JP4272328B2 - 地中壁及びその施工法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木、建築分野において、地下構造物の壁体として利用される地中壁及びその施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の地中壁においては、例えば、本出願人に係る特許第2673634号に開示のものがある。
【0003】
この地中壁は、図8に示すように、地盤1に掘削された掘削溝2に鋼製部材5を建込み、コンクリート3Cを経時性固化材料とする地中壁3を構築している。鋼製部材5は例えば、ウェブの両端に一対のフランジを有し、フランジの端部に雌、雄の嵌合継手を有する鋼材または、同じくフランジ端部に嵌合継手を有するH形鋼からなり、前記嵌合継手と介して複数の鋼製部材5を連結することで、地中壁3の鋼製芯材が形成されている。
【0004】
また、地中壁3の所定の部位からは床版鉄筋(後述の棒鋼8)とコンクリート剥離防止スタッド(後述のスタッド13)が突出しており、前記スタッドを介して地中壁3に、本体構造物の壁(本体壁4という)が構築されると共に、前記床版鉄筋を介して本体構造物のコンクリート床盤20が接合される。
【0005】
ところで、本体構造物の床盤20を打設し接合した場合には、鋼製部材5のウェブ6の両端に設けた内外一対のフランジ7,7の一方のコンクリート打設面7a側に過大な引張力または圧縮力による変位荷重が作用する。
【0006】
このため、従来では、床盤20の接合部位Aに対応する鋼製部材5の内外両フランジ7,7間の上下部位に、床盤20用の曲げ鉄筋21が連結される複数本の棒鋼8を貫通させて配設している。これにより、鋼製部材5のコンクリート打設面7aに作用する引張力または圧縮力による変位荷重を各棒鋼8を介して両フランジ7,7間で受けるとともに、地中壁3の構築に伴うコンクリート経時性固化材の鋼製部材5のフランジ7,7間への充填により、床盤20の接合部位Aを補強している。
【0007】
前記各棒鋼8の両端8a,8bには、螺合部が形成され、一方の螺合端部、すなわち、床盤20の曲げ鉄筋21がカップラ22を介して螺着連結される連結端部8aは、鋼製部材5の内側フランジ7のコンクリート打設面7aに突出し、補強板9を介してナット10にて締結固定されているとともに、その他方の螺合端部8bは、地中壁3側に対面する外側フランジ7側に突出し、補強板11を介してナット12にて締結固定されている。
【0008】
さらに、鋼製部材5のコンクリート打設面7aには、複数本の剪断スタッド13が各棒鋼8の上下間に溶接等にて固着され、各棒鋼8に連結される曲げ鉄筋21及び各剪断スタッド13を介して床盤20が打設されている。
【0009】
そして、本体壁4を構築する場合、地盤1に掘削された掘削溝2に鋼製部材5を建て込んだ後、鋼製部材5の周囲に経時性固化材料としてコンクリート3Cを全体的に打設し、地中壁3の構築と共に、鋼製部材5の両フランジ7,7間にもコンクリート3Cを充填し固化することにより、床盤20の接合部位Aの補強及び各鋼製部材5の継合部の補強を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の地中壁は、芯材となる鋼製部材5の周囲の上下方向全長に渡り、強度に富むがコストが割高のコンクリート3Cが充填されている(コンクリート充填工法)ため、コンクリート3Cの使用量が多く、泥水掘削工法を使用するため施工コストが高くなる。
【0011】
前記コンクリート使用による施工コストの低減化を図るために、ソイルセメントや泥水固化材等、強度は低いが、低コストの経時性固化材を使用することがある。しかし、この場合は、床盤20の接合部位Aにおける引張力または圧縮力による変位荷重が、各曲げ鉄筋21を介して鋼製部材5の両フランジ7、7間に貫通された各棒鋼8に伝達されるために、この床盤20の接合部位Aでの低コストの経時性固化材の強度が不足し、結果、高コストでも前述のコンクリート3Cを使用せざるを得ない場合が多く、ソイルセメント等を使用する場合は、特別の補強構造が必要とされた。
【0012】
例えば、図9(a),(b)に示すように、鋼製部材5のフランジ7,7間に複数枚の補強板Pを床盤20用の曲げ鉄筋21の各連結部位にそれぞれ対応させて設けたりしている。
【0013】
しかし、図9に示すような補強構造では、本体壁4を構築する際に、鋼製部材5をソイルセメントや泥水固化材等の経時性固化材中に建て込む場合、曲げ鉄筋21による引張、圧縮力でフランジ7の剛性が小さいため、フランジ7が変形し、床版接合部が破損される。
【0014】
前述のとおり、従来は、低コストの経時性固化材を用い、かつ強度問題や施工性等の問題を同時に解決できる地中壁の施工方法がなかった。そこで、本発明は、前記の問題点を解決した地中壁及びその施工法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明は、次のように構成する。
【0016】
第1の発明は、ウェブの端部にフランジを設けた鋼材、またはH形鋼からなる鋼製部材を地中壁の芯材に用いると共に経時性固化材を固化させることによって構築する壁の施工法であって、前記鋼製部材の一部でかつ鋼製部材のウェブを間に挟み両フランジに囲まれた部分に、前記経時性固化材よりも強度の高い補強用コンクリートを固着すると共に床版の曲げ鉄筋と接続可能で前記フランジに固定された棒鋼を前記補強用コンクリートに埋め込み配置することにより、前記鋼製部材を部分的に補強し、当該補強用コンクリートが固化した後、当該補強用コンクリートを含む前記鋼製部材の周囲が経時性固化材で満たされるように施工することを特徴とする。
【0017】
第2の発明は、第1発明において、前記補強用コンクリートを固着した鋼製部材を、泥水掘削溝中に建て込み、その後、泥水を置換しながら前記経時性固化材を充填することを特徴とする。
【0018】
第3の発明は、第1発明において、地盤中に、前記経時性固化材で満たされた溝を造成した後、当該溝中に前記補強用コンクリートを固着した鋼製部材を建て込むことを特徴とする。
【0019】
第4の発明は、第1ないし第3発明のいずれかの発明において、前記経時性固化材が、ソイルセメントまたはソイルモルタルまたは泥水固化材であることを特徴とする。
【0020】
第5の発明は、ウェブの端部にフランジを設けた鋼材、またはH形鋼からなる鋼製部材を芯材に用いると共に経時性固化材を固化させて構築される地中壁であって、前記鋼製部材の一部でかつ鋼製部材のウェブを間に挟み両フランジに囲まれた部分に前記経時性固化材よりも強度の高い補強用コンクリートが固着されている共に、床版の曲げ鉄筋と接続可能で前記フランジに固定された棒鋼が前記補強用コンクリートに埋め込み配置されていることにより、前記鋼製部材が部分的に補強され、前記鋼製部材および補強用コンクリートの周囲に経時性固化材が充填・固化されていることを特徴とする。
【0021】
第6の発明は、第5発明において、前記補強用コンクリートの上下部または、少なくとも下端部には、先細状の突出部を設けたことを特徴とする。
【0022】
第7の発明は、第5または第6発明において、前記経時性固化材は、ソイルセメントまたはソイルモルタル、または泥水固化材であることを特徴とする。
【0023】
本発明では、鋼製部材を芯材とした地中壁において、鋼製部材の上下方向全長の内の一部分、つまり、本体構造物から最も荷重を受ける部位のみを、高コストであるが、強度の高いコンクリートで部分的に補強し、地中壁の他の多くの部分は、ソイルセメントまたはソイルモルタルまたは泥水固化材等の強度が低いが、低コストである経時性固化材を充填するもので、このように、コンクリートと低コストの経時性固化材を合理的に組み合わすことで、高コストのコンクリート充填工法を使用しないで済み、しかも、本体構造物の荷重を伝達するに必要な強度を持つ地中壁を構築できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図7を参照して詳細に説明する。
なお、本発明の実施形態において、図8の従来例と同一要素には、同一符号を付して説明する。
【0025】
図1は、実施形態に係る地下構造物の全体構造を示す断面図、図2は要部の拡大断面図である。
【0026】
図1に示すように、地盤1に掘削された掘削溝2には、ウェブの両端にフランジが固着された鋼製部材または、H形鋼等からなる鋼製部材5を、それぞれの雌雄の嵌合継手を介して継ぎ合わせ連結しながら、建込み方向Xに建て込むことにより形成されている。鋼製部材5の側部には、本体構造物の本体壁4が構築されると共に、鋼製部材5の側部の上下方向所定の高さ部位には、鉄筋コンクリートの本体構造物の各階の床盤20、30、40が複数段に打設され接合されている。
【0027】
各鋼製部材5は、図2に示すように、ウェブ6と、このウェブ6の両端に設けた内外一対のフランジ7,7とからなり、上下方向に所定の長さ寸法を有する。鋼製部材5の床盤20、30、40の各接合部位A,B,Cに対応する内外両フランジ7,7間の上下部位には、複数本の棒鋼8が貫通して設けられ、各棒鋼8は、所望の間隔dを存して横一列状態に配設されている。
【0028】
各棒鋼8の両端8a,8bには、螺合部が形成され、一方の螺合端部側、すなわち、各床盤20、30、40の曲げ鉄筋21,31,41がカップラ22,32,42を介して螺着され連結される連結端部8aは、鋼製部材5の内側フランジ7のコンクリート打設面7aに突出し、補強板9を介してナット10にて締結固定されている。各棒鋼8の他方の螺合端部8bは、地中壁3側に対面する外側フランジ7側に突出し、補強板11を介してナット12にて締結固定されている。
【0029】
鋼製部材5のコンクリート打設面7aには、各床盤20、30、40の荷重を伝達する複数本の剪断スタッド13が各棒鋼8の上下間に溶接等にて固着されている。
【0030】
また、鋼製部材5には、予め補強用コンクリート14が、各階の床盤20、30、40の各接合部位A,B,Cに対応する部位にそれぞれ部分的に設けられている。この補強用コンクリート14は、鋼製部材5のウェブ6を間挟み、かつ両フランジ7,7間に充填し固着して形成される。これにより、各階の床盤20、30、40の各接合部位A,B,Cにおける鋼製部材5のコンクリート打設面7aの強度を高めることができる。補強用コンクリート14は、図5に点線で上端のみを示すように必要に応じ、たて補強鉄筋14dで補強するとよい。また、鋼製部材5の建込み方向Xに対応する補強用コンクリート14の上下両端面14a,14bには、先細状の突出部(図では先が尖ったテーパ面であるが、円弧状等の突出部でもよい)が形成されている。これにより、施工時における経時性固化材中の建込みが円滑に行えるようになっている。なお、図では先細状の突出部は、補強用コンクリート14の上下両端に形成されているが、下端部のみでもよい。
【0031】
次に、本発明に係る地中壁の施工工程を図3〜図7を参照して説明する。
【0032】
まず、図3に示すように、地盤1にソイルセメント3Sを造成する。その後、
掘削溝2を泥水を満たしながら掘削する。掘削溝2の掘削が終了した後、鋼製部材またはH形鋼(図では、H形鋼を示す)からなる鋼製部材5を建込み方向Xに建て込み、図4に示すように、各鋼製部材5,5同士を雌雄両継手部材5A,5Bを介して連続的に継ぎ合わせる。
【0033】
この場合、図5に示すように、予め、工場において鋼製部材5に形成された補強用コンクリート14の上下両端面14a,14bは、先が尖ったテーパ面を有するので、建込み方向Xに鋼製部材5を建て込む際の、補強用コンクリート14のソイルセメント3S内への挿入を円滑できる。補強用コンクリート14の前記の形状は、鋼製部材5を建て込んだ後にソイルセメント3Sを充填する施工法のときも同様に機能する。各鋼製部材5のコンクリート打設面7a側に突出する各棒鋼8の螺合端部8aには、保護キャップ15が被冠されて保護されており、これにより、ソイルセメント3Sの充填固化による付着を防止している。
【0034】
こうして、図6に示すように、各鋼製部材5の周囲及び内部にソイルセメント3Sを全体的に充填し固化させることにより、地中壁3が構築される。
【0035】
地中壁3の構築後、図7に示すように、地中壁3内側の地盤1を掘削し、鋼製部材5に付着のソイルセメント3Sの内側を剥ぎ取る。そして、床盤20、30、40のコンクリート打設時、棒鋼8の螺合端部8aに被冠されている保護キャップ13を取外した後、各棒鋼8の螺合端部8aに床盤20側の各曲げ鉄筋21をカップラ21にて連結し床盤20、30、40のコンクリートを打設し接合する。このとき、本体壁4も同時に構築される。
【0036】
なお、前記地中壁の施工工程において、低コストの経時性固化材としてソイルセメントを例示して説明したが、これに限定されず、泥水固化材等の低コストであるが強度の低い経時性固化材の使用も可能である。本発明は、前記実施形態の他、この実施形態をもとに、種々変更実施可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、鋼製部材を芯材とした地中壁において、鋼製部材の上下方向全長のうち、本体構造物から最も荷重を受ける部位のみを高コストであるが、強度の高いコンクリートで部分的に補強し、他はソイルセメントまたはソイルモルタルまたは、泥水固化材等の低コストであるが強度の低い経時性固化材を充填し、床版の曲げ鉄筋と接続可能で鋼製部材のフランジに固定された棒鋼が前記コンクリートに埋め込み配置するもので、このように、コンクリートと低コストの経時性固化材を合理的に組み合わせることで、高コストのコンクリート充填工法を使用しないですみ、しかも、本体構造物の荷重を伝達するに必要な強度を地中壁に付与できるので、地中壁を低コストかつ高施工性を持って構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る地中壁で構築した地下構造物の全体構成を示す断面図である。
【図2】 図1の地中壁における要部拡大断面図である。
【図3】 地中壁の施工工程における鋼製部材の建込み状態を示す説明図である。
【図4】 図3のI−I線矢視方向から見た鋼製部材の継ぎ合せ部を拡大して示す横断面図である。
【図5】 図4のII−II線矢視方向から見た鋼製部材の斜視断面図である。
【図6】 地中壁の施工工程において、鋼製部材の周囲への経時性固化材の充填状態を示す説明図である。
【図7】 地中壁の施工工程において、地中壁構築後の本体構造物の打設前の曲げ鉄筋の連結状態を示す説明図である。
【図8】 従来の地中壁の構築状態を示す拡大断面図である。
【図9】 従来の補強板による鋼製部材のフランジ間の補強構造を示し、図(a)は概略的横断平面図、図(b)は概略的縦断側面図である。
【符号の説明】
1 地盤
2 掘削溝
3 地中壁
3C 経時性固化材(コンクリート)
3S 経時性固化材(ソイルセメント)
4 本体壁
5 鋼製部材(H形鋼)
5A 雄継手部材
5B 雄継手部材
6 ウェブ
7 フランジ
8 棒鋼
8a 螺合端部(連結端部)
8b 螺合端部
9 補強板
10 ナット
11 補強板
12 ナット
13 剪断スタッド
14 補強用コンクリート
14C コンクリート経時性固化材
15 保護キャップ
20 床盤
21 曲げ鉄筋
22 カップラ
30 床盤
31 曲げ鉄筋
32 カップラ
40 床盤
41 曲げ鉄筋
42 カップラ
A 接合部位
B 接合部位
C 接合部位
P 補強板
X 建込み方向

Claims (7)

  1. ウェブの端部にフランジを設けた鋼材、またはH形鋼からなる鋼製部材を地中壁の芯材に用いると共に経時性固化材を固化させることによって構築する壁の施工法であって、前記鋼製部材の一部でかつ鋼製部材のウェブを間に挟み両フランジに囲まれた部分に、前記経時性固化材よりも強度の高い補強用コンクリートを固着すると共に床版の曲げ鉄筋と接続可能で前記フランジに固定された棒鋼を前記補強用コンクリートに埋め込み配置することにより、前記鋼製部材を部分的に補強し、当該補強用コンクリートが固化した後、当該補強用コンクリートを含む前記鋼製部材の周囲が経時性固化材で満たされるように施工することを特徴とする地中壁の施工法。
  2. 前記補強用コンクリートを固着した鋼製部材を、泥水掘削溝中に建て込み、その後、泥水を置換しながら前記経時性固化材を充填することを特徴とする請求項1記載の地中壁の施工法。
  3. 地盤中に、前記経時性固化材で満たされた溝を造成した後、当該溝中に前記補強用コンクリートを固着した鋼製部材を建て込むことを特徴とする請求項1記載の地中壁の施工法
  4. 前記経時性固化材は、ソイルセメントまたはソイルモルタルまたは泥水固化材である請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の地中壁の施工法。
  5. ウェブの端部にフランジを設けた鋼材、またはH形鋼からなる鋼製部材を芯材に用いると共に経時性固化材を固化させて構築される地中壁であって、前記鋼製部材の一部でかつ鋼製部材のウェブを間に挟み両フランジに囲まれた部分に前記経時性固化材よりも強度の高い補強用コンクリートが固着されていると共に、床版の曲げ鉄筋と接続可能で前記フランジに固定された棒鋼が前記補強用コンクリートに埋め込み配置されていることにより、前記鋼製部材が部分的に補強され、前記鋼製部材および補強用コンクリートの周囲に経時性固化材が充填・固化されていることを特徴とする地中壁。
  6. 前記補強用コンクリートの上下部または、少なくとも下端部には、先細状の突出部を設けたことを特徴とする請求項5記載の地中壁。
  7. 前記経時性固化材は、ソイルセメントまたはソイルモルタルまたは泥水固化材である請求項5又は請求項6に記載の地中壁。
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