JP4280135B2 - 堆肥発酵熱発電方法及び堆肥発酵熱発電装置 - Google Patents

堆肥発酵熱発電方法及び堆肥発酵熱発電装置 Download PDF

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Description

本発明は、堆肥の発酵により発生する熱を用いて発電する堆肥発酵熱発電方法及び堆肥発酵熱発電装置に関する。
従来の家畜の排泄物等を用いた発電は、例えば、バイオマス方式と称して、嫌気性処理によるメタンガス発酵から得られるメタンを燃焼することによって行っていた。
メタンを燃焼したことで発生する二酸化炭素等は、施設で栽培されている植物に吸収させて環境を汚染しないような配慮がなされていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−23887号公報(段落0012〜0022、図1)
しかしながら、メタンを燃焼することで発生する二酸化炭素の排出量は、植物が吸収する二酸化炭素の吸収量より上回る恐れがあるため、環境汚染の危険性があった。
一方、植物の二酸化炭素の吸収量に合わせてメタンを燃焼すると、発電効率が悪くなるという問題もあった。
さらに、メタンを用いて発電する場合、メタンが発電装置から漏れ出ると、メタンによって温室効果が生じて、環境負荷を大きくしてしまうという恐れがあった。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、環境に優しい堆肥発酵熱発電方法及び堆肥発酵熱発電装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明では、貯留庫に貯留されている堆肥から発生する発酵熱によって、前記貯留庫に設けられる吸熱交換部を通流するアンモニア液をアンモニアガスとなるように気化させて、前記吸熱交換部内の気圧を上昇させ、前記アンモニアガスの気圧によって前記吸熱交換部と接続されている発電手段のタービンを駆動させて、前記発電手段により発電することを特徴とする。
このように、貯留庫に貯留されている堆肥は、発酵により発熱しており、本発明の堆肥発酵熱発電方法は、この発酵による熱(以下、「発酵熱」という。)を利用するものである。すなわち、貯留庫に設けられる吸熱交換部でアンモニア液をアンモニアガスに気化させることで、吸熱交換部の気圧を上昇させ、この上昇したアンモニアガスの圧力(気圧)で発電手段のタービンを駆動させるものである。
これにより、堆肥による発酵熱を用いることでアンモニア液を容易にアンモニアガスに気化させることができ、アンモニア液がアンモニアガスに気化することで発電手段のタービンを駆動させることができるので発電効率がよく、二酸化炭素を排出することがないので環境に優しい発電を行うことができる。
また、本発明は、気圧で駆動するタービンを有する発電手段と、アンモニア液をアンモニアガスとなるように気化させる吸熱交換部と、前記アンモニアガスを前記タービンに供給するガスチェンバーと、発電手段のタービンを通過した前記アンモニアガスをアンモニア液となるように冷却及び加圧して液化する液化手段と、前記アンモニアガスから液化された前記アンモニア液を前記吸熱交換部に供給する供給手段と、を備えた堆肥発酵熱発電装置であって、前記吸熱交換部が、堆肥が貯留された貯留庫に設けられて構成されることを特徴とする。
このようにすると、吸熱交換部でアンモニア液が気化してアンモニアガスとなり、吸熱交換部内の気圧が上昇する。ガスチェンバーは、圧力が上昇したアンモニアガスを蓄えるとともに、所定の圧力に調整したうえで、気圧で駆動するタービンを有する発電手段にアンモニアガスを供給する。発電手段はタービンが駆動することにより発電を行い、タービンを通過したアンモニアガスは、液化手段によって冷却及び加圧されてアンモニア液となる。液化手段によって液化したアンモニア液は、供給手段によって、再び吸熱交換部に供給される。
これにより、アンモニアは、その状態を液体からガス、ガスから液体と変えながら、吸熱交換部、ガスチェンバー、発電手段のタービン、液化手段、供給手段、吸熱交換部と循環するため、発電手段のタービンを駆動させてもアンモニアが消費されることはない。
また、アンモニアは、アンモニア液の状態で貯留庫に貯留されている堆肥による発酵熱で熱せられた吸熱交換部に供給されるため、容易にアンモニアガスの状態に変える(気化する)ことができる。これにより、吸熱交換部内の気圧が上昇してガスチェンバーに圧力のかかったアンモニアガスを蓄えて、所定の圧力でタービンに給することができるので、発電手段による安定した発電を行うことができる。
アンモニア液を堆肥の発酵熱によってアンモニアガスに気化させ、このアンモニアガスを利用して発電手段のタービンを駆動させることができるので発電効率がよく、しかも、二酸化炭素を排出することがないので環境に優しい発電を行うことができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の堆肥発酵熱発電装置100は、図1に示すように、家畜の排泄物から生成される堆肥Tを用いて発電する装置であって、供給手段10、アンモニア液20、貯留庫30、吸熱交換部40、ガスチェンバー50、発電手段60、液化手段70、とから構成されている。
まず、堆肥発酵熱発電装置100の各構成の接続について説明すると、吸熱交換部40は、堆肥Tを貯留する貯留庫30の内部において、貯留庫30の側壁部に沿って水平に配置される。この吸熱交換部40の一方の端部は、第1接続管DS1を介してガスチェンバー50に接続されている。ガスチェンバー50は、第2接続管DS2を介して発電手段60と接続されており、さらに発電手段60が第3接続管DS3を介して液化手段70と接続されている。そして、液化手段70は、第4接続管DS4を介して供給手段10と接続されており、供給手段10が吸熱交換部40の他方の端部に第5接続管DS5を介して接続されている。
アンモニアは、このように接続された熱交換部40、ガスチェンバー50、発電手段60、液化手段70、供給手段10、を循環するように通流する。
ここで、アンモニアは、アンモニア液20として後述する供給手段10のアンモニア液貯留タンク12に貯留されており、吸熱交換部40で気化してアンモニアガス20Aとなった後、後述する液化手段70で液化してアンモニア液20となり、このような状態変化を繰り返しながら堆肥発酵熱発電装置100を循環する。
堆肥Tは、家畜の排泄物を脱水処理することで生成される。したがって、家畜が生存し続ける限り堆肥Tが生成されることとなる。
このようにして生成された堆肥Tは、貯留庫30に貯留されて微生物等で発酵される。このとき、堆肥Tは、発酵することによって、例えば、40度から60度の発酵熱を発生し、発酵が続く限りこの温度帯を維持するようになっている。
貯留庫30は、堆肥Tを貯留した状態となると、堆肥Tの臭いが外部に漏れ出ないように密封状態にされる。この貯留庫30は、平面視において矩形形状であって、図2に示すように、底部がV字形状に形成されている。そして、側壁部が高く設定されており、多量の堆肥Tを貯留できるようになっている。また、この貯留庫30は、堆肥Tの発酵によって発生する発酵熱で熱せられる。
ここで、堆肥Tの発酵を促進するために、貯留庫30には、図2に示すように、堆肥攪拌オーガーTKが設けられており、堆肥Tの発酵が終了するまで攪拌が行われる。そして、発酵が終了した堆肥Tは、オーガーコンベアOCで貯留庫30外に搬出され(図1参照)、肥料として用いられるようになっている。
供給手段10は、圧送ポンプ11と、アンモニア液貯留タンク12と、供給ポンプ13とから構成されており、液化手段70からの液化されたアンモニア液20をアンモニア液貯留タンク12に貯留する役割と、吸熱交換部40にアンモニア液20を供給する役割を果たす。
供給ポンプ13は、液化手段70から送られる液化されたアンモニア液20をアンモニア液貯留タンク12に供給する役割を果たす。
アンモニア液貯留タンク12は、アンモニア液20を貯留する役割を果たす。
圧送ポンプ11は、アンモニア液貯留タンク12に貯留されているアンモニア液20を吸熱交換部40に供給するために圧送する役割を果たす。
なお、圧送ポンプ11から吸熱交換部40へアンモニア液20を供給するために圧送する場合、圧送ポンプ11と吸熱交換部40とを接続する第5接続管DS5には、図示しないアンモニア液供給バルブが設けられており、図示しない制御手段によりバルブの開閉を行うことで吸熱交換部40へアンモニア液20を供給する。これにより、アンモニア液20を吸熱交換部40内で気化させることができる。
吸熱交換部40は、前述のとおり、堆肥Tを貯留する貯留庫30の内部において、貯留庫30の側壁部に沿って、その両側の側壁部に片側3本づつの中空の管材が水平に配置されている。この管材の内部でアンモニア液20が気化してアンモニアガス20Aとなり、アンモニアガス20Aは、気化したことによる体積膨張で管材の内部の気圧が上昇し、この気圧により吸熱交換部40から排出される。
ここで、吸熱交換部40は、貯留庫30の内部に設けられていることにより、堆肥Tが発生している発酵熱を直接受けるため、吸熱交換部40の内部の温度が、アンモニア液20の沸点をはるかに超える温度となっている。
一方、第5接続管DS5は、沸点よりも低い温度に保たれているため、アンモニア液20が、内部が沸点をはるかに超える温度となっている吸熱交換部40に供給されると、勢い良く気化する。すなわち、アンモニア液20が気化して吸熱交換部40で急激に体積膨張をするので、吸熱交換部40の内部の気圧が上昇することとなる。
吸熱交換部40から排出されたアンモニアガス20Aは、第1接続管DS1を通流してガスチェンバー50に供給される。
ガスチェンバー50は、アンモニアガスタンク51と、定圧供給バルブ52と、から構成されており、吸熱交換部40から排出されたアンモニアガス20Aを貯留して、所定の圧力で発電手段60に供給する役割を果たす。
アンモニアガスタンク51は、吸熱交換部40から排出されたアンモニアガス20Aを貯留する役割を果たす。
定圧供給バルブ52は、アンモニアガスタンク51に蓄えられたアンモニアガス20Aを所定の圧力を一定に保持して、第2接続管DS2を介して発電手段60へ供給する役割を果たす。
この定圧供給バルブ52は、図示しない制御手段によりバルブの開閉が行われ、所定の圧力を維持して、発電手段60にアンモニアガス20Aを供給することができるようになっている。
発電手段60は、気圧で駆動するタービン61を備えており、ガスチェンバー50から供給された所定の圧力のアンモニアガス20Aでタービンが駆動されることで発電を行う役割を果たす。このアンモニアガス20Aは、タービン61を通流し、第3接続管DS3を介して図示しない圧送ポンプにより液化手段70へ供給される。
液化手段70は、貯留タンク71と、冷却手段72と、加圧手段73と、排出ポンプ74と、から構成されており、アンモニアガス20Aをアンモニア液20に液化する役割を果たす。
貯留タンク71は、発電手段60のタービン61を通流したアンモニアガス20Aを貯留する役割を果たす。アンモニアガス20Aを貯留タンク71に貯留するために、図示しない圧送ポンプを第3接続管DS3に設けておき、この圧送ポンプによりアンモニアガス20Aを貯留タンク71に貯留させることができるようになっている。
冷却手段72は、貯留タンク71内のアンモニアガス20Aを冷却する役割を果たし、例えば、冷却手段72は、貯留タンク71を覆う冷却タンク(図示せず)に地下から汲み上げた水温10度程度の地下水を満たすことで、貯留タンク71を冷却する。
なお、冷却手段72に冷凍機等を用いても良い。
加圧手段73は、貯留タンク71内のアンモニアガス20Aに圧力をかける役割を果たす。例えば、加圧手段73は、貯留タンク71内の容積を変更可能に可動する可動壁を制御して、アンモニアガス20Aが貯留された貯留タンク71内の容積が小さくなるようにこの可動壁を稼動させることで、アンモニアガス20Aを加圧する。
したがって、アンモニアガス20Aは、図示しない圧送ポンプにより貯留タンク71に供給されると、冷却手段72と加圧手段73とにより、同時に冷却されつつ加圧されて貯留タンク71内で液化してアンモニア液20となる。
排出ポンプ74は、貯留タンク71内でアンモニアガス20Aがアンモニア液20となると、アンモニア液20を貯留タンク71内から排出する役割を果たす。
排出されたアンモニア液20は、第4接続管DS4を介して、供給手段10の供給ポンプ13により、アンモニア液貯留タンク12へ供給される。
このように堆肥発酵熱発電装置100を構成したことにより、アンモニア液20を気化させて吸熱交換部40の内部の気圧を上昇させることで、発電手段60のタービン61を駆動させることができるので、発電効率がよい発電を行うことができる。また、堆肥Tの発酵熱でアンモニア液20を気化させて発電を行うことにより、アンモニア液20を消費することなく、また、二酸化炭素を発生することがないので環境に優しい発電を行うことができる。
次に、本発明の堆肥発酵熱発電方法について説明する。
本発明の堆肥発酵熱発電方法は、(1)貯留庫30に貯留されている堆肥Tから発生する発酵熱によって、貯留庫30に設けられる吸熱交換部40を通流するアンモニア液20をアンモニアガス20Aとなるように気化させて、アンモニア液20がアンモニアガス20Aとなることにより吸熱交換部40内の気圧を上昇させ、(2)アンモニアガス20Aの気圧によって吸熱交換部40と接続されている発電手段60のタービン61を駆動させて、発電手段60により発電する方法である。
(1)
まず、供給手段10において、アンモニア液貯留タンク12に貯留されているアンモニア液20を圧送ポンプ11により第5接続管DS5を介して接続されている吸熱交換部40へ供給する。このとき、第5接続管DS5には図示しないアンモニア液供給バルブが設けられており、図示しない制御手段によりバルブの開閉を行うことにより吸熱交換部40へアンモニア液20を供給する。
ここで、吸熱交換部40は、貯留庫30の内部に設けられていることで堆肥Tが発生している発酵熱を直接受ける。したがって、吸熱交換部40の温度が第5接続管DS5の内部の温度よりも高くなっているため、アンモニア液20は、内部が沸点をはるかに超える温度となっている吸熱交換部40に供給されると勢い良く気化してアンモニアガス20Aとなる。つまり、アンモニア液20が勢い良くアンモニアガス20Aになることにより急激に体積膨張が起こり、吸熱交換部40の内部の気圧を上昇させる。
すると、アンモニアガス20Aは、気化したことによる体積膨張で吸熱交換部40の内部の気圧を上昇させて、この気圧により吸熱交換部40から排出される。
(2)
ガスチェンバー50は、吸熱交換部40から排出されたアンモニアガス20Aをアンモニアガスタンク51に蓄えるとともに、定圧供給バルブ52により所定の圧力でアンモニアガス20Aを第2接続管DS2を介して発電手段60に供給し、発電手段60が備えるタービン61を駆動させる。発電手段60は、タービン61が駆動することにより発電を行う。
(その他)
タービン61を通流したアンモニアガス20Aは、第3接続管DS3を介して図示しない圧送ポンプにより液化手段70の貯留タンク71へ供給され、液化手段70において、冷却手段72と加圧手段73とによりアンモニアガス20Aが冷却及び加圧されてアンモニア液20へと液化される。貯留タンク71内でアンモニアガス20Aがアンモニア液20となると、そのアンモニア液20は、液化手段70の排出ポンプ74により、貯留タンク71内から排出され、第4接続管DS4を介して、供給手段10の供給ポンプ13により、アンモニア液貯留タンク12へ供給される。
これにより、堆肥Tによる発酵熱を用いることでアンモニア液20を容易にアンモニアガス20Aに気化させることができ、アンモニア液20がアンモニアガス20Aに気化することで発電手段60のタービン61を駆動させることができるので発電効率がよく、二酸化炭素を排出することがないので環境に優しい発電を行うことができる。
以上、本発明について、好適な実施形態の一例を説明した。しかし、本発明は、前記実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
例えば、貯留庫30の側壁部の内部に吸熱交換部を設け、貯留庫30が堆肥Tの発酵熱により熱せられるとともに吸熱交換部も熱せられるようにすることもできる。
これは、貯留庫30の側壁部が吸熱交換部に堆肥Tの発酵熱を伝達することによりなされる。
また、吸熱交換部は、貯留庫30内に複数設けてもよい。このようにすることにより、熱交換効率を向上させることができる。
また、吸熱交換部は、貯留庫30内で水平に設けるほかに、屈曲させたり蛇行させて設けても良い。このようにしても熱交換効率を向上させることができる。
貯留庫の形状は、円筒形状に形成してもよい。この円筒形状の貯留庫は、円筒部の軸線方向が鉛直方向となるように設置される。このように貯留庫を形成しても、堆肥を発酵させて発酵熱を発生させることができる。
また、吸熱交換部は、パネル状に形成しても良い。このパネル状の吸熱交換部は、パネルの内部にアンモニア液を供給できるアンモニア液の気化空間が設けられており、気化空間の一方の端部に第5接続管DS5が接続され、他方の端部に第1接続管が接続された状態となっており、アンモニア液を第5接続管DS5からパネル状の吸熱交換部の気化空間へ供給されると、気化空間でアンモニア液は気化してアンモニアガスとなり、気化空間から排出されて第1接続管を通流することができるようになっている。
これにより、吸熱交換部がパネル状に形成されていても、アンモニア液を勢い良くアンモニアガスへと気化させることができる。
本発明の実施の形態に係る堆肥発酵熱発電装置の一例を示すブロック図である。 図1のA−A断面図である。
符号の説明
100 堆肥発酵熱発電装置
10 供給手段
20 アンモニア液
20A アンモニアガス
30 貯留庫
40 吸熱交換部
50 ガスチェンバー
60 発電手段
61 タービン
70 液化手段
T 堆肥

Claims (2)

  1. 貯留庫に貯留されている堆肥から発生する発酵熱によって、前記貯留庫に設けられる吸熱交換部を通流するアンモニア液をアンモニアガスとなるように気化させて、前記吸熱交換部内の気圧を上昇させ、
    前記アンモニアガスの気圧によって前記吸熱交換部と接続されている発電手段のタービンを駆動させて、
    前記発電手段により発電することを特徴とする堆肥発酵熱発電方法。
  2. 気圧で駆動するタービンを有する発電手段と、
    アンモニア液をアンモニアガスとなるように気化させる吸熱交換部と、
    前記アンモニアガスを前記タービンに供給するガスチェンバーと、
    発電手段のタービンを通過した前記アンモニアガスをアンモニア液となるように冷却及び加圧して液化する液化手段と、
    前記アンモニアガスから液化された前記アンモニア液を前記吸熱交換部に供給する供給手段と、
    を備えた堆肥発酵熱発電装置であって、
    前記吸熱交換部が、堆肥が貯留された貯留庫に設けられて構成されることを特徴とする堆肥発酵熱発電装置。
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