JP4257664B1 - 1客毎剃刀消毒システム - Google Patents

1客毎剃刀消毒システム Download PDF

Info

Publication number
JP4257664B1
JP4257664B1 JP2007311556A JP2007311556A JP4257664B1 JP 4257664 B1 JP4257664 B1 JP 4257664B1 JP 2007311556 A JP2007311556 A JP 2007311556A JP 2007311556 A JP2007311556 A JP 2007311556A JP 4257664 B1 JP4257664 B1 JP 4257664B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
razor
disinfection
customer
content record
barber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007311556A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010183926A (ja
Inventor
勇作 高橋
Original Assignee
勇作 高橋
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勇作 高橋 filed Critical 勇作 高橋
Priority to JP2007311556A priority Critical patent/JP4257664B1/ja
Priority to PCT/JP2008/071185 priority patent/WO2009061010A1/ja
Priority to US12/738,858 priority patent/US20100217729A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4257664B1 publication Critical patent/JP4257664B1/ja
Publication of JP2010183926A publication Critical patent/JP2010183926A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D27/00Shaving accessories
    • A45D27/46Devices specially adapted for cleaning or disinfecting shavers or razors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass

Abstract

【課題】1客毎剃刀消毒を実現するために、次の諸システムを構築する。
1.剃刀消毒の眼前実行・説明システム
2.剃刀消毒データの収集・蓄積システム
3.剃刀消毒内容記録書発行システム
4.料金制剃刀消毒システム
【解決手段】ハサミ工程の間に剃刀の消毒が完了する、加熱型消毒器 を使用する。
剃刀消毒データは 剃刀消毒器からのみ、収集する。
剃刀消毒内容記録欄 と 剃刀傷有無の(理容師・客の間での)相互確認欄 よりなる、剃刀消毒内容記録書を 紛争解決の手段として活用する。
料金制剃刀消毒システムは 1客毎剃刀消毒を 早期に実現するためのビジネスシステムである。
【選択図】図3

Description

本発明は1客毎剃刀消毒のビジネスシステムに関するものである。
現状では1客毎剃刀消毒ができないために、すべての国民がエイズ、肝炎などの感染に脅えつづけている。打つ手がないという閉塞的状況の中で、責任ある当局者は、新しい背景技術の模索もままならず、焦燥感に苛まれている 状況であろう。
以上、1.法令違反の剃刀消毒不実行慣行を放置している現状、2.法令違反の剃刀消毒不実行慣行を訴訟に持ち込むこともできない、社会的情勢、3.1客毎剃刀消毒の背景技術になるかもしれない、加熱型剃刀消毒器 の状況 を述べて、背景技術の叙述に替えたい。
背景1.法令違反の剃刀消毒不実行慣行を放置している現状
理容師法 9条には 以下の条文がある。
皮膚に接する布片は 客1人毎に これを取替え、
皮膚に接する器具は 客1人毎に これを消毒すること
厚生労働省による理・美容器具 特に剃刀の消毒についての指導・統制は、消毒の方法は色々と提示しているが、一客毎剃刀消毒は実現していない。
全国理容連合会も 時々 施行規則24条剃刀の消毒法 の解説はするが、“1客毎剃刀消毒”の徹底を図ることはしない。現に、本年11月1日付けで“あなたのお店の衛生消毒、接客度をチエック!”と印刷したポスターを配布しているが、これによると、11月1日と11月10日を特にチエック! お客様の信頼に応える店づくりを というスローガンで、厚生労働省提示の消毒項目の白己チエックリストを使用するよう、奨励している。
チエックリストはウイルス滅菌に繋がらない。
実際の理髪店の店頭では、消毒しない剃刀を繰り返し使用しているので、HIV,HBV、HCVの 血液感染は野放しであり、これらの難病患者は理・美容店経由でも罹病し、年々著増し、最近 わが国のHIV陽性者は1万人を突破し、HBV、HCV肝炎患者合わせて血液製剤投与統計を10倍上回る 350万人 と聞く。
消毒しない剃刀を繰り返し使用することは 法令違反であり、“未必の故意による、瀕死・必死の重病者を発生させる、国民を平然と欺く、反復大量傷害行為”である。
全国理容連合会が 上記のポスターと一緒に 各理髪店に配布したパンフレット「新しい消毒方法」によると、「血液付着の場合は2分間の煮沸消毒せよ」とある。つまり、全国理容連合会も 理容師が客に剃刀で傷害行為を行っていること を認めて、ヒトと剃刀の双方のうち「剃刀の方を消毒せよ」と言っている。傷害行為を認めたのであれば、むしろ「“先ず”ヒトを消毒したり、エイズ・肝炎の専門病院に急送して、事態の悪化を防げ」と言って貰うことが、常識だと思うが?
さて、剃刀を消毒したかどうか は、重要記録として、データベースに残し、定期的に、警察に 顧客の人数と記録内容をチエックしてもらうべき筋のもの ではないだろうか?
注射針の方は 50年前から 使い捨て方式が キチンと実行されている。
現行の消毒原理と 現存の店頭の設備・器具・習慣では、1客毎剃刀消毒は実行できない。
××液の類は品質・濃度を理髪店がゴマカスおそれがある。
一方、殻を持つウィルスには、熱で対決するしか方法はないのではなかろうか? 但し、加熱消毒方式でも、××℃、××分については客には確認できないコトが多い。加熱消毒の場合は、温度が何℃で、何分間加熱したか が客に確認できなければならない。
また、子供にも 理容師が消毒を本当に実行したのかどうか が理解・確認できる方式が必要であるが、ない というべきであろう。
背景2.法令違反の剃刀消毒不実行慣行を 訴訟に持ち込むこともできない、社会的情勢
剃刀消毒実行の有無に関する 公正な訴訟環境をつくらなければならない。
理髪店における剃刀作業は 切傷発生の危険を伴うものである。その時、消毒済み剃刀を使用していれば、注射針と同様に、簡単な手当で済ませてもよかろうが、エイズウィルス、B・C型肝炎ウィルス等難病の病原体が付着した剃刀が使用された という疑惑があれば、訴訟になるし、訴訟にしなければならない。滅菌できない方法で消毒した証拠、滅菌できるのに中途半端な消毒をした証拠、消毒しなかったが消毒したようにゴマカシタ証拠、証拠になるものを全く差し出さない理容師 等々消毒に関する証拠が 一切、客に渡されない。
ニコニコの“ご愛想”に乗せられて 今回だけはマアイイカで 客は泣き寝入りしているが、剃刀をキチンと消毒した挙証責任 は理髪店側にある筈だから、理髪店側では 剃刀消毒の証拠を常日頃から、整備しなければならない。チエックリスト励行では 証拠にならない。
ウィルスを滅菌できる消毒器 を使って、正しく剃刀の消毒を実行した 加熱消毒の温度データ、剃刀が到達した温度データ、加熱を継続した時間データ 等を、改ざんすることなく、印刷した、剃刀消毒内容記録書 であれば、消毒内容の適否の合理的判定ができる。
確実に剃刀を消毒させるには、剃刀を使う“その場”で、不逞な理容師を押さえる 以外に方法はない。“やさしい態度”、“思いやり”は、“悔恨”と日本民族の滅亡に直結する。
その場で理容師が 剃刀消毒内容記録書を提出できなければ、日本の将来は闇である。
背景3. 1客毎剃刀消毒の背景技術になるかもしれない、加熱型剃刀消毒器 の状況
本発明者は、加熱型消毒器、即ち放射型剃刀消毒器および煮沸型剃刀消毒器ならば、ウィルスを滅菌する能力があると考え、これを用いた1客毎剃刀消毒システムを提案する。
その理由は、共に10分以内に消毒が完了し、1客のハサミ工程の間に消毒することが可能であるからである。客が理髪椅子に着席した後、剃刀の消毒を開始し、ハサミ工程の間に消毒が完了しない方法では“客の目の前で 1から10まで 消毒する”ことができず、消毒した と言っても 誰も信用せず、1客毎剃刀消毒は成り立たない。
放射型剃刀消毒器の滅菌能力 は、本発明者が実機を作り、実機テストを専門家にお願いした結果、約2〜3分で、剃刀につけたHIVウィルスを滅菌することを確認している。
また、放射型剃刀消毒器で剃刀に、10分間の放射加熱消毒を 繰返し10回実施しても、切れ味チエックの結果は、新品の剃刀と比べて、特に著しい切れ味の低下はなかった。
次に、煮沸型剃刀消毒器の場合、全国理容連合会のパンフレットによると、“血液付着の場合は 2分間 の煮沸消毒せよ”とあるので、厚生労働省が提示する、数多の剃刀消毒法の中でも 断然 出色のものと思われ、ウィルスの殺菌能力はある と考える。
また、煮沸型剃刀消毒器の切れ味も、冶金学的知見からは、放射型剃刀消毒器と同様の結果がでるものと推測される。
以上が、上記した2種類の剃刀消毒器を使用する場合には 1客毎剃刀消毒システムの構築が可能であると 判断した理由である。
その他の、××液やチエックリストの類は ゴマカシを防ぐ合理的な対策と 滅菌能力の合理的な検証がされるまでは、訴訟の対象になり得ず、1客毎剃刀消毒システムの手段としては 十分とはいえない。
1客毎剃刀消毒システム を構成する諸システムは 次の通りである。
1.剃刀消毒の眼前実行・説明システム
2.剃刀消毒データの収集・蓄積システム
3.剃刀消毒内容記録書発行システム
4.料金制剃刀消毒システム
発明が解決しようとする課題
1客毎剃刀消毒を実現するための課題は次のとおりである。
課題1 剃刀消毒の眼前実行・説明システム を構築すること。
客の側から“自分のための消毒が間違いなく実行された”ことが 子供にでも 確認できる仕組みを持った、説明システム でなければならない。
まず、理容師が剃刀消毒器を起動すると、これに連動して音声で説明が始まり、剃刀消毒器の消毒プロセスに対応した説明を行う、音声ガイダンスを併用する。
このシステムの目的は 剃刀消毒が滅菌に果たす効果、滅菌した剃刀では 万一 剃刀傷を起しても難病に感染することはない、などを説明して、剃刀消毒のプロセスを目で見せて、理解させ、客の心配を軽減させて、剃刀の消毒に料金を払っても損はないと、納得させること である。
課題2 剃刀消毒データの収集・蓄積システム を構築すること。
このシステムは情報処理システムである。
このシステムの目的は 消毒プロセスの実施データ、消毒温度データ、剃刀温度データ等を、剃刀消毒器から取り込んで“消毒データ”とし、消毒年月日、消毒時刻、客の個人名、理容師の個人名 と関連づけた、“剃刀消毒データベース”として構築し、収集、蓄積、整理・維持、保存すること である。
課題3 剃刀消毒内容記録書発行システムを構築すること。
このシステムは 紛争予防、消毒実行率向上のための ビジネス方法システムである。
客に対して、日付、時刻、定められた温度で、定められた時間、理容師名Aが間違いなく剃刀を消毒した、という証拠記録を印刷して“剃刀消毒内容記録書”を作成する。
理容師は 剃刀消毒内容記録書を 客に一旦預けて、内容を点検してもらう。
剃刀消毒内容記録書には、その客に使用した剃刀の消毒内容の諸データを記録した欄 の他に、“剃刀傷有無の相互確認欄”も併設してあり、剃刀による受傷の有無に応じて、客は 受傷有り欄 または 受傷無し欄 のどちらか一方に 受傷状況を簡明に(キズ長さ××mmなどと)記入した上で、サインして、理容師に渡す。
剃刀消毒内容記録書で 理容師は客のサイン後に、自分もサインし、正本と副本で計2枚を印刷して、客に正本を渡し、自分用に副本を残す。
理容師は 副本を保管すると共に、電磁情報の形としても、保管しなければならない。
課題4 料金制剃刀消毒システム を構築すること。
理髪店における 1客毎消毒システムの実現と運用のためには、それ相当の設備資金や 理容師の作業時間の若干の増大に伴う、出費がかかる。
料金制剃刀消毒システムはこの出費を回収するための、ビジネス方法システムである。
1客毎消毒システムの実現を支援する、政府補助、中小企業貸し金制度 などの制度があればよいが、実現までに数年を要するだろうし,その間にも 多数の難病患者が発生する。
目下の情勢では、「吾が子の散髪の際には 消毒料金は払うから、キチンと消毒した剃刀を使って貰いたい。」と言う親は いくらでもいるし、「売上が増えて、お客も喜ぶなら、剃刀の消毒をキチンと実行したい。難病の媒介者には なりたくない。」と話す理容師もいる。
この両者のニーズは 一致しており、加えて理容師法9条 の指示するところでもある。
妥当な料金で 難病を回避できれば 料金制剃刀消毒システム に反対はない筈だ。
なお、料金を払いたくない人には ヘアカットオンリイとさせて貰う のも一法である。
課題を解決するための手段
課題を解決するための手段は次の通りである。
手段1.剃刀消毒の眼前実行・説明システムの構築
理容師は客を理髪椅子に座らせ、衣服を覆うシーツカバーをかけた直後、図4に示す、剃刀17を剃刀消毒器の剃刀ホルダー18、19、18に挿入して、押しボタンスイッチ12を押す。
以後、剃刀消毒の実行を客に見せながら、音声ガイドシステムを用いて 解説する。
1.1 放射型剃刀消毒器の加熱部の構造と性能
剃刀の消毒に用いる、放射型剃刀消毒器の加熱部の構造と性能 について簡単に紹介する。
詳細は特願2007−280951放射型剃刀消毒器の高温加熱空間部の構造 をご参照。
図1に示すように、マイカ板3にニクロム線リボンを巻きつけたヒーターを2ケ 直列に繋いで、マイカ板組立て金具1と5を使って 1枚の加熱版に組み立てる。
図4に示すように、
▲1▼二枚の加熱版3と3を 相対して フレーム20に取付け、
▲2▼刃を上にして垂直になるように剃刀17を保持するホルダー18,19,18を▲1▼の二枚の加熱版の中央に来るように、フレーム20に取付け、
▲1▼,▲2▼の結果、剃刀の中心線と その外側の加熱版の加熱面 の間隔を、左右両側とも、15mm以内になるように固定している。
この放射型剃刀消毒器は、ホルダーに剃刀を挿入し、加熱消毒を行う際、加熱開始後2分以内に 剃刀の温度 を160℃付近に上昇させるが、温度調節機能が働らき、その後は一旦下限温度120℃付近に下がるが、細かい上下動をしながら 趨勢的には次第に上昇を始め、上限温度140℃付近、安定的には130℃ に剃刀の温度を保つ機能を有する。
加熱時間を 2分間以上5分間以内の間 とすれば、ウィルス等は死滅する。
熱源温度1000℃〜800℃で 至近距離から放射加熱を行うと 剃刀よりも熱源側のウィルスの温度は当然、剃刀よりも先に高温化する。一方、剃刀が熱くなると、剃刀はウィルスの下から 伝導熱でウィルス体を加熱する。130℃の剃刀からの伝導熱でも、ウィルスの内部の蛋白質は 60℃以上に加熱され、変成蛋白質となってウィルスは死滅する。 まして、至近距離からの1000℃近い高温の放射は 周囲に湿度を必要とする、ウィルスを外部と内部から 焼き尽くさずにはおかないのである。
本発明者は 山梨医大微生物教室、中島助教授(H7年8月当時)にお願いして、本消毒器による、HIV不活性化効果 を測定していただいたが、結果はごく短時間(1分)でHIVの滅菌に成功した。
1.2 客に対する、剃刀消毒の眼前実行と音声ガイドによる消毒方法の解説
理容師はハサミを使いながら、客の目の前で剃刀消毒器を使って 剃刀消毒を行う。剃刀消毒の進行中に、音声ガイドシステムを用いて、剃刀消毒の方法、効果などを説明する。ハサミ作業中は 剃刀消毒器内で正しく消毒が実行されていることを、客に説明しながら、消毒実行状況の1から10まで 全部、客に見せなければならない。その際、音声による説明以外にも、図3に示す如く、液晶のデジタル温度表示器29 を剃刀消毒器の筐体の客の見易い位置に設置して、加熱消毒中の 加熱室の温度、加熱桶の水温、剃刀の温度 などの中から選択した項目を表示すれば、客は目前で加熱温度を知ることができ、消毒内容を より確実に理解できる。
(1)加熱開始
理容師が 剃刀を剃刀消毒器のホルダーに挿入して、図3に示す、押しボタンスイッチ(赤)12を押すと、ブザーが鳴り、ネオン灯(赤)11が点灯し、図4の加熱板3とタイマーが起動される。
このとき音声ガイドシステムが起動して、次のアナウンスをする。
ピー ただいまからn分間、剃刀を高温で殺菌いたします。
注、加熱時間n分は厚生労働省から認可された数字を用いる。
理容師は 剃刀消毒器を起動した後、直ちに散髪作業(ハサミ工程)に着手する。
注.押しボタンスイッチ以外による加熱開始
押しボタンスイッチでなくても、剃刀の挿入を検知する、リミットスイッチ、光電スイッチのような検出スイッチで 加熱開始、の電気信号を得て、これをブザー、表示灯に繋いでもよい。
剃刀消毒器のうち、沸騰する水桶の中に剃刀の刃を浸し、柄を折り曲げて沸騰水の桶の縁に引っ掛ける、煮沸型剃刀加熱方式のものは、光電スイッチのような検出スイッチが向いているかもしれない。勿論、押しボタンスイッチ始動でも差支えない。
(2)加熱の終了
予めタイマーに入力されていた加熱時間が過ぎると 加熱板への送電回路が開き、ブザーが鳴り、ネオン灯(緑)10が点灯し、ネオン灯(赤)11は消灯する。
このとき音声ガイドシステムが起動して、次のアナウンスをする。
ピー ただいま剃刀の高温殺菌が完了しました。エイズウィルス、B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルスなどは 剃刀上から死滅しました。お客様の散髪には,消毒した剃刀を使いますので、万一、剃刀傷が発生しましても、そのキズから エイズ、肝炎が感染することはありません。どうぞご安心下さい。
当店で発生する剃刀傷は、簡単なお手当てでも 大丈夫でございます。
引き続き 剃刀の冷却をいたします。
(3)冷却開始
(2)のアナウンスと同時に 冷却ファン22が回り出す。
(4)冷却終了
予めタイマーに入力されていた冷却時間が過ぎると冷却ファンへの送電回路が開き、ブザーが鳴って、冷却ファン22は止まり、ネオン灯(緑)10は消灯する。
このとき音声ガイドシステムが起動して、次のアナウンスをする。
ピー ただいま剃刀の冷却が終了しました。それでは 今、消毒された剃刀を使って、お客様のお顔を剃らせていただきます。
なお、散髪が終了しました時には 剃刀消毒内容記録書をお渡ししますから、必ずお受け取りの上、保管してください。
もし、剃刀傷がありましたら、理容師とご一緒に、ご確認の上、理容師にもサインをさせて下さい。
以上の 剃刀消毒のプロセスに沿った音声ガイドで、客は 剃刀が実際に消毒されたこと、難病ウィルスが滅菌されたこと、万一、剃刀傷が発生しても、そのキズから エイズ、肝炎等に 感染するものではないこと、そのキズに対しては 注射針キズと同様に 簡単な手当てで心配ないこと などを知り、安心感を持つ と共に 料金制剃刀消毒システムに、理解を持ってくれる。
(5)それ以後の散髪プロセス
理容師は 冷却終了後、剃刀を剃刀消毒器から引き出して、客の前のテーブルに置く。 以後 理容師はハサミ工程の続き、もしくは その剃刀で 剃刀工程に着手する。
剃刀工程で 剃刀傷があった場合、理容師は客に 剃刀消毒内容記録書の中の“剃刀傷有無の相互確認欄” に 剃刀傷の概要の記入と確認 を依頼しなければならない。
その結果、剃刀消毒内容記録書に 客と理容師が相互にサインして、剃刀消毒内容記録書を各1部、相互に持ち合う。
なお、理容師は 客の希望も訊いた上で、傷の大きさに応じて、治療保険適用手続き を執らねばならない。
なお、剃刀消毒器の制御盤筐体上面の 押しボタンスイッチ(黒)9は非常停止用である。
手段2 剃刀消毒データの収集・蓄積システムの構築
2.1 電気信号の取出し
剃刀消毒データの収集・蓄積システムは 剃刀消毒器が行う、剃刀の加熱開始、冷却開始の電気信号や、剃刀消毒器の温度調節回路のセンサーやその他の温度センサーなどが検知する、消毒温度、消毒される剃刀の温度 などに関する電気信号などを取出して、消毒実施年月日、消毒開始時刻、消毒終了時刻、消毒時間の長さ 等の 消毒データ に加工し、さらに、客の氏名・写真、理容師もしくは美容師の氏名・写真などのデータ組み合わせて 剃刀消毒データベースに加工する
一方で、受け取った散髪料金、受け取った剃刀消毒料金 などのデータを、別系統のデータベースから取り込み、上記の剃刀消毒データベース と合わせて、営業、経理等の経営情報処理システムを構築して行く。
消毒データの収集・蓄積システムの起動と停止は、剃刀消毒器の起動と停止に連動するものであり、それ以外のソースや方法で 剃刀消毒データを収集・蓄積してはならない。
また、剃刀消毒データは剃刀消毒器からのみ これを得るべきで、後で利害当事者がこれを勝手に訂正・変更できないような仕組みも 不可欠である。
従って、本システムの設計に当っては、登録された有資格者以外の人が データベースにアクセスして、消毒条件の設定変更をする ことが出来ないように、インターロックシステムを組み込むことが必要である。
以上の理由から、消毒の有無を証明する最重要データたる、加熱開始、加熱終了・冷却開始、冷却終了、加熱室の温度、加熱桶の水温、消毒される剃刀の温度 の電気信号を 剃刀消毒器から如何にして取出すか が問題となる。
電気信号の取り出し方法を いくつか挙げれば、次のものがある。
加熱開始、加熱終了・冷却開始、冷却終了 の電気信号は、ヒータ、ファンの動力線から取出し、電圧、電流値を情報通信機器・環境に合ったものに、調整した上で、剃刀消毒器に設けた端子もしくは端子台、またはUSB2.0ポート用コネクタ、またはワイヤンスUSB2.0ポート用コネクタ に繋ぐ。
剃刀消毒器の制御回路を形成するマイコンから、ヒータ、フアンの制御信号を取出して、剃刀消毒器に設けた端子もしくは端子台、またはUSB2.0ポート用コネクタ、またはワイヤレスUSB2.0ポート用コネクタ に繋ぐ。
剃刀消毒器の制御回路を形成するリレーの接点 をそのまま利用して、この接点電流を要すれば 情報通信機器・環境に合ったものに、調整した上で、剃刀消毒器に設けた端子もしくは端子台、またはUSB2.0ポート用コネクタ、またはワイヤレスUSB2.0ポート用コネクタ に繋ぐ。
加熱室の温度、加熱桶の水温 等、温度に関する電気信号は、剃刀消毒器の温度調節機構のセンサー回路から取出して、要すれば情報通信機器・環境に合ったものに、調整した上で、剃刀消毒器に設けた端子もしくは端子台、またはUSB2.0ポート用コネクタ、またはワイヤレスUSB2.0ポート用コネクタ に繋ぐ。
剃刀の温度 等、温度調節機構のセンサー回路以外の温度測定のためのセンサーは、白金測温抵抗体を 剃刀消毒器の剃刀ホルダーの適当な位置に 取り付け、温度感知に必要な諸回路を基板に組み込み、図3の8 制御盤、押しボタン、確認灯系の筐体 の中に格納する。
白金測温抵抗体から 温度感知に必要な諸回路の基板を経由して 情報通信機器・環境で温度値に読み替えられるように調整された電気信号 を取出して、ケーブルで剃刀消毒器に設けた端子もしくは端子台、またはUSB2.0ポート用コネクタ、またはワイヤレスUSB2.0ポート用コネクタ に繋ぐ。
温度感知に必要な諸回路を基板に組み込み と上記したが、電圧値を 温度値に読み替える計算式が使用できるまでにセンサーの電流をリニアライズする方法は、センサーの部品番号や製造メーカーにより 回路の設計・組合せが かなり異なっていて、具体的には説明できないので、“必要な諸回路”という表現を採った。
温度感知に必要な諸回路で調整された電圧値を 温度値に読み替える計算式は、剃刀消毒器に添付して販売するCDによって 予めコンピュータにインストールしておく。
温度データに限らず、加熱開始、加熱終了・冷却開始、冷却終了 の電気信号に関しても 電流・電圧値を情報通信機器・環境に送り込めるように 調整する回路は当然に必要であり、これらも図3の“8 制御盤、押しボタン、確認灯系の筐体”の中に格納する。
狭い理髪店・美容室では、無線LANを使った データ通信や印刷などは、特に必要に迫られているが、パソコン間の無線LANが実現しているので、ワイヤレスUSB2.0ポートからの送信のために剃刀消毒器の諸データの電気信号の電流・電圧値を 特別に調整する必要があれば、その調整回路も 図3の“8 制御盤、押しボタン、確認灯系の筐体”の中に格納する。
実施例(実験機)では温度調節回路のセンサーが1ケで、センサーの取付け位置の決定に苦心したが、実用機では 加熱室の温度データ、加熱桶の水温データ、剃刀温度データなど複数の温度データを収集するのが望ましく、データ収集専用の温度センサーを複数を設置するのがよい。
消毒した客の個人名データは、コンピユータ内の 顧客データベースに蓄積、これに上記の消毒データ を関連づけて 顧客別消毒情報データベース として、保管する。
顔写真が必要であれば、客が理髪椅子に腰掛けた時に 正面の上に設置したカメラで撮影するなど、本人認証システムをコンピユータ内に構築する。
理髪店・美容室で 顧客カードを採用すれば これらの処理を簡単にすることができる。
顧客の側でも、ICチップを組み込んだ顧客カードであれば、散髪終了時に、自分の詳細消毒情報を簡単にダウンロードして貰えば、大量データの保管、データの継続性、本人証 明の容易性などの点で安心だし、他方、理髪店側も、顧客カードを利用して、ポイント制の優遇策や料金引き落とし制度等で客の囲い込みができる等、営業上、有効な活用も期待できる。
健保財政の破綻、莫大なエイズ・肝炎補償費、少子対応育児補助等の事情から、近い将来、剃刀消毒料金も含め 個人の医療費・衛生費の年末所得一括把握、一括助成制度が実現する可能性もないとはいえず、その折には、国民健康保険被保険者証・病院の請求書・病院の受領書等は記憶容量の大きなICカード1枚の提示・データ入力で実施されよう。
2.2 取出された、電気信号の送信と蓄積
剃刀消毒器に設けた端子もしくは端子台、またはUSB2.0ポート用コネクタ、またはワイヤレスUSB2.0ポート用コネクタ、まで取出された、剃刀消毒器の加熱開始、加熱終了、冷却開始、冷却終了、加熱室の温度、加熱桶の水温、剃刀の温度 などの電気信号は、そのまま、コンピュータのUSB2.0ポートに送信されて、コンピュータのデータベースソフトや表計算ソフトに送り込まれ、MOドライブ等に格納・蓄積されて、剃刀消毒データベースを構成する。
2.3 音声ガイド設備の剃刀消毒器への取付けについて
1.2項で説明した、音声ガイドシステムで 客に消毒の事実を通知・説明する際には、ブザーと共に使用するのが、客の注意を引きつけるのに、効果的である。
音声ガイド設備は 機器全体(例えば、小型テープコーダー式)、またはその一部(例えば、スピーカのみ)を剃刀消毒器に組み込んでもよい。
音声ガイドの設備も、データの入出力が必要で、剃刀消毒器の電気信号取出し・取入れ用端子もしくは端子台、またはUSB2.0 ポート または ワイヤレスUSB2.0ポートを用いて、コンピュータ、インターネット、プリンタなどの情報通信機器・環境に連結して、送信、受信、ガイド内容文の整理・蓄積 をすれば、音声ガイダンスはもとより、各種のOS、ソフトウエアとも併用が可能となり、剃刀消毒器の消毒情報を中核にした、営業的にも優れた ガイドシステムが実現する。
手段3 剃刀消毒内容記録書発行システムの構築
3.1 剃刀消毒内容記録書の意義
手段1では、主として音声、目視による、剃刀消毒事実の確認・通知・説明を行い、客に 当店が剃刀の消毒をしたという事実やその意義、効果 を理解してもらった。
手段3は、散髪の終了に当り、その客に使用した剃刀の消毒内容の詳細を 文書による証拠記録たる、剃刀消毒内容記録書として 理容師が作成して、客に引き渡しする ことである。
剃刀消毒内容記録書は難病ウィルスが体内へ侵入することを防ぐ剃刀の消毒を実施した、証拠書類であり、後日、消毒の品質をめぐって 訴訟が発生することを防ぐ(或いは 剃刀消毒不実行慣行を中止させる、訴訟を奨励する)ための合理的な社会制度となる。
剃刀消毒内容記録書は、所定の消毒を完了している剃刀では、仮に剃刀傷が発生しても ウィルスとは無関係な傷として、単純な剃刀傷である旨を保障する証憑、即ち 治療保険適用申込の添付書類 になる。
剃刀消毒内容記録書と剃刀消毒内容証明書は 同じ意味・内容の言葉であるが、この特許願 では 剃刀消毒内容記録書 の方を 使用している。
美容室の場合は、理容師を 美容師 と読み替えて頂きたい。
3.2 剃刀消毒内容記録書発行システム
3.2.1 剃刀消毒内容記録欄 と 剃刀傷有無の相互確認欄 の印刷
剃刀消毒器に加熱通電した記録データ、加熱室の温度データ、加熱桶の水温データ、剃刀温度データ、消毒時間の長さデータ、消毒実施年月日、消毒実施時刻、担当した理容師名または美容師名、剃刀作業実施客名、等のうち必要なデータまたは項目を選んで、実際の数値もしくは実名を印刷した、剃刀消毒内容記録欄 と、担当した理容師または美容師が 剃刀作業を実施された客と 共同で行う 剃刀傷有無の点検結果を記入した、剃刀傷有無の相互確認欄 を 併せて印刷したものを 剃刀消毒内容記録書 と定義する。
相互確認欄と称する理由は、上記した通り、消毒内容を印刷した部分 のほかに、客と理容師の間で 剃刀傷に関して 次項の相互確認をした記録部分をも持つ からである
3.2.2 剃刀傷有無の相互確認欄の記入とサイン
剃刀消毒内容記録書には、剃刀傷有無の相互確認欄 があり、剃刀による受傷の有無に応じて、客は 受傷有り欄 または 受傷無し欄 のどちらか一方に 受傷状況を簡明に(キズの場所、キズの程度、キズ長さ××mmなどと)記入した上で、サインして、理容師に渡す。
理容師は客のサイン後に、自分もサインし、この剃刀消毒内容記録書を、正本と副本 各1部を印刷し、客に正本1部を手渡し、理容師は副本1部を手許に残して保管する。
理容師は 剃刀消毒内容記録書の内容 を電磁情報の形で 期限を定めて 保管しなければならない。
これは難病蔓延防止のための、理容師と客 双方の義務である。
手段4 料金制剃刀消毒システムの構築。
4.1 料金制剃刀消毒システムの意義
これは、1客毎剃刀消毒システムを構築・運営するための、設備資金や 理容師の作業時間の増加に対する割増手間賃を 回収するための、ビジネス方法システムである。
「カネがないから難病防止の設備をすることができない という言い訳」を封じる仕組みでもある。
4.2 料金制剃刀消毒システム の構成
剃刀消毒料金の金額を印刷した領収書 に 剃刀消毒内容記録書 を添付して客に手渡し、それと引換えに 客より剃刀消毒料金を受け取る、ビジネスの方式を 料金制剃刀消毒システム と定義する。
なお、ここで定義された方式は、散髪料金もしくは美容料金 と 剃刀消毒料金の金額を併記した領収書 に 剃刀消毒内容記録書 を添付して客に手渡し、それと引換えに 客より散髪料金もしくは美容料金 と 剃刀消毒料金 を受け取る、ビジネスの方式 であってもよく、更に、散髪料金もしくは美容料金 と 剃刀消毒料金を 別葉にした領収書 に 剃刀消毒内容記録書を添付して客に手渡し、それと引換えに 客より散髪料金もしくは美容料金 と 剃刀消毒料金 を受け取る、ビジネスの方式 であってもよい。
また、上記した、剃刀消毒内容記録書の範疇には、加熱型剃刀消毒器以外の手段による剃刀消毒の内容を記録・証明する証憑 も含める。これは、すべての客に 剃刀の消毒に関する訴訟の機会を 公平に与えるためである。
なお、手段4でいう、剃刀消毒内容記録書とは、“剃刀消毒内容記録欄と剃刀傷有無の相互確認欄の両方を備えた証憑”であるが、場合により、“剃刀傷有無の相互確認欄を欠く、剃刀消毒内容記録欄だけの内容しか持たない証憑”をも含めたものとする。
この理由は、本願発明は 剃刀消毒内容記録欄を有料で提供する具体的手段を提供しているので、このコスト回収には、客も理容師も抵抗がない と思われるが、本願出願の時点 即ち 平成19年11月5日現在 では、剃刀傷有無の相互確認という習慣は一般的でなく、本願発明にも これを一般化する具体的手段を欠いているからである。
加熱型剃刀消毒器であれ、その他の原理に基づく剃刀消毒器であれ、剃刀消毒の内容を記述・証明する剃刀消毒内容記録書は、剃刀消毒料金に対応した消毒品質の剃刀消毒 を実行したかどうかの判定資料として、訴訟の場で欠くことができないので,客は 剃刀消毒内容記録書を受領して、保管することが望ましい。
4.3 料金制剃刀消毒システムにおける帳票類の名称と機能
ここで、請求書か、領収書か、納品書か、剃刀消毒内容記録書か、剃刀消毒内容証明書か の整理をしておく。
商品を納入した場合、代金請求の手順は 一般的には
(イ)▲1▼納品書と共に、請求書提出 ▲2▼代金領収 ▲3▼代金領収書提出
の順となるが、小額商品で、日常で取引件数が多い場合などでは、事務手続きを簡素化して、
(ロ)▲1▼納品書と共に、代金領収書提出 ▲2▼代金領収
または
(ハ)▲1▼代金領収 と引換えに ▲2▼納品書と共に、代金領収書提出
とする場合も多い。請求書を出さなくても 代金を貰いさえすれば、納入者は困ることはないし、購入者も 納品書と納品書どおりの品物が入ればそれでよい とするものであろう。
散髪料金も 剃刀消毒料金も、小額でもあり、現行店頭の散髪料金支払いの習慣に合わせて、ここでは 納品書抜きの(ハ)の形を取った。
但し、剃刀を消毒したかどうか を証明する剃刀消毒内容記録書 は、4.2項で述べた如く、極めて重要な意味をもつものであるから、剃刀消毒料金と引換えに 客は剃刀消毒内容記録書を進んで受け取るべきである。
剃刀消毒内容記録書は強いて言えば、納品書に該当しよう。
本特許願では 剃刀消毒内容記録書 という帳票名にしている。“内容記録書”であっても剃刀消毒内容証明書 と称することと 全く同じ意味・内容で使用している。つまり、剃刀消毒内容記録書に剃刀消毒内容証明書としての機能を持たせている。従って、剃刀消毒内容証明書という用語は使用しない。
発明の効果
理容・美容業界は 難病蔓延の発生源として、国民に敬遠されており、剃刀の使用禁止も目前に迫っている。本発明の実施により、理容・美容業界の沈下防止と再生が期待できる。
本発明者は 放射型剃刀消毒器を製作して、滅菌能力を専門家にご確認頂いた ところまでは実施した。
背景技術の項に書いた通り、剃刀の消毒をしようとしない散髪業には 客との間に不治の病の感染をめぐって どうにもならない強い不信感 が存在し、客と理容師が 顔をそむける、トゲトゲしい関係にあった。
この原因は 剃刀消毒品質を定量的に表示する方法 がなかったことに辿り着くのであるが、この度本発明者が 1客毎に 剃刀消毒器各部の電気信号を測定して 温度に読み替える方法 を発見したことにより、消毒品質の定量化・目視表示化が可能となり、剃刀の消毒品質を保証することが 可能となった。
客の目の前で説明しながら、剃刀が到達した温度を“実際に見てもらい”、その記録を印刷して手渡し、難病にかからない保証料としてこのシステム設置に要した設備費用を“政府や銀行の手をわずらわすことなく”理容師が回収することができる といったことから、一挙に数個の 新規のビジネスが誕生した。
これにより、理容師は胸を張って、日本本来の“職人”に戻り、分を守った“温かい親方”に戻り、近所の少年達は長じて 外圧に右往左往することのない、強い産業国家を再建してくれる であろう。
本発明で 特許請求した、ビジネスシステムは 本発明の実施・敷衍のために不可欠なものであり、それぞれの請求項が 裾野を広げてゆくものと確信する。
本願は 我が国の保健衛生政策の実現 を保障するものである。
平面図 断面図 斜視図 断面図
符号の説明
1 マイカ板組立て金具(上側)
2 マイカ板取付け穴(上側)
3 マイカ板
4 ニクロム線リボン
5 マイカ板組立て金具(下側)
6 マイカ板取付け穴(下側)
7 台盤
8 制御盤、押しボタン、確認灯系の筐体
9 黒色押しボタンスイッチ(非常停止用)
10 緑色確認灯(冷却中の表示)
11 赤色確認灯(加熱中表示)
12 赤色押しボタンスイッチ(加熱開始・加熱完了後自動的に冷却開始)
13 フアン筐体
14 空気供給孔
15 保温カバー
16 保温カバー開口部
17 剃刀
18 剃刀ホルダー
19 剃刀ホルダー底板
20 フレーム
21 (フアン要部保護用)耐熱仕切り板
22 フアン
23 フアン駆動用モーター
24 フアン取付け用板
25 端子台
26 温度スイッチ
27 熱反射板
28 電気信号取出し・受取り用端子台、もしくはUSBポート
29 液晶温度表示器

Claims (3)

  1. 下記の機構1〜5により構成され、次の(1)、(2)の作用を実行する、剃刀消毒器兼剃刀消毒内容記録書発行装置
    機構
    1.剃刀を1本づつ加熱消毒する機構
    2.消毒温度と消毒時間を管理する機構
    3.剃刀消毒内容を顧客眼前で説明・表示する機構
    4.剃刀消毒温度データを収集・蓄積する機構
    5.剃刀消毒内容記録書を発行する機構
    作用
    (1)剃刀を加熱消毒する。
    (2)消毒直後に1客毎に その客に使用した剃刀の消毒済証明書(剃刀消毒内容記録書)を発行する。
    そして、剃刀消毒内容記録書とは 1客毎剃刀消毒器に加熱通電した記録データ、加熱室の温度データ、加熱桶の水温データ、剃刀温度データ、消毒時間の長さデータ、消毒実施年月日、消毒実施時刻、担当した理容師名または美容師名、剃刀作業実施客名、等のうち必要なデータまたは項目を選んで、実際の数値もしくは実名を印刷した、1客毎剃刀消毒内容記録欄 と、担当した理容師または美容師が剃刀作業を実施された客と 共同で行う 剃刀傷有無の点検結果を記入した、剃刀傷有無の相互確認欄 よりなる、1客毎剃刀消毒内容記録書 よりなる。
  2. 請求項1で記述した、剃刀消毒器兼剃刀消毒内容記録書発行装置 を用いて、裏にあらかじめ次の項目を印刷した用紙を用いて、1客毎剃刀消毒内容記録書を印刷し、これを客に手渡して剃刀消毒料金を客から徴収する、料金制剃刀消毒システム
    あらかじめ用紙の裏に印刷すべき項目
    1.料金制剃刀消毒システムの説明
    2.この制度に同意したので、剃刀消毒を実行せよ の旨の客の了承・依頼文
    3.客の名前(空欄だが、制度に同意後、本人の手でサイン)
    4.理髪店名
  3. 請求項1で記述した、剃刀消毒器兼剃刀消毒内容記録書発行装置 を用いて、1客毎剃刀消毒内容記録書を印刷し、この剃刀消毒内容記録書に
    1.剃刀傷治療保険約款に同意し、入会に同意する 旨の文章と 客のサイン欄(空欄)を印刷した、同意書
    2.理髪店名 を印刷した、剃刀傷治療保険約款
    を添えて客に手渡して サイン欄にサインして貰って、保険契約を締結すると共に、剃刀傷治療保険料を客から徴収する、剃刀傷治療保険システム
    または、上記した「 1.剃刀傷治療保険約款に同意し、入会に同意する旨の文章と 客のサイン欄(空欄)を印刷した、同意書 と 2.理髪店名を印刷した、剃刀傷治療保険約款を添えて客に手渡して 」に代えて、裏にあらかじめ次の項目を印刷した用紙を用いて、1客毎剃刀消毒内容記録畫を印刷し、これを客に手渡して、サイン欄にサインして貰って、剃刀傷治療保険料金を客から徴収する、剃刀傷治療保険システム であって
    あらかじめ用紙の裏に印刷すべき項目は
    1.剃刀傷治療保険約款
    2.剃刀傷治療保険約款に同意し、入会に同意する 旨の客のサイン欄(空欄)
    3.理髪店名
    である剃刀傷治療保険システム
JP2007311556A 2007-11-05 2007-11-05 1客毎剃刀消毒システム Expired - Fee Related JP4257664B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311556A JP4257664B1 (ja) 2007-11-05 2007-11-05 1客毎剃刀消毒システム
PCT/JP2008/071185 WO2009061010A1 (ja) 2007-11-05 2008-11-17 1客毎剃刀消毒システム
US12/738,858 US20100217729A1 (en) 2007-11-05 2008-11-17 Shaver disinfection system for each customer type

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007311556A JP4257664B1 (ja) 2007-11-05 2007-11-05 1客毎剃刀消毒システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4257664B1 true JP4257664B1 (ja) 2009-04-22
JP2010183926A JP2010183926A (ja) 2010-08-26

Family

ID=40625879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007311556A Expired - Fee Related JP4257664B1 (ja) 2007-11-05 2007-11-05 1客毎剃刀消毒システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100217729A1 (ja)
JP (1) JP4257664B1 (ja)
WO (1) WO2009061010A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11925247B2 (en) 2020-08-09 2024-03-12 Antonio M Siler Caddy system for barber and salon services

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06315411A (ja) * 1993-05-06 1994-11-15 Yusaku Takahashi 刃物の消毒法ならびに刃物消毒器
CA2519931C (en) * 2003-04-18 2011-06-21 Langford Ic Systems, Inc. Supplemental ozone treatment methods for difficult cleaning and sterilizing applications
JP2006172336A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Central Uni Co Ltd 医療用器材の管理方法
US8990098B2 (en) * 2008-04-30 2015-03-24 Ecolab Inc. Validated healthcare cleaning and sanitizing practices
CN102388401A (zh) * 2009-04-24 2012-03-21 埃科莱布美国股份有限公司 通过监视化学产品的使用来管理清洁进程

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009061010A1 (ja) 2009-05-14
JP2010183926A (ja) 2010-08-26
US20100217729A1 (en) 2010-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Swagerty Jr et al. Elder mistreatment
US8742932B2 (en) Hand wash and sanitation device
US11123448B2 (en) Device and method for washing, disinfecting and/or sterilizing
Leask et al. ‘The cold hard facts’ immunisation and vaccine preventable diseases in Australia's newsprint media 1993–1998
JP5559252B2 (ja) 商品販売データ処理装置およびプログラム
McGowan Patients' confidentiality.
US20130218589A1 (en) Dynamic customizable personalized label
JP4257664B1 (ja) 1客毎剃刀消毒システム
WO2009074866A2 (en) Verification system
Tene et al. Depressive symptoms following stroke and transient ischemic attack: is it time for a more intensive treatment approach? Results from the TABASCO cohort study
Glen et al. Simple interventions can greatly improve clinical documentation: a quality improvement project of record keeping on the surgical wards at a district general hospital
Gardner A practical guide to establishing vaccine administration services in community pharmacies
CN101842031B (zh) 每位顾客剃刀消毒系统
Stewart et al. Review of calls to NHS Direct related to attendance in the paediatric emergency department
CA2818052A1 (en) Dynamic customizable personalized label
JP2017111578A (ja) 情報処理装置、販売促進方法、および販売促進プログラム
Henderson et al. Blood borne virus testing of 2250 patients in an unusual, repeated dental patient notification exercise: challenges faced and lessons learnt
JP2001034686A (ja) 救急医療情報入手方法
JP6570150B2 (ja) 洗浄し、消毒し、乾燥しかつ/または滅菌するためのデバイス
Li et al. The effect of ethanol immersion on fit performance and comfort of a fit tested reusable mask
JPH0589149A (ja) 医療事務用計算機
Darnell et al. Forensic notes
Gormley European community action on good manufacturing practice: Consumer protection and product liability
Frankova Safe medicine storage advice
TWM622977U (zh) 具有感溫與滅菌裝置的自動櫃員機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150213

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees