JP4262138B2 - 情報記録方法と情報記録装置 - Google Patents

情報記録方法と情報記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4262138B2
JP4262138B2 JP2004160122A JP2004160122A JP4262138B2 JP 4262138 B2 JP4262138 B2 JP 4262138B2 JP 2004160122 A JP2004160122 A JP 2004160122A JP 2004160122 A JP2004160122 A JP 2004160122A JP 4262138 B2 JP4262138 B2 JP 4262138B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
power
test pattern
information recording
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004160122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005011500A (ja
Inventor
弘司 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004160122A priority Critical patent/JP4262138B2/ja
Publication of JP2005011500A publication Critical patent/JP2005011500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4262138B2 publication Critical patent/JP4262138B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

この発明は、書き換え可能型の光ディスク等の記録媒体への情報記録方法に係り、特に記録マーク面積を変調することによって多値データを記録媒体上に記録する情報記録方法に関する。
書き換え型光ディスクでは、光ディスク及び光ディスク記録再生装置の個体差や使用環境条件の影響があるため、各々の組合せにおいて記録条件を最適化する必要がある。
また、相変化型の光ディスクでは、所望の記録マークを形成するために、記録レーザの発光時間幅と記録パワーおよび消去パワーを制御している。
従来の情報記録方法では、高速記録が可能なように、記録線速度に応じて記録パワー,記録パルス幅及びそれらの両方を制御することで記録マークの均一化が行えるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、記録したデータの再生結果を記録パルス波形にフィードバックすることによって記録条件の最適化を行っている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−106008号公報 特開2002−50046号公報
しかしながら、上述した従来の情報記録方法は、2値記録における最適記録条件の設定方法であり、その2値記録では、2値化するためのスライスレベルが変化するとジッタが悪化するから(例えば、特許文献1の図5参照)、アシンメトリが所望の値の範囲になるように記録条件を設定することによって記録条件を最適化している。
しかしながら、多値記録方式においては、時間(マーク長あるいはスペース長)の偏差ではなく、電圧方向(マークによる信号レベル)の偏差を抑える必要がある。したがって、多値記録方式では、従来の情報記録方法にあるアシンメトリを目安にした最適記録条件の設定方法が使えないという問題があった。
さらに、本発明の情報記録方法に適用する多値記録方式について説明する。
図8乃至図10は、本発明の情報記録方法に適用する多値記録方式の説明に供する図である。
図8に示すように、多値データに対応して再生信号レベルが変化するように、一定の長さをもつ記録セル毎に多値データを記録する。
多値データの再生は、所定の周波数で再生信号をサンプリング(例えば、記録セルの中心位置)し、そのサンプリングした信号レベルから多値データを判別する。記録データとして符号間干渉が無い孤立波を多値データ“0”から“7”まで記録したとき、記録条件が最適化されている場合は、図9に示すように多値データに対応して再生信号レベルがリニアに変化する。
一方、記録条件が最適でない場合は、記録パワーの過不足によって図9に示すように線形性が悪化する。
特に、短い記録マーク(多値データ“1”から“3”)が、記録条件及び外部の影響を受けやすい。
例えば、記録パワー不足の場合では、多値データ“1”から“3”において、多値データを判定するための閾値の間隔が狭くなるために再生マージンが低下するという問題が起こる。
また、高速記録を行うために、ディスク回転数を一定にし、記録信号の基準クロック周期をディスク半径位置に応じて変化させることによって、CLVフォーマットを高速で記録する方法が書換え型のDVD等の記録媒体で使われている。
この方法を多値記録に適用すると、図10に示すように、記録線速度に応じて基準クロックを変化させて記録するだけでは、記録線速度に対して光ディスクの記録感度が線形でないために、短いマーク(多値データ“1”から“3”)が大きく形成される傾向になる。
すなわち、記録線速度によって多値データに対応する信号レベルの関係が変化することになり、記録線速度毎に多値判定レベルや波形等化係数を学習する必要が生じる。
したがって、再生時には線速度に対応した多値判定レベル、波形等化係数を読込んで再生することになり、再生に時間がかかるという問題がある。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、多値記録方式において、光ディスク等の記録媒体,その記録媒体に対する情報の記録を行う光ディスク装置等の情報記録装置の個体差及び環境条件の変化によらずに安定した記録ができるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の情報記録方法を提供する。
(1)記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録方法であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、上記記録パワーPw及び上記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、その最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定し、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z−1)/2,m,(x+z−1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いる情報記録方法。
Figure 0004262138
)記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録方法であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、上記記録パワーPw及び上記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、その最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定し、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z+1)/2,m,(x+z+1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いる情報記録方法。
Figure 0004262138
(3)上記のような情報記録方法において、上記数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーを数1のΣδ が最小になる消去パワーにするとよい。
上記のような情報記録方法において、テスト記録によって決定した記録条件を情報記録装置に記憶し、つぎに記録する際は、上記情報記録装置に記憶した記録条件を初期値としてテスト記録を行うようにするとよい。
上記のような情報記録方法において、上記記録媒体相変化型光ディスクにするとよい。
上記のような情報記録方法において、2回以上オーバーライトした後、上記テストパタンの記録を行うようにするとよい。
上記のような情報記録方法において、上記記録媒体に、上記テストパタンを記録するときの上記記録パワーPwの初期値と上記記録パワーPwと上記消去パワーPeとの比からなる記録パラメータを予め記録するようにするとよい。
また、次の情報記録装置も提供する。
)記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録装置であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、上記記録パワーPw及び上記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、その最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定する手段と、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z−1)/2,m,(x+z−1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いる手段を設けた情報記録装置。
Figure 0004262138
)記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録装置であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、上記記録パワーPw及び上記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、その最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定する手段と、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z+1)/2,m,(x+z+1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いる手段を設けた情報記録装置。
Figure 0004262138
10上記のような情報記録装置において、上記数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーを数1のΣδ が最小になる消去パワーにするとよい。
11上記のような情報記録装置において、テスト記録によって決定した記録条件を情報記録装置に記憶し、つぎに記録する際は、上記情報記録装置に記憶した記録条件を初期値としてテスト記録を行う手段を設けるとよい。
12上記のような情報記録装置において、上記記録媒体相変化型光ディスクにするとよい。
13)上記のような情報記録装置において、2回以上オーバーライトした後、上記テストパタンの記録を行うようにするとよい。
14)上記のような情報記録装置において、上記記録媒体に、上記テストパタンを記録するときの上記記録パワーPwの初期値と上記記録パワーPwと上記消去パワーPeとの比からなる記録パラメータを予め記録するようにするとよい。
この発明による情報記録方法と情報記録装置は、多値記録方式において、光ディスク等の記録媒体,その記録媒体に対する情報の記録を行う光ディスク装置等の情報記録装置の個体差及び環境条件の変化によらずに情報記録を安定して行える。
以下、この発明の参考技術とこの発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図17は、図18に示す光ディスクドライブを備えた情報処理装置の構成の概略を示すブロック図である。
この情報処理装置は、主制御装置21,インタフェース22,記録装置23,入力装置24及び表示装置25などを備えており、インタフェース22を介して図18に示す構成の光ディスクドライブ20を接続している。
主制御装置21は、マイクロコンピュータ,メインメモリ(いずれも公知なので図示を省略)などを含んで構成され、情報処理装置の全体を制御する。
インタフェース22は、光ディスクドライブ20との双方向の通信インタフェースであり、ATAPI及びSCSI等の標準インタフェースに準拠している。
インタフェース22は、光ディスクドライブ20のATAPI/SCSIインタフェース15と接続されている。
なお、各インタフェース間の接続形態は、通信ケーブル(例えばSCSIケーブル)などの通信線を用いたケーブル接続だけでなく、赤外線などを利用したワイヤレス接続であっても良い。
記録装置23はハードディスク(HDD)等の記憶装置であり、主制御装置21のマイクロコンピュータで解読可能なコードで記述された各種のプログラムが格納されている。
なお、情報処理装置の駆動電源がオン状態になると、上記プログラムは主制御装置21のメインメモリにロードされる。
入力装置24は、例えば、キーボード,マウス及びポインティングデバイスなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備えており、ユーザから入力された各種情報を主制御装置21に通知する。
表示装置25は、例えば、CRT,液晶ディスプレイ(LCD)及びプラズマディスプレイパネル(PDP)などの表示部(図示省略)を備えており、主制御装置21からの各種情報を表示する。
なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、入力装置24と表示装置25とが一体化したものとして、例えば、タッチパネル付きCRTなどがある。また、この情報処理装置はオペレーティングシステム(以下「OS」という)を搭載している。そして、情報処理装置を構成する全てのデバイスはOSによって管理されているものとする。
図18は、この発明の情報記録装置の一実施形態である光ディスクドライブの主要部の構成を示す機能ブロック図である。
この光ディスクドライブ20は、上述のような光ディスク1に対するデータの記録再生を行う光ディスク装置(光情報記録再生装置)であり、スピンドルモータ2,光ピックアップ3,モータドライバ4,リードアンプ5,サーボ回路6,DVDデコーダ7,ADIPデコーダ8,レーザコントローラ9,DVDエンコーダ10,DVD−ROMエンコーダ11,バッファRAM12,バッファマネージャ13,DVD−ROMデコーダ14,ATAPI/SCSIインタフェース(I/F)15,D/Aコンバータ16,ROM17,CPU18及びRAM19等からなる。
また、上記リードアンプ5は、後に詳述する制御信号生成部51を内蔵し、図中のLBは光ピックアップ3から光ディスク1に照射するレーザ光を示し、D/Aコンバータ16からはオーディオ(Audio)出力信号を出力する。
同図中において、矢印はデータが主に流れる方向を示しており、また、図を簡略化するために、各ブロックを制御するCPU18には太線のみを付けて各ブロックとの接続の図示を省略している。
ROM17には、CPU18において解読可能なコードで記述されたこの発明に係るプログラムを含む各種の制御プログラムが記憶されている。
なお、この光ディスクドライブの電源がオン状態になると、上記ROM17に記憶されているプログラムは図示を省略した公知のメインメモリ(例えば、上記RAM19内に設けると良い)にロードされ、CPU18はそのプログラムの手順を実行することによって上記各部の動作を制御すると共に、この発明に係る情報記録方法の処理を行い、この発明に係る情報記録装置の各手段の機能を果たし、各種の制御に必要なデータ等を一時的にRAM19に保存する。
