JP4261444B2 - 熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル - Google Patents

熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル Download PDF

Info

Publication number
JP4261444B2
JP4261444B2 JP2004258458A JP2004258458A JP4261444B2 JP 4261444 B2 JP4261444 B2 JP 4261444B2 JP 2004258458 A JP2004258458 A JP 2004258458A JP 2004258458 A JP2004258458 A JP 2004258458A JP 4261444 B2 JP4261444 B2 JP 4261444B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermal transfer
transfer recording
layer
recording medium
receptor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004258458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006069155A (ja
Inventor
勝徳 広石
克吏 宍戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004258458A priority Critical patent/JP4261444B2/ja
Publication of JP2006069155A publication Critical patent/JP2006069155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4261444B2 publication Critical patent/JP4261444B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

本発明は熱転写記録媒媒体、及びこれを用いる熱転写記録方法に関し、より詳細には、転写画像の精細性、耐溶剤性に優れる熱転写記録媒体、該熱転写記録媒体と受容体とを用いる熱転写記録方法、並びに該熱転写記録方法によって受容体上に画像が作成された記録体及びラベルに関する。
熱転写記録媒体をサーマルヘッドで加熱し、インクを受容体に転写させて画像を形成する方法は一般的に知られており、銘板などのラベルの作成に用いられている。
熱転写記録媒体は、熱感度が良好であることが要求され、さらに、トルエンのような有機溶剤を使用する環境で使用される場合には、ラベルなどに転写された画像がこのような有機溶剤によって消去されないことが要求される。
転写画像の耐溶剤性を得るために、インクに耐溶剤性に優れた樹脂を添加することが考案されている。例えば、特許文献1や特許文献2にはインク層にナイロン等のポリアミド樹脂を用いることが示されている。また、特許文献3にはインク層がポリエステルを主成分としたものである感熱転写記録媒体セットが示されている。特許文献4にはインクにエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物を用いることが示されている。
また、インク層として、エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を含むものも提案されている。このエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩は、メタクリル酸の一部がLi,Na,K,Ca,Mg,Znなどの金属陽イオンによって分子鎖間で架橋された構造をとる。従来エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を熱転写記録媒体に用いることは、例えば、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9等に例示されている。
このエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を熱転写記録媒体に用いることは、従来から行われている。しかしながら、これら樹脂を主成分とするインク層を有する熱転写記録媒体は転写画像の精細性に劣るという問題があり、画像の耐溶剤性と高精細性の両立は難易度の高い課題であった。
特開平4−347688号公報 特開2001−199171号公報 特許第3014954号 特開平2−299881号公報 特開昭53−81246号公報 特開昭63−130385号公報 特開昭63−183882号公報 特開昭63−309493号公報 特開平5−77562号公報
従って、本発明の目的は、転写画像がトルエン等の有機溶剤に対して優れた耐性を示すだけでなく、転写画像の精細性にも優れる熱転写記録媒体、該熱転写記録媒体と受容体とを用いた記録方法及び該熱転写記録方法によって受容体上に画像が作成された記録体及びラベルを提供することである。
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、熱転写記録媒体のインク層がエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を含み、金属塩の金属がアルカリ金属及び2価の金属であることによって上記課題が解決できることを見出して本件発明を完成させたものである。
本発明の構成は次のとおりである。
請求項1記載の発明は、支持体上に樹脂とワックスとを含有する剥離層と着色剤を含有するインク層とが順次積層されてなる熱転写記録媒体において、該インク層がエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を含み、該エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩が、アルカリ金属及び2価の金属であることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の熱転写記録媒体において、前記アルカリ金属がナトリウム及び/又はカリウムであり、2価の金属が亜鉛であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の熱転写記録媒体において、前記インク層におけるエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩の含有量は、50重量%以上であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3いずれか1項記載の熱転写記録媒体において、前記剥離層に含有される樹脂は、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4いずれか1項記載の熱転写記録媒体において、前記剥離層に含有されるワックスは、針入度(JIS K 2207)が1以下のポリエチレンワックスであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5いずれか1項記載の熱転写記録媒体を用いて受容体に印字する熱転写記録方法において、該受容体がプラスチックフィルムからなる支持体上に受容層が設けられてなる受容体であって、該受容層が無機顔料と樹脂とを含有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の熱転写記録方法において、前記受容層は、該樹脂と架橋しうる架橋剤を含有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の熱転写記録方法において、前記受容層はさらに、無機顔料を含有することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項6乃至8いずれか1項記載の熱転写記録方法において、前記無機顔料の粒径は、1μm以上5μm以下であることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項6乃至9いずれか1項記載の熱転写記録方法において、前記受容層における前記無機顔料の含有量は、20重量%以上80重量%以下であることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項6乃至10いずれか1項記載の熱転写記録方法において、前記受容層は、支持体上に2乃至20μmの厚みに設けることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項6乃至11いずれか1項記載の熱転写記録方法において、前記受容層の表面の平滑度(JIS P−8119)は、100秒以上10000秒未満であることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項6乃至12いずれか1項記載の熱転写記録方法において、前記受容体の支持体と受容層との間にアンダー層を設けたことを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項6乃至13いずれか1項記載の熱転写記録方法において、請求項6乃至13いずれか1項記載の熱転写記録方法により受容体上に画像を形成したことを特徴とする記録体であることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項6乃至13いずれか1項記載の熱転写記録方法により受容体上に画像を形成したラベルであって、該受容体の受容層を設けたのと反対側の面に粘着剤層、剥離紙を順次積層することによって、該受容体を被着体に粘着できることを特徴とするラベルであることを特徴とする。
本発明によれば、転写画像がトルエン等の有機溶剤に対しても優れた耐性を示すだけでなく、高精細性を示す熱転写記録媒体、該熱転写記録媒体と受容体とを用いた記録方法及び該熱転写記録方法によって受容体上に画像が作成された記録体及びラベルを提供することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
まず、本発明による熱転写記録媒体、熱転写記録方法、及び記録体の概略を図1と共に説明する。図1は、本発明による熱転写記録方法を模式的に説明する図であり、(a)は、熱転写記録媒体から受容体へインクを転写する前の状態を示す図であり、(b)は、熱転写記録媒体から受容体へインクを転写した後の状態を示す図である。
図1(a)及び(b)に示すように、本発明の熱転写記録方法においては、サーマルヘッド10によって熱転写記録媒体100を加熱し、熱転写記録媒体100から画像を受容体200へ転写する。図1に示すように、熱転写記録媒体100は、例えば、保護層110、支持体120、剥離層130、及び着色剤を含むインク層140を有する。また、受容体200は、例えば、インクを受ける受容層210、アンダー層220、支持体230、粘着剤層240、及び剥離紙250を有する。図1(a)及び(b)に示すように、本発明の熱転写記録方法によれば、サーマルヘッド10で加熱された熱転写記録媒体100を加熱することにより、熱転写記録媒体110の支持体120から剥離層130及びインク層140の少なくとも一部が、溶融して、熱転写記録媒体110の支持体120から剥離層130が剥離され、インクとして受容体200の受容層210上へ転写される。ここで、熱転写記録媒体110の支持体120から溶融して転写される剥離層130及びインク層140の部分は、所望の画像に対応し、受容体200の受容層210にその画像を形成する。すなわち、熱転写記録媒体110の支持体120から転写された剥離層130及びインク層140の部分及び受容体200は、所望の画像が受容体200に形成された記録体300となる。なお、画像を転写した後において、受容体200上に転写した剥離層130の一部は、受容体200上に転写したインク層140の一部を保護する。さらに、記録体300は、受容体200の支持体230の受容層210と反対側に粘着剤層240を介して貼り付けられた剥離紙250を取り除くことができる。よって、剥離紙250を取り除いた受容体200を、粘着剤層240の粘着性を利用して、例えばラベルとして、所望の場所に貼り付けることができる。また、本発明による熱転写記録媒体は、例えば、熱転写溶融リボンとして利用される。
本発明の熱転写記録媒体は、支持体上にワックスを含有する剥離層及び着色剤を含有するインク層を順次積層してなり、このインク層がエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を含み、該エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩が、アルカリ金属及び2価の金属であることを特徴としている。
一般にエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩は汎用溶剤には非常に溶解しにくいため、熱溶融させて用いられることがある。しかし本発明のようにワックスを含有する剥離層上にインク層を設ける場合、熱溶融状態のインクを剥離層上に塗布すると熱で剥離層中のワックスを融解してしまい、インク層と剥離層とが混じり合って良好な品質を得ることができなくなる。従って本発明ではエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩は水分散体に加工されたものを用いることが好ましい。
インク層中のエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩の含有量が50重量%未満であると耐溶剤性が低下するため、その含有量は50重量%以上であることが好ましい。50重量未満では耐溶剤性が低下する。
本発明の熱転写記録媒体のインク層には、エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩のほかに必要に応じて、その他の樹脂を添加することもできる。
このような樹脂としては、例えば、部分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシル基、スルホン酸Na基、アセトアセチル基、カチオン基などで変性されたポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール類、澱粉及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸三元共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチンなどの水溶性樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、ウレタン変性ポリエチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリエステルのエマルジョンや水分散体等が挙げられる。
本発明の熱転写記録媒体のインク層には、熱転写性や解像度の向上を目的として、必要に応じて各種の添加物質が添加されてよい。例えば、ワックス状の脂肪酸アミド、各種滑剤、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスのような合成ワックス類、キャンデリラワックスやカルナバワックス等の天然ワックス類等の添加によって熱転写性や解像度を向上させることができる。なお、この場合の滑剤にはリン酸エステル等のほか、シリコーン樹脂や四フッ化エチレン樹脂やフロロアルキルエーテル樹脂等の樹脂粒子類も使用可能である。
本発明において用いる着色剤としては、要求される色調などに応じて、カーボンブラック、有機顔料、無機顔料又は各種染料から適当なものを選択して用いることができる。
本発明の熱転写記録媒体では、支持体とインク層との間に剥離層を設ける。剥離層は樹脂とワックスとを主成分とすることが好ましい。樹脂とワックスとを主成分とする剥離層はサーマルヘッドからの熱エネルギー印加時にインクの支持体からの剥離を容易にし、熱感度を良好なものにする。また転写された画像では剥離層はインク層の上に位置し、溶剤からインク層を保護する作用をする。
本発明の剥離層に添加する樹脂(バインダー)としては、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体,エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、セルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム等が用いられる。なかでもメタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体を用いるのが好ましい。
本発明では剥離層に添加するワックスとしては、例えば、蜜ろう、鯨ろう、木ろう、米ぬかろう、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、酸変性ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸ワックス、オゾケライト、セレシン、エステルワックス、マルガリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、フロイン酸、べへニン酸、ステアリルアルコール、べへニルアルコール、ソルビタン、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド等が挙げられる。
なかでもポリエチレンワックスを用いるのが好ましい。ポリエチレンワックスは滑性が高く硬いため耐溶剤性に優れる。特に針入度(JIS K 2207)が1以下の高密度ポリエチレンが好ましい。
支持体は公知のフィルムや紙をそのまま用いることができ、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ナイロン、ポリイミド等のように比較的耐熱性のよいプラスチックフィルム; セロハン;硫酸紙等が好ましく使用される。
また本発明の熱転写記録媒体には必要に応じて支持体の裏面に保護層を設けてもよい。保護層はサーマルヘッドによる熱印加時に支持体を高温から保護するための層であり、耐熱性の高い熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂のほか、紫外線硬化性樹脂や電子線硬化性樹脂も使用可能である。なお、保護層形成に好適な樹脂はフッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等であり、これらの樹脂を薄膜状で使用すればよい。また、保護層の設置によって支持体の耐熱性を著しく向上させることができるため、該層の設置によって従来は不適とされていた支持体を用いることもできる。
以上に詳記したインク層と剥離層とからなる熱転写層及び支持体裏面の保護層は、ホットメルト塗工法、溶媒を用いた塗工法等で支持体上に積層して設けることができる。このような塗工法で設けられる熱転写層は、全体の厚さを0.1〜10μm、好ましくは0.5〜6.0μmにすればよい。また、各層の層厚としてインク層は0.5〜6.0μm、好ましくは0.8〜3μm、剥離層は0.2〜3.0μm、好ましくは1.0〜2.0μmとすれば良い。特にインク層の厚さが、0.3μm未満である場合には、受容体に転写された画像の濃度や画像の耐溶剤性が低下する。一方、インク層の厚さが、2.0μmを超える場合には、受容体に転写された画像の精細性が低下する。また、剥離層の厚さが、0.3μm未満である場合には、受容体に転写された画像の耐溶剤性が低下する。一方、剥離層の厚さが、2.0μmを超える場合には、受容体に転写された画像の精細性が低下する。
また本発明では必要に応じて、剥離層と支持体の間にアンダー層を設けたり、剥離層とインク層の間に中間層を設けたり、インク層の上にオーバー層を設けることもできる。これらの層は上述の樹脂類、ワックス類、その他の添加剤等により形成される。
本発明の熱転写記録媒体を用いる記録方法で使用する受容体は、特に、支持体上に無機顔料及び樹脂を含有する受容層を形成してなる受容体を用いるのが好ましい。
この受容体について更に詳述すると、無機顔料と樹脂とを含む受容層は、その受容層が有する吸油性、弾力性、断熱性等の働きによりインクを受理する。また無機顔料を含む受容層はその表面が適度な凹凸をもち、転写画像を溶剤を含む布で擦った場合に、画像を保護する役割を果たす。
また、本発明における受容層の樹脂としては耐溶剤性に優れるものを用いるのが好ましい。従って受容層には樹脂と共に該樹脂と架橋反応しうる架橋剤を添加することが好ましい。例えば、受容層の樹脂として水酸基、カルボキシル基、エポキシ基及びアセトアセチル基のような官能基を有する樹脂を用いる場合には、これらの官能基と反応する架橋剤を添加することにより樹脂を架橋させることができる。
受容層に用いられる樹脂としては、例えば、カルボキシル基、スルホン酸Na基、アセトアセチル基、カチオン基などで変性されたポリビニルアルコール類、澱粉及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド−アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド−アクリル酸エステル−メタクリル酸三元共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、ポリウレタン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル系共重合体、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、ウレタン変性ポリエチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリエステル等の水溶液、エマルジョンや水分散体等が挙げられる。
また樹脂を架橋させる架橋剤としては、ポリアミドエピクロロヒドリン、グリオキザール、アジリジン、カルボジイミド、オキサゾリン、イソシアネート、メラミン化合物、エポキシ化合物、多価金属塩等があげられる。これらの樹脂や架橋剤は1種類又は2種類以上混合して用いることができる。
受容層には樹脂の他に無機顔料を添加する。無機顔料としては例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク等を用いることができる。
また無機顔料の粒径は1〜5μmであるのが好ましい。1μm未満では受容層表面の凹凸が小さくなり、転写した画像を保護する機能が低下する。また5μmを超えると受容層表面の凹凸が大きくなり、インク転写時にかすれや白ぬけが発生しやすくなる。このような無機顔料としては炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、焼成カオリン、シリカが特に好ましい。
また無機顔料は受容層中に20〜80重量%となるように含有させるのが好ましい。20重量%未満ではインクの受容性が劣り、80重量%を超えると受容層強度が低下し、溶剤を含む布で擦った場合に受容層が破壊されやすくなる。
本発明における受容層には、樹脂と無機顔料以外に必要に応じてステアリン酸アミド、パルチミン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、パルチミン酸亜鉛、ベヘン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩類や界面活性剤等を添加することができる。
本発明における受容層は支持体上に2〜20μmの厚みに設けるのが好ましい。また受容層表面の平滑度は100〜10000秒(JIS P−8119)とするのが好ましい。100秒未満では画像の白ぬけなどが発生してしまう。また10000秒以上にするとロール状に加工したときに、背面とブロッキングが発生しやすくなる。
受容体の支持体としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリイミド、ナイロン、ビニロン、ポリオレフィン合成紙等のプラスチックフィルムや紙、不織布等が用いられる。なかでもポリプロピレンかポリエステルフィルムが強度や耐溶剤性、コストの点で好ましい。
本発明では支持体と受容層の間に必要に応じてアンダー層を設けることもできる。このようなアンダー層としては、例えば多孔質構造を有する層や中空フィラーを含む層を設けて弾力性や断熱性を付与することができる。また樹脂を主成分とする層を設けて支持体と受容層との接着性を向上させることもできる。
本発明においては、受容体の受容層を設けた面とは反対側の面に粘着剤層、剥離紙を順次積層することにより、受容体を被着体に粘着可能なラベルの形態に加工することもできる。
本発明では支持体と受容層及び必要に応じて設けた粘着剤層の全体の厚みとして40〜250μmであるのが好ましい。40μm未満では受容体の強度が低下して破れやすくなり、また250μmを超えるとラベルとして被着体に貼った場合にひっかかって脱落しやすくなる。
また、このような粘着剤層及び剥離紙を有する受容体は、剥離紙を適宜取り除くことによって、受容体を、粘着剤層を介して所望の場所に接着させることができる。このように粘着剤層及び剥離紙を有する受容体に熱転写記録媒体から転写した画像を形成した、例えばラベルのような、記録体は、様々な分野及び用途で利用することができる。特に、本発明の熱転写記録方法によって得られる記録体は、耐溶剤性を有し、記録体が溶剤及び溶剤の蒸気と接触するような環境においても画像の劣化及び消去が低減される。このため、本発明の熱転写記録方法によって得られた粘着剤層及び剥離紙を有する、例えばラベルのような、記録体は、溶剤に対して記録体の画像及び印字の劣化及び消去が低減されるため、溶剤に富む環境においても有効に利用することができる。例えば、本発明の熱転写記録方法によって得られた粘着剤層及び剥離紙を有するラベルは、製造業界における銘板、ロット番号表示などの部品管理、及び注意書き、化学薬品や材料などの内容表示、並びに医療機関における標本管理などの様々な用途に使用することができる。
以上のように支持体上に樹脂とワックスとを含有する剥離層と着色剤を含有するインク層とが順次積層されてなる熱転写記録媒体において、該インク層がエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を含み、金属塩の金属がアルカリ金属及び2価の金属であることを特徴とする熱転写記録媒体と、受容体として、支持体上に受容層が設けられてなる受容体であって、該受容層が無機顔料と樹脂を含有することを特徴とする受容体を用いる記録方法により、トルエンなどの有機溶剤に優れた耐性を有する記録体を得ることが出来る。
次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。なお、ここでの部は固形分重量基準である。
〔実施例1〕
(1)熱転写記録媒体の作成
支持体としては4.5μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを用意し、熱転写記録層を塗工する側の反対側にシリコーンゴム(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製SD7226)を乾燥後塗工量が0.35g/m2となるように塗布乾燥して耐熱滑性層を有する支持体を作成した。
剥離層処方
カルナバワックスのトルエン分散液(固形分10%) 90部
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(酢酸ビニル量28重量%
MFR15dg/min)のトルエン溶液(固形分10%) 10部
上記処方の剥離液を支持体の熱転写記録層側に厚みが約1.0μmとなるように塗布乾燥して剥離層を設けた。
インク層処方
エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩(Na,Zn塩)
(固形分27%) 62部
カーボンブラックの水分散体(固形分38%) 22部
水 16部
上記組成のインク液を前記中間層上に厚みが約1.0μmとなるように塗布乾燥し、インク層を設け、熱転写記録媒体を作成した。
(2)受容体の作成
受容層処方
焼成カオリン(吸油量105ml/100g)の水分散体(固形分25%) 20部
カルボキシ変性PVAの水溶液(固形分10%) 25部
ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂(固形分12.5%) 20部
水 35部
上記組成の受容層液を厚さ約50μmの東洋紡製ポリエステル系合成紙クリスパーに厚みが約5.0μmとなるように塗布乾燥し、受容層を形成した。受容体表面の平滑度は3000秒であった。
上記により得られた熱転写記録媒体及び受容体について、以下の方法による評価テストを行った。下記条件により印字し評価した。
(印字条件)
プリンター:Zebra社製 96XiIII
印字速度:2インチ/秒
印字濃度:Tone+18
評価した諸特性は以下の通りである。
1.画像精細性
ラダーバーコードを印字しPSC社製バーコード検証機QUICK CHECK 600でANSIグレードを評価した。
2.耐溶剤性
溶剤0.5ccを綿棒に含ませて転写画像に塗布後、このサンプルについて100g/Cm2の荷重をかけて50回擦り、画像を観察し以下の基準で評価した。溶剤はトルエン、アセトンを用いた。
5:ラブテストの結果、テスト前と変化なし。
4:ラブテストの結果、画像の判読は可能だがやや傷ができる。
3:ラブテストの結果、画像の判読は可能だが傷ができる。
2:ラブテストの結果、画像は残るが判読は不可能になる。
1:ラブテストの結果、画像が消去してしまう。
〔実施例2〕
実施例1において、剥離層処方として下記のものを用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写記録媒体を作成した。受容体には実施例1と同じものを用い,評価を行った。
剥離層処方
ポリエチレンワックス(25℃の針入度1未満)のトルエン分散液
(固形分10%) 90部
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂(酢酸ビニル量28重量%
MFR15dg/min)のトルエン溶液(固形分10%) 10部
〔実施例3〕
実施例1において、剥離層処方として下記のものを用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写記録媒体を作成した。受容体には実施例1と同じものを用い,評価を行った。
剥離層処方
ポリエチレンワックス(25℃の針入度1未満)の水分散体
(固形分40%) 68部
メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体のエマルジョン
(固形分50%) 6部
水 26部
〔実施例4〕
実施例3において、インク層処方として下記のものを用いた以外は、実施例3と同様にして熱転写記録媒体を作成した。受容体には実施例3と同じものを用い,評価を行った。
インク層処方
エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩(K,Zn塩)
(固形分27%) 62部
カーボンブラックの水分散体(固形分38%) 22部
水 16部
〔比較例1〕
実施例1において、インク層処方として下記のものを用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写記録媒体を作成した。受容体には実施例1と同じものを用い、評価を行った。
インク層処方
エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩(Na塩)
(固形分27%) 62部
カーボンブラックの水分散体(固形分38%) 22部
水 16部
〔比較例2〕
実施例1において、インク層処方として下記のものを用いた以外は、実施例1と同様にして熱転写記録媒体を作成した。受容体には白PETラベル(リンテック社製)を用い,評価を行った。
インク層処方
ポリエステル(ユニチカ製UE3200)のMEK溶解液(固形分20%) 67部
カーボンブラックのMEK分散体 (固形分20%) 33部
以上の評価結果を表1に示す。
Figure 0004261444
表1から実施例の熱転写記録媒体はその転写画像の精細性が高くかつトルエンなどの溶剤に優れた耐性を有する画像が得られることが分かる。
以上、本発明の実施例を具体的に説明してきたが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これら本発明の実施例を、本発明の主旨及び範囲を逸脱することなく、変更又は変形することができる。
本発明による熱転写記録方法を模式的に説明する図であり、(a)は、熱転写記録媒体から受容体へインクを転写する前の状態を示す図であり、(b)は、熱転写記録媒体から受容体へインクを転写した後の状態を示す図である。
符号の説明
10 サーマルヘッド
100 熱転写記録媒体
110 保護層
120 支持体
130 剥離層
140 インク層
200 受容体
210 受容層
220 アンダー層
230 支持体
240 粘着剤層
250 剥離紙
300 記録体

Claims (15)

  1. 支持体上に樹脂とワックスとを含有する剥離層と着色剤を含有するインク層とが順次積層されてなる熱転写記録媒体において、
    該インク層がエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩を含み、
    該エチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩が、アルカリ金属及び2価の金属であることを特徴とする熱転写記録媒体。
  2. 前記アルカリ金属がナトリウム及び/又はカリウムであり、2価の金属が亜鉛であることを特徴とする請求項1記載の熱転写記録媒体。
  3. 前記インク層におけるエチレン−メタクリル酸共重合体の金属塩の含有量は、50重量%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の熱転写記録媒体。
  4. 前記剥離層に含有される樹脂は、メタクリル酸メチル−ブタジエン共重合体であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の熱転写記録媒体。
  5. 前記剥離層に含有されるワックスは、針入度(JIS K 2207)が1以下のポリエチレンワックスであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の熱転写記録媒体。
  6. 請求項1乃至5いずれか1項記載の熱転写記録媒体を用いて受容体に印字する熱転写記録方法において、
    該受容体がプラスチックフィルムからなる支持体上に受容層が設けられてなる受容体であって、
    該受容層が無機顔料と樹脂とを含有することを特徴とする熱転写記録方法。
  7. 前記受容層は、該樹脂と架橋しうる架橋剤を含有することを特徴とする請求項6記載の熱転写記録方法。
  8. 前記受容層はさらに、無機顔料を含有することを特徴とする請求項7記載の熱転写記録方法。
  9. 前記無機顔料の粒径は、1μm以上5μm以下であることを特徴とする請求項6乃至8いずれか1項記載の熱転写記録方法。
  10. 前記受容層における前記無機顔料の含有量は、20重量%以上80重量%以下であることを特徴とする請求項6乃至9いずれか1項記載の熱転写記録方法。
  11. 前記受容層は、支持体上に2乃至20μmの厚みに設けることを特徴とする請求項6乃至10いずれか1項記載の熱転写記録方法。
  12. 前記受容層の表面の平滑度(JIS P−8119)は、100秒以上10000秒未満であることを特徴とする請求項6乃至11いずれか1項記載の熱転写記録方法。
  13. 前記受容体の支持体と受容層との間にアンダー層を設けたことを特徴とする請求項6乃至12いずれか1項記載の熱転写記録方法。
  14. 請求項6乃至13いずれか1項記載の熱転写記録方法により受容体上に画像を形成したことを特徴とする記録体。
  15. 請求項6乃至13いずれか1項記載の熱転写記録方法により受容体上に画像を形成したラベルであって、該受容体の受容層を設けたのと反対側の面に粘着剤層、剥離紙を順次積層することによって、該受容体を被着体に粘着できることを特徴とするラベル。
JP2004258458A 2004-09-06 2004-09-06 熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル Active JP4261444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004258458A JP4261444B2 (ja) 2004-09-06 2004-09-06 熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004258458A JP4261444B2 (ja) 2004-09-06 2004-09-06 熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006069155A JP2006069155A (ja) 2006-03-16
JP4261444B2 true JP4261444B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=36150256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004258458A Active JP4261444B2 (ja) 2004-09-06 2004-09-06 熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4261444B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006069155A (ja) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4327749B2 (ja) 熱転写記録用受容体及び記録方法
JP4173438B2 (ja) 熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル
JP4440805B2 (ja) 熱転写記録体、該記録体の製造方法、記録方法および記録体
JP6579463B2 (ja) 熱転写シート
JP2018043417A (ja) 熱転写記録媒体
JP4261444B2 (ja) 熱転写記録媒体及び熱転写記録方法並びに記録体及びラベル
JP2006069198A (ja) 熱転写受容体及びその製造方法、並びに記録方法及び記録体
JP4327750B2 (ja) 熱転写記録用受容体及び記録方法
JP2008137257A (ja) 熱転写受像シート
JP4755508B2 (ja) 熱転写受容体、並びに記録方法及び記録体
JP4753435B2 (ja) 熱転写記録用受容体
JP4093455B2 (ja) 熱転写記録媒体及び記録方法
JP4978410B2 (ja) 熱転写受像シート
JP4567558B2 (ja) 熱転写記録用受容体、記録方法及び記録体
JP2006015688A (ja) 記録方法および記録体
JPH11348438A (ja) レーザー熱転写記録材料及びレーザー熱転写記録方法
JP7456157B2 (ja) 熱転写記録媒体及び転写物
JP6443786B1 (ja) 熱転写シート
JP2005081635A (ja) 熱転写記録媒体
JP4498201B2 (ja) 熱転写記録用受容体を用いた記録方法、熱転写記録用受容体並びに記録体
JP2001138646A (ja) 熱転写記録媒体
JP2004299108A (ja) 熱転写受像シート
JP2004082353A (ja) 熱転写記録媒体及び記録方法
JPH11321137A (ja) レーザー熱転写記録材料及びレーザー熱転写記録方法
JP2022153858A (ja) 中間転写媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090205

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4261444

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5