JP4277997B2 - 温風乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘアードライヤーやヘアーブロッサーなどに代表される温風乾燥機に関し、そのスイッチ構造に改良を加えたものである。
この種の温風乾燥機に関して、ヒーターユニットと本体ケースとの間の通風路に臨んでスイッチを配置し、本体ケースの外面に装着したスイッチノブでスイッチを切り換え操作することが特許文献1に公知である。そこでは、二分割された上下ケースを接合して筒状の本体ケースを構成しており、その内部に送風ファンと、モーターと、ヒーターユニットを直線列状に配置している。
上ケースにはスイッチ用の収容部を凹み形成してあり、収容部にスイッチを仮組みしたのち、スイッチノブが組まれたスイッチパネルを収容部に係合装着することにより、スイッチをスイッチパネルと収容部とで挟み保持する。この組み付け状態において、スイッチとスイッチパネルとの間には、スイッチノブのスライド移動を許すための隙間が形成されている。他の部品とリード線を介して接続されたスイッチを組み込む必要上、収容部の底は大きく開口されて通風路と連通している。
本発明の温風乾燥機の基本構造に関して、特許文献2の温風乾燥機が公知である。そこでは、グリップを兼ねる下半側の風洞部と、ブラシユニットが装着される上半側の吹出部とで本体ケースを構成し、風洞部の内部に送風ファンと、モーターと、ヒーターユニットとを直線列状に配置している。本体ケースは二分割された前ケースと後ケースとを接合して中空筒状に形成してあり、前後ケースの接合縁に臨んで、スイッチおよびスイッチノブを配置してある。
実用新案登録第2583199号公報(段落番号0004、図1) 特開2003−289934号公報(段落番号0032、図3)
特許文献1の温風乾燥機では、スイッチを組み込む必要上、スイッチ用の収容部が通風路と連通している。そのため、乾燥風の一部が収容部に何の抵抗もなく入り込み、スイッチノブとスイッチパネルとの接合隙間や、スイッチパネルの周縁隙間から漏れ出やすい。乾燥風の漏れは、送風ファンの送風効率を低下させるだけではなく、スイッチ周りから吹き出す風が使用者の手や顔に当って違和感を与え、あるいは温風乾燥機の品質に疑念を抱かせることにもなる。こうした乾燥風の漏れを防ぐために、スイッチ周りの隙間をパッキン等でシールするのは容易であるが、その分だけ構造が複雑になり費用も嵩む。
この種の温風乾燥機においては、全ての電装部品をリード線で予め結線した状態で本体ケースに組み込む。そのため、リード線や他の部品に拘束された状態のままで、各部品を一定の手順で本体ケースに組み込まねばならず、組立作業が煩雑化しやすい。特許文献1の温風乾燥機では、スイッチと他の電装部品とを長めのリード線で接続することにより、スイッチの自由度を確保して、組立時にスイッチがリード線や他の部品で拘束されるのを避けている。このように、スイッチと他の電装部品とを長いリード線で接続すると、組立時の作業能率は向上するが、リード線が長い分だけ資材の無駄であるうえ、余分なリード線は最終的に本体ケースの内部に収容するしかなく、ケース内部が雑然とし、余分なリード線によって乾燥風の流れが乱される不利もある。
本発明の目的は、スイッチ周りから乾燥風が漏れるのを解消して送風ファンの送風効率を向上し、同時に使用時においてスイッチ周りから漏れ出る乾燥風が使用者の手や顔に当って違和感が生じたり、あるいは品質に対する疑念が生じたりするのを解消できる温風乾燥機を提供することにある。本発明の目的は、スイッチと他の電装品を接続するリード線の長さを短くしながら、スイッチ構造の組立が簡便に行える温風乾燥機を提供することにある。
本発明の温風乾燥機においては、中空筒状の本体ケース1のケース内部に臨んでスイッチ構造を設ける。スイッチ構造は、本体ケース1に開口した装填窓50にケース内面側から嵌め込み装着されるスイッチパネル51と、スイッチパネル51の内面に係合固定されるスイッチ52と、スイッチパネル51の外面にスライド自在に装着されてスイッチ52を切り換え操作するスイッチノブ53とを含む。スイッチパネル51は、スイッチ52用の操作窓62およびスイッチノブ53用のガイド溝63が開口しているパネル壁55と、装填窓50に内嵌装着される周壁56とを一体に備えている。スイッチ52は、パネル壁55の内面に固定してあり、そのスイッチ52で操作窓62およびガイド溝63を閉止している(請求項1)。
装填窓50の内面側の開口縁に沿って、スイッチパネル51を受け止める受座80を周回状に形成し、スイッチパネル51の周壁56に受座80に接合するフランジ57を張り出し形成し、スイッチパネル51を本体ケース1の内面に締結固定して、フランジ57を受座80に密着接合することができる(請求項2)。
受座80は、本体ケース1の内面に突設して通風路Cに臨ませ、通風路Cに臨む周壁56の少なくとも風上側の周面にフランジ57を形成して、風上側の受座80にフランジ57を密着させることができる(請求項3)。
受座80の一端外方には、スイッチパネル51を締結固定するためのねじボス81を形成する。受座80の他端内縁には、装填窓50に嵌め込んだスイッチパネル51の周壁56を受け止め保持する保持爪82を突設する。スイッチパネル51の周壁56の外面には、ねじボス81に締結固定される締結座58を形成する。そして、装填窓50に組み込んだスイッチパネル51は、ねじボス81にねじ込まれるビス84と、周壁56を受け止め保持する保持爪82とで本体ケース1に対して分離不能に固定することができる(請求項4)。
スイッチパネル51の周壁56の左右幅寸法と、スイッチ52のケース72の左右幅寸法とは同じに設定し、スイッチパネル51の周壁56に、スイッチ52のケース72の左右側壁を露出させる切欠60を形成し、スイッチパネル51に固定したスイッチ52のケース72と、スイッチパネル51のパネル壁55および周壁56との協同作用で装填窓50を閉止することができる(請求項5)。
本発明の温風乾燥機においては、スイッチパネル51、スイッチ52、スイッチノブ53の三者を含んでスイッチ構造を構成し、スイッチパネル51を本体ケース1の装填窓50に対してケース内面側から組み付け、その周壁56を装填窓50に内嵌装着することにより装填窓50を閉止した。さらに、スイッチパネル51に開口した操作窓62およびガイド溝63は、パネル壁55の内面に固定したスイッチ52で閉止して、スイッチ構造における通風隙間をスイッチ構成部品で塞ぐようにした。
したがって、本発明の温風乾燥機によれば、装填窓50や、パネル壁55の操作窓62およびガイド溝63などの開口部分から乾燥風が漏れるのを解消して、送風ファン7の送風効率を向上できる。使用時においてスイッチ周りから吹き出す乾燥風が使用者の手や顔に当るのを解消し、品質に対する疑念が生じるのを解消できる。スイッチ構造における通風隙間は、スイッチパネル51やスイッチ52などのスイッチ構成部品で塞いで乾燥風の漏れ出しを防止するので、通風隙間をパッキン等でシールする場合に比べて、スイッチ構造が簡素化し、その分だけ温風乾燥機の製造コストを削減できる。
周壁56を内嵌装着して装填窓50を閉止するので、本体ケース1とスイッチパネル51との接合面間に、互いに係合しあう溝とリブを設けて乾燥風の吹き出しを阻止する場合に比べて、スイッチ構造が占めるスペースを節約でき、その分だけ本体ケース1の外郭形状を小さくできる。スイッチ52は、本体ケース1の内面側からスイッチパネル51に装着して固定するので、スイッチ52と他の電装品を繋ぐリード線Rを短くすることができ、その分だけ資材の無駄を省くことができるうえ、スイッチ構造や他の電装品の組立に要する手間を省くことができる。余分なリード線によって乾燥風の流れが乱されることも一掃できる(請求項1)。
装填窓50の内面側の開口縁に沿って受座80を周回状に形成し、スイッチパネル51を本体ケース1の内面に締結固定した状態において、その周壁56に張り出したフランジ57を受座80に密着接合させると、装填窓50を周壁56で塞いだうえで、その内面開口縁の周囲をフランジ57と受座80とで閉止して、通風隙間を二重に閉止できるので、乾燥風が装填窓50を介してケース外へ漏れ出すのをさらに確実に防止して、送風ファン7の送風効率が向上する(請求項2)。
通風路Cに臨む周壁56の少なくとも風上側の周面にフランジ57を形成して、風上側の受座80にフランジ57を密着させると、風上側の乾燥風が最も入り込みやすい部分をフランジ57と受座80とで閉止して、乾燥風が装填窓50側へ入り込むのを確実に防止できる。受座80が本体ケース1の内面に突設されていると、装填窓50の内外方向の長さを大きくして、その分だけ通気抵抗を増やして風の漏れ出しを防ぐのに役立つ(請求項3)。
受座80の一端外方にねじボス81を形成し、他端内縁に周壁56を受け止める保持爪82を突設して、装填窓50に組み込んだスイッチパネル51が、ねじボス81にねじ込まれるビス84と保持爪82とで固定されたスイッチ構造によれば、例えば落下衝撃を受けるような場合にスイッチパネル51がケース内面側へずれ動くのを確実に防止して、より堅牢なスイッチ構造になる。1個のビス84のみでスイッチパネル51を本体ケース1に対して確実に固定できるので、組立に要する手間を省ける点でも有利である。保持爪82は、通風隙間を閉止することにも役立っている。(請求項4)。
スイッチパネル51の周壁56の左右幅寸法と、スイッチ52のケース72の左右幅寸法とを同じに設定して、周壁56に形成した切欠60からケース72を露出させて、スイッチ52と周壁56との協同作用で装填窓50を閉止するようにしたスイッチ構造によれば、スイッチパネル51の左右幅寸法を最小限化してスイッチ構造が占めるスペースを節約でき、本体ケース1の外郭形状をさらに小さくできる(請求項5)。
図1ないし図13は本発明に係る温風乾燥機をヘアードライヤーに適用した実施例を示す。図2ないし図4においてヘアードライヤーは、中空筒状の本体ケース1を備えている。本体ケース1は、その左右中心を通る分割線で分割した左ケース1Lと右ケース1Rとを接合して構成してあり、グリップを兼ねる下半側の風洞部2と、ブラシユニット3が装着される上半側の吹出部4とを備えている。風洞部2を構成する右ケース1Rの側面上部には、ヘアードライヤーの運転状態を切り換えるスイッチ構造が設けられている。
図3において風洞部2の内部には、乾燥風を生起する送風ファン7と、送風ファン7を回転駆動するモーター8と、ヒーターユニット9とが、下側から順に直線列状に配置してある。送風ファン7は、風洞部2の下端に設けた吸込口10から吸い込んだ空気を加圧して、ヒーターユニット9を介して吹出部4へ送給する。
ヒーターユニット9は、十文字状に組んだ絶縁枠にニクロム線12を螺旋状に巻き付け、その外周を金属薄板で形成した風洞筒13で覆って構成してあり、風洞筒13内を通過する乾燥風を加熱して温風を生成する。スイッチ構造と対向する風洞筒13の周面は平坦壁13aで形成してあり(図12参照)、この平坦壁13aとスイッチ構造との間に通風路Cが区画形成されている。この実施例における通風路Cには、送風ファン7で生起した加熱前の乾燥風の一部が送給されて、ヒーターユニット9の熱によってスイッチ構造やその周辺のケース壁が熱くなるのを阻止できるようにしてある。しかし、温風乾燥機の多くは、断熱やリード線Rの配線のためにのみ、通風路Cに相当する空間が確保してあって、乾燥風が吹出部側へ通り抜けるのを規制している。その場合でも、先の空間には加圧空気の圧力が作用するので、本発明のスイッチ構造を適用することにより、乾燥風の漏れ出しを好適に防止できる。
図7において、吹出部4の前面壁の殆どは吹出口17として開口しており、吹出口17の全体は本体ケース1に組み込んだ吹出グリル18によって覆われている。吹出グリル18は上下に長い角蓋状の耐熱プラスチック材製の成形品からなり、その前壁に2個のイオン送出口19と、乾燥風の送出口20の一群とが開口している。イオン送出口19は丸穴で形成し、送出口20は上下に長いスリットで形成した。
吹出部4の内部には、マイナスイオンを生成するためのイオン発生装置と、イオン発生装置を支持するホルダー22と、内ケース23とが配置してある。図5および図6においてイオン発生装置は、高電圧発生部と2個の放電電極24とで構成する。高電圧発生部は、整流回路、パルス発生回路、および昇圧用のトランス25とからなる。整流回路とパルス発生回路を構成する電気部品は、LED27とともに回路基板26に実装してある。
図5においてホルダー22は、後面が開口する角箱状の第1装填部29と、第1装填部29の下側に突設される上下に長い第2装填部30とを一体に形成した耐熱プラスチック材製の成形品からなる。第1装填部29にはトランス25を嵌め込み装填し、第2装填部30に設けた上下のボスには放電電極24を組み付ける。図6において放電電極24は、ボスの中央に固定される針状の中央電極24aと、ボスの周囲に嵌め込み固定されるリング状の周囲電極24bと、ボスの内面に固定した絶縁筒31とで構成する。
内ケース23は、前面が開口する樋体状の耐熱プラスチック材製の成形品からなり、その内面上部に第2装填部30を接合するための支持枠33を突設してある。図5に示すように内ケース23の内面上端には、乾燥風を吹出グリル18の側へ向かって変向案内するガイド壁34が斜めに形成されている。
放電電極24およびトランス25が組み込まれたホルダー22と内ケース23とを蓋合わせ状に接合し、さらに吹出グリル18を内ケース23に接合したうえで、ビス35(図5参照)で締結することにより、これら三者を1個の放電ユニットとして取り扱うことができ、ユニット化された三者間に乾燥風の通路が区画される。図示していないが、吹出グリル18と内ケース23とは、両者の下端一側においてもビスで締結してある。
風洞筒31から送出された乾燥風は、吹出グリル18と内ケース23とが対向する区画に入り込み、支持枠33および第2装填部30で左右に分けられながらガイド壁34で変向案内されて、吹出グリル18の送出口20およびイオン送出口19から吹き出る。このとき、放電電極24で生成されたマイナスイオンが乾燥風とともに吹き出る。
吹出口17の周囲の装着面37にブラシユニット3を着脱可能に装着し、左右一対のロックピース38で分離不能に固定保持している。ブラシユニット3を装着面37に装着した状態では、髪のカールやくせ付けに適したヘアーブロッサーとして使用することができ、ブラシユニット3を取り外した状態では、専ら髪乾燥を行うヘアードライヤーとして使用できる。いずれの場合にも、マイナスイオンを同時送給できる。ロックピース38を押し込んでロック解除操作すると、ブラシユニット3を装着面37から取り外すことができる。
図5、図7、図8においてブラシユニット3は、一群のブリッスル40が植設されたゴム製のベース41と、ベース41が嵌め込み装填されるブラシ枠42と、ブラシ枠42の内面側に装着されてベース41を内側から支え保持する内枠43とで構成する。ベース41および内枠43には、それぞれ乾燥風の送出口44の一群と、上下2個のイオン送出口45とが開口している。
ブラシユニット3を装着面37に密着接合した状態において、ブラシ枠42と装着面37との間から乾燥風が漏れ出るのを防ぐために、図8に示すように装着面37の周縁に沿って溝46を形成し、内枠43の接合面に溝46と係合するリブ47を設ける。図7に示すように、これらの溝46およびリブ47は、左右ケース1L・1Rの接合縁Sと、ロックピース38の配置位置を除く装着面37のほぼ全域にわたって設けてある。
上記構成のヘアードライヤーにおいて、スイッチ周りから乾燥風が漏れるのを解消するためにスイッチ構造を次のように構成し、これらを本体ケース1に開口した装填窓50に組み込んだ。図10において、スイッチ構造はスイッチパネル51と、スイッチパネル51の内面に係合固定されるスイッチ52と、スイッチパネル51の外面にスライド自在に装着されてスイッチ52を切り換え操作するスイッチノブ53などで構成されている。
図10および図11においてスイッチパネル51は、上下に長い長円状のパネル壁55と、パネル壁55の上側周縁と下側周縁に限って形成される周壁56とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。各周壁56の内端にはそれぞれフランジ57を張り出し形成し、上側のフランジ57の円弧部中央にリング状の締結座58を突設する。下側のフランジ57は、その円弧部分に設けた2箇所の切欠59で分断されている。上下の周壁56の間は切欠60になっている。
パネル壁55の外面には、スイッチノブ53を受け入れるガイド凹部61が形成されており、その上下中途部にスイッチ52用の操作窓62と、スイッチノブ53用のガイド溝63とが開口している。図11に示すように、一方のガイド溝63と操作窓62とは繋がっている。パネル壁55の内面上下には、スイッチ52を位置決めする4個の位置決め壁64と、スイッチ52を係合捕捉する2個の係合爪65とを内向きに突設してある。締結座58の基端には、表示キャップ66を装着するためのポケット67が切欠状に形成されている。
スイッチ52は、入出力用の端子70・71を内蔵する角箱状のケース72と、入力端子70を出力端子71に対して接離操作する切換片73とを備えており、ケース72の上下面のそれぞれに、先の係合爪65で係合固定される突壁74を形成してある。切換片73には、ケース72の外面に突出する角軸状の受動軸73aを設けてある。
受動軸73aが操作窓62からガイド凹部61側へ突出する状態で、スイッチ52をパネル壁55に内面側からあてがい、ケース72の上下面を位置決め壁64で位置決めし、さらに上下の突壁74を2個の係合爪65で係合捕捉することにより、スイッチ52はスイッチパネル51と一体化できる。ケース72の左右幅寸法は、スイッチパネル51の左右幅寸法と一致させてある。したがって、両者51・52を組み付けた状態においては、ケース72の左右壁が上下周壁56の間の切欠60から露出して、スイッチパネル51の左右面とケース72の左右面とが面一状になっており、操作窓62とガイド溝63とはケース72によって塞がれている。なお、ここで言う左右とは、ケース72、およびスイッチパネル51を単独で見た場合の左右を意味し、本体ケース1を基準にした前後や左右とは概念が異なる(図13参照)。
スイッチノブ53は下端側が丸められた上下に長い板片からなり、その外面の上下中央に滑り止め用のリブ76を突設し、内面側に脚片77とコ字状のソケット78とを設けてなる。図12および図13に示すように、ソケット78が受動軸73aに外嵌係合する状態で、脚片77をガイド溝63に係合することにより、スイッチノブ53の上下スライド動作に連動して切換片73を切り換え操作できる。スイッチ52は、最下段のオフ状態から上側へ向かって、冷風、低温風、高温風の四段階に切り換えることができる。
上記のスイッチ構造を組み込むために、図11に示すように右ケース1Rの側面上部には上下に長い長円状の装填窓50を開口してあり、その内面側の開口縁に沿ってスイッチパネル51のフランジ57を受け止める受座80が周回状に形成されている。受座80の上側円弧部に隣接して、スイッチパネル51、および回路基板26を締結固定するためのねじボス81が形成してある。パネル受座80の下側円弧部の内面2箇所には、切欠59と係合して周壁56を抜き出し不能に係合保持する保持爪82が突設されている。
モーター8、ヒーターユニット9、スイッチ52、回路基板26、トランス25などの電装品は、図9および図1に示すごとく予めリード線Rで結線しておき、その状態のままで本体ケース1に組み込む。詳しくは、ポケット67に表示キャップ66を装着したうえで、スイッチパネル51をケース内面側から装填窓50に嵌め込んで下向きにスライドさせ、切欠59を保持爪82と係合する。同時に締結座58をねじボス81に外嵌係合する。このように、スイッチパネル51を装填窓50に嵌め込んだ状態では、装填窓50が周壁56とケース72で閉止され、受座80にフランジ57が密着接合するので、乾燥風が装填窓50から吹き出るのを解消できる。切欠59と係合する保持爪82も、乾燥風の漏れ出しを防ぐことに役立っている。
次に、リード線Rで結線された電装品を右ケース1Rに組むが、まずスイッチ52をスイッチパネル51の内面に組み付けて、ケース72を位置決め壁64で位置決めし、突壁74に係合爪65をパチンと係合させ、ケース72で操作窓62とガイド溝63を内面側から閉止する。このように、操作窓62およびガイド溝63と通風路Cとを、スイッチ52で遮断すると、乾燥風が操作窓62の側へ侵入するのを阻止して、スイッチノブ53の周縁部分から風が吹き出るのを防止できる。この後、回路基板26に挿通したビス84をねじボス81にねじ込んで、締結座58と回路基板26とを共締め固定する。この締結状態において、LED27は表示キャップ66の内部に入り込んでいる(図12参照)。
上記の状態で、モーター8、ヒーターユニット9、およびホルダー22、内ケース23、吹出グリル18などを右ケース1R内の所定位置に組み付け、左ケース1Lを右ケース1Rに組み、両者の上下3個所をビスで締結することにより内蔵部品の組立が完了する。スイッチノブ53は、スイッチパネル51の外面側からガイド凹部61に組み付けて、その脚片77をガイド溝63に係合する。最後に、風洞部2の前面に化粧パネル85と規制ピース86を係合装着する。
化粧パネル85と規制ピース86とは、左右ケース1L・1Rの接合部分の外面を覆い隠して、左右ケース1L・1Rの接合部分から乾燥風が漏れ出るのを防止する。規制ピース86は、風洞部2を握る指が吹出部4側へ滑り移動するのを規制するために設けてあり、吹出部4側へ向かって上り傾斜しており、その外面上部に規制リブ87が突設されている。
上記の実施例では、風洞部2と吹出部4とを一体に形成してある場合について説明したが、特許文献1のように吹出部4が風洞部2に対して着脱自在に装着できる構造であってもよい。その場合には両者2・4をコネクターを介して電気的に接続する。周壁56と装填窓50とはテーパー面を介して嵌合することができる。切欠59は省略して周壁56の内端を保持爪82で係合捕捉することができる。回路基板26は、第1装填部29に配置することができる。フランジ57は、周壁56の開口縁に沿って周回状に形成してもよい。スイッチ構造は、風洞筒13と送風ファン7との間の空間に臨む、本体ケース1のケース壁に配置してあってもよい。
スイッチ構造の分解正面図である。 ヘアードライヤーの正面図である。 ヘアードライヤーの縦断側面図である。 ヘアードライヤーの右側面図である。 吹出部の縦断側面図である。 イオン発生装置を概念的に示す説明図である。 ブラシユニットを分離した状態の正面図である。 イオン発生装置の横断平面図である。 ヘアードライヤーの分解正面図である。 スイッチ構造の分解斜視図である。 スイッチ構成部品を裏側から見た分解図である。 スイッチ構造の縦断正面図である。 図12におけるA−A線断面図である。
符号の説明
1 本体ケース
50 装填窓
51 スイッチパネル
52 スイッチ
53 スイッチノブ
55 パネル壁
56 周壁
57 フランジ
58 締結座
60 切欠
62 操作窓
63 ガイド溝
80 受座
81 ねじボス
82 保持爪
84 ビス
C 通風路

Claims (5)

  1. 中空筒状の本体ケース(1)のケース内部に臨んでスイッチ構造が設けられており、
    スイッチ構造は、本体ケース(1)に開口した装填窓(50)にケース内面側から嵌め込み装着されるスイッチパネル(51)と、スイッチパネル(51)の内面に固定されるスイッチ(52)と、スイッチパネル(51)の外面にスライド自在に装着されてスイッチ(52)を切り換え操作するスイッチノブ(53)とを含み、
    スイッチパネル(51)は、スイッチ(52)用の操作窓(62)およびスイッチノブ(53)用のガイド溝(63)が開口しているパネル壁(55)と、装填窓(50)に内嵌装着される周壁(56)とを一体に備えており、
    スイッチ(52)は、パネル壁(55)の内面に固定してあり、そのスイッチ(52)で操作窓(62)およびガイド溝(63)を閉止してあることを特徴とする温風乾燥機。
  2. 装填窓(50)の内面側の開口縁に沿って、スイッチパネル(51)を受け止める受座(80)が周回状に形成されており、
    スイッチパネル(51)の周壁(56)に受座(80)に接合するフランジ(57)が張り出し形成されており、
    スイッチパネル(51)を本体ケース(1)の内面に締結固定して、フランジ(57)を受座(80)に密着接合させてある請求項1記載の温風乾燥機。
  3. 受座(80)が本体ケース(1)の内面に突設されて通風路(C)に臨んでおり、
    通風路(C)に臨む周壁(56)の少なくとも風上側の周面にフランジ(57)を形成して、風上側の受座(80)にフランジ(57)を密着させてある請求項2記載の温風乾燥機。
  4. 受座(80)の一端外方に、スイッチパネル(51)を締結固定するためのねじボス(81)が形成されており、
    受座(80)の他端内縁に、装填窓(50)に嵌め込んだスイッチパネル(51)の周壁(56)を受け止め保持する保持爪(82)が突設されており、
    スイッチパネル(51)の周壁(56)の外面に、ねじボス(81)に締結固定される締結座(58)が形成されており、
    装填窓(50)に組み込んだスイッチパネル(51)が、ねじボス(81)にねじ込まれるビス(84)と、周壁(56)を受け止め保持する保持爪(82)とで本体ケース(1)に対して分離不能に固定されている請求項2または3記載の温風乾燥機。
  5. スイッチパネル(51)の周壁(56)の左右幅寸法と、スイッチ(52)のケース(72)の左右幅寸法とが同じに設定されており、
    スイッチパネル(51)の周壁(56)に、スイッチ(52)のケース(72)の左右側壁を露出させる切欠(60)が形成されており、
    スイッチパネル(51)に固定したスイッチ(52)のケース(72)と、スイッチパネル(51)のパネル壁(55)および周壁(56)とが協同して装填窓(50)を閉止している請求項1ないし3のいずれかに記載の温風乾燥機。
JP2003434938A 2003-12-26 2003-12-26 温風乾燥機 Expired - Fee Related JP4277997B2 (ja)

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