JP4258392B2 - 印刷管理装置 - Google Patents

印刷管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4258392B2
JP4258392B2 JP2004025575A JP2004025575A JP4258392B2 JP 4258392 B2 JP4258392 B2 JP 4258392B2 JP 2004025575 A JP2004025575 A JP 2004025575A JP 2004025575 A JP2004025575 A JP 2004025575A JP 4258392 B2 JP4258392 B2 JP 4258392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printed
document
printing
change
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004025575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005216240A (ja
Inventor
裕義 上條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004025575A priority Critical patent/JP4258392B2/ja
Publication of JP2005216240A publication Critical patent/JP2005216240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4258392B2 publication Critical patent/JP4258392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は印刷管理装置に係り、特に、印刷装置で印刷される印刷対象原稿を管理する印刷管理装置に関する。
家庭やオフィスにおける印刷では、多数種の印刷物が比較的少部数印刷されることが多く、印刷物のサイズも限られている(例えばA3以下等)ため、印刷装置としては電子写真プロセス(ゼログラフィ)を用いたカラープリンタが適している。一方、印刷業界では少数種の印刷物を大量に印刷する都合上、従来は殆どの場合、印刷データに基づいて版下を生成し、生成した版下を使用して印刷を行っていたが、近年のDTP(DeskTop Publishing/Prepress)の普及による印刷工程の変化、所謂「印刷のデジタル革命」により、DTPデータから直接印刷を行う「ダイレクト印刷」又は「オンデマンド印刷」が採用されるようになってきている。ダイレクト印刷(オンデマンド印刷)では、従来の印刷(例えばオフセット印刷)における写植等の紙焼き(印画紙)、版下、網ネガ、網ポジ、PS版等の中間成果物を生成せずにプリプレス工程を完全にデジタル化することで、製版装置(CTP:Computer To Plate)により印刷データ(DTPデータ)から刷版を直接作成し、作成した刷版を印刷機にセットすることで印刷が行われる。
また、上述したカラープリンタ及び製版装置は何れも印刷データから直接印刷(刷版の作成)を行うことが可能であり、カラープリンタを用いた印刷と製版装置(及び印刷機)を用いた印刷は互いに異なる特徴を有していることから、印刷装置としてプリンタと製版装置を各々設けると共に、これらの印刷装置や端末、印刷データのラスタ化(ビットマップデータ化)等の処理を行う装置を通信回線を介して接続し、ユーザが端末を介して印刷の実行を指示する際に、プリンタ及び製版装置の何れを用いて印刷を行わせるかを個々の印刷ジョブを単位として選択可能とした印刷システムの構築も検討されている。
なお、用紙の無駄な使用を防止し印刷処理の実行を効率化する技術として、特許文献1には、印刷頁毎に制御情報を作成し、作成した制御情報を印刷装置へ出力して印刷を行うにあたり、印刷モードとして差し替え印刷モードが選択されている場合には、作成された制御情報と保存されている既処理情報を比較し、比較結果が不一致であったときのみ印刷装置へ制御情報を出力させることで、文書の一部が修正されて再印刷される際に、文書中の修正した頁のみを自動的に印刷させる差し替え印刷を実現する技術が開示されている。
特開2002−63012号公報
ところで、前述した印刷システムの利用形態としては、例えば原稿を最終的に印刷する際には製版装置(及び印刷機)を用い、原稿の内容が確定する迄の工程での試刷りや原稿に新たな頁が差し込まれた場合の印刷にはプリンタを用いる形態が考えられるが、最終的に製版装置(及び印刷機)で印刷が行われる原稿は、該原稿の印刷物を所望しているクライアントが外部の業者へ依頼することで、デザイン・編集(DTP)、校正、面付け、色校正等の各工程が外部の業者によって実施されることが殆どである。この形態では印刷対象の原稿の制作に多くの人が関わるので、印刷対象の原稿のデータが途中の工程で不特定の人が変更し得る環境に置かれる可能性が高く、悪意を持った第三者によって原稿が改竄される恐れがある。
このため、印刷対象の原稿の内容がどのように変更されたかを把握したい、というニーズが存在する。また、印刷対象の原稿の内容がどのように変更されたかを把握できれば、原稿を印刷した結果、例えば印刷物上に白抜けや文字化け、黒ベタ等の画像ディフェクトが生じた場合にも、その原因を究明することが可能になる。これに対し、前述の特許文献1に記載の技術は、原稿の変更を自身で行うことで変更内容を把握している印刷指示者が、前記原稿の変更した頁のみを印刷させる場合の省力化には有効であるが、原稿の制作に多くの人が関わる環境における変更内容の把握に寄与するものではなく、上記ニーズを満たすことはできない、という問題があった。