JP4279941B2 - 揮散液体用揮散媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、芳香剤、消臭剤等の揮散液体を、揮散するための、効率的かつ美的な揮散媒体に関する。さらに詳しくは、芳香剤等の揮散液体を収容した容器に、設置する揮散媒体であり、芳香剤等の揮散による室内の快適化のみならず、揮散媒体の動的変化により看者を魅了する揮散媒体に関する。
【0002】
【従来技術】
従来芳香剤等の揮散液体を容器に収容し、該容器の口に揮散媒体を設置し、揮散媒体を通じて芳香剤等を徐徐に揮散せしめる装置が知られている。その多くは主として揮散液体を揮散拡散するのみで、視覚的に看者を魅了するようなものではなかった。しかし揮散媒体が動的であるものとしても若干の提案がある。例えば、特開昭56−96902号公報は、少なくとも1層がビニル性不飽和カルボン酸のヒドロキシ含有エステルの重合体であり、他の1層が揮発性芳香剤と相溶性の可溶化剤を含む2層以上の積層物からなる芳香剤含有造花を提案している。また実開昭61−8048号公報は、芳香液体の吸液により伸張する層と伸張層とは異なる伸張率を有する付属層とからなる芳香液体用含侵体を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術に比し、より安価、かつ簡便に、さらには反りのみならずねじれをも生ぜしめることにより、高度な造形美を実現し、看者により一層の魅惑を与える揮散液体用揮散媒体を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、紙と該紙の片面に設けられた非吸液性又は弱吸液性層を有する紙媒体を、抄紙方向の異なる紙媒体の切断片を組み合わせて、揮散液体の吸液揮散時に抄紙方向の相違による反り及び/又はねじれの差を生じせしめるようにしたことを特徴とする揮散液体用揮散媒体を提供する。さらに本発明は、上記切断片の一端側を他端側を残して複数個に切断し、該切断されたシートを、内側に裁断線が抄紙方向の紙媒体を、外側に裁断線が抄紙方向に対し横方向及び/又は斜め方向の紙媒体をそれぞれロール状に巻いたものを切断側が同一方向となるように重ね併せて揮散媒体としたことを特徴とする揮散液体用揮散媒体を提供する。本発明はさらに、紙と該紙の片面に設けられた非吸液性又は弱吸液性層を有する紙媒体を、抄紙方向に対して斜め方向に切断した切断片により、揮散液体の吸液揮散時に切断片に反りとよじれを生ぜしめるようにしたことを特徴とする揮散液体用揮散媒体を提供する。本発明はさらに、上記紙の紙面側に、非吸液性又は弱吸液性層の印刷層を部分的に設けたことを特徴とする揮散液体用揮散媒体を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明は揮散媒体を構成する紙に、抄紙方向の異なるものを使用することにより、反りのみならず、ねじれをも生ぜしめることのできる揮散液体用揮散媒体である。連続抄紙機によって抄紙された紙は、抄紙方向に比較的繊維が配列することとなる。このため、抄紙方向における水又は湿度による紙の伸びは、抄紙方向横方向に比して小さいという特性を有する。抄紙方向と横方向との中間方向においては、伸びは抄紙方向と横方向との中間の伸びを示す。さらに中間方向すなわち斜め方向においては、上記した繊維配列の不均一さに基づいて、よじれをしょうじるという特性がある。本発明は、連続抄紙機により抄紙された紙の上記特性を活用した揮散液体用揮散媒体を提供するものである。
【0006】
紙としては、連続抄紙機により抄紙された、すなわち抄紙方向を有する紙であればいずれの紙でも使用することができる。このような紙に非吸液層又は弱吸液層を設けた紙としては、片面に粘土等の塗布層を設けたアート紙、コート紙、片面に比水溶性のフィルムを設けたラミネート紙、片面に防水剤を塗布した防水紙、片面に剥離剤を塗布した剥離紙等、片面に非吸液性または弱吸液性の層を設けた紙であれば、適宜使用できる。このような層として印刷層を設けることもできる。このように片面に非吸液性等の層を設けた紙においては、抄紙方向においては反りが小さく、抄紙横方向では反りが大きくなる。また抄紙斜め方向では反りは上記2者の中間程度であり、さらによじれそ生じる。なお紙としては、反りあるいはよじれが生じたときに、その反りあるいはよじれを維持できるように適宜の厚さを有するものが好ましい。本発明は上記したように、種々の抄紙方向の紙を適宜組み合わせて使用することにより、種々の反り、よじれを有する造形美に優れた揮散液体用揮散媒体を提供することができる。さらには、ラミネート紙、剥離紙等の紙媒体の紙面側に非吸液性あるいは弱吸液性の層を部分的に設けた媒体を使用することもできる。このような媒体とすることにより多様な造形美を発揮せしめることができる。部分的な非吸液層等としては印刷層であってもよい。印刷層を設けた場合には、印刷それ自体による装飾効果をもたせることもできる。以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0007】
図1は、ラミネート紙、剥離紙等からの揮散媒体裁断を示す説明図である。記号1は抄紙方向に裁断線4を入れた切断片を示す。記号2は、抄紙方向に対し横方向に裁断線4を入れた切断片を示す。記号3は、抄紙方向に対し斜め方向に裁断線4を入れた切断片を示す。切断片1と切断片2を、切断片1を内側に切断片2を外側としてロール状に巻き、これを揮散液体を収容した容器5内に、切断片1及び2をロール状に巻いたものを裁断線4の反対側が液体中に浸漬するようにして入れた場合を図2に示す。図2において、反りが僅かな切断片1と反りが大きな切断片2とにより、花の形状をした揮散液体用揮散媒体が構成される。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、紙の抄紙方向の相違に基づく反りあるいはよじれの発生を利用した、安価かつ簡便な揮散液体用揮散媒体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙媒体からの揮散媒体の裁断を示す説明図である。
【図2】揮散媒体を容器内に挿入した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 抄紙方向の裁断線を有する切断片
2 抄紙方向に対し横方向の裁断線を有する切断片
3 抄紙方向に対し斜め方向の裁断線を有する切断片
4 裁断線
5 容器
6 容器内の液体

Claims (4)

  1. 紙と該紙の片面に設けられた非吸液性又は弱吸液性層とを有する紙媒体を、抄紙方向の異なる紙媒体の切断片を組み合わせて、揮散液体の吸液揮散時に抄紙方向の相違による反り及び/又はねじれの差を生じせしめるようにしたことを特徴とする揮散液体用揮散媒体。
  2. 切断片の一端側を、他端側を残して複数個に切断し、該切断されたシートを、内側に裁断線が抄紙方向の紙媒体を、外側に裁断線が抄紙方向に対し横方向及び/又は斜め方向の紙媒体をそれぞれロール状に巻いたものを切断側が同一方向となるように重ね併せて揮散媒体としたことを特徴とする請求項1記載の揮散液体用揮散媒体。
  3. 紙と該紙の片面に設けられた非吸液性又は弱吸液性層とを有する紙媒体を、抄紙方向に対して斜め方向に切断した切断片により、揮散液体の吸液揮散時に切断片に反りとよじれを生ぜしめるようにしたことを特徴とする揮散液体用揮散媒体。
  4. 紙と該紙の片面に設けられた非吸液性又は弱吸液性層とを有する紙媒体の紙面側に、非吸液性又は弱吸液性層を部分的に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の揮散液体用揮散媒体。
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