JP3046970U - 測温機能付きひずみゲージ - Google Patents

測温機能付きひずみゲージ

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JP3046970U
JP3046970U JP1997008457U JP845797U JP3046970U JP 3046970 U JP3046970 U JP 3046970U JP 1997008457 U JP1997008457 U JP 1997008457U JP 845797 U JP845797 U JP 845797U JP 3046970 U JP3046970 U JP 3046970U
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敏行 沼倉
博章 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3線式結線法による正確なひずみ計測を行っ
てしかも的確な温度計測をも行う。 【解決手段】 ひずみゲージ素子11の一対の出力端の
一方には、リード線12および13の各一端を接続し、
前記一対の出力端の他方にはリード線14および15の
各一端を接続する。リード線13の他端とリード線14
の他端との間には、抵抗16〜18が順次直列に接続さ
れ、ひずみゲージ素子11と共にブリッジ回路を形成す
る。リード線14と抵抗18の接続点と、抵抗16と抵
抗17の接続点との間に、ひずみ計測用入力電圧eiを
印加する。抵抗17と抵抗18の接続点と、リード線1
2の他端との間から、3線式結線法によるひずみ計測出
力eoを取り出す。リード線14と抵抗18の接続点
と、リード線15の他端との間から熱電対の熱起電力に
よる温度計測用出力電圧etを取り出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、測温機能付きひずみゲージに係り、特に、簡単な構成で正確なひず み計測を可能とする測温機能付きひずみゲージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ひずみゲージは、ひずみ応力による機械的変形を電気信号に変換する変換器と して知られており、ひずみ検出、応力検出および圧力検出、トルク検出、加速度 検出等のように検出器として広く応用されている。このひずみゲージには、種々 のものがあるが、多くの場合、抵抗温度係数等に基づいて温度変化により検出値 が変動する。そこで、ひずみゲージを用いた検出器では、一般にゲージ素子の周 囲温度等を検出し、検出値に温度補償を施すことが行われている。このように、 温度補償を行うためには、ひずみゲージまたはその周囲の温度を検出する必要が ある。
【0003】 このような温度検出のためには、例えば別途に温度検出器を用意し、これをひ ずみゲージの近傍に設置しなければならない。ところが、ひずみゲージの設置に 際して、ひずみゲージと共に温度検出器を設置することは、ゲージの設置作業が 煩雑であるばかりでなく、温度検出器の取り付けによる誤差要素の発生を考慮し なければならない。そこで、近年では、ひずみゲージに温度検出器を一体化して 、ひずみゲージ近傍の温度を検出することが行われている。
【0004】 従来の測温機能付きひずみゲージの一例が特開昭52−138154号公報に 示されている。この特開昭52−138154号公報に開示されたひずみゲージ は、図4に示すように構成されている。図4に示す構成では、ひずみゲージのゲ ージ素子1の一端から2本のリード線2および3を引き出し、ゲージ素子1の他 端から1本のリード線4を引き出している。前記ゲージ素子1の一端から引き出 された2本のリード線のうちの一方のリード線2をゲージ出力の一端とし、他方 のリード線3と前記ゲージ素子1の他端から引き出されたリード線4との間に抵 抗5、6および7を順次直列に接続する。これらゲージ素子1、抵抗5、6およ び7によりブリッジ回路を形成する。
【0005】 図4の構成は、一般的な3線式結線法による結線と同様であるが、リード線3 および4を銅(Cu)で形成し、リード線2をコンスタンタン(NiCu)で形 成する。3線式結線法の場合には、リード線2、3および4のすべてを同種の金 属導電体で構成することにより、リード線2、3および4の抵抗温度特性に起因 する温度変化を補償するのである。しかしながら、図4の構成においては、リー ド線2と3との接合部は、コンスタンタンと銅からなる測温用熱電対を構成し、 これらリード線2と3との間には、ゲージ素子1部分の温度に応じた熱起電力e mが発生する。
【0006】 図示のように、リード線4の他端と抵抗7の一端の接続点と、抵抗5と6の接 続点との間にブリッジ電源Eを供給すると、リード線2と抵抗6および7の接続 点との間に出力e+em、すなわち本来のゲージ出力eに前述の熱起電力emを 加算した値があらわれるとともに、リード線2と3との間にゲージ素子1部分の 温度に応じた熱起電力emがあらわれる。したがって、前記出力e+emから熱 起電力emを減算することにより、本来のゲージ出力eを得る。また熱起電力e mに基づいてゲージ素子1部分の温度を測定することができる。さらに、この検 出温度と前記ゲージ出力eとに基づいて、ゲージ素子1部分におけるひずみ量を 求めることができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、図4に示す特開昭52−138154号公報のひずみゲージ は、ひずみと温度とを同時に測定することができるはずである。しかしながら、 この図4の構成では、本来、リード線の温度特性を効果的に補償することができ る3線式結線法に従って結線しているにもかかわらず、温度計測の熱電対を形成 するために3線のうちの1本に他の2本とは異種の材料を用いている。
【0008】 しかも図4の構成では、温度計測出力emと、該温度計測値emにひずみ出力 eが加算された出力e+emとを同時に計測することができず、時点をずらせて 交互に択一的に計測する他なかった。 しかしながら、温度が瞬間的に変動する部位、例えば、内燃機関、タービン、ロ ケット等の被測定部位のひずみ計測は、当該部位の温度計測と同時に行なわなけ れば、事実上、正確なひずみ測定ができない。
【0009】 本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、3線式結線法による的確な ひずみ計測を行ってしかも正確な温度計測をも同時に行うことを可能とする測温 機能付きひずみゲージを提供することを目的としている。 本考案の請求項1の目的は、特に、3線式結線法による的確なひずみ計測および 正確な温度計測を行うためのひずみゲージとして用いることができる測温機能付 きひずみゲージを提供することにある。 本考案の請求項2の目的は、特に、3線式結線法による的確なひずみ計測を行っ てしかも正確な温度計測をも行うことを可能とする計測回路をも含む測温機能付 きひずみゲージを提供することにある。
【0010】 本考案の請求項3の目的は、特に、3線式結線法による的確なひずみ計測およ び正確な温度計測を行うために好適なひずみゲージ素子を用いる測温機能付きひ ずみゲージを提供することにある。 本考案の請求項4の目的は、特に、3線式結線法による的確なひずみ計測および 正確な温度計測を行うために好適なリード線を用いる測温機能付きひずみゲージ を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した本考案に係る測温機能付きひずみゲージは、上述した目的 を達成するために、 機械的ひずみ変形を電気信号に変換するゲージ素子と、 共に第1の導電性金属からなり、前記ゲージ素子の一端に接続されて3線式結 線法によるひずみ計測に供される第1および第2のリード線と、 前記第1の導電性金属からなり、前記ゲージ素子の他端に接続されて前記第1 および第2のリード線と共に前記3線式結線法によるひずみ計測に供される第3 のリード線と、 前記第1の導電性金属とは異なる第2の導電性金属からなり、前記第3のリー ド線に結合されて前記ゲージ素子の前記他端に接続され、前記第3のリード線と 共に測温用熱電対を形成する第4のリード線と、 を具備することを特徴としている。
【0012】 請求項2に記載した本考案に係る測温機能付きひずみゲージは、 機械的ひずみ変形を電気信号に変換するゲージ素子と、 共に第1の導電性金属からなり、各一端が、前記ゲージ素子の一端に接続され て3線式結線法によるひずみ計測に供される第1および第2のリード線と、 前記第1の導電性金属からなり、一端が、前記ゲージ素子の他端に接続されて 前記第1および第2のリード線と共に前記3線式結線法によるひずみ計測に供さ れる第3のリード線と、 前記第1の導電性金属とは異なる第2の導電性金属からなり、一端が、前記第 3のリード線に結合されて前記ゲージ素子の前記他端に接続され、前記第3のリ ード線と共に測温用熱電対を形成する第4のリード線と、 前記第2のリード線の他端と第3のリード線の他端との間に直列に順次接続さ れる第1、第2および第3の抵抗と を具備し、且つ前記第3のリード線の他端と前記第3の抵抗の接続点と、前記第 1の抵抗と前記第2の抵抗の接続点との間に計測用電源入力を供給し、前記第1 のリード線の他端と前記第2の抵抗と前記第3の抵抗の接続点との接続点との間 から3線式結線法による計測出力を取り出すとともに、前記第3のリード線の他 端と前記第4のリード線の他端との間から測温出力を得ることを特徴としている 。