光ディスク1は、スピンドルモータ2によって回転駆動されるDVD−RAM・WOディスク,DVD−Rディスク,DVD+Rディスク,DVD−RAMディスク,DVD−RWディスク,DVD+RWディスク等の情報記録媒体(光情報記録媒体)である。
スピンドルモータ2は、モータドライバ4とサーボ回路6によって線速度または角速度が一定になるように制御される。その線速度又は角速度は階段的に変更することが可能である。
光ピックアップ3は、半導体レーザ光源(「光源」:LD),光学系,フォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,受光素子およびポジションセンサ等を内蔵しており、レーザ光LBを光ディスク1に照射する。
また、この光ピックアップ3は、シークモータによってスレッジ方向への移動が可能である。それらのフォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,シークモータは、受光素子とポジションセンサから得られる信号に基づいて、モータドライバ4とサーボ回路6により、レーザ光LBのスポットが光ディスク1上の目的の場所に位置するように制御される。なお、光ピックアップ3の内部構成については後に詳述する。
そして、情報の再生(リード)時には、光ピックアップ3によって得られた再生信号をリードアンプ5で増幅及び2値化した後、DVDデコーダ7に入力して8/16復調する。このリードアンプ5は、後に詳述する制御信号生成部51を内蔵している。
なお、記録データは、8ビットずつまとめられて変調(8/16変調)されており、その変調では8ビットを16ビットに変換している。
その場合に、結合ビットは、それまでの「1」と「0」の数が平均的に等しくなるように付けられる。これを「DC成分の抑制」と呼び、DCカットされた再生信号のスライスレベル変動が抑圧される。
DVDデコーダ7によって復調したデータにデインタリーブとエラー訂正の処理を行い、その後、そのデータを、DVD−ROMデコーダ14へ入力してデータの信頼性を高めるために、さらにエラー訂正の処理を行う。
このようにして、2回のエラー訂正の処理を行ったデータを、バッファマネージャ13によって一旦バッファRAM12に蓄え、セクタデータとして揃った状態でATAPI/SCSIインタフェース15を介してホストコンピュータへ一気に転送する。
なお、音楽データの場合には、DVDデコーダ7から出力されたデータを、D/Aコンバータ16へ入力してアナログのオーディオ出力信号として取り出す。
一方、情報の記録(ライト)時には、ATAPI/SCSIインタフェース15を通してホストコンピュータから送られてきたデータを、バッファマネージャ13によって一旦バッファRAM12に蓄える。
その後、ライト動作を開始するが、その場合には、ライト動作の前にスポット(レーザスポット,微小スポット)を光ディスク1上の書き込み開始地点に位置させる必要がある。
その書き込み開始地点は、光ディスク1がDVD+RWディスク,DVD+Rディスクでは、予め記録面上にトラックの蛇行によって刻まれているウォブルを検出したウォブル信号によって求めることができる。
なお、上記書き込み開始地点は、光ディスク1がDVD−RWディスク,DVD−Rディスクでは、その記録面上に形成されたランドプリピットに基づく信号から求めることができる。さらに、光ディスク1がDVD−RAMディスク,DVD−RAM・WOディスクの場合では、その記録面上に形成されたプリピットに基づく信号から求めることができる。
上記光ディスク1がDVD+RWディスク,DVD+Rディスクの場合、その記録面上に形成されたウォブルに基づくウォブル信号には、アドレス・イン・プリグルーブ(ADress In Pre−groove:ADIP)と呼ばれるアドレス情報が含まれており、そのアドレス情報をADIPデコーダ8によって取り出す。
また、そのADIPデコーダ8は上記アドレス情報に基づいて同期信号を生成してDVDエンコーダ10へ出力する。
DVD−ROMエンコーダ11,DVDエンコーダ10において、バッファRAM12のデータにエラー訂正コードの付加やインタリーブを行い、DVDエンコーダ10はその同期信号に基づいてバッファRAM12からのデータをレーザコントローラ9へ出力することにより、光ディスク1上の正確な位置へのデータの書き込みを可能にしている。
そして、レーザコントローラ9,光ピックアップ3を介してそのデータを光ディスク1に記録する。
また、上記光ディスク1がDVD−RWディスク,DVD−Rディスクの場合は、ランドプリピットからアドレス情報を得て、上述と同様にしてデータを記録する。あるいは、上記光ディスク1がDVD+RWディスク,DVD+Rディスクの場合は、プリピットからアドレス情報を得て、上述と同様にしてデータを記録する。
(第1参考技術
上記CPU18における第1参考技術の情報記録方法の処理は、多値記録方式の記録媒体(DVD等の光ディスク)において、記録パワーPw,消去パワーPe/記録パワーPw比,記録パルス幅ΔTon,冷却パルス幅ΔToffのいずれかの記録条件を変化させて記録媒体の試し書きを行い、それらの再生結果において多値データと再生信号レベルとの線形性に着目して最適記録条件を決定するものである。ここでは、M=8,mを0〜7の場合について説明する。
したがって、多値判定誤り率を測定して最適記録条件を決定するのと比較して、簡便な方法で決定できる。試し書き時のテストパタンとして、前後多値データが対称な(XYX)パタンを準備した。また、8(M=8)値記録の場合では、64通りになる(表1参照)。
Figure 0004262138
図2は、第1参考技術の情報記録方法の処理における多値データと規格化RFレベルとの関係を示す図である。
同図に示すように、このパタンを記録して再生したときに、それぞれのXに対してYの再生信号レベルが略線形になるように記録条件を設定する。
このテストパタンを用いることにより、符号間干渉のない孤立波だけでなく、符号間干渉のある場合においても線形であるか否かをチェックできる。
本第1参考技術の記録媒体である光ディスクは、波長650nmのレーザ光で記録が可能な相変化型光ディスクである。その基板は、直径120mm,厚さ0.6mmのポリカーボネートからなり、基板表面上には、射出成形によりグルーブが形成されている。
グルーブは、幅約0.35μm,深さ約30nm,トラックピッチ0.74μmで内周から外周まで連続したスパイラルとして形成されている。
この基板上に、誘電体膜,Ag−In−Sb−Teからなる相変化記録膜,誘電体膜,反射膜を順次積層して相変化型光ディスクを作製している。
データの記録再生は、波長650nm,対物レンズのNA0.65の記録再生装置を用いて8値記録を行う。また、線速度2.5m/s,記録クロック周期T=10ns,1セルの周方向の長さを0.40μm(16T)とし、各多値データのデータ長および記録パルス長は表1に示す条件で記録する。
図3は、多値データ“2”の記録パルス波形を示す図である。
同図に示すように、記録データパルスに対応して記録パルス波形を発生させる。その記録パルス波形は、記録パルスの立上がりTa,記録パルスの立下がりTb,消去パルスの立上がりTcで定義している。
表2の記録パルス幅Ton,冷却パルス幅Toffは、それぞれTon=Tb−Ta,Toff=Tc−Tbのことである。
また、線速度2.5m/sにおける代表的なパワー条件は、記録パワーPw=15.0mW,消去パワーPe=6.9mW,バイアスパワーPb=0.1mWである。
Figure 0004262138
図4は、消去パワーPe/記録パワーPw比を変化させてテストパタンを記録したときのΣδの変化を示す図である。
ここでは、試し書きのテストパタンとして、64通りの(XYX)パタンを使っている。また、Σδは次の数2に示す式で定義される量であり、多値データに対してどれだけ再生信号レベルが線形になっているかを示す指標である。
ここで、多値データ0〜7とした場合、Vm′:サンプリングした多値データmの再生信号レベル,V(m)=m*(V′−V′)/7+V:多値データmの目標信号レベルである。この数2のΣδ2が最小となる消去パワーPe/記録パワーPw比で記録を行えば、ランダムパタンを記録し、波形等化後の多値判定誤り率は、10−3以下になる。
Figure 0004262138
図1は、この第1参考技術の情報記録方法の処理における試し書きによる記録条件決定方法の処理を示すフローチャート図である。
この処理は、例えば、CPU,ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現されるDVDドライブ等の情報記録再生装置の制御部において、ステップ(図中「S」で示す)1で、光ディスクにプリフォーマット情報として記録されている記録条件W(各パワー設定条件,各パルス幅設定条件)を読み出す。
次にステップ2で、記録条件変更範囲を算出する。例えば、ステップ1で読み出した消去パワーと記録パワーとの比が0.46であったとすると、変化させる範囲(1±0.1)*0.46を0.41−0.51に算出する(ここでは、設定値の10%を変化させる)。
次にステップ3で、変更間隔を算出する。ステップ2で算出した範囲で、例えば7条件(7水準)設定し、ステップ4で初期値設定としてi=0とし、ステップ5で記録条件W(i=0)で試し書きする。
次にステップ6で再生し、ステップ7でその再生信号をサンプリングし、ステップ8でそのサンプリング結果に基づいて上述のようなΣδを算出し、その算出結果を情報記録再生装置の記憶装置に記憶する。
次にステップ9でi=n(ここではn=7)か否かを判断して、7条件の試し書きが終了していない場合は、ステップ12でi=i+1としてステップ5の処理へ戻って次の記録条件で試し書きを行い、ステップ9でi=nならステップ10で上記7条件の中でΣδが最小となった記録条件を選び、ステップ11でステップ10で選択した記録条件の値を最適条件として設定し、試し(書き)記録の処理を終了する。
また、消去パワーPe/記録パワーPw比ではなく、記録パルス幅Tonあるいは冷却パルス幅Toffによっても、上述した図9のパワー最適の状態に調整することができる。
さらに、パルス幅によって調整する場合は、多値データ“1”から“7”の記録パルス幅Ton、あるいは冷却パルス幅Toffを一定量だけ一律に変化させて、消去パワーPe/記録パワーPwと同様に、Σδが最小になる値に決定する。
光ディスクの特性としては、変調度((V′−V′)/V′)が小さいと再生マージンが小さくなるから、変調度50%以上は必要であり、より好ましくは60%以上が望ましい。また、本番の記録を行う前に試し書きすることによって、光ディスクと記録再生装置との個々の組合せにおいて記録条件の最適化ができる。
(第2参考技術
上記CPU18における第2参考技術の情報記録方法の処理は、CAV駆動で記録線密度一定の記録を行う際に、複数の記録線速度で試し書きを行い、上記第1参考技術で示した情報記録方法を用いて各線速度における最適記録条件を決定する。
これらの結果から、記録線速度と最適記録条件との関係式を求め、記録線速度に応じて上記関係式にしたがって記録条件を変化させて記録することによって、光ディスクの全面にわたってほぼ等しい再生信号レベルが得られるようにしたものである。
図5は、第1参考技術の処理と同様の光ディスクと光ディスクドライブを用いて、記録線速度を2.5m/s(記録クロック周期T=10ns)から5.0m/s(同T=5ns)まで変化させてテストパタンを記録したとき、Σδが最小になるPe/Pw比の値をプロットした線図である。
このとき、各多値データの記録パルス幅Ton(T)及び冷却パルス幅Toff(T)はそれぞれ一定にして記録する。また、テストパタンは、64通りの(XYX)パタンを使う。
図5から、消去パワーPe/記録パワーPw比を記録線速度Vに対して1次関数:消去パワーPe/記録パワーPw比(Pe/Pw)=aV+bにしたがって変化させれば、線速度によらずほぼ等しい多値信号レベルが得られることがわかる。光ディスクの特性によっては、2次関数:消去パワーPe/記録パワーPw比(Pe/Pw)=aV+bV+cで変化させたほうが良い近似(標準偏差の2乗が小さい)が得られることがあるので、そのときは2次関数を使って求めればよい。
いずれにしても、各多値データに対応する記録パルス長を個別に設定し直すことなく、記録線速度に応じて消去パワーPe/記録パワーPw比(Pe/Pw比)を変更するだけで所望の再生信号が得られる。
また、消去パワーPeを一定にして記録パワーPwを変化させた場合、逆に記録パワーPwを一定にして消去パワーPeを変化させた場合もPe/Pw比が等しければ、ほぼ同等の結果が得られる。そのどちらを選択するかは、光ディスクの特性,光ディスクドライブの特性で判断すれば良い。
図6は、記録線速度2.5m/s,5.0m/s,Pe/Pw≒0.47,0.51で記録したときの多値データと再生信号レベルとの関係を示す図である。
同図に示すように、消去パワーPe/記録パワーPw比を最適化することによって、記録線速度によらずにほぼ等しい信号レベルが得られる。
上記1次関数:消去パワーPe/記録パワーPw比(Pe/Pw)=aV+bのa,bあるいは2次関数:消去パワーPe/記録パワーPw比(Pe/Pw)=aV+bV+cのa,b,cを求めるには、まず、テスト記録領域において試し書きを行い、複数の記録線速度に対してそれぞれ消去パワーPe/記録パワーPw比の最適値を求める。
次に、得られた結果から1次及び2次の近似式を計算する。そのどちらの関係式を使うかは、1次及び2次近似した結果における標準偏差の2乗が小さいほうを選択する。各記録線速度におけるPe/Pw最適値の求め方は、第1実施例の処理と同様の手順で行う。
ここでは、Σδを使って最適値を決定したが、試し書きデータにランダムデータを用いて再生結果から多値判定まで行い、その誤り率が最小になる消去パワーPe/記録パワーPw比を設定しても良い。この方法は時間がかかるがより正確に最適値を決定できる。
また、記録線速度に応じて消去パワーPe/記録パワーPw比を変化させることによって概ね等しい再生信号レベルが得られるため、線速度毎に多値判定しきい値,波形等化係数等を設定することなく多値データを判定できる。
(第3参考技術
上記CPU18における第3参考技術の情報記録方法の処理は、消去パワーPe/記録パワーPw比は一定として、記録線速度に応じて記録パルス幅Ton及び冷却パルス幅Toffを変化させることによって、多値データ“0”から“7”までの信号レベルがリニアになるように調整する。その結果を図7に示す。
図7は、消去パワーPe/記録パワーPw比を一定にして記録線速度に応じて記録パルス幅Ton及び冷却パルス幅Toffを変化させて、多値データ“0”から“7”までの信号レベルがリニアになるように調整したときの説明に供する図である。
図7では、記録線速度5.0m/sでの条件を基準にしている。
図7から、記録パルス幅ΔTon又は冷却パルス幅ΔToffを記録線速度Vに対して1次関数:記録パルス幅ΔTon(又は冷却パルス幅ΔToff)=aV+bにしたがって変化させれば、線速度によらずほぼ等しい多値信号レベルが得られることがわかる。
光ディスクの特性によっては、2次関数:記録パルス幅ΔTon(又は冷却パルス幅ΔToff)=aV+bV+cで変化させたほうが良い近似(標準偏差の2乗が小さい)が得られることがあるので、そのときは2次関数を使って求めればよい。
いずれにしても、各多値データに対応する記録パルス長を個別に設定し直すことなく、記録線速度に応じて記録パルス幅ΔTon又は冷却パルス幅ΔToffを所定量だけ一律に変更するだけで所望の再生信号が得られる。
上記1次関数のa,bあるいは2次関数のa,b,cの求め方は、第2参考技術の処理と同様にして求めればよい。
