JP4262658B2 - ドリルヘッド - Google Patents

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本発明は、金属等からなる被削材を穿孔する切削刃として交換可能な複数のスローアウエイチップを用いるドリルヘッドに関する。
この種ドリルヘッドは、内部に切り屑排出路を有する円筒状のヘッド本体の前端が鈍角円錐形をなし、その前端面に中心角90°の略扇形をなす2つの切粉排出口が径方向に対設され、これら切粉排出口の径方向に沿う側壁に凹陥した複数の取付座を備え、各取付座にスローアウエイチップが着脱可能にねじ止めされており、これらスローアウエイチップが中心軸周りに回転して被削材を切削する。なお、ドリル本体の外周面には、既に穿孔した穴の中でドリルヘッドの位置を正しく保持させるために、中心角90°〜110°程度に離間した2ヵ所に軸方向に沿うガイドパッドが設けられている。
この種ドリルヘッドに用いるスローアウエイチップとしては、従来より様々な形態のものが知られるが、刃部が摩耗限界に達したり損傷を受けた際に刃面を替えて再使用できるように回転対称の形態にしたものがある。例えば、図10に示すスローアウェイチップ40では、一辺の長さ10〜20mm程度の略正三角形状であるが、各辺41の中点が少し山形に隆起して厳密には六角形をなしており、その中心に設けたボルト挿通孔42に通した固定ボルト(図示省略)により、一箇所の山形部分が刃部としてヘッド本体の前端に臨むよう取り付けるが、その刃部が摩耗限界に達したり損傷を受けた際、取付け姿勢を120°転回して新たな刃部を前端に臨ませることができ、もって都合3回にわたって使用できて長寿命となる(特許文献1〜3)。
実開昭58−164615号公報 特公昭61−40486号公報 特開昭59−196107号公報
しかして、図10に示すようなスローアウェイチップ40は、一般的にヘッド本体への取付状態で左右対称となる形、つまり刃部とした山形の頂点43の両側に構成される内切刃角αと外切刃角βとが等しくなるように取り付けられる。従って、ヘッド本体の周辺側に取り付けられるスローアウェイチップ40では、被削材の切削内周面に対して角部44が点接触することになるから、この角部44において摩耗が著しい上に欠け等の損傷も生じ易いという問題があった。
そこで、本発明者らは先に、本発明の先行技術として、図8及び図9に示すように、3回対称性を持つスローアウェイチップ50として短辺51と長辺52とが交互に配置した六角形状のものを用い、その短辺51と長辺52との一対で構成する山形部分を刃部としてヘッド本体60の前端に臨むよう取り付けた際に、他の一対の短辺51がヘッド本体60の回転軸心Zに対して平行になるようにしたドリルヘッドを提案している(特許文献4)。なお、図8中、61はヘッド本体60内の切り屑排出路、62はヘッド本体60の外周面にねじ止めされた軸方向に沿うガイドパッド、63はチップ取付板、64はスローアウェイチップ50をチップ取付板63に止着する取付けボルト、65はチップ取付板をヘッド本体60に止着する固定ボルトである。また、図9中、53はスローアウェイチップ50の中心に設けたボルト挿通孔である。
特許第2702061号公報
このドリルヘッドのスローアウェイチップ50は、取付け姿勢を120°転回することより、新たな刃部を前端に臨ませて都合3回にわたって使用できるが、いずれの取付姿勢でも他の二対の内の一対の短辺1がヘッド本体60の回転軸心Zと平行になるから、ヘッド本体60の周辺側に取り付けられたものでは被削材の孔内周に対して線接触となり、その接触部分の刃先の摩耗や損傷の発生が軽減され、またヘッド本体60への取り付けに際し、各チップ50の一つの短辺51がヘッド本体60の回転軸心Zに平行になるように位置決めすればよいから、その取付作業を容易に行えるという利点がある。
先の提案に係る先行技術のドリルヘッドは、上述のような優れた特徴によって好評を得て既に汎用品となっているが、スローアウェイチップ50の耐久性の面でまだ改良の余地を残していた。それは、刃部としてヘッド本体60の前端に臨ませた山形部分の頂部54に往々にして欠損を生じ、もって寿命短縮を招くことである。その主因は、本発明者の実験研究によれば、切削位置では内切刃となる短辺51がスローアウェイチップ50の120°の転回でヘッド本体60の回転軸心Zと平行になるには、その内切刃角αを30°に設定する必要があり、ある程度の外切刃角βを設ける上で山形の頂角θが140°未満(実製品では頂角θ=138°,外切刃角β=12°)になるため、頂部54が切削の反力に抗し切れずに欠けることによると判明した。
本発明は、上述の情況に鑑み、切削刃に交換可能な複数のスローアウエイチップを用いるドリルヘッドとして、該スローアウエイチップが刃部を替えて3回にわたって使用でき、且つ穿孔中の刃部の欠損を生じにくく高耐久性を示すものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るドリルヘッドは、円筒形のヘッド本体の前端面の少なくとも中心側と周辺側とを含む複数箇所にそれぞれ、協働して被削材を穿孔する切削刃体となるスローアウエイチップが周縁の刃先線を径方向に沿わせて同じ方位角でねじ止め固着され、各スローアウエイチップは、中心角120°で3区分した際の区分形状が等しくなる3回対称性を持ち、ヘッド本体への取付状態において前方に突出する切刃が内切刃と外切刃とで頂角150°以上の山形をなすと共に、内切刃が内切刃角の小さい頂点側内切刃部と内切刃角の大きい内端側内切刃部との連続した少なくとも2つの切刃部より構成されてなり、外切刃が外切刃角の小さい頂点側外切刃部と外切刃角の大きい外端側外切刃部との連続した少なくとも2つの切刃部より構成されてなるものとしている。
そして、上記請求項1のドリルヘッドにおける少なくとも周辺側のスローアウエイチップについて、請求項2の発明では前記内切刃が内切刃角30°となる内端側内切刃部を有してなるもの、請求項3の発明では前記内切刃の内端側内切刃部の長さが3mm以下に設定されてなるもの、請求項4の発明では前記内切刃の内端側内切刃部の逃げ面側に、刃先線に沿って0.2〜1mmの幅の傾斜面又は円弧面をなすマージンが設けられてなるもの、としている。
請求項1の発明によれば、ドリルヘッドに用いる各スローアウエイチップが3回対称性を持つために刃部を替えて3回にわたって使用できることに加え、ヘッド本体への取付状態において前方に突出する切刃が内切刃と外切刃とで頂角150°以上の山形をなすから、その山形の頂部が穿孔中に大きな切削反力を受けても欠損を生じにくく、もって極めて優れた耐久性が得られる。
しかして、頂角が150°以上であることによって両側の内切刃角と外切刃角とは両者を合わせて30°未満になるが、内切刃を内端側内切刃部と頂点側内切刃部との連続した少なくとも2つの切刃部より構成するから、その内端側内切刃部を請求項2の発明のように120°転回時で軸平行になる30°の内切刃角として、且つ切削に必要な外切刃角を充分に確保できる。また、請求項1の発明によれば、上記スローアウェイチップの外切刃が外端側外切刃部と頂点側外切刃部との連続した少なくとも2つの切刃部より構成されているから、その頂点側外切刃部の外切刃角を小さくして山形の頂角を大きく設定できる。
請求項3の発明によれば、周辺側に配置するスローアウェイチップにおける内切刃の内端側内切刃部の長さを3mm以下にするから、被削材の孔内周に線接触する軸平行部の長さが短くなり、それだけ該軸平行部による接触抵抗が低減され、穿孔の真直度および真円度が向上する。
請求項4の発明によれば、周辺側に配置するスローアウェイチップにおける内切刃の内端側内切刃部にマージンを有するから、被削材の孔内周に線接触する軸平行部が高強度になり、もって該軸平行部の損傷を生じにくくなる。
以下に本発明に係るドリルヘッドの一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1及び図2はドリルヘッド全体、図3〜図7はスローアウェイチップを示す。
図1及び図2に示すように、このドリルヘッドは、円筒状のヘッド本体1と、このヘッド本体1の前端1aに各々チップ取付板2を介して同じ方位角に取り付けられた中心側、中間部、周辺側の3個のスローアウェイチップ3C,3M,3Sと、ヘッド本体1の外周面の中心角約110°で離間した2箇所に固着された軸方向に長い二つのガイドパッド4とを備えている。しかして、3個のスローアウェイチップ3C,3M,3Sは同一の寸法形状であり、これらを以下で総称する場合にはスローアウェイチップ3と表現する。
ヘッド本体1は、鈍角円錐形をなす前端1aの端面に、内部の切屑排出孔10に連通した中心角90°の略扇形をなす大小2つの切粉排出口11,12が径方向に対峙して開口しており、切粉排出口11のヘッド径方向に沿う側壁のヘッド中心側及び周辺側の2箇所と、切粉排出口12のヘッド径方向に沿う側壁の1箇所とに、それぞれ凹陥した取付座13が形成されている。そして、各取付座13に、スローアウェイチップ3を止着したチップ取付板2が固定ボルト5によって固着されている。また、各ガイドパッド4は、上端がヘッド本体1の前端1aに臨む形で取付ボルト6によってねじ止めされている。
なお、切粉排出口11のヘッド中心側に取り付けられたスローアウェイチップ3Cは、その内端側がヘッド本体1の回転軸線Zにかかる位置に配置している。また、切粉排出口12に取り付けられたスローアウェイチップ3Mは、回転軸線Zからの距離(半径)が切粉排出口11側の2つのスローアウェイチップ3C,3Sの中間にあり、これら3つのスローアウェイチップ3C,3M,3Sの切刃の軌跡が互いにオーバラップするように設定している。
各スローアウェイチップ3は、3回対称性を持っており、大まかには略正三角形の厚板状をなすが、図3及び図5に詳細に示すように、その正三角形の各辺が3箇所で少しずつ曲折して厳密には12角形になっている。そして、この12角形の輪郭をなす全周縁を刃先線30として、該刃先線30に臨む主面がすくい面3a、周側面が逃げ面3bをなし、中央に厚み方向に透通するボルト挿通孔31を有しており、ヘッド本体1への取付状態では刃先線30がヘッド本体1の径方向に沿うようになっている。
上記のスローアウェイチップ3の3回対称性とは、中心角120°で3区分した際の区分形状が等しくなる形態を持つことである。従って、例えば図3及び図5で示すように、各頂点にA〜Lの符号を付け、中心Oと頂点A,E,Iの各々とを結ぶ中心角120°の3本の区分線xで分ければ、切刃領域A〜EとE〜I及びI〜Aは互いに中心O周りの120°回転で完全に重なり合う。すなわち、辺ABとEF及びIJ、辺BCとFG及びJK、辺CDとGH及びKL、辺DEとHI及びLA、はそれぞれ中心O周りに回転対称の等価な辺であり、これら等価な辺同士の延長線交叉角(例えば図示する辺FGとJKの延長線交叉角φや辺HIとLAの延長線交叉角ψ)は全て60°である。
ドリルヘッドにおける各スローアウェイチップ3の取付状態では、切刃領域A〜EとE〜I及びI〜Aのいずれかが使用刃部としてヘッド本体1の前端1aに臨み、且つ辺DEHI及びLAのいずれかがヘッド本体1の回転軸線Zに対して平行な軸平行部32になる回転姿勢に設定される。従って、例えば切刃領域A〜Eを使用刃部にしている場合、図3に示すように、この取付状態での切刃7は頂点Cを刃頂7aとした山形をなし、該頂点Cから頂点Eまでが内切刃71、同頂点Cから頂点Aまでが外切刃72を構成すると共に、不使用刃部となる切刃領域I〜Aの辺LAが軸平行部32としてヘッド本体1の軸方向つまり穿孔方向Z’に沿うことになる。しかして、内切刃71は、辺CDからなる小さい内切刃角α1の頂点側内切刃部71aと、辺DEからなる大きい内切刃角α2の内端側内切刃部71bとで構成される。また同様に、外切刃72は、辺BCからなる小さい外切刃角β1の頂点側外切刃部72aと、辺ABからなる大きい外切刃角β2の外端側外切刃部72bとで構成される。
ここで、刃頂7aの頂角θは、本発明では既述のように150°以上に設定される。また、内切刃71の内端側内切刃部71bは、スローアウェイチップ3を120°転回した際に軸平行部32になる部分であるから、その内切刃角α2は必然的に30°になる。
内切刃71の頂点側内切刃部71aの内切刃角α1と、外切刃72の頂点側外切刃部72a及び外端側外切刃部72bの外切刃角β1,β2とは、前記の頂角θ>150°、内切刃角α2=30°という条件を満たす範囲で任意に設定できるが、内切刃角α1は外切刃角β1より大きいこと(α1>β1)が望ましい。なお、これらの角度設定の好適な1例を挙げれば、頂角θ=163°、内切刃角α1=12°、内切刃角α2=30°、外切刃角β1=5°、外切刃角β2=18°といったものである。
因みに、図4は、本実施形態で用いるスローアウェイチップ3と、既述した先行技術(特許文献4)による3回対称性のスローアウェイチップ50との輪郭つまり刃先線形状の比較を示す。この図からも、本発明で用いるスローアウェイチップ3は、従来のものに比較して刃頂部の頂角が大きく、切削負荷による刃頂部の欠損を生じにくい刃先線形状であることが判る。
更に、このスローアウェイチップ3においては、内切刃71の内端側内切刃部71bとなる辺DE,HI,LAは、その長さが3mm以下に設定されると共に、図5及び図6に示すようにマージン33が形成される。このマージン33は、逃げ面3b側に、刃先線に沿って0.2〜1mm幅の傾斜面又は円弧面をなすものであり、これによって刃先角が大きくなるため、刃先が強化されることになる。なお、逃げ面3bの逃げ角δ(チップ厚み方向に対する角度)は一般的に10°〜30°程度であるが、マージン33のチップ厚み方向に対する傾角γは1°〜6°程度に設定される。
図7は、スローアウェイチップ3をチップ取付板2に止着した状態を示す。このチップ取付板2は、角軸状をなし、その長手方向片側にスローアウェイチップ3が適嵌する窪み21を有すると共に、長手方向両側にねじ孔22を備え、その一方のねじ孔22が窪み21の底面に開いている。しかして、スローアウェイチップ3は、チップ取付板2の窪み21に嵌合し、そのボルト挿通孔31に通した止着ボルト8を一方のねじ孔22に螺着することにより、切刃7を一端側に若干突出させた状態で当該チップ取付板2に回転不能に止着される。なお、チップ取付板2の他方のねじ孔22は、既述した固定ボルト5によるヘッド本体1へのねじ止めに利用される。
上記構成のドリルヘッドでは、その回転駆動により、ヘッド本体1の前端に固定された3つのスローアウェイチップ3C,3M,3Sが協働して被削材を穿孔する。しかして、各スローアウエイチップ3は、3回対称性を持つため、使用刃部の切刃7が摩耗限度に達したり損傷した際に120°転回した取付姿勢にすることにより、新しい切刃7に更新する形で都合3回にわたって使用できるが、これに加えて各回の使用刃部は山形になった切刃7の刃頂7aが頂角150°以上になっているから、その刃頂7aが穿孔中に大きな切削反力を受けても欠損を生じにくく、もって極めて優れた耐久性が得られ、非常に長寿命となる。
また、各スローアウェイチップ3は、被削材の切削内周面に対して軸平行部32で線接触する上、この軸平行部32がマージン33によって強化されているから、切削内周面との接触による摩耗が軽減されると共に損傷も生じにくくなり、特に線速度が大きくなる周辺側のスローアウェイチップ3Sの耐久性が顕著に向上する。一方、周辺側のスローアウェイチップ3Sにおける軸平行部32と孔内周との接触抵抗が大きくなると穿孔の真直度及び真円度の低下に繋がるが、該軸平行部32の長さを3mm以下に設定していることから、接触抵抗の低減によって穿孔精度が向上する。
ところで、使用刃部の山形の頂角が150°以上であれば、その両側における内切刃角と外切刃角とは両者を合わせて30°未満になる一方、その内切刃が120°転回で軸平行になるためには内切刃角を30°に設定する必要があるから、そのままでは切削作用を生じるのに必要な外切刃角を全く取れなくなる。しかるに、このドリルヘッドでは、内切刃71が内切刃角の小さい頂点側内切刃部71aと内切刃角の大きい内端側内切刃部71bとで構成されるから、内端側内切刃部71bを120°転回で軸平行になる30°の内切刃角として、且つ十分な外切刃角を確保でき、もって周辺側のスローアウェイチップ3Sとして良好な切削性能が得られる。
更に、本実施形態のスローアウェイチップ3においては、外切刃72を頂点側外切刃部72aと外端側外切刃部72bとで構成しているから、その頂点側外切刃部72aの外切刃角β1を小さくでき、これによって切刃7の頂角θを大きく設定することがより容易となる。
なお、上記実施形態では中心側、中間部、周辺側の3個のスローアウェイチップ3C,3M,3Sを用いるドリルヘッドを例示したが、本発明のドリルヘッドは、そのヘッド径(穿孔径)に応じてスローアウェイチップ3が中心側と周辺側の2個のみのものや、4個以上であるものも包含する。また、ドリルヘッドに用いる複数のスローアウェイチップのサイズは、同一に限らず、例えばヘッド回転に伴う線速度が大きい周辺側のチップサイズを大きくしてもよい。
しかして、スローアウェイチップ3の内切刃71は、上記実施形態では2つの切刃部71a,71bにて構成されているが、本発明においては3つ以上の切刃部より構成してもよい。また、外切刃72については、同様に3つ以上の切刃部より構成されるものに加え、一つの直線状の切刃部とすることも可能である。
その他、本発明のドリルヘッドにおいては、ヘッド本体1の細部構造、該ヘッド本体1に対するスローアウェイチップ3の取付構造、ガイドバッド4の取付位置等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。例えば、各スローアウェイチップ3は、実施形態のようなチップ取付板2を用いず、ヘッド本体1に設けた凹所に直接にねじ止めする構成であってもよい。
本発明の一実施形態に係るドリルヘッドの正面図である。 同ドリルヘッドの平面図である。 同ドリルヘッドに使用されるスローアウエイチップの平面図である。 同スローアウェイチップと従来提案のドリルヘッドに使用されるスローアウェイチップとの輪郭を対比した図である。 本発明の一実施形態に係るドリルヘッドに使用されるスローアウエイチップの斜視図である。 同スローアウエイチップの要部の縦断側面図である。 同スローアウエイチップをチップ保持板に取り付けた状態を示す正面図である。 先行技術のドリルヘッドの正面図である。 先行技術のドリルヘッドに使用されるスローアウェイチップを示し、(A)は平面図、(B)は(A)のB−B線の断面矢視図である。 従来のドリルヘッドに使用されるスローアウェイチップの正面図である。
符号の説明
1 ヘッド本体
1a 前端
2 チップ取付板
3 スローアウェイチップ
3a すくい面
3b 逃げ面
3C 中心側のスローアウェイチップ
3S 周辺側のスローアウェイチップ
3M 中間のスローアウェイチップ
30 刃先線
32 軸平行部
33 マージン
7 切刃
7a 刃頂
71 内切刃
71a 頂点側内切刃部
71b 内端側内切刃部
72 外切刃
72a 頂点側外切刃部
72b 外端側外切刃部
α1 頂点側内切刃部の内切刃角
α2 内端側内切刃部の内切刃角
β1 頂点側外切刃部の外切刃角
β2 外端側外切刃部の外切刃角
θ 頂角
Z 回転軸線

Claims (4)

  1. 円筒形のヘッド本体の前端面の少なくとも中心側と周辺側とを含む複数箇所にそれぞれ、協働して被削材を穿孔する切削刃体となるスローアウエイチップが周縁の刃先線を径方向に沿わせて同じ方位角でねじ止め固着され、
    各スローアウエイチップは、中心角120°で3区分した際の区分形状が等しくなる3回対称性を持ち、ヘッド本体への取付状態において前方に突出する切刃が内切刃と外切刃とで頂角150°以上の山形をなすと共に、内切刃が内切刃角の小さい頂点側内切刃部と内切刃角の大きい内端側内切刃部との連続した少なくとも2つの切刃部より構成されてなり、外切刃が外切刃角の小さい頂点側外切刃部と外切刃角の大きい外端側外切刃部との連続した少なくとも2つの切刃部より構成されてなるドリルヘッド。
  2. 少なくとも周辺側のスローアウエイチップは、前記内切刃が内切刃角30°となる内端側内切刃部を有してなる請求項1記載のドリルヘッド。
  3. 少なくとも周辺側のスローアウエイチップは、前記内切刃の内端側内切刃部の長さが3mm以下に設定されてなる請求項1又は2に記載のドリルヘッド。
  4. 少なくとも周辺側のスローアウエイチップは、前記内切刃の内端側内切刃部の逃げ面側に、刃先線に沿って0.2〜1mmの幅の傾斜面又は円弧面をなすマージンが設けられてなる請求項1〜3のいずれかに記載のドリルヘッド。
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