JP6910471B2 - 熱電対装置および温度測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、熱電対装置および温度測定方法に関する。さらに詳しくは本発明は、車両の排気ガスシステム内など特に自動車の用途において、高温を測定可能な熱電対装置、および排気ガス温度を測定する方法に関する。
数ある中で、タイプR(ロンジウム13%を含む白金ロンジウム合金)およびタイプS(ロンジウム10%を含む白金ロンジウム合金)の熱電対のような貴金属の熱電対を、たとえば1800℃を超える高温のガス温度を測定するために使用することができる。タービンの用途のためには、熱電対プローブは典型的には長さ10cm〜30cmのオーダにある。かかる熱電対の熱電素子に対し熱電気的に整合されたまたはタイプを補償する貴金属の延長ワイヤを用いて、熱電対の遠端と、この熱電対の出力を受信および処理するように構成された電気回路との間の距離を橋絡することができる。この回路延長部は、プローブの設置および保守を容易にするために端子接続部を含むこともできる。
ある特定の条件下では、著しく長い延長ワイヤが必要になる場合がある。このことが起こる可能性があるのはたとえば、測定すべき高温ガスを発生する物体およびそれらの高温ガスに接近可能な物体内のロケーションについて、電気回路を近くに配置することはできない、という幾何学的および物理的な制約がある場合である。貴金属熱電対の場合、延長ワイヤおよび端子部品は、必要とされる長さについて市販されていない可能性があるし、またはコストが非常に高額になる可能性がある。
米国特許第7175343号明細書には、2つの温度測定接合部を含む多素子熱電対が開示されている。
英国特許出願公開第1252754号明細書は、熱電デバイスに関する。
さらなる熱電デバイスは、たとえば米国特許出願公開第2016/0349117号明細書、米国特許出願公開第5038303号明細書、米国特許第8602643号明細書、および国際公開第2009/053815号から公知である。
本発明の課題は、所望の温度を高い信頼性で測定することができ、かついっそうコスト効率のよい熱電対装置を提供することである。
この課題は、請求項1記載の熱電対装置および請求項10記載の方法によって達成可能である。従属請求項には好ましい実施形態が示されている。
第1の態様によれば、たとえば内燃機関の排気ガスシステムを通過する排気ガスの、第1の温度を測定する熱電対装置が開示される。熱電対装置は第1の熱電対を有し、第1の熱電対は、第1の熱電素子と、第1の接合部において(または第1の接合部で交わる)第1の熱電素子と結合(または接合)された第2の熱電素子とを含む。第1の接合部は、第1の温度を有する第1の部分に配置されるように構成されている。第1の熱電素子は第1の材料から成り、第2の熱電素子は、第1の材料とは異なる第2の材料から成る。熱電対装置はさらに第2の熱電対を有し、第2の熱電対は、第3の熱電素子と、第1の熱電素子と接続された第2の接合部において(または第2の接合部で交わる)第3の熱電素子と結合(または接合)された第4の熱電素子とを含む。第2の接合部は、第2の温度を有する第2の部分に配置されるように構成されている。第3の熱電素子は第3の材料から成り、第4の熱電素子は、第3の材料とは異なる第4の材料から成る。熱電対装置はさらに第3の熱電対を有し、第3の熱電対は、第5の熱電素子と、第2の熱電素子と接続された第3の接合部において(または第3の接合部で交わる)第5の熱電素子と結合(または接合)された第6の熱電素子とを含む。第3の接合部は、第2の温度を有する第2の部分に配置されるように構成されている。第5の熱電素子は、第3および第4の材料とは異なる第5の材料から成り、第6の熱電素子は、第3、第4および第5の材料とは異なる第6の材料から成る。
さらに別の態様によれば、たとえば内燃機関の排気ガスシステムを通過する排気ガスの、第1の温度を測定する方法が開示される。この方法は、第1の熱電対を含む熱電対装置を用意することを有する。第1の熱電対は、第1の熱電素子と、第1の接合部において(または第1の接合部で交わる)第1の熱電素子と結合(または接合)された第2の熱電素子とを含む。第1の接合部は、第1の温度を有する第1の部分に配置されるように構成されている。第1の熱電素子は第1の材料から成り、第2の熱電素子は、第1の材料とは異なる第2の材料から成る。熱電対装置はさらに第2の熱電対を含み、第2の熱電対は、第3の熱電素子と、第1の熱電素子と接続された第2の接合部において(または第2の接合部で交わる)第3の熱電素子と結合(または接合)された第4の熱電素子とを有する。第2の接合部は、第2の温度を有する第2の部分に配置されるように構成されている。第3の熱電素子は第3の材料から成り、第4の熱電素子は、第3の材料とは異なる第4の材料から成る。熱電対装置はさらに第3の熱電対を含み、第3の熱電対は、第5の熱電素子と、第2の熱電素子と接続された第3の接合部において(または第3の接合部で交わる)第5の熱電素子と結合(または接合)された第6の熱電素子とを有する。第3の接合部は、第2の温度を有する第2の部分に配置されるように構成されている。第5の熱電素子は、第3および第4の材料とは異なる第5の材料から成り、第6の熱電素子は、第3、第4および第5の材料とは異なる第6の材料から成る。この方法はさらに、第3の熱電素子と第4の熱電素子との間の第1の電圧差、第5の熱電素子と第6の熱電素子との間の第2の電圧差、第4の熱電素子と第6の熱電素子との間の第3の電圧差、第3の熱電素子と第6の熱電素子との間の第4の電圧差、第3の熱電素子と第5の熱電素子との間の第5の電圧差、および第4の熱電素子と第5の熱電素子との間の第6の電圧差のうち、少なくとも3つの電圧差を測定すること、および測定された少なくとも3つの電圧差に少なくとも部分的に基づき、第1の接合部における第1の温度を求めることを有する。
本開示によれば、第3および第4の熱電素子が第2の熱電対を形成し、第5および第6の熱電素子が第3の熱電対を形成することが述べられている。ただしここで述べておきたいのは、複数の熱電素子の信号を分析するという観点において、第3〜第6の熱電素子のいずれも、第3〜第6の熱電素子のうち他の1つの熱電素子と熱電対を形成することができる、ということである。かかるケースにおいてたとえば、第1および第2の熱電素子を介して第5の熱電素子と間接的に結合された第3の熱電素子が、第2の熱電対を形成することができ、この場合、やはり第1および第2の熱電素子を介して第6の熱電素子と間接的に結合された第4の熱電素子が、第3の熱電対を形成することができる。したがって本開示による熱電対を形成するために、この熱電対を形成する2つの熱電素子間において直接的な接続が行われていてもよいし、または間接的な接続が行われていてもよい。さらに、接合部において、または接合部で交わる、他の1つの熱電素子と結合または接合された2つの熱電素子が、1つの熱電対を形成することができる。
1つの好ましい実施形態によれば、第3の材料および/または第4の材料および/または第5の材料および/または第6の材料は、第1の材料および/または第2の材料とは異なる。
さらに別の好ましい実施形態によれば、第5の熱電素子および/または第6の熱電素子は、第3の熱電素子および/または第4の熱電素子と同じ長さである。
有利には、第1の熱電対はタイプNの熱電対であり、第2の熱電対はタイプKの熱電対であり、かつ/または第3の熱電対はタイプJまたはタイプTの熱電対である。
第2の接合部および第3の接合部とは反対側に位置する、第3、第4、第5および第6の熱電素子の遠端部がそれぞれ、第3の温度を有する第3の部分に配置されるように構成されていると、有利になり得る。かかる実施形態の場合、第3、第4、第5および第6の熱電素子の遠端部を、第1、第2、第3および第4の電気端子とそれぞれ接続することができる。さらに好ましくは、第1の電気端子と第2の電気端子との間の第1の電圧差、第3の電気端子と第4の電気端子との間の第2の電圧差、第2の電気端子と第4の電気端子との間の第3の電圧差、第1の電気端子と第4の電気端子との間の第4の電圧差、第1の電気端子と第3の電気端子との間の第5の電圧差、および第2の電気端子と第3の電気端子との間の第6の電圧差のうち、少なくとも3つの電圧差によって、第1の温度を推定可能である。
さらに1つの好ましい実施形態によれば、熱電対装置はさらに、第1〜第6の熱電素子を少なくとも部分的に受け入れる、かつ/または支持するように構成された嵌合アセンブリを有することができる。好ましくは、この嵌合アセンブリは非導電性のプラグを含み、第3の熱電素子、第4の熱電素子、第5の熱電素子および第6の熱電素子がこのプラグを通過する。
本発明のさらなる特徴および態様は、本開示の精査および実施によって、さらには本発明による熱電対装置を示す添付の図1の考察によって、明らかになるであろう。
本発明による熱電対装置を示す図である。
図1には、本発明による熱電対装置10が示されている。熱電対装置10は、第1の熱電対20、第2の熱電対30および第3の熱電対40を含む熱電対アセンブリに相応する。第1の熱電対20、第2の熱電対30および第3の熱電対40は各々、互いに部品を共有している。
第1の熱電対20は主熱電対であって、これには第1の熱電素子22と第2の熱電素子24とが含まれる。好ましくは、第1の熱電素子22および/または第2の熱電素子24
各々は、貴金属または貴金属合金から成る。たとえば第1の熱電素子22(負電圧)を、たとえばニッケル−ケイ素合金(NiSi)など、第1の材料から形成することができる。第2の熱電素子24(正電圧)を、たとえばニッケル−クロム−ケイ素(NiCrSi)合金など、第1の材料とは異なる第2の材料から形成することができる。
したがって第1の熱電対20は好ましくは、既製のタイプN熱電対プローブによって構成されている。択一的な実施形態によれば、第1の熱電対20を既製のタイプR熱電対プローブによって構成することができる。さらに別の実施形態によれば、第1および第2の熱電素子22、24は、英字で指定されていない熱電対に属する。そのような熱電対の一例を、白金から成る第1の熱電素子22とパラジウムから成る第2の熱電素子24とを有するものとすることができる。さらに別の実施形態によれば、第1および第2の熱電素子は、熱伝導性でありかつ非導電性の基板上に少なくとも部分的に堆積されており、かつ/またはそのような基板によって少なくとも部分的に支持されている。
第1および第2の熱電素子22、24の長さは、好ましくは30cmよりも短い。さらに好ましくは、第1および第2の熱電素子22、24の長さは20cmよりも短い。
第1の熱電素子22は、第1の近端部22Aと、第1の近端部22Aとは反対側に位置する第1の遠端部22Bとを含む。第2の熱電素子24は、第2の近端部24Aと、第2の近端部24Aとは反対側に位置する第2の遠端部24Bとを含む。第1の近端部22Aと第2の近端部24Aとは、第1の接合部26において互いに接続または結合されている。好ましくは第1の接合部26は、第1の温度T2を有する第1の部分2に配置されている。第1の部分2をたとえば、排気ガスダクトの一部分とすることができ、この部分を内燃機関(図示せず)の排気ガスが通過する。図1の熱電対装置10によって、使用中、排気ガスの温度T2を求めることができる。第1の温度T2を、たとえば2100℃を超える高温とすることができる。
第1および第2の熱電素子22、24の遠端部22B、24Bは、それぞれ互いに離間されており、好ましくは双方共に、第1の温度T2とは異なる第2の温度T1を有する第2の部分4のところにある。
第2の熱電対30は補助熱電対であって、これには第3の熱電素子32と第4の熱電素子34とが含まれる。好ましくは、第3の熱電素子32および/または第4の熱電素子34は各々、卑金属または卑金属合金から成る。たとえば第3の熱電素子32(正)を、たとえば銅−ニッケル(CuNi)合金など、第3の材料から形成することができる。第4の熱電素子34(負)を、たとえば鉄(Fe)合金など、第3の材料とは異なる第4の材料から形成することができる。
したがってここで述べておくと、第3の熱電素子32も第4の熱電素子34も、第1の熱電素子22と同じ材料からは形成されていない。同様に好ましくは、第3の熱電素子32も第4の熱電素子34も、第2の熱電素子24と同じ材料からは形成されていない。たとえば第2の熱電対は、タイプKの熱電対によって構成されている。
第3の熱電素子32は、第3の近端部32Aと、第3の近端部32Aとは反対側に位置する第3の遠端部32Bとを含む。第4の熱電素子34は、第4の近端部34Aと、第4の近端部34Aとは反対側に位置する第4の遠端部34Bとを含む。第3の近端部32Aと第4の近端部34Aとは、第2の接合部36において互いに接続されている。好ましくは第2の接合部36は、第2の温度T1を有する第2の部分4に配置されている。第2の温度T1を中温または高温とすることができ、たとえば約150℃〜約800℃の温度とすることができる。
第3および第4の熱電素子32、34の遠端部32B、34Bは個々に、第1および第2の電気端子52、54とそれぞれ接続されている。第1および第2の電気端子52、54は互いに離間されており、かつ双方共に好ましくは、既知の第3の(基準)温度T0を有する第3の部分6にポジショニングされている。いっそう好ましくは、第1および第2の電気端子52、54を、制御ユニット50の個々の部分とすることができる。たとえばA/D変換器を含む制御ユニット50は、熱電対装置10から電圧の形態の何らかの信号を受け取り、第1の温度T2を計算および/または推定するように構成されている。
以下では、第1の温度T2を求めるために3つの電圧差V1、V2およびV3を測定する1つの例示的な実施形態について、さらに詳しく記述して説明する。ただしここで述べておくと、第1の温度T2を求めるために、第1〜第6の電圧差V1〜V6(図1参照)のうち、任意の3つの電圧差を測定して分析することができる。特に、第1〜第6の電圧差V1〜V6のうち少なくとも3つの電圧差を測定することによって、測定されたこれらの電圧差から他の電圧差を計算および/または導出することができる。たとえば、第4の電圧差V4を次式によって計算することができる。
V4=V2+V6+V1
V4=V2+V5
V4=V1+V3
動作中、第1および第2の電気端子52、54によってこれらの端子間において、第2の温度T1と第3の温度T0との間の温度差(T1−T0)を表す第1の電圧差V1が規定される。したがって第2の熱電対30は、第3の温度T0(これを基準温度と称することもできる)が既知であるという条件で、第2の温度T1(これを遷移温度と称することもできる)を次式すなわち
V1=S34・(T1−T0)
から求めるための情報を供給するように構成されている。ただしS34は、温度T0とT1との間の材料”3”および”4”の平均相対ゼーベック係数であり、これらの材料はこの例では第3の熱電素子32と第4の熱電素子34とにそれぞれ相応する。
たとえば第3の温度T0を、公知のNTC温度センサなど別個の温度センサによって測定してもよい。第3の温度T0を、実質的に周囲温度に相応させることができる。
第3の熱電対40も補助熱電対であって、これには第5の熱電素子42と第6の熱電素子44とが含まれる。好ましくは、第5の熱電素子42および/または第6の熱電素子44は各々、卑金属または卑金属合金から成る。たとえば第5の熱電素子42(正)を、たとえばニッケル−クロム合金など、第3および第4の材料とは異なる第5の材料から形成することができる。第6の熱電素子44(負)を、たとえばニッケル−アルミニウム合金など、第3、第4および第5の材料とは異なる第6の材料から形成することができる。
したがってここで述べておくと、第5の熱電素子42も第6の熱電素子44も、第1の熱電素子22と同じ材料からは形成されていない。同様に好ましくは、第5の熱電素子42も第6の熱電素子44も、第2の熱電素子24と同じ材料からは形成されていない。これに加え、第5の熱電素子42も第6の熱電素子44も、第3および/または第4の熱電素子32、34と同じ材料からは形成されていない。たとえば第3の熱電対40は、タイプKの熱電対によって構成されている。
第5の熱電素子42は、第5の近端部42Aと、第5の近端部42Aとは反対側に位置する第5の遠端部42Bとを含む。第6の熱電素子44は、第6の近端部44Aと、第6の近端部44Aとは反対側に位置する第6の遠端部44Bとを含む。第5の近端部42Aと第6の近端部44Aとは、第3の接合部46において互いに接続されている。好ましくは第3の接合部46は、第2の温度T1を有する第2の部分4に配置されている。
第5および第6の熱電素子42、44の遠端部42B、44Bは個々に、第3および第4の電気端子56、58とそれぞれ接続されている。第3および第4の電気端子56、58は互いに離間されており、かつ双方共に好ましくは、既知の第3の(基準)温度T0を有する第3の部分6にポジショニングされている。いっそう好ましくは、第3および第4の電気端子56、58を、制御ユニット50の個々の部分とすることができる。
動作中、第3および第4の電気端子56、58によってこれらの端子間において、やはり第2の温度T1と第3の温度T0との間の温度差(T1−T0)を表す第2の電圧差V2が規定される。したがって第3の熱電対40も、第3の温度T0(これを基準温度と称することもできる)が既知であるという条件で、第2の温度T1(これを遷移温度と称することもできる)を次式すなわち
V2=S56・(T1−T0)
から求めるための情報を供給するように構成されている。ただしS56は、温度T0とT1との間の材料”5”および”6”の平均相対ゼーベック係数であり、これらの材料はこの例では第5の熱電素子42と第6の熱電素子44とにそれぞれ相応する。
特に第1および第2の電圧差V1およびV2(これら双方共に第2の温度T1を表す)を、第2の温度T1を冗長的に求めるために用いることができる。これによって、第1および第2の電圧差V1、V2に基づき同じものを求めることによって、第2の温度T1の妥当性チェックが可能になる。たとえば第1および第2の電圧差V1、V2が、予め定められた電圧閾値よりも大きく互いに隔たっているならば、第2および/または第3の熱電対30、40を、正確に動作していないものとして検出することができる。かかるケースであれば、熱電対装置10のメンテナンスが、特に第2および/または第3の熱電対30、40のメンテナンスが必要であるかもしれない。さらに、熱電対装置10は経年変化または化学的汚染によって生じる不均衡に敏感であるので、熱電対装置10の経年変化および/または化学的な汚染を監視することができる。
動作中、第2の電気端子54と第4の電気端子58とによってこれらの端子間において、第1の温度T2と第2の温度T1との間の温度差(T2−T1)を表す第3の電圧差V3が規定される。したがって第1の熱電対20は、関連する第1の温度T2を次式すなわち
V3=S12・(T2−T1)+S45・(T1−T0)
に従い求めるために役立つ情報を供給するように構成されている。ただしS12は、この例では第1の熱電素子22と第2の熱電素子24とにそれぞれ対応する、温度T1とT2との間の材料”1”および”2”の平均相対ゼーベック係数であり、S45は、この例では第4の熱電素子34と第5の熱電素子42とにそれぞれ対応する、温度T0とT1との間の材料”4”および”5”の平均相対ゼーベック係数である。第2の温度T1は、第2および/または第3の熱電対30、40によって計算される。たとえば第2の温度T1を、第1および第2の電圧差V1、V2が予め定められた電圧閾値よりも大きく互いに隔たっていないという条件で、第1の電圧差V1に基づき求められた第1の「第2の温度T1」と、第2の電圧差V2に基づき求められた第2の「第2の温度T1」との平均値として求めることができる。
上述の式を用い適切な変換を適用すれば、
T2=T1+(V3−S45(T1−T0))/S12
によって、第1の温度T2を計算することができる。
第4の熱電素子34および第5の熱電素子42の材料は、第1および第2の熱電素子22、24の材料とは各々異なるので、第1の温度T2が第2温度T1と等しいという条件で、第3の電圧差V3はゼロとは等しくない。第4および第5の熱電素子34、42に対しそれぞれ異なる材料を用いたこのような配線を、通常のエンジン動作条件であれば、特にT2>T1>T0であれば、第4および第5の熱電素子34、42が同じ材料から成る状況に比べて、出力側においていっそう高い出力電圧を有するように構成することができる。ただし、たとえば制御ユニット50内において、いっそう多くの後処理が必要とされるかもしれない。
相対ゼーベック係数は温度の関数であるため、実際の運用では計算は上述のものよりももっと複雑である。ただし、ASTM E230に記載されているような標準熱電対材料を用いて熱電対装置を構成すれば、業界で認められたE(T)式および関連する許容範囲を使用することができる。
したがって第1〜第6の電圧差V1、V2、V3、V4、V5、V6のうち少なくとも3つの電圧差の検出に基づき、確立された式および/または表を用いて、第1および第2の温度T2およびT1をそれぞれ計算および/または補間することができ、必要に応じて推定することができる。さらに述べておきたいのは、上述の式を測定された少なくとも3つの電圧差に適応させることができる、ということである。
図1に示されているように、第3の熱電素子32および第4の熱電素子34は、第1の電圧差V1を生成する第1の電圧差分岐回路に属している。同様に第5の熱電素子42および第6の熱電素子44は、第2の電圧差V2を生成する第2の電圧差分岐回路に属している。さらに第1の熱電素子22、第2の熱電素子24、第4の熱電素子34、および第6の熱電素子44は、第3の電圧差V3を生成する第3の電圧差分岐回路に属している。さらに第1の熱電素子22、第2の熱電素子24、第3の熱電素子32、および第6の熱電素子44は、第4の電圧差V4を生成する第4の電圧差分岐回路に属している。さらに第1の熱電素子22、第2の熱電素子24、第3の熱電素子32、および第5の熱電素子42は、第5の電圧差V5を生成する第5の電圧差分岐回路に属している。さらに第1の熱電素子22、第2の熱電素子24、第4の熱電素子34、および第5の熱電素子42は、第6の電圧差V6を生成する第6の電圧差分岐回路に属している。
第3、第4、第5および第6の熱電素子32、34、42、44の遠端部32B、34B、42B、44Bはそれぞれ、互いに十分に電気的に絶縁されており、これによって第3の熱電素子32と第4の熱電素子34との間の第1の開路電圧差V1の測定が可能になり、第5の熱電素子42と第6の熱電素子44との間の第2の開路電圧差V2の測定が可能になり、第4の熱電素子34と第6の熱電素子44との間の第3の開路電圧差V3の測定が可能になり、第3の熱電素子32と第6の熱電素子44との間の第4の開路電圧差V4の測定が可能になり、第3の熱電素子32と第5の熱電素子42との間の第5の開路電圧差V5の測定が可能になり、さらに第4の熱電素子34と第5の熱電素子42との間の第6の開路電圧差V6の測定が可能になる。
重要なことに、第3〜第6の熱電素子32、34、42、44、52、54の各々は、3つの電圧差分岐回路に共通のものである。特に第3の熱電素子32は、第1、第5および第4の電圧差分岐回路に共通のものである。第4の熱電素子34は、第1、第3および第6の電圧差分岐回路に共通のものである。同様に第5の熱電素子42は、第2、第5および第6の電圧差分岐回路に共通のものであり、さらに第6の熱電素子44は、第2、第3および第4の電圧差分岐回路に共通のものである。
第3、第4、第5および第6の熱電素子32、34、42、44は、好ましくは20AWGワイヤのような導体を有しており、それらは個々に絶縁され、マルチワイヤフレキシブルケーブルとしていっしょに束ねられており、各熱電素子の近端部32A、34A、42A、44Aと遠端部32B、34B、42B、44Bとの間にそれぞれ延在している。
実質的に延長ワイヤとして用いられる第3、第4、第5および第6の熱電素子32、34、42、44の長さは、好ましくは20cm未満〜数mの範囲にある。結果として得られる熱電対装置10は、第1の熱電対20を用いて少なくとも2つの、好ましくは3つの電圧測定を行うことにより、高温の未知の第1の温度T2を測定するのに適しており、第1の熱電対20はその第1の熱電素子22を介して、第2の(遷移)温度T1を測定するように各々構成された第2の熱電対30および第3の熱電対40と、カスケード接続されている。
適切な較正プロセスを用いることによって、それぞれ異なる材料から成る第3〜第6の熱電素子32、34、42、44を備えた、図1に示されている構造を有する任意の熱電対装置に、本発明を適用することができる。
熱電対装置10を用いて、厳しい環境のすぐ近くにある第1の熱電対20と、第1の(主)熱電対20の脚部から電気コネクタ52、54、56、58がポジショニングされている遠隔ロケーションまで延在する、第2の(補助)熱電対30および/または第3の熱電対40とにより、温度を測定することができる。このようにすることで、たやすく入手可能な卑金属の延長ワイヤおよびコネクタ(第2の熱電対30および第3の熱電対40)を用いることができ、これによって、貴金属の第1の(主)熱電対20を用いたときにコスト上の利点がもたらされる。かかる卑金属延長部によって、マッチしたリードワイヤおよびコネクタが市販されていない状況で、英字で指定されていない貴金属の第1の熱電対を用いることもできる。
1つの好ましい実施形態によれば、図1に示されているように、第2の接合部36および第3の接合部46は好ましくは、双方共に同じ温度のところにあり、つまり第2の温度T1のところにある。1つの実施形態によれば、第2および第3の接合部36、46を単純に互いに近づけてポジショニングすることができ、このことは同じ(遷移)温度T1に確実に晒されるようにするのに役立つ。別の実施形態によれば、単純に互いに近接させることに加えて、嵌合アセンブリ60が設けられており、これによって第1〜第6の熱電素子22、24、32、34、42、44のうち少なくとも1つの熱電素子の一部分が支持される。いっそう好ましくは嵌合アセンブリ60は、第2および第3の接合部36、46が互いに電気的に絶縁されているが、これらの接合部を共通の温度T1に晒すことができるよう、それでもなお熱的には互いに連通状態にあるようにしたものである。嵌合アセンブリ60は好ましくは非導電性のプラグを含むことができ、第3の熱電素子32、第4の熱電素子34、第5の熱電素子42、および第6の熱電素子44がこのプラグを通過する。
第3、第4、第5および第6の熱電素子32、34、42、44の遠端部32B、34B、42B、44Bがそれぞれ終端している電気端子52、54、56、58は、好ましくはすべてが同じ既知の第3の(基準)温度T0のところにある。1つの実施形態によれば、電気端子52、54、56、58は終端ストリップ59に取り付けられており、これも制御ユニット50の一部分とすることができる。終端ストリップ59の温度を、予め定められた基準温度T0に終端ストリップ59を維持するように制御される温度とすることができる。択一的に、またはこれに加えて、補助温度計を使用して端子52、54、56、58における温度を計測することができ、第1の接合部26における第1の温度T2を求めるために、この温度計の出力が基準温度T0として上述の式中で用いられる。
使用中、電気端子52、54、56、58は、第1〜第6の電圧差V1、V2、V3、V4、V5、V6を、制御ユニット50の一部分とすることができる当業者に周知の付加的な電気回路に供給する。付加的な回路は、他にもいろいろある中で、第1〜第6の電圧差V1、V2、V3、V4、V5、V6を検知し、それらをアナログ信号および/またはディジタル信号に変換し、これらの信号のうちの少なくとも1つは好ましくは、さらなる処理のために第1の温度T2に比例する情報を担っている。よって、この回路に対応づけられたプロセッサを、第1〜第6の電圧差V1〜V6のうち少なくとも3つの電圧差を用いて、第2の温度T1を求め、さらにこの温度から第1の温度T2を求めるように、構成することができる。この場合、第1の温度T2は時間の関数として求められ、次いでこの第1の温度T2を用いて、たとえば自動車、商用車、トラック、農業用車両等といった車両と組み合わせて使用されるたとえば内燃機関のような、温度を発生させる装備のリアルタイム制御を提供することができる。
本発明の1つの特有の実施形態について、本明細書で具体的に例示し、かつ/または説明してきた。ただし自明のとおり、本発明の変更および変形は上述の教示によってカバーされるものであり、それらは本発明の着想および意図する範囲から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内にある。

Claims (10)

  1. 1の温度(T2)を測定する熱電対装置(10)であって、
    当該熱電対装置(10)は、第1の熱電対(20)と第2の熱電対(30)と第3の熱電対(40)とを有し、
    前記第1の熱電対(20)は、第1の熱電素子(22)と、第1の接合部(26)において前記第1の熱電素子(22)と結合された第2の熱電素子(24)とを含み、前記第1の接合部(26)は、第1の温度(T2)を有する第1の部分(2)に配置されるように構成されており、前記第1の熱電素子(22)は第1の材料から成り、前記第2の熱電素子(24)は、前記第1の材料とは異なる第2の材料から成り、
    前記第2の熱電対(30)は、第3の熱電素子(32)と、前記第1の熱電素子(22)と接続された第2の接合部(36)において前記第3の熱電素子(32)と結合された第4の熱電素子(34)とを含み、前記第2の接合部(36)は、第2の温度(T1)を有する第2の部分(4)に配置されるように構成されており、前記第3の熱電素子(32)は第3の材料から成り、前記第4の熱電素子(34)は、前記第3の材料とは異なる第4の材料から成り、
    前記第3の熱電対(40)は、第5の熱電素子(42)と、前記第2の熱電素子(24)と接続された第3の接合部(46)において前記第5の熱電素子(42)と結合された第6の熱電素子(44)とを含み、前記第3の接合部(46)は、前記第2の温度(T1)を有する前記第2の部分(4)に配置されるように構成されており、前記第5の熱電素子(42)は、前記第3および前記第4の材料とは異なる第5の材料から成り、前記第6の熱電素子(44)は、前記第3、前記第4および前記第5の材料とは異なる第6の材料から成る、
    第1の温度(T2)を測定する熱電対装置(10)。
  2. 前記第3の材料および/または前記第4の材料および/または前記第5の材料および/または前記第6の材料は、前記第1の材料および/または前記第2の材料とは異なる、請求項1記載の熱電対装置(10)。
  3. 前記第5の熱電素子(42)および/または前記第6の熱電素子(44)は、前記第3の熱電素子(32)および/または前記第4の熱電素子(34)と同じ長さである、請求項1または2記載の熱電対装置(10)。
  4. 前記第1の熱電対(20)はタイプNの熱電対である、
    前記第2の熱電対(30)はタイプKの熱電対である、かつ/または
    前記第3の熱電対(40)はタイプTまたはタイプJの熱電対である、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の熱電対装置(10)。
  5. 前記第2の接合部(36)および前記第3の接合部(46)とは反対側に位置する、前記第3、前記第4、前記第5および前記第6の熱電素子(32、34、42、44)の遠端部(32B、34B、42B、44B)はそれぞれ、第3の温度(T0)を有する第3の部分(6)に配置されるように構成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の熱電対装置(10)。
  6. 前記第3、前記第4、前記第5および前記第6の熱電素子(32、34、42、44)の前記遠端部(32B、34B、42B、44B)は、第1、第2、第3および第4の電気端子(52、54、56、58)とそれぞれ接続されている、請求項5記載の熱電対装置(10)。
  7. 前記第1の電気端子(52)と前記第2の電気端子(54)との間の第1の電圧差(V1)、前記第3の電気端子(56)と前記第4の電気端子(58)との間の第2の電圧差(V2)、前記第2の電気端子(54)と前記第4の電気端子(58)との間の第3の電圧差(V3)、前記第1の電気端子(52)と前記第4の電気端子(58)との間の第4の電圧差(V4)、前記第1の電気端子(52)と前記第3の電気端子(56)との間の第5の電圧差(V5)、および前記第2の電気端子(54)と前記第3の電気端子(56)との間の第6の電圧差(V6)のうち、少なくとも3つの電圧差に少なくとも部分的に基づき、前記第1の温度(T2)を推定可能である、請求項6記載の熱電対装置(10)。
  8. 当該熱電対装置(10)はさらに、前記第1〜前記第6の熱電素子(22、24、3234、42、44)を少なくとも部分的に受け入れる、かつ/または支持するように構成された嵌合アセンブリ(60)を有する、請求項1から7までのいずれか1項記載の熱電対装置(10)。
  9. 前記嵌合アセンブリ(60)は非導電性のプラグを含み、前記第3の熱電素子(32)、前記第4の熱電素子(34)、前記第5の熱電素子(42)、および前記第6の熱電素子(44)が前記プラグを通過する、請求項8記載の熱電対装置(10)。
  10. 1の温度(T2)を測定する方法であって、
    第1の熱電対(20)と第2の熱電対(30)と第3の熱電対(40)とを含む熱電対装置(10)を用意するステップであって、
    前記第1の熱電対(20)は、第1の熱電素子(22)と、第1の接合部(26)において前記第1の熱電素子(22)と結合された第2の熱電素子(24)とを含み、前記第1の接合部(26)は、第1の温度(T2)を有する第1の部分(2)に配置されるように構成されており、前記第1の熱電素子(22)は第1の材料から成り、前記第2の熱電素子(24)は、前記第1の材料とは異なる第2の材料から成り、
    前記第2の熱電対(30)は、第3の熱電素子(32)と、前記第1の熱電素子(22)と接続された第2の接合部(36)において前記第3の熱電素子(32)と結合された第4の熱電素子(34)とを含み、前記第2の接合部(36)は、第2の温度(T1)を有する第2の部分(4)に配置されるように構成されており、前記第3の熱電素子(32)は第3の材料から成り、前記第4の熱電素子(34)は、前記第3の材料とは異なる第4の材料から成り、
    前記第3の熱電対(40)は、第5の熱電素子(42)と、前記第2の熱電素子(24)と接続された第3の接合部(46)において前記第5の熱電素子(42)と結合された第6の熱電素子(44)とを含み、前記第3の接合部(46)は、前記第2の温度(T1)を有する前記第2の部分(4)に配置されるように構成されており、前記第5の熱電素子(42)は、前記第3および前記第4の材料とは異なる第5の材料から成り、前記第6の熱電素子(44)は、前記第3、前記第4および前記第5の材料とは異なる第6の材料から成り、
    前記第3の熱電素子(32)と前記第4の熱電素子(34)との間の第1の電圧差(V1)、前記第5の熱電素子(42)と前記第6の熱電素子(44)との間の第2の電圧差(V2)、前記第4の熱電素子(34)と前記第6の熱電素子(44)との間の第3の電圧差(V3)、前記第3の熱電素子(32)と前記第6の熱電素子(44)との間の第4の電圧差(V4)、前記第3の熱電素子(32)と前記第5の熱電素子(42)との間の第5の電圧差(V5)、および前記第4の熱電素子(34)と前記第5の熱電素子(42)との間の第6の電圧差(V6)のうち、少なくとも3つの電圧差を測定する、
    ステップと、
    測定された前記少なくとも3つの電圧差(V1、V2、V3、V4、V5、V6)に少なくとも部分的に基づき、前記第1の接合部(26)における前記第1の温度(T2)を求めるステップと、
    を有する、第1の温度(T2)を測定する方法。
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