このようにして、記録線速度に応じて記録パルス幅ΔTon(又は冷却パルス幅ΔToff)を変化させることによって概ね等しい再生信号レベルが得られるので、線速度毎に多値判定しきい値,波形等化係数等を設定することなく多値データを判定することができる。
実施例
次に、光ディスクの製造ばらつき、光ディスクドライブ毎に光ディスク上に集光ビーム径及びビーム形状等が異なるため、光ディスクに予め記録されている記録条件(記録パワーPwと消去パワーPeとの比ε,記録パルス幅)では、十分な記録再生特性が得られない場合がある。
このような場合、多値データと対応する信号レベルとの線形性がくずれる、あるいは線形ではあるが、回帰直線からのずれが大きいために多値データ判別誤りが増加することになる。
図11は、記録パワーPwと消去パワーPeとの比εを一定として記録パワーPwを変化させてテスト記録を行い、多値データと信号レベルとが略線形になったときの結果を示す図であり、前後の多値データがそれぞれ0のときの結果を示している。
このとき、多値データと信号レベルとは略線形になってはいるが、直線から乖離している多値データがある。これを補正するには、記録パワーPwの補正だけではできないので、記録パワーPwと消去パワーPeとの比ε、あるいは記録パルス幅による補正が必要になる。
上記CPU18におけるこの発明の実施例の情報記録方法の処理は、まず、テスト記録によって略線形になる記録パワーPwを決定し、その結果が直線から著しく乖離している場合は、記録パワーPwと消去パワーPeとの比ε、あるいは記録パルス幅、または記録パワーPwと消去パワーPeとの比ε及び記録パルス幅によって補正し、信号レベルと回帰直線との乖離を小さくする情報記録方法の処理である。ここで、信号レベルが回帰直線とどの程度一致しているかを表す指標として、数1を用いる。
Figure 0004262138
図12乃至図15は、図18に示すCPU18における実施例の情報記録方法の処理を示すフローチャート図である。
図12に示すように、CPU18は、ステップ(図中「S」で示す)21で光ディスクからテストパタンを記録するときの記録パワーPwの初期値と記録パワーPwと消去パワーPeとの比εからなる記録パラメータを読み込み、ステップ22でテストパタンの記録条件として逐次変化させる記録パワーPw(s)の初期値Pw(0)と記録パワーPwと消去パワーPeとの比εをセットし、ステップ23で最初は記録パワーPw(0)と消去パワーPeとの比εを一定としてテストパタンを記録し、ステップ24で上記記録したテストパタンを再生し、ステップ25で上記再生した再生信号をサンプリングし、ステップ26で上記サンプリングしたサンプリング結果に基づいてδi,jを算出し、RAM19に格納し、ステップ27でΣ(δi,j)を算出し、RAM19に格納して、ステップ28でs<t(tはテストパターンの記録の繰り返し回数)か否かを判断し、s<tでなければ、ステップ33でs=s+1にしてsの値を1加算し、ステップ23へ戻って記録パワーPw(s)を変化させて上述と同様に記録,再生,サンプリング,δi,j及びΣ(δi,j)の算出と格納とを繰り返す。
こうして、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、上記記録パワーPw及び上記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいてδi,j及びΣ(δi,j)の算出と格納とを繰り返し、RAM19内に表4に示すようにδi,jをまとめて格納し、そのδi,jの値に基づいて算出したΣ(δi,j)を同じくRAM19に格納する。
ステップ28でs<tならば(sがtのテストパターンの記録の繰り返し回数に達したら)、ステップ29へ進んでRAM19内のΣ(δi,j)に基づいてΣ(δi,j)の最小値を算出し、ステップ30でΣ(δi,j)の最小値を最適記録パワーとして決定し、ステップ31で最適記録パワーに決定したΣ(δi,j)が、所定値Xより小さいか否かを判断し、Σ(δi,j)<所定値Xでなければ、図14のステップ51へ進み、Σ(δi,j)<所定値Xなら、ステップ32では最適記録パワーを記録パラメータとして格納(光ディスクに記録)し、この処理を終了する。
図13に示すように、CPU18は、ステップ41で前後の多値データが対称なテストパターン(テストデータ)を最適記録パワーで記録し、ステップ42でそのテストパターンを再生し、ステップ43でその再生した再生信号をサンプリングし、ステップ44でそのサンプリング結果に基づいてδi,jを算出してRAM19に格納し、ステップ45でδi,jと数1を用いてΣ(δi,j)を算出し、RAM19に格納し、ステップ46でΣ(δi,j)<所定値Xか否かを判断し、Σ(δi,j)<所定値Xなら、図12のステップ32へ戻り、ステップ32で上記Σ(δi,j)を最適記録パワーとし、その最適記録パワーを記録パラメータとして格納(光ディスクに記録)し、この処理を終了する。
図14に示すように、CPU18は冷却パルス幅Toffで補正する場合、ステップ51でi=1,J=0を設定し、ステップ52でRAM19からδi,jを読み出し、ステップ53で−y<δi,j<y(δi,jの値が所定値の範囲内にある)か否かを判断し、−y<δi,j<yなら、ステップ54でj=j+1とし、ステップ55でj>7か否かを判断し、j>7でなければ、ステップ52へ戻り、j>7ならば、ステップ56でj=0とし、ステップ57でi=i+1とし、ステップ58でi>7か否かを判断し、i>7でなければ、ステップ52へ戻り、i>7なら、図13のステップ41へ戻る。すなわち、ステップ51〜58の処理で64個のδi,jについてステップ53の判断を繰り返す。
ステップ53の判断で−y<δi,j<yでなければ、ステップ59でδi,j<0か否かを判断し、δi,j<0(δi,jが負の値)なら、ステップ60でToff(i,j)=Toff(i,j)+ΔToffとして冷却パルス幅をΔToffだけ長くし、ステップ61で表3に示すルックアップテーブルを更新し、ステップ54へ戻る。
ステップ59の判断でδi,j<0ではない(δi,jが正の値)なら、Toff(i,j)=Toff(i,j)−ΔToffとして冷却パルス幅をΔToffだけ短くし、ステップ61で表3に示すルックアップテーブルを更新し、ステップ54へ戻る。
上述の図14に示す処理では、冷却パルス幅Toffで補正する場合を示したが、記録パルス幅Tonで補正する場合は、図14のステップ60とステップ62の処理で冷却パルス幅Toff(i,j)およびΔToffを、それぞれ記録パルス幅Ton(i,j)およびΔTonに置きかえればよい。また、記録パワーPwと消去パワーPeとの比εで補正する場合は、図15に示すフローチャートの処理に従う。
このようにして、表4に示すそれぞれのδi,jの値が、所定の範囲内に入るように記録パワーPwと消去パワーPeとの比εまたは冷却パルス幅Toff,あるいは記録パルス幅Tonを補正する。
図15に示すように、CPU18は、図12に示したテストパタンの記録処理の次に、ステップ71でテストパタンの記録条件として逐次変化させる消去パワーPe(s)の初期値Pe(0)と記録パワーPwをセットし、ステップ72で最初は消去パワーPw(0)と記録パワーPwでテストパタンを記録し、ステップ73で上記記録したテストパタンを再生し、ステップ74で上記再生した再生信号をサンプリングし、ステップ75で上記サンプリングしたサンプリング結果に基づいてδi,jを算出し、RAM19に格納し、ステップ76でΣ(δi,j)を算出し、RAM19に格納して、ステップ77でs<t(tはテストパターンの記録の繰り返し回数)か否かを判断し、s<tでなければ、ステップ81でs=s+1にしてsの値を1加算し、ステップ72へ戻って消去パワーPe(s)を変化させて上述と同様に記録,再生,サンプリング,δi,j及びΣ(δi,j)の算出と格納とを繰り返す。