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、内容が変更されている原稿の印刷に際し、変更内容を認識させることができる印刷管理装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る印刷管理装置は、過去に印刷が行われた原稿の情報を記憶する記憶手段と、印刷装置での印刷が指示された印刷対象原稿が、過去に印刷が行われた原稿である場合に、前記印刷対象原稿のデータを前記記憶手段に記憶されている同一の原稿の情報と比較することで、前記印刷対象原稿が過去の印刷時から内容が変更されたか否か、及び、前記印刷対象原稿の内容が変更されている場合の変更内容を判断する判断手段と、前記判断手段によって前記印刷対象原稿の内容が変更されたと判断された場合に、表示手段に、変更箇所を明示した前記印刷対象原稿を表示させると共に、前記判断手段によって判断された前記印刷対象原稿の変更内容を表示させ、前記印刷対象原稿の内容変更が正規の変更か否かを問い合わせる問合せ手段と、前記問合せ手段による問い合わせに対し、前記印刷対象原稿の内容変更が正規の変更であることが通知された場合に、前記印刷装置により、前記印刷対象原稿及び前記印刷対象原稿における変更内容を表す変更内容情報を印刷させると共に、前記印刷対象原稿の情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、を含んで構成されている。
請求項1記載の発明では、過去に印刷が行われた原稿の情報が記憶手段に記憶されており、判断手段は、印刷装置での印刷が指示された印刷対象原稿が、過去に印刷が行われた原稿である場合に、印刷対象原稿のデータを記憶手段に記憶されている同一の原稿の情報と比較することで、印刷対象原稿が過去の印刷時から内容が変更されたか否か、及び、印刷対象原稿の内容が変更されている場合の変更内容を判断する。そして問合せ手段は、判断手段によって印刷対象原稿の内容が変更されたと判断された場合に、表示手段に、変更箇所を明示した印刷対象原稿を表示させると共に、判断手段によって判断された前記印刷対象原稿の変更内容を表示させ、印刷対象原稿の内容変更が正規の変更か否かを問い合わせる。
なお、印刷対象原稿の内容変更が正規の変更か否かの問い合わせは、例えば印刷指示者等に対して行うことができ、この場合、提示された印刷対象原稿の変更内容に基づき、印刷指示者等によって正規の変更であるか否かが通知される。これにより、内容が変更されている原稿の印刷に際し、変更箇所及び変更内容を印刷指示者等に認識させることができ、悪意を持った第三者によって印刷対象原稿が改竄された場合も印刷指示者等に把握させることができる。
また、請求項1記載の発明では、問合せ手段による問い合わせに対し、印刷対象原稿の内容変更が正規の変更であることが通知された場合、制御手段は、印刷装置により、印刷対象原稿及び印刷対象原稿における変更内容を表す変更内容情報を印刷させると共に、印刷対象原稿の情報を記憶手段に記憶させる。これにより、印刷対象原稿の印刷結果を参照した印刷指示者等に対し、変更内容情報が表す変更内容を認識させることができ、印刷対象原稿の印刷結果に画像ディフェクトが生じていた場合にも印刷指示者等がその原因を容易に究明することができる。また、印刷対象原稿の内容変更が正規の変更であることが通知された場合に、印刷対象原稿の情報を記憶手段に記憶させることで、改竄された内容を基準として原稿の内容が変更されたか否かを判断することが防止され、判断手段による前記判断を正確に行うことができる。
なお、請求項1記載の発明において、印刷対象原稿のデータとして例えばページ記述言語で記述された印刷データが入力され、印刷装置は印刷データを展開することで得られるビットマップデータを用いて印刷を行うことができる。この場合、請求項2に記載したように、記憶手段は、原稿の情報として印刷データ(ページ記述言語で記述された印刷データ)を記憶し、判断手段は、入力された印刷対象原稿の印刷データを、記憶手段に記憶されている同一の原稿の印刷データと比較することで、印刷対象原稿が過去の印刷時から内容が変更されたか否かの判断を行うように構成することができる。
上記のように、ページ記述言語で記述された印刷データを比較して内容変更の有無を判断することで、例えば請求項3に記載した、印刷対象原稿のページの追加又は削除、印刷対象原稿中に存在する文字自体の変更、該文字の位置又はサイズの変更、前記文字のフォントの変更、印刷対象原稿中に存在する線画の位置又は太さの変更、印刷対象原稿の作成に用いられたアプリケーションの変更の各変更項目について内容変更の有無を判断することが可能となり、前記各変更項目の少なくとも1つについて内容変更の有無を判断するように判断手段を構成することで、内容が変更されている原稿の印刷に際し、変更内容をより詳細に印刷指示者等に認識させることができる。
なお、請求項記載の発明において、変更通知手段による変更内容情報の印刷は、具体的には、例えば請求項に記載したように、印刷対象原稿を印刷した印刷物の余白に相当する箇所に変更内容情報を印刷させるか、又は変更内容情報を視認が困難な色で印刷物に印刷させることができる。
また、請求項記載の発明において、制御手段は、例えば請求項に記載したように、判断手段によって印刷対象原稿の内容が変更されたと判断され、かつ、問合せ手段による問い合わせに対し、印刷対象原稿の内容変更が正規の変更であることが通知される毎に変更内容情報を記憶手段に記憶させると共に、変更内容情報の印刷時に、同一の原稿について記憶手段に記憶されている全ての変更内容情報を読み出して印刷させることが好ましい。これにより、印刷対象原稿の印刷結果を参照した印刷指示者等に対し、印刷対象原稿に対して過去に為された全ての変更の内容(変更履歴)を把握させることができる。
なお、請求項1に記載の印刷装置としては、例えば印刷対象原稿を電子写真プロセスにより記録媒体へ直接印刷するプリンタであってもよいし、印刷対象原稿を印刷機で記録媒体へ印刷するための刷版を製作する製版装置であってもよいが、例えば請求項に記載したように、本発明に係る印刷管理装置は、印刷装置として上記のプリンタと製版装置が各々接続されていてもよく、本発明は、印刷対象原稿の印刷を行う印刷装置としてプリンタ又は製版装置が指定されて印刷が指示される環境にも適用可能である。
以上説明したように本発明は、過去に印刷が行われた原稿の情報を記憶手段に記憶しておき、印刷対象原稿が過去に印刷が行われた原稿である場合に、印刷対象原稿のデータを記憶手段に記憶されている同一の原稿の情報と比較することで、印刷対象原稿が過去の印刷時から内容が変更されたか否か、及び、印刷対象原稿の内容が変更されている場合の変更内容を判断し、印刷対象原稿の内容が変更されたと判断された場合に、表示手段に、変更箇所を明示した印刷対象原稿を表示させると共に印刷対象原稿の変更内容を表示させ、印刷対象原稿の内容変更が正規の変更か否かを問い合わせ、印刷対象原稿の内容変更が正規の変更であることが通知された場合に、印刷装置により、印刷対象原稿及び印刷対象原稿における変更内容を表す変更内容情報を印刷させると共に、印刷対象原稿の情報を記憶手段に記憶させるようにしたので、内容が変更されている原稿の印刷に際し、変更内容を認識させることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係る印刷システム10が示されている。印刷システム10は、印刷装置として、入力された印刷データに基づき電子写真プロセスにより可視のカラー画像を所定の記録用紙上に形成するプリンタとして機能する画像形成装置12と、印刷機(プレス装置)14で印刷を行うための印刷版を入力された印刷データから直接作成する製版装置(CTP:Computer To Plate)16を備えている。なお、画像形成装置12及び製版装置16は本発明に係る印刷装置に対応しており、詳しくは、画像形成装置12は請求項に記載のプリンタに、製版装置16は請求項に記載の製版装置に各々対応している。
画像形成装置12及び製版装置16は通信線18A,18Bを介してBEP(BackEnd Processor)20に接続されており、BEP20は、多数台のクライアント端末22(図1では単一のクライアント端末22のみ示す)、RIP(Raster Image Processor)24及びサーバ・コンピュータ25と通信回線26(例えば通信速度が1Gbps(Giga bit per second)程度の汎用の通信プロトコルによる高速有線LAN(Local Area Network)等)を介して互いに接続されている。なお印刷システム10は、原稿の画像を読み取って画像データを出力するスキャナ装置や印刷出力の確認のためのプリンタプルーファを接続することも可能とされている。
なお、製版装置16としては、例えば円筒形の回転ドラムの外周面にシート状の印刷版を巻き付けて固定し、回転ドラムを回転させると共に、入力された特定色成分の印刷データに応じて変調した光ビームを回転ドラムと一体回転する印刷版に照射することで印刷版に印刷画像を記録した後に、印刷画像を記録した印刷版を現像することで、特定の色成分の印刷版(刷版)を製作する構成を採用することができる。この場合、上記工程をC,M,Y,Kの各色成分について繰り返すことで各色成分に対応する印刷版を得ることができる。製版装置16によって製作された各色成分の印刷版は印刷機14に各々セットされて印刷に使用される。
本実施形態に係る印刷システム10における印刷指示は、印刷すべき印刷画像をページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述した印刷データ(以下、PDLで記述された印刷データをPDL印刷データと称する)がクライアント端末22からRIP24へ送信されることによって成される。なお、サーバ・コンピュータ25には、個々の印刷データに対応する印刷制御情報が各々保管されている。本実施形態に係る印刷制御情報は、所定のフォーマット(例えばJDF:Job Definition Format)に準拠した情報であり、印刷を行わせる印刷装置や印刷部数、印刷物のサイズや紙質等の情報に加え、企画・制作から配送迄の印刷物製造に関する情報(例えば印刷物の製造仕様、制作・印刷・後加工等の各工程での処理手順、個々の印刷ジョブや工程の状況や履歴等)を包括的に記述可能とされている。
RIP24はパーソナル・コンピュータ(PC)等のコンピュータで構成されており、図2に示すように、データ格納部30、RIP処理部32、圧縮処理部34及びインタフェース(I/F)部36を備えている。データ格納部30には、RIP24がクライアント端末22から受信したPDL印刷データ(詳しくはPDLで記述されR,G,Bで色が表現された印刷データ)が順次格納される。RIP処理部32にはPDL解釈部及びイメージャとして機能するデコンポーザ、所謂RIPエンジンが組み込まれている。RIP処理部32はデータ格納部30からPDL印刷データを取り出して解釈し、R,G,B→C,M,Y,Kの色変換及びラスタイメージデータ(ビットマップ形式のデータ)への展開をページ単位で行って、印刷装置での印刷に使用可能な印刷データを生成するRIP(Raster Image Process)処理を行う。
なお、画像形成装置12での印刷に用いられる印刷データと、製版装置16での印刷(刷版の作成)に用いられる印刷データはフォーマットが相違しており(例えば画像形成装置12での印刷に用いられる印刷データは解像度が600dpiで1ドット当りC,M,Y,K各8ビットで階調を表現するデータであるのに対し、製版装置16での印刷に用いられる印刷データは解像度が2400dpi又は4800dpiで1ドット当りC,M,Y,K各1ビットのデータ(階調表現を複数ドット単位で行うデータ)である等)、RIP処理部32は、指定された印刷装置の種類に適合したフォーマットの印刷データを生成する。
またRIP処理部32は、データ格納部30から取り出したPDL印刷データに対応する印刷制御情報に設定されているパラメータを参照することで、取り出したPDL印刷データに対応する印刷ジョブの処理条件に従って印刷時に実行すべき処理を判断し、判断した処理のうちRIP処理と関わりのある処理を同時に行う。なお、RIP処理と関わりのある処理としては、例えば指定された印刷装置が画像形成装置12であれば、例えば回転(Rotation)、1枚の用紙内へのページ割付(N-UP)、リピート処理、用紙サイズ合わせ、デバイス差を補正するCMS(Color Management System:カラー管理システム)処理、解像度変換、コントラスト調整、圧縮率指定(低/中/高)等が挙げられ、指定された印刷装置が製版装置16であればスクリーン処理等が挙げられる。
なお、RIP処理部32で上述した各種処理が行われることで得られた印刷データは、同一の印刷データを用いた再印刷(例えば画像形成装置12による印刷において、コレーション(Collation:丁合)設定により複数部を印刷する場合や、一旦印刷した後でもう1枚欲しいときの印刷等)及び内容変更の有無の判断(後述)に備えてデータ格納部30に保存される。
圧縮処理部34は、RIP処理部32で生成された印刷データを所定の圧縮方式で圧縮することで圧縮画像ファイルを生成する。なお、圧縮対象の印刷データを、該印刷データが表す印刷画像の線画部分に相当するデータと前記印刷画像の背景部分に相当するデータとに分離し、分離した線画部分のデータと背景部分のデータを異なる圧縮方式で圧縮する(例えば線画部分のデータに対しては可逆圧縮(無損失圧縮)を適用し、背景部分のデータに対しては非可逆圧縮を適用する等)ように圧縮処理部34を構成してもよい。またI/F部36では、圧縮処理部34から出力された圧縮画像ファイルを所定フォーマット(例えばTIFF(Tagged Image File Format)フォーマット)の印刷ファイルデータとして通信回線26を介してBEP20へ送信する(例えばFTO(Fast Transfer Protocol)等によるファイル転送)。
次に、BEP20の構成を説明する。BEP20もPC等のコンピュータで構成されている。図2に示すように、BEP20はデータ受信部40、画像記憶部42、伸張処理部44、画像処理部46、I/F部48,50及び印刷制御部52を備えている。データ受信部40はRIP24から送信された印刷ファイルデータを受信し、画像記憶部42はデータ受信部40で受信された印刷ファイルデータを順次記憶し、伸張処理部44は所定の順序(例えば画像記憶部42への記憶順)で画像記憶部42から印刷ファイルデータを読み出し、読み出した印刷ファイルデータから圧縮画像ファイルを取り出して伸張処理を行う。一方、印刷制御部52は伸張処理部44が画像記憶部42から特定の印刷ファイルデータを読み出す際に、前記特定の印刷ファイルデータに対応する印刷制御情報(サーバ・コンピュータ25に保管されている印刷制御情報)を参照し、該印刷制御情報に設定されているパラメータによって規定されている印刷ジョブの処理条件に応じて、BEP20の各部の動作を制御する。
すなわち、画像形成装置12はI/F部48及び画像処理部46を介して伸張処理部44に接続され、製版装置16はI/F部50を介して伸張処理部44に接続される。印刷制御部52は、指定された印刷装置が画像形成装置12か製版装置16かに基づいて、伸張処理部44による伸張処理を経て得られた印刷画像データを画像処理部46又はI/F部50へ入力させる。指定された印刷装置が製版装置16である場合、伸張処理部44から出力された印刷画像データはI/F部50に入力される。BEP20と製版装置16との間は汎用的な通信プロトコルによって通信が行われる比較的「疎」な関係にあり、I/F部50に入力された印刷画像データは、製版装置16で印刷版を作成するための印刷データとして、汎用的な通信プロトコルにより製版装置16へ順次転送され、製版装置16での印刷(印刷版の作成)に用いられる。
一方、指定された印刷装置が画像形成装置12であった場合、伸張処理部44から出力された印刷画像データは画像処理部46に入力される。画像処理部46は、入力された印刷画像データに対して回転や用紙上の印刷画像の印刷位置の調整、拡大又は縮小等の各種処理を行う機能を備えており、印刷制御部52は、印刷制御情報に設定されているパラメータで規定されている排出条件及び印刷を行わせる画像形成装置12の構造や特性に応じて、昇順/降順のページの並べ替え、両面印刷時の処理ページ順決定、多次元ルックアップテーブル(DLUT)を用いた色変換・グレーバランス補正・色ずれ補正等のキャリブレーション処理、スクリーン指定処理、画像形成装置12のフィニッシャモジュールで実行されるフィニッシング処理に対応したページ再配置(ステープラやパンチ穴の場所確保)、コレーション(丁合)、排出面(上下)合わせ等のように、画像形成装置12の構造や特性に応じて処理内容が相違する各種処理を画像処理部46で行わせる。
BEP20と画像形成装置12との間は専用の通信プロトコル(画像形成装置12のプリントエンジンに依存した通信プロトコル)によって通信が行われる比較的「密」な関係にあり、画像処理部46で各種の処理が行われた印刷画像データはI/F部48を介して画像形成装置12へ転送される。また、この印刷画像データの転送時に、印刷制御部52は画像形成装置12の処理速度に同期したタイミングで各種の制御コマンドを送出することで画像形成装置12の各部の動作を制御し、画像形成装置12で印刷処理を実行させる。また、印刷制御部52は画像形成装置12の構造や特性に応じて処理内容が相違する紙詰まり時のリカバリ処理も自動的に行う。このように、印刷制御部52は画像形成装置12の作動を制御するプリンタコントローラとしても機能する。
次に本実施形態の作用として、印刷指示者によりクライアント端末22からRIP24へ印刷対象の原稿のデータ(PDL印刷データ)が転送されて印刷が指示され、前記PDL印刷データがRIP24のデータ格納部30に一旦格納された後に取り出されてRIP処理が行われる際にRIP24のRIP処理部32で実行される変更監視処理について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、本実施形態において、この変更監視処理を実行するRIP24は本発明に係る印刷管理装置に対応している。
ステップ100では、データ格納部30から印刷対象のPDL印刷データを取り出し、取り出した印刷対象のPDL印刷データに付与されているファイル名を認識する。次のステップ102では、ステップ100で認識したファイル名と同一のファイル名が付与されているPDL印刷データがデータ格納部30に記憶されているか否か判定する。次に述べるように、本実施形態では印刷システム10で過去に印刷を行った原稿のPDL印刷データをデータ格納部30に保管している。従って、上記のステップ102では、印刷対象のPDL印刷データが過去に印刷を行った原稿のデータか否かを判定している。このように、本実施形態において、データ格納部30は請求項1(詳しくは請求項2)に記載の記憶手段に対応している。
ステップ102の判定が否定された場合には、印刷対象のPDL印刷データは過去に印刷システム10で印刷が行われていない原稿のデータであると判断できるので、ステップ104へ移行し、印刷対象のPDL印刷データをファイル名、登録日時(現在の日時)、ファイルサイズ等の情報と対応付けてデータ格納部30に登録する。これにより、今回の印刷対象とされている原稿に対して印刷システム10での再印刷が指示された場合には、ステップ104でデータ格納部30に登録した情報に基づいてステップ102の判定が肯定されることになる。なお、データ格納部30に登録・保存される情報の一例を次の表1に示す(変更履歴情報については後述するが、個々の原稿のPDL印刷データがデータ格納部30へ最初に登録される際には付加されない)。
Figure 0004258392
ステップ104の処理を行うとステップ132へ移行し、印刷対象のPDL印刷データをビットマップ形式の印刷データ(ラスタイメージデータ)へ展開するRIP処理を行って変更監視処理を終了する。このステップ132の処理によって得られた印刷データは、指定された印刷装置に対応する画像処理が行われた後に、圧縮処理部34で圧縮され、TIFF等の所定フォーマットの印刷ファイルデータとしてI/F部36からBEP20へ転送される。
一方、ステップ102の判定が肯定された場合(印刷対象のPDL印刷データが過去に印刷を行った原稿のデータである場合)にはステップ106へ移行し、データ格納部30に登録・保管されている同一ファイル名のPDL印刷データ(同一の原稿についての前回の印刷に用いられたPDL印刷データ)を取り出し、印刷対象のPDL印刷データにPDLで記述されている命令と、前回のPDL印刷データにPDLで記述されている命令を比較する。そしてステップ108では、ステップ106での比較結果に基づき、印刷対象のPDL印刷データが前回のPDL印刷データから変更されているか否か判定する。
PDLの1つであるポストスクリプトで記述したPDL印刷データの一例(一部)を以下に記す。
"50 600 moveto" (x=50,y=600の位置へポインタを移動)
"/Times-BoldItalic findfont" ("Times-BoldItalic"のフォントを指定)
"12 scalefont setfont" (フォントの大きさ:12ポイントを指定)
"(ABCabc)show" (文字列"ABCabc"を出力(表示/印刷))
上記のPDL印刷データは、文字列"ABCabc"を、"Times-BoldItalic"の12ポイントのフォントを用いてx=50,y=600の位置に表示又は印刷させるデータであるが、文字の位置が変更された場合には、1行目のデータが例えば
"50 700 moveto" (x=50,y=700の位置へポインタを移動)
と変更され、文字の大きさが変更された場合には、3行目のデータが例えば
"18 scalefont setfont" (フォントの大きさ:18ポイントを指定)
と変更され、文字列が変更された場合には、4行目のデータが例えば
"(ABDabd)show" (文字列"ABDabd"を出力(表示/印刷))
と変更されることになる。
なお、上記では文字の位置、フォント種、サイズ及び文字自体の変更の検知を例として挙げたが、PDL印刷データを比較することで、印刷対象の原稿におけるページの追加又は削除、印刷対象の原稿中に存在する線画の位置又は太さの変更も検知できる。従って、PDL印刷データを比較することで、印刷対象のPDL印刷データが表す原稿が前回の印刷時から変更されたか否か、及び、印刷対象のPDL印刷データが変更されている場合の変更内容を検知することができる。このように、上述したステップ106,108は請求項1(詳しくは請求項2,3)に記載の判断手段に対応している。
印刷対象のPDL印刷データが前回のPDL印刷データから変更されていた場合には、ステップ108の判定が肯定されてステップ114へ移行する。ステップ114は請求項1に記載の問合せ手段に対応しており、ステップ114では、印刷対象の原稿の印刷を指示した印刷指示者に対し、印刷対象のPDL印刷データについて検知した変更内容を通知し、正規の変更か否かのチェックを印刷指示者へ要請する。これは、例えばRIP24のディスプレイ又は印刷指示者が操作しているクライアント端末22のディスプレイに、検知した変更内容を通知するメッセージ(例えば「文字が変更されています」「文字のフォント種(又はサイズ)が変更されています」等)を表示させると共に、PDL印刷データが表す印刷対象の原稿上の検知した変更箇所を明示して前記原稿を表示させ、更に明示した変更箇所が正規の変更か否かのチェックを要請するメッセージ(例えば「明示した箇所の変更内容が正規の変更かご確認下さい」等)を表示させることで実現できる。
上記の通知が行われることで、印刷指示者は、印刷対象の原稿が前回の印刷時から変更されていることを認識し、明示された変更箇所を確認することで、検知された変更内容が自身が把握している変更内容か(すなわち印刷対象の原稿に対して為された変更が正規の変更か)否か判断する。そして、RIP24又はクライアント端末22のキーボードを介して判断結果を入力する。次のステップ116の処理は請求項1(より詳しくは請求項4,5に記載の制御手段)に対応しており、まずステップ116では、印刷指示者によって入力された情報に基づき、印刷対象の原稿について検知した変更が正規の変更か否か判定する。
印刷対象の原稿に印刷指示者が把握していない変更が加えられている場合には、印刷対象の原稿は悪意を持った第三者によって改竄されている可能性が高いと判断できる。このため、ステップ116の判定が否定された場合にはステップ118へ移行し、印刷対象の原稿の印刷を中止する(RIP処理等、原稿の印刷に必要な処理を中止する)と共に、次のステップ120において、印刷対象の原稿は第三者によって改竄されている可能性が高いことを印刷指示者へ警告するメッセージをRIP24又はクライアント端末22のディスプレイに表示し、変更監視処理を終了する。
これにより、改竄されている可能性の高い原稿が不用意に印刷されてしまうことを防止することができ、印刷指示者が、印刷対象の原稿上の変更箇所を確認し、必要に応じて該変更箇所を元に戻す等の対策を講ずることができる。また、ステップ116の判定が否定された場合はデータ格納部30に保管されているPDL印刷データの更新等は行われないので、次回の印刷時に行われる原稿の内容変更の有無の判断に、改竄されている可能性の高い原稿のPDL印刷データが用いられることはなく、原稿の内容変更の有無を正確に判断することができる。
一方、印刷対象の原稿に加えられている変更が、印刷指示者が把握している変更であった場合には、ステップ116の判定が肯定されてステップ122へ移行し、印刷対象の原稿に対応する変更履歴情報がデータ格納部30に保存されているか否か判定する。本実施形態では、過去に印刷が指示された際に正規の変更が加えられていることが検知された原稿について、過去に検知された変更内容を表す情報が変更履歴情報としてデータ格納部30に格納される。変更履歴情報が存在しない場合(今回検知した正規の変更が、印刷対象の原稿に関する最初の正規の変更であった場合)には、ステップ122の判定が否定されてステップ128へ移行し、検知した変更内容を印刷物上で明示するデータを印刷対象のPDL印刷データに追加する。
このデータとしては、例えば図4(A)に示すように、検知した変更内容を印刷物の余白に文字として明示するデータを適用することができる。図4(A)では、1枚の記録用紙に印刷対象の原稿を1ページずつ印刷する際に、印刷対象の原稿の特定ページ中の「あいうえお」の文字列のフォントが「明朝」から「ゴシック」へ変更されると共に、印刷対象の原稿中の数値「\10,000」が「\10,500」へ変更されていたことで、前記特定ページが印刷された記録用紙のうち、裁断用のマーク(トンボともいう)70によって明示されている有効領域(印刷物として使用される領域)よりも外に、上記の変更内容を表す文字列「フォント変更、数値変更有り」が印刷された例が示されており、ステップ128では、上記のような文字列を印刷させるためのデータをPDL印刷データに付加することができる。なお、1枚の記録用紙に印刷対象の原稿を複数ページ分ずつ印刷する場合には、例えば図4(B)に示すように、変更を検知した特定ページを特定可能な文字列(図では「page4:」がそれに相当する)を付加すればよい。
また、ステップ128で印刷対象のPDL印刷データに付加するデータは、上記のように文字列を印刷するためのデータに限られるものではなく、例えば図5(A)に示すように、検知した変更内容を印刷物の余白に二次元バーコードとして明示するデータを適用することも可能である。図5(A)も前述の図4(A)と同様に、1枚の記録用紙に印刷対象の原稿を1ページずつ印刷する際に、印刷対象の原稿の特定ページ中の「あいうえお」の文字列のフォントが「明朝」から「ゴシック」へ変更されると共に、印刷対象の原稿中の数値「\10,000」が「\10,500」へ変更されていたことで、前記特定ページが印刷された記録用紙の有効領域外に、上記の変更内容(フォント変更、数値変更有り)を表す二次元バーコードが印刷された例が示されており、ステップ128において、上記のような二次元バーコードを印刷させるためのデータをPDL印刷データに付加してもよい。なお、1枚の記録用紙に印刷対象の原稿を複数ページ分ずつ印刷する場合は、例えば図5(B)に示すように、変更を検知した特定ページを特定可能な情報を付加した二次元バーコード(例えば「page4に数値変更有り」を表す二次元バーコード)を印刷させるためのデータを付加すればよい。
次のステップ130では、印刷対象の原稿のPDL印刷データをファイル名、登録日時(現在の日時)、検知した変更内容を表す変更内容情報(変更履歴情報)と対応付けてデータ格納部30に登録する。なお、印刷対象の原稿のPDL印刷データ等の情報がデータ格納部30に既に登録されている場合には、既登録の情報に上書きして上記の情報を登録する。ステップ130の処理を行うとステップ132へ移行し、印刷対象のPDL印刷データをビットマップ形式の印刷データへ展開するRIP処理を行って変更監視処理を終了する。この場合、上記の印刷データが所定の画像処理、圧縮処理を経てBEP20へ転送されることで、印刷装置での印刷によって得られる印刷物の余白には、印刷対象の原稿について今回検知された変更内容を表す文字列又は二次元バーコードが印刷されることになる。
従って、印刷指示者は、印刷物の余白に印刷された文字列又は二次元バーコードを読み取ることで、印刷対象の原稿の内容が今回どのように変更されたのかを把握することができる。また、印刷装置での印刷によって得られた印刷物上に白抜けや文字化け、黒ベタ等の画像ディフェクトが生じていた場合にも、印刷対象の原稿に対する変更内容を分析することで、画像ディフェクトの原因となった内容変更を容易に特定することができ、画像ディフェクトが解消されるように印刷対象の原稿のPDL印刷データを修正する等の対策を講ずることも容易に実現できる。
また、印刷対象の原稿に対応する変更履歴情報がデータ格納部30に保存されていた場合には、前述のステップ122の判定が肯定されてステップ124へ移行し、検知した変更内容及び既登録の変更履歴情報が表す印刷対象の原稿の過去の変更履歴を、文字列又は二次元バーコードとして明示するデータを印刷対象のPDL印刷データに追加する。上記の追加データは、変更を検知した日時を個々の変更内容と対応付けて明示するデータであることが好ましい。次のステップ126では、今回検知した変更内容を表す変更内容情報を既登録の変更履歴情報に加えた情報を新たな変更履歴情報とし、印刷対象のPDL印刷データをファイル名、登録日時(現在の日時)、新たな変更履歴情報と対応付けてデータ格納部30に登録する。
ステップ126の処理を行うとステップ132へ移行し、印刷対象のPDL印刷データをビットマップ形式の印刷データへ展開するRIP処理を行って変更監視処理を終了する。この場合、上記の印刷データが所定の画像処理、圧縮処理を経てBEP20へ転送されることで、印刷装置での印刷によって得られる印刷物の余白には、印刷対象の原稿について今回検知した変更内容及び過去に検知された変更内容(変更履歴)を表す文字列又は二次元バーコードが印刷されることになる。従って、印刷指示者は、印刷物の余白に印刷された文字列又は二次元バーコードに基づいて、印刷対象の原稿の内容変更の履歴を把握することができ、印刷物上に画像ディフェクトが生じていた場合にも、画像ディフェクトの原因となった内容変更を容易に特定することができる。
一方、前述のステップ108の判定において、前回のPDL印刷データに対して印刷対象のPDL印刷データの変更が検知されなかった場合には、ステップ108からステップ110へ移行し、印刷対象の原稿に対応する変更履歴情報がデータ格納部30に保存されているか否か判定する。ステップ110の判定が否定された場合は、何ら処理を行うことなくステップ132へ移行するので、内容の変更が今回検知されず、過去にも検知されていない原稿については、印刷装置での印刷によって得られる印刷物の余白に文字列や二次元バーコードが印刷されることはない。
また、印刷対象の原稿に対応する変更履歴情報がデータ格納部30に保存されていた場合には、ステップ110の判定が肯定されてステップ112へ移行し、既登録の変更履歴情報が表す過去の変更履歴を文字列又は二次元バーコードとして明示するデータを印刷対象のPDL印刷データに追加した後にステップ132へ移行する。従って、印刷対象の原稿に対して今回は変更が検知されなかった場合にも、過去に変更が検知されていれば、該変更の内容が文字列又は二次元バーコードとして印刷物上で明示されることになる。なお、このステップ112も請求項5に記載の制御手段に対応している。
なお、上記ではPDL印刷データを比較することで印刷対象の原稿のページの追加又は削除、印刷対象の原稿中に存在する文字自体の変更、該文字の位置又はサイズの変更、文字のフォント種の変更、印刷対象の原稿中に存在する線画の位置又は太さの変更を検知する例を説明したが、PDL印刷データの作成に際し、PDL印刷データの作成に用いたアプリケーションの名称等の情報もPDL印刷データに付加されるようにすることで、該情報に基づき印刷対象の原稿の作成に用いられたアプリケーションの変更も併せて検知することも可能である。また、本発明は上記で列挙した各種変更を全て検知することに限定されるものではなく、例えば文字自体の変更のみを検知する等、特定種の変更のみを検知するようにしてもよい。
また、上記では印刷対象の原稿について検知した変更内容や過去の変更履歴を表す文字列又は二次元バーコードを印刷物の余白(有効領域外)に印刷する例を説明したが、これに限定されるものではなく、上記の文字列又は二次元バーコードを、視認が困難な色(例えばイエロー)で印刷物上の有効領域内に印刷するようにしてもよい。
本実施形態に係る印刷システムの概略図である。 RIP及びBEPの概略構成を示すブロック図である。 RIPで実行される変更監視処理の内容を示すフローチャートである。 変更内容を文字で印刷した場合の印刷結果の一例を示すイメージ図である。 変更内容を二次元バーコードで印刷した場合の印刷結果の一例を示すイメージ図である。
符号の説明
10 印刷システム
12 画像形成装置
16 製版装置
22 クライアント端末
30 データ格納部
32 RIP処理部
42 画像記憶部
44 伸張処理部
46 画像処理部

Claims (6)

  1. 過去に印刷が行われた原稿の情報を記憶する記憶手段と、
    印刷装置での印刷が指示された印刷対象原稿が、過去に印刷が行われた原稿である場合に、前記印刷対象原稿のデータを前記記憶手段に記憶されている同一の原稿の情報と比較することで、前記印刷対象原稿が過去の印刷時から内容が変更されたか否か、及び、前記印刷対象原稿の内容が変更されている場合の変更内容を判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記印刷対象原稿の内容が変更されたと判断された場合に、表示手段に、変更箇所を明示した前記印刷対象原稿を表示させると共に、前記判断手段によって判断された前記印刷対象原稿の変更内容を表示させ、前記印刷対象原稿の内容変更が正規の変更か否かを問い合わせる問合せ手段と、
    前記問合せ手段による問い合わせに対し、前記印刷対象原稿の内容変更が正規の変更であることが通知された場合に、前記印刷装置により、前記印刷対象原稿及び前記印刷対象原稿における変更内容を表す変更内容情報を印刷させると共に、前記印刷対象原稿の情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を含む印刷管理装置。
  2. 前記印刷対象原稿のデータとしてページ記述言語で記述された印刷データが入力され、前記印刷装置は、前記印刷データを展開することで得られるビットマップデータを用いて印刷を行い、
    前記記憶手段は、前記原稿の情報として前記印刷データを記憶し、
    前記判断手段は、入力された前記印刷対象原稿の印刷データを、前記記憶手段に記憶されている同一の原稿の印刷データと比較することで前記判断を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷管理装置。
  3. 前記判断手段は、前記印刷対象原稿の内容変更として、前記印刷対象原稿のページの追加又は削除、前記印刷対象原稿中に存在する文字自体の変更、該文字の位置又はサイズの変更、前記文字のフォントの変更、前記印刷対象原稿中に存在する線画の位置又は太さの変更、前記印刷対象原稿の作成に用いられたアプリケーションの変更の少なくとも1つを判断することを特徴とする請求項2記載の印刷管理装置。
  4. 前記制御手段は、前記印刷対象原稿を印刷した印刷物の余白に相当する箇所に前記変更内容情報を印刷させるか、又は前記変更内容情報を視認が困難な色で前記印刷物に印刷させることを特徴とする請求項1記載の印刷管理装置。
  5. 前記制御手段は、前記判断手段によって前記印刷対象原稿の内容が変更されたと判断され、かつ、前記問合せ手段による問い合わせに対し、前記印刷対象原稿の内容変更が正規の変更であることが通知される毎に、前記変更内容情報を前記記憶手段に記憶させると共に、前記変更内容情報の印刷時に、同一の原稿について前記記憶手段に記憶されている全ての変更内容情報を読み出して印刷させることを特徴とする請求項1記載の印刷管理装置。
  6. 前記印刷装置として、印刷対象原稿を電子写真プロセスにより記録媒体へ直接印刷するプリンタと、印刷対象原稿を印刷機で記録媒体へ印刷するための刷版を製作する製版装置が各々接続され、印刷対象原稿の印刷を行う印刷装置として前記プリンタ又は前記製版装置が指定されて印刷が指示されることを特徴とする請求項1記載の印刷管理装置。
JP2004025575A 2004-02-02 2004-02-02 印刷管理装置 Expired - Fee Related JP4258392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004025575A JP4258392B2 (ja) 2004-02-02 2004-02-02 印刷管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004025575A JP4258392B2 (ja) 2004-02-02 2004-02-02 印刷管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005216240A JP2005216240A (ja) 2005-08-11
JP4258392B2 true JP4258392B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=34907923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004025575A Expired - Fee Related JP4258392B2 (ja) 2004-02-02 2004-02-02 印刷管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4258392B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4890178B2 (ja) * 2006-09-27 2012-03-07 株式会社沖データ 画像形成システム及び画像形成方法
JP4352274B2 (ja) 2006-11-16 2009-10-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置及び印刷方法並びに制御プログラム
JP5653651B2 (ja) 2010-05-11 2015-01-14 シャープ株式会社 画像表示装置及びこれを備えた画像形成装置
JP6019316B2 (ja) * 2011-12-27 2016-11-02 株式会社寺岡精工 ラベルプリンタ及びプログラム
JP6074893B2 (ja) * 2012-02-23 2017-02-08 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及びプログラム
JP5958086B2 (ja) * 2012-05-29 2016-07-27 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、及び、変換プログラム
JP6356467B2 (ja) * 2014-04-10 2018-07-11 株式会社東芝 画像形成装置
JP6122814B2 (ja) 2014-07-17 2017-04-26 富士フイルム株式会社 情報処理装置、プログラム、及びデジタル検版方法
JP7147360B2 (ja) * 2018-08-20 2022-10-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、ウイルスチェック方法、およびコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005216240A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8373873B2 (en) Apparatus and method for determining execution order of private print jobs in a variable print system
US8169630B2 (en) Methods and apparatus for analyzing electronic documents and digital printing systems
US20070086050A1 (en) Information processing apparatus, image processing method, and machine-readable medium
JP5247603B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、制御プログラム
JP4258392B2 (ja) 印刷管理装置
JP4537040B2 (ja) 文書処理装置および文書処理方法
JP4973803B1 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP2009163709A (ja) Pdlデータからの文書特性判別方法
US20100110467A1 (en) System and Method of Rasterizing PDF Files using Multiple Processors
EP2290941A2 (en) Image processing apparatus and printing system
JP2007021905A (ja) 印刷支援装置、方法及びプログラム
JP2005215621A (ja) 画像処理装置
JP4479289B2 (ja) 印刷制御装置及び方法、データ展開装置
JP4534505B2 (ja) 印刷装置及びラスタイメージプロセッサ
JP4251088B2 (ja) 印刷制御装置及び印刷管理方法
JP5395654B2 (ja) ページ記述データ生成方法、プログラム及びデータフォーマット
JP2012155415A (ja) 印刷システム
JP4310994B2 (ja) 画像処理装置
JP7310197B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム
JP2013123878A (ja) バリアブル印刷データ処理時間予測プログラムおよび画像形成装置。
JP4062355B1 (ja) プリントシステム、プリンタ、プリントプログラム
JP5395653B2 (ja) 検版システム、検版方法及びプログラム
JP2005267064A (ja) 印刷制御装置
US9367525B2 (en) Data processing apparatus for page ordering, data processing method, and nontransitory storage medium for same
JP3927766B2 (ja) 画像処理装置及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees