JP4278084B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体と、該像担持体にトナー像を形成するための作像装置と、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写するための転写ベルトを有する転写ベルトユニットとを具備し、前記像担持体と前記作像装置のうちの1つ又はその複数のものが作像ユニットとして構成され、該作像ユニットと前記転写ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して着脱可能に装着される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である。この形式の画像形成装置は、像担持体と作像装置のうちの1つ又はその複数のものが、画像形成装置本体に対して着脱可能な作像ユニットとして構成され、また転写ベルトユニットも画像形成装置本体に対して着脱可能であるため、画像形成装置の保守などを専門に行うサービスマンはもとより、一般のユーザでも容易に像担持体や作像装置の点検、修理或いはその交換作業などを行うことが可能である。
【0003】
しかしながら、いくら作業が容易であるとはいえ、不慣れなユーザが作像ユニットや転写ベルトユニットを着脱すると、作像ユニットを転写ベルトに当接させたり、摺擦させて交換する必要のない部品に傷をつけて、その寿命を短くするおそれがある。
【0004】
そこで、転写ベルトを作像ユニットから離間できるように構成し、両者を離間させてから、作像ユニット或いは転写ベルトユニットを着脱できるように構成した画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ところが、作像ユニットや転写ベルトユニットの着脱時に、転写ベルトに加えられた外力によって該転写ベルトが振動するなどして動いてしまうと、その転写ベルトが作像ユニットに当接するおそれがある。そこで、転写ベルトを作像ユニットから大きく離間できるように構成することも考えられるが、このようにすると、両者が相対的に動き得る大きなスペースを画像形成装置本体内に確保しなければならないため、画像形成装置本体が大型化する欠点を免れない。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−325622号公報(段落〔0036〕、〔0038〕、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上述した従来の欠点を除去できる冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記作像ユニット又は転写ベルトユニットの着脱時に、前記転写ベルトを前記作像ユニットから離間した位置に保持するベルト位置規制手段を設け、前記作像ユニット又は転写ベルトユニットの着脱時に、前記ベルト位置規制手段が前記作像ユニットに係合するように構成したことを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0008】
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、前記ベルト位置規制手段は、前記転写ベルトユニットに設けられていると有利である(請求項2)。
【0009】
さらに、上記請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記ベルト位置規制手段は、前記転写ベルトユニットに対して揺動可能に支持された揺動体と、該揺動体に設けられたベルト保持体とを有し、前記揺動体を前記作像ユニットから離間する向きに揺動させることにより、前記ベルト保持体が転写ベルトを作像ユニットから離間した位置に保持するように構成されていると有利である(請求項3)。
【0011】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記作像ユニットは、像担持体に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置を有すると有利である(請求項4)。
【0012】
また、上記請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記作像ユニットは、トナー像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置を有すると有利である(請求項5)。
【0013】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記作像ユニットは、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するための少なくとも1つの作像装置とを有するプロセスカートリッジであると有利である(請求項6)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0015】