こうして、記録パワーPwを一定として、上記消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいてδi,j及びΣ(δi,j)の算出と格納とを繰り返し、RAM19内に表4に示すようにδi,jをまとめて格納し、そのδi,jの値に基づいて算出したΣ(δi,j)を同じくRAM19に格納する。
ステップ77でs<tでなければ(sがtのテストパターンの記録の繰り返し回数に達したら)、ステップ78へ進んでRAM19内のΣ(δi,j)に基づいてΣ(δi,j)の最小値を算出し、ステップ79でΣ(δi,j)の最小値を最適消去パワーPeとして決定し、ステップ80で最適消去パワーに決定したΣ(δi,j)が、所定値Xより小さいか否かを判断し、Σ(δi,j)<所定値Xでなければ、図14のステップ71へ戻り、Σ(δi,j)<所定値Xなら、図12のステップ32へ戻り、ステップ32では最適消去パワーを記録パラメータとして格納(光ディスクに記録)し、この処理を終了する。
次に、前後対称なテストパタン以外のストラテジ設定方法について説明する。
表3はストラテジルックアップテーブルを示す表である。
表3において、yは記録(対象)多値データ、xは多値データyの前セルに記録される多値データ、zは多値データyの後セルに記録される多値データである。
テストパターン記録において、テストパタン(x,y,x)の記録パルス幅が設定される。
しかし、実際に記録する多値データ列は、テストパタン(x,y,z)も含まれるから、このようなテストパタンについても、記録パルス幅を設定する必要がある。ここで、64通りのテストパタン記録結果を用いて、以下に説明する方法で512通りのテストパタンの記録パルス幅を設定した。
Figure 0004262138
Figure 0004262138
符号間干渉が線形である場合、例えば、テストパタン(4,2,4)と,テストパタン(3,2,5),テストパタン(5,2,3),テストパタン(7,2,1)における多値データ2の信号レベルは、理想的にはそれぞれ等しくなる。
すなわち、前セルに記録される多値データと後セルに記録される多値データとの和が等しい多値データの信号レベルは、理想的には等しくなる。
したがって、テストパタン記録で求めたテストパタン(4,2,4)の記録パルス幅の設定値をテストパタン(3,2,5),テストパタン(5,2,3),テストパタン(7,2,1)に、それぞれ適応することができる。
一方、前多値データと後多値データとの和が奇数の場合、例えばテストパタン(7,2,2)は、該当するテストパタンをテストパタン記録していない。
この場合は、これに近いテストパタン(4,2,4)あるいテストパタン(5,2,5)の記録パルス幅を適応すればよい。
記録材料の特性に依存することであるが、本実施例で使用した相変化型光ディスクにおいては、前後データに大きい多値データがあるテストパタンでは、記録パルス幅(図3におけるTb−Ta)が長くなる。そこで、記録時の熱干渉を考慮して、記録パルス幅が小さいテストパタン(4,2,4)を選択するようにした。
図16は、オーバーライト回数とσ/DRとの関係を示すグラフの図である。
相変化型光ディスクは、図16に示すようなオーバーライト特性を持っている。
図16からわかるように、初回記録および1回目のオーバーライトにおいて、σ/DRの変化が大きく、オーバーライト2回目以降はσ/DRが安定する。
そこで,記録条件を求める際は、オーバーライトを2回以上行い、記録特性が安定してからテストパタン記録を行うことが好ましい。
上述したように、光ディスクドライブによって集光スポット径,スポット形状,レーザ発光の立ち上がりおよび立ち下り時間等に差があるために、たとえ同じ光ディスクに記録する場合でも、光ディスクドライブによって最適記録条件は異なる。そこで、実際どの程度の差があるのかを3種類の光ディスクドライブA,B,Cを比較した結果について説明する。
データの記録再生には、波長405nm,対物レンズのNA0.65の光ディスクドライブを用いた。
記録再生線速度は6.0m/s,記録クロック周期T=2.78ns,1セルの周方向の長さは0.24μm(=16T)であり、記録パワーPw=8.0mW,消去パワーPe=4.9mW,バイアスパワーPb=0.1mWである。
光ディスクドライブAを用いて記録パラメータを設定し、この記録パラメータを用いて、同一の光ディスクドライブBおよび光ディスクドライブCで記録した場合のσ/DR(表5の補正前σ/DR)と、それぞれの光ディスクドライブにおいて記録条件を最適化した場合のσ/DR(表5の補正後σ/DR)を表5に示す。
光ディスクドライブAを用いて設定した記録条件で記録した場合は、光ディスクドライブの機差によってσ/DRに差がある。
しかし、前に説明した方法によって、それぞれの光ディスクドライブで記録条件を最適化すれば、表5に示すように、光ディスクドライブによらず同等の記録特性が得られることを確認した。
Figure 0004262138
上記参考技術の情報記録方法情報記録装置においては、試し書きによって最適記録パワー及び最適消去パワーを求めてから本番の記録を行うので、光ディスク,記録装置の個体差,環境条件の変化等の影響を受けることなく、情報記録を安定して行える。
また、試し書きによって記録パワーPe/消去パワーPw比を求めてから本番の記録を行うので、光ディスク,情報記録装置の個体差,環境条件の変化等の影響を受けることなく、情報記録を安定して行える。
さらに、試し書きによって最適Toff_mを求めてから本番の記録を行うので、光ディスク,情報記録装置の個体差,環境条件の変化等の影響を受けることなく、情報記録を安定して行える。
また、それぞれの線速度において等しい再生信号レベルが得られる最適記録パワーPw及び最適消去パワーPeを求めてから情報を記録するので、線速度毎に多値判定閾値,波形等化係数等のパラメータを設定することなく多値データを判定することができる。
さらに、それぞれの線速度において等しい再生信号レベルが得られる最適Toff_m又は最適Ton_mを求めてから記録するので、線速度毎に多値判定閾値,波形等化係数等を設定することなく多値データを判定することができる。
また、試し書きの結果を使って記録線速度と最適記録条件との関係式を求め、記録線速度に応じて関係式にしたがって記録条件を変化させて記録するので、ディスク全面にわたって均一にマークを形成することができる。したがって、それぞれの記録線速度においてほぼ等しい再生信号レベルが得られる。
さらに、上記のテストパタンに前後対称な多値データパタンM通りを含んでいるので、符号間干渉を含む場合における多値データに対する再生信号レベルの線形性についてもチェックすることができる。
さらにまた、Σδ を使って最適記録条件を決定しているので、短時間で最適記録条件を決定することができる。
また、上記実施例の情報記録方法情報記録装置においては、テスト記録によって多値データと信号レベルとの回帰直線からのずれを小さくするので、光ディスク,記録装置の個体差,環境条件の変化等の影響を受けることなく、安定した記録ができる。
さらに、テスト記録を行っていない多値データパタンの記録条件を、前後多値データの和から決定するようにしているので、64通りの多値データパタンのテスト記録結果から、512通りの多値データパタンの記録条件を決定できる。
また、テスト記録で決定した記録条件を情報記録装置に記憶し、つぎに記録する際は、その記録条件を初期値としてテスト記録を行うようにしたので、テスト記録に要する時間を短縮することができる。
さらに、記録媒体として相変化型光ディスクを用いているので、多値記録に必要な微細な記録マークを形成できる。
また、2回以上オーバーライトしてからテスト記録を行うので、信頼できるテスト記録を行うことができる。
さらに、光ディスクに記録パラメータを予め記録し、その記録パラメータに基づく条件を初期値としてテスト記録を行うようにしたので、テスト記録に要する時間を短縮することができる。
この発明による情報記録方法と情報記録装置は、デスクトップパソコン,ノートブックパソコン等のパーソナルコンピュータにおいても適用することができる。
この発明の第1参考技術の情報記録方法の処理における試し書きによる記録条件決定方法の処理を示すフローチャート図である。 第1参考技術の情報記録方法の処理における多値データと規格化RFレベルとの関係を示す図である。 多値データ“2”の記録パルス波形を示す図である。 消去パワーPe/記録パワーPw比を変化させてテストパタンを記録したときのΣδの変化を示す図である。 記録線速度を2.5m/sから5.0m/sまで変化させてテストパタンを記録したとき、Σδが最小になるPe/Pw比の値をプロットした線図である。
記録線速度2.5m/s,5.0m/s,Pe/Pw≒0.47,0.51で記録したときの多値データと再生信号レベルとの関係を示す図である。 Pe/Pw比を一定にして記録線速度に応じて記録パルス幅及び冷却パルス幅を変化させて、多値データ0から7までの信号レベルがリニアになるように調整したときの説明に供する図である。 本発明の情報記録方法に適用する多値記録方式の説明に供する図である。 同じく本発明の情報記録方法に適用する多値記録方式の説明に供する図である。 同じく本発明の情報記録方法に適用する多値記録方式の説明に供する図である。
記録パワーPwと消去パワーPeとの比εを一定として記録パワーPwを変化させてテスト記録し、多値データと信号レベルとが略線形になったときの結果を示す図である。 図18に示すCPU18におけるこの発明の実施例の情報記録方法の処理を示すフローチャート図である。 図12の続きの処理を示すフローチャート図である。 図13の続きの処理を示すフローチャート図である。 図12の続きの処理を示すフローチャート図である。
オーバーライト回数とσ/DRとの関係を示すグラフの図である。 図18に示す光ディスクドライブを備えた情報処理装置の構成の概略を示すブロック図である。 この発明の情報記録装置の一実施形態である光ディスクドライブの主要部の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1:光ディスク 2:スピンドルモータ 3:光ピックアップ 4:モータドライバ 5:リードアンプ 6:サーボ回路 7:DVDデコーダ 8:ADIPデコーダ 9:レーザコントローラ 10:DVDエンコーダ 11:DVD−ROMエンコーダ 12:バッファRAM 13:バッファマネージャ 14:DVD−ROMデコーダ 15:ATAPI/SCSIインタフェース(I/F) 16:D/Aコンバータ 17:ROM 18:CPU 19:RAM 20:光ディスクドライブ 21:主制御装置 22:インタフェース 23:記録装置 24:入力装置 25:表示装置

Claims (14)

  1. 記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録方法であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、前記記録パワーPw及び前記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、該最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定し、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z−1)/2,m,(x+z−1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いることを特徴とする情報記録方法。
    Figure 0004262138
  2. 記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録方法であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、前記記録パワーPw及び前記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、該最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定し、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z+1)/2,m,(x+z+1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いることを特徴とする情報記録方法。
    Figure 0004262138
  3. 請求項1又は2記載の情報記録方法において、前記数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーは、数1のΣδ が最小になる消去パワーであることを特徴とする情報記録方法。
  4. 請求項乃至のいずれか一項に記載の情報記録方法において、テスト記録によって決定した記録条件を情報記録装置に記憶し、つぎに記録する際は、前記情報記録装置に記憶した記録条件を初期値としてテスト記録を行うことを特徴とする情報記録方法。
  5. 請求項乃至のいずれか一項に記載の情報記録方法において、前記記録媒体は相変化型光ディスクであることを特徴とする情報記録方法。
  6. 請求項乃至のいずれか一項に記載の情報記録方法において、2回以上オーバーライトした後、前記テストパタンの記録を行うことを特徴とする情報記録方法。
  7. 請求項乃至のいずれか一項に記載の情報記録方法において、前記記録媒体に、前記テストパタンを記録するときの前記記録パワーPwの初期値と前記記録パワーPwと前記消去パワーPeとの比からなる記録パラメータを予め記録していることを特徴とする情報記録方法。
  8. 記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録装置であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、前記記録パワーPw及び前記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、該最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定する手段と、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z−1)/2,m,(x+z−1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いる手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
    Figure 0004262138
  9. 記録媒体に多値データm(mは0〜7の整数)を記録する際の最適記録条件を求める情報記録装置であって、記録パワーPwと消去パワーPeとの比を一定として、前記記録パワーPw及び前記消去パワーPeとを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが最小になる記録パワーを最適記録パワーとして決定し、該最適記録パワーにおいて消去パワーPeを逐次変化させてテストパタンを記録し、その記録したテストパタンを再生し、その再生信号をサンプリングし、そのサンプリング結果に基づいて数1のΣδが所望の値以下になる消去パワーを最適消去パワーとして決定する手段と、多値データ列(xyz)の多値データyを記録するとき、(x+z)が偶数のときは、多値データ列{(x+z)/2,m,(x+z)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用い、(x+z)が奇数のときは、多値データ列{(x+z+1)/2,m,(x+z+1)/2}を記録するときの冷却パルス幅又は記録パルス幅を用いる手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
    Figure 0004262138
  10. 請求項8又は9記載の情報記録装置において、前記数1のΣδ が所望の値以下になる消去パワーは、数1のΣδ が最小になる消去パワーであることを特徴とする情報記録装置。
  11. 請求項乃至10のいずれか一項に記載の情報記録装置において、テスト記録によって決定した記録条件を情報記録装置に記憶し、つぎに記録する際は、前記情報記録装置に記憶した記録条件を初期値としてテスト記録を行う手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
  12. 請求項乃至10のいずれか一項に記載の情報記録装置において、前記記録媒体は相変化型光ディスクであることを特徴とする情報記録装置。
  13. 請求項乃至10のいずれか一項に記載の情報記録装置において、2回以上オーバーライトした後、前記テストパタンの記録を行うようにしたことを特徴とする情報記録装置。
  14. 請求項乃至10のいずれか一項に記載の情報記録装置において、前記記録媒体に、前記テストパタンを記録するときの前記記録パワーPwの初期値と前記記録パワーPwと前記消去パワーPeとの比からなる記録パラメータを予め記録していることを特徴とする情報記録装置。
JP2004160122A 2003-05-28 2004-05-28 情報記録方法と情報記録装置 Expired - Fee Related JP4262138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004160122A JP4262138B2 (ja) 2003-05-28 2004-05-28 情報記録方法と情報記録装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003150354 2003-05-28
JP2004160122A JP4262138B2 (ja) 2003-05-28 2004-05-28 情報記録方法と情報記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005011500A JP2005011500A (ja) 2005-01-13
JP4262138B2 true JP4262138B2 (ja) 2009-05-13

Family

ID=34106708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004160122A Expired - Fee Related JP4262138B2 (ja) 2003-05-28 2004-05-28 情報記録方法と情報記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4262138B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339765A (ja) * 2004-04-28 2005-12-08 Ricoh Co Ltd 多値データ記録再生方法と多値データ記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005011500A (ja) 2005-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100530701B1 (ko) 기록가능형 광디스크, 광디스크 기록장치, 광디스크재생장치 및 기록가능형 광디스크로의 데이터 기록방법
JP4531054B2 (ja) 光学的情報記録方法、光学的情報記録装置および光学的情報記録媒体
JPWO2006112277A1 (ja) 光学的情報記録媒体へのデータ記録における記録パルス条件の最適化方法
US20100232270A1 (en) Optical information recording medium, information recording apparatus, information reproducing apparatus, information recording method, information reproducing method and method for producing optical information recording medium
US8264926B2 (en) Information recording medium with power calibration area
JP4145713B2 (ja) レーザパワー制御装置と情報記録装置と光ディスク装置とレーザ光源駆動電流値決定方法と情報記録方法と光ディスク記録方法
US7733750B2 (en) Information recording method for recording multi-value data in optimum recording condition
JP2005038455A (ja) 情報記録方法及び情報記録装置
KR101135874B1 (ko) 광 기록매체 기록방법, 광 기록매체 및 정보 기록장치
US20050276212A1 (en) Information record medium, and information record apparatus and method
CN101103395A (zh) 用于优化的写入策略控制的设备和方法
US7609595B2 (en) Defining from a first recording speed a second recording speed for recording on an information recording medium
JP4262138B2 (ja) 情報記録方法と情報記録装置
US8400890B2 (en) Optical information recording medium, information recording apparatus, information reproducing apparatus, information recording method, information reproducing method and method for producing optical information recording medium
JP2002025060A (ja) 光記録再生装置およびテストライト方法
US20080069158A1 (en) Laser power control technique and apparatus for recording and reproducing data in and from optical disk under laser power control
JP4446348B2 (ja) 情報記録方法及び情報記録装置
JP3860402B2 (ja) 光ディスク記録再生装置及び光ディスク記録再生方法
TW200428375A (en) Information recording method and information recording apparatus
JP2004319068A (ja) 情報記録方法、情報記録媒体及び情報記録装置
JP2004178619A (ja) 情報記録方法
US7755996B2 (en) Method for adjusting write strategy
JP4492543B2 (ja) 光ディスク記録再生装置、光ディスク記録再生方法及び光記録媒体並びに光ディスク記録再生プログラム
JP2007234222A (ja) 情報記録方法、情報記録媒体及び情報記録装置
JP2005190643A (ja) 情報記録方法及び情報記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees