JP4266478B2 - クライアント・サーバ・システム、ホストコンピュータとクライアント端末とに接続されるサーバ・コンピュータ及び当該サーバ・コンピュータのためのプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータとクライアント端末の間にサーバ・コンピュータを設ける3階層クライアント・サーバ・システムに関し、より詳しくは、ホストコンピュータ側に修正を加えることなくクライアント端末のユーザ・インターフェースを変更するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ホストコンピュータ(汎用コンピュータとも呼ばれる)において集中処理していたオンライン・システムについても、24行×80桁の文字型専用端末でなく、PC(Personal Computer)側でGUI(Graphical User Interface)アプリケーション・プログラムを実行し、さらにホストコンピュータと通信ができるようにするクライアント・サーバ型の運用形態が望まれるようになった。このような要求に対し、ホストコンピュータを廃棄し、ホストコンピュータのアプリケーション・プログラム(オンライン・システムにおけるアプリケーション・プログラムをオンライン・プログラムとも呼ぶ)をダウンサイジングしてクライアント・サーバ・システムに作り変えることが考えられる。しかし、長年に渡り機能の追加などがなされたオンライン・プログラムは巨大化しさらに複雑なものになっており、これらを他のサーバ・コンピュータに移行するにせよ、全てを新規開発するにせよ、非常に困難な作業及び多大なコストがかかる。そこで、ホストコンピュータの既存のアプリケーション・プログラムを活用しつつクライアント・サーバ環境をユーザに提供する必要が生ずる。
【0003】
ホストコンピュータの既存アプリケーション・プログラムをそのまま活用してクライアント・サーバ・システム化する方法としては以下の方法が考えられてきた。
【0004】
すなわち、ホストコンピュータとクライアント端末の間にサーバ・コンピュータを設ける3階層クライアント・サーバ方式を採用し、当該サーバ・コンピュータに端末エミュレータを導入する方法である。この端末エミュレータの画面とクライアント端末におけるクライアント・アプリケーションが通信を行い、クライアント・アプリケーションが端末エミュレータの画面毎に対応するGUIを構築する。
【0005】
ホストコンピュータの専用端末は通常24行×80桁のキャラクタ・ディスプレイであるため、一画面の表示データ項目数が多いと複数画面に分割してユーザにデータ入力をさせる。上で述べた方法を採用すると、専用端末と同じように画面送り操作が必要になる。すなわち、データ入力が複数画面に渡る場合、画面操作−思考−入力を各画面毎に繰り返すことになり、全体の操作時間及び操作性の面で従来のホストコンピュータの専用端末と何ら変わらなくなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来のクライアント・サーバ・システム化の方法はユーザの操作性を向上させるものではない。
【0007】
よって、本発明の目的は、上で述べたような3階層クライアント・サーバ・システムにおいて、ユーザの操作性を向上させるための技術を提供することである。
【0008】
また、従来のクライアント・サーバ・システム化の方法は、ホストコンピュータの専用端末と同じで、データ入力を途中で中断したり再開したりすることが自由にできなかった。よって、本発明の別の目的は、3階層クライアント・サーバ・システムにおいて、ユーザの操作性を向上すべく、データ入力の中断及び再開を自由にできるようにする技術を提供するである。
【0009】
さらに他の目的は、3階層クライアント・サーバ・システムにおける資源の有効利用及びシステム負荷の軽減を図る技術を提供することである。
【0010】
さらに他の目的は、3階層クライアント・サーバ・システムにおけるメンテナンス性の向上を図る技術を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に係るクライアント・サーバ・システムは、画面入出力手段とクライアント側入出力手段とを有するサーバ・コンピュータと、サーバ・コンピュータに接続されるクライアント端末とを有する。そして、画面入出力手段は、ホストコンピュータで実行される既存オンライン・プログラムとの入出力が複数画面に渡る場合に、当該複数画面の各々の構成に関する情報を含む画面管理データを参照して、既存オンライン・プログラムからの出力データを複数画面に従って順次受け取り、クライアント側入出力手段から一括して受け取った複数画面分の既存オンライン・プログラムに対する入力データを複数画面に従って順次出力する。また、クライアント側入出力手段は、画面入出力サーバが受信した複数画面分の出力データを一括してクライアント端末に出力し、クライアント端末から複数画面分の入力データを一括して受信して画面入出力手段に出力する。クライアント端末は、クライアント側入出力手段に出力する入力データを一画面にてユーザに入力させ、クライアント側入出力手段から受信する複数画面分の出力データを一画面にてユーザに提示する。
【0012】
これによりユーザはホストコンピュータで実行される既存オンライン・プログラムの複数画面を意識すること無くデータの入出力を行うことができるようになる。よって、操作性が向上する。
【0013】
本発明の第2の態様に係る、ホストコンピュータとクライアント端末とに接続されるサーバ・コンピュータは、ホストコンピュータで実行される既存オンライン・プログラムに対する入力が複数画面に渡る場合に、当該複数画面の各々の構成に関する情報を含む画面管理データを参照して、一括して受け取った複数画面分の既存オンライン・プログラムに対する入力データを複数画面に従って順次出力する画面入出力手段と、クライアント端末から複数画面分の入力データを一括して受信して画面入出力手段に一括して出力するクライアント側入出力手段とを有する。これにより、複数画面分のデータを一括して入力しても、ユーザに代わり画面入出力手段が入力データを既存オンライン・プログラムに対し複数画面に従って順次出力するため、操作性が向上する。
【0014】
なお、上で述べた画面入出力手段を、既存オンライン・プログラムからの出力が複数画面に渡る場合に、画面管理データを参照して、既存オンライン・プログラムからの出力データを複数画面に従って順次受け取り、クライアント側入出力手段に出力するような構成とすることも可能である。また、上で述べたクライアント側入出力手段を、画面入出力手段から受信した複数画面分の出力データを一括してクライアント端末に出力するような構成とすることも可能である。これにより、単なる参照や更新における元データの取り出しでも、画面入出力手段がユーザに代わり複数画面に渡りデータを取得するので、ユーザは複数画面に渡るデータを一括して受け取ることができるようになる。従って、ユーザの操作性が向上する。クライアント端末の画面では、複数画面に渡るデータを一画面でユーザに提供することも可能である。
【0015】
また、上で述べたクライアント側入出力手段を、クライアント端末から入力の一時保管依頼を受け取った場合には、入力データを識別情報と共に一時保管する手段を含むような構成とすることも可能である。これにより、データ入力を途中で何らかの理由により中断したい場合でも対処できるようになる。よって、ユーザの操作の利便性を向上できる。
【0016】
さらに、上で述べたクライアント側入出力手段を、入力再開依頼及び一時保管時に指定された識別情報をクライアント端末から受け取った場合には、識別情報により特定され且つ一時保管されているデータを当該クライアント端末に出力する手段をさらに含むような構成とすることも可能である。
【0017】
さらに上で述べたクライアント側入出力手段を、クライアント端末におけるログインに対応して起動され、ログアウトに対応して終了されるような構成とすることも可能である。サーバ・コンピュータの資源の有効利用につながる。
【0018】
また上で述べた画面入出力手段を、クライアント側入出力手段が既存オンライン・プログラムとの入出力を要求した時に当該クライアント側入出力手段に関連付けられ、既存オンライン・プログラムとの入出力が終了した時に当該クライアント側入出力手段との関連付けが解除されるような構成とすることも可能である。これによりサーバ・コンピュータの資源の有効利用が可能となる。またシステム負荷を下げることができる。
【0019】
さらに、上で述べた画面入出力手段を、既存オンライン・プログラムからの出力データを受け取るための複数の第1画面入出力手段と、既存オンライン・プログラムに対する入力データを出力するための複数の第2画面入出力手段とを含むような構成とし、第1画面入出力手段の数が第2画面入出力手段の数より多くすることも可能である。本システムにおいて生ずる入出力間の負荷を考慮し、サーバ・コンピュータ及びホストコンピュータの資源を有効利用するためである。
【0020】
上で述べたクライアント側入出力手段を、画面入出力手段が受信した複数画面分の出力データを一画面用のデータとしてクライアント端末に出力し、クライアント端末において一画面で入力された複数画面分の入力データをクライアント端末から一括して受信して画面入出力手段に一括して出力するような構成とすることも可能である。一般的に普及しているユーザ・インターフェースを3階層クライアント・サーバ・システムにおいても提供することができる。よって、ユーザの操作性が向上する。
【0021】
本発明の第3の態様に係るサーバ・コンピュータは、ホストコンピュータで実行される既存オンライン・プログラムに入力すべきデータの一時保管依頼をクライアント端末から受け取った場合に、入力すべきデータを識別情報と共に一時保管する手段と、入力再開依頼及び一時保管時に指定された識別情報をクライアント端末から受け取った場合には、識別情報により特定され且つ一時保管されているデータを当該クライアント端末に出力する手段とを有する。従来は入力を中断できなかったので、これによりユーザの利便性が増す。
【0022】
本発明の第4の態様に係る、ホストコンピュータとクライアント端末とに接続されるサーバ・コンピュータのためのプログラムは、ホストコンピュータで実行される1の既存オンライン・プログラムに対する出力が複数画面に渡る場合に、当該複数画面の各々の構成に関する情報を含む画面管理データを参照して、一括して受け取った複数画面分の既存オンライン・プログラムに対する入力データを複数画面に従って順次出力する画面入出力機能と、クライアント端末から複数画面分の入力データを一括して受信して画面入出力機能に出力するクライアント側入出力機能とを有する。
【0023】
なお、本発明に係るプログラムは、例えばフロッピー・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の具体的な構成を示す前に、本発明に係るユーザ・インタフェースが端末エミュレータの画面構成及び画面操作からどのように変わるかを例を用いて説明しておく。
【0025】
まず、端末エミュレータの画面構成について説明する。
【0026】
図44に示された画面1000は、従業員情報に関するオンライン・プログラムの最初の画面である。画面1000には、新規入力であれば1を、更新であれば2を、参照であれば0を、区分入力欄1001に入力することが示されている。また、従業員番号入力欄1003も設けられている。また画面1000下部には、PF6キーを押すと次画面に移行し、PF10キーを押すとオンライン・アプリケーションを終了させることができることも示されている。ここでは新規入力を行うため、図44に示したように、例えば、区分の欄1001に1を、従業員番号入力欄1003に654321を入力し、PF6を押す。
【0027】
なお、区分入力欄1001は、画面1000の8行13桁に位置し、1バイト分の入力ができる。また、従業員番号入力欄1003は、画面1000の9行19桁に位置し、6バイトの入力ができる。
【0028】
図44においてPF6キーが押されると、図45のような画面1010が表示される。画面1010は2画面ある個人情報入力画面の1画面目である。画面1010には、氏名の姓入力欄1011、名入力欄1013、男であれば1を女であれば2を入力する性別入力欄1015、生年入力欄1016、生月入力欄1017、生日入力欄1018、第1のエラーコメントが表示されるエラー1表示欄1019が含まれる。
【0029】
なお、姓入力欄1011は、画面1010の8行21桁に位置し、10バイト分の入力ができる。名入力欄1013は、8行39桁に位置し、10バイト分の入力ができる。性別入力欄1015は、10行35桁に位置し、1バイト分の入力ができる。生年入力欄1016は、12行21桁に位置し、4バイト分の入力ができる。生月入力欄1017は、12行27桁に位置し、2バイト分の入力ができる。生日入力欄1018は、12行31桁に位置し、2バイト分の入力ができる。エラー1表示欄1019は、22行5桁に位置し、60バイト分の表示を行うことができる。
【0030】
画面1010下部には、PF5キーを押すと前画面に戻り、PF6キーを押すと次画面に移行し、PF8キーを押すと初画面に戻ることが示されている。
【0031】
図45においてPF6キーが押されると、図46のような画面1020が表示される。画面1020は2画面ある個人情報入力画面の2画面目である。画面1020には、所属を示す課コード入力欄1021、内線のエリア番号を入力するための内線1入力欄1023、内線番号を入力するための内線2入力欄1025、自宅住所を入力する自宅入力欄1026、電話番号の市外局番を入力するための電話1入力欄1027、電話番号の市内局番を入力するための電話2入力欄1028、電話番号を入力するための電話3入力欄1029、第2のエラーコメントが表示されるエラー2表示欄1024が含まれる。
【0032】
なお、課コード入力欄1021は、画面1020の7行21桁に位置し、4バイト分の入力ができる。内線1入力欄1023は、10行15桁に位置し、4バイト分の入力ができる。内線2入力欄1025は、10行20桁に位置し、4バイト分の入力ができる。住所入力欄1026は、12行15桁に位置し、64バイト分の入力ができる。電話1入力欄1027は、14行15桁に位置し、5バイト分の入力ができる。電話2入力欄1028は、14行21桁に位置し、4バイト分の入力ができる。電話3入力欄1029は、14行26桁に位置し、4バイト分の入力ができる。エラー2表示欄1024は、22行5桁に位置し、60バイト分の表示ができる。
【0033】
画面1020下部には、PF5キーを押すと前画面に戻り、PF7キーを押すと入力データが登録され、PF8キーを押すと初画面に戻ることが示されている。
【0034】
図44乃至図46は新規入力についての画面構成例と操作方法を示している。
【0035】
次に、更新時の画面について図47乃至図49を用いて説明する。
【0036】
図44とほぼ同じ画面1030(図47)では、更新処理を行うため、区分入力欄に更新を意味する2が入力され、更新対象である従業員の従業員番号123456が従業員番号入力欄に入力されている。ここでPF6キーが押されると、図48の画面1040に移行する。
【0037】
画面1040では、従業員番号123456の従業員の情報が表示される。ここでは氏名が富士通夫で、性別が男、生年月日が1975年10月10日であることが示されている。ユーザはここで生年月日などを修正/更新することができる。画面1040は2画面ある個人情報更新のための画面の第1画面であり、PF6キーを押せば図49の画面1050に移行する。
【0038】
画面1050では、従業員番号123456の従業員の情報の続きが表示される。ここでは、課コードが4886で、内線が7051−3978であり、自宅住所が東京都大田区新蒲田1−17−25であり、電話番号が03−5423−6374であることが示されている。ユーザはここで課コード等の情報を更新することができる。
【0039】
更新が終了すれば画面1050においてPF7キーを押せば、更新内容がホストコンピュータに反映される。
【0040】
次に、参照時の画面について 図50乃至図52を用いて説明する。
【0041】
図44及び図47とほぼ同じ画面1060(図50)では、参照処理を行うため、区分入力欄に参照を意味する0が入力され、参照対象である従業員の従業員番号123456が従業員番号入力欄に入力されている。ここでPF6キーが押されると、図51の画面1070に移行する。
【0042】
画面1070では、従業員番号123456の従業員の情報が表示される。なお、従業員番号が更新処理時と同じであるから、表示内容は同じであるが、今回は参照処理であるから表示内容を変更することはできない。画面1070において、PF6キーを押せば図52の画面1080に移行する。
【0043】
画面1080では、従業員番号123456の従業員の情報の続きが表示される。なお、従業員番号が更新時と同じであるから、表示内容も同じである。但し、今回は参照処理であるから表示内容を変更することはできない。画面1080下部にも、更新を実行させるためのキーは示されておらず、前画面に戻るキーと最初の画面に戻るためのキーとが示されているだけである。
【0044】
一方本発明で上と同じような機能をユーザに提供する際の画面例を図1乃至図16を用いて説明する。
【0045】
まずユーザはシステムにログインしなければならない。ユーザに最初に提示される画面は、図1に示した画面2000である。画面2000には、ユーザ名を入力するユーザ名入力欄2001と、開始ボタン2003と終了ボタン2005が含まれる。ログインするには、ユーザ名入力欄2001にユーザ名を入力し、開始ボタン2003を押す。処理を中止する場合には、中止ボタン2005を押す。
【0046】
ログインが受け付けられると、図2の画面2010に移行する。画面2010には処理モード選択欄2011と、実行ボタン2013と、従業員情報欄2015と、識別コメント入力欄2017とが含まれている。処理モード選択欄2011では、登録(新規登録)処理、更新処理、保存処理、再開処理、終了処理を選択できるようになっている。参照は含まれていないが、更新処理では記録されている情報を参照できる。
【0047】
なお、画面2010には、従来技術では存在しなかった項目が含まれている。これは、識別コメント入力欄2017である。これは後に述べる入力データの一時保管に用いるデータを入力するための欄である。
【0048】
最初に新規登録を行う場合を説明する。新規登録処理を実施する場合には、処理モード選択欄2011で「登録」を選択する。これにより新規登録モードになる。そうすると、従業員情報欄2015の各項目について従業員情報を入力することができる。ここで注意されたいのは、ホストコンピュータの専用端末では図44乃至図46の3画面構成であったのに対し、図2では1画面で全ての入力が行えるようになっている点である。すなわち、従来ではユーザは画面送りボタン(図44乃至図46ではPF5,PF6,PF7,PF8)を押さなければならず、各画面において、画面操作−思考−入力を繰り返していた。しかし、本実施例では、一画面で全ての情報をユーザに提供することができ且つ処理も行えるため、ユーザの操作性が向上する。さらに、操作時間の短縮も期待できる。
【0049】
図3は従業員情報欄2015に新規登録すべき情報を全て入力した状態の画面2020を示している。画面2020では実行ボタン2013を押すことにより、新規登録依頼をホストコンピュータに出力することができる。
【0050】
次に更新処理を行う場合を説明する。更新処理を実施する場合には、処理モード選択欄2011で「更新」を選択する。これにより更新モードになる。図4に示した画面2030が処理モード選択欄2011で「更新」が選択された状態を示している。次に更新する対象を指定しなければならない。ここでは従業員情報欄2015内に従業員番号123456を入力する。従業員番号123456が入力された状態が図5の画面2040である。この状態で実行ボタン2013を押す。
【0051】
そうすると、図6の画面2050に示すように、従業員番号123456に対して既に入力されている従業員情報が表示される。従業員情報欄2015には、取り出された氏名、性別、生年月日、所属課コード、内線番号、自宅住所、及び電話番号の具体的な情報が含まれる。
【0052】
ここで変更が必要な情報を更新する。例えば自宅住所を変更する場合には、図7の画面2060の自宅住所欄2061に示すように、住所を入れ直す。変更が終了すれば、実行ボタン2013を押す。これにより、ホストコンピュータに対して更新要求が出力される。
【0053】
図4乃至図7に示すように、更新の場合であっても既に登録されている従業員情報は全て一画面でユーザに提示される。これにてユーザは自分が更新した情報がどこにあるのかを一画面内で例えば画面をスクロールさせて探せばよく、操作性の向上及び処理の効率化を図ることができる。
【0054】
次に入力データの一時保管について説明する。ホストコンピュータの専用端末でも、従来の3階層クライアント・サーバ・システムでも入力データを一時保管することはできなかった。例えば、一定の入力を行った後に、他の処理をしなければならなくなっても、既に入力しているデータを登録をせずに保管することはできなかった。よって途中まで入力していてもそこまでの入力を破棄してから他の処理に移行しなければならなかった。これでは処理効率が落ちてしまう。
【0055】
よって本発明では登録前に一時保管することができるようにする。まず、新規登録時に一時保管を行う場合を説明する。図8の画面2070に示すように、従業員情報欄2015には既に新規登録する従業員情報が入力されている。しかし、このまま登録できない場合には、画面2070のように処理モード選択欄2011の「保存」を「登録」に加えて選択する。
【0056】
次に保存する内容を後に識別するため識別コメント入力欄2017に識別コメントを入力する。図9の画面2080では、識別コメント入力欄2017に識別コメントである登録保存1が入力される。この後、実行ボタン2013を押せば、ユーザ名と識別コメントにて保存用ファイル名が決定され、入力データが保存される。
【0057】
次に、更新時に一時保管を行う場合を説明する。図10の画面2090に示すように、従業員情報欄2015には既に更新される又は更新された従業員情報が入力されている。しかし、このまま更新処理を行えない場合には、画面2090のように処理モード選択欄2011の「保存」を「更新」に加えて選択する。
【0058】
次に保存する内容を後に識別するため識別コメント入力欄2017に識別コメントを入力する。図11の画面2100では、識別コメント入力欄2017に識別コメントである更新保存2が入力される。この後、実行ボタン2013を押せば、ユーザ名と識別コメントにて保存用ファイル名が決定され、入力データが保存される。
【0059】
新規登録時に一時保管を行った場合に、新規登録のための入力を再開する時、又は更新時に一時保管を行った場合に、更新のための入力を再開する時の手順は以下のとおりになる。すなわち、最初に図12の画面2110の処理モード選択欄2011において「再開」を選択する。次いで、図13の画面2120に示すように、取り出したい保存内容を識別する識別コメントを識別コメント入力欄2017に入力する。画面2120では、登録保存1という識別コメントが入力されている。そして実行ボタン2013を押す。
【0060】
そうすると図14の画面2130に示されるように、従業員情報欄2015に一時保管されていた入力内容が表示されるようになる。なお、識別コメント入力欄2017には登録保存1が入力されたので、新規登録時に一時保管されたデータが取り出される。そして画面2130の処理モード選択欄2011は「登録」が選択された状態になる。
【0061】
画面2130の従業員情報欄2015に必要な情報を入力又は必要な変更などを行った後の状態が図15の画面2140である。ここで実行ボタン2013を押せば、ホストコンピュータに入力内容が登録される。
【0062】
ログアウトする場合には、図16の画面2150に示すように、処理モード選択欄2011において「終」を選択し、実行ボタン2013を押す。図16では従業員情報欄2015には従業員情報が入力されているが、ログアウトが選択されて実行ボタン2013が押されてしまうと、従業員情報欄2015に入力されている情報は破棄される。
【0063】
次に、以上説明した図1乃至図16の画面を出力し、当該画面に関連する処理を行うコンピュータ・システムについて説明する。
【0064】
図17に本発明のコンピュータ・システム1の概要を示す。クライアント端末3はサーバ・コンピュータ5に接続されている。サーバ・コンピュータ5はホストコンピュータ7に接続されている。
【0065】
クライアント端末3ではクライアント・アプリケーション・プログラム31が実行されている。クライアント・アプリケーション・プログラム31は、クライアント端末3においてユーザに対するGUI構築、入力データのチェック(例えば、桁数、文字種類(英数字、日本語のチェック)等)、後に述べるサーバ・コンピュータ5で起動されるクライアント入出力サーバ51との通信を行う。クライアント・アプリケーション・プログラム31は、例えばウェブ(Web)・ブラウザとジャバ(Java:Sun Microsystems 社の商標)アプレットの組合せや、ビジュアル・ベーシック(Visual Basic/Microsoft社の商標)によるプログラムで実現される。
【0066】
ホストコンピュータ7では既存オンライン・プログラム71が実行されている。本発明では、既存オンライン・プログラム71に修正を加えることなく、後に述べる効果を得ることができるようになる。既存オンライン・プログラム71は例えば図44乃至図52のような画面を後に述べるサーバ・コンピュータ5で実行される端末エミュレータ55に構成させるためのデータを生成・出力する。但し、既存オンライン・プログラム71自体は従来と変わらないので、これ以上は述べない。
【0067】
サーバ・コンピュータ5では、クライアント入出力サーバ51と、エミュレータ画面入出力サーバ53と、端末エミュレータ55が実行されている。
【0068】
端末エミュレータ55は、ホストコンピュータ7で実行されている既存オンライン・プログラム71との通信、及び後に述べるエミュレータ画面入出力サーバ53との通信を行う。端末エミュレータ55は、ホストコンピュータ7の専用端末の代わりに、既存オンライン・プログラム71からのデータを出力し、既存オンライン・プログラム71へデータを入力するための画面、例えば図44乃至図52のような画面を構成する機能を有する。端末エミュレータ55の例としては、3270エミュレータや、6680エミュレータ等がある。端末エミュレータ55自身も従来と変わらないので、これ以上述べない。
【0069】
クライアント入出力サーバ51は、クライアント・アプリケーション・プログラム31との通信、エミュレータ画面入出力サーバ53との通信、ログインユーザ管理、及びクライアント端末3で入力されたデータを一時保管又は入力再開時の取り出し処理を行う。ログインユーザ管理のために、クライアント入出力サーバ53は、サーバ・コンピュータ5に設けられたユーザ管理ファイル格納部57に格納されたユーザ管理ファイルを用いる。また、クライアント端末3で入力されたデータを一時保管又は入力再開時の取り出し処理のために、クライアント入出力サーバ51は、サーバ・コンピュータ5に設けられたクライアント入力保管ファイル格納部58を使用する。本実施例では、クライアント入出力サーバ53は1プロセスからなり、ログイン・ユーザ毎にスレッドが起動されるような構成を使用する。
【0070】
エミュレータ画面入出力サーバ53は、クライアント入出力サーバ51との通信、端末エミュレータ55との通信を行う。特に、クライアント入出力サーバ51から既存オンライン・プログラム71に対する入力データや検索条件を受け取り、エミュレータ画面管理ファイル格納部59に格納されたエミュレータ画面管理ファイルの内容に従って複数のエミュレータ画面と入出力を行い、その結果をクライアント入出力サーバ51に返す。エミュレータ画面入出力サーバ53は、本実施例では端末エミュレータ55の数だけ起動されるプロセスである。
【0071】
ここでコンピュータ・システム1の動作について簡単に説明しておく。
【0072】
(a)データ一括入力の場合
ユーザがクライアント端末3においてクライアント・アプリケーション・プログラム31に入力を完了し、新規登録又は更新依頼を行うと、クライアント・アプリケーション・プログラム31は項目毎に入力データ・チェックを行い、正常であれば、クライアント入出力サーバ51に入力データを送信する。入力データを受け取ったクライアント入出力サーバ51は、エミュレータ画面入出力サーバ53と接続し、入力データを送信する。
【0073】
入力データを受け取ったエミュレータ画面入出力サーバ53は、入力データとエミュレータ画面管理ファイルの内容に従って、端末エミュレータ55のエミュレータ画面を介してホストコンピュータ7の既存オンライン・プログラム71に入力を行い、入力結果をクライアント入出力サーバ51に返信する。
【0074】
エミュレータ画面入出力サーバ53から入力結果を受け取ったクライアント入出力サーバ51は、クライアント・アプリケーション・プログラム31に入力結果を送信する。クライアント・アプリケーション・プログラム31は受け取った入力結果をユーザに提示する。
【0075】
(b)登録データの一括取り出しの場合
ユーザが、クライアント端末3においてクライアント・アプリケーション・プログラム31に、例えば従業員番号や受注番号等の検索キーを入力し、登録データ取り出し依頼を行うと、クライアント・アプリケーション・プログラム31は、検索キーの入力データ・チェックを行い、正常であれば、クライアント入出力サーバ51に検索キーを送信する。
【0076】
検索キーを受け取ったクライアント入出力サーバ51は、エミュレータ画面入出力サーバ53に接続し、検索キーを出力する。
【0077】
検索キーを受け取ったエミュレータ画面入出力サーバ53は、検索キーと端末エミュレータ画面管理ファイルの内容に従って、端末エミュレータ55のエミュレータ画面を介してホストコンピュータ7の既存オンライン・プログラム71に入出力を行い、検索結果データをクライアント入出力サーバ51に送信する。
【0078】
エミュレータ画面入出力サーバ53から検索結果データを受け取ったクライアント入出力サーバ51は、クライアント・アプリケーション・プログラム31に検索結果データを返信する。クライアント・アプリケーション・プログラム31は受け取った検索結果データをユーザに提示する。
【0079】
(c)データ入力中断(一時保管)と再開の場合
(1)データ入力中断(一時保管)の場合
ユーザがクライアント端末3においてクライアント・アプリケーション・プログラム31にデータ入力中、入力再開時に一時保管した入力データを特定するための識別コメントを入力して入力中断(一時保管)依頼を行うと、クライアント・アプリケーション・プログラム31は、それまでに入力したデータ全てと識別コメントを、クライアント入出力サーバ51に送信する。
【0080】
入力データと識別コメントを受け取ったクライアント入出力サーバ51は、ユーザ名と識別コメントから入力データ保管用ファイル名を決定し、入力データをクライアント入力保管ファイル格納部58に格納する。
【0081】
(2)データ入力再開の場合
ユーザがクライアント端末3のクライアント・アプリケーション・プログラム31に識別コメントを入力して入力再開依頼を行うと、クライアント・アプリケーション・プログラム31は、識別コメントを、クライアント入出力サーバ51に送信する。
【0082】
識別コメントを受け取ったクライアント入出力サーバ51は、ユーザ名と識別コメントから入力データ保管用ファイル名を決定し、保管データをクライアント入力保管ファイル格納部58から取り出し、取り出した保管データをクライアント・アプリケーション・プログラム31に送信する。クライアント・アプリケーション・プログラム31は受け取った保管データをユーザに提示する。
【0083】
次に、クライアント・アプリケーション・プログラム31の処理の詳細を図18乃至図20を用いて説明する。
【0084】
最初にユーザがログイン要求を入力する。そして、このログイン要求に応答して、クライアント入出力サーバ51との接続を行い、クライアント入出力サーバ51にユーザ名と共にログイン要求を送信する(ステップS1)。クライアント入出力サーバ51における処理の後に、クライアント入出力サーバ51からログイン要求の結果を受信し、クライアント端末3の画面にログイン要求の結果を反映する(ステップS3)。もし、ログインが成功していればステップS7に移行し、ログインが不成功であればステップS1に戻り再度ログイン要求の入力をユーザに促す(ステップS5)。
【0085】
ログインに成功すれば、ユーザは次に処理モードを指定する。クライアント・アプリケーション・プログラム31では初めに、ユーザから指定された処理方法が新規登録であるか否か判断する(ステップS7)。もし、新規登録であれば、ユーザは新規登録すべきデータをクライアント・アプリケーション・プログラム31に入力していく。ユーザは必要に応じて入力データの一時保管を指定する場合があるので、ユーザが一時保管を指示したか判断する(ステップS9)。一時保管を指示していない場合には、ユーザがデータの登録又は更新実行を指示したか否かを判断する(ステップS11)。もし、ユーザがデータの登録/更新実行を指示していない場合には、データの入力中であるからステップS9に戻る。
【0086】
一方、ユーザがデータの登録/更新実行を指示した場合には、入力データに誤りがないか確認する(ステップS13)。もし、入力データに誤りがある場合には、エラー内容を表示し、エラー修正を促す(ステップS23)。そして、ステップS9に戻る。もし、入力データに誤りが無い場合には、全ての入力データをクライアント入出力サーバ51に登録/更新要求と共に送信する(ステップS15)。
【0087】
クライアント入出力サーバ51、エミュレータ画面入出力サーバ53、端末エミュレータ55、及び既存オンライン・プログラム71の処理の後に、クライアント入出力サーバ51から登録/更新結果を受信する(ステップS17)。
【0088】
登録/更新結果には入力エラーの発生を示すデータが含まれる場合がある。よって、登録/更新結果に入力エラーがあったか否かを判断する(ステップS19)。もし、入力エラーが存在していた場合には、ステップS23に移行する。一方、入力エラーが発生していなかった場合には、正常に登録/更新されたことを画面に表示する(ステップS21)。そして、端子Aを介してステップS7に戻る。
【0089】
ステップS9においてユーザが一時保管を指示する場合には、ユーザが入力した識別コメントを受け取る(ステップS25)。そして、クライアント入出力サーバ51に識別コメント及び全ての入力データを一時保管要求と共に送信する(ステップS27)。クライアント入出力サーバ51における処理の後に、クライアント入出力サーバ51から保管結果を受信し、画面に表示する(ステップS29)。そして、端子Aを介してステップS7に戻る。
【0090】
ステップS7において、ユーザが指定した処理方法が新規登録でなかった場合には、端子Bを介して図19のステップS31に移行する。
【0091】
ステップS31では、ユーザが指定した処理方法が入力再開であるか判断する。もし、ユーザが入力再開を指示している場合には、入力再開と共にユーザにより指定された識別用コメントを入力再開要求と共にクライアント入出力サーバ51に出力する(ステップS33)。
【0092】
クライアント入出力サーバ51の処理の後に、クライアント入出力サーバ51から保管データ内容及びデータ読み込み(取り込み)結果を受信する(ステップS35)。識別コメントが間違っているなどの理由で、クライアント入出力サーバ51は保管データを取り込めない場合もある。よって、読み込み結果を参照して、保管データ読み込みに成功したか否か判断する(ステップS37)。もし、保管データの読み込みに失敗した場合には、保管データ読み込み失敗を画面に表示する(ステップS41)。そして、端子Aを介してステップS7に戻る。一方、保管データ読み込みに成功した場合には、保管データを表示画面に表示する(ステップS39)。そして、端子Cを介してステップS9に戻る。すなわち、登録/更新処理、又は再度一時保管処理を行うための処理に移行する。
【0093】
ステップS31において、ユーザから指定された処理方法が入力再開でない場合には、ユーザから指定された処理方法は更新処理であるか否かを判断する(ステップS43)。もし、更新処理を指示する場合には、ユーザは検索キーを入力する。よって次に、更新と共に入力された検索キーに入力エラーがあったか否かを判断する(ステップS47)。もし、検索キーに入力エラーが存在した場合には、検索キーのエラーを表示し、ユーザに修正を促す(ステップS45)。
【0094】
一方、検索キーにエラーが存在しない場合には、検索キーと参照要求とをクライアント入出力サーバ51に送信する(ステップS49)。更新の場合には、まず更新対象となるデータを読み出さねばならないからである。なお、図18乃至図20にはユーザが指定した処理が参照である場合の処理フローが含まれていない。但し、以下に説明するステップS49乃至S57と同じである。
【0095】
クライアント入出力サーバ51、エミュレータ画面入出力サーバ53、端末エミュレータ55、及び既存オンライン・プログラム71の処理の後に、クライアント入出力サーバ51から検索内容及び参照結果を受信する(ステップS51)。検索キーが間違っている場合もあり、クライアント入出力サーバ51から受信した参照結果がエラーを示しているか判断する(ステップS53)。もし、参照結果がエラーを示している場合には、参照失敗を画面に表示する(ステップS57)。そして、端子Aを介してステップS7に戻る。一方、参照結果がエラーを示していない場合には、検索内容を画面に表示する(ステップS55)。そして、端子Cを介してステップS9に戻る。
【0096】
ステップS43においてユーザが指定した処理方法が更新でないと判断されると、端子Dを介して図20のステップS59に移行する。ステップS59では、ユーザから指定された処理方法がログアウトであるか否かを判断する。もし、ログアウトでない場合には、端子Aを介して図18のステップS7に戻る。
【0097】
一方、ログアウトが指示された場合には、クライアント入出力サーバ51にログアウト要求を出力する(ステップS61)。そして、クライアント入出力サーバ51との接続を切断し(ステップS63)、処理を終了する。
【0098】
次に、クライアント入出力サーバ51の処理の詳細を図21乃至図29を用いて説明する。
【0099】
最初に、クライアント・アプリケーション・プログラム31からのログイン要求に応答してスレッドを起動し、スレッド内ローカル変数にユーザ名を記憶する(ステップS71)。そして、受け取ったユーザ名がユーザ管理ファイル格納部57に格納されたユーザ管理ファイルに登録されているか判断する(ステップS73)。ユーザ管理ファイルの例を図24に示す。図24(a)はユーザ管理ファイルのフォーマットを示している。すなわち、第1行にはユーザ名数(n)が格納され、以下、ユーザ名1からユーザ名nまでユーザ名が格納される。なお、パスワードを必要とするシステムの場合には、ユーザ名とパスワードを対にして格納する。図24(b)はユーザ管理ファイルの例を示している。ここでは5名のユーザが登録されており、FUJI,SATO,NAKAMURA,ITO,TANAKAというユーザ名が登録されている。
【0100】
ステップS73(図21)においてクライアント・アプリケーション・プログラム31から受け取ったユーザ名がユーザ管理ファイルに登録されていると判断された場合には、ログイン成功をクライアント・アプリケーション・プログラム31に送信する(ステップS75)。次に、クライアント・アプリケーション・プログラム31から登録/更新データと共に登録/更新要求を受信したか否か判断する(ステップS77)。
【0101】
もし、登録/更新要求を受信した場合には、登録/更新用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルを調べ、未使用エミュレータ画面入出力サーバを獲得し、獲得した未使用エミュレータ画面入出力サーバを管理テーブルにおいて使用中に変更する(ステップS79)。ステップS79については後に詳細に説明する。
【0102】
登録/更新用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルの例を図25に示す。エミュレータ画面入出力サーバ53は、登録/更新用と参照用とに分けられており、登録/更新用と参照用それぞれに管理テーブルが存在する。このように登録/更新用と参照用に分けるのは、システム全体の処理数としては参照の方が多いため、参照用により多くの資源を割り当てて、システム全体の処理時間を短縮するためのである。なお、登録/更新用と参照用とでは管理テーブルの構造自体は変わらない。図25の登録/更新用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルには、インデックス(Index)の列と、使用/未使用を示すフラグの列と、登録/更新エミュレータ入出力サーバ識別情報の列とがある。インデックスの列には、使用可能なエミュレータ画面入出力サーバ53の数がnの場合には、1からnの数字が入れられる。フラグの列には、当該エミュレータ画面入出力サーバが使用中であれば1を未使用であれば0が入れられる。但し逆の関係でもよい。登録/更新用エミュレータ入出力サーバ識別情報の列には、ここでは登録/更新用エミュレータ画面入出力プロセス接続ネットワークアドレスが入れられる。
【0103】
図21に戻って、次に獲得したエミュレータ画面入出力サーバ53と接続する(ステップS81)。接続したエミュレータ画面入出力サーバ53に登録/更新データと共に登録/更新要求を送信する(ステップS83)。エミュレータ画面入出力サーバ53、端末エミュレータ55、及び既存オンライン・プログラム71の処理の後、登録/更新結果をエミュレータ画面入出力サーバ53から受信し、エミュレータ画面入出力サーバ53との接続を切断する(ステップS85)。
【0104】
そして使用したエミュレータ画面入出力サーバ53を登録/更新用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルにおいて未使用に変更する(ステップS86)。この処理については後に説明する。エミュレータ画面入出力サーバ53から受信した登録/更新結果をクライアント・アプリケーション・プログラム31に送信する。そして処理を端子Aを介してステップS77に戻す。
【0105】
一方、ステップS73において受け取ったユーザ名がユーザ管理ファイルに登録されていないと判断された場合には、ログイン不成功をクライアント・アプリケーション・プログラム31に送信する(ステップS89)。そして起動したスレッドを終了する(ステップS91)。
【0106】
ステップS77において登録/更新要求を受信していない場合には、端子Bを介して図22のステップS93に移行する。ステップS93では、クライアント・アプリケーション・プログラム31から識別コメント及び入力データを一時保管要求と共に受信したか判断される。もし、一時保管要求を受信した場合には、ユーザ名及び識別コメントから保管ファイル名を決定する(ステップS95)。次に全ての入力データをクライアント入力保管ファイル格納部58の保管ファイルに書き出す(ステップS97)。そしてクライアント・アプリケーション・プログラム31に保管結果を送信する(ステップS99)。この後端子Aを介して図21のステップS77に戻る。
【0107】
一方、ステップS93において一時保管要求を受信しなかったと判断された場合には、クライアント・アプリケーション・プログラム31から識別コメントと共に入力再開要求を受信したか判断する(ステップS101)。もし、入力再開要求を受信したと判断された場合には、識別コメントとユーザ名から保管ファイル名を導き出す(ステップS103)。次に、当該保管ファイル名の保管ファイルをクライアント入力保管ファイル格納部58から読み込む(ステップS105)。そして、クライアント・アプリケーション・プログラム31に保管ファイルの内容とデータ読み込み結果を送信する(ステップS107)。その後端子Aを介して図21のステップS77に戻る。
【0108】
図26に保管ファイルのデータ構造例を示す。図26(a)はフォーマット例を示す。ここでは「ユーザ名.識別コメント」をファイル名とし、第1行に項目数n、第2行に項目名1、第3行に項目値1、以下同様に項目名と項目値が項目名nと項目値nになるまで格納される。例えば図9の画面2080の内容を一時保管する場合には、保管ファイルは図26(b)のようになる。すなわち、保管ファイル名は「USER2.登録保存1」であり、項目数が14である。以下、従業員番号123456から電話3の6374までが保管ファイルに一時保管される。
【0109】
ステップS101において入力再開要求を受信していない場合には、端子Cを介して図23のステップS109に移行する。ステップS109では、クライアント・アプリケーション・プログラム31から検索キーと共に参照要求を受信したか判断される。もし、参照要求を受信した場合には、参照用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルを調べ、未使用エミュレータ画面入出力サーバを獲得し、獲得した未使用エミュレータ画面入出力サーバを管理テーブルにおいて使用中に変更する(ステップS111)。このステップの処理については後に詳しく述べる。
【0110】
参照用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルの例を図27に示す。構造は図25の登録/更新用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルと同じである。但し、先程述べたように、参照用エミュレータ画面入出力サーバの数は登録/更新用エミュレータ画面入出力サーバの数よりも多い。すなわち、m≧n(いずれも正の整数)である。
【0111】
次に獲得したエミュレータ画面入出力サーバ53と接続する(ステップS113)。そして、接続したエミュレータ画面入出力サーバ53に検索キーと共に参照要求を送信する(ステップS115)。エミュレータ画面入出力サーバ53と、端末エミュレータ55と、既存オンライン・プログラム71との処理の後に、参照結果をエミュレータ画面入出力サーバ53から受信し、エミュレータ画面入出力サーバ53との接続を切断する(ステップS117)。
【0112】
次に、使用したエミュレータ画面入出力サーバ53を参照用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルにおいて未使用に変更する(ステップS119)。この処理については後に詳しく述べる。そして、参照結果をクライアント・アプリケーション・プログラム31に送信する(ステップS121)。処理は端子Aを介して図21のステップS77に戻る。
【0113】
ステップS109において参照要求を受信していないと判断された場合には、クライアント・アプリケーション・プログラム31からログアウト要求を受信したか判断する(ステップS123)。もし、ログアウト要求を受信した場合には、クライアント・アプリケーション・プログラム31との接続を切断する(ステップS125)。そして端子Dを介して図21のステップS91に戻る。
【0114】
なお、ステップS123においてログアウト要求を受信していないと判断された場合には、端子Aを介して図21のステップS77に戻る。
【0115】
次にステップS79(図21)及びステップS111(図23)において実施されるエミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルにおける未使用エミュレータ画面入出力サーバ獲得処理について図28を用いて説明する。登録/更新と参照とで処理内容は同じであるからここでは登録/更新(ステップS79)と参照(ステップS111)とを区別しないこととする。なお、使用する管理テーブルは図25と図27に示した各テーブルである。
【0116】
まずテーブルアクセスをロックし、エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルにおいて未使用のエミュレータ画面入出力サーバを探す(ステップS131)。そして、未使用のエミュレータ画面入出力サーバが存在するか判断する(ステップS133)。もし、未使用のエミュレータ画面入出力サーバが存在する場合には、エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルの1つの未使用エミュレータ画面入出力サーバのフラグを使用中(例えば1)にセットし、当該エミュレータ画面入出力サーバのインデックスをスレッド内変数に保存する(ステップS135)。保存されたインデックスは後に述べる解放処理にて使用される。
【0117】
一方、ステップS133で未使用のエミュレータ画面入出力サーバが存在しないと判断された場合には、エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルをアンロックし(ステップS137)、一定時間スリープする(ステップS139)。そしてステップS131に戻る。
【0118】
ステップS86(図21)及びステップS119(図23)において実施されるエミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルにおけるエミュレータ画面入出力サーバ解放処理について図29を用いて説明する。この処理においても、登録/更新と参照とで処理内容は同じであるから、登録/更新(ステップS86)と参照(ステップS119)とを区別しないこととする。なお、使用する管理テーブルは図25と図27に示した各テーブルである。
【0119】
まずエミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルをロックし、切断した(すなわち使用を終了した)エミュレータ画面入出力サーバを管理テーブル中で未使用に変更する(ステップS141)。フラグを使用中(1)から未使用(0)に変更するものである。そして、管理テーブルをアンロックする(ステップS143)。
【0120】
以上のようにエミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルを使用してエミュレータ画面入出力サーバ53を管理する。これはエミュレータ画面入出力サーバ53が端末エミュレータ55に一対一対応して設けられるため、数に制限があるためである。一方、クライアント入出力サーバ51は、ユーザ毎にスレッドとして起動されるため、ログイン中のユーザの数によって増減する。図21乃至図23において示されるようにクライアント入出力サーバ51は必要な時だけエミュレータ画面入出力サーバ53に接続し、クライアント入出力サーバ51間でエミュレータ画面入出力サーバ53を共用している。これにより端末エミュレータ55という限られた資源を有効利用し、システム全体のスループットを上げるようにしている。
【0121】
次に、エミュレータ画面入出力サーバ53の処理の詳細について図30乃至図36を用いて説明する。
【0122】
最初に、クライアント入出力サーバ51からの接続要求に応じて接続する(ステップS151)。次に、クライアント入出力サーバ51から登録/更新データと共に登録/更新要求を受信したか判断する(ステップS153)。もし、登録/更新要求を受信した場合には、受信した登録/更新データを項目名と項目値の対に分解する(ステップS155)。そして、エミュレータ画面管理ファイル格納部59内のエミュレータ画面管理ファイルを参照して、受信した登録/更新データ内の項目値を端末エミュレータ画面の対応する項目の位置に入力し、画面操作を実施する(ステップS157)。ステップS157については後に詳細に述べる。
【0123】
エミュレータ画面管理ファイルの例を図31に示しておく。図31は登録/更新処理のためのエミュレータ画面管理ファイルのフォーマットを示している。第1行には端末エミュレータ55が出力する画面数(sn)が格納される。2行目から28行目までは登録/更新画面1の画面構成が格納される。特に2行目から11行目までは画面内出力フィールドの構成、12行目から21行目までは画面内入力フィールドの構成が格納される。2行目から11行目までは、画面内出力フィールド数(ot)と、画面内出力フィールド数分の、出力項目名、位置を示す行、列及び長さのセットが含まれる。また、12行目から21行目までは、画面内入力フィールド数(in)と、画面内入力フィールド数分の入力項目名、行、列及び長さのセットが含まれる。21行目から25行目までは正常メッセージ名と、位置を示す行、列及び長さのセットが含まれる。そして、画面操作の情報として、最終画面時の更新PFキー番号、初画面へ戻るPFキー番号、次画面遷移のためのPFキー番号が格納される。これを画面数snだけ繰り返す。
【0124】
なお出力というのは端末エミュレータ55に対する入力であり、入力というのは端末エミュレータ55からの出力である。
【0125】
図31のエミュレータ画面管理ファイルの具体例を図32に示す。図32は図44乃至図46の場合のエミュレータ画面管理ファイルである。画面1で出力される項目は2つあり、区分と従業員番号である。画面1で入力される項目は0である。−1は該当項目無しを示している。またPF6キーで次画面に移行するという画面操作に関する情報が格納されている。画面2では出力される項目は6つあり、姓、名、性別、生年、生月、生日である。画面2で入力される項目は1であり、エラーが表示されるエラー1である。画面操作に関する情報としては、PF8キーで初画面に戻り、PF6キーで次画面に移行することが格納されている。画面3では出力される項目は7つあり、課コード、内線1、内線2、住所、電話1、電話2、電話3である。画面3で入力される項目は1であり、エラーが表示されるエラー2である。画面操作に関する情報としては、更新を命ずるキーがPF7であり、初画面に戻ることを命ずるキーがPF8であることが格納される。
【0126】
図30のステップS159に戻り、入力及び画面操作の結果を登録/更新結果としてクライアント入出力サーバ51に送信する。そして、クライアント入出力サーバ51との接続を切断する(ステップS161)。この後、処理を終了するか判断し(ステップS163)、処理を終了しなければステップS151に戻る。
【0127】
ステップS153において登録/更新要求を受信していないと判断された場合には、クライアント入出力サーバ51から検索キーと共に参照要求を受信したか判断する(ステップS165)。もし、参照要求を受信している場合には、エミュレータ画面管理ファイルを参照して、受信した検索キーを端末エミュレータ55の画面の検索キー入力位置に入力し、画面操作を実施して、参照結果を取り出す(ステップS167)。この処理については後に詳しく述べる。
【0128】
参照用のエミュレータ画面管理ファイルの例を図33に示しておく。図33は参照処理のためのエミュレータ画面管理ファイルのフォーマットを示している。第1行には端末エミュレータ55が出力する画面数(sn)が格納される。2行目から28行目までは参照画面1の画面構成が格納される。特に2行目から11行目までは画面内出力フィールドの構成、12行目から21行目までは画面内入力フィールドの構成が格納される。2行目から11行目までは、画面内出力フィールド数(ot)と、画面内出力フィールド数分の、出力項目名、位置を示す行、列及び長さのセットが含まれる。また、12行目から21行目までは、画面内入力フィールド数(in)と、画面内入力フィールド数分の入力項目名、行、列及び長さのセットが含まれる。21行目から25行目までは正常メッセージ名と、位置を示す行、列及び長さのセットが含まれる。そして、画面操作の情報として、初画面へ戻るPFキー番号、次画面遷移のためのPFキー番号が格納される。これを画面数snだけ繰り返す。登録/更新用のエミュレータ画面管理ファイルとは更新用のPFキー番号を格納しないという点で異なる。
【0129】
図33のエミュレータ画面管理ファイルの具体例を図34に示す。図34は図50乃至図52の場合のエミュレータ画面管理ファイルである。画面1で出力される項目は2つあり、区分と従業員番号である。画面1で入力される項目は0である。−1は該当項目無しを示している。またPF6キーで次画面に移行するという画面操作に関する情報が格納されている。画面2では出力される項目は0である。一方画面2で入力される項目は7つあり、姓、名、性別、生年、生月、生日、エラーが表示されるエラー1である。画面操作に関する情報としては、PF8キーで初画面に戻り、PF6キーで次画面に移行することが格納されている。画面3では出力される項目は0である。画面3で入力される項目は8つあり、課コード、内線1、内線2、住所、電話1、電話2、電話3、エラーが表示されるエラー2である。画面操作に関する情報としては、初画面に戻ることを命ずるキーがPF8であることが格納される。次画面に遷移するPFキーは割り当てられていないので−1が格納されている。
【0130】
図30のステップS169に戻って、参照結果をクライアント入出力サーバ51に送信する。そして、クライアント入出力サーバ51との接続を切断する(ステップS161)。以下登録/更新要求を受信した場合と同じである。
【0131】
なお、ステップS165において参照要求を受信していない場合には、ステップS161に移行するものとする。
【0132】
次に図30のステップS157の画面入力及び画面操作(登録/更新)処理の詳細を図35を用いて説明する。まず、現在画面番号nを1とし、エミュレータ画面管理ファイルから画面総数snを取得する(ステップS171)。次に、エミュレータ画面管理ファイルを参照して、現在画面番号nの現在画面において入力すべき項目名の項目値を登録/更新データから取得する(ステップS173)。そしてエミュレータ画面管理ファイルで指定された位置に、取得した項目値を入力する(ステップS175)。
【0133】
入力後、n=snすなわち最終画面の処理が終了したか否か判断する(ステップS177)。もし、n=snでなければ、エミュレータ画面管理ファイルを参照して、次画面へ移動するための画面操作入力を行う(ステップS179)。そして、nを1インクリメントする(ステップS181)。
【0134】
一方、ステップS177においてn=snであると判断された場合には、エミュレータ画面管理ファイルを参照して、登録/更新実行のための画面操作入力を行う(ステップS183)。そして、登録/更新結果を画面から取り出す(ステップS185)。
【0135】
次に図30のステップS167の画面入出力及び画面操作(参照)処理の詳細を図36を用いて説明する。まず、現在画面番号nを1とし、エミュレータ画面管理ファイルから画面総数snを取得する(ステップS191)。次に、エミュレータ画面管理ファイルで指定された画面位置に検索キーを入力し、エミュレータ画面管理ファイルで指定された検索実行操作を行う(ステップS193)。
【0136】
次に、現在画面番号nを1インクリメントする(ステップS195)。そしてエミュレータ画面管理ファイルで指定された位置から、現在画面番号nの現在画面に現れた項目値を取り出す(ステップS197)。その後、項目名と項目値を対にして参照結果として保管する(ステップS199)。
【0137】
そして現在画面番号nが画面総数snと等しいか判断する(ステップS201)。もし、現在画面番号nがsnに等しくない場合には、エミュレータ画面管理ファイルを参照して、次画面へ移動するための画面操作入力を行う(ステップS203)。そして、ステップS195に移行する。
【0138】
一方、ステップS201においてn=snであれば、エミュレータ画面管理ファイルを参照して、最初の画面に戻るための画面操作入力を行う(ステップS205)。そして処理を終了する。
【0139】
次にクライアント・アプリケーション・プログラム31とクライアント入出力サーバ51の間、及びクライアント入出力サーバ51とエミュレータ画面入出力サーバ53の間でやり取りされるデータの内容について説明する。
【0140】
図37はログイン時のクライアント・アプリケーション・プログラム31とクライアント入出力サーバ51とのデータのやり取りを示す。図37(a)においてクライアント・アプリケーション・プログラム31からクライアント入出力サーバ51へ送信されるデータは図37(b)のようなデータである。すなわち、LOGINという要求とユーザ名で構成される。例えば、LOGINとユーザ名であるFUJIである。一方、クライアント入出力サーバ51からクライアント・アプリケーション・プログラム31へ送信されるデータは図37(c)のようなデータである。すなわち、LOGINという処理内容とリターンコードである。例えば、LOGINと0(成功の場合)である。なお、ログインが成功しなかった場合には例えば1が含まれる。
【0141】
次に登録/更新時におけるデータのやり取りを図38を用いて説明する。図38(a)においてクライアント・アプリケーション・プログラム31からクライアント入出力サーバ51へ、同じくクライアント入出力サーバ51からエミュレータ画面入出力サーバ53へ送信されるデータは図38(b)のようなデータである。すなわち、新規登録の場合にはADD、更新の場合にはUPDATEという要求と、エミュレータ出力項目数nと、出力項目数n分の、エミュレータ出力項目名と項目値である。例えば、ADDという新規登録要求と、15というエミュレータ出力項目数と、15個のエミュレータ出力項目名と出力値のセットである。この例は例えば図3において実行ボタン2013が押された場合に出力されるデータである。
【0142】
一方、エミュレータ画面入出力サーバ53からクライアント入出力サーバ51へ、同じくクライアント入出力サーバ51からクライアント・アプリケーション・プログラム31へ戻されるデータは図38(c)のようなデータである。すなわち、新規登録の場合にはADD、更新の場合にはUPDATEという処理内容、リターンコード、及びメッセージである。例えば、ADDという新規登録という処理内容と、リターンコード0(成功)である。なお成功しているのでメッセージは含まれない。失敗している場合には例えばリターンコード1と、失敗に関するメッセージが含まれる。
【0143】
次に参照時におけるデータのやり取りを図39を用いて説明する。図39(a)においてクライアント・アプリケーション・プログラム31からクライアント入出力サーバ51へ、同じくクライアント入出力サーバ51からエミュレータ画面入出力サーバ53へ送信されるデータは図39(b)のようなデータである。すなわち、INQUIREという検索要求と、エミュレータ出力項目数nと、出力項目数n分の、エミュレータ出力項目名と項目値である。例えば、INQUIREという検索要求と、11というエミュレータ出力項目数と、エミュレータ出力項目名の従業員番号と出力値123456である。この例は例えば図5において実行ボタン2013が押された場合に出力されるデータである。
【0144】
一方、エミュレータ画面入出力サーバ53からクライアント入出力サーバ51へ、同じくクライアント入出力サーバ51からクライアント・アプリケーション・プログラム31へ戻されるデータは図39(c)のようなデータである。すなわち、INQUIREという処理内容と、リターンコードと、メッセージと、エミュレータ取り出し項目数nと、エミュレータ取り出し項目数n分の、エミュレータ取り出し項目名及び項目値のセットである。例えば、INQUIREという処理内容と、リターンコード0(成功)と、空のメッセージと、エミュレータ取り出し項目数16と、16個のエミュレータ出力項目名と出力値のセットである。なお成功しているのでメッセージは含まれない。失敗している場合には例えばリターンコード1と、失敗に関するメッセージが含まれる。また、エミュレータ取り出し項目数は0となり、エミュレータ取り出し項目名及び項目値は含まれない。
【0145】
次に一時保管時におけるクライアント・アプリケーション・プログラム31とクライアント入出力サーバ51のデータのやり取りを図40を用いて説明する。図40(a)においてクライアント・アプリケーション・プログラム31からクライアント入出力サーバ51へ送信されるデータは図40(b)のようなデータである。すなわち、SAVEという一時保管要求と、識別コメントと、クライアント入力中項目数nと、クライアント入力中項目数n分の、クライアント入力中項目名と項目値である。例えば、SAVEという一時保管要求と、登録保存1という識別コメントと、14というクライアント入力中項目数と、14個のクライアント入力中項目名と項目値のセットである。この例は例えば図9において実行ボタン2013が押された場合に出力されるデータである。
【0146】
一方、クライアント入出力サーバ51からクライアント・アプリケーション・プログラム31へ戻されるデータは図40(c)のようなデータである。すなわち、SAVEという処理内容と、リターンコードと、メッセージである。例えば、SAVEという処理内容と、リターンコード0(成功)と、空のメッセージとである。なお成功しているのでメッセージは含まれない。失敗している場合には例えばリターンコード1と、失敗に関するメッセージが含まれる。
【0147】
次に入力再開時におけるクライアント・アプリケーション・プログラム31とクライアント入出力サーバ51のデータのやり取りを図41を用いて説明する。図41(a)においてクライアント・アプリケーション・プログラム31からクライアント入出力サーバ51へ送信されるデータは図41(b)のようなデータである。すなわち、LOADという入力再開要求と、識別コメントである。例えば、LOADという入力再開要求と、登録保存1という識別コメントとである。この例は例えば図13において実行ボタン2013が押された場合に出力されるデータである。
【0148】
一方、クライアント入出力サーバ51からクライアント・アプリケーション・プログラム31へ戻されるデータは図41(c)のようなデータである。すなわち、LOADという処理内容と、リターンコードと、クライアント入力中項目数nと、クライアント入力中項目数n分の、クライアント入力中項目名と項目値のセットである。例えば、LOADという処理内容と、リターンコード0(成功)と、14というクライアント入力中項目数と、14個のクライアント入力中項目名と項目値のセットである。失敗している場合には例えばリターンコード1となる。
【0149】
図42はログアウト時のクライアント・アプリケーション・プログラム31とクライアント入出力サーバ51とのデータのやり取りを示す。図42(a)においてクライアント・アプリケーション・プログラム31からクライアント入出力サーバ51へ送信されるデータは図42(b)のようなデータである。すなわち、LOGOUTという要求で構成される。一方、クライアント入出力サーバ51からクライアント・アプリケーション・プログラム31へ送信されるデータは図42(c)のようなデータである。すなわち、LOGOUTという処理内容とリターンコードである。
【0150】
本発明の1つの特徴にエミュレータ画面の変更が生じた場合であってもエミュレータ画面管理ファイルの内容を変更するのみでクライアント・アプリケーション・プログラム31に変更を加える必要が無いという点がある。
【0151】
例えば図45乃至図46が図53乃至図54のように変更された場合を説明する。すなわち、住所を入力する住所入力欄及び電話番号を入力する電話1乃至電話3入力欄が図46の画面1020から図53の画面2200に移動している。従って、図46の画面1020は図54に示すような画面2210となる。
【0152】
エミュレータ画面管理ファイルでは、画面2200の情報として、12行15桁の位置に79バイトの住所入力欄、14行15桁の位置に5バイトの電話1入力欄、14行21桁に4バイトの電話2入力欄、14行26桁に4バイトの電話3入力欄が新たに設けられる。画面2210の情報として、住所入力欄及び電話番号を入力する電話1乃至電話3入力欄が削除される。
【0153】
図53及び図54における変更をエミュレータ画面管理ファイルで示すと図43のようになる。表の左脇に○を付した部分が図32と異なる部分である。このようにエミュレータ画面管理ファイルの変更のみでエミュレータ画面の変更に対処できるため、メンテナンスを容易に行うことができる。
【0154】
以上本発明の一実施例を説明したが、本発明上で述べたような実施例に限定されるものではない。例えば、図1乃至図16の本発明の実施例に係る画面例は一例であって、それら以外の構成も可能である。また、クライアント入出力サーバ51をスレッドで実装する例を示しているがプロセスにて実装することも可能である。さらに、各データ構造も一例であって、データの内容が同じであれば他のデータ構造を採用することも可能である。 なお、本発明では3階層クライアント・サーバ・システムを構築する際でもホストコンピュータ7で実行される既存アプリケーション・プログラム71を修正する必要が無いので、システム構築が廉価且つ短期間で構築することができるようになる。
【0155】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、オンライン・プログラムに対して複数画面に渡って入出力しなければならないような場合であっても、クライアント端末では一画面で多くの情報を一括して入出力できるので、ユーザの操作性が向上された。
【0156】
また、3階層クライアント・サーバ・システムにおいて、データ入力の中断及び再開を自由にできるようにする技術を提供することもできた。
【0157】
さらに、3階層クライアント・サーバ・システムにおける資源の有効利用及びシステム負荷の軽減を図る技術を提供することもできた。
【0158】
さらに、3階層クライアント・サーバ・システムにおけるメンテナンス性の向上を図る技術を提供することもできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画面例(ログイン時)である。
【図2】 本発明の画面例(新規登録の場合の最初の画面)である。
【図3】 本発明の画面例(新規登録実行時の画面)である。
【図4】 本発明の画面例(更新の場合の最初の画面)である。
【図5】 本発明の画面例(更新の場合の検索キー入力時の画面)である。
【図6】 本発明の画面例(更新の場合の検索結果表示画面)である。
【図7】 本発明の画面例(更新の場合の変更入力後の画面)である。
【図8】 本発明の画面例(新規登録時に一時保管を選択した状態の画面)である。
【図9】 本発明の画面例(新規登録時に一時保管を実行する場合の画面)である。
【図10】 本発明の画面例(更新時に一時保管を選択した状態の画面)である。
【図11】 本発明の画面例(更新時に一時保管を実行する場合の画面)である。
【図12】 本発明の画面例(入力再開の場合の最初の画面)である。
【図13】 本発明の画面例(入力再開の場合に識別コメントを入力した状態の画面)である。
【図14】 本発明の画面例(入力再開実行時の画面)である。
【図15】 本発明の画面例(入力再開後の登録実行時の画面)である。
【図16】 本発明の画面例(ログアウト時の画面)である。
【図17】 本発明のシステム概要図である。
【図18】 クライアント・アプリケーション・プログラムの処理フロー(1)である。
【図19】 クライアント・アプリケーション・プログラムの処理フロー(2)である。
【図20】 クライアント・アプリケーション・プログラムの処理フロー(3)である。
【図21】 クライアント入出力サーバの処理フロー(1)である。
【図22】 クライアント入出力サーバの処理フロー(2)である。
【図23】 クライアント入出力サーバの処理フロー(3)である。
【図24】 ユーザ管理ファイルの一例を示す図であり、(a)はフォーマット例、(b)は具体例を示す。
【図25】 登録/更新用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルの一例を示す図である。
【図26】 一時保管ファイルの構造例を示す図であり、(a)はフォーマット例、(b)は具体例を示す。
【図27】 参照用エミュレータ画面入出力サーバ管理テーブルの一例を示す図である。
【図28】 未使用エミュレータ画面入出力サーバ獲得処理の処理フローである。
【図29】 エミュレータ画面入出力サーバ解放処理の処理フローである。
【図30】 エミュレータ画面入出力サーバの処理フローである。
【図31】 登録/更新用エミュレータ画面管理ファイルのフォーマット例を示す。
【図32】 登録/更新用エミュレータ画面管理ファイルの具体例を示す。
【図33】 参照用エミュレータ画面管理ファイルのフォーマット例を示す。
【図34】 参照用エミュレータ画面管理ファイルの具体例を示す。
【図35】 画面入力及び画面操作(登録/更新)処理のフローを示す。
【図36】 画面入出力及び画面操作(参照)処理のフローを示す。
【図37】 ログイン時のデータのやり取り内容を示す。
【図38】 登録/更新時のデータのやり取り内容を示す。
【図39】 参照時のデータのやり取り内容を示す。
【図40】 一時保管におけるデータのやり取り内容を示す。
【図41】 入力再開時のデータのやり取り内容を示す。
【図42】 ログアウト時のデータのやり取り内容を示す。
【図43】 エミュレータ画面に変更があった場合(図45から図53、図46から図54)の登録/更新用エミュレータ画面管理ファイルの具体例を示す。
【図44】 新規入力時におけるエミュレータ画面(1)の一例である。
【図45】 新規入力時におけるエミュレータ画面(2)の一例である。
【図46】 新規入力時におけるエミュレータ画面(3)の一例である。
【図47】 更新時におけるエミュレータ画面(1)の一例である。
【図48】 更新時におけるエミュレータ画面(2)の一例である。
【図49】 更新時におけるエミュレータ画面(3)の一例である。
【図50】 参照時におけるエミュレータ画面(1)の一例である。
【図51】 参照時におけるエミュレータ画面(2)の一例である。
【図52】 参照時におけるエミュレータ画面(3)の一例である。
【図53】 図45の変形例を示す。
【図54】 図46の変形例を示す。
【符号の説明】
1 コンピュータ・システム 3 クライアント端末
5 サーバ・コンピュータ 7 ホストコンピュータ
31 クライアント・アプリケーション・プログラム
51 クライアント入出力サーバ 53 エミュレータ画面入出力サーバ
55 端末エミュレータ 57 ユーザ管理ファイル格納部
58 クライアント入力保管ファイル格納部
59 エミュレータ画面管理ファイル格納部
Claims (7)
- ホストコンピュータで実行され且つ画面毎にデータ入力が必要となる既存オンライン・プログラムに対し、データの入出力を指示するユーザにより操作されるクライアント端末と、
前記既存オンライン・プログラムとの入出力に関する処理を実施する画面入出力手段と前記クライアント端末との入出力に関する処理を実施するクライアント側入出力手段とを有し、前記ホストコンピュータと前記クライアント端末とに接続されるサーバ・コンピュータと、
を有し、
前記サーバ・コンピュータの前記画面入出力手段は、
前記既存オンライン・プログラムからの出力が複数画面に渡る場合に、当該複数画面の各々の構成に関する情報を含む画面管理データを参照して、前記既存オンライン・プログラムからの出力データを前記複数画面に従って順次受け取り、前記複数画面分の前記出力データを一括して前記クライアント側入出力手段に出力し、
前記既存オンライン・プログラムに対する入力が前記複数画面に渡る場合に、前記画面管理データを参照して、前記クライアント側入出力手段から一括して受け取った前記複数画面分の前記既存オンライン・プログラムに対する入力データを前記複数画面に従って前記既存オンライン・プログラムに対して順次入力し、
前記サーバ・コンピュータの前記クライアント側入出力手段は、
前記画面入出力手段から一括して受信した前記複数画面分の前記出力データを前記クライアント端末に出力し、前記クライアント端末から一括して受信した前記複数画面分の前記入力データを前記画面入出力手段に出力し、
前記クライアント端末は、
前記クライアント側入出力手段に出力する前記複数画面分の前記入力データを一画面にて前記ユーザに入力させ、前記クライアント側入出力手段から受信する前記複数画面分の前記出力データを一画面にて前記ユーザに提示する、
クライアント・サーバ・システム。 - ホストコンピュータとクライアント端末との間の通信を仲介するサーバ・コンピュータであって、
前記クライアント端末との入出力に関する処理を実施するクライアント側入出力手段と、
前記ホストコンピュータで実行され且つ画面毎にデータ入力が必要となる既存オンライン・プログラムとの入出力に関する処理を実施する画面入出力手段と、
を有し、
前記クライアント側入出力手段が、
前記既存オンライン・プログラムに対する入力が複数画面に渡る場合に、前記クライアント端末から前記複数画面分の前記既存オンライン・プログラムに対する入力データを一括して受信し、前記入力データを一括して前記画面入出力手段に出力し、
前記画面入出力手段が、
前記複数画面の各々の構成に関する情報を含む画面管理データを参照して、前記クライアント側入出力手段から一括して受信した前記複数画面分の前記入力データを前記複数画面に従って前記既存オンライン・プログラムに対して順次入力する
サーバ・コンピュータ。 - 前記画面入出力手段が、
前記既存オンライン・プログラムからの出力が複数画面に渡る場合に、前記画面管理データを参照して、前記既存オンライン・プログラムからの出力データを前記複数画面に従って順次受け取り、前記複数画面分の前記出力データを一括して前記クライアント側入出力手段に出力し、
前記クライアント側入出力手段が、
前記画面入出力手段から一括して受信した前記複数画面分の前記出力データを一括して前記クライアント端末に出力する
ことを特徴とする請求項2記載のサーバ・コンピュータ。 - 前記クライアント側入出力手段が、
前記クライアント端末から入力の一時保管依頼を受け取った場合には、入力データを識別情報と共に一時保管する手段
を含む請求項2記載のサーバ・コンピュータ。 - 前記画面入出力手段は、前記クライアント側入出力手段が前記既存オンライン・プログラムとの入出力を要求した時に当該クライアント側入出力手段に関連付けられ、前記既存オンライン・プログラムとの入出力が終了した時に当該クライアント側入出力手段との関連付けが解除されることを特徴とする請求項2記載のサーバ・コンピュータ。
- 前記クライアント側入出力手段が、
前記画面入出力手段から一括して受信した前記複数画面分の出力データを一括して前記クライアント端末に出力し、前記クライアント端末において一画面で入力された前記複数画面分の入力データを前記クライアント端末から一括して受信して前記画面入出力手段に一括して出力する、
ことを特徴とする請求項2記載のサーバ・コンピュータ。 - ホストコンピュータとクライアント端末との間の通信を仲介するサーバ・コンピュータのためのプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記プログラムは、
前記クライアント端末との入出力に関する処理を実施するクライアント側入出力機能と、
前記ホストコンピュータで実行され且つ画面毎にデータ入力が必要となる既存オンライン・プログラムとの入出力に関する処理を実施する画面入出力機能と、
を有し、
前記クライアント側入出力機能が、
前記既存オンライン・プログラムに対する入力が複数画面に渡る場合に、前記クライアント端末から前記複数画面分の入力データを一括して受信し、前記入力データを一括して前記画面入出力機能に出力し、
前記画面入出力機能が、
前記複数画面の各々の構成に関する情報を含む画面管理データを参照して、前記クライアント側入出力機能から一括して受信した前記複数画面分の前記入力データを前記複数画面に従って前記既存オンライン・プログラムに対して順次入力する
記憶媒体。
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