JP4276502B2 - 手すり装置 - Google Patents

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Description

この発明は、建築物における壁厚を効果的に用いることによって使い勝手の良好な手すりを備えた手すり装置の提供に関する。
通例、各種の行動をなす際に、それぞれの動作を想定して前もって必要箇所にそれぞれの動作に適応する形態の手すりを設け、この予め設けられた手すりを利用することによって、目的とする行動を円滑かつ安全に、しかも、少ない動作負担によってなし得るようにすることが種々試みられている。
例えば、建築物における壁を利用し、この壁に手すりを備えつけることによって、当該壁の壁面に沿って移動しようとする者の円滑かつ安全な移動動作を効果的に補助し得るようにしたものがある。
このように壁面に備えられる手すりにあっては、当該手すりを容易かつ確実に握る意図から、この手すりにおける手すりバーを設置対象壁面から十分に離した状態で設けることが要請されるが、当該壁面の近傍における各種動作の安全性や当該壁面に沿った各種の動作の安全性などを保障する意図から、当該手すりを構成する手すりバーを設置対象壁面から極力前方に突き出さないように設けることが要請されていた。
かかる点から、通例、壁面に備えられる手すりは、当該壁面から突き出される一対のアーム間に手すりバ−を掛け渡すなどして設けると共に、この手すりバ−と壁面との間の間隔を、当該手すりバ−を用いて行動する際に必要とされる必要最小限の間隔となるように構成していた。
また、このような壁面の利用に難のある場合、特許文献1に示されるように窓の窓台や玄関収納の天板を利用して手摺の手摺部を構成するようにしたものがあった。
この特許文献1に示される玄関の手摺は、水平板材の一部、より具体的には、この水平板材の前端縁を手摺部として握り用い得るようにしたものであって、一定の握り高さに設定された手摺部を有する手摺、いわゆる横手すりを窓の窓台や玄関収納を利用して構成するものである。
しかしながら、縦向きの握り易い位置において握り用い得る上下方向に長い手すりであって、かつ設置対象面に近接又は当該設置対象面に沿った行動の妨げとなることなく、しかも、自然な姿勢、すなわち、手すりを握って行動する者が、当該手すりの握り動作において肘を側方に開き出す、いわゆる脇を緩めた自然な姿勢での握り動作をなし得る手すりは無く、縦向きの握り易い位置において手すりを握って行動する際に、この手すりを握って行動する者の肘部分が当該手すりの設置対象面に突き当たり、脇を締めた窮屈な姿勢で当該手すりの握り動作をなす必要があった。
特開平8−49381号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、縦向きの握り易い位置において握り用い得る手すりを備えた手すり装置であって、この手すり装置における手すりを壁面から極力突き出さないように設置し得ると共に、当該手すりを握って用いる者が脇を緩めた自然な姿勢で当該手すりの握り使用をなし得るようにする点にある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明にあっては、壁に備えられている上下方向に長い手すりと、この手すりを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部を入れ込むことができる凹状の空間をなすように前記壁に設けられた凹部又は出窓とを備えている手すり装置であって、
この手すり装置の手すりが、段差のある歩行面における当該段差を構成する上り框に連続して備えられた壁であって、この上り框の前端を通る仮想の垂直面から該上り框における出入り方向のいずれか一方に離れて設けてあることを特徴とする手すり装置としてある。
かかる構成の手すり装置にあっては、上下方向において握り易い位置で手すりを握り用い得ると共に、この手すりを握った行動に際して、腕部を壁面の側に張り出し状態とすることができ、脇を緩めた状態で、手すりを握ったり、当該手すりを頼った各種動作をなすことができ、しかも、当該手すり装置が、壁に近接した行動や当該壁に沿った行動の妨げとならない特長を有している。
また、前記手すり装置にあって、手すりを、段差のある歩行面に連続して備えられた壁に設けた手すり装置では、前記特長に併せて、歩行面の段差部分における上り下りの動作をより円滑かつ安全になすことができる特長を有している。
また、前記手すり装置にあって、当該手すりが、前記段差を構成する上り框に連続して備えられた壁であって、この上り框の前端を通る仮想の垂直面から該上り框における出入り方向のいずれか一方に離れて設けた手すり装置では、前記特長に併せて、前記上り框部における一方の壁に、当該壁の面に沿った上り動作又は下り動作を比較的少ない労力で円滑かつ安全になし得る手すり装置を構成できる特長を有している。