【0013】 請求項3に記載した本考案に係る測温機能付きひずみゲージは、前記ゲージ素 子が、機械的変形に応じて抵抗値が変化するひずみ抵抗素子を含むことを特徴と している。 請求項4に記載した本考案に係る測温機能付きひずみゲージは、前記第1〜第3 のリード線を構成する前記第1の導電性金属が銅であり、前記第4のリード線を 構成する第2の導電性金属がコンスタンタンであることを特徴としている。
【0014】
【作用】
すなわち、本考案の請求項1による測温機能付きひずみゲージは、機械的ひず み変形を電気信号に変換するゲージ素子の一端に、共に第1の導電性金属からな る第1および第2のリード線を接続し、該ゲージ素子の他端に前記第1の導電性 金属からなる第3のリード線を接続するとともに、該ゲージ素子の他端にさらに 前記第1の導電性金属とは異なる第2の導電性金属からなる第4のリード線を接 続する。 このような構成のひずみゲージを用いることにより、第1〜第3のリード線を用 いて3線式結線法によるひずみ計測を行い且つ第3および第4のリード線を用い て熱電対による温度計測を行うことができ、3線式結線法による的確なひずみ計 測を行うことができてしかも正確な温度計測をも行うことが可能となる。
【0015】 本考案の請求項2による測温機能付きひずみゲージは、機械的ひずみ変形を電 気信号に変換するゲージ素子の一端に、共に第1の導電性金属からなる第1およ び第2のリード線を接続し、該ゲージ素子の他端に前記第1の導電性金属からな る第3のリード線を接続するとともに、該ゲージ素子の他端にさらに前記第1の 導電性金属とは異なる第2の導電性金属からなる第4のリード線を接続し、且つ 前記第2のリード線の他端と第3のリード線の他端との間に第1、第2および第 3の抵抗を順次直列に接続して、前記第3のリード線の他端と前記第3の抵抗の 接続点と、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の接続点との間に計測用電源(ブリ ッジ電源)入力を供給し、前記第1のリード線の他端と前記第2の抵抗と前記第 3の抵抗の接続点との接続点との間から3線式結線法による計測出力を取り出す とともに、前記第3のリード線の他端と前記第4のリード線の他端との間から測 温出力を得る。 このような構成の計測回路を含むひずみゲージにより、3線式結線法による的確 なひずみ計測を行うことができ、しかも正確な温度計測をも行うことが可能とな る。
【0016】 本考案の請求項3による測温機能付きひずみゲージは、前記ゲージ素子が、機 械的変形に応じて抵抗値が変化するひずみ抵抗素子を含む。このような構成によ り、特に、3線式結線法による的確なひずみ計測および正確な温度計測を行うた めに好適なひずみゲージ素子を用いてひずみ計測を行うことができる。 本考案の請求項4による測温機能付きひずみゲージは、前記第1〜第3のリード 線を構成する前記第1の導電性金属が銅であり、前記第4のリード線を構成する 第2の導電性金属がコンスタンタンである。このような構成により、特に、3線 式結線法による的確なひずみ計測および正確な温度計測を行うために好適なリー ド線を用いてひずみ計測を行うことができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、実施の形態に基づき、図面を参照して本考案の測温機能付きひずみゲー ジを詳細に説明する。 図1および図2は、本考案の一つの実施の形態に係る測温機能付きひずみゲージ の構成を示している。 図1は、ひずみゲージ全体の構成を示す回路構成図であり、図2は図1に用いる ひずみゲージ本体の構成を示す詳細図である。
【0018】 図1に示す測温機能付きひずみゲージは、ゲージ素子としてのひずみゲージ素 子11、第1のリード線12、第2のリード線13、第3のリード線14、第4 のリード線15、第1の抵抗16、第2の抵抗17および第3の抵抗18を具備 している。 ひずみゲージ素子11は、ひずみ計測対象部材、例えば起歪体に接着剤を用いて 添着され、ひずみ変形に応じて電気的特性、例えば抵抗値が変化する。このひず みゲージ素子11の一対の出力端の一方には、第1および第2のリード線12お よび13の各一端が接続され、前記一対の出力端の他方には第3および第4のリ ード線14および15の各一端が接続される。
【0019】 ひずみゲージ素子11は、図2に示すようにゲージベース11a、箔ゲージ1 1b、第1のゲージタブ11cおよび第2のゲージタブ11dを有している。ゲ ージベース11aは、例えばポリイミド樹脂等の絶縁性合成樹脂の薄板からなり 、このゲージベース11a上にNiCr系合金箔等でゲージパターンが形成され て箔ゲージ11bが配設されている。さらに、箔ゲージ11bの両端には、箔ゲ ージ11bと同一の材質からなる第1および第2のゲージタブ11cおよび11 dが形成されている。これら箔ゲージ11b、第1および第2のゲージタブ11 cおよび11dは、例えば、ゲージベース11a上にNiCr系合金箔を敷設し た後、フォトエッチング等により不要部分を除去することにより形成される。
【0020】 第1のゲージタブ11cには、例えば銅からなる第1および第2のリード線1 2および13の各一端が接続され、第2のゲージタブ11dには、例えば銅から なる第3のリード線14とコンスタンタン(NiCu)からなる第4のリード線 15の各一端が接続されている。第3および第4のリード線14および15の第 2のゲージタブ11dへの接合部は、例えば共晶半田付けにより接合されて、熱 電対による温度測定点を形成している。
【0021】 再び図1に戻って、第2のリード線13の他端と第3のリード線14の他端と の間には、第1の抵抗16、第2の抵抗17および第3の抵抗18が順次直列に 接続され、ひずみゲージ素子11と共にブリッジ回路を形成している。第3のリ ード線14と第3の抵抗18の接続点と、第1の抵抗16と第2の抵抗17の接 続点との間には、ひずみ計測用入力電圧(いわゆるブリッジ電圧)eiが印加さ れる。第2の抵抗17と第3の抵抗18の接続点と、第1のリード線12の他端 との間から、3線式結線法によるひずみ計測出力eoが取り出される。そして、 第3のリード線14と第3の抵抗18の接続点と、第4のリード線15の他端と の間から銅とコンスタンタンの熱電対の熱起電力による温度計測用出力電圧et が取り出される。
【0022】 図1に示す回路の等価回路を図3に示すように、第1〜第3のリード線12〜 14による3線式結線法により、ひずみゲージ素子11と他の3辺の抵抗16〜 18との間の往復のリード線が、片側ずつブリッジの相隣る両辺に入り、同一の 抵抗値および同一の抵抗温度係数であり、同一の温度と見なすことができるので 、誤差が相殺されることがわかる。また、熱電対を形成する第3および第4のリ ード線14および15の端子電圧は、ひずみ計測系とは実質的に独立に取り出さ れるので、適切な温度計測をひずみ計測と同時点で行うことができることがわか る。
【0023】 このようにして、適切なひずみ計測および温度計測を行うことができ、ひずみ 計測値に温度変化による補償を加える際にも誤差のない的確な補償を行うことが できる。したがって、常に正確な計測を行うことができる。
【0024】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、機械的ひずみ変形を電気信号に変換する ゲージ素子の一端に、共に第1の導電性金属からなる第1および第2のリード線 を接続し、該ゲージ素子の他端に前記第1の導電性金属からなる第3のリード線 を接続するとともに、該ゲージ素子の他端にさらに前記第1の導電性金属とは異 なる第2の導電性金属からなる第4のリード線を接続して、ひずみゲージを形成 することにより、3線式結線法による正確なひずみ計測を行ってしかも的確な温 度計測を同時に行うことを可能とする測温機能付きひずみゲージを提供すること ができる。
【0025】 本考案の請求項2によれば、機械的ひずみ変形を電気信号に変換するゲージ素 子の一端に、共に第1の導電性金属からなる第1および第2のリード線を接続し 、該ゲージ素子の他端に前記第1の導電性金属からなる第3のリード線を接続す るとともに、該ゲージ素子の他端にさらに前記第1の導電性金属とは異なる第2 の導電性金属からなる第4のリード線を接続し、且つ前記第2のリード線の他端 と第3のリード線の他端との間に第1、第2および第3の抵抗を順次直列に接続 して、前記第3のリード線の他端と前記第3の抵抗の接続点と、前記第1の抵抗 と前記第2の抵抗の接続点との間に計測用電源入力を供給し、前記第1のリード 線の他端と前記第2の抵抗と前記第3の抵抗の接続点との接続点との間から3線 式結線法による計測出力を取り出すとともに、前記第3のリード線の他端と前記 第4のリード線の他端との間から測温出力を得ることにより、3線式結線法によ る正確なひずみ計測と温度計測を、切換スイッチによる回路切換えを要すること なく、同時に行い得る測温機能付きひずみゲージを提供することができる。
