JP4263383B2 - 火災警報器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、家庭用または共同住宅用の火災警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱により電気抵抗が変化するサーミスタを感熱素子として用いた熱式の火災警報器がある。これはサーミスタに直列に抵抗を設け、その間の電圧の変化をコンパレータ等を使用して監視し、所定の基準値より大きくなったことを判別して火災を検出するもので、その結果に基づいてブザーによる鳴動を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような火災警報器の場合、電気配線の敷設が不要なように、電源として乾電池や充電池が用いられることが多い。そのため、定期的に電池を取り替える必要があり、利用の上では手間となってしまう。
【0004】
また、このような火災警報器を共同住宅のような建物にはじめから設置しておく場合には、電源線を配線することが可能である。しかし、このような火災警報器には配線接続構造を備えておらず、また、停電時には電源をなくしてしまい、即座に不能となって、緊急時に機能を発揮しないという不具合がある。
【0005】
本発明は、電源なしでの取付を防止することができる火災警報器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の点に鑑み、本発明は、本体と、本体に係合するカバーとから構成され、電源線によって電源が供給される火災警報器において、本体内に設けられ、電源線が装着される電源線収容部と、本体とカバーとの係合箇所に配置され、電源線収容部に電源線が未装着のとき、本体とカバーとを係合不可能とする係合防止機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
また、係合防止機構は、ばねによって押圧されるコマから構成され、電源線が電源線収容部に未装着のときは、コマの一部が本体とカバーに挾持されることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面により説明する。図1は火災警報器の回路構成を示すブロック回路図である。
【0010】
図1において、1は感熱素子である図示しないサーミスタで構成された火災検出回路とそのサーミスタの抵抗値の増減を電圧の変化として捕らえて所定の基準値を越えるときに警報出力を行う判定回路、2は判定回路1に対して電源電圧によって変動しない一定の電圧を供給するための定電圧回路、3は判定回路1からの警報出力を受けて図示しないブザーを駆動させるブザー駆動回路、4は図示しない点検スイッチのオン時に判定回路1に点検動作を行わせる点検出力を判定回路1に対して行う点検回路、5は電池DCの電圧を検出して例えば5.1V等の所定値以下になったときに警報出力をブザー駆動回路3に行う電圧低下警報回路、6は商用電源ACに接続されるトランスおよび全波整流回路、7は商用電源ACからの電源が供給されているときにその状態を表す表示灯を点灯するAC電源表示回路、8は商用電源ACを監視して電源供給されていないときに電源を電池DCに切り換える電源切換回路、接点r1、r2は電源切換回路8のリレー制御による接点である。
【0011】
このような構成により、従来は商用電源方式または電池方式のいずれか一方のみであったのに対して、商用電源ACあるいは電池DCの両方の利用を可能とし、ユーザのニーズによって選択することが可能である。同時に、双方を用いて設置することも可能であり、常時は商用電源ACを電源とし、災害等に基づいてこの商用電源ACが遮断された場合には、電池DCを電源として作動することで、バックアップ機能として利用することができる。
【0012】
すなわち、常時は商用電源ACを電源として、火災検知および判定回路1に定電圧回路2を介して電源供給されている。この商用電源ACの電源電圧をトランスおよび全波整流回路6を介して電源切換回路8が監視しており、この電源切換回路8では、図示しないツェナーダイオード等により基準電圧を設定し、基準電圧が得られない場合に常時作動している図示しないリレーを切るようにして、その接点r1、r2を電池DCを電源をするように切換える。そして、商用電源ACがダウンしても、電池DCを電源として定電圧回路2を介して火災検知および判定回路1に対して電源供給することができる。
【0013】
ここで、電池DCについて、通常の電池方式の使用では、電池DCが消費されるので、電圧低下警報回路5を利用して、電池DC電圧の低下による交換を喚起しているが、このバックアップ機能として電池DC電源を用いる場合には、常時は商用電源ACが用いられていて電池DCが消費されないことから、商用電源AC遮断時の緊急時には、電池DCに十分電源が残っており、長期に渡ってバックアップできることになる。なお、電池DCが未使用であっても長期的には劣化があり、保守点検のタイミング等で交換することが望ましい。
【0014】
なお、ユーザのニーズで商用電源ACまたは電池DCのいずれかを用いる場合、商用電源ACを用いるときには、その電源電圧を検出して電源切換回路8がリレー接点r1、r2を商用電源AC側に接続するので、商用電源方式として使用できる。また、電池DCを用いるときには、電源切換回路8に電源電圧が供給されないので、リレー接点r1、r2は電池DC側に接続され、電池方式として使用できる。
【0015】
このように、内部電源部として電池DCのような乾電池や充電池等を用いることができ、また、線路電源部として商用電源AC以外に、バックアップ機能を備えているような電源装置からの電源であってもよい。
【0016】
つぎに、この実施形態における内部電源部の構造について、図2および図3に示す。図2は電池DCを収容した状態であって、また、図3は電池DCを収容しない状態を示している。
【0017】
本体21に形成された収容室22内には、ばね25で押し上げられた電池DCの受け座23が配置されていて、受け座23には、表示板24が連結されている。表示板24は、本体21に被せられる外カバー26の表示窓27に対応して位置し、その表示板24から電池DC装着時には表示窓27から「BATT IN」が、また、電池DC未装着時には表示窓27から「BATT EMP」が見えるようになっている。これは、電池DCの装着によって、受け座23の位置がばね25に対向して変位することによる。
【0018】
このような表示窓27によって電池DC装着時の表示が行えるとともに、上記回路構成説明における図示しない表示灯の点灯によって商用電源AC接続を表示することができ、わざわざ火災警報器を取外さなくとも、外観で用いられている電源が識別できる。
【0019】
また、上記実施形態での電池収容部の受け座23の動きを利用して、電池DC等未装着時に、ベース部材等への係合防止を行うことができる。すなわち、電池DCの装着または商用電源ACへの電源線L装着が行われないと定位置に取付けられないまたはカバーが閉まらない等にすることができる。このような実施形態について、他の実施形態として図4および図5に示す。
【0020】
図4および図5は上記の電池DCの収容部とは異なり、商用電源ACへの電源線Lの装着について示している。
【0021】
本体41に形成された電源線収容部42には、ばね43によって押圧されているコマ44を備え、このコマ44はL字状に突部48を有し、外カバー45に形成された本体21との係合のために形成されたフック46が引っ掛けられる本体21に形成された係合孔49の壁部47上部に、電源線Lの未装着時には突部48が配置されることになる。この突部48によって、図4に示すように、外カバー45背面の当接部50が突部48に当たり、十分に本体41に近づくことができず、フック46が係合孔49まで届かない。そして、図5に示すように、電源線Lを電源線収容部42のコマ44に挟み込むことにより、コマ44に連結された突部48が移動して、外カバー45の当接部50が突部48に当たることなく、本体41に近づくことが可能となり、フック46が係合孔49まで届き、フック46が係合孔49に引っ掛り、外カバー45を本体41に係合することができるようになる。
【0022】
そして、詳細に示さないが、このコマ44が電池DC装着時にも同様に移動するようにすると、電源線Lの装着または電池DCの装着によって外カバー45の係合を可能とすることができる。なお、電池DCの装着によるコマ44の移動については、図2および図3のような構成がとれることは勿論である。
【0023】
上記のような機構は、説明した形状や部材に特定されるものではなく、同様の機能を果たす構成が用いられればよい。
【0024】
以上のように、第1の発明は、線路電源部および内部電源部を備え、いずれかを電源として駆動する火災警報器において、当初前記線路電源部を電源として接続し前記線路電源部の電圧を監視して、該電圧が基準電圧以下となるときに、内部電源部を電源とする電源切換部を備えているので、線路電源部としての商用電源を用いているときに、それが遮断されると、内部電源部としての電池を電源としてバックアップができ、また、単に、電源としてユーザが商用電源および電池のいずれを選んでも、適切に作動することが可能である。
【0025】
また、第2の発明は、線路電源部および内部電源部を備え、いずれかを電源として駆動する火災警報器において、電源が前記線路電源部と前記内部電源部とのいずれであるかを表示する電源表示部を備えることによって、火災警報器の電源状態が外部から確認でき、わざわざ取外したり、電池を確認したりという作業が不要である。
【0026】
さらに、内部電源部は、収容部に電池の装着または未装着時の状態を表示することで、電池の有無が外観で識別でき、また、線路電源部および内部電源部は、電池または電源線が装着されるときに筐体と該筐体に取付けられる外カバー等とを嵌合可能とする機構が備えられ、電源なしでの取付けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の火災警報器を示すブロック回路図。
【図2】図1の内部電源部に電池を装着している要部断面図。
【図3】図2の電池を装着していない要部断面図
【図4】他の実施形態における線路電源部に電源線を装着していない要部断面図。
【図5】図4の電源線を装着している要部断面図。
【符号の説明】
8 電源切換回路
AC 商用電源
DC 電池
Claims (3)
- 本体と、該本体に係合するカバーとから構成され、電源線によって電源が供給される火災警報器において、
前記本体に形成され、前記電源線が装着される電源線収容部と、
前記本体と前記カバーとの係合箇所に配置され、前記電源線収容部に前記電源線が未装着のとき、前記本体と前記カバーとを係合不可能とする係合防止機構とを備えたことを特徴とする火災警報器。 - 前記係合防止機構は、ばねによって押圧されるコマから構成され、
前記電源線が前記電源線収容部に未装着のときは、前記コマの一部が前記本体と前記カバーに挾持されることを特徴とする請求項1記載の火災警報器。 - 前記電源線は、前記本体と前記コマの間に装着されることを特徴とする請求項2記載の火災警報器。
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