JP4279251B2 - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4279251B2
JP4279251B2 JP2004521118A JP2004521118A JP4279251B2 JP 4279251 B2 JP4279251 B2 JP 4279251B2 JP 2004521118 A JP2004521118 A JP 2004521118A JP 2004521118 A JP2004521118 A JP 2004521118A JP 4279251 B2 JP4279251 B2 JP 4279251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power storage
power
unit
storage unit
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004521118A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2004007332A1 (ja
Inventor
裕一 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2004007332A1 publication Critical patent/JPWO2004007332A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4279251B2 publication Critical patent/JP4279251B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/0035Arrangement of driving gear, e.g. location or support
    • B66B11/0045Arrangement of driving gear, e.g. location or support in the hoistway
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • B66B1/14Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/24Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration
    • B66B1/28Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical
    • B66B1/30Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration electrical effective on driving gear, e.g. acting on power electronics, on inverter or rectifier controlled motor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B50/00Energy efficient technologies in elevators, escalators and moving walkways, e.g. energy saving or recuperation technologies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

この発明は、二次電池などによる電力蓄積装置を用いた省エネ形のエレベータ装置に関するものである。
近年、機械室を必要としないエレベータ、例えば、巻上機および制御盤を昇降路内に設置して機械室を設けないエレベータが普及してきている。通常、エレベータには、その回生運転時には直流電力を貯蔵し、力行運転時には電力を供給する電力蓄積装置を備えているが、このようないわゆる機械室レスエレベータにおいて、電力蓄積装置を実装するためのスペースが課題であり、例えば電力蓄積装置に用いる2次電池を長く積層したものを昇降路の隅に設ける例が示されている。
しかしながら、多数の2次電池をコンパクトにまとめるとともに、2次電池を含む電力蓄積装置を省スペース的に設置し、取扱・保守などに便利なように構成したものはまだ提供されていない。
すなわち、二次電池などを用いた電力蓄積装置について、昇降路スペースが狭い機械室レスエレベータに関しては、エレベータ装置のどの部分に電力蓄積装置を配置するのかが課題となっていた。
また、二次電池を用いた電力蓄積装置は、一般に充放電効率のよい適正な温度範囲があるため、その温度範囲にまで簡単な手段で冷却するとか、より効率的に送風するということが課題になっていた。
この発明は、上述のような課題を解決した上で、機械室レスエレベータの省スペースであるメリットを損なわず、二次電池のような電力蓄積装置を適切に配置したエレベータ装置を提供することを目的とする。また、これにより、電力蓄積装置へのケーブル類の削減、また、その保守・点検が容易にできるエレベータ装置を提供することを目的とする。
さらに、二次電池などを用いた電力蓄積装置を、機械室レスエレベータで求められるように、騒音をできるだけ抑えて効率よく冷却することができるエレベータ装置を提供することを目的とする。言い換えれば、電力蓄積装置に対し効率よく送風し冷却するための送風手段を備えたエレベータ装置を提供することを目的とする。
発明の概要
この発明のエレベータ装置は、交流電力を整流し直流電力に変換して直流母線に出力するコンバータと、上記直流母線に接続され上記直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータとを含む制御盤を備え、上記インバータの出力により電動機を駆動してエレベータかごを運転するエレベータ装置において、直流母線との間で電力の授受をする電力蓄積装置を備えている。
そして、この電力蓄積装置は、上記直流母線からの電力を貯蔵し上記直流母線に電力を放出する電力蓄積部と、上記直流母線と上記電力蓄積部との間に接続された充放電回路部と、上記電力蓄積部の温度若しくはその入出力電流又は電圧のうち少なくとも一つを計測する計測部と、上記計測部の出力に応じて上記充放電回路部を制御することにより上記電力蓄積部の充放電を制御する充放電制御部とを含んでいる。そして、この電力蓄積装置は、エレベータの昇降路内に配置されている。
また、この発明のエレベータ装置は、上記と同様の制御装置と電力蓄積装置とを備え、電力蓄積装置は、電力蓄積部と、充放電回路部と、計測部と、充放電制御部とを含んでいる。そして、制御盤がエレベータの昇降路内に設置されるとともに、電力蓄積装置が、又は、少なくとも電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部のいずれかが、制御盤と一体に形成されて昇降路内に設置される。
