JP4271375B2 - 生検管路の止血を容易とするためのデバイスおよび方法 - Google Patents

生検管路の止血を容易とするためのデバイスおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4271375B2
JP4271375B2 JP2000598069A JP2000598069A JP4271375B2 JP 4271375 B2 JP4271375 B2 JP 4271375B2 JP 2000598069 A JP2000598069 A JP 2000598069A JP 2000598069 A JP2000598069 A JP 2000598069A JP 4271375 B2 JP4271375 B2 JP 4271375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gauze
adapter
biopsy
sponge
needle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000598069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002536105A (ja
Inventor
アンドリュー・エイチ・クラッグ
ロドニー・ブレンマン
マーク・アシュビー
Original Assignee
サブ−キュー・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/247,880 external-priority patent/US6086607A/en
Priority claimed from US09/334,700 external-priority patent/US6200328B1/en
Application filed by サブ−キュー・インコーポレーテッド filed Critical サブ−キュー・インコーポレーテッド
Publication of JP2002536105A publication Critical patent/JP2002536105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4271375B2 publication Critical patent/JP4271375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/0057Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/0057Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect
    • A61B2017/00637Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect for sealing trocar wounds through abdominal wall
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/0057Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect
    • A61B2017/00646Type of implements
    • A61B2017/00654Type of implements entirely comprised between the two sides of the opening
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for
    • A61B2090/064Measuring instruments not otherwise provided for for measuring force, pressure or mechanical tension

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、創傷閉塞デバイスに関するものであり、より詳細には、本発明は、生体吸収可能スポンジの挿入によって、生検管路の止血や他の刺し傷の止血を容易とするためのデバイスおよび方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
中実器官の経皮的針生検は、最も一般的な医学的処置手法のの1つである。米国も含めて全世界において1年あたり、数百万回に及ぶ針生検が行われている。経皮的生検は、様々な目的のための例えば皮膚の生検や肝臓の生検といったような手術的生検に取って代わった安全な手法である。
【0003】
針生検において存在する煩雑さは、生検部位における出血である。出血量は、針のサイズや組織試料のサイズや患者の凝固状態や生検部位の位置といったような様々な要因に関連する。共通の生検ターゲットであるような例えば肝臓のような脈管系器官の場合には、針生検後においてかなりの出血が発生する可能性がある。生検部位からの出血を最小化するために、典型的には、小寸法の針が使用される。しかしながら、小寸法の針は、あまり良好な試料をもたらすことがない。それよりも、感覚的に安全さを確認できることから、それより寸法の大きな孔付き針が好まれることが多い。生検後の内部出血の機会を最小化するために、外圧が印加され、患者は、しばしば不快な体位を強要される。例えば、特に肝臓の生検後には、何時間にもわたって、側面位を強要される。
【0004】
例えば Gelfoam(登録商標)といったような殺菌スポンジは、出血制御のために手術時に充填材料として使用される乾燥殺菌シート内において使用される。スポンジシートは、止血のために手術後に手術部位内に埋設され、1〜6週間をかけて生体内に吸収される。出血を最小化したり防止したりするためにこのような生体吸収可能殺菌スポンジ材料によって生検管路を塞ぐに際しては、多数の手法が使用される。生体吸収可能スポンジは、管路の機械的閉塞や凝固の促進をもたらし、生検管路からの出血を最小化する。生検管路を閉塞するために生体吸収可能スポンジを使用することの利点にもかかわらず、この技術は、スポンジ材料の準備の困難さや生検管路内へのスポンジ材料の搬送の困難さのために、広く使用されるには至っていない。
【0005】
膨張可能なスポンジを使用した生検創傷閉塞デバイスの一例は、米国特許明細書第5,388,588号に開示されている。この文献においては、生体吸収可能発泡材料からなる円形スポンジは、前もってカットされ、先端にスポンジを取り付けたアプリケータロッドによって生検部位内へと挿入される。スポンジが埋設された後には、スポンジは、血液を吸収して膨潤し、これにより、管路を充填して、生検部位におけるさらなる出血を防止する。しかしながら、スポンジは、搬送が困難であるとともに、搬送後の膨張が遅い。加えて、この搬送方法では、限られたサイズのスポンジしか搬送することができず、そのため、要望されるほどの局所圧縮をもたらすことができず、対象部位の充填が不十分である。そのため、生検管路のうちの、スポンジが搬送されていない部分に沿って、出血が継続する。
【0006】
したがって、簡単かつ信頼性のある方法で生検管路に対して生体吸収可能スポンジを搬送し得るデバイスおよび方法が要望されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、生体吸収可能スポンジを注入することによって、生検管路や他の刺し傷の止血を容易とするためのデバイスおよび方法に関するものである。本発明によるシステムによれば、生検針や他の套管を通して刺し傷部位にまで直接的に湿潤状態で搬送することができる。
【0008】
本発明のある見地においては、組織内にスポンジを注入するためのシステムは、先端側横断面積よりも基端側横断面積の方が大きいものとされているスポンジ製ガーゼと;組織に対して、湿潤状態のガーゼを搬送するための套管と;ガーゼを湿潤させて套管に対してガーゼを搬送し得るよう、套管に対して連結可能とされたアダプタと;を具備している。アダプタは、大径基端部と小径先端部とを有したテーパー形状管腔を備えている。小径先端部は、套管に対して連結可能である。
【0009】
本発明の付加的な見地においては、組織に対して搬送するためのスポンジガーゼを形成するための方法として、スポンジ材料からなるシートからスポンジストリップをカットし;ストリップを折り曲げることによって、第1横断面積を有した第1端部と、第2横断面積を有した折曲第2端部と、を有したガーゼを形成する。この場合、第2横断面積の方が、第1横断面積よりも大きい。
【0010】
本発明のさらなる見地においては、湿潤スポンジを作製して、この湿潤スポンジを套管に対して搬送し、さらに、組織に対して搬送するためのシステムであって、アダプタとテンプレートとを具備している。アダプタは、長尺部材とルアーコネクタとテーパー形状の管腔とを備えている。長尺部材は、第1端部と第2端部とこれら第1端部および第2端部の間に延在する管腔とを有している。ルアーコネクタは、套管に対する連結のために長尺部材の第2端部に設けられている。管腔のテーパー形状部は、第1端部における第1直径から、この第1直径よりも小さな、第2端部における第2直径にかけて延在するとともに、第2直径よりも大きな幅を有した乾燥スポンジガーゼが湿潤されたときには第2端部を通過できるようにガーゼを圧縮することができる。テンプレートは、套管に対しての搬送のために長尺部材内に受領され得るようなサイズへと、スポンジをカットし得るよう構成されている。
【0011】
本発明の付加的な見地においては、組織に対して搬送することを目的として、湿潤スポンジを套管に対して搬送するためのアダプタシステムは、長尺アダプタと着脱可能ベントキャップとを具備している。長尺アダプタは、先端部と、基端部と、基端部における大径から先端部における小径までにわたって延在する管腔テーパー形状部と、先端部に設置されたルアー連結具と、を有している。着脱可能なベントキャップは、ルアー連結具に対して係合し得るよう構成されている。ベントキャップは、アダプタからの流体の排出は許容しかつスポンジの飛び出しは防止するような抜き穴を有している。
【0012】
本発明の他の見地においては、組織に対して搬送することを目的として、湿潤スポンジを套管に対して搬送するためのアダプタシステムは、長尺アダプタとトレイル中継チャンバとを具備している。長尺アダプタは、先端部と、基端部と、基端部における大径から先端部における小径までにわたって延在する管腔テーパー形状部と、先端部に設置されたルアー連結具と、を有している。トレイル中継チャンバは、長尺アダプタから着脱可能なベントキャップまでの間にわたって延在するように設けられている。着脱可能ベントキャップを貫通しさらにトレイル中継チャンバ内へと延在するロッドが、設けられている。ロッドは、着脱可能ベントキャップとは反対側に、係止部材を有している。係止部材は、トレイル中継チャンバを通って延在する管腔に対しての界面適合をもたらす。係止部材は、ベントキャップを通してのアダプタからの流体の排出は許容しつつもベントキャップからのスポンジの飛び出しは防止する。
【0013】
本発明の他の見地においては、組織アクセス管路内へとスポンジを搬送するための方法であり、組織アクセス管路内に配置された套管を通して湿潤スポンジガーゼを、速度(E)でもって搬送するのと同時に、組織から速度(V)でもって套管を引き戻し、これにより、スポンジガーゼを配置して組織アクセス管路をシールする。この場合、速度(E)の方を、速度(V)以上とする。
【0014】
本発明の他の見地においては、組織に対して搬送することを目的として、湿潤スポンジを作製して、この湿潤スポンジを套管に対して搬送するためのシステムは、アダプタを具備してなり、このアダプタは、第1端部と第2端部とこれら第1端部および第2端部の間に延在する管腔とを有した長尺部材を有している。取付具が、套管に対する連結のために第2端部に設けられている。このため、テーパー形状部は、第1端部における第1直径から、この第1直径よりも小さな、第2端部における第2直径にかけて延在するとともに、第2直径よりも大きな幅を有した乾燥スポンジガーゼが湿潤されたときには第2端部を通過できるようにガーゼを圧縮することができる。視認可能透明チャンバは、長尺部材の第2端部に設けられた取付具に対して連結可能に設けられている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に例示された好ましい実施形態を参照しつつ、より詳細に説明する。複数の添付図面にわたっては、同様の部材には同じ符号が付されている。
【0016】
本発明によるシステムは、湿潤状態の生体吸収可能スポンジ材料を搬送し、これにより、単純かつ安全な態様で、生体管路や他の刺し傷の止血を容易とする。湿潤した生体吸収可能スポンジの搬送デバイスにつき、経皮的な針による生検後における生検管路の処置に関連して、以下、説明する。しかしながら、本発明は、他のタイプの刺し傷や組織アクセス管路の止血を容易とするためにも使用することができ、これら傷からの出血を防止することができる。
【0017】
生検管路の止血を容易とするためのシステムは、生体吸収可能スポンジ材料からなるガーゼ(18)をシートの形態からカットするためのパンチ(10)と、ガーゼを生検針(16)に対して搬送するためのアダプタ(12)と、ガーゼを湿潤させてガーゼを注入するためのシリンジ(14)と、を備えている。アダプタ(12)は、比較的大きな生体吸収可能スポンジ材料製ガーゼを圧縮することができ、湿潤状態で生検管路内に挿入することができる。止血を容易とするために使用する生体吸収可能スポンジ材料は、湿潤時に変形することにより生検針や他の套管内を流体圧力によって搬送され得るような任意の生体吸収可能スポンジとすることができる。
【0018】
本発明を詳細に説明するに先立って、いくつかの用語を定義しておく。
【0019】
『ガーゼ』とは、生検針や他の套管内を湿潤状態で注入され得るようなサイズとされた全体的に長尺形状をなす、生体吸収可能スポンジの一部を意味している。
【0020】
『スポンジ』とは、湿潤することができるとともに湿潤状態において弾性圧縮可能であるような生体適合性材料を意味している。好ましくは、スポンジは、非抗原性であり、生体吸収可能であるかもしれないし生体吸収不可能であるかもしれない。
【0021】
『生体吸収可能スポンジ』とは、人体や哺乳類の体内に埋設されたときに、生体によって吸収されるスポンジを意味している。
【0022】
『湿潤』とは、例えば生理的食塩水や水や造影剤やトロンビンや治療剤等といったような流体でもって部分的にまたは完全に浸されることを意味している。
