JP4259328B2 - 画像処理装置、プリンタ、及び格納データの読み出し方法 - Google Patents

画像処理装置、プリンタ、及び格納データの読み出し方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力データを画像作成用の出力データに変換する画像処理装置等に関し、特に、処理の高速化を図ることのできる画像処理装置等に関する。
通常、プリンタなどが有する画像処理装置では、ホストコンピュータなどから送信されるデータを入力データとして受信し、その入力データに対して所定の画像処理を施して画像作成用の出力データを生成する。プリンタなどでは、その出力データをプリンタが有する印刷機構に引渡し、印刷機構では当該出力データに従った印刷媒体への印刷が実行される。
また、上記入力データは、一般に、作成する画像そのものを表す画像データと画像処理を制御するためのコマンドとから構成されており、画像処理装置に受信された後、一旦、受信バッファなどに格納される。その後、格納された入力データは、画像処理装置に備えられているCPUにより適宜読み出されて画像処理が実行されるが、従来の画像処理装置においては、上記CPUが、画像データを含めて全ての入力データを読んで処理を行っていた。このような画像処理装置としては、例えば、下記特許文献1に記載の装置などがある。
特開平11−70706号公報
近年、上記プリンタにおいては、印刷機構側の処理スピードが高速化しており、印刷機構に出力データを供給する画像処理装置側の処理が間に合わない傾向にある。このように、画像処理装置における処理の高速化が望まれるが、従来のように、全ての入力データについてCPUが読み出して処理する手法では限界があった。
そこで、本発明の目的は、CPUが全ての入力データを読まないで済む構成として処理の高速化を図ることのできる画像処理装置等を提供すると共に、そのための入力データの効率的な読み出し方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、制御用のコマンドと画像データ
を含む入力データを処理して画像作成用の出力データを生成する画像処理装置が、前記画像データを受け取って当該画像データに所定の画像処理を施し、前記出力データを生成する画像データ処理手段と、前記コマンドを受け取って当該コマンドを解釈し、前記画像データ処理手段を制御する制御手段と、前記入力データを格納し、格納した入力データを順番に読み出して前記画像データ処理手段あるいは前記制御手段に転送するデータ格納手段であって、前記読み出すデータが前記コマンドである場合には、前記制御手段に転送し、前記読み出すデータがコマンドでなくなった時点で前記画像データ処理手段へのデータ転送を可能な状態とし、前記読み出すデータが前記画像データである場合には、前記画像データ処理手段に転送し、前記読み出すデータが画像データでなくなった時点で前記制御手段へのデータ転送を可能な状態とするデータ格納手段とを有することである。従って、本発明によれば、入力データに含まれるコマンドと画像データを分配して、それぞれ、制御手段と画像データ処理手段に正しく転送することができ、制御手段で入力データの全てを読まなくても良い画像処理装置とすることが可能となる。これにより、画像処理装置における処理スピードの高速化を図ることができる。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記データ格納手段から前記コマンドを読み出す際に、前記読み出すデータがコマンドでなくなる位置が判明するまで、読み出しの後に読み出す位置が変わらない第一の読み方と、読み出しの後に読み出す位置が次に移動する第二の読み方とを交互に用いて読み出し、前記コマンドでなくなる位置が判明した後は、前記第二の読み方で読み出すことを特徴とする。これにより、画像データを抜けなく画像データ処理手段に転送することができる。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記データ格納手段から前記画像データを読み出す際に、前記読み出すデータが画像データでなくなる時点が、前記コマンドに含まれる画像データのサイズに関する情報、あるいは前記画像データ処理手段から発せられる終了信号に基づいて判断されることを特徴とする。これにより、画像データの画像データ処理手段への転送が正しく行なわれると共に、コマンドを抜けなく制御手段に転送することが可能となる。
更にまた、上記の発明において、別の態様は、前記画像データ処理手段からの終了信号が、前記データ格納手段に格納されている画像データが圧縮されている場合には、前記コマンドに含まれる画像データの解凍後のサイズに基づいて発せられることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、プリンタが請求項1に記載の画像処理装置と前記出力データに基づいて印刷を実行する印刷機構とを有することである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、制御用のコマンドと画像データを含む入力データを格納するデータ格納手段と、前記画像データを受け取って当該画像データに所定の画像処理を施し、画像作成用の出力データを生成する画像データ処理手段と、前記コマンドを受け取って当該コマンドを解釈し、前記画像データ処理手段を制御する制御手段とを備える画像処理装置における前記データ格納手段からの格納データの読み出し方法が、格納した入力データを順番に読み出して前記画像データ処理手段あるいは前記制御手段に転送する際に、前記読み出すデータが前記コマンドである場合には、前記制御手段に転送し、前記読み出すデータがコマンドでなくなった時点で前記画像データ処理手段へのデータ転送を可能な状態とし、前記読み出すデータが前記画像データである場合には、前記画像データ処理手段に転送し、前記読み出すデータが画像データでなくなった時点で前記制御手段へのデータ転送を可能な状態とすることを特徴とすることである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用したプリンタの実施の形態例に係る構成図である。図1に示す本実施の形態例に係るプリンタ1は、従来のプリンタと同様に、ホストコンピュータ2から送信される印刷データを受信して、当該印刷データに基づいて印刷媒体に対する印刷を実行するが、受信した印刷データ、即ち、入力データの格納後の読み出し方法等に特徴を有しており、入力データに対する画像処理を高速に行おうとするものである。
図1に示すように、本プリンタ1は、I/Fユニット10、コントローラ(データ格納手段)20、FIFOメモリ(データ格納手段)30、CPU(制御手段)40、画像データ処理部(画像データ処理手段)50、メモリ60、及びエンジン70等から構成されている。なお、プリンタ1の前記I/Fユニット10からメモリ60までが本発明を適用した画像処理装置に相当する部分であり、プリンタ1は、当該画像処理装置とエンジン70から構成されるということができる。
まず、I/Fユニット10は、ホストコンピュータ2とのインタフェースを司る部分であり、ホストコンピュータ2から送信される印刷データを受信し、受信した印刷データをFIFOメモリ30に引き渡す。なお、前記受信する印刷データには、前述の通り、画像そのものを表す画像データと画像処理を制御するためのコマンドが含まれており、以降、受信した印刷データを入力データとも呼ぶ。
また、コントローラ20は、前記入力データのパスを制御する部分である。即ち、I/Fユニット10が受信した印刷データのFIFOメモリ30への読み込み、及びその後のFIFOメモリ30からのCPU40又は画像データ処理部50への読み出しの制御を行なう。具体的な制御内容については後述するが、コントローラ20には、図1に示すように、レジスタ21及びカウンタ22が備えられ、これらは上記FIFOメモリ30からのデータの読み出しに用いられる。
次に、FIFOメモリ30は、前記入力データを一時的に格納するメモリである。このメモリはFIFO方式であるので、先に受け入れたデータから順番に外へ出していくが、本実施の形態例においては、そのデータの出力先がCPU40と画像データ処理部50の二つとなっている。本実施の形態例に係るプリンタ1は、このFIFOメモリ30からのデータの読み出し方に主な特徴を有している。
また、CPU40は、前記入力データに含まれるコマンドを解釈しそれらの内容に基づき、本プリンタ1の各所を制御する部分である。上記特徴部分であるデータの読み出しについては、画像データの圧縮形式やデータ数の情報をコマンドから把握し、前記コントローラ20内のレジスタ21及びカウンタ22に適切な値を設定する。なお、FIFOメモリ30からCPU40へのデータ読み出し(データ転送)についての詳細は後述する。
次に、画像データ処理部50は、前記入力データに含まれる画像データに適宜画像処理を施し、本プリンタ1における印刷機構であるエンジン70用のデータを生成する部分である。実行する画像処理は入力データの内容によって相異するが、画像データ処理部50には、本プリンタ1が対応可能な入力データに必要な各処理を行う各処理ユニットが備えられている。図1に示す例では、圧縮されている入力データを解凍する3つのデコーダA、B、及びC(52〜54)、それらのデコーダに画像データを振り分けるセレクタ51、及びハーフトーン処理ユニット55等が備えられている。
セレクタ51は、FIFOメモリ30から読み出されて転送された画像データを、レジスタ21の設定に従って所定のデコーダへ転送する機能を司る。前記3つのデコーダ52、53、及び54は、画像データの各圧縮形式に対応するデコーダであり、ここでは、3種類の圧縮形式に対応可能であるが、デコーダの数は必要に応じ変更して構わない。前記デコーダで解凍された画像データは、メモリ60に格納される。解凍後の画像データに、更に、ハーフトーン処理などが必要な場合には、前記ハーフトーン処理ユニット55にデータが引き渡されて、色変換処理、ハーフトーン処理等、所定の処理が実行される。処理後のデータは、再びメモリ60に格納される。画像データ処理部50では、このような処理が実行されて、最終的にエンジン70用の出力データがメモリ60に蓄えられる。
メモリ60は、上述の通り、エンジン70へ出力するデータ及び処理過程のデータを格納する部分である。エンジン70は、本プリンタ1の印刷機構部分であり、前記メモリ60から所定のタイミングで前記出力データを読み出し、それらのデータに従って印刷媒体への印刷を実行する。
図2は、本プリンタ1におけるFIFOメモリ30からの入力データの読み出し処理を例示したフローチャートである。以下、図2に基づいて、FIFOメモリ30からのデータ読み出し処理について説明する。前述の通り、I/Fユニット10を介して格納される入力データにはコマンドと画像データが含まれており、その両方がFIFOメモリ30に格納されるが、本プリンタ1においては、その全てをCPU40に読み出す(転送する)ということはせず、コマンドはCPU40に転送し、画像データは画像データ処理部50に転送するという処理を行う。従って、本プリンタ1においては、FIFOメモリ30に格納した入力データをその内容により2方向に振り分けて転送する。
また、ホストコンピュータ2から送信される印刷データ(入力データ)は、通常、画像データの前にその画像データの属性等を示すコマンドが付いている構造をしている。図4は、ホストコンピュータ2から送信される印刷データの構造を例示した図である。図4の(a)は、画像データがJPEG形式で圧縮されている場合の例であり、図4の(b)は、ランレングス(RL)形式で圧縮されている場合の例である。
図に示すように、JPEG形式の場合には、印刷媒体1枚分の画像データ毎にコマンドが付いているとは限らず、コマンドの後に複数枚分の画像データが連続する場合がある。また、JPEGの場合には、画像データはRGBの色形式によって表現されたデータであり、プリンタ1の画像データ処理部50において、例えば、CMYKの色形式への色変換処理やハーフトーン処理を行う必要がある。
また、RL方式の場合には、通常、各色成分毎にコマンドとその画像データが対となっている構造であり、図4の(b)に示す例では、プリンタ1で使用するCMYKの色形式による画像データが、各色毎にコマンドを付随している。そして、CMYKの4対のデータで印刷媒体1枚分のデータが構成されている。
以上説明したような印刷データ(入力データ)が、FIFOメモリ30に格納されるものとして、以下、データ読み出し処理の内容を説明する。まず、I/Fユニット10が印刷データを受信すると、その旨がコントローラ20に知らされ、受信した入力データが順次FIFOメモリ30に格納される。入力データがFIFOメモリ30に格納されると(図2のステップS10のYes)、FIFOメモリ30からのデータ読み出し処理が開始される。
まず、FIFOメモリ30からのデータの出力(転送)先がCPU40側へ切り替えられる(図2のステップS20)。これにより、FIFOメモリ30からCPU40へのデータ転送が可能な状態となる。その後、FIFOメモリ30に格納されている最初のデータ、即ち、最初に格納されたデータから読み出しが開始される。そして、格納された入力データがコマンドでなくなるまで、順次、FIFOメモリ30からのデータ読み出し(リード)及び読み出したデータのCPU40への転送が繰り返し行われる(図2のステップS30)。換言すれば、格納された入力データのコマンド部分が終了するまで、データ読み出しとCPU40への転送が行なわれる。なお、当該コマンドの読み出し処理(図2のステップS30)の具体的な内容については後述する。
次に、FIFOメモリ30からのデータの出力(転送)先が画像データ処理部50側へ切り替えら、FIFOメモリ30から画像データ処理部50へのデータ転送が可能な状態となる(図2のステップS40)。なお、FIFOメモリ30にI/Fユニット10からの入力データが格納された時点で(図2のステップS10のYes)、最初のデータがコマンドではなく画像データであった場合には、上記コマンドのCPU40への転送処理は行われず、当該切り替え処理(図2のステップS40)が行われる。
その後、FIFOメモリ30に格納されている画像データの読み出しと読み出した画像データの画像データ処理部50(セレクタ51)への転送が、画像データが終了するまで繰り返し行われる(図2のステップS50)。ここで、画像データが終了するという判断については図6に基づいて後述するが、例えば、図4に示した入力データがFIFOメモリ30に格納されている場合には、図に示すデータの上部から読み出されたとすると図のイやロに示す位置が、画像データが終了する位置である。
かかる画像データ処理部50への画像データの転送が終了すると、次に、再びFIFOメモリ30からのデータの出力(転送)先がCPU40側へ切り替えられ、FIFOメモリ30からCPU40へのデータ転送が可能な状態となる(図2のステップS60)。その後、FIFOメモリ30にデータが格納されているか否かが判断される(図2のステップS70)。即ち、I/Fユニット10を介して受け取った入力データのうち前記読み出し及び転送が行なわれていないデータが残っているか否かが判断される。
ここで、FIFOメモリ30にデータが残っていれば(図2のステップS70のYes)、前記ステップS30からの処理が繰り返し実行される(図2のステップS30〜S70)。例えば、図4の(a)に示す入力データが格納され図のイに示す位置までデータの読み出し及び転送が終了しているとすると、ステップS30において、格納されているデータが画像データであるためコマンドの読み出し及び転送は行なわれずに、直ぐに出力先の切り替え(ステップS40)が行なわれることとなる。一方、図4の(b)に示す入力データが格納され図のロに示す位置までデータの読み出し及び転送が終了している場合には、前述の通り、コマンドの読み出し及び転送と、画像データの読み出し及び転送が順番に行なわれることとなる。
また、前記ステップS70において、FIFOメモリ30にデータが残っていないと判断された場合には(図2のステップS70のNo)、一連のデータ読み出し処理を終了し、FIFOメモリ30に次の入力データが格納されるのを待つ。
以上説明したようにFIFOメモリ30に格納された入力データの読み出し及び転送が実行されるが、本実施の形態例においては、前述した図2のステップS30におけるコマンドの読み出し方法と、ステップS50における画像データの読み出し終了方法に特徴を有しており、以下、それらの詳細について説明する。
通常、FIFOメモリからデータを読み出す場合には、次に読み出す位置を示すポインタが設けられ、そのポインタがデータを読み出す毎に次の位置へ移動するという方法が取られる。かかる方法を図2のステップS30における読み出し時に用いた場合、始めに読むデータがコマンドであるか、あるいは画像データであるかがわからないため、とりあえずデータの転送先をCPU40側にした状態でデータを読むこととなる。このとき、最初のデータが画像データであった場合には、その画像データが読み出されるが、本来転送すべき画像データ処理部50へ転送できず、さらに、一度読み出しているのでポインタの位置は当該画像データの次の位置へ移動してしまう。従って、その後転送先を画像データ処理部50側へ切り替えても当該画像データは画像データ処理部50に転送できない。このような問題を解決するために、本実施の形態例においては、2種類のデータの読み出し方を設けている。
その一つは、データを読み出してもポインタの位置を移動させない読み出し方であり、これを、以下、リード(1)と称することとする。もう一つは、上記通常の読み出し方の通り、データの読み出し後ポインタの位置を次のデータに移動させる方法である。これを、以下、リード(2)と称することとする。これらリード(1)及びリード(2)を用いた図2のステップS30における処理内容を以下に説明する。
図3は、図2のステップS30における処理内容を例示したフローチャートである。また、図5は、その処理内容を説明するための図である。まず、CPU40が前記リード(1)でFIFOメモリ30をリードする(図3のステップS31)。図5の(a)は、FIFOメモリ30に格納されている入力データを概念的に示したものであり、上のデータから順番に読み出されるものとする。また、図のPで示す矢印が前記次の読み出し位置を示すポインタである。この図の(a)に示す状態から上記ステップS31のリードが行なわれると、図5の(b)あるいは(c)の状態となる。
次に、読んだデータがコマンドであるか否かを判断し(図3のステップS32)、コマンドでない場合には(図3のステップS32のNo)、前記ステップS30の処理を終了し、処理が図2のステップS40に移行する。図5に示す例では、図の(b)に示す場合であり、この状態でFIFOメモリ30からの転送先が画像データ処理部50側に切り替えられ、画像データが画像データ処理部50に転送されることとなる。ステップS31において前述のようにリード(1)で読んでいるため、ポインタPの位置が移動しておらず、これにより、画像データを始めから抜かすことなく画像データ処理部50に転送することができる。
一方、ステップS32において、読んだデータがコマンドである場合には(図3のステップS32のYes)、コマンドの長さが判明したか否かがチェックされる(図3のステップS33)。なお、コマンドの長さが判明するということは、現在読み出しているコマンドのデータがFIFOメモリ30においてどこまで続いて格納されているかということがわかるということである。ここで、コマンドの長さが判明すれば(図3のステップS33のYes)、CPU40が前記リード(2)でFIFOメモリ30をリードする(図3のステップS34)。図5に示す例では、図の(c)の状態においてコマンドの長さが判明し、ステップS34の処理が行われて、図の(d)に示す状態となる。ここでは、リード(2)が行なわれているので、ポインタPの位置が進んでいる。
次に、コマンドの読み出しが終了したか否か、言い換えれば、コマンドのCPU40への転送が終了したか否かが判断される(図3のステップS35)。即ち、次に読み出すデータが画像データであるか否かが判断される。前述の通り、この時点ではコマンドの長さが判明しているのでかかる判断が可能となる。コマンドの読み出しが終了していない場合には(図3のステップS35のNo)、コマンドの読み出しが終了するまで、ステップS34の処理が繰り返し行われる。即ち、リード(2)で、最後のコマンドの読み出しまで行なわれる。
そして、コマンドの読み出しが終了すると(図3のステップS35のYes)、前記ステップS30の処理を終了し、処理が図2のステップS40に移行する。図5に示す例では、図の(d)の状態において、コマンドの読み出しが終了していないので、ステップS34に従って再度リード(2)が行なわれることとなる。その結果、図5の(e)に示すような状態となり、この時点でコマンドの読み出しが終了しているので、処理がステップS40に移行し、画像データの画像データ処理部50への転送が開始される。図からも明らかなように、この時点でポインタPは、最初の画像データの位置にあり、画像データを抜けなく画像データ処理部50へ転送することが可能となる。
一方、前記ステップS33において、コマンドの長さが判明しなければ(図3のステップS33のNo)、CPU40がリード(2)でFIFOメモリ30をリードする(図3のステップS36)。その後、前述したステップS31からの処理を行う。即ち、コマンド長さが判明するまで、リード(1)とリード(2)が交互に繰り返される読み方が行なわれる。図5に示す例では、図の(c)の時点で、コマンドの長さが判明しなければ、ステップS36に従ってリード(2)が行なわれて図の(d)の状態となる。その後、ステップS31に従ってリード(1)が行なわれ、ポインタPの位置が移動しないまま図の(f)の状態となる。ここで、ポインタPが指しているコマンドによりコマンド長さが判明すれば、この場合にはこのデータでコマンドが終了することがわかれば、ステップS34に従ってリード(2)が行なわれて、図の(g)の状態となる。そして、コマンド転送が終了しているので、図の(g)のポインタPが指す画像データから画像データ処理部50に転送される。
このように、本実施の形態例においては、FIFOメモリ30からデータを読み出す際に、前記リード(1)及びリード(2)を用いた前述のような読み出し方をするので、コマンドと画像データの2種類のデータを、それぞれ所定の方向へ、データを抜かすことなく正しく転送することが可能となる。
次に、図2のステップS50における画像データの読み出し終了方法について説明する。図6は、図2のステップS50における処理内容を例示したフローチャートである。まず、図2のステップS40が終了した時点で、コマンドのCPU40への転送が終了しているので、CPU40はこのコマンドの内容から、これから画像データ処理部50に転送される画像データの属性を把握している。通常、かかる属性には、画像データの圧縮形式やデータの大きさの情報等が含まれている。
ここで、FIFOメモリ30に格納されている画像データが圧縮されているデータであれば、CPU40は、把握した圧縮形式をコントローラ20のレジスタ21に設定すると共に、格納されておる画像データの数(大きさ)である圧縮データ数が転送されたコマンドに有れば(図6のステップS51のYes)、その値をカウンタ22に設定する(図6のステップS52)。例えば、圧縮形式がJPEG形式であれば、通常、コマンド内に上記圧縮データ数が有るので、その数がカウンタ22に設定される。
次に、FIFOメモリ30からのデータ転送先が画像データ処理部50側になっているので、FIFOメモリ30のリード及びデータ転送が順次行なわれるれ、前記カウンタ22に設定された値の回数だけ上記リード及びデータ転送を行なった時点で読み出しを終了する(図6のステップS53)。そして、FIFOメモリ30からのデータ転送先がCPU40側に切り替えられる(S60)。
一方、CPU40に転送されたコマンド内に前記圧縮データ数がない場合には(図6のステップS51のNo)、コントローラ20のカウンタ22には無限大のデータ数が設定される(図6のステップS54)。例えば、圧縮形式がRL形式であれば、通常、コマンド内に解凍後(復元後)のデータサイズは含まれているが、上記圧縮データ数が無いので、カウンタ22に無限大が設定される。
その後、FIFOメモリ30のリード及びデータ転送が順次行なわれ、画像データ処理部50から転送を終了させるための信号であるEND信号(終了信号)が発せられてコントローラ20がその信号を受信した時点で上記リード及びデータ転送を終了する(図6のステップS55)。このEND信号は、例えば、上述のように解凍後のデータサイズがコマンドによりわかっている場合には、その値がデコーダ側に渡され、デコーダが解凍処理を行った結果のデータサイズが前記データサイズに達した時点で、デコーダがEND信号を発信する。
前記画像データ処理部50へのデータ転送が終了すると、FIFOメモリ30からのデータ転送先がCPU40側に切り替えられる(S60)。
このように、本実施の形態例においては、画像データ処理部50側に転送すべき画像データのサイズを正しく把握してFIFOメモリ30に格納される最後の画像データの読み出しを行なった時点で画像データの読み出し処理を終了するので、誤ってコマンドを画像データ処理部50側へ転送してしまうことがなく、また、画像データの次に格納されているであろうコマンドを抜けなくCPU40側へ転送することが可能となる。なお、この画像データの読み出しには、通常の読み出し方である前述したリード(2)の方法が用いられる。また、FIFOメモリ30に格納されている画像データが圧縮されていない場合には、通常、その画像データのサイズがコマンド内に含まれているので、その値がカウンタ22に設定されて、前述した図6のステップS52及びS53と同様の方法で、画像データの転送が行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンタ1では、入力データの全てをCPU40が読み出すのではなく、入力データのコマンドはCPU40に読み出し、画像データは画像データ処理部50に読み出して、コマンドと画像データを別々に処理する。従って、入力データに対する処理を従来よりも高速に行なうことが可能となる。また、それを実現するために、FIFOメモリ30に格納された入力データを2方向に振り分けて転送する必要があるが、言い換えれば、コマンドと画像データを識別してコマンドはCPU40側へ画像データは画像データ処理部50側へ転送する必要があるが、前述したリード(1)とリード(2)を用いた読み出し方法を採用すると共に、前述した画像データの読み出し終了方法を用いることにより、間違えなく上記データの転送を行うことができる。
なお、本実施の形態例においては、画像データ処理部50内に3種類のデコーダを設ける構成としたが、圧縮データを扱わない場合にはデコーダを備えなくてもよく、画像データ処理部50には入力データに適した処理ユニットが備えられればよい。また、本プリンタ1では、図1においてFIFOメモリ30を一つのメモリとして描いているが、FIFOメモリ30を複数のメモリによって構成しても構わない。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明を適用したプリンタの実施の形態例に係る構成図である。 FIFOメモリ30からのデータ読み出し処理を示したフローチャートである。 図2のステップS30における処理内容を例示したフローチャートである。 ホストコンピュータ2から送信される印刷データの構造を例示した図である。 コマンドの読み出し処理を説明するための図である。 図2のステップS50における処理内容を例示したフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ、 2 ホストコンピュータ、 10 I/Fユニット、 20 コントローラ(データ格納手段)、 21 レジスタ、 22 カウンタ、 30 FIFOメモリ(データ格納手段)、 40 CPU(制御手段)、 50 画像データ処理部(画像データ処理手段)、 51 セレクタ、 52 デコーダA、 53 デコーダB、 54 デコーダC、 55 ハーフトーン処理ユニット、 60 メモリ、 70 エンジン

Claims (5)

  1. 制御用のコマンドと画像データを含む入力データを処理して画像作成用の出力データを生成する画像処理装置であって、
    前記画像データを受け取って当該画像データに所定の画像処理を施し、前記出力データを生成する画像データ処理手段と、
    前記コマンドを受け取って当該コマンドを解釈し、前記画像データ処理手段を制御する制御手段と、
    前記入力データを格納し、格納した入力データを順番に読み出して前記画像データ処理手段あるいは前記制御手段に転送するデータ格納手段であって、前記読み出すデータが前記コマンドである場合には、前記制御手段に転送し、前記読み出すデータがコマンドでなくなった時点で前記画像データ処理手段へのデータ転送を可能な状態とし、前記読み出すデータが前記画像データである場合には、前記画像データ処理手段に転送し、前記読み出すデータが画像データでなくなった時点で前記制御手段へのデータ転送を可能な状態とするデータ格納手段とを有し、
    前記データ格納手段から前記コマンドを読み出す際に、
    前記読み出すデータがコマンドでなくなる位置が判明するまで、読み出しの後に読み出す位置が変わらない第一の読み方と、読み出しの後に読み出す位置が次に移動する第二の読み方とを交互に用いて読み出し、
    前記コマンドでなくなる位置が判明した後は、前記第二の読み方で読み出す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記データ格納手段から前記画像データを読み出す際に、
    前記読み出すデータが画像データでなくなる時点が、前記コマンドに含まれる画像データのサイズに関する情報、あるいは前記画像データ処理手段から発せられる終了信号に基づいて判断される
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項において、
    前記画像データ処理手段からの終了信号が、
    前記データ格納手段に格納されている画像データが圧縮されている場合には、前記コマンドに含まれる画像データの解凍後のサイズに基づいて発せられる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置と、前記出力データに基づいて印刷を実行する印刷機構とを有するプリンタ。
  5. 制御用のコマンドと画像データを含む入力データを格納するデータ格納手段と、前記画像データを受け取って当該画像データに所定の画像処理を施し、画像作成用の出力データを生成する画像データ処理手段と、前記コマンドを受け取って当該コマンドを解釈し、前記画像データ処理手段を制御する制御手段とを備える画像処理装置における前記データ格納手段からの格納データの読み出し方法であって、
    格納した入力データを順番に読み出して前記画像データ処理手段あるいは前記制御手段に転送する際に、
    前記読み出すデータが前記コマンドである場合には、前記制御手段に転送し、前記読み出すデータがコマンドでなくなった時点で前記画像データ処理手段へのデータ転送を可能な状態とし、
    前記読み出すデータが前記画像データである場合には、前記画像データ処理手段に転送し、前記読み出すデータが画像データでなくなった時点で前記制御手段へのデータ転送を可能な状態とし、
    前記データ格納手段から前記コマンドを読み出す際には、
    前記読み出すデータがコマンドでなくなる位置が判明するまで、読み出しの後に読み出す位置が変わらない第一の読み方と、読み出しの後に読み出す位置が次に移動する第二の読み方とを交互に用いて読み出し、
    前記コマンドでなくなる位置が判明した後は、前記第二の読み方で読み出す
    ことを特徴とする格納データの読み出し方法。
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