JP4274927B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP4274927B2
JP4274927B2 JP2003421639A JP2003421639A JP4274927B2 JP 4274927 B2 JP4274927 B2 JP 4274927B2 JP 2003421639 A JP2003421639 A JP 2003421639A JP 2003421639 A JP2003421639 A JP 2003421639A JP 4274927 B2 JP4274927 B2 JP 4274927B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
rotation speed
speed
rotational speed
eccentric load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003421639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005177091A (ja
Inventor
勇二 平澤
智也 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2003421639A priority Critical patent/JP4274927B2/ja
Publication of JP2005177091A publication Critical patent/JP2005177091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4274927B2 publication Critical patent/JP4274927B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

この発明は、ドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機では、周囲に多数の脱水穴を有する周面略円筒形状のドラムをほぼ水平に延在した回転軸を中心に高速で回転させて、そのドラム内に収容されている洗浄後の濡れた洗濯物に含まれる水を遠心力で絞り出すことで脱水を行う。この遠心脱水の際に、ドラム内の洗濯物の偏在により生じる偏心荷重(質量のアンバランス)が原因で、外槽の振動やその振動に伴う騒音を発生することがある。遠心脱水時の振動および騒音の軽減は、ドラム式洗濯機における大きな課題の1つである。
従来の洗濯機では、遠心脱水時の振動を防止するために、たとえば、脱水立ち上げ時(ドラムの回転立ち上げ時)において、ドラムに生じている偏心荷重の大きさ(偏心荷重量)を検出し、その検出した偏心荷重量が所定の許容値を超える場合には、大きな振動が生じる可能性が高いと判断して、ドラムの回転を停止させることが行われている。
偏心荷重量は、ドラムを回転駆動するためのモータへの印加電圧を一定に維持した状態(ドラム低速回転中)で、ドラムが1回転する間における回転速度の変動量を検出し、この検出した回転速度の変動量に基づいて求めることができる(たとえば、特許文献1参照)。すなわち、ドラム内周上で偏心荷重が存在すると、ドラムの回転に伴って、その偏心荷重が最低位置を通過して最高位置に達するまでの間には、偏心荷重がドラムを減速させるように作用し、偏心荷重が最高位置を通過して最低位置に達するまでの間には、偏心荷重がドラムを加速させるように作用する。モータへの印加電圧が一定であれば、偏心荷重の移動によるドラムの速度変動は補正されないので、ドラムが1回転する間における回転速度の変動量に基づいて偏心荷重量を求めることができる。
特開平11−244592号公報
ところが、洗濯物の偏在による偏心荷重が突然に生じることがあり、上記した従来の洗濯機では、その突然に生じた偏心荷重を即座に検出することができず、ドラムに大きな偏心荷重が生じている状態でドラムがしばらくの間回転されてしまい、この間、偏心荷重に起因する振動および騒音を生じるおそれがあった。
たとえば、ドラムの内周面上である程度分散していた洗濯物の一部が突然落下して、ドラムの内周面上の最下部に洗濯物が集まることにより、ドラムに偏心荷重が生じることが考えられる。この偏心荷重が突然に発生する事態が偏心荷重量の検出開始から検出完了までの期間(ドラムの回転速度を検出している期間)中に生じても、その期間が経過して、偏心荷重量が所定の許容値を超えていることが確認されるまでは、ドラムの回転が停止されることはない。偏心荷重量の検出開始から検出完了までには、少なくともドラムが1回転するのに要する時間がかかるから、偏心荷重量の検出開始から検出完了までの期間中に偏心荷重が突然に生じた場合、ドラムが大きく振動した状態で1回転以上するおそれがある。また、ドラムの回転速度を上昇させる途中で偏心荷重が突然に生じた場合、その後、偏心荷重量が検出されて、その偏心荷重量が所定の閾値を超えていることが確認されるまでの間、ドラムが大きく振動した状態で回転され続けることになる。