JP4251776B2 - インバータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台のインバータユニットが連携して動作し商用交流電力系統に電力を還流させることができるようしたインバータユニットの系統連携システムに係り、特に太陽光発電による電力を商用交流電力系統に還流するようにしたインバータユニットの系統連携システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、太陽光発電がクリーンエネルギーとして注目を集め、広く実用化されているが、この場合、とにかく太陽電池が設置できさえすれば、その面積に応じた電力で発電できるのが利点である。
そこで、従来から、太陽電池パネルを単位パネルに規格化し、設置場所に応じて任意の枚数の単位パネルを群とした上で設置する方法が採られており、これにより、容易に適用範囲の拡大が図れるようになっている。
【0003】
ところで、このような太陽光発電システムでは、小規模なシステムなど、特別な場合を除き、太陽電池で発電された電力を一旦、系統電源(商用電力系統)に還流させ、系統の電力潮流に乗せて需要家に供給する方法が、電力の安定供給の見地から一般的な使用形態になっているが、この場合、太陽電池で発電された直流の電力を交流の電力に変換する装置が不可欠である。
【0004】
そこで、従来から、システム内に1台のインバータ装置を設け、その交流出力端子を連携している系統電源に接続する方法が採用されているが、この場合、システム内に設置されている太陽電池パネルの出力に対応した容量のインバータ装置を使用するのが通例である。
【0005】
しかし、この場合、太陽電池パネルの出力に応じて、容量の異なるインバータ装置が必要になる。つまり、この場合、例えば1KWの太陽電池パネルを持ったシステムでは、1KW対応のインバータ装置が必要で、例えば10KWの太陽電池パネルを持ったシステムでは、10KW対応のインバータ装置が必要になることになる。
【0006】
そこで、さらに出力が大きな太陽光発電システムの場合、群構成された太陽電池パネルを更に幾つかの群に分けて複数の下位群とし、各下位群毎に1台のインバータ装置を設けることにより、各下位群で同一の容量のインバータ装置で対応できるようにし、容量の共通化によるコストの低廉化が図れるようにする方法が従来技術として知られていた。
【0007】
この従来技術の場合、例えば10KWの太陽電池パネルを持った太陽光発電システムでは、太陽電池パネルを10分割して1KWの下位群にし、各下位群毎に1KW対応のインバータ装置を設けるようにするのであるが、このとき、1KW対応のインバータ装置が汎用化されているなどの理由により、10台の1KW対応のインバータ装置の方が、10KW対応のインバータ装置よりも廉価な場合があることから、コストの低廉化が得られるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、各インバータ装置の並列接続について配慮がされておらず、各太陽電池パネル群の発電エネルギーの有効利用の点と、コストの抑制に限度が生じてしまう点に問題があった。
従来技術の場合、複数のインバータ装置の入力と出力を並列に接続すると、インバータ装置間に還流を生じ、出力電流にアンバランスが生じてしまう。
【0009】
従って、従来技術では、インバータ装置の直流入力同士を並列に接続することができず、分離して独立にしてあるが、この結果、従来技術では、各インバータ装置間での運転協調ができず、インバータ装置に故障が発生した場合、そのインバータ装置に対応する太陽電池パネル群の発電エネルギーが有効利用できなくなってしまうのである。
【0010】
また、この結果、従来技術では、太陽電池パネルからインバータ装置までの直流部配線もインバータ装置の台数分必要になり、且つ太陽電池パネルとインバータ装置には開閉器があるので、これもインバータ装置の台数分必要になり、従って、システムコストが増大してしまうのである。
【0011】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、まず第一に、何れかのインバータユニットに故障が発生しても、太陽電池パネルのエネルギーを停滞させることなく、正常なインバータ装置により利用できるようにすることであり、且つ直流部の共通配線化によるシステムコストの低減が図れるようにすることである。
次に第二は、太陽の日射が弱く、太陽電池パネルから得られる電力が少ないときでの効率低下が抑えられるようにすることである。
【0012】
更に第三は、複数台のインバータ装置が故障したとき、正常なインバータ装置に影響を与えることなく出力遮断させ、故障が解除されれば運転中のインバータと同期運転を再開し、システムダウンのない安定な運転を継続できるようにすることである。
従って、本発明の目的は、これらの課題が解決できるようにしたインバータ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、マスタ制御部を備える1台の親機インバータユニットとスレーブ制御部を備える少なくとも1台の子機インバータユニットからなる複数のインバータユニットに入力された電力が変圧器を介して系統電源に出力されるインバータユニットの系統連携システムにおいて、前記マスタ制御部が出力する定電流のPWMゲート信号は、前記親機インバータユニットのドライバ回路に入力されると共に、前記マスタ制御部とPWMゲート信号の伝達経路が直列に接続された前記スレーブ制御部のドライバ回路に入力され、前記親機インバータユニットと前記子機インバータユニットが同期してスイッチング制御されるようにして達成される
【0014】
このとき、前記子機インバータユニットは、前記PWMゲート信号が当該子機インバータユニットに入力されないように迂回する回路を備えるようにしてもよく、前記子機インバータユニットのうち故障したものがあった場合、前記迂回する回路を制御することにより、当該子機インバータユニットのドライバ回路に前記PWMゲート信号が入力されないようにしてもよい。
更に、このとき、前記親機インバータユニットから運転が開始され、当該親機インバータユニットの出力が所定の値を超えた場合、前記子機インバータユニットの運転が開始されるようにしてもよく、前記親機インバータユニットと前記子機インバータユニットには太陽電池パネルからの直流電力が入力され、これらインバータユニットの運転台数が制御されることにより前記直流電力が交流電力に変換されるようにしてもよく、前記インバータユニットの運転台数は、前記太陽電池パネルからの直流電力の大きさに応じて決定されるようにしてもよい。
【0015】
本発明によれば、直流端子部が共通化された複数台のインバータユニットが提供され、このとき、インバータの運転状態を監視し、インバータの運転、停止をコントロールする表示操作パネル器を備えたインバータ装置を提供することができる。
【0016】
また、本発明によれば、インバータ装置内に複数台のインバータユニットが設けられ、何れか1台が親機インバータユニットになり、その他は子機インバータユニットになる。
そして、親機インバータユニットにはマスタ制御基板を設け、この基板の機能として、インバータの基本制御機能、力率1制御機能、最大電力機能、系統連携保護制御機能と各インバータユニットの主素子を同期駆動する為のゲート信号出力機能を持たせ、子機インバータユニットにはスレーブ制御基板を設けることができる。
【0017】
ここで、マスタ制御基板から出力されたゲート信号は、親機インバータユニットの主スイッチング素子を駆動する信号になると共に、子機インバータユニットの主信号素子を駆動する信号にもなり、この信号は次の子機インバータユニットのスレーブ制御基板に受け継ぎ、次々と子機インバータユニットのスレーブ制御基板に伝送される。
【0018】
また、スレーブ制御基板にはゲート信号のマスク回路を設けることができ、このマスク回路を動作させることにより、当該スレーブ制御基板のゲート信号だけをマスクしながら、他の子機インバータにはそのままゲート信号が伝送されるようにすることができる。
【0019】
これにより、このゲート信号が供給され子機インバータユニトの出力を遮断するかしないかを容易に制御することができる。
また、マスタ制御基板から出力されるゲート信号を定電流源から供給するようにすることもでき、インバータユニットの運転台数が増減しても安定したゲート制御を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるインバータ装置について、図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明によるインバータ装置の第1の実施形態で、この実施形態に係るインバータ装置1は、出力端子3と入力端子4、それに基本ユニットとなる親インバータユニット5と増設用ユニットとして付加される子機インバータユニット5aを備え、出力端子3は系統電源2に接続され、入力端子4はPV電源23(太陽電池パネルからなる直流電源)に接続されている。
【0021】
更に、このインバータ装置1には、系統電源2の電圧を検出する系統電源電圧検出器6、高周波フィルタユニット9、9a、入力と出力の電圧を整合させるための変圧器10、系統電源側とインバータユニット側の間の接続と遮断を行なう電磁開閉器11、それに表示操作パネル器12が備えられている。
【0022】
そして、まず親機インバータユニット5には、直流の電力を交流の電力に変換する主スイッチング素子を含むIPM(インテリジェントパワーモジュール)15と、マスタ制御基板13が設けてある。
マスタ制御基板13には、インバータ動作に際して力率を1に制御する機能と系統連携保護制御機能、最大電力機能、及び各インバータユニットの主スイッチング素子同期駆動用のゲート信号を出力する機能が備えられている。
【0023】
次に子機インバータユニット5aには、PM15aと、スレーブ制御基板14が設けられている。
スレーブ制御基板14には、マスタ制御基板13とは異なり、インバータユニットの主スイッチング素子同期駆動用のゲート信号を出力する機能は省かれているが、マスター側からのゲート信号を受継ぐ機能を有している。
【0024】
更に、これらインバータユニット5、5aは、自身の出力電流状態を検出する電流検出器7、7aとIPM15、15a、制御回路動作用のDC/DCチョッパ電源回路16、16a、逆流防止ダイオード17、17a、平滑コンデンサ18、18a、それにゲート駆動基板19、19aにより構成されているが、このとき、インバータユニット5には、更に直流電圧の状態を検出する直流電圧検出回路8が設けられている。
【0025】
このとき、IPM15、15aは、フライホィール用の高速ダイオードが並列に接続された6組のIGBTからなる主スイッチング素子に、高速のスイッチング動作機能とモジュール内部の過電流、過熱異常による自己出力遮断機能、それに警報信号出力機能の各機能を付与させたモジュールで構成されている。
【0026】
そして、これらのIPM15、15aの主スイッチング素子を駆動するためゲート信号は、マスタ制御基板13から出力され、ゲート駆動基板19、19aを介して、それぞれのスイッチング素子に供給されるようになっているが、このときのゲート信号の伝達経路は、往路側ケーブル21を通ってマスタ制御基板13からスレーブ制御基板14に伝達され、復路側ケーブル22によって再びマスタ制御基板13に帰還させる経路になっている。
【0027】
ここで、インバータ装置1の容量を大きくするためには、子機インバータユニットを更に付加するのであるが、このとき図2に示すように、マスタ制御基板13と各スレーブ制御基板14a、14bの間を、それぞれ往路側ケーブル21、21aと、復路側ケーブル22、22aにより接続してやれば良い。
なお、この図2は、付加されたインバータユニットが1台の場合で、その分については、各構成要素を示す数字に添字aを付して示してある。
【0028】
更に、このとき、図3の実施形態に示すように、PV電源23と入力端子4の間に昇圧チョッパー装置24を設け、これにより、図1と図2の実施形態におけるにおける変圧器10を取り除くようにしても良い。但し、特に絶縁隔離が必要なときは別である。
【0029】
なお、ここで、太陽電池パネルからなるPV電源23の直流出力電圧が、系統電源2の交流電圧よりも高い場合(通常は反対であるが)には、昇圧チョッパ装置24ではなく、降圧チョッパ装置になり、両方の電圧が対応しているときは、昇圧チョッパ装置24も変圧器10も不要である。
【0030】
次に、マスタ制御基板13とスレーブ制御基板14a、それにゲート駆動基板19、19aについて、図4により説明する。
なお、ここでは、主として、インバータユニット15、15aに対するゲート信号の供給経路についてだけ説明し、ゲート駆動基板19、19aを除き、詳細については後述する。
【0031】
まず、マスタ制御基板13には、ゲート信号出力回路部が搭載されているが、これは、マイクロプロセッサ25、故障ホールド回路44、ゲートブロック制御回路26、定電流駆動回路27、非反転出力型のバッファIC28、非反転出力型のオープンコレクタトランジスタアレイ29、反転出力型のドライバーIC30、ゲート信号出力側用コネクタ37、ゲート信号入力側用コネクタ40、+12Vの内部安定化電源41、切換スッチ62、外部電源入力端子42が設けてあり、これらによりゲート信号出力部64(後述)が構成されている。
【0032】
次に、スレーブ制御基板14aには、往路側ケーブル21用のゲート信号入力側用コネクタ38と、復路側ケーブル22用のゲート信号出力側用コネクタ39が設けてある。
そして、ゲート駆動基板19、19aには、ゲート信号伝達用フォトカプラ31〜36、31a〜36aが設けてある。なお、ここでは、各フォトカプラについて、それらの入力側となるLED(発光ダイオード)だけが示してある。
【0033】
ここで、各コネクタは、それぞれケーブルで接続されるが、このときの接続態様は、インバータユニットの設置台数に応じて異なる。
【0034】
まずインバータユニットが1台だけのとき、例えば図1〜図3において、子機インバータユニット5aが設けられていないで、親機インバータユニット5だけで使用された場合には、マスタ側のゲート信号出力側用コネクタ37とゲート信号入力側用コネクタ40同士がそのまま接続される。
【0035】
次に、インバータユニットが2台の場合には、図示のように、マスタ制御基板側のゲート信号出力側用コネクタ37はスレーブ制御基板側のゲート信号入力側用コネクタ38が接続され、スレーブ制御基板側のゲート信号出力側用コネクタ39がマスタ制御基板のゲート信号入力側用コネクタ40に接続される。
そして、子機インバータユニットが2台以上の場合は、順次、直列に接続されるが、この場合については後述する
次に、この実施形態の動作について説明する。
インバータ装置1が始動されると、マイクロプロセッサ25は、後述するようにして親機インバータユニット5に故障などによる異常がないことを確認し、運転条件が成立すると、故障ホールド回路44がゲートブロック制御回路26にゲート駆動電源解除信号を与え、ゲートブロックを解除する。
【0036】
このとき、切換スィッチ62は、内部安定化電源41と外部安定化電源43の一方をゲート信号駆動用の電源として選択する働きをする。
ここで、いま、切換スイッチ62が内部安定化電源41側に接続されていた場合、ゲート信号の駆動電源は内部安定化電源41から供給され、これがゲートブロック制御回路26を介して定電流駆動回路27に供給される。
【0037】
一方、主スイッチング素子を駆動するためのU+、U−、V+、V−、W+、W−の各PWM信号はマイクロプロセッサ25からゲート信号として出力され、これがバッファIC28を介してオープンコレクタトランジスタ29に供給される。
このとき、ゲート信号がアクティブ期間では、オープンコレクタトランジスタ29の出力がHレベルでドライバーIC30の出力はLレベルになるように設定してある。
【0038】
この結果、まずインバータユニットが1台の場合は、定電流のゲート信号が定電流駆動回路27から定電流のゲート信号が出力され、親機インバータユニット5のゲート駆動基板19にあるフォトカプラ31〜36のLEDを駆動した後、コネクタ37、40を経由して、そのままドライバーIC30に吸い込まれる。
【0039】
一方、インバータユニットが2台、つまり図1〜図3に示すように親機インバータユニット5と1台の子機インバータユニット5aによる運転の場合には、親機インバータユニット5側にあるフォトカプラ31〜36のLEDを駆動した定電流のゲート信号は、マスタ制御基板13のコネクタ37からケーブル21を介してスレーブ制御基板14aのコネクタ38に供給される。
【0040】
そして、スレーブ制御基板14aのゲート駆動基板19aにあるフォトカプラ31a〜36aのLEDを駆動した後、ゲート信号出力側用コネクタ39からケーブル22によりマスタ制御基板13のゲート信号入力側用コネクタ40に供給され、この後、ドライバーIC30に吸い込まれるようになる。
【0041】
この結果、図1などに示されているインバータユニットが2台の場合でも、親機インバータユニット5と子機インバータユニット5aの双方には、全く同じタイミングのゲート信号が供給されることになり、従って、親機インバータユニット5と子機インバータユニット5aに、完全に同期したスイッチング動作を行なわせることができる。
【0042】
そして、この結果、親機インバータユニット5と子機インバータユニット5aが、入力も出力も並列になっているにもかかわらず、循環電流が生じる虞れがなく、従って、この実施形態によれば、1系統のPV電源23に対して、2台のインバータユニットで対応することができる。
【0043】
ところで、この図4の実施形態では、各フォトカプラのLEDを駆動した定電流のゲート信号が、最終的にはドライバーIC30に吸い込まれるようになっているが、これに代えて、図5に示すように、マスタ制御基板13のゲート信号入力側用コネクタ40の出力をアース(共通電位点)に接続し、各フォトカプラのLEDを駆動した定電流のゲート信号は、最終的には0Vラインであるアースに吸い込まれるようにしてもよく、この場合でも、基本的な動作は同じになる。
【0044】
次に、子機インバータユニットの台数を更に増す場合は、図6に示すように、マスタ制御基板13のゲート信号出力側用コネクタから順次、各スレーブ制御基板のコネクタ間を直列に接続してやれば良い。
ここで、この図6は子機インバータユニットが3台の場合で、この場合は、まずマスタ制御基板13のゲート信号出力側用コネクタOUTを、ケーブル21により、1台目のスレーブ制御基板14aのゲート信号入力側用コネクタINに接続する。なお、ここでも、子機インバータユニット5a以外の子機インバータユニットについては、夫々添字b、cを付して示してある。
【0045】
次に、この1台目のスレーブ制御基板14aのゲート信号出力側用コネクタOUTは、ケーブル21aを介して、次の2台目のスレーブ制御基板14bのゲート信号入力側用コネクタINに接続する。そして、この2台目スレーブ制御基板14bのゲート信号出力側用コネクタOUTを、ケーブル21bにより、3台目のスレーブ制御基板14cのゲート信号入力側用コネクタINに接続するというように、次々と拡張して直列に接続する。
【0046】
そして、最後のスレーブ制御基板(この場合は3台目のスレーブ制御基板14c)のゲート信号出力側用コネクタOUTを、マスタ制御基板13のゲート信号入力側用コネクタINに、ケーブル22により接続してやれば、配線が完結することになる。
【0047】
従って、この実施形態によれば、子機インバータユニットの台数を任意に増加させることができ、1系統のPV電源23に対して、必要な台数のインバータユニットを並列に接続することができることになり、この結果、いかなる発電能力の太陽電池パネルにも、同一容量のインバータユニットで容易に対応することができる。
【0048】
また、この実施形態によれば、親機インバータユニット15も含め、全てのインバータユニットの直流側が並列に接続できるので、太陽電池パネルからなるPV電源23からインバータ装置1までの直流部配線が一系統で済み、且つ開閉器4も1台で済むことになるので、コストダウンを容易に得ることができる。
【0049】
ここで、この実施形態の場合、子機インバータユニットの台数に応じて、各インバータユニットにおけるフォトカプラのLEDも同じ数だけ直列に接続された形になるので、直列に接続されたLEDの夫々の順電圧に応じてゲート信号の電圧が分配された形になり、駆動にバラツキが発生する虞れがある。
【0050】
しかし、この実施形態では、ゲート信号が定電流駆動回路27から供給されているので、ゲート信号は定電流化されており、従って、直列になっているLEDの個数が多くなっても、全て同一の電流値で駆動されるので、バラツキが生じる虞れがなく、全てのインバータユニットで常に的確なスイッチング制御を得ることができる。
【0051】
但し、子機インバータユニットの増加台数が更に多くなると、LEDの順電圧の加算値がさらに大きくなり、定電流源を作るための電源電圧がマスタ制御基板13内に設けてある+12Vの内部安定化電源41から供給される電圧では不足し、的確な駆動ができなくなる虞れが生じる。
【0052】
そこで、この実施形態では、切換スイッチ62を設け、必要に応じて外部安定化電源43が選択できるようになっており、従って、この外部安定化電源43として、必要な電圧を発生するものを用意することにより、子機インバータユニットの増設台数が多くなっても、容易に対応できるようになっている。
【0053】
次に、スレーブ制御基板の詳細について、図7により説明する。
なお、ここでは、代表例として、スレーブ制御基板14aについて説明するが、他の、スレーブ制御基板14b、14c、……でも同じである。
そして、この図7において、ゲート信号入力側用コネクタ38aと、ゲート信号出力側用コネクタ39a、それにゲート駆動基板19a及びフォトカプラ31a〜36aのLEDは、図4と図5の場合と同じである。
【0054】
入力端子60には、電流検出器7aで検出された子機インバータユニット15aのU相とW相の電流値IU、IWが入力され、最大値選択回路46により全波整流されて最大値が検出される。
最大値選択回路46の出力は、比較器CPにより過電流異常判定レベル値REFと比較され、過電流異常レベルを越えたとき比較器CPの出力がHレベルとなり、故障ホールド用IC47にラッチが掛かって、故障の発生が記億されるようになっている。
【0055】
一方、入力端子61には、IPM15aに過電流及び/又は温度異常が発生したときLレベルになる信号TRIPが入力される。
そして、この入力端子61に入力されている信号TRIPがLレベルになると故障ホールド用IC48にラッチが掛かり、同じく故障の発生が記億されるようになっている。
【0056】
従って、子機インバータユニット5aまたは子機インバータユニットのIPM15aに異常が発生されると、故障ホールド用IC47、48の少なくとも一方において、その出力QのレベルがHになり、出力QNはレベルLになる。
そうすると、この故障ホールド用IC47、48の少なくとも一方の出力QがレベルHになったことにより、故障判定論理回路49の出力がレベルLになり、この結果、フォトカプラ51〜56がオンされる。
【0057】
ここで、これらのフォトカプラ51〜56の出力側のフォトトランジスタは、夫々ゲート駆動基板19aにあるフォトカプラ31a〜36aのLEDに並列に接続されており、従って、フォトカプラ51〜56がオンされると、フォトカプラ31a〜36aのLEDは個々に全てが短絡される。
【0058】
そうすると、いままでコネクタ38aからフォトカプラ31a〜36aのLEDを経由してコネクタ39aに流れていたゲート信号はフォトカプラ51〜56により迂回されてしまうようになり、この結果、フォトカプラ31a〜36aはゲート信号と無関係にオフされ、子機インバータユニット15aはゲートブロック状態になって出力遮断される。
【0059】
一方、このとき、ゲート信号は、フォトカプラ51〜56を経由することにより、依然としてコネクタ38aからコネクタ39aに流れているので、親機インバータユニット15のマスタ制御基板13から他の子機インバータユニットを経由して戻るゲート信号の経路が途切られてしまうことはない。
【0060】
従って、この実施形態によれば、故障などの異常が発生してないインバータユニットの運転はそのまま継続された状態で、異常が発生したインバータユニットについてだけ確実に停止されることになり、異常発生に対する充分な保護のもとで、異常発生による機能低下は常に最小限に抑えられ、そのまま運転を継続させることができる。
【0061】
また、このとき故障ホールド用IC47、48の少なくとも一方の出力QNがレベルLになったことにより、フォトカプラ57、59の少なくとも一方がオンされ、この結果、このスレーブ制御基板14aと表示操作パネル器12(図1〜図3)の間を接続するための入出力端子50aを介して、表示操作パネル器12にインバータ故障信号ALMが供給される。
【0062】
そうすると、表示操作パネル器12は、このインバータ故障信号ALMが供給されたことにより、予め設定してある一定時間経過後、故障解除信号RSを発生し、入出力端子50aを介してスレーブ制御基板14aに供給する。
そして、この故障解除信号RSが入力されたことにより、フォトカプラ59がオンさせる。
【0063】
こうして、フォトカプラ59がオンされると、故障ホールド用IC47、48にリセット信号が供給されるので、これら故障ホールド用IC47、48による故障ホールドは、ここで解除される。
そして、この結果、フォトカプラ51〜56がオフされるので、ゲート駆動基板側19aのフォトカプラ31a〜36aには再びゲート信号が流れるようになる。
【0064】
従って、このとき、発生していた異常が排除され、故障ホールド用IC47、48のセット入力SがレベルHになっていないことを条件として、子機インバータユニット5aの運転が再開される。
一方、この子機インバータユニット5aに異常が発生して無いときでも、故障解除信号RSを入力してフォトカプラ59をオン、オフさせることにより、フォトカプラ51〜56のオンオフを制御することができ、従って、この実施形態によれば、インバータユニットの運転停止が任意に得られるようになる。
【0065】
次に、子機インバータユニットが3台設けてある場合を例にして、マスタ制御基板13とスレーブ制御基板14a、表示操作パネル器12の相互関係について図8により説明する。
ここで、マスタ制御基板13は、既に説明した通り、ゲート信号出力部64、故障ホールド回路44、ゲートブロック制御回路26などが備えられているが、これらによるスレーブ制御基板14a及び表示操作パネル器12との情報の授受は以下のようにして行なわれる。
【0066】
まず、系統電源電圧状態を検出する変圧器6とインバータユニットの出力電流状態を検出する電流検出器7、それに直流部電圧状態を絶縁検出する直流電圧検出器8から得られたアナログ信号は、バッファアンプ70、サンプルホールドIC71、マルチプレクサIC72、それにバッファアンプ69を経由してA/D変換器73に供給される。
【0067】
そして、このA/D変換器73によりデジタル信号に変換された後、バファIC74を介してデータバスライン68に乗せられ、デコーダ75のコントロールにより、マイクロプロセッサ25に検出データが取り込まれる。
ここで、マルチプレクサ72とデコーダ75は、各種データを選択しデータバスラインに出る情報を切りかえる働きをする。
【0068】
マイクロプロセッサ25は、これら各種の情報に基づいてインバータの基本制御、力率1制御、系統連携保護制御、最大電力追従制御、状態監視などに必要な処理を実行する。
このとき、マスタ制御基板13のマイクロプロセッサ25と、表示操作パネル器12のマイクロプロセッサ80の間での状態監視の状態及びその他の設定情報の授受は、マスタ制御基板13側の通信用ドライバーIC65aと表示操作パネル器12側の通信用ドライバーIC79により入出力端子75を介して行なわれる。
【0069】
こうして親機インバータユニット13の情報を取り込んだマイクロプロセッサ80は、取り込んだ情報に基づいて各種モニタ用データを作成し、データバス81に出力する。
この信号はデコーダ機能付LEDドライバー82により処理され、系統電圧、電流、直流電流、出力電力などの各種モニター値が3桁のLED表示器83に表示される。
【0070】
表示操作パネル器12には、各種設定ボタン84が設けてあり、これらの操作により入力されたシステム全体の運転、停止、及び各種設定情報は、マイクロプロセッサ80及び通信用ドライバーIC79を介してマスタ制御基板13のマイクロプロセッサ25に供給され、これにより、インバータ装置1の動作が表示操作パネル器12により制御されるようになっている。
【0071】
ここで、マイクロプロセッサ25のウッチドッグタイマーにハードエラーが発生すると通信による制御ができなくなってしまう。
マスタ制御基板13にフォトカプラ66を設け、マイクロプロセッサ25からWDT(ウッチドッグタイマーエラー)信号が出力されたとき、この信号を入出力端子77を介して表示操作パネル器12に供給するようになっている。
【0072】
そして、表示操作パネル器12側のマイクロプロセッサ80は、このWDT信号の供給を受けたことにより、予め設定してある一定時間経過後、故障解除信号RESをマスタ制御基板13側に送る。
これにより、マスタ制御基板13側では、フォトカプラ67がオンされ、マイコン初期化用IC63がリセットされることにより、マイクロプロセッサ25と故障ホールド用IC44の初期化が行なわれる。
【0073】
上記したように、この図8は、子機インバータユニットが3台の場合の例なので、3個のスレーブ制御基板14a、14b、14cがある。
そして、故障などによる異常が発生したときは、図7でも説明した通り、これらスレーブ制御基板14a、14b、14cは、インバータ故障信号ALMを発生し、表示操作パネル器12に供給する。
【0074】
また、表示操作パネル器12は、故障解除信号RSを発生し、各スレーブ機制御基板14a、14b、14cに供給するが、このときの表示操作パネル器12と各スレーブ機制御基板14a、14b、14cの間での情報の授受は、入出力端子50a、50b、50cを介して行なわれる。
【0075】
ここで、上記したように、RS信号は、各子機インバータユニットに故障が無いときでも、運転指令と停止指令としての機能を持っている。つまり、RS信号は、それがLレベルのときはゲート信号をマスクし、当該インバータユニットの出力を遮断することができる。
【0076】
この結果、運転中の他のインバータユニットに関係なく、RS信号が与えられたインバータユニットだけの運転を停止させることができる。
また、RS信号がHレベルのときは、当該インバータユニットのゲート信号に対するのマスクは解除され、運転中の他のインバータユニットに同期投入して運転を再開させることができる。
【0077】
従って、この実施形態によれば、親機インバータユニット5から発生される出力電流指令値や出力電力指令値などの制御情報をマスタ制御基板13から表示操作パネル器12に通信伝送し、親機インバータユニット5の出力状態が100%に近い状態になったら、次の子機インバータユニットの動作を開始させるための指令が表示操作パネル器12から発生させるという制御も可能にすることができる。
【0078】
この結果、太陽電池パネルの出力状況を、親機インバータユニットの運転状態を見て予測し、システム全体からみた発電効率が最適になるようなインバータユニットの運転台数を知ることができ、これに基づいて表示操作パネル器12から指示することが可能になる。
【0079】
ここで、主スイッチング素子によるスイッチング損失は、その運転出力に関係無く、ほぼ一定になるから、インバータユニットを軽負荷で運転すると、一般に効率は低下する。よって、本発明の運転台数切換機能を使用すれば、太陽電池パネルの出力に応じインバータの運転台数を制限出来、効率を向上させることが可能となる。
【0080】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
ここで、この実施形態が、上記した実施形態と異なる点は、主としてゲート信号が各素レープ制御基板に並列に供給される点と、マスタ制御基板とスレーブ制御基板の各々にゲートブロック制御回路が設けられている点にある。
【0081】
まず、図9は、この実施形態におけるマスタ制御基板13とスレーブ制御基板14aを示したもので、この実施形態においては、まず、ゲート信号の駆動電源に定電流源回路を用いるのではなく、ゲートブロック制御回路26のトランジスタを介して、定電圧のゲート解除信号として出力されるようになっている。
【0082】
次に、マイクロプロセッサ25からU+、U−、V+、V−、W+、W−のPWM信号として出力される主スイッチング素子駆動用のゲート信号は、バッファIC28、85を介して伝えられるが、ここで、このゲート信号は、それがアクティブ状態のとき、バッファIC85の出力がLレベルになるようにしてある。
【0083】
従って、ゲート信号がアクティブ状態のとき、ゲートブロック制御回路26からゲート駆動基板19のフォトカプラ31〜36のLEDに電流が流れ、ゲート電流調整用の抵抗95を介してバッファIC85に吸い込まれることになる。 また、このゲート信号は、ドライバーIC30からゲート信号出力側コネクタ86に供給され、ゲート信号ケーブル94を介して子機インバータユニット5aに伝送される。
【0084】
各子機インバータユニット側では、ゲート信号ケーブル94を介して入力された信号は、スレーブ制御基板14aのゲート信号入力側コネクタ87に受け継がれるが、このとき、U+、U−、V+、V−、W+、W−のPWMゲート信号の他、ゲートブロック信号とOVライン信号が一緒に伝送される。
【0085】
そして、これらの信号のうち、PWMゲート信号は、バッファIC91に供給され、子機インバータユニットのゲート駆動基板19aにあるフォトカプラ31a〜36aのLEDを駆動する信号になる。
また、ゲートブロック信号は、スレーブ制御基板にある故障判定論理回路90により論理積がとられ、ゲートブロック制御回路89を制御する信号になる。
【0086】
一方、これらゲート信号入力側コネクタ87の各端子は、更にゲート信号出力側コネクタ88の各端子にそのまま接続されていて、次の子機インバータユニットのスレーブ制御基板にあるゲート信号入力側コネクタ87に伝達されるようになっている。
【0087】
そこで、この実施形態において、子機インバータユニットの台数を拡張し、例えば子機インバータユニット5aに更に子機インバータユニット5b、5cを増設する場合は、図10に示す通り、ゲート信号ケーブル94に加えて、更にゲート信号ケーブル94a、94bによりスレーブ制御基板のゲート信号入力側コネクタとゲート信号出力側コネクタを順次接続してやればよい。
【0088】
このとき、この実施形態の場合、全ての信号は各インバータユニットで並列に使用されるので、元に戻す必要は無い。
そこで、最後のゲート信号ケーブル94cの終端にあたる子機インバータユニット5cでは、そこにあるスイッチ92をオンし、ここで、終端抵抗93を介して、全ての信号が接地されるようしてある。
【0089】
次に、この実施形態におけるスレーブ基板14aの一例を図11に示す。
そして、この図11に示したスレーブ制御基板14aについては、図7に示したスレーブ制御基板14aと同じ部分についての説明は省き、相違している点についてだけ説明する。
まず、図7のスレーブ制御基板14aでは、インバータユニット自体の故障判定論理回路49の出力が、ゲート信号を迂回させマスクするためのフォトカプラ51〜56の駆動信号になっている。
【0090】
しかし、この図11の実施形態では、マスタ制御基板13の故障ホールド回路44から出力されたゲートブロック信号が、各信号ケーブルを介して故障判定回路49aに入力され、子機インバータユニット自身の故障判定結果と論理積がとられた信号が故障判定回路49aから出力され、ゲートブロック制御用回路89のトランジスタをオン、オフ制御するようになっている。
【0091】
ここで、故障判定回路49aの出力は、異常時にはレベルHになるように設定してある。
そこで、異常時にゲートブロック制御用回路89のトランジスタがオンに制御されると、その出力信号GSがレベルLになるので、ゲート駆動基板19aのフォトカプラ31a〜36aのLEDは、ゲート信号の状態と無関係に常時オフ状態に保持され、ゲートブロック制御されることになる。
【0092】
【発明の効果】
本発明によれば、系統連携用インバータを複数台運転する場合において、各インバータユニット直流部インバータに故障の際の太陽電池パネルのエネルギー利用の停滞をなくすことができる。
また、太陽電池パネルの発電エネルギーの大きさに応じて、運転インバータ運転台数が選択されるので、インバータ主素子の無駄なスイッチング損失が抑えられ、インバータ効率の向上が得られ、また、インバータ故障時におけるシステムの停止期間をなくすことができる。
更に、複数台運転におけるマスタ、スレーブ制御基板の採用、インバータユニット本体の共用化によるインバータ装置のコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインバータ装置の一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態によるインバータユニットの増設を説明するための全体構成図である。
【図3】本発明によるインバータ装置の他の実施形態を示す全体構成図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるマスタ制御基板とスレーブ制御基板の一例における接続状態を示す回路図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるマスタ制御基板とスレーブ制御基板の他の一例における接続状態を示す回路図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるインバータユニットの増設方法の説明図である。
【図7】本発明におけるスレーブ制御基板の一実施形態を示す回路図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるインータフェイスの一例を示す構成図である。
【図9】本発明の一実施形態におけるマスタ制御基板とスレーブ制御基板の他の一例における接続状態を示す回路図である。
【図10】本発明の他の一実施形態におけるインバータユニットの増設方法の説明図である。
【図11】本発明におけるスレーブ制御基板の他の一実施形態を示す回路図である。
【符号の説明】
1 インバータ装置
2 系統電源
3 出力端子部
4 入力端子部
5 親機インバータユニット
5a、5b 子機インバータユニット
6 系統電源電圧検出器
7、7a、7b 電流検出器
8 直流電圧検出器
9、9a、9b 高周波フィルタユニット
10 変圧器
11 電磁開閉器
12 表示操作パネル器
13 マスタ制御基板
14、14a、14b スレーブ制御基板
15 IPM(インテリゼントパワーモジュール)
16 DC/DCチョッパ電源回路(スッチングレギュレータ)
17 逆流防止ダイオード
18 平滑コンデンサ
19a、19b、19c ゲート駆動基板
20、21 往路側ケーブル(ゲート信号線行き)
22 復路側ケーブル(ゲート信号線帰り)
23 PV電源(太陽電池パネルからなる直流電源)
24 昇圧チョッパー装置
25 マイクロプロッセッサ
26 ゲートブロック制御回路
27 定電流源回路
28 バッファIC(非転反出力)
29 オープンコレクタトランジスタアレイ(非反転出力)
30、30a ドライバーIC(転反出力)
31、31a ゲートドラーバー部フォトカプラ(U相+用)
32、32a ゲートドラーバー部フォトカプラ(U相−用)
33、33a ゲートドラーバー部フォトカプラ(V相+用)
34、34a ゲートドラーバー部フォトカプラ(V相−用)
35、35a ゲートドラーバー部フォトカプラ(W相+用)
36、36a ゲートドラーバー部フォトカプラ(W相−用)
37 ゲート信号線出力側用コネクタ
38、38a ゲート信号線入力側用コネクタ
39、39a ゲート信号線出力側用コネクタ
40 ゲート信号線入力側用コネクタ
41 ゲート信号駆動用内部+12V内部安定化電源
42 外部電源入力端子
43 外部安定化電源
44 故障ホールド回路
45 制御状態監視用IC
46 最大値選択回路
47、48 故障ホールド用IC
49、49a 故障判定論理回路
50a、50b、50c 入出力端子
51 フォトカプラ(ゲートドラーバー部U相信号+祖止用)
52 フォトカプラ(ゲートドラーバー部U相信号−祖止用)
53 フォトカプラ(ゲートドラーバー部V相信号+祖止用)
54 フォトカプラ(ゲートドラーバー部V相信号−祖止用)
55 フォトカプラ(ゲートドラーバー部W相信号+祖止用)
56 フォトカプラ(ゲートドラーバー部W相信号−祖止用)
57 フォトカプラ(スレーブ機自身過電流保護アラーム出力用)
58 フォトカプラ(スレーブ機自身IPM保護アラーム出力用)
59 スレーブ機故障解除信号
60 INV出力電流検出信号入力端子
61 IPM保護トリップ信号入力端子
62 切換スイッチ
63 マイコン初期化用IC
64 ゲート信号出力部
65 通信用ドラーバーIC
66 ウッチドッグタイマーエラー出力用フォトカプラ
67 マイコン初期化入力信号用フォトカプラ
68 データバスライン
69 バファアンプ
70 バファアンプ
71 サンプルホールドIC
72 信号選択マルチプレクサIC
73 A/D変換器
74 スリーステイトバファアIC
75 デコーダ回路
76 表示操作パネル器用外部通信用端子
77 表示操作パネル器用外部入力端子
79 通信用ドラーバーIC
80 マイクロプロッセサ
81 データバスライン
82 デコーダ機能付きLEDドライバー
83 3桁LED表示器(群)
84 各種設定ボタン(群)
85 ドライバーIC
86 ゲート信号線出力側用コネクタ
87 ゲート信号線入力側用コネクタ
88 ゲート信号線出力側用コネクタ
89 ゲートブロック制御回路
90 故障判定論理回路
92 終端抵抗投入用スイッチ
93 終端抵抗
94、94a、94b ゲート信号ケーブル
95 ゲート電流調整用の抵抗
A/B アドレスバスライン
D/B データバスライン
A/D A/D変換器
CP 比較器
GS ゲートブロック信号
ALM インバータ故障信号
RES、RS 故障解除信号
WDT ウォッチドックタイマーエラー信号
TX 送信
RX 受信
U+ U相上側ゲート信号
U− U相下側ゲート信号
V+ V相上側ゲート信号
V− V相下側ゲート信号
W+ W相上側ゲート信号
w− W相下側ゲート信号
MRS マイコン初期化信号

Claims (6)

  1. マスタ制御部を備える1台の親機インバータユニットとスレーブ制御部を備える少なくとも1台の子機インバータユニットからなる複数のインバータユニットに入力された電力が変圧器を介して系統電源に出力されるインバータユニットの系統連携システムにおいて、
    前記マスタ制御部が出力する定電流のPWMゲート信号は、前記親機インバータユニットのドライバ回路に入力されると共に、前記マスタ制御部とPWMゲート信号の伝達経路が直列に接続された前記スレーブ制御部のドライバ回路に入力され、
    前記親機インバータユニットと前記子機インバータユニットが同期してスイッチング制御されるように構成されていることを特徴とするインバータユニットの系統連携システム
  2. 請求項1に記載の発明において、
    前記子機インバータユニットは、前記PWMゲート信号が当該子機インバータユニットに入力されないように迂回する回路を備えていることを特徴とするインバータユニットの系統連携システム
  3. 請求項2に記載の発明において、
    前記子機インバータユニットのうち故障したものがあった場合、前記迂回する回路を制御することにより、当該子機インバータユニットのドライバ回路に前記PWMゲート信号が入力されないようにすることを特徴とするインバータユニットの系統連携システム
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の発明において、
    前記親機インバータユニットから運転が開始され、当該親機インバータユニットの出力が所定の値を超えた場合、前記子機インバータユニットの運転が開始されることを特徴とするインバータユニットの系統連携システム
  5. 請求項4に記載の発明において、
    前記親機インバータユニットと前記子機インバータユニットには太陽電池パネルからの直流電力が入力され、これらインバータユニットの運転台数が制御されることにより前記直流電力が交流電力に変換されることを特徴とするインバータユニットの系統連携システム
  6. 請求項5に記載の発明において、
    前記インバータユニットの運転台数は、前記太陽電池パネルからの直流電力の大きさに応じて決定されることを特徴とするインバータユニットの系統連携システム
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