JP4271509B2 - 回転部材とそれを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

回転部材とそれを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転軸とそれと一体に回転するギヤやプーリ等の回転体とからなる回転部材とその回転部材を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に画像形成装置の作像プロセスを担う帯電ローラやクリーニングブラシ等のローラ部材は、装置本体の駆動源からギヤあるいはベルト等を介して回転駆動されており、その駆動力の伝達には、ギヤやプーリ等の回転体をそれぞれの回転軸に相対回転不能に装着した回転部材が用いられている。そして、それらの回転部材は、組み付け、交換、リサイクル等を容易に行えるように、それぞれ別部材として製作され、ねじやEリング等の締結部材を用いて締結されるのが普通である。
しかし、このような締結部材による締結方法では、組み付け、分解のいずれの場合にもドライバ等の専用工具を必要とし、着脱を迅速且つ正確に行うためには長期に亘る習熟を必要とするものであった。さらに、近年の低コスト化や環境に配慮したリサイクルを推進するためには、部品点数の低減と着脱の容易性が要求され、特に上述の帯電ローラやクリーニングブラシ等の作像プロセスに関与するローラ部材はいずれも短寿命であるため、交換に伴う容易性が強く求められている。
【0003】
この種の回転部材としては、従来から多種多様のものが用いられているが、構造が簡単で回転体と回転軸との着脱が比較的容易なものとして、例えば図11及び図12に示されるようなものが多用されている。
図11は回転体101を回転軸102に嵌着した状態を示す正面図、図12は図11のZ−Z線に沿う断面図である。可撓性材からなる回転体101は内筒101aと外筒101bとをフランジ部101cで連結した二重円筒状に形成され、中心部に断面小判状の軸孔101dを有している。軸孔101dは一対の平面部101e,101eを有し、その一方側の内筒101aは軸線Y方向に延長されて係止舌片101fが形成されている。この係止舌片101fには、軸孔101dの平面部101eを延長した圧接面101g、圧接面101gから軸線Yに接近する方向に傾斜するテーパ面101h、テーパ面101hに続いて軸線Yに垂直な係止爪部101i、さらにそれに続く先端に係止解除部101jがそれぞれ形成されている。
【0004】
一方、剛体からなる円柱状の回転軸102は、先端側(図12で右側)に断面小判状の嵌合部102dが形成され、この嵌合部102dが前述の回転体101の軸孔101dに嵌合して回転方向に同動し得るようになっている。嵌合部102dには、回転体101の平面部101e、101eに対応して平面部102e,102eが、係止舌片101fのテーパ面101hに対応して僅かな間隙を有するテーパ面102hが、係止爪部101iに対応して係止段部102iがそれぞれ形成されている。
【0005】
このような構成で、回転軸102の嵌合部102dを回転体101の軸孔101dに図12で左方から嵌挿すると、回転体101の係止舌片101fのテーパ面101hが回転軸102の平面部102eに押圧されて軸線Aから遠去かる方向に撓み、さらに回転軸102をその段差部102aが回転体101の左側面に当接するまで挿入すると、その係止段部102iが回転体101の係止爪部101iに係合し、係止舌片101fの外方への押圧力が解除され、自己の弾性により圧接面101gが回転軸102の平面部102eに圧接するまで復帰し、同時に係止爪部101iが係止段部102iを係止して回転軸102の左方への引き抜きが阻止され、回転体101と回転軸102との軸線Y方向の相対移動と軸線Yの回りの相対回転は共に阻止されて一体的に固定される。
この状態から回転体101を回転軸102から取り外すには、回転体101の係止舌片101fの先端に形成した係止解除部101jをラジオペンチ(図示しない)等の工具を用いてその弾性力に抗して外方へ押し広げ、係止爪部101iと係止段部102iとの係合を解除した状態のまま回転軸102を図12で左方へ引き抜くようにすればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の回転部材にあっては、回転体を回転軸から取り外すためには、その都度ラジオペンチ等の工具を用いて回転体の係止解除部を掴持し、その弾性力に抗して且つその弾性限度内で係止舌片を外方へ撓ませ、その状態を保ったまま、回転軸を回転体から引き抜かなければならなかった。その際、係止舌片を外方へ撓ませる力は工具を介して数倍に倍増して伝えられるため微妙な手加減が難しく、その上、係止舌片は片持ち構造であるので、時として弾性限度を超えて係止舌片を永久変形させたり、折損させたりするという不都合を生ずるおそれがあった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、きわめて簡単な構成により、工具等を必要としないで回転体と回転軸とを容易に着脱できる回転部材を提供し、併せてその回転部材を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、回転体と、この回転体にその軸線回りに相対回転不能で、且つ軸線方向に相対移動不能に固定される回転軸とからなる回転部材であって、
上記回転軸は、上記回転体に嵌挿する軸部が断面D字状で平面部を有し、 その平面部に軸線に漸次接近するテーパ面と上記平面部に直交する係止段部とを有する凹部を設けており、
上記回転体は可撓性部材によって一体形成され、上記軸部を嵌挿させる断面D字状で該軸部の上記平面部に圧接する平面部を有する軸孔を設け、その軸孔の平面部の一端部に上記軸線に漸次接近し且つ前記回転軸のテーパ面との間に隙間を形成するテーパ面とそれに続く係止爪部を突設し、その係止爪部と上記回転体の外周部との間に薄肉可撓性の押圧部を上記軸線に直交して一体に設けており、
上記回転体の軸孔に上記回転軸の軸部が嵌挿され、上記押圧部が押圧されない状態では上記係止爪部が上記凹部の係止段部に係止されて上記回転体と回転軸との軸線方向への相対移動を阻止し、上記押圧部が押圧されるとその押圧部の弾性変形にともなって上記係止爪部が上記係止段部から外方へ退避することを特徴とする。
上記回転体のテーパ面と上記係止爪部との間に上記回転軸の軸線に平行な面を有するとよい。また、上記回転軸の凹部にも上記回転軸の軸線に平行な面を有するとよい。
さらに、上記回転体は、上記軸孔の上記平面部の外径側に凹陥部を設けることによって上記薄肉可撓性の押圧部を形成することができる。
そして、上記回転体は、上記軸線方向に可動な一対の金型により一体成形されるようにするのがよい。また、上記回転体は、上記押圧部にその押圧位置を示す表示部を設けたり、上記押圧部に他部と異なる着色を施すのが好ましく、上記回転体がギヤであってもプーリであっても差支えない。
さらに、これらの回転部材のいずれかを備えたプロセスカートリッジや画像形成装置も提供する。
【0008】
この発明による回転部材とそれを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置は、上記のように構成することにより、その回転部材にあっては、回転体の押圧部を、道具等を使うことなく指で押圧するだけでその係止を容易に解除することができる。そして、回転体の成形時にアンダカットに起因するスライドや置駒等を使用する金型を必要とせず一体成形が可能となり、生産コストを低減させることができる。また、押圧部にその押圧位置を示す表示部を設けたり、押圧部に他部と異なる着色を施したりすることにより、慣れないものでも容易に回転体を回転軸から脱着することが可能になり、着脱性の容易なギヤやプーリを供給できる。さらに、このような回転部材を用いることにより、リサイクル性の良好なプロセスカートリッジや画像形成装置を提供することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1はこの発明の一実施形態を示す正面図、図2は図1のX−X線に沿う断面図、図3は図2のA部を拡大して示す一部拡大断面図、図4はその回転体のみの形状を示す斜視図である。例えばプーリ等の円筒状の回転体1は可撓性の合成樹脂材等により一体成形されたものであり、中心部に断面D字状の軸孔1aを有し、その平面部1bの外径側に凹陥部1cを凹設し、平面部1bの基端部(図2で左端部)を回転体1の内周側に一体に連繋して若干の可撓性を持たせた係止舌片1dを形成し、その平面部1bを後述する回転軸2の平面部2bとの圧接面に充当させている。平面部1bの先端(図2で右端)近くに軸線Yへ漸次接近するテーパ面1eを突設し、軸線Yに平行な僅かな面を介して係止爪部1fを形成している。そして、この係止爪部1fを内周端に有する薄肉可撓性の押圧部1gを軸線Yに直交して一体に設け、その外周側を回転体1の外周部に一体に連繋させ、押圧部1gのほぼ中央に押圧位置を示す表示部1hを設けると共に、押圧部1gの軸線Y方向の前後(図2で左右)には障壁等の存在しない空間部を形成している。回転体1をこのように構成することにより、係止舌片1dと押圧部1gを除いた本体には充分な剛性を持たせることができ、且つその成形に際しては、軸線Y方向に可動な一対の金型のみでの一体成形が可能となり、生産コストを低減させることができる。
【0010】
一方、この回転体1に着脱可能な回転軸2は、剛性の高い円柱状の金属材等からなり、その先端側(図2で右端側)を断面D字状に形成して軸部2aとし、その断面形状を回転体1の軸孔1aに嵌挿し得るようにする。軸部2aの平面部2bには、軸線Yに漸次近接するテーパ面2eと、軸線Yに平行な僅かな面を介して平面部2bに直交する係止段部2fとを有する凹部を設け、回転体1を回転軸2に嵌着した状態では、図3にその一部を拡大して示すように、回転体1のテーパ面1eと回転軸2のテーパ面2eとの間に若干の間隙が形成されるようにしている。
【0011】
このような構成で、回転体1の押圧部1gの表示部1h付近を指先等で左方(図2)へ押圧し、図5に示すように押圧部1gを湾曲させ、図6に図5のB部を拡大して示すように、係止爪部1fを係止舌片1dの弾力に抗して外方へ退辞させた状態で、回転軸2の軸部2aを回転体1の軸孔1aに左方から段差部2hが回転体1の左側面に当接するまで押入する。この状態で押圧部1gの押圧を解除すると、押圧部1gは自己の弾性により平面状に復帰し、係止舌片1dの平面部1bが回転軸2の平面部2bに圧接し、その係止爪部1fが回転軸2の係止段部2fに係止される状態となり、回転軸2の左方への移動が阻止されて回転体1と回転軸2とが軸線Y方向に相対移動不能で且つ軸線Yの回りに相対回転不能に一体的に強固に固定される。
【0012】
逆に、この状態から回転体1を回転軸2から取り外すには、回転体1の押圧部1gの表示部1h近傍を図2で左方へ押圧して図5に示すように左方へ湾曲させ、図6に拡大して示すように、係止爪部1fを係止段部2fから外方へ退辞させた状態で回転体1を図5で右方へ引き抜けばよい。このとき、押圧部1gを押圧するには何等の道具も介さないので、押圧力を微妙に調節することができ、押圧部1gをその弾性限度を超えて押圧することはない。
なお、上記の実施形態において、押圧部1gの押圧位置を示す表示部1hに二重丸印を採用したが、その表示はそれに限るものではなく、如何なる形状の図形でもよく、あるいは「PUSH」,「押す」等の文字でも差支えない。さらに、このような図形又は文字に代えて押圧部1gの全面又は中央部近傍を他部と異なる色で着色したり、網目等の表面模様を施したりしてもよく、これらを併用することも可能である。
【0013】
次に、図7はこの発明の他の実施形態を示す正面図、図8はその斜視図であり、この実施形態では、回転体11を前実施形態のプーリに代えてギヤとしたものであり、回転軸2の構成は前実施形態と同様であるので、回転軸2の前実施形態に対応する部分には同一の符号を付して示し、回転体11の前実施形態に対応する部分には同一のサフィックスを付して示してある。すなわち、回転体11は外周部に歯部11iを有し、押圧部11gの図7で斜線を施した円形部分に他部と異なる色(例えば白色)で着色して表示部11hとした以外の構成は図1〜図6に示した前実施例と同様であるのでその詳細な説明及び図示は省略する。
なお、上記の各実施形態では回転体を回転軸に着脱可能に嵌着した場合について説明したが、この発明による回転部材の着脱構造はそれに限るものではなく、2個の回転体を一体的に固定することも可能であり、その回転体もプーリやギヤに限定されるものではない。
を施したりしてもよく、これらを併用することも可能である。
【0014】
次に、上記のような回転部材を画像形成装置のクリーニングブラシ等の駆動力伝達手段に実施したプロセスカートリッジを有する複写機等の胴内排紙型の画像形成装置についてその概略構成を図9を参照して説明する。
この画像形成装置20は、ほぼ中央に画像形成部30が、その下方に給紙部40がそれぞれ設けられており、必要に応じてその下部に別個の給紙装置を増設することができる。画像形成部30の上部には読み取り部50が配置され、画像形成部30と読み取り部50との間の空間部が排紙収納部60に充当され、画像が形成された記録媒体(以下「用紙」という)が排紙収納される。
【0015】
画像形成部30内のドラム状の感光体31の周囲には、この感光体31の表面に帯電処理を行う帯電装置32、感光体31の表面に後述する露光装置38により露光されて形成される静電潜像を可視像化する現像装置33、感光体31上で現像され可視像化されたトナー像を給紙部40から給送される用紙4上に転写する転写装置34、転写後感光体31の表面に残像するトナーを除去回収するクリーニング装置35がそれぞれ配設されている。さらに画像形成部30には、用紙4に転写されたトナー像を加熱して定着する定着装置36、画像形成された用紙を排紙収納部60へ排紙する排紙ローラ37、画像情報を感光体31の表面にレーザ光で照射する露光装置38、感光体31上のトナー像にタイミングを合わせて給紙部40から給送された用紙を給紙するレジストローラ39等がそれぞれ設けられている。
【0016】
給紙部40には未使用の用紙4が複数枚積層して収納され、給紙ローラ41の回転により最上部の用紙4aが給紙カセット42から送り出され、レジストローラ39へ搬送される。レジストローラ39は用紙4aの搬送を一時停止し、感光体31上に形成されたトナー像と用紙4aの先端との位置関係が所定の位置になるようにタイミングをとって回転が開始されるように制御されている。
読み取り部50では、コンタクトガラス51上に載置される原稿(図示しない)の読み取り走査を行うために、原稿照射用光源52aと3枚のミラー52b,52c,52dとからなる読み取り走行ユニット52が原稿面と平行に往復移動する。読み取り走査ユニット52で走査された原稿の画像情報は、撮像レンズ53の後方に配設された電荷結合素子(以下「CCD」という)54上に結像され画像信号して読み込まれ、デジタル化され画像処理される。この画像処理された信号に基づいて、前述の露光装置38の図示しないレーザダイオードが発光し、その光信号が公知のポリゴンミラーや結像レンズ等を介して感光体31の表面に静電潜像を形成する。
なお、これらは画像形成装置として周知の構成であるので、各部の詳細な説明は省略する。
【0017】
このような構成からなる画像形成装置において、近年メンテナンスを容易にするため、感光体31,帯電装置32,現像装置33,クリーニング装置35等をプロセスカートリッジ70として一つのユニットに組み込むのが普通になっている。
図10はそのようなプロセスカートリッジ70の構成を示す断面図である。このプロセスカートリッジ70には、図9に示したように、感光体31を中心として、帯電装置32,現像装置33,転写装置34,クリーニング装置35等が設けられているが、図10では、帯電装置32の帯電ローラ32a、現像装置33の現像ローラ33a、転写装置34の転写ローラ34a、クリーニング装置35のクリーニングブラシ35a及びクリーニングブレード35bがそれぞれ示されている。これらの帯電ローラ32a,現像ローラ33a,転写ローラ34a及びクリーニングブラシ35aはいずれも感光体31から駆動力を伝達されて回転するようになっている。そして、図示は省略するが、感光体31の後フランジには画像形成装置20の装置本体から駆動力が伝達されるようにギヤが形成されており、前フランジには上記の帯電ローラ32a,現像ローラ33a,転写ローラ34a及びクリーニングブラシ35aを回転駆動するためのギヤが形成されている。上記の各ローラ及びブラシの軸の前側には図7及び図8で示したように外周部にギヤ部11iを有する回転体(ギヤ)が嵌着され、これらの回転体が感光体31の前フランジに形成したギヤと直接又は間接に連結されている。
なお、上記の実施形態においては、動力伝達手段としてギヤを用いたが、伝達経路が長い場合には、回転体をタイミングプーリに代え、タイミングベルト等を介して動力を伝達するのが好ましい。
【0018】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明による回転部材によれば、きわめて簡単且つ生産性の良好な構成により、工具等を必要とせず押圧部を指先で押圧するだけで回転体と回転軸との係止状態を解除することが可能になる。
また、このような着脱構造を有する回転部材をプロセスカートリッジに用いた場合にはメンテナンス性をきわめて良好とすることができ、そのプロセスカートリッジを画像形成装置に備えることにより、リサイクル性の良好な画像形成装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による回転部材の一実施形態を示す正面図である。
【図2】 同じく図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】 同じく図2のA部を拡大して示す一部拡大断面図である。
【図4】 同じくその回転体のみを示す斜視図である。
【図5】 同じくその回転体を回転軸から脱着する場合の図2と同様の断面図である。
【図6】 同じく図5のB部を拡大して示す一部拡大断面図である。
【図7】 この発明による回転部材の他の実施形態を示す正面図である。
【図8】 同じくその斜視図である。
【図9】 この発明による回転部材を備えた画像形成装置の概略構成を示す構成図である。
【図10】 この発明による回転部材を備えたプロセスカートリッジの構成を示す断面図である。
【図11】 従来の回転部材の一例を示す正面図である。
【図12】 同じく図11のZ−Z線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,11:回転体 1d:係止舌片
1e:テーパ面 1f:係止爪部
1g,11g:押圧部 1h,11h:表示部
2:回転軸 a: 軸部 2e:テーパ面
2f:係止段部 2h:段差部
20:画像形成装置 30:画像形成部
40:給紙部 50:読み取り部
60:排紙収納部 70:プロセスカートリッジ

Claims (11)

  1. 回転体と、該回転体にその軸線回りに相対回転不能で、且つ軸線方向に相対移動不能に固定される回転軸とからなる回転部材であって、
    前記回転軸は、前記回転体に嵌挿する軸部が断面D字状で平面部を有し、 その平面部に軸線に漸次接近するテーパ面と前記平面部に直交する係止段部とを有する凹部を設けており、
    前記回転体は可撓性部材によって一体形成され、前記軸部を嵌挿させる断面D字状で前記軸部の前記平面部に圧接する平面部を有する軸孔を設け、該軸孔の前記平面部の一端部に前記軸線に漸次接近し且つ前記回転軸のテーパ面との間に隙間を形成するテーパ面とそれに続く係止爪部を突設し、該係止爪部と前記回転体の外周部との間に薄肉可撓性の押圧部を前記軸線に直交して一体に設けており、
    前記回転体の軸孔に前記回転軸の軸部が嵌挿され、前記押圧部が押圧されない状態では前記係止爪部が前記凹部の前記係止段部に係止されて前記回転体と前記回転軸との前記軸線方向への相対移動を阻止し、前記押圧部が押圧されると該押圧部の弾性変形にともなって前記係止爪部が前記係止段部から外方へ退避することを特徴とする回転部材。
  2. 前記回転体の前記テーパ面と前記係止爪部との間に前記回転軸の軸線に平行な面を有することを特徴とする請求項1に記載の回転部材。
  3. 前記回転軸の前記凹部は、前記回転軸の軸線に平行な面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の回転部材。
  4. 前記回転体は、前記軸孔の前記平面部の外径側に凹陥部を設けることによって前記薄肉可撓性の押圧部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回転部材。
  5. 前記回転体は、前記軸線方向に可動な一対の金型により一体成形されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の回転部材
  6. 前記回転体は、前記押圧部にその押圧位置を示す表示部を設けたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の回転部材
  7. 前記回転体は、前記押圧部に他部と異なる着色を施したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の回転部材
  8. 前記回転体がギヤであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の回転部材
  9. 前記回転体がプーリであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の回転部材
  10. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の回転部材を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の回転部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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