JP4266004B2 - 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、OA(オフィスオートメーション)機器のデジタル化が急速に進展し、またカラー画像出力の需要が増してきたことによって、電子写真方式のデジタルカラー複写機およびインクジェット方式や熱転写方式のカラープリンタなどの画像出力装置が広く一般に普及してきている。たとえば、デジタルカメラやスキャナなどの画像入力装置から入力された画像データおよびコンピュータで作成された画像データがこれらの画像出力装置を用いて出力されている。画像出力装置が出力可能な階調数は、入力された画像データの階調数より低い場合が多いため、これらの画像出力装置においては、入力された画像データに対して、階調再現(疑似階調再現)処理を行ってから出力する。
階調再現処理の1つの方法として、誤差拡散法がある。さらにこの誤差拡散法は、量子化誤差が算出された時点で、誤差に係数を乗じて周辺の未処理画素への拡散値を求めて拡散値の蓄積値を記憶しておき、記憶されていた蓄積値を入力値に加算して量子化を行う第1の手法と、量子化誤差を記憶させておき、記憶されている量子化済み画素の量子化誤差に係数を乗じてその総和を求めて入力値に加算して量子化を行う第2の手法との2つの手法に大別することができる。
図10は、従来の階調再現処理部100の構成を示すブロック図であり、第2の手法を実現するための構成を示している。階調再現処理部100は、第1加算器101、量子化処理部102、量子化閾値格納部103、量子化誤差算出部104、誤差格納部105、集積係数格納部106、蓄積誤差算出部107を備えている。
第1加算器101は、入力画像データの画素値に対して、蓄積誤差算出部107で算出された蓄積誤差を加算する。量子化処理部102は、蓄積誤差が加算された入力画像データの画素値と、量子化閾値格納部103に格納されている量子化閾値とを比較して画素値の量子化を行う。量子化誤差算出部104は、減算器からなり、画素値が量子化された量子化値と、蓄積誤差が加算された画素値とを用いて量子化誤差を求める。誤差格納部105は、量子化誤差算出部104で求められた量子化誤差を格納する。蓄積誤差算出部107は、乗算器107aと第2加算器107bとからなり、誤差格納部105に格納された誤差と集積係数格納部106に格納されている予め定められた集積係数とを乗じ、第2加算器107bによりその積和を求めて蓄積誤差とする。たとえば図3(a)は、量子化画素に対して量子化済み画素のうち量子化誤差を集積する4つの周辺画素とそれぞれの集積係数との例を示している。
図11は、従来の階調再現処理部110の構成を示すブロック図であり、整数演算型処理回路の例を示している。なお、図10に示した階調再現処理部100とは、蓄積誤差算出部および集積係数格納部が異なっているだけであるので、これらについて説明し、他の構成については説明を省略する。
集積係数格納部111は、集積係数の分母に相当する整数値を格納する領域111aと集積係数の分子に相当する整数値を格納する領域111bとを有する。
蓄積誤差算出部112は、量子化誤差と集積係数の分子に相当する整数値との積を求める乗算器112aと、量子化誤差と集積係数の分子とを乗算した値を集積係数の分母に相当する整数値で除算を行う除算器112bと、除算器の出力値を対応する画素の蓄積誤差に加算する第2加算器112cとから構成される。
このような整数演算型処理回路では、除算による小数点以下の値を切り捨てる、または四捨五入することとなり、量子化誤差と集積誤差値との総和が必ずしも一致しない。これにより、量子化誤差が必ずしもすべての値を拡散していないことになり、低濃度域や高濃度域ではほとんど誤差が拡散されないこともある。したがって、たとえば図12の階調再現処理部120のブロック図に示すように、蓄積誤差算出部122において、除算器122bと第2加算器122cの処理順序を逆にし、集積係数格納部121の集積係数分子記録領域121bに記憶されている分子成分を用いた乗算器122aの出力値を、第2加算器122cで加算した後、集積係数格納部121の集積係数分母記録領域121aに記憶されている分母成分に相当する整数値で除算を行うことで量子化誤差と集積誤差値との総和を一致させている。
上記のブロック図に示されるような階調再現処理部を用い、第2の手法で図3(a)のような集積係数をすべての画素に対して適用すれば、第1の手法で、図13に示すような、図3(a)の集積係数を180度回転させた拡散係数を適用する処理と同等の結果が得られる。
しかし、拡散係数または集積係数をすべての画素に対して適用する場合、乱数値により各画素に集積する集積係数の総和が一定でないことにより、蓄積誤差が周期性のあるものとなり、テクスチャを生じてしまう。
このテクスチャの発生を抑えるために、重み付け係数の位置を乱数により切り換えることで拡散係数の位置をランダムに切り換える技術が提案されている(たとえば、非特許文献1参照)。この他にも乱数に基づいて拡散係数を発生させる手法が提案されているが、いずれも平均的に濃度が保存されるように拡散係数の和が1となるように処理している。
また、誤差拡散処理において、乱数に基づき、注目画素近傍の複数画素の誤差の重みを算出し、各重み係数の総和により重み平均を蓄積誤差として注目画素の画像信号に加算するという技術が提案されている(たとえば特許文献1参照)。この技術においても、集積係数の和が1になるように処理されている。
黒沢俊晴、「改良型誤差拡散(MED)法による出力画像特性」、画像電子学会誌、1991年、第20巻、第5号、p.443−449 特開2002−232713号公報
上記第1の手法の場合、蓄積値を記憶させておくビット幅を大きくしておく必要があるのに対し、第2の手法の場合、各量子化誤差を記憶させておくだけのビット幅が確保されればよく、記憶領域の容量を抑えることができる。ただし、各量子化誤差に対する拡散係数を記憶させておくと記憶領域の容量を抑えられないので、各量子化誤差を集積してくる集積係数を画素毎にランダムに切り換える方式により記憶領域の容量を抑えることができる。
しかし、拡散係数をランダムに切り換えるということは1つの画素に集積される係数の和が一定とはならないので、集積係数と拡散係数とが図3(a)と図13のように180度回転させた関係であるとしても、拡散係数をランダムに切り換える場合と集積係数をランダムに切り換える場合とでは同等の結果が得られなくなる。
拡散係数をランダムに切り換える場合、拡散係数の和が1で一定であっても、1つの画素に集積される係数の和は一定でなくなり、蓄積誤差の周期性がなくなる。したがって、蓄積誤差を加算した入力画像データを量子化した結果にも周期性がなくなり、テクスチャは抑えられる。しかし、集積係数をランダムに切り換える場合、集積係数の和を1で一定にすると、蓄積誤差の周期性はなくならずに、蓄積誤差を加算した入力画像データを量子化した結果も周期性のあるテクスチャを生じてしまうという問題がある。
本発明の目的は、テクスチャの発生を抑制することで画質を向上することが可能な画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、画像処理プログラムおよび画像処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法において、
階調再現処理工程は、
注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算工程と、
蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換工程と、
変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出工程と、
注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数を、前記周辺画素ごとに乱数に基づいて設定する係数設定工程と、
積算係数と、前記周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出工程とを有し、
前記係数設定工程では、積算係数の分子成分として、前記周辺画素数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定することを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法において、
階調再現処理工程は、
注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算工程と、
蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換工程と、
変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出工程と、
注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数の組み合わせから乱数に基づいて1つの組み合わせを選択して設定する係数設定工程と、
積算係数と、前記周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出工程とを有し、
前記係数設定工程では、積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定することを特徴とする画像処理方法である。
また本発明は、前記積算係数の組み合わせは、注目画素に隣接する第1の周辺画素については、予め定められる複数の係数より乱数に基づいて設定され、前記周辺画素に隣接する第2の周辺画素については、予め定められる係数が設定されることを特徴とする。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
階調再現処理部は、
注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算手段と、
蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換手段と、
変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出手段と、
注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数を、周辺画素ごとに乱数に基づいて設定する係数設定手段と、
積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出手段とを有し、
前記係数設定手段は、積算係数の分子成分として、前記周辺画素数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定することを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
階調再現処理部は、
注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算手段と、
蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換手段と、
変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出手段と、
注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数の組み合わせから乱数に基づいて1つの組み合わせを選択して設定する係数設定手段と、
積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出手段とを有し、
前記係数設定手段は、積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定することを特徴とする画像処理装置である。
また本発明は、画像データを、画像処理装置に入力する画像入力装置と、
上記の画像処理装置と、
前記画像処理装置によって画像処理された画像データに基づいて画像を形成する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、コンピュータを上記の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラムである。
また本発明は、コンピュータを上記の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法である。
加算工程で注目画素の画素値に蓄積誤差を加算し、変換工程で蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換することで量子化して出力する。
また、変換誤差算出工程では、変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差(量子化誤差)を算出する。係数設定工程では、周辺画素の変換誤差に対する積算係数、いわゆる誤差拡散法における集積係数を、周辺画素ごとに乱数に基づいて設定する。ここで、周辺画素とは、注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素であり、すでに変換誤差が算出されている。蓄積誤差算出工程では、積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する。上記加算工程では、この蓄積誤差を加算する。
上記の係数設定工程では、積算係数の分子成分として、前記周辺画素数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定する。
従来技術では、1つの注目画素に対して設定される積算係数の和が1となるように設定されるため、階調再現処理後の画像データに周期性が生じ、テクスチャが発生してしまうが本発明では、積算係数の分子成分として、前記周辺画素の数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定するので、1つの注目画素に対して設定される積算係数の和の少なくとも1つが1以外の値となるので周期性が生じず、テクスチャの発生を抑制し、画質を向上することができる。さらに、積算係数の和の平均値が略1となるので、画素濃度は保存される。
また本発明によれば、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法である。
加算工程で注目画素の画素値に蓄積誤差を加算し、変換工程で蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換することで量子化して出力する。
また、変換誤差算出工程では、変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差(量子化誤差)を算出する。係数設定工程では、周辺画素の変換誤差に対する積算係数、いわゆる誤差拡散法における集積係数の組み合わせから乱数に基づいて1つの組み合わせを選択して設定する。蓄積誤差算出工程では、積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する。上記加算工程では、この蓄積誤差を加算する。
上記の係数設定工程では、積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定する。
積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素の数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定ことにより、1つの注目画素に対して設定される積算係数の和の少なくとも1つが1以外の値となるので周期性が生じず、テクスチャの発生を抑制し、画質を向上することができる。さらに、積算係数の和の平均値が略1となるので、画素濃度は保存される。
また本発明によれば、積算係数の組み合わせは、注目画素に隣接する第1の周辺画素については、予め定められる複数の係数より乱数に基づいて設定され、前記周辺画素に隣接する第2の周辺画素については、予め定められる係数が設定される。
これにより、注目画素に隣接する周辺画素から見て、ほぼ均等に誤差が集積されることで、誤差がバランスよく拡散され、さらにテクスチャを抑制することができる。
また本発明によれば、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を有する画像処理装置である。
加算手段が注目画素の画素値に蓄積誤差を加算し、変換手段が蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換することで量子化して出力する。
また、変換誤差算出手段は、変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差(量子化誤差)を算出する。係数設定手段は、周辺画素の変換誤差に対する積算係数、いわゆる誤差拡散法における集積係数を、周辺画素ごとに乱数に基づいて設定する。蓄積誤差算出手段は、積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する。上記加算手段は、この蓄積誤差を加算する。
上記の係数設定手段は、積算係数の分子成分として、前記周辺画素数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定する。
従来技術では、1つの注目画素に対して設定される積算係数の和が1となるように設定されるため、階調再現処理後の画像データに周期性が生じ、テクスチャが発生してしまうが本発明では、積算係数の分子成分として、前記周辺画素の数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定するので、1つの注目画素に対して設定される積算係数の和の少なくとも1つが1以外の値となるので周期性が生じず、テクスチャの発生を抑制し、画質を向上することができる。さらに、積算係数の和の平均値が略1となるので、画素濃度は保存される。
また本発明によれば、入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を有する画像処理装置である。
加算手段が注目画素の画素値に蓄積誤差を加算し、変換手段が蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換することで量子化して出力する。
また、変換誤差算出手段は、変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差(量子化誤差)を算出する。係数設定手段は、周辺画素の変換誤差に対する積算係数、いわゆる誤差拡散法における集積係数の組み合わせから乱数に基づいて1つの組み合わせを選択して設定する。蓄積誤差算出手段は、積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する。上記加算手段は、この蓄積誤差を加算する。
上記の係数設定手段は、積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定する。
積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素の数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定すことにより、1つの注目画素に対して設定される積算係数の和の少なくとも1つが1以外の値となるので周期性が生じず、テクスチャの発生を抑制し、画質を向上することができる。さらに、積算係数の和の平均値が略1となるので、画素濃度は保存される。
また本発明によれば、画像入力装置から入力された画像データを、上記の画像処理装置により画像処理を行い、画像出力装置で画像形成を行う。
これにより、テクスチャが発生しない画質の向上した画像を形成することができる。
また本発明によれば、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムおよびこの画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として提供することができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるカラー画像形成装置40の概略の構成を示すブロック図である。カラー画像形成装置40は、カラー画像処理装置10、カラー画像入力装置20およびカラー画像出力装置30を備え、たとえばデジタルカラー複写機として実現される。
図1に示すように、カラー画像処理装置10は、A/D(アナログ/デジタル)変換部11、シェーディング補正部12、入力階調補正部13、領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、および、階調再現処理部19を備えている。また、カラー画像形成装置40には、操作パネル(図示せず)が備えられている。
カラー画像入力装置20は、たとえば、電荷結合素子(Charge Coupled Device;以下、CCDと称する)を備えたスキャナ部より構成され、原稿画像が記録された紙からの反射光像を、CCDにて画像データであるRGB(R:レッド、G:グリーン、B:ブルー)のアナログカラー信号として読み取って、カラー画像処理装置10に入力するものである。
カラー画像入力装置20にて読み取られたアナログカラー信号は、カラー画像処理装置10内を、A/D変換部11、シェーディング補正部12、入力階調補正部13、領域分離処理部14、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、出力階調補正部18、および階調再現処理部19の順で送られ、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロ、K:ブラック)のデジタルカラー信号として、カラー画像出力装置30へ出力される。
A/D変換部11は、入力されてきたRGBのアナログカラー信号を画像データであるデジタルカラー信号に変換する。シェーディング補正部12は、A/D変換部11より送られてきたRGBのデジタルカラー信号に対して、カラー画像入力装置20の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。
入力階調補正部13では、シェーディング補正部12にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)を、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号などカラー画像処理装置10が扱い易い信号に変換する。
領域分離処理部14は、RGB信号に基づいて、入力画像データの各画素を例えば、文字領域、網点領域、写真領域などの複数の領域に属する画素として分離する。
そして、領域分離処理部14は、上記分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、色補正部15、黒生成下色除去部16、空間フィルタ処理部17、および階調再現処理部19へと出力するとともに、入力信号をそのまま後段の色補正部15に出力する。
色補正部15は、色を忠実に再現するために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。処理方法としては、入力RGB信号と出力CMY信号の対応関係をLUT(Look Up Table)として予め格納する方法、式(1)のような変換行列を用いるカラーマスキング法などがある。たとえば、カラーマスキング法を用いる場合には、あるCMYカラーデータを画像出力装置に与えた場合に出力される色のL値(CIE1976L信号(CIE: Commission International
de l’Eclairage :国際照明委員会。L: 明度、a、b: 色度))と同じLをもつカラーパッチをスキャナが読み込ませる。読み込ませたRGBカラーデータと、画像出力装置に与えたCMYカラーデータとの組み合わせを多数用意し、それらの組み合わせから式(1)のa11からa33までの変換行列の各要素を算出する。この変換行列を用いて色補正処理を行うことができる。より補正精度を高めたい場合は、二次以上の高次の項を加えればよい。
Figure 0004266004
黒生成下色除去部16は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号が重なる部分を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号をCMYKの4色信号に変換する。
空間フィルタ処理部17は、黒生成下色除去部16から入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号に基づいてデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行う。空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけや粒状性劣化を防ぐことができる。出力階調補正部18では、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置30の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行う。階調再現処理部19は、空間フィルタ処理部17と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号に基づいて所定の処理を施すものであり、画像を擬似的に入力時の階調を再現できるように処理する階調再現処理を施す。
たとえば、領域分離処理部14にて文字領域として分離された領域は、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波成分を強調する。同時に、階調再現処理部19においては、高周波成分の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
また、領域分離処理部14にて網点領域として分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部17において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施され、階調再現処理部19で階調性を重視したスクリーンで二値化または多値化処理される。領域分離処理部14にて写真領域として分離された領域に関しては、階調再現処理部19で階調再現性を重視したスクリーンでの二値化または多値化処理が行われる。
詳細については後述するが、本発明においては、階調再現処理部19における誤差拡散処理に特徴があり、網点領域にだけ誤差拡散処理を行うこともできるし、領域にかかわらず全ての画素で誤差拡散処理を実行することもできる。なお、画像データは、CMYKの各色の濃度値から構成されるが、誤差拡散処理は、色成分にかかわらず同様の処理を行うので、以下の説明では、1つの色の濃度値に対する処理だけを説明し、他の色に対する処理については説明を省略する。
操作パネルは、たとえば、液晶ディスプレイなどの表示部と設定ボタンなどの操作部とが一体化されたタッチパネル等により構成され、ユーザによって操作パネルより入力された情報に基づいてカラー画像処理装置10、カラー画像入力装置20、カラー画像出力装置30の動作が制御される。
カラー画像処理装置10によって各処理が施された画像データは、一旦記憶部(図示せず)に記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置30に入力される。このカラー画像出力装置30は、画像データを記録媒体上に出力(たとえば紙などに印刷)するもので、例えば、電子写真方式やインクジェット方式を用いた装置を挙げることができるが特に限定されるものではない。なお、以上の処理は不図示のCPU(Central
Processing Unit)により制御される。
図2は、階調再現処理部19の構成を示すブロック図である。階調再現処理部19は、第1加算器50、量子化処理部51、量子化閾値格納部52、量子化誤差算出部53、誤差格納部54、集積係数設定部55および蓄積誤差算出部56を備えている。
第1加算器50は、入力画像データの画素値に対して、蓄積誤差算出部56で算出された蓄積誤差を加算する加算手段である。
量子化処理部51は、蓄積誤差が加算された入力画像データの画素値と、量子化閾値格納部52に格納されている量子化閾値とを比較して画素値の階調数の変換による量子化を行う変換手段である。
量子化誤差算出部53は、減算器からなり、画素値が量子化された量子化値と、蓄積誤差が加算された量子化前の画素値とから変換誤差である量子化誤差を求め、誤差格納部54に格納する変換誤差算出手段である。
集積係数設定部55は、集積係数分母格納部55aおよび乱数発生器55bからなる係数設定手段である。たとえば、図3(a)に示すような集積係数(積算係数)を、蓄積誤差算出部56に与える場合について考える。階調再現処理は、画像データの左上の画素から右方向(主走査方向)に1ライン処理したのち、下方向(副走査方向)にラインを移動し、これを繰り返すことで全画素の処理を行う。各画素の配置は、x−y座標で表され、左上隅の座標を(0,0)とし、下方向をy軸方向、右方向をx軸方向として定める。図3(a)に示す集積係数は、注目画素C(x,y)の4つの周辺画素P1(x−1,y−1)、P2(x,y−1)、P3(x+1,y−1)、P4(x−1,y)に対し、それぞれ1/16,5/16,3/16,7/16が割り当てられる。
集積係数設定部55では、集積係数の共通の分母成分を集積係数分母格納部55aに格納し、整数の分子成分を乱数発生器55bに格納し、たとえば図3(b)に示すように乱数発生器55bから発せされる乱数に基づいて各周辺画素に集積係数の分子成分を割り当てる。
蓄積誤差算出部56は、乗算器56a、除算器56b、第2加算器56cからなり、処理を行う画素(注目画素)に加算する蓄積誤差の算出を行う蓄積誤差算出手段である。ここで、量子化誤差をEij(n)、集積係数をKijとすると、蓄積誤差Dは式(2)のように表される。
Figure 0004266004
集積係数Kijを分子成分aijと分母成分Aijに分けると、蓄積誤差Dは式(3)のように表される。
Figure 0004266004
集積係数Kijを図3(a)に示した値であるとすると、蓄積誤差は式(4)のように、既に処理がなされた周辺画素P1〜P4の量子化誤差E(1)〜E(4)と集積係数とをそれぞれ乗算し、その結果を加算した値となる。
Figure 0004266004
本実施形態では、集積係数の分子成分は、乱数発生器55bにより発生した乱数をそのまま用いる。乱数発生器55bによって、「0」から「7」を示す3ビットの信号を4つ抽出することとし、抽出した4つの乱数をそれぞれ順に4つの集積係数の分子とする。また、平均的に見て画素濃度がほぼ保存されるように、画素ごとの乱数の発生確率が同等であるとして、乱数による集積係数の分子成分の平均値「3.5」の4倍の「14」を集積係数の共通の分母成分として集積係数分母格納部55aに格納しておく。
蓄積誤差算出部56では、まず、乗算器56aが乱数発生器55bにより発生した4つの乱数と、誤差格納部54に格納されている4つの周辺画素の量子化誤差との積を求め、除算器56bが乗算器56aの出力値を、集積係数分母格納部55aに格納されている分母に相当する整数値でそれぞれ除算し、第2加算器56cが除算器56bの出力値を加算して蓄積誤差Dを算出する。
また、乱数として「0」から「7」の3ビットの信号それぞれについて2倍して1加算したものとすると、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」、「11」、「13」、「15」のいずれかとなり、平均値「8」の4倍の「32」を集積係数の共通の分母とすることができ、除算器における演算を5ビット右シフトで置き換えることもできる。
従来技術では、注目画素ごとに4つの集積係数の和が1となるように乱数を用いて決定される分子成分の和を、集積係数の分母となるようにするか、分母を固定しておいて分母の値と一致するように分子を調節する。
これに対し、本発明では、4つの集積係数の和の少なくとも1つが1以外の値となる、すなわち注目画素ごとでは一定の値とならないので、出力データに周期性が発生せず、テクスチャを抑制することができる。また、平均的に見て画素濃度がほぼ保存されるように、画素毎の乱数の発生確率が同等であるとして、乱数による集積係数の平均値「3.5」の4倍の「14」を集積係数の共通の分母成分とする。これにより、集積係数の和の平均値は略1になり、平均的に見て画素濃度が保存されることになる。
図4は、階調再現処理部19による階調再現処理を示すフローチャートである。画像データが入力されると、ステップS1で乱数発生器55bによる乱数に基づいて集積係数の分子成分を決定する。ステップS2では、誤差格納部54に格納されている各周辺画素の量子化誤差と分子成分とを乗算し、乗算値を集積係数分母格納部55aに格納されている分母成分でそれぞれ除算し、除算値を足し合わせて蓄積誤差を算出する。
ステップS3では、加算器50が注目画素の画素値に算出された蓄積誤差を加算する。ステップS4では、量子化処理部51が、量子化閾値格納部52に格納されている量子化閾値に基づいて画素値の量子化を行う。ステップS5では、量子化誤差算出部53が量子化値と、量子化前の画素値とを用いて量子化誤差を求め、誤差格納部54に格納する。ステップS6では、画像データの全ての画素について処理が終了したかどうかを判断する。全ての画素について終了していれば階調再現処理を終了し、未処理の画素があれば、注目画素を次の画素に移行してステップS1に戻る。
図5は、本発明の第2の実施形態における階調再現処理部60の構成を示すブロック図である。なお、図2に示した階調再現処理部19とは、蓄積誤差算出部および集積係数格納部の構成が異なっているだけであるので、以下ではこれらについて説明し、他の構成については説明を省略する。
集積係数設定部61は、集積係数分母格納部61aおよび乱数発生器61bからなり、蓄積誤差算出部62は、乗算器62a、除算器62b、第2加算器62cからなる。
本実施形態では、蓄積誤差Dは、集積係数の分子をaij、集積係数の分母をAとすると式(5)のように表される。
Figure 0004266004
具体的には、まず、乗算器62aが乱数発生器61bにより発生した4つの乱数(分子成分)と、誤差格納部54に格納されている4つの周辺画素の量子化誤差との積を求め、第2加算器62cが乗算器62aの出力値をそれぞれ加算し、除算器62bが第2加算器62cの出力値を、集積係数分母格納部61aに格納されている分母に相当する整数値で除算して蓄積誤差Dを算出する。これにより、第1の実施形態と同様に、4つの集積係数の和が注目画素ごとでは一定の値とならないので、出力データに周期性が発生せず、テクスチャを抑制することができる。
本実施形態における除算器62bの演算結果は、小数点以下を切捨てしても四捨五入しても構わない。予め第2加算器62cによる加算を行っているので、いずれであっても、除算による切捨てが多数積み重なることはないので、画素濃度が低濃度および高濃度領域の階調再現特性が大幅に改善された画像データを出力することができる。また、この除算は、集積係数の分母成分を2のn乗(nは自然数)として、下位nビット以外のビットを取り出した値とする(右シフト(シフト演算)する)ことで実現しても良い。
図6は、本発明の第3の実施形態における階調再現処理部70の構成を示すブロック図である。なお、図2に示した階調再現処理部19とは、蓄積誤差算出部および集積係数格納部の構成が異なっているだけであるので、以下ではこれらについて説明し、他の構成については説明を省略する。
集積係数設定部71は、集積係数分母格納部71a、乱数発生器71b、集積係数分子格納部71cからなり、蓄積誤差算出部72は、乗算器72a、除算器72b、第2加算器72cからなる。
本実施形態では、集積係数分子格納部71cに、予め複数の分子成分を格納しておき、乱数発生器71bにより発生した乱数を用いて、格納されている複数の分子成分から周辺画素ごとに分子成分を選択する。たとえば、集積係数分子格納部71cに予め「1」、「3」、「5」、「7」の4つの値を分子成分の候補として格納しておき、集積係数分母格納部71aには、分子成分の和「16」を格納しておく。乱数発生器71bから2ビットの信号を4つ抽出することとし、2ビットの信号が「00」のときは集積係数の分子成分として「1」を選択し、2ビットの信号が「01」のときは集積係数の分子成分として「3」を選択し、2ビットの信号が「10」のときは集積係数の分子成分として「5」を選択し、2ビットの信号が「11」のときは集積係数の分子成分として「7」を選択する。乱数として発生した2ビットの4つの信号が重複することで、1つの注目画素に対する集積係数の分子成分に同じ値が選択されても構わないものとする。
具体的には、まず乱数発生器71bにより発生した4つの乱数に基づいて、周辺画素の集積係数の分子成分をそれぞれ選択し、乗算器72aが誤差格納部54に格納されている4つの周辺画素の量子化誤差と、選択された分子成分との積を求め、除算器72bが乗算器72aの出力値を、集積係数分母格納部71aに格納されている分母に相当する整数値でそれぞれ除算し、第2加算器72cが除算器72bの出力値を加算して蓄積誤差Dを算出する。これにより、第1の実施形態と同様に、4つの集積係数の和が注目画素ごとでは一定の値とならないので、出力データに周期性が発生せず、テクスチャを抑制することができる。
図7は、本発明の第4の実施形態における階調再現処理部80の構成を示すブロック図である。なお、図2に示した階調再現処理部19とは、蓄積誤差算出部および集積係数格納部の構成が異なっているだけであるので、以下ではこれらについて説明し、他の構成については説明を省略する。
集積係数設定部81は、集積係数分母格納部81a、乱数発生器81b、集積係数分子格納部81cからなり、蓄積誤差算出部82は、乗算器82a、除算器82b、第2加算器82cからなる。
本実施形態では、第3の実施形態と同様に、乱数発生器81bにより発生した乱数を用いて、予め格納されている複数の分子成分から周辺画素ごとに分子成分を選択する。
まず乱数発生器81bにより発生した4つの乱数に基づいて、周辺画素の集積係数の分子成分をそれぞれ選択し、乗算器82aが誤差格納部54に格納されている4つの周辺画素の量子化誤差と、選択された分子成分との積を求め、第2加算器82cが乗算器82aの出力値をそれぞれ加算し、除算器82bが第2加算器82cの出力値を、集積係数分母格納部81aに格納されている分母に相当する整数値で除算して蓄積誤差Dを算出する。
さらに、他の実施形態としては、集積係数の分子成分は、予め画素毎に用いる組み合わせを複数組格納しておき、乱数発生器による乱数値に基づいて複数組のうちの一組の組み合わせを選択して用いる。たとえば、図8(a)〜(d)に示すような4組の集積係数の分子の組み合わせを格納しておき、順に組み合わせ番号0、1、2、3とする。乱数発生器から2ビットの信号を1つ抽出し、「0」から「3」の2ビットの値をそのまま組み合わせ番号に対応させ、対応する番号の組み合わせを抽出し、集積係数の4つの分子成分とする。なお、図8に示すとおり4組の集積係数の分子の和は、「19」、「17」、「15」、「13」であり一定ではない。画素毎の乱数の発生確率が同等であるとして、4組の集積係数の和の平均の「16」を集積係数の共通の分母成分とする。これもまた、集積係数の分母成分が「16」であれば、下位4ビット以外のビットを取り出した値とすることで実現しても良い。また、4組の集積係数のそれぞれの左上の画素からの係数の和、上の画素からの係数の和、右上の画素からの係数の和、左の画素からの係数の和はいずれも「16」で同じである。これにより誤差がバランスよく拡散され、よりテクスチャを抑えることができる。
上記では、誤差を集積する画素として周辺の4画素としたが、図9に示すように、12の画素としてもよい。注目画素Cの周辺4画素P1〜P4については、乱数発生器による乱数に基づいて「2」、「6」、「10」、「14」の何れかの値を分子成分として選択し、周辺4画素以外の8画素P5(x−2,y−2)、P6(x−1,y−2)、P7(x,y−2)、P8(x+1,y−2)、P9(x+2,y−2)、P10(x−2,y−1)、P11(x+2,y−1)、P12(x−2,y)に対しては、分子成分としてそれぞれ「1」、「2」、「3」、「2」、「1」、「2」、「2」、「3」を固定値とする。画素毎の乱数の発生確率が同等であるとして、乱数値に基づく集積係数の分子成分の和「32」と、固定値に基づく集積係数の和「16」との総和「48」を集積係数の分母成分として処理する。
また、階調再現処理は、2値の誤差拡散だけでなく、4値や16値などの多値誤差拡散にも適用可能であり、集積係数(の分子成分)の組み合わせを複数格納し、乱数または領域分離結果により組み合わせを選択する構成であってもよい。
さらに、本発明の他の実施形態として、上記の画像処理方法をコンピュータに実行させるための画像処理プログラムおよびこの画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。
なお、記録媒体としては、マイクロプロセッサで処理が行われるためのメモリ、たとえばROM(Read Only Memory)そのものが記録媒体であってもよいし、また、コンピュータの外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに挿入することで読み取り可能な記録媒体であってもよい。
いずれの場合においても、記録されている画像処理プログラムは、マイクロプロセッサが記録媒体にアクセスすることで実行されてもよいし、マイクロプロセッサが記録媒体から画像処理プログラムを読み出し、読み出された画像処理プログラムをプログラム記憶エリアにダウンロードして、実行してもよい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め所定の記憶装置に格納されているものとする。CPUなどのマイクロプロセッサは、インストールされた画像処理用プログラムに従って所定の画像処理を行うようにコンピュータの各部を統括的に制御する。
また、プログラム読み取り装置で読み取り可能な記録媒体としては、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスクまたはCD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリを含めた固定的にプログラムを記録する媒体であってもよい。
また、コンピュータを、インターネットを含む通信ネットワークに接続可能な構成とし、通信ネットワークから画像処理プログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークから画像処理プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めコンピュータに格納しておくか、他の記録媒体からインストールされるものであってもよい。
記録媒体から読み取った画像処理プログラムを実行するコンピュータシステムの一例は、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラなどの画像読取装置と、各種プログラムを実行することにより上記の画像処理方法を含めた様々な処理を行うコンピュータと、このコンピュータの処理結果などを表示するCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置と、コンピュータの処理結果を紙などに出力するプリンタなどの画像出力装置とが互いに接続されて構成されるシステムである。さらに、このコンピュータシステムには、通信ネットワークを介してサーバーなどに接続し、画像処理プログラムを含む各種プログラムや画像データなどの各種データを送受信するためのモデムなどが備えられる。
本発明の実施の一形態であるカラー画像形成装置40の概略の構成を示すブロック図である。 階調再現処理部19の構成を示すブロック図である。 量子化誤差を集積する4つの周辺画素とそれぞれの集積係数との例を示している。 階調再現処理部19による階調再現処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における階調再現処理部60の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における階調再現処理部70の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態における階調再現処理部80の構成を示すブロック図である。 集積係数の分子の組み合わせの例を示す図である。 誤差を集積する画素の他の例を示す図である。 従来の階調再現処理部100の構成を示すブロック図である。 従来の階調再現処理部110の構成を示すブロック図である。 従来の階調再現処理部120の構成を示すブロック図である。 拡散係数の例を示す図である。
符号の説明
10 カラー画像処理装置
11 A/D(アナログ/デジタル)変換部
12 シェーディング補正部
13 入力階調補正部
14 領域分離処理部
15 色補正部
16 黒生成下色除去部
17 空間フィルタ処理部
18 出力階調補正部
19,60,70,80 階調再現処理部
20 カラー画像入力装置
30 カラー画像出力装置
40 カラー画像形成装置
50 第1加算器
51 量子化処理部
52 量子化閾値格納部
53 量子化誤差算出部
54 誤差格納部
55,61,71,81 集積係数設定部
55a,61a,71a,81a 集積係数分母格納部
55b,61b,71b,81b 乱数発生器
56,62,72,82 蓄積誤差算出部
56a,62a,72a,82a 乗算器
56b,62b,72b,82b 除算器
56c,62c,72c,82c 第2加算器
71c,81c 集積係数分子格納部

Claims (8)

  1. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法において、
    階調再現処理工程は、
    注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算工程と、
    蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換工程と、
    変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出工程と、
    注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数を、前記周辺画素ごとに乱数に基づいて設定する係数設定工程と、
    積算係数と、前記周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出工程とを有し、
    前記係数設定工程では、積算係数の分子成分として、前記周辺画素数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定することを特徴とする画像処理方法。
  2. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理工程を有する画像処理方法において、
    階調再現処理工程は、
    注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算工程と、
    蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換工程と、
    変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出工程と、
    注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数の組み合わせから乱数に基づいて1つの組み合わせを選択して設定する係数設定工程と、
    積算係数と、前記周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出工程とを有し、
    前記係数設定工程では、積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定することを特徴とする画像処理方法。
  3. 前記積算係数の組み合わせは、注目画素に隣接する第1の周辺画素については、予め定められる複数の係数より乱数に基づいて設定され、前記周辺画素に隣接する第2の周辺画素については、予め定められる係数が設定されることを特徴とする請求項2の画像処理方法。
  4. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
    階調再現処理部は、
    注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算手段と、
    蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換手段と、
    変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出手段と、
    注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数を、周辺画素ごとに乱数に基づいて設定する係数設定手段と、
    積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出手段とを有し、
    前記係数設定手段は、積算係数の分子成分として、前記周辺画素数と同数の値を、乱数発生によって予め定める範囲の整数から設定し、積算係数の分母成分として、前記予め定める範囲の整数の平均値に周辺画素の数を掛けた値を設定することを特徴とする画像処理装置。
  5. 入力された画像データを所定の階調の画像データに変換して出力する階調再現処理部を備える画像処理装置において、
    階調再現処理部は、
    注目画素の画素値に蓄積誤差を加算する加算手段と、
    蓄積誤差が加算された画素値の階調数を変換して出力する変換手段と、
    変換前の画素値と変換後の画素値との差である変換誤差を算出する変換誤差算出手段と、
    注目画素の周辺に配置され、変換された画素値がすでに出力された画素である周辺画素の変換誤差に対する積算係数の組み合わせから乱数に基づいて1つの組み合わせを選択して設定する係数設定手段と、
    積算係数と、周辺画素の変換誤差との積和である蓄積誤差を算出する蓄積誤差算出手段とを有し、
    前記係数設定手段は、積算係数の分子成分として、予め格納された、前記周辺画素数と同数の値で構成される複数の組み合わせであって、1つの組み合わせのそれぞれの値は前記周辺画素のそれぞれに割り当てられ、1つの組み合わせに含まれる値の総和が組み合わせごとに異なるように、かつ、各組み合わせのうち、注目画素に対する位置が同じである前記周辺画素に割り当てられた値の総和が同じである、複数の組み合わせから乱数によって1つの組み合わせを設定し、積算係数の分母成分として、分子成分として設定された各組み合わせの値の総和の平均値を設定することを特徴とする画像処理装置。
  6. 画像データを、画像処理装置に入力する画像入力装置と、
    請求項4または5記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置によって画像処理された画像データに基づいて画像を形成する画像出力装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. コンピュータを請求項4または5記載の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラム。
  8. コンピュータを請求項4または5記載の画像処理装置として機能させるための画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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