JP4260604B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機として利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
自動車用変速機として、図7および図8に略示するようなトロイダル型無段変速機を使用することが一部で実施されている。このトロイダル型無段変速機は、例えば特許文献1に開示されているように、入力軸1と同心に第1のディスクである入力側ディスク2を支持し、入力軸1と同心に配置された出力軸3の端部に、第2のディスクである出力側ディスク4を固定している。トロイダル型無段変速機を納めたケーシングの内側には、入力軸1並びに出力軸3に対し捻れの位置にある枢軸5,5を中心として揺動するトラニオン6,6が設けられている。
すなわち、各トラニオン6,6は、後述する図10に示すように、支持板部7の長手方向(図10の左右方向)の両端部に、この支持板部7の内側面側(図10において入力軸18に向かう側)に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部8,8を有している。そして、この折れ曲がり壁部8,8によって、トラニオン6には、後述するパワーローラ11を収容するための凹状の空間が形成される。また、各折れ曲がり壁部8,8の外側面(支持板部7と反対側の面)には、各枢軸5,5が互いに同心的に設けられている。
支持板部7の中央部には円孔10が形成され、この円孔10には変位軸9の基端部が支持されている。そして、各枢軸5,5を中心として各トラニオン6,6を揺動させることにより、これら各トラニオン6,6の中央部に支持された変位軸9の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン6,6の内側面から突出する変位軸9の先端部9bの周囲には、パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、入力側および出力側の両ディスク2,4の間に挟持されている。なお、各変位軸9,9の基端部9aと先端部9bは、互いに偏心している。
入力側および出力側の両ディスク2,4の互いに対向する内側面2a,4aの断面はそれぞれ、枢軸5を中心とする円弧或いはこのような円弧に近い曲線を回転させて得られる凹面を成している。そして、球状の凸面に形成された各パワーローラ11,11の周面11a,11aが各内側面2a,4aに当接して、トラクション接触部を形成している。
入力軸1と入力側ディスク2との間には、ローディングカム式の押圧装置12が設けられている。この押圧装置12は、入力側ディスク2を出力側ディスク4に向けて弾性的に押圧している。また、押圧装置12は、入力軸1と共に回転するカム板13と、保持器14により保持された複数個(例えば4個)のローラ15,15とから構成されている。また、カム板13の片側面(図7および図8の左側面)には、周方向に亙って凹凸面であるカム面16が形成され、入力側ディスク2の外側面(図7および図8の右側面)にも同様のカム面17が形成されている。そして、複数個のローラ15,15は、入力軸1に対して放射方向に延びる軸を中心に回転できるように、支持されている。
このような構成のトロイダル型無段変速機においては、入力軸1を回転させると、その回転に伴ってカム板13が回転し、カム面16によって複数個のローラ15,15が、入力側ディスク2の外側面に設けられたカム面17に押圧される。この結果、入力側ディスク2が複数のパワーローラ11,11に押圧されると同時に、1対のカム面16,17と複数個のローラ15,15の転動面との押し付け合いに基づいて、入力側ディスク2が回転する。そして、この入力側ディスク2の回転が、各パワーローラ11,11を介して、出力側ディスク4に伝達され、この出力側ディスク4に固定された出力軸3が回転する。
入力軸1と出力軸3との回転速度を変える場合であって、入力軸1と出力軸3との間で減速を行なう場合には、枢軸5,5を中心として各トラニオン6,6を揺動させ、各パワーローラ11,11の周面11a,11aが、図7に示すように、入力側ディスク2の内側面2aの中心寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの外周寄り部分とにそれぞれ当接するように、各変位軸9,9を傾斜させる。
反対に、増速を行なう場合には、各トラニオン6,6を揺動させ、各パワーローラ11,11の周面11a,11aが、図8に示すように、入力側ディスク2の内側面2aの外周寄り部分と出力側ディスク4の内側面4aの中心寄り部分とにそれぞれ当接するように、各変位軸9,9を傾斜させる。各変位軸9,9の傾斜角度を図7と図8との中間にすれば、入力軸1と出力軸3との間で、中間の変速比が得られる。
さらに、図9および図10は、特許文献2に記載されたより具体化されたトロイダル型無段変速機を示している。入力側ディスク2および出力側ディスク4はそれぞれ、円管状の入力軸18の周囲に、ニードル軸受19,19を介して、回転自在および軸方向に変位自在に支持されている。また、ローディングカム式の押圧装置12を構成するためのカム板13は、入力軸18の端部(図9の左端部)の外周面にスプライン係合され、鍔部20によって入力側ディスク2から離れる方向への移動が阻止されている。また、出力側ディスク4には出力歯車21がキー22,22により結合されており、これら出力側ディスク4と出力歯車21とが同期して回転するようになっている。
一対のトラニオン6,6の両端部はそれぞれ、一対の支持板23,23に対して揺動自在および軸方向(図9の表裏方向、図10の左右方向)に変位自在に支持されている。そして、各トラニオン6,6を構成する支持板部7の中央部に形成された円孔10には、基端部9aと先端部9bとが互いに平行で且つ偏心した変位軸9の基端部9aが、回転自在に支持されている。また、各支持板部7の内側面から突出する各変位軸9の先端部9bの周囲には、パワーローラ11,11が回転自在に支持されている。
なお、一対のトラニオン6,6毎に設けられた一対の変位軸9,9は、入力軸18に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸9,9の先端部9bが基端部9aに対して偏心している方向は、入力側および出力側の両ディスク2,4の回転方向に対して同方向(図10で左右逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸18の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸18の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸18の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、各パワーローラ11,11の外側面と各トラニオン6,6を構成する支持板部7の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉26,26と、これら各玉26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、各トラニオン6,6を構成する支持板部7の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、各パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11および外輪28が各変位軸9の基端部9aを中心として揺動変位することを許容する。さらに、各トラニオン6,6の一端部(図10の左端部)にはそれぞれ駆動ロッド29が結合されており、各駆動ロッド29の中間部外周面に駆動ピストン30が固設されている。そして、これら各駆動ピストン30はそれぞれ、駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸18の回転は、押圧装置12を介して、入力側ディスク2に伝えられる。そして、この入力側ディスク2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して出力側ディスク4に伝えられ、さらにこの出力側ディスク4の回転が、出力歯車21より取り出される。
入力軸18と出力歯車21との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン30,30を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン30,30の変位に伴って、一対のトラニオン6,6が互いに逆方向に変位する。例えば、図10の下側のパワーローラ11が同図の右側に、同図の上側のパワーローラ11が同図の左側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと入力側ディスク2および出力側ディスク4の内側面2a,4aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン6,6が、支持板23,23に枢支された枢軸5,5を中心として、互いに逆方向に揺動する。
その結果、前述の図7および図8に示したように、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,4aとの当接位置が変化し、入力軸18と出力歯車21との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸18と出力歯車21との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11に付属の外輪28が、各変位軸9の基端部9aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28の外側面と各トラニオン6を構成する支持板部7の内側面との間には、各スラストニードル軸受25が存在するため、前記回動は円滑に行なれる。したがって、前述のように各変位軸9,9の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
このようなトラクションドライブ方式の無段変速機では、パワーローラ11,11の周面と、入力側ディスク2、出力側ディスク3の間のトラクション接触部の潤滑油(トラクションオイル)のせん断応力(トラクション力)で動力を伝達する。また、パワーローラ11,11を支持するスラスト軸受部にも多大な力が作用する。したがって、トラクション接触部およびスラスト軸受部には耐久性を確保するためには接触部が金属接触しないよう潤滑油を存在させる必要があり、また、冷却、異物の除去の為にも潤滑油の存在は必要である。
このため、トラクション接触部にトラクションオイルを連続的に供給して、この当接部に油膜を形成する様にしている。即ち、この当接部には、例えば4×10mm程度の接触楕円が存在し、例えば50kWを越える様な大きな動力を伝達する場合、この接触楕円の中央部分に3.5GPa以上の高面圧が加わる。この様な高面圧が加わるトラクション接触部では発熱量も相当になる為、このトラクション接触部を冷却すると共にこのトラクション接触部に存在する油膜を確保する為、前記潤滑油を供給する必要がある。
例えば、特許文献3には、ケーシング側から入力側、出力側両ディスク2,3の内側空間に突出して設けた潤滑ポストに、4個のノズル孔を設ける構成が記載されている。ノズル孔の一部は入力側、出力側両ディスクの内側面に向けて開口させ、他は、パワーローラ11,11の周面に向けて開口させている。これにより、パワーローラ周面11a,11aと両ディスクの内側面との当接部であるトラクション接触部に、2系統で十分な量の潤滑油を供給することができる。
ところで、前述のようなトロイダル型無段変速機の運転時において、各トラニオン6,6の内側面側に回転自在に支持されたパワーローラ11,11には、入力側および出力側の両ディスク2,4の内側面2a,4aからスラスト荷重が加わる。そして、このスラスト荷重は、スラスト玉軸受24およびスラストニードル軸受25を介して、各トラニオン6を構成する支持板部7の内側面に伝達される。したがって、トロイダル型無段変速機の運転時に各トラニオン6,6は、パワーローラ11,11が位置する内側面側が凹面となる方向に、僅かとは言え弾性変形する。
そして、この弾性変形量が大きくなると、スラスト玉軸受24を構成する転動体である玉26,26およびスラストニードル軸受25を構成するニードルに加わるスラスト荷重が不均一になる。すなわち、各トラニオン6の弾性変形の結果、これら各トラニオン6を構成する支持板部7の内側面と各パワーローラ11の外側面との距離が不均一になる。そして、これら両面同士の距離が大きくなった部分に存在する転動体に加わるスラスト荷重が小さくなる代わりに、この距離が小さくなった部分に存在する転動体に加わるスラスト荷重が大きくなる。この結果、一部の転動体に過大なスラスト荷重が加わり、この一部の転動体と当該転動体の転動面が当接している軌道面との当接圧が過大となって、これら転動面および軌道面の疲れ寿命が著しく短くなる。
また、トラニオン6の両端部に設けられた傾転軸受の転動面である各枢軸5,5と、パワーローラ11を支持するための支持板部7との結合部位には応力が集中し易く、過大なトルクが入力されて前述のようにトラニオン6が弾性変形した場合には、この結合部位に亀裂等の損傷が発生し易くなる。そのため、従来は、トラニオン6の肉厚を大きくして、このような損傷の発生を防止しているが、大型化して重量が増加するとともに、コストも増大するため、好ましくない。また、枢軸5と支持板部7とを必要以上に大きな半径で結合する必要があり、加工上においても問題が生じていた。
また、トラニオン6が弾性変形すると、変位軸9がトラニオン6に対し傾斜する。その場合、変位軸9の基端部9aとトラニオン6との係合部に応力が集中して、この部分に亀裂等の損傷が発生し易くなる。また、変位軸9がトラニオン6に対し傾斜すると、変位軸9の先端部9bに支持されたパワーローラ11の位置がずれるため、パワーローラ11の周面11aと各ディスク2,4の内側面2a,4aとの接触点が所定位置からずれ、変速動作が不安定になる。
このような問題に対処するため、例えば、特許文献4には、パワーローラ11が位置するトラニオン6の内側面側に、一対の折れ曲がり壁部8,8の先端部同士を連結する連結部材を設け、この連結部材によって、トラニオン6の内側面側が凹面となる方向に弾性変形することを規制する技術が提案されている。このような補強されたトラニオン6においては、支持板部7における応力は低下し、上述した部位における亀裂等の問題は軽減される。
このように、トラニオンを補強する連結部材を設けることにより、トラニオンの弾性変形を防止することができ、その結果、トラニオンを小型化することができ、トロイダル型無段変速機の全体を小型化することができる。しかしながら、小型化に伴いトラクション接触部での伝達動力が大きくなり、摩擦による発熱量も増加するので、トラクション接触部を充分に潤滑する必要が生じる。一方、連結部材の存在により、潤滑ポストに設けたノズル孔からの潤滑油が充分にトラクション接触部に供給されず、冷却が不充分になる虞れがあった。また、特許文献5には、連結部材の端面からトラニオンを介して潤滑油供給源に連通する油路を形成し、パワーローラの表面を潤滑する構成が記載されている。しかしながら、上記の構成では、連結部材やトラニオンに複雑な加工が必要になる上、潤滑油供給量を調整する機能が無いので、高発熱時に充分な潤滑量を供給できなかったり、逆に過剰に供給し、潤滑油の撹拌によって回転を阻害する結果、効率の低下を来すことになっていた。
実開昭62−71465号公報 実願昭63−69293号(実開平1−173552号)のマイクロフィルム 特開平11−210855号公報 特開2001−304366号公報 特開2002−106667号公報
この発明は、上記のような背景技術の問題点に鑑み、トロイダル型無段変速機を小型化するためにトラニオンに連結部材を設けた場合でも、簡単な構成によってトラクション接触部に充分な量の潤滑油を供給し、潤滑と冷却を行なうことができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
また、この発明は、さらに、トラクション接触部における発熱量に応じて潤滑油を供給し、過度の供給による効率の低下を防止することができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のトロイダル型無段変速機は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された第1および第2のディスクと、これら第1および第2のディスクの中心軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するトラニオンと、このトラニオンを構成する支持板部の中央部に、この支持板部の内側面から突出する状態で支持された変位軸と、この変位軸の周囲に回転自在に支持された状態で前記第1および第2の両ディスクの間に挟持されたパワーローラとを備え、前記支持板部の長手方向の両端部には、前記パワーローラを収容するように前記支持板部の内側面側に折れ曲がる一対の折れ曲がり壁部が形成され、これらの各折れ曲がり壁部の外側面に前記各枢軸が互いに同心的に設けられて成るトロイダル型無段変速機において、
前記トラニオンには、前記一対の折れ曲がり壁部の先端部を連結して当該トラニオンの弾性変形を規制する連結部材が設けられ、当該連結部材は、前記パワーローラが当該連結部材と前記トラニオンの前記支持板部との間となる位置に配置され、当該連結部材には、前記パワーローラの周面に対応して前記折れ曲がり壁部に接する両側端部それぞれの幅方向中央部に表裏に貫通する開口が形成されていることを特徴とする。
これにより、連結部材に表裏に貫通する開口を設けるという簡単な構成により、トラニオンを補強するという連結部材の作用を維持しつつ、パワーローラに対向する位置に有る潤滑油源からパワーローラに充分な量の潤滑油を供給することができる。潤滑油源としては、例えば、ノズル孔や、間接的に飛散する潤滑油ミスト等が挙げられる。開口は、パワーローラの外周面の位置に対応する位置に形成するので、通常、連結部材が折れ曲がり壁部に接する両側端部の幅方向中央部に設けるが、これに限られるものではない。開口の位置、形状、および面積は、潤滑油の噴射や飛散の方向や量、制限したい程度等を考慮して決めることができる。
請求項2に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項1に記載の発明において、前記パワーローラに対向する位置に、前記連結部材の前記開口を通して前記パワーローラに潤滑油を供給するノズル孔が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載のトロイダル型無段変速機は、請求項2に記載の発明において、前記パワーローラは、前記トラニオンが揺動することにより、増速側および減速側のいずれかに傾転され、前記ノズル孔は、前記パワーローラが増速側と減速側との間の傾転角度とされた際に、前記連結部材の前記開口を通して前記パワーローラの周面に潤滑油を噴出する位置に配置され、前記連結部材は、前記トラニオンを揺動させて前記パワーローラを増速側もしくは減速側に傾転させることにより、前記ノズル孔に対する当該連結部材の前記開口の位置がずれた場合に、前記ノズル孔から前記パワーローラの周面に噴出する潤滑油を遮ることにより、前記パワーローラの傾転時に前記ノズル孔から前記パワーローラへの潤滑油の供給を制限する制限部材として機能することを特徴とする。
請求項1に記載のトロイダル型無段変速機によれば、トラニオンを補強する連結部材を設けることにより、トラニオンの弾性変形を防止することができ、その結果、トラニオンを小型化することができて、トロイダル型無段変速機の全体を小型化することができる。また、連結部材に表裏に貫通する開口を形成したので、パワーローラに対向する位置に有る潤滑油源からのパワーローラへの給油を連結部材に阻害されることなく行なうことができる。特にパワーローラと第1および第2のディスクが接触するトラクション接触部における油膜の形成、異物の除去、冷却等のために必要な量の潤滑油を供給することができる。
請求項2に記載のトロイダル型無段変速機によれば、トラニオンに対向する位置にノズル孔を設けることにより、連結部材の開口を通してパワーローラに潤滑油を直接、確実に供給することができる。
請求項3に記載のトロイダル型無段変速機によれば、パワーローラの傾転に伴ってノズル孔と制限部材の位置関係が変化し、傾転角度が大きくなるに従い供給量が制限されるように、供給量の調整が自然に行われる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図7〜図11を参照して説明した従来の技術と同一の箇所は、同一の符号を付してその詳細な説明を省略することにする。
図1および図2は本発明の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の要部を構成するトラニオン6を示し、図1は断面図、図2はトラニオン6をパワーローラ側から見た図である。
トラニオン6は、前述した従来構造の場合と同様に、支持板部7の長手方向(図1および図2の上下方向)の両端部に、支持板部7の内側面側(図1および図2の上側)に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部8,8を有している。そして、各折れ曲がり壁部8,8の外側面には、枢軸5,5が互いに同心的に設けられている。これらの枢軸5,5の周りにはそれぞれ、ラジアルニードル軸受50が取り付けられている。ラジアルニードル軸受50は、その外周面が球状凸面で且つその内周面が円筒面である外輪50aと、複数本のニードル50bとから構成されている。
また、本実施形態では、従来構成における変位軸9と外輪28aとが一体に形成されている。また、変位軸9の基端部9aを支持する支持板部7の中央部の円孔10は、貫通しておらず、外面側が閉塞された袋状に形成されている。また、変位軸9の先端部9bもパワーローラ11を貫通していない。もちろん、この発明は、図10に示すような、変位軸9の基端部9aと外輪28aとが別体のものや、支持板部7の中央部の円孔10が外面側に貫通しているようなものでも同様に適用可能である。変位軸9の先端部の根本部分には、スラスト玉軸受24に潤滑油を供給するための給油孔52が形成され、これは、変位軸9に形成された給油路(図示略)およびトラニオン6に形成された給油路53を介して駆動ピストン30に連通している。
また、本実施形態のトラニオン6においては、パワーローラ11が位置するトラニオン6の内側面側に、トラニオン6の内側面側が凹面となる方向に弾性変形することを規制する連結部材(制限部材)54が設けられている。この連結部材54は、図2に示すように、幅が支持板部7の幅よりやや小さい長方形状の平板状で、両側の端部を折れ曲がり壁部8,8の内面に当接させ、溶接等によって接合することにより、一対の折れ曲がり壁部8,8の先端部間に架設されている。連結部材54は、例えば、鋼等の十分な剛性を有する材料に、鍛造加工の如き、大きな剛性を得られる加工を施すことにより形成されている。連結部材54は、両側端部が裏面(支持板部7に向かう面)側に向かって肉厚となるテーパ部55が形成され、中央部には表面側に突条56が形成され、これらによって剛性が向上するように工夫されている。
このような連結部材54は、このトラニオン6に、変位軸9、パワーローラ11、スラスト玉軸受24、スラストニードル軸受25を組み付けた後、トラニオン6に対し結合固定する。この連結部材54をトラニオン6に結合固定した状態で、パワーローラ11は、連結部材54とトラニオン6の支持板部7との間に配置された状態となる。パワーローラ11のうち、入力側および出力側の両ディスク2,4の内側面2a,4a(図9参照)と当接する部分は、連結部材54の側縁から露出している。パワーローラ11の周面11aの一部で、このように連結部材54の側縁から露出した部分が、各内側面2a,4aに当接自在とするため、トラニオン6の揺動に拘らず、各ディスク2,4と干渉しないように、連結部材54の形状および大きさが設定されている。
連結部材54には、図2に最も良く示されているように、折れ曲がり壁部8,8に接する両側端部の幅方向中央部に表裏に貫通する開口57が形成されている。この開口57の位置は、図2に示すように、パワーローラ11の大端部と小端部の間の球面部分である周面11aに対応している。開口57の内端側は円弧状に形成され、変形の際の応力集中を防いで剛性を維持するようにしている。
本実施形態のトロイダル型無段変速機には、前記開口57を通してパワーローラ11に潤滑油(トラクションオイル)を供給する給油ノズルが設けられている。以下、図3を参照して説明する。ハウジング40の内面には、トラニオン6、6支持用の支持板23の中間部を、揺動並びに枢軸5、5の軸方向(図1ないし図2の上下方向)に亙って変位自在に支持する為の、支持ポスト32が固定されている。そして、この支持ポスト32の先端部には、支持板23の内側(ハウジング40の中央側に対向する側で、図3の下側)に潤滑ポスト33が、結合ねじ34により固定されている。この潤滑ポスト33の基部(図3の上部)外周面の断面形状は略小判形であり、この外周面の直径方向反対側2個所位置に、互いに平行な1対の平坦面35,35が形成されている。また、潤滑ポスト33の先端部(図3の下端部)には、基端寄り(図3の上寄り)部分に比べて外径が大きくなった、外向フランジ状の抑え鍔部36が形成されている。結合ねじ34は、支持ポスト32および潤滑ポスト33を貫通した状態で、先端部をハウジング40の内面に固定した支持プレート37に螺合緊締し、頭部38を抑え鍔部36に当接させている。これにより、支持ポスト32および潤滑ポスト33は支持プレート37と頭部38との間で挟持され、支持プレート37を介してハウジング40の内面に固定されている。
抑え鍔部36の外周面の円周方向等間隔4個所位置には、それぞれノズル孔39a,39bの下流端が開口している。ノズル孔39aについては、図3に示され、図3の紙面に直交する方向に開口するノズル孔39bについては、後述する図4ないし図6に示されている。図3に示した2個のノズル孔39a,39aのうち、一方(図3の左方)のノズル孔39aの下流端は、入力側ディスク2の内側面2aに向けて開口している。これに対して、他方(図3の右方)のノズル孔39aの下流端は、出力側ディスク4の内側面4aに向けて開口している。一方、ノズル孔39b,39bの下流端は、各パワーローラ11,11の周面11a,11aに向けて開口している。
トロイダル型無段変速機の運転時に、上述の4個のノズル孔39a,39bには、図示しない送油ポンプの働きにより、前記ハウジング40の内面に形成した潤滑油供給溝41、前記結合ねじ34内に設けられてこの結合ねじ34の先端面(図3の上端面)と頭部38寄りの外周面とに開口する給油通路42、この頭部38寄りの外周面と前記潤滑ポスト33の内周面との間の円筒状隙間49を通じて、潤滑油が送り込まれる。
上述の様に構成された本発明のトロイダル型無段変速機の運転時には、それぞれが抑え鍔部36の外周面に開口した前記4個のノズル孔39a,39bの下流端開口57から、潤滑油を噴出させる。これら各ノズル孔39a,39bから噴出された潤滑油のうち、図3に示した2個のノズル孔39a,39aから噴出した潤滑油は、前記入力側、出力側両ディスク2、4の内側面2a,4aに付着してから、これら各内側面2a,4aと前記各パワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部であるトラクション接触部に送られる。
一方、ノズル孔39a,39aと直交する方向の2個のノズル孔39b,39bから噴出した潤滑油は、連結部材54の開口57を通って各周面11a,11aに付着し、各トラクション接触部に送られる。図4ないし図6は、トロイダル型無段変速機の運転時における変速比に応じて傾転するパワーローラ11,11とノズル孔39b,39bの位置関係を示す図である。図4は変速比が1の状態、図5はパワーローラ11,11が減速側または増速側に傾転した状態、図6は、図5からさらに減速側または増速側に傾転した状態をそれぞれ示す。これらの図に示すように、変速比が1から遠ざかるに従い、ノズル孔39b,39bと連結部材54の開口57の位置がずれるので、噴出した潤滑油が連結部材54によって遮られ、開口57を通過してパワーローラ11,11に到達する量が減少する。連結部材54に付着した潤滑油は、これを伝って流下し、ハウジング下部のオイルパンに流入する。
一般に、ハーフトロイダル型の無段変速機においては、トラクション接触部での発熱量はトラクション接触部における法線方向を回転軸とするスピンに起因するものの割合が大きい。上記のような連結部材54の開口57からの給油によれば、このようなスピンによる発熱量が大きい状態において、これを冷却するのに充分な量の潤滑油がトラクション接触部に供給され、スピンによる発熱量が小さい状態においては、潤滑油が減量して供給される。したがって、過剰な潤滑油が撹拌されてエネルギーロスを生じるという事態が防止される。つまり、発熱量に応じた潤滑油供給量の調整が自然に行われる。
この実施の形態においては、互いに直交する方向の2系列のノズル孔39a,39aとノズル孔39b,39bが設けられており、一方のノズル孔39b,39bからの潤滑油のみが上記のような流量調整を受ける。したがって、調整を受けないノズル孔39a,39aからの供給量を、トラクション力を与える油膜の形成や異物の洗浄のために必要な量に設定し、ノズル孔39b,39bからの潤滑油の量を冷却に必要な量に割り当てて設定することにより、全体として過不足の無い量が供給され、効率の良い運転が行われる。このようなノズル孔ごとの流量調整は、ノズル孔の内径を調整することによって設定が可能である。もちろん、ノズル孔39b,39bからの潤滑油だけで充分に対応が可能であれば、調整を受けないノズル孔39a,39aを設ける必要は無い。
なお、制限部材としての連結部材54は、上述の例では、ノズル孔39b,39bからパワーローラ11への潤滑油の流量調整を行なうが、このようにパワーローラ11に直接的に潤滑油を供給するノズル孔が無い場合でも、内部の空間から飛散して間接的にパワーローラに供給される潤滑油の流量調整を行なう作用を有するので、有用である。また、上記の例では、連結部材54を制限部材として用いたが、補強的な機能が必要でない場合には、単に潤滑油の一部を遮蔽する機能を有する制限部材を用いることができる。
なお、図示の例の場合には、ストッパ43を支持ポスト32に対して、若干変位自在に支持しているので、このストッパ43と前記各トラニオン6,6との寸法精度および組み付け精度を特に厳密に規制しなくても、これら各トラニオン6,6とストッパ43とを均一に衝合させる事ができる。即ち、これら各トラニオン6、6が大きく揺動変位した際に、仮に一方のトラニオン6の一部が他方のトラニオン6の一部よりも先にストッパ43の一部外周縁に衝合しても、このストッパ43が変位する。そして、この変位に伴って、一方のトラニオン6の一部だけでなく、他方のトラニオン6の一部も、ストッパ43の他部外周縁に衝合する。この為、トラニオン6,6の揺動角度の制限機構を構成するストッパ43や潤滑ポスト33の一部に大きな力が加わる事を防止して、これらストッパ43や潤滑ポスト33が著しく摩耗する事を防止できる。
さらに、トロイダル型無段変速機に、自動車の走行に基づいて振動が加わった場合にも、ストッパ43ががたつく事はない。即ち、このストッパ43は、弾性部材である皿板ばね48により支持部材を構成する支持ポスト32と潤滑ポスト33との間で弾性的に挟持している。この為、これらストッパ43と潤滑ポスト33とが若干の変位自在に係合しているにも拘らず、振動に基づいてストッパ43ががたつく事はない。従って、走行時にストッパ43の装着部で、がたつきに伴う異音が発生する事はない。尚、支持ポスト32と潤滑ポスト33とは、必ずも別体とせずに、一体としても良い。一体とした場合には、皿板ばね48の内周縁は、支持ポストの先端部外周面に係止した、図示しない止め輪により、この支持ポストの先端部外周面に抑え付ける。
本発明の実施形態に係るトロイダル型無段変速機のトラニオンおよびパワーローラを示す拡大断面図である。 図1のトラニオンおよびパワーローラを内側から見た図である。 本発明の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の潤滑油供給ノズルを示す拡大断面図である。 トロイダル型無段変速機の変速比1での運転時におけるパワーローラと潤滑油供給ノズルの位置関係を示す図である。 トロイダル型無段変速機の変速比1よりやや減速または増速した状態での運転時におけるパワーローラと潤滑油供給ノズルの位置関係を示す図である。 トロイダル型無段変速機の図5よりさらに減速または増速した状態での運転時におけるパワーローラと潤滑油供給ノズルの位置関係を示す図である。 従来から知られているトロイダル型無段変速機の基本的構成を最大減速時の状態で示す側面図である。 従来から知られているトロイダル型無段変速機の基本的構成を最大増速時の状態で示す側面図である。 従来の具体的構造の一例を示す断面図である。 図9のX−X線に沿う断面図である。
符号の説明
2 入力側ディスク
4 出力側ディスク
5 枢軸
6 トラニオン
7 支持板部
8 折れ曲がり壁部
9 変位軸
11 パワーローラ
39a ノズル孔
39b ノズル孔
54 連結部材(制限部材)
57 開口

Claims (3)

  1. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された第1および第2のディスクと、これら第1および第2のディスクの中心軸に対して捻れの位置にある枢軸を中心に揺動するトラニオンと、このトラニオンを構成する支持板部の中央部に、この支持板部の内側面から突出する状態で支持された変位軸と、この変位軸の周囲に回転自在に支持された状態で前記第1および第2の両ディスクの間に挟持されたパワーローラとを備え、前記支持板部の長手方向の両端部には、前記パワーローラを収容するように前記支持板部の内側面側に折れ曲がる一対の折れ曲がり壁部が形成され、これらの各折れ曲がり壁部の外側面に前記各枢軸が互いに同心的に設けられて成るトロイダル型無段変速機において、
    前記トラニオンには、前記一対の折れ曲がり壁部の先端部を連結して当該トラニオンの弾性変形を規制する連結部材が設けられ、
    当該連結部材は、前記パワーローラが当該連結部材と前記トラニオンの前記支持板部との間となる位置に配置され、
    当該連結部材には、前記パワーローラの周面に対応して前記折れ曲がり壁部に接する両側端部それぞれの幅方向中央部に表裏に貫通する開口が形成されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 前記パワーローラに対向する位置に、前記連結部材の前記開口を通して前記パワーローラに潤滑油を供給するノズル孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
  3. 前記パワーローラは、前記トラニオンが揺動することにより、増速側および減速側のいずれかに傾転され、
    前記ノズル孔は、前記パワーローラが増速側と減速側との間の傾転角度とされた際に、前記連結部材の前記開口を通して前記パワーローラの周面に潤滑油を噴出する位置に配置され、
    前記連結部材は、前記トラニオンを揺動させて前記パワーローラを増速側もしくは減速側に傾転させることにより、前記ノズル孔に対する当該連結部材の前記開口の位置がずれた場合に、前記ノズル孔から前記パワーローラの周面に噴出する潤滑油を遮ることにより、前記パワーローラの傾転時に前記ノズル孔から前記パワーローラへの潤滑油の供給を制限する制限部材として機能することを特徴とする請求項2に記載のトロイダル型無段変速機。
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