JP4258449B2 - 情報記録方法及び情報記録装置 - Google Patents
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Description
ここで,媒体の製造ばらつきのために記録膜の記録感度は媒体毎に異なっており,またドライブ装置においても,記録光源である半導体レーザの電流−光出力特性(I−L特性)のばらつきやレーザ駆動回路の部品ばらつきにより,記録パワー設定値と出力レーザパワーの関係はドライブ装置毎に異なってしまう。このため,良好な再生信号品質が得られるように記録するためには,媒体とドライブ装置の組み合わせが変わる度に,記録パワーと再生信号品質の関係を調査し,最適な記録パワーを選択する必要がある。
このように、記録速度によって媒体の記録特性が異なるので、その媒体の最適な記録速度以外の速度では、対応しきれず、データの読みとりエラー等が発生してしまう恐れがある。
書き換え型光ディスクでは,記録の際,記録膜上において,レーザ光の照射により溶融して一度アモルファス化された部分が余熱によって再び結晶化される再結晶化と呼ばれる現象のために,形成されるマークの長さは,溶融した部分の長さよりも短くなることが普通である。
これは,記録速度と形成されるマーク幅の大小関係が,図7の説明で述べたような一般的な場合とは逆になることも含めて想定している。一般的な場合には、最適記録時のマーク幅が,低速記録時で大きく、高速記録時で小さい。逆に,最適記録時のマーク幅が,高速記録時で大きく,低速記録で小さい場合もある。そこで、ある記録速度に対し、より低速での重ね書きと、より高速での重ね書きの両方を行い、共に消し残りのない様な記録条件を設定するのである。すなわち,上記マーク幅の大小関係がいずれの場合であっても,幅が大きいマークの上に,幅が小さいマークを重ね書きすることがないように,必要十分な記録パワーを決定するための手順に関するものである。
本記録の際には,コントローラ214は,試し書きの結果取得した記録パワーをレーザ駆動回路216に設定することで,最適な記録パワーで記録することができる。
本実施例の装置構成におけるレーザダイオードの発光波長及び対物レンズの開口数(NA)は,それぞれ405nm及び0.85とした。
(1)シーケンスを開始する。
(2)上位装置から,最適記録パワーを決定する対象の記録速度(ここではY倍速)を取得する。
(3)上位装置から光ディスク媒体の対応記録速度の情報を取得する。光ディスク媒体が対応する最低記録速度をX倍速,最大記録速度をZ倍速とする。
(4)下地記録速度X倍速,重ね書き速度Y倍速にて,OPCシーケンスを実行し,取得された最適記録パワーをPYXとする。
(5)下地記録速度Z倍速,重ね書き速度Y倍速にて,OPCシーケンスを実行し,取得された最適記録パワーをPZXとする。
(6)上記PYXと上記PYZの内,いずれか大きい方を,Y倍速記録に対する記録パワーPYとする。
(7)(6)で決定された記録パワーPYを用いて,記録速度Y倍速にて本記録を行う。
(8)シーケンスを終了する。
(i)OPC専用の領域内の未記録部分に,ある記録速度で1回以上,下地記録を行う。この時,未記録部分が存在しない場合は,既記録部分を消去して未記録部分を確保してから下地記録を行う。
(ii)記録速度を変えて,上記(i)で下地記録した部分の上に,上記(i)と同じ記録パワーを用いて1回だけ重ね書きを行う。
(iii)上記(ii)で重ね書きされた部分から取得される再生信号のジッタ値を測定する。
(iv)上記(i)〜(iii)の手順を,記録パワーを何種類か変化させながら実行し,図4の曲線を得る。ここで,最小のジッタが得られる記録パワーを,最適記録パワーとして取得する。
下地記録と重ね書きの記録速度の組み合わせと,ジッタが最小となる記録パワー,及びその記録パワーでのジッタを表1に示す。
装置の構成及び最適記録パワーの決定シーケンスは,実施例1に記載されたものと同一とし,OPCシーケンスについては,次の手順に従うものとする。
(i)OPC専用の領域内の未記録部分に,ある記録速度で1回以上,下地記録を行う。この時,未記録部分が存在しない場合は,既記録部分を消去して未記録部分を確保してから下地記録を行う。
(ii)記録速度を変えて,上記(i)で下地記録した部分の上に,上記(i)と同じ記録パワーを用いて1回だけ重ね書きを行う。
(iii)上記(ii)で重ね書きされた部分から取得される再生信号のジッタ値を測定する。
(iv)上記(i)〜(iii)の手順を,記録パワーを何種類か変化させながら実行し,図5の曲線を得る。ここで,あるジッタ閾値と前記曲線が交差する点における記録パワーをP1及びP2とする。ここで,最適記録パワーは,|P1−PO|=|PO−P2|なるパワーPOとする。なお,前記ジッタ閾値としては,データの読み取りエラーを生じないジッタ上限値などを用いる。
下地記録と重ね書きの記録速度の組み合わせと,レベルジッタが最小となる記録パワー,及びその記録パワーでのレベルジッタを表3に示す。
図8は,最適記録パワー決定及び記録のシーケンスのフローを示した図である。このシーケンスは,下記(1)〜(7)の手順に従って実行される。ここで,(4)におけるOPCシーケンスは,実施例1と同様である。
(1)シーケンスを開始する。
(2)上位装置から,最適記録パワーを決定する対象の記録速度(ここではY倍速)を取得する。
(3)上位装置から光ディスク媒体の最高対応記録速度の情報を取得する(ここではZ倍速)。
(4)下地記録速度Z倍速,重ね書き速度Y倍速にて,OPCシーケンスを実行し,取得された最適記録パワーをPYZとする。
(5)上記PYZを,Y倍速記録に対する記録パワーPYとする。
(6)(5)で決定された記録パワーPYを用いて,記録速度Y倍速にて記録を行う。
(7)シーケンスを終了する。
下地記録と重ね書きの記録速度の組み合わせと,ジッタが最小となる記録パワー,及びその記録パワーでのジッタを表5に示す。
上記実施例1〜4において,記録パワーを変化させることは,図3におけるパワーレベルPw,Pe,Pbのいずれか一つを,または複数を同時に,変化させることを意味する。
また,上記実施例装置構成におけるレーザダイオードの発光波長及び対物レンズの開口数(NA)は,それぞれ405nm及び0.85としたが,これに限るものではなく,例えば,DVD規格に従い,それぞれ650nm及び0.60としても良い。
Claims (7)
- 光ディスクにエネルギービームを照射して,記録マークを形成して情報を記録する情報記録方法であって,
第1の記録速度で,前記光ディスクに試し書きを行う第1のステップと,
前記第1のステップの後,前記第1のステップで記録した部分の上に重ねて,前記第1の記録速度とは異なる第2の記録速度で,前記光ディスクに試し書きを行う第2のステップと,
前記第2のステップで記録した情報を再生し,その再生信号に基づいて,前記第2の記録速度における前記エネルギーのパワーを決定するステップと,
前記第2の記録速度で,前記決定されたパワーで,前記エネルギービームを照射して,前記光ディスクに情報の記録を行うことを特徴とする情報記録方法。 - 前記第1の記録速度は前記第2の記録速度よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
- 前記パワーは,ジッタに基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
- 前記パワーを決定するステップは、複数の記録パワーにおけるそれぞれのジッタを測定することにより、ジッタと記録パワーとの関係を求め、前記関係から所定のジッタ閾値と交差する2つの記録パワーの中心パワーを、前記エネルギーのパワーと決定するステップであることを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
- 光ディスクにエネルギービームを照射して,記録マークを形成して情報を記録する情報記録方法であって,
第1の記録速度で,前記光ディスクに試し書きを行う第1のステップと,
前記第1のステップの後,前記第1のステップで記録した部分の上に重ねて,前記第1の記録速度とは異なる第2の記録速度で,前記光ディスクに試し書きを行う第2のステップと,
前記第2のステップで記録した情報を再生し,その再生信号に基づいて,前記第2の記録速度における前記エネルギーの第1のパワーを決定するステップと,
前記第1,第2とは異なる第3の記録速度で,前記光ディスクに試し書きを行う第4のステップと,前記第2の記録速度は、前記第1、第3の記録速度の間の速度であり、
前記第4のステップの後,前記第4のステップで記録した部分の上に重ねて,前記第2の記録速度で,前記光ディスクに試し書きを行う第5のステップと,
前記第5のステップで記録した情報を再生し,その再生信号に基づいて,前記第2の記録速度における前記エネルギーの第2のパワーを決定するステップを有し,
前記第1のパワーと前記第2のパワーのうち,大きいパワーで,前記第2の記録速度で,前記エネルギービームを照射して,前記光ディスクに情報の記録を行うことを特徴とする情報記録方法。 - 前記第1,第2のパワーは,ジッタに基づいて決定されることを特徴とする請求項5記載の情報記録方法。
- 光ディスクにレーザ光によってエネルギーを照射するためのレーザ光源と,
前記光ディスクで反射した前記レーザ光を受光するための検出器と,
前記検出器の出力電流を電圧に変換して増幅するためのアンプ回路と,
前記光ディスクを回転させるスピンドルモータと,
前記スピンドルモータを回転させるためのモータ制御回路と,
前記レーザ光源を発光させるためのレーザ駆動回路と,
前記アンプ回路の出力信号に基づいて,前記モータ制御回路に対して,前記スピンドルモータの回転数を設定し,前記レーザ駆動回路に,前記レーザ光源の発光パワーレベル及び発光波形を設定するコントローラを有し,
前記コントローラは,試し書きにおける下地記録の際の線速度と,前記下地記録の領域に重ね書きする際の線速度を変えるように,前記モータ制御回路に前記スピンドルモータの回転数を設定することを特徴とする情報記録装置。
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