JP4258710B2 - 電動車椅子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は運転操縦用の操縦部を有する電動車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動車椅子は、一般的には、使用者を着座させるための着座部をもつ車体フレームと、車体フレームに配置された電動ユニットと、車体フレームに回転可能に配設された駆動車輪とを有する。更に近年、着座部に着座する使用者が操縦できる第1ジョイスティックと、第1ジョイスティックによる操縦を有効とする第1メインスイッチと、着座部に着座する使用者を介護する介護者が操縦できる第2ジョイスティックと、第2ジョイスティックによる操縦を有効とする第2メインスイッチとが設けられた電動車椅子が開発されている(特許文献1)。この特許文献1に係る電動車椅子によれば、着座部に着座する使用者が第1ジョイスティックを操縦して電動車椅子を制御でき、且つ、着座部に着座する使用者を介護する介護者が第2ジョイスティックを操縦して電動車椅子を制御できる。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−24068号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1に係る技術によれば、着座部に着座する使用者による操縦と、着座部に着座する使用者を介護する介護者による操縦とが同時操縦されないように、双方の操縦のうちいずれかを優先させるかを選択する選択機能をCPUが有する必要がある。そこで、双方のメインスイッチがオフされるまで、CPUは、先にオンした方のジョイスティックを優先させることにしている。このものによれば、着座部に着座する使用者による操縦と、使用者を介護する介護者による操縦との同時操縦を解消することができる。
【0005】
本発明は上記した技術とは異なる方式により、着座部に着座する使用者による操縦、使用者を介護する介護者による操縦を切り替え得るようにした電動車椅子を提供することを課題とするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
様相1の本発明に係る電動車椅子は、使用者を着座させるための着座部をもつ車体フレームと、車体フレームに配置された電動ユニットと、車体フレームまたは電動ユニットに回転可能に配設された駆動車輪と、使用者または介護者により操縦される操縦子を有する運転操縦用の操縦部とを具備する電動車椅子において、
車体フレームは、着座部に着座する使用者が操作できる領域において車体フレームの前側に設けられパイプ孔で形成された第1係合部を有する第1取付部と、着座部に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域において車体フレームの後側に設けられパイプ孔で形成された第2係合部を有する第2取付部とをもち、
操縦部は、第1取付部の第1係合部のパイプ孔及び第2取付部の第2係合部のパイプ孔にそれぞれ嵌合されて取付可能および脱着可能に設けられているパイプで形成された被係合部を備えており、且つ、
操縦部は、着座部に着座する使用者または使用者を介護する介護者に適合するように操縦子の方向を調整する方向調整機構を備えており、
方向調整機構は、操縦部の本体の底側に接続され円弧状の長孔をもつ調整部材と、パイプ状の被係合部に固定された腕部と、腕部に設けられ長孔に沿って移動可能な調整ピン部と、調整ピン部が長孔の適宜の位置に調整された状態でその調整位置を固定する保持具とを有しており、
操縦部の被係合部は、第1係合部の係止孔および第2係合部の係止孔にそれぞれ係脱可 能な係止ピンと、係止ピンを係止孔に係止させる係止方向に係止ピンを付勢する付勢バネとを有しており、付勢バネのバネ力に抗して係止ピンを退避方向に押圧すると、操縦部の被係合部は、第1係合部のパイプ孔および第2係合部のパイプ孔から引き抜き可能となることを特徴とするものである。
【0007】
様相2の本発明に係る電動車椅子は、使用者を着座させるための着座部をもつ車体フレームと、車体フレームに配置された電動ユニットと、車体フレームまたは電動ユニットに回転可能に配設された駆動車輪と、使用者または介護者により操縦される操縦子を有する運転操縦用の操縦部とを具備する電動車椅子において、
車体フレームは、着座部に着座する使用者が操作できる領域において車体フレームの前側に設けられパイプ孔で形成された第1係合部を有する第1取付部と、着座部に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域において車体フレームの後側に設けられパイプ孔で形成された第2係合部を有する第2取付部とをもち、
操縦部は、第1取付部の第1係合部のパイプ孔及び第2取付部の第2係合部のパイプ孔にそれぞれ嵌合されて取付可能および脱着可能に設けられているパイプで形成された被係合部を備えており、且つ、
操縦部は、着座部に着座する使用者または使用者を介護する介護者に適合するように操縦子の方向を調整する方向調整機構を備えており、
方向調整機構は、操縦部の本体の底側に接続され円弧状の長孔をもつ調整部材と、パイプ状の被係合部に固定された腕部と、腕部に設けられ長孔に沿って移動可能な調整ピン部と、調整ピン部が長孔の適宜の位置に調整された状態でその調整位置を固定する保持具とを有しており、
第1取付部の第1係合部は第1の締結具を有しており、第1の締結具は、第1係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、回転ハンドル部の雄軸部の先端部を操縦部のパイプ状の被係合部の周壁に圧着させることにより、操縦部が第1取付部に脱着可能に取り付けられ、且つ、
第2取付部の第2係合部は第2の締結具を有しており、第2の締結具は、第2係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、回転ハンドル部の雄軸部の先端部を操縦部の被係合部の周壁に圧着させることにより、操縦部が第2取付部に脱着可能に取り付けられることを特徴とするものである。
【0008】
様相3の本発明に係る電動車椅子は、使用者を着座させるための着座部をもつ車体フレームと、車体フレームに配置された電動ユニットと、車体フレームまたは電動ユニットに回転可能に配設された駆動車輪と、使用者または介護者により操縦される操縦子を有する運転操縦用の操縦部とを具備する電動車椅子において、
車体フレームは、着座部に着座する使用者が操作できる領域において車体フレームの前側に設けられパイプ孔で形成された第1係合部を有する第1取付部と、着座部に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域において車体フレームの後側に設けられパイプ孔で形成された第2係合部を有する第2取付部とをもち、
操縦部は、第1取付部の第1係合部のパイプ孔及び第2取付部の第2係合部のパイプ孔にそれぞれ嵌合されて取付可能および脱着可能に設けられているパイプで形成された被係合部を備えており、且つ、
操縦部は、着座部に着座する使用者または使用者を介護する介護者に適合するように前記操縦子の方向を調整する方向調整機構を備えており、
方向調整機構は、操縦部の本体の底側に接続され円弧状の長孔をもつ調整部材と、パイプ状の前記被係合部に固定された腕部と、腕部に設けられ長孔に沿って移動可能な調整ピン部と、前記調整ピン部が前記長孔の適宜の位置に調整された状態でその調整位置を固定する保持具とを有しており、
操縦部の被係合部は、第1係合部の係止孔および第2係合部の係止孔にそれぞれ係脱可能な係止ピンと、係止ピンを係止孔に係止させる係止方向に係止ピンを付勢する付勢バネとを有しており、付勢バネのバネ力に抗して係止ピンを退避方向に押圧すると、操縦部の前記被係合部は、第1係合部のパイプ孔および第2係合部のパイプ孔から引き抜き可能となり、且つ、
第1取付部の第1係合部は第1の締結具を有しており、第1の締結具は、第1係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、回転ハンドル部の雄軸部の先端部を操縦部のパイプ状の被係合部の周壁に圧着させることにより、操縦部が前記第1取付部に脱着可能に取り付けられ、且つ、
第2取付部の第2係合部は第2の締結具を有しており、第2の締結具は、第2係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、回転ハンドル部の雄軸部の先端部を操縦部の被係合部の周壁に圧着させることにより、操縦部が第2取付部に脱着可能に取り付けられることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る電動車椅子によれば、電動ユニットが作動すれば、駆動車輪が回転し、電動車椅子が走行する。運転操縦用の操縦部が操縦されると、電動ユニットの駆動が制御され、電動車椅子の走行が制御される。操縦部は、電動車椅子の走行に関する機能(走行機能、停止機能、方向変換機能等)のうちの少なくとも一つを果たす部位であり、その操作子はレバー状でも、スイッチ状でも、ハンドル状でも良く、構造を問わない。本発明に係る電動車椅子によれば、車体フレームは、着座部に着座する使用者が操作できる領域に設けられた第1取付部と、着座部に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域に設けられた第2取付部とをもつ。着座部に着座する使用者が電動車椅子を操縦するときには、操縦部は、第1取付部に取り付けられる。また、着座部に着座する使用者を介護する介護者が電動車椅子を操縦するときには、操縦部は、第2取付部に取り付けられる。これにより、着座部に着座する使用者による操縦と、使用者を介護する介護者による操縦とを切り替えることができ、更に、使用者による操縦と介護者による操縦との同時操縦が回避される。
【00010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る電動車椅子によれば、第1取付部は車体フレームの前側に設けられ、第2取付部は車体フレームの後側に設けられている。操縦部が車体フレームの前側の第1取付部に取り付けられると、操縦部は車体フレームの前側に配置される。操縦部が車体フレームの後側の第2取付部に取り付けられると、操縦部は車体フレームの後側に配置される。これにより操縦部は電動車椅子の前後において交換可能とされる。
本発明に係る電動車椅子によれば、車体フレームの第1取付部は第1係合部をもち、車体フレームの第2取付部は第2係合部をもつ。この場合、操縦部は、使用者または介護者により操縦される操縦子と、第1係合部及び第2係合部のそれぞれに脱着可能に係合される被係合部とを有する。本発明に係る電動車椅子によれば、第1係合部及び第2係合部はパイプ孔で形成されており、操縦部の被係合部はパイプ孔に嵌着可能なパイプで形成されている。パイプ孔とパイプとの嵌着により、操縦部の被係合部は第1係合部または第2係合部に脱着可能に取り付けられる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して具体的に説明する。本実施例は、手動走行型の電動車椅子の車体フレーム1をベースとし、手動走行型の電動車椅子の車体フレーム1に電動ユニット3を後付けで搭載した電動車椅子を対象とする。図1に示すように、電動車椅子は、骨格を構成する車体フレーム1と、車体フレーム1に回転可能に配設され外周面2cをもつ駆動車輪2と、駆動車輪2を回転させる駆動源である電動ユニット3とをもつ。車体フレーム1は、着座シート10mを保持する着座部10と、背もたれシート11mを支える背もたれ部11とをもつ。更に車体フレーム1は、着座部10に着座する使用者のひじをかける肘アームレスト12と、車体フレーム1の後側に設けられたフレーム部13と、着座部10に着座する使用者を介護する介護者が操作できるようにフレーム部13の上端部に設けられたグリップ部15と、着座部10の下側に位置して上下方向にのびる電動ユニット搭載用のフレーム部16と、車体フレーム1の後側に脱着可能に設けられ電動ユニット3に給電するバッテリー17と、車体フレーム1の前側に設けられた補助車輪18と、着座部10に着座する使用者の脚を載せるフットレスト19とをもつ。なお図1及び図7は、図面の複雑化を避けるべく、駆動車輪2を略記している。
【0012】
駆動車輪2は、車幅方向において車体フレーム1の左右に位置している。この駆動車輪2は、車体フレーム1に固定された電動ユニット3により回転駆動される。電動ユニット搭載用のフレーム部16は、車幅方向において車体フレーム1の左右に設けられており、従って電動ユニット3も車幅方向において車体フレーム1の左右に設けられている。図3は電動ユニット3の付近を示す。図3に示すように、電動ユニット搭載用のフレーム部16は、これの軸直角方向に沿って貫通する取付孔162をもつ。取付孔162は、電動ユニット3を手動式車椅子に取り付ける前において、手動式車椅子の車輪の車軸を挿通する車軸挿通孔として機能していたものである。本実施例によれば、手動式車椅子のときの車輪の車軸は、フレーム1の取付孔162から取り外されている。本実施例によれば、駆動車輪2の回転中心である車軸21は、フレーム1に固定された電動ユニット3の軸孔30xに挿通されており、駆動車輪2の車軸21の軸芯は、手動式車椅子の場合における車輪の軸芯よりもL分、後方にオフセットされている(図3参照)。
【0013】
図3に示すように、電動ユニット3は、伝達ギヤ類を内蔵したケース30と、ケース30に固定された電動モータ32とをもつ。ケース30の横軸型の軸孔30xには、駆動車輪2の車軸21が横軸型に挿通されている。ここで、バッテリー17から給電された電動モータ32が駆動すると、ケース30内の伝達ギヤ類を介して車軸21が回転し、ひいては駆動車輪2が回転し、電動車椅子が走行する。本実施例によれば、駆動車輪2は直接的に車体フレーム1に取り付けられているのではなく、電動ユニット3に設けられた取付ユニット4を介して、車体フレーム1の電動ユニット搭載用のフレーム部16に電動ユニット3が着脱可能に取り付けられている。図3に示すように、取付ユニット4は、雌螺子孔40をもつと共にケース30と一体的に形成された第1挟持部41と、挿通孔42を有すると共にケース30に対して分離可能な第2挟持部43と、長孔44をもつようにケース30と一体的に形成された鍔部45とを有する。図3に示すように、車体フレーム1の電動ユニット搭載用のフレーム部16を第1挟持部41と第2挟持部43とで挟持すると共に、挿通孔42に挿通した第1ボルト部材46を雌螺子孔40に螺着し、更に、フレーム部16の取付孔162に挿通した第2ボルト部材47をナット部材48で螺着し、これにより車体フレーム1のフレーム部16に電動ユニット3が着脱可能に取り付けられている。
【0014】
本実施例によれば、図1に示すように、車体フレーム1は、着座部10に着座する使用者が操作できる領域に設けられた第1取付部1eと、着座部10に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域に設けられた第2取付部1hとをもつ。第1取付部1eは車体フレーム1の前側に配置されており、第1取付部1eはパイプ孔状の第1係合部100をもつ。図1に示すように、第1係合部100は着座部10に向かうにつれて、つまり、後方に向かうにつれて下降傾斜している。第2取付部1hは、グリップ部15を形成するフレーム部13に取り付けられており、車体フレーム1の後側に配置されており、パイプ孔状の第2係合部200をもつ。図1に示すように、第2係合部200は着座部10から離間するにつれて、つまり、後方に向かうにつれて下降傾斜している。
【0015】
運転操縦用の操縦部14が設けられている。操縦部14は、電動車椅子の走行機能、走行停止機能、方向変換機能を有するものであり、第1取付部1e及び第2取付部1hにそれぞれ取付可能に設けられている。操縦部14が車体フレーム1の前側の第1取付部1eに取り付けられると(図1,図2参照)、着座部10の着座シート10mに着座する使用者の手が操縦部14の操縦子141を操縦できるように、操縦部14は車体フレーム1の前側に配置される。操縦部14が車体フレーム1の後側の第2取付部1hに取り付けられると(図7,図8参照)、使用者を介護する介護者の手が操縦部14の操縦子141を操縦できるように、操縦部14は車体フレーム1の後側に配置されている。これにより運転操縦用の操縦部14は電動車椅子の前後において交換可能とされる。
【0016】
図2,図8に示すように、運転操縦用の操縦部14はジョイスティックとも呼ばれるものであり、使用者または介護者により操縦されるレバー状の操縦子141と、レバー状の操縦子141を保持すると共に基板等を内蔵した本体142と、パイプ状の被係合部143と、被係合部143と本体142との間に設けられたレバー状の操縦子141の方向を調整する方向調整機構144と、方向調整機構144の方向を保持する保持具145と、本体142と電動ユニット3及びバッテリー17とを繋ぐリード線147とを有する。方向調整機構144は、操縦部14の本体142の底側に接続され円弧状の長孔144aをもつ調整部材144cと、パイプ状の被係合部143に一体的に保持された腕部144dと、腕部144dに設けられ長孔144aに沿って移動可能な調整ピン部144eとを有する。調整ピン部144eが長孔144aの適宜の位置に調整された状態で、その調整位置を保持具145により固定すれば、レバー状の操縦子141の向きを使用者または介護者に適合するように調整した状態で固定することができる。
【0017】
図4〜図6を参照して、車体フレーム1の第1取付部1eの第1係合部100と操縦部14との締結構造について説明を加える。即ち、図4に示すように、車体フレーム1の第1取付部1eにはパイプ孔状の第1係合部100が形成されており、第1係合部100には着脱可能な締結具80(第1の締結具)が設けられ、更に、第1係合部100の周壁を貫通するように締結具80と同じ側に係止孔87が設けられている。締結具80は、第1係合部100の周壁の雌螺子孔84に螺合する雄螺子81をもつ雄軸部82と、雄軸部82と一体的な回転ハンドル部83とをもつ。また図5は、操縦部14を構成するパイプ状の被係合部143を示す。図5に示すように、操縦部14のパイプ状の被係合部143は、係止孔87に係脱可能な係止ピン88と、係止ピン88を係止方向(矢印U1方向)に付勢する付勢バネ89とを有する。付勢バネ89はU字形状の板バネとされているが、これに限定されるものではない。付勢バネ89はパイプ状の被係合部143内に収容されている。そして、パイプ状の被係合部143をパイプ孔状の第1係合部100に係合させるときには、係止ピン88の先端を指先などで押圧して係止ピン88を退避方向(矢印U2方向)退避させ、その状態で、パイプ状の被係合部143をパイプ孔状の第1係合部100に矢印E1方向(図6参照)に挿入させて嵌める。これにより図6に示すように、付勢バネ89で係止方向(矢印U1方向)に付勢された係止ピン88が係止孔87に係止し、パイプ状の被係合部143はパイプ孔状の第1係合部100に抜け止め状態に固定される。この状態で、締結具80の回転ハンドル部83を締結方向へ回転操作させることにより、回転ハンドル部83の雄軸部82の先端部82cを被係合部143の周壁143mに圧着させる。この結果、操縦部14のパイプ状の被係合部143は車体フレーム1の第1取付部1eの第1係合部100に取り付けられ、ひいては、操縦部14が車体フレーム1の第1取付部1eに脱着可能に取り付けられる。
【0018】
また、車体フレーム1の第1取付部1eから操縦部14を取り外すためには、図6において指先等で係止ピン88の先端部を退避方向(矢印U2方向)に押圧して付勢バネ89の付勢力に抗して退避させると共に、回転ハンドル部83を離脱方向に回転操作させ、更に、パイプ状の被係合部143を矢印E2方向(図6参照)に引き抜けば、車体フレーム1の前側の第1取付部1eのパイプ孔状の第1係合部100から、操縦部14の被係合部143を離脱させることができる。
【0019】
上記は、車体フレーム1の前側の第1取付部1eのパイプ孔状の第1係合部100に対して操縦部14を取り付ける場合について説明しているが、車体フレーム1の後側の第2取付部1hのパイプ孔状の第2係合部200に対して操縦部14を取り付ける場合についても同様な構造が採用されており、締結具80(第2の締結具)が採用されている。
【0020】
図7,図8は、車体フレームの後側の第2取付部1hに操縦部14を取り付けた状態を示す。図8に示すように、車体フレーム1のうちグリップ部15を設けるフレーム部13に装着具130が螺子131により取り付けられている。更に、図9に示すように、装着具130を介して第2取付部1hが車体フレーム1に取り付けられている。第2取付部1hはパイプ孔状の第2係合部200を有する。図9に示すように、第2取付部1hの第2係合部200には、着脱可能に設けられた締結具80と、第2係合部200の周壁を貫通する係止孔87が設けられている。
【0021】
操縦部14のパイプ状の被係合部143をパイプ孔状の第2係合部200に係合させるときについて説明を加える。図4〜図6から理解できるように、係止ピン88の先端を指先などで押圧して係止ピン88を退避方向(矢印U2方向)退避させる。その状態で、パイプ状の被係合部143をパイプ孔状の第2係合部200に矢印E1方向(図6参照)に挿入させる。これにより図6に示すように、付勢バネ89で付勢された係止ピン88が係止孔87に係止し、パイプ状の被係合部143はパイプ孔状の第2係合部200に抜け止めされる。この状態で、締結具80の回転ハンドル部83を締結方向へ回転操縦させることにより、回転ハンドル部83の雄軸部82の先端部82cを被係合部143の周壁143mに圧着させる。この結果、パイプ状の被係合部143は車体フレーム1の第2取付部1hの第2係合部200に取り付けられる。ひいては、操縦部14が車体フレーム1の第2取付部1hに脱着可能に取り付けられる。
【0022】
上記したように操縦部14が電動車椅子の後側に取り付けられたときには、図8に示すように、高さ方向において、操縦部14のレバー状の操縦子141は、グリップ部15の高さ位置と整合する位置に設けられている。即ち、操縦部14のレバー状の操縦子141の上端の高さ位置は、介護者が操作するグリップ部15付近の高さ位置に配置されている。更に図8に示すように、電動車椅子の前後方向において、操縦部14のレバー状の操縦子141は、グリップ部15の位置と整合する位置に設けられている。この結果、グリップ部15を操縦する介護者の指先で、操縦部14のレバー状の操縦子141を特に違和感を感じさせることなく操縦することができる利点が得られる。
【0023】
車体フレーム1の後側の第2取付部1hに操縦部14を取り付けた状態においても、図8に示すように、調整ピン部144eが長孔144aの適宜の位置に調整された状態で、その調整位置を保持具145により固定すれば、レバー状の操縦子141の向きを介護者に適合するように調整した状態で固定することができる。
【0024】
前述したように運転操縦用の操縦部14に設けられているパイプ状の被係合部143は、電動車椅子の前側に配置されている第1取付部1eのパイプ孔状の第1係合部100に抜け止め状態に固定されたり、電動車椅子の後側に配置されている第2取付部1hのパイプ孔状の第2係合部200に抜け止め状態に固定されたりされる。このため操縦部14のパイプ状の被係合部143は、操縦部14を電動車椅子の前側及び後側に取り付ける共通取付部として機能できる。
【0025】
図1及び図7の比較から理解できるように、電動車椅子の前側に配置されている第1取付部1eに取り付けられた操縦部14の高さ位置よりも、電動車椅子の後側に配置されている第2取付部1hに取り付けられた操縦部14の高さ位置は高く設定されている。操縦部14を操縦する者の高さを考慮したものである。
【0026】
以上説明したように本実施例によれば、着座部10に着座する使用者が電動車椅子を操縦するときには、図1に示すように、運転操縦用の操縦部14は、車体フレーム1の前側の第1取付部1eに取り付けられ、着座部10に着座する使用者の前側に位置する。また、着座部10に着座する使用者を介護する介護者が電動車椅子を操縦するときには、図7に示すように、操縦部14は、車体フレーム1の後側の第2取付部1hに取り付けられ、着座部10に着座する使用者の背中側に位置する。このため必要に応じて、着座部10に着座する使用者が電動車椅子を操縦したり、あるいは、着座部10に着座する使用者を介護する介護者を電動車椅子を操縦したりすることができる。即ち、着座部10に着座する使用者による操縦、使用者を介護する介護者による操縦を切り替えることができる。これにより、着座部10に着座する使用者による操縦と、使用者を介護する介護者による操縦との同時操縦が回避される。従って、特許文献1に係る技術とは異なり、着座部10に着座する使用者による操縦を優先させるのか、あるいは、使用者を介護する介護者による操縦を優先させるのかといった選択処理を行わずとも良い。このため操縦部14に設けられている制御部を簡略化するのに有利となる。
【0027】
上記したように運転操縦用の操縦部14は、車体フレーム1の前側の第1取付部1e、あるいは、車体フレーム1の後側の第2取付部1hに選択的に取り付けられるが、操縦部14から導出されるリード線147は、これに対応できる長さを有するように設定されている。上記したように操縦部14が車体フレーム1の前側の第1取付部1eに取り付けられるときには、操縦部14から導出されたリード線147は、図1に示すように、着座部10に着座する使用者の横側方に沿って延設され、車両フレーム1の底面には沿っていないため、走行の際に飛び石による不都合を避けるのに有利となる。また、上記したように操縦部14が車体フレーム1の後側の第2取付部1hに取り付けられるときにおいても、操縦部14と電動ユニット3とを繋ぐリード線147は、図7に示すように、介護者の横側方に沿って延設され、車両フレーム1の底面には沿っていないため、走行の際に飛び石による不都合を避けるのに有利となる。
【0028】
本実施例によれば、着座部10に着座する使用者ばかりか、使用者を介護する介護者も、電動車椅子の操縦が可能となるため、身体の不自由な使用者を載せた電動車椅子を介護者が押して登り坂を昇るとき、介護者の労力の軽減を大いに図り得、便利である。更に本実施例によれば、第2係合部200の下降傾斜の度合は、第1係合部100の下降傾斜の度合と整合している。即ち、図2に示すように仮想水平線H1に対する第1取付部1eの第1係合部100の傾斜角度をθ1とし、図8に示すように仮想水平線H1に対する第2取付部1hの第2係合部200の傾斜角度をθ2とすると、θ1/θ2=0.8〜1.2の範囲内に設定されており、θ1はθ2が互いに接近または近似している。このようにθ1はθ2が互いに接近または近似しているため、第1取付部1eの第1係合部100に操縦部14を取り付けたとき、第2取付部1hの第2係合部200に操縦部14を取り付けたときにおいて、操縦部14の操縦感覚の違和感を低減させるのに有効である。なおθ1/θ2は0.8〜1.2の範囲内に限定されるものではない。
【0029】
(他の実施例)
上記した実施例によれば、第1係合部100は着座部10に向かうにつれて下降傾斜していると共に、第2係合部200は着座部10から離間するにつれて下降傾斜しているが、これに限らず、第1係合部100及び第2係合部200は水平方向であっても良いし、あるいは、第1係合部100は着座部に向かうにつれて上昇傾斜していると共に、第2係合部200は着座部10から離間するにつれて上昇傾斜している形態でも良い。また本実施例によれば、手動走行型の電動車椅子の車体フレーム1をベースとし、手動走行型の電動車椅子の車体フレーム1に電動ユニット3を後付けで搭載した電動車椅子を対象とするが、これに限らず、当初から電動車椅子として設計されるものについても適用することができる。上記した実施例によれば、運転操縦用の操縦部14は本体142と電動ユニット3及びバッテリー17とを繋ぐリード線147とを有するが、リード線147を有しないワイヤレス式(無線式)でも良い。その他、本発明は上記しかつ図面に示す実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る電動車椅子によれば、着座部に着座する使用者による操縦と、使用者を介護する介護者による操縦との双方が可能となるばかりか、着座部に着座する使用者による操縦と、使用者を介護する介護者による操縦との同時操縦が解消される。
更に本発明に係る電動車椅子によれば、操縦子の方向を調整する方向調整機構が操縦部それ自体に設けられており、操縦子の方向が調整できるため、着座部に着座する使用者または使用者を介護する介護者に更に一層適合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体フレームの前側の第1取付部に操縦部が取り付けられている状態の電動車椅子を模式的に示す側面図である。
【図2】車体フレームの前側の第1取付部に操縦部が取り付けられている状態を模式的に示す拡大側面図である。
【図3】電動ユニットを車体フレームに搭載している状態を示す部分側面図である。
【図4】操縦部を取り付ける前の第1取付部,第2取付部の断面図である。
【図5】操縦部の構成要素であるパイプ状の被係合部付近の断面図である。
【図6】操縦部の構成要素であるパイプ状の被係合部を第1取付部または第2取付部に取り付けた後の状態を模式的に示す断面図である。
【図7】車体フレームの後側の第2取付部に操縦部が取り付けられている電動車椅子の状態を模式的に示す側面図である。
【図8】車体フレームの後側の第2取付部に操縦部が取り付けられている状態を模式的に示す拡大側面図である。
【図9】車体フレームの後側の第2取付部付近の平面図である。
【符号の説明】
図中、1は車体フレーム、1eは第1取付部、1hは第2取付部、10は着座部、14は操縦部、141は操縦子、142は本体、143は被係合部、15はグリップ部、2は駆動車輪、3は電動ユニット、30はケース、32は電動モータ、100は第1係合部、200は第2係合部、80は締結具を示す。

Claims (3)

  1. 使用者を着座させるための着座部をもつ車体フレームと、
    前記車体フレームに配置された電動ユニットと、
    前記車体フレームまたは前記電動ユニットに回転可能に配設された駆動車輪と、
    使用者または介護者により操縦される操縦子を有する運転操縦用の操縦部とを具備する電動車椅子において、
    前記車体フレームは、
    前記着座部に着座する使用者が操作できる領域において前記車体フレームの前側に設けられパイプ孔で形成された第1係合部を有する第1取付部と、前記着座部に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域において前記車体フレームの後側に設けられパイプ孔で形成された第2係合部を有する第2取付部とをもち、
    前記操縦部は、
    前記第1取付部の前記第1係合部のパイプ孔及び前記第2取付部の前記第2係合部のパイプ孔にそれぞれ嵌合されて取付可能および脱着可能に設けられているパイプで形成された被係合部を備えており、且つ、
    前記操縦部は、前記着座部に着座する使用者または使用者を介護する介護者に適合するように前記操縦子の方向を調整する方向調整機構を備えており、
    前記方向調整機構は、前記操縦部の本体の底側に接続され円弧状の長孔をもつ調整部材と、パイプ状の前記被係合部に固定された腕部と、前記腕部に設けられ前記長孔に沿って移動可能な調整ピン部と、前記調整ピン部が前記長孔の適宜の位置に調整された状態でその調整位置を固定する保持具とを有しており、
    前記操縦部の前記被係合部は、前記第1係合部の係止孔および前記第2係合部の係止孔にそれぞれ係脱可能な係止ピンと、前記係止ピンを前記係止孔に係止させる係止方向に前記係止ピンを付勢する付勢バネとを有しており、前記付勢バネのバネ力に抗して前記係止ピンを退避方向に押圧すると、前記操縦部の前記被係合部は、前記第1係合部の前記パイプ孔および前記第2係合部の前記パイプ孔から引き抜き可能となることを特徴とする電動車椅子。
  2. 使用者を着座させるための着座部をもつ車体フレームと、
    前記車体フレームに配置された電動ユニットと、
    前記車体フレームまたは前記電動ユニットに回転可能に配設された駆動車輪と、
    使用者または介護者により操縦される操縦子を有する運転操縦用の操縦部とを具備する電動車椅子において、
    前記車体フレームは、
    前記着座部に着座する使用者が操作できる領域において前記車体フレームの前側に設けられパイプ孔で形成された第1係合部を有する第1取付部と、前記着座部に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域において前記車体フレームの後側に設けられパイプ孔で形成された第2係合部を有する第2取付部とをもち、
    前記操縦部は、
    前記第1取付部の前記第1係合部のパイプ孔及び前記第2取付部の前記第2係合部のパイプ孔にそれぞれ嵌合されて取付可能および脱着可能に設けられているパイプで形成された被係合部を備えており、且つ、
    前記操縦部は、前記着座部に着座する使用者または使用者を介護する介護者に適合するように前記操縦子の方向を調整する方向調整機構を備えており、
    前記方向調整機構は、前記操縦部の本体の底側に接続され円弧状の長孔をもつ調整部材と、パイプ状の前記被係合部に固定された腕部と、前記腕部に設けられ前記長孔に沿って移動可能な調整ピン部と、前記調整ピン部が前記長孔の適宜の位置に調整された状態でそ の調整位置を固定する保持具とを有しており、
    前記第1取付部の前記第1係合部は第1の締結具を有しており、前記第1の締結具は、前記第1係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、前記雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、前記回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、前記回転ハンドル部の前記雄軸部の先端部を前記操縦部のパイプ状の前記被係合部の周壁に圧着させることにより、前記操縦部が前記第1取付部に脱着可能に取り付けられ、且つ、
    前記第2取付部の前記第2係合部は第2の締結具を有しており、前記第2の締結具は、前記第2係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、前記雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、前記回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、前記回転ハンドル部の前記雄軸部の先端部を前記操縦部の前記被係合部の周壁に圧着させることにより、前記操縦部が前記第2取付部に脱着可能に取り付けられることを特徴とする電動車椅子。
  3. 使用者を着座させるための着座部をもつ車体フレームと、
    前記車体フレームに配置された電動ユニットと、
    前記車体フレームまたは前記電動ユニットに回転可能に配設された駆動車輪と、
    使用者または介護者により操縦される操縦子を有する運転操縦用の操縦部とを具備する電動車椅子において、
    前記車体フレームは、
    前記着座部に着座する使用者が操作できる領域において前記車体フレームの前側に設けられパイプ孔で形成された第1係合部を有する第1取付部と、前記着座部に着座する使用者を介護する介護者が操作できる領域において前記車体フレームの後側に設けられパイプ孔で形成された第2係合部を有する第2取付部とをもち、
    前記操縦部は、
    前記第1取付部の前記第1係合部のパイプ孔及び前記第2取付部の前記第2係合部のパイプ孔にそれぞれ嵌合されて取付可能および脱着可能に設けられているパイプで形成された被係合部を備えており、且つ、
    前記操縦部は、前記着座部に着座する使用者または使用者を介護する介護者に適合するように前記操縦子の方向を調整する方向調整機構を備えており、
    前記方向調整機構は、前記操縦部の本体の底側に接続され円弧状の長孔をもつ調整部材と、パイプ状の前記被係合部に固定された腕部と、前記腕部に設けられ前記長孔に沿って移動可能な調整ピン部と、前記調整ピン部が前記長孔の適宜の位置に調整された状態でその調整位置を固定する保持具とを有しており、
    前記操縦部の前記被係合部は、前記第1係合部の係止孔および前記第2係合部の係止孔にそれぞれ係脱可能な係止ピンと、前記係止ピンを前記係止孔に係止させる係止方向に前記係止ピンを付勢する付勢バネとを有しており、前記付勢バネのバネ力に抗して前記係止ピンを退避方向に押圧すると、前記操縦部の前記被係合部は、前記第1係合部の前記パイプ孔および前記第2係合部の前記パイプ孔から引き抜き可能となり、且つ、
    前記第1取付部の前記第1係合部は第1の締結具を有しており、前記第1の締結具は、前記第1係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、前記雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、前記回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、前記回転ハンドル部の前記雄軸部の先端部を前記操縦部のパイプ状の前記被係合部の周壁に圧着させることにより、前記操縦部が前記第1取付部に脱着可能に取り付けられ、且つ、
    前記第2取付部の前記第2係合部は第2の締結具を有しており、前記第2の締結具は、前記第2係合部の周壁の雌螺子孔に螺合する雄螺子をもつ雄軸部と、前記雄軸部と一体的な回転ハンドル部とをもち、前記回転ハンドル部を締結方向に回転操作させることにより、前記回転ハンドル部の前記雄軸部の先端部を前記操縦部の前記被係合部の周壁に圧着させることにより、前記操縦部が前記第2取付部に脱着可能に取り付けられることを特徴と する電動車椅子。
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