JP4282710B2 - 出力回路、及びそれを用いたデータドライバならびに表示装置 - Google Patents

出力回路、及びそれを用いたデータドライバならびに表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、出力回路、及びそれを用いたデータドライバならびに表示装置に関する。
近時、表示装置は、薄型、軽量、低消費電力を特徴とする液晶表示装置(LCD)が幅広く普及し、携帯電話機(モバイルフォン、セルラフォン)やPDA(パーソナルデジタルアシスタント)、ノートPC等のモバイル機器の表示部に多く利用されてきた。しかし最近では液晶表示装置の大画面化や動画対応の技術も高まり、モバイル用途だけでなく据置型の大画面表示装置や大画面液晶テレビも実現可能になってきている。これらの液晶表示装置としては、高精細表示が可能なアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置が利用されている。
はじめに、図25を参照して、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の典型的な構成について概説しておく。なお、図25には、液晶表示部の1画素に接続される主要な構成が、等価回路によって模式的に示されている。
一般に、アクティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置の表示部960は、透明な画素電極964及び薄膜トランジスタ(TFT)963をマトリックス状に配置した半導体基板(例えばカラーSXGAパネルの場合、1280×3画素列×1024画素行)と、面全体に1つの透明な電極966を形成した対向基板と、これら2枚の基板を対向させて間に液晶を封入した構造からなる。
スイッチング機能を持つTFT963のオン・オフを走査信号により制御し、TFT963がオンとなるときに、映像信号に対応した階調電圧が画素電極964に印加され、各画素電極964と対向基板電極966との間の電位差により液晶の透過率が変化し、該電位差を液晶容量965で一定期間保持することで画像を表示するものである。
半導体基板上には、各画素電極964へ印加する複数のレベル電圧(階調電圧)を送るデータ線962と、走査信号を送る走査線961とが格子状に配線され(上記カラーSXGAパネルの場合、データ線は1280×3本、走査線は1024本)、走査線961及びデータ線962は、互いの交差部に生じる容量や対向基板電極との間に挟まれる液晶容量等により、大きな容量性負荷となっている。
なお、走査信号はゲートドライバ970より走査線961に供給され、また各画素電極964への階調電圧の供給はデータドライバ980よりデータ線962を介して行われる。
1画面分のデータの書き換えは、通常1フレーム期間(1/60・秒)で行われ、各走査線で1画素行毎(ライン毎)、順次、選択され、選択期間内に、各データ線より階調電圧が供給される。
なお、ゲートドライバ970は、少なくとも2値の走査信号を供給すればよいのに対し、データドライバ980は、データ線を階調数に応じた多値レベルの階調電圧で駆動することが必要とされる。このため、データドライバ980は、映像データを階調電圧信号に変換するデコーダと、その階調信号電圧をデータ線962に増幅出力する演算増幅器よりなるデジタル・アナログ変換回路(DAC)を備えている。
また、近時、液晶表示装置において、高画質化(多色化)が進み、少なくとも26万色(RGB各6ビット映像データ)、さらには1677万色(RGB各8ビット映像データ)、10億7400万色(RGB各10ビット映像データ)以上の需要が高まっている。
このため、多ビット映像データに対応した階調電圧を出力するデータドライバは、極めて高精度な電圧出力が要求されるばかりか、映像データを処理する回路部の素子数が増加し、データドライバLSIのチップ面積が増加し、コスト高を招く要因となってきている。この問題について、以下に詳しく説明する。
図26は、図25のデータドライバ980の構成を示した図であり、データドライバ980の要部をブロックにて示したものである。図26を参照すると、データドライバ980は、ラッチアドレスセレクタ981と、ラッチ982と、参照電圧発生回路(階調電圧発生回路)983と、デコーダ984と、増幅器(バッファ回路)985を含んで構成される。
ラッチアドレスセレクタ981は、クロック信号CLKに基づき、データラッチのタイミングを決定する。ラッチ982は、ラッチアドレスセレクタ981で決定されたタイミングに基づいて、映像デジタルデータをラッチし、STB信号(ストローブ信号)に応じて、一斉に、各デコーダ984にデータを出力する。参照電圧発生回路983は、映像データに対応した階調数の参照電圧(階調電圧)を生成する。デコーダ984は、入力されたデータに対応した参照電圧を1つ選択して出力する。増幅器985は、デコーダ984から出力された階調電圧を入力し、電流増幅して出力電圧Voutとして出力する。
例えば6ビット映像データが入力される場合、階調数は64であり、参照電圧発生回路983は、64レベルの参照電圧(階調電圧)を生成する。デコーダ984は、64レベルの階調電圧から1個の階調電圧を選択する回路構成とされる。
一方、8ビット映像データが入力される場合、階調数は256となり、参照電圧発生回路983は、256レベルの参照電圧(階調電圧)を生成し、デコーダ984は、256レベルの階調電圧から1個の階調電圧を選択する回路構成とされる。
一方、10ビット映像データが入力される場合、階調数は1024となり、参照電圧発生回路983は、1024レベルの参照電圧(階調電圧)を生成し、デコーダ984は、1024レベルの階調電圧から1個の階調電圧を選択する回路構成とされる。
このように、映像データが多ビット化すると、参照電圧発生回路983やデコーダ984の回路規模が増大する。例えば6ビットから8ビットに増加した場合、回路規模は、4倍以上、6ビットから10ビットに増加した場合、回路規模は16倍以上となる。
したがって、映像データの多ビット化によりデータドライバLSIのチップ面積が増加してコスト高となる。
これに対して、多ビット化してもデータドライバLSIチップ面積の増加を抑えるための技術として、例えば米国特許第6246351号明細書(特許文献1)の記載が参照される。
図27は、特許文献1に開示された技術を説明するための図である(特許文献1のFIG.2に対応する)。図27を参照すると、1組の抵抗ストリングR000〜R255及び抵抗両端の1組の電圧を選択するスイッチS000〜S255を含むストリングDAC部(デコーダ部)4001と、複数の同極性差動対を持つ差動増幅器及び2つの入力端子4002、4003に供給される電圧を、前記差動増幅器の非反転入力に選択的に入力するためのスイッチ4004とを含む内挿アンプ部4100より成る。
ストリングDAC部4001では、デジタルデータの上位Mビットにより制御されるスイッチS000〜S255によって、抵抗ストリングのR000〜R255のうちの1つの抵抗の両端の2つの電圧が選択され、内挿アンプ部4100の入力端子4002、4003に選択電圧が供給される。
ここで、スイッチにより選択される2つの電圧は、抵抗ストリングのR000〜R255のうちの1つの抵抗の両端の電圧に限られており、複数の抵抗を跨いだ両端の電圧が選択されることや、同じ電圧が選択されることはない。
内挿アンプ部4100では、デジタルデータの下位Nビットにより制御されるスイッチ4004によって、入力端子4002、4003に供給される電圧V1、V2を、非反転入力4111、4121、4131、4141に選択的に入力し、V1、V2の入力数比に応じて、V1、V2の間を任意の比に内分した電圧を出力することができる。なお、差動対4110の非反転入力4111は入力端子4002に接続されている。差動対4110、4120、4130、4140の反転入力4112、4122、4232、4142には出力端子Voutが帰還接続されている。
図27では、差動対(4110、4120、4130、4140)が4組設けられているため、LSB(Least Significant Bit)により、端子4002、4003の電圧V1、V2を、1:3、1:1、3:1に内分する電圧、及び、Vin2の4つの電圧を出力することができる。
従って、出力したい電圧レベルの数に対して、入力する電圧レベル数を、1/(差動対数)にまで削減することができる。このためストリングDAC部の電源線数及び面積を縮減することができる。
また、データドライバの省面積化に加えて出力電圧の高精度化をも実現する技術としては、例えば特開2001−343948公報(特許文献2)の図15の構成を挙げることができる。
図28は、上記文献の図15の構成に対応するデータドライバの出力部のアンプ回路の構成の一例である。図28を参照すると、アンプ85−1とスイッチ回路42を備えて構成される。アンプ85−1は、端子IN1、IN2に入力される電圧の1:1内分電圧を端子OUT出力可能なアンプであり、出力したい電圧レベル数に対して入力する電源線数を1/2にできるため、DAC部の面積を縮減することができる。また、アンプの各差動入力端と、端子IN1、IN2及び出力端OUTとの接続がスイッチ回路42で制御され、以下の4つの状態をとることができる。
(1)第1の状態:
Q12、Q13がそれぞれIN1、IN2に接続され、Q11、Q14がOUTに接続される。
(2)第2の状態:
Q12、Q13がそれぞれIN2、IN1に接続され、Q11、Q14がOUTに接続される。
(3)第3の状態:
Q11、Q14がそれぞれIN1、IN2に接続され、Q12、Q13がOUTに接続される。
(4)第4の状態:
Q11、Q14がそれぞれIN2、IN1に接続され、Q12、Q13がOUTに接続される。
そして、上記4状態が所定の周期で切り替えられることにより、アンプ85−1を構成するトランジスタのしきい値ばらつきに起因する出力オフセットが、時間平均化され、キャンセルされるとしている。
従って、図28の構成を用いることにより、DAC部の面積を縮減できるとともに、アンプ85−1の出力電圧精度も向上させることが可能となる。
ただし、図28の構成において、第3、第4の状態では、反転入力端に、2つの階調電圧が入力されるため、所望の電圧を正しく出力することができないものと推察される。
図28の場合、第1、第2の状態の切り替えに対しては、出力オフセットのキャンセルに一定の効果があると推察される。
米国特許第6246351号明細書(FIG.2) 特開2001−343948公報(第15図)
上記したように、図27に示した構成(特許文献1)によれば、差動対の数を増やすほど、ストリングDAC部の面積縮減効果を高くできるが、図28に示したような、状態切替による高精度化を実現することはできない。