【0023】
生体吸収可能スポンジ材料の『鍛錬』とは、スポンジ材料の形状を圧縮したり広げたりあるいは変化させたりしてスポンジ材料の拡張応答特性を改良させるような、乾燥状態でもまたは湿潤状態でのスポンジ材料に対しての操作を意味している。
【0024】
図1は、ダイカッターとも称されるパンチ(10)の一例を示している。パンチ(10)は、生体吸収可能スポンジシート(20)を、生検管路に対しての搬送に際して適切なサイズのガーゼ(18)へと、カットするためのものである。パンチ(10)は、ハンドル(26)付きのプレート(24)に対して固定された矩形ブレード(22)を備えている。パンチ(10)を、市販の生体吸収可能スポンジからなるフラットシート(20)に対して押圧することにより、適切なサイズのガーゼ(18)がカットされる。ガーゼ(18)の作製に際しては、図1に示すようなパンチ(10)の他にも、例えばハサミタイプのハンドパンチや自動パンチ機械やテンプレートおよびナイフといったような他のカットデバイスを使用することができる。代替可能なガーゼ形成システムについては、図11〜図13を参照して後述することとする。
【0025】
図2は、本発明によるアダプタ(12)を示しており、アダプタ(12)内には、湿潤して生検針(16)を通して搬送されるためのガーゼ(18)が配置されている。アダプタ(12)は、比較的大きな横断面積の複数個の生体吸収可能スポンジ材料を、ずっと小さな横断面積の生検針(26)を通して、より容易に搬送することを可能とする。アダプタ(12)は、また、ガーゼ(18)から空気を除去し得るよう機能する。
【0026】
湿潤ガーゼ(18)を針(16)に対して供給するアダプタ(12)は、シリンジ(14)との連結のための環状リップ(32)またはメス型ルアー取付具を有した第1端部(30)を有している。アダプタ(12)の第2端部(34)は、生検針(16)または他の套管に対しての連結のためのオス型ルアー取付具(36)を有している。ルアー取付具(36)は、テーパー形状の外面(38)と、生検針の環状リップを受領し得る内部ネジ山付きの保持リング(40)と、を備えている。アダプタ(12)は、内部管腔を有しており、第1端部(30)における内部管腔の内径は、第1内径D1 とされており、第2端部(34)における内部管腔の内径は、第2内径D2 とされている。アダプタ(12)の第1端部と第2端部との間においては、テーパー部(42)が、生検針(16)および針ハブ(28)を通して注入するに先立って湿潤ガーゼ(18)を押圧するための漏斗形状をもたらしている。
【0027】
アダプタ(12)は、プラスチック材料の成型といったような任意の公知手段によって形成することができる。好ましくは、アダプタ(12)は、アダプタ越しにガーゼ(18)を見ることができて、ガーゼをアダプタ内に導入する際にさらにガーゼを針内へと搬送する際に、視覚的に観測し得るよう、透明体とされる。アダプタの管腔には、搬送特性を向上させ得るよう、摩擦低減コーティングを施すことができる。また、搬送流体は、ガーゼ(18)の外面を湿潤させることによって摩擦を低減させ、これによっても、搬送特性が改良される。
【0028】
シリンジ(14)は、オス型ルアー取付具(46)と、流体チャンバ(48)と、プランジャー(50)と、を備えている。アダプタ(12)の第1端部(30)は、従来のシリンジ(14)のルアー取付具(46)に対して連結することができる。シリンジ(14)には、所定量の流体をシリンジ(14)内に自動的に充填するための、スプリング(52)を設けることができる。これに代えて、シリンジは、少量の流体を正確に注入するための図7に示すようなネジ付きシリンジプランジャーを備えることができる。シリンジ容積は、ガーゼの湿潤と生体針(16)を通してのガーゼ(18)の搬送とに必要な流体量に応じて、変更されることとなる。
【0029】
本発明において使用するための生検針(16)は、好ましくは、例えば2軸生検針や3軸生検針といったような同軸生検針である。同軸生検針は、外側針または套管を備えている。この外側針を通して、組織すくい取り器具や他の生検器具とともに組織試料が取り出される。組織試料の取出後には、外側套管は、図6に示すように患者の体内に残ったままとされる。スポンジガーゼの搬送用の套管を生検針として上述したけれども、套管は、カテーテルやシースや他の任意のタイプの套管とすることができる。
【0030】
生検管路の止血を容易とするための好ましい方法について、図4を参照して説明する。図4は、アダプタ(12)内におけるガーゼ(18)の導入および湿潤を示している。ガーゼ(18)は、上述のようにしてカットされ、アダプタの第1端部(30)からアダプタ(12)内へと配置される。シリンジ(14)には、例えば生理的食塩水といったような所定量の流体が充填される。シリンジは、ルアー取付具(46)によってアダプタ(12)の第1端部(30)に対して連結される。そして、シリンジ(14)のプランジャ(50)をゆっくりと押し込むことにより、流体がアダプタ(12)内へと進入し、ガーゼ(18)を湿潤させ、アダプタ内を所定量の流体でもって充填する。このとき、アダプタの第2端部(34)からガーゼが飛び出してしまわないように、流体をゆっくりと注入するよう注意すべきである。好ましくは、使用者は、アダプタ(12)内への流体の注入後にガーゼ(18)が適切に湿潤してガーゼ上に滑り性表面が形成されるまで、数秒待つ。ガーゼ(18)は、アダプタ内において拡張し、アダプタの管腔を充填するあるいはほぼ充填することができる。湿潤したガーゼ(18)が基端部材内に収容した状態のアダプタ(12)は、生検管路内の止血を容易とし得るよう生検管路内へとガーゼを注入するための、待受状態となっている。アダプタ(12)は、生検手術の開始前に導入することができる。
【0031】
生検手術が完了した後においても、それを通しての生検試料の採取が既に行われた生検針(16)の外側シースは、図6に示すように生検管路内の所定位置に維持される。生検針(16)は、生体吸収可能スポンジ生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(18)の搬送のための搬送部位の目標位置を既に確立している。アダプタ(12)のルアー取付具(36)は、図6に示すように、生検針ハブ(28)に対して連結される。生検針(16)が生検管路に沿って1〜20mmといったようなわずかな距離だけ引き戻される。これにより、ガーゼ(18)の受領のためのスペースが、生検管路内に形成される。さらなる流体がシリンジによって急速に注入され、これにより、ガーゼ(18)が生検針(16)内へと駆動される。アダプタ内において既に湿潤している湿潤ガーゼ(18)によってアダプタ管腔が既に閉塞されている場合には、さらなる流体の注入が、アダプタのテーパー部(42)を通してガーゼを押し込むこととなる。アダプタ管腔が未だ完全にはガーゼ(18)によって閉塞されていない場合には、ベンチュリ効果によって、アダプタのテーパー部(42)に向けてのガーゼの移動が補助される。ガーゼ(18)が生体針(16)へと移動した後には、シリンジ(14)によるさらなる流体の急速注入によって、ガーゼ(18)が針(16)から生検管路内へと搬送される。搬送されたときには、湿潤ガーゼ(18)は、急速に拡張(膨張)し、生検管路内の空きスペースを充填し、止血を容易として、局所圧縮をもたらす。
【0032】
図7の側断面図に示すように、針ハブ(28)の一例は、アダプタ(12)の先端部(34)における内径(D2 )よりも大きい内径(D3 )を有している。内径が大きな針ハブ(28)により、アダプタのテーパー部(42)によって既に圧縮されている湿潤ガーゼ(18)は、針管腔内において再度圧縮されるよりも前に、針ハブ内において膨張することができる。湿潤生体吸収可能スポンジ材料のこのような圧縮と膨張とは、湿潤ガーゼの搬送にとって不利な影響をもたらすものではなく、実際は、詳細に後述するように、搬送されるスポンジ材料の膨張特性を改良する。
【0033】
針ハブ(28)の管腔と針管腔との間における円滑なテーパー状遷移領域は、ガーゼ(18)の挿入を容易とする。しかしながら、針ハブ(28)と針(16)との間に存在する内部段部を有している針が使用されたにしても、ガーゼ(18)は、うまく注入される。本発明による代替可能な実施形態においては、針ハブ(28)は、アダプタの先端部(34)のところにおける内径(D2 )とほぼ同じ内径を有するように構成されている。
【0034】
好ましくは、ガーゼのサイズやアダプタ(12)の寸法や針(16)の寸法や針ハブ(28)の寸法に応じた各処理手順を行い得るように、特定に測定された量の流体が使用される。ガーゼ(18)は、流体によって生検管路内へと完全に搬送されるべきであり、搬送に使用する外来流体の量は、最小とすべきである。例えば、針の内部に配置されたガーゼ(18)は、使用する針(16)のサイズに応じて、0.02〜1.5mlという量の流体でもって搬送することができる。より多くの量の流体を注入すると、生検管路を膨張させたり、あるいは、器官内におけるガーゼの位置をずらせてしまったり、しかねない。
【0035】
一例においては、市販されている Gelfoam(登録商標)製の約1.5mm厚さのシートからカットされた20mm×2mmというサイズのガーゼ(18)は、湿潤した上で、18ゲージという規格の約15cm長さの生検針を通して、0.9mlという量の流体でもって注入することができる。この例におけるアダプタは、約0.38cmという第1直径(D1 )と、約0.14cmという第2直径(D2 )と、約3.80cmという全体長さと、約45°というテーパー角度と、を有している。約0.3mlの流体をゆっくりと注入することにより、ガーゼ(18)を湿潤させ、所定量の流体でもってアダプタを充填する。その後、約0.3mlの流体を注入することにより、アダプタ(12)から生検針(16)内へとガーゼ(18)が注入される。最後に、約0.3mlの流体を注入することにより、ガーゼ(18)を、生検管路内へと搬送する。アダプタ(12)から針(16)内へのガーゼの導入、および、針から生検管路へのガーゼ(18)の搬送は、約0.6mlという量の流体を注入することによって、1ステップでもって行うことができる。最少の外来流体を使用してのガーゼの正確かつ完全な注入は、このような容量注入技術によって得られる。
【0036】
図5に示すアダプタの代替可能な実施形態においては、ガーゼ(18)の導入時に流体を抜くための抜き穴(44)が、アダプタ(12)の第2端部(34)のところにおいて先端からわずかに離間した位置において、壁を貫通して延在している。図5に示すように、使用者は、アダプタ(12)の第2端部(34)の開口を指で押さえる。これにより、アダプタからのガーゼの飛び出しが防止される。シリンジ(14)のプランジャ(50)をゆっくりと押圧することにより、流体がアダプタ(12)内へと進入し、ガーゼを湿潤させる。好ましくは、アダプタ(12)内へと流体が進入してからガーゼ(18)が湿潤されるまで、数秒間だけ待つ。ガーゼ(18)が湿潤された後には、さらなる流体を、アダプタ(12)内へと急速に注入する。これにより、ガーゼ(18)は、アダプタの第1端部(30)からアダプタの第2端部(34)に向けて、移動する。ガーゼ(18)がアダプタ(12)のテーパー部(42)によって圧縮される際には、空気や流体は、抜き穴(44)を通ってアダプタから抜けることができる。ガーゼ(18)が、図5に示すような第2端部(34)に対しての隣接位置にまで移動したときには、流体注入が停止される。湿潤ガーゼ(18)が先端部内に配置された状態のアダプタ(12)は、生検管路内の止血を容易とし得るよう生検針を通してガイドワイヤを挿入することの待受状態となっている。
【0037】
テーパー部(42)を通してのガーゼ(18)の前進時にアダプタ(12)の先端部を指で押さえる代わりに、着脱可能なキャップを使用することができる。また、抜き穴(44)を省略して、スクリーン、または、スクリーンを有したキャップを使用することによって、ガーゼ(18)の飛び出しをスクリーンによって防止しつつも、スクリーンを通して流体を通すことができる。ベントキャップ(抜き穴付きキャップ)の一例については、図14および図15を参照して詳細に後述する。
【0038】
搬送システムの代替可能な実施形態が、図7に示されている。この場合、アダプタ(12)には、ガーゼの注入を観測するための圧力指示器(64)が設けられている。好ましくは、圧力指示器(64)は、アダプタ(12)の側面上に形成されたルアー取付具(66)のところに、着脱可能に取り付けられる。圧力指示器(64)は、アダプタ(12)内の圧力に依存して、図7に示すような凸形状に膨出した状態と、フラット状態と、の間にわたって移行可能とされている。ガーゼ(18)が生検針から生検管路内へと押し出されたときには、生検針(16)とアダプタ(12)とシリンジ(14)との内部圧力が、低下することとなる。これにより、圧力ドーム(68)は、図7に示すような凸状態から、フラット状態へと、移行する。これにより、ガーゼの搬送が完了したことを認識することができる。
【0039】
図8は、アダプタの代替可能な実施形態(12a)を示している。このアダプタ(12a)においては、テーパー部(42a)が短く、急峻である。図2や図8におけるアダプタの特定のサイズおよび形状は、生検針のサイズや組織試料のサイズや、搬送すべきガーゼのサイズに応じて、変更することができる。18ゲージの生検針を通して生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(18)を搬送する場合の図8のアダプタ(12a)の一例は、第1アダプタ直径(D1 )が約0.25cmあるいはそれ以上であり、好ましくは0.30〜0.80cmであり、第2アダプタ直径(D2 )が約0.25cmあるいはそれ以下であり、好ましくは0.05〜0.23cmである。テーパー部(42a)の壁がアダプタ(12a)の長さ方向軸に対してなす角度は、5°〜90°にわたって変更することができ、好ましくは30°〜60°である。テーパー部(42a)は、断面視において実質的に直線状の内面を有するものとして図示されている。しかしながら、テーパー部(42a)は、断面視において、凸状面や凹状面を有することもできる。アダプタ(12a)に関して上述した寸法は、肝臓の生検において最も一般的に使用されている18ゲージの生検針に対して適切なものである。皮膚や肺に対して使用されるより大径の生検針または套管のいくつかに対しては、アダプタ寸法を、それらに応じて大きいものとすることができる。
【0040】
