JP4254782B2 - 画像表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置及び電子機器に関し、特に、偏光軸制御手段を備えた画像表示装置及び電子機器に関する。
従来、3次元の立体画像を表示する画像表示装置の一つの手法として、特許2857429号公報に開示されている方式の3次元画像表示装置が知られている。
特許2857429号公報に開示されている3次元画像表示装置では、画像表示面の観察者側に配置された電子式パララックスバリアを、マイクロコンピュータなどの制御手段により制御することによって、観察者の左目に左眼用の画像が入射するとともに、観察者の右目に右目用画像が入射するように、電子式パララックスバリアの開口部及び遮光部が形成される。
特許2857429号公報
しかしながら、特許2857429号公報に開示された3次元画像表示装置では、画像表示面の観察者側に、電子式パララックスバリアを配置しているため、画像表示面から出射された光の一部が、電子式パララックスバリアの遮光部に遮光されてしまう。その結果、観察者が観察する画像の輝度が低下するため、画像が暗く見えるという問題点がある。
また、表示パネルの観察者側にスリット状の開口部及び遮光部が設けられたバリアを配置することによって、観察位置の異なる観察者に異なる画像を提供可能な2画面表示装置が知られているが、この方式の表示装置では、表示パネルから出射された光の一部がバリアに遮光されるため、画像が暗く見えると言う問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、観察者が観察する画像の輝度を低下させることなく、3次元画像表示と2画面表示が可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、所定の第1の方向と該第1の方向に交差する第2の方向に配列された複数の画素を有する表示パネルと、該表示パネルに光を照射する光源と、前記表示パネルと前記光源との間に設けられ、前記光源から照射された光を第1の偏光軸を有する光と前記第1の偏光軸の軸方向とは異なる第2の偏光軸を有する光とに分離する偏光軸制御手段と、前記表示パネルと前記偏光軸制御手段との間に設けられ、前記第1の偏光軸を有する光及び前記第2の偏光軸を有する光のうち一方の光を第1の観察者に向かって進行させるとともに、前記第1の偏光軸を有する光及び前記第2の偏光軸を有する光のうち他方の光を第1の観察者と異なる第2の観察者に向かって進行させる光学素子と、前記表示パネルと前記光学素子との間に設けられ、前記第1の偏光軸を有する光を透過する透過領域および前記第1の偏光軸を有する光を前記第2の偏光軸を有する光に変化させる偏光領域がそれぞれ前記第2の方向に延びるとともに、前記第1の方向に交互に設けられた位相差板と、を備えた画像表示装置であって、前記偏光軸制御手段は、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板及び前記第2の基板との間に挟持された液晶層と、前記第1の基板に前記第1の方向に延びるように各々形成され、かつ前記第2の方向に所定の間隔で配列された複数の第1の電極と、前記第2の基板に前記第1の方向に延びるように各々形成され、かつ前記第2の方向に前記所定の間隔に対して2倍の間隔で配列された複数の第2の電極と、を備え、前記複数の第2の電極の各々は、隣り合う前記複数の第1の電極の少なくとも一部と重なるように形成されていることを特徴とする。


本発明のこのような構成によれば、バリアによって表示パネルから出射される光の一部が遮光されてしまうことがないため、観察者が観察する画像の輝度を低下させることない。また、偏光軸制御手段の複数の第1の電極及び複数の第2の電極に対する電圧の印加状態を制御することによって第1偏光制御領域及び第2偏光制御領域の第2の方向の長さを制御することができる。このため、光学素子による光の進行方向を切り替えることが可能となり、表示形態を3次元画像表示と2画面表示とに切り替えることが可能となる。
また、本発明は、前記複数の第1の電極は、前記第1の基板の外縁部に形成された一対の接続部と、該一対の接続部から交互に前記第1の基板の内側方向へ延在する複数の帯状電極部と、を有する一対のくし歯状電極の帯状電極部であり、前記複数の第2の電極は、前記第2の基板の外縁部に形成された一対の接続部と、該一対の接続部から交互に前記第2の基板の内側方向へ延在する複数の帯状電極部と、を有する一対のくし歯状電極の前記複数の帯状電極部であることが好ましい。
このような構成によれば、異なる電圧が印加される二つの電極を、基板上に単層の導電層で構成することが可能となり、偏光制御液晶パネル7を容易に作成することが可能となるという効果を有する。
また、本発明は、前記複数の第1の電極及び前記複数の第2の電極に印加する電圧を制御することにより、前記画像の表示モードを2画面表示モード又は3次元画像表示モードに切り替える制御手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記制御手段は、前記2画面表示モードの時は、前記複数の第2の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第1の電極に対して前記複数の第2の電極に印加される一方の電圧と同位相の電圧を印加し、前記3次元画像表示モードの時は、前記複数の第1の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第2の電極に対して前記複数の第1の電極に印加される一方の電圧と同位相の電圧を印加することが好ましい。
このような構成によれば、制御手段は単純な周知の電気回路の組み合わせで構成することが可能なため、制御装置を容易に作成することができるという効果を有する。
また、本発明は、前記制御手段は、前記複数の第1の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第2の電極に対して前記複数の第1の電極に印加する電圧の半分の周期の電圧を印加することで、前記画像の前記表示モードを2次元画像表示モードに切り替えることが好ましい。
このような構成によれば、さらに2次元画像を精細に表示することが可能な画像表示装置を実現することができるという効果を有する。
また、本発明は、前記制御手段は、前記複数の第2の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第1の電極に対して前記複数の第2の電極に印加される他方の電圧と同位相の電圧を印加することで、前記画像の前記表示モードを第2の2画面表示モードに切り替えることが好ましい。
このような構成によれば、表示パネルが表示する画像の位置を入れ替えることなく、観察位置の異なる観察者へ提供する画像を入れ替えることが可能なため、画像処理が不要であり、画像の提供方向の入れ替え時に表示の遅延が発生しない。
また、本発明に係る電子機器は、前記画像表示装置を備えることを特徴とする。
本発明のこのような構成によれば、輝度の高い3次元画像と2画面表示を提供することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図1から図17を参照して説明する。
本実施形態の画像表示装置1は、観察位置の異なる観察者10及び20に、それぞれ異なる画像を提供する2画面表示モード、観察者10及び20に3次元画像を提供する3次元画像表示モード、及び観察者10及び20に同一の2次元画像を提供する2次元画像表示モードの3つの画像表示モードを有し、これらの画像表示モードを切り替えることで様々な様態の画像の提供を行うことができるものである。
以下に、本実施形態の画像表示装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態の画像表示装置を示した分解斜視図である。図2は、図1に示した本実施形態の画像表示装置の原理を説明するための観察者が上方から表示パネルを見た状態を示した図である。図3は、図1に示した画像表示装置の偏光制御液晶パネルの部分拡大図である。画像表示装置1は、図1及び図2に示すように、画像を表示するための表示パネル2と、表示パネル2を挟み込むように配置される偏光板3及び4と、表示パネル2に光を照射するための光源であるバックライト5と、バックライト5の観察者10及び20(図2参照)側に配置された偏光板6とを備えている。また、表示パネル2を挟み込むように配置される偏光板3及び4は、互いに直交する偏光軸を有している。この偏光板4は、第1の偏光軸を有する光を透過させるとともに、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光を吸収する機能を有している。また、偏光板3は、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光を透過させるとともに、第1の偏光軸を有する光を吸収する機能を有している。表示パネル2、偏光板3及び4の組み合わせは、いわゆる透過式の液晶パネルであり、互いに直交する第1の方向であるF方向と第2の方向であるG方向との2方向にマトリクス上に配列された画素を有する。また、偏光板6は、バックライト5から照射された光のうち、第1の偏光軸を有する光を透過するように構成されている。表示パネル2は、制御部30に接続されており、制御部30からの画像信号に応じて画素毎の光学特性を変化させることで、画像表示を可能にする。制御部30は、図示しない外部装置から画像表示装置1へ入力される画像のデータをレンダリングし、画像信号を生成する。
