JP4261082B2 - 集水管ヘッダ用部材とその製造方法およびこれを用いた集水管ヘッダならびに集水管ヘッダを備えた分離膜ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空糸膜モジュールなどの分離膜モジュールを複数通水可能に連結する集水管ヘッダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より無菌水、飲料水、高純度水の製造や、河川水の処理、生活排水、工業廃水の処理などには、分離膜ユニットが処理水槽中に備えられた形態の膜式分離槽が使用されている。
膜式分離槽に使用される分離膜ユニットとしては、図7に示すような複数の中空糸膜モジュール71を備えた分離膜ユニット70を例示できる。ここで使用されている中空糸膜モジュール71は、略平行に引き揃えられた多数本の中空糸膜72と、これらの両端部に接続された樹脂製の集水管73とを備えている。中空糸膜72の両端部は開口を維持した状態で集水管73と接続されていて、中空糸膜72と集水管73とは通水可能になっている。図7の例の中空糸膜ユニット70においては、4つの中空糸膜モジュール71が互いに平行かつ等間隔に配列され、中空糸膜モジュール71の各集水管73はその上方に配置された集水管ヘッダ74によって通水可能に連結され、さらに2本の集水管ヘッダ74は通水管75によって連結されている。なお、各集水管73の下部は固定治具76によって固定されている。
このような分離膜ユニット70を処理水槽中に浸漬し、通水管75に吸引ポンプを接続してこれを作動させることにより、各中空糸膜72の膜面で水中の汚濁物が除去された処理水が、集水管73および集水管ヘッダ74を経て、通水管75より得られるようになっている。
【0003】
図7のような分離膜ユニット70における集水管ヘッダ74としては、図8に示すような、側面に各中空糸膜モジュール71の集水管73と接続するための接続口77が複数開けられたステンレス製中空管からなるものなどが使用されている。この集水管ヘッダ74の接続口77に、中空糸膜モジュール71の集水管73の一方の端部に開口状態を維持して形成され、弾性体からなるOリング78aが嵌められた接続部78を挿入することにより、各中空糸膜モジュール71と集水管ヘッダ74とを通水可能に接続できるようになっている。
【0004】
そして、このような集水管ヘッダ74において接続口77が形成される側面には、厚みtが1cm程度の比較的厚いステンレス板が使用されていて、接続口77はその厚み分の長さ(奥行)tを有している。
このように接続口77がある程度の長さを有して形成されることによって、集水管73の接続部78は常時安定に接続口77内に保持される。例えば、塩化ビニル樹脂などの樹脂からなる集水管73は、ステンレスなどの金属からなる集水管ヘッダ74よりも熱膨張率が大きいために、処理水槽内の水の温度が変動した場合、その変動にともなって膨張したり収縮したりしやすい。そこで、水温が上昇して集水管73の長さが長くなったり、あるいは、水温が下降して集水管73の長さが短くなったりした場合でも、集水管73が歪んだり、あるいは集水管73の接続部78が集水管ヘッダ74の接続口77から抜けて外れたりせずに、集水管73の接続部78が集水管ヘッダ74の接続口77の内壁との間に常時水密性を維持しつつ接続口77内を摺動できるように、接続口77にはある程度の長さを持たせている。
接続口77は、通常1cm程度の厚みのステンレス板にドリルで穴を開けることにより形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1cm程度の厚みのステンレス板にドリルで複数の穴を開けると大きな摩擦熱が生じ、その熱によりステンレスが反って変形する場合があった。よって、形成可能な穴の数、穴の大きさ、穴間ピッチには限界があり、多数の分離膜モジュールを連結する長尺の集水管ヘッダの製造は困難であった。また、このような変形により、接続口と集水管の接続部との水密性が不十分となる場合があった。さらに、穴あけ作業自体にも長時間を要し、作業が効率的でないうえ、ステンレスの厚板を使用しているため重く、取扱性、溶接加工性も劣っていた。
集水管ヘッダとして塩化ビニル樹脂などの樹脂製のものを使用する方法もあるが、樹脂製集水管ヘッダでは強度がなく、分離膜ユニットの支持体としての機能が不十分であった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、処理水槽中の水温が大きく変動した場合などでも、中空糸膜モジュールの集水管における接続部と、集水管ヘッダの接続口との間の水密性を維持でき、低コストで簡単に製造でき、高強度で軽量な集水管ヘッダを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の集水管ヘッダ用部材は、集水管を備えた分離膜モジュールを複数通水可能に連結する集水管ヘッダに使用される集水管ヘッダ用部材であって、前記集水管を接続する複数の接続口が側面に形成された中空管からなり、前記接続口は、当該中空管の側面から内方に突出したスリーブ部を有して形成され、前記スリーブ部は、中空管の側面から内方にスリーブ管を貫通させて形成されていることを特徴とする。
本発明の集水管用ヘッダ部材は、金属製であることが好ましい。
本発明の集水管ヘッダ用部材の製造方法は、集水管を備えた分離膜モジュールを複数通水可能に連結する集水管ヘッダに使用される集水管ヘッダ用部材の製造方法であって、板材に複数の穴を穿孔する穿孔工程と、前記穴の周縁部を曲げるとともに穴の径を拡大する拡大工程と、該拡大工程により径が拡大された穴にスリーブ管を貫通させてスリーブ部を形成することで、該スリーブ部を有する接続口を形成する貫通工程と、接続口が形成された板材に枠部材を溶接して中空管を形成する溶接工程とを有し、前記溶接工程は、前記スリーブ管が当該中空管の側面から内方に貫通するように、かつ前記スリーブ部が当該中空管の側面から内方に突出するように、前記接続口が形成された板材に前記枠部材を溶接することを特徴とする。
本発明の集水管ヘッダは、上記集水管ヘッダ用部材を使用したことを特徴とする。
本発明の分離膜ユニットは、上記集水管ヘッダを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の集水管ヘッダ10の一例であって、中空糸膜モジュールなどの分離膜モジュールを複数通水可能に連結するものである。図2は図1の集水管ヘッダ10を形成するために使用される集水管ヘッダ用部材20である。図3は図1の集水管ヘッダ10によって連結される中空糸膜モジュール30の一例である。そして図4は、図1の集水管ヘッダ10によって図3の中空糸膜モジュール30が複数連結され構成された分離膜ユニット40であって、無菌水、飲料水、高純度水の製造や、河川水の処理、生活排水、工業廃水の処理などにおいて、処理水槽中に備えられて使用されるものである。
図1の集水管ヘッダ10は、図2に示す断面形状が四角形のステンレス製中空管からなる集水管ヘッダ用部材20の一方の端部に底板11が設けられ、他方の端部には通水管50を連結するための連結部12が形成された底板11’が設けられたものである。図2の集水管ヘッダ用部材20は、中空管の一側面に、中空糸膜モジュール30の集水管31を接続するための接続口13が、当該側面から中空管の内方に突出したスリーブ部13aを有して、互いに略等間隔に複数形成されたものである。
【0009】
図3に示す形態の中空糸膜モジュール30は、平行に引き揃えられた多数本の中空糸膜32の両端部に、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、PPE樹脂、変性ノリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂およびこれらのガラス繊維強化樹脂などからなる集水管31が接続されたものであって、各中空糸膜32と2本の集水管31とは通水可能となるように、中空糸膜32の両端部が開口を維持した状態で集水管31に接続されている。中空糸膜32はセルロース系、ポリオレフィン系(ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリビニルアルコール系、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリエーテル系、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)系、ポリスルフォン系、ポリアクリロニトリル系、ポリフッ化エチレン(テフロン(登録商標))、ポリカーボネート系、ポリエステル系、ポリアミド系、芳香族ポリアミド系等の各種材料からなる。そして、中空糸膜モジュール30における2本の集水管31のそれぞれの両端には突出した接続部33、34が形成されていて、この例の中空糸膜モジュール30においては、集水管31の一方の端部(図中上方)に形成された接続部33はその端部が開口状態を維持して形成されていて、集水管31の他方の端部(図中下方)に形成された接続部34はその端部が閉じて形成されている。
【0010】
図1の例の集水管ヘッダ10を使用して図3の例の中空糸膜モジュール30を連結し、図4の例の分離膜ユニット40を製造する場合には、中空糸膜モジュール30における開口している方の接続部33に弾性体からなるOリング33aを嵌めた後、図1の集水管ヘッダ10の接続口13にこれを挿入する。一方、集水管31の閉じている方の接続部34を図示略の固定穴が形成された集水管固定治具41の当該固定穴に挿入する。そしてこの際、集水管ヘッダ10と集水管固定治具41との距離は、中空糸膜モジュール30を集水管ヘッダ10と集水管固定治具41で固定した場合に若干の「あそび」が生じるようにあらかじめ余裕をもって設定しておく。
このようにして、複数の中空糸膜モジュール30を集水管ヘッダ10で連結して、さらに2本の集水管ヘッダ10を通水管50で連結することにより、図4の形態の分離膜ユニット40を形成できる。このとき、接続部33と接続部34を概ね同寸法に設定しておけば、集水管ヘッダ用部材20を集水管固定治具41として使用することもできる。また、ここで図示はしていないが、中空糸膜モジュール30の接続部33、34が、いずれも開口しているものを使用して、集水管固定治具41の代わりに集水管ヘッダ10を用いて、集水管ヘッダ10を4本備えた分離膜ユニットとすることもできる。
【0011】
このような図4の分離膜ユニット40を処理水槽中に浸漬し、通水管50に吸引ポンプを接続してこれを作動させることにより、各中空糸膜32の膜面で水中の汚濁物が除去された処理水が、集水管31および集水管ヘッダ10を経て、通水管50より得られる。
そして、ここで使用されている集水管ヘッダ10においては、特にその接続口13が中空管の側面から内方に突出したスリーブ部13aを有して形成されている。また、集水管ヘッダ10と集水管固定治具41との距離は、若干の「あそび」を有して設定されている。よって、塩化ビニル樹脂やABS樹脂などから形成され、ステンレスなどの金属に比べて熱膨張率の大きな集水管31が、処理水槽内の水温の変動にともなって膨張したり収縮したりした場合でも、その接続部33がOリング33aによって集水管ヘッダ10のスリーブ部13aの内壁との間に水密性を維持しつつ、スリーブ部13a内を適宜摺動するため問題は発生しない。したがって、水温が変動した場合でも、集水管31の接続部33、34が集水管ヘッダ10の接続口13および集水管固定治具41の固定穴から抜けて外れたり、あるいは集水管31が歪んだりすることがなく、安定に水処理を行うことができる。
【0012】
なお、Oリング33aの外径とスリーブ部13aの内径とをきつく調整して摺動を抑え、集水管固定治具41の固定穴内で集水管の接続部34が伸縮するようにして長さの調整を行うことも可能である。
また、ここでスリーブ部13aの長さおよび集水管ヘッダ10と集水管固定治具41との距離などは、処理水槽内の水の温度が大きく変動して集水管31の長さが変化した場合でも、集水管31の接続部33、34が接続口13のスリーブ部13aや集水管固定治具41の固定穴から外れたり集水管31が歪んだりしないように、集水管31の熱膨張率や水温の変動範囲などを考慮して適宜決定される。
また、図4の分離膜ユニット40では、中空糸膜32は図中横方向になるように配置されているが、この配置に限定されない。中空糸膜32が縦方向、斜め方向になるように配置されてもよい。中空糸膜32が縦方向に配置されるとき、集水管31は横方向に、集水管ヘッダ10は縦方向に配置されることになる。
【0013】
このような集水管ヘッダ10の製造方法には特に制限はないが、例えば図5〜6に示すような方法で、低コストかつ簡単に製造できる。
まず、厚さ1mm、幅40mm、長さ1292mmの1枚のステンレス板51を用意し、これにプレス加工で直径11mmの穴52を複数、等間隔に開けて図5(a)に示すような板を製造する。なお、ここでステンレス板51に開ける隣接した穴の位置を千鳥状にしてもよい。このように配置すると、分離膜モジュールを高密度に配置でき、かつ、隣接する穴間距離を広げることができるため加工性も向上する。ついで図5(b)に示すように、一組の雄型53aと雌型53bからなる金型53を使用して、これらの穴52の周縁部を曲げるとともに径を拡大する。ついで図5(c)〜(d)に示すように、さらに径の大きな一組の金型54を使用して、当該周縁部をさらに曲げるとともに径を拡大する。なお、この例では穴52の内径Dは13mmとなるようにする。
【0014】
一方、図6(a)に示すような外径13mm、厚さ0.5mm、長さ12.5mmのステンレス製のスリーブ管55を用意し、これに図6(b)に示すように1組の雄型56aおよび雌型56bからなる金型56を使用してフランジ部55aを形成する。そして図6(c)に示すように、図5(c)〜(d)のように形成された穴52に、図6(b)で得られたスリーブ管55を圧入して、貫通させる。この際、フランジ部55aやその近傍におけるステンレス板51との接触部分には、エポキシ系、テフロン(登録商標)系などの接着剤をあらかじめ塗布しておく。ここで、マイクロカプセル化されたエポキシ系、テフロン(登録商標)系などの高反応性固着剤をスリーブ管55に機械塗布後、約200℃で焼き付け、スリーブ管55自体にシールとロック剤を一体化させるメック加工を行うことが好ましい。このメック加工を行えば、スリーブ管55をステンレス板51に圧入した時、マイクロカプセルが破壊して固着剤が滲み出し、瞬時に重合反応が開始されスリーブ管55のゆるみと、ゆるみによる漏れを防止することができる。
このような作業を図5(a)の板に形成された全ての穴52について繰り返し、或いは一度に行って加工されたステンレス板51に、図6(d)に示すような断面コの字状の枠部材57を溶接することによって、図2の集水管ヘッダ用部材20を製造できる。そして、さらに、底面を形成する底板11と、通水管51との連結部12が形成された底板11’とをそれぞれ溶接加工することによって、図1の集水管ヘッダ10を製造できる。なお、ステンレス板51は平板状に限らない。断面コの字状のものを使用して、同様の断面コの字状の枠部材57と溶接すれば、溶接熱などの影響による歪も生じにくい。
【0015】
このような方法によれば、高強度かつ軽量で取り扱い性に優れ、集水管31との接続部分の水密性を備えた集水管ヘッダ10を、短時間で簡単に低コストで製造できる。
こうして製造された集水管ヘッダ10には、外径がおよそ11.8mmの開口した接続部33を有する中空糸膜モジュール30を複数連結し、閉じた方の接続部34を集水管固定治具41で固定し、さらに通水管50を接続することにより、図4の分離膜ユニット40を製造することができる。
【0016】
なお、集水管ヘッダ用部材20の材質としてはステンレスを例示して説明したが、耐水性、耐薬品性に優れる材料であれば特に制限はなく、チタン、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂等の樹脂などを使用できる。また、中空管の断面形状にも特に制限はない。
また、上述の例では、集水管ヘッダ用部材20の一方の端部に底板11を溶接し、他方の端部に連結部12が形成された底板11’を溶接して集水管ヘッダ10としたが、例えば集水管ヘッダ用部材20の両端部に連結部12が形成されていない通常の底板11を溶接して、通水管50との連結部は中空管の側面に形成してもよい。さらに集水管ヘッダ10の大きさにも特に制限はなく、接続する中空糸膜モジュール30の大きさや数、さらには処理水槽の大きさなどに応じて適宜決定できる。
また、使用される分離膜モジュールとしても、中空糸膜モジュール30に限定ざれず、図9に示すように、2枚の平膜82を略平行に設置して、この平膜82を枠体81(図中上下)と集水管31(図中左右)とで囲むように配置し、2枚の平膜82間に処理水を集め、集水口83から集水管31に処理水が得られるような平膜モジュール80を使用してもよい。ここでは片側1枚ずつ、計2枚の平膜82を使用したが、片側に用途に応じ種類の異なる平膜を複数枚設置してもよいし、スペーサー、支持枠体などを間にいれてもよい。また、平膜のかわりに、金属製焼結フィルタ、プラスチック製焼結フィルタなども使用できる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の集水管ヘッダ用部材を使用した集水管ヘッダによれば、処理水槽中の水の温度が変動した場合でも、分離膜モジュールの集水管における接続部と、集水管ヘッダの接続口との間の水密性を維持でき、水処理を安定に行うことができる。また高強度、軽量で取り扱いが容易であり安価であるうえ、簡単に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 集水管ヘッダの一例を示す斜視図である。
【図2】 集水管ヘッダ用部材の一例を示す斜視図である。
【図3】 図1の集水管ヘッダで連結される中空糸膜モジュールの一例を示す斜視図である。
【図4】 図1の集水管ヘッダと図3の中空糸膜モジュールを備えた分離膜ユニットの一例を示す斜視図である。
【図5】 集水管ヘッダ用部材の製造工程を示す説明図である。
【図6】 図5以降の集水管ヘッダ用部材および集水管ヘッダの製造工程を示す説明図である。
【図7】 従来の分離膜ユニットの一例を示す斜視図である。
【図8】 従来の集水管ヘッダに中空糸膜モジュールを接続する様子を示す説明図である。
【図9】 図1の集水管ヘッダで連結される平膜モジュールの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10・・・集水管ヘッダ、13・・・接続口、13a・・・スリーブ部、20・・・集水管ヘッダ用部材、40・・・分離膜ユニット、31・・・集水管、30・・・中空糸膜モジュール、55・・・スリーブ管、80・・・平膜モジュール
Claims (5)
- 集水管を備えた分離膜モジュールを複数通水可能に連結する集水管ヘッダに使用される集水管ヘッダ用部材であって、
前記集水管を接続する複数の接続口が側面に形成された中空管からなり、
前記接続口は、当該中空管の側面から内方に突出したスリーブ部を有して形成され、
前記スリーブ部は、中空管の側面から内方にスリーブ管を貫通させて形成されていることを特徴とする集水管ヘッダ用部材。 - 金属からなることを特徴とする請求項1に記載の集水管ヘッダ用部材。
- 集水管を備えた分離膜モジュールを複数通水可能に連結する集水管ヘッダに使用される集水管ヘッダ用部材の製造方法であって、
板材に複数の穴を穿孔する穿孔工程と、前記穴の周縁部を曲げるとともに穴の径を拡大する拡大工程と、該拡大工程により径が拡大された穴にスリーブ管を貫通させてスリーブ部を形成することで、該スリーブ部を有する接続口を形成する貫通工程と、接続口が形成された板材に枠部材を溶接して中空管を形成する溶接工程とを有し、
前記溶接工程は、前記スリーブ管が当該中空管の側面から内方に貫通するように、かつ前記スリーブ部が当該中空管の側面から内方に突出するように、前記接続口が形成された板材に前記枠部材を溶接することを特徴とする集水管ヘッダ用部材の製造方法。 - 請求項1または2に記載の集水管ヘッダ用部材を使用したことを特徴とする集水管ヘッダ。
- 請求項4に記載の集水管ヘッダを備えたことを特徴とする分離膜ユニット。
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