JP4262709B2 - X線用ガスフロー型比例計数管を備えるx線分析装置およびx線用ガスフロー型比例計数管の使用方法。 - Google Patents

X線用ガスフロー型比例計数管を備えるx線分析装置およびx線用ガスフロー型比例計数管の使用方法。 Download PDF

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Description

本発明は、X線を検出するために用いられるX線用ガスフロー型比例計数管を備えるX線分析装置およびX線用ガスフロー型比例計数管の使用方法に関する。
X線用ガスフロー型比例計数管は、管内に電子の集電極である芯線を配置し、X線検出用フローガスを管内に約1013ヘクトパスカル(hPa)の圧力で約50ミリリットル/分流しながらX線入射窓より入射したX線によりX線検出用ガスから電離した電子を正の高電圧で芯線に集め、電気パルスまたは電流としてX線を検出するものであり、電離ガスとしてはアルゴンガスやヘリウムガスが用いられており、また、X線用ガスフロー型比例計数管のフローガスとして、アルゴンガスとクエンチングガスであるメタンガスを混合したPRガスが市販されている。これらの従来のガスを有するガスフロー型比例計数管に長波長(低エネルギー)X線が入射するとガスフロー型比例計数管のX線入射窓付近で入射X線のほとんどが吸収され、入射X線による電離ガスのイオン化によって生成される電子がガスフロー型比例計数管内の芯線に到達する量が少なくなり、X線の検出感度が充分に得られなかった。
そのため、従来はガスフロー型比例計数管のX線入射窓付近でのX線の吸収を少なくし、電離ガスのイオン化を促進して検出するX線の感度を高くするために、測定波長(エネルギー)に適した種類のフローガスを使用したり、フローガスの供給圧力を変えたり、フローガスの有効体積を変化させるなどの方法がとられていた(特許文献1参照)。
特開平1−93045号公報
検出するX線の波長に応じてフローガスの種類を変えることは、ガス切換えの手間や切換え時間などの無駄が発生し、操作が煩雑になる。通常、フローガスは1013ヘクトパスカル(hPa)程度の圧力で供給されており、ガスフロー型比例計数管が配置されている測定部や分析部内部は真空雰囲気に保たれていることが多く、フローガスの供給圧力を変えるとガスフロー型比例計数管のX線入射窓が圧力変動により破損することがある。また、検出するX線波長に応じてフローガスの有効体積を変化させるには、ガスフロー型比例計数管の内部構成要素である芯線や内筒などの位置可変調節手段を有する構造にしておかなければならず、ガスフロー型比例計数管およびこの計数管を適用するX線分析装置の構造は複雑になり、高額なものとなる。
本発明は前記従来の問題に鑑みてなされたもので、X線入射窓付近でのX線の吸収が少ないとともに、検出X線の波長(エネルギー)によってフローガスの切換えやフローガスの減圧などの手間やX線入射窓の破損がなく、安価で、長波長(低エネルギー)のX線に対し高感度でS/N比のよいX線用ガスフロー型比例計数管を備えるX線分析装置およびX線用ガスフロー型比例計数管の使用方法を提供することを目的とする。
本発明の参考となる構成例であるX線用ガスフロー型比例計数管は、X線検出用フローガスとしてアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合した混合ガスを計数管内に流すように構成する。
本発明の参考となる構成例によれば、アルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを前もって設定した所定の体積割合で混合した混合ガスをフローガスとしている。したがって、従来からフローガスとして使用されているアルゴンガスとメタンガスの混合ガスであるPRガスにヘリウムガスを、供給圧力を変えずに所定の体積割合で混合させることにより、フローガスの圧力を減圧させることなくPRガスの密度を小さくすることができる。フローガスの密度が小さくなると、フローガスによる入射X線の吸収が少なくなり、電離ガスであるアルゴンガスのイオン化が促進され、生成される電子が増加し、比例計数管内の芯線に多くの電子が到達しX線用ガスフロー型比例計数管の感度が向上する。
アルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを前もって設定した所定の体積割合で混合した混合ガスをフローガスとしているので、フローガスの切換えや減圧などの手間がなく、ガスフロー型比例計数管のX線入射窓の破損もなく、安価な装置で長波長のX線を高感度でS/N比よく検出でき、本発明の参考となる構成例であるガスフロー型比例計数管を適用したX線分析装置では長波長のX線分析や試料中の軽元素分析を高感度にすることができる。
本発明の第構成にかかる混合ガス生成装置は、アルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合するガス混合部と、ガス混合部にPRガスを導入するPRガス配管と、ガス混合部にヘリウムガスを導入するヘリウムガス配管と、混合ガス部で混合された混合ガスをX線用ガスフロー型比例計数管に導入する混合ガス配管と、混合ガスのPRガスとヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段と、を備える。
本発明の第構成では、X線用ガスフロー型比例計数管のフローガスとして市販されているPRガスとヘリウムガスを混合ガス生成装置のそれぞれのガス配管に導入し、長波長のX線検出に適した所定の混合体積割合になるように、混合ガスのPRガスとヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段を設定し、PRガスとヘリウムガスをガス混合部で混合させ、所定の混合体積割合に生成された混合ガスを混合ガス配管でX線用ガスフロー型比例計数管に導入する。したがって、参考となる構成例と同様の効果を得ることができ、またX線分析装置に適用することにより長波長元素の分析を高感度に行うことができる。
PRガスとヘリウムガスを所定の体積割合で混合するガス混合部は、それぞれのガスが配管内部で合流できる配管接続部でもよいし、それぞれのガスが合流し混合する空間を有する混合室であってもよい。混合ガス体積割合一定化手段は、PRガスとヘリウムガスのそれぞれの配管に所定のガス流量に設定できる流量調節弁と流量計を、またはそれぞれの配管に所定のガス圧に設定できる圧力調節弁と圧力計を、または流量調節弁と流量計および圧力調節弁と圧力計の両方を備えて、前記混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持してもよいし、PRガスとヘリウムガスのそれぞれの配管にマスフローコントローラを備えて前記混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持してもよい。
本発明の第構成にかかるガスフロー型比例計数管を備えるX線分析装置は、アルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合するガス混合部と、前記ガス混合部に前記PRガスを導入するPRガス配管と、前記ガス混合部に前記ヘリウムガスを導入するヘリウムガス配管と、前記混合ガス部で混合された混合ガスを前記X線用ガスフロー型比例計数管に導入する混合ガス配管と、前記混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段とを備える。
本発明の第構成によれば、前記参考となる構成例であるX線用ガスフロー型比例計数管と、アルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合するガス混合部と、前記ガス混合部に前記PRガスを導入するPRガス配管と、前記ガス混合部に前記ヘリウムガスを導入するヘリウムガス配管と、前記混合ガス部で混合された混合ガスを前記X線用ガスフロー型比例計数管に導入する混合ガス配管と、前記混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段とを備えているので、フローガスの切換えやフローガス減圧などの手間がなく、ガスフロー型比例計数管のX線入射窓の破損もなく、安価な装置で長波長X線分析すなわち軽元素の分析に対し高感度でS/N比のよい分析を行うことができる。
本発明の第構成において、さらにX線分析装置の分析部内部を大気圧または所定真空度の空気雰囲気から前記ヘリウムガス雰囲気に置換するヘリウムガス置換手段を備えるX線分析装置では、軽元素分析を行うときに分析部内部をヘリウムガス雰囲気に置換するのにヘリウムガスを使用しているので、新たにヘリウムガスを準備する必要がなく、既存のガス設備で分析を行うことができる。
本発明の第構成にかかるガスフロー型比例計数管の使用方法は、X線検出用フローガスとしてアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合した混合ガスをガスフロー型比例計数管に使用する。