また、制御部30は、後述する偏光液晶パネル7の駆動回路100に電気的に接続されており、画像表示モードの変更に応じて、駆動回路100へ切り替え信号を出力する。本実施形態では、切り替え信号の出力は、画像表示装置1に接続された図示しない外部装置から制御部30に入力される命令に基づいて行われる。なお、画像表示モード切替の命令は、図示しないスイッチ等の入力装置を介して観察者10又は20から手動により行われるものであってもよいし、画像表示装置1へ入力される画像のデータ中に含まれるものでもよい。また、制御部30は、画像表示装置1の外部に設けられてもよい。
偏光板6の観察者10及び20側には、偏光軸制御手段である偏光制御液晶パネル7が配置されている。偏光制御液晶パネル7は、図3に示すように、2枚の透明基板間に液晶を挟持した液晶パネルで、F方向を長手方向としてG方向に所定の間隔であるピッチWで配列された帯状の複数の単位領域7cを有している。また、偏光制御液晶パネル7は制御手段である駆動回路100に接続されている。単位領域7cは、駆動回路100からの信号に基づいて、単位領域7c内の液晶の配向を変化させることで、第1の偏光軸を有する光を透過する透過状態と、第1の偏光軸を有する光を第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光に変化させる偏光状態とのいずれかの状態をとる。また、駆動回路100は、制御部30に接続されており、制御部30からの切り替え信号に基づいて、単位領域7cの状態を制御する。
偏光制御液晶パネル7は、単位領域7cの状態を、配列された複数の単位領域7c一つ又は二つごとに交互に透過状態及び偏光状態とすることにより、バックライト5から偏光板6を介して照射された第1の偏光軸を有する光を透過させるための偏光制御領域7aと、第1の偏光軸を有する光を第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光に変化させるための偏光制御領域7bとを有する。偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bは、観察者10(20)の左目10a(20a)及び右目10b(20b)を結んだ線分に対して実質的に直交する方向(図2の紙面に対して垂直方向(図1のF方向))に延びるとともに、G方向に交互に設けられている。
例えば、画像表示装置1の2画面表示モード時には、偏光制御液晶パネル7は、隣り合う二つの単位領域7cを透過状態とすることで偏光制御領域7aを構成し、さらにその隣の隣り合う二つの単位領域7cを偏光状態とすることで偏光制御領域7bを構成するように制御される(図3の状態)。また例えば、画像表示装置1の3次元画像表示モード時には、偏光制御液晶パネル7は、単位領域7cを交互に透過状態と偏光状態とすることで偏光制御領域7a及び7bを構成するように制御される。また例えば、画像表示装置1の2次元画像表示モード時には、偏光制御液晶パネル7は、単位領域7cを交互に透過状態と偏光状態とすることで偏光制御領域7a及び7bを構成し、さらに、偏光制御領域7a及び7bが周期的に交互に入れ替わるように制御される。
また、図1及び図2に示すように、偏光制御液晶パネル7の観察者10及び20側には、光学素子であるレンチキュラーレンズ8が配置されている。このレンチキュラーレンズ8には、実質的に半円柱状のレンズ部8aが、図1のF方向に延びるように複数形成されている。この複数のレンズ部8aを含むレンチキュラーレンズ8は、偏光制御液晶パネル7により異なる偏光軸を有するように分離された光を、それぞれF方向と実質的に直交する二つの方向であり、観察者10及び20の方向へ進行させる機能を有している。レンチキュラーレンズ8が、光を進行させる方向とは、具体的には2画面表示モード時には異なる観察位置に位置する観察者10及び20の方向であり、3次元画像表示モード時には観察者10(20)の右目10b(20b)及び左目10a(20a)の方向である。
また、レンチキュラーレンズ8と表示パネル2に取り付けられた偏光板4との間には、位相差板9が配置されている。図9は、図1に示した画像表示装置の原理を説明するための観察者が側方から表示パネルを見た状態を示した図である。図10は、図1に示した画像表示装置の原理を説明するための分解斜視図である。位相差板9は、第1の偏光軸を有する光を透過させる透過領域9aと、第1の偏光軸を有する光を第2の偏光軸を有する光に変化させるための偏光領域9bとを含んでいる。また、透過領域9a及び偏光領域9bは、図1及び図10に示すように、F方向と実質的に直交するG方向に延びるとともに、F方向に交互に設けられている。また、図9及び図10に示すように、位相差板9の透過領域9a及び偏光領域9bは、それぞれ、表示パネル2のG方向に延びるとともに、F方向に交互に設けられた画素列2a及び2bに対応するように設けられている。
偏光制御液晶パネル7の構成について、以下に詳細に説明する。図4は、偏光制御液晶パネル7の分解斜視図である。図5は、偏光制御液晶パネル7の平面図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。
偏光制御液晶パネル7は、透光性を有するガラス、石英等でそれぞれ形成された第1の基板である下部基板71及び第2の基板である上部基板72と、下部基板71及び上部基板72間に挟持された液晶層73を有する。液晶層73は、例えばTN(ツイステッドネマチック)液晶等により構成される。また、下部基板71の液晶層73側の表面には、ITO等の透明導電膜からなる第1の電極である下部電極81及び82と、液晶層73の初期配向を規制する配向膜74が形成されている。また、上部基板72の液晶層73側の表面には、ITO等の透明導電膜からなる第2の電極である上部電極83及び84と、液晶層73の初期配向を規制する配向膜75が形成されている。
図4に示すように、下部電極81及び82は、F方向及びG方向と直交する方向から見て、下部基板71の表示パネル2の画素が形成されている画素領域2cよりも外側であってG方向に平行な2辺に沿う領域に、それぞれ形成された接続部81b及び82bと、該接続部81b及び82bから下部基板71の内側へくし歯状にF方向に平行に延在する複数の帯状電極部81a及び82aとを有するくし歯状電極である。
帯状電極部81a及び82aは、長手方向(F方向)に、F方向及びG方向と直交する方向から見て、下部基板71の表示パネル2の画素領域2cを貫くように形成されている。また、下部帯状電極部81a及び82aは、F方向及びG方向と直交する方向から見て、下部基板71の表示パネル2の画素領域2c全域において、幅方向(G方向)に、単位領域7cが配列された間隔であるピッチWの2倍となる間隔であるピッチ2Wで配列されている。また、下部電極81及び82は、それぞれのくし歯状の帯状電極部81a及び82aが互いに重ならず、交互に噛み合うように形成されている。
すなわち、下部基板71の表示パネル2の画素領域2c内には、F方向に延在する帯状電極部81a及び82aがG方向にピッチWで交互に配列されて形成されている。
一方、上部電極83及び84は、F方向及びG方向と直交する方向から見て、上部基板72の表示パネル2の画素が形成されている画素領域2cよりも外側であってG方向に平行な2辺に沿う領域に、それぞれ形成された接続部83b及び84bと、該接続部83b及び84bから上部基板72の内側へくし歯状にF方向に平行に延在する複数の帯状電極部83a及び84aとを有するくし歯状電極である。
帯状電極部83a及び84aは、長手方向(F方向)に、F方向及びG方向と直交する方向から見て、上部基板72の表示パネル2の画素領域2cを貫くように形成されている。また、帯状電極部83a及び84aは、F方向及びG方向と直交する方向から見て、下部基板71の表示パネル2の画素領域2c全域において、幅方向(G方向)に、単位領域7cが配列された間隔であるピッチWの4倍となる間隔であるピッチ4Wで配列されている。また、上部電極83及び84は、それぞれのくし歯状の帯状電極部83a及び84aが互いに重ならず、交互に噛み合うように形成されている。
すなわち、上部基板72の表示パネル2の画素領域2c内には、F方向に延在する帯状電極部83a及び84aがG方向に、帯状電極部81a及び82aの配列ピッチWの2倍のピッチ2Wで、交互に配列されて形成されている。
また、図5に示すように、偏光制御液晶パネル7を組み立てた状態において、F方向及びG方向と直交する方向から見て、上部電極83は、帯状電極部83aの長手方向中心線が、下部電極81(図5中右上がりの点線のハッチングで示した領域)及び82(図5中右下がりの点線のハッチングで示した領域)の帯状電極部81a及び82aのそれぞれの長手方向中心線の中線と略一致するように配置されて形成されている。上部電極84の帯状電極部84aも同様に、中心線が下部電極81及び82の帯状電極部81a及び82aのそれぞれの長手方向中心線の中線と略一致する。また、上部電極83及び84の帯状電極部83a及び84aの短手方向幅は、下部電極81及び82の帯状電極部81a及び82aを組み合わせた幅と略一致するように形成されている。このため、偏光制御液晶パネル7を組み立てた状態において、F方向及びG方向と直交する方向から見て、上部電極83及び84の帯状電極部83a及び84aのそれぞれに、一対の下部電極81及び82の帯状電極部81a及び82aが重なるように配置されている。
ここで、図3に示した偏光制御液晶パネル7の単位領域7cは、下部電極81及び82の帯状電極部81a及び82aのいずれか一方と、上部電極83及び84の帯状電極部83a及び84aのいずれか一方とが重なり合っている領域に相当する。すなわち、帯状電極部81a、82a、83a、及び84aの互いに対向する部分間における電位差により液晶層73の配向が決定され、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bが形成される。
本実施形態では、ある単位領域7cにおいて、下部電極81及び82と上部電極83及び84との間に充分な電位差が与えられている場合、その領域は第1の偏光軸を有する光を透過させるための偏光制御領域7aとなり、下部電極81及び82と上部電極83及び84との間に電位差が生じていない場合、その領域は第1の偏光軸を有する光を第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光に変化させるための偏光制御領域7bとなる。
下部電極81及び82と上部電極83及び84との電位差は、互いに対向しあう各電極に印加される電圧により決定されるものであり、各電極に印加する電圧は、以下に説明する制御手段である駆動回路100によって制御される。図7は、駆動回路100の電気回路図である。
駆動回路100は、発振回路110と、分周回路120と、AND回路101から104と、XOR回路105、106と、NAND回路107と、スイッチ131から134とを有する。出力端OUT1からOUT4は、それぞれ下部電極81、82、上部電極83、84に接続に接続されている。
スイッチ132、133及び134はそれぞれ入力端を二つ有し、入力端はそれぞれ電源電圧5Vと接地電位GNDに接続されている。スイッチ132の出力端は、NAND回路107の両方の入力端、及びXOR回路105の一方の入力端に接続されている。スイッチ133の出力端は、発信回路110に接続されている。スイッチ134の出力端は、分周回路120、及びAND回路101から104のそれぞれの一方の入力端に接続されている。また、スイッチ131の出力端は、AND回路101の他方の入力端、及びXOR回路105の他方の入力端に接続されている。
スイッチ131から134は、制御部30からの切り替え信号によって、二つの入力端のうちのどちらか一方と出力端とを選択的に接続するように切り替えられる。
発振回路110は、CR発振回路であり、NAND回路111から113と、コンデンサ115と、抵抗116、117と、スイッチ118とを有し、スイッチ133からNAND回路111に電源電圧5Vが供給されることにより、クロック信号V0を出力する。
発振回路110が出力するクロック信号V0の周波数は、スイッチ118が抵抗116又は117のどちらかに接続されるかにより、抵抗116及び117の抵抗値により決定される、異なる2種類の周波数から選択される。スイッチ118は、制御部30からの切り替え信号によって、二つの抵抗116又は117のいずれか一方に接続するように切り替えられる。
分周回路120は、二つのDタイプフリップフロップ(以下、DFFと称する)121及び122を有する。一つ目のDFF121のクロック入力端子CK1は発振回路110の出力と接続されており、反転出力端子QB1は入力端子D1に接続されている。DFF121は、発振回路110から入力されるクロック信号V0の半分の周波数のクロック信号V1を、出力端子Q1から出力する。DFF121は、クロック信号V0を1/2分周することにより、デューティ比50%の矩形波を有するクロック信号V1を得るものである。
一方、二つ目のDFF122のクロック入力端子CK2はDFF121の出力端子Q1と接続されており、反転出力端子QB2は入力端子D2に接続されている。DFF122は、DFF121から入力されたクロック信号V1の半分の周波数のクロック信号V2を、出力端子Q2から出力する。
DFF121の出力端子Q1は、スイッチ131の一方の入力端、XOR回路106の一方の入力端、及びAND回路103の他方の入力端に接続されている。また、DFF122の出力端子Q2は、スイッチ131の他方の入力端に接続されている。
NAND回路107の出力端は、XOR回路106の他方の入力端に接続されている。XOR回路105及び106の出力端は、それぞれAND回路102及び104の他方の入力端に接続されている。
また、4つのAND回路101から104の出力端は、それぞれ出力端OUT1からOUT4に接続されている。出力端OUT1からOUT4は、それぞれ下部電極81、82、上部電極83、84に接続されており、AND回路101から104から出力されるクロック信号は、それぞれ下部電極81、82、上部電極83、84に出力される。
以下に、駆動回路100の動作と、駆動回路100から下部電極81及び82と上部電極83及び84へ出力される電圧波形について説明する。図8は、出力端OUT1からOUT4から出力される電圧を説明するためのタイミングチャートである。
まず、2画面表示モードの時は、制御部30からの切り替え信号により、スイッチ118の入力端は抵抗116に接続され、スイッチ131の入力端はDFF121の出力端子Q1に接続され、スイッチ132の入力端は接地電位GNDに接続される。また、スイッチ133及び134の入力端は、電源電圧5Vに接続される。よって、図8(a)に示すように、出力端OUT1、OUT2及びOUT3からは、DFF121の出力端子Q1から出力されたクロック信号V1が出力される。一方、出力端OUT4からは、XOR回路106によって、クロック信号V1が反転された信号が出力される。
すなわち、駆動回路100は、上部電極83及び84に、上部電極83及び84の隣り合う帯状電極部83a及び84a同士が逆位相となるように電圧を印加し、下部電極81及び82に、上部電極83又は84のいずれかに印加するいずれか一方の電圧と同位相の電圧を印加する。よって、上部電極84と、上部電極84に対向する下部電極81及び82との間に電位差が生じ、偏光制御液晶パネル7には、単位領域7c二つ毎に偏光制御領域7a及び7bが交互に形成される。
また、3次元画像表示モードの時は、制御部30からの切り替え信号により、スイッチ118の入力端は抵抗116に接続され、スイッチ131の入力端はDFF121の出力端子Q1に接続され、スイッチ132の入力端は電源電圧5Vに接続される。また、スイッチ133及び134の入力端は、電源電圧5Vに接続される。よって、図8(b)に示すように、出力端OUT1、OUT3及びOUT4からは、DFF121の出力端子Q1から出力されたクロック信号V1が出力される。一方、出力端OUT2からは、XOR回路105によって、クロック信号V1が反転された信号が出力される。
すなわち、駆動回路100は、下部電極81及び82に、下部電極81及び82の隣り合う帯状電極部81a及び82a同士が逆位相となるように電圧を印加し、上部電極83及び84に、下部電極81又は82のいずれかに印加するいずれか一方の電圧と同位相の電圧を印加する。よって、下部電極82と、下部電極82に対向する上部電極83及び84との間に電位差が生じ、偏光制御液晶パネル7には、単位領域7c一つ毎に偏光制御領域7a及び7bが交互に形成される。
また、2次元画像表示モードの時は、制御部30からの切り替え信号により、スイッチ118の入力端は抵抗117に接続され、スイッチ131の入力端はDFF122の出力端子Q2に接続され、スイッチ132の入力端は電源電圧5Vに接続される。また、スイッチ133及び134の入力端は、電源電圧5Vに接続される。よって、図8(c)に示すように、出力端OUT3及びOUT4からは、DFF121の出力端子Q1から出力されたクロック信号V1が出力される。また、出力端OUT1からは、DFF122の出力端子Q2から出力されたクロック信号V2が出力され、出力端OUT2からは、XOR回路105によって、クロック信号V2が反転された信号が出力される。
すなわち、駆動回路100は、下部電極81及び82に、下部電極81及び82の隣り合う帯状電極部81a及び82a同士が逆位相となるように電圧を印加し、上部電極83及び84に、下部電極81及び82に印加する電圧の半分の周期の電圧を印加する。よって、下部電極81と上部電極83及び84との間と、下部電極82と上部電極83及び84との間とに交互に周期的に電位差が生じる。よって偏光制御液晶パネル7には、単位領域7c一つ毎に偏光制御領域7a及び7bが交互に形成され、かつ偏光制御領域7a及び7bは周期的に交互に入れ替わる。このとき、偏光制御領域7a及び7bが入れ替わる周期は、発振回路110の抵抗117により決定されるクロック信号V0の4倍の周期となり、本実施形態では、1/60秒である。
以下に、本実施形態の画像表示装置1の動作の詳細を説明する。
(2画面表示モード)
図2、図9〜図11を参照して、本実施形態の画像表示装置1の2画面表示モードの動作について説明する。図11は、図1に示した本実施形態の画像表示装置の2画面表示モード時において観察者が観察する表示パネルの領域を説明するための図である。
まず、外部装置から制御部30に、異なる二つの画像の情報が含まれている画像データが入力される。また、同時に外部装置からは、制御部30に画像表示モードの切り替え命令がなされる。表示パネル2に、制御部30から画像信号が供給されることにより画像が表示される。制御部30から供給される画像信号は、画像L2(例えば、テレビ用画像)及び画像R2(例えば、カーナビゲーション用画像)の2つの画像信号を有している。本実施形態では、図10に示すように、2画面表示モード時には、表示パネル2の画素列2aに、画像L2が表示されるとともに、画素列2bに、画像R2が表示される。
図2及び図10を参照して、異なる観察位置に位置する観察者10及び20に異なる画像を提供するための偏光制御液晶パネル7及び表示パネル2の構成について説明する。2画面表示モード時における画像表示装置1では、図2に示すように、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bからなる組は、レンチキュラーレンズ8の各々のレンズ部8aに対応して1組ずつ設けられている。つまり、2画面表示時には、上述したように、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bは、それぞれ、二つの単位領域7c(図3参照)により構成される。
上記構成において、バックライト5から照射された光は、バックライト5の観察者10及び20側に配置された偏光板6により、第1の偏光軸を有する光のみを透過して、偏光制御液晶パネル7に向かって進行する。そして、第1の偏光軸を有する光が、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bを透過する。この際、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7aに入射した光は、偏光軸が変化されることなく透過する一方、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化されて(第2の偏光軸を有した状態で)出射される。その後、図2に示すように、第1の偏光軸を有した状態で偏光制御領域7aを出射した光は、レンチキュラーレンズ8により、観察者10に向かって進行するように集光される。また、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で偏光制御領域7bを出射した光は、レンチキュラーレンズ8により、観察者20に向かって進行するように集光される。
そして、図10に示すように、第1の偏光軸を有した状態で、観察者10に向かって進行する光は、透過領域9a及び偏光領域9bを有する位相差板9に入射する。そして、第1の偏光軸を有する光が、位相差板9の透過領域9a及び偏光領域9bを透過する。この際、位相差板9の透過領域9aを透過した光は、偏光軸が変化されることなく透過するとともに、偏光領域9bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化されて(第2の偏光軸を有した状態で)出射される。その後、第1の偏光軸を有した状態で位相差板9の透過領域9aから出射された観察者10に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されるとともに、そのまま偏光板4を透過して表示パネル2の画素列2aに入射する。これに対して、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で位相差板9の偏光領域9bから出射された観察者10に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されて吸収される。このため、観察者10には、画像R2が表示されている表示パネル2の画素列2bを通過する光が到達しないので、観察者10は、表示パネル2の画素列2bに表示される画像R2を見ることができない。これにより、観察者10は、図11に示すように、表示パネル2の画素列2aに表示される画像L2のみを見ることができる。
また、第2の偏光軸を有した状態で、観察者20に向かって進行する光は、図10に示すように、透過領域9a及び偏光領域9bを有する位相差板9に入射する。そして、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光が、位相差板9の透過領域9a及び偏光領域9bを透過する。この際、位相差板9の透過領域9aを透過した光は、偏光軸が変化されることなく透過するとともに、偏光領域9bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化された状態(第1の偏光軸を有した状態)で出射される。その後、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で位相差板9の透過領域9aから出射されて観察者20に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されて吸収される。このため、観察者20には、画像L2が表示されている表示パネル2の画素列2aを通過する光が到達しないので、観察者20は、表示パネル2の画素列2aに表示される画像L2を見ることができない。これに対して、第1の偏光軸を有した状態で位相差板9の偏光領域9bから出射されて観察者20に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されるとともに、そのまま偏光板4を透過して表示パネル2の画素列2bに入射する。これにより、観察者20は、図11に示すように、表示パネル2の画素列2bに表示される画像R2のみを見ることが可能となる。
(3次元画像表示モード)
次に、図12〜図14を参照して、本実施形態の画像表示装置1の3次元画像表示モードの動作について説明する。図12は、図1に示した本実施形態の画像表示装置の3次元画像表示の原理を説明するための観察者が上方から表示パネルを見た状態を示した図である。図13は、画像表示装置の3次元画像表示の原理を説明するための分解斜視図である。図14は、画像表示装置の3次元画像表示モード時において観察者が観察する表示パネルの領域を説明するための図である。
まず、外部装置から制御部30に、異なる二つの画像の情報が含まれている画像データが入力される。また、同時に外部装置からは、制御部30に画像表示モードの切り替え命令がなされる。表示パネル2に、制御部30から画像信号が供給されることにより画像が表示される。制御部30から供給される画像信号は、観察者10及び20の左目10a及び20aに入射させるための左目用画像L3、及び観察者10及び20の右目10b及び20bに入射させるための右目用画像R3の2つの画像信号を有している。本実施形態では、図13に示すように、3次元画像表示モード時には、表示パネル2の画素列2aには、左目用画像L3が表示されているとともに、画素列2bには、右目用画像R3が表示される。
異なる観察位置に位置する観察者10及び20に3次元画像を提供するための偏光制御液晶パネル7及び表示パネル2の構成について説明する。この偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bからなる組は、図12に示すように、レンチキュラーレンズ8の各々レンズ部8aに対応して2組ずつ設けられている。つまり、3次元画像表示モード時には、上述したように、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bは、それぞれ、一つの単位領域7c(図3参照)により構成される。
上記構成において、バックライト5から照射された光は、バックライト5の観察者10及び20側に配置された偏光板6により、第1の偏光軸を有する光のみを透過して、偏光制御液晶パネル7に向かって進行する。そして、第1の偏光軸を有する光が、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bを透過する。この際、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7aに入射した光は、偏光軸が変化されることなく透過する一方、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化されて(第2の偏光軸を有した状態で)出射される。その後、第1の偏光軸を有した状態で偏光制御領域7aを出射した光は、レンチキュラーレンズ8により、観察者10及び20の左目10a及び20aに向かって進行するように集光される。また、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で偏光制御領域7bを出射した光は、レンチキュラーレンズ8により、観察者10及び20の右目10b及び20bに向かって進行するように集光される。
そして、図13に示すように、第1の偏光軸を有した状態で、観察者10及び20の左目10a及び20aに向かって進行する光は、透過領域9a及び偏光領域9bを有する位相差板9に入射する。そして、第1の偏光軸を有する光が、位相差板9の透過領域9a及び偏光領域9bを透過する。この際、位相差板9の透過領域9aを透過した光は、偏光軸が変化されることなく透過するとともに、偏光領域9bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化されて(第2の偏光軸を有した状態で)出射される。その後、第1の偏光軸を有した状態で位相差板9の透過領域9aから出射されて観察者10及び20の左目10a及び20aに向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されるとともに、そのまま偏光板4を透過して表示パネル2の画素列2aに入射する。これに対して、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で位相差板9の偏光領域9bから出射されて観察者10及び20の左目10a及び20aに向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されて吸収される。このため、観察者10及び20の左目10a及び20aには、右目用画像R3が表示されている表示パネル2の画素列2bを通過する光が到達しないので、観察者10及び20の左目10a及び20aは、表示パネル2の画素列2bに表示される右目用画像R3を見ることができない。これにより、観察者10及び20の左目10a及び20aには、図14に示すように、表示パネル2の画素列2aに表示される左目用画像L3が入射される。
また、第2の偏光軸を有した状態で、観察者10及び20の右目10b及び20bに向かって進行する光は、図13に示すように、透過領域9a及び偏光領域9bを有する位相差板9に入射する。そして、第2の偏光軸を有する光が、位相差板9の透過領域9a及び偏光領域9bを透過する。この際、位相差板9の透過領域9aを透過した光は、偏光軸が変化されることなく透過するとともに、偏光領域9bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化された状態(第1の偏光軸を有した状態)で出射される。その後、第2の偏光軸を有した状態で位相差板9の透過領域9aから出射されて観察者10及び20の右目10b及び20bに向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されて吸収される。このため、観察者10及び20の右目10b及び20bには、左目用画像L3が表示されている表示パネル2の画素列2aを通過する光が到達しないので、観察者10及び20の右目10b及び20bは、表示パネル2の画素列2aに表示される左目用画像L3を見ることができない。これに対して、第1の偏光軸を有した状態で位相差板9の偏光領域9bから出射されて観察者10及び20の右目10b及び20bに向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されるとともに、そのまま偏光板4を透過して表示パネル2の画素列2bに入射する。これにより、観察者10及び20の右目10b及び20bには、図14に示すように、表示パネル2の画素列2bに表示される右目用画像R3が入射される。上記したように、観察者10及び20の左目及び右目に、それぞれ、両眼視差を有する左目用画像L3及び右目用画像R3が入射されることにより、観察者10及び20は、3次元画像を見ることが可能となる。
(画像劣化の少ない2次元画像表示)
次に、図12、図15及び図16を参照して、本実施形態の画像表示装置1の2次元画像表示モードの動作について説明する。図15は、本実施形態の画像表示装置の2次元画像表示時における偏光制御液晶パネル、位相差板及び表示パネルを示した図である。図16は、画像表示装置の2次元画像表示時において観察者が観察する表示パネルの領域を説明するための図である。
まず、外部装置から制御部30に、画像データが入力される。また、同時に外部装置からは、制御部30に画像表示モードの切り替え命令がなされる。図15に示すように、2次元画像表示モード時には、表示パネル2には、0/120秒〜2/120秒の間では2次元画像S1が表示されており、2/120秒〜4/120秒の間では2次元画像S2が表示されている。そして、順次、1/60秒毎に2次元画像S1及びS2が交互に表示される。
異なる観察位置に位置する観察者10及び20に2次元画像を提供するための偏光制御液晶パネル7及び表示パネル2の構成について説明する。この偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bからなる組は、図12に示した3次元画像表示モードと同様に、レンチキュラーレンズ8の各々のレンズ部8aに対応して2組ずつ設けられている。つまり、画像劣化の少ない2次元画像表示時には、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bは、それぞれ、一つの単位領域7c(図3参照)により構成される。
ここで、2次元画像の表示時には、偏光制御液晶パネル7は、表示パネル2の1/2フレーム期間(1/120秒)毎に、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7aと7bとが入れ替わるように制御される。上記構成において、0/120秒〜1/120秒の間では、図15及び図16に示すように、観察者10及び20の左目10a及び20aには、表示パネル2の画素列2aに表示される2次元画像S1が入射する。また、観察者10及び20の右目10b及び20bには、表示パネル2の画素列2bに表示される2次元画像S1が入射する。そして、1/120秒〜2/120秒の間では、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bが入れ替わるように制御されるため、観察者10及び20の左目10a及び20aに向かう光は、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7bを透過することにより、偏光軸が実質的に90°変化された状態で、位相差板9に向かって進行する。そのため、図16に示すように、1/120秒〜2/120秒の間では、観察者10及び20の左目10a及び20aには、表示パネル2の画素列2bに表示される2次元画像S1が入射するとともに、観察者10及び20の右目10b及び20bには、表示パネル2の画素列2aに表示される2次元画像S1が入射する。
そして、2/120秒〜3/120秒の間では、0/120秒〜1/120秒の間と同様に、観察者10及び20の左目10a及び20aには、表示パネル2の画素列2aに表示される2次元画像S2が入射するとともに、観察者10及び20の右目10b及び20bには、表示パネル2の画素列2bに表示される2次元画像S2が入射する。そして、3/120秒〜4/120秒の間では、1/120秒〜2/120秒の間と同様に、観察者10及び20の左目10a及び20aには、表示パネル2の画素列2bに表示される2次元画像S2が入射するとともに、観察者10及び20の右目10b及び20bには、表示パネル2の画素列2aに表示される2次元画像S2が入射する。このようにして、2/120秒(1/60秒)の間に、観察者10及び20に、表示パネル2の全域に表示される2次元画像Sを入射させることが可能となるので、観察者10及び20に、画像劣化の少ない2次元画像を提供することが可能となる。
上述した本実施形態の画像表示装置は、以下のような効果を有する。
バックライト5と表示パネル2との間に、バックライト5から偏光板6を介して照射された光を、第1の偏光軸を有する光と、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光とに分離するための偏光制御液晶パネル7を設けるとともに、偏光制御液晶パネル7と表示パネル2との間に、偏光制御液晶パネル7により異なる偏光軸を有するように分離された光を、それぞれ、所定の方向に進行させるレンチキュラーレンズ8を設けることによって、バックライト5から照射された光を、表示パネル2に入射させる前に、観察位置の異なる観察者10及び20に向かうように分離することができる。これにより、画素ピッチの小さい高精細な表示パネル2を用いたとしても、表示パネル2の画素ピッチに依存することなく、観察者10及び20に向かって光が進行するので、観察位置の異なる観察者10及び20に異なる高精細な画像を提供することができる。
また、偏光制御液晶パネル7により異なる偏光軸を有するように分離された光を、それぞれ、所定の方向に進行させるレンチキュラーレンズ8を設けることによって、表示パネル2を出射した光を、所定の角度の方向に進行するように制限する部材を介して進行させる場合と異なり、観察者10及び20に向かって進行する光が遮光されないので、観察者10及び20に向かって進行する光の輝度が低下するのを抑制することができる。これにより、画像が暗く見えるのを抑制することができる。
また、偏光制御液晶パネル7に、第1の偏光軸を有する光を透過させるための偏光制御領域7aと、第1の偏光軸を有する光を、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光に変化させるための偏光制御領域7bとを設けるとともに、レンチキュラーレンズ8に、偏光制御領域7a及び7bからなる組に対応して実質的に半円柱状のレンズ部8aを設けることによって、第1の偏光軸を有する光と、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光とを、レンチキュラーレンズ8のレンズ部8により、観察位置の異なる観察者10及び20に向かうように分離することができるので、容易に、観察位置の異なる観察者10及び20に異なる画像を提供することができる。
また、表示パネル2に、位相差板9の図1のG方向に延びるように設けられた透過領域9a及び偏光領域9bに対応するように、画素列2a及び2bを設けることによって、位相差板9の透過領域9aを透過した光を、表示パネル2の画素列2aに入射させるとともに表示パネル2の画素列2aに表示される画像L2(図9参照)を保持させた状態で、観察者10に向かって進行させることができる。また、偏光領域9bを透過した光を、表示パネル2の画素列2bに入射させるとともに表示パネル2の画素列2aに表示される画像R2(図9参照)を保持させた状態で、観察者20に向かって進行させることができる。これにより、容易に、観察位置の異なる観察者10及び20に、異なる画像を提供することができる。
また、偏光制御液晶パネル7の下部電極81及び82、上部電極83及び83に印加する電圧を制御することにより、偏光制御液晶パネル7に、第1の偏光軸を有する光を透過させるための偏光制御領域7aと、第1の偏光軸を有する光を第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光に変化させるための偏光制御領域7bとを容易に形成することができる。このため、容易に、バックライト5から照射された光の偏光軸を制御することができる。これにより、バックライト5から照射される光を、細分化された偏光制御領域7a及び7bを介して、レンチキュラーレンズ8のレンズ部8aに入射させることにより、光の到達領域を細分化することができる。このため、光の到達領域を、観察者10(20)の右目10b(20b)及び左目10a(20a)にそれぞれ対応するように細分化することができるので、両眼視差のある画像を観察者10(20)の左目10a(20a)及び右目10b(20b)に入射させることができる。これにより、異なる観察位置に位置する観察者10及び20に3次元画像を提供することができる。
また、偏光制御液晶パネル7の、下部電極81及び82は、それぞれがくし歯状に形成され、帯状電極81aと82aとが噛み合うように下部基板71に配置されている。また、同様に、上部電極83及び83は、それぞれがくし歯状に形成され、帯状電極83aと84aとが噛み合うように上部基板72に配置されている。このため、異なる電圧が印加される二つの電極を、基板上に単層の導電層で構成することが可能となり、偏光制御液晶パネル7を容易に作成することができる。また、それぞれの帯状電極部の並ぶピッチを容易に小さくすることが可能となる。
また、偏光制御液晶パネル7を制御する駆動回路100は、発振回路110、分周回路120及び論理回路等の単純な周知の電気回路の組み合わせで構成されているため、容易に作成することが可能である。
次に、本実施形態に係る画像表示装置を適用可能な電子機器の具体例について図17を参照して説明する。
本実施形態に係る画像表示装置を、携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図17は、この携帯電話機の構成を示す斜視図である。同図に示すように、携帯電話機200は、複数の操作ボタン201のほか、受話口202、送話口203とともに、本実施形態に係る画像表示装置を適用した表示部204を備える。
なお、本実施形態に係る画像表示装置を適用可能な電子機器としては、図7に示した携帯電話機の他にも、パーソナルコンピュータ、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチルカメラなどが挙げられる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態を図18及び図19を参照して説明する。
第2の実施形態の画像表示装置は、第1の実施形態の画像表示装置1に対し、駆動回路100の構成のみが異なる。よって、本実施形態では、画像表示装置1の第1の実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を適宜に省略するものとする。
本実施形態の画像表示装置1は、観察位置の異なる観察者10及び20に、それぞれ異なる画像を提供する2画面表示モード、観察者10及び20に3次元画像を提供する3次元画像表示モード、及び観察者10及び20に同一の2次元画像を提供する2次元画像表示モードの3つの画像表示モードを有し、これらの画像表示モードを切り替えることで様々な様態の画像の提供を行うことができるものである。また、本実施形態の2画面表示モードは、第1の実施形態とは異なり、観察者10に画像L2を提供すると同時に観察者20に画像R2を提供する第1の2画面表示モードと、これとは逆に、観察者10に画像R2を提供すると同時に観察者20に画像L2を提供する第2の2画面表示モードとの2つのモードを有し、これらが切り替えられるものである。
以下に、本実施形態の偏光制御液晶パネル7を制御する駆動回路300の構成と動作について以下に説明する。図18は、制御回路の電気回路図である。図19は、出力端から出力される電圧を説明するためのタイミングチャートである。
駆動回路300は、発信回路110と、分周回路120と、AND回路301から305と、XOR回路306から309と、NAND回路310と、スイッチ331から335とを有する。出力端OUT1からOUT4は、それぞれ下部電極81、82、上部電極83、84に接続に接続されている。
スイッチ332、333、334及び335はそれぞれ入力端を二つ有し、入力端はそれぞれ電源電圧5Vと接地電位GNDに接続されている。スイッチ332の出力端は、NAND回路310の両方の入力端、及びXOR回路306の一方の入力端に接続されている。スイッチ333の出力端は、発信回路110に接続されている。スイッチ334の出力端は、分周回路120、及びAND回路301から304のそれぞれの一方の入力端に接続されている。スイッチ335の出力端は、AND回路305の一方の出力端に接続されている。また、スイッチ331の出力端は、AND回路301の他方の入力端と、XOR回路306の他方の入力端に接続されている。
スイッチ331から335は、制御部30からの切り替え信号によって、二つの入力端のうちのどちらか一方と出力端とを選択的に接続するように切り替えられる。
発振回路110は、第1の実施形態と同様に、CR発振回路であり、スイッチ333からNAND回路111に電源電圧5Vが供給されることにより、クロック信号V0を出力する。発振回路110が出力するクロック信号V0の周波数は、スイッチ118が抵抗116又は117のどちらかに接続されるかにより、抵抗116及び117の抵抗値により決定される、異なる2種類の周波数から選択される。スイッチ118は、制御部30からの切り替え信号によって、二つの抵抗116又は117のいずれか一方に接続するように切り替えられる。
分周回路120は、第1の実施形態と同様に、二つのDタイプフリップフロップ(以下、DFFと称する)121及び122を有する。一つ目のDFF121のクロック入力端子CK1は発振回路110の出力と接続されており、反転出力端子QB1は入力端子D1に接続されている。DFF121は、発振回路110から入力されるクロック信号V0の半分の周波数のクロック信号V1を、出力端子Q1から出力する。DFF121は、クロック信号V0を1/2分周することにより、デューティ比50%の矩形波を有するクロック信号V1を得るものである。
一方、二つ目のDFF122のクロック入力端子CK2はDFF121の出力端子Q1と接続されており、反転出力端子QB2は入力端子D2に接続されている。DFF122は、DFF121から入力されたクロック信号V1の半分の周波数のクロック信号V2を、出力端子Q2から出力する。
DFF121の出力端子Q1は、スイッチ331の一方の入力端、XOR回路307及び308の一方の入力端に接続されている。また、DFF122の出力端子Q2は、スイッチ331の他方の入力端に接続されている。
NAND回路310の出力端は、AND回路305の他方の入力端と、XOR回路309の一方の入力端に接続されている。AND回路305の出力端は、XOR回路307及び309の他方の入力端に接続されている。XOR回路309の出力端は、XOR回路308の他方の入力端に接続されている。XOR回路306から308の出力端は、それぞれAND回路302から304の他方の入力端に接続されている。
また、4つのAND回路301から304の出力端は、それぞれ出力端OUT1からOUT4に接続されている。出力端OUT1からOUT4は、それぞれ下部電極81、82、上部電極83、84に接続されており、AND回路301から304から出力されるクロック信号は、それぞれ下部電極81、82、上部電極83、84に出力される。
以下に、駆動回路300の動作と、駆動回路300から下部電極81及び82と上部電極83及び84へ出力される電圧波形について説明する。
まず、第1の2画面表示モードの時は、制御部30からの切り替え信号により、スイッチ118の入力端は抵抗116に接続され、スイッチ331の入力端はDFF121の出力端子Q1に接続され、スイッチ332及び335の入力端は接地電位GNDに接続される。また、スイッチ333及び334の入力端は、電源電圧5Vに接続される。よって、図19(a)に示すように、出力端OUT1、OUT2及びOUT3からは、DFF121の出力端子Q1から出力されたクロック信号V1が出力される。一方、出力端OUT4からは、XOR回路308によって、クロック信号V1が反転された信号が出力される。
また、第2の2画面表示モードの時は、制御部30からの切り替え信号により、スイッチ118の入力端は抵抗116に接続され、スイッチ331の入力端はDFF121の出力端子Q1に接続され、スイッチ332の入力端は接地電位GNDに接続される。また、スイッチ333、334及び335の入力端は、電源電圧5Vに接続される。よって、図19(b)に示すように、出力端OUT1、OUT2及びOUT4からは、DFF121の出力端子Q1から出力されたクロック信号V1が出力される。一方、出力端OUT3からは、XOR回路307によって、クロック信号V1が反転された信号が出力される。
すなわち、駆動回路300は、上部電極83及び84に、上部電極83及び84の隣り合う帯状電極部83a及び84a同士が逆位相となるように電圧を印加し、下部電極81及び82に、上部電極83又は84のいずれかに印加するいずれか一方の電圧と同位相の電圧を印加する。よって、第1の2画面表示モードの時は、帯状電極部84aと、帯状電極部84aと向かい合う帯状電極部81a及び82aとの間に電位差が生じる。これは第1の実施形態における2画面表示モードと同様である。また、第2の2画面表示モードの時は、帯状電極部83aと、帯状電極部83aと向かい合う帯状電極部81a及び82aとの間に電位差が生じる。よって、偏光制御液晶パネル7には、単位領域7c二つ毎に偏光制御領域7a及び7bが交互に形成されるものであるが、第1の2画面表示モードと第2の2画面表示モードとでは、偏光制御領域7a及び7bが形成される単位領域7cの位置が反転するのである。
また、3次元画像表示モードの時は、制御部30からの切り替え信号により、スイッチ118の入力端は抵抗116に接続され、スイッチ331の入力端はDFF121の出力端子Q1に接続され、スイッチ332、333及び334の入力端は電源電圧5Vに接続される。また、スイッチ335の入力端は、接地電位GNDに接続される。よって、図19(c)に示すように、出力端OUT1、OUT3及びOUT4からは、DFF121の出力端子Q1から出力されたクロック信号V1が出力される。一方、出力端OUT2からは、XOR回路306によって、クロック信号V1が反転された信号が出力される。
すなわち、駆動回路300は、第1の実施形態と同様に、下部電極81及び82に、下部電極81及び82の隣り合う帯状電極部81a及び82a同士が逆位相となるように電圧を印加し、上部電極83及び84に、下部電極81又は82のいずれかに印加するいずれか一方の電圧と同位相の電圧を印加する。よって、下部電極82と、下部電極82に対向する上部電極83及び84との間に電位差が生じ、偏光制御液晶パネル7には、単位領域7c一つ毎に偏光制御領域7a及び7bが交互に形成される。
また、2次元画像表示モードの時は、制御部30からの切り替え信号により、スイッチ118の入力端は抵抗117に接続され、スイッチ331の入力端はDFF122の出力端子Q2に接続され、スイッチ332の入力端は電源電圧5Vに接続される。また、スイッチ333及び334は、電源電圧5Vに接続される。また、スイッチ335の入力端は、接地電位GNDに接続される。よって、図19(d)に示すように、出力端OUT3及びOUT4からは、DFF121の出力端子Q1から出力されたクロック信号V1が出力される。また、出力端OUT1からは、DFF122の出力端子Q2から出力されたクロック信号V2が出力され、出力端OUT2からは、XOR回路306によって、クロック信号V2が反転された信号が出力される。
すなわち、駆動回路300は、第1の実施形態と同様に、下部電極81及び82に、下部電極81及び82の隣り合う帯状電極部81a及び82a同士が逆位相となるように電圧を印加し、上部電極83及び84に、下部電極81及び82に印加する電圧の半分の周期の電圧を印加する。よって、下部電極81と上部電極83及び84との間と、下部電極82と上部電極83及び84との間とに交互に周期的に電位差が生じる。よって偏光制御液晶パネル7には、単位領域7c一つ毎に偏光制御領域7a及び7bが交互に形成され、かつ偏光制御領域7a及び7bは周期的に交互に入れ替わる。このとき、偏光制御領域7a及び7bが入れ替わる周期は、発振回路110の抵抗117により決定されるクロック信号V0の4倍の周期となり、本実施形態では、1/60秒である。
以下に、本実施形態の画像表示装置1の動作の詳細を説明する。
なお、本実施形態では、第2の2画面表示モード時以外の画像表示装置1の動作は第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第1の2画面表示モード)
第1の2画面表示モードは、第1の実施形態の2画面表示モードと同様であるため、詳細の説明は省略する。第1の2画面表示モードでは、前述のように、表示パネル2に、制御部30から画像信号が供給されることにより、画像L2及び画像R2の2つの異なる画像が同時に表示される。しかしながら、観察者10に向かう光は、画像L2が表示されている表示パネル2の画素列2aのみを通過し、観察者20に向かう光は、画像R2が表示されている表示パネル2の画素列2bのみを通過するため、観察者10には画像L2のみが観察され、観察者20には画像R2のみが観察される。
(第2の2画面表示モード)
第2の2画面表示モードでは、外部装置から制御部30に供給される画像のデータは、第1の2画面表示モードと同一である。また、制御部30から表示パネル2に供給される画像信号も第1の2画面表示モードと同一である。したがって、図10に示すように、第2の2画面表示モード時には、表示パネル2の画素列2aに、画像L2が表示されるとともに、画素列2bに、画像R2が表示される。
外部装置から、制御部30に、画像表示モードの切り替え命令がなされることにより、駆動回路300からの出力が切り替わり、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bが形成される単位領域7cの位置が、第1の2画面表示モードに対して反転する。
上記構成において、バックライト5から照射された光は、バックライト5の観察者10及び20側に配置された偏光板6により、第1の偏光軸を有する光のみを透過して、偏光制御液晶パネル7に向かって進行する。そして、第1の偏光軸を有する光が、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7a及び7bを透過する。この際、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7aに入射した光は、偏光軸が変化されることなく透過する一方、偏光制御液晶パネル7の偏光制御領域7bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化されて(第2の偏光軸を有した状態で)出射される。その後、第1の偏光軸を有した状態で偏光制御領域7aを出射した光は、レンチキュラーレンズ8により、観察者20に向かって進行するように集光される。また、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で偏光制御領域7bを出射した光は、レンチキュラーレンズ8により、観察者10に向かって進行するように集光される。すなわち、第1の2画面表示モード時と、観察者10及び20へ向かうそれぞれの光の偏光軸が入れ替わる。
そして、第1の偏光軸を有した状態で、観察者20に向かって進行する光は、透過領域9a及び偏光領域9bを有する位相差板9に入射する。そして、第1の偏光軸を有する光が、位相差板9の透過領域9a及び偏光領域9bを透過する。この際、位相差板9の透過領域9aを透過した光は、偏光軸が変化されることなく透過するとともに、偏光領域9bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化されて(第2の偏光軸を有した状態で)出射される。その後、第1の偏光軸を有した状態で位相差板9の透過領域9aから出射された観察者20に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されるとともに、そのまま偏光板4を透過して表示パネル2の画素列2aに入射する。これに対して、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で位相差板9の偏光領域9bから出射された観察者20に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されて吸収される。このため、観察者20には、画像R2が表示されている表示パネル2の画素列2bを通過する光が到達しないので、観察者20は、表示パネル2の画素列2bに表示される画像R2を見ることができない。これにより、観察者20は、表示パネル2の画素列2aに表示される画像L2のみを見ることができる。
また、第2の偏光軸を有した状態で、観察者10に向かって進行する光は、透過領域9a及び偏光領域9bを有する位相差板9に入射する。そして、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有する光が、位相差板9の透過領域9a及び偏光領域9bを透過する。この際、位相差板9の透過領域9aを透過した光は、偏光軸が変化されることなく透過するとともに、偏光領域9bに入射した光は、偏光軸が実質的に90°変化された状態(第1の偏光軸を有した状態)で出射される。その後、第1の偏光軸と実質的に直交する第2の偏光軸を有した状態で位相差板9の透過領域9aから出射されて観察者10に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されて吸収される。このため、観察者10には、画像L2が表示されている表示パネル2の画素列2aを通過する光が到達しないので、観察者10は、表示パネル2の画素列2aに表示される画像L2を見ることができない。これに対して、第1の偏光軸を有した状態で位相差板9の偏光領域9bから出射されて観察者10に向かう光は、表示パネル2と位相差板9との間に配置される偏光板4に入射されるとともに、そのまま偏光板4を透過して表示パネル2の画素列2bに入射する。これにより、観察者10は、表示パネル2の画素列2bに表示される画像R2のみを見ることが可能となる。
すなわち、本実施形態の画像表示装置1は、第1の2画面表示モードでは、観察者10には画像L2のみを提供し、観察者20には画像R2のみを提供する。そして、第2の2画面表示モードでは、観察者10には画像R2のみを提供し、観察者20には画像L2のみを提供する。
上述した本実施形態の画像表示装置1は、以下のような効果を有する。
本実施の形態の画像表示装置1は、外部装置から制御部30へ入力する画像のデータ及び、制御部30から表示パネル2に供給する画像信号を変更することなく、変更制御液晶パネル7の制御を変更することで、異なる位置で観察している観察者10及び20へ提供している画像を入れ替えることができる。すなわち、画像を表示する方向を入れ替えることができる。
例えば、従来のパララックスバリアを用いた2画面表示装置では、同様に画像を提供する方向を入れ替える場合、画像L2及びR2を表示する位置を入れ替えねばならない。このため、このため、従来の2画面表示装置では表示する位置を入れ替えるたびに、入力される画像のデータをレンダリングしなおし、新たな画像信号を生成する必要があった。よって、従来の2画面表示装置では、画像の表示方向を入れ替える時に、再レンダリングのための時間が必要となり、画像の表示に遅延が生じてしまうと言う問題があった。また、この画像の表示の遅延を無くすためには、メモリを装備しなければならず、表示装置が高価になってしまうと言う問題点があった。
しかしながら、本実施形態の画像表示装置1によれば、画像L2及びR2を表示する位置を入れ替えることなく、瞬時に観察位置の異なる観察者10及び20へ提供する画像を入れ替えることが可能なため、入れ替え時の表示の遅延が発生しない。よって、観察者10及び20は、より快適に画像L2及びR2を観察することができる。また、メモリを装備する必要も無く、画像表示装置1を安価に構成することが可能となる。
また、本実施形態では、画像表示装置1の第1及び第2の2画面表示モードは、外部装置から制御部30に、画像表示モードの切り替え命令がなされることにより、切り替えられるものであるが、表示モードの切り替えはこの様態に限られるものではない。例えば、タイマーによって、所定の時間毎に第1及び第2の2画面表示モードが順次切り替えられるようにしてもよい。
なお、本実施形態のその他の効果、及び電子機器の構成は、第1の実施形態と同様である。
本発明は、上記の各実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
画像表示装置を示した分解斜視図である。 画像表示装置の原理を説明するための観察者が上方から表示パネルを見た状態を示した図である。 偏光制御液晶パネルの部分拡大図である。 偏光制御液晶パネルの分解斜視図である。 偏光制御液晶パネルの平面図である。 図5のVI−VI断面図である。 制御回路の電気回路図である。 出力端から出力される電圧を説明するためのタイミングチャートである。 画像表示装置の原理を説明するための観察者が側方から表示パネルを見た状態を示した図である。 画像表示装置の原理を説明するための分解斜視図である。 画像表示装置の2画面表示モードにおいて観察者が観察する表示パネルの領域を説明するための図である。 画像表示装置の3次元画像表示の原理を説明するための観察者が上方から表示パネルを見た状態を示した図である。 画像表示装置の3次元画像表示の原理を説明するための分解斜視図である。 画像表示装置の3次元画像表示モードにおいて観察者が観察する表示パネルの領域を説明するための図である。 画像表示装置の2次元画像表示モードにおける偏光制御液晶パネル、位相差板および表示パネルを示した図である。 画像表示装置の2次元画像表示モードにおいて観察者が観察する表示パネルの領域を説明するための図である。 携帯電話機の構成を示す斜視図である。 第2の実施形態の制御回路の電気回路図である。 第2の実施形態の出力端から出力される電圧を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 画像表示装置、 2 表示パネル、 3 偏光板、 4 偏光板、 5 バックライト、 7 偏光制御液晶パネル、 7a 偏光制御領域、 7b 偏光制御領域、 8 レンチキュラーレンズ、 8a レンズ部、 9 位相差板、 9a 透過領域、 9b 偏光領域、 10(20) 観察者、 10a(20a) 観察者の左目、 10b(20b) 観察者の右目

Claims (7)

  1. 所定の第1の方向と該第1の方向に交差する第2の方向に配列された複数の画素を有する表示パネルと、
    該表示パネルに光を照射する光源と、
    前記表示パネルと前記光源との間に設けられ、前記光源から照射された光を第1の偏光軸を有する光と前記第1の偏光軸の軸方向とは異なる第2の偏光軸を有する光とに分離する偏光軸制御手段と、
    前記表示パネルと前記偏光軸制御手段との間に設けられ、前記第1の偏光軸を有する光及び前記第2の偏光軸を有する光のうち一方の光を第1の観察者に向かって進行させるとともに、前記第1の偏光軸を有する光及び前記第2の偏光軸を有する光のうち他方の光を第1の観察者と異なる第2の観察者に向かって進行させる光学素子と、
    前記表示パネルと前記光学素子との間に設けられ、前記第1の偏光軸を有する光を透過する透過領域および前記第1の偏光軸を有する光を前記第2の偏光軸を有する光に変化させる偏光領域がそれぞれ前記第2の方向に延びるとともに、前記第1の方向に交互に設けられた位相差板と、を備えた画像表示装置であって、
    前記偏光軸制御手段は、
    第1の基板と、
    第2の基板と、
    前記第1の基板及び前記第2の基板との間に挟持された液晶層と、
    前記第1の基板に前記第1の方向に延びるように各々形成され、かつ前記第2の方向に所定の間隔で配列された複数の第1の電極と、
    前記第2の基板に前記第1の方向に延びるように各々形成され、かつ前記第2の方向に前記所定の間隔に対して2倍の間隔で配列された複数の第2の電極と、を備え、
    前記複数の第2の電極の各々は、隣り合う前記複数の第1の電極の少なくとも一部と重なるように形成されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記複数の第1の電極は、前記第1の基板の外縁部に形成された一対の接続部と、該一対の接続部から交互に前記第1の基板の内側方向へ延在する複数の帯状電極部と、を有する一対のくし歯状電極の帯状電極部であり、
    前記複数の第2の電極は、前記第2の基板の外縁部に形成された一対の接続部と、該一対の接続部から交互に前記第2の基板の内側方向へ延在する複数の帯状電極部と、を有する一対のくし歯状電極の前記複数の帯状電極部であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記複数の第1の電極及び前記複数の第2の電極に印加する電圧を制御することにより、前記画像の表示モードを2画面表示モード又は3次元画像表示モードに切り替える制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記2画面表示モードの時は、前記複数の第2の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第1の電極に対して前記複数の第2の電極に印加される一方の電圧と同位相の電圧を印加し、
    前記3次元画像表示モードの時は、前記複数の第1の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第2の電極に対して前記複数の第1の電極に印加される一方の電圧と同位相の電圧を印加することを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の第1の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第2の電極に対して前記複数の第1の電極に印加する電圧の半分の周期の電圧を印加することで、前記画像の前記表示モードを2次元画像表示モードに切り替えることを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記複数の第2の電極に対して隣り合う電極同士が逆位相となるように電圧を印加するとともに、前記複数の第1の電極に対して前記複数の第2の電極に印加される他方の電圧と同位相の電圧を印加することで、前記画像の前記表示モードを第2の2画面表示モードに切り替えることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像表示装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像表示装置を備えた電子機器。
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