【0026】 本考案の請求項3によれば、前記ゲージ素子が、機械的変形に応じて抵抗値が 略直線的に変化するひずみ抵抗素子を含むことにより、特に、3線式結線法によ る正確なひずみ計測および的確な温度計測を行うために好適なひずみゲージ素子 を用いる測温機能付きひずみゲージを提供することができる。 本考案の請求項4によれば、前記第1〜第3のリード線を構成する前記第1の導 電性金属が銅であるので、特に、3線式結線法による正確なひずみ計測および的 確な温度計測を行うために好適なリード線を用いる測温機能付きひずみゲージを 提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一つの実施の形態に係る測温機能付き
ひずみゲージの構成を模式的に示す回路構成図である。
【図2】図1のひずみゲージ素子の詳細な構成を模式的
に示す図である。
【図3】図1の等価回路を示す回路構成図である。
【図4】従来の測温機能付きひずみゲージの一例の構成
を示す回路構成図である。
【符号の説明】
11 ひずみゲージ素子 11a ゲージベース 11b 箔ゲージ 11c,11d ゲージタブ 12,13,14 第1,第2,第3のリード線(銅) 15 第4のリード線(コンスタンタン) 16,17,18 第1,第2,第3の抵抗

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械的ひずみ変形を電気信号に変換する
    ゲージ素子と、 共に第1の導電性金属からなり、前記ゲージ素子の一端
    に接続されて3線式結線法によるひずみ計測に供される
    第1および第2のリード線と、 前記第1の導電性金属からなり、前記ゲージ素子の他端
    に接続されて前記第1および第2のリード線と共に前記
    3線式結線法によるひずみ計測に供される第3のリード
    線と、 前記第1の導電性金属とは異なる第2の導電性金属から
    なり、前記第3のリード線に結合されて前記ゲージ素子
    の前記他端に接続され、前記第3のリード線と共に測温
    用熱電対を形成する第4のリード線と、を具備すること
    を特徴とする測温機能付きひずみゲージ。
  2. 【請求項2】 機械的ひずみ変形を電気信号に変換する
    ゲージ素子と、 共に第1の導電性金属からなり、各一端が、前記ゲージ
    素子の一端に接続されて3線式結線法によるひずみ計測
    に供される第1および第2のリード線と、 前記第1の導電性金属からなり、一端が、前記ゲージ素
    子の他端に接続されて前記第1および第2のリード線と
    共に前記3線式結線法によるひずみ計測に供される第3
    のリード線と、 前記第1の導電性金属とは異なる第2の導電性金属から
    なり、一端が、前記第3のリード線に結合されて前記ゲ
    ージ素子の前記他端に接続され、前記第3のリード線と
    共に測温用熱電対を形成する第4のリード線と、 前記第2のリード線の他端と第3のリード線の他端との
    間に直列に順次接続される第1、第2および第3の抵抗
    とを具備し、且つ前記第3のリード線の他端と前記第3
    の抵抗の接続点と、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の
    接続点との間に計測用電源入力を供給し、前記第1のリ
    ード線の他端と前記第2の抵抗と前記第3の抵抗の接続
    点との間から3線式結線法による計測出力を取り出すと
    ともに、前記第3のリード線の他端と前記第4のリード
    線の他端との間から測温出力を得ることを特徴とする測
    温機能付きひずみゲージ。
  3. 【請求項3】 前記ゲージ素子は、機械的変形に応じて
    抵抗値が変化するひずみ抵抗素子を含むことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の測温機能付きひずみゲー
    ジ。
  4. 【請求項4】 前記第1〜第3のリード線を構成する前
    記第1の導電性金属は銅であり、前記第4のリード線を
    構成する第2の導電性金属はコンスタンタンであること
    を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載
    の測温機能付きひずみゲージ。
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