また、この発明のエレベータ装置は、上記と同様の制御装置と電力蓄積装置とを備え、電力蓄積装置は、電力蓄積部と、充放電回路部と、計測部と、充放電制御部とを含んでいる。そして、制御盤がエレベータの昇降路内に設置されるとともに、電力蓄積装置が、又は、少なくとも電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部のいずれかが、制御盤と別体に形成されて制御盤の近隣若しくはエレベータ昇降路のピット内に設置される。また、好ましくは、上記電力蓄積装置、又は、上記電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部の少なくともいずれかが、上記制御盤の直上又は直下に設置される。
また、この発明のエレベータ装置は、交流電力を整流し直流電力に変換して直流母線に出力するコンバータと、上記直流母線に接続され上記直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータとを含む制御盤を備え、上記インバータの出力により電動機を駆動してエレベータかごを運転するエレベータ装置において、直流母線との間で電力の授受をする電力蓄積装置を備えている。そして、この電力蓄積装置は、上記直流母線からの電力を貯蔵し上記直流母線に電力を放出する電力蓄積部と、上記直流母線と上記電力蓄積部との間に接続された充放電回路部と、上記電力蓄積部の温度若しくはその入出力電流又は電圧のうち少なくとも一つを計測する計測部と、上記計測部の出力に応じて上記充放電回路部を制御することにより上記電力蓄積部の充放電を制御する充放電制御部と、電力蓄積部に送風する送風部を含んでいる。そして、この電力蓄積装置は、エレベータの昇降路内に配置される。
また、この発明のエレベータ装置は、上記と同様の制御装置と電力蓄積装置とを備え、電力蓄積装置は、電力蓄積部と、充放電回路部と、計測部と、充放電制御部、送風部とを含んでいる。そして、制御盤がエレベータの昇降路内に設置されるとともに、電力蓄積装置が、又は、少なくとも電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部、送風部のいずれかが、制御盤と一体に形成されて昇降路内に設置される。
また、この発明のエレベータ装置は、上記と同様の制御装置と電力蓄積装置とを備え、電力蓄積装置は、電力蓄積部と、充放電回路部と、計測部と、充放電制御部、送風部とを含んでいる。そして、制御盤がエレベータの昇降路内に設置されるとともに、電力蓄積装置が、又は、少なくとも電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部、送風部のいずれかが、制御盤と別体に形成されて制御盤の近隣若しくはエレベータ昇降路のピット内に設置される。また、好ましくは、上記電力蓄積装置、又は、上記電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部、送風部の少なくともいずれかが、上記制御盤の直上又は直下に設置される。
また、この発明のエレベータ装置は、上記のようなエレベータ装置において、電力蓄積装置の電力蓄積部が、複数の電力蓄積電池を電気的に接続して積層した電力蓄積モジュールを複数個含み、この電力蓄積モジュールを並列に複数個配置して電気的に接続した電力蓄積ユニットから構成されている。
また、好適な例としては、この発明のエレベータ装置において、電力蓄積装置の電力蓄積部は、上記のような電力蓄積ユニットを1個または複数個接続して構成されている。
また、好適な例としては、電力蓄積ユニットは、複数の電力蓄積モジュールを水平方向には碁盤目状もしくは千鳥配列状に配列して構成されている。
また、好適な例としては、電力蓄積ユニットは、電力蓄積モジュールをダミーとともに配列して水平方向の通風路の均一化を図るようにしている。
また、好適な例としては、電力蓄積ユニットは、電力蓄積モジュールに送風する送風装置を電力蓄積モジュールに近接して所定距離離して備えている。
また、好適な例としては、電力蓄積ユニットは、電気的に接続した複数のモジュールの電力を電力蓄積ユニット外部に取り出すことができる電力伝達部材を備えている。
また、好適な例としては、電力蓄積ユニットは、電力蓄積モジュールの温度または電圧の情報を伝達する情報伝達部材を備えている。
また、好適な例としては、電力蓄積ユニットは、電力蓄積モジュールを支持する基板を備えるとともに、この基板を電力伝達部材または情報伝達部材として用いる。
また、好適な例としては、電力蓄積ユニットは、複数の電力蓄積モジュールを支持する支持部材を備えている。
以上のような本発明によれば、エレベータ装置において、直流電力の貯蔵・放出をする電力蓄積装置を、または、少なくともその構成部分を、昇降路内の適切な位置に配置することにより、省スペース化を図ることができる。また、電力蓄積装置に接続するケーブル類を短く抑えることができるとともに、保守・点検も容易になる。さらに、電力蓄積部の電力蓄積部をユニット化することにより、電力蓄積部を容易に運搬・保守・点検・交換することができる。また、複数のユニットの組合せが可能になる。
第1図は、本発明の実施の形態1によるエレベータ装置の配置例を示す図である。
第2図は、エレベータの制御装置と電力蓄積装置の回路構成例を説明するための図である。
第3図は、本発明の実施の形態2によるエレベータ装置の配置例を示す図である。
第4図は、本発明の実施の形態3において、エレベータの制御装置と電力蓄積装置とを含む複合盤の概略構成を示す断面図である。
第5図は、この発明で用いる電力蓄積用の電池を説明するための図である。
第6図は、電力蓄積部におけるモジュールの配列例を示す図である。
第7図は、電力蓄積部における各種のモジュール配列の例を示す図である。
第8図は、電力蓄積部におけるモジュールのさらに他の配列例を示す図である。
第9図は、本発明の実施の形態4において、電力蓄積部に用いる電力蓄積ユニットの構成を示す図である。
第10図は、支持部材の例としての支持板を示す平面図である。
第11図は、電力蓄積ユニットの電気回路の構成例を説明する図である。
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるエレベータ装置の配置例を示す図であり、(A)はエレベータ装置を水平方向から見た部分立面図、(B)はエレベータ装置を上方から見下ろした平面図で、それぞれエレベータ装置要部の配置を示す概念図である。
図1において、1はエレベータかごが昇降するエレベータの昇降路、2は昇降路の壁面、3は昇降路1の対向する壁面に沿って配置された一対のガイドレール、4はガイドレールに案内されて昇降路1内を昇降するエレベータかご、5はエレベータかご4の巻上機、6は釣合いおもりを示す。また、7は主索であり、図示省略するが、一端が昇降路1上部に固定され、中間部が巻上機5とエレベータかご4の下側のプーリーとに巻回され、他端が釣合いおもり6に結合されており、巻上機5の回動によりエレベータかご4を昇降させる。8は階床を示す。
次に、10はエレベータの制御装置、30は巻上機駆動用の電力を貯蔵する電力蓄積装置、40は制御装置10と電力蓄積装置30を一体に構成した複合盤である。41は一対の取付腕であり、それぞれ一端がガイドレール3に固定され、ガイドレール3から昇降路壁面2に沿って水平方向に延び、その末端で複合盤40の上下両端を固定している。このように、複合盤40は、昇降路の壁面2とエレベータかご4との間の隙間に配置され、ガイドレール3に取り付けられ、特別な設置スペースをとらないようにされている。
図2は、エレベータの制御装置10と電力蓄積装置30の回路構成例を説明するための図である。
