JP4282855B2 - 固形廃棄物の洗浄装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水流路からスクリーンで除去された篩渣等の固形廃棄物を洗浄する固形廃棄物の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
下水流路からスクリーンで除去された篩渣等の固形廃棄物は、処分場へ搬出する前に、付着した有機物や汚水を分離除去するため、図4に示すような洗浄装置1を用いて洗浄されている。
この洗浄装置1は、横軸線Xを中心として回転自在に支承された筒形のドラム2の後側(図上右側)に、内周面に排出ブレード3を備えた排出部4と、複数個の環状板5が互いに僅かの間隔を隔てて積層されたスクリーン部6とを連設したものである。ドラム2は前後がコニカルに縮径されており、内部には金属製のボール7が多数装入されている。
【0003】
固形廃棄物を洗浄する場合には、ドラム2を回転させて入口8から流入する固形廃棄物を攪拌水洗する。このときドラム2の回転によってボール7が持ち上げられて固形廃棄物の上に落下し、衝撃を与えて粗破砕を行うと共に付着物を効果的に分離させる。洗浄された固形廃棄物は、後方へ移動して排出部4の排出ブレード3によって掻上げられ、スクリーン部6で水切りされて排出口9から排出される。ボール7は、ドラム2の前後がコニカルになっているので、通常外部に排出されることはない。
【0004】
ところが、流入する固形廃棄物の量が均等でない場合や、固形廃棄物が洗浄し難いものである場合には、ドラム2内に滞留すべきボール7が固形廃棄物によって包み込まれ、固形廃棄物と共に出口9から排出されてしまうことがある。ボール7が排出されると洗浄効率が低下するので、ボール7を回収してドラム2内に再装入しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、固形廃棄物の洗浄装置における上記問題を解決するものであって、ボールが固形廃棄物によって包み込まれて出口から排出されるのを防止することのできる固形廃棄物の洗浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、横軸線を中心として回転自在に支承された筒形のドラムの後側に、内周面に排出ブレードを備えた排出部と、スクリーン部とが連設され、ドラムの内部には金属製のボールが装入される固形廃棄物の洗浄装置において、排出部に固形廃棄物を切断する切断具を設けることにより上記課題を解決している。
【0007】
本発明の固形廃棄物の洗浄装置では、洗浄された固形廃棄物が、後方へ移動し排出部で排出ブレードによって掻上げられるとき、切断具によって切断される。固形廃棄物が切断されると包み込みが解かれるので、ボールはドラム内に戻り排出が防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施の一形態である固形廃棄物の洗浄装置の側面図、図2は排出部の正面図、図3は切断具の取付状態の説明図である。
洗浄装置1は、前後がコニカルに縮径された筒形のドラム2の後側に、内周面に排出ブレード3を備えた排出部4と、複数個の環状板5が互いに僅かの間隔を隔てて積層されたスクリーン部6とを連設したものである。ドラム2の外周上にはタイヤ10が設けられ、このタイヤ10は架台11上に設置された駆動部12のローラ13によって支承されており、ドラム2は横軸線Xを中心として回転自在になっている。このドラム2の内部には金属製のボール7が多数装入されている。
【0009】
排出部4には複数の切断具14が設けられている。切断具14は、図2及び図3に示すように、山型で上端の角に丸みをつけたフィン状片であり、排出ブレード3の前部に取付ボルト15で取付けられている。この切断具14は、篩渣等の固形廃棄物が絡みつき難く且つ固形廃棄物を切断し易いものであれば、他の形状のものでもよく、取付個数も処理対象に合わせて増減することができる。
【0010】
固形廃棄物を洗浄する場合には、ドラム2を回転させて入口8から流入する固形廃棄物を攪拌水洗する。このときドラム2の回転によってボール7が持ち上げられて固形廃棄物の上に落下し、衝撃を与えて粗破砕を行うと共に付着物を効果的に分離させる。洗浄された固形廃棄物は、後方へ移動して排出部4の排出ブレード3によって掻上げられ、スクリーン部6で水切りされて排出口8から排出される。
【0011】
固形廃棄物は、その性状や量によっては、ボール7を包み込んで後方へ移動することがあるが、このような場合には、ボール7を包み込んでいる固形廃棄物は、排出ブレード3によって掻上げられるとき切断具14によって切断される。従って、固形廃棄物による包み込みが解かれるので、ボール7はドラム2内に戻り、排出が防止される。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の固形廃棄物の洗浄装置によれば、ボールが固形廃棄物によって包み込まれて出口から排出されるのを防止することができるので、洗浄効率が低下せず、ボールの回収、再装入等の手間も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である固形廃棄物の洗浄装置の側面図である。
【図2】排出部の正面図である。
【図3】切断具の取付状態の説明図である。
【図4】従来の固形廃棄物の洗浄装置の側面図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置
2 ドラム
3 排出ブレード
4 排出部
5 環状板
6 スクリーン部
7 ボール
8 入口
9 出口
10 タイヤ
11 架台
12 駆動部
13 ローラ
14 切断具
15 取付ボルト
Claims (1)
- 横軸線を中心として回転自在に支承された筒形のドラムの後側に、内周面に排出ブレードを備えた排出部と、スクリーン部とが連設され、ドラムの内部には金属製のボールが装入される固形廃棄物の洗浄装置であって、排出部に固形廃棄物を切断する切断具を設けたことを特徴とする固形廃棄物の洗浄装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP35059199A JP4282855B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 固形廃棄物の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35059199A JP4282855B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 固形廃棄物の洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001162235A JP2001162235A (ja) | 2001-06-19 |
JP4282855B2 true JP4282855B2 (ja) | 2009-06-24 |
Family
ID=18411529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35059199A Expired - Fee Related JP4282855B2 (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 固形廃棄物の洗浄装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP4282855B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1999
- 1999-12-09 JP JP35059199A patent/JP4282855B2/ja not_active Expired - Fee Related
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