JP4255365B2 - サイズ調整機能付き雨衣のズボン - Google Patents

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Description

本発明は、例えば化学繊維等の織布製のズボンにサイズ調整機能を持たせるための技術に関し、特に自転車を運転する場合に有用な雨衣に関する。
従来、例えば雨天用ズボンやオーバーズボン等の裾丈を調整する技術として、ズボンを構成する本体布の脚部を膝下で上下布に分離し、上布の下端部から所要寸法だけ上方に離隔した位置と、下布の上端部との間にメッシュ布等の通風材を介在させ、上布の裏面側から股下長さ調整用のベルト布を垂下させるとともに、下布の上端部にベルト布を所要位置で固着するための止具を設け、この止具に留め付けるベルト布の位置を調整することで、メッシュ布を撓ませて裾丈を調整するようにした技術(例えば、特許文献1参照。)や、ズボンの両脚の膝部分の両側に、オスメスの係止具を上下に間隔をあけて配設し、各係止具を係合させることで、膝部分に折り重ね部分を形成して裾丈を調整するような技術(例えば、特許文献2、特許文献3参照。)などが知られている。
特開2000−199107号公報(図4等) 特開平9−256206号公報(図1〜図4等) 実用新案登録第3049038号公報(図1、図2)
ところが、上記のような技術は、いずれも裾の一部を撓ませたり、折り重ねたりして裾丈を調整するようにしているため、着用時に違和感を感じたり、フィット感が得られない等の問題があった。
また、一般的にズボンの形状は胴体側から足先側に向けて裾幅が細くなっているため、裾の途中を撓ませたり、折り重ねたりすると、シルエットが変化し、見栄えが悪くなるという問題もあった。
そこで本発明は、その人の体型に合わせてズボンの裾丈を調整することができ、耐久性を損なうことなく、フィット感が得られるとともに着用時に違和感が生じないようにし、また見栄えが悪化しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、サイズを調整できるようにした撥水性能を有する織布製雨衣のズボンにおいて、裾の下端縁近傍に、表面側に所定長さで垂下するヒダ部を上下方向に複数段形成し、各ヒダ部の裏側の布地の所定箇所には、布地を切断した時の繊維のほつれを防止するためのほつれ防止手段を施すようにした。
ここで、ほつれ防止手段としては、例えば樹脂やゴム等の素材からなるフィルム等を接着剤や溶着等によって貼着してもよく、または布地の裏側の繊維を部分的に溶融させてほつれが生じないようにしても良く、その他の方法によるようにしても良い。
そして、その人の体型に合わせて、ほつれ防止手段を施した箇所をはさみ等の任意の手段で切断して裾丈を調整すれば、簡単にフィット感の良いズボンを得ることができる。この際、切断部には、ほつれ防止手段が施されているため、織布製のズボンでも切断部から繊維がほつれるような不具合はなく、また、切断部はヒダ部で隠されるため、見栄えが悪化するような不具合もない。
ここで、ヒダ部の数や長さや間隔等は任意であるが、男性や女性や年齢等に応じて、平均的な身長を殆どカバーできるように設定しておけば便利である。
なお、本発明で使用する織布において、撥水性能を付与する具体的な方法としては、撥水糸を使用して織布を織ったり、通常の織布にシリコン系撥水剤やフッ素系撥水剤等を固定したり、織布の表面や裏面に薄い合成樹脂層を設ける等の方法がある。撥水性能を付与する場合に、合成樹脂層を設ける場合には、湿度透過性のあるウレタン樹脂が好ましい。
また本発明では、前記ズボンの裾の下端部のうち、少なくとも下端縁から最上段のヒダ部が含まれる所定領域の裾幅を一定とした。
このように裾の下端側の所定領域の裾幅を一定にすれば、ヒダ部の裏側のどの個所を切断してもシルエットは変化せず、見栄えの低下が防止される。
また本発明では、前記ズボンの裾の下端部及びヒダ部の下端部に、裾幅を調整するための裾幅調整手段を設けるようにした。
このように、裾幅調整手段を設ければ、例えば自転車に乗ったり、各種作業を行ったりするような場合に、裾部分が引っ掛かったり、作業の邪魔になったりするような不具合を避けることができるが、ヒダ部の下端部にも設けておくことで、裾下の一部を切断したときも、裾の最下端部の裾幅を調整できる。
織布製雨衣のズボンの裾の下端縁近傍に、表面側に所定長さで垂下するヒダ部を上下方向に複数段形成し、各ヒダ部の裏側の所定箇所の布地に、ほつれ防止手段を施すとともに、その人の体型に合わせて、ほつれ防止手段を施した箇所を切断して裾丈を調整すれば、簡単にフィット感の良いズボンを得ることができる。この際、切断部はヒダ部で隠されるため、見栄えが悪化するような不具合はなく、また、切断部からほつれるような不具合もない。
そして、裾の下端部の所定領域の裾幅を一定にすれば、シルエットが変化せず見栄えの低下が防止される。
また、ズボンの裾の下端部やヒダ部の下端部に、裾幅調整手段を設ければ、作業等を行うような場合に邪魔にならない。
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1は本発明に係るズボンの概観図、図2はズボンのシルエットを説明するための説明図、図3はヒダ部の断面図、図4は裾幅調整手段の説明図である。
本発明に係るサイズ調整機能付きズボンは、例えば防水性のあるオーバーズボンとして構成され、その人の体型に合わせてズボンの裾丈を調整した際、耐久性を損なうことなく、フィット感が得られるとともに着用時に違和感が生じることがなく、また見栄えが悪化しないようにされている。
すなわち、本サイズ調整機能付きズボン1は、本実施例の場合、ポリアミド系繊維等の化学繊維からなる織布から成形されるとともに、織布の裏面には、薄いウレタン樹脂層が設けられている。また、図1に示すように、裾の下端縁近傍の表面側に、下方に向けて垂下する複数段のヒダ部2が形成され、このヒダ部2の裏側の布地には、後述するほつれ防止手段3が施されている。
そして、このほつれ防止手段3が施された箇所を切断することで、裾丈を調整できるようにされ、その際、ほつれ防止手段3により切断部の繊維のほつれが防止されるとともに、切断部はヒダ部2によって隠されるようになっている。
このヒダ部2とほつれ防止手段3の細部について、図3に基づき説明する。
ヒダ部2は、図3に示すように、裾の布地を途中で摘んだ状態にして基端部xを縫着して形成されるとともに、表面側に垂下するようにされ、実施例の場合、上下2段に設けられている。そして、ヒダ部2の中間部yも縫合され、また、中間部yの下方のうち、両脚の外側部分には、裾幅調整手段としての雌雄一対のボタン式の係止具4a、4bが所定間隔をおいて取り付けられている。
また、裾の下端縁部z付近のうち、両脚の外側部分にも、裾幅調整手段としての雌雄一対のボタン式の係止具4a、4bが取り付けられており、これらを係合させると、図4に示すように、裾幅が狭まり、係合させないでおくと、裾幅が広いままになるようにしている。
前記ヒダ部2の裏側の布地に形成されるほつれ防止手段3は、図3に示すように、基端部zの縫着部の裏側に内周全域に渡って接着剤で貼着されるフィルム状のシームテープ5の一部を利用するようにしており、このシームテープ5は、ヒダ部基端部xの縫着部の縫い目を塞ぐ機能と、切断時の繊維のほつれ防止機能を兼ね備えるようにされている。
なお、本実施例におけるこれらヒダ部2とシームテープ5貼着部の具体的な寸法諸元等は、ヒダ部2の長さaが2cm程度、上段のヒダ部2下端部から下段のヒダ部2上端までの長さbが3cm程度、シームテープ5の幅cが2cm程度で、実質的にヒダ部2の裏側のテープ5幅が1cm程度になるようにしている。
また、接着されるシームテープ5としては、フィルム状の樹脂製素材としている。
ところで、上記のようなズボン1の下端側の裾幅は、ある領域において一定とされている。すなわち、図2に示すように、最上段のヒダ部2のよりやや上方の位置から、裾の下端縁部zまでの領域dにおける裾幅eは一定にされ、ほつれ防止手段3が施された箇所をどこで切断しても裾の最下端部の裾幅eが一定で、シルエットが変化しないようにされている。
以上のようなサイズ調整機能付きズボン1の作用等について説明する。
使用者は、自分の体型に合わせて裾丈を調整する。すなわち、必要に応じて1段目のヒダ部2の裏側か、2段目のヒダ部2の裏側のほつれ防止手段3が施された箇所(シームテープ5貼着部)をはさみ等の任意の手段で切断する。
すると、切断部では繊維のほつれがなく、また、表面がヒダ部2で覆われるとともに、切断部の箇所に拘わらず裾の最下端部の裾幅eは一定でシルエットが変化しないため、見栄えが低下するような不具合はなく、また、着用時のフィット感を向上させることができる。
そして、必要に応じて、最下端部の裾幅調整手段の雌雄のボタン式の係止具4a、4bを係合させることにより、例えば自転車に乗るときや、各種作業を行うような時に、裾が広がりすぎて邪魔になるような不具合がない。また、例えば洗車等の時に、裾の下端部を長靴等の履物の中に収納することも楽に行えるようになる。
因みに、裾幅調整手段をベルトや面ファスナ等で行うような場合は、これらの端末の拘束が外れると、ベルトや面ファスナの端末等が自転車に乗った場合に巻き込まれたり、各種作業の邪魔になったりするが、ボタン式の場合はそのような不具合がない。
なお、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば、ヒダ部2の数や寸法諸元等は例示である。
織布製雨衣のズボンの裾の下端縁近傍に複数段のヒダ部を形成し、ヒダ部の裏側に、切断したときの繊維のほつれを防止するほつれ防止手段を施すことにより、その人の体型に合わせてズボンの裾丈を簡単に調整することが可能で、耐久性を損なうことなく、フィット感が得られて着用時に違和感が生じることがなく、しかも見栄えも良好にできる。
本発明に係るズボンの概観図 ズボンのシルエットを説明するための説明図 ヒダ部の断面図 裾幅調整手段の説明図
符号の説明
1…サイズ調整機能付きズボン、2…ヒダ部、3…ほつれ防止手段、4a、4b…係止具、5…シームテープ。

Claims (3)

  1. サイズを調整できるようにした撥水性能を有する織布製雨衣のズボンであって、裾の下端縁近傍に、表面側に所定長さで垂下するヒダ部が上下方向に複数段形成され、各ヒダ部の裏側の布地の所定箇所には、布地を切断した時の繊維のほつれを防止するためのほつれ防止手段が施されることを特徴とするサイズ調整機能付き雨衣のズボン。
  2. 前記ズボンの裾の下端部のうち、少なくとも下端縁から最上段のヒダ部が含まれる所定領域の裾幅は一定であることを特徴とする請求項1に記載のサイズ調整機能付き雨衣のズボン。
  3. 前記ズボンの裾の下端部及びヒダ部の下端部には、裾幅を調整するための裾幅調整手段が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイズ調整機能付き雨衣のズボン。
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