JP4264153B2 - 液体揮散装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の美観を損なうことなく、あるいはさらに美麗なものとすると共に液体芳香剤、消臭剤等を適量づつ揮散しうる液体揮散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、香料、消臭剤等を配合した液体を充填した容器を室内に配置し、該容器から芳香あるいは消臭剤等を適量づつ揮散する液体揮散装置は数多く提案され、それらの一部は市販されている。
これらの液体揮散装置はいずれも、容器の開口から芯を液体中に挿入し、芯の上端面を揮散面としてあるいは芯を介して容器開口部に設けたパットを揮散面として液体を適量づつ揮散せしめようとするものである。これらの提案において、芯としては複数の繊維を柱状に束ねたものが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
芯として繊維柱状物を使用すると、透明容器を使用した場合、容器内部の液体が減量してきたときに芯が外部から見えることとなり、室内に配置する容器としては美観を損なうおそれが大きい。本発明は、容器内部に液体が存在するしないに拘わらず所期の美観を保持しうると共に、適量の液体を揮散できる液体揮散装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、透明シートを少なくとも2本の直線上で折り曲げ、折り曲げられた透明シート間の間隙から液体を吸い上げる吸い上げ部材が透明容器中に挿入されており、該吸い上げ部材が容器開口部に設けた液体揮散用パットに連結していることを特徴とする液体揮散装置を提供する。
さらに本発明は、シートの折り曲げ位置を示す2本の直線が、平行線または非平行線であることを特徴とする上記液体揮散装置を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を示す図面に基づいて説明する。図1は容器1の容器開口部に設置したパット2に吸い上げ部材3を連結した本発明の液体揮散装置を示す説明図である。パット2は吸い上げ部材3により吸い上げられた液体の揮散面として作用する。パットとしては、紙、パルプ、レーヨンあるいはスフ等の各種繊維を材料とする不織布、フェルト、スポンジ等の多孔性材料であり、かつ液体保持能力を有するものであればよく、特に限定されない。容器1中の液体は、吸い上げ部材3により吸い上げられてパット2に到達し、パット2から揮散される。液体としては、芳香成分、消臭成分等を適量含有したものが使用される。必要に応じ、吸い上げ部材3を容器開口部あるいは容器開口部に設けた蓋に貼着し、該吸い上げ部材から液体を揮散させることもできる。
【0006】
図2は、本発明の吸い上げ部材3を製造する方法を示す説明図である。直方形状透明シート4の中央部よりも側端部側に設けた1点破線で示す折り曲げ線4に沿って透明シートの側端部6を折り曲げられた部分が透明シートと接触するところまで折り曲げる。ついで透明シートの他の側端部側にある折り曲げ線5に沿って、他の側端部7を折り曲げられた側端部6と接触するところまで透明シートを折り曲げる。液体は主として透明シートの側端部6と透明シートの中央部との間隙から吸い上げられて液体揮散用パットに到達し、揮散される。透明シートの側端部7は側端部6の上側に折り曲げられるので、側端部6の中央部からの離隔を防止することができる。
【0007】
図3は、本発明の吸い上げ部材3を製造する他の方法を示す説明図である。直方形シートに斜めに設けた一点破線で示す折り曲げ線8に沿って透明シートの側端部13を折り曲げる。ついで折り曲げ線9に沿って部分14を折り曲げる。このような折り曲げ操作を順次折り曲げ線10、11、12について実施することにより、折り曲げられた後の形状がほぼ三角形に近い吸い上げ部材3を形成することができる。この場合折り曲げ線11、12等の適宜の折り曲げ線に沿って切断することにより、重ね合わされた枚数を適宜調整することもできる。
【0008】
本発明に使用される透明シートは、プラスチックシートが例示される。本発明に使用されるプラスチックシートとしては、折り曲げた際に、折り曲げられた状態を維持できるような硬質の材料が好ましく使用される。しかしある程度の硬質性があれば、折り曲げたプラスチックシートを接着剤あるいはヒートシール等により適宜点接着等を行うことにより、折り曲げられたプラスチックシート間に適宜の間隔を維持して液体を吸い上げられるようにしてもよい。
またプラスチックシートに微細な凸部および/または微細な凹部(以下微細凹凸部という、図示せず)を設けておいてもよい。折り曲げられた透明シートの間に適宜の間隔を保持せしめるためである。また透明シートに各種の意匠、文字等を設けることもできる。微細凹凸部を形成する微細溝部あるいは摺状部は、ホーニング加工、微粒子の塗布、切削等適宜の手段により形成することができる。
微細凹凸部を設けるか否か、あるいはこれらの形状は、容器の形状、液体の種類、装飾性、吸い上げ量等を考慮して適宜選択使用することができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、容器内部に挿入した芯すなわち吸い上げ部材が、透明容器であっても外部からほとんど見えることのない、かつ該吸い上げ部材が容器の装飾をも兼ね合わせることのできる液体揮散装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液体揮散装置を示した説明図である。
【図2】本発明の吸い上げ部材を示した説明図である。
【図3】本発明の吸い上げ部材を示した説明図である。
【符号の説明】
1 容器
2 パット
3 吸い上げ部材
4 折り曲げ線
5 折り曲げ線
6 透明シートの側端部
7 透明シートの側端部
Claims (2)
- 透明シートを少なくとも2本の直線上で折り曲げ、折り曲げられた透明シート間の間隙から液体を吸い上げる吸い上げ部材が透明容器中に挿入されており、該吸い上げ部材が容器開口部に設けた液体揮散用パットに連結していることを特徴とする液体揮散装置。
- 2本の直線が、平行線または非平行線であることを特徴とする請求項1記載の液体揮散装置。
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JP36675998A JP4264153B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 液体揮散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP36675998A JP4264153B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 液体揮散装置 |
Publications (2)
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JP36675998A Expired - Fee Related JP4264153B2 (ja) | 1998-12-24 | 1998-12-24 | 液体揮散装置 |
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Families Citing this family (2)
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JP6189185B2 (ja) * | 2013-11-14 | 2017-08-30 | 大日本除蟲菊株式会社 | 揮散用容器、及び薬剤揮散装置 |
FR3024714B1 (fr) * | 2014-08-06 | 2016-09-09 | Vuitton Louis Sa | Systeme pour tester un parfum |
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1998
- 1998-12-24 JP JP36675998A patent/JP4264153B2/ja not_active Expired - Fee Related
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