このようにアンプの精度が落ちると、データドライバの各出力間の出力電圧にばらつきが生じ、その結果、液晶表示画面に表示ムラや縦筋などの不具合となって表れることになる。
一方、図28に示した構成(特許文献2)によれば、4つの接続状態を切り替えることにより、高精度な出力電圧を得られる。しかしながら、この接続切替は、図28のアンプ85−1に示すような、差動対が2つのアンプにしか適用できず、図27のように、任意の数の差動対をもつアンプに対しては適用することができない。
つまり、図28に示した構成(特許文献2)によれば、高精度化を実現することはできるが、図27に示した構成ほどには、DAC部の省面積化を実現することはできない。
従って、データドライバに、図28の出力回路を用いた場合、データドライバの各出力間の出力電圧間のばらつきを抑え、液晶表示画面の画質を向上できるが、図27の出力回路を用いたデータドライバを構成した場合と比べて、高コストとなるという問題がある。
これらの問題を解決する、つまり、データドライバの省面積化と高精度化を同時に実現する手法としては、
例えば図28における、第1の状態と第3の状態の切替、または、第2の状態と第4の状態の切替、すなわち、差動増幅器の反転入力側と非反転入力側を入れ替える、という2つの状態切替を、図27に適用することが考えられる。
この手法によれば、図27の内挿アンプ部4100における、反転入力側と非反転入力側の対応する、素子同士のミスマッチ(差動対4110、又は、負荷回路(カレントミラー)4150の反転入力側のトランジスタと非反転入力側のトランジスタのミスマッチ)に起因する誤差については、前記接続切替によりキャンセルすることができる。
しかし、差動対相互のミスマッチ(例えば差動対4110の反転入力側トランジスタと、差動対4120の反転入力側トランジスタのミスマッチや、電流源同士のミスマッチ)については、キャンセルすることができない。
上述したように、データドライバの面積縮減効果を上げるためには、内挿アンプ部4100の差動対数を増やすことが有効である。
しかしながら、差動対の数が増えるほど、差動対相互のミスマッチが出力電圧精度により大きく影響するため、この増幅器を多出力化した場合に、反転入力と非反転入力の切替のみでは増幅器相互の出力電圧ばらつきが十分小さくならない可能性がある。
さらに他の手法としては、図27において、とり得る全ての状態を切り替えるという手法を適用することも考えられる。
この手法は、入力・出力の全ての組み合わせに対応した接続状態を切り替えるため、原理的には、非反転入力側と反転入力側のミスマッチと、差動対相互のミスマッチとを、全てキャンセルすることができる。
しかし、図27において、内挿アンプ部4100が差動対をN個備えている場合、取りうる状態を全て数え上げると、組み合わせは、N!×2通りにも達する。
例えば差動対が2つの場合、図28のように、全部で4通りであるが、
差動対が3つになると、全部で3!×2=12通り、
差動対が4つになると、全部で4!×2=48通り、
差動対が5個になると、全部で5!×2=240通り、
といった具合に、
差動対が増えると、その組み合わせの数は、急激に増えることになる。
全てのミスマッチをキャンセルするために、何十何百通りの接続方法を切り替えるということは、この増幅器を、表示装置に用いた場合、素子ミスマッチによる出力電圧誤差をキャンセルするのに必要な時間は、極めて長くなる。
このため、この接続切替手法では、各接続状態における出力電圧の誤差が、人間の目にフリッカとして、認識される可能性がある。結局、液晶表示装置の画質が低下することになる。
また、何十何百の接続切替を実現するために、図27の増幅器に対して、さらに、多数のスイッチを設ける必要があるため、スイッチの占める面積が大きくなり、省面積効果が低くなる、という問題もある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、3つ以上の差動対をもつ増幅器に対して、反転入力側と非反転入力側のミスマッチと差動対相互のミスマッチを、少ない接続状態の切替をもってキャンセル可能とし、省面積、出力間相互の電圧ばらつきを縮減可能とする出力回路を提供することにある。
また、本発明が解決しようとする他の課題は、上記出力回路を用いることにより、省面積で低コストかつ高精度なデータドライバを提供することにある。さらに、本発明の別の課題は、データドライバを含む表示装置において、低コスト化、狭額縁化、高画質化を実現する表示装置を提供することにある。
前記課題を解決する手段を提供する本発明の一つのアスペクトに係る出力回路は、第1及び第2の電圧を入力し、第1乃至第3の中間端子のそれぞれに、前記第1及び第2の電圧を重複を含めて選択して出力し、接続切替信号に応じて、前記第1及び第2の電圧の前記第1乃至第3の中間端子への割り当ての仕方を切り替える接続切替器と、
前記第1乃至第3の中間端子に与えられた電圧を受け、所定の演算を施して得られる電圧を出力端子に出力する演算器と、を備えている。
本発明において、前記接続切替器は、前記接続切替信号により、第1の接続状態と第2の接続状態を切り替え、
前記第1の接続状態において、
前記第1、第2、第3の中間端子に、それぞれ、前記第1の電圧、前記第2の電圧、前記第2の電圧を出力し、
前記第2の接続状態において、
前記第1、第2、第3の中間端子に、それぞれ、前記第2の電圧、前記第2の電圧、前記第1の電圧を出力する。
前記演算器は、前記第1乃至第3の中間端子に与えられた電圧の平均電圧を、前記出力端子に出力する。
本発明において、前記接続切替器において、
前記第1の電圧が入力される第1の端子と前記第1の中間端子との間、及び、
前記第2の電圧が入力される第2の端子と前記第3の中間端子との間には、
前記接続切替信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
前記第1の端子と前記第3の中間端子との間、及び、
前記第2の端子と前記第1の中間端子との間には、
前記接続切替信号の相補信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
前記第2の端子は前記第2の中間端子に接続され、前記第2の中間端子には、前記接続切替信号の状態によらず、前記第2の電圧が出力される。
本発明に係る出力回路は、第1乃至第3の電圧を入力し、第1乃至第7の中間端子のそれぞれに、前記第1乃至第3の電圧を重複を含めて選択して出力し、接続切替信号に応じて、前記第1乃至第3の電圧の前記第1乃至第7の中間端子への割り当ての仕方を切り替える接続切替器と、
前記第1乃至第7の中間端子に与えられた電圧を受け、所定の演算を施して得られる電圧を出力端子に出力する演算器と、
を備えている。
本発明において、前記接続切替器は、前記接続切替信号により、第1の接続状態と第2の接続状態を切り替え、
前記第1の接続状態において、
前記第1中間端子に前記第1の電圧を出力し、前記第2及び第3の中間端子に前記第2の電圧を出力し、前記第4乃至第7の中間端子に前記第3の電圧を出力し、
前記第2の接続状態において、
前記第1乃至第4の中間端子に前記第3の電圧を出力し、前記第5及び第6の中間端子に前記第2の電圧を出力し、前記第7の中間端子に前記第1の電圧を出力する。
前記演算器は、前記第1乃至第7の中間端子に与えられた電圧の平均電圧を、前記出力端子に出力する。
本発明において、前記接続切替器において、
前記第1の電圧が入力される第1の端子と前記第1の中間端子との間、
前記第2の電圧が入力される第2の端子と前記第2及び第3の中間端子との間、
前記第3の電圧が入力される第2の端子と前記第5乃至第7の中間端子との間には、
前記接続切替信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
前記第1の端子と前記第7の中間端子との間、
前記第2の端子と前記第5及び第6の中間端子との間、
前記第3の端子と前記第1乃至第3の中間端子との間には、
前記接続切替信号の相補信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
前記第3の端子は前記第4の中間端子に接続され、前記第4の中間端子には、前記接続切替信号の状態によらず前記第3の電圧が出力される。
本発明において、前記演算器は、第1乃至第3の差動対と、
出力端子と、
前記第1乃至第3の差動対に電流をそれぞれ供給する第1乃至第3の電流源と、
前記第1乃至第3の差動対の出力対に共通に接続されている負荷回路と、
を含み、
前記第1乃至第3の差動対の各出力対の第1の出力が互いに共通に第1の接続ノードに接続され、
前記第1乃至第3の差動対の各出力対の第2の出力が互いに共通に第2の接続ノードに接続され、
前記出力回路の出力端子に、出力端が接続されている増幅段をさらに含み、
所定の制御信号に応じて、前記第1の接続ノード又は前記第2の接続ノードを、前記増幅段の入力端に接続する切替回路と、
を含む差動増幅器と、
前記制御信号により、
前記接続切替器の前記第1乃至第3の中間端子と、前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第1の入力とがそれぞれ接続され、且つ、前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第2の入力に接続される第1の接続構成と、
前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第1の入力に接続され、且つ、前記接続切替器の前記第1乃至第3の中間端子と、前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第2の入力とがそれぞれ接続される第2の接続構成と、
を切り替える正負切替器と、
を備えている。
本発明において、前記差動増幅器は、前記第1乃至第3の差動対を構成する素子のサイズが互いに等しく、前記第1乃至第3の電流源の電流値が互いに等しい構成とされる。
本発明において、前記演算器は、
第1乃至第7の差動対と、
出力端子と、
前記第1乃至第7の差動対に電流をそれぞれ供給する第1乃至第7の電流源と、
前記第1乃至第7の差動対の出力対に共通に接続されている負荷回路と、
を含み、
前記第1乃至第7の差動対の各出力対の第1の出力が互いに共通に第1の接続ノードに接続され、
前記第1乃至第7の差動対の各出力対の第2の出力が互いに共通に第2の接続ノードに接続され、
前記出力端子に出力端が接続されている増幅段をさらに含み、
所定の制御信号により、前記第1の接続ノード又は前記第2の接続ノードを、前記増幅段の入力端に接続する切替回路と、
を含む差動増幅器と、
前記制御信号により、
前記接続切替器の前記第1乃至第7の中間端子と、前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第1の入力とがそれぞれ接続され、且つ、前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第2の入力に接続される第1の接続構成と、
前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第1の入力に接続され、且つ、前記接続切替器の前記第1乃至第7の中間端子と、前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第2の入力とがそれぞれ接続される第2の接続構成と、
を切り替える正負切替器と、を備えている。
本発明において、前記差動増幅器は、前記第1乃至第7の差動対を構成する素子のサイズが互いに等しく、且つ、前記第1乃至第7の電流源の電流値が互いに等しい構成とされる。
本発明において、前記接続切替器を制御する前記接続切替信号と、前記切替器を制御する前記制御信号は、同一の信号である。
本発明において、前記接続切替器は、制御する前記接続切替信号が同一であり、入力される前記入力電圧が互いに同一である複数のスイッチを、1つを除いて省略した構成とされる。
本発明において、前記接続切替器は、前記接続切替信号により、所定の時間間隔で前記第1の接続状態と前記第2の接続状態を切り替え、前記第1の接続状態における前記演算器の出力電圧と、前記第2の接続状態における前記演算器の出力電圧と、を時間的に平均した電圧を出力する。
本発明に係る出力回路は、第1乃至第Mの電圧(V1、V2、・・・VM)が入力される第1乃至第Mの端子と、第1乃至第(2−1)の中間端子を備え、第1乃至第(2−1)の中間端子のうち、1個の中間端子にV1、2個の中間端子にV2、4個の中間端子にV3、・・・、2(i−1)個の中間端子にVi(但し1≦i≦M)、・・・、2M−1個の中間端子にVMを出力し、前記第1乃至第Mの電圧の第1乃至第(2−1)の中間端子への割り当ての仕方を切り替える接続切替器と、
第1乃至第(2−1)の中間端子に与えられた電圧の平均電圧を出力端子に出力する演算器と、を備えている。
本発明において、前記演算器は、第1乃至第(2−1)の差動対と、出力端子と、
前記第1乃至第(2−1)の差動対に電流をそれぞれ供給する第1乃至第(2−1)の電流源と、前記第1乃至第(2−1)の差動対の出力対に共通に接続されている負荷回路と、を含み、前記第1乃至第(2−1)の差動対の各出力対の第1の出力が互いに共通に第1の接続ノードに接続され、前記第1乃至第(2−1)の差動対の各出力対の第2の出力が互いに共通に第2の接続ノードに接続され、前記出力端子に出力端が接続されている増幅段と、所定の制御信号により、前記第1の接続ノード又は前記第2の接続ノードを、前記増幅段の入力端に接続する切替回路と、を含む差動増幅器と、
前記制御信号により、前記接続切替器の前記第1乃至第(2−1)の中間端子と、前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第1の入力とがそれぞれ接続され、且つ、前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第2の入力に接続される第1の接続構成と、
前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第1の入力に接続され、且つ、前記接続切替器の前記第1乃至第(2−1)の中間端子と、前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第2の入力とがそれぞれ接続される第2の接続構成と、
を切り替える正負切替器と、を備えている。
本発明において、前記接続切替器は、前記接続切替信号により、第1の接続状態と第2の接続状態を切り替え、
前記第1の接続状態において、
第1乃至第(2−1)の中間端子のうち、
(M−1) 個の中間端子にVMを割り当て、残りの中間端子のうち、
1個の中間端子にV1、
2個の中間端子にV2、
4個の中間端子にV3、・・・、
(M−2)個の中間端子にV(M−1)
を割り当て、
前記第2の接続状態では、第1の接続状態においてVMが割り当てられていた2 (M−1) 個の中間端子のうち、
1個の中間端子はVMのままで、残りの2(M−1)−1個のうち、
1個の中間端子にV1、
2個の中間端子にV2、
4個の中間端子にV3、・・・、
(M−2)個の中間端子にV(M−1)
を割り当て、
前記第1の接続状態においてV1〜V(M−1)が割り当てられていた2(M−1)−1個の中間端子には、全てVMを割り当てる。
本発明に係るデータドライバは、入力されたデジタルデータ信号に基づきデータ線を駆動するデータドライバにおいて、前記出力回路を備えている。
本発明に係るデータドライバにおいて、前記複数のデータ線を駆動する複数の出力回路と、複数の前記出力回路のそれぞれの前記接続切替器を制御する接続切替信号とを備え、
複数の前記出力回路が2つのグループに分けられ、
前記接続切替信号は、一のグループの前記出力回路を前記第1の接続状態に制御するとき、他のグループの前記出力回路を前記第2の接続状態に制御し、
前記一のグループの前記出力回路を前記第2の接続状態に制御するとき、前記他のグループの前記出力回路を前記第1の接続状態に制御する。
本発明に係る表示装置は、前記出力回路を含むデータドライバと、表示パネルと、を備え、前記データドライバの出力信号に基づき、前記表示パネルのデータ線を駆動する。
本発明に係る表示装置は、一の方向に互いに平行に延在された複数本のデータ線と、
前記一の方向に直交する方向に互いに平行に延在された複数本の走査線と、前記複数本のデータ線と前記複数本の走査線の交差部にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、を備え、前記複数の画素電極のそれぞれに対応して、ドレイン及びソースの一方の入力が対応する前記画素電極に接続され、前記ドレイン及びソースの他方の入力が対応する前記データ線に接続され、ゲートが対応する前記走査線に接続されている、複数のトランジスタを有し、前記複数の走査線に対して走査信号をそれぞれ供給するゲートドライバと、
前記複数のデータ線に対して入力データに対応した階調信号をそれぞれ供給する、前記したデータドライバと、を備えている。
本発明によれば、3つ以上の差動対をもつ増幅器に対して、反転入力側と非反転入力側のミスマッチと差動対相互のミスマッチを、少ない接続状態の切替をもってキャンセルすることにより、省面積とし、出力間相互の電圧ばらつきを小さくすることを可能としている。
さらに、本発明によれば、上記出力回路を用いることにより、省面積で低コストのデータドライバを可能にし、また、データドライバを含む表示装置の低コスト化、狭額縁化、高画質化も可能にする、という効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態の構成を示す図である。図1を参照すると、接続切替器11は、端子Tin1、Tin2から第1、第2の電圧V1、V2をそれぞれ入力し、接続切替信号に応じて、V1、V2が入力される端子Tin1、Tin2と、中間端子T1、T2、T3との接続状態を切り替え、中間端子T1、T2、T3のそれぞれにV1、V2を重複を含めて選択して端子Toutに出力する。
演算器12は、中間端子T1、T2、T3に与えられた電圧V(T1)、V(T2)、V(T3)の平均電圧を、出力端子Toutに出力する。
そして、接続切替信号を、所定の時間で切り替えることにより、各接続状態において、演算器12により出力される電圧が時間的に平均化される。
接続切替器11は、中間端子T1、T2、T3に割り当てられるV1、V2の個数の比を、1:2に保ったままで、割り当てる中間端子の位置のみを切り替えるようにすることもできる。
この場合、理想的には、どの接続状態においても、同じ電圧が出力されるが、実際には、トランジスタの製造ばらつきにより、演算器12の出力電圧は、期待値からは若干ずれる。
しかし、所定の時間で演算器12の入力状態を切り替える動作を行うことにより、誤差が時間的に平均化され、演算器12の素子ばらつきに起因する誤差を、実効的に、低減することができる。
以下の実施例では特に、入力電圧が2つ又は3つである場合について、構成と動作、ならびに誤差低減作用について詳細に説明する。
本発明の第1の実施例について、図1を参照して説明する。接続切替器11においては、端子Tin1、Tin2から第1、第2の電圧V1、V2が入力され、接続切替信号に応じて、V1、V2が入力される端子Tin1、Tin2と、中間端子T1、T2、T3の接続状態を切り替え、中間端子T1、T2、T3のそれぞれに、2つの電圧V1、V2を重複を含めて、選択し出力する。
接続切替器11においては、接続切替信号により、第1の接続状態と、第2の接続状態とを切り替える。
第1の接続状態において、中間端子T1にV1を、中間端子T2とT3にV2を出力する。(T1、T2、T3)=(V1、V2、V2)
第2の接続状態において、中間端子T3にV1を、中間端子T2、T1にV2を出力する。(T1、T2、T3)=(V2、V2、V1)
演算器12は、中間端子T1、T2、T3に与えられた電圧V(T1)、V(T2)、V(T3)の平均電圧を、出力端子Toutに出力する。
接続切替器11により、V(T1)、V(T2)、V(T3)のうち1つがV1、2つがV2となるので、結局、出力端子Toutに出力される出力電圧Voutは、次式(1)で与えられる。
Figure 0004282710
すなわちV1、V2を、1:2重み付け平均した電圧が出力される。
さらに、この接続切替器及び演算器を用いてDAC(デジタルアナログコンバータ)を構成することができる。
図2は、本実施例における、6Bit−DACの構成を示す図である。選択回路13は、6ビットデータにより、8つの参照電圧から、重複を含めて2つの電圧を選択して、Tin1、Tin2に割り当てる。図2において、接続切替器11、演算器12は、図1の構成と同様とされるため、説明は省略する。
8つの参照電圧を、6ビット=64レベルの均等間隔の電圧のうち、1番目、4番目、
13番目、16番目、49番目、52番目、61番目、64(これらをそれぞれVG00,VG03,VG12,VG15、VG48、VG51,VG60,VG63と表記する)とし、選択回路13は、図3に従って、Tin1、Tin2に入力される電圧V1、V2を選択する。すなわち、6ビットデータ(D5,D4,D3,D2,D1,D0)=(0,0,0,0,0,0)に対応する0階調から、(D5,D4,D3,D2,D1,D0)=(1,1,1,1,1,1)に対応する63階調までの、64レベルの線形出力電圧を得ることができる。図4は、64の階調と出力電圧の特性を示す図である。
この場合の選択回路13は、一例として、図5のような構成が用いられる。Tin1から2分岐を3段重ねて8分岐し、分岐の各段にスイッチを備え、VG00、VG03、VG12、VG15、VG15、VG48、VG51、VG60、VG63のいずれかが選択される。分岐の各段では、それぞれ、相補の信号D0BとD0、D2BとD2、D4BとD4のうち、highの信号に接続するスイッチがオンする。また、Tin2から2分岐を3段重ねて、VG00、VG03、VG12、VG15、VG48、VG51、VG60、VG63のいずれかが選択される。分岐の各段では、それぞれ、相補の信号D1BとD1、D3BとD3、D5BとD5のうちhighの信号に接続するスイッチがオンされる。例えば(D0、D1、D2、D3、D4、D5)=(0、0、0、0、0、0)で、Tin1、Tin2には、VG00が重複して選択され、(D0、D1、D2、D3、D4、D5)=(1、0、0、0、0、0)で、Tin1、Tin2には、VG03、VG00が選択される。
かかる構成の選択回路13、及び演算器12を用いることにより、8つの参照電圧から8=64個の電圧を、演算器の出力端子Toutに出力することができる。
図6は、演算器12の構成の一例を示す図である。図6を参照すると、この演算器12は、第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3と、出力端子Toutと、
第1、第2、第3の差動対に電流をそれぞれ供給する第1、第2、第3の電流源CS1、CS2、CS3と、第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3の出力対に共通に接続されている負荷回路L1と、を含む。
第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3の各出力対の第1の出力(トランジスタM1P、M2P、M3Pのドレイン)が互いに共通に第1の接続ノードN1に接続され、第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3の各出力対の第2の出力(トランジスタM1M、M2M、M3Mのドレイン)が互いに共通に第2の接続ノードN2に接続されている。
第1の接続ノードN1は、負荷回路L1を構成するPチャネルトランジスタPM1のドレインに接続され、第2の接続ノードN2は、負荷回路L1を構成するPチャネルトランジスタPM2のドレインに接続されている。PチャネルトランジスタPM1とPM2のゲートは接続され、ソースは電源に接続されている。PチャネルトランジスタPM1のドレインとゲート間にはスイッチ122Mが接続され、PチャネルトランジスタPM2のドレインとゲート間にはスイッチ122Pが接続されており、スイッチ122Pは制御信号Sがhighレベルのときオンし、スイッチ122Mは制御信号Sがlowレベルのときオンする。
制御信号S、SBにより、第1の接続ノードN1を増幅段A1の入力端に接続するか、第2の接続ノードN2を増幅段A1の入力端に接続するかを切り替える切替回路123P、123Mを備えている。
正負切替器(+−切替器)121は、差動対の非反転入力(+)と反転入力(−)の入れ替えを行うものであり、中間端子T1、T2、T3の信号と、増幅段A1の出力を入力し、T1P、T2P、T3P、T1M、T2M、T3Mとの接続を切替るスイッチ群を備えている。T1P、T2P、T3Pは、第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3の第1入力(トランジスタM1P、M2P、M3Pのゲート)にそれぞれ接続され、T1M、T2M、T3Mは、第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3の第2入力(トランジスタM1M、M2M、M3Mのゲート)にそれぞれ接続されている。
制御信号Sがhighのとき、スイッチ1211がオンし、スイッチ1212はオフし、中間端子T1、T2、T3はT1P、T2P、T3Pに接続され、増幅段A1の出力端子Toutは、T1M、T2M、T3Mに接続される。
中間端子T1、T2、T3は、第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3の第1入力(M1P、M2P、M3Pのゲート)にそれぞれ接続され、出力端子Toutは、第2入力(M1M、M2M、M3Mのゲート)に接続される。
制御信号Sがlowのとき、スイッチ1212がオンし、スイッチ1211はオフし、中間端子T1、T2、T3はT1M、T2M、T3Mに接続され、増幅段A1の出力端子Toutは、T1P、T2P、T3Pに接続される。中間端子T1、T2、T3は第1、第2、第3の差動対Dif1、Dif2、Dif3の第2入力(M1M、M2M、M3Mのゲート)にそれぞれ接続され、出力端子Toutは第1入力(M1P、M2P、M3Pのゲート)に接続される。
差動対Dif1、Dif2、Dif3を構成するトランジスタM1P〜M3P及びM1M〜M3Mのサイズを互いに等しく、且つ、電流源CS1〜CS3の電流値を互いに等しく設定し、さらにT1〜T3に入力される電圧が互いに近い(〜0.2V程度)場合、出力電圧は、式(1)で表される値となる。
また、正負切替器121、及び、スイッチ122P、122M、123P、123Mにより、差動増幅回路の非反転入力(+)と反転入力(−)を入れ替えることができる。
すなわち、正負切替器121のスイッチ群1211をオン、スイッチ群1212をオフとし、スイッチ122P、123Pをオン、スイッチ122M、123Mをオフとすると、差動対Dif1〜Dif3のトランジスタM1P、M2P、M3Pのゲートが非反転入力(+)となり、差動対Dif1〜Dif3のトランジスタM1M、M2M、M3Mのゲートが反転入力(−)となる。
逆に、正負切替器121のスイッチ1212群をオン、スイッチ群1211をオフとし、スイッチ122M、123Mをオン、スイッチ122P、123Pをオフとすると、差動対Dif1〜Dif3のトランジスタM1M、M2M、M3Mのゲートが非反転入力(+)となり、トランジスタM1P、M2P、M3Pのゲートが反転入力(−)となる。
演算器12が理想的な演算器であれば、接続状態にかかわらず、式(1)に示した電圧がToutに出力される。
ところが、実際には、演算器12内部のトランジスタ相互の製造ばらつき(ミスマッチ)に起因する演算誤差やオフセットが発生する場合が多い。特に、図2に示したようなDACに、演算器12を用いる場合、ばらつきが大きいと階調反転や階調飛びが発生する可能性もある。
そこで、本発明による効果を示すために、図6の演算器12の差動対Dif1〜Dif3、電流源CS1〜CS3と、負荷回路L1のトランジスタサイズをランダムにばらつかせ、本発明を適用して、第1の接続状態と、第2の接続状態とを、時間的に切り替えて出力するという条件の下で、オフセット電圧の時間平均がとりうる最大値・最小値を図7に示し、隣接階調間電圧(DNL;Differential Non-Linearity)の時間平均がとりうる最大値・最小値を、図8に示した。
ここで、DNLとは、DACの線形性を表す値であり、0に近いほど線形性が良く(理想的な直線に近い)、DNLが1を超えると隣接階調で階調飛びが、−1以下になると隣接階調で階調反転が発生することを示す。
また、本発明の効果を示すための比較対象として、差動対間の入れ替えを行わず、差動対の非反転入力(+)と反転入力(−)のみを、切り替えた場合の時間平均もあわせて図7、図8に示した。
図7、図8を見ると、切替を行わない状態(接続状態1)(A)と比べて、オフセット電圧及びDNLが改善され、DNLについては特に、31−32階調間が大きく改善されていることがわかる。
比較例では、差動対の+−入力切替によりオフセット電圧は改善されているが(図7(C)参照)、DNLについては、全く改善されないことがわかる(図8(C)参照)。
このことから、本発明を適用することで、オフセット電圧に加えてDNLも改善できることが示された。
次に、本実施例の接続切替器11の構成について説明する。
接続切替器11は、
第1の接続状態において、中間端子T1〜T3のうち、T1にV1を、T2、T3にV2を出力し、
第2の接続状態において、中間端子T1〜T3のうち、T3にV1を、T2、T1にV2を出力する。
従って、より具体的には、V1が入力される端子Tin1と中間端子T1との間、及び、V2が入力される端子Tin2と中間端子T3との間は、接続切替信号(CP)により制御されるスイッチによって接続される。
V1が入力される端子Tin1と中間端子T3との間、及び、V2が入力される端子Tin2と中間端子T1との間は、接続切替信号の相補信号(CPB)により制御されるスイッチによって接続される。
中間端子T2は、接続切替信号の状態にかかわらず、V2が出力される構成であればよい。かかる仕様に対応する構成は、例えば図9のようになる。Tin1とT1間にスイッチSW11、Tin1とT3間にスイッチSW13、Tin2とT1間にスイッチSW21、Tin2とT3間にスイッチSW23を備え、Tin2はT2と直結されている。スイッチSW11、SW23はスイッチ群1101を構成し、接続切替信号CPでオン・オフ制御され、スイッチSW21、SW13はスイッチ群1102を構成し、接続切替信号CPB(CPの相補信号)でオン・オフ制御される。
図9において、第1の接続状態ではスイッチ群1101がオン、スイッチ群1102がオフとなることにより、中間端子T1にV1が、中間端子T2、T3にV2が出力される。第2の接続状態では、スイッチ群1102がオン、スイッチ群1101がオフとなることにより、中間端子T3にV1が、中間端子T2、T1にV2が出力される。V2と中間端子T2との間はショートされているが、接続状態にかかわらず、中間端子T2にV2が出力される構成であればよい。
図9において、スイッチ1101、1102は、MOSトランジスタにより構成することができる。すなわち、ソースまたはドレインの一方をV1(またはV2)が入力される端子(Tin1またはTin2)、他方を中間端子(T1またはT2)に接続し、ゲートに接続切替信号(CP)またはその相補信号(CPB)を入力すればよい。スイッチをNチャネルトランジスタとする場合は、接続切替信号(CP)がhighレベルの場合にオン、lowレベルの場合にオフとなるので、第1接続状態では接続切替信号(CP)をhighとし、第1接続状態では接続切替信号(CP)をlowとすればよい。
スイッチをPチャネルトランジスタとする場合は、オン/オフ論理がNチャネルトランジスタと逆になるので、第1接続状態では、接続切替信号(CP)をlowとし、第1接続状態では、接続切替信号(CP)をhighとすればよい。また、スイッチは、NチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタを組み合わせたトランスファゲートにより構成してもよい。
また、正負切替器121を制御する信号と、接続切替器11を制御する信号を同一とすることもできる。この場合、正負切替器121と接続切替器11をまとめて1個の接続切替器とすることもできる。
図10は、本実施例において正負切替器121と接続切替器11とをまとめて1個の接続切替器11Bとした構成例である。
図10において、第1の接続状態ではスイッチ群1111がオン、スイッチ群1112がオフとなることにより、T1PにV1が、T2P、T3PにV2が出力され、T1M、T2M、T3Mに、Toutが出力される。第2の接続状態では、スイッチ群1112がオン、スイッチ群1111がオフとなることにより、T3MにV1が、T2M、T1MにV2が出力され、T1P、T2P、T3Pに、Toutが出力される。このように、正負切替器121と接続切替器をまとめて構成することで、合計スイッチ数を削減できる。
図11は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。接続切替器11は、第1、第2、第3の電圧(V1、V2、V3)が入力され、接続切替信号に応じて、V1、V2、V3が入力される端子と、中間端子T1〜T7の接続状態を切り替え、T1〜T7のそれぞれに、V1、V2、V3を重複を含めて選択し出力する。
あるいは、接続切替器11は、接続切替信号により第1の接続状態と、第2の接続状態とを切り替え、第1の接続状態において、T1〜T7のうち、
T1にV1を、
T2、T3にV2を、
T4、T5、T6、T7にV3を出力する。
第2の接続状態において、T1〜T7のうち、
T7にV1を、
T6、T5にV2を、
T4、T3、T2、T1にV3を出力する。
演算器12は、T1〜T7に入力される7個の電圧V(T1)〜V(T7)の平均電圧を出力端子Toutに出力する。
接続切替器11により、V(T1)〜V(T3)のうち1個がV1、2個がV2、4個がV3となるので、結局、出力電圧Voutは、
Figure 0004282710
となる。
すなわちV1、V2、V3を1:2:4に重み付け平均した電圧が出力される。
さらに、この接続切替器11及び演算器12を用いてDAC(デジタルアナログコンバータ)を構成することができる。
図12は、本実施例における6Bit−DACの構成の概念を示す図である。選択回路13は、6ビットデータにより、4つの参照電圧から、重複を含めて3つの電圧を選択して、Tin1〜Tin3に割り当てる機能を持っている。
4つの参照電圧を、6ビット=64レベルの均等間隔の電圧のうち1番目、8番目、57番目、64番目(これらをそれぞれVG00,VG07,VG56,VG63と表記する)とし、選択回路13は、図13に示す表に従って、Tin1〜Tin3に入力される電圧V1〜V3を選択すると、6ビットデータ(D5,D4,D3,D2,D1,D0)=(0,0,0,0,0,0)に対応する0階調から、(D5,D4,D3,D2,D1,D0)=(1,1,1,1,1,1)に対応する63階調までの、64レベルの線形出力電圧を得ることができる(図14)。図13には、階調0から63までの各々のビットデータと選択回路の出力V1、V2、V3が一覧で示されている。
選択回路13は、一例として図15のような構成とされる。VG00、VG07、VG56、VG63のうちの1つが、D0、D3とその相補信号により、オンとされたスイッチを介してTin1に出力される。VG00、VG07、VG56、VG63のうちの1つが、D1、D4とその相補信号により、Tin2に、D2、D5とその相補信号により、Tin3に出力される。選択回路13及び演算器12を用いることにより、4つの参照電圧から、4=64個の電圧を、演算器の出力端子Toutに出力することができる(図14参照)。
図16は、本実施例の演算器12の構成を示す図である。図16を参照すると、
第1〜第7の差動対Dif1〜Dif7と、
出力端子Toutと、
第1〜第7の差動対Dif1〜Dif7に電流を供給する第1〜第7の電流源CS1〜CS7と、
第1〜第7の差動対Dif1〜Dif7の出力対に共通に接続されている負荷回路L1と、を含む。
前第1〜第7の差動対Dif1〜Dif7の各出力対の第1の出力が互いに共通に第1の接続ノードN1に接続され、第1〜第7の差動対Dif1〜Dif7の第2の出力対が互いに共通に第2の接続ノードN2に接続されている。
第1の接続ノードN1は、負荷回路L1を構成するPチャネルトランジスタPM1のドレインに接続され、第2の接続ノードN2は、負荷回路L1を構成するPチャネルトランジスタPM2のドレインに接続されている。PチャネルトランジスタPM1とPM2のゲートは接続され、ソースは電源に接続されている。PチャネルトランジスタPM1のドレインとゲート間にはスイッチ122Mが接続され、PチャネルトランジスタPM2のドレインとゲート間にはスイッチ122Pが接続されており、スイッチ122Pは制御信号Sがhighレベルのときオンし、スイッチ122Mは制御信号Sがlowレベルのときオンする。
制御信号S、SBにより、第1の接続ノードN1を増幅段A1の入力端に接続するか、第2の接続ノードN2を増幅段A1の入力端に接続するかを切り替える切替回路123P、123Mを備えている。
正負切替器121は、制御信号Sとその相補信号SBにより、
それぞれ、接続切替器11の中間端子T1〜T7と、第1〜第7の差動対の第1の入力(トランジスタM1P、M2P、・・・M7Pのゲート)を接続し、且つ、差動増幅器の出力端子Toutと、第1〜第7の差動対の第2の入力(トランジスタM1M、M2M、・・・M7Mのゲート)を接続するか、又は、
差動増幅器の出力端子Toutと、第1〜第7の差動対の第1の入力(トランジスタM1P、M2P、・・・M7Pのゲート)を接続し、且つ、接続切替器11の中間端子T1〜T7と、第1〜第7の差動対の第2の入力(トランジスタM1M、M2M、・・・M7Mのゲート)を接続するか、
を切り替える。
図16の構成は、図6に示した演算器12において、差動対を3個から7個に増やした構成になっている。
この演算器12(差動増幅器)は、差動対Dif1〜Dif7を構成するトランジスタM1P〜M7P及びM1M〜M7Mのサイズを互いに等しく、且つ、電流源CS1〜CS7の電流値を互いに等しく設定し、さらにT1〜T7に入力される電圧が互いに近い(〜0.2V程度)場合、出力電圧は式(2)で表される値となる。
また、図16の構成は、図6の演算器12と同様に、正負切替器121及びスイッチ122P、122M、123P、123Mにより、差動対の非反転入力(+)と反転入力(−)を入れ替えることができる。差動対の非反転入力(+)と反転入力(−)の入れ替え動作については、図6と同様であるため、省略する。
さて、前記第1の実施例で説明したように、演算器12内部のトランジスタ相互の製造ばらつき(ミスマッチ)が原因で演算誤差やオフセットが発生する場合が多い。
そこで、本発明による効果を示すために、図16の演算器12の差動対Dif1〜Dif7、電流源CS1〜CS7、負荷回路L1のトランジスタサイズをランダムにばらつかせ、本発明を適用して第1の接続状態と第2の接続状態を時間的に切り替えて出力した場合の、オフセット電圧の時間平均がとりうる最大値・最小値を、図17に例示し、隣接階調間電圧(DNL)の時間平均がとり得る最大値・最小値の時間平均を、図18に示した。
また、本発明の効果を示すための比較対象として、差動対間の入れ替えを行わず、差動対の非反転入力(+)と反転入力(−)のみを切り替えた場合の時間平均もあわせて、図17(C)、図18(C)に示した。
図17、図18を見ると、切替を行わない状態(接続状態1)(A)と比べて、オフセット電圧及びDNLが改善され、DNLについては、特に、31−32階調間が大きく改善されていることがわかる。
図17(C)、図18(C)の比較例では、差動対の、非反転入力(+)と反転入力(−)の入力切替により、オフセット電圧は改善されているが、DNLについては、全く改善されないことがわかる。
このことから、本発明を適用することで、オフセット電圧に加えてDNLも改善できることが示された。
次に本実施例の接続切替器11の具体的な構成について説明する。
本実施例における接続切替器11は、
第1の接続状態において、中間端子T1〜T7のうち、
T1にV1を、
T2、T3にV2を、
T4、T5、T6、T7にV3を
出力し、
第2の接続状態において、中間端子T1〜T7のうち、
T7にV1を、
T6、T5にV2を、
T4、T3、T2、T1にV3を
出力する。
従って、
V1が入力される端子Tin1とT1との間、
V2が入力される端子Tin2とT2、T3との間、
V3が入力される端子Tin3とT5〜T7との間は、
接続切替信号(CP)により制御されるスイッチによって接続され、
V1が入力される端子Tin1と、T7との間、
V2が入力される端子Tin2と、T5、T6との間、
V3が入力される端子Tin3と、T1〜T3との間は、接続切替信号の相補信号によって制御されるスイッチが接続され、
T4は接続切替信号の状態にかかわらずV3が出力される構成とされる。
かかる接続切替器11の構成は、例えば図19に示すようなものとなる。図19において、
第1の接続状態では、スイッチSW11、SW22、SW23、SW35、SW36、SW37よりなるスイッチ群1103がオン、スイッチSW31、SW32、SW33、SW25、SW26、SW17よりなるスイッチ群1104がオフとなることにより、
T1にV1が、
T2、T3にV2が、
T4、T5、T6、T7にV3が出力される。なお、スイッチSWabは、端子Tina(aは1、2、3)と端子Tb(bは1〜7)の間に接続されるスイッチを表している。
第2の接続状態では、スイッチ群1104がオン、スイッチ群1103がオフとなることにより、
T7にV1が、
T6、T5にV2が、
T4、T3、T2、T1にV3が出力される。
V3とT4との間はショートされているが、接続状態にかかわらずV3が出力される構成であればよい。
図19に示した接続切替器11は、接続状態によらず、同じ電圧が出力される複数のスイッチをまとめることができる。例えば、
中間端子T2、T3は、ともに
第1の接続状態ではV2が、
第2の接続状態ではV3が出力される。
従って、中間端子T2、T3は、どちらの接続状態でも、互いに同じ電圧が出力されるので、中間端子T2、T3、及び、スイッチ群1103のうち、V2が接続するスイッチ群は一つのスイッチにまとめることができる。
図19の接続切替器11に対して、このようにスイッチをまとめた構成を、図20に示す。図20では、図19の中間端子T2とT3、中間端子T5とT6において、それぞれ1つにまとめられている(スイッチが共通化されている)。図20に示した構成の場合、図19に比べて、スイッチの数を削減できる。なお、図19、20において、各スイッチは、前記実施例1と同様に、Nチャネルトランジスタ、Pチャネルトランジスタなどにより構成することができる。
さらに、前記実施例1と同様に、正負切替器121を制御する信号と接続切替器11を制御する信号を同じとする場合、正負切替器121と接続切替器11をまとめて、1個の接続切替器としてもよい。
図21は、本実施例において、正負切替器121と接続切替器11をまとめて1個の接続切替器11Bとし、スイッチ総数を削減したものである。接続切替信号CPがhighのとき、スイッチ群1113がオンし、スイッチ群1114はオフし、Tin1はT1Pに接続され、Tin2はT2PとT3Pに接続され、Tin3はT4P、T5P、T6P、T7Pに接続され、出力端子ToutはT1M〜T7Mに接続される。接続切替信号CPがlowのとき(CPBがhigh)、スイッチ群1114がオンし、スイッチ群1113はオフし、Tin1はT7Mに接続され、Tin2はT5MとT6Mに接続され、Tin3はT1M、T2M、T3MP、T4Mに接続され、ToutはT1P〜T7Pに接続される。
さらに、図19の構成を、図20のような構成としたのと同様に、図21の構成についても、第1と第2の接続状態で、入出力が同一のスイッチをまとめることができ、例えば図22のように構成することもできる。T2PとT3P、T5PとT6P、T2MとT3M、T5MとT6Mにおいてそれぞれ1つにまとめられている(スイッチが共通化されている)。
以上、差動対が3個である場合と7個である場合の2つの実施例について、本発明を適用する例を示したが、図2や図12の例を拡張すると、一般的に以下のように書くことができる。
すなわち、
2K個の参照電圧から、重複を含めてM個の電圧V1〜VMを選択する選択回路と、
V1〜VMが入力されるM個の端子と、2−1個の中間端子T1〜T(2−1)を備え、該中間端子T1〜T(2−1)のうち、
1個の中間端子にV1、
2個の中間端子にV2、
4個の中間端子にV3、
・・・、
2(i−1)個の中間端子にVi(但し1≦i≦M)、
・・・、
M−1個の中間端子にVMを出力する接続切替器と、
−1個の中間端子T1〜T(2−1)に与えられた電圧V(T1)〜V(T(2−1))の平均電圧を出力端子Toutに出力する演算器から構成されるDACを構成できる。
このDACにおいては、参照電圧を、均等間隔の2KMレベルの電圧のうち、
1+(2−1)Σi=1 (α×2(i−1)M)番目(但し、α〜αは0または1をとるものとする)に設定することにより、2KM個の均等間隔の出力電圧が得られる。
さて、実施例1や実施例2で説明したどちらの例においても、
中間端子(T1など)の数=(入力電圧数(V1など)の2乗)−1
が成り立っている。
さらに、V1〜V3のうちのいずれか一つは、必ず、全中間端子(=N個とする)のうち(N+1)/2個の中間端子に割り当てられており、
第1の接続状態においてその(N+1)/2個の中間端子に割り当てられる電圧をVxとすると、第2の接続状態では、第1の接続状態でVxが割り当てられていた(N+1)/2個の中間端子のうち1個はVxのままで、残りの(N−1)/2個の中間端子は、Vx以外の電圧が割り当てられ、第1の接続状態でVx以外が割り当てられていた(N−1)/2個の中間端子にはVxが割り当てられる、切り替えが行われている、ことがわかる。
本発明の第2の実施例について、上記Vxに相当する電圧は、V3であり、V3は、7個の中間端子T1〜T7のうち(7+1)/2=4個の中間端子に割り当てられている。
第1の接続状態で、V3が割り当てられていた4個の中間端子のうち、1つはV3のままで、残りの3つは、第2の接続状態において、1つの中間端子にV1、2つの中間端子にV2が割り当てられる。第1の接続状態でV3が割り当てられていなかった(=V1,V2が割り当てられていた)3個の中間端子は、第2の接続状態では、V3が割り当てられる。
このように、電圧と中間端子の接続切替のアルゴリズムを拡張すると、前述した、図2や図12を拡張したDACについても、本発明を適用することができることは、容易に推察できる。
すなわち、
第1の接続状態において、
中間端子T1〜T(2−1)のうち、
(M−1) 個の中間端子にVMを割り当て、残りの中間端子のうち、
1個の中間端子にV1、
2個の中間端子にV2、
4個の中間端子にV3、・・・、
(M−2個の中間端子にV(M−1)
を割り当てる。
第2の接続状態では、第1の接続状態においてVMが割り当てられていた2 (M−1) 個の中間端子のうち、
1個の中間端子はVMのままで、残りの2(M−1)−1個のうち、
1個の中間端子にV1、
2個の中間端子にV2、
4個の中間端子にV3、・・・、
(M−2) 個の中間端子にV(M−1)
を割り当て、
第1の接続状態においてV1〜VM−1が割り当てられていた2(M−1)−1個の中間端子には、全てVMを割り当てる。
かかる切り替えを行うことによって、差動対が3個、7個の場合以外(一般的に2−1個)においても、本発明を適用することができる。例えばM=4とすると、中間端子の数は2−1=15個となる。
接続切替器11は、中間端子T1〜T15のうち
1個の中間端子にV1を、
2個の中間端子にV2を、
4個の中間端子にV3を、
8個の中間端子にV4を割り当てる。
そして、本発明による接続切替により、
第1の接続状態において、中間端子T1〜T15のうち、
8個の中間端子にV4を割り当て、
残りの中間端子のうち、1個の中間端子にV1、2個の中間端子にV2、4個の中間端子にV3を割り当てる。
第2の接続状態では、
第1の接続状態においてV4が割り当てられていた8個の中間端子のうち、
1個はV4のままとし、
残りの7個のうち、1個の中間端子にV1、2個の中間端子にV2、4個の中間端子にV3を割り当て、
第1の接続状態において、V1〜V3が割り当てられていた7個の中間端子には、全てV4を割り当てる、ように切替を行えばよい。
このように本発明を適用することにより、2つの接続状態の切り替えのみで、演算器の素子ばらつきの影響を低減し、高精度な出力回路を実現することができる。
次に、液晶用途など表示装置のデータドライバに、本発明の出力回路を適用した構成について説明する。図23は、本発明に係る表示装置のデータドライバの一実施例の構成を示す図である。特に制限されないが、図23には、一例として、デジタルアナログ回路(DAC)15を、前記実施例2で説明した、接続切替器11、演算器12、デコーダ13によって構成した例が示されており、6ビット出力(64階調)が可能なデータドライバである。各DAC(15)の出力Toutは、図示されない表示パネルのデータ線(図24の962)に接続される。
ラッチアドレスセレクタ921、ラッチ922等の回路ブロックは、図26に示したものと同様である。
参照電圧発生回路(16)は、64個の出力レベルに対して4個の参照電圧(Vref1〜Vref4)を生成し、複数のDAC(15)に対して共有されている。そして、4個の各参照電圧が、等間隔な64レベルの電圧のうち1番目、8番目、57番目、64番目で設定されるとき、各DAC(15)の出力電圧は、(2)式で表され、64個の出力レベルはリニアとなる。
従って、64レベルの出力電圧数に対し、参照電圧が4個であるため、DACの省面積化を実現することができる。
接続切替器11には、複数のDAC(15)に対して、共通の接続切替信号が入力され、接続切替信号に応じて、デコーダ13によって選択された3つの電圧を、演算器12の7個の中間端子に割り当てる。
そして、接続切替信号に応じて全てDAC(15)が第1の接続状態、または第2の接続状態をとるため、接続切替信号の周期的な切替により各DACの出力が時間平均化される。
あるいは、接続切替信号は全てのDAC(15)に対して共通に備える構成としなくてもよい。
例えば、図23のDAC(15)のうち、左から数えて奇数番目のDACには、接続切替信号を、偶数番目のDACには、接続切替信号の相補信号を入力すると、奇数番目のDACが第1の接続状態のときは、偶数番目のDACは第2の接続状態になり、奇数番目のDACが第2の接続状態のときは、偶数番目のDACは第1の接続状態になる。こうすることで、各DACの出力電圧を時間平均するのと同時に、空間平均することもできる。
なお、図23の各DACは、64(=2)個の出力レベルを1ブロックとして、複数ブロックで構成してもよい。その場合、参照電圧発生回路16も4個の参照電圧がブロック数分設けられる。
また、図23において、参照電圧発生回路(階調電圧発生回路)16と、デコーダ13と、演算器12の各々は、参照電圧発生回路16で生成される電圧により、その電源電圧が規定される。
一方、ラッチアドレスセレクタ921、ラッチ922の各々は、前記電源電圧とは個別に設定することができ、省面積化や省電力化を目的に、参照(階調)電圧発生回路16、デコーダ13、演算器12の電源電圧よりも、低い電源電圧に設定するようにしてもよい。このようにした場合、レベル変換用にレベルシフト回路(不図示)が設けられる。本発明に適用する場合、レベルシフト回路(不図示)は、ラッチ922とデコーダ13との間に設けることが好ましい。
図24は、本発明を表示装置に適用した場合の例を示している。図24において、データドライバ980は、図23の構成よりなるデータドライバで、12ビットデータ入力で4096個のリニア出力とされている。
リニア出力のデータドライバを用いる場合には、多数のリニア出力レベルの中で表示デバイス(液晶や有機EL素子など)のガンマ特性に合う階調電圧を割り当てることで表示デバイスのガンマ特性に合わせた階調電圧を出力することができる。そのため、データドライバは、表示階調数よりも多いリニア階調数を有する。
図24に示す例では、表示階調に対応したLビットのデータをリニア階調に対応した12ビットデータ(L<12)に変換するためのデータ変換テーブル991と、データ変換テーブル991を参照して、データ変換を行うデータ変換回路990とを備えている。
データ変換テーブル991は、例えば液晶のガンマカーブや液晶や有機EL(Electro luminescence)のRGBごとの特性に対応させたものなどが好適である。
データ変換テーブル991とデータ変換回路990は、データドライバ980に、12ビットデータが入力される構成であればよく、図24のように表示コントローラー950とリンクさせて備えることが、簡便である。
図23のデータドライバの各接続切替器11に入力される接続切替信号の切替周期は、表示装置の1画面の書換え周期(フレーム周期)の整数倍やデータ線の書換え周期(ライン周期)の整数倍で切り替えることができる。この場合、同じ映像データに対する表示装置の輝度が1画面の書換え周期の整数倍で平均化されることにより、表示品質を向上させることができる。
また、接続切替信号の切替周期は、階調電圧信号をデータ線に駆動する1データ期間内に複数回切り替えてもよい。この場合、データ線は大きな容量性負荷であるため、比較的小さな正及び負のオフセットが交互に供給されれば、データ線内で緩和されて平均化される。これにより表示品質を向上させることもできる。
このように、本発明を表示装置に適用すると、図23の各DACの出力電圧すなわち表示装置の駆動電圧が時間平均化され、DAC内の演算器12の素子ばらつきに起因する画像表示ムラを低減することができる。その結果、高品位な画像表示を実現することができる。
その他の方式も含め、このような表示装置のデータドライバのいずれに対しても、本発明に係るDACを適用することにより、表示装置の低コスト化や額縁化を促進することができると同時に、高品位な画像表示を得ることができる。
例えば、液晶表示装置と同様に、データ線に多値レベルの電圧信号を出力して表示を行うアクティブマトリクス駆動方式の有機ELディスプレイなどの表示装置に対しても、本発明に係る出力回路を適用できることは勿論である。
また、図24ではリニア出力のデータドライバを用いた例を示したが、データ変換回路990を用いず、12ビットの映像データを入力し12ビットの出力電圧を得る構成としてもよく、この場合は表示デバイスのガンマ特性に合うように、参照電圧発生回路16の出力電圧を設定すればよい。
上記実施例で説明したDACは、MOSトランジスタで構成されており、液晶表示装置の駆動回路では、例えば多結晶シリコンからなるMOSトランジスタ(TFT)で構成してもよい。また、上記実施例では、集積回路に適用した例を示したが、ディスクリート素子構成にも適用できることは勿論である。
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は、上記実施例にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
本発明の第1の実施例における出力回路の構成を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるデジタルアナログ回路(DAC)の構成を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるビットデータと選択回路の出力との関係を示す図である。 本発明の第1の実施例における、各階調に対する選択回路の出力電圧と演算器の出力電圧の関係を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるデコーダの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例における演算器の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例における演算器の出力誤差と、接続切替による平均出力誤差をプロットしたグラフである。 本発明の第1の実施例における演算器のDNLと、接続切替による平均DNLをプロットしたグラフである。 本発明の第1の実施例における接続切替器の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例における接続切替器と正負切替器を合成した構成の例を示す図である。 本発明の第2の実施例における出力回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例におけるデジタルアナログ回路(DAC)の構成を示す図である。 本発明の第2の実施例におけるビットデータと選択回路の出力との関係を示す図である。 本発明の第2の実施例における、各階調に対する選択回路の出力電圧と演算器の出力電圧の関係を示す図である。 本発明の第2の実施例におけるデコーダの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施例における演算器の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施例における演算器の出力誤差と、接続切替による平均出力誤差をプロットしたグラフである。 本発明の第2の実施例における演算器のDNLと、接続切替による平均DNLをプロットしたグラフである。 本発明の第2の実施例における接続切替器の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施例における接続切替器の別の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施例における接続切替器と正負切替器を合成した構成の例を示す図である。 本発明の第2の実施例における接続切替器と正負切替器を合成した構成の別の例を示す図である。 本発明をデータドライバに適用した場合の構成例を示す図である。 本発明を用いたデータドライバをアクティブマトリクス型液晶表示装置に適用した場合の構成例を示す図である。 アクティブマトリクス型液晶表示装置の構成を示す図である。 従来のデータドライバの構成を示す図である。 特許文献1記載のDACの構成を示す図である。 特許文献2記載の差動増幅器の構成を示す図である。
符号の説明
11 接続切替器
11B 接続切替器と正負切替器の合成回路
12 演算器
13 選択回路(デコーダ)
15 DAC
16 参照電圧発生回路
42 スイッチ回路
85−1 アンプ回路
121 正負切替器(+−切替器)
122P、122M、123P、122M スイッチ
921 ラッチアドレスセレクタ
922 ラッチ
950 表示コントローラー
960 表示部
961 走査線
962 データ線
963 薄膜トランジスタ
964 画素電極
965 液晶容量
966 対向基板電極
970 ゲートドライバ
980 データドライバ
981 ラッチアドレスセレクタ
982 ラッチ
983、986 参照電圧発生回路(階調電圧発生回路)
984、987 デコーダ
985 バッファ回路
990 データ変換回路
991 データ変換テーブル
1101〜1104、1111〜1114、1211〜1214 スイッチ群
4001、4001b ストリングDAC部
4002、4003 入力端子
4004 差動対入力選択スイッチ
4100 内挿アンプ部
4110、4120、4130、4140 差動対
4111、4121、4131、414 非反転入力
4112、4122、4132、4142 反転入力
4150 負荷回路
A1 増幅段
CP、CPB 接続切替信号
CS1〜CS7 電流源
Dif1〜Dif7 差動対
L1 負荷回路
M1P〜M7P、M1M〜M7M Nチャネルトランジスタ
MCMP、MCMM Pチャネルトランジスタ
R000〜R255、R000b〜R255b 抵抗ストリング
S000〜S255、S000b〜S255b 抵抗端電圧選択スイッチ
S、SB 制御信号
T1〜T7 中間端子
Tout 出力端子

Claims (19)

  1. 第1乃至第M(但し、Mは2≦Mを満たす整数)の電圧(V1、V2、・・・VM)が入力される第1乃至第Mの端子と、第1乃至第(2−1)の中間端子を備え、
    接続切替信号により、第1の接続状態と第2の接続状態を切り替え、
    前記第1の接続状態において、
    前記第1乃至第(2 −1)の中間端子のうち、2 (M−1) 個の中間端子に前記第Mの電圧VMを割り当て、残りの中間端子のうち、
    1個の中間端子に前記第1の電圧V1、
    2個の中間端子に前記第2の電圧V2、
    4個の中間端子に前記第3の電圧V3、・・・、
    (M−2) 個の中間端子に前記第(M−1)の電圧V(M−1)
    を割り当て、
    前記第2の接続状態では、第1の接続状態において前記第Mの電圧VMが割り当てられていた2 (M−1) 個の中間端子のうち、
    1個の中間端子は前記第Mの電圧VMのままで、残りの2 (M−1) −1個のうち、
    1個の中間端子に前記第1の電圧V1、
    2個の中間端子に前記第2の電圧V2、
    4個の中間端子に前記第3の電圧V3、・・・、
    (M−2) 個の中間端子に前記第(M−1)の電圧V(M−1)
    を割り当て、
    前記第1の接続状態において前記第1の電圧V1〜前記第(M−1)の電圧V(M−1)が割り当てられていた2 (M−1) −1個の中間端子には、全て前記第Mの電圧VMを割り当てる、接続切替器と、
    前記第1乃至第(2−1)の中間端子に与えられた電圧の平均電圧を出力端子に出力する演算器と、
    を備えた、ことを特徴とする出力回路。
  2. 前記Mは2であり、
    前記接続切替器は、
    第1及び第2の電圧が入力される第1及び第2の端子と、
    第1乃至第3の中間端子と、
    を備え、
    前記接続切替器は、前記接続切替信号により、第1の接続状態と第2の接続状態を切り替え、
    前記第1の接続状態において、前記第1、第2、第3の中間端子に、それぞれ、前記第1の電圧、前記第2の電圧、前記第2の電圧を出力し、
    前記第2の接続状態において、前記第1、第2、第3の中間端子に、それぞれ、前記第2の電圧、前記第2の電圧、前記第1の電圧を出力し、
    前記演算器は、前記第1乃至第3の中間端子に与えられた電圧の平均電圧を、前記出力端子に出力する、ことを特徴とする、請求項1記載の出力回路。
  3. 前記接続切替器において、
    前記第1の電圧が入力される第1の端子と前記第1の中間端子との間、及び、
    前記第2の電圧が入力される第2の端子と前記第3の中間端子との間には、
    前記接続切替信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
    前記第1の端子と前記第3の中間端子との間、及び、
    前記第2の端子と前記第1の中間端子との間には、
    前記接続切替信号の相補信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
    前記第2の端子は前記第2の中間端子に接続され、
    前記第2の中間端子には、前記接続切替信号の状態によらず、前記第2の電圧が出力される、ことを特徴とする請求項に記載の出力回路。
  4. 前記Mは3であり、
    前記接続切替器は、
    第1乃至第3の電圧が入力される第1乃至第3の端子と、
    第1乃至第7の中間端子と、
    を備え、
    前記接続切替器は、前記接続切替信号により、第1の接続状態と第2の接続状態を切り替え、
    前記第1の接続状態において、前記第1中間端子に前記第1の電圧を出力し、前記第2及び第3の中間端子に前記第2の電圧を出力し、前記第4乃至第7の中間端子に前記第3の電圧を出力し、
    前記第2の接続状態において、前記第1乃至第4の中間端子に前記第3の電圧を出力し、前記第5及び第6の中間端子に前記第2の電圧を出力し、前記第7の中間端子に前記第1の電圧を出力し、
    前記演算器は、前記第1乃至第7の中間端子に与えられた電圧の平均電圧を、前記出力端子に出力する、ことを特徴とする、請求項1に記載の出力回路。
  5. 前記接続切替器において、
    前記第1の電圧が入力される第1の端子と前記第1の中間端子との間、
    前記第2の電圧が入力される第2の端子と前記第2及び第3の中間端子との間、
    前記第3の電圧が入力される第2の端子と前記第5乃至第7の中間端子との間には、
    前記接続切替信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
    前記第1の端子と前記第7の中間端子との間、
    前記第2の端子と前記第5及び第6の中間端子との間、
    前記第3の端子と前記第1乃至第3の中間端子との間には、
    前記接続切替信号の相補信号によって制御されるスイッチがそれぞれ接続され、
    前記第3の端子は前記第4の中間端子に接続され、
    前記第4の中間端子には、前記接続切替信号の状態によらず前記第3の電圧が出力される、
    ことを特徴とする請求項に記載の出力回路。
  6. 前記演算器は、
    第1乃至第3の差動対と、
    出力端子と、
    前記第1乃至第3の差動対に電流をそれぞれ供給する第1乃至第3の電流源と、
    前記第1乃至第3の差動対の出力対に共通に接続されている負荷回路と、
    を含み、
    前記第1乃至第3の差動対の各出力対の第1の出力が互いに共通に第1の接続ノードに接続され、
    前記第1乃至第3の差動対の各出力対の第2の出力が互いに共通に第2の接続ノードに接続され、
    前記出力回路の出力端子に、出力端が接続されている増幅段と、
    所定の制御信号に応じて、前記第1の接続ノード又は前記第2の接続ノードを前記増幅段の入力端に接続する切替回路と、
    を含む差動増幅器と、
    前記制御信号により、
    前記接続切替器の前記第1乃至第3の中間端子と、前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第1の入力とがそれぞれ接続され、且つ、前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第2の入力に接続される第1の接続構成と、
    前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第1の入力に接続され、且つ、前記接続切替器の前記第1乃至第3の中間端子と、前記第1乃至第3の差動対の各入力対の第2の入力とがそれぞれ接続される第2の接続構成と、
    を切り替える正負切替器と、
    を備えている、ことを特徴とする、請求項2又は3に記載の出力回路。
  7. 前記差動増幅器は、
    前記第1乃至第3の差動対を構成する素子のサイズが互いに等しく、
    前記第1乃至第3の電流源の電流値が互いに等しい、ことを特徴とする、請求項に記載の出力回路。
  8. 前記演算器は、
    第1乃至第7の差動対と、
    出力端子と、
    前記第1乃至第7の差動対に電流をそれぞれ供給する第1乃至第7の電流源と、
    前記第1乃至第7の差動対の出力対に共通に接続されている負荷回路と、
    を含み、
    前記第1乃至第7の差動対の各出力対の第1の出力が互いに共通に第1の接続ノードに接続され、
    前記第1乃至第7の差動対の各出力対の第2の出力が互いに共通に第2の接続ノードに接続され、
    前記出力端子に出力端が接続されている増幅段と、
    所定の制御信号により、前記第1の接続ノード又は前記第2の接続ノードを、前記増幅段の入力端に接続する切替回路と、
    を含む差動増幅器と、
    前記制御信号により、
    前記接続切替器の前記第1乃至第7の中間端子と、前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第1の入力とがそれぞれ接続され、且つ、前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第2の入力に接続される第1の接続構成と、
    前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第1の入力に接続され、且つ、前記接続切替器の前記第1乃至第7の中間端子と、前記第1乃至第7の差動対の各入力対の第2の入力とがそれぞれ接続される第2の接続構成と、
    を切り替える正負切替器と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項又はに記載の出力回路。
  9. 前記差動増幅器は、
    前記第1乃至第7の差動対を構成する素子のサイズが互いに等しく、且つ、
    前記第1乃至第7の電流源の電流値が互いに等しい、ことを特徴とする、請求項に記載の出力回路。
  10. 前記接続切替器を制御する前記接続切替信号と、前記正負切替器を制御する前記制御信号は、同一の信号である、ことを特徴とする、請求項乃至のいずれか一に記載の出力回路。
  11. 前記接続切替器は、制御する前記接続切替信号が同一であり、入力される前記入力電圧が互いに同一である複数のスイッチを1つを除いて省略した構成とされる、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一に記載の出力回路。
  12. 前記接続切替器と前記正負切替器とが一つの回路にまとめられてなる、ことを特徴とする請求項10に記載の出力回路。
  13. 前記接続切替器は、前記接続切替信号により、所定の時間間隔で前記第1の接続状態と前記第2の接続状態を切り替え、
    前記第1の接続状態における前記演算器の出力電圧と、前記第2の接続状態における前記演算器の出力電圧と、を時間的に平均した電圧を出力することを特徴とする、請求項1乃至11のいずれか一に記載の出力回路。
  14. 前記演算器は、
    第1乃至第(2−1)の差動対と、
    出力端子と、
    前記第1乃至第(2−1)の差動対に電流をそれぞれ供給する第1乃至第(2−1)の電流源と、
    前記第1乃至第(2−1)の差動対の出力対に共通に接続されている負荷回路と、を含み、
    前記第1乃至第(2−1)の差動対の各出力対の第1の出力が互いに共通に第1の接続ノードに接続され、
    前記第1乃至第(2−1)の差動対の各出力対の第2の出力が互いに共通に第2の接続ノードに接続され、
    前記出力端子に出力端が接続されている増幅段と、
    所定の制御信号により、前記第1の接続ノード又は前記第2の接続ノードを、前記増幅段の入力端に接続する切替回路と、
    を含む差動増幅器と、
    前記制御信号により、
    前記接続切替器の前記第1乃至第(2−1)の中間端子と、前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第1の入力とがそれぞれ接続され、且つ、前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第2の入力に接続される第1の接続構成と、
    前記差動増幅器の出力端子が前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第1の入力に接続され、且つ、前記接続切替器の前記第1乃至第(2−1)の中間端子と、前記第1乃至第(2−1)の差動対の各入力対の第2の入力とがそれぞれ接続される第2の接続構成と、
    を切り替える正負切替器と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項記載の出力回路。
  15. 個(但し、Kは1以上の整数)個の参照電圧から重複を含めてM個(但し、Mは2以上の整数)の電圧(V1、V2、・・・VM)を選択する選択回路と、
    請求項1又は14に記載の前記出力回路と、
    を備え、
    前記出力回路は、前記選択回路からのM個の電圧(V1、V2、・・・VM)を第1乃至第Mの端子にそれぞれ受け、
    個(但し、Kは1以上の整数)個の参照電圧は、均等間隔の2KMレベルの電圧のうち、1+(2−1)Σi=1 (α×2(i−1)M)番目(但し、α〜αは0または1をとる)に設定されており、2KM個の均等間隔の出力電圧が得られる、ことを特徴とする、デジタルアナログ変換器。
  16. 入力されたデジタルデータ信号に基づきデータ線を駆動するデータドライバにおいて、
    請求項1乃至15のうちいずれか一に記載の前記出力回路を備えたことを特徴とするデータドライバ。
  17. 請求項1記載の前記データドライバにおいて、
    前記複数のデータ線を駆動する複数の出力回路と、複数の前記出力回路のそれぞれの前記接続切替器を制御する接続切替信号とを備え、
    複数の前記出力回路が2つのグループに分けられ、
    前記接続切替信号は、
    一のグループの前記出力回路を前記第1の接続状態に制御するとき、他のグループの前記出力回路を前記第2の接続状態に制御し、
    前記一のグループの前記出力回路を前記第2の接続状態に制御するとき、前記他のグループの前記出力回路を前記第1の接続状態に制御する、
    ことを特徴とするデータドライバ。
  18. 請求項1乃至15のうちいずれか一に記載の前記出力回路を含むデータドライバと、
    表示パネルと、
    を備え、
    前記データドライバの出力信号に基づき、前記表示パネルのデータ線を駆動してなる、ことを特徴とする表示装置。
  19. 一の方向に互いに平行に延在された複数本のデータ線と、
    前記一の方向に直交する方向に互いに平行に延在された複数本の走査線と、
    前記複数本のデータ線と前記複数本の走査線の交差部にマトリクス状に配置された複数の画素電極と、
    を備え、
    前記複数の画素電極のそれぞれに対応して、ドレイン及びソースの一方の入力が対応する前記画素電極に接続され、
    前記ドレイン及びソースの他方の入力が対応する前記データ線に接続され、ゲートが対応する前記走査線に接続されている、複数のトランジスタを有し、
    前記複数の走査線に対して走査信号をそれぞれ供給するゲートドライバと、
    前記複数のデータ線に対して入力データに対応した階調信号をそれぞれ供給するデータ
    ドライバと、
    を備え、
    前記データドライバは、請求項1又は17記載の前記データドライバよりなる、
    ことを特徴とする表示装置。
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