JP4264024B2 - 弁の開閉検査方法とその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プラントや発電所等に多数使用されている弁の開閉検査方法とその装置に関する。
化学プラントや、火力もしくは原子力発電所等においては、多数の弁が使用されている。
それらの弁の中でも、手動弁は、自動制御系から外れて、単独に機能し、施設の通常稼働においては、弁の開閉動作を行う機会が少なく、弁の開閉状態を調べることはない。
しかし、施設の保守点検等に際して、施設の運転を、全面的及び部分的に停止した後、施設を再稼働する際には、稼働停止直前の状況と全く同じに再現するため、施設内における全ての手動弁の開閉の状態を確認する確認作業が必要である。この確認作業は、作業員がいちいち弁が設置されている場所へ行き、弁の手動ハンドルを操作して、弁が確実に開いているか、若しくは閉じているかを調べて行われている。
なお、上記確認作業を、複数の手動弁を対象として、集中して電気的に行う方法および装置について詳細に記した文献は見当たらない。
従来、全開及び全閉停止位置確認装置を備えない手動弁等については、その弁の開閉状態の確認作業は人為的に行われ、かつこの確認作業は、弁の全開及び全閉を、操作ハンドルを全開位置及び全閉位置まで回転させることによって行われる。
しかも、全閉位置に関しては、弁に所要の閉止圧を与えるように、適度の締付力をもって、操作ハンドルを回転させて確認しなければならず、この作業には、高度の熟練を要する。
さらに、手動弁の取り付け場所は、高所や危険な所等、接近が困難であることが多く、個々の確認作業は容易ではない。
そのため、手動弁の全弁検査には、弁の締付に要する高い熟練度と、弁の設置個所に到達するための技量との両方を備えた作業員の確保が必要となる。
さらに、手動弁の数は、プラントや発電所の規模にもよるが、平均的設備においては、300個程度にも達し、それらの確認には、多くの工数と時間を必要とする。
そのため、保守点検時には、少なくともすべての手動弁の開閉確認時間、施設を停止させることが必要となり、この間の施設の稼働率の低下による影響は、施設の規模が大きいほど大きく、損失も大となることとなる。
本発明は、上記従来の手動弁等の弁開閉確認作業において、作業員の熟練度を不要とし、確認作業時間を短縮させるとともに、作業を容易とし、かつ既設施設への対応を容易とする検査方法とその装置を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 手動弁の全閉時または全開時に弁棒に加わる力を、弁棒を支持するアームに密閉止着したケース内で、アームに接着された歪みゲージの歪みを計測し、その歪みゲージの歪み量に応じ、この手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致するか否かを判定して、その判定信号を出力するとともに、その判定信号に応じて、前記ケースに設けた表示ランプの表示色を変えて点灯するようにした弁開閉検出部を、多数の手動弁にそれぞれ設け、
手動弁よりも接近が容易な位置に設置され、手動弁の弁開閉検出部への電源供給経路及び判定信号の信号取得経路が接続された中継器を、各手動弁毎に設け、
各手動弁における各中継器を、弁開閉検出部に電源を供給する電源供給経路と、弁開閉検出部からの判定信号を取得する信号取得経路を、電源供給経路と信号取得経路毎に連鎖状に連結し、
その連鎖状の電源供給経路及び信号取得経路に、電源供給経路へ電池を接続して電源電圧を供給するとともに、信号取得経路へ接続して各手動弁の判定信号を受ける検査器を設けて、各手動弁が初期状態の開閉状態と合致しているか否かを判定すること
() 上記1項において 各中継器を連鎖状に連結する信号取得経路が、各弁開閉検出部において、手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致したときに動作するリレーの常開接点を連鎖状に連結して、各弁開閉検出部の検出結果を論理積する論理回路をなしている。
() 手動弁の全閉時または全開時に弁棒に加わる力を、弁棒を支持するアームに密閉止着したケース内で、アームに接着された歪みゲージの歪みを計測し、その歪みゲージの歪み量に応じて、この手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致するか否かを判定して、その判定信号を出力するとともに、その判定信号に基づいて、前記ケースに設けた表示ランプの表示色を変えて点灯するようにした弁開閉検出部と、
手動弁よりも接近が容易な位置に設置され、手動弁の弁開閉検出部への電源供給経路及び判定信号の信号取得経路が接続された中継器と、
各手動弁における各中継器を連鎖状に連結して、各手動弁の各弁開閉検出部に電源電圧を供給する電源供給経路と、
各手動弁における各中継器を連鎖状に連結して、各弁開閉検出部から各判定信号を取得する信号取得経路と、
連鎖状の電源供給経路へ電池を接続して、電源電圧を供給するとともに、連鎖状の信号取得経路へ接続して、各弁開閉検出部の各判定信号を受けて、各手動弁が初期状態の開閉状態と合致しているか否かを判定する検査
を備えている。
() 上記()項において、 各中継器を連鎖状に連結する信号取得経路が、各弁開閉検出部において、手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致したときに動作するリレーの常開接点を、連鎖状に直列接続してなる論理積回路を形成している。
() 上記()または()項において、中継器が、弁開閉検出部に対応した識別コードを送信処理するCPUを備えている。
() 上記(3)〜(5)項のいずれかにおいて、中継器が、連鎖状の信号取得経路に、弁開閉検出部の検出結果を送信する通信素子を備えている。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
請求項1または3記載の発明によると、多数の開閉状態を、一度に検査することができ、かつ再度の閉弁操作に、作業員の熟練を要しない検査方法と検査装置を提供しうる。
同じく請求項1または3記載の発明によると、中継器を接近が容易な場所に設置することにより、検査要員にとって、作業場所に到達するための技量は、不要となる。そのため、作業員の確保が容易となり、かつ検査作業を速やかに終了させることができる。また、中継器を介するか、もしく中継器に接続するケーブルを介して、中継器から離れた場所にある弁に、電池を内蔵した電源を有する検査器を接続して、防爆環境や1個の手動弁においても、弁の開閉状態の検査が可能であり、熟練を要することなく、確実に所定の閉止圧をもって、全閉状態にすることができる。
同じく請求項1または3記載の発明によると、多数の中継器を介して、それぞれ中継器から離れた場所にある多数の弁を、1個所の中継器に検査器を接続して、一度に多数の弁の開閉状態の検査することが可能である。しかもその検査に熟練を要することはなく、かつ弁を閉じる作業があっても、弁を、所定の閉止圧をもって、確実に全閉状態とすることができる。
同じく請求項1または3記載の発明によると、施設の中で、制御系から孤立している手動弁を、集中管理できる。
同じく請求項1または3記載の発明によると、弁棒に加わる力を、アームの歪みで検出しうるので、既設の弁に、後作業で弁開閉検出部を装着でき、かつ装着作業を、弁を外したり、部品を外したりすることなく行えるので、既存のパイプライン等の信頼性を容易に保持することができる。
請求項2及び4記載の発明によると、中継器そのものが、検査器の一部の機能を有するので、検査器の構成が簡単になる。
請求項記載の発明によると、各中継器が、各弁に関する識別コードを付設して、検査結果の信号を送出するので、不適正な複数の弁の所在が同時に速やかにわかり、検査作業を速やかに行いうる。
請求項記載の発明によると、各中継器が検査結果を、検査した弁の識別コードを付設して、通信で送信しうるので、検査現場の検査器においても、中央制御関しセンターにおいても、検査結果のデータを、検査と同時に保有することができ、中央集中管理が容易となる。
以下、本発明の一実施形態を,図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本発明の一実施形態を示すもので、図1は、本発明方法の一実施要領を示すブロック図、図2は、手動弁に弁開閉検出部を取り付けた状態を示す手動弁の要部切欠側面図、図3は、弁開閉検出部の外観を示す後方斜視図、図4は、弁開閉検出部を弁に取り付けた状態における、歪センサーと弁のアームの部分を拡大して示す縦断面図、図5は、弁開閉検出部と中継器と検査部との電気的接続関係を示す電気回路図である。
図1に示す如く、本発明は常時時全閉仕様と常時全開仕様で設置された多数の手動弁(1)を、一度に検査する方法とその装置に関するものである。
手動弁(1)は、図2に示す如く、その全開時または全閉時に、弁棒(2)に加わる力を検出して、手動弁(1)の開閉状態を検出する弁開閉検出部(3)を備えている。
各手動弁(1)は、すべてほぼ同様に構成され、それぞれ弁開閉検出部(3)を備えている。
手動弁(1)は、図2において、弁棒(2)の下方に、図示を省略した弁体を具備し、その弁体を内蔵する弁箱(4)の上方には、弁棒(2)のネジ(5)に螺合するステムナット(6)をステム(7)に固着したアーム(8)が延出している。
アーム(8)のほぼ中程には、弁開閉検出部(3)の密閉ケース(9)が、取付片(10)と支持板(11)を介して、ねじ(12)とナット(13)により固着されている。
密閉ケース(9)は、図3に示す如く、その背面に設けた取付片(10)の中央に開口部(14)を備え、その開口部(14)の後面周辺には、水密用の弾性材(15)を設けてある。
開口部(14)の中央には、密閉ケース(9)をアーム(8)に固着するとき、アーム(8)の表面に固着された歪センサ(16)が位置するようにしてある。
図4に示す如く、歪センサ(16)は、アーム(8)の表面を、錆止め塗料を除去し、かつ若干鋳鉄表面を彫り込むように研削された研摩面(17)に、熱硬化性の接着材(18)を介して、強固に接着されている。
歪センサ(16)の接続線(16a)は、密閉ケース(9)の蓋(9a)を開いた状態において、開口部(14)を通し、密閉ケース(9)内の電子配線基板(19)に接続されている。
あるいは歪センサ(16)を予め薄肉の歪検知片に熱硬化性の接着剤に接着したものを、アーム(8)の表面の検知しようとする個所に、適宜接着しておいてもよい。
弁開閉検出部(3)をなす密閉ケース(9)の側面には、弁(1)の開または閉を表示する表示灯(20)が設けられ、密閉ケース(9)の下面には、電気接続用のコネクタ(21)が設けられている。
図5に示す如く、コネクタ(21)は、密閉ケース(9)の電子配線基板(19)側が、雌型コネクタ(2重丸の外側)(21a)、同じくケーブル(22)側が、雄型コネクタ(2重丸の中側)(21b)になっている。
ケーブル(22)の他端は、コネクタ(21)と同型のコネクタ(23)を介して、中継器(24)に接続されている。
中継器(24)は、ケーブル(22)と同じ芯数の電線に、両端へコネクタ(23)と同型のコネクタ(25)を付けたケーブル(26)を介して、多数の手動弁(1)の各中継器(24)同士を、連鎖状に連結している。
連鎖状に連結する各中継器(24)の始端をなす中継器(24a)においては、弁開閉検出部(3)に電源を供給する電源供給経路(A)と、弁開閉検出部(3)からの弁閉止信号を取得する信号取得経路(B)を、各手動弁(1)の開閉状態を検査する検査器(27)に連結してある。
連鎖状に連結する各中継器(24)の終端をなす中継器(24b)には、終端器(28)を連結し、この終端器(28)には、電源供給経路(A)側に安定用負荷抵抗(29)を、信号取得経路(B)側に短絡配線(30)を、それぞれ設けてある。
検査器(27)には、電源供給経路(A)に、正負の出力を得る直流安定化電源(31)を、その直流安定化電源(31)の電源として電池(32)を設けてある。
信号取得経路(B)には、電池(33)と直列に、限流抵抗(34)と発光ダイオードによる表示灯(35)を、該信号取得経路(B)の端子間に設けてある。なお、電池(33)を、電池(32)と共用することができる。
検査機(27)は、作業現場、即ち手動弁の設置場所が、交流電源を容易に得ることができない場所であり、かつ防爆性の仕様を要求する作業現場もありうることから、携帯性に優れた小型で、かつ電池(32)(33)を内蔵した密閉容器に納めるのが好ましい。
電源供給経路(A)と信号取得経路(B)を中継器(24)に接続するケーブル(36)の両端のコネクタ(37)は、前記中継器(24)のコネクタ(25)と同型で、検査器(27)は、どの中継器(24)にも接続可能となっている。
検査器(27)は、中継器(24)を介することなく、弁開閉検出部(3)のコネクタ(21)と、ケーブル(22)もしくはケーブル(36)を介して、直接接続可能になっている。
弁開閉検出部(3)は、白金薄膜型のストレーンゲージである歪センサ(16)を用いており、歪センサ(16)は、捩じれ歪み補償型のブリッヂ回路(38)を採用している。
弁開閉検出部(3)における前記電子配線基板(19)には、アーム(8)の外周上下方向の伸縮を、歪センサ(16)によるブリッヂ回路(38)から検出して増幅する差動増幅器(39)と、その出力信号(G)を、基準電圧(E)と比較して、大小を判別する比較器(40)と、比較器(40)の判別結果が、基準電圧(E)より出力信号(G)が大きいとき(E<G)、リレー(41)を作動させるスイッチ用トランジスタ、(42)と、スイッチト用ランジスタ(42)がオンしてリレー(41)が作動したとき、そのリレー(41)の常開接点(43)を介して点灯する全閉表示用の発光ダイオード(44)と、比較器(40)の判別結果が、基準電圧(E)より出力信号(G)が小さくて(E>G)、リレー(41)が作動していないとき、リレー(41)の常閉接点(45)を介して点灯する開閉不明位置警報表示用の発光ダイオード(46)を、それぞれ作動させる電気回路が形成されている。
図2において、常時全閉仕様の手動弁(1)について説明すると、手動ハンドル(47)を閉弁方向に回転させて、弁体を全閉位置に当接した後、手動ハンドル(47)を回転させると、弁体に所要の閉止圧が生じ、その閉止圧の反力は、弁棒(2)を押上げる力となって、ステム(7)を押し上げ、その押上げ力は、アーム(8)を歪ませる。
この際の、アーム(8)の歪み方向は、歪みセンサ(16)を固着したアーム(8)の外周面を、上下方向に向けて圧縮する方向である。
歪センサ(16)は、この歪み量に応じて、ブリッヂ回路(38)の出力を変化して、作動増幅器(39)の出力に、閉止圧、即ち弁棒(2)を押し上げる力に応じた値の出力信号(G)を出力させる。
出力信号(G)は、閉止圧を高めると、出力を大(正方向に向けて大)とする。
比較器(40)は、弁開閉検出部(3)の設置時において、弁閉止圧を適正値に設定した状態で、比較器(40)の基準電圧(E)を、若干下回るように予め設定されている。
この、基準電圧(E)の設定は、常時全閉仕様の手動弁(1)を熟練者による閉弁操作によって、弁閉止圧を適正値にした後に行われる。
基準電圧(E)の調節は、手動弁(1)を適正圧に閉じた後、基準電圧(E)を変化させて、リレー(41)が作動する限界位置に調節する。
このようにして、常時全閉仕様の手動弁(1)は、基準電圧(E)が適正に調節された後、手動弁(1)を再び開いても、手動弁(1)を閉じるときには、検査器(27)を中継器(24)に装着するか、もしくは、直接的に該当する弁開閉検出器(3)に装着して、非熟練者が弁の閉止操作を行っても、弁閉止力が、基準電圧(E)に応じた適正値に達すると、リレー(41)が作動する。
リレー(41)は、手動弁(1)が開状態にあるか、もしくは、完全に閉じていない、不完全閉止位置ときに非作動状態にあり、その時の常閉接点介して、開状態もしくは不完全閉弁状態を表示する発光ダイオード(46)は橙色に発光する。
その後、手動ハンドル(47)を閉方向に操作して、弁閉止力が適正値に達すると、リレー(41)が作動して、その常開接点(43)を介して、発光ダイオード(44)は緑色に発光する。
この弁閉止操作には、熟練を要することなく、弁体が弁座に当接してから、少しずつ閉め込むことにより、非熟練者でも、容易に作業ができる。
両発光ダイオード(44)(46)は、2色表示式の表示灯(20)をなし、密閉ケース(9)の側面に設けられている。
手動弁(1)は、主に常時全閉状態で使用されることが多いが、まれに全開状態で使用されることもある。
この常時全開仕様の手動弁(1)においては、弁棒(2)を上方に引き上げて、下端の弁体を弁室上端に所要圧をもって当接させたとき、その状態を全開状態として、その時の弁棒(2)に加わる力を、アーム(8)の歪みをもって、歪センサ(16)が検出するようにしてある。
上記した常時全開仕様の手動弁(1)においては、歪センサ(16)の歪みを検出する作動増幅器(39)の出力信号(G)を、手動ハンドル(47)を開方向へ回転させ、上記全開状態の弁棒(2)に加わる力が増したとき、出力信号(G)が増すように、ブリッヂ回路(38)の出力特性や、作動増幅器(39)の入力位相を定めてある。
このようにして、常時全閉仕様の手動弁(1)を全閉したとき、もしくは、常時全開仕様の手動弁(1)を全開したとき、基準電圧(E)を調節して、その際にリレー(41)が作動するようにし、そのリレー(41)の常開接点(43)で点灯する発光ダイオード(44)を、緑色で発光するものとしておき、表示灯(20)において、手動弁の開閉仕様に合致している状態を点灯表示するようにする。
なお、リレー(41)の常閉接点(45)で点灯する発光ダイオード(46)は、橙色に発光するようにして、手動弁の開閉仕様に合致していない不完全開弁状態を表示させる。
上記開弁検出部(3)における信号取得経路(B)のコネクタ(21)には、手動弁(1)の開閉仕様に合致している時に閉じるリレー(41)の他の常開接点(48)を接続してある。
この常開接点(48)は、それぞれの弁開閉検出部(3)の同様常開接点(48)同士が、各中継器(24)の信号取得経路(B)における検査器(27)の電池(33)と、限流抵抗(34)と、発光ダイオード(35)と、終端器(28)の短絡線(30)を介して、論理積回路を形成し、信号取得経路(B)における全部の常開接点(48)が閉じると、各手動弁(1)が全て開閉仕様に合致して、発光ダイオード(35)が発光して、各中継器(24)で接続した多数の手動弁(1)が、検査機(27)の所で、全て初期設定状態にあることを知ることができる。
この場合、発光ダイオード(35)が点灯しない際には、各中継器(24)で接続された多数の手動弁(1)のいずれかに、不完全な閉止状態、もしくは不完全な開弁状態のものがあることがわかり、各手動弁(1)の弁開閉検出部(3)の表示灯(20)の表示色を目視確認して、それを特定し、速やかに所定の開閉状態に設定する。
なお、各手動弁(1)の数は、30台程度を1群として、1度に検査することができるが、手動弁(1)の設置場所が高所等であって、目視確認をし難い場合には、各中継器(24)の設置場所としては、比較的接近が容易な場所として、検査器(27)の接続個所を、半分の群に分けて検査することも容易である。
図6は、各弁開閉検出部(3)が、不完全な閉止状態、もしくは不完全な開弁状態のものがあることを検出しても、それを、検査器(27)において特定するのが困難である場合における課題を解決しうる別の実施態様を示すものである。
なお、図5と同一内容を示すのもについては、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
また、図6における中継器(24A)と弁開閉検出部(3)の接続、および弁開閉検出部(3)の内容は、図5と同様であるので、図示を省略してある。
中継器(24A)は、この中継器(24A)を通過する電源供給経路(A)から電源を供給されて動作するCPU(マイクロプロセッサの略称)(49)を備え、このCPU(49)は、弁開閉検出部(3)と中継器(24A)を結ぶ信号取得経路(B)の情報、すなわち常開接点(48)の両端は、その常開接点(48)の開閉状態を監視する入力ポートへ接続されている。
検査器(27A)も、CPU(50)を備えており、このCPU(50)は、通信制御素子(51)と接続され、通信制御素子(51)の通信回線は、前記コネクタ(25)の信号取得経路(B)の端子に接続されている。
各中継器(24A)にいては、CPU(49)に通信制御素子(52)を接続し、その通信制御素子(52)の通信回線は、前記コネクタ(25)の信号取得経路(B)の端子に接続されている。
各中継器(24A)における通信制御素子(52)は、検査器(27A)の通信制御素子(51)によって、双方向に通信が制御されるもので、検査器(27A)の通信制御素子(51)は、各中継器(24A)の通信制御素子(52)と交信することができる。
これにより、検査器(27A)のCPU(50)は、各中継器(24A)のCPU(49)が取得した各常開接点(48)の開閉情報を集めて、それの論理積を求め、図5と同様の検査ができる。
検査器(27A)は、検査結果を表示する表示部(53)を備え、各常開接点(48)が全て閉じていれば、”OK”を表示する。
しかし、いずれかの手動弁(1)において、不完全閉弁状態もしくは不完全開弁状態を生じて、各常開接点(48)のいずれかが開いていると、その開いている常開接点(48)に係るCPU(49)は、その中継器(24A)もしくは手動弁(1)のIDコード(識別コード)を、通信制御素子(52)を介して検査器(27A)へ送る。それを受けた検査器(27A)におけるCPU(50)は、そのIDコードを解釈して、手動弁(1)に付設されて弁番号を、表示部(53)に表示する。
これにより、検査器(27A)は、検査と同時に、初期設定と異なる開閉状態の手動弁(1)の有無を発見し、かつ手動弁(1)の設置部所の特定を速やかに行うことができる。
また、同時に、複数の手動弁(1)が、初期設定と異なる開閉状態にあっても、同時に発見できるので、対処を速やかに行うことができる。
図7は、信号取得経路(B)を無線回線とした、中継器(24B)の実施態様を示す。
なお、図6と同一内容を示すのもについては、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図7における中継器(24B)は、通信制御素子(52A)の通信回線の部分に、無線制御素子(54)を設けて、片方向もしくは双方向の通信を無線で行うようになっている。
無線制御素子(54)と交信する無線制御素子(55)を、図6の検査器(27A)の通信制御素子(51)に設けてある。
この各中継器(24B)の無線制御素子(54)の送信情報は、設備全体を監視制御する中央制御センターにおいても受信することができ、設備全体の中央監視を、より厳密に行うことができる。
本発明装置の一実施要領を示すブロック図である。 手動弁に弁開閉検出部を取り付けた状態を示す、手動弁の要部切欠側面図である。 弁開閉検出部の外観を示す後方斜視図である。 弁開閉検出部を弁に取り付けた状態における、歪みセンサーと弁のアームの部分を拡大して示す縦断面図である。 弁開閉検出部と中継器と検査部との電気的接続関係を示す電気回路図である。 中継器と検査器の他の実施形態を示すブロック図である。 中継器と検査器の別の実施形態を示すブロック図である。
(1)手動弁
(2)弁棒
(3)弁開閉検出部
(4)弁箱
(5)ネジ
(6)ステムナット
(7)ステム
(8)アーム
(9)密閉ケース
(9a)蓋
(10)取付片
(11)支持板
(12)ねじ
(13)ナット
(14)開口部
(15)弾性材
(16)歪センサ
(16a)接続線
(17)研摩面
(18)接着材
(19)電子配線基板
(20)表示灯
(21)コネクタ
(21a)雌型コネクタ
(21b)雄型コネクタ
(22)ケーブル
(23)コネクタ
(24)中継器
(24a)始端中継器
(24b)終端中継器
(25)コネクタ
(26)ケーブル
(27)検査器
(28)終端器
(29)安定用負荷抵抗
(30)短絡配線
(31)直流安定化電源
(32)(33)電池
(34)限流抵抗
(35)表示灯
(36)ケーブル
(37)コネクタ
(38)ブリッヂ回路
(39)差動増幅器
(40)比較器
(41)リレー
(42)トランジスタ
(43)常開接点
(44)発光ダイオード
(45)常閉接点
(46)発光ダイオード
(47)手動ハンドル
(48)常開接点
(49)(50)CPU
(51)通信制御素子
(52)(52A)通信制御素子
(53)表示部
(54)(55)無線制御素子
(A)電源供給経路
(B)信号取得経路

Claims (6)

  1. 手動弁の全閉時または全開時に弁棒に加わる力を、弁棒を支持するアームに密閉止着したケース内で、アームに接着された歪みゲージの歪みを計測し、その歪みゲージの歪み量に応じて、この手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致するか否かを判定し、その判定信号を出力するとともに、その判定信号に応じて、前記ケースに設けた表示ランプの表示色を変えて点灯するようにした弁開閉検出部を、多数の手動弁にそれぞれ設け、
    手動弁よりも接近が容易な位置に設置され、手動弁の弁開閉検出部への電源供給経路及び判定信号の信号取得経路が接続された中継器を、各手動弁毎に設け、
    各手動弁における各中継器を、弁開閉検出部に電源を供給する電源供給経路と、弁開閉検出部からの判定信号を取得する信号取得経路を、電源供給経路と信号取得経路毎に連鎖状に連結し、
    その連鎖状の電源供給経路及び信号取得経路に、電源供給経路へ電池を接続して電源電圧を供給するとともに、信号取得経路へ接続して各手動弁の判定信号を受ける検査器を設けて、各手動弁が初期状態の開閉状態と合致しているか否かを判定することを特徴とする弁の開閉検査方法。
  2. 中継器を連鎖状に連結する信号取得経路は、各弁開閉検出部において、手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致したときに動作するリレーの常開接点を連鎖状に連結して、各弁開閉検出部の検出結果を論理積する論理回路をなしている、請求項記載の弁の開閉検査方法。
  3. 手動弁の全閉時または全開時に弁棒に加わる力を、弁棒を支持するアームに密閉止着したケース内で、アームに接着された歪みゲージの歪みを計測し、その歪みゲージの歪み量に応じて、この手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致するか否かを判定して、その判定信号を出力するとともに、その判定信号に基づいて、前記ケースに設けた表示ランプの表示色を変えて点灯するようにした弁開閉検出部と、
    手動弁よりも接近が容易な位置に設置され、手動弁の弁開閉検出部への電源供給経路及び判定信号の信号取得経路が接続された中継器と、
    各手動弁における各中継器を連鎖状に連結して、各手動弁の各弁開閉検出部に電源電圧を供給する電源供給経路と、
    各手動弁における各中継器を連鎖状に連結して、各弁開閉検出部から各判定信号を取得する信号取得経路と、
    連鎖状の電源供給経路へ電池を接続して、電源電圧を供給するとともに、連鎖状の信号取得経路へ接続して、各弁開閉検出部の各判定信号を受けて、各手動弁が初期状態の開閉状態と合致しているか否かを判定する検査
    を備えることを特徴とする弁の開閉検査装置。
  4. 各中継器を連鎖状に連結する信号取得経路が、各弁開閉検出部において、手動弁に予め設定された初期状態の弁開閉状態と合致したときに動作するリレーの常開接点を、連鎖状に直列接続してなる論理積回路を形成している、請求項記載の弁の開閉検査装置。
  5. 中継器が、弁開閉検出部に対応した識別コードを送信処理するCPUを備えている、請求項または記載の弁の開閉検査装置。
  6. 中継器が、連鎖状の信号取得経路に、弁開閉検出部の検出結果を送信する通信素子を備えている、請求項3〜5いずれか記載の弁の開閉検査装置。
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