図1はフルカラー画像を形成する画像形成装置の一例を示す垂直断面図であり、ここに示した画像形成装置は、画像形成装置本体1内に配置されたドラム状の感光体より成る第1乃至第4の像担持体2Y,2C,2M,2BKと、同じく画像形成装置本体1内に配置された無端状の転写ベルト3を有している。転写ベルト3は支持ローラ4,5,6に巻き掛けられて矢印A方向に回転駆動される。かかる転写ベルト3は各像担持体2Y乃至2BKに当接し、その転写ベルト上に、各像担持体上に形成された各色のトナー像が重ねて転写される。すなわち、先ず第1の像担持体2Y上に形成されたイエロートナー像が転写ベルト3上に転写され始まり、その上から第2の像担持体2C上に形成されたシアントナー像が重ねて転写され、次いでその上から第3の像担持体2M上に形成されたマゼンタトナー像が転写され、さらにその上から第4の像担持体2BK上に形成されたブラックトナー像が重ねて転写される。
【0016】
第1乃至第4の各像担持体2Y,2C,2M,2BK上にトナー像を形成し、そのトナー像を転写ベルト3に転写する構成は、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一であるため、ここでは第4の像担持体2BKにトナー像を形成し、そのトナー像を転写ベルト3に転写する構成だけを説明する。図4は、この像担持体2BKと、そのまわりに設けられた各作像装置を示す拡大図である。像担持体2BKは図4における時計方向に回転駆動され、このとき帯電電圧を印加された帯電ローラ7より成る帯電装置によって像担持体2BKが所定の極性に帯電される。帯電ローラ7には、その表面を清掃するクリーニングローラ30が当接している。帯電後の像担持体2BKには、光書き込み装置8(図1参照)から出射する光変調されたレーザビームLが照射され、これによって像担持体2BKに静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置9によってブラックトナー像として可視像化される。
【0017】
光書き込み装置8は、そのケース50の内部に、図示していないレーザ光源、回転多面鏡、F・θレンズなどの光学素子を収容したそれ自体周知な構成を有し、ケース50に形成された光出射口51からレーザビームLが出射する。発光ダイオードを用いた光書き込み装置を用いることもできる。いずれの形式の光書き込み装置も、帯電後の像担持体に光を照射して該像担持体を露光し、該像担持体に潜像を形成する用をなす。
【0018】
現像装置9は、図4に示すように、乾式の現像剤Dを収容した現像ケース10と、この現像ケース10に回転自在に支持され、かつ該現像ケースに形成された開口を通して像担持体2BKに近接して対向配置された現像ローラ11と、現像ローラ11上の現像剤量を規制する現像ブレード31と、現像ローラ11に対向して配置された第1及び第2搬送スクリュー32,33を有している。現像ケース10内の現像剤Dは、第1及び第2搬送スクリュー32,33によって搬送されながら撹拌され、矢印方向に回転する現像ローラ11上に担持されて搬送される。このとき現像ブレード31によって、現像ローラ11上の現像剤の高さが一定に規制され、規制後の現像剤が現像ローラ11と像担持体2BKとの間の現像領域に運ばれ、ここで現像剤中のトナーが像担持体に形成された静電潜像に静電的に移行して、該潜像がトナー像として可視像化される。現像剤として一成分又は二成分のいずれの現像剤を用いることもできるが、ここではトナーとキャリアを有する二成分系現像剤が用いられている。
【0019】
転写ベルト3を挟んで、像担持体2BKと反対側に一次転写ローラ12BKが配置され、この一次転写ローラ12BKに転写電圧が印加されることにより、像担持体2BK上のトナー像が、矢印A方向に回転する転写ベルト3上に一次転写される。トナー像転写後の像担持体2BK上に付着する転写残トナーはクリーニング装置13によって除去される。
【0020】
本例のクリーニング装置13は、像担持体2BKを向いた側に開口を有するクリーニングケース34と、基端部がそのクリーニングケース34に固定支持され、先端部が像担持体2BKの表面に圧接して、該像担持体2BK上の転写残トナーを除去するクリーニングブレード35と、除去されたトナーを図示していない廃トナーボトルに搬送する廃トナー搬送スクリュー36とを有している。帯電ローラ7には、直流に交流成分の重畳された帯電電圧が印加されているので、クリーニング装置13を通過した像担持体2BKが帯電ローラ7を通るとき、除電と同時に帯電され、次の作像に備える。
【0021】
以上、第4の像担持体2BK上にブラックトナー像を形成し、そのトナー像を転写ベルト3に転写する構成を説明したが、これと全く同様にして、図1に示した第1乃至第3の像担持体2Y,2C,2M上にもイエロートナー像、シアントナー像及びマゼンタトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像と、第4の像担持体2BK上に上述のように形成されたブラックトナー像が、転写ベルト3上に順次重ねて一次転写され、転写ベルト3上に合成トナー像が形成される。トナー像転写後の各像担持体2Y,2C,2M上の転写残トナーがクリーニング装置により除去されることも第4の像担持体2BKの場合と変わりはない。図1に示すように、第1乃至第3の像担持体2Y,2C,2Mのまわりにも第4の像担持体2BKのまわりに設けられた各作像装置と同じく作用する作像装置が配置されているが、これらについての説明は省略する。但し、図1には、各像担持体2Y,2C,2M上のトナー像を転写ベルト3に転写するための各一次転写ローラに符号12Y,12C,12Mをそれぞれ付してある。
【0022】
一方、図1に示すように、画像形成装置本体1内の下部には、例えば転写紙より成る記録媒体Pを収容した給紙カセット14と、給紙ローラ15を有する給紙装置16が配置され、給紙ローラ15の回転によって最上位の記録媒体Pが矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体は、レジストローラ対17によって、所定のタイミングで支持ローラ4に巻き掛けられた転写ベルト3の部分と、これに対置された二次転写ローラ18との間に給送される。このとき、二次転写ローラ18には所定の転写電圧が印加され、これによって転写ベルト3上の合成トナー像が記録媒体Pに二次転写される。
【0023】
合成トナー像を二次転写された記録媒体はさらに上方に搬送されて定着装置19を通り、このとき記録媒体上のトナー像が熱と圧力の作用により定着される。定着装置19を通過した記録媒体は、排紙ローラ対20によって、画像形成装置本体1の上部の排紙部22に排出される。また、トナー像転写後の転写ベルト3上に付着する転写残トナーはクリーニング装置24によって除去される。
【0024】
画像形成装置本体1内の上部には、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色のトナーを収容したトナーボトル37Y,37C,37M,37BKが配置され、その各トナーボトルから、その各色のトナーが図示していない搬送路を通して、各現像装置にそれぞれ補給される。
【0025】
また、転写ベルト3は、図1に示すようにベルトケーシング38に収容され、各一次転写ローラ12Y,12C,12M,12BKと、支持ローラ4,5,6はベルトケーシング38の前後の側板38A,38B(図5参照)に軸受を介して回転自在に支持され、クリーニング装置24もこのベルトケーシング38に組み付けられている。その際、一次転写ローラ12BKは、図5に示すように、ベルトケーシング38の前後の側板38A,38Bに形成された長孔52A,52Bに、像担持体2BKに対して接近又は離間する方向に移動可能に嵌合している。図には示していないが、他の一次転写ローラ12Y,12C,12Mも同じく支持されている。
【0026】
本例の画像形成装置においては、転写ベルト3、ベルトケーシング38、一次転写ローラ12Y乃至12BK、支持ローラ4,5,6及びクリーニング装置24によって、一体的な転写ベルトユニット39が構成されているが、転写ベルトユニットの構成要素は適宜選択できるものであり、要は、当該転写ベルトユニットは、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写するための転写ベルトを有するものである。かかる転写ベルトユニット39は、画像形成装置本体1の手前側、すなわち図1の紙面に対して垂直な手前方向に引き出し、又はこれと逆方向に押し込んで、当該転写ベルトユニット39を画像形成装置本体1に対して着脱できるように、画像形成装置本体1に支持されている。
【0027】
図示した画像形成装置においては、各像担持体に形成されたトナー像を転写ベルト3に転写し、その転写ベルト上のトナー像を記録媒体に転写するように構成されているが、記録媒体を転写ベルトに担持して搬送し、その記録媒体上に像担持体上に形成したトナー像を転写するように構成することもできる。この場合には、転写ベルトにトナー像が転写されることはなく、転写ベルトに担持された記録媒体に直にトナー像が転写される。この転写ベルトも、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写するためのものであり、かかる転写ベルトによっても、上述したところと同様に転写ベルトユニットを構成することができる。
【0028】
図1に示した画像形成装置においては、フルカラー画像を形成するとき、全ての像担持体2Y乃至2BKが転写ベルト3の表面に接触するが、白黒画像を形成するときと、画像形成動作の行われない待機時には、図2に示すように、第1乃至第3の像担持体2Y,2C,2Mに対向する転写ベルト3の部分と、その裏面側に配置された一次転写ローラ12Y,12C,12Mが、各像担持体2Y,2C,2Mから離間する方向に移動し、転写ベルト3がこれらの像担持体2Y,2C,2Mから離れている。
【0029】
また、上述の転写ベルトユニット39や、後述する作像ユニットを画像形成装置本体1に対して着脱するときは、図3に示すように、像担持体2BKに対向する転写ベルト部分と一次転写ローラ12BKも、その像担持体2BKから離間する向きに移動し、転写ベルト3が全ての像担持体2Y乃至2BKから離間する。