また、図8は、アダプタの基端が、標準的なシリンダ取付具よりも大径である場合に、アダプタ(12)とシリンジ(14)とを連結するためのコネクタ(70)を示している。コネクタ(70)は、シリンジ(14)に対しての連結のための第1端部(72)と、アダプタ(12)に対しての連結のための第2端部(74)と、を有している。
【0041】
本発明において使用するのに好適な生体吸収可能スポンジ材料の1つのタイプは、Upjohn社によって製造されている Gelfoam(登録商標)である。Gelfoam は、多孔質の柔軟な架橋されたゼラチン材料であり、予圧縮したスポンジとしてまたは非圧縮のスポンジとして、シートの形態で市販されている。この材料は、ガーゼ(18)として予成形することができる、あるいは、パンチ(10)やステンシルやテンプレートやナイフを使用して、上述のようにガーゼとして形成することができる。湿潤後には、ガーゼ(18)は、容易に圧縮することができ、ガーゼの元々の横断面積よりも小さな横断面積を有した管腔内に適応することができる。加えて、搬送時の湿潤ガーゼの鍛錬は、Gelfoam 内に拘束されている空気を追い出して流体と置換することを推進し、これにより、搬送時の急速な膨張を可能とする。予圧縮された Gelfoamからなるガーゼ(18)が湿潤されて搬送時に鍛錬された(空気が追い出された)ときには、ガーゼは、吸収能力を有することとなり、搬送時に、元々の乾燥時容積の数倍(例えば、3倍あるいはそれ以上)へと急速に膨張することができる。非圧縮の Gelfoamからなるガーゼ(18)が湿潤されて搬送時に鍛錬された(空気が追い出された)ときには、ガーゼは、吸収能力を有することとなり、搬送時に急速に膨張することができる。これらの特性は、Gelfoam 製スポンジ材料を、生検部位の止血を容易とするに際して、特に有効なものとする。
【0042】
アダプタ(12)内におけるまたアダプタ(12)と針(16)との間における急峻な管腔内径の変化は、生体吸収可能スポンジ材料の『鍛錬』を改良して生体吸収可能スポンジ材料の湿潤を改良する。これにより、湿潤状態で搬送される生体吸収可能スポンジの膨張特性が改良される。図9および図10に示すアダプタの代替可能な実施形態においては、アダプタの管腔内には、拡径領域や凹所領域や不規則形状領域が、設けられている。これにより、生体吸収可能スポンジ材料に対して付加的な鍛錬作用がもたらされ、スポンジの膨張特性をさらに改良する。
【0043】
図9のアダプタ(12b)は、管腔に、2つの拡径領域(72)を備えている。生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(18)がアダプタ(12b)の管腔を通って移動したときには、アダプタによってスポンジ材料が膨張と圧縮とを繰り返すこととなり、ガーゼの鍛錬が増強される。図10は、アダプタの他の代替可能な実施形態(12c)を示している。このアダプタ(12c)は、生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(18)の鍛錬度合いを改良し得るよう、複数のジグザグ状の不規則形状部(74)を備えている。不規則形状部(74)は、好ましくは、比較的円滑な表面とされていて、生体吸収可能スポンジ材料が不規則部に引っ掛かってしまうことを防止する。
【0044】
図11は、アダプタの代替可能な実施形態(112)を示しており、アダプタには、ガーゼ形成テンプレート(122)が取り付けられている。図11に示すように、アダプタ(112)は、メス型ルアー(132)を有した基端部(130)と、オス型ルアー(136)を有した先端部(134)と、を備えている。ガーゼ(118)は、基端部(130)内に挿入されている。アダプタ(112)内には、ガーゼ(118)を生検針内へと圧入するためのテーパー部(142)が設けられている。
【0045】
生体吸収可能スポンジ材料製ガーゼ(118)の搬送時に際しては、最少の流体量でもって所望量のスポンジ材料を搬送することが重要である。最少量の流体でもってスポンジ材料を搬送し得るいくつかのデバイスおよび方法においては、図11に示すようなガーゼ配置と、図14および図15に示すようなガーゼ係止用ベントキャップと、を使用し、図16に示すように、搬送時に生検針を引き抜く。
【0046】
基端側の横断面積方が大きいガーゼ(118)の方が、横断面積が一定のガーゼや基端側の横断面積の方が小さいガーゼよりも、より容易に搬送される。図11は、基端側の横断面積が先端側の横断面積のほぼ2倍であるようなガーゼ(118)を図示している。ガーゼ(118)の先端部における質量が小さいことにより、アダプタ(112)内へのガーゼの挿入が容易とされている。ガーゼの先端部が細いことにより、套管を通してのガーゼの搬送に抵抗性をもたらす大きな背圧を生成することなく、搬送套管または生検針を通過することができる。ガーゼ(118)の基端部が大きいことにより、アダプタ(112)および套管(16)の内部において良好なシールがもたらされる。これにより、ガーゼの推進のために、最少量の流体を使用するだけで良い。ガーゼ(118)の基端部における質量の大きさは、生検管路に対して搬送されるスポンジ材料の量を多くする。
【0047】
基端部の横断面積が大きいガーゼ(118)は、様々な方法で作製することができる。例えば、スポンジ材料製シートからガーゼ(118)が形成される場合には、基端部における大きな質量は、基端部が大きくなるようにしてガーゼをカットすることにより、得ることができる。これに代えて、ガーゼ(118)は、折曲や、巻付(ローリング)や、圧縮や、あるいは、スポンジ材料を所望形状へと変更するその他の手法によって、形成することができる。ガーゼの基端側質量は、また、ガーゼの基端部に対して別の材料片を追加することによっても、増大させることができる。この追加的な材料は、層状化や巻付や巻回や他の任意の方法によって、ガーゼに対して取り付けることができる。ガーゼは、また、モールド成型やバンプ押出やディッピング等によって、形成することもできる。基端部における大きな横断面積は、一般に、先端部の横断面積の1.2〜4倍とされる。加えて、横断面積の大きな基端部は、好ましくは、ガーゼの全体長さの1/8〜3/4という割合の長さとされる。
【0048】
図11に示すガーゼ(118)は、図13に示すようなテンプレート(122)を利用することによって、生体吸収可能スポンジ製シート(20)から材料ストリップをカットすることにより形成されたものである。ストリップがカットされた後に、ストリップの基端部を折り曲げてストリップ自身の上に重ねることにより、基端部の横断面積と質量とが大きいガーゼ(118)が形成された。20ゲージの生検針または套管内の搬送に適した Gelfoam製ガーゼの好ましい実施形態の一例は、2.54×38.1×1.524mm(0.1×1.5×0.06インチ)というサイズであり、全体長さが22.86mm(0.9インチ)となるように、図11の示すような形態に折り重ねられている。3.175mm(0.125インチ)という最大内径のアダプタ(112)内にこのガーゼ(118)を配置することにより、ガーゼを、20ゲージのまたはこれよりも大きな生検針に対して搬送することができる。他の共通の生検手順においては、わずかに大きなガイド套管を通して18ゲージのまたはこれよりも大きな生検針を使用し、この生検針内にやや大きめのガーゼを受領する。コア試料を採取しガイド套管から生検針を引き抜いた後には、ガーゼ(118)は、生検部位にまで套管を通して搬送することができる。18ゲージのまたはこれよりも大きな生検針を使用しているシステムにおいて使用するためのガーゼ(118)は、2.794〜3.048mm(0.11〜0.12インチ)という幅と79.375mm(3.125インチ)という長さと1.524mm(0.06インチ)という厚さとを有したストリップから形成することができ、全体長さが55.88mm(2.2インチ)となるように折り重ねることができる。一重厚さの先端部と二重厚さの基端部とを有してなるガーゼは、最大内径が約3.175mm(0.125インチ)であるようなアダプタから、搬送することができる。
【0049】
テンプレート(122)を利用して、大きな基端部を有したガーゼ(118)を形成するための一方法が、図13に示されている。テンプレート(122)は、全体的にはフラットプレートであって、テンプレートの1つまたは複数のエッジに沿って、凹所(124)を有している。これら凹所(124)は、ガーゼとして好ましい幅および長さに対応した、幅および長さとされている。凹所(124)は、ガーゼを折り曲げるべきところに、隆起バー(126)を形成している。テンプレートが、生体吸収可能スポンジ材料からなるシート(20)上に押し付けられたときには、バー(126)が、スポンジ材料に凹みまたはグルーブを形成する。使用者は、ブレードでもって、テンプレート(122)の側方エッジ(128)および端部エッジ(29)に沿ってカットする。これにより、スポンジ材料からなるストリップが形成される。その後、ストリップを、バー(126)により形成されたグルーブまたは折り目に沿って折り曲げる。これにより、ガーゼ(118)が形成される。カット時には、テンプレート(122)に対して下向き圧力を印加することによってスポンジシートを固定的に保持することが重要である。これは、スポンジ材料の裂けや破断を防止するためである。ガーゼを形成しようとしてスポンジ材料製ストリップを折り曲げる前に、ストリップを、テンプレートのフラット面でもって押圧することができる。これにより、スポンジを圧縮して、アダプタ(112)内へのガーゼ導入を容易とすることができる。
【0050】
アダプタ(112)に対して取り付けられたプレートとしてテンプレート(122)が図示されているけれども、テンプレートを別部材とし得ることは、理解されるであろう。加えて、テンプレート(122)は、様々なサイズの生検針を通しての搬送に好適であるよう様々なサイズのガーゼを形成するためのガイドをもたらすことができる。テンプレート(122)には、折り目形成バー(126)を設けてもあるいは設けなくても良い。テンプレート(122)は、透明体とすることも不透明体とすることもできる。不透明体の形態においては、凹所(124)のエッジを使用して、スポンジシート(20)のエッジに対してのテンプレートの位置合わせを行うことができる。一方、テンプレートが透明体である場合には、凹所を省略することができて、スポンジシートのエッジとテンプレートとの位置合わせの補助をなす視覚的表示すなわちラインを設けることができる。
【0051】
図14および図15は、アダプタ(112)と関連して使用するための好ましいベントキャップ(抜き穴付きキャップ)(70)を示している。図5を参照して上述したように、抜き穴を使用することによって、アダプタ内におけるガーゼの湿潤および前進を補助することができる。特に、抜き穴は、搬送を行うに先立って、アダプタ(112)内の好ましい軸方向位置にまで移動させることができる。加えて、抜き穴は、搬送に先立っての、ガーゼへの流体注入とガーゼからの空気抜きとを可能とする。図14に示すベントキャップ(70)は、メス型ルアー連結具(72)を備えている。メス型ルアー連結具(72)フランジ(74)を有しており、このフランジは、アダプタ(112)のオス型ルアー(136)に受領される。ベントキャップ(70)は、さらに、円錐形状部(76)を備えている。この円錐形状部は、アダプタ(112)の先端部(134)内へと進入し得るように構成されている。円錐形状部(76)は、1つまたは複数の流体通路すなわち抜き穴(78)を有している。抜き穴(78)は、ベントキャップを通しての空気および流体の通過を可能としつつも、生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(118)のベントキャップを通しての通過は阻止することができる。これに代えて、抜き穴は、ベントキャップ(70)とアダプタ(112)との間に配置することもできる。好ましくは、円錐形状部(76)の外面は、アダプタ(112)の先端部においてアダプタ(112)の管腔に対してのシールを形成する。抜き穴(78)の内径は、0.127〜0.508mm(0.005〜0.02インチ)とされ、好ましくは0.254mm(0.01インチ)とされる。この小さな抜き穴(78)は、アダプタ(112)のパージ、および、アダプタ(112)からの流体や空気の抽出を可能とする。しかしながら、例えば34.5kPa(5psi)あるいはそれ以上といったような高圧がかかったとしても、抜き穴を通してガーゼを通過させることはない。ベントキャップ(70)を使用することにより、シリンジによって高圧を印加して、ガーゼを湿潤させることができる。高圧によって流体がガーゼを移動させ、これにより、スポンジ材料の湿潤が急速に行われる。シリンジによって流体パルスを繰り返すことにより、より完全なガーゼの湿潤がもたらされる。
【0052】
ベントキャップ(70)は、さらに、ガーゼ(118)を、図15に示すようなアダプタ(112)の先端近傍という好ましい軸方向位置に配置する。アダプタの先端からは離間しているというガーゼ(118)の図示のような配置は、アダプタ(112)と、アダプタの先端に対して取り付けられている生検針ハブ(28)と、の間にガーゼが引っ掛かることを防止する。加えて、ガーゼを湿潤させ終わってベントキャップ(70)を取り外したときには、スポンジ材料は、膨張することによって、アダプタ(112)の先端から飛び出そうとする傾向がある。したがって、ベントキャップ(70)の円錐形状部(76)は、好ましくは、アダプタ(112)内へと、0.254〜2.54mm(0.01〜0.1インチ)だけ進入する、より好ましくは、0.254〜0.762mm(0.01〜0.03インチ)だけ進入する。
【0053】
本発明においては、ベントキャップ(70)のうちの、アダプタ(112)の管腔内へと進入する部分は、例えばドーム形状や円筒形状やあるいは他の形状といったように、任意の所望の形状とすることができる。
【0054】
上述したように、ガーゼは、生検針または套管(16)を静止状態に保持したまま生検管路へと搬送することができ、生検針を通してガーゼを注入することができる。さらなるガーゼの搬送が要望されたときには、さらなるガーゼを収容し得る距離だけ生検針を引き出し、その後、さらなるガーゼを注入することができる。
【0055】
本発明の代替可能な実施形態においては、生検管路内へとガーゼを搬送する方法として、ガーゼ(18)の搬送時に生検針または套管(16)を引き抜き、生検管路へとつながる長尺トレイル内においてガーゼを搬送することができる。生検管路全体を充填しているトレイル内への生体吸収可能スポンジ材料の配置は、生検管路全体にわたった止血をもたらすというさらなる利点がある。これは、肝臓や腎臓や脾臓や他の脈管系器官といったような過度の出血を起こす傾向のある器官内の生検管路の出血を停止させるという点において、特に有効である。
【0056】
生検管路内において生体吸収可能スポンジ材料のトレイルを得るために、本発明のある方法においては、所定量の流体によって生検針内へのガーゼの搬送を行う。その後、生検針が速度(V)でもって引き抜かれ、一方、ガーゼ材料は、生検針に対しての速度(E)でもって生検針から放出される。生検針が引き抜かれる速度(V)は、生体吸収可能スポンジ材料が搬送される速度(E)と等しいかあるいは速度(E)よりも小さい速度とされる。生検管路内における生体吸収可能スポンジ材料のための所望トレイルを得るために、流体注入および針の引き抜きの制御は、注入制御デバイスによって制御することができる。
【0057】
図16に示されている本発明の代替可能な実施形態においては、アダプタを使用して生検針(16)内へとガーゼを搬送し、その後、アダプタを生検針から取り外すことができる。その次に、生検針の挿入のために通常生検針(16)に設けられているプランジャーすなわちスタイレット(80)を使用することにより、生検針からガーゼが搬送される。図16に示すように、生検針は、組織(84)を貫通しており、組織コアの採取のために、器官(86)内へと進入している。生検後には、ガーゼが針(16)内へと注入され、プランジャー(80)が、プランジャの先端がガーゼ(118)の基端に当接するようにして、生検針内に配置される。そして、プランジャー(80)を静止状態に維持したまま、生検針(16)が、生検部位から引き抜かれる。プランジャー(80)は、生検管路を充填しているトレイル(88)内へとガーゼ(118)を押し出す。トレイル(88)は、好ましくは、器官(86)の表面のところにまであるいは器官表面を超えたところにまで、生検管路全体にわたって延在している。生体吸収可能スポンジ材料からなるトレイル(88)の搬送は、生体吸収可能スポンジ材料からなる複数の個別の断片を搬送することと比較して、利点をもたらす。なぜなら、トレイルは、管路全体にわたっての止血をもたらすことができるからである。これとは逆に、生体吸収可能スポンジ材料からなる断片が、器官の表面から1〜2cmの深さのところにおいて管路内へと搬送された場合には、この1〜2cmの生検管路は、かなりの出血を続けてしまうこととなる。
【0058】
トレイルとしてのガーゼ搬送の変形例として、ガーゼは、プラグとして搬送することができる。プラグを搬送するためには、プランジャー(80)を針(16)内へと前進させ、針の先端を静止状態に維持しつつ、針の先端からガーゼを押し出す。また、プラグとトレイルとの搬送の組合せを使用することもできる。ガーゼ材料は、単一の解剖学的構造内へと全体的に搬送することができる、あるいは、例えば器官とこの器官を囲む組織や表層といったような2つのまたはそれ以上の解剖学的構造にまたがって搬送することができる。
【0059】
本発明は、生体吸収可能スポンジの搬送を主として意図するものではあるけれども、本発明によるデバイスやシステムや方法においては、生体吸収不可能なスポンジを搬送することもできる。生体吸収不可能なスポンジは、手術後に生検部位または生検管路に配置する必要がある場合には、望ましい。
【0060】
ガーゼ(18)は、矩形横断面を有するものとして図示され説明されたけれども、他の形状のガーゼを使用することもできる。例えば、ガーゼは、例えば矩形横断面や円形横断面といったような任意の形状に予成形することができる、また、ガーゼは、生体吸収可能スポンジ材料からなる薄いシートから丸めることができる。ガーゼ(18)は、複数の横断面形状や、星形横断面や、折畳み横断面を有するものとすることができ、乾燥ガーゼ内には、貫通孔やブラインドホールを形成することができる。加えて、ガーゼのサイズおよび形状は、特定の搬送部位のサイズおよび形状に適合したものとすることができる。例えばフィンといったような特徴物が設けられることによって表面積が増大されたガーゼ形状であると、より急速に湿潤を行うことができる。
【0061】
生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(18)がなす連続構造は、ペーストや液体と比較して、より固定的でありかつより信頼性の高い配置をもたらし、搬送済みガーゼの部分的引き戻しや取出や移動さえも可能とする。しかしながら、場合によって、ある種の細い針を使用してガーゼが搬送され、搬送済みガーゼを生検管路内においていくつかの部分としたときには、ガーゼが、剪断したりあるいは裂けたりあるいは破断したりする可能性がある。図17に示すようなトレイル中継チャンバ(150)を使用すれば、生検針や他の套管内にガーゼを搬送するに先立って、延伸したガーゼを視覚的に観測することができる。
【0062】
トレイル中継チャンバ(150)は、長尺の搬送チューブ(152)を備えており、搬送チューブは、アダプタ(12)に対しての連結のための基端取付具(154)と、生検針または套管に対しての連結のための先端取付具(158)と、を有している。先端取付具(158)に対して連結可能なベントキャップ(156)を、使用することもできる。ベントキャップ(156)は、アダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へのガーゼの搬送時に、ガーゼの連続性の維持能力を増大させる。
【0063】
使用時には、ガーゼが、流体の注入によってアダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へと搬送され、ガーゼの先端部がベントキャップ(156)に当接した状態とされる。延伸されたガーゼは、中継チャンバ(150)内において視認することができ、これにより、ガーゼの連続性が維持されているかどうかを決定することができる。ギャップとか空隙とかが観測されたときには、ベントキャップ(156)を取り外してガーゼを追い出すことによって、そのガーゼは、廃棄される。その後、新たなガーゼが、中継チャンバ(150)内へと注入される。中継チャンバ(150)内においてガーゼの連続性が確認された後に、ベントキャップ(156)が取り外され、中継チャンバには、生検套管が連結される。そして、上述のようにして、生検管路に対してガーゼが搬送される。ベントキャップ(156)は、アダプタと関連して使用し得るよう上述したような様々な構造とすることができる。ベントキャップに代えて、抜き穴を使用することもできる。
【0064】
ガーゼの不連続性は、多くの場合、ガーゼの前進を制御していないことの結果である。ガーゼの不連続性により、ガーゼの一部が裂けてしまったり、ガーゼが分裂したりする。ベントキャップ(156)は、アダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へのガーゼ搬送時に、ガーゼの連続性の維持を補助する。ある実施形態においては、ベントキャップ(156)には、ガーゼがアダプタからトレイル中継チャンバ(150)へと搬送される際に十分な背圧または抵抗性が得られるようなサイズの抜き穴が形成されている。ガーゼがトレイル中継チャンバ(150)へと搬送される際には、ガーゼは、ガーゼの前方側の媒体を移動させる。移動された媒体は、抜き穴を通して流出する。抜き穴によって形成された抵抗性は、アダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へのガーゼの部分的な望ましくない急激な前進を効果的に制限するためのダンパとして機能する。したがって、ガーゼの不連続性が最小化される、あるいは、除去される。
【0065】
当業者には、媒体として非圧縮性流体または粘性流体を使用することにより、アダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へのガーゼの搬送時に、ガーゼに対してのさらなるダンピング効果が得られることは、明らかであろう。
【0066】
図18〜図24を参照して、ベントキャップの代替可能な実施形態について説明する。ベントキャップは、開状態と閉状態との間にわたって移行可能とされているバルブ部材を備えている。バルブ部材は、閉状態においては、アダプタ(12)からのガーゼの搬送時に、トレイル中継チャンバ(150)内においてガーゼに対する背圧または抵抗性を生成し得るものとして、構成されている。バルブ部材に対して所定以上の力が印加されたときには、バルブ部材は、閉状態から開状態へと移行する。開状態においては、ガスおよび/または流体は、ベントキャップを通して流出することができる。
【0067】
例えば、ベントキャップの代替可能な実施形態が、図18に示されている。この場合、ベントキャップ(256)は、抜き穴(255)とスプリング(257)とを備えている。スプリング(257)は、ボールバルブ(258)を付勢している。抜き穴(255)は、ベントキャップ(256)を貫通して延在しており、一連の開口から形成されている。一連の開口とは、基端側開口(255a)と、先端側開口(255b)と、これら基端側開口および先端側開口の間に位置した中間開口(255c)と、である。図示の状況では、ボールバルブ(258)は、閉状態であって、スプリング(257)がボールバルブを付勢して、先端側開口(255b)を閉塞している。
【0068】
動作時には、湿潤ガーゼ(118)が、アダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へと前進駆動される。その場合、ガーゼは、ガーゼよりも前方側に位置したガスおよび/または流体(すなわち、媒体)を、追い出す。このような媒体の追出によって、トレイル中継チャンバ(150)がパージされる。媒体がボールバルブ(258)に打ち勝つほど十分な力を印加したときには、ボールバルブが、閉状態から開状態へと移行し、これにより、媒体は、先端側開口(255b)を通過することができる。したがって、スプリングによって付勢されたボールバルブ(258)は、一方向バルブとして機能し、ガスまたは流体を、抜き穴(255)を通過させることができる。
【0069】
図19に示すようなベントキャップの他の実施形態においては、ベントキャップ(356)は、抜き穴(355)とフラッパバルブ(358)とを備えている。フラッパバルブ(358)は、閉状態で図示されている。抜き穴(355)は、ベントキャップ(356)を貫通して延在しており、基端側開口(355a)と、先端側開口(355b)と、を有している。図18の実施形態の場合と同様に、ガーゼが、媒体を追い出したときには、フラッパバルブ(358)に対して力を印加する。媒体がフラッパバルブ(358)に対して十分な力を印加したときには、フラッパバルブは、閉状態から開状態へと移行し、これにより、媒体は、先端側開口(355b)を通過することができる。したがって、フラッパバルブ(358)は、一方向バルブとして機能し、ガスまたは流体を、抜き穴(355)を通過させることができる。
【0070】
図20に示すようなベントキャップのさらに他の実施形態においては、ベントキャップ(456)は、指(457)をバルブ部材として機能させる点を除いては、図19の実施形態と実質的に同様である。指(457)が抜き穴(455)を閉塞しているときには、指は、アダプタ(12)からのガーゼの搬送時にトレイル中継チャンバ(150)内においてガーゼに対しての背圧または抵抗性をもたらす。
【0071】
図21および図22には、ベントキャップの代替可能な実施形態が、図示されている。この場合、ベントキャップ(556)は、抜き穴(555)とネジ山部(557)と少なくとも1つの排出穴(558)とを備えている。ニードルバルブ(559)は、針状長尺部材(560)と、ベントキャップ(556)のネジ山部(557)と螺合するネジ山部(561)と、を有している。抜き穴(555)は、基端側開口(555a)と、先端側開口(555b)と、を有している。図21に示すようにニードルバルブ(559)が閉状態にあるときには、針状長尺部材(560)は、先端側開口(555b)を貫通している。これにより、この先端側開口を閉塞しているとともに、排出穴(558)を閉塞している。ニードルバルブ(559)を回転させることにより、ニードルバルブの位置を変えることができる。特に、ニードルバルブは、矢印Aの向きに移動させることができ、これにより、図21に示す閉状態から図22に示す開状態へと移行させることができる。開状態においては、針状長尺部材(560)は、先端側開口(555b)を閉塞しておらず、そのため、ガスまたは流体は、先端側開口(555b)を通過しさらに排出穴(558)を通過して、ベントキャップ(556)から排出される。
【0072】
図23および図24に示すような、ベントキャップのさらに他の実施形態においては、ベントキャップ(656)は、ベントキャップを貫通する抜き穴(655)を備えている。抜き穴(655)は、基端側開口(655a)と先端側開口(655b)とを有している。ストップコックバルブ(657)は、通路(658)を有したものであって、ハンドル(659)に対して連結されている。ストップコックバルブ(657)は、ベントキャップ(656)内において、基端側開口(655a)と先端側開口(655b)との間に、回転可能に取り付けられている。図23においては、ストップコックバルブ(657)は、閉塞状態であり、通路(658)が妨害されるような配置とされている。図24においては、ストップコックバルブ(657)は、スライド可能であって、ハンドル(659)によって矢印(B)で示す向きにストップコックバルブを回転させることによって、ストップコックバルブが図23に示す閉塞状態から開状態へと移行する。ストップコックバルブ(657)が、開状態にあるときには、ガスおよび/または流体は、先端側開口(655b)を通過することができ、さらに、通路(658)を通過することができて、ベントキャップ(656)から排出される。また、ストップコックバルブ(657)は、ベントキャップ(656)に対してのシールを形成し、これにより、ストップコックバルブが閉塞状態にあるときには、ガスや流体の漏洩が防止される。
【0073】
当業者であれば、手動バルブや自己駆動型バルブや調節可能なバルブといったような多くのタイプのバルブを使用することは、容易である。これに代えて、バルブ部材としては、任意の適切な手段を使用することができる。限定するものではないものの、例えば、Touhy-borst バルブや、あるいは、アダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へのガス流または流体流を制御し得るような他の手段を使用することができる。これら任意の態様を、トレイル中継チャンバの先端部との界面に配置したりあるいはトレイル中継チャンバの先端部内に組み込み得ることは、明瞭であろう。
【0074】
図25および図26に示すような代替可能な実施形態においては、例えばロッドといったような機械的インターフェース(758)が、ガーゼの一部が不用意に急激に突出することを制限するためのダンパとして機能する。ロッド(758)は、ベントキャップ(756)の抜き穴(755)を貫通しており、ベントキャップ(756)に対してスライド可能に移動可能である。また、ロッド(758)は、トレイル中継チャンバ(750)の長尺透明チューブ(752)に対してスライド可能に適合するように、構成されている。ベントキャップ(756)は、トレイル中継チャンバ(750)の先端部(760)に対して連結することができる。ロッド(758)は、長尺透明チューブ(752)の管腔(762)のうちの少なくとも一部を占めるようにして延在する。好ましくは、管腔(762)の長さ全体を占めるようにして延在する。ロッド(758)は、さらに、トレイル中継チャンバ(750)内の所望先端側位置においてガーゼを係止するための係止部材(764)を備えている。係止部材(764)が、長尺透明チューブ(752)の管腔(762)に対してスライド可能に適合することは、理解されるであろう。係止部材(764)は、係止部材と、長尺透明チューブ(752)の管腔(762)と、の間の引っ掛かり(グリップ)を容易とするよう、粗面化された表面を有することができる。粗面化された表面は、面どうしの間の摩擦を増大させる。粗面化表面は、限定するものではないが例えばグルーブやリッジやリブといったような任意の適切な手段を有することができる。
【0075】
代替可能な実施形態においては、ロッド(758’)は、ロッドをベントキャップに対して移動させるに際して、媒体から所定軸方向力を受ける必要があるように、ベントキャップ(756’)に対して界面適合する。この界面適合度合いは、ベントキャップ(756’)に調節可能な圧縮リングを設けることによって、あるいは、ベントキャップ内に調節ネジを設けることによって、調節することができる。
【0076】
他の実施形態においては、係止手段(764”)は、長尺透明チューブ(752”)の管腔(762”)に対しての界面適合される。この構成においては、係止手段(764”)とロッド(758”)とを、長尺透明チューブ(752”)に対して移動させるためには、媒体から印加された力といったような所定の軸方向力が要求される。この実施形態においては、ベントキャップ(756”)を省略することができる。
【0077】
図27に示すさらに別の実施形態においては、例えばスプリング(860)によってロッド(858)に対して外部からの軸方向力が印加される。このスプリング(860)は、ベントキャップ(856)と、ロッド(858)の一端と、を連結している。あるいは、他の代替可能な実施形態においては、スプリング(860)に代えて、ダッシュポット機構を使用することができる。
【0078】
ロッドに対して外力を印加するための任意の手段が、アダプタ(12)からトレイル中継チャンバ(150)へとガーゼを搬送するに際して、ガーゼに対しての抵抗性またはダンピング機能をもたらすことは、当業者であれば理解されるであろう。例えば、操作者の指によってロッドに対しての外力を印加する場合であっても、適切な印加であれば、上述の実施形態と同様の所望の背圧または抵抗性が生成される。
【0079】
生検管路へとガーゼ材料からなる連続トレイルを搬送し得ることは、ある種の生検においては非常に重要であり、他の生検においてはそれほど重要ではない。例えば、肺の生検を行うに際しては、ガーゼ材料の搬送が不連続的であると、気胸や血胸が起こり得る。気胸は、胸膜空間内にガスが集積することによって起こり、血胸は、胸膜空間内に血液が集積することによって起こる。
【0080】
透明チューブ(152)の内径は、アダプタの最大内径(D1 )よりも小さく、好ましくは、アダプタの最小内径(D2 )と針または套管の内径との中間である。透明チューブ(150)の長さは、搬送すべきガーゼ材料製トレイルの長さに応じて変更される。
【0081】
トレイル中継チャンバ(150)の好ましい実施形態は、透明または半透明であるけれども、中継チャンバの内径が、アダプタの内径(D2 )と針の内径との中間である場合には、余分の連続トレイルが、視覚によらなくてもトレイル中継チャンバを使用することによって改良される。よって、不透明なトレイル中継チャンバ(150)を使用することもできる。
【0082】
いくつかの例においては、とりわけ長い生検管路の場合においては、生検管路に沿って互いに離間して配置された複数のガーゼを搬送することが要望されることもある。追加のガーゼを搬送するためには、追加のガーゼ(18)を収容するだけのスペースを十分にもたらし得るだけ、生検針(16)が引き戻され、追加のガーゼについて(あるいは、追加の複数のガーゼについて)上述の注入手順が繰り返される。特に大きな生検部位すなわちキャビティの場合には、キャビティが充填されるまで、初めに注入されたガーゼに加えて、追加の複数のガーゼ(18)を注入することができる。
【0083】
生検は、最も一般的には、生検針によって行われるけれども、生検は、例えばカテーテルや長尺針や内視鏡等といったような他の套管によっても行うことができる。本発明による処置手順は、針やカテーテルや内視鏡等といったような様々なタイプの套管を使用しての、刺し傷の止血の補助のために使用することができる。加えて、本発明による処置手順やシステムは、他の処置における生体吸収可能スポンジまたは生体吸収不可能スポンジの搬送のために使用することができる。例えば、スポンジを、化粧や整形用埋設のために、あるいは、他の一時的なまたは恒久的な脈管内塞栓形成のために搬送することができる。
【0084】
生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(18)を使用することにより、例えば造影剤やトロンビンや放射治療剤等といったような有効な薬剤を搬送することができる。また、ガーゼを使用することによって、例えば腫瘍の局所的治療のための放射活性同位体や抗ガン剤や抗転移剤等といったような治療剤を搬送することができる。抗ガン剤の例としては、5-fluorouracil や、cisplatin や、prednisone や、米国特許明細書第4,619,913号に記載されているような抗ガン剤がある。この文献は、参考のためここに組み込まれる。生体吸収可能スポンジ製ガーゼ(18)は、生検管路に対しての搬送のために有効な薬剤に予め含浸させておくことができる。これに代えて、ガーゼ(18)は、有効な液体薬剤でもって湿潤させることができる。あるいは、生検管路内にガーゼを配置した後にガーゼに対して薬剤を搬送することができる。
【0085】
市販されている Gelfoam(登録商標)材料から形成されるガーゼは、1〜6週間でもって生体によって吸収される。しかしながら、ガーゼ材料は、様々な生体吸収速度をもたらすように構成することができる。例えば、Gelfoam は、架橋度合いを変更することによって、吸収速度を様々に変更することができる。好ましくは、ガーゼは、1ヶ月以内に吸収されるように構成される。
【0086】
止血を容易とするよう生体吸収可能スポンジからなるガーゼ(18)を湿潤させて注入するという生検管路の処置は、外圧法と比較して快適であるという実質的な利点をもたらす。加えて、本発明は、アプリケータによる乾燥状態での生体吸収可能スポンジ材料の挿入と比較して、利点をもたらす。特に、アダプタ(12)により、比較的大きなガーゼを圧縮することができて、湿潤状態で生検管路内に挿入することができる。注入されたガーゼ(18)の形状は、生検管路の形状に迅速に適合し、血液流の流出防止を即座に開始することができる。これに対し、乾燥状態のスポンジ材料であると、生検管路の特定サイズにカットしなければならず、血液がスポンジ材料内に十分に含浸されるまでは十分に膨張することができす、管路を迅速に塞ぐことができない。そのため、かなりの時間がかかるとともに、局所的に不適切な圧縮しかもたらさない。
【0087】
本発明のいくつかの好ましい実施形態を参照して本発明について詳細に説明してきたけれども、本発明の範囲を逸脱することなく様々な修正や変更を加えたりまた均等物を使用したりすることができることは、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガーゼを形成するためのパンチを示す斜視図である。
【図2】 ガーゼを針に対して搬送するためのアダプタを示す側断面図である。
【図3】 アダプタに対して連結するためのシリンジを示す側断面図である。
【図4】 ガーゼがアダプタ内に配置された状態での、アダプタとシリンジとの組合せを示す側断面図である。
【図5】 ガーゼが湿潤されて既にアダプタの小径端部内に配置されている代替可能な実施形態における、アダプタとシリンジとの組合せを示す側断面図である。
【図6】 生検針に対しての連結のための待受状態とされた、アダプタとシリンジとの組合せを示す側断面図である。
【図7】 生検針に対して連結されたアダプタとシリンジとの代替可能な実施形態を示す側断面図である。
【図8】 アダプタの代替可能な実施形態を示す側断面図である。
【図9】 ガーゼを鍛錬するための管腔内に拡径部が形成されているようなアダプタの代替可能な実施形態を示す側断面図である。
【図10】 ガーゼを鍛錬するための管腔内に不規則形状部が形成されているようなアダプタの代替可能な実施形態を示す側断面図である。
【図11】 ガーゼを搬送するためのアダプタの代替可能な実施形態を示す側断面図であって、アダプタには、テンプレートが取り付けられている。
【図12】 図11のアダプタとテンプレートとを示す底面図である。
【図13】 生体吸収可能スポンジシートからガーゼをカットするために使用する際のテンプレートを示す平面図である。
【図14】 アダプタを示す側断面図であって、アダプタの先端部には、ベントキャップが取り付けられている。
【図15】 ガーゼがアダプタ内に配置されている状態での、図14のアダプタとベントキャップとを示す側断面図である。
【図16】 器官の一部と、この器官内の生検管路内にガーゼを搬送するためのシステムと、を示す側断面図である。
【図17】 本発明において使用するためのトレイル中継デバイスを示す斜視図である。
【図18】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図である。
【図19】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図である。
【図20】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図である。
【図21】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図であって、閉塞状態を示している。
【図22】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図であって、開放状態を示している。
【図23】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図であって、閉塞状態を示している。
【図24】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図であって、開放状態を示している。
【図25】 トレイル中継デバイスを一部を破断して示す分解斜視図であって、ロッドが、本発明において使用されるトレイル中継デバイス内に延在している。
【図26】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図であって、ベントキャップを貫通して延在するロッドを有している。
【図27】 ベントキャップの代替可能な実施形態を示す側断面図であって、ベントキャップを貫通して延在するロッドを有している。
【符号の説明】
10 パンチ
12 アダプタ
12a アダプタ
14 シリンジ
16 生検針
18 ガーゼ
20 生体吸収可能スポンジシート
26 生検針
30 第1端部
34 第2端部
42 テーパー部
42a テーパー部
44 抜き穴
48 流体チャンバ
50 プランジャー
52 スプリング
70 コネクタ
112 アダプタ
118 スポンジガーゼ
122 テンプレート

Claims (5)

  1. 組織内にスポンジを注入するためのシステムであって、
    先端側横断面積よりも基端側横断面積の方が大きいものとされているスポンジ製ガーゼと;
    流体と;
    前記流体により、前記組織に対して、湿潤状態の前記ガーゼを搬送するための套管と;
    前記流体により、前記ガーゼを湿潤させて前記套管に対して前記ガーゼを搬送し得るよう、前記套管に対して連結可能とされたアダプタと;
    を具備してなり、
    前記アダプタが、大径基端部と小径先端部とを有したテーパー形状管腔を備え、
    前記小径先端部に対して、前記套管が連結可能とされていることを特徴とするシステム。
  2. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記ガーゼが、スポンジ材料製シートを折り曲げて基端側横断面積が比較的大きくなるようにしたものとされていることを特徴とするシステム。
  3. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記ガーゼの前記基端側横断面積が、前記ガーゼの前記先端側横断面積の1.2〜4倍とされていることを特徴とするシステム。
  4. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記ガーゼのうちの、比較的横断面積の大きな基端部が、前記ガーゼの全体長さの1/8〜3/4という長さにわたって延在していることを特徴とするシステム。
  5. 請求項1記載のシステムにおいて、
    前記スポンジが、生体吸収可能スポンジ材料であることを特徴とするシステム。
JP2000598069A 1999-02-10 2000-02-10 生検管路の止血を容易とするためのデバイスおよび方法 Expired - Fee Related JP4271375B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/247,880 1999-02-10
US09/247,880 US6086607A (en) 1998-05-01 1999-02-10 Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US09/334,700 US6200328B1 (en) 1998-05-01 1999-06-16 Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US09/334,700 1999-06-16
US15940699P 1999-10-14 1999-10-14
US60/159,406 1999-10-14
PCT/US2000/003621 WO2000047115A1 (en) 1999-02-10 2000-02-10 Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002536105A JP2002536105A (ja) 2002-10-29
JP4271375B2 true JP4271375B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=27388312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000598069A Expired - Fee Related JP4271375B2 (ja) 1999-02-10 2000-02-10 生検管路の止血を容易とするためのデバイスおよび方法

Country Status (6)

Country Link
US (2) US6544236B1 (ja)
EP (1) EP1156741B1 (ja)
JP (1) JP4271375B2 (ja)
AU (1) AU2759500A (ja)
CA (1) CA2361564A1 (ja)
WO (1) WO2000047115A1 (ja)

Families Citing this family (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6071300A (en) * 1995-09-15 2000-06-06 Sub-Q Inc. Apparatus and method for percutaneous sealing of blood vessel punctures
US6183497B1 (en) * 1998-05-01 2001-02-06 Sub-Q, Inc. Absorbable sponge with contrasting agent
US20010045575A1 (en) * 1998-05-01 2001-11-29 Mark Ashby Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US6315753B1 (en) * 1998-05-01 2001-11-13 Sub-Q, Inc. System and method for facilitating hemostasis of blood vessel punctures with absorbable sponge
US6309384B1 (en) 1999-02-01 2001-10-30 Adiana, Inc. Method and apparatus for tubal occlusion
US8187625B2 (en) 2001-03-12 2012-05-29 Boston Scientific Scimed, Inc. Cross-linked gelatin composition comprising a wetting agent
WO2002087636A1 (en) * 2001-03-12 2002-11-07 Sub-Q, Inc. Methods for sterilizing cross-linked gelatin compositions
US6863680B2 (en) * 2001-11-08 2005-03-08 Sub-Q, Inc. System and method for delivering hemostasis promoting material to a blood vessel puncture site by fluid pressure
US7008440B2 (en) * 2001-11-08 2006-03-07 Sub-Q, Inc. System and method for delivering hemostasis promoting material to a blood vessel puncture site by fluid pressure
US6746451B2 (en) * 2001-06-01 2004-06-08 Lance M. Middleton Tissue cavitation device and method
US7037323B2 (en) * 2001-11-08 2006-05-02 Sub-Q, Inc. Pledget-handling system and method for delivering hemostasis promoting material to a blood vessel puncture site by fluid pressure
US7025748B2 (en) * 2001-11-08 2006-04-11 Boston Scientific Scimed, Inc. Sheath based blood vessel puncture locator and depth indicator
US7192436B2 (en) * 2001-11-08 2007-03-20 Sub-Q, Inc. Pledget-handling system and method for delivering hemostasis promoting material to a blood vessel puncture site by fluid pressure
US6790185B1 (en) * 2002-12-31 2004-09-14 Biopsy Sciences, Llc Sealant plug delivery methods
DE10303573B4 (de) * 2003-01-30 2011-02-24 Robert Bosch Gmbh Verfahren, Computerprogramm, Speichermedium und Steuer- und/oder Regelgerät zum Betreiben einer Brennkraftmaschine, sowie Brennkraftmaschine insbesondere für ein Kraftfahrzeug
US7169114B2 (en) * 2003-06-04 2007-01-30 Krause William R Biopsy and delivery device
US7875043B1 (en) 2003-12-09 2011-01-25 Sub-Q, Inc. Cinching loop
US20050165487A1 (en) 2004-01-28 2005-07-28 Muhanna Nabil L. Artificial intervertebral disc
US7959634B2 (en) * 2004-03-29 2011-06-14 Soteira Inc. Orthopedic surgery access devices
US8425539B2 (en) 2004-04-12 2013-04-23 Xlumena, Inc. Luminal structure anchoring devices and methods
US8142462B2 (en) 2004-05-28 2012-03-27 Cavitech, Llc Instruments and methods for reducing and stabilizing bone fractures
US7632262B2 (en) * 2004-07-19 2009-12-15 Nexeon Medical Systems, Inc. Systems and methods for atraumatic implantation of bio-active agents
US20060116635A1 (en) * 2004-11-29 2006-06-01 Med Enclosure L.L.C. Arterial closure device
US20080086109A1 (en) * 2004-11-29 2008-04-10 Paul Shabty Arterial closure device
US20060229670A1 (en) * 2005-04-01 2006-10-12 Bates Brian L Method and a medical closure system for sealing a puncture
US8992444B2 (en) 2005-04-29 2015-03-31 Dtherapeutics, Llc Devices, systems, and methods for determining isometric and isotonic activity of luminal organs
NZ562856A (en) * 2005-04-29 2009-08-28 Ghassan S Kassab Devices, systems and methods for isometric and isotonic contraction of blood vessels using an isovolumic myograph
DE102005038381A1 (de) * 2005-08-13 2007-02-15 Amedo Gmbh Schwammartiges Implantat
US8221363B2 (en) 2006-10-18 2012-07-17 Baxter Healthcare S.A. Luer activated device with valve element under tension
US7981090B2 (en) 2006-10-18 2011-07-19 Baxter International Inc. Luer activated device
US7753338B2 (en) 2006-10-23 2010-07-13 Baxter International Inc. Luer activated device with minimal fluid displacement
US20100063360A1 (en) * 2006-11-28 2010-03-11 Adiana, Inc. Side-arm Port Introducer
US9480485B2 (en) 2006-12-15 2016-11-01 Globus Medical, Inc. Devices and methods for vertebrostenting
EP2120734B1 (en) 2006-12-15 2015-12-02 Gmedelaware 2 LLC Drills for vertebrostenting
US8353911B2 (en) 2007-05-21 2013-01-15 Aoi Medical, Inc. Extendable cutting member
US8876861B2 (en) * 2007-09-12 2014-11-04 Transluminal Technologies, Inc. Closure device, deployment apparatus, and method of deploying a closure device
US9456816B2 (en) 2007-09-12 2016-10-04 Transluminal Technologies, Llc Closure device, deployment apparatus, and method of deploying a closure device
CN101854867B (zh) 2007-09-12 2013-12-04 传世鲁米诺技术有限公司 闭合装置、展开装置以及闭合装置的展开方法
US20090204080A1 (en) * 2008-02-12 2009-08-13 Baxter International Inc. Two-way valve connector
US8029533B2 (en) 2008-04-04 2011-10-04 Accessclosure, Inc. Apparatus and methods for sealing a vascular puncture
US9364206B2 (en) * 2008-04-04 2016-06-14 Access Closure, Inc. Apparatus and methods for sealing a vascular puncture
US8454632B2 (en) 2008-05-12 2013-06-04 Xlumena, Inc. Tissue anchor for securing tissue layers
WO2009155319A1 (en) 2008-06-17 2009-12-23 Soteira, Inc. Devices and methods for fracture reduction
US9186128B2 (en) 2008-10-01 2015-11-17 Covidien Lp Needle biopsy device
US11298113B2 (en) 2008-10-01 2022-04-12 Covidien Lp Device for needle biopsy with integrated needle protection
US8968210B2 (en) 2008-10-01 2015-03-03 Covidien LLP Device for needle biopsy with integrated needle protection
US9332973B2 (en) 2008-10-01 2016-05-10 Covidien Lp Needle biopsy device with exchangeable needle and integrated needle protection
US9782565B2 (en) 2008-10-01 2017-10-10 Covidien Lp Endoscopic ultrasound-guided biliary access system
BRPI0923160A2 (pt) * 2008-12-19 2016-02-10 Tyco Healthcare Croup Lp método e aparelho para armazenamento e/ou introdução de implante para estrutura anatômica oca.
US8221420B2 (en) 2009-02-16 2012-07-17 Aoi Medical, Inc. Trauma nail accumulator
US9364259B2 (en) 2009-04-21 2016-06-14 Xlumena, Inc. System and method for delivering expanding trocar through a sheath
US9993236B2 (en) 2009-12-08 2018-06-12 Phillips Medical, LLC Hemostatic device and its methods of use
US9179900B2 (en) * 2009-12-08 2015-11-10 Phillips Medical Llc Hemostatic device and its methods of use
US20110146692A1 (en) * 2009-12-23 2011-06-23 Hologic, Inc. Implant Delivery Device
US8231619B2 (en) * 2010-01-22 2012-07-31 Cytyc Corporation Sterilization device and method
WO2011133395A1 (en) 2010-04-19 2011-10-27 Phillips Medical Llc A hemostatic device and its methods of use
CN103313679B (zh) 2010-11-09 2016-11-02 传世鲁米诺技术有限公司 用于调节腐蚀速率的镁和镁合金的表面预处理
GB2499665A (en) * 2012-02-27 2013-08-28 Exmoor Innovations Ltd A device for obtaining cell block samples
US9320507B2 (en) 2012-03-26 2016-04-26 Covidien Lp Cannula valve assembly
US9642604B2 (en) 2012-04-12 2017-05-09 Phillips Medical Llc Hemostatic system and its methods of use
ES2765184T3 (es) 2012-05-17 2020-06-08 Boston Scient Scimed Inc Dispositivos de acceso a través de capas de tejido adyacentes
US9468428B2 (en) 2012-06-13 2016-10-18 Phillips Medical Llc Hemostatic device and its methods of use
AU2014218701A1 (en) 2013-02-21 2015-09-10 Xlumena, Inc. Devices and methods for forming an anastomosis
US9724081B2 (en) 2013-06-04 2017-08-08 Phillips Medical Llc Hemostatic system and its methods of use
US9839416B2 (en) 2013-07-12 2017-12-12 Phillips Medical, LLC Hemostatic device and its methods of use
US10085730B2 (en) 2013-07-12 2018-10-02 Phillips Medical, LLC Hemostatic device and its methods of use
US9999437B2 (en) * 2014-08-27 2018-06-19 Acclarent, Inc. Method and apparatus for forming opening in a sinus wall
ES2686840A1 (es) * 2017-04-19 2018-10-22 Fundación Para El Fomento De La Investigación Sanitaria Y Biomédica De La Comunitat Valenciana Sistema de sellado dural
CA3194594A1 (en) * 2020-10-12 2022-04-21 Yiping Ma Blood draw syringe with hemolysis protection

Family Cites Families (131)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2899362A (en) 1959-08-11 Hemostatic sponges and method of
US581235A (en) 1897-04-20 Island
US1578517A (en) 1924-12-23 1926-03-30 George N Hein Valve piston and barrel construction for hypodermic syringes
US2009393A (en) * 1930-06-12 1935-07-30 Failla Gioacchino Means for effecting therapeutic implantations
US2086580A (en) 1935-06-24 1937-07-13 Myron C Shirley Applicator
US2465357A (en) 1944-08-14 1949-03-29 Upjohn Co Therapeutic sponge and method of making
US2492458A (en) 1944-12-08 1949-12-27 Jr Edgar A Bering Fibrin foam
US2507244A (en) 1947-04-14 1950-05-09 Upjohn Co Surgical gelatin dusting powder and process for preparing same
CH264752A (de) 1947-06-03 1949-10-31 Hoffmann La Roche Verfahren zur Herstellung von Trägern für Arzneimittel.
US2597011A (en) 1950-07-28 1952-05-20 Us Agriculture Preparation of starch sponge
US2680442A (en) 1952-04-04 1954-06-08 Frank L Linzmayer Disposable suppository casing
US2814294A (en) 1953-04-17 1957-11-26 Becton Dickinson Co Unit for and method of inhibiting and controlling bleeding tendencies
US2824092A (en) 1955-01-04 1958-02-18 Robert E Thompson Process of preparation of a gelatincarboxymethyl cellulose complex
US2761446A (en) 1955-03-30 1956-09-04 Chemical Specialties Co Inc Implanter and cartridge
US3157524A (en) 1960-10-25 1964-11-17 Ethicon Inc Preparation of collagen sponge
US3724465A (en) 1971-07-22 1973-04-03 Kimberly Clark Co Tampon coated with insertion aid and method for coating
US3874388A (en) 1973-02-12 1975-04-01 Ochsner Med Found Alton Shunt defect closure system
FR2239233A1 (en) * 1973-08-03 1975-02-28 Aries Robert Instrument for inserting pellets into animal body - has chamber with ramp ends joining pellet chamber to needle passage
US3990472A (en) * 1975-07-31 1976-11-09 Northern Illinois Research, Inc. Check valve
US4000741A (en) 1975-11-03 1977-01-04 The Kendall Company Syringe assembly
SE7608618L (sv) 1976-07-30 1978-02-01 Medline Ab Igensettning av kanaler
SU782814A1 (ru) 1977-01-18 1980-11-30 За витель Протез дл заркыти дефекта в ткан х сердца
US4218155A (en) * 1978-02-10 1980-08-19 Etablissements Armor, S.A. Stick for applying a liquid
US4900303A (en) * 1978-03-10 1990-02-13 Lemelson Jerome H Dispensing catheter and method
US4588395A (en) 1978-03-10 1986-05-13 Lemelson Jerome H Catheter and method
US4404970A (en) 1978-05-19 1983-09-20 Sawyer Philip Nicholas Hemostatic article and methods for preparing and employing the same
US4238480A (en) 1978-05-19 1980-12-09 Sawyer Philip Nicholas Method for preparing an improved hemostatic agent and method of employing the same
US4211323A (en) * 1978-12-01 1980-07-08 California Medical Developments, Inc. Disposable diagnostic swab having a stored culture medium
US4226236A (en) * 1979-05-07 1980-10-07 Abbott Laboratories Prefilled, vented two-compartment syringe
US4323072A (en) 1980-01-18 1982-04-06 Shiley, Incorporated Cannula for a vein distention system
US4340066A (en) 1980-02-01 1982-07-20 Sherwood Medical Industries Inc. Medical device for collecting a body sample
US4292972A (en) 1980-07-09 1981-10-06 E. R. Squibb & Sons, Inc. Lyophilized hydrocolloio foam
US4390018A (en) 1980-09-15 1983-06-28 Zukowski Henry J Method for preventing loss of spinal fluid after spinal tap
SU1088709A1 (ru) 1981-02-10 1984-04-30 Институт Клинической И Экспериментальной Хирургии Способ лечени свищей желудка
NZ205033A (en) 1982-08-12 1986-07-11 Univ Alabama Dispensing syringe with longitudinal slits in barrel
US4583968A (en) * 1983-10-03 1986-04-22 Mahurkar Sakharam D Smooth bore double lumen catheter
US4515637A (en) 1983-11-16 1985-05-07 Seton Company Collagen-thrombin compositions
US4619913A (en) 1984-05-29 1986-10-28 Matrix Pharmaceuticals, Inc. Treatments employing drug-containing matrices for introduction into cellular lesion areas
US4619261A (en) 1984-08-09 1986-10-28 Frederico Guerriero Hydrostatic pressure device for bleeding control through an inflatable, stitchable and retrievable balloon-net system
US4587969A (en) 1985-01-28 1986-05-13 Rolando Gillis Support assembly for a blood vessel or like organ
US4708718A (en) 1985-07-02 1987-11-24 Target Therapeutics Hyperthermic treatment of tumors
US4998926A (en) * 1985-12-13 1991-03-12 Becton, Dickinson And Company Parenteral fluid administration set
US4852568A (en) 1987-02-17 1989-08-01 Kensey Nash Corporation Method and apparatus for sealing an opening in tissue of a living being
US4890612A (en) 1987-02-17 1990-01-02 Kensey Nash Corporation Device for sealing percutaneous puncture in a vessel
US4744364A (en) 1987-02-17 1988-05-17 Intravascular Surgical Instruments, Inc. Device for sealing percutaneous puncture in a vessel
EP0292936B1 (en) 1987-05-26 1996-03-06 Sumitomo Pharmaceuticals Company, Limited Device for administering solid preparations
US4829994A (en) 1987-05-27 1989-05-16 Kurth Paul A Femoral compression device for post-catheterization hemostasis
US4850960A (en) 1987-07-08 1989-07-25 Joseph Grayzel Diagonally tapered, bevelled tip introducing catheter and sheath and method for insertion
US4790819A (en) 1987-08-24 1988-12-13 American Cyanamid Company Fibrin clot delivery device and method
US4936835A (en) 1988-05-26 1990-06-26 Haaga John R Medical needle with bioabsorbable tip
US5080655A (en) 1988-05-26 1992-01-14 Haaga John R Medical biopsy needle
US5195988A (en) 1988-05-26 1993-03-23 Haaga John R Medical needle with removable sheath
US5053046A (en) 1988-08-22 1991-10-01 Woodrow W. Janese Dural sealing needle and method of use
US4950254A (en) * 1988-10-14 1990-08-21 Corpak, Inc. Valve means for enteral therapy administration set
US4929246A (en) 1988-10-27 1990-05-29 C. R. Bard, Inc. Method for closing and sealing an artery after removing a catheter
FR2641692A1 (fr) 1989-01-17 1990-07-20 Nippon Zeon Co Bouchon de fermeture d'une breche pour application medicale et dispositif pour bouchon de fermeture l'utilisant
US5007895A (en) 1989-04-05 1991-04-16 Burnett George S Wound packing instrument
GB8916781D0 (en) 1989-07-21 1989-09-06 Nycomed As Compositions
US5061274A (en) 1989-12-04 1991-10-29 Kensey Nash Corporation Plug device for sealing openings and method of use
US5021059A (en) 1990-05-07 1991-06-04 Kensey Nash Corporation Plug device with pulley for sealing punctures in tissue and methods of use
US5391183A (en) 1990-09-21 1995-02-21 Datascope Investment Corp Device and method sealing puncture wounds
DE476178T1 (de) * 1990-09-21 1992-07-23 Bioplex Medical B.V., Vaals, Nl Geraet zum anbringen von blutstillendem stoff auf perforierten blutgefaessen.
US5192300A (en) 1990-10-01 1993-03-09 Quinton Instrument Company Insertion assembly and method of inserting a vessel plug into the body of a patient
US5108421A (en) 1990-10-01 1992-04-28 Quinton Instrument Company Insertion assembly and method of inserting a vessel plug into the body of a patient
US5167624A (en) 1990-11-09 1992-12-01 Catheter Research, Inc. Embolus delivery system and method
US5366480A (en) 1990-12-24 1994-11-22 American Cyanamid Company Synthetic elastomeric buttressing pledget
US5221259A (en) 1990-12-27 1993-06-22 Novoste Corporation Wound treating device and method of using same
US5419765A (en) 1990-12-27 1995-05-30 Novoste Corporation Wound treating device and method for treating wounds
US5203825A (en) * 1991-06-07 1993-04-20 Becton, Dickinson And Company Capillary tube assembly including a vented cap
US5310407A (en) 1991-06-17 1994-05-10 Datascope Investment Corp. Laparoscopic hemostat delivery system and method for using said system
US5676689A (en) 1991-11-08 1997-10-14 Kensey Nash Corporation Hemostatic puncture closure system including vessel location device and method of use
US5282827A (en) * 1991-11-08 1994-02-01 Kensey Nash Corporation Hemostatic puncture closure system and method of use
US5163904A (en) 1991-11-12 1992-11-17 Merit Medical Systems, Inc. Syringe apparatus with attached pressure gauge
CA2089999A1 (en) 1992-02-24 1993-08-25 H. Jonathan Tovey Resilient arm mesh deployer
US5220926A (en) 1992-07-13 1993-06-22 Jones George T Finger mounted core biopsy guide
US5413571A (en) 1992-07-16 1995-05-09 Sherwood Medical Company Device for sealing hemostatic incisions
US5284475A (en) * 1992-07-21 1994-02-08 Mackal Glenn H Luer valve adapter with expandable end
US5443481A (en) * 1992-07-27 1995-08-22 Lee; Benjamin I. Methods and device for percutaneous sealing of arterial puncture sites
CZ281454B6 (cs) * 1992-11-23 1996-10-16 Milan Mudr. Csc. Krajíček Pomůcka pro nechirurgické uzavírání otvoru ve stěně cévy
US5417699A (en) * 1992-12-10 1995-05-23 Perclose Incorporated Device and method for the percutaneous suturing of a vascular puncture site
US5334216A (en) 1992-12-10 1994-08-02 Howmedica Inc. Hemostatic plug
CZ191695A3 (en) 1993-01-25 1996-05-15 Sonus Pharma Inc Biologically compatible contrast agent, process of its preparation and representation method by ultrasound
CA2095553A1 (en) 1993-02-12 1994-08-13 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Encapsulated catamenial tampon with and without an applicator
US5797960A (en) * 1993-02-22 1998-08-25 Stevens; John H. Method and apparatus for thoracoscopic intracardiac procedures
US5370656A (en) 1993-02-26 1994-12-06 Merocel Corporation Throat pack
US5322515A (en) * 1993-03-15 1994-06-21 Abbott Laboratories Luer adapter assembly for emergency syringe
US5388588A (en) 1993-05-04 1995-02-14 Nabai; Hossein Biopsy wound closure device and method
US5383896A (en) 1993-05-25 1995-01-24 Gershony; Gary Vascular sealing device
US5601603A (en) * 1993-06-16 1997-02-11 White Spot Ag Use of and process for the introduction of fibrin sealant into a puncture channel
US5325857A (en) 1993-07-09 1994-07-05 Hossein Nabai Skin biopsy device and method
US5486195A (en) 1993-07-26 1996-01-23 Myers; Gene Method and apparatus for arteriotomy closure
US5462561A (en) 1993-08-05 1995-10-31 Voda; Jan K. Suture device
US5431639A (en) 1993-08-12 1995-07-11 Boston Scientific Corporation Treating wounds caused by medical procedures
US5394886A (en) * 1993-09-20 1995-03-07 Nabai; Hossein Skin biopsy plug and method
US5383899A (en) 1993-09-28 1995-01-24 Hammerslag; Julius G. Method of using a surface opening adhesive sealer
US5653730A (en) 1993-09-28 1997-08-05 Hemodynamics, Inc. Surface opening adhesive sealer
US5437292A (en) * 1993-11-19 1995-08-01 Bioseal, Llc Method for sealing blood vessel puncture sites
US5591130A (en) * 1994-02-22 1997-01-07 Wolfe Troy Medical, Inc. Esophageal intubation detector with indicator
US5526822A (en) 1994-03-24 1996-06-18 Biopsys Medical, Inc. Method and apparatus for automated biopsy and collection of soft tissue
US5649547A (en) 1994-03-24 1997-07-22 Biopsys Medical, Inc. Methods and devices for automated biopsy and collection of soft tissue
US5385550A (en) * 1994-03-29 1995-01-31 Su; Chan-Ho Needle protective means for prevention against stab and virus infection
US5545178A (en) 1994-04-29 1996-08-13 Kensey Nash Corporation System for closing a percutaneous puncture formed by a trocar to prevent tissue at the puncture from herniating
US5522850A (en) 1994-06-23 1996-06-04 Incontrol, Inc. Defibrillation and method for cardioverting a heart and storing related activity data
US5490736A (en) * 1994-09-08 1996-02-13 Habley Medical Technology Corporation Stylus applicator for a rehydrated multi-constituent medication
US5527332A (en) * 1994-11-02 1996-06-18 Mectra Labs, Inc. Tissue cutter for surgery
US5709704A (en) * 1994-11-30 1998-01-20 Boston Scientific Corporation Blood clot filtering
US5624402A (en) * 1994-12-12 1997-04-29 Becton, Dickinson And Company Syringe tip cap
WO1996022123A1 (en) * 1995-01-18 1996-07-25 Medchem Products, Inc. Apparatus and method for applying a hemostatic agent onto a tissue
US5785682A (en) * 1995-03-22 1998-07-28 Abbott Laboratories Pre-filled syringe drug delivery system
US5645566A (en) 1995-09-15 1997-07-08 Sub Q Inc. Apparatus and method for percutaneous sealing of blood vessel punctures
US6183497B1 (en) * 1998-05-01 2001-02-06 Sub-Q, Inc. Absorbable sponge with contrasting agent
US6162192A (en) 1998-05-01 2000-12-19 Sub Q, Inc. System and method for facilitating hemostasis of blood vessel punctures with absorbable sponge
US6071300A (en) * 1995-09-15 2000-06-06 Sub-Q Inc. Apparatus and method for percutaneous sealing of blood vessel punctures
US6071301A (en) * 1998-05-01 2000-06-06 Sub Q., Inc. Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US5616133A (en) * 1995-10-23 1997-04-01 Cardenas; Juan M. Syringe for epidural catheter
US5769086A (en) 1995-12-06 1998-06-23 Biopsys Medical, Inc. Control system and method for automated biopsy device
US5800389A (en) 1996-02-09 1998-09-01 Emx, Inc. Biopsy device
US5893834A (en) * 1996-04-25 1999-04-13 Sims Portex Inc. Self-filling blood collection device
US5858008A (en) * 1997-04-22 1999-01-12 Becton, Dickinson And Company Cannula sealing shield assembly
US5902310A (en) 1996-08-12 1999-05-11 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Apparatus and method for marking tissue
US5810806A (en) 1996-08-29 1998-09-22 Ethicon Endo-Surgery Methods and devices for collection of soft tissue
US5681279A (en) 1996-11-04 1997-10-28 Roper; David H. Pill dispensing syringe
US5782861A (en) * 1996-12-23 1998-07-21 Sub Q Inc. Percutaneous hemostasis device
US6554803B1 (en) * 1997-04-02 2003-04-29 Arthur Ashman Combination syringe and aspirator for bone regeneration material and method for using the syringe
US6142955A (en) * 1997-09-19 2000-11-07 United States Surgical Corporation Biopsy apparatus and method
US5868762A (en) * 1997-09-25 1999-02-09 Sub-Q, Inc. Percutaneous hemostatic suturing device and method
US6161034A (en) 1999-02-02 2000-12-12 Senorx, Inc. Methods and chemical preparations for time-limited marking of biopsy sites
US5997486A (en) * 1998-04-24 1999-12-07 Denver Biomaterials, Inc. Device for paracentisis and thoracentisis
US6200328B1 (en) * 1998-05-01 2001-03-13 Sub Q, Incorporated Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US6315753B1 (en) 1998-05-01 2001-11-13 Sub-Q, Inc. System and method for facilitating hemostasis of blood vessel punctures with absorbable sponge
US20020049405A1 (en) * 2000-10-19 2002-04-25 Deslauriers Richard J. Device and method for mixing a two-part composition forming synthetic bone

Also Published As

Publication number Publication date
WO2000047115A1 (en) 2000-08-17
JP2002536105A (ja) 2002-10-29
EP1156741A1 (en) 2001-11-28
US20030135237A1 (en) 2003-07-17
EP1156741B1 (en) 2010-12-22
AU2759500A (en) 2000-08-29
US6544236B1 (en) 2003-04-08
US7753872B2 (en) 2010-07-13
CA2361564A1 (en) 2000-08-17
EP1156741A4 (en) 2009-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4271375B2 (ja) 生検管路の止血を容易とするためのデバイスおよび方法
US6200328B1 (en) Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US6086607A (en) Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US8050741B2 (en) Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract
US6527734B2 (en) System and method for facilitating hemostasis of blood vessel punctures with absorbable sponge
US6610026B2 (en) Method of hydrating a sponge material for delivery to a body
AU748773B2 (en) System and method for facilitating hemostasis of blood vessel punctures with absorbable sponge

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060601

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080311

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20081009

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20081017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees