JP3085874B2 - 機器監視システム - Google Patents
機器監視システムInfo
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Description
する機器監視システムに係わり、特に複数の監視対象を
同時に監視することのできる機器監視システムに関す
る。
ては、リミットスイッチを利用して電気的な信号によっ
て監視する方式が一般的であった。すなわち、この従来
の方式は、機器の動作に対応してリミットスイッチが機
械的にオン・オフ動作され、このオン・オフ動作によっ
てリミットスイッチの電気的接点が開閉され、電気的な
導通の有無によって機器の状態を判定するものである。
2を用いて説明する。図中符号1は電気ケーブル(信号
ケーブル)を示し、この電気ケーブル1はケーブル2、
ケーブル3及びケーブル4の三本のケーブルからなる3
芯ケーブルである。そして、ケーブル2とケーブル3の
間及びケーブル3とケーブル4との間にはスイッチ5及
びスイッチ6がそれぞれ設けられている。これらのスイ
ッチ5、6は監視対象機器の状態、例えば弁やドアの開
閉状態や各種スイッチのオン・オフ状態に対応してスイ
ッチングされるものである。そして、監視対象機器の状
態が変化してスイッチ5、6のオン・オフが切り替わる
と、区間A及び区間Bの導通状態がこれに対応して切り
替わる。したがって、区間A、Bの導通の有無を計装盤
(図示を省略)で検出することによって監視対象機器の
状態、例えば弁の開閉状態を遠隔監視によって知ること
ができる。
来の機器監視システムは、電気信号を利用するものであ
るため、例えば発電プラントのように高い電磁場が存在
する場所において使用した場合、信号ラインにノイズが
のってスイッチ5、6のオン・オフ状態を誤って検出し
て機器状態を誤認する場合があった。さらに、化学プラ
ントのように可燃性物質を取り扱うプラントにおいて
は、一般的に、電気ケーブルをなるべく使用しないよう
にすべきとの要請があり、この点において、電気ケーブ
ルを使用する前記従来の機器監視システムは好ましくな
かった。
数の機器を監視する場合、それぞれの機器と計装盤との
間を個々独立の電気ケーブル(信号ケーブル)で接続
し、それぞれの電気ケーブルに対して個別に電気信号を
入力する必要があるため、膨大なケーブル量を必要とす
るばかりでなく、ケーブルの敷設作業に多大の労力を必
要とし、加えて信号の処理も複雑であった。
号を用いることなく、光信号によって機器の状態を的確
に監視することができる機器監視システムを提供するこ
とを目的とする。
合においても、それぞれの機器と計装盤との間を個々独
立の信号ケーブルで接続する必要がなく、少量の信号ケ
ーブルで足り、ケーブルの敷設作業の労力を軽減でき、
加えて信号処理も容易な機器監視システムを提供するこ
とにある。
ステムは、パルス状の信号光を発信するパルス光源と、
このパルス光源に一端が接続された光ファイバよりなる
往路基幹と、この往路基幹に対して並列に設けられた光
ファイバよりなる復路基幹と、この復路基幹の一端に接
続された光検出器と、前記パルス光源から発せられる信
号光に同期する同期信号を受けて同期をとると共に前記
光検出器が検出した信号を処理する信号処理装置と、前
記往路基幹と前記復路基幹との間であって複数の監視対
象機器のそれぞれに対応する位置に配設された複数の機
器監視センサ部とを備え、複数の前記機器監視センサ部
は、前記往路基幹の途中に直列に介装された複数の往路
側の光分岐結合器と、前記復路基幹の途中に直列に介装
された複数の復路側の光分岐結合器と、複数の前記往路
側の光分岐結合器と複数の前記復路側の光分岐結合器と
のそれぞれの間に光ファイバを介して介装され、複数の
前記監視対象機器の状態変化に対応して導光状態と遮光
状態とが切り替わるようにした複数の光スイッチとを有
することを特徴とする。
状の信号光を発信するパルス光源と、このパルス光源に
一端が接続された光ファイバよりなる往路基幹と、この
往路基幹に対して並列に設けられた光ファイバよりなる
復路基幹と、この復路基幹の一端に接続された光検出器
と、この光検出器が検出した信号を処理する信号処理装
置と、前記往路基幹と前記復路基幹との間であって複数
の監視対象機器のそれぞれに対応する位置に配設された
複数の機器監視センサ部とを備え、前記機器監視センサ
部は、前記往路基幹の途中に介装された往路側の光分岐
結合器と、前記復路基幹の途中に介装された復路側の光
分岐結合器と、前記往路側の光分岐結合器と前記復路側
の光分岐結合器との間に光ファイバを介して介装され、
前記監視対象機器の状態変化に対応して導光状態と遮光
状態とが切り替わるようにした光スイッチとを有し、前
記光スイッチは監視対象である弁に固着されており、さ
らに、前記光スイッチの導光状態と遮光状態とを切り替
える光スイッチレバーと、この光スイッチレバーに一端
が取り付けられ、他端が前記弁の弁棒に取り付けられて
前記弁棒の動きに連動して前記光スイッチレバーを操作
するアーム部とを備えたことを特徴とする。
スイッチは、前記監視対象機器の状態変化に対応して導
光状態と遮光状態とが切り替わることに加え、前記監視
対象機器の状態とは独立に導光状態に切り替え可能とし
たことを特徴とする。
ファイバの敷設長から光ディレイを算出し、この光ディ
レイに基づいて前記監視対象機器のそれぞれに対応する
検出パルス信号を同定するようにしたことを特徴とす
る。
路基幹と前記復路基幹との間に光ファイバよりなる複数
のバイパスラインを設けたことを特徴とする。
ルス光源は複数のパルス状の信号光を発信し、前記信号
処理装置は前記光検出器で検出した複数の測定データを
積算又は積算平均して機器状態を判定するようにしたこ
とを特徴とする。
ルス光源はパルス状の信号光を発信し、この信号光は光
ファイバよりなる往路基幹を介して往路側の光分岐結合
器に達する。往路側の光分岐結合器に送られた信号光は
次段の光分岐結合器に送られる光と、光スイッチに送ら
れる光とに分岐される。そして、光スイッチに入力され
た信号光は、光スイッチが導光状態であれば復路側の光
分岐結合器に送られる。復路側の光分岐結合器に入力さ
れた信号光は、光ファイバよりなる復路基幹を介して光
検出器に達し、この光検出器の検出信号は信号処理装置
で処理される。また、信号処理装置は、パルス光源から
発せられる信号光に同期する同期信号を受けて同期をと
る。一方、光スイッチが遮光状態の場合には、光スイッ
チに入力された信号光は、この光スイッチによって遮断
されるために復路側の光分岐結合器には到達せず、した
がって光検出器は信号光を検出しない。ここで、光スイ
ッチは監視対象機器の状態変化に対応して導光状態と遮
光状態とが切り替わるので、光検出器での信号光の検出
の有無を信号処理装置で判断することによって機器状態
を監視することができる。さらに、パルス光源から発信
された信号光が光検出器に達するまでの全光路の距離
は、それぞれの監視対象機器に応じて異なるため、光検
出器で検出される信号の時間軸上の位置によって、いず
れの機器に対応した信号であるかを知ることができる。
は、パルス光源はパルス状の信号光を発信し、この信号
光は光ファイバよりなる往路基幹を介して往路側の光分
岐結合器に達する。往路側の光分岐結合器に送られた信
号光は次段の光分岐結合器に送られる光と、光スイッチ
に送られる光とに分岐される。そして、光スイッチに入
力された信号光は、光スイッチが導光状態であれば復路
側の光分岐結合器に送られる。復路側の光分岐結合器に
入力された信号光は、光ファイバよりなる復路基幹を介
して光検出器に達し、この光検出器の検出信号は信号処
理装置で処理される。一方、光スイッチが遮光状態の場
合には、光スイッチに入力された信号光は、この光スイ
ッチによって遮断されるために復路側の光分岐結合器に
は到達せず、したがって光検出器は信号光を検出しな
い。ここで、光スイッチは監視対象機器の状態変化に対
応して導光状態と遮光状態とが切り替わるので、光検出
器での信号光の検出の有無を信号処理装置で判断するこ
とによって機器状態を監視することができる。さらに、
パルス光源から発信された信号光が光検出器に達するま
での全光路の距離は、それぞれの監視対象機器に応じて
異なるため、光検出器で検出される信号の時間軸上の位
置によって、いずれの機器に対応した信号であるかを知
ることができる。さらに、光スイッチのアーム部が弁棒
の動きに連動し、このアーム部の動作によって光スイッ
チの光スイッチレバーがスライドする。光スイッチレバ
ーがスライドすることによって光スイッチの導光状態と
遮光状態とが切り替わる。したがって、弁の開閉状態に
対応して光スイッチが切り替わる。
は、光スイッチは監視機器の状態とは無関係に導光状態
を達成できる。
は、光ファイバの敷設長から光ディレイを算出し、この
光ディレイに基づいて監視対象機器のそれぞれに対応す
る検出パルス信号を同定する。
は、往路基幹と復路基幹との間に設けられた複数のバイ
パスラインを介して信号光が光検出器に達する。したが
って、これらバイパスラインに対応するパルスを目印と
することによって、測定データの時間軸上に表示された
他のパルスがいずれの機器に対応するかを知ることがで
きる。
は、パルス光源は複数のパルス状の信号光を発信し、信
号処理装置は光検出器で検出した測定データを積算又は
積算平均して機器状態を判定する。
例について図面を参照して説明する。実施例1を図1に
基づいて説明する。なお、この実施例1は、単一機器を
監視するための機器監視システムの一例である。図1に
おいて符号10は監視対象である機器を示し、例えばグ
ローブ弁、玉型弁等の弁類や、ドア、レベルメータ等が
監視対象となり得る。この監視対象機器10には連動装
置11が付設されておりこの連動装置11は監視対象機
器10の状態の変化、例えば監視対象が弁やドアであれ
ばこれらの開閉動作に対応して動作するように構成され
ている。そして、この連動装置11には光スイッチ12
が付設されており、この光スイッチ12は連動装置11
の動作に対応してオン・オフ動作するように構成されて
いる。光スイッチ12の入力側には入力側の光ファイバ
13の一端が接続されており、この入力側の光ファイバ
13の他端は連続光を発信する光源14に接続されてい
る。また、光スイッチ12の出力側には出力側の光ファ
イバ15の一端が接続されており、この出力側の光ファ
イバ15の他端は光検出器16及び信号処理装置17に
接続されている。
には、光源14から連続光である信号光Sを発信し、入
力側の光ファイバ13を介して光スイッチ12の入力側
に信号光Sを入力する。光スイッチ12に入力された信
号光Sは、光スイッチ12がオン状態(導光状態)であ
れば光スイッチ12の出力側から出力側の光ファイバ1
5を介して光検出器16に到達する。一方、光スイッチ
12がオフ状態(遮光状態)であれば、光スイッチ12
において信号光Sが遮断されるため、信号光Sは光検出
器16に到達しない。ここで、監視対象機器10の状態
が変化すると連動装置11を介して光スイッチ12のオ
ン状態及びオフ状態が切り替わるため、光検出器16及
び信号処理装置17で信号光Sの到達の有無を検出する
ことによって監視対象機器10の状態を知ることができ
る。
用いることなく、光信号によって機器の状態を監視する
ことができるので、発電プラントのように高い電磁場が
存在する場所で使用した場合でも信号ラインにノイズが
のるようなことがなく、機器の状態を確実に監視するこ
とができる。
明する。この実施例2は、光源としてパルス光を発信す
るものを使用する点で上記実施例1と異なる。すなわ
ち、光源にはパルス光源20が使用され、このパルス光
源20にはパルス駆動装置21が接続されている。
用し、パルス状の信号光Sによって機器状態を監視すれ
ば、検出信号に対するグランドレベルの変動による影響
を受けないため、連続光によって監視する場合に比して
信号光Sの検出をより確実に行うことができる。
照して説明する。なお、この実施例3は、複数の機器を
監視するための機器監視システムの一例である。監視対
象は配管30に直列的に配設された複数の手動弁31、
31…31であり、これらの手動弁31には弁連動装置
32がそれぞれ付設されている。これらの弁連動装置3
2はその監視対象である個々の手動弁31の開閉動作に
対応して動作するように構成されている。そして、これ
らの弁連動装置32に対応して機器監視センサ部33が
それぞれ設けられており、この機器監視センサ部33は
光スイッチ34を有し、この光スイッチ34は弁連動装
置32の動作に対応してオン・オフ動作するように構成
されている。これらの光スイッチ34の入力側は、入力
側の光ファイバ35を介して往路側の光分岐結合器36
にそれぞれ接続されている。一方、光スイッチ34の出
力側は、出力側の光ファイバ37を介して復路側の光分
岐結合器38に接続されている。さらに、往路側の光分
岐結合器36は光ファイバよりなる往路基幹39によっ
て直列的に接続されている。一方、復路側の光分岐結合
器38は光ファイバよりなる復路基幹40によって直列
的に接続されている。そして、往路基幹39の入力側端
部はパルス光を発信するパルス光源41に接続されてお
り、一方、復路基幹40の出力側端部は光検出器42及
び信号処理装置43に接続されている。また、パルス光
源41と光検出器42及び信号処理装置43とは同期信
号ライン44を介して接続されている。
を監視する際には、パルス光源41からパルス光である
信号光Sを発信し、往路基幹39を介して往路側の光分
岐結合器36に信号光Sを送る。光分岐結合器36に送
られた信号光Sは、往路基幹39を介して次段の光分岐
結合器36に送られる光と、入力側の光ファイバ35を
介して光スイッチ34に送られる光とに分岐される。そ
して、光スイッチ34に入力された信号光Sは、光スイ
ッチ34がオン状態(導光状態)であれば出力側の光フ
ァイバ37を介して復路側の光分岐結合器38に送られ
る。そして、復路側の光分岐結合器38に入力された信
号光Sは、復路基幹40を介して光検出器42に送られ
る。一方、光スイッチ34がオフ状態(遮光状態)の場
合には、光スイッチ34に入力された信号光Sは、この
光スイッチ34によって遮断されるために復路側の光分
岐結合器38に到達せず、したがって光検出器42及び
信号処理装置43は信号光Sを検出しない。ここで、光
スイッチ34は弁連動装置32を介して手動弁31の開
閉状態に対応してオン・オフ動作するため、手動弁31
が開放している場合には光検出器42及び信号処理装置
43において信号光Sが検出され、逆に手動弁31が閉
鎖している場合には信号光Sは光スイッチ34で遮断さ
れて光検出器42及び信号処理装置43で検出されな
い。さらに、パルス光源41から発信された信号光Sが
光検出器42に到達するまでの全光路の距離は、それぞ
れの手動弁31によって異なるため、光検出器42及び
信号処理装置43で検出されたパルスの時間軸上の位置
によっていずれの手動弁31が開放(又は閉鎖)状態に
あるかを知ることができる。
装置43で検出された検出信号及びパルス光源41から
発信された入力信号を示している。ここで、図4には1
つの入力パルス信号に対して3つの検出パルス信号が認
められる。これらの検出パルス信号はそれぞれ弁1、弁
2、弁3に対応しており、これら3つの弁の全てが開放
状態にあることを示している。一方、図5では1つの入
力パルス信号に対して2つの検出パルス信号が認めら
れ、かつ、図4において弁2に対応する検出パルス信号
が検出された時間軸上の位置にパルスが認められない。
これは、弁1及び弁3は開放状態にあるが、弁2は閉鎖
状態にあることを示している。なお、信号光Sの検出に
際しては、同期信号ライン44を介してパルス光源41
から光検出器42及び信号処理装置43に送られた同期
信号S1によって同期をとることができる。
弁31を監視する場合においても、それぞれの手動弁3
1と光検出器42及び信号処理装置43との間を個々独
立の信号ケーブルで接続する必要がなく、少量の信号ケ
ーブルで足り、ケーブルの敷設作業の労力を軽減でき、
加えて信号処理も容易である。
て説明したが、この実施例3を適用し得る監視対象機器
は手動弁には限られず、ドア、レベルメータ、圧力スイ
ッチ等にも適用することができる。
明する。図6は、手動弁60と、この手動弁60に取り
付けられた弁連動型光スイッチ61を示している。手動
弁60のヨーク部62には取付治具63を介して光スイ
ッチ64が取り付けられている。この光スイッチ64は
上下にスライドしてスイッチングを行う光スイッチレバ
ー65を備えており、この光スイッチレバー65を切り
替えることによって光スイッチ64のオン状態(導光状
態)とオフ状態(遮光状態)とが切り替えられる。ま
た、手動弁60の弁棒66にはL字状のアーム部67の
一方の端部が取り付けられており、このアーム部67
は、手動弁60のハンドル車68の回転に伴って弁棒6
6が回転しながら上下動する際に、弁棒66の回転力を
受けることなく上下動にのみ追随して上下に動くように
構成されている。一方、アーム部67の他方の端部は光
スイッチレバー65に取り付けられており、光スイッチ
レバー65はアーム部67の上下動に伴って上下にスラ
イドする。そして、光スイッチ64の入力側及び出力側
にはそれぞれ入力側の光ファイバ69と出力側の光ファ
イバ70が接続されている。
61は、手動弁60のハンドル車68を回して手動弁6
0を閉鎖又は開放すると、弁棒66の上下動がアーム部
67を介して光スイッチレバー65に伝わり、この光ス
イッチレバー65が上下に連動する。したがって、手動
弁60が閉鎖状態にあるときには光スイッチ64がオフ
状態(遮光状態)となり、逆に手動弁60が開放状態に
あるときには光スイッチ64がオン状態(導光状態)と
なる。
によって、手動弁60の開閉状態に対応させて光スイッ
チ64のオン・オフ状態を確実に切り替えることができ
る。
62に光スイッチ64を取り付けているが、光スイッチ
64の取り付け位置はこれに限定されることはなく、例
えばパッキン押さえ部71、弁箱72又は弁蓋73に取
り付けてもよい。
明する。図7はパルス状の信号光の測定データDを時系
列に表示したものであるが、この測定データDに基づい
て機器の状態を監視するために、パルス波高に対して一
定のしきい値Tを設けている。そして、測定データDの
パルス波高がしきい値Tを超えた場合には光スイッチが
オン状態であると判断し、逆にパルス波高がしきい値T
を下回る場合には光スイッチがオフ状態であると判断す
る。
い値Tを設定して光スイッチのオン・オフ状態を判断す
ることによって、機器状態の監視を簡易かつ確実に行う
ことができる。
明する。この実施例6は、前記実施例5における測定デ
ータDを時間軸上で一次微分し、さらに、微分データD
Dに対してプラス側及びマイナス側にそれぞれ一定のし
きい値T1、T2を設けている。そして、微分データD
Dがプラス側及びマイナス側の双方のしきい値T1、T
2を超えた場合に光スイッチがオン状態であると判断
し、逆にしきい値T1、T2を超えない場合にはオフ状
態であると判断する。
データに対してプラス側及びマイナス側の双方にしきい
値T1、T2を設けることによって、機器状態の監視を
より一層確実に行うことができる。
参照して説明する。図9に示した光スイッチ90は、上
下にスライドして光スイッチ90のオン・オフ状態を切
り替える光スイッチレバー91を備え、さらに、光スイ
ッチレバー91のオン・オフ状態とは独立して光スイッ
チ90をバイパス状態(導光状態)とするためのバイパ
スボタン92を有している。すなわち、この光スイッチ
90は、図10に示したようにオン状態93とオフ状態
94の2つのモードに加えて、バイパス状態95という
3つ目のモードを有している。
ば、複数の機器を監視する機器監視システムの光ファイ
バ96の全体の導通検査を行う場合、全ての光スイッチ
90をバイパス状態95にすることによって簡単に検査
することができる。また、同じく全ての光スイッチ90
をバイパス状態95としてパルス状の信号光をパルス光
源から発信すれば、光検出器及び信号処理装置で測定さ
れたデータには複数の監視対象機器のそれぞれに対応し
たパルスの全てが時間軸上に表示されるので、このデー
タからそれぞれの機器に対応するパルスが時間軸上のど
の位置に表示されるかを簡単に同定することができる。
施例8では、機器監視システムを用いて複数の機器を監
視する場合に、それぞれの機器の間に付設された光ファ
イバの敷設長を施工時に予め測定する。そして、測定さ
れた敷設長に基づいて、光ファイバ中を伝わる信号光の
時間遅れ(光ディレイ)を計算する。すなわち、パルス
光源から発信されたパルス状の信号光が光検出器及び信
号処理装置に到達するまでの所用時間は光路長によって
決まるので、この光路長を実測して前記所用時間を各機
器毎に算出するものである。
説明する。往路基幹39と復路基幹40との間に複数の
バイパスライン120を適当な間隔で敷設する。そし
て、パルス光源41からパルス状の信号光Sを発信すれ
ば、光検出器42及び信号処理装置43の測定データに
は、常に、バイパスライン120を通って光検出器42
に到達した信号光Sに対応するパルスが時間軸上の所定
の位置に表示される。したがって、これらバイパスライ
ン120に対応するパルスを目印とすることによって、
測定データの時間軸上に表示された他のパルスがいずれ
の機器に対応するかを簡単に知ることができる。
実施例10では、パルス光源から複数のパルス状信号光
を発信し、それぞれの信号光に対して光検出器及び信号
処理装置で得られたそれぞれの測定データを積算又は積
算平均して機器の状態を判断するものである。このよう
に測定データを積算又は積算平均することによって、外
乱光や光検出系等のノイズによる影響を低減してS/N
比を改善することができるので、機器状態の監視をより
一層確実に行うことができる。
ば、複数の機器を監視する場合においても、それぞれの
機器と光検出器及び信号処理装置との間を個々独立の信
号ケーブルで接続する必要がなく、少量の信号ケーブル
で足り、ケーブルの敷設作業の労力を軽減でき、加えて
信号処理も容易である。
複数の機器を監視する場合においても、それぞれの機器
と光検出器及び信号処理装置との間を個々独立の信号ケ
ーブルで接続する必要がなく、少量の信号ケーブルで足
り、ケーブルの敷設作業の労力を軽減でき、加えて信号
処理も容易である。また、光スイッチのアーム部が弁棒
の動きに連動し、このアーム部の動作によって光スイッ
チの光スイッチレバーがスライドするようにしたので、
簡単な構成によって、機器状態に対応させて光スイッチ
の導光状態と遮光状態とを確実に切り替えることができ
る。
光スイッチは監視機器の状態とは無関係に導光状態を達
成できるので、複数の機器を監視する機器監視システム
の光ファイバケーブル全体の導通検査を簡単に行うこと
ができる。また、光検出器及び信号処理装置で測定され
たデータには複数の監視対象機器のそれぞれに対応した
パルスの全てが時間軸上に表示されるので、このデータ
からそれぞれの機器に対応するパルスが時間軸上のどの
位置に表示されるかを簡単に同定することができる。
光ファイバの敷設長から光ディレイを算出し、この光デ
ィレイに基づいて監視対象機器のそれぞれに対応する検
出パルス信号を同定するので、それぞれの機器に対応す
るパルスが測定データの時間軸上のどの位置に表示され
るかを簡単に同定することができる。
往路基幹と復路基幹との間に設けられた複数のバイパス
ラインを介して信号光が光検出器に達するので、これら
バイパスラインに対応するパルスを目印とすることによ
って、測定データの時間軸上に表示された他のパルスが
いずれの機器に対応するかを簡単に同定することができ
る。
パルス光源は複数のパルス状の信号光を発信し、信号処
理装置は光検出器で検出した測定データを積算又は積算
平均して機器状態を判定するので、外乱光や光検出系等
のノイズによる影響を低減してS/N比を改善し、機器
状態の監視をより一層確実に行うことができる。
した構成図。
した構成図。
した構成図。
フ。
グラフ。
示した部分断面正面図。
号処理方法に関する説明図。
号処理方法に関する説明図。
スイッチを示した図。
光スイッチの切替状態に関する説明図。
示した構成図。
バ 14 連続光用の光源 16、42 光検出器 17、43 信号処理装置 20、41 パルス光源 31、60 手動弁 32 弁連動装置 33 機器監視センサ 36、38 光分岐結合器 39 往路基幹 40 復路基幹 44 同期信号ライン 61 弁連動型光スイッチ 63 取付治具 65、91 光スイッチレバー 67 アーム部 92 バイパスボタン 120 バイパスボタン S 信号光 D 測定データ T、T1、T2 しきい値 DD 微分データ
Claims (6)
- 【請求項1】パルス状の信号光を発信するパルス光源
と、このパルス光源に一端が接続された光ファイバより
なる往路基幹と、この往路基幹に対して並列に設けられ
た光ファイバよりなる復路基幹と、この復路基幹の一端
に接続された光検出器と、前記パルス光源から発せられ
る信号光に同期する同期信号を受けて同期をとると共に
前記光検出器が検出した信号を処理する信号処理装置
と、前記往路基幹と前記復路基幹との間であって複数の
監視対象機器のそれぞれに対応する位置に配設された複
数の機器監視センサ部とを備え、複数の前記機器監視セ
ンサ部は、前記往路基幹の途中に直列に介装された複数
の往路側の光分岐結合器と、前記復路基幹の途中に直列
に介装された複数の復路側の光分岐結合器と、複数の前
記往路側の光分岐結合器と複数の前記復路側の光分岐結
合器とのそれぞれの間に光ファイバを介して介装され、
複数の前記監視対象機器の状態変化に対応して導光状態
と遮光状態とが切り替わるようにした複数の光スイッチ
とを有することを特徴とする機器監視システム。 - 【請求項2】パルス状の信号光を発信するパルス光源
と、このパルス光源に一端が接続された光ファイバより
なる往路基幹と、この往路基幹に対して並列に設けられ
た光ファイバよりなる復路基幹と、この復路基幹の一端
に接続された光検出器と、この光検出器が検出した信号
を処理する信号処理装置と、前記往路基幹と前記復路基
幹との間であって複数の監視対象機器のそれぞれに対応
する位置に配設された複数の機器監視センサ部とを備
え、前記機器監視センサ部は、前記往路基幹の途中に介
装された往路側の光分岐結合器と、前記復路基幹の途中
に介装された復路側の光分岐結合器と、前記往路側の光
分岐結合器と前記復路側の光分岐結合器との間に光ファ
イバを介して介装され、前記監視対象機器の状態変化に
対応して導光状態と遮光状態とが切り替わるようにした
光スイッチとを有し、 前記光スイッチは監視対象である弁に固着されており、
さらに、前記光スイッチの導光状態と遮光状態とを切り
替える光スイッチレバーと、この光スイッチレバーに一
端が取り付けられ、他端が前記弁の弁棒に取り付けられ
て前記弁棒の動きに連動して前記光スイッチレバーを操
作するアーム部とを備えたことを特徴とする機器監視シ
ステム。 - 【請求項3】前記光スイッチは、前記監視対象機器の状
態変化に対応して導光状態と遮光状態とが切り替わるこ
とに加え、前記監視対象機器の状態とは独立に導光状態
に切り替え可能としたことを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の機器監視システム。 - 【請求項4】前記光ファイバの敷設長から光ディレイを
算出し、この光ディレイに基づいて前記監視対象機器の
それぞれに対応する検出パルス信号を同定するようにし
たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一
項に記載の機器監視システム。 - 【請求項5】前記往路基幹と前記復路基幹との間に光フ
ァイバよりなる複数のバイパスラインを設けたことを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の
機器監視システム。 - 【請求項6】前記パルス光源は複数のパルス状の信号光
を発信し、前記信号処理装置は前記光検出器で検出した
複数の測定データを積算又は積算平均して機器状態を判
定するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
5のいずれか一項に記載の機器監視システム。
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JP07050083A JP3085874B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 機器監視システム |
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JP07050083A Expired - Fee Related JP3085874B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 機器監視システム |
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- 1995-03-09 JP JP07050083A patent/JP3085874B2/ja not_active Expired - Fee Related
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