本発明の第構成によれば、アルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを前もって設定した所定の体積割合で混合した混合ガスをフローガスとして使用しているので、フローガスの切換えや減圧などの手間がなく、ガスフロー型比例計数管のX線入射窓の破損もなく、フローガスの成分であるアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを検出X線波長に適した混合体積割合に設定することができ、高感度でS/N比のよいX線検出を行うことができ、特に長波長のX線検出においてその効果が大きい。
以下、本発明の第1実施形態であるX線用ガスフロー型比例計数管について説明する。この比例計数管はX線を検出するために用いられ、特に、長波長(低エネルギー)のX線検出に用いられるものであって、図1に示すように、ガスフロー型比例計数管10の陰極であるケース7に検出するX線が入射するX線入射窓2と、検出用ガスであるフローガスの入口5と、フローガスの出口6と、比例計数管10の高電圧および検出出力端子8を有し、比例計数管10の内に入射X線と垂直方向であって管の軸方向に陽極である芯線4が設けられている。比例計数管10のケース7は黄銅で形成され、X線入射窓2はX線の透過率がよいポリエステル、ポリプロピレン、ベリリウムなどの薄膜で、芯線4は20〜100μmの細い白金などの金属線で構成されている。電子の集電極である芯線4には高電圧および検出出力端子8を通じて1000〜2400V(ボルト)の正の高電圧が印加されており、比例計数管10のケース7はアースされている。
入射X線によってフローガス中の電離ガスであるアルゴンガスがイオン化され、正高電圧が印加されている芯線4に電離した電子が集められ電流として高電圧および検出出力端子8を通じて図示しない増幅器に入り、増幅器から電圧として出力される。
X線用ガスフロー型比例計数管のフローガスとして、市販されているアルゴンガスとクエンチングガスであるメタンガスを混合したPRガスを使用すると長波長(低エネルギー)のX線が入射するとガスフロー型比例計数管のX線入射窓付近でX線のほとんどが吸収され、入射X線による電離ガスのイオン化が促進されず、イオン化によって生成される電子がガスフロー型比例計数管内の芯線に到達する量が少なくなり、X線の検出感度が充分に得られない。そこで、ガスフロー型比例計数管のX線入射窓付近でのX線の吸収を少なくし、電離ガスのイオン化を促進して検出するX線の感度を高くするために、アルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合した混合ガスを流すように構成している。アルゴンガスの体積割合が90%、メタンガスの体積割合が10%であるPRガスにヘリウムガスを混合することにより、クエンチングガスであるメタンガスの体積割合を減少させ、フローガスの密度を小さくしガスフロー型比例計数管のX線入射窓付近でのX線の吸収を少なくするとともに、アルゴンガスによるイオン化を促進させ検出X線感度を向上させている。
X線PRガスにヘリウムガスを混合した混合ガスをガスフロー型比例計数管10に流し、MnKα線をガスフロー型比例計数管10に入射させ芯線4への印加電圧と検出X線感度である出力電圧との関係を実験により得た結果を図2に示す。図2は横軸がガスフロー型比例計数管10への印加電圧であり、縦軸は比例計数管10の検出X線感度である出力電圧であり、ともにボルト(V)単位で表示されている。図2のHe50、He25、He17およびP10はフローガス中のヘリウムガスの体積割合がそれぞれ50%、25%、17%および0%を表しており、P10はPRガスそのものである。図2に示すように同じ出力電圧ではヘリウムガスの体積割合が増加するにしたがい、印加電圧が低下しているのが分かる。これは電離ガスであるヘリウムガスの体積割合の増加に伴いフローガスの密度が小さくなり入射X線による吸収が減少しイオン化が促進され、低い印加電圧で集電極である芯線4に多くの電子が集められることによる。
次に、PRガスにヘリウムガスを混合した混合ガスをガスフロー型比例計数管10に流し、比例計数管10の検出エネルギーと検出効率との関係を実験により得た結果を図3に示す。図3は横軸が検出エネルギーで、KeV単位で表示され、縦軸は検出効率で、任意目盛で表示している。検出エネルギーは検出波長に対応するものであり、検出エネルギーが低い方が検出波長は長くなる。図3に示すようにヘリウムガスの体積割合が増加するにしたがい低エネルギーの検出効率が格段によくなっている。これは電離ガスであるヘリウムガスの体積割合の増加に伴い、低エネルギーの入射X線の方が高エネルギーの入射X線よりもフローガスによる吸収が減少し、よりイオン化が促進され低い印加電圧で芯線4に多くの電子が集められることによる。
