定値(tc0)を超えたかどうかが判断され、この判断は「NO」ルートを通じ、超えるまで繰り返される。
これにより、触媒104の過昇温運転状態への移行時から所定時間tc0を経過した後、ステップB3が実行される。
この状態は、図6におけるタイムチャート(e)において、Σtcが、所定時間tc0としてのXLDZONECを超える状態に対応しており、超えた時点において、タイムチャート(h)において示されるように、所要のデューティ率での2次エア供給デューティ制御が開始(ステップB3)される。
ここで、2次エア供給デューティ制御は、図10に示すような特性による制御が行なわれる。
すなわち、図10は、横軸に2次エア供給デューティ率をとり、縦軸に触媒FCCの本体における温度をとって、特定の吸入空気量Qと燃料補正係数Kとの値における温度特性を示している。
したがって、例えば図10において○印でプロットされた特性は、吸入空気量Q=11.9(L/sec ),燃料補正係数K=1.46(図9のA点参照)における温度特性であり、60%以上のデューティ率では触媒限界温度を超える状態となる。
このような場合、デューティ率が60%以上の場合には、過昇温領域にある状態であるため、デューティ率を60%以下にして運転する制御が行なわれる。
また、例えば図10において△印でプロットされた特性は、吸入空気量Q=11.9(L/sec ),燃料補正係数K=1.33(図9のB点参照)における温度特性であり、62%以上のデューティ率では触媒限界温度を超える状態となる。 このような場合、デューティ率が62%以上の場合には、過昇温領域にある状態であるため、デューティ率を62%以下にして運転する制御が行なわれる。
このように、各吸入空気量Qと燃料補正係数Kとの値について特性が再現されるように構成され、過昇温領域にある場合に、過昇温領域外となるようなデューティ制御が行なわれる。
ここで、過昇温領域は、図7に示すように示され、横軸のカルマン渦式で形成されたエアーフローセンサAFSの出力周波数を示し、縦軸に燃料補正係数Kfuelをとってその領域を示しており、特定の燃料補正係数Kfuelに対し、周波数TAFSTLDF(f)を超え、周波数TAFSTHF(f)を超えない領域が過昇温領域(ゾーンC:ZONE C)と判断される。
また、過昇温領域への出入りに際しては、後述のように遅延動作(DELAY)が行なわれる。
ところで、上述の2次エア供給デューティ制御は、図8に示す調査結果に基づき構成されている。
すなわち、図8は、横軸に排気空燃比をとり、縦軸に触媒FCCの温度をとって、低温の2次エア投入時に触媒が過昇温となる条件を調査したものである。この図16に示すように、触媒温度は、2次エアのトータル空燃比が約13〜17の領域において許容温度を超え、ストイキオ近傍で最高温度となることがわかる。
この結果から、排気空燃比を触媒温度の目安とすることにより制御を行なうものである。
次に、ステップB4においては、さらに、タイマ手段111による検出信号(Σtc)が所定値(tc1)を超えたかどうかが判断され、この判断は「NO」ルートを通じ、超えるまで繰り返される。これにより、触媒104の過昇温運転状態への移行時から所定時間tc1を経過した後に、ステップB5が実行される。この状態は、図6におけるタイムチャート(e)において、Σtcが、所定時間tc1としての「XLDZONEC+XLDOFTM」を超える状態に対応しており、超えた時点において、タイムチャート(h)において示されるように、2次エア供給デューティ制御が停止される(ステップB3)。
そして、ステップB6において、タイマ手段111による検出信号(Σtc)がリセットされ、新たなカウントが開始される。
このようにして、タイマ手段111による検出信号(Σtc)が2次エア供給デューティ制御最大時間(XLDOFTM)に達すると、2次空気供給手段103による2次空気量の制御が停止され、2次エア全量供給が再開される(後述のステップA15参照)とともに、タイマ手段111のカウント値(Σtc)がリセットされる。
そして、ステップB1からステップB5の動作が繰り返される。
ところで、2次エア供給デューティ制御は、触媒104の過昇温領域からの離脱により停止されるが、この際における動作は図5に示すフローチャートに沿い行なわれる。
まず、ステップC1において、触媒104が過昇温領域(ZONE C)にあるかどうかが判断され、過昇温領域にある場合には、「YES」ルートを通じステップC5が実行されて、前述の2次エア供給デューティ制御が続行される。
そして、触媒104が過昇温領域から離脱した場合には、「NO」ルートを通じステップC2が実行される。
ステップC2では、タイマ手段111による検出信号(td)が遅延所定値(td0)を超えたかどうかが判断され、この判断は「NO」ルートを通じ、超えるまで繰り返される。これにより、触媒104の過昇温運転状態離脱から所定時間td0を経過した後、ステップC3が実行される。この状態は、図6におけるタイムチャート(h)において示されるように、所要のデューティ率での2次エア供給デューティ制御が、過昇温運転状態離脱から所定時間td0としてのXLDSCADTDLYの後に停止される(ステップC3)。
そして、ステップC4において、2次エアの100%導入が再開される。
さらに、このような各制御の後に、図3のステップA9およびステップA10が実行される。
なお、ステップA12において、触媒104の過昇温領域にないと判断された場合には、「NO」ルートを通じてステップA15が実行され、2次エアの100%導入が行なわれる。これにより、過昇温領域外における浄化動作が十分に行なわれ、基準を満たした運転が行なわれる。
一方、ステップA9においては、2次エアタイマtが所定値t1を超えているかどうかが判断される。
そして、2次エアタイマtが所定値t1を超えている場合には、「YES」ルートを通じステップA10が実行され、2次エア供給の制御が終了する。
これは、図6のタイムチャート(h)におけるように、2次エア供給デューティ制御の開始から所定時間t1としてのTTSCACRLK2(WT)の後において2次エア供給を停止させるもので、停止させるまでの所定時間t1は、水温センサ8により検出される冷却水温WTに依存して設定される。
したがって、2次エア供給制御は、エンジンの冷却水温に対応した時間間隔において行なわれる。
また、ステップA9において「NO」ルートをとった場合には、ステップA11〜A14の動作が所定時間t1の経過まで繰り返される。
なお、図6中、タイムチャート(a)はスロットルバルブの開閉状態を、タイムチャート(b)はエンジン回転速度を、タイムチャート(c)は燃料補正係数を、タイムチャート(d)は過昇温領域にあるかどうかの判定フラグ状態を、タイムチャート(e)は過昇温領域移行からに経過時間積算状態を、タイムチャート(f)はアイドルスイッチのオンオフ状態を、タイムチャート(g)は始動時所定時間のカウント状態を、タイムチャート(h)は2次エアの導入状態を、タイムチャート(i)は触媒本体の温度変化をそれぞれ示しており、アイドル運転の後、アクセルペダルを踏み込んだ状態の経時変化を示している。
そして、この図6は、アイドル運転開始直後t0から2次エア供給が開始され、過昇温領域に入って所定時間tc0後にデューティ制御を開始し、過昇温領域に入って所定時間tc1後にデューティ制御を停止し、過昇温領域からの離脱から所定時間td0後にデューティ制御を停止する一連の動作を示している。
このようにして、エンジン運転時に、この触媒過昇温領域内に入ると、2次エアソレノイドのデューティ率を変化させることにより、触媒104を許容温度(LIMIT)以下に保つことができ、最大限の2次エア供給を行なえるようになって、最大限の排ガス浄化を行なえるようになる。
また、低温始動のアイドル運転時において、2次エアを100%投入することができるようになり、触媒の過昇温なしに極めて大きな排ガス低減効果を得ることができる。
本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その制御系の要部構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その要部のハード構成を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その作動を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その作動を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その作動を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その作動を示すタイムチャートである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その作動領域特性を示すグラフである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その排気空燃比に対する触媒温度の特性を示すグラフである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その触媒の過昇温領域を示す特性図である。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その2次エアデューティ比に対する触媒温度を示すグラフである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その始動後アイドル放置時の触媒温度上昇特性を示すグラフである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その2次エア制御によるNMHC排出量の変化特性を示す図である。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その低温走行時の挙動を示すグラフである。 本発明の一実施形態としてのエンジンの2次空気制御装置について、その制御特性を示すグラフである。 従来のエンジンの2次空気制御装置について、2次エア流量に対する触媒の温度および浄化特性を示すグラフである。 従来のエンジンの2次空気制御装置について、NMHC排出量の変化を示すグラフである。
符号の説明
1 コントロールユニット
2 ソレノイド
3 エアコントロールバルブ
6 触媒コンバータ
7 エアポンプ
8 水温センサ
9 シリンダ
13 吸気管
14 排気管
15 燃料噴射弁
61 触媒コンバータ
101 運転状態検出手段
102 制御手段
103 2次空気供給手段
104 触媒
105 温度推定手段
106 吸入空気量検出手段
107 燃料量検出手段
108 始動検出手段
109 始動時所定時間変更手段
110 遅延手段
111 タイマ手段

Claims (4)

  1. エンジンの排気系に配設された触媒と、
    該触媒の上流に2次空気を供給する2次空気供給手段と、
    排気空燃比に対応する運転パラメータから上記触媒の流入温度を推定するとともに、該流入温度が上記触媒の許容温度を超える領域である過昇温領域状態にあるか否かを検出する運転状態検出手段と、
    該運転状態検出手段の検出信号に基づき上記触媒が目標温度以下になるよう上記2次空気供給手段による2次空気量を制御する制御手段とをそなえ、
    上記制御手段が、上記運転状態検出手段における上記触媒の過昇温領域状態に入るまでは2次空気量を最大限に供給するとともに、上記触媒の過昇温領域状態への移行から遅延させて上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を開始させる遅延手段をそなえて構成されている
    ことを特徴とする、エンジンの2次空気制御装置。
  2. 上記遅延手段が、上記触媒の過昇温運転状態への移行時からの経過時間をカウントするタイマ手段をそなえ、
    該タイマ手段による検出信号が遅延所定値に達すると上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を開始させるように構成されていることを特徴とする、請求項1記載のエンジンの2次空気制御装置。
  3. 該タイマ手段による検出信号が2次エア連続オフ最大時間に達すると上記2次空気供給手段による2次空気量の制御を停止し2次エア全量供給を再開させるとともに上記タイマ手段のカウント値をリセットするように構成されていることを特徴とする、請求項2記載のエンジンの2次空気制御装置。
  4. 上記制御手段による制御がデューティー制御であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載のエンジンの2次空気制御装置。
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