その結果、偏心荷重に起因する大きな振動および騒音を生じるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、洗濯物の偏在による偏心荷重が突然に生じた場合に、その偏心荷重を即座に検出できるドラム式洗濯機を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、ほぼ水平または水平方向に対して傾斜した軸線まわりに回転可能に設けられ、洗濯物を収容するためのドラム(13)と、このドラムを回転駆動するためのドラム回転駆動手段(20)と、このドラム回転駆動手段によって回転駆動されている上記ドラムの回転速度を繰り返し検出する回転速度検出手段(20c)と、所定の基準回転速度を記憶しておくための基準回転速度記憶手段(30)と、この基準回転速度記憶手段に記憶されている基準回転速度に対して所定幅以上減少した回転速度が上記回転速度検出手段によって検出されたことに応答して、上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断する偏心荷重判断手段(30)とを含み、上記偏心荷重判断手段は、上記ドラムの回転速度が予め定める回転速度に達するまでは、上記基準回転速度記憶手段に記憶されている基準回転速度に対して第1の減少幅以上減少した回転速度が上記回転速度検出手段によって検出されたことに応答して、上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断し、上記ドラムの回転速度が上記予め定める回転速度を超えた後は、上記基準回転速度記憶手段に記憶されている基準回転速度に対して上記第1の減少幅よりも小さい第2の減少幅以上減少した回転速度が上記回転速度検出手段によって検出されたことに応答して、上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断するものである、脱水立ち上げ初期に上記ドラムの回転速度を複数の速度段階に段階的に立ち上げるドラム式洗濯機において、上記ドラムの回転速度が予め定める速度段階の回転速度に達したことが上記回転速度検出手段により検出されると、検出された回転速度を暫定的に基準回転速度として上記基準回転速度記憶手段に記憶させ、上記ドラムを上記速度段階の回転速度で回転させる制御手段と、上記ドラムを上記速度段階の回転速度で回転制御している間に、上記回転速度検出手段により最新の回転速度が検出され、上記最新の回転速度の検出が予め定めるリセット時間内に行われたときは、上記基準回転速度記憶手段に記憶されている暫定的基準回転速度より大きい場合に検出された回転速度を上記基準回転速度記憶手段に上書きするように記憶させ、上記最新の回転速度の検出が予め定めるリセット時間の経過後に行われたときは、検出された回転速度を上記基準回転速度記憶手段に上書きするように記憶させる記憶値更新手段と、を含み、上記複数の各速度段階において、上記制御手段および記憶値更新手段による処理が行われ、かつ、上記偏心荷重判断手段による処理が行われることを特徴とするドラム式洗濯機である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
請求項1記載の発明によれば、ドラムの回転速度が所定の基準回転速度から一定幅以上減少したことに応答して、ドラムに洗濯物の偏在などに起因する偏心荷重が生じていると判断される。
たとえば、ドラムの内周面に分散していた洗濯物の一部が落下して、ドラムに大きな偏心荷重が突然に生じた場合、ドラムの回転に伴って、その偏心荷重が最下位置から最上位置に移動するまでの間に、ドラムの回転速度は大きく減少する。したがって、ドラムの回転速度が所定の基準回転速度から所定幅以上減少したことに応答して、ドラムに偏心荷重が生じていると判断することにより、ドラムの回転中に偏心荷重が突然に生じた場合でも、その突然生じた偏心荷重を即座に検出することができる。
ドラムが予め定める回転速度(たとえば、80rpm)以下の低速で回転している間は、ドラム内の洗濯物に大きな遠心力は作用しないから、ドラムの回転速度が上昇する間にドラム内の洗濯物がばらけることがある。また、ドラムの回転速度が低いから、偏心荷重に起因する大きな振動は生じにくい。これに対し、ドラムの回転速度が予め定める回転速度を超えた回転速度で回転し始めると、ドラム内の洗濯物に大きな遠心力が作用するため、ドラム内で偏在している洗濯物がばらける可能性は低い。また、ドラムの回転速度が予め定める回転速度を超えて大きくなるにつれて、ドラムに生じている偏心荷重に起因する振動も大きくなる。
そこで、ドラムの回転速度が予め定める回転速度に達するまでは、ドラムの回転速度が基準回転速度から第1の減少幅以上減少したことに応答して、ドラムに偏心荷重が生じていると判断され、ドラムの回転速度が予め定める回転速度に達した後は、ドラムの回転速度が基準回転速度から第1の減少幅よりも小さく設定された第2の減少幅以上減少したことに応答して、ドラムに偏心荷重が生じていると判断される。
したがって、ドラムに偏心荷重が生じていると判断されたことに応答してドラムの回転を停止させる構成によれば、ドラムの回転速度が予め定める回転速度を超えて上昇される過程で大きな振動が発生するのをより確実に防止することができる
また、ドラムの回転速度を目標回転速度まで上昇させるときに、ドラムの回転速度が一時的に目標回転速度を大きく超えた後(いわゆるオーバシュートした後)、目標回転速度まで急激に下がって安定することがある。この場合に、オーバシュート時のドラムの最高回転速度が最大値(基準回転速度)として最大値記憶手段(基準回転速度記憶手段)に記憶され続けていると、そのオーバシュート後にドラムの回転速度が急激に下がったことを、ドラムに偏心荷重が生じたことによる速度低下と判定されるおそれがある。そこで、の発明では、予め定めるリセット時間が経過すると、オーバシュート時のドラムの最高回転速度が上書きにより更新され、上述のような誤判定が生じるのを防止することができる。
請求項記載の発明は、上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断されたことに応答して、上記ドラム回転駆動手段による上記ドラムの回転を停止させる回転停止手段(30,T7)をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機である。
この発明によれば、ドラムに偏心荷重が生じていると判断された場合に、ドラムの回転が停止される。これにより、ドラムの回転中に偏心荷重が突然に生じた場合に、偏心荷重が生じている状態でドラムが回転され続けることを防止でき、偏心荷重に起因する振動および騒音の発生を防止することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に得るドラム式洗濯機の外観斜視図である。このドラム式洗濯機の外観を形成する外箱1は、上面前部が前下がりで緩やかに湾曲しており、その部分に洗濯物投入口2が形成されている。
洗濯物投入口2に関連して、この洗濯物投入口2を開閉するための上蓋3が設けられている。上蓋3は、洗濯物投入口2を閉塞した状態で外箱1の上面をなし、その前後方向中央部に設けられた把手4を手でつかんで、把手4を上方に持ち上げつつ後方へ押しやって、二つ折りに折り畳んで起立させることにより、洗濯物投入口2を開放することができる。洗濯物投入口2の左側には、上蓋3を開けた状態で露出する洗剤投入口が形成されている。また、上蓋3の右側には、操作パネル6が設けられている。操作パネル6には、運転コースなどの各種設定を行うための操作キーや、運転状況などの各種情報を表示するための表示器が配置されている。
図2は、上記ドラム式洗濯機の内部要部の正面縦断面図であり、図3は、その内部要部の左側面図である。この図2および図3では、外箱1の記載が省略されている。
台座部7上には、周面が略円筒形状で両端面が閉塞された外槽10が、その両端面を左右にして、左右斜め上方からそれぞれ接続された一対のばね11と、前後斜め下方から接続されたダンパ12とによって弾性的に支持されている。外槽10の内部には、多数の通水孔が穿孔された略円筒形状の周面を有するドラム13が両端面を左右にして設けられている。ドラム13の両端面(左右端面)は閉塞されており、その閉塞された左右端面の中心には、それぞれ外方へ向けてほぼ水平に延びた主軸14および補助軸15が連結されている。
主軸14は、外槽10の左端面に固定されているアルミダイカスト製の軸受ケース16に保持された軸受17に回転自在に受け取られている。他方、補助軸15は、外槽10の右端面に固定されている軸受ケース18に保持された軸受19に回転自在に受け取られていて、これにより、ドラム13は、ほぼ水平な軸線まわりに回転可能に支持されている。
主軸14の先端には、アウタロータ型の直流モータであるドラムモータ20のロータ20bが固定され、一方、モータ台を兼ねる軸受ケース16には、そのドラムモータ20のステータ20aが固定されている。ステータ20aに駆動電流が供給されると、それに応じてロータ20bが回転し、主軸14を介してロータ20bと同一の回転速度でドラム13が回転駆動される。
外槽10の周面の上部から斜め前方にかけて、外箱1に形成されている洗濯物投入口2に対応する位置に、洗濯物を出し入れするための外槽開口101が形成されている。外槽開口101は、外槽扉102によって開閉することができる。また、ドラム13の周面には、洗濯物を出し入れするためのドラム開口131が形成されており、このドラム開口131は、前後に観音開き構造を有する2枚で対をなすドラム扉132によって開閉することができる。ステータ20aの下方には、ドラム開口131が外槽開口101と径方向に一致した位置でドラム13を停止保持するためのドラムロック機構部21が設けられている。ドラムロック機構部21は、ロータ20bの外縁部に形成された係合溝部22に嵌合する係合ピンPを有している。この係合ピンPが係合溝部22に嵌合し、ドラム13が停止した状態で、上蓋3、外槽扉102およびドラム扉132のすべてを開いて、ドラム13に対して斜め上方から、洗濯物投入口2、外槽開口101およびドラム開口131を介して洗濯物の出し入れを行うことができる。
洗濯物の洗いおよびすすぎ時には、外槽10内に水が供給され、この外槽10内に供給された水は、ドラム13の周面の通水孔を通ってドラム13内に流入する。また、ドラム13の内周面には、等角度(たとえば、120度)ごとに、ドラム13内に収容された洗濯物を持ち上げるためのバッフルBが配設されている。洗いおよびすすぎ時に、外槽10内に水を貯めた状態でドラム13を回転させることにより、ドラム13内の洗濯物をバッフルBによって持ち上げ、ある程度の高さから脱落させて、ドラム13内に進入している水の水面に叩きつけることができる。また、脱水時には、ドラム13を高速(たとえば、300〜1000rpm)で回転させることにより、ドラム13内の洗濯物に含まれる洗濯水を遠心力により絞り出し、その絞り出した洗濯水を、通水孔を通して外槽10側へ飛散させることができる。
さらにまた、ドラム13の両端面には、脱水運転時にドラム13を高速で回転させた際に洗濯物の片寄りに起因する偏心荷重によるドラム13の振動を抑制するために、中空円環形状で内部に液体(たとえば、水)が封入された液体封入型のバランス調整部材24が取り付けられている。バランス調整部材24の内周面には、複数枚の区画板がドラムの回転軸線を中心とする等角度間隔で立設されており、互いに隣り合う区画板の間は、液体を貯留可能な貯液室となっている。バランス調整部材24内の液体に作用する遠心力と重力とが釣り合う一定の回転速度以上でドラム13を回転させることにより、各貯液室間での液体の移動を阻止することができ、ドラム13を上記一定の回転速度未満で回転させることにより、各貯液液間での液体の移動を生じさせることができる。
このバランス調整部材24が設けられていることにより、洗濯物の偏在によってドラム13に生じている偏心荷重がある程度小さければ、その偏心荷重がドラム13の回転に伴って最高位置付近に達するときに、ドラム13の回転速度を急減速させて、偏心荷重の位置の近傍の貯液室から液体を流出させ、その流出した液体を偏心荷重に対向する位置の近傍の貯液室に流入させる制御(G−fall制御)を行うことにより、バランス調整部材24内の液体をドラム13に生じている偏心荷重に応じて偏在させることができ、ドラム13内の洗濯物の偏在によって生じている偏心荷重を打ち消すことができる。
図4は、上記ドラム式洗濯機の電気部構成を示すブロック図である。このドラム式洗濯機には、CPU、ROM、RAM、およびタイマなどを含むマイクロコンピュータを含む制御部30が備えられており、この制御部30が洗い、すすぎ、および脱水の各行程を含む洗濯運転動作を制御するようになっている。
制御部30には、操作パネル6に配置された操作キー類6aからキー入力信号が与えられる。また、外槽10内に貯められた水の水位を検出する水位センサ33、上蓋3の開閉を検出するための蓋開閉スイッチ34、ドラムロック機構部21に内蔵され、ドラムロック状態か解除状態かを検知するためのドラムロック検知部21bなどから、それぞれ検出信号が入力される。
さらにまた、制御部30には、インバータ駆動部32が接続されており、制御部30は、ドラムモータ20の回転に同期したパルス信号(たとえば、ドラムモータ20の1回転で72個のパルス信号)を発生する回転センサ20cからの信号に基づいて、インバータ駆動部32を介してドラムモータ20を制御する。すなわち、制御部30は、回転センサ20cから出力されるパルス信号の間隔に基づいてドラム13(ドラムモータ20)の回転速度を検出し、この検出したドラム13の回転速度に基づいてドラムモータ20を制御する。
制御部30にはさらに、負荷駆動部31が接続されており、この負荷駆動部31を介して、外槽10内への給水を制御する給水バルブ38、外槽10内からの排水を制御する排水バルブ39、ドラムロック機構部21に内蔵され、ドラムロックとその解除を行う駆動源であるトルクモータ21aなどの動作をそれぞれ制御する。また、制御部30は、操作キー類6aの操作に応じた表示や運転進行状況を知らせるための表示を行うべく、操作パネル6に配置された表示器類6bに表示信号を送る。
図5は、脱水立ち上げ初期時に行われる制御について説明するためのフローチャートである。洗濯物の脱水は、たとえば、洗濯物の洗いおよびすすぎが終了した後に行われる。
脱水が開始されると、ドラム13の目標回転速度を80rpmに設定して、ドラム13の回転速度が立ち上げられる(ステップS1)。ドラム13の回転速度が80rpmに達すると(ステップS2のYES)、ドラム13の回転速度がほぼ80rpmに保持されている状態で、ドラム13に生じている偏心荷重の大きさ(偏心荷重量)が検出される(ステップS3)。すなわち、ドラム13の回転速度がほぼ一定の回転速度に保持されている状態では、ドラムモータ20の出力トルクは一定であるから、洗濯物の偏在に起因する偏心荷重がドラム13に生じていると、ドラム13(ドラムモータ20)の回転速度は、偏心荷重が最下位置に到達した時に極大値となり、偏心荷重が最上位置に到達した時に極小値となる正弦波状に変動する。このドラム13の回転速度の変動の振幅は、偏心荷重量にほぼ比例する。制御部30のROMには、偏心荷重量とドラム13の回転速度の変動振幅(変動量)との関係が予め求められて記憶されており、この関係に従って、その時のドラム13の回転速度の変動振幅からドラム13に生じている偏心荷重量が求められる。
偏心荷重量が検出されると、その検出された偏心荷重量が予め定められた閾値B以下であるか否かが判断される(ステップS4)。偏心荷重量が閾値Bを超えている場合には(ステップS4のNO)、ドラム13の回転速度を上昇させると大きな振動が生じるおそれがあると判断されて、ドラム13の回転が一旦停止された後(ステップS13)、ドラムモータ20が再起動されて、ドラム13の回転が再び立ち上げられる(ステップS1)。
偏心荷重量が閾値B以下であれば(ステップS4のYES)、ドラム13の回転速度を上昇させても大きな振動は生じないと判断されて、ドラム13の回転速度が80rpmから90rpmまで上げられる(ステップS5)。
ドラム13の回転速度が90rpmに達すると(ステップS6のYES)、90rpmの回転速度で回転しているドラム13に生じている偏心荷重量が検出される(ステップS7)。そして、その検出された偏心荷重量が予め定められた閾値C以下であるか否かが判断される(ステップS8)。偏心荷重量が閾値Cを超えている場合には(ステップS8のNO)、ドラム13の回転速度を上昇させると大きな振動が生じるおそれがあると判断されて、ドラム13の回転が一旦停止された後(ステップS13)、ドラムモータ20が再起動されて、ドラム13の回転が再び立ち上げられる(ステップS1)。
偏心荷重量が閾値C以下であれば(ステップS8のYES)、ドラム13の回転速度を上昇させても大きな振動は生じないと判断されて、ドラム13の回転速度が90rpmから100rpmまで上げられる(ステップS9)。
ドラム13の回転速度が100rpmに達すると(ステップS10のYES)、100rpmの回転速度で回転しているドラム13に生じている偏心荷重量が検出される(ステップS11)。そして、その検出された偏心荷重量が予め定められた閾値D以下であるか否かが判断される(ステップS12)。偏心荷重量が閾値Dを超えている場合には(ステップS12のNO)、ドラム13の回転速度を上昇させると大きな振動が生じるおそれがあると判断されて、ドラム13の回転が一旦停止された後(ステップS13)、ドラムモータ20が再起動されて、ドラム13の回転が再び立ち上げられる(ステップS1)。
偏心荷重量が閾値D以下であれば、その後、ドラム13の回転速度を100rpmから予め定められた速度(たとえば、800rpm)まで段階的に上昇させるための処理(制御)が行われる。
図6は、脱水立ち上げ初期時に図5に示す制御と並行して行われる処理について説明するためのフローチャートである。
図5を参照して説明したように、脱水立ち上げ初期時には、ドラム13の回転速度が0→80→90→100rpmと段階的に上げられていく。そして、各速度段階で検出される偏心荷重量が各速度段階ごとに設定されている閾値を超えている場合には、ドラム13の回転を停止させることにより、ドラム13に大きな偏心荷重が生じている状態でドラム13が回転されることによる振動の発生を抑制することができる。
ところが、洗濯物の偏在による偏心荷重が突然に生じることがあり、図5に示す制御だけでは、その突然に生じた偏心荷重を即座に検出することができず、ドラム13に大きな偏心荷重が生じている状態でドラム13がしばらくの間回転されてしまい、この間、偏心荷重に起因する振動および騒音を生じるおそれがある。
たとえば、ドラム13の内周面上である程度分散していた洗濯物の一部が突然落下して、ドラム13の内周面上の最下部に洗濯物が集まることにより、ドラム13に偏心荷重が生じることが考えられる。この偏心荷重が突然に発生する事態が偏心荷重量の検出開始から検出完了までの期間(ドラム13の回転速度を検出している期間)中に生じても、その期間が経過して、偏心荷重量が所定の閾値を超えていることが確認されるまでは、ドラム13の回転が停止されることはない。偏心荷重量の検出開始から検出完了までには、少なくともドラム13が1回転するのに要する時間がかかるから、偏心荷重量の検出開始から検出完了までの期間中に偏心荷重が突然に生じた場合、ドラム13が大きく振動した状態で1回転以上するおそれがある。また、ドラム13の回転速度を上昇させる途中で偏心荷重が突然に生じた場合、その後、偏心荷重量が検出されて、その偏心荷重量が所定の閾値を超えていることが確認されるまでの間、ドラム13が大きく振動した状態で回転され続けることになる。
ドラム13に大きな偏心荷重が生じた場合、ドラム13の回転に伴って、その偏心荷重が最下位置から最上位置に移動するまでの間に、ドラム13の回転速度は大きく減少する。このことに着目して、図6に示す制御では、ドラム13の回転速度が一定幅以上減少した場合に、ドラム13に偏心荷重が生じていると判断して、ドラム13の回転を停止させるようにしている。これにより、ドラム13の回転中に偏心荷重が突然に生じた場合に、その突然生じた偏心荷重を検出することができ、大きな偏心荷重が生じている状態でドラム13が回転され続けることを防止できる。よって、偏心荷重に起因する振動および騒音の発生をより一層抑制することができる。
具体的には、脱水が開始されて、ドラム13の回転速度が70rpmに達すると、まず、その時点におけるドラム13の回転速度(回転数)が、暫定的な最大値MAXとして、制御部30のRAMに書き込まれる(ステップT1)。
その後、最新のドラム13の回転速度が検出され(ステップT2)、さらに、その時点で最大値MAXの最近の書込みからの経過時間が予め定めるリセット時間内であるか否かが判断される(ステップT3)。リセット時間は、たとえば、ドラム13(ドラムモータ20)が1〜2回転するのに要する時間に設定されている。最新のドラム13の回転速度が検出された時点で、最大値MAXの制御部30のRAMへの最近の書込みからの経過時間がリセット時間内であれば(ステップT3のYES)、ドラム13の回転速度が制御部30に記憶されている最大値MAX以上であるか否かが判断される(ステップT4)。
ドラム13の回転速度が最大値MAXよりも小さければ(ステップT4のNO)、つづいて、そのドラム13の回転速度と最大値MAXとの差(減少幅)が所定幅以上かどうかが判断される(ステップT5)。ドラム13の回転速度と最大値MAXとの差が所定幅未満である場合、つまり最大値MAXに対するドラム13の回転速度の減少幅が所定幅よりも小さい場合には(ステップT5のNO)、最新のドラム13の回転速度が再び検出される(ステップT2)。そして、その時点で最大値MAXの最近の書き込みからの経過時間がリセット時間内であるか否かが判断され、リセット時間内であれば、最新のドラム13の回転時間が最大値MAX以上であるか否かが判断されるといったようにして、ステップT2〜T5の処理が繰り返される。
一方、最新のドラム13の回転速度が制御部30のRAMに記憶されている最大値MAXよりも大きい場合には(ステップT4のNO)、そのドラム13の回転速度が、最大値MAXとして、制御部30のRAMに書き込まれて記憶される(ステップT6)。これにより、制御部30のRAMに記憶されている最大値MAXが更新され、それ以降は、ステップT5で、その新たに制御部30のRAMに記憶された最大値MAXとステップT2で検出された最新のドラム13の回転速度との差が所定幅以上であるか否かが判断されることになる。こうしてステップT2〜T5の処理が繰り返されるうちに、ドラム13の回転速度が制御部30のRAMに記憶されている最大値MAXに対して所定幅以上減少した場合には、これに応答して、ドラム13に偏心荷重が生じていると判断されて、ドラム13の回転が停止される(ステップT7)。
この実施形態では、上記所定幅が、ドラム13の回転速度に応じて設定される。たとえば、ドラム13の回転速度が80rpmに達し、この80rpmでドラム13が回転している状態での偏心荷重量が閾値B以下であると判断されるまでは(図5に示すステップS3)、上記所定幅が10rpmに設定され、ドラム13の回転速度が80rpmに達して、80rpmでドラム13が回転している状態での偏心荷重量が閾値B以下であると判断された後は、上記所定幅が6pmに設定される。
ドラム13が80rpm以下の低速で回転している間は、ドラム13内の洗濯物に大きな遠心力は作用しないから、ドラム13の回転速度が上昇する間にドラム13内の洗濯物がばらけることがある。また、ドラム13の回転速度が低いから、偏心荷重に起因する大きな振動は生じにくい。これに対し、ドラム13の回転速度が80rpmを超えた回転速度で回転し始めると、ドラム13内の洗濯物に大きな遠心力が作用するため、ドラム13内で偏在している洗濯物がばらける可能性は低い。また、ドラム13の回転速度が80rpmを超えて大きくなるにつれて、ドラム13に生じている偏心荷重に起因する振動も大きくなる。
そこで、ドラム13の回転速度が80rpmに達した後は、上記所定幅を相対的に小さく設定することにより、ドラム13の回転速度が80rpmを超えて上昇される過程で大きな振動が発生するのをより確実に防止するようにしている。
また、最新のドラム13の回転速度が検出された時点で、制御部30のRAMへの最大値MAXの最近の書き込みから上記リセット時間が経過している場合には、制御部30のRAMに記憶されている最大値MAXが上書きにより消去されて、その新たに検出された最新のドラム13の回転速度が暫定的に最大値MAXとして制御部30のRAMに書き込まれる(ステップT6)。これにより、制御部30のRAMに記憶されている最大値MAXは、その最大値MAXの書き込みから上記リセット時間を超えて制御部30のRAMに記憶保持され続けることがない。
たとえば、図7に示すように、ドラム13の回転速度を70rpmから80rpmに上昇させるときに、ドラム13の回転速度が、一時的に80rpmを大きく超えた後(いわゆるオーバシュートした後)、80rpmまで下がって安定することがある。この場合に、オーバシュート時のドラム13の最高回転速度が最大値MAXとして制御部30のRAMに記憶され続けていると、そのオーバシュート後、ドラム13の回転速度が80RPMで安定するまでに、ドラム13の回転速度が9rpm以上減少し、これに応答してドラム13に偏心荷重が生じていると誤判定されるおそれがある。そこで、この実施形態では、最大値MAXが制御部30のRAMに記憶されてから一定のリセット時間が経過した後に回転速度が検出されると、上書きにより最大値MAXが更新される。これにより、オーバシュートが生じた場合でも、そのオーバシュート時のドラム13の最高回転速度が記憶保持され続けることを防止でき、オーバシュート後にドラム13の回転速度が急激に低滅したことに応答して、ドラム13に突然に偏心荷重が生じたと誤判定されることを防止できる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は他の形態で実施することもできる。たとえば、上記の実施形態では、ドラム13の回転速度が70rpmから100rpmまで立ち上げられるときに図6に示す制御が行われる場合を例にとったが、図6に示す制御は、ドラム13の回転速度が100rpm以上に立ち上げられた後にも行われてもよい。
また、上記の実施形態では、ほぼ水平な軸線まわりに回転可能なドラム13を備えた構成を取り上げたが、この発明は、水平に対して所定角度範囲内(たとえば、30度以下の角度範囲内)の角度で傾斜した軸線まわりに回転可能なドラムを備えた構成にも適用することが可能である。
また、この発明は、ドラム13に対して斜め上方から洗濯物の出し入れを行う、いわゆるトップローディング式のドラム式洗濯機に限らず、ドラムがその端面を前後にして設けられていて、ドラムの前側の端面に形成された開口から洗濯物の出し入れを行う、いわゆるフロントローディング式のドラム式洗濯機にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に得るドラム式洗濯機の外観斜視図である。 上記ドラム式洗濯機の内部要部の正面縦断面図である。 上記ドラム式洗濯機の内部要部の左側面図である。 上記ドラム式洗濯機の電気部構成を示すブロック図である。 脱水立ち上げ初期時に行われる制御について説明するためのフローチャートである。 図5に示す制御と並行して行われる処理について説明するためのフローチャートである。 最大値MAXが制御部のRAMに記憶されてから一定のリセット時間が経過した時点で、その最大値MAXがRAMから消去される理由について説明するための図である。
符号の説明
13 ドラム
20 ドラムモータ
20c 回転センサ
30 制御部

Claims (2)

  1. ほぼ水平または水平方向に対して傾斜した軸線まわりに回転可能に設けられ、洗濯物を収容するためのドラムと、
    このドラムを回転駆動するためのドラム回転駆動手段と、
    このドラム回転駆動手段によって回転駆動されている上記ドラムの回転速度を繰り返し検出する回転速度検出手段と、
    所定の基準回転速度を記憶しておくための基準回転速度記憶手段と、
    この基準回転速度記憶手段に記憶されている基準回転速度に対して所定幅以上減少した回転速度が上記回転速度検出手段によって検出されたことに応答して、上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断する偏心荷重判断手段とを含み、
    上記偏心荷重判断手段は、上記ドラムの回転速度が予め定める回転速度に達するまでは、上記基準回転速度記憶手段に記憶されている基準回転速度に対して第1の減少幅以上減少した回転速度が上記回転速度検出手段によって検出されたことに応答して、上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断し、上記ドラムの回転速度が上記予め定める回転速度を超えた後は、上記基準回転速度記憶手段に記憶されている基準回転速度に対して上記第1の減少幅よりも小さい第2の減少幅以上減少した回転速度が上記回転速度検出手段によって検出されたことに応答して、上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断するものである、脱水立ち上げ初期に上記ドラムの回転速度を複数の速度段階に段階的に立ち上げるドラム式洗濯機において、
    上記ドラムの回転速度が予め定める速度段階の回転速度に達したことが上記回転速度検出手段により検出されると、検出された回転速度を暫定的に基準回転速度として上記基準回転速度記憶手段に記憶させ、上記ドラムを上記速度段階の回転速度で回転させる制御手段と、
    上記ドラムを上記速度段階の回転速度で回転制御している間に、上記回転速度検出手段により最新の回転速度が検出され、上記最新の回転速度の検出が予め定めるリセット時間内に行われたときは、上記基準回転速度記憶手段に記憶されている暫定的基準回転速度より大きい場合に検出された回転速度を上記基準回転速度記憶手段に上書きするように記憶させ、上記最新の回転速度の検出が予め定めるリセット時間の経過後に行われたときは、検出された回転速度を上記基準回転速度記憶手段に上書きするように記憶させる記憶値更新手段と、を含み、
    上記複数の各速度段階において、上記制御手段および記憶値更新手段による処理が行われ、かつ、上記偏心荷重判断手段による処理が行われることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 上記ドラムに偏心荷重が生じていると判断されたことに応答して、上記ドラム回転駆動手段による上記ドラムの回転を停止させる回転停止手段をさらに含むことを特徴とする請求項に記載のドラム式洗濯機。
JP2003421639A 2003-12-18 2003-12-18 ドラム式洗濯機 Expired - Lifetime JP4274927B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003421639A JP4274927B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 ドラム式洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003421639A JP4274927B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 ドラム式洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005177091A JP2005177091A (ja) 2005-07-07
JP4274927B2 true JP4274927B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=34782777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003421639A Expired - Lifetime JP4274927B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 ドラム式洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4274927B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005177091A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4257312B2 (ja) ドラム式洗濯機
US8621893B2 (en) Washing machine and method of controlling the same
JP4111168B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4580813B2 (ja) ドラム式洗濯機におけるアンバランス位置検知方法及びアンバランス位置検知可能なドラム式脱水機
JP2008054960A (ja) ドラム式洗濯機
JP3762611B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2005152593A (ja) 洗濯機の脱水運転制御方法
US20070157677A1 (en) Drum washing machine
JP5176662B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP4271021B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2669982B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2009291471A (ja) ドラム式洗濯機
JP4274927B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2009078177A (ja) ドラム式洗濯機
JP4307335B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP3555818B2 (ja) ドラム式回転処理装置
JP4326320B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP7361248B2 (ja) 洗濯機
JP3754377B2 (ja) ドラム式洗濯機およびドラム式洗濯機における脱水時の振動低減方法
KR20210054249A (ko) 세탁기의 제어방법
KR20080040947A (ko) 세탁기 및 그 제어방법
KR101138882B1 (ko) 세탁기 및 그 탈수제어방법
JP4359194B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP7154846B2 (ja) 洗濯機
JP2005342274A (ja) ドラム式洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090205

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090303

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4274927

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term