JP4265538B2 - 流量調整機構及びそれを用いた航空機用空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気の流量調整機構及びそれによりエンジン抽気の流量を調整する航空機用空気調和装置に関する。
従来、図2に示される航空機用空気調和装置の流量調整機構は、配管101を流れる流体(空調に利用されるエンジン抽気)の通過量を、配管内に設けたバタフライバルブ102を開閉制御することにより調整するものである。そして、このバタフライバルブ102は、別途電気エネルギー等を利用することなく、配管101を流れる流体の圧力を利用したアクチュエータ105により駆動される。
具体的には、配管101におけるバタフライバルブ102の上流から流体が、導入通路103により導き出され、コントロールオリフィス104を通じて、アクチュエータ105を駆動するための所定量とされ、バタフライバルブ102を駆動するアクチュエータ105のシリンダ106に供給される。シリンダ106には、進退可能にピストン107が備えられ、流体が供給されると流体圧がスプリング108による付勢力に抗じてピストン107を図中下方に押し、リンク機構109を介してバタフライバルブ102が開くよう構成されている。
また、導入通路103には、コントロールオリフィス104のほか、フィルタ110、リリーフバルブ111、及びソレノイドバルブ112が設けられる。コントロールオリフィス104は、所定時間内にシリンダ106に供給される流体の量を調整し、リリーフバルブ111は、アクチュエータ105に過大圧力が付与されないよう、過大な作動圧力を外部に逃がすことにより流体の圧力を一定圧力以下に制限する。また、ソレノイドバルブ112を駆動することにより、流体がシリンダ106へ供給されてバタフライバルブ102が開かれたり、逆に、シリンダ106の内部の流体を外部へ排出できるように切り替えることで、スプリング108の付勢力によりピストン107がシリンダ106内で押し戻され、バタフライバルブ102が閉じるよう構成されている。
なお、バタフライバルブ102の開動作時間はアクチュエータ105のシリンダ106内に流体が充填される速度により決定される。
ところで、航空機用空気調和装置のエンジン抽気系統に用いられるバルブは、1秒以内に全開/全閉の開閉動作が要求されているが、上流圧力が高いと動作時間が短く、上流圧力が低いと動作時間が長くなる。上流圧力が低い場合でも開動作を行うためには、コントロールオリフィス104断面積を大きくして、バタフライバルブ102の開閉時間にシリンダ106に供給される流体の容量を確保する必要があるが、このようにコントロールオリフィス104断面積を大きくしてしまうと、上流圧力が高い場合にリリーフバルブ111からの外部への漏洩量が増加し、エンジン効率の低下やバルブ周囲温度の上昇といったデメリットが生じる。
本発明は、上流圧力が低い場合でも、オリフィス断面積の大きさを変えることなく、所定時間内でバルブを開動作させることのできる流量調整機構およびそれを用いた航空機用空気調和装置を提供するものである。
上記した課題を解決するため、本発明は、配管内を流れるエンジン抽気の通過量を空調用として必要な量に調整する流量調整機構を具備した航空機用空気調和装置であって、配管内で開閉されるバルブと、このバルブを開閉制御するアクチュエータは、配管におけるバルブの上流側から導入通路に設けた第1オリフィス並びに圧力制御バルブを介して導入される流体の圧力で駆動されるよう構成されると共に、第1オリフィスをバイパスするバイパス通路を導入通路に設け、この通路にはチェックバルブ並びに第2オリフィスを設け、チェックバルブは上流側のエンジン抽気の圧力が所定以上のときに閉じるよう構成されたことを特徴とする。
このように構成することで、上流圧力が所定よりも低い場合、バイパス通路のチェックバルブが開くので、流体が第1オリフィスを通過する流量のほか、バイパス通路の第2オリフィスを通過する流量も得られるので、アクチュエータを駆動するのに十分な流体の容量を確保することができる。また、上流圧力が所定よりも高い場合、チェックバルブが閉じることで、第2オリフィスを通過する流体は無いので、アクチュエータに供給される流体が過剰となることを防止できる。
従って、エンジン抽気を空調用として必要な量を供給する航空機用空気調和装置において、上記流量調整機構を具備したことにより、リリーフバルブからの外部漏洩に伴うエンジン効率の低下を抑制できる。
本発明が提供する流量調整機構は以上のとおり構成したので、コントロールバルブの流路断面積を大きくすること無く、バルブを駆動するアクチュエータに供給する流体の容量を確保することができる。特に航空機用空気調和装置において、過剰な容量の流体を取り込むことによるエンジン効率の低下やバルブ周囲温度の上昇といったデメリットを解消することができる。
以下、本発明が提供する航空機用空気調和装置の流量調整機構を図1に示す実施例にしたがって説明する。
流体が流れる配管1には、流体(特に空調に利用されるエンジン抽気)の流量を調整するためのバタフライバルブ2が設けられる。そのバタフライバルブ2を駆動するために、配管1におけるバタフライバルブ2の上流から流体が、導入通路3により導き出され、コントロールオリフィスA(第1オリフィス)を通じて、バタフライバルブ2を駆動するアクチュエータ5のシリンダ6に供給される。
一方、コントロールオリフィスAをバイパスするように、導入通路3にはバイパス通路21が設けられるとともに、バイパス通路21にはチェックバルブ22とその下流側にコントロールオリフィスB(第2オリフィス)が配設され、コントロールオリフィスBの下流側でバイパス通路21が導入通路3と合流した後、導入通路3はアクチュエータ5に導かれる。
アクチュエータ5のシリンダ6には、進退可能にピストン7が備えられ、導入通路3より、流体が供給されると流体圧がスプリング8による付勢力に抗じてピストン7を図中下方に押し、リンク機構9を介してバタフライバルブ2が開く。
さらに、導入通路3には、フィルタ10、リリーフバルブ11、及びソレノイドバルブ12が設けられる。コントロールオリフィスAは、所定時間にシリンダ6に供給される流体量を調整し、リリーフバルブ11は、アクチュエータ5に過大圧力が付与されないよう、過大な作動圧力を外部に逃がすことにより流体の圧力を一定圧力以下に制限する。また、ソレノイドバルブ12を駆動することにより、流体がシリンダ6へ供給されてバタフライバルブ2が開かれたり、逆に、シリンダ6の内部の流体を外部へ排出できるように切り替えることにより、スプリング8によりピストン7がシリンダ6内で押し戻され、バタフライバルブ2が閉じるよう構成されている。
上記した流量調整機構の動作を説明すると、配管1を流れる流体の圧力が所定以上に維持されている場合、チェックバルブ22が閉じられ、コントロールオリフィスAを通過した流体のみがアクチュエータ5の駆動用としてシリンダ6に提供され、従来と同様の動作を行う。
一方、配管1を流れる流体の圧力が所定以下に低下になった場合、チェックバルブ22が開き、流体がバイパス通路21のコントロールオリフィスBを通過して流れることになる。そして、導入通路3を流れる流体と合流することで、アクチュエータ5を駆動するのに十分な量の流体を確保することができる。すなわち、必要なとき(配管1を流れる流体の圧力が所定以下に低下した場合)だけ、コントロールオリフィスAの流路断面積を大きくし、アクチュエータを所期のとおり駆動するための容量の流体を得たことと同等の作用効果が得られる。
しかも、通常(配管1を流れる流体の圧力が所定以上に維持されている場合)、バイパス通路21は閉じられているので、アクチュエータ5に供給する流体が過剰となることを防止でき、ひいては、リリーフバルブ11からの外部漏洩に伴うエンジン効率低下を抑制できる。
そして、チェックバルブ22を構成するスプリングのバネ圧やコントロールオリフィスA、Bの流路断面積を所定の大きさに適宜設計することにより、チェックバブル22を開くタイミングを任意に設定でき、しかも、配管1内のバタフライバルブ2を開く動作時間についても、エンジン効率の低下を招くことなく最適化できる。
本発明による航空機用空気調和装置の流量調整機構の構成を示す図である。 従来の航空機用空気調和装置の流量調整機構の構成を示す図である。
符号の説明
1 配管
2 バタフライバルブ
3 導入通路
5 アクチュエータ
12 ソレノイドバルブ
21 バイパス通路
22 チェックバルブ
A コントロールオリフィス(第1オリフィス)
B コントロールオリフィス(第2オリフィス)

Claims (1)

  1. 配管内を流れるエンジン抽気の通過量を空調用として必要な量に調整する流量調整機構であって、前記配管内で開閉されるバルブと、このバルブを開閉制御するアクチュエータは、前記配管におけるバルブの上流側から導入通路に設けた第1オリフィス並びに圧力制御バルブを介して導入されるエンジン抽気の圧力で駆動されるよう構成されると共に、前記第1オリフィスをバイパスするバイパス通路を前記導入通路に設け、該バイパス通路にはチェックバルブ並びに第2オリフィスを設け、該チェックバルブは上流側のエンジン抽気の圧力が所定以上のときに閉じるよう構成された流量調整機構を具備したことを特徴とする航空機用空気調和装置
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