JP4251610B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像と静止画像とが混在する画像データを効率よく符号化/復号化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、デジタルカメラは高画素化,低価格化が進み、普及してきている。またスチル撮影以外の様々な付加機能を有する製品も多く、付加機能がさらにデジタルカメラの普及を加速している。
【0003】
デジタルカメラの付加機能のひとつに、動画撮像機能がある。この動画撮像機能は、ユーザーにとって非常に魅力的な機能であり、いまやメーカーは、多くのコンシューマー機に対して動画機能を搭載させている。
【0004】
メーカーが他社製品との差別化を図る上で、動画機能の拡張を考えることも予想される。例えば、図24に示されているように、動画撮像中における静止画撮像の実施を可能とする特殊静止画撮像機能などが、動画機能の拡張機能として考えられる。
【0005】
このような動画機能の拡張により、ユーザーが動画像の撮像に対して興味を深め、デジタルカメラでの動画像の撮像の機会を増やすことが考えられる。一方、デジタルカメラは従来静止画を撮像することを念頭に設計されていて、大きな記憶容量をもつ記憶媒体を利用することは考慮されていない。せいぜい、デジタルカメラが具備することが可能な記憶媒体の容量は、数100MB〜1GB程度である。また、大容量な記憶媒体は高価であり、デジタルカメラの一般的なユーザにとって現実的な選択肢ではない。実際に使用される記憶媒体の容量は、せいぜい100MB前後であるものと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上の状況から、デジタルカメラにおける動画撮像が増えることで、デジタルカメラに装着(もしくは内蔵)する記憶媒体の容量不足が問題となることは、容易に予想される。
【0007】
本発明はこのような問題を解決し、動画像と静止画像とが混在したデータを、効率よく符号化する画像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明の別の目的は本発明の画像処理装置が符号化した画像データを復号化する画像処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、動画像フレームが連続して構成される動画像データ中に、動画像フレームの撮像品質よりも高品質な静止画像フレームが混在する画像データを符号化及び復号化する画像処理装置であって、前記画像データのうち、動画像フレームを符号化するとともに、前記画像データ中の静止画フレームについては、静止画像フレームから動画像フレームと同等の品質を有する動画パートデータを生成し、当動画パートデータを符号化することにより、動画符号化データを生成する第1の符号化手段と、静止画像フレームの、動画パートデータを除いた差分データを符号化し、差分符号化データを生成する第2の符号化手段と、動画パートデータと対応する差分データとを対応付ける対応情報と、動画符号化データに含まれる動画パートデータを特定するための識別情報とを生成する付加情報生成手段と、動画符号化データと、差分符号化データと、対応情報及び識別情報とを、前記画像データの符号化結果として記憶媒体に記録する記録手段と、ユーザーからの、動画像の再生指示又は静止画像の再生指示に基づいて、記憶媒体に記録された符号化結果を用いて動画像データの動画像フレーム及び静止画像フレームを選択的に再生する再生手段と、ユーザーから静止画の再生指示に応答して、再生手段静止画像の再生を行う場合、識別情報に従って画符号化データに含まれる動画パートデータを検索し、検索によって特定される動画パートデータを復号化して静止画像を表示出力し、当静止画像がさらにユーザーによって指定されることに応じて、対応情報に従って指定された静止画像に係る動画パートデータに対応する差分符号化データを検索し、検索された差分符号化データを復号化してより高品質な静止画像を表示出力する復号化手段と、
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による画像処理装置は、所定の撮像品質を有する動画像フレームが連続して構成される動画像データ中に、所定の撮像品質よりも高品質な静止画像フレームが混在する画像データを符号化する画像処理装置であって、動画像データのうち、動画像フレームを符号化するとともに、動画像データ中の静止画フレームについては、静止画像フレームから動画像フレームと同等の品質を有する動画パートデータを生成し、当該動画パートデータを符号化することにより、動画符号化データを生成する第1の符号化部と、静止画像フレームの、動画パートデータを除いた差分データを符号化し、差分符号化データを生成する第2の符号化部と、動画パートデータと対応する差分データとを対応付ける対応情報と、動画符号化データに含まれる動画パートデータを特定するための識別情報とを生成する付加情報生成部と、動画フレーム符号化データと、差分符号化データと、対応情報及び識別情報とを、動画像データの符号化結果として出力する出力部とを有することを特徴とする。
【0011】
このような本発明は、具体的に願書に添付する図面に示す構成及び処理において、以下の実施形態と対応して実現できる。
【0012】
以下、添付図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づき詳細に説明する。
■(第1の実施形態)
一般的に、静止画は、動画像中の1フレームと比較すると高品質が要求される。これは、動画像のリアルタイム復号への要求や、動画の蓄積に使用記憶容量の大きさから、動画を構成する1フレームへ割り当てる符号量が少なくなるため、1フレームの画質が、静止画としての画質より大幅に低いからである。
【0013】
このようなことを考慮して、多くの静止画と動画を撮像可能なデジタルカメラでは、画素数を静止画撮影時と動画撮像時で変えるように構成されている。
【0014】
本発明の画像処理装置の一実施形態として以下に説明する、本実施形態に係る特殊静止画撮像可能なデジタルカメラにおいても、静止画撮像時と動画撮像時において画素数に違いを持たせ、さらに静止画の低解像度画像を動画像の1コマ(1フレーム)として使用する。この静止画と動画間でのデータの共有により、本実施形態におけるデジタルカメラは省メモリ化を達成する。
【0015】
なお、本実施形態においては、静止画フレームとして2048x1536pixelの画像データを扱い、動画フレームとして、512x384pixelの画像データを扱うものとする。
【0016】
なお以下の説明において、次に定義する用語を利用する。また、図25は、これらの用語の一部を説明する図である。
動画像データ:入力された動画像のデータ
静止画フレーム:動画像データのうち、静止画としても撮像されたフレーム
動画フレーム:動画像データ中の静止画フレーム以外のフレーム
動画パートデータ:静止画フレーム中の、動画としても利用されるデータ
差分データ:静止画フレーム中の、動画パートデータ以外のデータ
静止画フレーム符号化データ:符号化された静止画フレーム
動画パート符号化データ:符号化された動画パートデータ
差分符号化データ:符号化された差分データ
(動画)フレーム符号化データ:符号化された動画フレーム
動画像符号化データ:動画フレーム符号化データと動画パート符号化データ
から構成されるデータ
【0017】
<1 動画像符号化データの生成の概略>
まず、動画像符号化データを作成する撮影記録装置及び処理の例について、簡単に説明する。
図17は動画像を撮影できるデジタルカメラの模式図である。詳細は公知であるので省略するが、デジタルカメラ1701は、撮影ボタンを押すことで30フレーム/秒の動画撮影ができ、さらに動画像撮像中に撮影ボタンを再度押すと静止画を撮像することが可能となる様に構成されているものとする。
【0018】
図18は、デジタルカメラ1701において画像の記録に関係する機能ブロックと、記録フォーマットについて模式的に示した図である。上記方法で撮影される各フレームの画像は、撮像素子等の画像入力部1801からフレーム単位に発生する。そしてその各フレームの画像は、JPEG2000符号化部1802において、1フレーム毎に独立して符号化される。なお、このJPEG2000符号化部の符号化方式の詳細は、後で説明する。
【0019】
ここで符号化された各フレームの符号化データは、記録部1803により、時系列順に記録媒体1804に記録される。このとき、動画像符号化データ中における、静止画フレームが存在するアドレス(つまり動画パート符号化データの先頭アドレス)を特定する情報と、差分符号化データ中のi番目の静止画フレームに対応する差分符号化データを識別する情報が生成され、これら2つの情報を統合した識別情報が生成される。
【0020】
また記録部1803には、画像入力部1801からの制御信号、或いはデジタルカメラ1701の撮影ボタンからの制御信号等を監視することにより、上述の識別情報が入力され、記録媒体には、動画像符号化データと差分符号化データと共に、この識別情報も合わせて記録される。この識別情報により、復号化を行う際に、動画像符号化データ中のどのフレームが静止画フレームであるかを知ることができ、また、任意の静止画フレームを、対応する差分符号化データに関連づけることが可能となる。
【0021】
なお、記録媒体1804には、図22に示すように、動画符号化データが連続的に、また、差分符号化データが別領域に連続的に記録される。
【0022】
<JPEG2000符号化方法の概略>
次に、JPEG2000符号化部1802のブロック図である図1と、JPEG2000符号化部1802の処理を示すフローチャートである図2を参照して、本実施形態において用いるJPEG2000方式によるフレームデータの符号化処理を説明する。なお、ヘッダの作成方法等、さらなる詳細についてはISO/IEC勧告書を参照されたい。
【0023】
本実施形態において符号化対象となるフレームデータは、8ビット/画素のモノクロフレームデータとする。しかしながら、以下に説明する方法は、各画素4ビット、10ビット、12ビット等、8ビット/画素以外のビット数で表されるモノクロ画像や、各画素における各色成分(RGB/Lab/YCrCb)を8ビットで表現するカラーの多値フレームデータに適用することも可能である。また、画像を構成する各画素の状態等を表す多値情報である場合、例えば各画素の色を表す多値のインデックス値である場合にも適用できる。これらに応用する場合には、各種類の多値情報を後述するモノクロフレームデータとすればよい。
【0024】
まず、画像入力部1801から、フレームデータ入力部101へ、符号化対象となるフレームデータを構成する画素データがラスタースキャン順に入力され、タイル分割部102に出力される。
【0025】
タイル分割部102は、フレームデータ入力部101から入力される1枚の画像をj枚のタイルに分割し(ステップS501)、各タイルを識別するためにラスタースキャン順にタイルナンバーi=0, 1, 2, ...,j-1を割り振るものとする。なお、本実施形態では、図12に示されているように、画像を横8,縦6に分割し、48枚のタイルを作り出すものとする(すなわち、j=48)。
【0026】
ここで、各タイルを表すデータをタイルデータと呼ぶことにする。これら生成されたタイルデータは、順に離散ウェーブレット変換部103に送られる。なお、離散ウェーブレット変換部103以降の処理において、タイルは独立に符号化されるものとする。また、ここで、当該JPEG2000符号化部1802が処理しているタイルを認識するための不図示のカウンタが0に設定される(ステップS502)。
【0027】
離散ウェーブレット変換部103は、タイル分割部102から入力される、1つの静止画像(フレーム)中の1つのタイルデータx(n)における複数の画素(参照画素)のデータ(参照画素データ)を用いて離散ウェーブレット変換を行う(ステップS503)。
【0028】
以下に、離散ウェーブレット変換後のフレームデータ(離散ウェーブレット変換係数)を示す。
Y(2n) = X(2n)+floor{ (Y(2n-1)+Y(2n+1)+2)/4 }
Y(2n+1) = X(2n+1)-floor{ (X(2n)+X(2n+2))/2 }
Y(2n),Y(2n+1)は離散ウェーブレット変換係数列であり、Y(2n)は低周波サブバンド、Y(2n+1)は高周波サブバンドである。また、上式においてfloor{X}はXを超えない最大の整数値を表す。この離散ウェーブレット変換を模式的に表わしたのが図13である。
【0029】
本変換式は一次元のデータに対するものであるが、この変換を水平方向、垂直方向の順に適用して二次元の変換を行うことにより、図3(a)の様なLL,HL,LH,HHの4つのサブバンドに分割することができる。ここで、Lは低周波サブバンド、Hは高周波サブバンドを示している。次にLLサブバンドを、同じ様に4つのサブバンドに分け(図3(b))、その中のLLサブバンドをまた4サブバンドに分ける(図3(c))。この操作により合計10サブバンドが生成される。そして、10個のサブバンドそれぞれに対して、図3(c)の様にHH1,HL1,…と呼ぶことにする。ここで、各サブバンドの名称における数字を、それぞれのサブバンドのレベルとする。つまり、レベル1のサブバンドは、HL1,HH1,LH1、レベル2のサブバンドは、HL2,HH2,LH2である。なおLLサブバンドは、レベル0のサブバンドとする。LLサブバンドは1つしかないので数字を付けない。またレベル0からレベルnまでのサブバンドを復号することで得られる復号画像を、レベルnの復号画像と呼ぶ。
【0030】
また、復号することで得られる画像の解像度のレベルを以下の通り定義する。
LLのみ復号することで得られる画像:レベル0の解像度の復号画像
LL,LH3,HL3,HH3を復号することで得られる画像:レベル1の解像度の復号画像
LL−HH2を復号することで得られる画像:レベル2の解像度の復号画像
LL−HH3を復号することで得られる画像:レベル3の解像度の復号画像
復号画像は、そのレベルが高い程解像度が高い。
【0031】
10個のサブバンドの変換係数は、一旦バッファ104に格納され、LL,HL1,LH1,HH1,HL2,LH2,HH2,HL3,LH3,HH3の順に、つまり、レベルが低いサブバンドからレベルが高いサブバンドの順に、係数量子化部105へ出力される。
なお本実施形態においては、静止画フレームに対しては、離散ウェーブレット変換を3回、動画フレームに対しては1回実施するものとする。
【0032】
係数量子化部105では、バッファ104から出力される各サブバンドの変換係数を各周波数成分毎に定めた量子化ステップで量子化し、量子化後の値(係数量子化値)をエントロピー符号化部106へ出力する(ステップS504)。係数値をX、この係数の属する周波数成分に対する量子化ステップの値をqとするとき、量子化後の係数値Q(X)は次式によって求めるものとする。
Q(X)=floor{(X/q)+0.5}
【0033】
本実施形態における各周波数成分と量子化ステップとの対応を図4に示す。同図に示す様に、よりレベルが高いサブバンドの方に、大きい量子化ステップを与えている。なお、図4に示すような各サブバンド毎の量子化ステップは予め不図示のRAMやROMなどのメモリに格納されているものとする。そして、一つのサブバンドにおける全ての変換係数を量子化した後、それら係数量子化値をエントロピー符号化部106へ出力する。
【0034】
エントロピー符号化部106では、入力された係数量子化値がエントロピー符号化される(ステップS505)。ここでは、まず、図5に示されているように、入力された係数量子化値の集まりである各サブバンドが、矩形(コードブロックと呼ぶ)に分割される。なお、このコードブロックの大きさには、2m×2n(m、nは2以上の整数)等が設定される。さらにこのコードブロックは、図6に示されているように、ビットプレーンに分割される。その上で、図7に示されているように、あるビットプレーンにおける各ビットは、ある分類規則に基づいて3種類に分けられて、同じ種類のビットを集めたコーディングパスが3種類生成される。入力された係数量子化値は、ここで得られたコーディングパスを単位として、エントロピー符号化である二値算術符号化が行われ、エントロピー符号化値が生成される。
【0035】
なお、ここでエントロピー符号化の具体的な処理順序は、1つのコードブロックに注目すると上位ビットプレーンから下位ビットプレーンの順に符号化され、その1コードブロックのあるビットプレーンに注目すると、図7に示す3種類のパスを上から順に符号化する様になっている。
エントロピー符号化されたコーディングパスは、タイル符号化データ生成部107に出力される。
【0036】
タイル符号化データ生成部107では、入力された複数のコーディングパスから、単一もしくは複数のレイヤが構成され、それらレイヤをデータの単位としてタイル符号化データが生成される(ステップS506)。以下にレイヤの構成に関する説明を行う。
【0037】
当該処理部は、図8に示されているように、複数のサブバンドにおける複数のコードブロックから、エントロピー符号化されたコーディングパスを集めた上で、レイヤを構成する。図8では、5枚のレイヤが生成された場合を示している。なお、図9に示されているように、あるコードブロックからコーディングパスを取得する際、常に該コードブロックにおいて最上位に存在するコーディングパスが選ばれる。
【0038】
その後、タイル符号化データ生成部107は、図10に示されているように、生成したレイヤを、上位に位置するレイヤから順に並べた上で、その先頭にタイルヘッダを付加してタイル符号化データを生成する。このヘッダには、タイルを識別する情報や、当該タイル符号化データの符号長や、圧縮に使用した様々なパラメータ等が格納される。このように生成されたタイル符号化データは、フレーム符号化データ生成部108に出力される。
【0039】
なお、本実施形態では、静止画フレームにおけるタイル符号化データの生成において、動画パートデータを構成するサブバンド群から得られるタイル符号化データと、差分データを構成するサブバンド群から得られるタイル符号化データが生成される。
【0040】
ここで、符号化すべきタイルデータが残っている場合は、処理をステップS503に戻し、符号化すべきタイルデータが残っていない場合は、処理をステップS508に進める(ステップS507)。
【0041】
フレーム符号化データ生成部108では、図11に示されているように、タイル符号化データを所定の順番で並べた上で、先頭にヘッダを付加してフレーム符号化データを生成する(ステップS508)。このヘッダには、入力画像やタイルの縦横のサイズ、圧縮に使用した様々なパラメータ,フレーム符号化データの符号長等が格納される。このように生成されたフレーム符号化データは、フレーム符号化データ出力部109から記録部1803に出力される。
【0042】
なお、本実施形態では、動画フレーム符号化データと動画パート符号化データがまとめられて動画像符号化データとして出力される。また、差分符号化データは、動画像符号化データとは区別されて出力される。
以上が本実施形態における、JPEG2000符号化部1802によるフレームデータの符号化方法である。
【0043】
<2 復号再生方法>
次に、上述の様にして作成した動画像符号化データの復号方法について説明する。
図19は、本実施形態に係るデジタルカメラが利用可能な復号装置の構成例を示すブロック図である。
【0044】
1900は、復号装置の各部の動作を制御する制御部である。この制御部は後述するユーザーインターフェイスからの指示(例えば、通常再生モードとスロー再生の切替、再生開始、再生停止の指示等)も受け取り、これに応じた動作制御を各部に行う。
【0045】
1901は読み取り器であり、上述した図18の記録媒体1804に記録された動画像符号化データを読み出すものである。読み取り器1901は記録部1803であってもよい。メモリ1902は読み取り器1901が読み取った動画像符号化データを一旦蓄積する役割を持つ。その他、この動画像符号化データを復号して得られる復号画像も一旦蓄積する。また、装置内の各部が使用するプログラムデータ等も格納可能であり、各種ワークメモリにも使用される。
【0046】
1903は上述したJPEG2000符号化部1802の復号化側に相当するJPEG2000復号化部である。ここでは、JPEG2000方式で符号化され、記録媒体1804に記録された動画像符号化データを順次復号する。このJPEG2000方式の復号方法については、後で説明する。
【0047】
1904は表示用メモリであり、次に表示したい1フレームの画像を記憶させるものである。本実施形態ではメモリ1902に一旦格納された復号画像を、制御部1900のタイミング制御に基づいて順次(繰り返し同一フレームを読み出す場合も有るが)読み出し、この表示用メモリ1904に書き込むものとする。
【0048】
なお、表示用メモリ1904の容量は、書き込みと読み出しが重ならない様に、複数フレーム分備えることとし、制御部1900がその書き込みと読み出しも管理する。
【0049】
1905は表示部であり、パソコン等のディスプレイに相当する。この表示部1905には、表示部に与えられた表示用フレームレートで、メモリ1904に保持されたフレーム(画像)を表示するものである。
【0050】
1906は指示入力部であり、例えばマウス、キーボード、カメラの操作部に設けられたキーやボタンである。或いは表示部1905と一体化したタッチパネルとしても良い。ユーザーは、表示部に表示される操作画面を参照しつつ、この指示入力部を介して、再生に関するあらゆる指示を入力できる。
【0051】
図20は、表示部1905に表示される操作画面の例を示す図である。2000は、表示用メモリ1904に格納された画像を実際に表示する表示領域である。本実施形態においては、表示部1905の画面全体ではなく、この領域2000に表示される。
【0052】
2001と2002は、通常の時間軸方向(時間が進む方向)への再生(通常再生)を指示するボタンであり、2001が通常速度の再生を指示するボタン、2002がスロー再生を指示するボタンである。2003は停止ボタンである(不図示の一時停止ボタンも存在する)。
【0053】
2004と2005は、通常の時間軸方向とは逆方向への再生(逆転再生)を指示するボタンであり、2005が通常速度の逆転再生を指示するボタン、2004がスロー逆転再生を指示するボタンである。なお、本実施形態では、動画像を構成する各フレームは独立して符号化されているので、それら各フレームを逆順で復号化し表示することで、容易に逆転再生を行うことができる。
【0054】
また、2006は、再生を指示するボタンが押された際に表示する画像の種類(動画、静止画)を決定する種別ボタンである。例えば、このボタンが押された状態で、再生を指示するボタンが押された場合、静止画が表示され、ボタンが押されていない状態で再生が指示されると、動画が表示される。
【0055】
次に、実際に動画像符号化データを復号し、表示するまでの、動作の流れを図21のフローチャートを用いて詳しく説明する。なお、ここでは、通常再生と静止画フレームの表示に関する動作制御についてのみ説明する。スロー再生(ボタン2002の使用に相当)については、フレームをスキップしながら復号再生すればよく、逆転再生(ボタン2004と2005の使用に相当)については、通常再生(通常再生とスロー再生)における時間軸を全て逆に考えれば良く、以下の説明においてボタン2001と2005、2002と2004とを入れ替えて読むことでこれらの処理は容易に理解されるので、説明を省略する。
【0056】
図21において、まず、ステップS2101において、再生又は停止の動作ボタン2001,2003がユーザにより押されたか否かを判断する。なお、ここでの“押す”という操作は、図19の指示入力部1906(キーやタッチパネル)により行っているものである。
【0057】
ボタン2001、2003のいずれかが押された時には、次に何れのボタンが押されたか判断する。なお、この判断の順番は特に限定されない。もし、ボタン2003が押されていた場合(ステップS2105のYes)には、全ての復号、再生動作を停止する(ステップS2106)。また、ステップS2102において、ボタン2001が押されていた場合(ステップS2105のNo)、種別ボタン2006が押されているか判断される。もし、種別ボタン2006が押されていた場合、ステップS2103で静止画フレームを表示する。この方法については後で説明する。一方、種別ボタン2006が押されていない場合、ステップS2104で動画フレームを復号し、動画像を再生する。この方法についても、後で説明する。
以上の制御は、指示入力部1906を介して与えられるユーザからの指示入力に基づいて、制御部1900が行う。
【0058】
<動画像再生方法>
図21のステップS2104における動画像再生方法を説明する。
制御部1900は、ユーザーからの指示に応じて、図22に示すフォーマットで記録されている記録媒体1804中に存在している動画像符号化データのうち、復号に必要となるデータを読み出し器1901により読み出し、JPEG2000復号部1903に入力する。JPEG2000復号部1903に入力された動画像符号化データは、フレーム単位でJPEG2000方式による復号処理が実施され、上述したように表示用メモリ1904へ書き込まれ、表示部1905で表示される。このJPEG2000方式の復号方法については、後で説明する。
【0059】
<静止画フレーム表示方法>
図21のステップS2103における静止画フレーム表示方法を、図23のフローチャートに基づいて説明する。
制御部1900は、図22に示されている記録媒体1804に格納されている、静止画フレームを識別する識別情報を利用して、動画像符号化データ中の静止画フレームを検索する(ステップS2301)。次いで、検索した静止画フレームの動画パートデータを復号し、動画パートデータ中のLLサブバンドを表示部105に表示する(ステップS2302)
【0060】
ステップS2303において、ユーザーから、図19の指示入力部1906(マウス等)から表示すべき静止画フレームが指定されると、復号済みの静止画フレーム(の動画パートデータ)と、当該静止画フレームに対応する差分符号化データから静止画像を復号し表示する(ステップS2304,ステップS2305)。なお、この静止画像の復号表示方法については、当業者には自明であるので、当該処理の説明は割愛する。
【0061】
<JPEG2000方式の復号方法の概略>
次にJPEG2000復号部1903における復号処理について、JPEG2000復号部1903の構成例を示すブロック図である図14と、復号処理を説明する図16のフローチャートを参照して説明する。
【0062】
フレーム符号化データ入力部1401に入力されたフレーム符号化データと再生方法の情報は、復号対象タイル決定部1402に出力される。復号対象タイル決定部1402は、図15に示すように、左上に存在するタイルから右に向かって、さらに上から下に向かって順に復号対象タイルを決定する。
【0063】
復号対象タイルが決定された後、JPEG2000復号部1903が処理しているタイルを認識するための不図示のカウンタがi=0に設定される(ステップS1602)。なおこのステップは、i>0の時にはスキップされる。
【0064】
次に、復号対象であるタイル符号化データは、エントロピー復号部1403に入力されて、エントロピー復号が行われ、量子化値が復元される(ステップS1603)。そして復元された量子化値は逆量子化部1404に出力される。逆量子化部1404は入力した量子化値を逆量子化する事により、離散ウェーブレット変換係数を復元して後続の離散ウェーブレット変換部1405に出力する(ステップS1604)。逆量子化は以下の式により行われる。
Xr=Q×q
ただし、Qは量子化値、qは量子化ステップ、Xrは復元された離散ウェーブレット変換係数である。
【0065】
逆離散ウェーブレット変換部1405では、以下に記述されている式に基づいて逆離散ウェーブレット変換が行われる(ステップS1605)。
X(2n)=Y(2n)-floor{(Y(2n-1)+Y(2n+1)+2)/4}
X(2n+1)=Y(2n+1)+floor{(X(2n)+X(2n+2))/2}
ここで、低周波サブバンドの離散ウェーブレット変換係数をY(2n)、高周波サブバンドの離散ウェーブレット変換係数をY(2n+1)とする。また、x(n)は復号データである。本変換式は一次元のデ−タに対するものであるが、この変換を水平方向、垂直方向の順に適用することで二次元の変換を行う。そして復号タイルデータが生成され、復号フレームデータ出力部1406に出力される(ステップS1606)。
【0066】
ここで、復号対象タイルが残っている場合は、処理をステップS1603に戻し、復号対象タイルが残っていない場合は、処理をステップS1608に進める(ステップS1607)。復号フレームデータ出力部1406は、復号タイルデータをi=0,...,M-1の順番で並べた上で復号フレームデータを生成して出力する(ステップS1608)。
以上が本実施形態におけるJPEG2000によるフレームデータの復号方法の説明である。
【0067】
このように、本実施形態における特殊静止画撮像が可能なデジタルカメラは、静止画と動画間でデータの共有を図ることにより、動画記録に必要な記憶媒体の容量を低減することができる。
【0068】
■(第2の実施形態)
第1の実施形態では、静止画と動画で画素数が異なる場合に、必要な記憶容量の低減を実現する方法を示した。
本実施形態においては、静止画と動画間で画素数が等しく、画素の正確さ(S/N比)を異ならせて記録を行う場合において、必要な記憶容量を低減することを特徴とする。
【0069】
本実施形態における処理のうち、第1の実施形態における処理と本質的に異なるものは、JPEG2000方式による符号化処理部分のみである。よって、以下の説明では、本実施形態に特有なJPEG2000方式による符号化処理についてのみ注力し、その他の処理の説明は割愛する。
【0070】
(JPEG2000符号化方法の説明)
第1の実施形態では、静止画フレームデータにおいて、動画パートデータは低周波成分(低レベルサブバンド)であり、差分データは高周波成分(高レベルサブバンド)であった。本実施形態においては、静止画フレームにおいて、上位ビットプレーンが動画パートデータであり、下位ビットプレーンが差分データとなる。また、動画パートデータから得られる再生画像が動画フレームと同程度の画質を持つように、動画パートデータは構成される。
【0071】
以下の説明では、図26に示すように、静止画フレームデータの下位1ビットプレーンが差分データとなり、それより上位のビットプレーンが動画パートデータとなる。
【0072】
このような静止画フレームの構成を持たせられるような、本実施形態におけるJPEG2000符号化部の構成は図27のようになる。同図から明らかなように、本実施形態におけるJPEG2000符号化部は、第1の実施形態のJPEG2000符号化部における係数量子化部とタイル符号化データ生成部を置き換えた構成を有する。
【0073】
係数量子化部2701に入力された離散ウェーブレット変換係数は、図29に示されているように、符号化対象のフレームの属性により、異なる量子化ステップで量子化される。この2つの量子化ステップにおいて注意すべき点は、静止画フレーム用量子化ステップQsと動画フレーム用量子化ステップQmの間には、
Qm=2*Qs
(iはサブバンドを識別するインデックス)
【0074】
これは、既に述べたように、本実施形態では、差分データは静止画フレーム符号化データの下位1ビットプレーンから構成され、動画パートデータは下位2ビットプレーン以上のデータから構成され、また動画パートデータには動画用フレームと同程度の画質を求められるからである。
【0075】
このようにして量子化された離散ウェーブレット変換係数はエントロピー符号化部106でエントロピー符号化され、タイル符号化データ生成部2702に入力される。
【0076】
タイル符号化データ生成部2702では、エントロピー符号化された動画フレームデータと動画パートデータから、タイル符号化データを生成する。同様に、エントロピー符号化された差分データはタイル符号化データとなる。なお、静止画フレームデータに対してレイヤ構成を取るに際して、任意のレイヤにおいて、差分データと動画パートデータを混在させることはしない。これは、JPEG2000符号化方式においては、ビットの深さ方向でデータを並べてビットストリームを構成する際、レイヤを単位とするからである。
【0077】
これらタイル符号化データは、フレーム符号化データ生成部108において、動画像符号化データと差分符号化データとなり、フレーム符号化データ出力部109及び記録部1803を介して記憶媒体1804に書き込まれる。
【0078】
このように、本実施形態における特殊静止画撮像が可能なデジタルカメラは、静止画と動画間でビットプレーン単位でのデータの共有を図ることにより、動画記録に必要な記憶媒体の容量を低減することができる。
【0079】
■(第3の実施形態)
第1の実施形態では、静止画と動画で画素数が異なる場合に、必要な記憶容量の低減を実現する方法を示した。また、第2の実施形態では、静止画と動画でS/N比が異なる場合に、必要な記憶容量を低減する方法を示した。
【0080】
本実施形態においては、静止画と動画間で画素数とS/N比の両方を異ならせて記録を行う場合において、必要な記憶容量を低減することを特徴とする。
【0081】
本実施形態における処理のうち、第1の実施形態における処理と本質的に異なるものは、JPEG2000方式による符号化処理部分のみである。よって、以下の説明では、本実施形態に特有なJPEG2000方式による符号化処理についてのみ注力し、その他の処理の説明は割愛する。
【0082】
(JPEG2000符号化方法の説明)
本実施形態においては、静止画フレームとして2048x1536pixelの画像データを扱い、動画フレームとして、512x384pixelの画像データを扱うものとする。また、静止画フレーム中における、動画フレームと同じ解像度を担持するサブバンドのビットプレーンの枚数は、動画フレームより一枚多くなるようにする。
【0083】
図28は、本実施形態におけるJPEG2000符号化部のブロック図である。同図から明らかなように、本実施形態におけるJPEG2000符号化部は、第1の実施形態のJPEG2000符号化部における係数量子化部とタイル符号化データ生成部を置き換えた構成を有する。
【0084】
離散ウェーブレット変換部は103、静止画フレームをウェーブレット変換する際、単一のサブバンドの画素数が動画フレームの画素数と同じになるように、もしくは複数のサブバンドから構成されるサブバンド群の画素数が動画フレームの画素数と同一になるようにする。つまり、1回の縦方向の離散ウェーブレット変換と、1回の横方向の離散ウェーブレット変換をまとめた処理を、統合離散ウェーブレット変換とした場合、離散ウェーブレット変換部103は2回以上の統合離散ウェーブレット変換を、静止画フレームに対して実施する。
【0085】
ここでは、離散ウェーブレット変換部103は、動画フレームに対しては1統合離散ウェーブレット変換を実施し、静止画フレームには3統合離散ウェーブレット変換を実施するものとする。
【0086】
係数量子化部2801は、動画フレームと、動画フレームと同じ画素数をもつ、静止画フレーム中の単一サブバンドもしくはサブバンド群の量子化ステップを関連づける。
【0087】
具体的には、図29に示されているように、LL,LH1,HL1,HH1における静止画フレーム用量子化ステップQsと動画フレーム用量子化ステップQmの間には、
Qm=2*Qs
(iはサブバンドを識別するインデックス)
【0088】
このようにして量子化された離散ウェーブレット変換係数は、エントロピー符号化部106でエントロピー符号化され、タイル符号化データ生成部2802に出力される。
タイル符号化データ生成部2802では、静止画フレームと動画フレームに対してレイヤ構成を持たせた上で、タイル符号化データを生成する。
【0089】
JPEG2000では、解像度順もしくはレイヤ順にビットストリームを構成しなくてはならない。従って、図30に示すように、静止画フレーム符号化データの前半に動画パート符号化データを集め、静止画フレーム符号化データの後半に差分符号化データを集めたデータ構成を実現させるためには、図31に示すように、上位レイヤには、動画フレームと同じ解像度を担持するサブバンドにおける、動画フレームと同画質を担持するビットプレーン(つまり動画パートデータ)を集め、下位レイヤにはそれ以外のデータ(つまり差分データ)を集めた上で、レイヤ順にビットストリームを構成する必要がある。
【0090】
例えば、本実施形態における静止画フレームにおけるレイヤ構成では、上位レイヤ(レイヤ0、1、2)にはLL,LH1,HL1,HH1の下位2ビットプレーン目以上が格納され,下位レイヤ(レイヤ3及び4)にはLL,LH1,HL1,HH1の下位1ビットプレーンとLH2,HL2,HH2,LH3,HL3,HH3の全ビットプレーンが格納される。
【0091】
これらタイル符号化データは、フレーム符号化データ生成部108においてフレーム符号化データとなり、フレーム符号化データ出力部109及び記録部1803を介して記憶媒体1804に書き込まれる。
【0092】
このように、本実施形態における特殊静止画撮像が可能なデジタルカメラは、静止画と動画間で、解像度及びビットプレーン単位でのデータの共有を図ることにより、動画記録に必要な記憶媒体の容量を低減することができる。
【0093】
【他の実施形態】
上述の実施形態においては、(動画フレームの解像度)*(2)=(静止画フレームの解像度)である場合についてのみ説明したが、本発明はこのような関係を満たしていない場合であっても適用可能である。このような関係がない場合、静止画フレームから動画フレームと同じ解像度の動画パートデータを生成する上で、離散ウェーブレット変換だけでなく、適当な解像度変換処理を併せて処理を行えばよい。
【0094】
また、記録媒体上に、動画像符号化データと差分符号化データを分離して記録する方法を示したが、これらをひとつのデータ格納フォーマットに格納した上で、これらのデータを記録してもよい。このような場合、画像復号装置が、動画像再生時に、該データを動画像として正しく復号できるようにするために、差分符号化データを読み飛ばすようなデータの格納方法を実施する。
【0095】
なお、上述の実施形態においては、1つの機器から構成される画像処理装置についてのみ説明したが、同等の機能を複数の機器から構成されるシステムによって実現しても良い。
【0096】
また、符号化装置と復号化装置の両方を有する必要はなく、いずれか一方のみで本発明の画像処理装置を構成しうる。
【0097】
さらに、撮像するための構成についても必須ではなく、予め記録された動画データを用いて、上述したような符号化を行う構成であっても良い。
【0098】
尚、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態で説明したフローチャートに対応したプログラム)を、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いて当該プログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムを実行することによって同等の機能が達成される場合も本発明に含む。
【0099】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
【0100】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0101】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリなどがある。
【0102】
有線/無線通信を用いたプログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイル等、クライアントコンピュータ上で本発明を形成するコンピュータプログラムとなりうるデータファイル(プログラムデータファイル)を記憶し、接続のあったクライアントコンピュータにプログラムデータファイルをダウンロードする方法などが挙げられる。この場合、プログラムデータファイルを複数のセグメントファイルに分割し、セグメントファイルを異なるサーバに配置することも可能である。
【0103】
つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムデータファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるサーバ装置も本発明に含む。
【0104】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件を満たしたユーザに対して暗号化を解く鍵情報を、例えばインターネットを介してホームページからダウンロードさせることによって供給し、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0105】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0106】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、符号化データ量を削減することができ、例えば動画像を記録可能なデジタルカメラ等に本発明を適用した場合、記憶媒体に記憶可能な動画の撮影時間を増やすことができる(あるいは、所定の時間分の動画を記録するために必要な記憶媒体の容量を削減できる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるJPEG2000符号化部の機能構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるJPEG2000符号化部が行う符号化処理を説明するフローチャートである。
【図3】2次元離散ウェーブレット変換を説明する図である。
【図4】量子化ステップを説明する図である。
【図5】コードブロック分割を説明する図である。
【図6】ビットプレーン分割を説明する図である。
【図7】コーディングパスを説明する図である。
【図8】レイヤ生成を説明する図である。
【図9】レイヤ生成を説明する図である。
【図10】タイル符号化データの構成の説明図である。
【図11】フレーム符号化データの構成の説明図である。
【図12】タイル分割を説明する図である。
【図13】1次元離散ウェーブレット変換を説明する図である。
【図14】本発明の第1の実施形態におけるJPEG2000復号部の機能構成例を示すブロック図である。
【図15】タイルの復号順序を説明する図である。
【図16】本発明の第1の実施形態におけるJPEG2000復号部が行う復号化処理を説明するフローチャートである。
【図17】本発明の画像処理装置の実施形態としてのデジタルカメラの模式図である。
【図18】図17のデジタルカメラにおいて画像の記録に関係する機能ブロックと、記録フォーマットについて模式的に示した図である。
【図19】第1の実施形態に係るデジタルカメラが利用可能な復号装置の構成例を示すブロック図である。
【図20】図19の復号装置が提示する画像表示ビューアを説明する図である。
【図21】本発明の第1の実施形態における画像表示ビューアの動作を説明するフローチャートである。
【図22】本発明の画像処理装置が生成したデータの格納状態の例を示す図である。
【図23】本発明の第1の実施形態における画像処理装置の復号処理を説明するフローチャートである。
【図24】本発明による画像処理装置が対象とする動画像データの構成を模式的に示す図である。
【図25】本明細書で用いる用語を説明する図である。
【図26】第2の実施形態における、動画パートデータと差分データを説明する図である。
【図27】本発明の第2の実施形態におけるJPEG2000符号化部の機能構成例を示すブロック図である。
【図28】本発明の第3の実施形態におけるJPEG2000符号化部の機能構成例を示すブロック図である。
【図29】第3の実施形態において用いられる量子化ステップを示す図である。
【図30】静止画フレーム符号化データのビットストリームの構成を示す図である。
【図31】第3の実施形態におけるレイヤ構成を説明する図である。

Claims (5)

  1. 動画像フレームが連続して構成される動画像データ中に、前記動画像フレームの撮像品質よりも高品質な静止画像フレームが混在する画像データを符号化及び復号化する画像処理装置であって、
    記画像データのうち、前記動画像フレームを符号化するとともに、前記画像データ中の前記静止画フレームについては、前記静止画像フレームから前記動画像フレームと同等の品質を有する動画パートデータを生成し、当該動画パートデータを符号化することにより、動画符号化データを生成する第1の符号化手段と、
    前記静止画像フレームの、前記動画パートデータを除いた差分データを符号化し、差分符号化データを生成する第2の符号化手段と、
    前記動画パートデータと対応する前記差分データとを対応付ける対応情報と、前記動画符号化データに含まれる前記動画パートデータを特定するための識別情報とを生成する付加情報生成手段と、
    前記動画符号化データと、前記差分符号化データと、前記対応情報及び前記識別情報とを、前記画像データの符号化結果として記憶媒体に記録する記録手段と、
    ユーザーからの、動画像の再生指示又は静止画像の再生指示に基づいて、前記記憶媒体に記録された前記符号化結果を用いて前記動画像データの動画像フレーム及び静止画像フレームを選択的に再生する再生手段と、
    ユーザーから静止画の再生指示に応答して、前記再生手段前記静止画像の再生を行う場合、前記識別情報に従って前記動画符号化データに含まれる動画パートデータを検索し、前記検索によって特定される動画パートデータを復号化して静止画像を表示出力し、当該静止画像がさらにユーザーによって指定されることに応じて、前記対応情報に従って前記指定された静止画像に係る動画パートデータに対応する差分符号化データを検索し、検索された差分符号化データを復号化してより高品質な静止画像を表示出力する復号化手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮像品質が、画素数及びS/N比のうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の符号化手段が、離散ウェーブレット変換を用いて前記静止画フレームから前記動画パートデータを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の符号化手段が、前記動画像フレームの符号化に用いる量子化ステップと異なる量子化ステップを用いて前記動画パートデータの符号化を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記動画像データを生成するカメラを更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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