図2において、右端部分は図1に示したエレベータ装置のハード部分を示し、巻上機5が誘導電動機IMに駆動され、巻上機5に巻回された主索7を駆動し、主索7の両端に結合されたかご4と釣り合いおもり6を昇降させることを示している。9はエンコーダを示す。
制御装置10において、11は三相交流電源、12は三相交流電源に接続されたコンバータ、13はコンバータの出力回路に接続された直流母線13であり、コンバータ12は三相交流電力を交直変換して直流母線13に直流電力を出力する。
14は直流母線13に接続されたインバータ、15は交流出力線、16は交流出力線15のCTであり、インバータ14は直流母線13からの直流入力を直交変換して、交流出力線15に交流電力を出力する。17はコントローラ、18はインバータ制御回路、19はゲートドライブ回路であり、インバータ制御回路18はエンコーダ9とCT16からの入力信号を得て、ゲートドライブ回路19を制御する。また、20は回生抵抗、21は回生抵抗制御回路を示す。
次に、電力蓄積装置30において、31は電力蓄積部、32は電力蓄積部31と直流母線13との間に接続された充放電回路部、33は電力蓄積部31の状態を計測し、制御信号を発生する計測部、34は計測部33からの制御信号を受けて充放電回路部32を制御する充放電制御部を示す。
さらに敷衍すると、電力蓄積部31は、直流母線13から直流電力を得て貯蔵し、または、直流母線13に直流電力を放出する。充放電回路部32は直流母線13と電力蓄積部31との間に接続されて電力蓄積部31の充放電を行う。計測部33は電力蓄積部31の温度若しくはその入出力電流又は電圧のうち少なくとも一つを計測する。また、計測部33は、直流母線13にも接続されその電圧を計測する。充放電制御部34は計測部33の出力に応じて充放電回路部32を制御することにより電力蓄積部31の充放電を制御する。
この電力蓄積装置30は、エレベータ装置の回生運転時に直流母線13からの直流電力を蓄積し、力行運転時には蓄積された直流電力を直流母線13に供給するためのものである。エレベータ装置では、定員乗車でかご4を昇降させる場合に、かご4の下降時は回生運転、上昇時は力行運転となる。また、無負荷でかご4を昇降させる場合には、かご4の下降時は力行運転、上昇時は回生運転となる。このような電力蓄積装置の回路構成の例とその動作については、既に知られているところであり、例えば日本特許公開公報、P2001−240323A、P2001−240324A等にも記載されている。したがって、ここでは詳細な説明は省略する。
以上説明したように、この実施の形態のエレベータ装置では、制御装置10を収納する制御盤の中に電力蓄積装置30を一体に組み込んで複合盤40としたものである。すなわち、制御装置10を収納する制御盤を昇降方向に延長し設計することで、制御盤内に電力蓄積装置30を設置したものである。このように、電力蓄積装置30を制御装置10の制御盤と一体化することにより、両者の間の配線ケーブルなどを短く設計することができ、スペース効率をよくすることができる。
従来から機械室レスエレベータ装置は、図1に示すように非常に省スペース化されて設計されており、本発明のように、従来からのエレベータ制御盤に、直流電力を貯蔵する例えば二次電池などの電力蓄積装置30を付加したエレベータ装置において、新たに付加される電力蓄積装置30をスペース的に無駄なく設置することは重要である。
現在の機械室レスエレベータに適用されている制御盤は、昇降路スペースの有効利用や冠水対策のため、例えば最下階の階床高さから上方であって、かご室と壁の間に薄型で昇降方向に長く設計された制御盤を設置している。そして、その昇降方向には、他の機器が設置されていない場合が多い。そこで、電力蓄積装置30を付加したエレベータ装置において、電力蓄積装置30を、具体的にはその構成要素である電力蓄積部31、電力蓄積装置に充放電するための充放電回路部32、またその充放電回路部32を制御するための充放電制御部34などの機器を、従来からの制御盤を昇降方向に延長し設計することで、制御盤内に設置することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、直流電力を貯蔵する電力蓄積装置を備えたエレベータ制御装置において、電力蓄積装置をスペース的に無駄なく設置することができ、かつ、保守・点検を効率的に行うことができる場所に設置することができる。
次にこの実施の形態の変形例について説明する。この実施の形態では、図1に示すように、電力蓄積装置30は、図2にその構成部分を示したところの、電力蓄積部31、充放電回路部32、計測部33、充放電制御部34のすべてが、制御装置10と一体で、複合盤40に一体に組み込まれる場合について説明した。
しかし、電力蓄積装置30の構成部分のすべてが制御装置10と一体でなくても、少なくとも電力蓄積部31、充放電回路部32、計測部33、充放電制御部34のいずれか、又はそのいくつかが、状況や必要に応じて制御装置10と一体に形成されている場合でも、これら機器の設置の省スペース化を図れると言う点で意味がある。この場合、制御装置10と一体形成されない構成部分は、別体で、昇降路1内に配置されても、昇降路1外に配置されてもよい。
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2によるエレベータ装置の配置例を示す図であり、(A)はエレベータ装置を水平方向から見た部分立面図、(B)はエレベータ装置を上方から見下ろした平面図で、それぞれエレベータ装置要部の配置を示す概念図である。
図3において、10は制御装置であり、具体的には制御盤として構成されている。30は電力蓄積装置であり、具体的には電力蓄積装置盤として構成されている。41は一対の取付腕であり、それぞれ一端がガイドレール3に固定され、その末端で制御装置(制御盤)10の上下両端を固定している。なお、説明の便宜上、制御装置とそれをハード化した盤(制御盤)をともに符号10により示し、電力蓄積装置とその盤(電力蓄積装置盤)をともに符号30により示す。
42は他の一対の取付腕であり、それぞれ一端がガイドレール3に固定され、ガイドレール3から昇降路壁面2に沿って水平方向に延び、その末端で電力蓄積装置盤30の上下両端を固定している。電力蓄積装置盤30は、制御盤10に近くその真上で、昇降路壁2とかご4との間に配置されている。このように、制御盤10は、昇降路の壁面2とエレベータかご4との間の隙間に配置されており、電力蓄積装置盤30も昇降路の壁面2とエレベータかご4との間の隙間に配置されており、ガイドレール3に取り付けられ、特別な設置スペースをとらないようにされている。その他の構成は図1と同様であるから、同じ符号を付して説明を省略する。なお、図3(B)の平面図において、制御盤10と電力蓄積装置盤30は重なるので、電力蓄積装置盤30だけが見えている。
この実施の形態では、既存のエレベータ機器と新たに付加する機器とを切り分け、図3に示すように、制御装置10とは別に、新たに付加される電力蓄積装置30を別個に電力蓄積装置盤として設計し、その電力蓄積装置盤30を制御盤10に近接して昇降路方向上部に、好ましくは制御盤10の直上に、設置したものである。
