JP4278096B2 - 温度補償装置 - Google Patents

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本発明は、熱電対の端子温度を精度良く補償して正確な温度測定を可能とする温度補償装置に関する。
例えば、炉などの温度測定を行うに際して熱電対は広く用いられている。
このような熱電対の基準接点である装置側(端子側)接続部、(以下、単に「接続部」とする)の近くには接続部の温度を計測し熱電対の計測温度を補正するための補償用温度センサ(以下、単に「補償用センサ」とする)を備えている。そして、かかる補償用センサを有する温度調節機器において、測温精度向上のために熱電対の接続部の温度と補償用センサの計測温度との温度差を小さくする必要がある。そのために、熱伝達を良好にする構造や余分な熱の影響を小さくする構造をとって熱電対の端子温度を精度良く補償して正確な温度測定を可能とする温度補償装置が従来から知られている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
かかる特許文献1に記載の温度補償装置は、側面視で異形角型C字状に金属片を折り曲げて形成した金属板を接続端子に固定するとともに、基板上に補償用センサを装着している。そして、補償用センサに密着するように銅箔パターンを基板上に形成し、この銅箔パターンの端部にパッドを一体に形成し、当該パッドに上述の金属板を接触させている。
一方、特許文献2に記載の温度補償装置は特許文献1に記載の温度補償装置の構成に加えて、基板のパッドと補償用センサとを基板のこれらが実装された周囲から熱的に分離するスリットを複数設けている。
また、特許文献3に記載の温度補償装置は特許文献1に記載の温度補償装置の構成に加えて、熱伝導率の低い材質からなるバリアを介して金属板を接続端子に固定している。
実開平5−52729号公報(第4−5頁、図1) 実開平5−52728号公報(第4−5頁、図1) 実開平5−59265号公報(第4−5頁、図1)
このような従来技術による温度補償装置では、補償用センサと熱電対の接続端子の端部との距離をなるべく近づける必要がある。しかしながら、当該センサと端部とを近づけることによって接続部の温度を間接的に計測する方法では正確な温度測定を行うに関して限界がある。この限界の要因としては、補償用センサの筐体内部における実装スペースの問題や筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化、熱電対ケーブルの熱伝導による影響などの不確定要素があげられ、特に温度の急変時など定常状態に至るまでの温度変化の過渡的な状態に正確に対応できないという問題がある。
本発明の目的は、温度補償用センサと熱電対の接続側端部との距離が離れていても正確に温度を測定できる温度補償装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明にかかる温度補償装置は、被測定対象物の温度を測定する計測用熱電対と、計測用熱電対の一方の接続部と離間した場所に設けられた温度補償用センサと、計測用熱電対の一方の接続部と温度補償用センサとの間の温度差を計測する補償用熱電対とを備え、計測用熱電対の他方の接続部に補償用熱電対の、温度補償用センサに接続された側の導体部と同一の材料からなる導体部を接続したことを特徴としている。
計測用熱電対の一方の接続部とこれに離間した位置にある温度補償用センサとをつなぐ金属により補償用熱電対を形成することで、従来は間接的にしか測定ができなかった計測用熱電対の接続部と温度補償用センサとの間の温度を直接計測する。
これによって、温度補償用センサの筐体内部における実装スペースの問題や筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化、熱電対ケーブルの熱伝導などによる影響を受けることなく、温度補償用センサと計測用熱電対の接続端子側の端部との距離が離れていても被測定対象物の温度を正確に測定する。
また、計測用熱電対の他方の接続部に補償用熱電対の、温度補償用センサに接続された側の導体部と同一の材料からなる導体部を接続することで、計測用熱電対の接続部と温度補償用センサとの間の温度差によって生じる起電力を完全にキャンセル(相殺)することができ、より正確な温度補償を行う。
また、本発明の請求項2に記載の温度補償装置は、筐体と、筐体外部にある被測定対象物の温度を測定する計測用熱電対と、計測用熱電対の一方の接続部と離間した場所であって筐体内部に収容された基板上に装着された温度補償用センサと、筐体内外を導通する接続子であって計測用熱電対の一方の接続部と当該接続子の筐体外部側にある一端とが接続された接続子と、接続子の筐体内部側にある他端と温度補償用センサとを導通接続する第1の弾性片と、接続子の筐体内部側にある他端と基板に設けられた補償用熱電対の計測回路とを導通接続する第2の弾性片とを備え、第1の弾性片と第2の弾性片とが協働して計測用熱電対の一方の接続部と温度補償用センサとの間の温度差を計測する補償用熱電対を構成するとともに、第1の弾性片と第2の弾性片に対して基板が着脱自在なことを特徴としている。
計測用熱電対の接続部とこれに離間した位置にある温度補償用センサとを導通接続する第1の弾性片と、当該接続部と補償用熱電対の計測回路とを導通接続する第2の弾性片とにより補償用熱電対を形成することで、従来は間接的にしか測定ができなかった計測用熱電対の接続部と温度補償用センサとの間の温度を直接計測する。これによって、温度補償用センサの筐体内部における実装スペースの問題や筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化、熱電対ケーブルの熱伝導などによる影響を受けることなく、温度補償用センサと計測用熱電対の接続部との距離が離れていても被測定対象物の温度を正確に測定する。
また、補償用熱電対を構成する第1の弾性片と第2の弾性片に対して温度補償用センサの装着された基板が着脱自在となっていることで、筐体内に基板を収容する場合に複雑な配線作業や結線作業を必要とせず、かつ簡単な作業で筐体内から基板を抜き去ることができる。すなわち、上述のような補償用熱電対を備えた構成においても、温度補償用センサの装着された基板を筐体から容易に着脱することができる。
以上説明したように、本発明にかかる温度補償装置は、計測用熱電対の一方の接続部とこれに離間した位置にある温度補償用センサとをつなぐ金属により補償用熱電対を形成することで、従来は間接的にしか測定ができなかった計測用熱電対の接続部と温度補償用センサとの間の温度を直接計測することが可能となった。
これによって、温度補償用センサの筐体内部における実装スペースの問題や筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化、熱電対ケーブルの熱伝導などによる影響を受けることなく、温度補償用センサと計測用熱電対の接続部との距離が離れていても被測定対象物の温度を正確に測定することが可能となった。
また、計測用熱電対の他方の接続部に補償用熱電対の、補償用センサに接続された側の導体部と同一の材料からなる導体部を接続することで、計測用熱電対の接続部と温度補償用センサとの間の温度差によって生じる起電力を完全にキャンセル(相殺)することができ、より正確な温度補償が可能となった。
また、本発明の請求項2に記載の温度補償装置は、計測用熱電対の一方の接続部とこれに離間した位置にある温度補償用センサとを導通接続する第1の弾性片と、当該接続部と補償用熱電対の計測部とを導通接続する第2の弾性片とにより補償用熱電対を形成することで、従来は間接的にしか測定ができなかった計測用熱電対の接続部と温度補償用センサとの間の温度を直接計測することが可能となった。これによって、温度補償用センサの筐体内部における実装スペースの問題や筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化、熱電対ケーブルの熱伝導などによる影響を受けることなく、温度補償用センサと計測用熱電対の接続部との距離が離れていても正確に温度を測定することができるようになった。
また、補償用熱電対を構成する第1の弾性片と第2の弾性片に対して温度補償用センサの装着された基板が着脱自在となっていることで、筐体内に基板を着脱する場合に複雑な配線作業や結線作業を必要とせず、かつ簡単な作業で筐体内から基板を抜き去ることができるようになった。すなわち、上述のような補償用熱電対を備えた構成においても、温度補償用センサの装着された基板の着脱を容易に行うことが可能となった。
以下、本発明の一実施形態にかかる温度補償装置について図面に基づいて説明する。なお、図1の回路ブロック図における各記号は以下の内容を表している。T1は例えば炉などの計測対象物における実際の温度を示し、T2は計測用熱電対の装置側接続部(以下、「接続部」とする)における実際の温度を示している。また、T3は温度補償用センサ(以下、「補償用センサ」とする)の装着された場所における実際の温度を示している。また、t1は例えば炉などの計測対象の計測温度を示し、t2は計測用熱電対の接続部の計測温度を示している。また、t3は温度補償用センサが測定した計測温度を示している。
本発明の一実施形態にかかる温度補償装置1は、図1に示すように、被測定対象物の温度を測定する計測用熱電対10(11,12)と、計測用熱電対10の一方の接続部11aと離間した場所に設けられた補償用センサ30と、計測用熱電対10の一方の接続部11aと補償用センサ30との間の温度差を計測する補償用熱電対20(21,22)とを備えている。そして、計測用熱電対10の他方の接続部12aには導体部13が接続されている。
なお、ここで計測用熱電対10の一方の接続部分11aと他方の接続部12aとの距離は極めて近いので、この接続部における実際の温度はともにT2とみなし、計測したこの接続部における温度もともにt2とみなす。
計測用熱電対10は測定用接点10bが例えば炉などの被測定対象物に取付けられ、接続部11a,12aからなる基準接点が例えば温度測定機器の端子台などに接続される。そして、計測用熱電対10の一方の接続部11aには補償用熱電対20の接続部20aが接続されている。
補償用熱電対20の一方の接続部21aはサーミスタ等からなる補償用センサ30とGNDとの間に接続され、他方の接続部22aは補償用熱電対計測回路25に接続されている。また、補償用センサ30は補償用センサ計測回路35に接続されている。
一方、計測用熱電対10の他方の接続部12aに接続された導体部13は補償用熱電対20の、補償用センサ30に接続された側の導体部21と同一の材料からなる。なお、導体部13の長さは、補償用熱電対20の導体部21と同一の長さでも良く、異なった長さでも良い。また、導体部13は計測用熱電対計測回路15に接続されている。
また、計測用熱電対計測回路15、補償用熱電対計測回路25、補償用センサ計測回路35は演算回路40に接続されている。
以上の構成によって、計測用熱電対10は被測定対象物の計測温度T1と接続部12a及び11aの温度T2との温度差(T1−T2)に対応する計測電圧V1を出力する。計測用熱起電力V1は、計測用熱電対10の他方の接続部とGNDとの間に発生し、このV1は例えば基板上に設けられた計測用熱電対計測回路15によって測定されるようになっている。
また、補償用熱電対20の他方の接続部22aとGNDとの間には補償用熱起電力V2が発生し、このV2は例えば基板上に設けられた補償用熱電対計測回路25によって測定されるようになっている。なお、このV2は、一方の接続部11aと補償用センサ30間の実際の温度差(T2−T3)に対応している。
また、一端がGNDに接続された補償用センサ30の他端には補償用センサ出力V3が発生し、この補償用センサ出力V3は例えば基板上に設けられた補償用センサ計測回路35によって測定されるようになっている。
以上の構成により、補償用センサ出力V3より補償用センサ30における温度が測定可能であり、補償用センサ計測回路35により、補償用センサ30の温度t3を得る。そして、補償用熱電対計測回路25によって測定された補償用熱起電力V2に対してt3の温度補正を行うことにより、接続部の温度が測定可能である。ここで、演算回路40においてこの温度補正によって得られた接続部の温度をt2とする。すなわち、{接続部の計測温度t2}={補償用センサにおける計測温度t3}+{接続部と補償用センサ30との温度差(補償用熱起電力V2と計測温度t3とから算出)}となる。ここで、補償用熱起電力V2と計測温度t3とからこの温度差を求める理由は、熱電対の特性に基づくものであり、詳細には計測温度t3に対応する補償用熱起電力V2で表される温度差が、計測温度t3の具体的値に応じて変わってくるからである。
続いて、計測用熱電対10の計測電圧V1に対して接続部の温度t2の温度補正を演算回路40において行うことにより、計測対象の温度t1が演算回路40によって求まる。ここで、{被測定対象物の計測温度t1}={接続部の計測温度t2}+{被測定対象物の温度と接続部との温度差(計測用熱起電力V1と接続部の計測温度t2から算出)}となる。なお、計測用熱起電力V1と計測温度t2とからこの温度差を求める理由は、上述の理由と同様である。
そして、上述の計測した温度は各々、t1=T1、t2=T2、t3=T3となり、被測定対象物の実際の温度T1を正確に求めることができる。
また、筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化などの外乱により補償用センサ30の装着された場所における実際の温度T3や計測用熱電対の接続部における実際の温度T2が変化したとしても、補償用センサ30及び補償用センサ計測回路35によって得られた計測温度t3やこの計測温度t3に補償用熱電対計測回路25によって温度補正することで得られた接続部の温度t2が実際の温度変化に対応して正確に計測可能であり、このような外乱による温度変化の過渡的状態においても常にT1=t1となって計測誤差は生じない。
なお、他方の接続部12aと計測用熱電対計測回路15間においては、補償用熱電対20の、補償用センサ側に接続された導体部21と同じ材質の導体部13を使用しているので、接続部と補償用センサ間の温度差に基づく接続部11aとGND間の起電力及び接続部12aと計測用熱電対計測回路15間の起電力を完全に相殺することができ、測定温度の誤差が発生しなくなる。その結果、接続部と補償用センサ間の熱起電力が被測定対象物における実際の温度T1を測定する上で計測用熱電対10の計測電圧V1に影響を与えることはない。
また、計測用熱電対計測回路15が実装された基板上に温度差がある場合においては、基板のパターンも補償用熱電対20の、補償用センサ側に接続された導体部21と同じ材質でパターンを形成することで、この部分における温度差で発生する熱起電力による計測誤差をなくすことも可能である。
また、例えば導体部21を基板パターンと同じ銅で構成し、導体部22をコンスタンタンで構成することで、導体部21と基板パターンとの接触部の温度が導体部22と基板パターンのいずれかの部位の温度と一致するようになるので、導体部21と基板パターンの接触部の温度と導体部22と基板パターンの接触部の温度とを厳密に一致させる必要がなくなる。これによって、導体部21,22と基板パターンとの設計の自由度が向上する。
以上、説明したように、基板上の補償用センサ30と一方の接続部11aをつなぐとともに基板上の補償用熱電対計測回路25と一方の接続部11aをつなぐ金属により補償用熱電対20を形成することで、従来は間接的にしか測定ができなかった接続部11a,12aと補償用センサ30間の温度を直接計測することが可能となった。
また、計測用熱電対10の他方の接続部12aと計測用熱電対計測回路15との間の導体部13を補償用熱電対20の、補償用センサ側における導体部21と同一の材質で形成することにより、接続部と補償用センサ間の温度差に基づく接続部11aとGND間の起電力及び接続部12aと計測用熱電対計測回路15間の起電力を完全に相殺することができた。また、このような導体部13を設けることで、接着剤を使わずに直接補償用熱電対20を接続することができ片側に導通をもたらすことが可能となった。これによって、補償用センサ30と計測用熱電対10の接続部との距離が離れていた場合、補償用センサ30や一方の接続部11aにおいて過渡的な温度変化があったとしても、被測定対象物の温度を正確に測定することができるようになった。
続いて、上述の温度補償装置1の実施形態をより具体化した実施形態について説明する。この実施形態は、その具体化した構造に基づき以下に説明する課題も解決することができる。以下、この課題について説明する。
一般に熱電対を利用して被測定対象物の温度測定を行う温度調節計は、制御パネルの内側に本体部が取付けられるとともに、マスク部が前面パネルに取付けられ、マスク部に基板が垂直に取付けられた構造となっている。そして、かかる温度調節計特有の構造として、マスク部が制御盤の前面パネルから着脱自在になると同時にマスク部に取付けられた基板も温度調節計本体から着脱自在となることが必要とされる。そのため、温度調節計本体の後部には弾性片の備わった端子台が取付けられるとともに、基板後端が端子台の弾性片に着脱自在に係合するようになっており、この部分においてエッジコネクタの形態をなしている。
このように、マスク部を制御盤の前面パネルから着脱する関係上、マスク部に取付けられた基板の端部と端子台とをなるべく手間をかけずに着脱する必要がある。従って、上述した課題を解決する補償用熱電対を備えた構成においても基板が筐体に対して着脱容易な構造が求められる。
以下、この具体化した実施形態の構成及び作用について図面に基づいて説明する。
本発明の具体化した実施形態にかかる温度補償装置100は、図2に示すように、筐体101と、筐体外部にある被測定対象物の温度を測定する計測用熱電対110(111,112)と、計測用熱電対110の装置側接続部(以下、「接続部」とする)と離間した場所であって筐体内部に収容された基板102に装着された補償用温度センサ(以下、「補償用センサ」とする)130とを備えている。また、温度補償装置100は、筐体内外を導通する端子台(接続子)103を筐体101の後端部(前面パネルと反対側端部)に備えている。そして、端子台103において、計測用熱電対110の一端と端子台103の筐体外部側にある一端とが接続されている。また、温度補償装置100は、端子台103の筐体内部側にある他端と基板102に実装された補償用センサ130とを導通接続する第1の金属板(第1の弾性片)121と、端子台103の他端と基板102に設けられた補償用熱電対計測回路125とを導通接続する第2の金属板(第2の弾性片)122とを備えている。そして、第1の金属板121と第2の金属板122は異種金属からなる補償用熱電対120を構成している。
第1の金属板121と第2の金属板122はそれぞれ板状の異種金属を図2に示すように端子台103への取付け状態で見て基板102を挟み込むような形状に折曲してできている。すなわち、第1の金属板121と第2の金属板122の先端部はそれぞれ側面視でフック状に折り曲げられ、可撓性を有する片持ち梁状の弾性片をなしている。そして、第1の金属板121と第2の金属板122の基端部には図示しないネジ締め用の取付け孔が穿設され、この取付け孔を介して計測用熱電対110の接続部と端子台103のターミナル103aとの間に取付け可能となっている。
なお、第1の金属板121と第2の金属板122の先端部は第1の折り曲げ部121x,122xとこれより先端側に形成された第2の折り曲げ部121y,122yとからなり、第1の折り曲げ部121x,122xによって基板102を金属板間に差し込み易くして、第2の折り曲げ部121y,122yによって基板102を金属板間から抜け易くしている。また、第1の金属板121及び第2の金属板122の一部には打ち抜き加工等により曲げ起こし部121c,122cが形成され、曲げ起こし部121c,122cを筐体101の係合孔部101aに係合させることで、第1の金属板121,122を筐体101及び筐体101に取付けられた端子台103に固定するようになっている。
このように、弾性片をなす第1の金属板121と第2の金属板122は端子台103と筐体101にしっかりと固定されるとともに第1の金属板121と第2の金属板122が協働して基板102の端部を着脱自在に挟持するようになっている。
第1の金属板121の端部である補償用熱電対120の一方の接続部121aは一端がサーミスタ等からなる補償用センサ130とGNDとの間に接続され、第2の金属板122の端部である補償用熱電対の他方の接続部122aは補償用熱電対計測回路125に接続されている。また、補償用センサ130は補償用センサ計測回路135に接続されている。
計測用熱電対110は測定用接点110bが例えば炉などの被測定対象物に取付けられ、接続部110a(111a,112a)をなす基準接点が上述した端子台103に接続されている。そして、計測用熱電対110の基準接点の一端には第1の金属板121と第2の金属板122が接続されている。
基板102には本実施形態の場合、基板102の片側面(図中、下側面)に補償用センサ130及びこれと導通した補償用センサ計測回路135が実装されている。また、基板102の反対側面(図中、上側面)には補償用熱電対計測回路125が実装されている。なお、補償用センサ130、補償用センサ計測回路135、補償用熱電対計測回路125は本実施形態の場合いわゆるSMTと呼ばれる表面実装技術により基板上に実装されているが、本発明においては必ずしもこのように基板上に装着されている必要はない。また、基板上の各計測回路のパターン及び補償用センサのパターンは、そのパターン上における温度差が温度計測に影響が出ないように形成するのが良い。
また、基板102の一側面には補償用センサ130と第1の金属板121との導通を図る接触パッド102aが延在している。同様に基板102の他側面には補償用熱電対計測回路125と第2の金属板122との導通を図る接触パッド102bが延在している。
一方、計測用熱電対110の他方の接続部112aも端子台103を介して上述した第1の金属板121、第2の金属板122と同等の外観構成を有する第3の金属板113に接続されている。そして、第3の金属板113も図2に示す具体的な実施形態において説明の明確化上別基板として図示した基板102’の導体パッド102cに弾性接触している。なお、第3の金属板113は第1の金属板121と同じ材質でできており、端子台103と基板102間の温度差が熱起電力として計測用熱電対に影響するのを排除するようになっている。なお、第3の金属板113の長さは補償用熱電対120の補償用センサ130と接続された側の第1の金属板121と同一の長さでも良く、異なった長さでも良い。そして、第3の金属板113の他端は基板102’の接触パッド102cを介して計測用熱電対計測回路115に接続されている。
また、以上説明した第1の金属板121及び第2の金属板122は、図2に示すように別の部品の組み合わせから構成しても良く、若しくは1つの部品の一部に異種金属を貼着又はメッキなどで追加工して構成しても良い。いずれの構成によっても、第1の金属板121と第2の金属板122によって起電力を発生させて補償用熱電対120としての機能を発揮させることができる。
また、基板102及び基板102’は筐体101の前面開口部に着脱自在に取付けられた図示しないマスク部に垂直に取付けられ、図中矢印A方向で示すように筐体101に対して着脱できるようになっている。
続いて、このような構成を有する温度補償装置100の作用について説明する。
以上の構成を有することにより、計測用熱電対110の他方の接続部112aとGNDとの間には計測用熱起電力V1が発生する。すなわち、計測用熱電対110は被測定対象物の計測温度T1と接続部の温度T2との温度差(T1−T2)を計測して、計測用熱電対の計測電圧V1として出力する。このV1は基板上に設けられた計測用熱電対計測回路115によって測定される。
また、第1の金属板121と第2の金属板122から構成される補償用熱電対120の、第2の金属板122の端部とGNDとの間には補償用熱起電力V2が発生し、このV2は基板上に設けられた補償用熱電対計測回路125によって測定される。なお、このV2は、接続部と補償用センサ130間の温度差(T2−T3)に対応している。
また、一端がGNDに接続された補償用センサ130の他端には補償用センサ130の出力V3が発生し、この出力V3は基板上に設けられた補償用センサ計測回路135によって測定される。
ここで、補償用センサ出力V3より補償用センサ130の温度が測定可能であり、補償用センサ計測回路135により補償用センサ130の温度t3を得る。そして、補償用熱電対計測回路125によって測定された補償用熱起電力V2に対して、図2には示さない演算回路によってt3の温度補正を行うことにより、接続部の温度t2を得る。すなわち、{接続部の計測温度t2}={補償用センサにおける計測温度t3}+{接続部と補償用センサとの温度差(補償用熱起電力V2と計測温度t3とから算出)}となる。ここで、補償用熱起電力V2と計測温度t3とからこの温度差を求める理由は、熱電対の特性に基づくものであり、詳細には計測温度t3に対応する補償用熱起電力V2で表される温度差が、計測温度t3の具体的値に応じて変わってくるからである。
なお、計測用熱電対110の一方の接続部分111aと他方の接続部112aとの距離は極めて近いので、この接続部における実際の温度はともにT2とみなし、計測したこの接続部における温度もともにt2とみなす。
続いて、計測用熱電対計測回路115によって測定された計測用熱電対110の計測電圧V1に対して接続部の温度t2の温度補正を図示しない演算回路によって行うことにより、被測定対象物の温度t1を測定する。ここで、{被測定対象物の計測温度t1}={接続部の計測温度t2}+{被測定対象物の温度と接続部との温度差(計測用熱起電力V1と接続部の計測温度t2から算出)}となる。なお、計測用熱起電力V1と計測温度t2とからこの温度差を求める理由は、上述の理由と同様である。
そして、上述の計測した温度は各々、t1=T1、t2=T2、t3=T3(実際の温度分布T1,T2,T3は図2参照)となり、計測対象物の実際の温度T1を正確に求めることができる。
これによって、筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化などの外乱により、計測用熱電対110の接続部における実際の温度T2が補償用センサ130の装着された場所における実際の温度T3と異なるように変化したとしても、補償用センサ130及び補償用センサ計測回路135によって得られた計測温度t3やこの計測温度t3を用いて補償用熱電対計測回路125によって温度補正することで得られた接続部の温度t2を実際の温度変化に対応して正確に計測でき、その結果、このような温度変化の過渡的な状態であっても常にT1=t1となり計測誤差が生じなくなる。
なお、端子台103と計測用熱電対計測回路115間においては、補償用センサ側に接続された第1の金属板121と同じ材質の第3の金属板113を使用しているので、この部分における温度差に起因して発生する熱起電力を相殺させることで誤差が発生しなくなる。すなわち、端子台103と補償用センサ130間の熱起電力が被測定対象物における実際の温度T1を測定する上で計測用熱電対の計測電圧V1に影響を与えることはない。
また、計測用熱電対計測回路115が実装された基板上に温度差がある場合においては、計測用熱電対計測回路115と第3の金属板113を導通させる基板102のパターンを補償用センサ側に接続された補償用熱電対120の第1の金属板121と同じ材質で形成することで、接続部と補償用センサ間の温度差に基づく接続部111aとGND間の起電力及び接続部112aと計測用熱電対計測回路115間の起電力を完全に相殺することができ、この部分における温度差に起因して発生する熱起電力による計測誤差をなくすことも可能である。
また、例えば金属板121を接触パッド102a,102bと同じ銅で構成し、金属板122をコンスタンタンで構成することで、特定の条件下において接触パッド102aと接触パッド102bとの間に温度差が生じても補償用センサ130と端子台103間の温度差を正確に測定することができる。
なお、この条件とは、条件1(接触パッド102aの実際の温度が計測回路125,135の実際の温度以下であり、かつ接触パッド102bの実際の温度以上である場合)又は、条件2(接触パッド102aの実際の温度が計測回路125,135の実際の温度以上であり、かつ接触パッド102bの実際の温度以下である場合)の何れかの条件下である。
このように金属板122と接触パッド102aの接触部の温度と金属板122と接触パッド102bの接触部の温度とを厳密に一致させる必要がなくなることで、金属板121,122と接触パッド102a,102bの設計の自由度が向上する。
以上、説明したように、基板上の補償用センサ130の接続パターンと計測用熱電対110の接続部111aをつなぐ第1の金属板121と、基板上の補償用熱電対計測回路125の接続パターンと計測用熱電対110の接続部111aをつなぐ第2の金属板122とにより補償用熱電対120を形成することで、従来は間接的にしか測定ができなかった接続部と補償用センサ間の温度を直接計測することが可能となった。これによって、補償用センサ130の筐体内部における実装スペースの問題や筐体内部の電子部品の発熱、筐体外部の風などによる温度の急激な変化、熱電対ケーブルの熱伝導などによる影響を受けることなく、補償用センサ130と計測用熱電対110の接続端子側の端部との距離が離れていても被測定対象物の温度を正確に測定できるようになった。
また、計測用熱電対110の接続部112aと計測用熱電対計測回路115とを導通する第3の金属板113を補償用熱電対120の補償用センサ側における第1の金属板121と同一の材質で形成することにより、接続部と補償用センサ間の温度差に基づく熱起電力を完全に相殺できるようになった。また、第3の金属板113を設けることで、接着剤を使わずに直接ネジ等で強固に固定することが可能となり、補償用熱電対120の片側に導通をもたらすことができるようになった。このことにより、熱伝導と接続の強度の向上が実現でき、構造も簡略化できる。
また、温度調節計が制御パネルの内側に本体部が取付けられ、マスク部は前面パネルに取付けられ、かつマスク部に基板が立設している構造を有している場合、温度調節計本体の後部に第1の金属板121,第2の金属板122、第3の金属板113からなる弾性片の備わった端子台103を取付けるとともに、基板後端を端子台103の弾性片に着脱自在に係合させることで、エッジコネクタの形態をなすことが可能となった。
また、弾性片からなる第1の金属板121と第2の金属板122で補償用熱電対120を構成させることにより、補償用熱電対120を備えているにも係わらず、筐体101からの基板102,102’の着脱を容易に行うことができるようになった(図2における矢印A参照)。
また、マスク部を制御盤の前面パネルから着脱すると同時にマスク部に垂直に取付けられた基板102,102’を温度調節計本体から容易に着脱できるようになった。そして、本機能により生産時の組立ての容易さと客先でのメンテナンス、修理等の作業がやり易くなった。
なお、図2に示した上述の構成と異なる変形例として、図3に示すように、図1の温度補償装置1を実現するために二種類の材質からなる金属板220を基板の片側面上において同一方向に延在させた補償用熱電対の構造をとっても良い。すなわち、この変形例では、金属板221と金属板222を基板202の同一の面に接触させている。そして、筐体201には端子台203が備わり、端子台203の一方の端子部には異なる金属又は同一の金属の半部に異なる金属を貼着又はメッキなどで追加工した金属板221と金属板222が備わっている。
基板上には同一面(図中、上面)に補償用センサ計測回路235、補償用熱電対計測回路225、計測用熱電対計測回路215が実装されている。また、基板202において補償用センサ計測回路235から補償用センサ230と金属板接触のための導体パッド202aが延在している。また、基板202において補償用熱電対計測回路225から金属板接触のための導体パッド202bが延在している。そして、計測用熱電対計測回路215にも金属板接触のための導体パッド202cが形成されている。
金属板221は導体パッド202aを介して補償用センサ230及び補償用センサ計測回路235に導通接続されている。また、金属板222は導体パッド202bを介して補償用熱電対計測回路225に導通接続されている。また、金属板213は導体パッド202cを介して計測用熱電対計測回路215に導通接続されている。なお、金属板213は、金属板221と同一材料の金属又は導電性を有する材質でできている。また、端子台203の一方の端子と片方の端子には計測用熱電対210の接続部の一端と他端が接続されている。なお、このとき基板上の計測回路並びに補償用センサ230のパターンは、パターン上の温度差が計測に影響が出ないように形成されている。
以上のような構成を有していても図2に示した具体化した実施形態と同一の作用効果を有することが可能である。
一方、図3に示した構成の変形例として以下に示すものが考えられる。具体的には、図4に示すように補償用センサ230’を第2の金属板222’に接触する接触パッド202b’側に設けると共に、補償用センサ計測回路235’を当該補償用センサ230’に接続する。また、第1の金属板221’には、接触パッド202a’を介して補償用熱電対計測回路225’を設ける。そして、回路パターン並びにすべての接触パッド202a’,202b’,202c’と接触パッド202a’に接触した第1の金属板221’を例えば銅(Cu)などの同一の材質で形成する。
一方、補償用センサ230’側の第2の金属板222’と計測用熱電対計測回路215’側の接触パッド202c’に接触する第3の金属板213’は上述の金属とは異なる例えばコンスタンタンなどで形成する。このような関係に材質を分けてこれらの要素を構成することで、特定の条件下において接触パッド202b’と接触パッド202a’との間に温度差が生じても(図4に示す実際の温度分布T3a、T3b、及びT4比較参照)、すなわち、これらの基板パターン間に温度差が生じても補償用センサ230’と端子台203間の温度差を正確に測定することができる。
なお、この条件とは、図4に示すように、条件1(接触パッド202b’の実際の温度T3bが計測回路225’,235’の実際の温度T4以下であり、かつ接触パッド202a’の実際の温度T3a以上である場合)、又は条件2(接触パッド202b’の実際の温度T3bが計測回路225’,235’の実際の温度T4以上であり、かつ接触パッド202a’の実際の温度T3a以下である場合)の何れかの条件下である。
一方、接触パッドを構成するパターンの耐腐食性を要求したい場合は、上述の銅を用いた接触パッド202a’〜202c’やこれに続くパターン、金属板221’を全てあるいは一部だけ銅の代わりに銅と素材の熱起電力がほぼ等しい金(Au)を用いて構成するか金メッキを施すのが良い。この場合、コンスタンタンで構成された金属板213’,222’の接触パッドとの接触部には金メッキを施すのが好ましい。これによって、基板パターンの耐腐食性を向上させながら、接触パッド202b’と接触パッド202a’との間に温度差が生じても補償用センサ230’と端子台203’間の温度差を正確に測定することができる。
また、上述の構成と異なる更なる変形例として、図5に示すように、図2及び図3に示した金属板(弾性片)の代わりに導線321,322,313を用いてその先端に丸型端子321a,322a,313aを備え、筐体外部のターミナルにネジで丸型端子321a,322a,313aを固定するようにしても良い。なお、その他の構成については、図2及び図3に示した具体的な実施形態と同等であるので、詳細な説明を省略する。これによって、図中、二点鎖線で示すように、丸型端子321a,322a,313aを端子台303から外すことで導線321,322,313の結線も外すことができ、筐体301から基板302,302’も容易に抜き去ることが可能となる(図5中、矢印B参照)。
このように離れた位置にあるコネクタ、端子台等からなる他の端子へ基板の各計測回路や補償用センサから補償用熱電対の素線又は熱起電力が生じる部材を介して接続できれば、素線を板、棒等の他の形状や材質から構成しても良い。また、端子以外にも計測用熱電対の端子と温度が等しい場所に補償用熱電対の一部を接続しても良い。
また、端子台を備える代わりに、コネクタを筐体の接続部に設けて、この脚に補償用熱電対や基板の導体パッドを接続しても良い。
また、上述の実施形態においては各計測回路や演算回路を別体として記載したが、これらは一体として構成されていても良い。また、図2には基板102と基板102’を別体として記載したが、これらは1つの基板であっても構わない。
上述の具体的な実施形態においては、熱電対を備えた温度調節計に基づいて説明したが、必ずしもこれに限定される必要がなく、熱電対を備えた温度測定装置であればいかなるものにも本発明を利用可能である。
本発明の一実施形態にかかる温度補償装置の概略構成を示した回路ブロック図である。 図1に示した実施形態をより具体化した実施形態の側面図である。 図2に示した実施形態の変形例を示した平面図である。 図3の更なる変形例を示した平面図である。 図2に示した実施形態の別の変形例を示した断面図である。
符号の説明
1 温度補償装置
10(11,12) 計測用熱電対
10b 測定用接点
11a,11b 接続部
12a 他方の接続部
13 導体部
15 計測用熱電対計測回路
20(21,22) 補償用熱電対
22a 接続部
25 補償用熱電対計測回路
30 補償用センサ
35 補償用センサ計測回路
40 演算回路
100 温度補償装置
101 筐体
101a 係合孔部
102,102’ 基板
102a,102b 接触パッド
103 端子台(接続子)
103a ターミナル
110(111,112) 計測用熱電対
110a 接続部
110b 測定用接点
111a,112a 接続部
113 第3の金属板
115 計測用熱電対計測回路
120 補償用熱電対
121 第1の金属板(第1の弾性片)
121a 一方の接続部
121c,122c 曲げ起こし部
121x,122x 第1の折り曲げ部
121y,122y 第2の折り曲げ部
122 第2の金属板(第2の弾性片)
122a 他方の接続部
125 補償用熱電対計測回路
130 補償用センサ
135 補償用センサ計測回路
201 筐体
202,202’ 基板
202a,202a’ 導体パッド
202b,202b’ 導体パッド
202c,202c’ 導体パッド
203,203’ 端子台
213,213’ 金属板
215,215’ 計測用熱電対計測回路
221,221’ 金属板
222,222’ 金属板
225,225’ 補償用熱電対計測回路
230,230’ 補償用センサ
235,235’ 補償用センサ計測回路
301 筐体
302,302’ 基板
303 端子台
321,322,313 導線
321a,322a,313a 丸型端子

Claims (2)

  1. 被測定対象物の温度を測定する計測用熱電対と、
    前記計測用熱電対の一方の接続部と離間した場所に設けられた温度補償用センサと、
    前記計測用熱電対の一方の接続部と温度補償用センサとの間の温度差を計測する補償用熱電対とを備え、
    前記計測用熱電対の他方の接続部に前記補償用熱電対の、前記温度補償用センサに接続された側の導体部と同一の材料からなる導体部を接続したことを特徴とする温度補償装置。
  2. 筐体と、
    筐体外部にある被測定対象物の温度を測定する計測用熱電対と、
    前記計測用熱電対の一方の接続部と離間した場所であって筐体内部に収容された基板上に装着された温度補償用センサと、
    前記筐体内外を導通する接続子であって前記計測用熱電対の一方の接続部と当該接続子の筐体外部側にある一端とが接続された接続子と、
    前記接続子の筐体内部側にある他端と前記温度補償用センサとを導通接続する第1の弾性片と、
    前記接続子の筐体内部側にある他端と前記基板に設けられた補償用熱電対の計測回路とを導通接続する第2の弾性片とを備え、
    前記第1の弾性片と第2の弾性片とが協働して前記計測用熱電対の一方の接続部と温度補償用センサとの間の温度差を計測する補償用熱電対を構成するとともに、前記第1の弾性片と第2の弾性片に対して前記基板が着脱自在なことを特徴とする温度補償装置。
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