前記の結果によれば、ヘリウムガスの体積割合の増加にともない効果が増大するが、ヘリウムガスの体積割合の増加にともないクエンチングガスであるメタンガスがヘリウムガスに希釈され、クエンチンガスとしての放電抑制効果や後続放電阻止効果が弱まり、ガスフロー型比例計数管10内で放電が起こり易くなり、ヘリウムガスの体積割合が50%を超えると放電が起こり、ガスフロー型比例計数管としての機能が果たせなくなる。したがって、ヘリウムガスの体積割合は50%を超えないことが好ましい。
また、図2と図3から分かるように、フローガスのヘリウムガスの混合体積割合が17%以上であると、フローガスがPRガスのみの場合に比べ印加電圧も低く、長波長(低エネルギー)での検出効率も充分実用にできるものである。したがって、ガスフロー型比例計数管10に流すフローガスはヘリウムガスの体積割合が17%〜50%であり、アルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスの体積割合が50〜83%である混合ガスであることが好ましく、ヘリウムガスとPRガスが共に50%であることがより好ましい。即ち、X線検出用フローガスとしてアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスの各成分の体積割合は、ヘリウムガスが17〜50%、アルゴンガスが45〜74.7%、メタンガスが5〜8.3%である混合ガスを流すようにX線用ガスフロー型比例計数管10を構成することが好ましく、ヘリウムガスが50%、アルゴンガスが45%、メタンガスが5%である混合ガスを流すようにX線用ガスフロー型比例計数管10を構成することがより好ましい。
前記では、アルゴンガスが90%、メタンガスが10%のPRガスとヘリウムガスを所定の体積割合で混合したフローガスをガスフロー型比例計数管10に流した実施形態を示したが、それぞれ単独のアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合したフローガスを流すようにガスフロー型比例計数管10を構成してもよい。
アルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを前もって設定した所定の体積割合で混合した混合ガスをフローガスとしているので、フローガスの切換えや減圧などの手間がなく、ガスフロー型比例計数管のポリエステル、ポリプロピレン、ベリリウムなどの薄膜材料で形成されたX線入射窓の破損もなく、安価な装置で長波長のX線を高感度でS/N比よく検出でき、本実施形態のガスフロー型比例計数管を適用したX線分析装置では長波長のX線分析や試料中の軽元素分析を高感度にすることができる。
第1実施形態のX線用ガスフロー型比例計数管はX線分析装置に使用できるだけではなく、その他のX線装置の低エネルギーX線の検出に用いることができる。
次に、本発明の第2実施形態である混合ガス生成装置について以下に説明する。この混合ガス生成装置はガスフロー型比例計数管に使用されるものであって、アルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合してX線検出用フローガスを生成するものである。図4は混合ガス生成装置20と混合ガス生成装置20にガスを供給するPRガスボンベ35とヘリウムガスボンベ36を示している。混合ガス生成装置20の構成は流路図で示されており、アルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合するガス混合部21、前記ガス混合部21に前記PRガスを導入するPRガス配管22、前記ガス混合部21に前記ヘリウムガスを導入するヘリウムガス配管23および前記混合ガス部21で混合された混合ガスを前記X線用ガスフロー型比例計数管10に導入する混合ガス配管24を備え、さらに、前記混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段29と、各ガスの導入口であるPRガス導入口31、ヘリウムガス導入口32と、混合ガス供給口33とを備えている。混合ガス体積割合一定化手段29は、PRガス用流量調節弁25と調節された流量を表示するPRガス用流量計26およびヘリウムガス用流量調節弁27と調節された流量を表示するヘリウムガス用流量計28とで構成されている。
ガス混合部21は、PRがスとヘリウムガスが合流でき両ガスが混合できる接続管である。ガス混合部21は混合する空間を有する混合室であってもよい。PRガス配管22、ヘリウムガス配管23および混合ガスの配管24はポリエチレンからなる配管材料で構成されている。ガス配管はポリプロピレン、ナイロンなどの高分子化合物や銅などの金属材料で構成されていてもよい。PRガスボンベ35に取付けられた減圧弁(図示なし)で1013hPaに調圧され、PRガス導入口31より導入されたPRガスをPRガス用流量調節弁25で所定の流量に設定する。同様に、ヘリウムガスについてもヘリウムガスボンベ36に取付けられた減圧弁(図示なし)で1013hPaに調圧され、ヘリウムガス導入口32より導入されたヘリウムガスをヘリウムガス用流量調節弁27で所定の流量に設定する。流量調節弁25、27は流量が0〜100ミリリットル/分に可変調節できるもので、流量計は0〜100ミリリットル/分の流量範囲を読み取れるものです。
通常、ガスフロー型比例計数管にはフローガスとして50ミリリットル/分程度の流量を流しているので、混合ガス生成装置20の流量調節弁25、27を調節してPRガスを35ミリリットル/分に、ヘリウムガスを15ミリリットル/分に設定すると、ヘリウムガスの混合ガス中における体積割合は30%となる。同様に、流量調節弁25、27を調節してPRガスを25ミリリットル/分に、ヘリウムガスを25ミリリットル/分に設定すると、ヘリウムガスの混合ガス中における体積割合は50%となる。このように、混合ガス生成装置20は流量調節弁25、27を調節することによりアルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合に混合することができる。第2実施形態の混合ガス生成装置によれば、この混合された混合ガスを前記した第1実施形態のガスフロー型比例計数管10に流すことにより第1実施形態と同様の効果を得ることができる。本実施形態の混合ガス生成装置20をX線分析装置に適用することにより長波長元素の分析を高感度に行うことができる。
図5に示すように混合ガス生成装置40は、さらにPRガス流路とヘリウムガス流路それぞれにガスの圧力を調節するガス圧力調節弁41、42とガスの圧力を表示する圧力計43,44を備え、PRガスとヘリウムガスのそれぞれの圧力と流量を調節してアルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合に混合してもよい。混合ガス生成装置40の混合ガス体積割合一定化手段49は、PRガス用流量調節弁25と、PRガス用流量計26と、ヘリウムガス用流量調節弁27と、ヘリウムガス用流量計28と、ガス圧力調節弁41、42と、圧力計43,44とで構成されている。
図6に示すように混合ガス生成装置50は、PRガス流路とヘリウムガス流路それぞれにマスフローコントローラ51、52とを備え、PRガスとヘリウムガスのそれぞれのマスフローを調節してアルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合に混合してもよい。混合ガス生成装置50の混合ガス体積割合一定化手段59は、PRガス用流量計26と、ヘリウムガス用流量計28と、マスフローコントローラ51、52とで構成されている。また、混合ガス生成装置50は、PRガス流路とヘリウムガス流路にコンピュータコントロールされた自動流量調節弁や自動圧力調節弁を備え、PRガスとヘリウムガスのそれぞれのガス流量やガス圧力を調節してアルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合に混合してもよい。この構成の場合の混合ガス体積割合一定化手段は、自動流量および/または圧力コントロールコンピュータと、自動流量調節弁および/または自動圧力調節弁とで構成されている。
さらに、混合ガス生成装置は、PRガスおよびヘリウムガスが充填されたそれぞれのボンベに取付けられた減圧弁を調節して調圧されたPRガスおよびヘリウムガスをガス混合部で混合してアルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合に混合するものであってもよい。