例えば図3において、エレベータ制御盤10が最下階の階床高さ付近に設置され、これに電力蓄積装置盤30を付加設置する場合、電力蓄積装置盤30を最下階階床に位置するかごの高さより上方に設置することにより、かご4の上から保守・点検を行うことができる。また、制御盤10からも比較的近く、エレベータの他の機器の取付けに影響を与えることなく取り付けることができる。
また、電力蓄積装置30は別盤となるため、制御盤10は配線ケーブルを繋ぎ込む機器を増設するのみでよく、新たに制御盤を設計する必要がない。つまり電力蓄積装置盤30を制御盤10のオプションとして設計すればよい。
なお、図3では、新たに付加する電力蓄積装置30を、電力蓄積装置盤として制御盤10の上側に設置する例を示したが、これは昇降路1における制御盤10の位置によっては、制御盤10の下側に設置してもよい。いずれにしても、一般に昇降路1内に余分のスペースはないのが通常で、その中でも、制御盤10の上側または下側が、制御盤10を上下移動させることができる程度に空いており、このスペースを利用するのがよい。
したがって、電力蓄積装置盤30の横幅と奥行き、つまり水平方向の断面は、制御盤10の横幅と奥行きとほぼ同じ程度に設計するのが配置スペース上便宜である。そして、電力蓄積装置盤30を制御盤10の直上または直下に設置するのがよい。
また、図1に示した実施の形態1のように、制御盤10を昇降方向に長さを延長して電力蓄積装置30を一体化して複合盤40を構成した場合、複合盤40の高さがあまりに高くなると、例えば制御盤10が最下階の階床高さ付近に設置されている場合に、保守・点検作業の際、脚立などを利用しなければ手が届かなくなる場合がある。その場合には作業性が悪くなり、作業効率が落ちる恐れがある。このような場合には、本実施の形態2のように、電力蓄積装置盤30を別盤として作業しやすい位置に設置するのがよい。
なお、昇降が2階床のエレベータや、昇降行程の短いエレベータなどは、制御盤10の上下方向に十分なスペースがない場合がある。この時は、例えば制御盤10近くの昇降路壁2の適当な位置に電力蓄積装置盤30を設置するか、もしくは、電力蓄積装置盤30を昇降路1下部のピットに設置するなど、昇降路内のスペースの空いている場所に設置するのが、他機器の再設計を必要としないため、適切である。
次にこの実施の形態の変形例について説明する。この実施の形態では、図3に示すように、電力蓄積装置30は、図2に示した構成部分である、電力蓄積部31、充放電回路部32、計測部33、充放電制御部34を含んで全体として一つの盤に形成され、昇降路1内で、制御装置10の直上に設置される場合について説明した。
しかし、電力蓄積装置10の構成部分のすべてが電力蓄積装置盤として一体化されていなくても、少なくとも電力蓄積部31、充放電回路部32、計測部33、充放電制御部34のいずれか、又はそのいくつかが、状況や必要に応じて一つの盤に形成され、昇降路1内で、制御装置10の直上または直下に設置される場合でも、これら機器の設置の省スペース化を図れると言う点で意味がある。この場合、電力蓄積装置10を構成する他の部分は、さらに別体で、昇降路1内に配置されても、昇降路1外に配置されてもよい。
また、この実施の形態において、制御盤10は、図3に示したように、昇降路1内に設置されている場合について説明した。しかし、電力蓄積装置30を、又は、それを構成する電力蓄積部31、充放電回路部32、計測部33、充放電制御部34の少なくともいずれか、又はそのいくつかを、エレベータかご昇降路1内に設置することは、制御盤10が昇降路1内に設置されているか否かにかかわらず、これら機器の設置の省スペース化を図れると言う点で意味がある。
実施の形態3.
図4は本発明の実施の形態3において、エレベータの制御装置と電力蓄積装置とを含む複合盤の概略構成を示す断面図である。図4において、40は制御装置10と電力蓄積装置30とを一体に組み込んだ複合盤、42はその筐体、31は組み込まれた電力蓄積部を示す。52は、後に詳述するように、電力蓄積用の単位電池を積層して電気的に接続した電力蓄積モジュールである。このように、電力蓄積部31は複数の電力蓄積モジュール52を並列に配列した構成としている。
35は電力蓄積部31の温度を均一にするために配置された、ファンなどの送風装置を示す。ファン35は複合盤40と一体に配置され、例えばその筐体42に固定されている。
電力蓄積部31は、その温度をできるだけ均一にする必要があり、例えば図4のように送風装置35を電力蓄積部31の側に配置して電力蓄積部31に向けて送風する(図示矢印参照)。送風は、図4の左側から送風装置35に取り込まれ、電力蓄積部31を通風冷却して、筐体42右側の通風窓36から排出される。
なお、上記の例では、図4で、複合盤40に送風装置35が設置されているとして説明した。しかし、制御装置10と電力蓄積装置30とが別体で配置される場合には、送風装置35は電力蓄積装置盤30に設置される。この場合、図4の複合盤40を、電力蓄積装置盤30としてみればよい。
次に、この発明に適用する電力蓄積部31の電力蓄積用の電池の配列について説明する。
図5はこの発明で用いる電力蓄積用の電池を説明するための図である。図5(A)は1個の単位電池51(本発明では電力蓄積セルあるいは単にセルとも称する)を示し、上側の図が側面図、下側の図が下面の端面図(負極側)を示す。
また、図5(B)は、電力蓄積モジュール52(本発明では単にモジュールとも称する)を示し、複数のセル51の正負電極を接続して長手方向に積層し、電気的に縦続接続したものである。図の例では6個のセル51を接続しており、上側の図が側面図、下側の図が下面の端面図(負極側)を示す。なお、図5(B)では、電力蓄積モジュール52として、複数のセル51を単純に電気的に縦続接続した例を示したが、一般に電力蓄積モジュール52は複数のセル51の縦続接続と並列接続とが組み合わされて構成されていてよい。
また、図6は、電力蓄積部31におけるモジュールの配列例を示す図である。図6において、52はモジュールを示し、53は電極接続用のブスバーを示す。ブスバー53はモジュール52の上下端において、2個のセル51を電気的に接続するとともに、機械的にも固定するバーである。図6の例では、4個のモジュール52が電気的に縦続接続されている。なお、図6では、電力蓄積部31として、複数のモジュール52を単純に電気的に縦続接続した例を示したが、一般に電力蓄積部31は複数のモジュール52の縦続接続と並列接続とが組み合わされて構成されていてよい。
電力蓄積装置30の電力蓄積部31に用いる二次電池などの電力蓄積用の電池(セル)51は、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった種類があり、また形状としては円筒形または角形などがある。また図4(B)のように、セルを5個もしくは6個など直列接続しモジュール化したものなど様々ある。
エレベータの最大回生電力を電力蓄積装置30にすべて充電するためには、セル51もしくはモジュール52を複数使用するのが一般的である。これらセル51あるいはモジュール52の個数の決め方は、エレベータもしくはモータの速度・容量によるなどいろいろあるが、一般的には、エレベータ回生運転時の最大電力をすべて充電できるだけのセル51を使用するのが電力の高効率化からみて効果的である。例えば、最大回生電力が約2kW程度のエレベータにおいて、単位電池あたり50Wの電池(セル)を40個使用するとよい。
電力蓄積部31の形態の例として、セル51を接続してモジュール化したものについては前述したが、このようなセル51あるいはモジュール52の接続方法には例えば溶接が使われており、簡単にセル51を接続するためにはよいが、強度が十分に確保できない場合がある。そこで、例えば図6のように、複数のセル51を連結したモジュール52を垂直方向に縦に設置すれば、連結部分に電池自重によるモジュール52の折れ曲がり力を掛けることなく設置することができる。
電力蓄積部31に対して送風する送風装置35としては、例えば安価なファンが使用される。いろいろなファンがあるが、一般的なファンとして、軸流ファン、ラインフロー、シロッコファンなどがある。送風する風の流路幅・形状や電力蓄積部31のモジュール52の形状、配置方法、配置間隔によって、風の圧力損失は決定される。その圧力損失と電力蓄積部31の温度上昇を抑えるのに必要な送風量に適した送風装置35を決定し配置する必要がある。
次に電力蓄積部31におけるモジュール52の配列の仕方と、送風の状況について説明する。
図7は、電力蓄積部31における各種のモジュール配列の例を示す図であり、図7(A)〜(C)において、それぞれ、上側の図は上面図、下側の図は側面図を示す。また、上面図において、二重丸はセルの正電極のある側、一重丸はセルの負電極のある側を示している。図7において、52はモジュール、54は電力蓄積部31の筐体壁面を示す。なお、ブスバーは図示省略している。
図7(A)は、電力蓄積部31において、複数のモジュール52を密集させてほとんど隙間なく並べた例である。この場合、送風装置35としては、圧力損失に強い例えばシロッコファンのようなファンで送風する方法がある。ただし、一般的にシロッコファンは装置として大きく、また、騒音が大きい。特に機械室レスエレベータのように、装置を昇降路1内に設置するものに於いて、かご4内への騒音のほか、居室とエレベータ昇降路1が隣り合っているような場所では、騒音が大きいことは望ましくない。
図7(B)は、複数の同形状のモジュール52を千鳥配列に並べた例を示す。また、図7(C)は、複数の同形状のモジュール52を碁盤目状に配列した例を示す。いずれも隣接する直近のモジュール52の間の間隔が等しくなるように配置されている。
図7(A)のように、複数のモジュール52を接触するほど密に並べた場合には、送風の圧力損失が大きくなるので、これを改善するために、図7(B)あるいは図7(C)に示すように、モジュール52間にある程度空間を持たせることで送風の圧力損失を少なくすることができる。またモジュール52の間隔を均一にするように並べることにより、モジュール52あるいはセル51に対して均一に送風されるようになる。特に、複数の同形状のモジュール52を使用してシステムを構成する場合、モジュール52を千鳥配列(図5(B))あるいは碁盤目状配列(図5(C))にすると、均一に送風される。また、圧力損失が小さいため、軸流ファンなどの圧力損失に強くないファンでも十分送風することができ、騒音も小さく抑えることができる。
図8は、電力蓄積部31における、電力蓄積用のモジュール52のさらに他の配列例を示す図である。図8(A)、(B)において、それぞれ上側の図は上面図、下側の図は側面図を示す。また、上面図において、二重丸はセルの正電極のある端面、一重丸はセルの負電極のある端面を示している。
図8において、52はモジュール、54は筐体壁面、55はモジュールのダミーを示す。ダミー55はモジュール52を縦断二分したものと同じ外形を有する半筒体または半棒状体のものであり、その平面が壁面54に接して配置され、曲面が隣接するモジュール52との間に一定の間隙を形成するように配置されている。これにより、モジュール52同志の間の距離と、モジュール52とダミー55との間の距離が同じになるようにしている。言い換えれば、モジュール52とダミー55を合わせたものの配置を均等にする、あるいは、相互の間隔を均等にしている。
以上のように、電力蓄積部31内に均一に送風するためには、図7のように、送風が壁面54にかたよらず電力モジュール52同士の空間にも十分送風されるようにする目的でモジュール52のダミー55を配置することが効果的である。ここでダミー55とは、その外形がモジュール52のダミーになっているものであればよい。このように、モジュール52と同形状または同形状に近いものを壁面54に配置することにより、モジュール52同士の空間に加えて、壁面54との空間も均一にする。あるいは、壁面54に翼形状のものを配置することにより、壁側を流れる風を積極的にモジュール52間に送風するようにすることも考えられる。これも広い意味でダミーと言ってよい。
これに対して、図7のように、平面状の壁面に囲まれた空間に、例えば同形状の円筒形のモジュール52だけを配列した場合には、送風した風が主に平面の壁側に沿って流れていくために、モジュール52同士の空間が十分に送風されず、熱がこもりやすい。これはモジュール52の水平断面が円形状に限らず言える事である。この対策として、図8に示すように壁面54にダミー55を配置すれば、モジュール52間を流れる送風を均一化することができる。
電力蓄積用の電池(セル)51の例としては二次電池があるが、二次電池の充放電効率は温度によって左右される。例えば、ニッケル水素電池の場合、電池使用温度として0〜40度、充放電効率のよい温度は20〜30度であり、0〜20度は放電効率が悪く、30〜40度は充電効率が悪い。そのために、ニッケル水素電池は30度以上になった場合には、例えばファンなどの送風装置35を用いて送風などをして冷却するのが好ましい。
さらに、複数のセル51あるいはモジュール52を使用する場合、各セル51あるいはモジュール52の温度をできるだけ均一にしておく必要がある。なぜなら、例えばニッケル水素電池において、A,B2つのニッケル水素電池を直列接続し充放電を行うとする。Aが高温でBが低温であった場合、Aは充電効率が悪く、Bは放電効率が悪い。充放電を行った結果、充電量がA<Bとなり不均一になるため、システム全体としての充電量の把握が難しく、ある電池のみ過充電・過放電し、その過充電・過放電により装置の劣化を招く。これに対して、上記に説明したような対策をとれば、この種の問題は解決される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、直流電力を貯蔵する電力蓄積装置30を備えたエレベータ装置において、適当な数のセル51とモジュール52により、適当な容量の電力蓄積装置30を備えることができ、低騒音かつ送風効率のよい送風方法を伴った電力蓄積装置30が得られる。
なお、実施の形態1,2においては、電力蓄積装置30に送風装置35が含まれていない場合について説明した。しかし、実施の形態1のものに、この実施の形態3で説明したように、電力蓄積装置30又はその電力蓄積部31に送風装置35が含まれていてよい。
その場合、実施の形態1との関連では、送風装置35を含む電力蓄積装置30の全体、あるいは、その電力蓄積部31、充放電回路部32、計測部33、充放電制御部34および送風部35のうちのいずれか、または、そのいくつかが、制御盤10と一体に形成されることになる。
また、実施の形態2との関連では、送風装置35を含む電力蓄積装置30の全体、あるいは、その電力蓄積部31、充放電回路部32、計測部33、充放電制御部34および送風部35のうちのいずれか、または、そのいくつかが、制御盤10と別体に形成され、昇降路1内に設置されることになる。
実施の形態4.
図9は本発明の実施の形態4において、電力蓄積部に用いる電力蓄積ユニットの構成を示す図であり、(A)は側面図、(B)は上面図、(C)は下面図を示す。
図9において、60は電力蓄積ユニット(本明細書において単にユニットともいう)、61は電力蓄積ユニットの筐体、62はモジュール室、63は下部スペース、64は上部スペースを示す。また、65は下部の基板であり、モジュール室62と下部スペース63を区切る隔壁となっている。66は上部の基板であり、モジュール室62と上部スペース64を区切る隔壁となっている。67はモジュール52を支持固定する支持板などの支持部材、68は電力伝達用の配線、69は電力伝達用のコネクターである。また、35は送風装置を示す。
モジュール室62には、複数のモジュール52が垂直に置かれて所定間隙で配列され、上下端は上部基板66と下部基板65によって固定されている。また、必要に応じて複数のダミー55が筐体61壁面に配置されている。モジュール52の上面と下面は図9(B)(C)に示すように隣接するモジュール52がブスバー53によって電気的機械的に連結され、モジュール52の直列回路を構成している。直列回路の両端のモジュール52には、図9(C)に示すように、外部との接続のための端子70が結合されている。
端子70は配線68を通ってコネクター69に接続され、外部との電力の伝達が行われる。コネクター69は保護箱あるいはフィンガープロテクターによって構造的に保護されている。これらの端子70、配線68、コネクター69などで電力伝達部材を構成している。
この電力蓄積ユニット60は、それ自体で電力蓄積部31としての機能を果たすのに必要な構成要素を備えており、所定の仕様によってユニット化されたものである。
エレベータの必要電力は、エレベータの速度・容量によって変化する。それに伴い電力蓄積部31の容量も変化し、必要なセル51数、モジュール52数も変化するが、必要最小のセル51の数、あるいは最適なセル51の数でユニット化し、その倍数で適用数を決定すれば、同じ形状のユニット数を増やすことで異なった必要電力のエレベータ装置に対応できるため、ユニットを共通化でき設計や管理も容易となる。
また、このように所定本数のモジュール52を一つのユニット60として構成すれば、セル51の寿命がきたとき、ユニット60ごと取り替えることができ、便宜である。たとえば、モジュールが10本程度でユニット化されていれば、モジュール52を1本ずつ取換え作業をするより例えば電池交換などの作業効率がよい。
例えば、ニッケル水素電池のように、電力蓄積電池には一般的に寿命や劣化が考えられる。ニッケル水素電池の場合も、一般的にエレベータの機械的寿命よりニッケル水素電池の寿命の方が短い。そこで、電力蓄積用の電池の保守・点検・交換といった作業が発生することが一般的である。そこで、上記のようなユニット60を構成しておけば、モジュール52を1本ずつについて作業をするより作業効率がよい。
また、電力蓄積ユニット60の好適な一例として、電力伝達部材をその充電部に直接触れることができないような構造でユニット化しておけば、運搬効率もよく、運搬・保守・点検・交換時の安全性も確保できる。
また、電力蓄積ユニット60の好適な一例として、基板65としては、大電流基板のような配線基板を使用することにより、電力の伝達に利用することができる。また、大電流基板を用いてモジュール52などを例えばネジ止めなどで固定することができる。さらに、比較的経費をかけず、容易に組み付け作業ができ、モジュール52を容易に決まった位置に配置することができる。
また、電力蓄積ユニット60の好適な一例として、図9(A)に示すように、モジュールを支持部材67により支持固定する。図10に支持部材の例として、支持板67の平面図を示す。これはモジュール52やダミー55を通す部分に円形の穴を開けた板部材である。このように、モジュール支持部材67を板状にして、図9に示したように支持板67の端部を筐体61に結合し、送風装置35の送風方向に平行に配設する。
前述したように、モジュール52が例えば円筒形の単セルニッケル水素電池を接続して作成したような場合、その接続部分の強度が十分でない。セル縦方向で垂直に積み上げれば、据え付け後は対応できるが、電池輸送時は接続部に荷重がかかるために、その接続部分を補強する必要がある。このため、図9、図10に示したようなモジュール支持板67によりモジュール52を支持すれば、支持強度を上げることができる。
また、図9に示したように、支持板67を水平方向に固定すれば、送風装置35から水平方向に送風した風を大きく遮る事無くセル51を支持することができる。
さらに、図9に示したように、冷却ファンなどの送風装置35からの送風が支持板67に沿って流れるように送風装置35の位置と支持板67の位置を調整すれば、モジュール52の熱が比較的集中する部分に、集中的に送風することができるため、電力蓄積ユニット60内にある複数のモジュール52あるいはセル51の温度をより均一にすることができる。
また、支持板67を熱伝導率の高い、例えば鉄アルミのような熱伝導率の高いもので作成した場合、支持板自体が冷却ファンの役目を果たし、電池の冷却効率が上がる。また、支持板67を樹脂のような非導電性のもので作成した場合には、複数の電池をユニット化する際に絶縁耐力が向上し、安全にユニット化することができる。
また、電力蓄積ユニット60の好適な一例として、上記ユニット60に、送風装置35を組込み固定する。送風装置35を組み合わせておくことで、ユニット60の送風構造と密閉構造を容易に作り出すことができる。また、これにより、モジュール52との位置関係も容易に固定することができるため、モジュール52間に均一な送風を行うことができるというメリットがある。
また、例えば軸流ファンでは、ファンの前後近く例えば20mm程度に物体が存在した場合に、騒音値が大きくなる。ユニット60に送風装置35を取り付けることで、送風装置35とモジュール52とがある一定の距離を容易に保つことができ、騒音を抑えた構造を確保することができる。
また、電力蓄積ユニット60の好適な一例として、ユニット60内のモジュール52に温度検出器72を配置しその温度を計測する。また、各モジュール52における電圧を計測できるようにし、各モジュール52における温度・電圧を外部に伝達する情報伝達手段を設ける。これは、例えば複数のニッケル水素電池を用いたユニット60の電力量を緻密に制御するためには、セル51あるいはモジュール52の温度・電圧を測定する必要があるためである。
計測する温度・電圧などの情報を伝達する情報伝達部材として、図9に示した基板65,66上の配線を使用することができる。これによって簡単な接続でモジュール52の情報を把握することができる。また、同一の基板65上に、電力伝達部材と情報伝達部材とを形成し、一体基板という構成をとることもできる。
温度は、前述したように、複数のセル51の充電量を均一に管理するために必要である。温度計測については、電力蓄積部31がユニット化され、送風装置35を用いて均一に送風することが可能である場合、そのユニット60内での最高温度と最低温度となるモジュール52の点がある。少なくともその2点のモジュール52の温度を計測すれば、モジュール52の温度の最大ばらつきが把握できるというメリットがある。
電圧は、電池(セル)51の過充電・過放電を監視するために必要である。特に電池51の個数が増えた場合は、それぞれの電池51、または所定の数の電池51で分けて過充電・過放電を監視した方が、安全である。なぜなら、例えば電池51を100個使用した場合、定常時に単セル51での電圧が1.2Vだとする。その時総電圧が120Vとなる。そして、充電を行った時、単セル51で1.6V、総電圧で160Vとなるわけだが、もし、定常時に1つのセル51が異常で過充電だった時総電圧は120.4Vとしかならない、つまり総電圧を監視しているだけでは、単セル51の異常が判定できないからである。
図11は、以上のように構成した電力蓄積ユニット60の電気回路の構成例を説明する図である。図11に示すように、電気的接続、この例では縦続接続されたモジュール52の両端が、電力伝達部のコネクター69に接続されている。
また、電気的に接続された複数のモジュール52の両端から、電圧検出用に配線が引き出され、電圧・温度検出用のターミナル71に接続されている。この図では、全モジュール52の両端の電圧を検出する配線が示されているが、各モジュール52毎の電圧を検出するように引出配線を設けることができる(図示省略する)。
また、モジュール52の適切な位置に温度検出器72が配置され、電圧・温度検出ターミナル71に接続されている。この図では、温度検出器72は1個だけ示されているが、少なくとも2個あるいは複数個の温度検出器72を、適切な2ヶ所、あるいは複数箇所に設置することができる(図示省略する)。
また、送風装置35に電力を送るターミナル73も設置されている。
以上のように、本実施の形態によれば、二次電池のような電池を用いて電力蓄積部31をユニット化することができ、電力蓄積部31を容易に運搬・保守・点検・交換することができる。また、エレベータの必要電力に応じて、同一のユニット60を必要個数用いて所望の電力蓄積装置30を用意することができる。
この発明は以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果がある。
本発明によれば、機械室レスエレベータの省スペースであるメリットを損なわず、二次電池などを使用した電力蓄積装置あるいは少なくともその一部を昇降路内の適切な位置に配置することで、ケーブル類を削減し、保守・点検が容易にできるエレベータを構成することができる。
また、二次電池などを用いた電力蓄積装置を、騒音をできるだけ抑えて効率よく冷却することができる。
さらに、二次電池などを用いた電力蓄積部をユニット化することで、容易に電力蓄積部を容易に運搬・保守・点検・交換することができる。

Claims (13)

  1. 交流電力を整流し直流電力に変換して直流母線に出力するコンバータと、上記直流母線に接続され上記直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータとを含む制御盤を備え、上記インバータの出力により電動機を駆動してエレベータかごを運転するエレベータ装置において、
    上記直流母線からの電力を貯蔵し上記直流母線に電力を放出する電力蓄積部と、
    上記直流母線と上記電力蓄積部との間に接続された充放電回路部と、
    上記電力蓄積部の温度若しくはその入出力電流又は電圧のうち少なくとも一つを計測する計測部と、
    上記計測部の出力に応じて上記充放電回路部を制御することにより上記電力蓄積部の充放電を制御する充放電制御部とを含む電力蓄積装置を備え、
    上記制御盤をエレベータの昇降路内に備えるとともに、上記電力蓄積装置を、上記制御盤と一体で上記制御盤の直上に設置したことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 交流電力を整流し直流電力に変換して直流母線に出力するコンバータと、上記直流母線に接続され上記直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータとを含む制御盤を備え、上記インバータの出力により電動機を駆動してエレベータかごを運転するエレベータ装置において、
    上記直流母線からの電力を貯蔵し上記直流母線に電力を放出する電力蓄積部と、
    上記直流母線と上記電力蓄積部との間に接続された充放電回路部と、
    上記電力蓄積部の温度若しくはその入出力電流又は電圧のうち少なくとも一つを計測する計測部と、
    上記計測部の出力に応じて上記充放電回路部を制御することにより上記電力蓄積部の充放電を制御する充放電制御部とを含む電力蓄積装置を備え、
    上記制御盤をエレベータの昇降路内に備えるとともに、上記電力蓄積装置を、又は、上記電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部の少なくともいずれかを、上記制御盤と別体で上記制御盤の近隣若しくは上記エレベータ昇降路のピット内に設置し
    上記電力蓄積装置を、又は、上記電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部の少なくともいずれかを、上記制御盤と別体で上記制御盤の直上又は直下に設置したことを特徴とするエレベータ装置。
  3. 交流電力を整流し直流電力に変換して直流母線に出力するコンバータと、上記直流母線に接続され上記直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータとを含む制御盤を備え、上記インバータの出力により電動機を駆動してエレベータかごを運転するエレベータ装置において、
    上記直流母線からの電力を貯蔵し上記直流母線に電力を放出する電力蓄積部と、
    上記直流母線と上記電力蓄積部との間に接続された充放電回路部と、
    上記電力蓄積部の温度若しくはその入出力電流又は電圧のうち少なくとも一つを計測する計測部と、
    上記計測部の出力に応じて上記充放電回路部を制御することにより上記電力蓄積部の充放電を制御する充放電制御部と、
    上記電力蓄積部に送風する送風部とを含む電力蓄積装置を備え、
    上記制御盤をエレベータの昇降路内に備えるとともに、上記電力蓄積装置を、上記制御盤と一体で上記制御盤の直上に設置したことを特徴とするエレベータ装置。
  4. 交流電力を整流し直流電力に変換して直流母線に出力するコンバータと、上記直流母線に接続され上記直流電力を可変電圧可変周波数の交流電力に変換するインバータとを含む制御盤を備え、上記インバータの出力により電動機を駆動してエレベータかごを運転するエレベータ装置において、
    上記直流母線からの電力を貯蔵し上記直流母線に電力を放出する電力蓄積部と、
    上記直流母線と上記電力蓄積部との間に接続された充放電回路部と、
    上記電力蓄積部の温度若しくはその入出力電流又は電圧のうち少なくとも一つを計測する計測部と、
    上記計測部の出力に応じて上記充放電回路部を制御することにより上記電力蓄積部の充放電を制御する充放電制御部と、
    上記電力蓄積部に送風する送風部とを含む電力蓄積装置を備え、
    上記制御盤をエレベータの昇降路内に備えるとともに、上記電力蓄積装置を、又は、上記電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部、送風部の少なくともいずれかを、上記制御盤と別体で上記制御盤の近隣若しくは上記エレベータ昇降路のピット内に設置し
    上記電力蓄積装置を、又は、上記電力蓄積装置の電力蓄積部、充放電回路部、計測部、充放電制御部、送風部の少なくともいずれかを、上記制御盤と別体で上記制御盤の直上又は直下に設置したことを特徴とするエレベータ装置。
  5. 上記電力蓄積装置の電力蓄積部は、複数の電力蓄積電池を電気的に接続して積層した電力蓄積モジュールを複数個含み、前記電力蓄積モジュールを並列に複数個配置して電気的に接続した電力蓄積ユニットから構成したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のエレベータ装置。
  6. 上記電力蓄積装置の電力蓄積部は、上記電力蓄積ユニットを1個または複数個接続して構成したことを特徴とする請求項に記載のエレベータ装置。
  7. 上記電力蓄積ユニットは、複数の上記電力蓄積モジュールを水平方向には碁盤目状もしくは千鳥配列状に配列して構成したことを特徴とする請求項に記載のエレベータ装置。
  8. 上記電力蓄積ユニットは、上記電力蓄積モジュールをダミーとともに配列して水平方向の通風路の均一化を図るようにしたことを特徴とする請求項に記載のエレベータ装置。
  9. 上記電力蓄積ユニットは、上記電力蓄積モジュールに送風する送風装置を上記電力蓄積モジュールに近接して所定距離離して備えたことを特徴とする請求項に記載のエレベータ装置。
  10. 上記電力蓄積ユニットは、電気的に接続した上記複数の電力蓄積モジュールの電力を上記電力蓄積ユニット外部に取り出すことができる電力伝達部材を備えていることを特徴とする請求項に記載のエレベータの制御装置。
  11. 上記電力蓄積ユニットは、電力蓄積モジュールの温度または電圧の情報を伝達する情報伝達部材を備えていることを特徴とする請求項に記載のエレベータ装置。
  12. 上記電力蓄積ユニットは、上記電力蓄積モジュールを支持する基板を備えるとともに、この基板を上記電力伝達部材または上記情報伝達部材として用いることを特徴とする請求項1又は1に記載のエレベータ装置。
  13. 上記電力蓄積ユニットは、複数の電力蓄積モジュールを支持する支持部材を備えていることを特徴とする請求項に記載のエレベータ装置。
JP2004521118A 2002-07-17 2002-07-17 エレベータ装置 Expired - Fee Related JP4279251B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2002/007246 WO2004007332A1 (ja) 2002-07-17 2002-07-17 エレベータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2004007332A1 JPWO2004007332A1 (ja) 2005-11-10
JP4279251B2 true JP4279251B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=30022661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004521118A Expired - Fee Related JP4279251B2 (ja) 2002-07-17 2002-07-17 エレベータ装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1522519B8 (ja)
JP (1) JP4279251B2 (ja)
KR (1) KR100537770B1 (ja)
CN (1) CN100391819C (ja)
WO (1) WO2004007332A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015508366A (ja) * 2012-01-06 2015-03-19 オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company エレベータ昇降路におけるバッテリの取り付け

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005263479A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置
US8826345B2 (en) 2006-09-08 2014-09-02 Edgeware Ab Method and an apparatus for data streaming
WO2008085169A1 (en) * 2007-01-11 2008-07-17 Otis Elevator Company Thermoelectric thermal management for drive circuitry and hoist motors in an elevator system
ATE539026T1 (de) * 2007-01-11 2012-01-15 Otis Elevator Co Thermoelektrisches wärmeverwaltungssystem für das energiespeichersystem in einem aufzug mit regenerativem betriebsmodus
US9150385B2 (en) 2009-10-29 2015-10-06 Otis Elevator Company System for providing DC power to elevator car
US10246301B2 (en) 2014-07-31 2019-04-02 Otis Elevator Company Battery installed in elevator car
JP6692461B2 (ja) * 2017-01-30 2020-05-13 三菱電機株式会社 エレベータ装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3704960B2 (ja) * 1998-07-31 2005-10-12 株式会社日立製作所 トラクションエレベーター
KR100424874B1 (ko) * 1998-12-25 2004-03-27 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 엘리베이터 제어장치
JP3528668B2 (ja) * 1999-03-24 2004-05-17 株式会社日立製作所 エレベータの制御装置
JP3480403B2 (ja) * 1999-12-09 2003-12-22 株式会社日立製作所 エレベーター
JP4261010B2 (ja) * 2000-02-28 2009-04-30 三菱電機株式会社 エレベータの制御装置
JP4683708B2 (ja) * 2000-11-14 2011-05-18 三菱電機株式会社 エレベーター装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015508366A (ja) * 2012-01-06 2015-03-19 オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company エレベータ昇降路におけるバッテリの取り付け

Also Published As

Publication number Publication date
EP1522519B1 (en) 2017-05-31
JPWO2004007332A1 (ja) 2005-11-10
KR20040029175A (ko) 2004-04-03
WO2004007332A1 (ja) 2004-01-22
CN100391819C (zh) 2008-06-04
EP1522519B8 (en) 2017-07-26
EP1522519A1 (en) 2005-04-13
EP1522519A4 (en) 2011-03-23
CN1555335A (zh) 2004-12-15
KR100537770B1 (ko) 2005-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101238611B (zh) 功率存储装置
EP2106380B1 (en) Thermoelectric thermal management system for the energy storage system in a regenerative elevator
EP2159862A1 (en) Battery equipment of railway vehicle and railway vehicle
US9586498B2 (en) Battery for work vehicle and battery-type work vehicle
JP4261010B2 (ja) エレベータの制御装置
JP4279251B2 (ja) エレベータ装置
JPWO2011068154A1 (ja) 蓄電ユニット、発電システムおよび充放電システム
US9579988B2 (en) Work vehicle
US9815665B2 (en) Battery mounting in elevator hoistway
CN114765425B (zh) 一种整流模块并联组件及其整流柜与直流供电系统
JP7004084B2 (ja) エレベータ制御盤
JP2006137514A (ja) 分割機器群式エレベータ
EP3524560B1 (en) Elevator with backup power supply
KR102029131B1 (ko) 웨이트 밸런싱 가능한 산업용 전기차의 중대형 전지팩
US20230268114A1 (en) Pickup apparatus using multi pickup coil for wireless charging of electric vehicle and industrial equipment
JP2019102358A (ja) 組電池収容ユニット及びこれを備えた電力貯蔵装置
WO2003072478A1 (fr) Systeme d'alimentation electrique
CN220209098U (zh) 电池储能结构以及电池储能设备
CN220475118U (zh) 逆变器和光伏系统
KR102696101B1 (ko) 내부 다단 구조가 형성되는 전기차 충전기
JP4690010B2 (ja) エレベータの制御装置
JPH11349241A (ja) エレベータ装置
CN116865531A (zh) 逆变组件、变频柜及其空调机组

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090311

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4279251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees