JP4252373B2 - アルミン酸ソーダの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミン酸ソーダの製造方法に関するものである。さらに詳しくは、出来た製品のモル比(品質)のバラツキを低減できるアルミン酸ソーダの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、セメントに添加する急結材としてアルミン酸ソーダが知られているが、アルミン酸ソーダの製造方法としては、一般に、アルミナ(Al23)と炭酸ソーダ(Na2CO3)等を混合し、1000〜1300℃で焼成して製造する方法が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−105426号公報(特許請求の範囲の請求項1)
【0004】
【特許文献2】
特開平10−152321号公報(段落〔0007〕)
【0005】
しかしながら、上記のように焼成品として製造される市販のアルミン酸ソーダは吸湿性があり、セメントとブレンドする際にダマが生じやすく、ブレンド作業性が良好でなく、また、急結反応性が極めて高く、セメントとの混合物に水を混ぜると、数秒間で反応して発熱し、流動性が失われるため、取扱いが容易でないといった問題点があった。
【0006】
そこで、焼成品であるアルミン酸ソーダの前記問題点を解消し、比較的吸湿性が低く、セメントの急結反応が緩やかに進行する、ブレンド作業性に優れ、取扱いの容易なアルミン酸ソーダを製造することを目的として、水酸化ナトリウムと水酸化アルミニウムを溶液で反応させ、蒸発乾固させる方法が開発された。
【0007】
このような方法として、製品中において、Na2Oが38重量%以上、Al23 が48重量%以上となるように配合量を定めた苛性ソーダ(水酸化ナトリウム水溶液)と水酸化アルミニウムを液温100〜135℃で溶解し、反応させた後に蒸発乾固させることを特徴とするアルミン酸ソーダの製造方法の発明(特許文献3参照)がある。
【0008】
【特許文献3】
特開2001−39750号公報(特許請求の範囲の請求項1、請求項2、段落〔0009〕、〔0010〕)
【0009】
この発明の方法は、原料となる苛性ソーダ及び水酸化アルミニウムの配合量が前記量的規定を外れる、すなわち、製品中において、Na2Oが38重量%未満、Al23 が48重量%未満の場合には、急結材としての本質的な性能を確保しにくくなること、また、苛性ソーダ及び水酸化アルミニウムを溶解する際の液温が前記規定を外れる、すなわち、液温が100℃未満の場合には、反応速度が遅くなり、製造効率の低下をきたし、一方、135℃を超えると、苛性ソーダは強アルカリであるため、取扱いが難しくなり、製造管理上好ましくないことから、苛性ソーダ及び水酸化アルミニウムの配合量、両者を溶解する際の液温を規定したものである。
さらに、この発明には、苛性ソーダと水酸化アルミニウムの配合比が、製品中のNa2OとAl23のモル比(Na2O/Al23)で1.1〜1.6の範囲から外れる場合には、Na2O又はAl23のいずれかが過多となり、市販品以上の性能を発揮しにくくなることも指摘されているが、設定モル比と出来た製品のモル比との関係については示されておらず、安定したモル比(品質)の製品を製造することを意図するものではない。
【0010】
また、溶液からアルミン酸ソーダ(アルカリ金属アルミン酸塩)を製造する別の方法として、アルカリ金属水酸化物の水溶液とアルミナ原料とを、アルカリ金属アルミン酸塩の原料として混合し、溶融、反応、及び乾燥・脱水してアルカリ金属アルミン酸塩を製造する際に、混合、溶融、反応、及び乾燥・脱水のうちの一つ又は二つ以上の工程で、アルカリ金属アルミン酸塩の原料、中間生成物、及び/又は最終生成物に炭酸ガスを接触させることにより、炭酸成分をアルカリ金属アルミン酸塩中に含有させることを特徴とする炭酸成分を含有してなるアルカリ金属アルミン酸塩の製造方法の発明(特許文献4参照)がある。
【0011】
【特許文献4】
特開2001−316113号公報(特許請求の範囲の請求項4、段落〔0030〕、〔0033〕、〔0036〕)
【0012】
この発明には、実施例として、水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウムの混合比を、製品中のNa2OとAl23のモル比(Na2O/Al23)で0.9〜1.5の範囲で変えて、アルミン酸ソーダを製造することが示されているが、設定モル比に対して、出来た製品のモル比にバラツキがあり、安定したモル比(品質)の製品が製造できないという問題点があった。
【0013】
さらに、水和酸化アルミニウム及び/又は水酸化アルミニウムを過剰量の水酸化ナトリウムと、Al:Naの重量比を1:1.03〜1:1.50に保ちまたNaOH含有量25〜55重量%の水酸化ナトリウム水溶液を使用して反応させ、反応後混合物を熱媒体として加熱ガス又は蒸気を使用して噴霧乾燥により脱水処理する形式の、一般式NaAlO2、NaAlO2・1.5H2O及び/又はNaAlO2・XH2Oのアルミン酸ナトリウムを製造する方法において、混合容器内で撹拌しながら過剰量の水酸化ナトリウム中の水和酸化アルミニウム及び/又は水酸化アルミニウムの縣濁液を20〜120℃の温度で製造し、引続き各反応体を反応させるためこの縣濁液を、混合容器と間接的にか又は直接連結されている少なくとも1つの加熱反応管に加圧下に導入し、得られたアルミン酸ナトリウム溶液を噴霧乾燥し、噴霧乾燥に際して使用したガスのガス排出温度又は蒸気排出温度を130〜190℃に調整することを特徴とする、アルミン酸ナトリウムの製法の発明(特許文献5参照)がある。
【0014】
【特許文献5】
特開平2−283613号公報(特許請求の範囲の請求項1、第3頁左下欄〜右下欄参照)
【0015】
この発明は、噴霧器ノズルに皮殻を形成することなく、噴霧乾燥及び流動床乾燥によって細かく分配され、流動性でかつ極めて反応性の高い生成物を生じる、安定剤不含の清澄なアルミン酸塩溶液をもたらすために、加熱可能の予備混合容器を使用して、過剰量の水酸化ナトリウム中の水和酸化アルミニウム及び/又は水酸化アルミニウムの縣濁液を20〜120℃、有利には30〜80℃の温度で製造するものであるから、設定モル比に対して、出来た製品のモル比のバラツキを低減することを意図するものではなく、水和酸化アルミニウム及び/又は水酸化アルミニウムと混合する前の水酸化ナトリウム水溶液を予め加熱(保温)するものでもない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術の問題点を解決し、設定モル比に対して、出来た製品のモル比のバラツキが低減され、安定したモル比の製品を製造できるアルミン酸ソーダの製造方法を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討の結果、水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウム等のアルミナ原料とを反応させることによりアルミン酸ソーダを製造する際に、原料である水酸化ナトリウム水溶液を予め保温しておき、この保温した水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウム等のアルミナ原料とを反応させると、設定モル比に対して、出来た製品のモル比のバラツキが低減され、安定したモル比のアルミン酸ソーダを製造できることを見出し、本発明に至った。
【0018】
(1)本発明は、水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウムとを反応させることによるアルミン酸ソーダの製造方法において、濃度が20〜80%の水酸化ナトリウム水溶液を、50〜80℃の恒温槽で1〜3時間、予め保温して、この予め保温した水酸化ナトリウム水溶液に、水酸化アルミニウムを60〜140℃で溶解して反応させることを特徴とするアルミン酸ソーダの製造方法である。そして、具体的な態様としては以下のものを含んでいる。
【0021】
前記恒温槽内の攪拌棒の回転数が0.5〜2.0rpmであることを特徴とする前記(1)に記載のアルミン酸ソーダの製造方法である。
【0023】
)反応後、蒸発乾固させることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のアルミン酸ソーダの製造方法である。
【0025】
前記水酸化ナトリウム水溶液と前記水酸化アルミニウムの配合量を、製品中において、NaOが38重量%以上、Alが48重量%以上となるように定めることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか一に記載のアルミン酸ソーダの製造方法である。
【0026】
前記水酸化ナトリウム水溶液と前記水酸化アルミニウムの配合比を、製品中のNaOとAlのモル比で0.9〜1.5となるようにすることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれか一に記載のアルミン酸ソーダの製造方法である。
【0027】
)前記配合比を、製品中のNaOとAlのモル比で0.99〜1.05となるようにすることを特徴とする前記()に記載のアルミン酸ソーダの製造方法である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウム等のアルミナ原料を原料として、簡単な製造方法と装置により、安定したモル比のアルミン酸ソーダの製造を可能とするものである。
【0029】
水酸化ナトリウム水溶液としては、一般に水酸化ナトリウム50%溶液が用いられるが、本発明では、20〜80%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液を使用する。好ましくは40〜60%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液を使用することができる。水酸化ナトリウム水溶液の濃度が20%未満と薄いと、アルミン酸ナトリウムの生成が遅くなったり、結晶が析出しにくくなる場合があり、逆に、80%を超えて、濃度が濃すぎると溶液の粘性が大きくなり、ハンドリングに支障をきたす場合がある。
【0030】
本発明では、常圧条件下でアルミン酸塩を生成しやすいことから、鉱物としてAl(OH) (水酸化アルミニウム)を使用する。粉末水酸化アルミニウムが最も好ましい。α−Alや金属アルミニウムを主体としたものではアルミン酸ナトリウムが得られにくい場合がある。
【0031】
本発明において、水酸化ナトリウム水溶液を水酸化アルミニウム等のアルミナ原料と反応させる前に予め保温するのは通常、恒温槽を使用して実施するが、使用する恒温槽は合金製のもので大きさは2m3程度である。
【0032】
水酸化ナトリウム水溶液の恒温槽における保温温度は50〜80℃であり、60〜70℃が好ましい。保温温度が50℃未満では、顕著なモル比(品質)のバラツキ低減効果が得られない場合があり、また、80℃を超えると恒温槽に弊害を与える場合があるから、保温温度は、前記の範囲に設定するのが好ましい。
【0033】
また、恒温槽における水酸化ナトリウム水溶液の保温時間は、1〜3時間であり、2時間程度が好ましい。保温時間が1時間未満では十分な保温がされず、顕著なモル比(品質)のバラツキ低減効果が期待できない場合があり、また、3時間を超えると過剰な保温によりモル比(品質)のバラツキ低減効果は低下する場合があるから、保温温度は、前記の範囲に設定するのが好ましい。
【0034】
さらに、恒温槽は撹拌しなくてもモル比(品質)のバラツキ低減効果はあるが、恒温槽内の攪拌棒の回転数を0.5〜2.0rpmとすることにより、効果は顕著となる。攪拌棒の回転数は1.0〜1.5が好ましく、1.2〜1.4がより好ましい。攪拌棒の回転数が0.5rpm未満では水酸化ナトリウム水溶液は十分な保温がされない場合があり、また、2.0rpmを超えると過剰に保温される場合があるから、撹拌による効果を奏させるためには、前記の範囲とする。
【0035】
保温した水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウムを反応缶にて溶解させ、蒸発乾固させる。溶解温度は従来技術より広い範囲に設定可能であるが、60〜140℃であり、100℃〜120℃が好ましい。溶解温度が60℃未満では未反応の水酸化アルミニウムが残存して、顕著なモル比(品質)のバラツキ低減効果が得られない場合があり、また、140℃を超えると水酸化ナトリウム水溶液の蒸発が起こり、モル比(品質)のバラツキ低減効果が減退する場合があるから、溶解温度は、前記の範囲に設定するのが好ましい。
【0036】
酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウムの配合量は任意に設定可能であるが、従来技術と同様に、製品中において、NaOが38重量%以上、Alが48重量%以上となるように配合量を定めた水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウムを反応させ、アルミン酸ソーダを製造することができる。
【0037】
本発明において、水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウムの配合比も任意に設定可能であるが、従来技術と同程度とすることができ、製品中のNa2OとAl23のモル比(Na2O/Al23)で0.9〜1.5の範囲で顕著なモル比(品質)のバラツキ低減効果が得られる。前記の配合比を、製品中のNa2OとAl23のモル比で0.99〜1.05に設定すると、特に偏差が小さくなるので好ましい。製品中のNa2OとAl23のモル比で0.9未満であるか、1.5を超えると顕著なモル比バラツキ低減が得られない場合がある。
【0038】
【実施例】
以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
【0039】
(実施例1)
水酸化ナトリウム50%溶液1650kgを70℃の恒温槽で2時間保温後、粉末水酸化アルミニウム1600kgと100℃で溶解反応させ、出来た製品のモル比のバラツキを確認した。恒温槽の温度、時間を表1に示すように変化させて試験を行った。
【0040】
<使用材料>
・水酸化ナトリウム50%溶液:電気化学工業社製
・粉末水酸化アルミニウム:密度2.15g/cm、BL=4500cm/g
・水酸化ナトリウム50%溶液の保温条件:温度;50〜80℃
時間;1〜3時間
・溶解温度:100℃
・モル比(設定値):1.010
【0041】
〈測定方法〉
恒温槽で予め保温した水酸化ナトリウム50%溶液と粉末水酸化アルミニウムを100℃で溶解反応させて出来たアルミン酸ソーダのモル比と、未保温の水酸化ナトリウム50%溶液と粉末水酸化アルミニウムを100℃で溶解反応させた出来たアルミン酸ソーダのモル比のバラツキを測定した。
【0042】
【表1】
Figure 0004252373
【0043】
表1の結果より、水酸化ナトリウム50%溶液を予め保温して出来たアルミン酸ソーダのモル比(品質)のバラツキは大きく低減されていることが分かる。
【0044】
(実施例2)
実施例1の実験No.1−5を使用して、表2に示すように恒温槽内の攪拌棒の回転数を変化させたこと以外は実施例1と同様に行った。
【0045】
【表2】
Figure 0004252373
【0046】
表2の結果より、恒温槽内の攪拌棒の回転数が0.5〜2.0rpmでは優れたモル比(製品)のバラツキ低減効果を示すことが分かる。
【0047】
(実施例3)
溶解温度を表3に示すように変化させたこと以外は、実施例2の実験No.2−5(水酸化ナトリウム50%溶液を70℃、2時間、恒温槽の攪拌棒の回転数1.2rpmで予め保温した場合)と同様に行った。
【0048】
【表3】
Figure 0004252373
【0049】
表3の結果より、溶解温度60〜140℃で溶解した場合には優れたモル比(製品)のバラツキ低減効果を示すことが分かる。
【0050】
(実施例4)
設定するモル比を表4に示すように変化させたこと以外は、実施例3の実験No.3−5(水酸化ナトリウム50%溶液を70℃、2時間、恒温槽の攪拌棒の回転数1.2rpmで予め保温し、溶解温度を120℃とした場合)と同様に行った。
また、未保温の水酸化ナトリウム50%溶液と粉末水酸化アルミニウムを120℃で溶解反応させてアルミン酸ソーダを得たものを、比較例とした。
【0051】
【表4】
Figure 0004252373
【0052】
表4の結果より、モル比を0.9〜1.5に設定した場合には、モル比のバラツキ低減効果があり、特に、0.99〜1.05に設定すると、偏差が0.004以下になり、優れたモル比のバラツキ低減効果を示すことが分かる。
また、モル比が0.9以下や1.25以上になると、未保温の水酸化ナトリウム溶液を使用した場合、4−1、4−3、4−15、4−17に示されるようにモル比のバラツキが大きくなるが、予め保温した水酸化ナトリウム溶液を使用すると、4−2、4−14、4−16に示されるようにモル比のバラツキが顕著に低減されるのが分かる。
【0053】
【発明の効果】
本発明においては、水酸化ナトリウム水溶液を予め保温をすることで、水酸化アルミニウム等のアルミナ原料との反応により出来たアルミン酸ソーダのモル比(品質)のバラツキが低減するという効果を奏するものであり、工業的価値は極めて大きい。

Claims (6)

  1. 水酸化ナトリウム水溶液と水酸化アルミニウムとを反応させることによるアルミン酸ソーダの製造方法において、濃度が20〜80%の水酸化ナトリウム水溶液を、50〜80℃の恒温槽で1〜3時間、予め保温して、この予め保温した水酸化ナトリウム水溶液に、水酸化アルミニウムを60〜140℃で溶解して反応させることを特徴とするアルミン酸ソーダの製造方法。
  2. 前記恒温槽内の攪拌棒の回転数が0.5〜2.0rpmであることを特徴とする請求項に記載のアルミン酸ソーダの製造方法。
  3. 反応後、蒸発乾固させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアルミン酸ソーダの製造方法。
  4. 前記水酸化ナトリウム水溶液と前記水酸化アルミニウムの配合量を、製品中において、NaOが38重量%以上、Alが48重量%以上となるように定めることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアルミン酸ソーダの製造方法。
  5. 前記水酸化ナトリウム水溶液と前記水酸化アルミニウムの配合比を、製品中のNaOとAlのモル比で0.9〜1.5となるようにすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のアルミン酸ソーダの製造方法。
  6. 前記配合比を、製品中のNaOとAlのモル比で0.99〜1.05となるようにすることを特徴とする請求項に記載のアルミン酸ソーダの製造方法。
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