【0030】
図4に示した帯電ローラ7より成る帯電装置、光書き込み装置8、現像装置9及びクリーニング装置13は、それぞれ、像担持体2BK上にトナー像を形成するための作像装置を構成するものであり、これは、他の像担持体2Y,2C,2Mのまわりに設けられた帯電ローラ、現像装置及びクリーニング装置も同様である。このように、本例の画像形成装置は、像担持体にトナー像を形成するための作像装置を有している。
【0031】
ここで、像担持体と上述の作像装置のうちの1つ又はその複数のものが、画像形成装置本体1に対して、像担持体の軸線方向に着脱可能な一体的な作像ユニットとして構成されている。例えば、1つの像担持体とこれを支持する支持体とによって作像ユニットが構成され、或いは1つの帯電装置とこれを支持する支持体とによって作像ユニットが構成される。さらに、1つの現像装置単独、又は1つのクリーニング装置単独でそれぞれ作像ユニットを構成し、或いは現像装置と像担持体を組み付けて作像ユニットを構成することもでき、さらに像担持体とクリーニング装置とを組み付け、或いはこれらに帯電装置をそれぞれ組み付けて作像ユニットを構成することもできる。このように、作像装置と像担持体のうちの1つ、又はその複数のものを適宜組み合わせて作像ユニットを構成できるが、図4には、現像装置9のみによって1つの作像ユニット40を構成し、クリーニング装置13と像担持体2BKとを組み付け、かつそのクリーニング装置13のクリーニングケース34に、帯電ローラ7とそのクリーニングローラ30を回転自在に支持することにより、他の作像ユニット140を構成した例を示している。他の像担持体2Y,2C,2Mと、そのまわりに設けられた作像装置によっても、同様な作像ユニットが構成されているものとする。
【0032】
上述した各作像ユニット40,140は、像担持体の軸線方向、すなわち転写ベルトユニット39の着脱方向と同じ方向に着脱可能に画像形成装置本体1に装着されている。各作像ユニット40,140の着脱時に、これらのユニット40,140は、光書き込み装置8のケース50によって案内される。このように、作像ユニットと転写ベルトユニットは画像形成装置本体に対して着脱可能に装着されているので、これらのユニット39,40,140を点検し、或いは修理し、又はこれを交換するとき、その各ユニット39,40,140を画像形成装置本体1の手前側に引き出し、或いは当該各ユニットを画像形成装置本体1の奥側へ押し込むことができる。このように各ユニット39,40,140を画像形成装置本体1に対して着脱するとき、該ユニット39,40,140の要素が互いに接触し、特にその像担持体2Y乃至2BKが転写ベルト3に打ち当り、或いは強く摺擦したとすると、これらに傷がつき、まだ交換する必要のない部品の寿命を縮めることになる。
【0033】
そこで、本例の画像形成装置においては、転写ベルトユニット39や作像ユニット40,140の着脱時に、前述の如く、転写ベルト3を像担持体2Y乃至2BKから離間させるように構成されているが、この構成だけであると、これらのユニット39,40,140の着脱時に転写ベルト3に何らかの外力が加えられ、これによって、転写ベルト3が振動するなどして動いてしまうと、その転写ベルト3が作像ユニット、特に像担持体に接触し、これらに傷が付けられるおそれがある。
【0034】
上述した不具合を阻止するため、本例の画像形成装置には、その画像形成装置本体に対する作像ユニット又は転写ベルトユニットの着脱時に、転写ベルトを作像ユニットから離間した位置に保持するベルト位置規制手段が設けられている。
【0035】
以下に、図4乃至図7を参照して、このベルト位置規制手段60の構成と作用について説明する。ベルト位置規制手段60は、転写ベルト3用の支持ローラ6の軸部に軸受61を介して揺動可能に支持された揺動体62を有し、この揺動体62にベルト保持体63の各基端部63Aが固定されている。ベルト保持体63は、転写ベルト3の幅方向に延び、かかるベルト保持体63と揺動体62の間に転写ベルト3が位置している。また、揺動体62に、前述の一次転写ローラ12BKが回転自在に支持されている。さらに、揺動体62は、引張りばね64によって像担持体2BKから離間する向きに付勢されていると共に、カム65によって加圧されている。このカム65は軸66に固定され、該軸66は、図には示していないが、転写ベルトユニット39のベルトケーシング38の前後の側板38A,38Bに、軸受を介して回転自在に支持され、該軸66の手前側の端部には把手67が固定されている。
【0036】
前述の如く画像形成動作が行われるときは、図4に示すように、カム65の大径部65Aが揺動体62に圧接してその揺動体62を引張りばね64の作用に抗して加圧する。これにより、一次転写ローラ12BKには転写ベルト3を介して像担持体2BKに圧接する。このとき、転写ベルト3には、揺動体62もベルト保持体63も接触することはない。
【0037】
作像ユニット40,140又は転写ベルトユニット39を画像形成装置本体1に対して取り出すときは、把手67を図6における矢印C方向に回転してカム65の大径部65Aを揺動体62から離間させる。これにより、揺動体62は、引張りばね64に引張られて支持ローラ6の中心軸線のまわりに矢印E方向に揺動し、図7に示すように、一次転写ローラ12BKが像担持体2BKから離間すると共に、ベルト保持体63が転写ベルト3を持ち上げ、該転写ベルト3を作像ユニット40,140、特に像担持体2BKから離間した位置に保持する。この状態で、作像ユニット40,140又は転写ベルトユニット39を画像形成装置本体1に対して着脱するので、その着脱時に転写ベルト3が振動するなどして動いてしまっても、その転写ベルト3に作像ユニット40,140が当接することを阻止できる。再び、作像ユニット又は転写ベルトユニットを画像形成装置本体にセットした後、把手67を矢印Cと反対の方向に回転することにより、一次転写ローラ12BKを転写ベルト3を介して像担持体2BKに圧接させることができる。
【0038】
また、揺動体62が図4に示した状態にあるときは、図示していないロック装置によって、作像ユニット40,140と転写ベルトユニット39を画像形成装置本体1から引き出すことができないように、これらのユニット39,40,140をロックし、揺動体62が図7に示した位置に回動したとき、上記ロック装置のロックが解除され、ユニット39,40,140を画像形成装置本体1から引き出せるように構成すれば、これらのユニット39,40,140を着脱するときは、必ず転写ベルト3がベルト保持体63によって作像ユニット40,140から離間した位置に保持されるので、これらのユニット39,40,140が互いに干渉してこれらに傷が付けられる不具合をより確実に阻止できる。
【0039】
また、ベルト保持体63は、例えば樹脂又は板金などによって形成されるが、図4に示すように、転写ベルト3を向いた側のベルト保持体面に植毛加工70を施しておくと、図7に示したように、ベルト保持体63が転写ベルト3に接触したとき、その転写ベルト3に傷が付けられる不具合を阻止できる。また、ベルト保持体63を丸棒によって構成することもでき、かかるベルト保持体63を用いると、これが転写ベルトに接触したときに、その転写ベルト3に傷が付けられる不具合をより確実に防止することができる。
【0040】
以上のように、本例のベルト位置規制手段60は、転写ベルトユニット39に設けられ、しかも当該ベルト位置規制手段60は、転写ベルトユニット39に対して揺動可能に支持された揺動体62と、該揺動体62に設けられたベルト保持体63とを有し、揺動体62を作像ユニット40,140から離間する向きに揺動させることにより、ベルト保持体63が転写ベルト3を作像ユニット40,140から離間した位置に保持するように構成されている。
【0041】
また、画像形成装置本体に対して作像ユニット又は転写ベルトユニットを着脱する時に、ベルト位置規制手段が、作像ユニットに係合するように構成することもできる。図8及び図9にその一例を示す。作像ユニット40,140と転写ベルトユニット39が画像形成装置本体内の所定の位置にセットされているとき、図8及び図9に示すように、ベルト保持体63に干渉することのない作像ユニット部分に一対のガイド部71A,71Bが突設されている。図8に示すように、揺動体62を回動させ、ベルト保持体63によって転写ベルト3を作像ユニット40,140から離間した位置に保持した後、図9に矢印Xで示したように作像ユニット140を画像形成装置本体の手前側に引き出すと、奥側のガイド部71Bが、図8に示すようにベルト保持体63に係合して摺擦する。作像ユニット140を画像形成装置本体内に押し込んでセットするときも同様である。また、転写ベルトユニット39を図9に矢印Xで示した方向に引き出し、又はこれとは逆の方向に押し込むとき、この転写ベルトユニット39と共にベルト保持体63が移動するので、そのベルト保持体63が、手前側のガイド部71Aに摺擦する。このように作像ユニット140又は転写ベルトユニット39の着脱時に、ベルト位置規制手段60、図の例ではそのベルト保持体63が作像ユニット140のガイド部71A,71Bに係合するように構成すると、これらユニット39,140の着脱時に両ユニット39,140の間隔を確実に保つことができ、両者が干渉することをより確実に防止することができる。
【0042】
また、図4及び図6乃至図9に示すように、揺動体62に、ベルト保持体63と同じ働きをなす他のベルト保持体163を設けると共に、図9に示す如く、作像ユニット40にも一対のガイド部171A,171Bを設け、その作像ユニット40又は転写ベルトユニット39の着脱時に、ベルト保持体163にガイド部171A,171Bを係合させることもできる。
【0043】
上述したガイド部71A,71B,171A,171Bを作像ユニットに一体に設けることにより、画像形成装置の部品点数の増大を防止できる。また、作像ユニットを画像形成装置本体外に引き出したとき、像担持体を覆うシャッタ(図示せず)を設けることもできるが、このシャッタにガイド部を一体に付設することもできる。
【0044】
以上説明した例では、一方の作像ユニット40が、像担持体に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置9を有し、もう一方の作像ユニット140は、トナー像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置13を有している。その際、後者の作像ユニットのように、像担持体と、その像担持体上にトナー像を形成するための少なくとも1つの作像装置とを有する作像ユニットを、特にプロセスカートリッジと称することにすると、そのプロセスカートリッジを作像ユニット140以外の各種形態に構成することもできる。例えば、現像ケース10とクリーニングケース34を一体化してユニットケースを形成し、しかも現像装置9と、クリーニング装置13と、帯電ローラ7と、そのクリーニングローラ30を一体的に組み付けてプロセスカートリッジを構成することもできる。この場合も、そのプロセスカートリッジ又は転写ベルトユニットの着脱時に、ベルト位置規制手段によって転写ベルトをプロセスカートリッジから離間した位置に保持することができる。
【0045】
また、以上説明した画像形成装置においては、1つのベルト位置規制手段60により、転写ベルト3と各作像ユニットから離間した位置に保持するように構成したが、複数のベルト位置規制手段を設けることにより、より確実に転写ベルトを各作像ユニットから離れた位置に保持することができる。
【0046】
また、像担持体を帯電する帯電装置としては、像担持体に接触し、又は近接して位置する帯電ローラのほかに、コロトロン方式の帯電装置を用いることもできる。さらに、現像装置9の現像ローラ11に印加する現像バイアスとしては、直流電圧のほかに、直流電圧に交流電圧を重畳したものなどを採用することもでき、また像担持体から転写ベルト3にトナー像を転写する転写装置として、導電ブラシなどを用いることもできる。さらに像担持体を清掃するクリーニング装置として、クリーニングブラシを用いたものなどを採用することもできる。
【0047】
また、転写ベルト3としては、弗素系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等から成るベルトを用いることができるが、ベルトの全層や、ベルトの一部を弾性部材にした弾性ベルトも使用できる。例えば、図10に示すように、樹脂層3Aと、弾性体層3Bと、表層3Cを有する転写ベルト3を用いることができる。勿論、単層ベルト、或いは非弾性ベルトなどを用いることもできる。
【0048】
ここで、樹脂層3Aとしては、ポリカーボネート,フッ素系樹脂(ETFE,PVDF)、ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまたはスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、メタクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アクリル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂,塩化ビニル樹脂変性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂等)、塩化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹脂,変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではないことは当然である。
【0049】
弾性体層3Bの弾性材ゴム、エラストマーとしては、ブチルゴム,フッ素系ゴム,アクリルゴム,EPDM,NBR,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンターポリマー、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ウレタンゴム、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリン系ゴム、リコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、ポリノルボルネンゴム、水素化ニトリルゴム、熱可塑性エラストマー(例えばポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリウレア,ポリエステル系、フッ素樹脂系)等からなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができる。ただし、上記材料に限定されるものではないことは当然である。
【0050】
転写ベルト3の各層に添加する抵抗値調節用導電剤に特に制限はないが、例えば、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウムやニッケル等の金属粉末、酸化錫,酸化チタン,酸化アンチモン,酸化インジウム,チタン酸カリウム,酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物(ATO),酸化インジウム−酸化錫複合酸化物(ITO)等の導電性金属酸化物、導電性金属酸化物は、硫酸バリウム,ケイ酸マグネシウム,炭酸カルシウム等の絶縁性微粒子を被覆したものでもよい。上記導電剤に限定されるものではないことは当然である。
【0051】
表層3Cの材料に制限はないが、転写ベルト表面へのトナーの付着力を小さくして2次転写性を高めるものが要求されるたとえばポリウレタン,ポリエステル,エポキシ樹脂等の1種類あるいは2種類以上を使用し表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材料、たとえばフッ素樹脂,フッ素化合物,フッ化炭素,2酸化チタン,シリコンカーバイト等の粉体,粒子を1種類あるいは2種類以上または粒径を異ならしたものを分散させ使用することができる。またフッ素系ゴム材料のように熱処理を行うことで表面にフッ素リッチな層を形成させ表面エネルギーを小さくさせたものを使用することもできる。
【0052】
ベルトの製造方法は限定されるものではない。回転する円筒形の型に材料を流し込みベルトを形成する遠心成型法、表層の薄い膜を形成させるスプレイ塗工法、円筒形の型を材料の溶液の中に浸けて引き上げるディッピング法、内型,外型の中に注入する注型法、円筒形の型にコンパウンドを巻き付け、加硫研磨を行う方法があるがこれに限定されるものではなく、複数の製法を組み合わせてベルトを製造することができるのは当然である。
【0053】
本実施例に使用した弾性ベルトの製造方法について説明する。
PVDF100重量部に対してカーボンブラック18重量部、分散剤3重量部、トルエン400重量部を均一に分散させた分散液に円筒形の型を浸け10mm/secで静かに引き上げ室温にて乾燥をさせ75μmのPVDFの均一な膜を形成した。75μmの膜が形成されている型を繰り返し上記条件で溶液に円筒形の型を浸け10mm/secで静かに引き上げ室温乾燥させ150μmのPVDFベルトを形成した。これに、ポリウレタンプレポリマー100重量部、硬化剤(イソシアネート)3重量部、カーボンブラック20重量部、分散剤3重量部、MEK500重量部を均一分散させた分散液に上記150μmPVDFが形成されている円筒形型を浸け30mm/secで引き上げを行い自然乾燥を行った。乾燥後繰り返しを行い狙いの150μmのウレタンポリマー層を形成させた。さらに表層用にポリウレタンプレポリマー100重量部、硬化剤(イソシアネート)3重量部、PTFE微粉末粉体50重量部、分散剤4重量部、MEK500重量部を均一分散させた。
【0054】
上記150μmのウレタンプレポリマーが形成されている円筒形型を浸け30mm/secで引き上げを行い自然乾燥を行った。乾燥後繰り返しを行い5μmのPTFEが均一に分散されたウレタンポリマーの表層を形成させた。室温で乾燥後130℃,2時間の架橋を行い、樹脂層;150μm,弾性層;150μm,表層;5μmの3層構成転写ベルトを得た。
【0055】
弾性ベルトとして伸びを防止する方法として、上記実施例のように伸びの少ない芯体樹脂層にゴム層を形成する方法、芯体層に伸びを防止する材料を入れる方法等があるが、特に製法に関わるものではない。伸びを防止する芯体層を構成する材料は、例えば、綿、絹、などの天然繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維,ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリウレタン繊維、ポリアセタール繊維、ポリフロロエチレン繊維、フェノール繊維などの合成繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維などの無機繊維、鉄繊維、銅繊維などの金属繊維からなる群より選ばれる1種あるいは2種以上を用い織布状あるいは糸状のものができる。もちろん上記材料に限定されるものではない。
【0056】
糸は1本または複数のフィラメントを撚ったもの、片撚糸、諸撚糸、双糸等、どのような撚り方であってもよい。また、例えば上記材料群から選択された材質の繊維を混紡してもよい。もちろん糸に適当な導電処理を施して使用することもできる。一方織布は、メリヤス織り等どのような織り方の織布でも使用可能であり、もちろん交織した織布も使用可能であり当然導電処理を施すこともできる。
【0057】
芯体層を設ける製造方法は特に限定されるものではない。例えば筒状に織った織布を金型等に被せ、その上に被覆層を設ける方法、筒状に織った織布を液状ゴム等に浸漬して芯体層の片面あるいは両面に被覆層を設ける方法、糸を金型等に任意のピッチで螺旋状に巻き付け、その上に被覆層を設ける方法等を挙げることができる。
【0058】
弾性層の厚さは、弾性層の硬度にもよるが、厚すぎると表面の伸縮が大きくなり表層に亀裂の発生しやすくなる。又、伸縮量が大きくなることから画像に伸びちじみが大きくなること等から厚すぎることは好ましくない(およそ1mm以上)。弾性層の硬度の適正範囲は10≦HS≦65゜(JIS-A)である。ベルトの層厚によって最適硬度の調整は必要となる。硬度10゜JIS-Aより下のものは寸法精度良く成形する事が非常に困難である。これは成型時に収縮・膨張を受け易い事に起因する。また柔らかくする場合には基材へオイル成分を含有させる事が一般的な方法であるが、加圧状態で連続作動させるとオイル成分が滲みだして来るという欠点を有している。これにより中間転写体表面に接触する感光体を汚染し横帯状ムラを発生させる事が分かった。一般的に離型性向上のために表層を設けているが、完全に浸みだし防止効果を与えるためには表層は耐久品質等要求品質の高いものになり、材料の選定、特性等の確保が困難になってくる。これに対して硬度65゜JIS-A以上のものは硬度が上がった分精度良く成形できるのと、オイル含有量を含まない、または少なく抑えることが可能となるので、感光体に対する汚染性は低減可能であるが、文字の中抜け等転写性改善の効果が得られなくなり、ローラへの張架が困難となる。
【0059】
以上、複数の像担持体を有する画像形成装置に本発明を適用した例を説明したが、本発明は1つの像担持体を有する画像形成装置にも適用できる。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、作像ユニット又は転写ベルトユニットの着脱時に、転写ベルトが作像ユニットに当接する不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略断面図である。
【図2】ブラックトナー像が形成される像担持体以外の像担持体から転写ベルトを離した状態を示す、図1と同様な断面図である。
【図3】転写ベルトが全ての像担持体から離間した様子を示す、図1と同様な断面図である。
【図4】第4の像担持体と、そのまわりに設けられた作像装置の拡大断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】ベルト位置規制手段の斜視図である。
【図7】ベルト位置規制手段によって、転写ベルトを作像ユニットから離間した位置に保持したときの様子を示す、図4と同様な断面図である。
【図8】作像ユニットにガイド部を設けた例を示す、図7と同様な断面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う概略断面図である。
【図10】転写ベルトの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体
2Y,2C,2M,2BK 像担持体
3 転写ベルト
9 現像装置
13 クリーニング装置
39 転写ベルトユニット
40,140 作像ユニット
60 ベルト位置規制手段
62 揺動体
63 ベルト保持体
P 記録媒体
Claims (6)
- 像担持体と、該像担持体にトナー像を形成するための作像装置と、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写するための転写ベルトを有する転写ベルトユニットとを具備し、前記像担持体と前記作像装置のうちの1つ又はその複数のものが作像ユニットとして構成され、該作像ユニットと前記転写ベルトユニットは、画像形成装置本体に対して着脱可能に装着される画像形成装置において、
前記作像ユニット又は転写ベルトユニットの着脱時に、前記転写ベルトを前記作像ユニットから離間した位置に保持するベルト位置規制手段を設け、前記作像ユニット又は転写ベルトユニットの着脱時に、前記ベルト位置規制手段が前記作像ユニットに係合するように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ベルト位置規制手段は、前記転写ベルトユニットに設けられている請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ベルト位置規制手段は、前記転写ベルトユニットに対して揺動可能に支持された揺動体と、該揺動体に設けられたベルト保持体とを有し、前記揺動体を前記作像ユニットから離間する向きに揺動させることにより、前記ベルト保持体が転写ベルトを作像ユニットから離間した位置に保持する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記作像ユニットは、像担持体に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記作像ユニットは、トナー像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記作像ユニットは、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するための少なくとも1つの作像装置とを有するプロセスカートリッジである請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
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