また、前記課題を解決するために、請求項2記載の発明にあっては、壁に備えられている上下方向に長い手すりと、この手すりを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部を入れ込むことができる凹状の空間をなすように前記壁に設けられた凹部又は出窓とを備えている手すり装置であって、
この手すり装置の手すりが、段差のある歩行面における当該段差を構成する上り框に連続して備えられた同一の壁であって、この上り框の前端を通る仮想の垂直面から該上り框における出入り方向にそれぞれ離れて設けられた一対の手すりであることを特徴とする手すり装置としてある。
かかる構成の手すり装置にあっては、上下方向において握り易い位置で手すりを握り用い得ると共に、この手すりを握った行動に際して、腕部を壁面の側に張り出し状態とすることができ、脇を緩めた状態で、手すりを握ったり、当該手すりを頼った各種動作をなすことができ、しかも、当該手すり装置が、壁に近接した行動や当該壁に沿った行動の妨げとならない特長を有している。
また、前記手すり装置にあって、手すりを、段差のある歩行面に連続して備えられた壁に設けた手すり装置では、前記特長に併せて、歩行面の段差部分における上り下りの動作をより円滑かつ安全になすことができる特長を有している。
また、前記手すり装置にあって、当該手すりが、前記段差を構成する上り框に連続して備えられた同一の壁であって、この上り框の前端を通る仮想の垂直面から該上り框における出入り方向にそれぞれ離れて設けられた一対の手すりでは、前記特長に併せて、前記上り框部における一方の壁に、当該壁の面に沿った上り動作と下り動作とを比較的少ない労力で円滑かつ安全になし得る手すり装置を構成できる特長を有している。
この発明に係る手すり装置にあっては、上下方向の握り易い位置において手すりの握り使用をなし得ると共に、この手すりを握った行動に際して、腕部を壁面の側に張り出し状態にして用い得るようにすることによって、脇を緩めた自然な状態の楽な姿勢による手すりの握り動作を可能とし、しかも、当該手すり装置が、壁に近接した行動や当該壁に沿った行動の妨げとならない利点を有している。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係る手すり装置Hについて詳細に説明する。
図1〜図7は、この発明を実施するための最良の形態に係る手すり装置H’を、図8及び図9は、当該発明を実施するための他の最良の形態に係る手すり装置H”を示している。
この発明を実施するための最良の形態に係る手すり装置Hは、壁Wに備えられている上下方向に長い手すりHaと、この手すりHaを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部Mを入れ込むことができる凹状の空間Sをなすように前記壁Wに設けられた凹部Hb又は出窓Hcとを備えている構成としてある。
かかる構成の手すり装置Hにあっては、上下方向において握り易い位置で手すりHaを握り用い得ると共に、この手すりHaを握った行動に際して、腕部Mを壁面の側に張り出し状態とすることができ、脇を緩めた状態で、手すりHaを握ったり、当該手すりHaを頼った各種動作をなすことができ、しかも、当該手すり装置Hが、壁に近接した行動や当該壁に沿った行動を妨げることがない。
また、前記手すりHaを、段差Lのある歩行面Rに連続して備えられた壁Wに設けるように構成してあってもよく、このように構成される手すり装置Hにあっては、歩行面の段差部分における上り下りの動作をより円滑かつ安全になすことができる。
また、前記手すりHaが、段差Lを構成する上り框Kに連続して備えられた壁Wであって、この上り框Kの前端を通る仮想の垂直面Gから該上り框Kにおける出入り方向のいずれか一方に離れて設けるように構成してあってもよく、このように構成される手すり装置Hにあっては、前記上り框部における一方の壁Wに、当該壁の面に沿った上り動作又は下り動作を比較的少ない労力で円滑かつ安全になし得る手すり装置Hを構成することができる。
また、前記手すりHaが、段差Lを構成する上り框Kに連続して備えられた同一の壁Wであって、この上り框Kの前端を通る仮想の垂直面Gから該上り框Kにおける出入り方向にそれぞれ離れて設けられた一対の手すりHaとしてあってもよく、このように構成される手すり装置Hにあっては、前記上り框K部における一方の壁Wに、当該壁の面に沿った上り動作と下り動作とを比較的少ない労力で円滑かつ安全になし得る手すり装置Hを構成することができる。
