JP4265435B2 - コンテンツ再生装置 - Google Patents

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本発明は、オーディオ再生装置、DVDプレイヤなどのAV(Audio Visual)コンテンツを再生するコンテンツ再生装置に関する。
テレビジョン受像機、CDプレイヤ、DVDプレイヤ、オーディオ再生装置などのAV機器に個々のユーザに対応した動作を行わせるために、個人を判別する機能を持たせたリモートコントロール装置が提案されている(特許文献1)。
この提案されているリモートコントロール装置によれば、指紋認証器などを用いてユーザを判別することができ、判別したユーザに応じた制御を行なうことができる。
特開2001−128253号公報
上述のように、リモートコントロール装置に個人を識別する機能を持たせて、ユーザーに応じた制御を行うようにしたAV機器は提案されている。しかしながら、自動的にユーザーを検出し、識別して、そのユーザーに合った処理を自動的に開始するものではない。
また、AV機器に限定せず、ユーザーを自動検出し識別してサービスを提供するシステムとしては、入場券にICチップを埋め込むことで、各端末でユーザーを認識し、ユーザーに応じたサービスを提供するシステムや、有料道路の料金所に契約ユーザーの車が進入するとユーザーを特定し、料金支払いなどを処理する自動料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection)などが知られている。しかしながら、これらのシステムにおいて同時にサービスを提供できるのは一人のユーザーのみであり、複数のユーザーが同時にサービス提供範囲内に位置することがないようにされている。
そこで、本発明は、AVコンテンツを再生するコンテンツ再生装置などのAV機器において、ユーザーを自動的に検出・識別して、そのユーザーに合ったコンテンツを自動的に再生することができるコンテンツ再生装置、特に、2人以上のユーザーを同時に検出した場合であっても、適切に処理を行うことができるコンテンツ再生装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のコンテンツ再生装置は、複数の楽曲の曲データを蓄積した楽曲データベースが接続されたサーバ装置と、前記サーバ装置から配信される曲データを再生する異なる場所に設置された複数の再生装置とを有するコンテンツ再生装置であって、ユーザーが前記再生装置の再生対象範囲内に入ったこと、又は、再生対象範囲から出たことを検出したときに、再生対象範囲内に入ったこと又は再生対象範囲から出たことを示す情報と、そのユーザーを識別するための情報と、その再生対象範囲を識別する情報を前記サーバ装置に送信する手段を有し、前記サーバ装置は、ユーザーごとに、そのユーザーの嗜好に合致した楽曲を選択するための選曲情報と、時間帯ごと又は前記再生装置の再生対象範囲ごとに設定されているそのユーザーの優先度を示す情報とを格納したユーザー情報データベースと、前記再生装置の再生対象範囲ごとに、その再生対象範囲内に存在しているユーザーとその優先度を記録した検出ユーザーリストを格納する記憶手段と、前記送信する手段から送信された情報に基づいて、各再生対象範囲内に存在する全てのユーザーを検出し、識別する処理を行うユーザー検出・認識手段と、前記再生対象範囲内で検出されるユーザーに変動が生じたときに前記検出ユーザーリストを更新し、該検出ユーザーリスト中のユーザーの優先度を示す情報に基づいて再生対象ユーザーを決定する再生対象ユーザー決定手段と、前記ユーザー情報データベースにおける前記再生対象ユーザー決定手段により再生対象ユーザーと決定されたユーザーの選曲情報を参照して、再生する楽曲を選択する選曲処理手段と、前記選曲処理手段で選択された楽曲の曲データをその再生対象範囲に対応する再生装置に配信する再生処理手段とを有するものである。
本発明のコンテンツ再生装置によれば、コンテンツが再生される場所に位置するユーザーに変動があったときに、自動的にユーザーに合ったコンテンツの再生を開始することができる。特に、コンテンツが再生される場所に複数のユーザーが検出された場合であっても、適切に再生対象とすべきユーザーの選択が行われるので、ユーザー数を制限する機構などを設ける必要がない。また、自動的に処理が行われるので、ユーザーによる手動操作が不要である。
図1は、本発明のコンテンツ再生装置を有するAVシステムの全体構成を示すブロック図である。この図において、1はAV機器を制御するAV機器管理マネージャ、2は前記AV機器管理マネージャと該AV機器管理マネージャにより管理される複数のAV機器とを接続するLANや無線LANなどのネットワーク、3,4,5は前記ネットワーク2に接続され前記AV機器管理マネージャにより管理されるAV機器である。図示するように、前記AV機器管理マネージャ1には、複数の楽曲の曲データを蓄積した楽曲データベース31が接続されており、AV機器3〜5は、AV機器管理マネージャ1からストリーミング配信される曲データを再生するようになされている。すなわち、前記AV機器管理マネージャ1と前記AV機器3〜5によりクライアントサーバ方式のオーディオ配信システムであるコンテンツ再生装置が構成されている。
また、6,7,8は、ROOM 1,ROOM 2,ROOM 3の各部屋内にそれぞれ設けられ、それぞれの部屋に対応する部屋識別コードを含む赤外線信号を発信する赤外線(IR)発信機である。
10は、前記AV機器を制御するための携帯端末(モバイルコントローラ)であり、図示するように、前記IR発信機6〜8からの各部屋を識別する部屋識別コードを含む赤外線信号を受信する位置検出部12、その携帯端末を操作しているユーザを識別する個人認証部13、及び、前記位置検出部12や前記個人認証部13による検出結果などを前記AV機器管理マネージャ1に送信する無線通信部などを有している。
図2は、前記携帯端末10の構成を示すブロック図である。この図において、11はこの携帯端末を制御する中央制御部,12はこの携帯端末の位置を検出する位置検出部であり、例えば、前記IR発信機6〜8から送信される部屋識別コードを受信する赤外線受信部である。また、13はこの携帯端末を操作しているユーザが誰であるかを検出する個人認証部であり、例えば、指紋センサーである。14は前記中央制御部11の制御プログラムや検出されたユーザの個人情報などの各種データの記憶領域や作業領域となるメモリ、15は表示部、16は入力部、17は起動音を発生する音楽再生部、18は前記AV機器管理マネージャ1に個人認証データや位置検出信号などを送信するとともに、前記AV機器管理マネージャ1からの制御信号などを受信する無線通信部、19は前記AV機器3〜5に対し各種制御信号を送信するための赤外線(IR)送信部、20は各構成要素間のデータ伝送を行うバスである。
本発明のシステムは、例えば家庭で使用されるものであり、前記携帯端末10は複数台備えられる。そして、前述のように個人認証部13を有しており各機器で個人認証が可能なため、特にどの携帯端末が誰のものと決められていない。後述するように、ユーザが携帯端末10を手に持ち、個人認証部13(指紋センサー)により個人認証を行うと、そのユーザがあらかじめ設定しておいたスキン(アプリケーションソフトの外見に関する情報を格納したファイル)が選択され、そのユーザ専用のGUI(グラフィカルユーザインターフェース)が表示部15に表示される。また、そのユーザが予め登録しておいた起動音が前記音楽再生部17から発せられる。
図3は、前記AV機器管理マネージャ1の要部構成を示すブロック図である。この図において、21はこのAV機器管理マネージャ全体の制御を行う中央制御部、22はメモリ、23は前記AV機器3,4,5と接続するためのネットワークインターフェース部、24は前記携帯端末10と接続するための無線通信部、25は前記各構成要素間のデータ伝送を行うためのバスである。
ここで、前記メモリ22には、前記中央制御部21のための制御プログラムや各種データのほかに、(a)登録されているユーザに関する情報を格納したユーザー情報データベース、及び、(b)各部屋ごとに在室しているユーザーに関する情報を格納した検出ユーザーリストが記憶される。
図4は、前記(a)ユーザー情報データベース及び(b)検出ユーザーリストの例を示す図である。
(a)のユーザー情報データベースは、登録されている各ユーザーごとに、そのユーザーを識別するために用いられる個人認証用データ(指紋認証データ)、そのユーザーに合致した楽曲を選択するための選曲情報(例えば、そのユーザーの好みの音楽ジャンルなど)、そのユーザーの優先度を示す情報、及び、その他の情報(そのユーザーのGUIを指定する情報や起動音を指定する情報など、図示を省略)が格納されている。これらの情報は、ユーザーを登録するときに入力される。また、その後に任意に変更することもできる。
(b)の検出ユーザーリストは、前記AV機器が設置されている各部屋に対応して作成され、その部屋に在室していることが検出されたユーザーをその優先度順に記録したリストである。後述するように、このリストは、各部屋にユーザーが入室したり退室したりして、各部屋(すなわち、各AV機器の再生対象範囲内)でユーザーの変動があったときに、前記中央制御部21によって更新される。図示した例は、ROOM1にはユーザーID=3とユーザーID=2の2名のユーザーが在室しており、ROOM3には誰も在室していないときの検出ユーザーリストを示している。
前記AV機器管理マネージャ1は、前記ユーザー情報データベース及び前記検出ユーザーリストを用いて、ユーザーの検出と識別、及び、検出されたユーザーに対応するコンテンツの自動再生の処理を行うようになされている。
図5は、このような動作を実行するときの前記AV機器管理マネージャ1の機能ブロック図である。ここで、ユーザー検出・認識手段41、再生対象ユーザー決定手段42、選曲手段43及び再生処理手段44の各機能実現手段は、実際には、前記中央制御部21によるプログラム処理により実現される。
ユーザー検出・認識手段41は、前記携帯端末10から送信される信号に基づいて、現在、再生対象範囲内(部屋の中)にいる全てのユーザーをリアルタイムに検出し、前記ユーザー情報データベースを参照してそのユーザーIDを特定する処理を行う。なお、これらの処理の詳細については、後述する。
そして、再生対象範囲内で検出されるユーザーに変動が生じたときには、再生対象ユーザー決定手段42により、再生対象ユーザーが決定される。この再生対象ユーザー決定処理では、検出ユーザーリストを更新し、その検出ユーザーリストを用いて再生対象ユーザーを決定する。
すなわち、再生対象範囲内に新しいユーザーを検出・認識した場合には、そのユーザーのユーザーIDを用いて前記ユーザー情報データベースを参照し、その優先度情報を取得する。そして、検出ユーザーリストのその優先度に対応する位置に、そのユーザーのユーザーIDと優先度の情報を追加する。なお、ここでは、優先度の数字が小さい方が優先度が高いものとしている。また、ユーザーが退室して検出対象から外れた場合には、そのユーザーに関する情報を前記検出ユーザーリストから削除する。このようにして、検出ユーザーリストは常に最新の状態に更新される。そして、この検出ユーザーリストの先頭に位置するユーザー(優先度が最も高いユーザー)が再生対象ユーザーに決定される。
図5に示した例では、ROOM1にユーザーID=2とユーザーID=3の2人のユーザーが在室しており、優先度の高いユーザーID=3のユーザーが再生対象ユーザーに決定されている。
再生対象ユーザーが決定されると、選曲処理手段43によりそのユーザーの嗜好に合致する楽曲が選択される。この選曲処理においては、再生対象ユーザーのユーザーIDを用いて前記ユーザー情報データベースを参照して、そのユーザーの選曲情報を取得し、それに対応する楽曲を選択する処理である。図示する例では、ユーザーID=3のユーザーの選曲情報は「ロック」とされているので、前記楽曲データベース31からジャンルがロックである曲をランダム再生するように選択する。なお、図示した例では、選曲情報は、音楽のジャンルの情報とされているが、これに限られることはなく、各ユーザーの好みのアーティスト名、アルバム名、プレイリスト名などを選曲情報として設定するようにしてもよい。この場合には、そのユーザーの選曲情報に記憶されているアーティスト(アルバム又はプレイリスト)の曲が再生されることとなる。
再生処理手段44は、前記選曲処理手段43で選択された楽曲の曲データを当該AV機器(この例では、ROOM1に設置されたAV機器3)にストリーミング配信して、その再生を開始させる。
なお、当該AV機器において、曲を再生中である場合には、現在再生中の曲の音量を徐々に低下させてフェードアウトし、新しく再生対象となったユーザーに対応する曲をフェードインして再生するように制御を行う。これにより、聴感上自然に曲を変更することができる。
このようにして、複数のユーザーが検出されたときでも、予め設定した優先度に従って適切に決定されたユーザーに対応する曲データを自動的に再生することができる。
次に、ユーザーを認証する個人認証処理について説明する。
図6は、ユーザが任意の前記携帯端末10を手に取り、その操作を開始したときに、まず実行される個人認証処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザが携帯端末10を手に持ち、その指紋センサー部13に指をあてて指紋を読み取らせると、指紋データが取得され(ステップS1)、該指紋データに基づいて認証データ(特徴データ)が生成されて前記AV機器管理マネージャ1に送信される(S2)。
前記AV機器管理マネージャ1は、この認証データを受信し(S11)、前記ユーザー情報データベースに記録されている個人認証データと照合する(S12)。その結果、一致するものがあったとき(S13の結果がYES)には、「認証結果」(認証OK)、そのユーザの「ユーザーID」、そのユーザが設定したGUIの番号である「個人用GUI」及び登録した起動音の番号を示す「起動音」などの情報を前記携帯端末10に無線で送信する(S14)。一方、前記ユーザー情報データベース中に一致する個人認証データがなかったとき(S13がNO)は、認証NGを示す「認証結果」情報を送信する(S15)。
携帯端末10は、この認証結果情報を受信し(S3)、認証結果がOKであるとき(S4がYES)は、受信した「個人用GUI」及び「起動音」を用いて携帯端末10の操作プログラムを起動するとともに、受信した「ユーザーID」のユーザが使用していることを記憶する。
また、認証結果がNGであるとき(S4がNO)は、携帯端末10に予め記憶されているゲスト用のGUIを用いて起動し、使用しているユーザがゲストであることを記憶する(S6)。その後、ユーザは、再認証の処理や新規登録を行うことができる(S7)。この新規登録のときに、個人認証データや選曲情報、優先度及びその他の情報を前記携帯端末10から前記AV機器管理マネージャ1に送信して前記ユーザー情報データベースに記録する。
このようにして携帯端末10を使用しているユーザが認証され、そのユーザーに対応する環境で処理が開始されることとなる。
次に、個人認証を済ませたユーザが携帯端末10を持って前記AV機器3〜5が設置されている部屋に入室した(再生対象範囲内に入った)とき、又は、それらの部屋から退室したときにそのユーザーを検出して実行される処理(入退室シーケンス)について、図7を参照して説明する。
ユーザがAV機器3〜5が設置された部屋に入室すると、その携帯端末10に内蔵されている位置検出部12でその部屋に設置されているIR発信機6〜8からの赤外線信号を受信することによりどの部屋に入室したのかが検出される。また、AV機器が設置されている部屋に在室していたユーザが携帯端末10を持って退室すると、前記位置検出部12で受信していたその部屋のIR発信機からの信号が受信できなくなり、携帯端末10はユーザがその部屋から退出したことを検出する(S21)。
このようにして、入室又は退室を検出すると、携帯端末10は、「入室」又は「退室」を示す情報、その携帯端末の現在のユーザを示す「ユーザーID」、入/退室した部屋を示す「部屋ID」の各情報を前記AV機器管理マネージャ1に送信する(S22)。
このように、このにおいては、携帯端末10が入室又は退室を検出することができるようになされており、入室又は退室の情報とユーザーIDとを自動的にAV機器管理マネージャ1に通知するようになされている。これにより、AV機器管理マネージャ1は、再生対象範囲内のユーザーの検出及び認識を行うことができる(ユーザー検出・認識手段41)。
AV機器管理マネージャ1は、前記「入室」又は「退室」の情報、「ユーザーID」及び「部屋ID」からなる誰がどの部屋に入室/退室したのかを示す情報を受信すると(S31)、受信した「部屋ID」で指定される部屋の検出ユーザーリストを更新する(S32)。
すなわち、その部屋への入室があったときは、そのユーザーのユーザーIDをキーとして前記ユーザー情報データベースを参照し、そのユーザーの優先度の情報を取得して、そのユーザーIDと優先度の情報を検出ユーザーリストに書き込む。このとき、優先度の高い順(優先度を示す数字が小さい順)に、検出ユーザーリストに格納されているデータを並べ替える。一方、ユーザーが部屋から退室した場合には、その部屋の検出ユーザーリストから退室したユーザーに関する情報を削除する。
そして、更新された検出ユーザーリストに基づいて、再生対象ユーザー(検出ユーザーリストの先頭のユーザー)に変更があったか否かを判定し(S33)、変更がなかったときはそのまま終了する。
検出ユーザーリストの先頭に記載されているユーザーが更新前後で変更されており、再生対象ユーザーの変更があったときには、新たに再生対象ユーザーとなったユーザーのユーザーIDに基づいて前記ユーザー情報データベースからそのユーザーの選曲情報を取得し、その条件に合致した楽曲を選択する(S34)。そして、その部屋のAV機器が曲を再生中であるが否かを判定し(S35)、再生中であればその曲の再生音量を徐々に小さくしてフェードアウトした後(S36)に、再生中でなければただちに、該選択された楽曲の再生を開始させる(S37)。このとき、再生音を徐々に大きくするフェードイン再生を行うのが好ましい。
このようにして、一つの部屋(再生対象範囲内)に複数のユーザーを検出したときであっても、適切に再生対象となるユーザーを決定することができる。
なお、誰もいなかった部屋にユーザーが入室したときは、何も記録されていなかった検出ユーザーリストに入室したユーザーの情報が書き込まれるため、前記ステップS33で再生対象ユーザーの変更ありと判定されて、そのユーザーに対応する楽曲が再生されることとなる。
また、ユーザーが退室することにより部屋が無人となったときには、前記検出ユーザーリストにユーザーの情報が記録されていないこととなり、ステップS33で再生対象ユーザーの変更ありと判定される。ただし、この場合には、ステップS34の選曲結果が「無し」となり、ステップS37で曲が再生されることはない。ただし、その部屋で曲が再生されていた場合には(ステップS35がYES)、その曲の再生は停止される(S36)。これにより、無駄な再生を停止することができる。
また、上述したにおいては、優先度が全部屋に共通に1種類のみ設定されていたが、優先度は、時間帯ごとに設定するようにしてもよいし、再生対象範囲ごと(AV機器ごと)に設定するようにしてもよい。
例えば、朝、昼、夜といった時間帯ごとに優先度を設定するようにした場合には、夜10時以降は子供に対する再生を禁止したりすることができる。さらに、日時や曜日に応じて優先度を設定することもできる。この場合には、例えば、平日は子供の優先度を高く、休日は大人の優先度を高くするなど、日時に応じた適切な制御が可能となる。
また、上述した例のように、複数の部屋にそれぞれAV機器が設置されている場合には、各部屋(再生対象範囲)ごとに優先度を設定することもできる。これにより、リビングルームでは大人優先、子供部屋では子供優先とするなど、場所に応じた適切な制御を行うことができる。
図8は、優先度を各部屋ごと及び時間帯ごとに設定することができるようにした場合に用いられる優先度テーブルの例を示す図である。この図において、(a)はROOM1の優先度テーブル、(b)はROOM2の優先度テーブルであり、再生対象範囲(部屋)に対応してこのような優先度テーブルを設ける。図示するように、各優先度テーブルは、その部屋における各ユーザーごとの時間帯別の優先度を記録したものである。
この実施の形態においては、前記再生対象ユーザー決定処理において、検出ユーザーリストを作成するときに、ユーザーを検出した部屋に対応する優先度テーブルを選択し、現在時刻が属する時間帯における各ユーザーの優先度を用いるようにする。例えば、その再生対象範囲がROOM1であり、ROOM1にID=2のユーザーとID=3のユーザーが在室しており、現在時刻が15時であるとすると、ID=2のユーザーの優先度は2、ID=3のユーザーの優先度が1となり、ID=3のユーザーが検出ユーザーリストの先頭とされ、再生対象ユーザーとなる。
このように、この実施の形態によれば、場所及び時間帯に応じた制御が可能となる。
なお、上記においては、携帯端末10に個人認証部を設けユーザーの指紋を認証することによりユーザーを特定するようにしていたが、各ユーザーごとに使用する携帯端末を予め割り当てておき、各携帯端末のその端末を使用するユーザーのユーザーIDを記憶させでおくようにしてもよい。この場合には、各ユーザーがその携帯端末を持って任意に部屋に入室することにより、前記位置検出部により検出した現在位置(在室している部屋)をそのユーザーのユーザーIDとともに前記サーバー装置に送信するようにすればよい。
た、上記においては、各部屋に設置されたIR送信部からのIR信号を携帯端末で受信することによりその現在位置を検出するようにしていたがこれに限られることはなく、他の手段により在室している部屋を認識するようにしてもよい。
例えば、前記携帯端末に無線ICタグを取り付け、前記各AV機器にタグリーダーを設けて、前記各AV機器により無線ICタグのデータを読み取ることにより、その再生対象範囲内に存在する携帯端末を認識するようにしてもよい。この場合には、個人認証処理において携帯端末とそれを使用しているユーザーのユーザーIDの情報を取得しておき、その情報を用いて、各再生対象範囲内に位置するユーザーを認識することができる。
本発明のコンテンツ再生装置を有するAVシステムの全体構成を示すブロック図である。 携帯端末の構成例を示すブロック図である。 AV機器管理マネージャの構成例を示すブロック図である。 (a)ユーザ情報データベースと(b)検出ユーザーリストの例を示す図である。 コンテンツ再生装置(AV機器管理マネージャ)の機能ブロック図である。 個人認証シーケンスを示すフローチャートである。 入退室時に実行される処理を示すフローチャートである。 部屋別時間帯別に優先度を設定した場合における優先度テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1:AV機器管理マネージャ、2:ネットワーク、3,4,5:AV機器、6,7,8:赤外線発信機、10:携帯端末、11:中央処理装置、12:位置検出部、13:個人認証部、14:メモリ、15:表示部、16:入力部、17:音楽再生部(起動音)、18:無線通信部、19:赤外線送信部、20:バス、21:中央制御部、22:メモリ、23:ネットワークインターフェース、24:無線通信部、25:バス、31:楽曲データベース、41:ユーザー検出・認識手段、42:再生対象ユーザー決定手段、43:選曲手段、44:再生処理手段

Claims (2)

  1. 複数の楽曲の曲データを蓄積した楽曲データベースが接続されたサーバ装置と、前記サーバ装置から配信される曲データを再生する異なる場所に設置された複数の再生装置とを有するコンテンツ再生装置であって、
    ユーザーが前記再生装置の再生対象範囲内に入ったこと、又は、再生対象範囲から出たことを検出したときに、再生対象範囲内に入ったこと又は再生対象範囲から出たことを示す情報と、そのユーザーを識別するための情報と、その再生対象範囲を識別する情報を前記サーバ装置に送信する手段を有し、
    前記サーバ装置は、
    ユーザーごとに、そのユーザーの嗜好に合致した楽曲を選択するための選曲情報と、時間帯ごとに設定されているそのユーザーの優先度を示す情報とを格納したユーザー情報データベースと、前記再生装置の再生対象範囲ごとに、その再生対象範囲内に存在しているユーザーとその優先度を記録した検出ユーザーリストを格納する記憶手段と、
    前記送信する手段から送信された情報に基づいて、各再生対象範囲内に存在する全てのユーザーを検出し、識別する処理を行うユーザー検出・認識手段と、
    前記再生対象範囲内で検出されるユーザーに変動が生じたときに前記検出ユーザーリストを更新し、該検出ユーザーリスト中のユーザーの優先度を示す情報に基づいて再生対象ユーザーを決定する再生対象ユーザー決定手段と、
    前記ユーザー情報データベースにおける前記再生対象ユーザー決定手段により再生対象ユーザーと決定されたユーザーの選曲情報を参照して、再生する楽曲を選択する選曲処理手段と、
    前記選曲処理手段で選択された楽曲の曲データをその再生対象範囲に対応する再生装置に配信する再生処理手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2. 複数の楽曲の曲データを蓄積した楽曲データベースが接続されたサーバ装置と、前記サーバ装置から配信される曲データを再生する異なる場所に設置された複数の再生装置とを有するコンテンツ再生装置であって、
    ユーザーが前記再生装置の再生対象範囲内に入ったこと、又は、再生対象範囲から出たことを検出したときに、再生対象範囲内に入ったこと又は再生対象範囲から出たことを示す情報と、そのユーザーを識別するための情報と、その再生対象範囲を識別する情報を前記サーバ装置に送信する手段を有し、
    前記サーバ装置は、
    ユーザーごとに、そのユーザーの嗜好に合致した楽曲を選択するための選曲情報と、前記再生装置の再生対象範囲ごとに設定されているそのユーザーの優先度を示す情報とを格納したユーザー情報データベースと、前記再生装置の再生対象範囲ごとに、その再生対象範囲内に存在しているユーザーとその優先度を記録した検出ユーザーリストを格納する記憶手段と、
    前記送信する手段から送信された情報に基づいて、各再生対象範囲内に存在する全てのユーザーを検出し、識別する処理を行うユーザー検出・認識手段と、
    前記再生対象範囲内で検出されるユーザーに変動が生じたときに前記検出ユーザーリストを更新し、該検出ユーザーリスト中のユーザーの優先度を示す情報に基づいて再生対象ユーザーを決定する再生対象ユーザー決定手段と、
    前記ユーザー情報データベースにおける前記再生対象ユーザー決定手段により再生対象ユーザーと決定されたユーザーの選曲情報を参照して、再生する楽曲を選択する選曲処理手段と、
    前記選曲処理手段で選択された楽曲の曲データをその再生対象範囲に対応する再生装置に配信する再生処理手段と
    を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
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