JP4275726B1 - 媒体およびディスプレイ上に形成されたドットパターンを読み取ることが可能なリモートコントロール装置 - Google Patents

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Abstract

直感的に操作することが可能で、操作の習得にも時間を要さない、利便性、操作性および親和性に優れたリモコン装置を提供する。
光学的に読取り可能なドットパターンを読取るための光学読取部と、光学読取部に連設され、握り持ちまたはペン持ち可能な本体と、本体内に設けられ、光学読取部から読取られたドットパターンからドットコードおよび/または座標値を解析し、対応する1または2以上の送信コードに変換する変換部と、本体の光学読取部とは反対側の他端部に設けられ、少なくとも十字方向に操作可能な操作部と、本体の所定位置に設けられ、変換部によって変換された送信コードおよび操作部による操作命令と他のボタンによる操作命令を信号として被制御装置に対して出力する送信部と、からなるリモコン装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、媒体およびディスプレイ上に形成されたドットパターンを読み取ることが可能であり、家電機器および電子機器等を遠隔操作するために用いられるリモートコントロール装置に関する。
近年、家電機器・電子機器等の進歩は著しく、新製品が日々開発、販売されている。例えば、テレビであれば、従来の地上波に加えて衛星放送、ケーブルテレビ等、種々のテレビ放送を受信可能な製品が増加している。また、インターネットを閲覧したり、通信販売やカラオケを行なったり等、テレビに接続して、テレビ上で様々なコンテンツを表示・出力することのできるセットトップボックスも普及してきている。
このように、テレビ等の家電製品が多機能化、高機能化することにより、機器の操作や制御を実行するためのリモートコントロール装置(以下、「リモコン装置」と称する)も、操作ボタンが増加し、大型化する傾向にある。さらに、操作手順も複雑化している。
しかし、大型のリモコン装置では、把持が困難であり、利用者に対する親和性が低いという問題があった。また、操作ボタンの数が多く、操作手順が複雑であるため、利用者は、所望の操作を行なうためにはどのボタンを押せばよいのかを理解するのが容易ではなく、リモコン装置の操作に慣れるのに時間を要するという問題があった。
このような問題を解決するために、特許文献1のようなリモコン装置が提案されている。特許文献1に示されたリモコン装置は、3つの略平板部が連結された形状で、かつ連結方向断面形状が略弓形を成している。このような形状とすることにより、ユーザは、片手で操作をする際に、自然な状態で操作を行なうことが可能である。また、両端の平板部における上面側の面上には、第1の目的(情報処理アプリケーションの制御)に係る操作指示用の操作部を配置し、中央の平板部における底面側の面上には、第2の目的(通常のテレビ放送やデータ放送の制御)に係る操作指示用の操作部を配置している。このような構造とすることにより、第1の目的と第2の目的とでは、リモコン装置の把持形態が異なるため、ユーザは、多数の機能を有する被制御装置を従来と比べて容易に操作することが可能となる。
特開2007−81743号公報
しかし、特許文献1では、リモコン装置の両面に操作ボタンやホイールが多数配置されているため、利用者が目的とする制御が、どちらの面を利用して操作するものであるかを把握することは容易であるが、実際に操作を行なう際に、どの操作ボタンを押せばよいのかを習得し把握するためにはかなりの時間を要するという問題がある。
さらに、特許文献1を含む従来のリモコン装置を用いて、ケーブルテレビや多チャンネル衛星放送、地上波デジタル放送に対応した装置を制御する場合、テレビ画面にまずメニューを表示させて当該メニューから階層構造をたどりながら目的の操作指示画面に行きつく必要があり、所望の操作を行なうまでに、ユーザに対して煩雑な操作手順を要求するものであった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、直感的に操作することが可能で、操作の習得にも時間を要さない、利便性、操作性および親和性に優れたリモコン装置を提供することを技術的課題とする。
本発明の請求項1は、所定の媒体面に設けられた、所定のアルゴリズムに基づいてパターン化され光学的に読取り可能なドットパターンを読取るための光学読取部と、前記光学読取部に連設され、利用者および/または用途によって握り持ちまたはペン持ち可能な本体と、前記本体内に設けられ、前記光学読取部から読取られたドットパターンからドットコードおよび/または座標値を解析し、対応する1または2以上の送信コードに変換する変換部と、前記本体の光学読取部とは反対側の他端部に設けられ、ディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するためのカーソルの移動および/またはカーソルを用いずに項目を選択するために、少なくとも十字方向に操作可能な操作部と、前記本体の所定位置に設けられ、前記変換部によって変換された送信コードおよび前記操作部による操作命令と他のボタンによる操作命令を信号として被制御装置に対して出力する送信部と、からなるリモコン装置である。
これによれば、所定の媒体面に設けられた、所定のアルゴリズムに基づいてパターン化されたドットパターンを容易に読み取ることが可能となるため、例えば、ドットパターンが印刷された操作用冊子や番組ガイド、番組表等の媒体を用意し、前記リモコン装置でこれらの媒体にワンタッチ操作するだけで、操作やコンテンツの再生等を簡単に行なうことができる、操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置を提供することが可能となる。
本発明の請求項2は、前記光学読取部は、前記媒体またはディスプレイ上に印刷・表示されている、前記所定のアルゴリズムに基づいてパターン化された前記ドットパターンを、光学的に読取ることが可能な請求項1記載のリモコン装置である。
これによれば、本リモコン装置は、読み取り対象として、媒体またはディスプレイ上に印刷・表示されている、所定のアルゴリズムに基づいてパターン化されたドットパターンを、光学的に容易に読取ることができる。
本発明の請求項3は、前記光学読取部は、前記媒体またはディスプレイ上に配置・貼付され、情報入力補助シートである透明シートに印刷された、前記所定のアルゴリズムに基づいてパターン化された前記ドットパターンを、光学的に読取ることが可能な請求項1記載のリモコン装置である。
これによれば、本リモコン装置は、読み取り対象として、媒体またはディスプレイ上に配置・貼付され、情報入力補助シートである透明シートに印刷された、所定のアルゴリズムに基づいてパターン化されたドットパターンを、光学的に容易に読取ることができる。
本発明の請求項4は、前記光学読取部は、前記媒体、前記情報入力補助シートまたはディスプレイ上にテキスト、図表、イラスト、写真等の静止画または動画と共に重畳印刷・表示された前記ドットパターンを、光学的に読取ることが可能な請求項1〜3のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、本リモコン装置は、読み取り対象として、媒体、情報入力補助シートまたはディスプレイ上にテキスト、図表、イラスト、写真等の静止画または動画と共に重畳印刷・表示された前記ドットパターンを、光学的に容易に読取ることができる。
本発明の請求項5は、前記送信部は、前記被制御装置に対して赤外線信号を送信する機能を有し、前記送信部は前記操作部近傍に1または2以上設けられた請求項1〜4のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、既に普及しているテレビ受信装置やセットトップボックスに対しても、前記被制御装置に対して赤外線信号を送信することにより、操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置を提供することが可能となる。
本発明の請求項6は、前記本体は、前記被制御装置に対して、前記送信部から信号を出力するための操作機能を有する送信ボタンが所定位置に設けられた請求項1〜5のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、前記光学読取部で読取り、変換された送信コードを任意に送信することができる。
本発明の請求項7は、前記本体に設けられた前記送信ボタンは、前記送信部から送信された信号が前記被制御装置で認識できなかった場合に、1または2以上の信号を再送信するためのリピート機能、および/または前記光学読取部で前記ドットパターンを読取ることにより行なう複数の操作の一括送信機能を有する請求項1〜6のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、赤外線信号を送信して、障害物等のために送信信号が被制御装置で認識できなかった場合に、容易に送信コードを再送信できる。また、連続して前記光学読取部で読み取ったドットパターンを送信コードに一括して変換して、1または2以上の信号を一括して送信することができる等、利便性に富んでいる。
本発明の請求項8は、前記操作部は、前記本体の長軸に対して前記本体他端部の傾斜面に設けられており、前記光学読取部を下方にしてペン持ちして操作する場合、前記傾斜面が操作者側に対面するように配置されている、もしくは前記送信部を被制御装置方向に向けるようにして握り持ちして操作する場合、前記傾斜面が被制御装置方向に向くように配置されている請求項1〜7のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、リモコン装置の光学読取部が、媒体またはディスプレイ上に設けられたドットパターンを容易に読み取ることができる状態で、なおかつリモコン装置の送信部が、被制御装置に対して適切な角度を持って信号を送信することができるよう様々な把持形態を選択することができる、操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置を提供することが可能となる。
本発明の請求項9は、前記操作部は、少なくとも十字方向に操作可能な操作ボタンが独立して複数配置されているか、もしくは少なくとも十字方向に1個で操作可能な操作ボタンが配置されている請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、リモコン装置の操作部には、十字方向に操作可能な十字キーあるいは同様の機能を有するキーが配置されているため、操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置を提供することが可能となる。
本発明の請求項10は、前記操作部は、所定の操作を選択した後に、その選択した内容を確定するための決定ボタンを有しており、前記決定ボタンは、十字方向に操作するための前記操作ボタンの中央もしくはその近傍に配置されているか、もしくは一体のボタン本体を有しており当該ボタン本体のいずれかの部位を押圧操作することにより、各種操作および/または選択決定機能を有する請求項1〜9のいずれかに記載のリモコン装置である。
本発明の請求項11は、前記決定ボタンは、前記操作ボタンの中央または近傍、もしくは前記操作ボタンと一体にして配置されると共に、前記本体を握り持ちまたはペン持ちして前記光学読取部でドットパターンを読取り、前記決定ボタンを容易に押すことができる任意の位置に配置されている請求項1〜10のいずれかに記載のリモコン装置である。
本発明の請求項12は、前記操作部は、前記カーソルを任意の方向に、任意の距離だけ移動させ、選択項目を任意に選択・決定することが可能なポインティングスティック等の座標指示入力補助装置として用いられるポインティングデバイスを有する請求項1〜11のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、リモコン装置の操作部は、座標指示入力補助装置としてポインティングデバイスを用いているため、ディスプレイ上に表示されたカーソル操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置を提供することが可能となる。
本発明の請求項13は、前記リモコン装置は、ディスプレイ上に所定のメニューが表示され、当該メニュー中の複数の項目が選択可能な状態であって、所定時間内の前記本体の長軸の傾きを認識することにより項目の選択・決定が可能であり、前記本体をジョイスティックに見立て、前記本体の初期傾斜状態から、反操作者方向への1回の所定角度以上の傾倒動作または操作者側への1回の所定角度以上の傾倒動作によって、前記1個上または下の項目が選択され、操作者からみて1回の所定角度以上の左側方向への傾倒動作、または操作者からみて1回の所定角度以上の右側方向への傾倒動作によって1個左または右の項目が選択され、前記本体を所定時間内に初期の傾斜状態に戻せば次の操作を実行するための待ち状態となり、前記所定時間を超えると、前記本体の初期の傾斜状態に戻すまで前記上・下・左・右方向の項目が次々と所定の経過時間毎に表示・選択される、十字方向に操作可能な機能を有する請求項1〜12のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、リモコン装置は本体の傾きを検出して認識する仕組みを備えており、本体の傾倒動作等によって、種々の操作を選択することが可能であり、操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置を提供することが可能となる。
本発明の請求項14は、前記リモコン装置は、前記ディスプレイ上にカーソルが表示され、所定の項目が選択中の決定待ち状態か、もしくは非選択状態であって、前記本体の長軸傾きの時間的変化を所定の方法で認識することにより、前記本体をジョイスティックに見立て、前記本体の傾斜状態から、任意の方向に所定の角度以上傾けると、同方向に傾けて変化した角度に対応した所定のアルゴリズムでカーソルが移動され、前記カーソルが項目上に位置している状態では前記項目が選択中となり、前記本体を初期の傾斜状態に戻せばカーソルの移動が停止され、次の操作を実行するための待ち状態となる、十字方向に操作可能な機能を有する請求項1〜12のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、リモコン装置は本体の傾きを検出して認識する仕組みを備えており、本体の傾倒動作等によって、カーソルを用いた種々の操作を選択することが可能であり、操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置を提供することが可能となる。
本発明の請求項15は、前記本体は、認識を開始する際に媒体面に対して前記本体を概ね垂直にして前記光学読取部を接触させた状態を初期の傾斜状態とし、前記初期傾斜状態において前記光学読取部で読み取った画像の明暗状態を初期の明暗状態としてキャリブレーション設定を行ない、前記光学読取部を接触させたまま前記本体を傾けた際の角度の変化を、前記光学読取部で撮影された画像の明暗状態と前記初期の明暗状態の差分によって相対的に認識して、十字方向に操作可能な機能を有する請求項1〜12のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、光学読取部の製造上でのロット個体差や、媒体面に接触した際の媒体面に対するリモコン装置本体の角度等に係わらず、感覚的な傾け操作を正確に認識できる。
本発明の請求項16は、前記本体は、ディスプレイ上に表示されたカーソルの位置に対応する操作を任意に実行する、マウスの左右のボタンと同一の機能を有する少なくとも1個のボタンが、前記操作部の近傍および/または、前記本体をペン持ちして前記決定ボタンを容易に押すことができる任意の位置に配置されている請求項1〜15のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、本リモコン装置を用いて、パソコンの制御やインターネットへのアクセスも同時に可能となり、インターネットとテレビが融合した新たなメディアのインターフェイスデバイスを実現できる。なお、マウスの左右のボタンと同一の機能を有するボタンは2以上であってもよい。
本発明の請求項17は、前記本体は、前記被制御装置が提供するコンテンツおよび/または操作項目を一覧表示する機能を有するメニューボタンを有し、前記メニューボタンの近傍には、メニュー項目を逐次選択した場合に、ひとつ前のメニュー表示に戻るための戻ボタンを有する請求項1〜16のいずれかに記載のリモコン装置である。
本発明の請求項18は、前記本体は、前記被制御装置の音量を調節するためのボリュームボタンおよび前記被制御装置の電源のオン・オフ操作を行なうための電源ボタンを有する請求項1〜17のいずれかに記載のリモコン装置である。
本発明の請求項19は、被制御装置に対して各種の操作を行なうための赤外線信号を照射するリモコン装置であって、複数の操作ボタンを備えた操作部と、前記操作部が設けられた本体と、前記本体の一部に設けられた赤外線発信部、とからなり、前記赤外線発信部は、直接光を前記本体側に照射する1または2以上の赤外線発光素子と、前記本体側に設けられた凸状鏡面部または拡散反射板と、からなり、前記赤外線発光素子から照射された赤外線信号が前記凸状鏡面部または拡散反射板で多方向に反射して照射領域を拡大した請求項1〜18のいずれかに記載のリモコン装置である。
これによれば、リモコン装置は、凸状鏡面部あるいは拡散反射板が赤外線の照射領域を拡大可能な位置に配置された構造となっているため、被制御装置に対して、リモコンを立設または傾けた状態等どのようなリモコンの配置であっても、被制御装置を的確に制御することができるよう赤外線を照射できる。そのため、従来は赤外線照射角が60度程度のLEDを2か所に配置する必要があったが、凸状鏡面部あるいは拡散反射板を設けることにより、赤外線の照射領域をさらに拡大可能とし、単一のLEDで足りるため部材費の低減と消費電力の大幅低減が可能となる。
本発明によれば、ユーザにとって利便性、操作性および親和性に優れたリモコン装置を提供することができる。
本発明に係るリモコン装置の斜視図である。 リモコン装置の内部構造について示すブロック図である。 GRID1のドットパターンの一例を示す説明図である。 GRID1におけるドットパターンの情報ドットの一例を示す拡大図である。 GRID1におけるドットパターンのフォーマットを示す説明図である。 GRID1における情報ドットおよびそこに定義されたデータのビット表示の例であり、他の形態を示すものである。 GRID1における情報ドットおよびそこに定義されたデータのビット表示の例であり、(a)はドットを2個、(b)はドットを4個および(c)はドットを5個配置したものである。 GRID1におけるドットパターンの変形例を示すものであり、(a)は情報ドット6個配置型、(b)は情報ドット9個配置型、(c)は情報ドット12個配置型、(d)は情報ドット36個配置型の概略図である。 GRID5のドットパターンを示す説明図である。 ドットパターンがアイコンの上部に設けられている媒体およびディスプレイについて説明する図である。 媒体およびディスプレイに用いる情報入力補助シートについて説明する図である。 ドットパターンとアイコンが重畳印刷された媒体および重畳表示されたディスプレイについて説明する図である。 グラフィックが印刷されている情報入力補助シートについて説明する図である。 赤外線発信部が複数設けられているリモコン装置について説明する図である。 複数の赤外線コードを一度に送信する機能について説明する図である。 赤外線コードテーブルおよび送信ボタンのリピート機能について説明した図である。 リモコン装置の構造および操作部の配置について説明する図である 操作部に設けられた十字キーの配置について説明する図である。 操作部に設けられた決定ボタンの配置について説明する図である。 操作部に設けられたポインティングデバイスおよびその配置について説明する図である。 リモコン装置を操作者側および反操作者側に傾動することにより項目の選択・決定を行なう操作および媒体に接触して撮影した画像について説明する図である。 リモコン装置を左右に傾動することにより項目の選択・決定を行なう操作および媒体に接触して撮影した画像について説明する図である。 リモコン装置と媒体が非接触の場合の撮影画像について説明する図である。 カーソルの移動について説明する図である。 右ボタンと左ボタンが設けられたリモコン装置について説明する図である。 凸状鏡面部が設けられたリモコン装置について説明する図である。 2次元方向に凸状鏡面部が設けられたリモコン装置について説明する図である。 拡散反射板が設けられたリモコン装置について説明する図である。 ペーパーリモコンについて説明する図である。 送信コード変換テーブルについて説明する図である。 被制御装置毎の操作ボタン−操作指示テーブルについて説明する図である。 第2のペーパーリモコンについて説明する図である。 第2の送信コード変換テーブルについて説明する図である。 入力切替設定カードとアイコン−赤外線コードテーブルについて説明する図である。
符号の説明
1 リモコン装置
2 装置本体
3 センサユニット
4 赤外線受光部
5 傾斜面
6 操作部
7 十字キー
8 決定ボタン
8a 第2の決定ボタン
9 赤外線発信部
9a 第1の赤外線発信部
9b 第2の赤外線発信部
10 メニューボタン
11 戻ボタン
12 電源スイッチ
13 音量ボタン
14 送信ボタン
15 電源ボタン
16 状態表示用LED
17 媒体
18 ディスプレイ
19 グリッドシート
20 ポインティングデバイス
21 カーソル
22 マウス右ボタン
23 マウス左ボタン
24 赤外線発光素子
25 凸状鏡面部
26 拡散反射板
101 ドットパターン
102 キードット
103 基準格子点ドット
104 情報ドット
105 仮想格子点
106a〜106e 基準点ドット
106f〜106i 仮想基準点
CPU 中央処理装置
MM メインメモリ
FM フラッシュメモリ
本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態であるリモコン装置1の斜視図およびリモコン装置1の使用状態を説明する図である。
リモコン装置1には、装置本体2の先端(図では下端)に、センサユニット(光学読取部)3が内蔵されており、図示は省略するが、赤外線LED等の赤外線照射手段や、後述するドットパターンからの反射光を撮影するCCDやCMOSからなる撮像手段が設けられている。
装置本体2の、センサユニット3の反対側の端部(図では上端)には、装置本体2の長軸に対して傾斜面5が形成されている。傾斜面5には、操作部6が設けられている。操作部6は、制御対象となるテレビ受信装置やセットトップボックスに接続されたディスプレイ装置の画面に表示された、カーソルの移動や画面上の項目を選択するための操作方向が十字方向となっている十字キー7が配置されている。十字キー7の中央には、選択した操作を決定するための決定ボタン8が設けられている。十字キー7の上側には、赤外線を送信するための赤外線発信部(送信部)9が設けられている。また、十字キー7の下側には、コンテンツおよび/または操作を一覧表示するためのメニューボタン10(例えばメインメニュー)が設けられている。メニューボタン10の近傍には、メニュー項目を逐次選択した場合に、ひとつ前のメニュー表示に戻るための戻ボタン11を有している。
装置本体2の背面上部には、制御対象となるテレビ受信装置やセットトップボックスの電源をオンまたはオフにする電源スイッチ12、音量ボタン13(音量を増加させるための+ボタンおよび音量を減少させるための−ボタン)が設けられている。装置本体2の前面下部には、赤外線発信部9から赤外線信号を出力するための指示を行なう送信ボタン14が設けられている。送信ボタン14は、被制御装置が、赤外線発信部9から送信された信号を受信できなかった場合に、再度信号を送信するリピート送信機能、および/またはセンサユニット3により行なった複数の操作の一括送信機能を有している。また、送信ボタン14の下方には、操作部6に設けられている決定ボタン8と同様の機能を有する第2の決定ボタン8aが設けられている。
なお、同図においては、音量ボタン13は装置本体2の背面上部に設けられているが、前面の操作しやすい位置に設けられていてもよい。
また、装置本体2の前面上部には、リモコン装置1の電源をオンまたはオフにする電源ボタン15が設けられている。なお、電源ボタン15は、リモコン装置1に配置されているいずれかのボタンを押すか、センサユニット3を媒体面にタッチした際、もしくはリモコン装置1を手に持った際に、リモコン装置1が自動的に起動する仕組みを内蔵していれば、省いてもよい。
状態表示用LED16は、リモコン装置1の前面上面に設けられており、充電状態やセンサユニット3の動作状態等を一目で視認できるように配置されている。なお、状態表示用LED16は、電源ボタン15と共に視認しやすい別の位置に設けられていてもよい。
ユーザ(利用者)は、同図に示すように、ドットパターンが印刷された操作用冊子や番組ガイド、番組表等の媒体17を用意し、前記リモコン装置1をこれらの媒体17にワンタッチ操作するだけで、チャンネルの変更、ビデオの再生・録画等のように従来の赤外線リモコン装置と同様の操作を簡単に行なうことが可能となる。
また、番組ガイドや番組表がドットパターンと重畳印刷された媒体では、所望の番組説明、番組写真、または番組表の印刷領域にリモコン装置1をタッチするだけで番組予約、番組視聴、番組購入、VOD(ビデオオンデマンド)による番組コンテンツのダウンロード等が可能となるとともに、テレビショッピングやインターネットの閲覧等もワンタッチで可能になる。
図2は、上記で説明したリモコン装置1の構成について説明するハードウエアブロック図である。
同図に示すように、リモコン装置1は、中央処理装置(CPU)を中心に、メインメモリ(MM)、バッテリ、バスで接続されたフラッシュメモリ(FM)、赤外線発信部9、押ボタン部(操作部)、センサユニット3(光学読取部)から構成されている。
フラッシュメモリ(FM)内には、オペレーティングシステム(OS)とともに、本実施形態で用いられるドットパターンの解析プログラム等のプログラム、ドットコード−赤外線コード対応テーブル等の各種テーブルが登録されている。
中央処理装置(CPU)は、フラッシュメモリ内のプログラムをバス(BUS)およびメインメモリ(MM)を介して順次読み込んで実行処理を行なう。
押ボタン部は、十字キー7、決定ボタン8、電源ボタン15、音量ボタン13、送信ボタン14等の各種押ボタンから構成されている。各ボタンが押されると、中央処理装置は、押された旨の信号を受信し、各ボタンに対応した処理を行なう。
バッテリは、リモコン装置1を駆動させるための電源供給部である。本実施形態においては、一次電池であっても充電タイプの二次電池であってもよい。
センサユニット3は、赤外線照射手段であるLEDと、レンズと、所定の周波数の赤外線のみを透過して他の周波数の光線を遮断するIRフィルタと、光学撮像素子であるCMOSセンサを備えている。LEDが媒体面を照射すると、光学撮像素子は、照射光の反射光を撮像する。ここで媒体面のドットパターンはカーボンインクまたはステルスインク(不可視インク)で印刷されており、ドットパターン以外の部分はノンカーボンインク等の赤外線を反射または透過する特性を有するインクで印刷されている。なお、透過性のインクを用いた場合は、透過した赤外線が媒体面で反射し、再度当該インクを透過して光学撮像素子により撮像される。
このカーボンインクおよびステルスインク(不可視インク)は赤外線を吸収する特性を有しているため、前記光学撮像素子での撮像画像では、ドットの部分のみ反射光を得られないため黒く撮影されることになる。
ここで、照射光については、本実施形態では赤外線を用いてカーボンインクおよびステルスインク(不可視インク)で印刷されたドットパターンを用いた場合で説明したが、照射光とインクの特性については、これに限らず、たとえば紫外線や特定の周波数を有する光線を用いて、紫外線を吸収する特性や、光特性が変化する特性を有するインクを用いてドットパターンを印刷してもよい。
このようにして読み取ったドットパターンの撮像画像は、リモコン装置1内の中央処理装置(CPU)で動作するドットパターンの解析プログラムによってコード値および/または座標値が求まり、所定の赤外線コードに変換されて、赤外線発信部9を介してテレビ受信装置やセットトップボックスの赤外線受信部に送信される。
図3から図9は、このようなドットパターンについて説明したものである。
<ドットパターンの説明 GRID1>
図3〜図8はドットパターンの一例であるGRID1を示す説明図である。
なお、これらの図において、縦横方向の格子線は説明の便宜のために付したものであり実際の印刷面には存在していない。ドットパターン101を構成するキードット102、基準格子点ドット103、情報ドット104等は撮像手段であるスキャナが赤外線照射手段を有している場合、当該赤外線を吸収するカーボンインクまたはステルスインク(不可視インク)で印刷されていることが望ましい。
図3はドットパターン101のキードット102、基準格子点ドット103および情報ドット104の配置の一例を示す拡大図である。図4(a)、(b)はベクトル情報を表す情報ドット104と符号化を示す説明図である。
ドットパターンを用いた情報入出力方法は、ドットパターン101の生成と、そのドットパターン101の認識と、このドットパターン101を解析し、情報およびプログラムを出力する方法とからなる。すなわち、ドットパターン101をセンサユニット3により画像データとして取り込み、CPUが読み込んだプログラムに基づいて、まず、基準格子点ドット103を抽出し、次に本来基準格子点ドット103があるべき位置にドットが配置されず、所定の方向にずれた位置にドットが配置されていることによってキードット102を抽出し、1ブロック分のドットパターン101と、その方向を特定する。次に4つの基準格子点ドット103またはキードット102に囲まれた情報ドット104を抽出して所定のアルゴリズムにより符号化し、1ブロック分のドットパターン101における情報ドット104の配置により、各情報ドット104の集合から所定のコード値および/または座標値に復号し、このコード値および/または座標値をリモコン装置1の赤外線発信部9から赤外線信号として送出する。
ドットパターン101の生成は、ドットコード生成アルゴリズムにより、符号化するためのベクトル情報を認識させるために微細なドット、すなわち、少なくとも1個のキードット102と、基準格子点ドット103および情報ドット104を所定の規則に則って配列する。図3に示すように、ドットパターン101のブロックは、5×5の基準格子点ドット103を配置し、4点の基準格子点ドット103または基準格子点に囲まれた仮想中心点105の周囲にベクトル情報を表す情報ドット104を配置する。なお、ブロックの配置・構成は、キードット102によって定められる。本実施形態の場合、当該キードット102はブロックの1コーナーの基準格子点上にはドットを配置せずに、そこから所定方向にずらしてドットを配置したものであり、ブロックの大きさを確定するとともに、当該ブロック、すなわちドットパターン101の方向を定義している。このブロックには任意の数値情報が定義される。なお、図3の図示例では、ドットパターン101のブロック(太線枠内)を4個並列させた状態を示している。ただし、ドットパターン101は4ブロックに限定されないことは勿論である。
なお、キードット102は、前記ブロックのコーナーに限らず、ブロック内またはブロック外のいかなる位置に配置してもよい。
センサユニット3でこのドットパターン101を画像データとして取り込む際に、ドットコード解析アルゴリズムは、そのセンサユニット3のレンズの歪みや斜めからの撮像、紙面の伸縮、媒体表面の湾曲、印刷時の基準格子点ドット103の配置の歪みを矯正することができる。具体的には歪んだ4点の基準格子点ドット103を元の正方形または矩形に変換する補正用の関数(X,Y)=f(Xn’,Yn’)を求め、その同一の関数で情報ドット104を補正して、正しい情報ドット104の位置からベクトル情報を求める。
情報ドット104は種々のベクトル情報を認識させるドットである。この情報ドット104は、キードット102で構成される1ブロック分のドットパターン101内に配置すると共に、4点の基準格子点ドット103で囲まれた仮想中心点105にして、これを始点としてベクトルにより表現した終点に配置したものである。たとえば、この情報ドット104は、4点の基準格子点ドット103または基準格子点に囲まれ、図4(a)に示すように、その仮想中心点105から離れたドットは、ベクトルで表現される方向と長さを有するために、時計方向に45度ずつ回転させて8方向に配置し、3ビットに符号化する。したがって、1ブロックのドットパターン101で3ビット×16個=48ビットを表現することができる。
図4(b)は、図3のドットパターン101において、1個の情報ドット104毎に2ビットに符号化する方法であり、+方向および×方向にドットをずらして各2ビットに符号化し、2ビット×16個=32ビットを表現している。これにより、1ブロック分のドットパターン101で、本来48ビットの数値情報を定義できるが、用途によって分割して32ビット毎に数値情報を与えることができる。+方向および×方向の組み合わせによって最大216(約65000)通りの情報ドットの配置パターンが実現できる。
なお、これに限定されずに、16方向に配置して4ビットを符号化することも可能であり、種々の方向に配置し、符号化を変更できることは勿論である。
キードット102、基準格子点ドット103および情報ドット104のドットの径は、見栄えと、紙質、印刷の精度、センサユニット3の解像度および最適なデジタル化を考慮して、0.03〜0.05mm程度の範囲にあることが望ましい。
また、撮像面積に対する必要な情報量と、各種ドット102,103,104の誤認を考慮して基準格子点ドット103の間隔は縦・横それぞれ、0.3〜0.5mm程度の範囲にあることが望ましい。基準格子点ドット103および情報ドット104との誤認を考慮して、キードット102のずれは格子間隔の20%前後が望ましい。
この情報ドット104と、4点の基準格子点ドット103で囲まれた仮想中心点105との間隔は、隣接する基準格子点ドット103と仮想中心点105間の距離の15〜30%程度の間隔であることが望ましい。情報ドット104と仮想中心点105間の距離がこの間隔より大きいと、基準格子点ドット103と情報ドット104が塊として視認されやすく、ドットパターン101が模様として見苦しく見えるからである。逆に、情報ドット104と仮想中心点105間の距離がこの間隔より小さいと、仮想中心点105を中心にしてベクトル情報を持たせた情報ドット104がどの方向に位置しているかの認識が困難になるためである。
図3に示すように、1個のドットパターン101は、4×4個のブロック領域で構成されたドットパターン101であり、各ブロック内には2ビットの情報ドット104が配置されている。この情報ドット104の集合を構成する1ブロック分のドットパターン101のドットコードフォーマットを示したものが図5である。
図5(a)に示すように、1個のドットパターン101中には、パリティチェック、コード値が記録されている。(b)は、パリティチェック、コード値、XY座標値が記録されている。なお、ドットコードフォーマットは任意に定めることができる。
図6は、ベクトル情報を持たせた情報ドット104と、その符号化の他の形態を示す例である。この事例のように、情報ドット104について基準格子点ドット103または基準格子点で囲まれた仮想中心点105から長・短の2種類を使用し、ベクトル方向を8方向とすると、4ビットを符号化することができる。このとき、長い方が隣接する仮想中心点105間の距離の25〜30%程度、短い方は同じく15〜20%程度が望ましい。ただし、誤認しないよう、長・短の情報ドット104の中心間隔は、これらの情報ドット104の径より長くなることが望ましい。
4点の基準格子点ドット103または基準格子点で囲まれた情報ドット104が複数あると、隣接するドットが塊として視認されやすく模様が発生するため、見栄えを考慮し1ドットが望ましい。しかし、見栄えを無視し、情報量を多くしたい場合は、1ベクトル毎に、1ビットを符号化し、情報ドット104を複数のドットで表現することにより、多量の情報を有することができる。たとえば、同心円8方向の8ベクトルでは、4点の基準格子点ドット103または基準格子点で囲まれた情報ドット104が0〜8個で8ビットが符号化でき、同心2重円8方向の16ベクトルでは、1ブロックの情報ドット104が0〜16個で16ビットが符号化できる。
図7は、同心2重円8方向の16ベクトルの情報ドット104と符号化の例であり、(a)は情報ドット104を2個、(b)は情報ドット104を4個および(c)は情報ドット104を5個配置したものを示すものである。
図8はドットパターン101の変形例を示すものであり、(a)は情報ドット104を囲む4点の基準格子点ドット103または基準格子点からなる正方形または矩形領域を6個配置型、(b)は前記領域を9個配置型、(c)は前記領域を12個配置型、(d)は前記領域を36個配置型の概略図である。
図3に示すドットパターン101は、1ブロックに16個(4×4)の情報ドット104を配置した例を示している。しかし、この情報ドット104は1ブロックに16個配置することに限定されずに、図7〜8に示すように、情報ドット104を囲む4点の基準格子点ドット103または基準格子点からなる領域、および当該領域で定義される情報ドット104の符号化を種々変更することができる。
<ドットパターンの説明 GRID5>
次に、ドットパターン101の他の形態であるディレクションドットについて図9を用いて説明する。
本ドットパターンは、ブロックの配置・構成によって、ドットパターンの方向を定義したものである。図9(a)において、まず基準点ドット106a〜106eが配置されている。この基準点ドット106a〜106eを結ぶ線によってブロックの向きを示す形状(ここでは上方を向いた5角形)が定義されている。そして、この基準点ドット106a〜106eに基づいて仮想基準点106f〜106iが配置され、この仮想基準点106f〜106iを始点として方向と長さを有するベクトル終点に情報ドット104が配置されている。このように、同図では、ブロックの向きを基準点の配置の仕方によって定義することができる。そしてブロックの向きが定義されることによって、ブロック全体の大きさも定義されることになる。
なお、図9(a)においては、基準点ドット106a〜106eと情報ドット104は全て同一形状のもので説明したが、基準点ドット106a〜106eを情報ドット104の径とは異なる径としてもよい。また、この基準点ドット106a〜106eと情報ドット104とは識別可能であればいかなる形状としてもよく、三角形、四角形それ以上の多角形であってもよい。
図9(b)は、図9(a)に示したブロックを縦横方向に2個ずつ連結したものである。ただし、図9(a)に示したブロックの配置は縦横方向に限定されず、いかなる配置をして連結してもよい。
図10は、本発明に用いられる媒体17およびディスプレイ18について説明する図である。
上述したように、利用者は、リモコン装置1でドットパターン101が印刷された媒体17にタッチすることにより、セットトップボックスやテレビの操作やコンテンツの再生等を操作する。同図(a)は、そのような媒体17について説明する図である。 媒体17には、アイコン、テキスト、図表、イラスト、写真等のグラフィックが印刷されており、各グラフィックの同一表面上にドットパターン101が印刷されている。ドットパターン101は、各グラフィックに対応しており、利用者がリモコン装置1でドットパターン101にタッチすると、グラフィックが示した内容に対応する処理が行なわれる。例えば、「録画」と記載されているアイコンの同一表面上に印刷されたドットパターン101にタッチすると、テレビ番組等の録画が行なわれる。
同図(b)は、本発明の他の実施形態を示すものである。本発明においては、ドットパターン101が印刷された媒体17に限らず、ドットパターン101が表示されたディスプレイ18を用いることも可能である。
このようなディスプレイ18においては、ディスプレイ18の一部にドットパターン101が表示されている。そして、ディスプレイ18には、各ドットパターン101と対応するようにアイコン、テキスト、図表、イラスト、写真等の画像が表示される。
利用者は、リモコン装置1でディスプレイ18上のドットパターン101にタッチする。すると、媒体17にタッチした場合と同様に、被制御装置において、画像の内容に対応する処理が行なわれる。
図11(a)は、ドットパターン101を印刷した透明シートである情報入力補助シート(グリッドシート19)を媒体17上に配置した場合、(b)は、グリッドシート19をディスプレイ18上に貼付した場合について説明した図である。
グリッドシート19に印刷されているドットパターン101は、XY座標値および/またはコード値を所定のアルゴリズムでパターン化したものである。ユーザは、透視した媒体あるいはディスプレイ画面の指示に従って、リモコン装置1でグリッドシート19にタッチする。リモコン装置1は、ドットパターン101を読み込み、ドットパターン101を解析し、グリッドシート19上のXY座標値を求め、更にディスプレイ上のXY座標値に変換する。
こうした操作によって、グリッドシート19を用いることによってタッチパネル形式の入力が実現され、安価で利便性に優れたタッチパネルを提供することが可能となり、さらに、インターネットサイトを閲覧している場合に、リンク情報が設定されていない情報であっても、関連情報を検索して参照すること等も可能となるが、こうした際に本リモコン装置1は最適な形態を提供するものとなっている。
グリッドシート19の構造については、グリッドシート19は透明フィルムで形成されており、ドットパターン101が印刷されている。同図(a)に示す、媒体17上に配置して用いるグリッドシート19は、裏面側(媒体側)から、透明赤外線拡散反射層、ドットパターン層、保護用透明シートが層になって構成されている。
赤外線拡散反射層は、一面側からの赤外線を拡散反射するとともに、可視光を透過する特性を有する。赤外線照射手段から照射した赤外線は、まずドットパターン層のドット部で吸収され、それ以外の領域では透過する。次に透過した赤外線は赤外線拡散反射層で拡散反射し、ドット部を除いてドットパターン層を透過する。
保護用透明シートは、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)等、可視光線および赤外線を透過する材料で生成されている。ドットパターン101を繰り返しリモコン装置1でタッチすると、ドットが磨耗し、正確にドットパターン101を読み取れなくなるという問題が生じる。そこで、保護用透明シートを設けることにより、ドットの磨耗と汚れを防ぎ、シートを長期間使用することが可能となる。
また、同図(b)に示す、ディスプレイ18上に貼付して用いるグリッドシート19は、裏面側(ディスプレイ18側)から、粘着層、赤外線拡散反射層、ドットパターン層、保護用透明シートで構成されている。
粘着層は、取り外し可能な材質で生成されている。このような粘着層を設けることにより、グリッドシート19をディスプレイ18に容易に貼り付けることが可能となる。
赤外線拡散反射層、ドットパターン層、保護用透明シートについては、媒体17に用いるグリッドシート19と同様であるので、説明を省略する。
図12は、ドットパターン101が印刷された媒体17またはドットパターン101が表示されたディスプレイ18の他の形態を示した図である。同図(a)では、印刷面上に、アイコン、テキスト、図表、イラスト、写真等のグラフィックと、ドットパターン101とが重畳印刷されている。同図(b)では、ディスプレイ18上に、アイコン、テキスト、図表、イラスト、写真等の静止画像または動画像と共に、ドットパターン101が重畳表示されている。
このように、ドットパターン101は、グラフィックと重畳して印刷・表示することが可能である。
図13は、グリッドシート19にグラフィックを印刷した場合について説明した図であり、(a)はグリッドシート19を媒体17上に配置した状態を示した図であり、下部に録画、取消等のグラフィックが重畳印刷されている。(b)はディスプレイ18上に貼付した状態を示した図であり、右側に録画、取消等のグラフィックが重畳印刷されている。
このように、グリッドシート19には、ドットパターン101とグラフィックを重畳印刷することが可能である。
図14は、赤外線発信部9(送信部)について示す説明図である。同図に示すように、装置本体2の上部に第1の赤外線発信部9a、左部に第2の赤外線発信部9bが設けられている。
このように複数の赤外線発信部を設けることにより、同図(a)のように利用者がリモコン装置1をペン持ちして媒体上のドットパターン101をタッチして被制御機器を制御する場合であっても、同図(b)に示すようにリモコン装置1を握り持ちして、十字キー7を操作して被制御機器を制御する場合であっても、赤外線を確実に被制御機器の赤外線受光部4に送信することが可能となる。
本リモコン装置1は、上記のような特徴があるため、ドットパターンを用いた被制御装置に対してだけでなく、ドットパターンを用いていない既存のテレビ受信装置やセットトップボックス等の被制御装置に対しても、操作が簡便で利便性に富みユーザに対する親和性の優れたリモコン装置として用いることができることはいうまでもない。
図15は、赤外線を送信する機能について説明する図である。利用者がリモコン装置1の光学読取部3でドットパターン101にタッチすると、リモコン装置1内部のCPUは、読み取ったドットパターン101をドットコードに変換し、FM(フラッシュメモリ)内に登録された赤外線コードテーブル(詳細は後述)を参照して、ドットコードに対応する赤外線コードを読み出す。利用者が複数のドットパターン101に連続してタッチした場合には、読み出したドットコードを赤外線コードに変換し順次メモリに記憶していく。そして、利用者が送信ボタン14を押すと、リモコン装置1のCPUは、メモリに記憶した複数の赤外線コードを順番に被制御装置の赤外線受光部4に向けて送信する。
このように、本発明に係るリモコン装置1は、複数の赤外線コードをいったんリモコン装置1内部のメモリに保存し、のちに一括して出力・送信することが可能である。利用者は、連続して光学読取部で読み取ったドットパターンを送信コードに変換して、1または2以上の信号を一括して送信することができるため、一つのドットパターン101をタッチするごとに赤外線コードが赤外線受光部4で受光できたかを、いちいち確認する必要がないため、より利便性、操作性に優れたリモコン装置1を提供することができる。
図16は、赤外線コードテーブルおよび送信ボタン14のリピート機能について説明した図である。
上述したように、リモコン装置1のFM内には、赤外線コードテーブルが登録されている。赤外線コードテーブルは、ドットコードと赤外線コードとの対応を示すテーブルである。赤外線コードは、テレビ等の制御対象機器のオペレーションを指示するオペレーション指示コードを含んでいる。例えば、読み取ったドットコードが53001である場合、オペレーションは、電源ON/OFFである。
CPUは、赤外線コードテーブルからドットコードに対応する赤外線コードを読み出し、読み出した赤外線コードを、赤外線発信部9から被制御装置の赤外線受光部4に向けて送信する。テレビ受信装置は、受信した赤外線コードに対応したオペレーション、例えば、電源をONにする等の処理を実行する。
リモコン装置1から送信された赤外線信号が被制御装置に届かない場合、被制御装置は赤外線コードに対応したオペレーションを実施することができない。この場合に、利用者が送信ボタン14を押すと、直前に送信した赤外線コードと同一の赤外線コードが送信される。このように、送信ボタン14はリピート機能を有している。
このようにリモコン装置1は、リピート機能を有する送信ボタンを設けられている。例えば、赤外線信号を送信して、障害物等のために送信信号が被制御装置で認識できなかった場合でも、容易に送信コードを再送信することができる。
図17は、リモコン装置1の構造および操作部6の配置について説明する図である。図17(a)に示すように、リモコン装置1が、センサユニット3(光学読取部)を下方にしてペン持ちして操作する構造である場合には、操作部6が設けられている傾斜面5が操作者側に対面するように配置されている。
同図(b)は、センサユニット3を操作者方向に向けるようにして握り持ちして操作する構造であるリモコン装置1について示す図である。この場合、操作部6が被制御装置方向に向くように配置されている。
このように、リモコン装置1の構造を異ならせることによって、リモコン装置1をペン持ちあるいは握り持ちなど様々な持ち方をする場合でも、操作が容易で利便性に富んだリモコン装置1を提供することができる。
図18は、操作部6の構造について説明する図である。18(a)は、十字方向に操作可能な十字キー7が独立して複数配置されている状態を示した図である。操作部6上部に配置された十字キー7aは、メニュー表示の項目の選択を上方向に移動したい場合に用いる。同様に、操作部6下部に配置された十字キー7bは下方向に移動する際に、右部に配置された十字キー7cは右方向に移動する際に、左部に配置され十字キー7dは左方向に移動する際に用いられる。
同図(b)は、操作部6の他の構造について説明する図である。同図では、十字方向に操作可能なリング状に一体化した十字キー7が1個配置されている。操作者が、円盤状に一体化した十字キー7の上方向の領域およびその近傍を押すと、メニュー表示の項目の選択が上に移動する。同様に、リング状に一体化した十字キー7の下方向の領域およびその近傍を押すと下に移動し、リング状に一体化した十字キー7の左方向の領域およびその近傍を押すと左に移動し、リング状に一体化した十字キー7の右方向の領域およびその近傍を押すと右に移動する。
図19は、決定ボタン8を有する操作部6について説明する図である。決定ボタン8は、所定の操作を選択した後に、その選択した内容を確定するためのものである。同図(a)および(b)に示すように、決定ボタン8は、十字キー7の中央に設けられている。または、(c)および(d)に示すように、十字キー7の外側近傍に設けられていてもよい。なお、(c)および(d)では十字キー7の下部に設けられているが、これに限らず、十字キー7の外側近傍であればどこに設けられていてもよい。
また、決定ボタン8は、リモコン装置1の傾斜面5だけでなく、図1で示したように、装置本体2の前面下部にも第2の決定ボタン8aが配置されている。このように、2個の決定ボタン8および8aを設けることにより、装置本体2を握り持ちした場合およびペン持ちした場合のどちらの場合であっても、決定ボタン8または8aを容易に押すことが可能となるため、利用者にとって利便性の高いリモコン装置1を提供することが可能となる。なお、決定ボタン8および/または8aは、マウスの左右のボタンと同様の機能を兼用してもよい。
図20は、ポインティングデバイス20を有する操作部6の構造について説明する図である。同図(a)および(b)は、十字キー7が十字キー7の中央に設けられている場合、(c)および(d)は、十字キー7の外側近傍に設けられている場合について説明した図である。なお、(c)および(d)では十字キー7の下部に設けられているが、これに限らず、十字キー7の外側近傍であればどこに設けられていてもよい。
利用者は、ディスプレイ上に表示されたカーソルを移動したい方向にポインティングデバイス20を傾けるように押指圧する。また、ポインティングデバイス20を垂直に押指圧することにより決定ボタン8を兼用することができる。なお、十字キー7を省いてポインティングデバイス20だけを設けて、ディスプレイ上に表示されたカーソルの移動および/または項目の選択・決定を行ってもよい。
図21〜22は、上記で説明した操作部6を用いずに項目の選択・決定を行なう方法について説明する図である。
本実施例では、ディスプレイ18に所定のメニューが表示され、メニュー中の複数の項目が選択可能な状態にあるとき、所定時間内のリモコン装置1の長軸の傾きを認識することにより、項目の選択・決定を行なうものである。
すなわち、リモコン装置1をジョイスティックに見立てる。そして、図21(a)の(1)に示すリモコン装置1の初期傾斜状態から、反操作者方向への1回の所定角度以上の傾倒動作(図21(a)の(2))または操作者側への1回の所定角度以上の傾倒動作(図21(a)の(3))によって、1個上または下の項目が選択される。また、操作者からみて1回の所定角度以上の左側方向への傾倒動作(図22(a)の(2))、または操作者からみて1回の所定角度以上の右側方向への傾倒動作(図22(a)の(3))によって1個左または右の項目が選択される。
また、リモコン装置1を所定時間内に初期の傾斜状態に戻せば次の操作を実行するための待ち状態となり、所定時間を超えると、リモコン装置1の初期の傾斜状態に戻すまで上・下・左・右方向の項目が次々と所定の経過時間毎に表示・選択される。
また、図21(b)〜(d)および図22(b)〜(d)は、リモコン装置1を傾けることにより十字方向の操作を行なう他の方法について説明したものである。
リモコン装置1は、認識を開始する際に媒体17面に対してリモコン装置1を概ね垂直にしてセンサユニット3を接触させた状態を初期の傾斜状態とし、初期傾斜状態においてセンサユニット3で読み取った画像の明暗状態を初期の明暗状態としてキャリブレーション設定を行ない、前記センサユニット3を接触させたままリモコン装置1を傾けた際の角度の変化を、センサユニット3で撮影された画像の明暗状態と初期の明暗状態の差分によって相対的に認識する。すなわち、21(b)〜(d)および図22(b)〜(d)に示すように、センサユニット3を接触させたままリモコン装置1を傾けると、傾けた方向が明るくなる。これにより、上述した十字方向の操作がより直感的に可能となる。
また、明暗状態の差分によって相対的にリモコン装置1の傾きを認識することにより、光学読取部の製造上でのロット個体差や、媒体面に接触した際の媒体面に対するリモコン装置本体の角度等に係わらず、感覚的な傾け操作を正確に認識できる。
図23は、リモコン装置1が媒体17と非接触の状態について説明した図である。この場合は、同図(b)のように光学読取部3で読み取った画像は真っ暗となり、光学読取部3による一切の操作やコンテンツの再生等が不可状態となる。
図24は、ディスプレイ18上にカーソル21が表示されている場合において、図21〜22に示す操作を行なった場合のカーソル21の移動について説明した図である。
リモコン装置1は、ディスプレイ18上にカーソル21が表示され、所定の項目が選択中の決定待ち状態か、もしくは同図(a)に示すように非選択状態である場合に、図21〜22と同様に、リモコン装置1をジョイスティックに見立て、リモコン装置1の傾斜状態から、任意の方向に所定の角度以上傾けると、同方向に傾けて変化した角度に対応した所定のアルゴリズムでカーソル21が移動する。そして、同図(b)に示すようにカーソル21が項目上に位置している状態では項目が選択中となり、本体を初期の傾斜状態に戻せばカーソル21の移動が停止され、次の操作を実行するための待ち状態となる。
現在、インターネットテレビ等、カーソル21が表示される被制御装置が増加している。本発明によれば、より直感的で容易な操作でカーソル21を移動させることが可能なリモコン装置1を提供することができる。
図25は、リモコン装置1の他の形態について説明したものである。装置本体2には、ディスプレイ18上に表示されたカーソル21の位置に対応する操作を任意に実行する、マウスの左右のボタンと同一の機能を有する2個のボタン(右ボタン22および左ボタン23)が設けられている。同図(a)では、傾斜面5の下部に設けられており、同図(b)では、装置本体2の前面下部に設けられている。装置本体2前面下部に設けることにより、装置本体2をペン持ちした状態でカーソルを移動した後に決定ボタン8を容易に押すことができる。なお、マウスの左右のボタンと同様の機能を有するボタンは、1または2以上であってもよい。
図26〜28は、本発明の他の実施形態を示したものである。
同図に示すリモコン装置1は、複数の操作ボタンをそなえた操作部6と、操作部6が設けられた装置本体2と、装置本体2の一部に設けられた赤外線発信部9、とから構成されている。
そして、赤外線発信部9は、直接光を装置本体2側に照射する1または2以上の赤外線発光素子24と、本体側に設けられた凸状鏡面部25と、からなり、赤外線発光素子24から照射された赤外線が凸状鏡面部25で多方向に反射して、図26に示すように照射領域を拡大する。
本発明に係るリモコン装置1は、凸面で赤外線の照射領域を拡大可能な構造となっているため、リモコン装置1を立設した状態または倒した状態で被制御装置に対して、どのようにリモコン装置1を配置しても的確に赤外線を照射できる。そのため、従来は赤外線照射角が60度程度のLED(赤外線発光素子24)を2か所に配置する必要があったが、凸状鏡面部25を設けることにより、赤外線の照射領域をさらに拡大可能とし、単一のLED(赤外線発光素子24)で足りるため部材費の低減と消費電力の大幅低減が可能となる。
なお、凸状鏡面部25は、本体形状に沿って1次元方向に凸状方向に形成されているもののほか、図27に示すように、2次元方向に凸状に形成されていてもよい。これによって、リモコン装置1をさらにどのような角度で操作しても、確実に赤外線信号を被制御装置に到達させることができる。さらに、赤外線発光素子24は、凸状鏡面部25のいずれか一端側のみに設けてもよいが、両端にそれぞれ配置してもよい。
また、凸状鏡面部25の役割は赤外線の反射によって照射範囲を広げることにあるので、図28に示すように、凸状鏡面部の代わりに、同様の機能を有する拡散反射板を用いてもよい。
<実施例2>
本発明を実施するための第2の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図29は、本発明の実施形態であるリモコン装置1とともに用いるペーパーリモコン(媒体)の図である。
ユーザがリモコン装置を用いて、被制御装置としてA社製のテレビとB社製のテレビを、汎用ペーパーリモコンを用いて操作する例について説明する。
ペーパーリモコンには、リモコン操作アイコン、テレビ操作アイコンが印刷されている。リモコン操作アイコンには、重畳して送信コード変換テーブルドットコードが印刷されており、テレビ操作アイコンには、重畳してテレビ操作に関するドットコード、リモコンへの前回選択赤外線コードの再送命令に関するドットコードが印刷されている。
ユーザがA社製のテレビを操作しようとする場合、まず、リモコン装置の光学読取部で「A社」と書かれたメーカーアイコンをタッチする。当該アイコンに重畳印刷されているドットパターンを解析し、送信コード変換テーブルナンバー01を求め、これにより図30(a)に示すA社用の送信コード変換テーブルを記憶手段から呼び出され、かつ、リモコンの操作部の各ボタンにA社用の制御信号を割り当てられる。係るリモコン装置の状態を便宜上、A社モードと呼ぶ。
A社モードでペーパーリモコンの操作アイコンの「電源」をリモコン装置の光学読取部でタッチした場合、そこに重畳印刷されたドットパターンから操作アイコンドットコード1001を解析し、A社用の送信コード変換テーブル01を参照して係るコードに対応する赤外線コードを発光する。A社用の送信コード変換テーブルは他の送信コード変換テーブルナンバーを読み取らない限り変更されないので、以後、操作アイコンをタッチするだけでA社製のテレビを操作することができる。
ユーザがB社製のテレビを操作しようと視する場合、リモコン装置の光学読取部で「B社」と書かれたメーカーアイコンをタッチする。当該アイコンに重畳印刷されているドットパターンを解析し、送信コード変換テーブルナンバー02を出し、これにより図30(b)に示すB社用の送信コード変換テーブルを記憶手段から呼び出し、かつ、リモコンの操作部の各ボタンにB社用の制御信号を割り当てる。係る状態を便宜上、B社モードと呼ぶ。以下の操作に関してはA社モードと同様なので割愛する。
「再送信」アイコンをタッチすると、そこに埋め込まれたドットコードがリモコンへの前回選択赤外線コードの再送命令に関連づけられていることから、モードに関わりなく、前回選択した赤外線コードを発光する。前回選択した赤外線コードは所定の方法でリモコン装置内に設けた記録手段により保存されている。
また、リモコン装置に備えられた操作ボタンには前述のように、各モードにおいて、各メーカー用の制御信号が割り当てられているので、ユーザは操作ボタンを用いてTVを操作することも出来る。
このように、本発明で最も重要な点は、リモコン装置でペーパーリモコンをタッチして被制御装置を確定すると、それに連動して直ちにリモコン装置に備えられた一部もしくは全ての操作部が被制御装置を操作するリモコン装置に変身することである。
これを実現するために、リモコン装置内に図31に示す被制御装置毎の操作ボタン(操作部)−操作指示(赤外線コードもしくはリモコン制御等)テーブルが内蔵メモリに記録されている。
上記テーブルを指すテーブル番号は、ペーパーリモコンをタッチして選択された被制御装置や被制御装置の入出力設定と関連付けられており、選択後、対応するテーブル番号の各種操作ボタン(操作部)−操作指示テーブルが内蔵メモリから呼び出され、これを参照してその後に操作したボタンの指示をリモコン装置が被制御装置に対して実行する。ここで、ペーパーリモコンをタッチしなくても、リモコン装置でディスプレイに表示されたメニューから、新たな被制御装置や被制御装置の入出力設定を所定の選択手段で選択してもよい。また、リモコン装置の所定のボタンやポインティングデバイス、十字キー等の所定の操作に割り当ててもよい。さらに、リモコン装置を媒体面に立てて、傾斜させる所定の操作で割り当てて、被制御装置や被制御装置の入出力設定を選択してもよい。なお、各種操作ボタン(操作部)−操作指示テーブルは、外部メモリやPC、携帯電話、インターネット、ケーブルTVに接続して、新たなテーブルをリモコン装置内蔵の記憶装置に追加変更できる。もちろん、内蔵メモリの代わり、もしくは、追加のメモリとして外部メモリをリモコン装置に挿入した状態で上記の実行も可能である。
図32は、本発明の実施形態であるリモコン装置1とともに用いる別のペーパーリモコン(媒体)の図である。
ユーザがリモコン装置を用いて、被制御装置としてA社製のテレビのみを、A社専用のペーパーリモコンを用いて操作しようとする例について説明する。
係る例におけるリモコン装置には、図33に示す送信コード変換テーブルが記録されている。操作アイコンに埋められた操作アイコンドットコードは、企業コード・機種コード・命令コードを含む1つの赤外線コード、もしくは、複数の連続する赤外線コード群に関連付けられている。
係るペーパーリモコンを企業側が用意すれば、ユーザは各アイコンをリモコン装置でワンタッチするだけでいろいろな操作を行うことが出来る。
さらに別の例について説明する。
例えば、TVモニターにケーブルTV用STBが接続され、TVモニターの電源が入っている場合、リモコン装置で「電源アイコン」にタッチすると、まず、STBに対して、“電源ON”の赤外線コードを送信してSTBの電源を入れる。次に、BS放送用のペーパーリモコンの「132CH」にタッチすると、“CATV放送”の赤外線コードを送信し、続いて、所定のインターバル後、赤外線コードを’CH1’、’CH3’、’CH2’の順に所定のインターバルをおいて送信してCATV132CHを受信し、TVモニターに表示することができる。ここで、図示していないが、「TV電源アイコン」を設け、TVモニターが電源が入っていない場合、上記アイコンをタッチすると、“TV電源ON”の赤外線コードを送信してTVモニターの電源を入れ、続いて所定のインターバル後に、STBが接続されているTVモニターの入力切り替えが行われ、STBからの入力信号をTVモニターで表示できるようになる。ここで、一般的に、TVモニターの電源を入れると、入力がTVとなり、次に入力切り替えの赤外線コードを送信すると、入力1となる。もし、入力3にSTBが接続されている場合は、電源を入れてTVにつながった後に、所定のインターバル後に、入力切り替えの赤外線コードを所定のインターバルを置き、3回送信することになる。ただし、最近のTVモニターで、接続されているかどうかを認識している場合は、接続された分の切り替え信号だけ送信することになる。
もし、TVモニターの電源が入っていて、入力信号がSTBとは異なるメディアが入力設定されているか、もしくは、TV信号ケーブルが直接TVモニターに接続している場合では、“TV電源ON”をタッチして、一旦、TVモニターの電源を切り、再度、上記アイコンをタッチして、TVモニターの電源を入れ、STBに入力切り替えを行う必要がある。ここで、別途、図示しないが「STB接続アイコン」を設け、TVモニターが他のメディアを表示している場合(STBからの信号を受信していない場合)、上記アイコンをタッチするだけで、STBの入力にワンタッチで切り替えることができる。さらに、TVモニターに複数のメディアが接続されている場合、例えば、STB、ブルーレイ録画再生機、BS放送が接続されていたとすると、それぞれ「STBアイコン」、「ブルーレイアイコン」、「BSアイコン」をペーパーリモコンに設け、モニターTVの電源が入っている際に、いずれかのアイコンにタッチすると、TVモニターにその機器の信号が入力されるよう入力切り替えが行われる。具体的には、モニターTVと’入力1’にSTB、’入力2’にブルーレイ、’入力4’にBSがつながっていると、「STBアイコン」をタッチすると、TVモニターがどのメディアの信号を入力していたとしても、それに関係なく、まず、“TVCH1”(これは、どのチャンネルでもよい)の赤外線コードを送信し、TVモニターで自身のTVを一旦表示し、次に、所定のインターバルを置いて、1回だけ“入力切り替え”の赤外線コードが送信され、STBからの入力信号が’入力1’としてTVモニターに表示される。次に、「ブルーレイアイコン」をタッチすると、「STBアイコン」と同様に、まず、“TVCH1”の赤外線コードを送信し、次に、所定のインターバルを置いて、“入力切り替え”の赤外線コードを、所定のインターバルで2回送信して、ブルーレイの信号をTVモニターで表示することができる。次に、「BS放送アイコン」をタッチすると、“CH1”の赤外線コード送信後、TVモニターの’入力3’には、何と接続されていないため、’入力4’につなげるために、“入力切り替え”の赤外線コードを、所定のインターバルで3回送信して、BSの信号をTVモニターで表示することができる。
以上のように、TVモニターに接続される機器が、TVモニターの入力の何番目であるかを確認すれば、図34に示すように、所定のアイコンに“CH1”の赤外線コードと“入力切り替え”の赤外線コードを、所定のインターバルで何回送信すればよいかを関連付けて、ワンタッチでTVモニターに接続されている機器の信号を入力できるように設定することが可能となる。
また、上記の全てのインターバルは、機器によって異なる場合が多く、その設定も、図29に示すように、最初は最も短いインターバルで複数の信号を連続して送信して、正常に作動するかを確認し、不可であれば、徐々にインターバルを長くして、適正なインターバルを機種毎に設定し、機種を特定する。
ペーパーリモコンの各種アイコンに関連付けることにより、1回のタッチで、複数の赤外線コードを連続して送信し、簡単に番組を選局できる。
以上のような作業は、リモコン装置とペーパーリモコンで全て行えるが、TVモニターに接続されるSTBやブルーレイ等の被制御装置と、“入力切り替え”赤外線コードを何回送信するか、連続して送信する場合のインターバルは何秒にするか等の入出力設定を特定する特定情報を、リモコン装置の操作ボタンに割り付けてもよい。そうすることによって、リモコン装置を使用するときにまず、割り付けたボタンの操作を行うことによって、ペーパーリモコンが無くても毎回、観たいメディアの初期設定を簡単に行うことができる。
ここでは、TVモニターで表示するための接続と、接続された機器の制御を中心に記したが、正にコンピュータそのものであるインターネットTV等の被制御装置である場合、プリンターやWebカメラ、携帯電話等、双方向で多量なデータをやりとりするような入出力機器に対しては、そのインターフェイス(USB,DVi、D−SUB等)の割り当て情報や信号の送受信の方法(プロトコル等)の選択情報を設定し、所定のアイコンに関連付け、それをリモコン装置でタッチすることにより、様々な機器との接続や信号の送受信を簡単に行うことができる。
もちろん、被制御装置や、これに接続される入出力装置の様々なインターフェイスや信号の送受信の方法をドットコードに関連付け、設定マニュアルにドットコードが印刷され、その説明に基づき、以上の設定を行うことができる。また、各種設定用ドットパターンは、被制御装置の操作、各種インターフェイスや入出力信号の選択を意味するアイコン画像と重畳印刷することにより、直感的にアイコンをタッチして操作できる。さらに、日常的に使用するペーパーリモコンは、自分の好みの機器や番組だけを、関連付けられたドットコードとアイコンを自由にレイアウトして、重畳印刷することにより、カスタマイズしたマイリモコンとして利用できるものである。
本発明によれば、複雑なリモコン操作を要するデジタル放送やケーブルTV、インターネットTVが普及する現代において、ユーザにとって利便性、操作性および親和性に優れたリモコン装置を提供することができる。こうしたリモコン装置は、種々の家電機器や電子機器等の制御において広く利用することが可能であり、情報入出力の新しい形態として利用することが可能である。

Claims (28)

  1. 所定の媒体面上に設けられ、コード値および/または座標値からなるドットコードが所定のアルゴリズムに基づいてパターン化された、光学的に読取り可能なドットパターンを読取るための光学読取部と、
    該光学読取部を備えた本体と、
    該本体内に設けられ、該光学読取部から読取られた該ドットパターンから該ドットコードを解析し、予め記憶された送信コード変換テーブルに基づき、該ドットコードに対応する1または2以上の送信コードに変換する変換部と、
    該本体の所定位置に設けられ、被制御装置を制御する複数の操作ボタンからなる操作部と、
    該本体の所定位置に設けられ、該変換部によって変換された該送信コードおよび該被制御装置を制御するための該操作部の操作による制御信号を、該被制御装置に対して送信する送信部と
    からなるリモコン装置であって、
    該光学読取部による、該被制御装置を特定するドットコードおよび/または該被制御装置の入出力設定を特定するドットコードの読み取りに連動して、
    該制御信号が、該操作部の操作により、前記送信部から該被制御装置に対し、1個または複数個連続して送信される
    ことを特徴とするリモコン装置。
  2. 前記ドットコードの読み取りにより、前記被制御装置を特定する情報および/または被制御装置の入出力設定を特定する情報である特定情報は、
    前記操作部の特定の操作ボタンに関連づけられ、
    該特定情報に基づいた前記制御信号は、
    該操作ボタンの操作を他の操作ボタンの操作に先立って行うことにより、
    該他の操作ボタンが操作された際に、
    前記送信部から該被制御装置に対し、1個または複数個連続して送信されることを特徴とする請求項1に記載のリモコン装置。
  3. 前記被制御装置の入出力設定の特定は、
    該被制御装置に連携する入出力機器に対する、該被制御装置におけるインタフェイスの割り当て情報
    および/または
    該被制御機器と該入出力機器との入出力信号の選択情報
    に基づき行われる
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のリモコン装置。
  4. 前記制御信号が前記送信部から前記被制御装置に対して複数連続して送信される場合の送信間隔の設定は、各種送信間隔を関連付けた前記ドットコードを、前記光学読取部で読み取ることにより行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリモコン装置。
  5. 前記被制御装置の特定は、媒体面にドットパターンとして印刷された製品コードを関連付けた前記ドットコードを、前記光学読取部で読み取ることにより行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリモコン装置。
  6. 前記被制御装置の入出力設定の特定は、媒体面にドットパターンとして印刷された、前記入出力機器の被制御装置におけるインタフェイスの割り当てコードおよび/または入出力機器との入出力信号コードを関連付けたドットコードを、前記光学読取部で読み取ることにより行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリモコン装置。
  7. 前記媒体面には、前記製品コードおよび/または、前記入出力機器の被制御装置におけるインタフェイスの割り当てコードおよび/または入出力機器との入出力信号コードとともに、前記被制御装置の制御が前記ドットコードに関連付けられてドットパターンとして印刷された請求項1〜4のいずれかに記載のリモコン装置。
  8. 前記媒体面に印刷されたドットパターンには、前記被制御装置および/または、前記入出力機器の被制御装置におけるインタフェイスの割り当ておよび/または入出力機器との入出力信号の選択を意味するアイコン画像が重畳印刷されていることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のリモコン装置
  9. 請求項8に記載の媒体であって、
    ドットコードが、
    各家庭に設置された被制御機器の情報、および、該被制御機器同士がどのチャネルにより接続され情報が入出力されるかの情報に基づき、
    各家庭用にカスタマイズされ、
    媒体面上に設けられていることを特徴とする媒体。
  10. 前記光学読取部は、前記媒体またはディスプレイ上に印刷・表示されている、前記所定のアルゴリズムに基づいてパターン化された前記ドットパターンを、光学的に読取ることが可能な請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  11. 前記光学読取部は、前記媒体またはディスプレイ上に配置・貼付され、情報入力補助シートである透明シートに印刷された、前記所定のアルゴリズムに基づいてパターン化された前記ドットパターンを、光学的に読取ることが可能な請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  12. 前記光学読取部は、前記媒体、前記情報入力補助シートまたはディスプレイ上にテキスト、図表、イラスト、写真等の静止画または動画と共に重畳印刷・表示された前記ドットパターンを、光学的に読取ることが可能な請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  13. 前記送信部は、前記被制御装置に対して赤外線信号を送信する機能を有し、前記送信部は前記操作部近傍に1または2以上設けられた請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  14. 前記本体は、前記被制御装置に対して、前記送信部から信号を出力するための操作機能を有する送信ボタンが所定位置に設けられた請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  15. 前記本体に設けられた前記送信ボタンは、前記送信部から送信された信号が前記被制御装置で認識できなかった場合に、1または2以上の信号を再送信するためのリピート機能、
    および/または前記光学読取部で前記ドットパターンを読取ることにより行なう複数の操作の一括送信機能を有する請求項14に記載のリモコン装置。
  16. 前記リモコン装置は、ディスプレイ上に所定のメニューが表示され、当該メニュー中の複数の項目が選択可能な状態であって、所定時間内の前記本体の長軸の傾きを認識することにより項目の選択・決定が可能であり、
    前記本体をジョイスティックに見立て、前記本体の初期傾斜状態から、反操作者方向への1回の所定角度以上の傾倒動作または操作者側への1回の所定角度以上の傾倒動作によって、前記1個上または下の項目が選択され、操作者からみて1回の所定角度以上の左側方向への傾倒動作、または操作者からみて1回の所定角度以上の右側方向への傾倒動作によって1個左または右の項目が選択され、前記本体を所定時間内に初期の傾斜状態に戻せば次の操作を実行するための待ち状態となり、
    前記所定時間を超えると、前記本体の初期の傾斜状態に戻すまで前記上・下・左・右方向の項目が次々と所定の経過時間毎に表示・選択される、
    十字方向に操作可能な機能を有する請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  17. 前記リモコン装置は、前記ディスプレイ上にカーソルが表示され、所定の項目が選択中の決定待ち状態か、もしくは非選択状態であって、前記本体の長軸傾きの時間的変化を所定の方法で認識することにより、
    前記本体をジョイスティックに見立て、前記本体の傾斜状態から、任意の方向に所定の角度以上傾けると、同方向に傾けて変化した角度に対応した所定のアルゴリズムでカーソルが移動され、前記カーソルが項目上に位置している状態では前記項目が選択中となり、
    前記本体を初期の傾斜状態に戻せばカーソルの移動が停止され、次の操作を実行するための待ち状態となる、
    十字方向に操作可能な機能を有する請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  18. 前記本体は、認識を開始する際に媒体面に対して前記本体を概ね垂直にして前記光学読取部を接触させた状態を初期の傾斜状態とし、
    前記初期傾斜状態において前記光学読取部で読み取った画像の明暗状態を初期の明暗状態としてキャリブレーション設定を行ない、
    前記光学読取部を接触させたまま前記本体を傾けた際の角度の変化を、前記光学読取部で撮影された画像の明暗状態と前記初期の明暗状態の差分によって相対的に認識して、
    十字方向に操作可能な機能を有する請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  19. 前記操作ボタンは、
    少なくともディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するために用いられ、
    該操作ボタンが設けられた操作部が、
    前記本体において、前記光学読取部とは反対側の他端部に設けられ、
    該本体は、
    該光学読取部に連設され、
    利用者および/または用途により、握り持ちまたはペン持ち可能であり、
    該本体は、
    前記ドットパターンを該光学読取部が読み取る場合、該ペン持ちされ、
    前記制御信号を前記被制御機器に送信する場合、該ペン持ち、または、該握り持ちされる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  20. 前記操作部は、
    前記本体の長軸に対して前記他端部の傾斜面に設けられており、
    前記光学読取部を下方にしてペン持ちして操作する場合、
    該傾斜面が操作者と対面するように配置されているか、
    または、
    前記送信部を前記被制御装置の方向に向けるようにして握り持ちして操作する場合、
    該傾斜面が前記被制御装置と対面するように配置されている
    ことを特徴とする請求項19に記載のリモコン装置。
  21. 前記ディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するための操作部は、少なくとも十字方向に操作可能な操作ボタンが独立して複数配置されているか、
    もしくは少なくとも十字方向に1個で操作可能な操作ボタンが配置されている請求項19に記載のリモコン装置。
  22. 前記ディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するための操作部は、所定の操作を選択した後に、その選択した内容を確定するための決定ボタンを有しており、
    前記決定ボタンは、十字方向に操作するための前記操作ボタンの中央もしくはその近傍に配置されているか、
    もしくは一体のボタン本体を有しており当該ボタン本体のいずれかの部位を押圧操作することにより、各種操作および/または選択決定機能を有する請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン装置。
  23. 前記決定ボタンは、前記操作ボタンの中央または近傍、もしくは前記操作ボタンと一体にして配置されると共に、
    前記本体を握り持ちまたはペン持ちして前記光学読取部でドットパターンを読取り、前記決定ボタンを容易に押すことができる任意の位置に配置されている請求項22に記載のリモコン装置。
  24. 前記ディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するための操作部は、前記カーソルを任意の方向に、任意の距離だけ移動させ、選択項目を任意に選択・決定することが可能なポインティングスティック等の座標指示入力補助装置として用いられるポインティングデバイスを有する請求項19に記載のリモコン装置。
  25. 前記本体は、ディスプレイ上に表示されたカーソルの位置に対応する操作を任意に実行する、マウスの左右のボタンと同一の機能を有する少なくとも1個のボタンが、前記ディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するための操作部の近傍および/または、
    前記本体をペン持ちして前記決定ボタンを容易に押すことができる任意の位置に配置されている請求項19に記載のリモコン装置。
  26. 前記本体は、前記被制御装置が提供するコンテンツおよび/または操作項目を一覧表示する機能を有するメニューボタンを有し、前記メニューボタンの近傍には、メニュー項目を逐次選択した場合に、ひとつ前のメニュー表示に戻るための戻ボタンを有している請求項19に記載のリモコン装置。
  27. 前記本体は、前記被制御装置の音量を調節するためのボリュームボタンおよび前記被制御装置の電源のオン・オフ操作を行なうための電源ボタンを有する請求項19に記載のリモコン装置。
  28. 被制御装置に対して各種の操作を行なうための赤外線信号を照射するリモコン装置であって、
    複数の操作ボタンを備えたディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するための操作部と、前記ディスプレイ上に表示されている複数の選択可能なメニューの中から項目を選択するための操作部が設けられた本体と、前記本体の一部に設けられた赤外線発信部、とからなり、
    前記赤外線発信部は、直接光を前記本体側に照射する1または2以上の赤外線発光素子と、前記本体側に設けられた凸状鏡面部または拡散反射板と、からなり、
    前記赤外線発光素子から照射された直接光が前記凸状鏡面部または拡散反射板で多方向に反射して照射領域を拡大した請求項19に記載のリモコン装置。
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