次に、本発明の第3実施形態であるX線分析装置について以下に説明する。図7に示す蛍光X線分析装置60は、ガスフロー型比例計数管10、ガスフロー型比例計数管10に高電圧を印加する高電圧電源部61、ガスフロー型比例計数管10の検出出力である出力電圧出力部62およびガスフロー型比例計数管10を有する分析部63を備えており、さらに、ガスフロー型比例計数管10にフローガスを供給するガス制御部70とを備えている。
ガス制御部70はアルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合するガス混合部21、前記ガス混合部21に前記PRガスを導入するPRガス配管22、前記ガス混合部21に前記ヘリウムガスを導入するヘリウムガス配管23および混合ガス部21で混合された混合ガスを前記X線用ガスフロー型比例計数管10に導入する混合ガス配管24とを備えており、さらに、混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段79と、ガスフロー型比例計数管からの排出ガス配管64と、各ガスの出入口である前記PRガス導入口31、前記ヘリウムガス導入口32、排出ガス出口65とを備えている。混合ガス体積割合一定化手段79は、PRガス用流量調節弁25と、PRガス用流量計26と、ヘリウムガス用流量調節弁27と、ヘリウムガス用流量計28とで構成されている。PRガス流路22、ヘリウムガス流路23、混合ガス流路24および混合ガス体積割合一定化手段79は第2実施形態と同様のもので構成されておりX線分析装置と一体に形成されている。
ガスフロー型比例計数管に高電圧を印加する高電圧電源部61はフローガスのアルゴンガスやヘリウムガスが比例計数管に入射するX線によってイオン化され発生する電子を芯線に集めるための正の高電圧を印加する電源部であり、1000〜2400ボルト(V)の高電圧を高電圧端子61から芯線に印加している。芯線に集められた電子は電流として出力端子から図示しない増幅器に入力され、電圧に変換後出力電圧として出力電圧出力部62に出力される。
蛍光X線分析装置60の分析部63は、試料SにX線を照射するX線照射源81、試料Sを載せるための試料載置台82、X線照射源81により照射されたX線により試料Sより発生する蛍光X線を分光する分光素子83および分光されたX線を検出するX線用ガスフロー型比例計数管10で構成されている。試料Sが試料載置台82にセットされ、X線照射源であるX線管81から発生するX線が試料Sに照射されると試料Sから蛍光X線が発生する。この蛍光X線をX線検出器であるガスフロー型比例計数管10のX線入射窓に入射させX線を検出する。
この時、ガスフロー型比例計数管10にはガス制御部70でアルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合された混合ガスが流され蛍光X線を検出し、フローガスが排出ガス配管64内を通って排出ガス出口65から排出される。ガス制御部70は第2実施形態の混合ガス生成装置と同様にガス流量調節弁、圧力調節弁、マスフローコントローラなどでアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合し、ガスフロー型比例計数管に流すように構成されている。
第3実施形態の蛍光X線分析装置によれば、第1実施形態のガスフロー型比例計数管および第2実施形態の混合ガス生成装置と同様の効果を得ることができるとともに、ガス制御部70が蛍光X線分析装置60と一体に形成されており、混合ガス生成装置を別途設ける蛍光X線分析装置に比べ、ガス混合部とガスフロー型比例計数管の混合ガス導入口との配管距離を短くすることができるので、フローガス配管内からの芯線の汚染を減少させることがで、長期間にわたって安定した分析と芯線クリーニングなどの回復処置の頻度を少なくすることができる。
図8は、図7の蛍光X線分析装置60に、さらに分析部63の内部の雰囲気を大気圧または所定の真空度の空気雰囲気からヘリウムガス雰囲気に置換するヘリウムガス置換手段90を追加して備えた蛍光X線分析装置80を示す。ヘリウムガス置換手段90はヘリウムガス配管71、流量調節弁72、流量計73、置換用ヘリウムガス導入口74から構成されている。この装置では、ヘリウムガスを使用して分析しているので、本発明の目的を達成するために新たにヘリウムガス設備を準備する必要がなく、容易に目的を達成することができる。
なお、本発明のX線分析装置は、分光素子を有さない非分散型蛍光X線分析装置でもよく、またX線回折装置などでもよい。
次に、本発明の第4実施形態であるガスフロー型比例計数管の使用方法について以下に説明する。第4実施形態は、第1実施形態のガスフロー型比例計数管10を、第2実施形態の混合ガス生成装置20、40、50や第3実施形態の蛍光X線分析装置60、80において使用する方法であって、例えば、図7に示す第3実施形態の蛍光X線分析装置60の長波長X線(低エネルギーX線)の検出器としてガスフロー型比例計数管10を使用する。次に、PRガスおよびヘリウムガスが充填されたそれぞれのボンベ35、36に取付けられた減圧弁(図示なし)で調圧されたPRガスおよびヘリウムガスを蛍光X線分析装置60の各々のガス導入口31、32に導入し、各々のガス配管内に導入された各ガスを混合ガス体積割合一定化手段79でアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合した混合ガスをガス混合部21で生成する。生成された混合ガスを混合ガス配管24でガスフロー型比例計数管10に流しながら蛍光X線分析装置60で長波長蛍光X線を検出し、軽元素の定量分析または定性分析を行う。
ポリプロピレン、ナイロンで形成された配管材料を使用して混合ガスをガスフロー型比例計数管10に導入するのが好ましい。
なお、第4実施形態のガスフロー型比例計数管の使用方法は、第2実施形態の混合ガス生成装置または第3実施形態の蛍光X線分析装置のガス制御部を使用する方法に限らず、これらの装置を使用しないでアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合した混合ガスを生成し、生成された混合ガスを混合ガス配管でガスフロー型比例計数管に流しながら長波長(低エネルギー)X線を検出するのに使用することができる。
本発明の第1実施形態であるガスフロー型比例計数管の平面図である。 比例計数管への印加電圧と出力電圧との関係図である。 比例計数管の検出エネルギーと検出効率との関係図である。 本発明の第2実施形態である混合ガス生成装置の流路図の一例である。 同流路図の別の例である。 同流路図のさらに別の例である。 本発明の第3実施形態である蛍光X線分析装置の概略図である。 同装置の他の例の概略図である。
符号の説明
10 ガスフロー型比例計数管
20、40、50 混合ガス生成装置
21 ガス混合部
22 PRガス配管
23 ヘリウムガス配管
24 混合ガス配管
25 PRガス流量調節弁
26 PRガス流量計
27 ヘリウムガス流量調節弁
28 ヘリウムガス流量計
29、49、59、79 混合ガス体積割合一定化手段
60、80 X線分析装置(蛍光X線分析装置)
90 ヘリウムガス置換手段

Claims (4)

  1. X線用ガスフロー型比例計数管にフローガスを供給する混合ガス生成装置において、
    アルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合するガス混合部と、
    前記ガス混合部に前記PRガスを導入するPRガス配管と、
    前記ガス混合部に前記ヘリウムガスを導入するヘリウムガス配管と、
    前記混合ガス部で混合された混合ガスを前記X線用ガスフロー型比例計数管に導入する混合ガス配管と、
    前記混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段と、
    を備えることを特徴とする混合ガス生成装置。
  2. ガスフロー型比例計数管を備えるX線分析装置において、
    アルゴンガスおよびメタンガスからなるPRガスとヘリウムガスとを所定の体積割合で混合するガス混合部と、
    前記ガス混合部に前記PRガスを導入するPRガス配管と、
    前記ガス混合部に前記ヘリウムガスを導入するヘリウムガス配管と、
    前記混合ガス部で混合された混合ガスを前記X線用ガスフロー型比例計数管に導入する混合ガス配管と、
    前記混合ガスの前記PRガスと前記ヘリウムガスの所定の混合体積割合を一定に保持する混合ガス体積割合一定化手段と、
    を備えることを特徴とするX線分析装置。
  3. 請求項において、
    さらに、前記X線分析装置の分析部内部を大気圧または所定真空度の空気雰囲気から前記ヘリウムガス雰囲気に置換するヘリウムガス置換手段を備えるX線分析装置。
  4. ガスフロー型比例計数管の使用方法において、
    X線検出用フローガスとしてアルゴンガス、ヘリウムガスおよびメタンガスを所定の体積割合で混合した混合ガスを使用することを特徴とするガスフロー型比例計数管の使用方法。
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