なお、前記手すり装置Hを構成する壁Wは、造作の施された壁Wを意味しており、造作材をも含む概念であって、出窓Hcやニッチなどの各種の造作の施されている外壁や仕切り壁などの建築物に備えられる各種の壁を称するものである。
かかる壁Wに備えられる手すりHaは、当該壁Wに備えられて、何らかの行動をなそうとする者が握って用い得る上下方向に長い手すりHaであれば、いかなる形態のものであってもよい。
例えば、前記壁Wを構成するニッチなどの凹部Hbのカウンターをなす下板22と該凹部Hbの上板21のそれぞれの突き出し部を手すりHaの支持部10とし、この下板22と上板21が構成するそれぞれの支持部10、10間に手すり体11をかけ渡しの状態に設けることによって、当該壁Wに上下方向に長い手すりHaを構成するようにしてあってもよい。
例えば、また、前記壁Wを構成する出窓Hcのカウンターをなす下枠板22’と該出窓Hcの上枠板21’のそれぞれの突き出し部を当該手すりHaの支持部10とし、この下枠板22’と上枠板21’が構成するそれぞれの支持部10、10間に手すり体11をかけ渡しの状態に設けることによって、当該壁Wに上下方向に長い手すりHaを構成するようにしてあってもよい。
例えば、また、前記壁Wを構成するニッチなどの凹部Hbのカウンターをなす下板22と該凹部Hbの上板21とをそれぞれ手すりHaの支持部10とし、この凹部Hb内において前記下板22と上板21が構成するそれぞれの支持部10、10間に手すり体11をかけ渡しの状態に設けることによって、当該壁Wに上下方向に長い手すりHaを構成するようにしてあってもよい。
例えば、また、前記壁Wを構成する出窓Hcを構成する出窓構成下枠板22’と上枠板21’とをそれぞれ手すりHaの支持部10、10とし、この出窓Hc内において前記下枠板22’と上枠板21’とが構成するそれぞれの支持部10、10間に手すり体11をかけ渡しの状態に設けることによって、当該壁Wに上下方向に長い手すりHaを構成するようにしてあってもよい。
例えば、また、当該壁Wに上下に対をなすように突き出し状態に支持部を設け、この支持部間に手すり体11を組み付けることによって、当該壁Wに上下方向に長い手すりHaを構成するようにしてあってもよい。
例えば、また、前記壁Wを構成するニッチなどの凹部Hbの構成材における突き出し部を一方の支持部10とし、これに対応して突き出し状態に壁Wに備えられる支持部との間に手すり体11をかけ渡しの状態に設けることによって、当該壁Wに上下方向に長い手すりHaを構成するようにしてあってもよい。
例えば、また、当該壁Wを構成する出窓Hcの構成材における突き出し部を一方の支持部10とし、これに対応して突き出し状態に壁Wに備えられた支持部との間に手すり体11をかけ渡しの状態に設けることによって、当該壁Wに上下方向に長い手すりHaを構成するようにしてあってもよい。
かかる手すりHaを構成する手すり体11は、壁Wに対して上下方向に長く備え付け得るものであって、行動する者が都合よく握り用い得る形態のものであれば、いかなる形態のものであってもよい。
かかる手すり体11は、例えば、各種の棒状体、管状体、板状体などの上下方向に長い各種細長状のものや、起立状態にある板状体の上下方向を向いた一側縁部を平断面が円弧状をなすように膨らませた棒状グリップ部としたものや、比較的厚みのある起立状態の板状体の上下方向を向いた一側縁部に沿って板の厚さ方向に貫通したスリットを設け当該スリットに沿った当該側縁部を細長板状の握り部として構成するなど、手すりHaとして用い得るものであれば、いかなる形態からなるものであってもよい。
また、かかる手すりHaは、前記凹部Hb又は出窓Hcの凹み内に位置するように備えられていてもよく、また、当該凹部Hb又は出窓Hcの凹みの外側に位置するように備えられていてもよい。
また、前記凹部Hbは、手すり体11を握って行動する者の動作に際して側方に張り出される当該行動者の腕部M、典型的には、当該行動者の肘を含む腕部Mを入れ込むことのできる凹状の空間Sをなすように壁Wに設けられたものであればいかなる形態からなるものであってもよく、単なる壁面の凹みや、壁内を用いて構成される各種の化粧棚あるいはニッチなどの各種の用途に併用される凹みなど、前記手すりHaを握って行動する者の腕部、典型的には、当該行動者の肘を含む腕部Mを入れ込むことができる凹状の空間Sをなすように当該壁Wに備えられた凹部Hbであればいかなる形態のものであってもよい。
また、前記出窓Hcは、当該出窓Hcの室内側に、手すり体11を握って行動する者の動作に際して側方に張り出される当該行動者の腕部、典型的には、当該行動者の肘を含む腕部Mを入れ込むことのできる凹状の空間Sをなすように壁Wに設けられたものであればいかなる形態からなるものであってもよく、各種態様の出窓Hcを当該手すり装置Hを構成する出窓Hcとすることができる。
かかる手すり装置Hは、建築物における外壁や仕切り壁などとして構成される壁Wであれば、いかなる箇所にも設置し得るものであって、例えば、当該建築物を用いる者が縦向きに備えられている手すりを用いて何らかの動作をなす必要のある箇所にある壁Wや、歩行面Rに何らかの段差Lのある箇所の壁W、例えば、段差Lを構成する玄関などの上り框Kの側方にある壁Wなど、縦向きの手すりHaを握って何らかの動作をする必要のある部分の壁位置に設置して用いられる。
まず、当該発明を実施するための最良の形態に係る手すり装置Hを、図1〜図7に示される手すり装置H’に基づいて具体的に説明する。
この図1〜図7に示される手すり装置H’は、当該発明を実施するための最良の一形態に係る手すり装置H’であって、壁Wに備えられている上下方向に長い手すりHaと、当該手すりHaを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部M、典型的には、肘を含む腕部Mを入れ込むことができる凹状の空間Sをなすように当該壁Wに設けられた凹部Hbとを備えたものとして構成してある。
かかる手すり装置H’を、この図1〜図7で示される手すり装置H’にあっては、壁W、より具体的には、縦向きに備えられた手すりHaを握って動作を要請される壁W、典型的には、当該壁Wに沿って何らかの動作をする必要のある部位にある壁W、更に典型的には、段差Lのある歩行面Rに連続した壁W、例えば、歩行面Rとして連続して備えられている玄関どまTと玄関フロアーFとの間に段差Lとして備えられた上り框Kに連続した壁W、すなわち、当該上り框Kにおける出入り方向の側方にある壁Wに手すり装置H’を設けた構成を示している。
そして、この図示例に係る手すり装置H’は、当該壁Wに縦向きに備えられた手すりHaと、当該手すりHaを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部M、典型的には、肘部を含む腕部Mの入れ込まれ得る凹状の空間Sとなる当該壁Wに形成された凹部Hbを備えたものとして構成してあり、この手すりHaを、当該壁Wの近傍で動作する者が握り用い得る位置に設けてあると共に、前記凹部Hbが、この手すりHaを握って用いる者の当該行動に際して側方に張り出される腕部M、典型的には、肘を含む腕部Mの入れ込み得る凹状の空間Sとなるように構成してある。
この図示例に係る手すり装置H’は、当該手すり装置H’を玄関ホールに設置した一態様を示したものであって、当該玄関を構成する上り框Kの側方、すなわち、当該上り框Kの側端に連続する壁W(すなわち、上り框の長さ方向に直交する向きに当該上り框に連続して設けられている壁W)に手すり装置H’を設けた一態様を示している。
かかる玄関の上り框Kにおける側端、すなわち、当該上り框Kの長さ方向の端部に連続して設けられている壁Wに備えられる手すり装置H’は、1本の上下方向に長い手すりHaと当該手すりHaを握って用いる者の腕部Mを入れ込み得る凹状の空間Sとしての凹部Hbを備えた構成としたものや、当該上り框Kの長さ方向の一端側に連続する壁Wに当該上り框Kに対する上がり込みに際して握り用いられる手すりHaを、また、他方端側に連続する壁Wに当該上り框Kから下りる際に握り用いる手すりHaをそれぞれ前記各手すりHaを用いる者の腕部Mの入れ込み得る凹状の空間Sとしての凹部Hbと共に備えた構成としてものや、当該上り框Kの長さ方向の一端側に連続する壁Wに当該上り框Kに対する上がり込みに際して握り用いられる手すりHaと当該上り框Kから下りる際に握り用いる手すりHaとをそれぞれ前記各手すりHaを用いる者の腕部Mの入れ込み得る凹状の空間Sとしての凹部Hbと共に備えた構成としたものなどがある。
この図示例に係る手すりHaは、前記手すりHaが上り框Kに連続する同一の壁W、すなわち、当該上り框Kにおける側端に連続する壁Wであって、この上り框Kの前端を通る仮想の垂直面Gから当該上り框Kにおける出入り方向にそれぞれ離れた位置に設けられた一対の手すりHaとして構成してあり、より具体的には、当該壁Wに構成される凹状の空間Sを構成する凹部Hb、この図示例にあっては、ニッチ状に備えられた当該凹部Hbの構成材、すなわち、当該ニッチ状凹部Hbを構成するニッチカウンター状の下板22と、これに対応して当該ニッチ状凹部Hbの上面側を構成する上板21とをそれぞれ支持部10として、当該支持部10、10間に棒状の手すり体11を組み付けることによって、一対の手すりHaを構成してある。
このように壁Wに備えられる凹部Hb及び当該凹部Hbを腕部Mの入れ込み得る凹状の空間Sとするように当該壁Wに備えられる手すりHaは、必要とされる高さ方向の任意の位置で当該手すりHaの手すり体11を握り用い得るように、所定高さ位置間に亙る上下方向に長い手すり体11としてあると共に、いずれか一方の手すり体11を握り用いる際に、他方の手すり体11が当該手すりHaを握り使用する者の腕部Mの前記凹部Hbへの入れ込みを妨げない構成、すなわち、いずれか一方の手すり体11を握り用いる際に腕部Mが他方の手すり体11に妨げられないように当該手すり体11、11間に十分な間隔を設けるようにしてある。
かかる玄関の上り框Kにおける側端、すなわち、当該上り框Kの長さ方向の端部に連続して設けられている壁Wに備えられる手すり装置H’の手すりHaは、典型的には、前記上り框Kの前端を通る仮想の垂直面G、いわゆる玄関フロアーFと玄関どまTとの間に構成される段差面を含む垂直面Gから、当該上り框Kにおける出入り方向に所定間隔を離した状態で設けてある。すなわち、当該垂直面Gから、それぞれ、前記玄関フロアーFと玄関どまT側とに所定間隔離された状態で設けるようにしてある。
この図示例に係る手すり装置H’にあっては、対象とされる壁Wに対して前記手すりHaと当該手すりHaの都合の良い握り使用に適応するように備えられる凹部Hbとを容易かつ確実にもたらし得るように手すり構成体Uを別段に用意し、この別段に用意された手すり構成体Uを壁Wの構成に際して当該壁Wに組み付けるようにして当該壁Wを構成するようにしてある。
かかる手すり構成体Uは、構成対象とされるニッチなどの形態に対応した構成を備えたものとして用意されており、例えば、前面側が開口状態とされ、しかも、この前面側に上下方向に長い手すり体11を有する化粧箱状のものとして構成してあったり、各化粧板材を周回状態に設けた短寸角筒状をなす枠状のものとして構成し、これに、上下方向に長い手すりHaを設けたものなど各種形態のものとして用意されており、この図示例にあっては、横向きに備えられる通例ニッチのカウンターとされる下板22及び当該下板22と略同一形状、同一寸法からなる上板21とを2本の棒状をなす手すり体11によって連結した手すり構成体Uが示されている。
かかる手すり構成体Uの上板21と下板22とは、略同一形状で略同一寸法の板材によって構成してあり、上板21は、連続して備えられている長方形状をなす納まり板部21A及び該納まり板部21Aより長幅の長方形状をなす突き出し板部21Bを有し、また、下板22は該上板21と同様に長方形状をなす納まり板部22A及び該納まり板部22Aより長幅の長方形状をなす突き出し板部22Bを有する構成としてある。
かかる手すり構成体Uの上板21と下板22は、それぞれの納まり板部21A、22Aにおける後端面21Aa、22Aaを手すり装置H’の構成される壁Wにおける背面側の壁面材3bに突き当たるように当該納まり板部21A、22Aを壁W内に略水平向きに納めいれ、かつ、当該納まり板部21A、22Aの前方側にあって、該納まり板部21A、22Aより長幅状に備えられている当該側方に向けた延設板部21B’、22B’の後端面21Bc、22Bcを当該壁Wの前面側の壁面材3aに接しさせるように該突き出し板部21B、22Bを当該壁面から前方に突き出させるように該壁Wに組み付けられる構成としてあり、この上板21と下板22とを互いの面が向き合うように組み付けた状態で、前記突き出し板部21B及び突き出し板部22Bを支持部10とし、この各支持部10、10間に垂直向きに手すり体11を、例えば、ビス12などを用いて備え付けることによって両者を連結し、当該下板22と上板21間に縦向きに手すり体11を備えた手すりHa、Haを構成するようにしてある。
かかる図示例に係る手すり構成体Uは、前記上板21及び下板22における前記手すり体11、11間であって当該手すり体11、11より後方側にある前記納まり板部21A、22A間を、当該手すりHaを握り用いて行動する者の側方に張り出される腕部Mの入れ込み可能な凹状の空間Sをなすように構成してあり、また、この上板21と下板22とに備えられる手すり体11が、当該手すり構成体Uの備えられる壁Wにあって、縦向きの手すりHaとして都合良く用い得る長さを有するように構成してある。
また、この図示例にかかる手すり構成体Uは、この手すり構成体Uにおける下板22の前端縁22Ba部に沿って上下方向に貫通した細長状のスリット22Bdを設けてあり、このスリット22Bdによって区分された当該下板22の前端縁部を横向きに握り用いるに都合の良い手すり部22Beとしてあると共に、当該スリット22Bdを該手すり部22Beを握り用いるに都合の良い幅を備えたものとして構成してある。
なお、前記スリット22Bdを設けることなく、当該突き出し板部22Bの前端縁部に沿って凹溝を設け、この凹溝によって区分される当該突き出し板部22Bの前端縁部を手すり部として構成してあってもよい。また、この突き出し板部22Bの前端縁部を当該前端縁に棒状材を一体に備えた形状とし、この突き出し板部22Bの前端縁部に構成される棒状部を手すり部として用いるようにしてあってもよい。
このように構成された手すり構成体Uを、当該手すり構成体Uにおける前記手すりHaを握り用いる際に握り易い高さ並びに握り易い壁位置に備えるように、当該壁Wの壁面材3aの前面に前記上板21及び下板22における各突き出し板部21B、22Bの延設板部21B’、22B’の後端面21Bc、22Bcを突き当て状態にすると共に当該壁W内に前記納まり板部21A、22Aを納め入れて壁Wに一体に組み付け、当該手すり装置H’を備えた壁Wを構成する。
このように構成される手すり装置H’にあっては、当該手すり装置H’における縦向きに備えられている手すり体11の任意の高さ位置を握り用いることによって、円滑かつ確実に各種の行動をなし、しかも、横向きに備えられている前記手すり部22Beを握り用いることによって各種行動を円滑かつ確実になすことができる。
次いで、当該発明を実施するための最良の一形態に係る手すり装置Hを、図8及び図9に示される手すり装置H”に基づいて具体的に説明する。
この図8及び図9で示される手すり装置H”は、当該発明を実施するための最良の一形態に係る手すり装置H”であって、壁Wに備えられている上下方向に長い手すりHaと、当該手すりHaを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部M、典型的には、肘を含む腕部Mの入れ込まれ得る凹状の空間Sをなすように当該壁Wに設けられた出窓Hcとを備えた構成としてある。
この図8及び図9に示される手すり装置H”を構成する出窓Hcは、出窓構成枠材、すなわち、上枠板21’、下枠板22’と一対の側枠板23’とを短寸角筒状をなすように壁Wに組み付けると共に雨戸4を備えつけた構成としてあり、前記手すりHaを握って動作をする者の腕部M、典型的には、肘を含む腕部Mの入れ込み得る凹状の空間Sをなすように壁Wに当該出窓Hcを構成した以外の当該手すり装置H”における実質的な構成を前記図1〜図7に示される手すり装置H’と同様に構成してある。
すなわち、この図8及び図9で示される手すり装置H”は、前記図1〜図7に示される手すり装置H’における前記凹部Hbを構成する下板22及び上板21と同様に機能する上枠板21’と下枠板22’とを当該出窓Hcを構成する枠材によって構成してあり、この出窓Hcの構成枠材における上枠板21’を納まり板部21’Aと壁面から突き出す突き出し板部21’Bとを備えた構成とし、また、下枠板22’を納まり板部22’Aと壁面から突き出す突き出し板部22’Bとを備えた構成としてある。また、この上枠板21’と下枠板22’のそれぞれの突き出し板部21’B、22’Bを、それぞれの納まり板部21’A、22’Aよりも左右方向に長い構成とし、このそれぞれの納まり板部21’A、22’Aから横方向に突き出すように延設板部21’B’、22’B’を備えた構成としてある。
かかる上枠板21’の突き出し板部21’Bと下枠板22’の突き出し板部22’Bとを支持部10とし、この各支持部10、10間に手すり体11を構成する2本の手すりロッド11aを縦向きに組みつけて手すりHaを構成し、この手すりHaの手すり体11を握って行動する者の腕部Mを前記納まり板部21’A、22’Aと側枠板23’の構成する出窓Hcの凹状の空間Sに入れ込み得るように構成してある。
また、前記下枠板22’の突き出し板部22’Bには、前記図1〜図7に示される手すり装置H’におけると同様のスリット22’Bdが設けてあり、このスリット22’Bdによって当該突き出し板部22’Bの前端縁部に沿って手すり部22’Beを設けた構成としてある。
このように構成された手すり装置H”における当該手すりHaを前記図1〜図7に示される手すり装置H’におけると同様に用いることによって、前記図1〜図7に示される手すり装置H’におけると同様の作用・効果を当該手すり装置H”にもたらすようにしてある。
したがって、当該手すり装置H”にあっても、前記手すりHaを握って各種の動作の効果的な補助、特に、当該手すりHaの上下方向の適宜位置を握って各種の動作をなす際に、当該手すりHaを握って行動する者の腕部Mを当該出窓Hcに構成される凹状の空間S内に入れ込み得ることから、脇を緩めた自然な姿勢のままで当該動作をなすことができる。
なお、前記図1〜図7に示される手すり装置H’の構成と同一又は実質的に同一とされる当該手すり装置H”の構成部分については同一の番号を付して、その説明を省略する。
かかる手すり装置H’の典型的な一実施例について具体的に説明する。
