JP4793371B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
たとえば、特許文献1に記載の画像形成装置では、回転体である感光体ドラムの支軸に対して、ハブが固定されている一方で、入力歯車が遊嵌されており、ハブと入力歯車との間には、オルダム継手を構成するディスクが介挿されている。
入力歯車には、駆動軸の出力歯車が噛み合っており、駆動軸からの駆動力が、出力歯車、入力歯車、ディスク、ハブ、支軸の順に伝達されることで、感光体ドラムが回転する。このとき、入力歯車は、支軸に対して所定量偏心した状態で回転するが、支軸に対する入力歯車の偏心量は、ディスク(オルダム継手)によって吸収される。これにより、支軸および感光体ドラムは等角速度で回転することができる。
特許第2756124号公報
近年では、画像形成に関してさらなる高精度が要求されており、このことは、特許文献1に記載の画像形成装置のようにオルダム継手を用いる場合にも当てはまる。特に、装置本体における回転体の位置決め精度および回転体の駆動精度のさらなる向上が必要である。
そこで、本発明の目的は、装置本体における回転体の位置決め精度および回転体の駆動精度の向上を図ることができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置であって、装置本体と、前記装置本体に設けられ、第1回転軸を中心として回転する第1回転体を含み、前記第1回転体を回転駆動させる駆動ユニットと、前記第1回転軸と平行に延びる第2回転軸を中心として回転する第2回転体を含み、前記第1回転軸と直交する方向に沿って前記装置本体に対して着脱可能に装着されるカートリッジと、前記装置本体に設けられ、前記第2回転体に対して、前記装置本体に対する前記カートリッジの装着方向下流側に配置されて前記第2回転体を位置決めする位置決め部と、前記第1回転体と前記第2回転体とを連結するオルダム継手とを備え、前記第1回転軸の軸方向から投影したときに、前記第1回転軸は、前記位置決め部における前記装着方向最下流側の位置と前記第2回転軸とを結ぶ直線上に配置されるように、前記第2回転軸に対して、前記装着方向下流側にずれて配置され、前記直線は、前記装着方向に沿うことを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第2回転体は、感光体ドラムであることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第1回転軸は、前記第2回転体の前記軸方向両端部の半径に相当する距離を隔てて、前記第2回転軸に対して前記装着方向下流側にずれて配置されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、装置本体における第1回転体の第1回転軸は、カートリッジにおいて第1回転軸と平行に延びる第2回転体の第2回転軸に対して、装置本体に対するカートリッジの装着方向下流側にずれて配置されている。これにより、第1回転体と第2回転体とを連結した場合において、第2回転体は、第2回転体に対して装着方向下流側にある位置決め部に常に押し付けられるので、第2回転体がずれることはなく、装置本体における第2回転体の位置決め精度の向上を図ることができる。
このように第2回転体の位置決め精度の向上が図られ、また、第1回転軸が第2回転軸に対してずれているにもかかわらず第1回転体と第2回転体とがオルダム継手によって連結されているので、第2回転体の駆動精度の向上を図ることができる
また、この発明によれば、第1回転軸の軸方向から投影したときに、第1回転軸は、位置決め部における装着方向最下流側の位置と第2回転軸とを結ぶ直線上に配置される。これにより、第2回転体は、位置決め部に対して、装着方向に沿って押し付けられるので、装着方向から外れる方向に力が作用されることによる第2回転体のずれを防止し、第2回転体の位置決め精度の更なる向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2回転体は、感光体ドラムであるので、感光体ドラムの位置決め精度および駆動精度の向上が図られることによって、感光体ドラムから記録媒体へ現像剤像を精度よく転写することができる。
1.プリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの模式的な側断面図である。図2(a)は、図1とは別の断面位置におけるプリンタの模式的な側断面図であり、図2(b)は、図2(a)の要部拡大図である。図3(a)は、図2における感光体ドラムの駆動系統を説明するための要部断面図であり、図3(b)は、図3(a)の要部分解斜視図である。図4は、図2においてカートリッジが本体ケーシングに対して着脱途中にある状態を示す。図5は、オルダム継手の動作を説明するための図である。
図1に示すように、このプリンタ1は、装置本体の一例として、例えば前後方向に長手でボックス形状の本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2内には、記録媒体の一例としての用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6とが備えられている。
(1)本体ケーシング
図2および図4に示すように、本体ケーシング2の一方側の側面には、カバー7が開閉自在に設けられている。カバー7を開放して、本体ケーシング2に対して、後述するカートリッジ8を着脱させることができる(図4参照)。
なお、以下の説明において、カバー7が設けられる側(図2および図4における右側)を前側(正面側)とし、その反対側(図2および図4における左側)を後側(背面側)とする。また、このプリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。左右方向は、幅方向と同義である。カートリッジ8に関しては、特に言及がない限り、本体ケーシング2に対する装着状態での方向を基準として説明する。
(2)給紙部
図1に示すように、給紙部4は、用紙3を積載状態で収容する給紙トレイ9と、給紙ローラ10と、レジストローラ11とを備えている。給紙ローラ10の回転により、給紙トレイ9に収容されている用紙3がレジストローラ11へ1枚ずつ送り出される。その用紙3は、レジストローラ11によりレジストされた後、画像形成部5(後述する第2回転体の一例としての感光体ドラム12と転写ローラ13との間)に向けて搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット14と、上述したカートリッジ8と、定着ユニット15とを備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット14は、本体ケーシング2の上部に配置されている。このスキャナユニット14は、レーザ、ミラーおよびレンズなどの光学部材を備えており、後述する感光体ドラム12に向けてレーザビームを出射する(図示1点鎖線矢印参照)。
(3−2)カートリッジ
カートリッジ8は、スキャナユニット14の下方において、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着されている。
カートリッジ8は、例えば前後方向に長手で中空のカートリッジケーシング16を備えている。カートリッジケーシング16の略後半分には、上述した感光体ドラム12、スコロトロン型帯電器17、クリーニングローラ18、現像ローラ19、供給ローラ20および層厚規制ブレード21が設けられている。ここで、感光体ドラム12、クリーニングローラ18、現像ローラ19および供給ローラ20は、それぞれ、幅方向に延びる中心軸を中心として回転自在に設けられている。
感光体ドラム12の下側外周面は、カートリッジケーシング16の底面から下方に露出されている。感光体ドラム12の幅方向両端部は、カートリッジケーシング16から幅方向外側に突出している(この部分を突出部12Aという。)。突出部12Aは、感光体ドラム12において突出部12Aより幅方向内側の部分に比べて縮径されている。図4に示すように、左側の突出部12Aの左端面には、左側へ突出するドラム突条12Bが形成されている(図3も参照)。ドラム突条12Bは、左側の突出部12Aの円中心(感光体ドラム12の中心軸V)を通って、その円中心から、感光体ドラム12の中心軸V(ドラム中心軸Vということがある。)と直交する方向に沿って、突出部12Aの外周縁まで延びている。すなわち、ドラム突条12Bは、突出部12Aの直径と等しい長手寸法を有している。ここで、ドラム中心軸Vは、第2回転軸の一例である。
ここで、上述した転写ローラ13は、図1に示すように、本体ケーシング2において、幅方向に延びる中心軸を中心として回転自在に設けられており、感光体ドラム12における上述した露出部分(下側外周面)に対して下側から接触している。
カートリッジ8の略前半分には、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。このトナーは、画像形成時において、供給ローラ20に供給され、この供給ローラ20から現像ローラ19に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ20と現像ローラ19との間で正極性に摩擦帯電される。そして、現像ローラ19の回転に伴って、層厚規制ブレード21によって現像ローラ19上から余分なトナーが掻き落とされ、これにより現像ローラ19上に一定厚さのトナーの薄層が担持される。
一方、スコロトロン型帯電器17がコロナ放電することにより、感光体ドラム12の表面が一様に正帯電される。そして、その正帯電した感光体ドラム12の表面に、スキャナユニット14からのレーザビームが照射されることにより(図示1点鎖線矢印参照)、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
感光体ドラム12の回転により、感光体ドラム12の表面に形成されている静電潜像が現像ローラ19と対向すると、現像ローラ19の表面に担持されている正帯電トナーが、その静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム12の表面に、現像剤像の一例としてのトナー像が担持される。
トナー像は、転写ローラ13に印加される転写バイアスによって、感光体ドラム12と転写ローラ13との間に搬送されてくる用紙3に転写される。こうしてトナー像が転写された用紙3は、定着ユニット15に向けて搬送される。
なお、転写後に感光体ドラム12上に残存するトナーは、現像ローラ19に回収される。また、転写後に感光体ドラム12上に付着する用紙3からの紙粉は、クリーニングローラ18によって回収される。
(3−3)定着ユニット
定着ユニット15は、カートリッジ8の後方に設けられている。この定着ユニット15は、互いに接触する加熱ローラ22および加圧ローラ23を備えており、加熱ローラ22と加圧ローラ23との間を用紙3が通過する間に、その用紙3に転写されているトナー像が用紙3に定着される。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙ローラ24および排紙トレイ25を備えている。定着ユニット15から搬送されてくる用紙3は、排紙ローラ24によって、本体ケーシング2の上面に形成されている排紙トレイ25上に排紙される。
2.プリンタの詳細
(1)ガイド溝
図4に示すように、本体ケーシング2の幅方向両側壁における各内側面(本体ケーシング2内に臨む面)には、ガイド溝26が設けられている。
ガイド溝26は、本体ケーシング2において対応する幅方向側壁の前端から後側へ向って延びている。具体的には、ガイド溝26は、前から順に、第1部26A、第2部26Bおよび第3部26Cを含んでいる。第1部26Aの溝幅は、後側へ向って徐々に狭くなっており、第1部26Aは、その後端で第2部26Bに連続している。第2部26Bの溝幅は、感光体ドラム12の突出部12Aにおける直径とほぼ等しい寸法を有しており、第2部26Bは、後側へ向って略水平に延び、その後端で第3部26Cに連続している。第3部26Cは、第2部26Bと同じ溝幅を有し、第2部26Bの後端から斜め後側下方へ延びている。第3部26Cの後側(下側)端部は、ガイド溝26の最奥部26Dをなし、この部分における溝壁は、突出部12Aの外周面と同じ曲率の湾曲状(U字状)に形成されている。ここで、最奥部26D(詳しくは最奥部26Dにおける溝壁)は、位置決め部の一例として機能する。
(2)駆動ユニット
本体ケーシング2の左側壁2A(具体的には、左側壁2Aにおける幅方向内側面と外側面との間)において、対応するガイド溝26の最奥部26Dの近傍には、駆動ユニット27が設けられている(図3(a)参照)。
駆動ユニット27は、駆動モータ28と、第1回転体の一例としての伝達ディスク29と、オルダム継手30とを含んでいる。
駆動モータ28は、たとえば、最奥部26Dより後側下方に配置されている。駆動モータ28の駆動軸28Aは、左側壁2Aの幅方向内側面側、つまり最奥部26D側へ延びており(図3(a)参照)、その外周面にはギヤ歯が形成されている。
伝達ディスク29は、その主たる部分をなすディスク部29Aと、筒部29B(図3(a)参照)とを一体的に備えている。ディスク部29Aは、円盤形状であり、その円中心(伝達ディスク29の中心軸X)には、図3(a)に示すように、本体ケーシング2の左側壁2Aから幅方向に沿って右側に突出した支持軸2Bが取り付けられている。この状態で、中心軸X(ディスク中心軸Xということがある。)は、支持軸2B(詳しくは、支持軸2Bの中心軸)と一致し、幅方向に延びている。伝達ディスク29は、支持軸2B(ディスク中心軸X)を中心に回転自在である。ディスク部29Aの外周面には、ギヤ歯が形成されており、このギヤ歯は、上述した駆動軸28Aのギヤ歯に噛み合っている。筒部29Bは、ディスク部29Aの右端面の円中心位置において右側へ突出する円筒状に形成されている。図3(b)に示すように、筒部29Bの右端面には、右側へ突出するディスク突条29Cが形成されている。ディスク突条29Cは、筒部29Bの円中心(ディスク中心軸X)を通って、その円中心から、ディスク中心軸Xと直交する方向に沿って、筒部29Bの外周縁まで延びている。すなわち、ディスク突条29Cは、筒部29Bの直径と等しい長手寸法を有している。ここで、ディスク中心軸Xは、第1回転軸の一例である。
オルダム継手30は、感光体ドラム12の突出部12Aおよび伝達ディスク29の筒部29Bよりも大径の円盤形状に形成されている。オルダム継手30の中心軸Y(オルダム中心軸Yということがある。)は、幅方向に沿って延びている。オルダム継手30において、左端面には、右側へ窪む左溝30Aが形成され、右端面には、左側へ窪む右溝30Bが形成されている。左溝30Aおよび右溝30Bは、ともに、オルダム継手30の円中心(オルダム中心軸Y)を通って、その円中心から、オルダム中心軸Yと直交する方向に沿って、オルダム継手30の外周縁まで延びている。すなわち、左溝30Aおよび右溝30Bは、オルダム継手30の直径と等しい長手寸法を有している。詳しくは、左溝30Aは、伝達ディスク29のディスク突条29Cを収容可能な大きさに形成されており、右溝30Bは、感光体ドラム12のドラム突条12Bを収容可能な大きさに形成されている。また、オルダム中心軸Yに沿う方向から投影したときに、左溝30Aと右溝30Bとは、互いに直交し、十字をなす(図3(a)および図3(b)参照)。図3(a)に示すように、オルダム継手30では、常には、左溝30Aにディスク突条29Cが遊嵌されている。これにより、オルダム継手30は、左溝30Aにディスク突条29Cが遊嵌された状態で、伝達ディスク29に対して、ディスク突条29Cが延びる方向(ディスク中心軸Xと直交する方向)にスライド移動(摺動)可能である。
ここで、上述したように、ディスク部29Aの外周面のギヤ歯が、上述した駆動軸28Aのギヤ歯に噛み合っている。そのため、駆動モータ28を駆動させると、駆動モータ28が発生する駆動力が、駆動軸28Aからディスク部29Aに伝達され、伝達ディスク29が支持軸2B(ディスク中心軸X)を中心として回転する。つまり、駆動ユニット27によって伝達ディスク29が回転駆動される。このとき、オルダム継手30は、上述したように左溝30Aにディスク突条29Cが遊嵌されているので、伝達ディスク29とともに回転する。この状態において、オルダム継手30は、上述したように伝達ディスク29に対してスライド移動可能である。オルダム継手30の具体的な動きについては後述する。
(3)本体ケーシングに対するカートリッジの着脱
図4に示すようにカバー7を開き、カートリッジ8を本体ケーシング2に対して装着する。まず、ガイド溝26の第1部26Aに、感光体ドラム12において対応する突出部12Aを嵌め込んでから、カートリッジ8を本体ケーシング2内部へ向けて後側へ押し込む。これにより、突出部12Aは、第1部26Aから第2部26Bへと受け渡されて、第2部26Bによって、水平方向に沿って後側へガイドされる。その後、突出部12Aは、第2部26Bから第3部26Cへと受け渡されて、第3部26Cによって、斜め後側下方へガイドされる。
そして、突出部12Aが第3部26Cの終点(つまりガイド溝26の最奥部26D)に近付くと、左側の突出部12Aにおけるドラム突条12Bが、オルダム継手30の右溝30Bに嵌り始める。図2(a)に示すように、突出部12Aが最奥部26Dに到達し、最奥部26Dにおける溝壁に当接すると、感光体ドラム12が位置決めされる。このとき、ドラム突条12Bが右溝30Bに遊嵌される。この後カバー7を閉じると、本体ケーシング2に対するカートリッジ8の装着が完了する。ここで、本体ケーシング2に対するカートリッジ8の装着方向は、突出部12A(感光体ドラム12)が最奥部26Dで位置決めされる直前(カートリッジ8の装着が完了する直前)におけるカートリッジ8の移動方向である斜め後側下方(図示太線矢印参照)である。図3(a)に示すように、この装着方向(図示太線矢印参照)は、幅方向(ドラム中心軸Vおよびディスク中心軸Xが延びる方向)と直交する方向である。
ここで、感光体ドラム12を位置決めする最奥部26Dは、感光体ドラム12に対して、上記装着方向(図示太線矢印参照)における下流側に配置されている。また、ドラム中心軸Vは、ディスク中心軸Xと平行となるように、幅方向に沿って延びているものの、ディスク中心軸Xは、ドラム中心軸Vに対して、上記装着方向下流側にずれて配置されている。ドラム中心軸Vに対するディスク中心軸Xのズレ量Lは、0.2mm以上0.5mm以下の範囲で設定されていると好ましい。また、図2(b)に示すように、ディスク中心軸Xの延びる方向(幅方向)から投影したときに、ディスク中心軸Xは、最奥部26Dにおける上記装着方向(図示太線矢印参照)における最下流側の位置(最奥位置E)とドラム中心軸Vとを結ぶ直線P上に配置されている。
一方、カートリッジ8を本体ケーシング2から離脱させる場合には、図4に示すようにカバー7を開き、カートリッジ8を前側へ引き出す。これにより、突出部12Aが、第3部26Cによって、離脱方向(上述した装着方向とは反対、かつ、幅方向と直交する方向である斜め前側上方)に沿ってガイドされる。これに伴って、上述したドラム突条12Bが、右溝30Bから外れる。その後、突出部12Aが第3部26Cから第2部26B、第1部26Aへと順に受け渡される。そして、カートリッジ8をさらに前側へ引き出し、突出部12Aが第1部26Aから外れると、本体ケーシング2からのカートリッジ8の離脱が完了する。
(4)感光体ドラムへの駆動力の伝達
本体ケーシング2に対するカートリッジ8の装着が完了した直後では、図5(a)に示すように、オルダム継手30の円中心(オルダム中心軸Y)と伝達ディスク29(筒部29B)の円中心(ディスク中心軸X)とが一致しており、ディスク突条29Cの全てが左溝30Aに遊嵌されている。一方、ドラム突条12Bでは、その長手方向略半分が、右溝30Bに遊嵌されている。ここで、上述したように、突出部12A(感光体ドラム12)が最奥部26Dによって位置決めされているので(図3(a)参照)、感光体ドラム12のドラム中心軸Vとディスク中心軸Xとの間の距離(つまり、上述したズレ量L)は、一定である。そして、ドラム中心軸Vとディスク中心軸Xとの間にあって、各中心軸からの距離が等しい位置にある点を中間点Zとする。
ここで、駆動モータ28(図3(a)参照)を駆動させて、駆動力を伝達ディスク29に伝達し、伝達ディスク29を、図5を基準として時計回りの方向に回転させる。この状態では、オルダム継手30において、ディスク突条29Cが左溝30Aに常に遊嵌され、かつ、ドラム突条12Bが右溝30Bに常に遊嵌されている(図3(a)参照)。つまり、伝達ディスク29と感光体ドラム12とがオルダム継手30によって連結されている。そのため、伝達ディスク29を回転させている駆動力は、オルダム継手30を介して、感光体ドラム12の突出部12Aにも伝達され、これにより、感光体ドラム12が、伝達ディスク29と同じ方向に回転する。
詳しくは、図5(a)の状態から伝達ディスク29が時計回りに30°回動(等速回動。以下同じ。)すると、図5(b)に示すように、オルダム継手30は、オルダム中心軸Yがディスク中心軸Xから離れてドラム中心軸Vに近付くように、オルダム中心軸Yを中心として時計回りに30°回動しつつ、中間点Zを中心として時計回りに60°回動する。これにより、ディスク突条29Cにおいてオルダム中心軸Yから遠い側の端部が左溝30Aから外れ、ドラム突条12Bにおいて右溝30Bに遊嵌される部分が、図5(a)の状態から増加する。このとき、感光体ドラム12は、伝達ディスク29と同様に時計回りに30°回動する。
図5(b)の状態から伝達ディスク29が時計回りにさらに30°回動すると、図5(c)に示すように、オルダム継手30は、オルダム中心軸Yがディスク中心軸Xからさらに離れてドラム中心軸Vにさらに近付くように、オルダム中心軸Yを中心として時計回りにさらに30°回動しつつ、中間点Zを中心として時計回りにさらに60°回動する。これにより、ディスク突条29Cにおいて左溝30Aから外れる部分が図5(b)の状態から増え、ドラム突条12Bにおいて右溝30Bに遊嵌される部分が、図5(b)の状態からさらに増加する。このとき、感光体ドラム12は、伝達ディスク29と同様に時計回りに30°回動する。
図5(c)の状態から伝達ディスク29が時計回りにさらに30°回動すると、図5(d)に示すように、オルダム継手30は、オルダム中心軸Yを中心として時計回りにさらに30°回動しつつ、中間点Zを中心として時計回りにさらに60°回動する。これにより、オルダム継手30では、オルダム中心軸Yがドラム中心軸Vに一致し、ドラム突条12Bの全てが右溝30Bに遊嵌される。このとき、感光体ドラム12は、伝達ディスク29と同様に時計回りに30°回動する。
図5(d)の状態から伝達ディスク29が時計回りにさらに30°回動すると、図5(e)に示すように、オルダム継手30は、オルダム中心軸Yがドラム中心軸Vから離れてディスク中心軸Xに近付くように、オルダム中心軸Yを中心として時計回りにさらに30°回動しつつ、中間点Zを中心として時計回りにさらに60°回動する。これにより、ドラム突条12Bにおいてオルダム中心軸Yから遠い側の端部が右溝30Bから外れ、ディスク突条29Cにおいて左溝30Aに遊嵌される部分が、図5(d)の状態から増加する。このとき、感光体ドラム12は、伝達ディスク29と同様に時計回りに30°回動する。
図5(e)の状態から伝達ディスク29が時計回りにさらに30°回動すると、図5(f)に示すように、オルダム継手30は、オルダム中心軸Yがドラム中心軸Vからさらに離れてディスク中心軸Xにさらに近付くように、オルダム中心軸Yを中心として時計回りにさらに30°回動しつつ、中間点Zを中心として時計回りにさらに60°回動する。これにより、ドラム突条12Bにおいて右溝30Bから外れる部分が図5(e)の状態から増え、ディスク突条29Cにおいて左溝30Aに遊嵌される部分が、図5(e)の状態からさらに増加する。このとき、感光体ドラム12は、伝達ディスク29と同様に時計回りに30°回動する。
図5(f)の状態から伝達ディスク29が時計回りにさらに30°回動すると、図5(a)に示すように、オルダム継手30は、オルダム中心軸Yを中心として時計回りにさらに30°回動しつつ、中間点Zを中心として時計回りにさらに60°回動する。これにより、オルダム継手30では、オルダム中心軸Yがディスク中心軸Xに一致し、ディスク突条29Cの全てが左溝30Aに遊嵌される。このとき、感光体ドラム12は、伝達ディスク29と同様に時計回りに30°回動する。
このように、伝達ディスク29が時計回りに180°等速回動(自転)すると、オルダム継手30がオルダム中心軸Yを中心に時計回りに180°等速回動(自転)しつつ、中間点Zを中心に時計回りに等速で1回転(公転)し、これに応じて、感光体ドラム12が時計回りに180°等速回動(自転)する。
つまり、ドラム中心軸Vおよびディスク中心軸Xが互いに平行でありながらずれている状態で感光体ドラム12と伝達ディスク29とをオルダム継手30で連結すると、伝達ディスク29を等速回転させた場合に、オルダム継手30が、上述したように自転および公転することによってドラム中心軸Vとディスク中心軸Xとの間のズレを吸収しながら、伝達ディスク29の駆動力を感光体ドラム12に伝達する。これにより、感光体ドラム12が等速回転する。この状態において、オルダム継手30は、感光体ドラム12および伝達ディスク29に対して、ドラム中心軸Vおよびディスク中心軸Xの延びる方向(幅方向)と直交する方向に相対移動しており、ディスク突条29Cが左溝30Aに摺動し、ドラム突条12Bが右溝30Bに摺動している。
3.作用効果
(1)図3(a)に示すように、このプリンタ1では、伝達ディスク29のディスク中心軸Xは、ディスク中心軸Xと平行に延びる感光体ドラム12のドラム中心軸Vに対して、本体ケーシング2に対するカートリッジ8の装着方向下流側(図示太線矢印参照)にずれて配置されている。これにより、伝達ディスク29と感光体ドラム12とを連結した場合において、感光体ドラム12は、感光体ドラム12に対して装着方向下流側にある最奥部26Dに常に押し付けられる。そのため、感光体ドラム12がずれることはなく、本体ケーシング2における感光体ドラム12の位置決め精度の向上を図ることができる。
このように感光体ドラム12の位置決め精度の向上が図られ、また、ディスク中心軸Xがドラム中心軸Vに対してずれているにもかかわらず伝達ディスク29と感光体ドラム12とがオルダム継手30によって連結されているので、感光体ドラム12の駆動精度の向上を図ることができる。
(2)図2(b)に示すように、ディスク中心軸Xの軸方向(幅方向)から投影したときに、ディスク中心軸Xは、最奥部26Dにおいて上記装着方向(図示太線矢印参照)における最下流側の位置(最奥位置26E)とドラム中心軸Vとを結ぶ直線P上に配置される。これにより、感光体ドラム12は、最奥部26Dに対して、装着方向に沿って押し付けられるので、装着方向から外れる方向に力が作用されることによる感光体ドラム12のずれを防止し、感光体ドラム12の位置決め精度の更なる向上を図ることができる。
(3)ディスク中心軸Xを、ドラム中心軸Vに対して、0.2mm以上0.5mm以下の範囲で、装着方向下流側にずれて配置することにより(図3(a)のズレ量L参照)、感光体ドラム12の位置決め精度の更なる向上を図ることができる。
(4)このように、感光体ドラム12の位置決め精度および駆動精度の向上が図られることによって、感光体ドラム12から用紙3へトナー像を精度よく転写することができる。
4.変形例
上記の実施形態においては、感光体ドラム12および伝達ディスク29に突条(ドラム突条12Bおよびディスク突条29C)を設ける一方で、オルダム継手30に溝(左溝30Aおよび右溝30B)を設け、これらの溝に、対応する突条を遊嵌させている(図3(b)参照)。これに代え、オルダム継手30に、ドラム突条12Bおよびディスク突条29Cに相当する突条を設け、感光体ドラム12および伝達ディスク29に、左溝30Aおよび右溝30Bに相当する溝をそれぞれ設けてもよい。
また、単色のトナーで画像形成を行うモノクロプリンタを例示したが(図1参照)、本発明は、これに限らず、カラープリンタにも適用することができる。その場合、上述したカートリッジ8を各色に応じて複数設け、これらのカートリッジ8を本体ケーシング2に対して個別に着脱させてもよいし、複数のカートリッジ8をユニット化してそのユニットを本体ケーシング2に対して着脱させてもよい。
また、本発明は、感光体ドラム12をレーザによって露光させるレーザプリンタに限らず、カートリッジ8を本体ケーシング2に対して着脱する全てのタイプのプリンタに適用することができる。
さらに、本発明は、回転軸が互いにずれた2つの回転体をオルダム継手で連結するあらゆる装置に適用することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの模式的な側断面図である。 図2(a)は、図1とは別の断面位置におけるプリンタの模式的な側断面図であり、図2(b)は、図2(a)の要部拡大図である。 図3(a)は、図2における感光体ドラムの駆動系統を説明するための要部断面図であり、図3(b)は、図3(a)の要部分解斜視図である。 図2においてカートリッジが本体ケーシングに対して着脱途中にある状態を示す。 オルダム継手の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 本体ケーシング
8 カートリッジ
12 感光体ドラム
26D 最奥部
26E 最奥位置
27 駆動ユニット
29 伝達ディスク
30 オルダム継手
V ドラム中心軸
X ディスク中心軸
P 直線

Claims (3)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、第1回転軸を中心として回転する第1回転体を含み、前記第1回転体を回転駆動させる駆動ユニットと、
    前記第1回転軸と平行に延びる第2回転軸を中心として回転する第2回転体を含み、前記第1回転軸と直交する方向に沿って前記装置本体に対して着脱可能に装着されるカートリッジと、
    前記装置本体に設けられ、前記第2回転体に対して、前記装置本体に対する前記カートリッジの装着方向下流側に配置されて前記第2回転体を位置決めする位置決め部と、
    前記第1回転体と前記第2回転体とを連結するオルダム継手とを備え、
    前記第1回転軸の軸方向から投影したときに、前記第1回転軸は、前記位置決め部における前記装着方向最下流側の位置と前記第2回転軸とを結ぶ直線上に配置されるように、前記第2回転軸に対して、前記装着方向下流側にずれて配置され、
    前記直線は、前記装着方向に沿うことを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第2回転体は、感光体ドラムであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1回転軸は、前記第2回転体の前記軸方向両端部の半径に相当する距離を隔てて、前記第2回転軸に対して前記装着方向下流側にずれて配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
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