JP4278142B2 - 通信システム、ゲートウェイ装置及びアクセスポイント装置 - Google Patents

通信システム、ゲートウェイ装置及びアクセスポイント装置 Download PDF

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Description

本発明は、電話(音声通信)や遠隔会議システム等の通信システムに関し、詳しくは有線LAN、無線LAN、Bluetooth 等の複数の通信方式が混在したネットワークにて、エンドポイントである端末間で無線アクセスポイントやゲートウェイ装置を介して通信を行う通信システム、ゲートウェイ装置及びアクセスポイント装置に関する。
有線ネットワークと無線ネットワークに接続し、さらに複数の通信方式を実行可能な会議端末が会議室に設置される場合がある。この場合、会議が開催されていない空き時間や会議で会議端末が使用されていない場合等、会議端末が利用されない時間が多い場合がある。また、近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等のオフィス機器に無線通信機能が付加され、PC等から無線により直接プリントできる装置が出始めている。これらのオフィス機器もプリントファイル転送等で無線通信が実行される機会があまり多くなく、無線通信が実行されていない時間が多い場合がある。そこで、これらの特定の業務以外にも上記の会議端末やオフィス機器をネットワークアクセス手段として利用できるようにすることが望まれる。
従来技術例として、無線ノードから送られて来る、無線ノードが提供可能なサービス等の情報を基に、ユーザが接続する無線ノードを選択するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、IPネットワークやWAN、またはPSTNに接続するためのゲートウェイ装置にインターフェースする固定ベースステーションと通信するポータブル無線卓上電話を提供するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−115173号公報 特開2000−183977号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の発明は、無線ノードから送られて来る、無線ノードが提供可能なサービス等の情報を基に、ユーザが接続する無線ノードを選択することができるが、複数の無線通信方式が混在するネットワークについては記載されていない。従って、異なる複数の無線方式の無線ノードが存在する場合は、接続を希望する無線ノードに接続することができない場合がある、といった問題があった。
また、上記特許文献2記載の発明は、IPネットワークやWAN、またはPSTNに接続するためのゲートウェイ機能と無線アクセスポイントとを組み合わせた装置を示しているが、接続相手側の無線アクセスポイントに接続された端末情報を問い合わせる手段が無い。従って、特に電話以外の端末同士が複数の無線アクセスポイントを介して通信を行うことができない、といった問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ネットワークアクセス手段や通信方式の異なる端末同士の通信を可能とする無線アクセスポイント機能を有するアクセスポイント装置、ゲートウェイ機能を持ったゲートウェイ装置及び通信システムを提供する。これらの通信装置は、特に会議室に設置された会議端末やオフィスに設置された複写機等のオフィス機器に内蔵された形で提供する。
また、本発明は、複数の端末の情報を収集、記憶する端末情報管理手段を持った通信装置に通信が可能な端末情報の問い合わせを行い、相手先のアドレスが不明な場合でもエンドポイントの端末間で通信できるようにすることを目的とする。
また、本発明は、相手端末との通信経路で複数の通信方式を実行する場合でも、通信経路に介在する通信装置が持つプロトコルの変換を行うゲートウェイ機能を利用して相互に通信できるようにすることを目的とする。
また、本発明は、エンドポイントの端末がBluetooth 等の近距離無線通信手段しか持っていない場合でも、通信経路に介在する通信装置が持つアクセスポイント機能を利用して相互に通信できるようにすることを目的とする。
また、本発明は、実行可能な無線通信方式がエンドポイントの端末によって異なる場合でも、通信経路に介在する通信装置が各端末の無線通信方式を実行して、相互に通信できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の通信システムは、予め通信を確立した1以上の端末と通信可能な第1通信装置及び第2通信装置を有する通信システムであって、第1通信装置は、通信を確立した第1端末からの要求により、第1端末と通信可能な端末が有るかについて第2通信装置へ問い合わせ、第2通信装置は、第1通信装置から問い合わせを受けた後、1以上の端末と通信を確立し、通信を確立した1以上の第2端末と通信を行うことによって、第1端末と通信可能な端末を第2端末の中から検索するとともに、検索した第2端末に関する端末情報を収集し、収集した端末情報を第1通信装置へ送信し、第1通信装置は、第2通信装置から端末情報を受信すると、受信した端末情報を第1端末へ送信することを特徴とする。
また、本発明の通信システムにおいて、端末情報は、当該端末が実行可能なアプリケーションであることを特徴とする。
また、本発明の通信システムにおいて、端末情報は、当該端末の持つ能力リストであることを特徴とする。
また、本発明の通信システムにおいて、第1通信装置及び第2通信装置は、プロトコルの変換を行うゲートウェイ機能を持つことを特徴とする。
また、本発明の通信システムにおいて、第1通信装置及び第2通信装置は、無線通信と有線通信とをブリッジするアクセスポイント機能を持つことを特徴とする。
また、本発明の通信システムにおいて、第1通信装置及び第2通信装置は、複数の無線通信方式を切り替えて実行可能であることを特徴とする。
また、本発明の通信システムにおいて、第1通信装置及び第2通信装置は、複数の無線通信方式を同時に実行可能であることを特徴とする。
本発明のゲートウェイ装置は、本発明の通信システムにおいて第1通信装置又は第2通信装置として用いられることを特徴とする。
本発明のアクセスポイント装置は、本発明の通信システムにおいて第1通信装置又は第2通信装置として用いられることを特徴とするアクセスポイント装置。
本発明によれば、複数の通信方式を実行できる無線アクセスポイントやゲートウェイ機能を持った通信装置を使用することにより、様々なエンドポイント端末間での通信が可能となり、ユーザの利便性が向上する。特に、相手端末のアドレスがわからない場合に利便性の効果が大きくなる。また、インターネット等のIPネットワークを使用するため、PSTN、ISDN、セルラー網等の公衆網を使用する場合に比べて通信料金を低減させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
第1の実施例は、ゲートウェイ機能を持った無線アクセスポイントを介した通信を行う場合である。まず、近距離無線通信を実行するエンドポイントの端末同士が、ゲートウェイ機能を持った無線アクセスポイントを2個介して相互に通信する場合について説明する。
この場合のネットワーク構成例を図1に示す。図1中、拠点Aにはイアホンマイク(イアホンとマイクを1つのデバイスに内蔵したもの)2が接続されたPDA(Personal Digital Assistant)1とBluetooth アクセスポイント3があり、拠点Bにはイアホンマイク6が接続されたPDA5とBluetooth アクセスポイント4がある。Bluetooth アクセスポイント3とBluetooth アクセスポイント4はイーサネット(R)によりWAN(Wide Area Network )に接続されており、Bluetooth のプロトコルとイーサネット(R)上のプロトコルであるTCP/IPとを相互に変換するゲートウェイとして機能する。なお、Bluetooth 規格は、既存の通信方式であり、例として、リンクレイヤであるL2CAP(Logical Link Control and Adaptation Protocol)の上位レイヤにBNEP(Bluetooth Network Encapsulation Protocol)を使用し、BNEPの上位レイヤにTCP/IPを乗せており、TCP/IPを使用した通信を実行する、パーソナルエリアネットワーク(PAN:Personal Area Network )プロファイルや、コードレス電話プロファイルがある。
Bluetooth アクセスポイント3およびBluetooth アクセスポイント4のハードウェア構成を図6に示す。Bluetooth アクセスポイントは、CPU30、クロック31、UART32、Bluetooth モジュール33、アンテナ34、メインメモリ35、ROM36、LANコントローラ37、LAN I/F(Interface )38、バス39等から構成されている。
CPU30は、ROM(Read Only Memory)36に記憶された制御処理プログラム、OS(Operating System)や各種のアプリケーションプログラムを実行、処理する。
クロック31は、水晶発振子と分周回路から構成されており、CPU30の動作タイミングを制御するためのクロックを生成している。
UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter )32は、CPU30とBluetooth モジュール33との間でシリアルデータの授受を行うインターフェイスであり、FIFO(First In,First Out)やシフトレジスタ等から構成される。
Bluetooth モジュール33は、RF部とベースバンド部から構成されており、Bluetooth規格に準拠した無線通信を実行する。
メインメモリ35は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)より構成されており、CPU30のワークエリア等で使用される。
ROM36は、Bluetooth アクセスポイント3および4の動作を制御するためのプログラムが予め書き込まれている。LANコントローラ37は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )802.3規格に準拠した通信プロトコルを実行して、LAN I/F38を介してイーサネット(R)に接続された他の機器との通信を制御する。
PDA1とPDA5は、通信手段としてBluetooth を実装し、Bluetooth の実行可能プロファイルは、PANプロファイルとコードレス電話プロファイルである。Bluetooth アクセスポイント3とBluetooth アクセスポイント4もBluetooth のPANプロファイルとコードレス電話プロファイルを実行可能である。
Bluetooth のPANプロファイルのプロトコル構成を図2に、コードレス電話プロファイルのプロトコル構成を図3に示す。図2および図3において、SDPはService Discovery Protocol、LMPはLink Manager Protocol 、MEはManagement Entity である。図3中、TCSはTelephony Control protocol Specificationであり、電話接続や音声チャネルの確立を行う。また、ベースバンド中のACLはAsynchronous Connection-Lessリンク、SCOはSynchronous Connection-Oriented リンクである。音声データはこのSCOリンクを用いてアプリケーションと送受信される。
Bluetooth アクセスポイント3とBluetooth アクセスポイント4はBluetooth のPANプロファイルを実行する場合はBluetooth 通信により受信したデータからBNEPより上位に位置するプロトコルデータ、すなわちTCP/IPデータを切り出し、イーサネット(R)に送出する。また、イーサネット(R)から受信するTCP/IPデータに対してはBNEP以下に位置するプロトコルデータを付加して、さらにRF信号にして送出する。
また、Bluetooth アクセスポイント3とBluetooth アクセスポイント4はBluetooth のコードレス電話プロファイルを実行する場合はBluetooth 通信により受信した音声データをUDP/IPパケットに入れてイーサネット(R)に送出するとともに、イーサネット(R)から受信するUDP/IP音声データに対してはUDP/IPパケットから音声データを切り出してRF信号にして送出する。
次に、拠点BにBluetooth アクセスポイント4と通信できる端末が複数あり、拠点AのPDA1がこれらの端末の中に音声通信できる端末があるか否かをBluetooth アクセスポイント4に問い合わせ、Bluetooth アクセスポイント4が音声通信できる端末情報を返し、PDA1がこの端末情報により、拠点Bの希望する端末と音声通信できるようになるまでの手順について説明する。拠点Bに存在するBluetooth 通信を実行可能な機器を図4に示す。
拠点Bには1つのPDAと2台のノートPCが存在している。2台のノートPCにはBluetooth 用のPCカード(PCMCIAカード)が装着されており、Bluetooth のPANプロファイルを実行可能な状態である。拠点AのPDA1は、Bluetooth アクセスポイント3と既にリンク(LMPおよびL2CAP)が確立され、TCSによる通信が実行できる状態にある。(LMPの確立手順は後で説明する。)PDA1は、ユーザによりBluetooth アクセスポイント4のアドレス(IPアドレス)が指定され、Bluetooth アクセスポイント4へ音声通信可能端末の問い合わせを行う操作が行われると、TCSのコネクションレス型のメッセージであるCL INFOにBluetooth アクセスポイント4のIPアドレスと音声通信可能端末の問い合わせコマンドを含めて(CL INFOの企業固有情報要素に設定)Bluetooth アクセスポイント3へ送信する。
Bluetooth アクセスポイント3はこのメッセージを受信すると、音声通信可能端末の問い合わせコマンドをHTTP(HyperText Transfer Protocol )プロトコルによりBluetooth アクセスポイント4へ送信する。Bluetooth アクセスポイント4はこのコマンドを受信すると以下に説明するBluetooth 手順により音声通信可能端末があるか否かをチェックする。
まず、インクワイアリ手順によりBluetooth アクセスポイント4(マスター)と通信できる全てのスレーブ端末を認識する。すなわち、Bluetooth アクセスポイント4は、IDパケットを繰り返し送信し、これを受信したスレーブ端末はBluetooth デバイスアドレス(BD_ADDR )、自端末のシステムクロック等を含めたFHSパケットを送信する。Bluetooth アクセスポイント4は、受信したFHSパケットの個数(BD_ADDR の個数)からスレーブ端末の台数を認識する。例えば、図4に示した場合では、3台のスレーブ端末を認識する。
次に、Bluetooth アクセスポイント4は、3台のスレーブ端末と順次通信コネクションを確立する。この通信コネクション確立手順について説明する。Bluetooth アクセスポイント4はスレーブ端末から受信したBD_ADDR の下位アドレス部分であるLAP(Lower Address Part)から導き出される同期ワードを含めたIDパケットを送信する。スレーブ端末は自端末のBD_ADDR から導き出される同期ワードを含んだIDパケットを受信すると、IDパケットで応答する。次に、Bluetooth アクセスポイント4はスレーブ端末の識別番号であるアクティブ・メンバー・アドレス(AM_ADDR )に1をセットしたFHSパケットを送信する。スレーブ端末はこれを受信するとIDパケットで応答する。この時、スレーブ端末はFHSパケットに含まれたBluetooth アクセスポイント4のシステムクロックに切り替わる。次に、Bluetooth アクセスポイント4はPOLLパケットを送信し、スレーブ端末はこれにNULLパケットで応答して、ベースバンドレイヤのコネクションが確立する。
続いて、Bluetooth アクセスポイント4とスレーブ端末はリンク・マネージャ間(リンクレイヤ)のコネクション確立シーケンスに移行する。Bluetooth アクセスポイント4はLMP_host_connection_req PDU(Protocol Data Unit)を送信し、スレーブ端末はLMP_accepted PDUで応答する。
次に、Bluetooth アクセスポイント4はLMP_features_req PDUを送信し、スレーブ端末はLMP_features_res PDUで応答して、自端末の持つ機能についての情報を交換する。次に、Bluetoothアクセスポイント4はLMP_setup_complete PDUを送信し、スレーブ端末はLMP_setup_complete PDU で応答して、リンク・マネージャ間(リンクレイヤ)のコネクションが確立する。
続いて、Bluetooth アクセスポイントはサービス・ディスカバリシーケンスを実行する。Bluetooth アクセスポイント4のアプリケーションはSDPタスクにサービス・ディスカバリ要求を出すと、SDPタスクはL2CAPタスクへまずSDP用のコネクションの接続要求(L2CA_ConnectReq イベント)を出す。L2CAPタスクはこの要求を受けると、Connection Requestパケットを送信する。スレーブ端末のL2CAPタスクは、このパケットを受信するとSDPタスクへL2CA_ConnectInd メッセージを渡すとともにマスター端末へConnection Response パケットで応答してSDPコネクションが確立する。
続いて、SDPタスクはL2CAPタスクへコンフィグレーション要求(L2CA_ConfigReqイベント)を出す。L2CAP タスクはこの要求を受けると、サービス品質(QoS:Quarity of Service)等のコンフィグレーションパラメータを含んだConfiguration Request パケットを送信する。スレーブ端末のL2CAP タスクは、このパケットを受信するとSDPタスクへL2CA_ConfigIndメッセージを渡すとともにBluetooth アクセスポイント4へコンフィグレーションパラメータを含んだConfiguration Responseパケットで応答する。
次に、Bluetooth アクセスポイント4のSDPタスクは電話であることを表すUUID(サービスの固有識別子)をServiceSearchPatternパラメータに含めたSDP_ServiceSearchRequest PDUを送信し、スレーブ端末が電話サービスを実行可能な場合はこのSDPタスクはSDP_ServiceSearchResponse PDU で応答する。
以上、Bluetooth アクセスポイント4と1つのスレーブ端末(例えばPDA5)との間でのサービス・ディスカバリシーケンスまでの手順について説明したが、他のスレーブ端末(ノートPC10とノートPC11)との間でも順次、同様の手順を実行する。なお、ノートPC10とノートPC11は電話サービスが無いため、SDP_ServiceSearchResponse PDU で応答しない。
このようにして、Bluetooth アクセスポイント4は電話通信を実行可能な端末として、PDA5を検出する。そして、Bluetooth アクセスポイント4はBluetooth アクセスポイント3に音声通信が可能な端末としてPDA5の情報、例えばその端末にユーザが登録したフレンドリーな名称(所有者の氏名等)を送信する。なお、このフレンドリーな名称は上述したインクワイアリ手順時にPDA5から受け取ることができる。このPDA5の情報はHTTPプロトコルを使用して送信する。Bluetooth アクセスポイント3はPDA5の情報を受信すると、この情報をCL INFOメッセージの企業固有情報要素に入れてPDA1へ送信する。PDA1はこの受信したPDA5の名称をディスプレイに表示し、PDA1のユーザがPDA5のユーザと電話通信を行いたい場合には、このPDA5の名称を選択してディスプレイに表示された発呼ボタンを押す。その後のPDA1からPDA5への接続手順は以下のようになる。
まず、PDA1はSetupメッセージの企業固有情報要素にBluetooth アクセスポイント4のIPアドレスとPDA5の名称を入れてBluetooth アクセスポイント3に発呼接続する。次に、Bluetooth アクセスポイント3は、Bluetooth アクセスポイント4に対してITU−T勧告H.323に従った発呼を行う。なお、PDA5の名称とPDA5への発呼要求情報は、H.323の発呼メッセージであるSetupメッセージのUUI(User User Information )に含める。Bluetooth アクセスポイント4はこのSetupメッセージを受けると、PDA5に対してBluetooth のTCSを使用して電話発呼を行う。PDA5はこれに応答するとBluetooth アクセスポイント4はSetupメッセージに対する応答メッセージ(Connect メッセージ)をBluetooth アクセスポイント3に返し、Bluetooth アクセスポイント3とBluetooth アクセスポイント4との間のコネクションが確立し、前記2つのアクセスポイント間でさらに音声チャネルを開設して、PDA1とPDA5との間で電話通信が実行可能となる。この時、PDA1とBluetooth アクセスポイント3との間、およびPDA5とBluetooth アクセスポイント4との間はベースバンドのSCOリンクにより音声データが送受信される。
上記のPDA1の概略動作フローを図7に、またBluetooth アクセスポイント4の概略動作フローを図8に示す。
図7に示すように、PDA1は、ユーザによりBluetooth アクセスポイント4へ音声通信可能端末の問い合わせを行う操作があったかを確認する(S11)。問い合わせ操作があった場合、Bluetooth アクセスポイント4のIPアドレスと音声通信可能端末の問い合わせコマンドを含めたCLINFOメッセージを送信する(S12)。そして、PDA5の情報を受信し(S13)、PDA5の名称をディスプレイに表示する(S14)。次に、ユーザによりPDA5への発呼要求操作があったかを確認する(S15)。そして、Bluetooth アクセスポイント4のIPアドレスとPDA5の名称を含めたSetupメッセージを送信し、Bluetooth アクセスポイント3と接続する(S16)。次に、ベースバンドのSCOリンクにより音声データを送受信する(S17)。
図8に示すように、まず、Bluetooth アクセスポイント4は、電話通信可能端末の問い合わせコマンドを受信したかを確認する(S21)。インクワイアリ手順によりBluetooth 通信できる端末の名称を取得する(S22)。各Bluetooth 端末と順次接続し、サービスディスカバリにより電話通信が可能な端末(PDA5)を検出する(S23)。Bluetooth アクセスポイント3に電話通信可能端末から取得した端末名称を送信する(S24)。次に、H.323のSetupメッセージを受信したかを確認する(S25)。PDA5にBluetooth のTCSを使用して電話接続する(S26)。そして、Bluetooth アクセスポイント3へConnect メッセージを送信し、開設した音声チャネルにて音声データを送受信する(S27)。次に、PDA5とベースバンドのSCOリンクにより音声データを送受信する(S28)。
上記の実施例では、電話通信を実行する場合について示したが、拠点AにBluetooth のPANプロファイルを実行可能なノートPCがある場合には、拠点Bのアクセスポイント4に対して電話通信端末の代わりにPANプロファイル端末の問い合わせを行い、上記と同様の手順により、拠点AのノートPCは拠点BのノートPCとPANプロファイルを使用したデータ通信が実行可能となる。この詳細な説明については省略する。
第2の実施例は、複数の無線通信方式を実行する無線アクセスポイントを介した通信を行う場合である。
第1の実施例では無線アクセスポイントとしてBluetooth アクセスポイントを例にとって説明したが、第2の実施例では無線アクセスポイントとしてBluetooth とIEEE802.11aの無線LANの両方の通信を実行可能な場合について説明する。IEEE802.11aは、変調方式にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、MAC(Media Access Control)層にCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)を使用している。伝送速度は36〜54Mbpsで、日本では5.15G〜5.25GHzが割り当てられている。
本実施例では図5に示すように拠点Aに1つのPDAと2台のノートPC、およびBluetooth とIEEE802.11aの無線LANの両方の通信を実行可能な無線アクセスポイントが存在し、拠点Bには、1つのPDAと2台のノートPC、およびBluetooth とIEEE802.11aの無線LANの両方の通信を実行可能な無線アクセスポイントが存在している。拠点Aおよび拠点Bに存在するPDAはBluetooth による電話通信が実行可能で、拠点Aおよび拠点Bに存在するノートPCには全てIEEE802.11aの無線LANカード(PCMCIAカード)が装着されており、IEEE802.11aの無線通信が実行可能な状態である。拠点Aおよび拠点Bに存在するノートPCは全て、DHCPサーバからIPアドレスを取得するようになっている。
拠点Aおよび拠点Bに存在する無線アクセスポイント22、25のハードウェア構成を図9に示す。無線アクセスポイントは、CPU30、クロック31、UART32、Bluetooth モジュール33、アンテナ34、メインメモリ35、ROM36、LANコントローラ37、LAN I/F(Interface )38、バス39、無線LANコントローラ40、アンテナ41等から構成されている。無線LANコントローラ40とアンテナ41以外の各構成要素は図6に示したものと同じである。無線LANコントローラ40は、IEEE802.11aの無線LAN規格に準拠した通信を実行する。
無線アクセスポイント22、25は、Bluetooth の場合は第1の実施例で示したインクワイアリ手順により、端末に登録されたフレンドリーな名称を収集する。また、無線LANの場合はUPnP(Universal Plug and Play )により端末の情報を収集する。UPnPはネットワーク上の機器を検出し、その機器が提供可能なサービスを知ることができる規格で、この規格はUPnPフォーラムにて作成されている。無線アクセスポイントは、UPnPを使用して無線ネットワーク上の端末を検出すると、その端末のデバイスディスクリプションを入手する。このデバイスディスクリプションには、端末のモデル名(製品名)、製造者名や端末が提供可能なサービス、機能のリストが含まれている。この時使用されるプロトコルは、端末の検出(ディスカバリ)はUDPマルチキャストによるHTTP、デバイスディスクリプションの入手はHTTP(その下位プロトコルはTCP/IP)である。この入手した端末情報は、その端末のIPアドレス(受信したIPパケットのヘッダーから取得)と対応付けて記憶しておく。
拠点AのPDA20は第1の実施例と同様の手順を実行して、拠点BのPDA26と音声通信を実行している。拠点AのPDA20のユーザがノートPC23に記憶されたファイルを拠点BにあるノートPC29へ送信する場合の動作について説明する。
拠点AのPDA20のユーザAは拠点BのPDA26のユーザBにマイクロソフト社製のNetMeeting(呼接続プロトコルはITU−T勧告H.323を使用)を使用してノートPC29へファイル転送することを会話により知らせる。ユーザBはノートPC29にてNetMeetingを起動する。ユーザAの操作によりノートPC23は無線アクセスポイント22を介して拠点Bの無線アクセスポイント25にHTTPプロトコルを使用して端末情報の問い合わせコマンドを送信する。無線アクセスポイント25は収集している端末情報および端末のIPアドレスを、HTTPプロトコルを使用して返信し、ノートPC23は受信した端末情報をIPアドレスとともにリストにして表示する。ここで、ユーザAはユーザBからノートPC29の端末に関する情報を会話により知り、表示された端末情報リストの中からノートPC29を特定する。次に、ユーザAはノートPC23にてNetMeetingを起動し、特定した端末(ノートPC29)のIPアドレスを宛先に入力して接続操作を行う。そして、ノートPC23とノートPC29とが、まず、音声通信モードで接続し(NetMeetingでは必須)、その後、ユーザAはNetMeetingのファイル転送機能を使用してノートPC29へファイルを送信する。
このように、拠点Aと拠点Bに存在する無線端末同士が異なる無線通信を同時に実行できる。なお、無線アクセスポイント22と無線アクセスポイント25は、Bluetooth とIEEE802.11a無線LANの動作を平行して処理してもよいし、所定の時間毎に切り替えて処理してもよい。この詳細説明は省略する。また、無線アクセスポイント22と無線アクセスポイント25はHTTP用のポートと音声通信用のポート、およびファイル転送用のポートのみをデータ通信可能とし、他のポートを閉じることでセキュリティを向上させることができる。
上記の実施例で示したBluetooth アクセスポイントおよび無線アクセスポイントは、ネットワーク対応の複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等に内蔵させることも可能である。
以上、本発明の実施例について説明したが、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、無線アクセスポイント機能やゲートウェイ機能を持った複写機、プリンタ、ファクシミリ装置に適用することができる。
本発明の実施例であるネットワーク構成例を示す概略図である。 PANプロファイルのプロトコル構成を示す図である。 コードレス電話プロファイルのプロトコル構成を示す図である。 本発明の実施例1のネットワーク構成例を示す概略図である。 本発明の実施例2のネットワーク構成例を示す概略図である。 Bluetooth アクセスポイントのハードウエア構成を示すブロック図である。 PDAの処理動作を示すフロー図である。 Bluetooth アクセスポイントの処理動作を示すフロー図である。 無線アクセスポイントのハードウエア構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、5、20、26 PDA
2、6、21、27 イアホンマイク
3、4 Bluetooth アクセスポイント
10、11、23、24、28、29 ノートPC
22、25 無線アクセスポイント
30 CPU
31 クロック
32 UART
33 Bluetooth モジュール
34、41 アンテナ
35 メインメモリ
36 ROM
37 LANコントローラ
38 LANI/F
39 バス
40 無線LANコントローラ

Claims (9)

  1. 予め通信を確立した1以上の端末と通信可能な第1通信装置及び第2通信装置を有する通信システムであって、
    前記第1通信装置は、
    通信を確立した第1端末からの要求により、前記第1端末と通信可能な端末が有るかについて前記第2通信装置へ問い合わせ、
    前記第2通信装置は、
    前記第1通信装置から問い合わせを受けた後、1以上の端末と通信を確立し、通信を確立した1以上の第2端末と通信を行うことによって、前記第1端末と通信可能な端末を前記第2端末の中から検索するとともに、検索した第2端末に関する端末情報を収集し、収集した端末情報を前記第1通信装置へ送信し、
    前記第1通信装置は、
    前記第2通信装置から前記端末情報を受信すると、受信した端末情報を前記第1端末へ送信することを特徴とする通信システム。
  2. 前記端末情報は、当該端末が実行可能なアプリケーションであることを特徴とする請求項記載の通信システム。
  3. 前記端末情報は、当該端末の持つ能力リストであることを特徴とする請求項記載の通信システム。
  4. 前記第1通信装置及び前記第2通信装置は、プロトコルの変換を行うゲートウェイ機能を持つことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記第1通信装置及び前記第2通信装置は、無線通信と有線通信とをブリッジするアクセスポイント機能を持つことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 前記第1通信装置及び前記第2通信装置は、複数の無線通信方式を切り替えて実行可能であることを特徴とする請求項記載の通信システム。
  7. 前記第1通信装置及び前記第2通信装置は、複数の無線通信方式を同時に実行可能であることを特徴とする請求項記載の通信システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システムにおいて第1通信装置又は第2通信装置として用いられることを特徴とするゲートウェイ装置。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システムにおいて第1通信装置又は第2通信装置として用いられることを特徴とするアクセスポイント装置。
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