JP4271108B2 - 適応変調を用いた無線通信システム、無線通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、適応変調を用いた無線通信システムと該システムで用いられる無線通信装置及び通信方法に関する。
適応変調システムは、伝送速度を向上させる上で不可欠な技術であり、無線LANの規格であるIEEE 802.11aや、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などで用いられている。適応変調システムでは、伝送速度や誤り耐性の異なる、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせのセット、すなわちMCS(Modulation and Coding Scheme)セットが用意される。MCSセットの中から、例えば伝搬路状況に応じて最適な一つのMCSが選択される。
選択されるMCSを決定する基準としては、通信品質を表すパラメータ、例えばSIR(Signal to Interference Ratio;信号対干渉波比)が用いられる。すなわち、SIRをある閾値と比較して判定し、その判定結果に応じてMCSを決定する。比較判定のための最適な閾値は、伝搬路状況やMCSの種類に依存するため、固定的に決めることは困難である。そこで、[特許文献1]ではMCSの決定に用いられる閾値を誤り率に応じて動的に変化させることを提案している。
具体的には、[特許文献1]では目標誤り率によって閾値を制御するステップ幅を決めている。例えば、目標誤り率が0.1(目標スループットが0.9)の場合、受信信号のブロック毎に誤り検出を行った結果、ブロック誤りが起これば閾値を0.9dB上昇させ、ブロック誤りが起こらなければ閾値を0.1dB降下させる。これは10個のブロックを受信したときブロック誤りが1つであれば、閾値は変化しないのと同じこととなるため、目標誤り率を0.1とする閾値制御であるといえる。
特許文献1によると、MCSを上位のMCSに変更するときに用いる閾値(上限閾値)及びMCSを下位のMCSに変更するときに用いる閾値(下限閾値)は、ブロック誤りの検出結果に応じて制御される。但し、上限閾値及び下限閾値に対して目標誤り率は同じであるため、上限閾値及び下限閾値は同じステップ幅で制御される。
特開2003−37554号公報
上述のように特許文献1においては、MCSを変更する際に用いる上限閾値及び下限閾値のそれぞれの制御における目標誤り率、つまりは制御のステップ幅を同一としている。このような閾値制御方法では、各MCSの伝送速度や、設定する目標誤り率によっては、MCSの変更によりスループットが低下してしまう可能性がある。
特許文献1では、上限閾値もしくは下限閾値の片方のみ変動させるモードや、上限閾値と下限閾値の差を一定に保つようなモードも提案されている。しかし、これらのモードでも、上限閾値及び下限閾値の制御において共通の目標誤り率を用いることは上記と基本的に同じであるため、上記と同様の問題がある。
本発明の目的は、スループットの低下を伴わない適切なMCS制御を可能とする無線通信システムを提供することにある。
本発明の第1の観点によると、伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムにおいて、通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSをランクがより上位のMCSに変更し、前記通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSをランクがより下位のMCSに変更するMCS変更部と、前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御する第1の閾値制御部と、前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御する第2の閾値制御部とを具備する無線通信システムを提供する。
本発明の第2の観点によると、伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムに用いられる無線通信装置において、通信品質を測定する測定部と、測定された通信品質と第1の閾値及び第2の閾値との比較判定を行い、前記測定された通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSをランクがより上位のMCSに変更し、前記測定された通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSをランクがより下位のMCSに変更するためのMCS変更要求を発生する比較判定部と、前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御する第1の閾値制御部と、前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御する第2の閾値制御部と、前記MCS変更要求を送信する送信部とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第3の観点によると、第1の観点による無線通信装置から送信される前記MCS変更要求を受信する受信部と、受信されたMCS変更要求に従って変更先のMCSを決定するMCS決定部と、前記現在選択されているMCSを決定されたMCSに変更するMCS変更部とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第4の観点によると、伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムに用いられる無線通信装置において、通信品質を測定する測定部と、測定された通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSよりランクが上位の変更先MCSを決定し、前記測定された通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSより下位の変更先MCSを決定するMCS決定部と、前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御する第1の閾値制御部と、前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御する第2の閾値制御部と、前記MCS決定部により決定された前記変更先MCSを示す情報を送信する送信部とを具備する無線通信装置を提供する。
本発明の第5の観点によると、伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムにおける通信方法であって、通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSをランクがより上位のMCSに変更し、前記通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSをランクがより下位のMCSに変更するステップと、前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御するステップと、前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御するステップとを具備する無線通信システムにおける通信方法を提供する。
本発明によると、現在選択されているMCSをランクがより上位のMCSに変更するための第1の閾値及び現在選択されているMCSをランクがより下位のMCSに変更するための第2の閾値を制御する際に、それぞれ独立した目標値として第1の誤り率及び第2の誤り率を与えることにより、MCSの変更によるスループットの低下を回避することができる。
(第1の実施形態)
本発明の一実施形態に従う無線通信システムは、例えば少なくとも一つの基地局装置と少なくとも一つの端末装置を含む、無線LANあるいは移動通信システム(セルラーシステム)に適用される。ここでは、下りリンク、すなわち基地局装置から端末装置への送信に対して適応変調を適用した例について述べる。
まず、図1を参照して本発明の実施形態に従う、下りリンクの送信側である基地局装置について説明する。
上位レイヤから、下りリンクで送信されるべき送信データ101が入力される。送信データ101に対して、データ処理部102によって誤り検出ビットの付加や符号化単位への切り分けなどの処理が施される。データ処理部102からの出力データに対して、符号化部103により誤り訂正符号化が施され、さらに変調部104により変調が施される。誤り訂正符号化及び変調が施されたデータは、RF/IF段105に入力される。RF/IF段105に入力されたデータは、まずIF(Intermediate Frequency)信号に変換され、さらにRF(Radio Frequency)信号に変換された後、電力増幅が施される。RF/IF段105から出力されるRF信号はアンテナ106に供給され、アンテナ106から図2の端末装置に送信される。
一方、上りリンクにおいて図2の端末装置から送信され、アンテナ106によって受信されるRF信号は、RF/IF段105に入力される。RF/IF段105に入力されたRF信号は、まず低雑音増幅器により増幅された後、IF信号に変換され、さらにベースバンド信号に変換される。RF/IF段105から出力されるベースバンド信号に対し、復調部107によって復調が施される。復調された信号に対して、さらに復号部108により復号が施される。復号部108から出力される復号データは、誤り検出部109を経て受信データ110として次段に送り出される。
符号化部102は、本実施形態では符号化率の異なる複数の符号化方式(Coding Scheme)に対応することが可能であり、選択された一つの符号化方式によって符号化を行う。具体的には、符号化部102は例えば符号化率RをR=1/3,R=1/2,R=3/4及びR=5/6等の中から選択することが可能である。誤り耐性は符号化率Rが小さいほど大きく、また伝送速度はRが大きいほど高い。よって伝送路が良好な場合、Rが大きければより大きなスループットが得られる。
変調部103は、複数の変調方式(Modulation Scheme)に対応することが可能であり、選択された一つの変調方式によって符号化を行う。具体的には、変調部103は例えばBPSK(Binary Phase Shift Keying),QPSK(Quadrature Phase Shift Keying),16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)及び64QAMの中から一つの変調方式を選択することが可能である。言い替えると、これらの変調方式は変調多値数がそれぞれ2,4,16,64のように異なっている。誤り耐性は変調多値数が小さいほど高く、伝送速度は変調多値数が大きいほど大きい。よって符号化率と同じく、伝送路が良好であれば、変調多値数が大きいほどより大きなスループットが得られる。
ここで、変調方式(変調多値数)と符号化方式(符号化率)の組み合わせはMCS(Modulation and Coding Scheme)と呼ばれ、複数の組み合わせはMCSセットと呼ばれる。MCSセットは、伝送速度によってランク付けされる。例えば、変調方式がBPSK,QPSK,16QAM及び64QAMの4つの場合を例にとると、ランクはBPSKを含むMCSが最下位である。QPSKを含むMCSは、BPSKを含むMCSより上位、16QAMを含むMCSは、QPSKを含むMCSより上位であり、64QAMを含むMCSは最上位となる。変調方式が同じでも、符号化率Rが異なればMCSのランクも異なる。例えば、変調方式が同じ16QAMでも、R=1/2よりR=5/6の方がランクは上位である。
下りリンクの送信においては、以下のようにしてMCSセットから一つのMCSが選択される。まず、MCS決定部111により復調部107の出力から抽出されるMCS変更要求に従ってMCSが決定される。MCS変更要求は、下りリンクの送信時に基地局装置で使用されるべきMCSの変更を要求する情報である。本実施形態では、MCS変更要求は端末装置から基地局装置に送信されてくる。MCS決定部111からは、決定されたMCSを示すMCS情報が出力される。このMCS情報に従って、MCS制御部112によりMCSの制御、すなわち符号化部103で使用される一つの符号化方式の選択と変調部104で使用される一つの変調方式の選択が行われる。但し、符号化方式のうち符号化率については、符号化部103からの出力データのパンクチャもしくは繰り返しによって選択されてもよい。
次に、図2を参照して下りリンクの受信側である端末装置について説明する。
上位レイヤから与えられる、上りリンクで送信されるべき送信データ201に対して、データ処理部202により誤り検出ビットの付加や符号化単位への切り分けなどの処理が施される。データ処理部202からの出力データに対して、符号化部203により誤り訂正符号化が施され、さらに変調部204により変調が施される。誤り訂正符号化及び変調が施されたデータは、RF/IF段205に入力される。RF/IF段205に入力されたデータは、まずIF信号に変換され、さらにRF信号に変換された後、電力増幅が施されてアンテナ206に供給されることにより、アンテナ206からRF信号が図1の基地局装置に送信される。
一方、下りリンクにおいて図1の基地局装置から送信され、アンテナ206によって受信されるRF信号は、RF/IF段205に入力される。RF/IF段205に入力されたRF信号は、まず低雑音増幅器により増幅された後、IF信号に変換され、さらにベースバンド信号に変換される。RF/IF段205から出力されるベースバンド信号に対して、復調部207によって復調が施される。復調された信号に対して、さらに復号部208により復号が施される。復号部208から出力される復号データは、誤り検出部209を経て受信データ210として次段に送り出される。誤り検出部209では、復号部208からの復号データの誤りが検出され、誤りが生じているか否かを示す誤り検出情報が出力される。
復調部207は、図1の基地局装置内の変調部104が対応可能な複数の変調方式に対応することが可能である。すなわち、復調部207は選択された一つの変調方式に対応する復調方式により復調を行う。復号部208は、図1の基地局装置内の符号化部103が対応可能な複数の符号化方式に対応することが可能である。すなわち、復号部208は選択された一つの符号化方式に対応する復号方式により復号を行う。
端末装置では、下りリンクの受信時に復調部207の出力から、SIR測定部211によって公知の手法に従い通信品質を表すパラメータの一つであるSIR(Signal to Interference Ratio)が測定される。測定されたSIRの情報は、比較判定部214に与えられる。一方、誤り検出部209からの誤り検出情報は、上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213に与えられる。
比較判定部214では、上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213によって制御される上限閾値及び下限閾値とSIRとの比較判定を行い、判定結果としてMCS変更要求を出力する。すなわち、比較判定部214は、測定されたSIRが上限閾値を超えていれば、MCSを現在のMCSより上位のMCSへ変更し、下限閾値を下回っていればMCSを現在のMCSより下位のMCSへ変更する旨を基地局装置に要求するMCS変更要求を出力する。比較判定部214は、測定されたSIRが上限閾値と下限閾値の間にある場合には、MCS変更不要要求を出力する。この場合、基地局装置では現在のMCSが維持される。
比較判定部214から出力されるMCS変更要求および変更不要要求は変調部204に入力され、上りリンクによって図1の基地局装置に送信される。基地局装置では、復調部107の出力に含まれるMCS変更要求に従ってMCS決定部111によりMCSが決定され、決定されるMCSの情報がMCS制御部112に与えられる。
比較判定部214から出力されるMCS変更要求は、復調部207及び復号部208にも与えられる。これにより端末装置においては、基地局装置において下りリンクの送信時に選択されたMCSと同じMCSが選択される。すなわち、復調部207では変調部104により選択された一つの変調方式に対応する復調が行われ、また復号部208では符号化部102により選択された一つの符号化方式に対応する復号が行われる。
次に、図3を用いて第1の実施形態に従う、下りリンクにおけるMCSの制御手順を説明する。
まず、図2に示した端末装置は、図1に示した基地局装置から送信されてくるRF信号をアンテナ106により受信し(ステップS10)、復調部207の出力信号からSIR測定部211により受信信号のSIRを測定する(ステップS11)。測定されたSIRを比較判定部214により上限閾値及び下限閾値と比較し(ステップS12)、SIRが上限閾値を上回っているか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、測定されたSIRが上限閾値を上回っていれば、比較判定部214は現在のMCSより上位のMCSへの変更要求を出力する(ステップS14)。測定されたSIRが上限閾値を上回っていなければ、比較判定部214はSIRが下限閾値を下回っているか否かを判定する(ステップS15)。ここで、測定されたSIRが下限閾値を下回っていれば、比較判定部214は現在のMCSより下位のMCSへの変更要求を出力する(ステップS16)。ステップS15において、測定されたSIRが下限閾値を下回っていなければ、比較判定部214はMCSの変更不要要求を出力する(ステップS17)。こうして比較判定部214から出力されるMCS変更要求および変更不要要求は、変調部204、RF/IF段205及びアンテナ206を経て図1の基地局装置に送信される(ステップS18)。
次に、ステップS3で使用される上限閾値及び下限閾値の制御手順について述べる。
ステップS1で基地局装置からのRF信号を受信した後、誤り検出部109により誤りを検出し(ステップS19)、誤りの有無を判定する(ステップS20)。ここで、誤りがあれば、上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213は、現在のMCSの上限閾値及び下限閾値をそれぞれ一定ステップδup1及びδup2だけ増加させる(ステップS21及びS22)。一方、誤りがなければ、上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213は、現在のMCSの上限閾値及び下限閾値をそれぞれ一定ステップδdown1及びδdown2だけ減少させる(ステップS23及びS24)。
以下、図4を参照して上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213による上限閾値及び下限閾値の制御内容について詳細に説明する。
現在利用できるMCSセットの要素をMCS(n)(n = 1,2,…,N)とする。MCS(n)はnをインデックスとするMCSを表し、例えばMCS(1)=MCS1,MCS(2)=MCS3,MCS(3)=MCS8である。nはインデックス番号(n=1,2,…,N)、Nは利用できるMCSセット内のMCS数である。ここで、現在MCS(k)( k = 1,2,…,N )が選択されている場合、k<NであればMCS(k)より1つ上位のMCSはMCS(k+1)、k > 1 であればMCS(k)より1つ下位のMCSはMCS(k-1)と表される。
ここで、MCS(k)の上限閾値、すなわちMCSを現在のMCS(k)から上位のMCS(k+1)に変更する際の上限閾値をTH(k)とする。また、MCS(k)の下限閾値、すなわちMCSを現在のMCS(k)から下位のMCS(k-1)に変更する際の下限閾値をTH(k-1)とする。k=1の場合は、MCS(1)の上限閾値であるTH(2)のみ存在し、下限閾値は存在しない。k=Nの場合は、MCS(N)の下限閾値であるTH(N-1)のみ存在し、上限閾値は存在しない。以上の定義により、TH(k)は、現在選択されているMCSによって上限閾値もしくは下限閾値として動作する。つまり、TH(k)は、MCS(k)が選択されている場合はその上限閾値として、MCS(k+1)が選択されている場合はその下限閾値として扱われる。
上限閾値制御部212は、上限閾値TH(k)を例えば以下のように制御する。すなわち、誤りが存在した場合は、TH(k)をδup1=0.99dBだけ増加させる。誤りが存在しなかった場合は、TH(k)をδdown1=0.01dBだけ減少させる。
下限閾値制御部212は、下限閾値TH(k-1)を例えば以下のように制御する。すなわち、誤りが存在した場合は、TH(k-1)をδup2=(Max_thpt{MCS(k-1)}/Max_thpt{MCS(k)})dBだけ増加させる。誤りが存在しなかった場合は、TH(k-1)をδdown2=(1.0−Max_thpt{MCS(k-1)}/Max_thpt{MCS(k)})dBだけ減少させる。ここで、Max_thpt{x}はxの最大伝送速度を表す。最大伝送速度とは、誤りが存在しない場合にそのMCSが取り得る伝送速度の最大値である。
言い替えると、上限閾値TH(k)はMCS(k)のスループットが最大伝送速度の0.99(誤り率では0.01)となるように、すなわち目標スループットをMCS(k)の最大伝送速度の0.99として(目標誤り率を0.01として)制御される。下限閾値TH(k-1)は、スループットがMCS(k-1)の最大伝送速度となるように、すなわち、目標スループットをMCS(k-1)の最大伝送速度として制御される。ここで、目標スループット及び目標誤り率とは、上限閾値または下限閾値を制御する際のスループット及び誤り率の目標値を表す。以下に、表1に示すようにMCSセットが定められている場合の閾値制御方法を具体的に説明する。
Figure 0004271108
表1及び図4に示されるように、MCSセットにはMCS1,MCS2,MCS3及びMCS4が用意されている(N=4)。選択されているMCS、すなわち現在のMCSはMCS2であるとする(k=2)。MCS2の上限閾値TH(2)(MCSをMCS2からMCS3に変更する際に用いる)を制御する際の目標誤り率は、0.01(目標スループットは0.99)とされる。MCS2の下限閾値TH(1)(MCSをMCS2からMCS1に変更する際に用いる)を制御する際の目標誤り率は、MCS1の最大伝送速度を基準として、1−9/12=0.25(スループットでは0.75)とされる。
上記の例の場合、上限閾値制御部212は上限閾値TH(2)を以下のように制御する。すなわち、ブロック誤りが生じた場合は、TH(2)をδup1=0.99dBだけ増加させる。ブロック誤りが存在しなかった場合は、TH(2)をδdown1=0.01dBだけ減少させる。
下限閾値制御部212は、下限閾値TH(1)を以下のように制御する。すなわち、ブロック誤りが生じた場合は、TH(1)をδup2=(Max_thpt{MCS(1)}/Max_thpt{MCS(2)})dB、すなわち9/12dB(0.75dB)だけ増加させる。ブロック誤りが生じなかった場合は、TH(1)をδdown2=(1.0−Max_thpt{MCS(1)}/Max_thpt{MCS(2)})dB、すなわち1−9/12=0.25dBだけ減少させる。
現在のMCSがMCS2の場合、測定されたSIRがMCS2の上限閾値TH(2)を上回ると、MCSはMCS2からMCS3へと変更される。MCS3が選択された場合、MCS3の上限閾値TH(3)(MCSをMCS3からMCS4に変更する際に用いる閾値)を制御する際の目標誤り率は、0.01(目標スループットは0.99)とされる。MCS3の下限閾値TH(2)(MCSをMCS3からMCS2に変更する際に用いる閾値)を制御する際の目標誤り率は、MCS1の最大伝送速度を基準として、1−12/20=0.40(目標スループットは0.60)とされる。
上記の例の場合、上限閾値制御部212は、上限閾値TH(3)を以下のように制御する。すなわち、ブロック誤りが生じた場合はTH(3)をδup1=0.99dBだけ増加させる。ブロック誤りが存在しなかった場合は、TH(3)をδdown1=0.01dBだけ減少させる。
下限閾値制御部212は、下限閾値TH(2)を以下のように制御する。すなわち、ブロック誤りが生じた場合は、TH(2)をδup2=(Max_thpt{MCS(2)}/Max_thpt{MCS(3)})dB、すなわち12/20dB(0.60dB)だけ増加させる。ブロック誤りが生じなかった場合は、TH(1)をδdown2=(1.0−Max_thpt{MCS(2)}/Max_thpt{MCS(3)})dB、すなわち1−12/20=0.40dBだけ減少させる。
先の特許文献1では、上限閾値及び下限閾値を同じステップ幅で、すなわち同じ目標値に従って制御する。以下、本実施形態との比較のために特許文献1に従う上限閾値及び下限閾値の制御の具体例を比較例1及び2として示す。
(比較例1)
現在のMCS2に対応する目標誤り率を0.1と定める。この場合、ブロック誤りが生じなければ、上限閾値及び下限閾値を0.1dB減少させ、ブロック誤りが生じれば上限閾値及び下限閾値を0.9dB増加させる、という制御を行うことなる。ここで、図5に示すように現在のSIRにおける誤り率が0.1よりも高い(すなわちスループットが0.9より低い)場合には、10個のブロックの中に1個より多い誤りが存在するため、上限閾値及び下限閾値の両方共に、時間の経過に従って増加し続ける。やがて現在のSIRを下限閾値が横切ると、MCSは1ランク下位のMCS1に切り替わる結果、この例ではスループットが低下してしまう。
(比較例2)
一方、現在のMCS2に対する目標誤り率を比較例1の場合より引き上げて、0.5(目標スループットも0.5)と定める。この場合、ブロック誤りが生じなければ、上限閾値及び下限閾値を0.5dB減少させ、ブロック誤り率が生じれば上限閾値及び下限閾値を0.5dB増加させる、という制御を行うことになる。ここで、図6に示すように現在のSIRにおける誤り率が0.5よりも低い(すなわちスループットが0.5よりも高い)場合には、10個のブロックの中に5個より少ない誤りが存在するため、上限閾値及び下限閾値の両方共に、時間の経過に従って減少し続ける。やがて現在のSIRを上限閾値が横切ると、MCSは1ランク上のMCS3に切り替わる結果、この場合もスループットは低下してしまう。
これに対して、第1の実施形態によると、前述したように上限閾値及び下限閾値は、それぞれ異なる目標誤り率または目標スループットに従って制御される。例えば、図4に示されるように現在のMCSがMCS2の場合、誤りが発生する毎に上限閾値は増加し、下限閾値は減少することになるため、スループットを低下させることのない、最適なMCSの選択を実現できる。
第1の実施形態に従う上限閾値及び下限閾値の制御による利点は、スループット特性のシミュレーション結果を示す図7からも明らかである。図7において横軸はSIRであり、縦軸は表1のMCSセットにHiperLAN/2マルチパスモデルを適用した場合のスループットである。図7に示されるように、SIRの変動に対して、スループットをより大きくするような最適なMCSが選択されていることが分かる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に従う基地局装置及び端末装置の構成は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、図8に示す手順で下りリンクにおけるMCSの制御を行う。第1の実施形態に従う図3の手順においては、ステップS12で使用される上限閾値及び下限閾値を制御する際に、現在のMCSの上限閾値及び下限閾値のみを制御している。これに対して、第2の実施形態では現在のMCSを含む全てのMCSの上限閾値及び下限閾値を制御する。
すなわち、ステップS1で基地局装置からのRF信号を受信した後、ステップS19及びS20において誤り検出部209により誤りを検出し、誤りの有無を判定した結果、誤りがあれば上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213は、現在のMCS及びそれより上位の全てのMCSの上限閾値及び下限閾値を一定ステップだけ増加させる(ステップS31及びS32)。一方、誤りがなければ上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213は、現在のMCS及びそれより下位の全てのMCSの上限閾値及び下限閾値を一定ステップだけ減少させる(ステップS33及びS34)。
次に、上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213による上限閾値及び下限閾値の制御内容について詳細に説明する。
第1の実施形態で説明した同様に、nをインデックスとするMCS(n) ( n = 1,2,…,N )で定義されるMCSセットにおいて、現在のMCSをMCS(k) (k = 1,2,3,…,N)とし、MCS(k)より上位のMCSをMCS(k+1) (k < N)とし、MCS(k)より下位のMCSをMCS(k-1) (k > 1)とする。例えばMCS(1)=MCS1,MCS(2)=MCS3,MCS(3)=MCS8である。Nは利用できるMCSセット内のMCS数である。
現在のMCSであるMCS(k)及びそれより上位の全てのMCSの上限閾値をそれぞれTH(k),TH(k+1),…,TH(N-1) ( k < N )とする。現在のMCSであるMCS(k)及びそれより下位の全てのMCSの下限閾値をそれぞれTH(k-1),TH(k-2),…,TH(1) ( k > 1 )とする。ただしk=1の場合には、MCS(1)に関しては上限閾値TH(2)のみ存在し、k=Nの場合にはMCS(N)に関しては下限閾値TH(N-1)のみ存在することは、第一の実施の形態の説明と同様である。
上限閾値制御部212は、上限閾値TH(k),TH(k+1),…,TH(N-1)を例えば以下のように制御する。すなわち、誤りが存在しなかった場合は、TH(k),TH(k+1),…,TH(N-1)をδdown1=0.01dBだけ減少させる。誤りが存在した場合は、TH(k),TH(k+1),…,TH(N-1)をδup1=0.99dBだけ増加させる。
一方、下限閾値制御部212は、下限閾値TH(k-1),TH(k-2),…,TH(1)を以下のように制御する。すなわち、誤りが存在しなかった場合は、TH(k-1),TH(k-2),…,TH(1)をδdown2=(1.0−Max_thpt{MCS(k-1)}/Max_thpt{MCS(k)})dBだけ減少させる。誤りが存在した場合は、TH(k-1),TH(k-2),…,TH(1)をδup2=(Max_thpt{MCS(k-1)}/Max_thpt{MCS(k)})dBだけ増加させる。ここで、Max_thpt{x}はxの最大伝送速度を表す。
言い替えると、上限閾値TH(k),TH(k+1),…,TH(N-1)は、スループットがMCS(k)の最大伝送速度の0.99(誤り率では0.01)となるように、すなわち目標スループットをMCS(k)の最大伝送速度の0.99として(目標誤り率を0.01として)制御される。下限閾値TH(k-1),TH(k-2),…,TH(1)は、スループットがMCS(k-1)の最大伝送速度となるように、すなわち目標スループットをMCS(k-1)の最大伝送速度として制御される。このように第2の実施形態によると、上限閾値及び下限閾値は、それぞれ異なる目標誤り率または目標スループットに従って制御されるため、第1の実施形態と同様に最適なMCSの選択を実現できる。
さらに、第2の実施形態によると、現在のMCSとそれ以外のMCSの閾値を平行して上下させることにより、現在のMCSの上限閾値または下限閾値が他のMCSの閾値を超えてしまうことを避けることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態によると、図9に示されるように、第1の実施形態で説明した端末装置にタイミング制御部215が追加されている。タイミング制御部215は、比較判定部214におけるSIRと上限閾値及び下限閾値との比較判定に基づくMCS変更要求送出後、一定時間の期間は次のMCS変更要求の送出を禁止する制御を行う。
第1の実施形態で説明したように、端末装置においては、基地局装置から送信され受信されるRF信号のMCSと同じMCSが選択され、対応する変調方式及び符号化方式で復調部207及び復号部208を経て復調及び復号がなされる。復号部208の出力信号から誤り検出部209により誤りが検出され、誤り検出部209から誤りが生じたか否かを示す誤り検出情報が上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213に伝達される。上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213により制御された上限閾値及び下限閾値は、タイミング制御部215を経て比較判定部214に入力され、ここでSIR測定部211で測定されたSIR値と比較される。
第3の実施形態においては、比較判定部214からのMCS変更要求に従ってMCSが変更された直後の一定時間の期間は、閾値制御は行われるが、タイミング制御部215からの制御によって、MCS変更要求の送出は行われない。本実施形態における処理の流れを示す図10に示されるように、ステップS14またはステップS16においてMCS変更要求が発生しても、それはタイミング制御部215からの制御により一定時間の期間バッファリングされる(ステップS25)。一定時間の期間が経過すると、ステップS14またはステップS16で発生したMCS変更要求が基地局装置に送信される(ステップS18)。
第1の実施形態で説明した閾値制御アルゴリズムにおいては、現在のMCSの上限閾値及び下限閾値のみが制御される結果、制御された上限閾値及び下限閾値が他のMCSの閾値を超えてしまう可能性がある。今、例えばMCS1の上限閾値(MCSをMCS1からMCS2に変更する際に用いる上限閾値)が10dBに設定され、MCS2の上限閾値(MCSをMCS2からMCS3に変更する際に用いる上限閾値)が15dBに設定されているとする。
この場合、現在のMCSがMCS1であるとき、上限閾値は10dBに制御されるべきところ、MCS2の上限閾値15dBを超えて制御されることがある。従って、やがて伝送路の状態が良くなってSIRが大きくなる結果、MCSがMCS1から上位のMCS2に変更された際には、上限閾値は既にMCS2の上限閾値である15dBを超えていることになる。しかし、MCS2の上限閾値である10dBは最適なものとは言えないため、MCS2の上限閾値が最適な値に収束するまでに比較的長い時間が必要となる。第3の実施形態によると、MCSの変更直後の一定時間の期間、言い替えれば測定されたSIRが現在の上限閾値と下限閾値との間にある期間中には、MCSの変更は禁止されるため、不要なMCS変更による性能劣化を防ぎ、より適切なMCS選択を行うことが可能となる。
(第4の実施形態)
これまでの説明では、端末装置において比較判定部214によりMCSを現在のMCSより上位または下位のMCSに変更する旨のMCS変更要求が発生され、その変更要求が基地局装置に送信される。これに対して、本発明の第4の実施形態によると、図12に示されるように端末装置内の比較判定部214はMCS決定部216に置き換えられる。
MCS決定部216は、SIR測定部211により測定されたSIRと、上限閾値制御部212及び下限閾値制御部213により制御された上限閾値及び下限閾値との比較により変更先のMCSを決定する。すなわち、端末装置では当然のことながら現在のMCSが分かっているので、MCS決定部216は現在のMCSより上位または下位のMCSも分かっている。従って、MCS決定部216はSIRと上限閾値及び下限閾値との比較により、変更先のMCSを決定できる。
MCS決定部216は、こうして決定した変更先のMCSを示すMCS情報をMCS変更要求として出力し、MCSの変更を必要としない場合には、現在のMCSを示すMCS情報を出力する。MCS情報としては、変更先のMCSを示すインデックスを用いることができる。MCS情報は、変調部204に入力され、RF/IF段105を経てアンテナ106から基地局装置に送信される。
一方、基地局装置では、図11に示されるように復調部107の出力からMCS情報検出部115によってMCS情報を検出し、該MCS情報をMCS制御部112に与える。MCS制御部112によって、MCS情報に従ったMCSの制御、すなわち符号化部102で使用される一つの符号化方式の選択と変調部103で使用される一つの変調方式の選択が行われる。第4の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の結果が得られる。第4の実施形態と第3の実施形態を組み合わせて実施することもできる。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に従う基地局装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に従う端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に従う上限閾値及び下限閾値の制御手順を示すフローチャート 本発明の第1の実施形態に従う上限閾値及び下限閾値の動きを示す図 第1の比較例による上限閾値及び下限閾値の動きを示す図 第2の比較例による上限閾値及び下限閾値の動きを示す図 本発明の第1の実施形態に従う上限閾値及び下限閾値の制御を行った場合のスループット特性のシミュレーション結果を示す図 本発明の第2の実施形態に従う上限閾値及び下限閾値の制御手順を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態に従う端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第3の実施形態に従う上限閾値及び下限閾値の制御手順を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態に従う基地局装置の構成を示すブロック図 本発明の第4の実施形態に従う端末装置の構成を示すブロック図
符号の説明
101…下りリンクの送信データ
102…データ処理部
103…符号化部
104…変調部
105…RF/IF段
106…アンテナ
107…復調部
108…復号部
109…誤り検出部
110…上りリンクの受信データ
111…MCS決定部
112…MCS制御部
115…MCS情報検出部
201…上りリンクの送信データ
202…データ処理部
203…符号化部
204…変調部
205…RF/IF段
206…アンテナ
207…復調部
208…復号部
209…誤り検出部
210…下りリンクの受信データ
211…SIR測定部
212…上限閾値
213…下限閾値
214…比較判定部
215…タイミング制御部
216…MCS決定部

Claims (16)

  1. 伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムにおいて、
    通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSをランクがより上位のMCSに変更し、前記通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSをランクがより下位のMCSに変更するMCS変更部と、
    前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御する第1の閾値制御部と、
    前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御する第2の閾値制御部とを具備する無線通信システム。
  2. 前記第1の閾値制御部及び第2の閾値制御部は、前記現在選択されているMCSを変更するために用いられる第1の閾値及び第2の閾値のみをそれぞれ制御する請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の閾値制御部は、前記現在選択されているMCS及び前記現在選択されているMCSよりランクが上位の全てのMCSを変更するために用いられる第1の閾値を同時に制御し、前記第2の閾値制御部は、前記現在選択されているMCS及び前記現在選択されているMCSよりランクが下位の全てのMCSを変更するために用いられる第2の閾値を同時に制御する請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記MCS変更部が前記現在選択されているMCSを変更した直後から一定時間の期間、前記MCS変更部によるMCSの変更を禁止するためのタイミング制御を行うタイミング制御部をさらに具備する請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記第2の誤り率は、前記現在選択されているMCSより1ランク下位のMCSの最大伝送速度を基に定められ、前記第1の誤り率は、前記第2の誤り率より低い値に定められる請求項1記載の無線通信システム。
  6. 伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムに用いられる無線通信装置において、
    通信品質を測定する測定部と、
    測定された通信品質と第1の閾値及び第2の閾値との比較判定を行い、前記測定された通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSをランクがより上位のMCSに変更し、前記測定された通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSをランクがより下位のMCSに変更するためのMCS変更要求を発生する比較判定部と、
    前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御する第1の閾値制御部と、
    前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御する第2の閾値制御部と、
    前記MCS変更要求を送信する送信部とを具備する無線通信装置。
  7. 前記第1の閾値制御部及び第2の閾値制御部は、前記現在選択されているMCSを変更するために用いられる第1の閾値及び第2の閾値のみをそれぞれ制御する請求項6記載の無線通信装置。
  8. 前記第1の閾値制御部は、前記現在選択されているMCS及び前記現在選択されているMCSよりランクが上位の全てのMCSを変更するために用いられる第1の閾値を同時に制御し、前記第2の閾値制御部は、前記現在選択されているMCS及び前記現在選択されているMCSよりランクが下位の全てのMCSを変更するために用いられる第2の閾値を同時に制御する請求項6記載の無線通信装置。
  9. 前記第2の誤り率は、前記現在選択されているMCSより1ランク下位のMCSの最大伝送速度を基に定められ、前記第1の誤り率は、前記第2の誤り率より低い値に定められる請求項6記載の無線通信装置。
  10. 請求項6記載の無線通信装置から送信される前記MCS変更要求を受信する受信部と、受信されたMCS変更要求に従って変更先のMCSを決定するMCS決定部と、前記現在選択されているMCSを決定されたMCSに変更するMCS変更部とを具備する無線通信装置。
  11. 伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムに用いられる無線通信装置において、
    通信品質を測定する測定部と、
    測定された通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSよりランクが上位の変更先MCSを決定し、前記測定された通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSより下位の変更先MCSを決定するMCS決定部と、
    前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御する第1の閾値制御部と、
    前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御する第2の閾値制御部と、
    前記MCS決定部により決定された前記変更先MCSを示す情報を送信する送信部とを具備する無線通信装置。
  12. 前記第1の閾値制御部及び第2の閾値制御部は、前記現在選択されているMCSを変更するために用いられる第1の閾値及び第2の閾値のみをそれぞれ制御する請求項11記載の無線通信装置。
  13. 前記第1の閾値制御部は、前記現在選択されているMCS及び前記現在選択されているMCSよりランクが上位の全てのMCSを変更するために用いられる第1の閾値を同時に制御し、前記第2の閾値制御部は、前記現在選択されているMCS及び前記現在選択されているMCSよりランクが下位の全てのMCSを変更するために用いられる第2の閾値を同時に制御する請求項11記載の無線通信装置。
  14. 前記第2の誤り率は、前記現在選択されているMCSより1ランク下位のMCSの最大伝送速度を基に定められ、前記第1の誤り率は、前記第2の誤り率より低い値に定められる請求項11記載の無線通信装置。
  15. 請求項11記載の無線通信装置から送信される前記変更先MCSを示す情報を受信する受信部と、受信された変更先MCSを示す情報に従って前記現在選択されているMCSを決定されたMCSに変更するMCS変更部とを具備する無線通信装置。
  16. 伝送速度によってランク付けされた、変調方式(Modulation Scheme)と符号化方式(Coding Scheme)の組み合わせよりなるMCS(Modulation and Coding Scheme)セットから一つのMCSを選択して適応変調による通信を行う無線通信システムにおける通信方法であって、
    通信品質が第1の閾値を上回ると、現在選択されているMCSをランクがより上位のMCSに変更し、前記通信品質が前記第1の閾値より低い第2の閾値を下回ると、前記現在選択されているMCSをランクがより下位のMCSに変更するステップと、
    前記第1の閾値を予め定められた第1の誤り率に基づいて制御するステップと、
    前記第2の閾値を前記第1の誤り率と異なる第2の誤り率に基づいて制御するステップとを具備する無線通信システムにおける通信方法。
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