JP4280247B2 - 所定の導通期間を有する電流モードスイッチングレギュレータ - Google Patents

所定の導通期間を有する電流モードスイッチングレギュレータ Download PDF

Info

Publication number
JP4280247B2
JP4280247B2 JP2005103158A JP2005103158A JP4280247B2 JP 4280247 B2 JP4280247 B2 JP 4280247B2 JP 2005103158 A JP2005103158 A JP 2005103158A JP 2005103158 A JP2005103158 A JP 2005103158A JP 4280247 B2 JP4280247 B2 JP 4280247B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching regulator
terminal
power supply
switch
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005103158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005295795A (ja
Inventor
ケー. オズワルド リチャード
完 山本
浩 斎藤
卓也 石井
隆 龍
裕樹 明石
武 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JP2005295795A publication Critical patent/JP2005295795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4280247B2 publication Critical patent/JP4280247B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

本発明は、スイッチングレギュレータに関し、特に、過渡応答が優れ、定常状態において精度が高い簡易化したデュアルモードコントローラを使用することで、広範囲の供給電圧や負荷電流で効率よく動作することが可能なスイッチングレギュレータに関する。
従来より公知の通り、負荷電流や入力供給電圧の変化が大きい場合に、その変化に迅速に反応するためには、ステップダウンスイッチングレギュレータ、すなわちバックスイッチングレギュレータとして一定周波数でのピーク電流制御を行うものが最もよく使われている。このような従来のスイッチングレギュレータの例を図1Aに示す。図1Bは、図1Aに示す従来のスイッチングレギュレータの非連続電流モードと連続電流モードでの動作を示すタイミング図である。
図1Aに示すように、従来のスイッチングレギュレータは、スイッチSW103の第1の配線に接続された第1の配線を有する入力電圧源101と、電流測定部102と、スイッチ103の第2の配線に接続されたカソードを有するダイオード137と、スイッチ103の第2の配線に接続された第1の配線を有するインダクタ105と、インダクタ105の第2の配線に接続された第1の配線を有するキャパシタ106と、互いに直列に接続され、かつキャパシタ106に並列に接続された一対の抵抗111、110と、キャパシタ106と並列に接続された負荷112と、スイッチングレギュレータの全体の動作を制御するように機能するコントロール部200とを備える。図1Aに示すように、電圧源101、ダイオード137(アノード)、キャパシタ106、直列抵抗110、111、負荷112のそれぞれの第2の配線は接地されている。
コントロール部200は、非反転入力で基準電圧を受け取るエラーアンプ114と、エラーアンプ114の出力を受け取るループフィルタ115と、ループフィルタ115からの出力と電流測定部102の出力とをそれぞれ第1の入力と第2の入力として受け取る加算部118と、加算部118の出力を入力として受け取るコンパレータ119と、クロックジェネレータ121と、クロック121の出力とコンパレータ119の出力の両方を入力信号として受け取るラッチ123(SRフリップフロップ等)とを備える。また、図1Aに示すように、ラッチ123の出力はスイッチ103の開閉制御を行うための制御信号として機能し、負荷112にかかる電圧の一部は、コントロール回路200のエラーアンプ114の反転入力にフィードバックされる。ここで、図1Aのスイッチングレギュレータの動作を示す。
図1Aと図1Bを再び参照する。動作時に、調整された出力電圧として負荷112にかかる電圧の一部分が抵抗110、111によって決定され、この電圧は配線109を介してエラーアンプ114の負端子又は反転入力に与えられる。所望の負荷電圧に基づいて決定される設定値又は基準電圧113は、エラーアンプ114の正端子又は非反転入力に与えられる。エラーアンプの出力は、出力電圧108の所望値と測定値との差を示す。エラーアンプの出力はループフィルタ115と接続されており、ループフィルタ115は、コントロールループが適切な過渡応答と定常状態での精度を確実に得られるように、周波数補償を行う機能を有する。
クロック121は、繰返し周期TCLOCKでパルスを生成する。このパルスは、セット入力Sを経由して、SRラッチ123をセットするために使用されるもので、これにより、SRラッチ123のQ出力が配線124を通じてスイッチ103をONにする。スイッチSW103がON状態の間、インダクタ105を流れる電流は少しずつ増加する。インダクタ電流IL104の増加値は、スイッチ電流測定部102によって、その値に比例する電圧に変換され、変換された電圧は配線117を介して加算部118の入力131に印加される。加算部118の出力132は、ループフィルタ115の出力116と実測された増加中のインダクタ電流IL104との電圧差を示しており、コンパレータ119によって論理レベルに変換される。そして、コンパレータ119の出力がSRラッチ123のリセット入力に印加される。SRラッチ123が、入力135において、コンパレータ119の出力によってリセットされると、スイッチSW103がOFFになる。なお、これはインダクタ電流IL104がループフィルタ115の出力によって設定される正の値に到達したときに起こる。
スイッチSW103がOFFになると、インダクタ電流IL104は、0に到達するまでダイオード137を流れるが、負荷電流ILoadが小さい場合は、次のクロックパルスがクロック121によって生成されるまで0の値のままである。図1Bに示すように、スイッチON時間TONが切れた直後(TON=0のとき)は、インダクタ電流IL104は、スイッチSW103が再びONになるまで0へと減少する。負荷電流ILoad107が小さい場合、インダクタ電流IL104は、次のクロックパルス又は次の周期まで0のままである。また、図1Bに示すように、負荷電流ILoad107が大きい場合(負荷電流が0に達しない場合)は、インダクタ電流IL104の値は次のクロックパルスでIVALLEYに到達する。キャパシタ106は、インダクタ電流IL104を平滑化及び平均化して、負荷電流ILoad107を生成する。
インダクタ電流IL104が周期内のある期間において0である場合は、動作モードを非連続電流モード(DCM)と称し、一方、インダクタ電流IL104が周期時間の全期間にわたって0より大きい場合は、動作モードを連続電流モード(CCM)と称す。
上記の回路はスイッチングレギュレータとして動作可能である一方で、例えば、携帯用電池を電源とする装置(携帯電話等)等の多くの用途に使用することは適切ではない。公知のように、充電して実行時間を最大にするためには、それらの装置用のレギュレータは、負荷や入力電圧が大きく変化するという条件の下で、高い効率を得なければならない。上記の図1Aに示す従来の技術は、ダイオード137における順方向電圧降下によって多大なる損失を受けるため、適切でない。
この問題を解決するための従来の方法では、ON電圧の降下をより小さくするためにダイオードを低電圧側MOSトランジスタスイッチに置き換えることに焦点がおかれている。そのうえ、この方法においてMOSトランジスタ用の適切なゲートドライブ信号を生成するには、コントローラにかなりの変更を行わなければならない。
連続電流モードでは、低電圧側スイッチのゲートドライブ信号は、通常、メインスイッチの駆動信号の反転信号である。これに対して、非連続電流モードでは、反転電流と多大なる電力の損失を防ぐためにインダクタ電流を0まで低下させるとき、低電圧側スイッチはOFFでなければならない。さらに、低電圧側スイッチとメインスイッチの動作がオーバーラップしない、もしくは、同時に導通しないようにしなければならない。たとえ短い時間であっても、低電圧側スイッチとメインスイッチの両方が同時にONになると、大きい貫通電流が入力電圧VINから接地GNDに流れてしまう。これによって回路効率が著しく損なわれ、また過熱によってスイッチがダメージを受ける可能性すらある。逆に、低電圧側スイッチとメインスイッチの両方が同時にOFFの場合は、「デッドタイム」又は非導通期間ができる。これが、インダクタ電流がスイッチのボディダイオードに流れる原因となり、その結果、ダイオードの順方向電圧降下が大きいために電力損失が起こる。
上記の問題を解決する方法の一つに、適応デッドタイム・ゲートドライブコントローラを備える方法がある。この解決方法は、例えば、米国特許6,396,250号、「ボディダイオード導通及び逆回復損失を低下させる方法(CONTROL METHOD TO REDUCE BODY DIODE CONDUCTION AND REVERSE RECOVERY LOSSES)」で詳しく説明されている。簡単に説明すれば、上記の特許に開示されている装置によると、高電圧側スイッチと低電圧側スイッチ間の端子の電圧を感知し、高電圧側スイッチ又は低電圧側スイッチを動作させるためのパルス遅延期間を検出する。時間の遅延を最小値に設定するために学習回路を用いて貫通電流を回避する。このように、同期整流回路のボディダイオードが導通状態となる非オーバーラップ時間を最小化することで、電力損失を軽減できる。しかしながら、上記の従来技術では、上記の学習回路に伴う構成要素を追加する必要があり、そのため、コストが増大し、設計も複雑になってしまうため、実用的な解決方法として多くの用途での使用ができなくなってしまう。
上記の従来の方法には、図1Aのレギュレータに示すように、MOSスイッチ用のゲートドライブにおけるスイッチング損失によって効率がさらに低下することから、他にも不利な点がある。このスイッチング損失は、低負荷電流時に特に著しくなる。これは、例えば、スイッチング頻度をかなり少なくすることによって、出力電圧108に認識できるほどの変化をさせることなく、キャパシタ106に蓄積される電荷から小さい負荷電流を容易に、比較的長時間にわたって供給できたとしても、スイッチング損失はクロックが変化するたびに起こるためである。
この問題を解決するために、スイッチングレギュレータを制御するコントローラを、全ての電源スイッチとコントローラの全ての部分をOFFにする「休止時間」の期間で区切ってバースト的に動作させることが提案されている。この方法によると、小さい負荷電流でのスイッチング損失が最小になる。この従来技術は、米国特許6,304,066号、「スイッチングレギュレータ回路において広範囲の電流範囲で高い効率を維持するための制御回路と方法(CONTROL CIRCUIT AND METHOD FOR MAINTAINING HIGH EFFICIENCY OVER BROAD CURRENT RANGES IN A SWITCHING REGULAR CIRCUIT)」及び米国特許6,307,356号、「電圧モードフィードバック用バーストモード回路(VOLTAGE MODE FEEDBACK BURST MODE CIRCUIT)」に詳しく説明されている。言うまでもなく、これらの方法では、スイッチングレギュレータのコントローラに多くの増設部分を加える必要があり、回路がさらに複雑化されることが一つの欠点である。また、このようなスイッチングレギュレータは、バースト時に複数のスイッチング周期を持つため、効率の点から考えても、最大の効果をもたらすとは言えない。
図1Aに示す固定周波数電流モードのスイッチングレギュレータには、TONからTCLOCKへの切換えのためのデューティー比が50%を超えたとき(スイッチがいずれのスイッチング周期においても、その周期の50%よりも長い時間ONである場合)、固有の安定性の問題に起因する欠点がある。スイッチSW103のデューティー比を制御することで負荷電圧108を調整するため、TONからTCLOCKへの切換えのためのデューティー比が50%を超えると、スイッチSW103は負荷電圧の原因となり、スイッチングレギュレータ100は不安定な状態となる。この現象は、より高いデューティー比で達成されるスイッチングレギュレータの十分な電流供給能力の妨げとなるため、懸念されている。電流モードスイッチングレギュレータの安定性を維持するには、傾斜補償信号を供給して、スイッチングレギュレータを制御するコントローラ用の電流から生成された信号を調整すればよい。しかしながら、デューティー比が大きい場合は、傾斜補償が今度はスイッチングレギュレータの負荷電流及び電力効率を下げる原因となる。
米国特許6,498,466号、「電流限界に対する傾斜補償の影響の解消(CANCELLATION OF SLOPE COMPENSATION EFFECT ON CURRENT LIMIT)」では、電流モードスイッチング電圧レギュレータ用の制御回路を設けることで、上記の問題点の解決策としている。この電流モードスイッチング電圧レギュレータ用の制御回路は、レギュレータ自体の最大電流限界をより大きなデューティー比でほぼ一定に保つように、傾斜補償信号の大きさに対してスイッチング閾値を調整する。そのような制御回路の実現には、かなりの数の電気部分をスイッチングレギュレータに加えることになり、その結果、コントローラに対するサイズやコストが大きくなり、また設計の複雑さも増大することになり、この点がこの方法の欠点である。
上記を鑑み、本発明は、上記にあげた従来の方法と設計に伴う問題点を解消する簡易化したスイッチングレギュレータを提供することを第1の目的とする。
本発明の一実施形態によると、電源用スイッチングレギュレータの一例は、共通端子と、直流電流入力を供給するための入力端子と、出力端子と、前記共通端子に接続された第1の端子を有する環流ダイオードと、前記環流ダイオードの第2の端子に接続された第1の端子と、前記出力端子に接続された第2の端子とを有するインダクタと、前記出力端子に接続された第1の端子と、前記共通端子に接続された第2の端子とを有するキャパシタと、 前記入力端子と前記インダクタの第1の端子との間に接続されており、前記直流電流入力が前記インダクタに与えられる導通状態と、前記直流電流入力が前記インダクタから遮断される非導通状態との間でスイッチング動作可能なスイッチと、前記スイッチに接続されており、前記スイッチが前記導通状態である期間の長さが、前記入力端子の電圧と前記出力端子の電圧との間の差に反比例するように、前記スイッチが前記導通状態及び前記非導通状態である期間の長さを制御することが可能なコントローラとを備える。
本発明によると、ON状態のデューティー比が100%となるまで動作可能であって、ON時間TONの所定の値を利用することによって、傾斜補償を使用せずに実現可能な電流モードスイッチングレギュレータを提供できるという利点がある。
また、他にも、本発明によると、比例誤差制御のみを行うコントローラによる調整精度以上となるように出力電圧の調整精度を改善するために、所望の出力電圧値と実測して得られた出力電圧値間の誤差を積分するコントローラを提供できるという利点がある。
また、本発明の利点として、本発明によるコントローラは、負荷電流の値が小さいときは、非連続インダクタ電流モード“DCM”で動作し、優れた軽負荷効率を得ることができ、また、負荷電流の値が大きいときは、インダクタ及び出力キャパシタのリプル電流値を(したがって、電圧出力のリプル電圧も)低下させることと、負荷が大きい場合に優れた効率を得ることを目的として、連続インダクタ電流モード“CCM”で動作することがあげられる。
また、本発明によると、DCMとCCMの間で自動遷移を実現することと電流モード制御を使用することで、出力電圧における負荷電流と入力電圧の変化を妨げ、また、負荷電流動作点の関数である過渡応答時間の変化を最小限にできる。
さらに、本発明の利点としてあげられる点は、本発明による回路が、サンプリングクロックを使わずに、ループフィルタ前で誤差信号に直接連続時間監視を行うことであり、これにより、フィルタスルーレートとクロック周期による遅延をなくすことができる。
加えて、本発明の目的、利点、新規の特徴は、当業者が以下に続く詳細の説明の検討する際に明らかとなる。また、本発明の目的、利点、特徴は、本発明を実行することによって理解されてもよい。本発明の新規の特徴が以下に示すが、本発明の他の目的や特徴に加えて、本発明は、その構成と内容の両方において、図面を伴う以下の詳細な説明からよりよく理解され評価される。
本明細書に援用され、本明細書の一部を構成する添付図面には、本発明の様相と実施の形態のそれぞれをいくつか示す。そして、添付図面は、上記の概要説明と下記の詳細な説明とともに、本発明の原理を説明するためのものである。別紙添付の図面を参照して、これらの説明を行う。これらの図面は、本発明の好適な実施の形態を説明する目的で使用されるのであって、本発明を制限するものではない。上記全ての図面において、共通の構成要素には同一の符号を付している。
以下、本発明を、図面を参照しながら詳しく説明する。ここでは、発明の最良の形態を示す。しかし、本発明は多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書中に示す実施の形態に限定されるものではない。むしろ、これらの実施の形態は、この開示が完全なものとなり、発明の範囲を詳しく当業者に伝えることができるように記載されており、同様の構成要素は同様の番号によって示す。
図2に、本発明に係る電流モードスイッチングレギュレータの一例を示す。図2を参照すると、本実施形態において、スイッチングレギュレータ1は、スイッチSW3の第1の配線に接続された第1の配線を有する電圧源VIN10を備えている。VINは、電池等の従来の電源から供給されることが好ましく、スイッチSW3は、pチャネル形MOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)であることが好ましい。
図2に示すように、スイッチングレギュレータは、ダイオード50と、電圧アンプ53とをさらに備えており、ダイオード50のカソード端子83はスイッチSW3の第2の配線と電圧アンプ53の反転端子53aに接続され、ダイオード50のアノード端子84は接地され、かつ基準電圧VDT55を介して電圧アンプ53の非反転端子53bに接続されている。本実施形態において、ダイオード50は、NMOSトランジスタ52とそのボディダイオード51とを備えている。図2に示すように、NMOSトランジスタ52のドレイン端子はボディダイオード51のカソードに接続され、ダイオード50のカソード端子を構成している。NMOSトランジスタ52のソース端子はボディダイオード51のアノードに接続され、ダイオード50のアノード端子を構成している。なお、できるだけ小さく、かつ電圧アンプ53の入力オフセット電圧の最大値よりも常に大きい値を基準電圧VDT55の値に選択する。電圧アンプ53の出力は制御回路41に与えられ、またNMOSトランジスタ52のゲートにフィードバックされる。
続いて、スイッチングレギュレータ1は、スイッチSW3の第2の配線に接続される第1の配線を有するインダクタ5、インダクタ5の第2の配線に接続される第1の配線を有するキャパシタ6、互いに直列に接続され、かつキャパシタ6と並列に接続された一対の抵抗11、10と、キャパシタ6と並列に接続された負荷12とをさらに備えている。図2に示すように、電圧源10、ダイオード50(例えば、アノード)、キャパシタ6、直列抵抗10、負荷12の第2の配線は、それぞれ接地されている。
また、スイッチングレギュレータは、前記回路の動作を制御するコントローラ41を備えている。より具体的には、本実施形態において、コントローラ41は、タイマ回路TON70と、コンパレータ71,73、76と、トランスコンダクタンス・アンプ72と、ドライバ75と、ループフィルタ15と、論理回路74と、基準電圧13とを備えている。上記の構成要素は、それぞれ、多数設けられてもよい。なお、スイッチングレギュレータの構成と用途によっては、構成要素の一部が必要ない場合もある。さらに、本実施形態において、コントローラ41に含まれる構成要素の電力はVIN10によって供給される。
図2を参照すると、タイマ回路TON70は信号VIN、信号VLOAD、信号VREF、論理回路74からの出力信号を、入力として受け取る。コンパレータ71とアンプ72はいずれも、信号VREFと、抵抗11と抵抗10によって決定される出力電圧VLOADの所定の部分を入力として受け取る。論理回路74は、タイミング回路TON70、コンパレータ71、電圧アンプ53、イネーブル回路61A、コンパレータ73、コンパレータ76それぞれの出力を入力として受け取る。論理回路74は、アクティブダイオードをイネーブルにする信号62、ドライバ75へのスイッチON信号、RUN TON信号78を出力信号として出力する。これらの予め認識された入力を利用して認識される出力を生成する論理回路74の機能は、図3の論理状態図によって定義されている。図3は、レギュレータ1の全体的な動作も示している。
また、本発明のスイッチングレギュレータは、ダイオード50を流れる電流を測定する電流測定回路57を備える。電流測定回路57は、ANDゲート29を介して、コントローラ41によってイネーブルになる。ANDゲート29は論理回路74とコンパレータ76からの信号を入力として受け取る。
図2を再び参照すると、トランスコンダクタンス・アンプ72の出力は、ループフィルタ15の入力に接続されている。ループフィルタ15の出力は、コンパレータ73とコンパレータ76両方の非反転入力に接続されている。コンパレータ73の反転入力は、電流測定回路58の出力を入力信号として受け取り、コンパレータ76の反転入力はオフセット電圧27に接続されている。
また、本発明のスイッチングレギュレータは、レギュレータ・イネーブル信号61を介して制御される安全回路61Aを備えていてもよい。安全回路61Aは、例えば、温度や、電力、出力の短絡、点線で囲んだ中の構成要素に起こりうる異常を点検する。これらの構成要素は、単一集積回路、例えば、特定用途の集積回路であるASICに設けられることが好ましい。図2に示す実施形態では、ASICは、PIN1、PIN2、PIN3、PIN4、PIN5、PIN6で示すI/Oピンを有する。
ここで、図2に示すスイッチングレギュレータの動作を説明する。上記のように、インダクタ5はスイッチSW3と負荷12の間に接続されている。ダイオード50のカソード端子83はスイッチSW3とインダクタ5との接続部に接続されている。一方、ダイオード50のアノード端子84は、共通接地GND0に接地され、通常のバックスイッチングレギュレータ、つまり、ステップダウンスイッチングレギュレータ1を構成する。電圧アンプ53は、ダイオード50の電力損失を大幅に減らすため、ダイオード50のカソード端子83に接続される反転入力端子53aと基準電圧VDT55の負端子55aに接続される非反転入力端子53bを有している。基準電圧VDT55の正端子55bはダイオード50のアノード端子84に接続されており、電圧アンプ53の出力53cは、NMOSトランジスタ52のゲート端子52aとダイオード50に含まれているボディダイオード51とに接続されている。前述のように、基準電圧VDT55の値を、できるだけ小さく、かつ電圧アンプ53の入力オフセット電圧の値よりも大きい値(通常約10mV)にする。これにより、正方向、すなわち順方向のダイオード電流ID56がダイオード50に流れ込むと、電圧アンプ53が、常にダイオード順方向電圧VDを、大きさが小さく、極性が正となるように、NMOSトランジスタ52のゲート電圧を調整する。一般的には、ダイオード順方向電圧VDを常に0から2×VDTの間となるようにする。ダイオード電流ID56が反転し、負の電流になると、ダイオード順方向電圧VDも負となり、電圧アンプ53の出力53cを、例えば、接地のような、最も負に近い値に近づくようにして、ダイオード50のNMOSトランジスタ52とボディダイオード51とを非導通状態にする。その結果、ダイオード50は、順方向電圧降下が少なく、逆方向電流が小さい状態で動作し、ダイオード50には、アノード端子84とカソード端子83間のダイオード50自体の有効電圧以外に制御入力がないという、ダイオードとして、ほぼ理想的な働きをする。
したがって、本発明のダイオード50は、前述した通常の意味の同期整流回路又は同期スイッチではなく、むしろ「アクティブダイオード」である。さらに省電力化をすすめるためには、使用されていないときは、コントローラ41からの信号線62によって電圧アンプ53の電源をOFFにすればよい。さらに、ショットキーダイオード(図示せず)を(図2の点線40で囲んだ)集積回路の外側にボディダイオード51と平行に設けてスイッチングレギュレータの効率をさらに改善することもできる。
スイッチSW3の動作は、コントローラ41のドライバ75によって生成される出力信号60によって制御される。ドライバ75の出力信号が、所定の時間スイッチがONになるように制御スイッチSW3に与えられ、これにより負荷電圧VLOADを所望の値になるよう調整する。コントローラ41の出力信号60を利用するスイッチングレギュレータの所望の動作を行うために、ダイオード電流ID56やリサーキュレート信号54等の、点線40で囲んだ集積回路の内側の入力信号に加え、入力電圧VINや接地GND0、負荷電圧VLOAD、数式(1)に定義される抵抗R111及び抵抗R210によって分圧された配線9上の電圧、レギュラータイネーブル信号61等の、点線40で囲んだ集積回路の外側からの入力がコントローラ41に与えられる。
Figure 0004280247
図3は、図2の論理回路74を有する本発明の一実施形態に係るスイッチングレギュレータの動作を示す状態図である。図2と共に図3を参照すると、スイッチングレギュレータは以下の動作を行う。
コントローラ41は、ONとOFFの二つの状態のうち一方になるようにスイッチSW3を制御し、レギュレータの動作を行う。負荷電流ILOAD7が小さい場合は、スイッチングレギュレータは、スイッチSW3とダイオード50の両方がOFF、すなわち非導通状態になって、インダクタ電流IL4がいくばくかの間実質0となることを特徴とする非連続インダクタ電流モード(DCM)で動作する。この状態は、「アイドル」コントローラ状態と称される。以下に説明する目的のために、スイッチSW3とダイオード50がOFFであるアイドル状態で、DCMにおけるレギュレータの動作の一周期が始まるとする。この状態において、負荷12は、配線9の電圧が基準電圧VREF13を下回るまで、キャパシタ6の電圧を減少させ、コンパレータ71の出力VE77をロジックHにし、これにより、コントローラ41をアイドル状態からHONコントローラ状態に遷移させ、ロジック回路74からの出力78をアサートし、タイマTON70を始動し、スイッチSW3をONにする。
図3を参照すると、この「アイドル」状態から「HON」までの遷移は、コントローラ41がイネーブルであり、かつ、(その一部が信号線9上に表されている)負荷電圧がVREF13の電圧レベルよりも低くなるか(VE77=H)、ループフィルタ電圧がコンパレータ76(信号63、/DCM=H)の閾値よりも高くなる場合に生じる。いったんこの現象が起こると、コントローラは、TONの出力が所定の期間有効となる「HON」状態となり、スイッチSW3が閉じる。
「HON」コントローラ状態の間は、タイマTONが切れるまで、インダクタ電流IL4が増加し続ける。TONが切れる(ロジックLになる)と、スイッチSW3は信号60を通じてOFFになる。ここで、「ENLO」コントローラ状態への遷移が、ダイオード50を通じてインダクタ電流の還流が始まり、信号54をロジックHにするまで起こらないことが重要である。スイッチSW3がOFFとなり、トランジスタ52がOFFになるときの貫通電流を防ぐのは、スイッチングレギュレータのこの動作である。図3を参照すると、「HON」状態から「ENLO」状態への遷移は、Run TON信号がロジックHであり、タイマ期間の最後にTONが切れたときに起こる。なお、Run TON=Hはランタイマをイネーブルにし、Run TON=Lは、タイムアウト時と同様に、タイマをリセットする。TONはタイマの出力信号であって、Run TON信号がロジックHのときロジックHとなり、TON時間を経過するか、Run TON信号がロジックLになるまでロジックHのままである。
コントローラ41が「ENLO」コントローラ状態である間、インダクタ電流IL4は、アクティブダイオード50を還流し、その大きさは0に向かって徐々に低下する。インダクタ電流IL4が0に到達すると、アンプ53の出力がロジックLであるので、アクティブダイオード50がOFFとなる。NMOSトランジスタ52のゲート電圧がロジックLになって、NMOSトランジスタ52がOFFになると、信号54によるスイッチングレギュレータの「LOFF」コントローラ状態への遷移が起こる。なお、図3に示すように、ループフィルタ電圧がコンパレータ76の閾値電圧よりも大きいとき(/DCM=H)、スイッチングレギュレータはENLOモードからLOFFモードへ遷移でき、ICOM79はロジックHとなる。また、インダクタ電流はループフィルタによって命令されたレベルよりも低いが、正の電流である。さらに、信号58の正の値は、ID56の正方向と対応している。
OFFコントローラ状態においては、アンプ53の出力の電圧(還流信号54と称す)が既にロジックL(つまり、OFF)であるため、コントローラ41は即座にスイッチングレギュレータをDCMデューティー比全体の仮想スタート点である「アイドル」コントローラ状態に戻す。
負荷が増加すると、「アイドル」コントローラ状態において、VLOADは急速に低下し、DCM動作の0インダクタ電流IL4期間はより一層短くなって、存在しなくなる。ある周期でスイッチSW3がONとなる時間は、タイマ回路TON70によってTONに固定され、バレー電流IVALLEY、すなわちネガティブピーク・インダクタ電流の最大値はシーケンサとDCMのアクティブダイオード50によって0に保たれ、VLOADがさらに低下すると、エラー・トランスコンダクタンス・アンプ72に対する平均入力電圧が負となる。ループフィルタ15の出力は正となって、増加する。これにより、コンパレータ76の出力が、/DCM=Hで表されるロジックHとなり、コントローラ動作モードが連続電流モード(CCM)に切り替わる。
CCM(つまり、/DCM=Hのとき)では、タイマ回路TON70のスイッチON時間TS_ON(つまり、SW3がONである時間)は、そのDCMにおける値に対して90%まで低下する。スイッチングレギュレータが、開始時点であるアイドルコントローラ状態であるとする。このとき、還流開始時に/DCM=Hであれば、Run TON信号を変化させ、タイマ回路TON70がすぐに信号TONをアクティブにし、スイッチングレギュレータがHONコントローラ状態となり、スイッチSW3がONになる。DCMにおけるTON時間に対して90%のTON時間でタイマ回路TON70の信号出力が切れると、スイッチSW3がOFFになり、アクティブダイオード50がイネーブルとなり、アンプ53から出力された還流論理信号である信号54がHとなり、インダクタ電流IL4がダイオード50において還流された状態で、スイッチングレギュレータが「ENLO」コントローラ状態となる。CCMでは、ダイオード電流ID56用の電流測定回路57がアクティブとなり、現在のバレー電流IVALLEYを表すIDの値が、配線58上でコンパレータ73の反転端子に出力される。ダイオード電流ID56はピークに近い値をとり、またその値は、ループフィルタ15の出力によって設定されるバレー電流IVALLEYの目標値よりも高い値であるため、コンパレータ73の出力電流ICOMP79はロジックLとなる。しかし、ダイオード電流ID56が低下するにつれて、ID56は徐々にバレー電流IVALLEYの目標値に近づく。これにより、コンパレータ73の出力ICOMP79がロジックLからロジックHに変化し、スイッチングレギュレータを「LOFF」コントローラ状態に遷移させ、電圧アンプ53と電流測定電流57は信号62によってディスエーブルになる。還流信号54の電圧レベルがロジックLの閾値に到達すると(つまり、NMOS52がOFFになると)、スイッチングレギュレータは、「アイドル」コントローラ状態となり、そしてすぐに、CCMにおける全周期の開始点とみなされる「HON」コントローラ状態になる(/DCM=Hであるため)。その後、スイッチングレギュレータはこの周期を繰り返す。
CCMにおいて、コントローラ41に制御されるスイッチングレギュレータ1は、負荷電圧VLOADの所望値からのずれをエラーアンプ72とループフィルタ15によって積分することによって、バレー電流IVALLEYを調整して負荷電圧VLOADの定常状態の値を所望値に正確に一致させる、典型的な電流モードで動作する。CCMでの動作時に負荷が低下する場合、負荷電圧VLOADは上昇傾向にあり、ロジックLにコンパレータ76が切り替わり、/DCM=LかつDCM=Hになるまで、ループフィルタ15の出力とバレー電力IVALLEYは低下を続ける。その結果、コントロール41がDCM動作に切り替わる。これにより、スイッチングレギュレータは、所望値(又は、それよりも低い値)にVLOADが低下するまで、スイッチSW3がOFFの状態で、「アイドル」コントローラ状態のままとなる。その時点で、コンパレータ71の出力VE77がロジックHとなり、DCMコントロール周期が再び始まり、上記の動作を繰り返す。
前述の本発明の実施形態におけるスイッチングレギュレータの動作によると、DCMにおけるスイッチON時間TS_ONは、インダクタ電流IL4のピーク電流ILpeakに対するバレー電流ILvalleyの値が値ITとなるように、所定時間の値TTと等しくなる。この値ITは、供給電圧VIN、負荷電圧VLOAD、動作温度、集積回路内部の構成要素の許容値等からはできるだけ独立した値であることが好ましい。そのようにすると、スイッチSW3のスイッチON時間のインダクタ電流IL4の値ITの変化は(ILpeak−ILvalley)となり、これは数式(1)によって表される。
Figure 0004280247
したがって、DCM動作における所望のスイッチON時間TS_ONである所定時間の値TTは、下記の数式(3)のように書き換えられる。
Figure 0004280247
数式(3)によって、DCM動作における所定時間の値TT、すなわち、スイッチON時間TS_ONの所望値が得られる。
図6は、本発明に従ってタイマ回路TON70を実現する回路の一例を示している。図6を参照すると、タイマ回路TON70は、信号VIN1、VLOAD8、VREF13、ランタイマ78、/DCM63を入力として受け取る。なお、これらの信号は、図2の同一の信号と対応している。タイマ回路TON70は、トランジスタ89aとトランジスタ89bで構成されるカレントミラーと、VINをカレントミラーに接続する抵抗90と、カレントミラーのトランジスタ89aに接続された電流源91とを備えている。タイマ回路TON70は、トランジスタ89bのドレインに接続されたドレイン端子と、接地に接続されたソース端子と、インバータを介して入力信号であるランタイマ信号78が与えられるゲート端子とを有するトランジスタ89cと、スイッチ89cと並列に接続された第1のキャパシタ86aと、スイッチ89eと直列に接続され第2のキャパシタ86bと(ここで、第2のキャパシタ86bとスイッチ89eは第1のキャパシタと並列に接続されている)、直列に配置された第2のキャパシタ86bとスイッチ89eに並列に接続されたスイッチ89fと、トランジスタ89bのドレインに接続された反転入力とスイッチ89fのゲートに接続されてVREF13が与えられる非反転入力とを有するコンパレータ87と、コンパレータ87の出力とランタイマ信号78とを入力として受け取るANDゲートとをさらに備えている。図6に示すように、信号63(/DCM)はインバータ99を介してトランジスタ89eのゲート入力に与えられる。図6では、第1のキャパシタ86aの容量値は9/10×CTで、第2のキャパシタ86bの容量値はCT/10である。タイマ回路TON70の本実施形態における利点の一つは、動作環境に対する感度が低いことである。
動作時に、DCMがロジックHであるとき、タイマ回路TON70のスイッチON時間TS_ONは数式(4)によって表される。
Figure 0004280247
しかし、前述の通り、CCMにおいて(つまり、DCM=Lのとき)、キャパシタ86bは非接続状態で、スイッチON時間TS_ONは、そのDCMにおける値の90%に減少する。それゆえ、スイッチON時間TS_ONは数式(5)で表される。
Figure 0004280247
数式(3)、(4)、(5)で値ITを解くことによって、数式(6)が得られる。
Figure 0004280247
ゆえに、数式(5)は、ピーク電流ILpeakに対するバレー電流ILvalleyの値を示す値ITがVIN1やVLOAD8から独立していることを示す。数式(7)を設定することで、ユーザや作業者が数式(8)によって(集積回路の)外部のインダクタL4の値を調整して、値IT(つまり、ITの所望値であるIT_DESIRED)の実際の値を設定することができる。ここで、LNOMINALはLの公称値であり、IT NOMINALはITの公称値である。
Figure 0004280247
Figure 0004280247
上記に記載したように、図2のコントローラ41の適切な動作には、コンパレータ71から出力された信号VE77が、コンパレータ71とアンプ72への入力電圧が共通値であるときに、ロジックHとロジックLとの間で変化することが必要である。アンプ72は、エラーアンプ72からループフィルタ15に流れる電流に、極性変化(つまり、ソースからシンクへの変化)を生じさせる。コンパレータ71とエラーアンプ72が別々の機能ブロックとして実現される場合は、その二つの機能ブロックにおいて、入力オフセット電圧値が異なることは避けられない。コンパレータ71から出力された信号VE77は、DCMにおけるスイッチSW3の動作を制御するが、エラーアンプ72からループフィルタ15を通ってコンパレータ76に与えられる信号は、DCM動作とCCM動作の間の遷移を制御する。これにより、コンパレータ71とエラーアンプ72の入力オフセット電圧の差によって、DCMとCCMの間の遷移におけるVLOADの調整された値が変化してしまう。したがって、この入力オフセット値の差は、上記のような電圧変化を減少させるため、最小限に抑えなければならない。このことは、図4に示すように、エラーアンプ72用に、一方がループフィルタ15を駆動させ、他方がコンパレータ71と出力信号VE77を駆動する二つの電流出力を備えた単一の共通入力段を設けることで、本発明によって達成される。
図4は、本発明の第2の実施形態で使用するデュアルアンプを示す。図4を参照すると、IOUT1とIOUT2の間の入力基準オフセット電圧の差は、カレントミラー93a、93b、93cからのカレントミラー出力IL1、IL2、IH1、IH2によって決定され、入力基準オフセットの差は、入力段94のトランス・コンダクタンス利得によってさらに向上する。なお、入力段は、例えば、オフセットが最もよくなるバイポーラトランジスタの差動対でもよいが、また、MOSトランジスタの差動対でもよい。これにより、上記のようなエラーアンプを図2に示す実施形態において利用すると、DCMとCCMの間の遷移が起こるとき、出力電圧VLOADの好ましくない変化が負荷電流ILOAD7の関数として生ずることを抑制することによって、集積回路における実装に必要な領域を簡易化し縮小化しつつ、スイッチングレギュレータの性能を向上させることができる。
図5は、本発明の集積回路の実装において、ピンの数を最小化するための回路の回路図の一例を示す。図5を参照すると、図2で示す機能を集積回路で実現するために、集積回路と外部の構成要素間で必要となるI/Oピン接続は、例えば、外部にユーザによる選択が可能な抵抗R210、R111を有する、調整可能なレギュレータの場合には、集積回路においてVLOAD8とVADJ9の両方を供給するために、少なくとも二つのピンを含む必要がある。しかし、インダクタ入力25における電圧の平均値とVLOADの差は、インダクタ5のDC抵抗掛ける負荷電流ILOAD7と等しくなる。この差は、高効率のレギュレータでは、元来小さな値である。このため、負荷電力ILOAD7が変化しても、スイッチON時間TS_ONの変化のわずかな増加を伴うのみで、インダクタ入力電圧の平均値で図6のTONタイマ回路におけるVLOADを置き換えることができる。既にI/Oのピン98を有するインダクタ入力電圧の平均値又はローパスフィルタで処理した値でI/Oピン94のVLOAD信号を置き換えて、VLOADのI/Oピン94を、例えば、図5に示すように、抵抗95とキャパシタ97を備えたオンチップR−Cフィルタのみのコストで、除去することができる。
上記のように、本発明には、従来の装置を超えるかなりの利点がある。本発明の利点の一つは、電流モードスイッチングレギュレータに、スイッチONのデューティー比が100%まで動作することができる機能を設けたことである。これは、傾斜補償を使用せずに、スイッチON時間TONの所定値を利用して実現可能である。
上記のように、本発明に従ってプログラムされたON時間を利用すると、(しばしば)短い高電位側スイッチON時間に電流を感知する必要がなくなり、一定の周波数クロックを必要とすることなく、スイッチング周波数の変化を最小にできる。
その他の本発明の利点としては、出力電圧の調整精度を、比例誤差制御のみを行うコントローラの精度を超えるレベルに向上させるために、出力電圧の所望値と実際の値の間の誤差の積分を用いるコントローラを提供することである。
他にも、本発明のコントローラは、負荷電流の値が小さいときは、非連続インダクタ電流モードDCMで動作し、それによって優れた軽負荷効率を得ることができ、また、負荷電流の値が大きいときは、インダクタと出力キャパシタにおけるリプル電流を(したがって、電圧出力におけるリプル電圧も)低下させ、かつ、重負荷でも優れた効率を得るために、連続インダクタ電流モードCCMでも動作することができるという利点を持つ。
さらに、本発明の他の利点は、DCMとCCM間の自動的な遷移が実現し、電流モード制御を使用することで、負荷電流と入力電圧の両方の変化による出力電圧の変化を阻止し、負荷電流動作点の関数である過渡応答時間の変化を最小限にすることがあげられる。
他にも、本発明の回路では、サンプリングクロックを用いずにループフィルタより前で誤差信号の連続的な直接監視を行って、フィルタスルーレートとクロック周期による遅延をなくすという利点もある。
また、本発明によると、出力電圧を変化や負荷電流の感知を必要とすることなく、確実で一貫性のある連続電流モード(CCM)と非連続モード(DCM)の間の自動モード変化を行うことができる。
また、システム全体を、(通常は、出力電圧のリプルの増加や過渡応答の遅延の増大を伴う)「スリープモード」にすることなく、そのときに使用していない機能を選択的にOFFにすることで、(特にDCMモード時に)より高い効率を得ることができることも、本発明の利点の一つである。
また、他にも、DCM時には「スリープ・バースト」モードの動作を行う従来のレギュレータに比べて、DCMとCCMの間のスイッチング期間の変化がはるかに小さいことも本発明の利点の一つである。
さらに、本発明による設計上の利点として、CCMにおけるスイッチング周波数の変化は、直接クロックされる装置とは少しだけ異なっており、VIN−VOUTとILOADからほぼ独立した公称値をとる。言い換えれば、本発明では、供給電圧と負荷の変化が存在しても、クロックの使用(傾斜補償を必要とする)をすることなく、定常状態のCCMスイッチング周波数をほぼ一定にしている。
本明細書では、本発明の特定の実施形態及び例を説明の目的で示しているが、当業者に理解されるように、本発明の範囲において同等の様々な変形が可能である。本発明の請求項で使用する用語は、本発明を本明細書及び請求項で開示する特定の実施形態に限定すると解釈されるものではない。むしろ、本発明の範囲は、専ら、請求項によってのみ決定されるべきものであり、請求項は確立した請求項の解釈の原則に従って解釈されるべきである。
従来のスイッチングレギュレータを示す概略図である。 図1Aに示す従来のスイッチングレギュレータの動作を示すタイミング図である。 本発明の一実施形態に係る電流モードスイッチングレギュレータを示す概略図である。 図2に示す本発明の一実施形態に係る電流モードスイッチングレギュレータの動作状態と制御論理を示す図である。 本発明と共に使用するエラーアンプの一例を示す図である。 本発明の集積回路の回路図であって、実装時にピン数を最小にするための回路を示す。 本発明に係るTON回路の一例を示す図である。

Claims (12)

  1. 共通端子と、
    直流電流入力を供給するための入力端子と、
    出力端子と、
    前記共通端子に接続された第1の端子を有する環流ダイオードと、
    前記環流ダイオードの第2の端子に接続された第1の端子と、前記出力端子に接続された第2の端子とを有するインダクタと、
    前記出力端子に接続された第1の端子と、前記共通端子に接続された第2の端子とを有するキャパシタと、
    前記入力端子と前記インダクタの第1の端子との間に接続されており、前記直流電流入力が前記インダクタに与えられる導通状態と、前記直流電流入力が前記インダクタから遮断される非導通状態との間でスイッチング動作可能なスイッチと、
    前記スイッチに接続されており、前記スイッチが前記導通状態である期間の長さが、前記入力端子の電圧と前記出力端子の電圧との間の差に反比例するように、前記スイッチが前記導通状態及び前記非導通状態である期間の長さを制御することが可能なコントローラとを備え
    前記コントローラは、前記スイッチが前記導通状態である時間を制御する動作が可能なタイマ回路を有している
    電源用スイッチングレギュレータ。
  2. 請求項1に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    当該スイッチングレギュレータは、
    前記スイッチを、最大100%までのデューティー比で前記導通状態にするものである
    電源用スイッチングレギュレータ。
  3. 請求項1に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記環流ダイオードは、
    トランジスタと、
    ボディダイオードとを有するものであり、
    前記トランジスタは、
    前記ボディダイオードのカソード端子に接続されたドレイン端子と、
    前記ボディダイオードのアノード端子に接続されたソース端子とを有するものである
    電源用スイッチングレギュレータ。
  4. 請求項3に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記ボディダイオードのカソード端子に接続された反転入力と、オフセット電圧源の第1の端子に接続された非反転入力と、前記トランジスタのゲート及び前記コントローラに接続された出力とを有する増幅器を更に備え、
    前記ボディダイオードのアノード端子は、前記オフセット電圧源の第2の端子に接続されている
    電源用スイッチングレギュレータ。
  5. 請求項1に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    当該電源用スイッチングレギュレータは、
    非連続電流モード及び連続電流モードの双方において動作可能であり、
    前記タイマ回路は、
    入力電圧、出力電圧及び負荷の値が同じ場合に、前記非連続電流モードにおける動作時に前記スイッチが前記導通状態である時間に比べて、前記連続電流モードにおける動作時に前記スイッチが前記導通状態である時間を短縮するように動作可能である
    電源用スイッチングレギュレータ。
  6. 請求項に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記タイマ回路は、
    前記連続電流モードにおける動作時には、同条件での前記非連続電流モードにおける動作時に対して、前記導通状態である時間を約90%に短縮する
    電源用スイッチングレギュレータ。
  7. 請求項に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記非連続電流モードから前記連続電流モードへの動作の遷移と、前記連続電流モードから前記非連続電流モードへの動作の遷移とは、自動的に行われる
    電源用スイッチングレギュレータ。
  8. 請求項1に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    当該電源用スイッチングレギュレータは、
    非連続電流モード及び連続電流モードの双方において動作可能であり、
    前記コントローラは、
    当該電源用スイッチングレギュレータの出力電圧レベルを示す信号を受け取る第1の入力と、参照電圧信号を受け取る第2の入力とを有するエラーアンプと、
    前記エラーアンプの出力が入力されるループフィルタを更に備え、
    前記ループフィルタの出力電圧レベルに応じて、非連続電流モードおよび連続電流モードの間を遷移するように動作す
    電源用スイッチングレギュレータ。
  9. 請求項に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記エラーアンプは、
    当該電源用スイッチングレギュレータが非連続電流モードで動作しているときと、当該電源用スイッチングレギュレータが連続電流モードで動作しているときに、動作可能である
    電源用スイッチングレギュレータ。
  10. 請求項に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記コントローラは、
    当該電源用スイッチングレギュレータの出力電圧レベルを示す信号を受け取る第1の入力と、参照電圧信号を受け取る第2の入力とを有するコンパレータを更に有し、
    前記コンパレータは、
    当該電源用スイッチングレギュレータの出力電圧レベルを示す信号が前記参照電圧よりも低くなるときに、前記スイッチを前記導通状態に遷移させる信号を生成する
    電源用スイッチングレギュレータ。
  11. 請求項10に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記エラーアンプと前記コンパレータとは、2出力エラーアンプを用いて構成されている
    電源用スイッチングレギュレータ。
  12. 請求項に記載の電源用スイッチングレギュレータにおいて、
    前記タイマ回路は、
    当該電源用スイッチングレギュレータの出力電圧レベルを示す信号として、前記インダクタの第1の端子の電圧を平均することによって生成される電圧を用いる
    電源用スイッチングレギュレータ。
JP2005103158A 2004-03-31 2005-03-31 所定の導通期間を有する電流モードスイッチングレギュレータ Expired - Fee Related JP4280247B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US55769504P 2004-03-31 2004-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005295795A JP2005295795A (ja) 2005-10-20
JP4280247B2 true JP4280247B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=35328096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005103158A Expired - Fee Related JP4280247B2 (ja) 2004-03-31 2005-03-31 所定の導通期間を有する電流モードスイッチングレギュレータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7250746B2 (ja)
JP (1) JP4280247B2 (ja)

Families Citing this family (75)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7901400B2 (en) * 1998-10-23 2011-03-08 Covidien Ag Method and system for controlling output of RF medical generator
US7137980B2 (en) 1998-10-23 2006-11-21 Sherwood Services Ag Method and system for controlling output of RF medical generator
US7364577B2 (en) 2002-02-11 2008-04-29 Sherwood Services Ag Vessel sealing system
CA2484875C (en) * 2002-05-06 2013-04-23 Sherwood Services Ag Method and system for optically detecting blood and controlling a generator during electrosurgery
US7044948B2 (en) 2002-12-10 2006-05-16 Sherwood Services Ag Circuit for controlling arc energy from an electrosurgical generator
CA2524289C (en) 2003-05-01 2016-01-19 Sherwood Services Ag Method and system for programming and controlling an electrosurgical generator system
US8104956B2 (en) * 2003-10-23 2012-01-31 Covidien Ag Thermocouple measurement circuit
US7396336B2 (en) 2003-10-30 2008-07-08 Sherwood Services Ag Switched resonant ultrasonic power amplifier system
US7131860B2 (en) 2003-11-20 2006-11-07 Sherwood Services Ag Connector systems for electrosurgical generator
US7766905B2 (en) 2004-02-12 2010-08-03 Covidien Ag Method and system for continuity testing of medical electrodes
EP1641116A1 (en) * 2004-09-27 2006-03-29 STMicroelectronics S.r.l. Reduced hardware control circuit device with current loop for broad band hard disk drive applications
US7628786B2 (en) 2004-10-13 2009-12-08 Covidien Ag Universal foot switch contact port
US9474564B2 (en) 2005-03-31 2016-10-25 Covidien Ag Method and system for compensating for external impedance of an energy carrying component when controlling an electrosurgical generator
US7391199B2 (en) * 2005-07-20 2008-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. DC-DC converter
JP4687882B2 (ja) * 2005-07-29 2011-05-25 スタンレー電気株式会社 静電容量式施錠スイッチ
US8734438B2 (en) * 2005-10-21 2014-05-27 Covidien Ag Circuit and method for reducing stored energy in an electrosurgical generator
US7947039B2 (en) 2005-12-12 2011-05-24 Covidien Ag Laparoscopic apparatus for performing electrosurgical procedures
JP4850540B2 (ja) * 2005-12-26 2012-01-11 富士通セミコンダクター株式会社 Dc−dcコンバータ及びdc−dcコンバータの制御回路
US7513896B2 (en) 2006-01-24 2009-04-07 Covidien Ag Dual synchro-resonant electrosurgical apparatus with bi-directional magnetic coupling
US8216223B2 (en) 2006-01-24 2012-07-10 Covidien Ag System and method for tissue sealing
CA2574934C (en) 2006-01-24 2015-12-29 Sherwood Services Ag System and method for closed loop monitoring of monopolar electrosurgical apparatus
US8147485B2 (en) 2006-01-24 2012-04-03 Covidien Ag System and method for tissue sealing
US8685016B2 (en) 2006-01-24 2014-04-01 Covidien Ag System and method for tissue sealing
US9186200B2 (en) 2006-01-24 2015-11-17 Covidien Ag System and method for tissue sealing
CA2574935A1 (en) 2006-01-24 2007-07-24 Sherwood Services Ag A method and system for controlling an output of a radio-frequency medical generator having an impedance based control algorithm
AU2007200299B2 (en) 2006-01-24 2012-11-15 Covidien Ag System and method for tissue sealing
US7651493B2 (en) 2006-03-03 2010-01-26 Covidien Ag System and method for controlling electrosurgical snares
US7648499B2 (en) 2006-03-21 2010-01-19 Covidien Ag System and method for generating radio frequency energy
US7486060B1 (en) 2006-03-30 2009-02-03 Western Digital Technologies, Inc. Switching voltage regulator comprising a cycle comparator for dynamic voltage scaling
US7651492B2 (en) 2006-04-24 2010-01-26 Covidien Ag Arc based adaptive control system for an electrosurgical unit
US8753334B2 (en) 2006-05-10 2014-06-17 Covidien Ag System and method for reducing leakage current in an electrosurgical generator
US7551383B1 (en) 2006-06-28 2009-06-23 Western Digital Technologies, Inc. Adjusting voltage delivered to disk drive circuitry based on a selected zone
US8034049B2 (en) * 2006-08-08 2011-10-11 Covidien Ag System and method for measuring initial tissue impedance
US7731717B2 (en) 2006-08-08 2010-06-08 Covidien Ag System and method for controlling RF output during tissue sealing
US7794457B2 (en) 2006-09-28 2010-09-14 Covidien Ag Transformer for RF voltage sensing
JP4854451B2 (ja) * 2006-09-29 2012-01-18 パナソニック株式会社 昇圧コンバータ
US7471072B2 (en) * 2006-10-16 2008-12-30 Semtech Corporation Switched mode power supply having variable minimum switching frequency
US7330019B1 (en) 2006-10-31 2008-02-12 Western Digital Technologies, Inc. Adjusting on-time for a discontinuous switching voltage regulator
JP2008154419A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Ricoh Co Ltd スイッチングレギュレータ及びスイッチングレギュレータを構成する半導体装置
US8777941B2 (en) 2007-05-10 2014-07-15 Covidien Lp Adjustable impedance electrosurgical electrodes
US7834484B2 (en) 2007-07-16 2010-11-16 Tyco Healthcare Group Lp Connection cable and method for activating a voltage-controlled generator
US8216220B2 (en) 2007-09-07 2012-07-10 Tyco Healthcare Group Lp System and method for transmission of combined data stream
US7733189B1 (en) 2007-09-14 2010-06-08 Western Digital Technologies, Inc. Oscillator comprising foldover detection
US8512332B2 (en) 2007-09-21 2013-08-20 Covidien Lp Real-time arc control in electrosurgical generators
US7888924B2 (en) * 2008-02-08 2011-02-15 Texas Instruments Incorporated Combination continuous and discontinuous control of a power regulator
JP5184937B2 (ja) * 2008-03-28 2013-04-17 新電元工業株式会社 スイッチング電源
US8226639B2 (en) 2008-06-10 2012-07-24 Tyco Healthcare Group Lp System and method for output control of electrosurgical generator
US8085020B1 (en) 2008-06-13 2011-12-27 Western Digital Technologies, Inc. Switching voltage regulator employing dynamic voltage scaling with hysteretic comparator
US8262652B2 (en) 2009-01-12 2012-09-11 Tyco Healthcare Group Lp Imaginary impedance process monitoring and intelligent shut-off
GB0912745D0 (en) * 2009-07-22 2009-08-26 Wolfson Microelectronics Plc Improvements relating to DC-DC converters
JP5402469B2 (ja) * 2009-09-28 2014-01-29 サンケン電気株式会社 電力変換装置及び制御回路
