JP4278097B2 - 温度補償装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱電対の端子温度を精度良く補償して正確な温度測定を可能とする温度補償装置に関し、より詳細には複数の熱電対とこれより少ない個数の補償用温度センサを用いた場合に正確な温度測定を可能とする温度補償装置に関する。
例えば、炉などの温度測定を行うに際して熱電対は広く用いられている。
このような熱電対の基準接点である装置側(端子側)接続部、(以下、単に「接続部」とする)の近くには接続部の温度を計測し熱電対の測定温度を補正するための補償用温度センサ(以下、単に「補償用センサ」とする)が備わっている。そして、かかる補償用センサを有する温度調節機器において、熱伝達を良好にする構造や余分な熱の影響を小さくする構造をとって熱電対の端子温度を精度良く補償して正確な温度測定を可能とする温度補償装置が従来から知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
かかる特許文献1に記載の温度補償装置は、側面視で異形角型C字状に金属片を折り曲げて形成した金属板を接続端子に固定するとともに、基板上に補償用センサを装着している。そして、補償用センサに密着するように銅箔パターンを基板上に形成し、この銅箔パターンの端部にパッドを一体に形成し、当該パッドに上述の金属板を接触させている。
一方、特許文献2に記載の温度補償装置は特許文献1に記載の温度補償装置の構成に加えて、基板のパッドと補償用センサとを基板のこれらが実装された周囲から熱的に分離するスリットを複数設けている。
また、特許文献3に記載の温度補償装置は特許文献1に記載の温度補償装置の構成に加えて、熱伝導率の低い材質からなるバリアを介して金属板を接続端子に固定している。
実開平5−52729号公報(第4−5頁、図1) 実開平5−52728号公報(第4−5頁、図1) 実開平5−59265号公報(第4−5頁、図1)
一方、熱電対を用いた温度補償装置のなかにはいわゆる記録計やボードコントローラのように多数の端子(接続部)を備え、これらの端子に複数の熱電対を接続し、各熱電対を利用して異なる被測定対象物の温度を個別に測定する温度補償装置がある。具体的には、例えば記録計の場合、一つの温度補償装置に熱電対が10個ほど接続されているものがある。また、ボードコントローラの場合、一つの温度補償装置に熱電対が8個ほど接続されているものがある。なお、ボードコントローラはその基板自体が露出しており外部からの熱の影響を受けやすくなっている。
このように複数の熱電対との接続部(接続端子)を有する機器では、個々の熱電対の接続部が離れているので、補償用センサの筐体内部における実装スペースの問題や筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化、熱電対ケーブルの熱伝導による影響などの不確定要素により、各接続部間に温度差が生じる。特に温度の急変時など定常状態に至るまでの温度の過渡的変化において各接続部間の温度差が顕著になる。従って、適切な温度補償を行ってこのような温度の急変時に正確に対応する必要がある。
かかる温度補償の方法として、複数の補償用センサを各熱電対にそれぞれ対応するように備えるか、1つの補償用センサを使用して各熱電対の入力に対して予想される一定の温度バイアスを加えて接続部の温度差を補償する方法が考えられる。
しかしながら、各熱電対の接続部における温度補償を異なる補償用センサで個別に行うと、補償用センサを各熱電対の接続部ごとに設けなければならず、複数の補償用センサが必要となってコスト高を招く。
また、一つの補償用センサを用いて各熱電対の接続部の温度補償を行う場合、補償用センサの備わった近傍の接続部と他の接続部との温度差を接続部ごとにソフトウエア又はハードウエアによって予想値として求め、この予想値に基づいて補正を行う必要がある。
しかしながら、このような構成によっても、内部発熱、外部の熱源、風等による温度変化の過渡現象の正確な補償を実現するのは困難である。
一方、上述の特許文献1乃至特許文献3に記載の温度補償装置では、接続端子と筐体内部の基板との温度差を補償する構造を開示したに過ぎず、多数の熱電対を備えた機器の各接続部間の温度差を補償する構成を開示しているものではない。
本発明の目的は、複数の熱電対とこれより少ない個数の補償用温度センサを用いた場合に正確な温度測定を可能とする温度補償装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかる温度補償装置は、複数の被測定物の温度を複数の熱電対と一つの補償用温度センサを介して測定する温度補償装置において、補償用温度センサに対応して配置された基準となる一方の接続部と、一方の接続部と離間して配置され、一方の接続部に接続される計測用熱電対と異なる計測用熱電対が接続される他方の接続部と、一方の接続部と他方の接続部との間の温度差を計測するための温度補償用熱電対と、他方の接続部に接続された計測用熱電対を用いて被測定対象物の温度を測る温度測定回路と温度補償用熱電対を介して前記接続部間の温度差を測る接続部間温度差測定回路を切り替える切り替え手段を備え、測定した接続部間の温度差と一方の接続部の温度により他方の接続部における温度を求め、当該温度に基づいて他方の接続部に接続された計測用熱電対による測定温度を補正することを特徴としている。
各接続部間にこの接続部間の温度差を測定するための温度補償用熱電対を備えているので、接続された計測用熱電対の個数よりも少ない個数の補償用センサを用いて接続部間の温度差を補償しながら被測定対象物の温度を正確に測定することができる。
また、本発明の請求項2に記載の温度補償装置は、請求項1に記載の温度補償装置において、切り替え手段が所定の周期で動作することを特徴としている。
機器内部の発熱や機器外部への風の影響によって接続部間に温度差が生じても、切り替え手段が所定の周期で動作することでこの温度差による影響を受けずに被測定対象物の温度を正確に測定することができる。
また、本発明の請求項3に記載の温度補償装置は、請求項1又は請求項2に記載の温度補償装置において、各計測用熱電対による被測定対象物の温度測定回路と温度補償用熱電対による接続部間温度差測定回路とを被測定対象物の温度測定時と接続部間温度差測定時に電気的に切り離すスイッチ手段を更に備えたことを特徴としている。
被測定対象物の温度測定回路と温度補償用熱電対による接続部間の温度差測定回路とをスイッチ手段によって電気的に完全に分離することができ、互いの回路からノイズが重畳して測定温度に誤差が生じるのを防止する。
以上説明したように、本発明にかかる温度補償装置は、複数の計測用熱電対とこれより少ない個数の補償用温度センサを備え、各計測用熱電対の接続された被測定対象物の温度測定を行うにあたって、各計測用熱電対の接続された接続部間に温度差が生じても、温度変化の過渡状態を含めて測定温度の正確な補正が可能となる。
以下、本発明の第1の実施形態にかかる温度補償装置について図面に基づいて説明する。本発明の第1の実施形態にかかる温度補償装置1は、例えば記録計などに使用される装置で、複数の被測定対象物の温度を複数の計測用熱電対と一つの補償用温度センサ(以下、「補償用センサ」とする)を介して測定する温度補償装置である。なお、本実施形態における温度補償装置1は、図1に示すように、1つの補償用センサに対して2つの計測用熱電対TC1,TC2が使用されるようになっている。
具体的には、温度補償装置1は、二点鎖線で示す筐体100に接続端子を備え、接続端子には第1の接続部(一方の接続部)110(110a,110b)と第2の接続部(他方の接続部)120(120a,120b)が互いに離間して配置されている。そして、第1の接続部110には第1の計測用熱電対TC1が接続され、第2の接続部120には第2の計測用熱電対TC2が接続されている。また、筐体内部には第1の接続部近傍にサーミスタ等からなる補償用センサ130が配置されるとともに、補償用センサ130にTC1端子温度補償センサ計測回路135が電気的に接続されている。また、第1の接続部110にはこれに加えて計測用TC1入力回路115が電気的に接続されている。
一方、第2の接続部120のマイナス端子側には切り替えスイッチS1が接続されている。なお、切り替えスイッチS1は第2の接続部120のマイナス端子120aを導体部161を介して切り替えスイッチS1のC11はC13側に接続するか、アースC12側に接続するかの切り替えを行う。
また、第2の接続部120のプラス端子側には切り替えスイッチS2が接続されている。そして、切り替えスイッチS2のC23には計測用TC2入力回路125及び端子間温度差補正用TC入力回路145が電気的に接続されている。
なお、切り替えスイッチS2はC21とC23を閉じて導体部162を計測用TC2入力回路125に接続するか、C22とC23を閉じ且つ切り替えスイッチS1のC13とC11を閉じてTC1端子間温度差補正用TC入力回路145に接続するかの切り替えを行う。なお、切り替えスイッチS1と切り替えスイッチS2とは所定の周期で動作するようになっている。
以上の補償用センサ130、スイッチS1、スイッチS2、及び4つの回路は筐体内部に収容された回路基板(図示せず)に実装されている。また、図中、補償用センサ130、スイッチS1、スイッチS2、及びアースは回路基板上に形成された配線パターンを介して電気的に接続されている。
また、第1の接続部110のマイナス端子側とアースとの間には本実施形態の場合、銅でできた導体部151が介在するとともに、第1の接続部110のプラス端子側と計測用TC1入力回路115との間にも本実施形態の場合、銅でできた導体部152が介在している。
また、上述した通り、第2の接続部120のマイナス端子側とスイッチS1との間には本実施形態の場合、銅でできた導体部161が介在するとともに、第2の接続部120のプラス端子側とスイッチS1との間にも本実施形態の場合、銅でできた導体部162が介在している。
なお、これらの銅でできた導体部151,152,161,162は、一例として第1の接続部110と第2の接続部120にそれぞれ一端が接続された金属板から構成されており、各金属板の他端が回路基板上に形成された配線パターンと弾性接触するようになっている。
また、第1の接続部110のマイナス端子110aと第2の接続部120のマイナス端子120aとは、上述した導体部151,161とは異なる金属、例えば本実施形態の場合、コンスタンタンなどでできた端子間温度補正用素線180で接続されている。
なお、第1の接続部110、第2の接続部120、及び筐体内部の温度はそれぞれ異なっており、第1の接続部及び補償用センサ130における温度(計測用熱電対TC1の端子における温度)をT1、第2の接続部における温度(計測用熱電対TC2の端子における温度)をT2、筐体内部(計測器内部)の温度をT3とする。
以上のように、第1の接続部110のマイナス端子110aと第2の接続部120のマイナス端子120aとの間に端子間温度補正用素線180を接続するとともに、第2の接続部120のマイナス端子120aと筐体内部の基板間を端子間温度補正用素線180と異なる材質(本実施形態の場合、端子間温度補正用素線180がコンスタンタンでできているので、この場合銅)の導体部161で接続することで、この部分が接続部間温度測定用熱電対TCD(以下、「温度補償用熱電対TCD」とする)を構成する。
以下、かかる温度補償装置1を用いた被測定対象物の温度測定方法について説明する。
まず、第1の計測用熱電対TC1の出力V1と第2の計測用熱電対TC2の出力V2を測定する。この場合、図1に示す切り替えスイッチS1,S2の状態とは異なり、スイッチS1のC11とC12を閉じ、スイッチS2のC21とC23とを閉じることでそれぞれ計測用TC1入力回路115と計測用TC2入力回路125を介して同時に測定することができる。
次いで、切り替えスイッチS1,S2を図1に示すように切り替える。すなわち、スイッチS1のC11とC13を閉じ、かつスイッチS2のC22とC23を閉じる。これによって、端子間温度補正用素線180と導体部161とで形成される温度補償用熱電対TCDの出力Vを、端子間温度差補正用TC入力回路145で測定することができる。なお、この出力Vは、接続部間の温度差(T2−T1)に対応する出力である。
これと同時に、補償用センサ130及びTC1端子温度補償センサ計測回路135によって補償用センサ130付近の温度、すなわち第1の接続部110の温度T1を求める。
次いで、第1の接続部110の温度T1と温度補償用熱電対TCDの出力から端子間温度差補正用TC入力回路145により第2の接続部120の温度T2を求める。これと同時に、第1の接続部110の温度T1と計測用熱電対TC1の出力V1により、計測用TC1入力回路115によって計測用熱電対TC1の接続された測定対象物の温度を測定する。そして、第2の接続部120の温度T2と計測用熱電対TC2の出力V2より、計測用TC2入力回路125によって計測用熱電対TC2の接続された測定対象物の温度を測定する。
以上のようにして2つの計測用熱電対TC1,TC2と1つの補償用センサを備えた場合であって、2つの計測用熱電対TC1,TC2がそれぞれ接続された第1の接続部110と第2の接続部120との間に温度差が生じていても、2つの計測用熱電対TC1,TC2の接続された被測定対象物の温度を正確に測ることができる。
なお、切り替えスイッチS1,S2を所定の周期で上述のように切り替えることによって、接続部間の温度差が外乱の影響で過渡的に変化する過程においても接続部間の温度差を常に正確に測定することができる。これによって、被測定対象物の温度を常に正確に測定することができる。
また、第1の実施形態とは異なり、n個の計測用熱電対TC1〜TCnと1つの補償用センサ130を備えた場合であって、n個の計測用熱電対TC1〜TCnがそれぞれ接続された第1の接続部乃至第nの接続部との間に温度差が生じていてもこの実施形態を応用することができる。すなわち、計測用熱電対TC1のマイナス端子と計測用熱電対TC2〜計測用熱電対TCnとのマイナス端子間にそれぞれ例えばコンスタンタンからなる端子間温度補正用素線を接続することにより、各マイナス端子に接続された例えば銅からなる導体部と協働して第1の接続部と第2の接続部との間、第1の接続部と第3の接続部との間、・・・、第1の接続部と第nの接続部との間にそれぞれ温度補償用熱電対TCD1−2,TCD1−3,・・・,TCD1−nを形成させることができる。
その結果、第1の接続部と第2の接続部との温度差、第1の接続部と第3の接続部との温度差、・・・、第1の接続部と第nの接続部との温度差を測定でき、これに基づき各計測用熱電対TC1〜TCnの接続された被測定対象物の温度を正確に測ることができる。これによって単一の端子温度補償センサを備えた場合において複数の計測用熱電対TC1〜TCnによる複数の被測定対象物の温度測定に対応可能となり、コスト低減に貢献する。
続いて、図1に示した第1の実施形態に関連した具体的実施形態について説明する。なお、本発明の具体的実施形態にかかる温度補償装置1’は、図2に示すように、第1の実施形態の各要素に対応する構成を有している。また、図2においては説明の容易化のために第1の接続部110’のマイナス端子110a’と第2の接続部120’のマイナス端子120a’及びこれに接続される各構成要素のみについて図示するが、これらの接続部のプラス端子についても図1に対応する構成を有している。
具体的な構成としては、同図に示すように、温度補償装置1’の筐体内部に基板105’が収容され、当該基板105’に計測用TC1入力回路115’とTC1端子温度補償センサ計測回路135’とを備えた第1の信号処理回路と、計測用TC2入力回路125’と端子間温度差補正用TC入力回路145’を備えた第2の信号入力回路が実装されている。また、第2の信号処理回路の内部には第1の実施形態で説明したスイッチS1及びスイッチS2がマルチプレクサとして備わっている。また、第1の接続部110’の近傍領域には例えばサーミスタからなる補償用センサ130’が実装されている。
信号処理回路からは銅のパターン部150’,160’が延在しており、各パターン部150’,160’の端部には銅の導体パッド150a’,160a’が形成されている。
一方、筐体には複数(図中2つ)の接続端子が備わっており、第1の接続端子は第1の接続部110’のマイナス端子110a’を形成している。また、第2の接続端子は第2の接続部120’のマイナス端子120a’を形成している。
また、第1の計測用熱電対TC1と第2の計測用熱電対TC2との測定部は、ここでは図示しないが異なる被測定対象物に接続されている。
第1の接続部110’からは弾性を有する銅でできた金属板151’が筐体内部に延在しており、金属板151’の自由端部が第1の導体パッド150a’と接触している。一方、第2の接続部120’からも弾性を有する銅でできた金属板161’が延在形成しており、金属板161’の自由端部が第2の導体パッド160a’に接触している。また、第1の接続部110’と第2の接続部120’との間は、これらの銅とは異なる材質、すなわち例えばコンスタンタンなどでできた端子間温度補正用素線180’によって互いに接続されている。
そして、図2に示すように、第2の接続部120’における温度はT2であり、第1の接続部110’及び補償用センサ130’における温度はT1であり、2つの信号処理回路が実装された領域における温度はT3である。
このような構成によって、スイッチS1,S2の切り替えによって最初に計測用熱電対TC1の出力V1と計測用熱電対TC2の出力V2を求める。
そして、図1に示した第1の実施形態のように、スイッチS1,S2を切り替えて補償用センサ130’の出力とTC1端子温度補償用センサ計測回路135’によって第1の接続部110’の温度T1を求める。これと同時に温度補償用熱電対TCDの出力と第1の接続部110’の温度T1とから、第2の接続部120’の温度T2を求める。
次いで、これらの出力から計測用熱電対TC1,TC2が接続された各被測定対象物の温度を測定する。
このように、この測定された温度差に基づいて第2の計測用熱電対TC2の接続された被測定対象物の測定温度を補正して正確な温度を得ることが可能となる。
なお、図2に示したような具体的構成のように第1の接続部110’と第2の接続部120’にそれぞれ銅の金属板151’,161’を延在させる代わりに、図3に示すように、基板上に形成された各信号処理回路から例えば銅の素線150”,160”を伸ばしても良い。
この場合、その素線の先端は丸型端子として、一方の信号処理回路から第1の接続部110”に丸型端子を接続し、かつ他方の信号処理回路から第2の接続部120”に丸型端子を接続するとともに、第1の接続部110”と第2の接続部120”とを上述の銅とは異なる材質、すなわちコンスタンタンからなる端子間温度補正用素線180”で接続する。
そして、スイッチS1とスイッチS2の切り替えによって、上述した具体的実施形態と同様に、第1の接続部110”と第2の接続部120”との間の温度差を求める。そして、この温度差T2−T1と補償用センサ130”で求めた温度T1に基づいて第2の計測用熱電対TC2の接続された被測定対象物の温度を補正して正確な温度測定を行うことを可能とする。
続いて、本発明の第2の実施形態にかかる温度補償装置について説明する。なお、第1の実施形態にかかる温度補償装置と同等の構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態にかかる温度補償装置2は、第1の実施形態にかかる温度補償装置1と同様に、例えば記録計などの温度を測定するのに使用されるもので、図4に示すように、一つの補償用温度センサ(以下、「補償用センサ」とする)230を介して複数の計測用熱電対によって複数の被測定対象物の温度を測定する温度補償装置である。そして、本実施形態においても、温度補償装置2では1つの補償用センサ230に対して2つの計測用熱電対TC1,TC2が使用されるようになっている。
なお、図4において第1の接続部210、第2の接続部220、及び筐体内部の温度はそれぞれ異なっており、第1の接続部210及び補償用センサ230における温度(計測用熱電対TC1の端子における温度)をT1、第2の接続部220における温度(計測用熱電対TC2の端子における温度)をT2、筐体内部(計測器内部)の信号処理回路付近の温度をT3とする。
温度補償装置2は筐体200に接続端子を備え、接続端子には第1の接続部210と第2の接続部220が互いに離間して配置されている。そして、第1の接続部210には第1の計測用熱電対TC1が接続され、第2の接続部220には第2の計測用熱電対TC2が接続されている。また、筐体内部には第1の接続部近傍にサーミスタ等からなる補償用センサ230が配置されるとともに、補償用センサ230にTC1端子温度補償センサ計測回路235が電気的に接続されている。
また、第1の接続部210のマイナス端子210aとプラス端子210bの筐体内部側には、それぞれ本実施形態の場合、銅でできた導体部251,252が延在形成され、第2の接続部220のマイナス端子220aとプラス端子220bの筐体内部側にも銅でできた導体部261,262が延在形成されている。
また、第1の接続部210のプラス端子側は導体部252及び切り替えスイッチS4を介して計測用TC1入力回路215に電気的に接続されている。
一方、第2の接続部220のマイナス端子側には導体部261を介して切り替えスイッチS1が接続されている。また、第2の接続部220のプラス端子側には導体部262を介してスイッチS3が接続されている。
スイッチS3は、第2の接続部220のプラス端子220bを、導体部262を介して計測用TC2入力回路225に接続するための開閉スイッチである。また、切り替えスイッチS1はマイナス端子220aを、導体部261を介して切り替えスイッチS4に接続したりアースに接続したりする切り替えスイッチである。
一方、第1の接続部210の2つの導体部251,252と第2の接続部220の2つの導体部261,262との間には互いに電気的に独立した2つの導体部271,272が備わり、各導体部271,272の一端はスイッチS2によって開閉可能になっている。また、各導体部271,272の他端は一方が第1の端子間温度補正用素線281によって第1の接続部210のマイナス端子210aに接続され、他方が第2の端子間温度補正用素線282によって第2の接続部220のマイナス端子220aに接続されている。
なお、この2つの導体部271,272は本実施形態の場合、銅でできており、2つの端子間温度補正用素線281,282は、銅とは異なる材質である例えばコンスタンタンでできている。
なお、スイッチS1〜S4は例えばアナログスイッチの一種であるマルチプレクサ又はリレーによって構成され、以上の補償用センサ230、スイッチS1〜スイッチS4を構成するマルチプレクサ又はリレー、及び4つの信号処理回路は筐体内部に収容された回路基板(図示せず)に実装されている。また、図中、補償用センサ230やスイッチS1〜スイッチS4、アースを結ぶ実線は回路基板上に形成された配線パターンをなしている。また、図4から分かるように、TC2の回路のGNDとTC1の回路のGNDは電気的に分離している。
このように、第1の接続部210のマイナス端子210aと導体部271との間に端子間温度補正用素線281を接続するとともに、第2の接続部220のマイナス端子220aと導体部272との間に端子間温度補正用素線282を接続し、かつこれらで形成された端子間温度補正用回路をスイッチS2で開閉可能とすることで、以下の効果を得る。
まず、スイッチS2を閉じた状態ではコンスタンタンでできた2つの端子間温度補正用素線281,282とこれと異なる銅でできた2つの導体部271,272とが接続されることで、この部分が接続部間温度測定用熱電対TCD(以下、「温度補償用熱電対TCD」とする)を構成する。
これによって、第1の計測用熱電対TC1の出力V1を得るとともに、第2の計測用熱電対TC2の出力V2を得る。なお、この際スイッチS2が開いているので、それぞれの温度計測用回路が電気的に独立し、かつ各温度計測用回路に対して端子間温度補正用回路が電気的に分離しているので、各回路にノイズが重畳することはない。
次いで、スイッチS1のC11とC13とを閉じ、スイッチS2のC21とC22とを閉じ、スイッチS3のC31とC32を開き、スイッチS4のC41とC43とを閉じることで、2つの導体部271,272と端子間温度補正用素線281,282とで形成される温度補償用熱電対TCDからなる端子間温度補正用回路が他の温度計測用回路に対して電気的に独立して形成される。
そしてこの温度補償用熱電対TCDの出力Vを他の各温度計測用回路からのノイズ重畳の影響を受けることなく求めることができる。これと同時に補償用センサ230及びTC1端子温度補償センサ計測回路235から第1の接続部210の温度T1を求める。
次いで、第1の接続部210の温度T1と温度補償用熱電対TCDの出力Vとから第2の接続部220の温度T2を求める。そして、第1の計測用熱電対TC1の出力V1と第1の接続部210の温度T1とから第1の計測用熱電対TC1の接続された被測定対象物の温度を求めるとともに、第2の計測用熱電対TC2の出力V2と第2の接続部220の温度T2とから第2の計測用熱電対TC2の接続された被測定対象物の温度を求める。
このようにして、2つの計測用熱電対TC1,TC2と1つの補償用センサを備えた場合であって、2つの計測用熱電対TC1,TC2がそれぞれ接続された第1の接続部210と第2の接続部220との間に温度差が生じていても、2つの計測用熱電対TC1,TC2の接続された被測定対象物の温度をそれぞれ正確に測ることができる。
また、第1の計測用熱電対TC1及び第2の計測用熱電対TC2により被測定対象物の温度を測定する際には、スイッチS2のC21とC22を開いているので、温度補償用熱電対TCD及び端子間温度差補正用TC入力回路245がこれらの温度計測用回路から電気的に独立しており、余分なノイズが重畳することなく正確な温度測定が可能となる。
なお、この第2の実施形態の変形例として、複数の熱電対、すなわちn個の計測用熱電対TC1〜TCnと1つの補償用センサを備えた場合、この場合、図5(a)及び図5(b)に示すスイッチ構成が考えられる。すなわち、図5(a)に示すように、一端がC22〜C2nをなした例えば銅でできた独立した複数の端子間温度測定用導体部を構成し、これらの端子間温度測定用導体部の他端をそれぞれ対応するn個の熱電対のマイナス側接続部に例えばコンスタンタンからなる端子間温度補正用素線を介して接続する。
そして、これらの端子間温度測定用導体部の一端C22〜C2nが端子間温度補正用素線を介して第1の接続部のマイナス端子に接続された導体部の一端C21とスイッチS1で択一的に接続できるようにする。
また、図5(b)に示すように、端子間温度差補正用TC入力回路に接続されたスイッチS4が端子間温度差補正用TC入力回路の接点C41と第1の接続部との温度差を求めたい第n番目の導体部の端部c4nとを適宜選択して切り替えられるようにする。
このように、第1の接続部のマイナス端子と端子間温度測定用導体部との間、及び計測用熱電対TC2〜計測用熱電対TCnとのマイナス端子とこれに対応する各端子間温度測定用導体部との間を端子間温度補正用素線で接続することにより、n個の計測用熱電対TC〜TCnがそれぞれ接続された第1の接続部乃至第nの接続部との間に温度差が生じていても、第1の接続端子と第2の接続端子、第1の接続端子と第3の接続端子、・・・、第1の接続端子と第nの接続端子との間の温度差を測定することができる。そして、この端子間の温度差Tn−T1と補償用センサによって得られた測定温度T1、及び各計測用熱電対TC1〜TCnの出力V1〜Vnに基づき、各計測用熱電対TC1〜TCnの接続された被測定対象物の温度を正確に測ることができる。
また、各計測用熱電対TC1〜TCnの接続された被測定対象物の温度を測定する温度計測用回路と端子間温度補償用回路とスイッチS2とスイッチS4とで電気的に独立させることができるので、各回路に他の回路のノイズが重畳することはなく、被測定対象物の正確な温度測定が可能となる。
続いて、上述した第2の実施形態にかかる温度補償装置の変形例について説明する。図6は、第2の計測用熱電対TC2が接続された被測定対象物の測定回路と第1の接続部210’と第2の接続部220’との端子間温度差を測定する回路とを電気的に切り替える構成の変形例を示したものである。この変形例によると、上述した第2の実施形態とは異なり、スイッチS1とスイッチS4が協働して、各計測用熱電対TC1,TC2の接続された被測定対象物の温度測定を個別に行う回路を構成するか、その代わりに第1の接続部210’と第2の接続部220’との間の温度差を測る測定回路を構成するかを切り替える役目を果たしている。また、図6から分かるように、TC2の回路のGNDとTC1の回路のGNDは電気的に分離している。
すなわち、第1の接続部210’と第2の接続部220’との温度差を測定するときは、スイッチS1のC11とC12を開くとともにスイッチS4のC41とC43を閉じる。そして、第1の接続部210’と第2の接続部220’との温度差を温度補償用熱電対TCDの出力として端子間温度差補正用TC入力回路245’に入力する。
また、補償用センサ230’の出力をTC1端子温度補償センサ計測回路235’に入力することで、第1の接続部210’の温度T1を求める。これによって、第1の接続部210’と第2の接続部と220’の温度差を端子間温度差補正用TC入力回路245’で求める。
一方、第2の計測用熱電対TC2の接続された被測定対象物の温度を測定するときは、スイッチS1のC11とC12を閉じ、スイッチS3のC31とC32を閉じる。これと同時にスイッチS4のC42とC41を閉じる。
これによって、第2の計測用熱電対TC2の接続された被測定対象物の温度を計測用TC2入力回路225’で求め、この出力V2と補償用センサ230’で求めた温度T1とから上述の第1の接続部210’と第2の接続部220’との温度差T2−T1によって第2の計測用熱電対TC2の出力V2を補正し、第2の計測用熱電対TC2によって測定された被測定対象物の正確な温度を求める。
これと同時に、第1の計測用熱電対TC1の出力V1と第1の接続部210’の温度T1とから計測用TC1入力回路215’によって第1の計測用熱電対TC1の接続された被測定対象物の温度を求めることができる。
この場合、第2の実施形態における2本の端子間温度補正用素線281,282を用いる代わりにコンスタンタンで構成される端子間温度補正用素線280’を1本で済ませたまま、第1の接続部210’と第2の接続部220’間の端子間温度補正用回路と計測用熱電対TC1,TC2を用いた各被測定対象物の温度測定用回路とを電気的に分離することができるので、端子間端子間温度補正用回路と温度測定用回路との間でノイズが重畳するのをより簡易な構成で防ぐことが可能となる。
以上説明したように、従来の複数の熱電対を備えた温度補償装置においては、端子温度センサを多数並べるか、各端子の温度が既知のものとして補正をかけて複数の熱電対の端子間温度差を補償するだけの何れかであった。しかしながら、これでは外乱に基づく温度変化に迅速に追従できない問題があった。そして、各接続部の温度は熱電対の出力を測定温度に換算する基準となるので、接続部の温度補償は接続部と温度センサ間の温度差を直接測定可能な方法が望ましい。
本発明においては、温度センサで計測された基準となる接続部と他の熱電対が接続される接続部との間にその温度差を計測する端子間温度補償用熱電対(接続部間熱電対)を積極的に形成し、測定した接続部間の温度差により基準接続部以外の接続部の温度を求めるようにした。
これによって、基準となる熱電対の接続部の温度を正確に測定できれば他の複数の接続部間の温度差が直接測定可能であるため、温度変化の過渡現象に対しても正確な補償が可能となる。
これに加えて、この接続部間の温度差を測定するにあたって、補償用センサの個数を減らすことができるので、コスト低減にも貢献する。
なお、上述の実施形態においては、2つ以上の複数の熱電対と単一の補償用センサとを備えた温度補償装置について説明したが、補償用センサは必ずしも一つだけには限定されず、温度補償装置に備わった熱電対の個数より少ない個数であれば本発明の効果を発揮することが可能となる。従って、例えば計測用熱電対を5個設けるとともに、例えばこれより少ない3個の補償用センサを設け、2個の補償用センサをそれぞれ2個の計測用熱電対に対応して配置するとともに、残りの1個の補償用センサを残りの3個の熱電対に関する温度測定に共通に利用しても良い。
また、上述の実施形態では、補償用センサが第1の接続部の近傍に配置されていたが、必ずしもこのように配置される必要はない。すなわち、例えば温度T3である信号処理回路近傍に補償用センサが配置され、第1の接続部の温度T1とこの温度T3とを従来例に示した構成によって極力近づけるか、新たな補償用熱電対をこの間に設けて温度差T3−T1を求めてこの温度差に基づき補償するようにしても良い。
なお、上述の実施形態の更に別の変形例として、図7に示すような回路ブロック図が考えられる。この変形例においては、TC1のプラス端子310b、マイナス端子310aの温度差によるTC1の計測誤差の補正を行う方法である。この場合、T3−T2=T2−T1となる場所に端子310cを設け、マイナス端子310aと端子310c間の端子間温度補正用素線380と導体部353で形成される接続部間温度測定用熱電対TCDにより、T3−T1間の熱起電力V31が計測でき、補償用センサ330よりT1が測定できる。そして、T1とV31よりT3−T1間の温度差が計測でき、T2−T1=(T3−T1)/2より、TC1のマイナス端子310aとプラス端子310b間の温度差T2−T1が測定可能となる。そして、この温度差の補正をソフトウエア等で行うことにより、TC1の正確な計測が実現できるようになる。
上述の具体的な実施形態においては、複数の熱電対を備えた記録計やボードコントローラに基づいて説明したが、必ずしもこれに限定される必要がなく、複数の熱電対を備えた温度測定装置であればいかなるものにも本発明を利用可能である。
本発明の第1の実施形態にかかる温度補償装置の概略構成を示した回路ブロック図である。 図1に示した実施形態をより具体化した実施形態の構成図である。 図2とは異なる図1に示した実施形態をより具体化した実施形態の構成図である。 本発明の第2の実施形態にかかる温度補償装置の概略構成を示した回路ブロック図である。 図4に示した実施形態のスイッチS2の変形例を示したスイッチ構成図(図5(a))、及びスイッチS4の変形例を示したスイッチ構成図(図5(b))である。 図4に示した実施形態の更なる変形例を示した回路ブロック図である。 図4に示した実施形態の更に別の変形例を示した回路ブロック図である。
符号の説明
1,2 温度補償装置
105’ 基板
100 筐体
110(110a,110b),110’,110” 第1の接続部
110a マイナス端子
115,115’ 計測用TC1入力回路
120(120a,120b),120’,120” 第2の接続部
120a マイナス端子
121,122 導体部
125,125’ 計測用TC2入力回路
130,130’,130” 補償用センサ
135,135’,135” TC1端子温度補償センサ計測回路
145,145’ 端子間温度差補正用TC入力回路
150’,160’ パターン部
150a’,160a’ 導体パッド
151,152 導体部
151’,152’ 金属板
161,162 導体部
200 筐体
210,210’ 第1の接続部
210a マイナス端子
210b プラス端子
215,215’ 計測用TC1入力回路
220,220’ 第2の接続部
220a マイナス端子
220b プラス端子
225,225’ 計測用TC2入力回路
230,230’ 補償用センサ
235,235’ TC1端子温度補償センサ計測回路
245,245’ 端子間温度差補正用TC入力回路
251,252 導体部
261,262 導体部
271,272 導体部
280’ 端子間温度補正用素線
281 第1の端子間温度補正用素線
282 第2の端子間温度補正用素線
310a,310b,310c 接続部
330 補償用センサ
353 導体部
380 端子間温度補正用素線
TC1,TC2 計測用熱電対
S1〜S4 スイッチ
TCD 温度補償用熱電対

Claims (3)

  1. 複数の被測定物の温度を複数の計測用熱電対と一つの補償用温度センサを介して測定する温度補償装置において、
    補償用温度センサに対応して配置された基準となる一方の接続部と、前記一方の接続部と離間して配置され、前記一方の接続部に接続される計測用熱電対と異なる計測用熱電対が接続される少なくとも一つの他方の接続部と、
    前記一方の接続部と他方の接続部との間の温度差を計測するための温度補償用熱電対と、
    他方の接続部に接続された計測用熱電対を用いて被測定対象物の温度を測る回路と前記温度補償用熱電対を介して前記接続部間の温度差を測る回路を切り替える切り替え手段を備え、
    測定した前記接続部間の温度差と一方の接続部の温度により他方の接続部における温度を求め、当該温度に基づいて他方の接続部に接続された計測用熱電対による測定温度を補正することを特徴とする温度補償装置。
  2. 前記切り替え手段は、所定の周期で動作することを特徴とする、請求項1に記載の温度補償装置。
  3. 各計測用熱電対による被測定対象物の温度測定回路と温度補償用熱電対による接続部間温度差測定回路とを被測定対象物の温度測定時と接続部間温度差測定時に電気的に切り離すスイッチ手段を更に備えたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の温度補償装置。
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