この実施例に係る手すり装置H’は、玄関フロアーFと玄関どまT間に備えられた段差Lを構成する上り框Kの長さ方向端に連続する壁Wを手すり構成体Uを備えた壁Wとして構成したものであり、当該壁Wを柱1、1間に窓台、まぐさなどの固定用の適宜の横材2や適宜に必用とされる下地材などを備えかつ該柱1の前面側に石膏ボードなどの壁面材3aを背面側に石膏ボードなどの壁面材3bを備え、さらに、必用な化粧の施されたものとしてある。
この実施例に係る手すり装置H’は、当該手すり装置H’の備えらる壁Wを、典型的には、平断面が正方形で且つ一辺が105mm〜120mmの角柱を備え、しかも、129mm〜144mmの壁厚のものとしてあり、この実施例1にあっては、前記角柱を、正方形をなす平断面の一辺が105mmの典型的な角柱を用いて当該壁Wを構成し、しかも、該壁Wに連続する玄関フロアーFと玄関どまT間の垂直方向の寸法、すなわち段差寸法をおよそ180mmとした玄関の壁Wに備えて構成した。
この実施例に係る手すり装置H’は、前記条件にあって当該手すり装置H’を構成する壁Wを、以下の手すり構成体Uの当該壁Wに対する組み付けによって構成した。
かかる手すり構成体Uは下板22及び上板21並びに手すり体11をなす2本のロッド11aによって構成した。
この上板21は、厚さが20mm〜30mmの1枚の板材によって構成してあり、長方形状をなす納まり板部21Aと、この納まり板部21Aより長い長方形状をなす突き出し板部21Bとを一連に有する構成としてある。そして当該納まり板部21Aの短寸側の幅を、該納まり板部21Aより側方に張り出している前記突き出し板部21Bの延設板部21B’の後端面21Bcを前記壁Wの壁面材3aに接しさせた状態で当該納まり板部21Aの後端面21Aaが前記壁W内にあって前記壁面材3bに都合よく密着する寸法とし、その長さ寸法を300mm〜600mmとしてある。また、前記突き出し板部21Bは、その短寸側の幅寸法を90mm〜130mm、長さ寸法を380mm〜720mmとしてある。
また、前記下板22は、前記上板21と同一形状で同一寸法の一連に備えられた納まり板部22Aと突き出し板部22Bとを有する厚さが20mm〜30mmの一枚の板材によって構成してあり、更に、当該突き出し板部22Bにおける前端縁22Baから28mm〜40mmの位置に当該前端縁22Baに沿うように開口幅寸法が35mm〜40mmで開口長さ寸法が220mm〜520mmのスリット22Bdを当該スリット22Bdの長さ方向の中心が当該突き出し板部22Bの長さ方向の中心となるように設けてあり、このスリット22Bdから当該突き出し板部22Bの前端縁22Ba間を板幅が28mm〜40mmで、板厚が20mm〜30mmで、220mm〜520mm長さの手すり部22Beとして構成してある。
かかる下板22と上板21間に組み付けられるロッド11aは、直径が28mm〜40mmで、長さ寸法が600mm〜1200mmの丸棒として用意した。
かかる下板22の上面の上方に上板21が位置するように位置付けると共に、この上板21及び下板22におけるそれぞれの突き出し板部21B、22Bをロッド11aの支持部10として、この各支持部10、10間に前記ロッド11aを縦向きに挟み入れ、この上板21と下板22側から該ロッド11aにそれぞれビス12をねじ入れて手すり構成体Uを構成するようにしてある。
この手すり構成体Uにおけるロッド11aは、前記下板22及び上板21のそれぞれの突き出し板部21B、22Bにおける延設板部21B’、22B’の後端面21Bc、22Bcからの出寸法Xが50mm〜70mmの位置であって、前端縁21Ba、22Baから40mm〜60mm奥に入った位置で、しかも、長さ方向の側端縁21Bb、22Bbから40mm〜60mm入った位置に当該ロッド11aの中心軸線を位置付けた構成としてある。
このように構成した手すり構成体Uに、前記上板21及び下板22の納まり板部21A、22Aの側端面21Ab、22Abを覆うように備え付けられる側板23を該側端面21Abと側端面22Abとを連結するように設け、しかも、前記上板21及び下板22のそれぞれの突き出し板部21B、22Bの延設板部21B’22B’の後端面21Bc、22Bcを当該壁Wの前面側の壁面材3aに接するようにして、前記それぞれの納まり板部21A、22Aを当該壁Wを構成する窓台、まぐさなどの横向きに備えられる固定用の横材2間に入れ込み、当該手すり構成体Uを該横材2に止着することによって、この下板22、上板21及び各側板23と当該壁Wにおける背面側の壁面材3bとによって、前記凹状の空間Sをなすように凹部Hbを構成し、更に、必要な造作施工と共に、壁Wの仕上げを施してある。
すなわち、この実施例にあっては、この手すり構成体Uにおける突き出し板部21B、22Bの延設板部21B’、22B’の後端面21Bc、22Bcを壁Wの一方側の壁面材3aの面に当接し、且つ、当該手すり構成体Uにおける納まり板部21A、22Aの後端面21Aa、22Aaを当該壁Wの他方側の壁面材3bに密着させた状態で、前記のように壁Wに組み付けることによって、当該壁Wに前記手すり体11として備えられるロッド11aを握って動作する際の当該動作者の腕部Mを入れ込み得る凹状の空間Sをなすように凹部Hbを、例えば、ニッチなどとして機能し得るように構成した。
ここで壁Wに組み付けられた手すり構成体Uは、当該手すり構成体Uにおける下板22の上面と上り框Kの上面との間の寸法、すなわち、手すり体11の下端位置が上り框Kの上面から650mm〜850mm上方に位置付けられ且つ当該手すり体11の上端が上り框Kの上面から1250mm〜2050mm上方に位置付けられる構成としてあり、しかも、この手すり構成体Uにおける各ロッド11a、11a間の中心を通る垂直の仮想の線分が前記上り框Kの前端面を通る仮想の垂直面Gにあるようにした。
このように構成される手すり装置H’は、前記手すり体11を構成するロッド11aの中心軸線と前記前面側の壁面材3a及び側板23との間の間隔を50mm〜70mmとし、しかも、この各ロッド11aの中心軸線間の間隔を300mm〜600mmとし、この各ロッド11aの中心軸線と当該凹部Hbを構成する背面側の壁面材3bの板面との間の間隔を167mm〜187mmとして構成することによって、上り框K側に向けた上がり込みに際して玄関フロアーF側にある手すり体11を握った当該上がり込みを円滑かつ確実になすことができ、また、玄関フロアーFから玄関どまTに降り立つ際に、この玄関どまT側にある手すり体11を握り用いることによって、当該上り框K側からの玄関どまTに向けた円滑かつ確実な移動動作をなすことができた。
なお、前記で構成される手すり装置H’は、前記手すり構成体Uにおける下板22の上面と上り框Kの上面との間の寸法、すなわち、手すり体11の下端位置を上り框K上面から650mm〜850mm上方に位置付け、且つ、当該手すり体11の上端を上り框K上面から1250mm〜2050mm上方に位置付けるように構成することによって使用に都合の良い手すり装置H’を構成することができた。
また、前記で構成される手すり装置H’は、前記手すり構成体Uにおけるロッド11aの中心軸線を前記上り框Kの前端を通る仮想の垂直面Gから、当該上り框Kにおける出入り方向にそれぞれ150mm〜300mm離した位置に設けることによって使用に都合の良い手すり装置H’を構成することができた。
このように構成された手すり装置H’にあっては、当該手すり装置H’における縦向きに備えられている手すり体11の任意の高さ位置を握り用いることによって円滑かつ確実に各種の行動をなすことができ、同時に、横向きに備えられている前記手すり部22Beを握り用いることによって各種行動を円滑かつ確実になすことができる。
典型的な手すり装置Hの斜視図 同一部を破断して示した正面図 同要部の縦断面図 同要部の平断面図 同使用状態を示す要部の平断面図 手すり構成体の部品分離斜視図 同手すり構成体の組み立て斜視図 他の典型的な手すり装置Hを示す要部の縦断面図 同一部を破断して示す正面図
符号の説明
H 手すり装置
Ha 手すり
Hb 凹部
Hc 出窓
W 壁
S 凹状の空間
M 腕部
K 上り框
G 仮想の垂直面

Claims (2)

  1. 壁に備えられている上下方向に長い手すりと、この手すりを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部を入れ込むことができる凹状の空間をなすように前記壁に設けられた凹部又は出窓とを備えている手すり装置であって、
    この手すり装置の手すりが、段差のある歩行面における当該段差を構成する上り框に連続して備えられた壁であって、この上り框の前端を通る仮想の垂直面から該上り框における出入り方向のいずれか一方に離れて設けてあることを特徴とする手すり装置。
  2. 壁に備えられている上下方向に長い手すりと、この手すりを握って行動する者の側方に張り出される当該行動者の腕部を入れ込むことができる凹状の空間をなすように前記壁に設けられた凹部又は出窓とを備えている手すり装置であって、
    この手すり装置の手すりが、段差のある歩行面における当該段差を構成する上り框に連続して備えられた同一の壁であって、この上り框の前端を通る仮想の垂直面から該上り框における出入り方向にそれぞれ離れて設けられた一対の手すりであることを特徴とする手すり装置。
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