US8232790B2 (en) * 2009-10-15 2012-07-31 Stmicroelectronics Asia Pacific Pte Ltd. Architecture for controlling a dual polarity, single inductor boost regulator used as a dual polarity supply in a hard disk drive dual stage actuator (DSA) device
US20110254537A1 (en) * 2010-04-14 2011-10-20 System General Corp. Method and Apparatus for Detecting CCM Operation of a Magnetic Device
EP2386329A1 (en) * 2010-05-11 2011-11-16 S.O.R. Internacional, S.A. Apparatus for the skin treatment with visible light
US8937404B1 (en) 2010-08-23 2015-01-20 Western Digital Technologies, Inc. Data storage device comprising dual mode independent/parallel voltage regulators
JP5577961B2 (ja) * 2010-08-30 2014-08-27 富士通株式会社 スイッチング素子補償回路
EP2518878B1 (en) * 2011-04-29 2018-10-17 STMicroelectronics S.r.l. DC-DC converter, method for operating the DC-DC converter, environmental energy harvesting system comprising the DC-DC converter, and apparatus comprising the energy harvesting system
EP2518873B1 (en) 2011-04-29 2015-07-29 STMicroelectronics S.r.l. Rectifier circuit, and environmental energy harvesting system comprising the rectifier circuit
EP2518883B1 (en) 2011-04-29 2016-03-30 STMicroelectronics S.r.l. System and method for efficiently harvesting environmental energy
JP6042091B2 (ja) * 2011-05-13 2016-12-14 ローム株式会社 スイッチングレギュレータの制御回路、スイッチングレギュレータおよび電子機器、スイッチング電源装置、テレビ
ITTO20120847A1 (it) 2012-09-27 2014-03-28 St Microelectronics Srl Interfaccia di raccolta di energia con efficienza migliorata, metodo per operare l'interfaccia di raccolta di energia, e sistema di raccolta di energia comprendente l'interfaccia di raccolta di energia
US9735574B2 (en) 2012-12-31 2017-08-15 Gazelle Semiconductor, Inc. Switching regulator circuits and methods
US9086708B2 (en) 2012-12-31 2015-07-21 Gazelle Semiconductor Inc. High slew rate switching regulator circuits and methods
US9504516B2 (en) 2013-05-31 2016-11-29 Covidien LLP Gain compensation for a full bridge inverter
US9872719B2 (en) 2013-07-24 2018-01-23 Covidien Lp Systems and methods for generating electrosurgical energy using a multistage power converter
US9577532B2 (en) 2013-07-25 2017-02-21 Gazelle Semiconductor, Inc. Switching regulator circuits and methods
US9655670B2 (en) 2013-07-29 2017-05-23 Covidien Lp Systems and methods for measuring tissue impedance through an electrosurgical cable
US9866104B2 (en) 2013-11-26 2018-01-09 Gazelle Semiconductor, Inc. Circuits and methods for operating a switching regulator
US9698695B1 (en) 2014-03-27 2017-07-04 Infineon Technologies Austria Ag Peak power limitation and overpower protection for switched-mode power supplies
US9444340B2 (en) 2014-06-26 2016-09-13 Gazelle Semiconductor, Inc. Circuits and methods for providing current to a load
US9287701B2 (en) 2014-07-22 2016-03-15 Richard H. Sherratt and Susan B. Sherratt Revocable Trust Fund DC energy transfer apparatus, applications, components, and methods
WO2016014703A2 (en) * 2014-07-22 2016-01-28 Sherratt, Richard Dc energy transfer apparatus, applications, components, and methods
JP6295397B1 (ja) * 2017-09-12 2018-03-20 トレックス・セミコンダクター株式会社 スイッチング電源回路
JP6211726B1 (ja) * 2017-02-18 2017-10-11 トレックス・セミコンダクター株式会社 スイッチング電源回路
CN111338421B (zh) * 2019-12-09 2021-09-24 重庆西南集成电路设计有限责任公司 可恒限流切换的二总线供电线性稳压器及双模式稳压电路

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4378530A (en) * 1979-07-04 1983-03-29 Unisearch Limited High-efficiency low-distortion amplifier
US4727308A (en) * 1986-08-28 1988-02-23 International Business Machines Corporation FET power converter with reduced switching loss
US4943902A (en) * 1987-11-23 1990-07-24 Viteq Corporation AC to DC power converter and method with integrated line current control for improving power factor
US4959606A (en) * 1989-01-06 1990-09-25 Uniphase Corporation Current mode switching regulator with programmed offtime
US5305192A (en) * 1991-11-01 1994-04-19 Linear Technology Corporation Switching regulator circuit using magnetic flux-sensing
US5481178A (en) * 1993-03-23 1996-01-02 Linear Technology Corporation Control circuit and method for maintaining high efficiency over broad current ranges in a switching regulator circuit
US5479090A (en) * 1993-11-24 1995-12-26 Raytheon Company Power converter having optimal dynamic operation
WO1996013900A1 (de) * 1994-10-28 1996-05-09 Siemens Aktiengesellschaft Elektronischer schalter, geeignet für induktive lasten
US5600234A (en) * 1995-03-01 1997-02-04 Texas Instruments Incorporated Switch mode power converter and method
KR100206143B1 (ko) * 1996-08-28 1999-07-01 윤종용 고역률 보상회로
US5929620A (en) * 1996-11-07 1999-07-27 Linear Technology Corporation Switching regulators having a synchronizable oscillator frequency with constant ramp amplitude
JP3116869B2 (ja) * 1997-07-23 2000-12-11 株式会社村田製作所 電流モード制御装置のスロープ補償回路
US5905407A (en) * 1997-07-30 1999-05-18 Motorola, Inc. High efficiency power amplifier using combined linear and switching techniques with novel feedback system
DE19814681B4 (de) * 1998-04-01 2008-11-13 Infineon Technologies Ag Current-Mode-Schaltregler
US6307356B1 (en) * 1998-06-18 2001-10-23 Linear Technology Corporation Voltage mode feedback burst mode circuit
DE19841341A1 (de) * 1998-09-10 2000-03-16 Bosch Gmbh Robert Abwärts-Drosselwandler
US6066943A (en) * 1998-10-08 2000-05-23 Texas Instruments Incorporated Capacitive-summing switch-mode power conversion control
US6034517A (en) * 1998-10-27 2000-03-07 Linear Technology Corporation High efficiency step-down switching regulators
US5982160A (en) * 1998-12-24 1999-11-09 Harris Corporation DC-to-DC converter with inductor current sensing and related methods
GB9907021D0 (en) * 1999-03-27 1999-05-19 Koninkl Philips Electronics Nv Switch circuit and semiconductor switch for battery-powered equipment
US6177825B1 (en) * 1999-03-31 2001-01-23 Sony Corporation Fast high side switch for hard disk drive preamplifiers
US6522178B2 (en) * 1999-04-22 2003-02-18 International Rectifier Corporation Controlling high side devices without using level shift switches
US6313610B1 (en) * 1999-08-20 2001-11-06 Texas Instruments Incorporated Battery protection circuit employing active regulation of charge and discharge devices
US6166528A (en) * 1999-11-02 2000-12-26 Fairchild Semiconductor Corporation Lossless current sensing in buck converters working with low duty cycles and high clock frequencies
US6498466B1 (en) * 2000-05-23 2002-12-24 Linear Technology Corp. Cancellation of slope compensation effect on current limit
US6396250B1 (en) * 2000-08-31 2002-05-28 Texas Instruments Incorporated Control method to reduce body diode conduction and reverse recovery losses
US6476589B2 (en) * 2001-04-06 2002-11-05 Linear Technology Corporation Circuits and methods for synchronizing non-constant frequency switching regulators with a phase locked loop
US6366070B1 (en) * 2001-07-12 2002-04-02 Analog Devices, Inc. Switching voltage regulator with dual modulation control scheme
US6509721B1 (en) * 2001-08-27 2003-01-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Buck regulator with ability to handle rapid reduction of load current
ITVA20020038A1 (it) * 2002-05-30 2003-12-01 St Microelectronics Srl Regolatore di tensione
EP1367703A1 (en) * 2002-05-31 2003-12-03 STMicroelectronics S.r.l. Method of regulation of the supply voltage of a load and relative voltage regulator
DE10225406B4 (de) * 2002-06-07 2005-07-14 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Ansteuerung eines Schalters in einem Schaltwandler und Ansteuerschaltung zur Ansteuerung eines Schalters
ITMI20021539A1 (it) * 2002-07-12 2004-01-12 St Microelectronics Srl Controllore digitale per convertitori dc-dc a commutazione
US6724174B1 (en) * 2002-09-12 2004-04-20 Linear Technology Corp. Adjustable minimum peak inductor current level for burst mode in current-mode DC-DC regulators
US7030596B1 (en) * 2003-12-03 2006-04-18 Linear Technology Corporation Methods and circuits for programmable automatic burst mode control using average output current

Also Published As

Publication number Publication date
US20050218877A1 (en) 2005-10-06
US7250746B2 (en) 2007-07-31
JP2005295795A (ja) 2005-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4280247B2 (ja) 所定の導通期間を有する電流モードスイッチングレギュレータ
JP5240983B2 (ja) スイッチングレギュレータおよびそれを作動させるための方法
US8018212B1 (en) Buck-boost regulator
JP4110926B2 (ja) Dc−dcコンバータ
US7804285B2 (en) Control of operation of switching regulator to select PWM control or PFM control based on phase comparison
US7298124B2 (en) PWM regulator with discontinuous mode and method therefor
US8476887B2 (en) DC to DC converter with pseudo constant switching frequency
US7522432B2 (en) Switching regulator and control circuit and method used therein
TWI536723B (zh) 升降壓轉換器及其控制器和控制方法
US7064531B1 (en) PWM buck regulator with LDO standby mode
US7019507B1 (en) Methods and circuits for programmable current limit protection
US9602001B1 (en) Buck converter with a variable-gain feedback circuit for transient responses optimization
US20060176038A1 (en) Current-mode control for switched step up-step down regulators
US7282900B2 (en) Performance controller for a step down current mode switching regulator
JP2017085725A (ja) 降圧dc/dcコンバータおよびその制御回路、車載用電源装置
US20100046124A1 (en) Boost DC-DC converter control circuit and boost DC-DC converter having protection circuit interrupting overcurrent
US20230275512A1 (en) 4-phase buck-boost converter
JP4548100B2 (ja) Dc−dcコンバータ
US10243464B2 (en) Power regulator with prevention of inductor current reversal
US11349393B2 (en) Wide input voltage low IQ switching converter
JP2002051541A (ja) スイッチング電源装置及びスイッチング電源用半導体装置
US11722061B2 (en) Valley current mode control for a voltage converter
US20220352821A1 (en) Non-isolated power module with user adjustable pass-through mode
JP4207114B2 (ja) 電流出力回路
US8368372B2 (en) Switch mode regulator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050831

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090313

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees