JP4251208B2 - 名刺情報管理システム - Google Patents
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Description
図1に示すように、名刺情報管理システム1は、サーバ2と、複数の電子名刺交換装置3とで主に構成されている。なお、以下の説明においては、一方の電子名刺交換装置3のユーザを本人M1と呼び、他方の電子名刺交換装置3のユーザを他人M2と呼ぶこととする。
サーバ2は、CPU21と、各種プログラムが記憶されたメモリ22と、各種データを記憶するハードディスク4とを主に備えている。なお、このサーバ2には、CPU21、メモリ22およびハードディスク4の他に、通信機、キーボード、マウス、ディスプレイなど公知の機器が適宜設けられている。
個人テーブル41は、電子名刺交換装置3のユーザのユーザID、ユーザの名刺情報およびユーザに関するメモ情報が記録されたレコード41A,41B,41C,…を、ユーザごとに備えている。ここで、ユーザの名刺情報は所定の情報を任意に設定可能であり、本実施形態においては、名前、肩書き、所属会社名、所属部署名、会社所在地、電話番号、e-mailアドレス、顔写真、誕生日、性別(図2の41A中、「−name」〜「−sex」で示す項目。)が名刺情報として設定されている。なお、本実施形態においては、個人テーブル41のレコード41Aに本人M1のユーザID(以下、「本人ID」ともいう。)等が記録され、レコード41Bに他人M2のユーザID(以下、「他人ID」ともいう。)等が記録されていることとする。
以下に、メモリ22に記憶された各種プログラムについて詳細に説明する。なお、以下に示すプログラム以外にも、メモリ22は様々なプログラムが組まれており、これにより、CPU21は、公知のサーバが備える機能をも実現する。
開示範囲記憶プログラムは、一の電子名刺交換装置3から後で詳述するアクセスIDおよび情報開示レベル(開示範囲を示す情報)を受信したことを条件として、これらの情報を関連づけてハードディスク4に記憶させるプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU21は、一の電子名刺交換装置3からアクセスIDおよび情報開示レベルを図示せぬ通信機で受信したことを条件として、情報開示レベルテーブル44にレコードを追加し、このレコードに前記情報を関連付けて記憶させる。
会合データ追加プログラムは、電子名刺交換装置3から、新たな会合日時データおよび会合場所データが送信されてきた場合に、会合テーブル43のレコードを追加し、このレコードに新たな会合日時データおよび会合場所データを記録するためのプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU21は、所定のユーザの電子名刺交換装置3から所定のユーザのユーザIDや別のユーザのユーザID等の各種情報を図示せぬ通信機で受信したことを条件として、個人テーブル41の各レコード内に所定のユーザのユーザIDが存在するか否かを判断する。CPU21は、存在すると判断した場合には、そのレコードに対応する知人テーブル42の各レコード内に別のユーザのユーザIDが存在するか否かを判断する。そして、このCPU21は、知人テーブル42の各レコード内に別のユーザのユーザIDが存在すると判断した場合に、既に存在する会合テーブル43のレコードを追加して、このレコード内に新たな会合日時データおよび会合場所データを記録する。ここで、この会合データ追加プログラムおよびCPU21は、追加手段の一例に相当する。
知人確認プログラムは、所定のユーザの電子名刺交換装置3から送られてくる別のユーザのユーザIDの受信を条件として、知人テーブル42内に別のユーザのユーザIDが存在するかを確認するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU21は、所定のユーザの電子名刺交換装置3から別のユーザのユーザIDを図示せぬ通信機で受信したことを条件として、所定のユーザに対応した個人テーブル41に関連付けられた知人テーブル42内から別のユーザのユーザIDを検索する。ここで、この知人確認プログラムおよびCPU21が、知人確認手段の一例に相当する。
知人情報検索プログラムは、前記した知人確認プログラムによって検索(確認)される別のユーザのユーザIDの存在を条件として、その別のユーザのユーザIDに対応するレコードを個人テーブル41内から検索するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU21は、知人確認プログラムの検索結果に基づいて別のユーザのユーザIDが存在するか否かを判断し、別のユーザのユーザIDが存在すると判断した場合に、別のユーザのユーザIDが記録されている個人テーブル41のレコードを検索する。ここで、この知人情報検索プログラムおよびCPU21が、知人情報検索手段の一例に相当する。
詳細情報送信プログラムは、知人情報検索プログラムによって個人テーブル41から検索される別のユーザに関するレコードの存在を条件として、このレコード内の情報と、所定のユーザに対応した個人テーブル41に関連付けられた別のユーザに係る会合テーブル43内の情報を、所定のユーザの電子名刺交換装置3に送信するプログラムである。また、この詳細情報送信プログラムは、例えば所定のユーザの電子名刺交換装置3とは別のユーザの電子名刺交換装置3から所定のユーザの名刺情報の要求があった場合に、名刺情報を情報開示レベルに基づいて適宜制限して他の電子名刺交換装置3に送信するプログラムでもある。
図3に示すように、電子名刺交換装置3は、CPU31、ROM32、RAM33、不揮発性RAM34、右表示部35、左表示部36、RTC37、GPSセンサ38、第1無線機39、第2無線機(Bluetooth:登録商標)50、赤外線センサ51、加速度セン
サ52、RFリーダ53、明度センサ54を備えている。
以下に、ROM32に記憶された各種プログラムについて詳細に説明する。なお、以下に示すプログラム以外にも、ROM32は様々なプログラムが組まれており、これにより、CPU31が後述するフローチャートに従って動作するようになっている。
ID交換プログラムは、加速度センサ52で検出した加速度と、明度センサ54で検出した明るさとが所定の条件を満たしたことを条件として、他の電子名刺交換装置3とユーザIDを交換するためのプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、加速度センサ52からの検出値と、明度センサ54からの検出値と、ROM32に記憶している所定の条件とをそれぞれ比較する。その後、CPU31は、各検出値が所定の条件を満たしていると判断した場合に、第2無線機50を通信可能な状態にして、ROM32に記憶している本人IDを第2無線機50に出力するとともに、他の電子名刺交換装置3から送信される他人IDおよびアクセスIDを受信する。ここで、このID交換プログラムおよびCPU31が、ID受信手段の一例に相当する。なお、上記において、本人IDの第2無線機50への出力は、後述するアクセスID送信プログラムによって実行される。具体的には、このID交換プログラムを読み込んでいるCPU31は、本人IDを第2無線機50に出力する際には、後述するアクセスID送信プログラムを読み込んで、この本人IDとともにアクセスIDを第2無線機50に出力する。ここで、このID交換プログラム、CPU31および第2無線機50は、交換手段の一例に相当する。
日時取得プログラムは、ユーザIDの交換を行った日時を会合日時データとして取得するためのプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、第2無線機50で他人IDを受信したときに、RTC37の数値を会合日時データとして取得する。ここで、この日時取得プログラム、CPU31およびRTC37が、日時取得手段の一例に相当する。
会合データ送信プログラムは、ユーザIDの交換がなされたことを条件として、サーバ2に、本人ID、他人ID、会合日時データおよび会合場所データを送信するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、第2無線機50で他人IDを受信したことを条件として、この他人IDと、ROM32内の本人IDと、RTC37から取得した会合日時データと、GPSセンサ38から取得した位置データ(会合場所データ)とを第1無線機39に出力する。
セキュリティロック動作登録プログラムは、加速度センサ52で検出した加速度に基づいて、電子名刺交換装置3の位置と、この位置に到達した時間との組を複数組算出し、算出した複数組の位置・到達時間を不揮発性RAM34に記憶させるプログラムである。ここで、「位置」とは、セキュリティロック動作登録プログラムが開始されたときの電子名刺交換装置3の位置を原点としたときの、この原点からの位置をいう。つまり、電子名刺交換装置3の動きにより描かれる軌跡上の複数の点を、原点位置からの位置と、到達時間とによって特定している。
セキュリティロックプログラムは、所定の条件が満たされると、電子名刺交換装置3の操作を禁止するプログラムである。ここで、所定の条件としては、例えばセキュリティロック動作が登録されたことや、一定時間無動作であることや、電子名刺交換装置3を所定の動きで動かすことや、所定のボタンを押下することなどが挙げられる。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、所定の条件が満たされたか否かを判断し、満たされていると判断した場合には、その他の動作を行わないようになっている。
セキュリティロック解除プログラムは、加速度センサ52で検出した加速度に基づいて、電子名刺交換装置3の位置と、この位置に到達した時間との組を複数組算出し、その各算出値と、不揮発性RAM34に記憶されている暗号情報とが一致したときに電子名刺交換装置3の操作の禁止を解除するプログラムである。また、セキュリティロック解除プログラムでは、算出値と暗号情報との比較の際に、算出した所定の到達時間に対応する位置が、暗号情報として記憶された所定の到達時間に対応する位置から所定の距離内である場合には、一致したと判断するようになっている。
握手判別プログラムは、加速度センサ52で検出した加速度に基づいて電子名刺交換装置3を上下に振った回数を判別することで、握手の回数を判別するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、加速度センサ52で検出した加速度を取得し、例えば加速度の方向が鉛直方向の下から上へ切り替わった回数をカウントすることで握手の回数を判別している。そして、このCPU31は、判別した握手の回数をRAM33に出力して一時的に記憶させる。
情報開示範囲選択プログラムは、例えば本人M1の名刺情報を教えるための本人IDを、本人M1の電子名刺交換装置3から他人M2の電子名刺交換装置3へ送信するときに、本人M1の咄嗟の判断により名刺情報の開示範囲を選択することを可能とするプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、まず、RAM33に握手の回数が記憶されているか否かを判断し、回数が1回でも記憶されている場合には、情報開示レベルを選択する。そして、CPU31は、握手の回数が1回であると判断したときには、情報開示レベルを「低」とし、2回であると判断したときには、情報開示レベルを「中」とし、3回であると判断したときには、情報開示レベルを「高」とする。すなわち、このCPU31は、握手の回数が多い程、情報開示範囲を広くしている。
アクセスID送信プログラムは、ユーザIDを交換する際(例えば、他人IDおよびアクセスIDを取得したとき)に情報開示レベルに関連したアクセスIDを本人IDとともに他人M2の電子名刺交換装置3へ送信するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、情報開示レベルの選択をした後、この情報開示レベルに関連したアクセスIDを作り出すと、ROM32から本人IDを取得して、この本人IDとアクセスIDとを第2無線機50に出力する。ここで、アクセスIDは、例えば、RTC37からの時間情報に基づいて生成されるユニークなものであり、情報開示レベルに対応付けられ、所定のユーザがサーバ2にアクセスして、別のユーザの個人テーブル41の情報を参照するときに必要なIDである。
開示依頼プログラムは、自装置で作成したアクセスIDと情報開示レベルとをサーバ2へ送信するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、情報開示レベルが選択され、かつ、アクセスIDを生成したことを条件として、これらのアクセスIDおよび情報開示レベルを第1無線機39に出力する。
名刺情報要求プログラムは、所定のユーザから受信したユーザIDとアクセスIDを、サーバ2に送信することで所定のユーザの名刺情報を要求するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、他の電子名刺交換装置3からユーザIDとアクセスIDを受信したことを条件として、そのユーザIDとアクセスIDを第1無線機39に出力する。
すくい動作判別プログラムは、加速度センサ52で検出した加速度に基づいて、電子名刺交換装置3の左表示部36によって左表示部36に表示されている星映像をすくう動作が行われたか否かを判別するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、加速度センサ52で検出した加速度を取得し、この加速度に基づいてすくう動作が行われたか否かを判別している。
表示可変プログラムは、赤外線センサ51によって検出した距離情報に応じて、サーバ2から系列情報を構成する一情報を読み出し、右表示部35に出力するプログラムである。また、この表示可変プログラムは、距離情報が大きくなるほど、過去の時間に対応する系列情報をサーバ2から取得して右表示部35に出力するように構成されている。さらに、この表示可変プログラムは、右表示部35へ出力する系列情報の各情報に対応させるように星画像を、左表示部36に出力するように構成されている。また、この表示可変プログラムは、すくい動作判別プログラムによってすくう動作が行われたと判別されたことを条件として、右表示部35に系列情報の各情報に対応する詳細情報を表示させるように構成されている。
表示変更停止プログラムは、電子名刺交換装置3に対してなされた入力に基づいて、表示可変プログラムにより表示されている系列情報の変更を停止するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、加速度センサ52で検出した加速度を取得し、例えば加速度の方向が鉛直方向の下から上へ切り替わったか否かを判断することで、表示変更を停止させるための停止命令が出されたか否かを判断している。そして、CPU31は、停止命令が出されたと判断した場合には、表示可変プログラムの実行を禁止して、各表示部35,36の画像を現在の映像に固定させる。
表示変更再開プログラムは、電子名刺交換装置3に対してなされた入力に基づいて、表示可変プログラムにより表示される系列情報の変更を再開するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、加速度センサ52で検出した加速度を取得し、例えば加速度の変化が、電子名刺交換装置3の左表示部36を上向きから下向きに変えるような動作に対応した変化である場合に、表示変更停止プログラムを止めて、表示可変プログラムを再開させる。
詳細表示プログラムは、サーバ2から送られてきた個人テーブル41、知人テーブル42および会合テーブル43内の情報を表示するプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、第1無線機39で受信した各情報に基づいて、画像データを生成し、このデータを右表示部35に出力して表示させる。
キャリブレーションプログラムは、ユーザの腕の長さと系列情報の量との調整を行うプログラムである。具体的に、このプログラムを読み込んだCPU31は、サーバ2のハードディスク4から会合日時データのうち最古の会合日時データを検索して取得し、RTC37から現在時刻を取得して、最古の会合日時データの日時と現在時刻との差を算出する。また、CPU31は、赤外線センサ51で計測した現在の距離情報と予め設定している距離情報の最小値との差を算出する。そして、CPU31は、算出した時刻の差に、算出した距離の差を除算して換算係数を算出し、この換算係数を用いてユーザの腕の長さと系列情報の量との調整を行う。
通常時においては、CPU31は、図5に示すようなメインフローに従って、各種機器を制御している。以下に、このメインフローの説明を行う。
図5に示すように、メインフローにおいては、まず、セキュリティロックがかかっているか否かが判断される(ステップS1)。なお、このセキュリティロックに必要な暗号情報としては、後で詳述するような電子名刺交換装置3の動きを示す動作情報が採用されている。
図6に示すように、名刺登録モードにおいては、まず、RFリーダ53で受信したデータが他人IDを含む名刺情報か否かが判断される(ステップS21)。このステップS21において、名刺情報でないと判断された場合には、そのまま終了し、名刺情報であると判断された場合には、ステップS22に進む。
図7に示すように、握手モードにおいては、まず、明度センサ54で検出した明度が所定値以上であるか否かが判断される(ステップS41)。このステップS41において、所定値未満であると判断された場合には、そのまま終了し、所定値以上であると判断された場合には、ステップS42に進む。
また、前記したステップS51,S52の後は、ステップS4(図5参照)で計測を開始した時間が、所定時間となったか否かが判断されることで、タイムアウトになったか否かが判断される(ステップS53)。そして、ステップS53において、タイムアウトになったと判断された場合には、この握手モードを終了し、タイムアウトになっていないと判断された場合には、ステップS54に進む。
図8に示すように、電子名刺交換装置3に軽度の衝撃が加えられる等の動作により実行されるデータ閲覧モードにおいては、まず、赤外線センサ51によって、現在距離L(例えば、衝撃が加えられた際、又は、その後所定時間経過後におけるユーザと電子名刺交換装置3との距離。)が測定され、この値Lが、RAM33の所定の現在距離メモリ領域に今回距離L1として記録される(ステップS61)。
図9に示すように、ブラウジングモードにおいて、ステップS61で測定された今回距離L1に対応する位置から電子名刺管理装置3の移動が検出された場合、この移動後の位置に対応する距離を測定するとともに、今回距離メモリ領域に記録してある今回距離L1が、RAM33の前回距離メモリ領域に前回距離L2として記録される(ステップS71)。また、測定された現在距離Lが、今回距離メモリ領域に今回距離L1として記録される(ステップS72)。ここで、検出した現在距離Lが、予め設定される最小距離Lminよりも小さい場合には、今回距離メモリ領域に、現在距離Lに代えて最小距離Lminが今回距離L1として記録される。
α = C × ( L1 − L2 ) ・・・(2)
(VT’:検索パラメータ前回値、α:表示切替用パラメータ、C:換算係数)
図10に示すように、詳細データ閲覧モードにおいては、まず、右表示部35に現在表示されているユーザの簡略情報が、サーバ2から取得する詳細情報(個人テーブル41の情報等)に置き換えられて表示される(ステップS81;簡略情報については図4(b),詳細情報については(c)又は図15参照)。
図11に示すように、ロックモードにおいては、まず、加速度センサ52による動作の検出が行われる(ステップS91)。その後、ステップS91で検出された動作が、このロックモードを解除するための動作か否かが判断される(ステップS92)。ここで、本実施形態においては、ロックモードを解除するための動作として、左表示部36に表示された星映像を捨てる動作を採用している。
図12に示すように、キャリブレーションモードにおいては、まず、サーバ2の各会合テーブル43に記録された複数の会合日時データの中から最も古い(過去の)会合日時データが取得され、この会合日時データが検索パラメータVTの最小値VTminとして設定される(ステップS101)。
C = (T1 − VTmin ) / ( L1 − Lmin )・・・(3)
図13に示すように、セキュリティロック登録モードにおいては、まず、加速度センサ52による動作の検出が行われる(ステップS111)。その後、このような動作の検出がなされたか否かが判断されることで、無動作であるか否かが判断される(ステップS112)。
図14に示すように、テンポラリテーブルアップデートモードにおいては、まず、サーバ2との通信が可能か否かが判断される(ステップS121)。そして、このステップS121において、通信不能と判断された場合には、このテンポラリテーブルアップデートモードが終了し、通信可能と判断された場合には、ステップS122に進む。
複数の会合日時データを複数のレコードA11,A12,A13,…として記録可能な会合テーブル43を設けたので、本人M1が既に会ったことがある相手(他人M2)には、レコードの数を数えることで過去に何回会ったことがあるかを知ることができる。さらに、本人M1は、各レコードに記録された各会合日時データを参照することで、その他人M2と初めて会った日時や、初めて会ってからどの程度の周期で会っていたのかなどをも知ることができる。
知人テーブル42および会合テーブル43の各レコードにメモ情報を記録しておくことができるので、本人M1が他人M2と再開した際には、各テーブル42,43に記録したメモ情報を参照することで、会議をスムーズに、かつ、有意義に進めることができる。また、メモ情報が会合テーブル43の各レコードに記録されるので、メモ情報として会合ごとにおける重要なコメントなどを残しておくことができる。さらに、会合テーブル43のレコードは順次追加されていく構造となっているので、他人M2に関する情報を大量に記録することができる。
前記実施形態では、携帯端末として電子名刺交換装置3を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば携帯電話や携帯用パソコンなどであってもよい。
2 サーバ
3 電子名刺交換装置(携帯端末)
4 ハードディスク(記憶装置)
20 第1無線機
21 CPU
22 メモリ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 不揮発性RAM
35 右表示部
36 左表示部
37 RTC
38 GPSセンサ
39 第1無線機
41 個人テーブル
41A レコード
42 知人テーブル
43 会合テーブル
44 情報開示レベルテーブル
44A レコード
50 第2無線機
51 赤外線センサ
52 加速度センサ
53 RFリーダ
54 明度センサ
A1 レコード
A11 レコード
Claims (3)
- 複数の携帯端末と、前記携帯端末と情報交換可能なサーバとを備えた名刺情報管理システムであって、
前記サーバは、
前記携帯端末のユーザのユーザIDおよびユーザの名刺情報が記録されたレコードを、前記ユーザごとに備えた個人テーブルと、
所定のユーザに対応する前記個人テーブルのレコードに関連付けられ、かつ、他の携帯端末のユーザであって、前記所定のユーザとは別のユーザのユーザIDが少なくとも記録されたレコードを、前記別のユーザごとに備えた知人テーブルと、
前記別のユーザの一人に対応する前記知人テーブルのレコードに関連付けられ、かつ、少なくとも会合日時データを含む会合情報が記録されたレコードを、会合ごとに備えた会合テーブルとを記憶した記憶装置と、
前記携帯端末から、新たな会合日時データが送信されてきた場合に、前記会合テーブルのレコードを追加し、このレコードに新たな会合日時データを記録する追加手段と、
前記携帯端末から送られる前記別のユーザのユーザIDの受信を条件として、前記知人テーブル内に前記別のユーザのユーザIDが存在するか否かを確認する知人確認手段と、
前記知人確認手段による前記別のユーザのユーザIDの確認を条件として、前記別のユーザのユーザIDに対応する個人テーブルを検索する知人情報検索手段と、
前記知人情報検索手段による検索の結果、前記別のユーザのユーザIDに対応する個人テーブルのレコードが抽出されたことを条件として、この抽出された個人テーブルのレコード内の名刺情報、および、前記知人確認手段で抽出された知人テーブルのレコードに関連付けられた会合テーブルのレコードに係る過去の会合日時データを含む会合情報を、前記携帯端末に送信する詳細情報送信手段とを備え、
前記携帯端末は、
他の携帯端末とユーザIDを交換する交換手段と、
ユーザIDの交換を行った日時を会合日時データとして取得する日時取得手段と、
ユーザIDの交換を条件として、前記サーバに、自己のユーザIDと、前記他の携帯端末から受け取った別のユーザのユーザIDと、前記会合日時データを送信する送信手段と、
前記サーバの詳細情報送信手段から送られてきた前記個人テーブルのレコード内の名刺情報および前記会合テーブルのレコードに係る過去の会合日時データを含む会合情報を表示する表示手段とを備え、
前記ユーザIDの交換の際に、前記サーバが、前記別のユーザの個人テーブルのレコード内の名刺情報および前記会合テーブルのレコードに係る過去の会合日時データを含む会合情報を検索して前記携帯端末に送信し、前記ユーザIDの交換の際に、前記携帯端末の表示手段が、前記サーバから送信された前記個人テーブルのレコード内の名刺情報および前記会合テーブルのレコードに係る最新の過去の会合日時データを含む会合情報を表示することを特徴とする名刺情報管理システム。 - 前記携帯端末は、
ユーザIDの交換が行われた自己の位置を検出し、検出した位置を会合場所データとして前記送信手段に出力する位置検出手段を備え、
前記送信手段は、前記サーバに、前記別のユーザのユーザIDと、前記会合日時データと、前記会合場所データとを送信し、
前記会合テーブルのレコードには、
前記送信手段から送られてくる前記会合場所データが、前記会合日時データとともに記憶されることを特徴とする請求項1に記載の名刺情報管理システム。 - 前記知人テーブルのレコード、前記会合テーブルのレコードの少なくとも一方には、ユーザが入力手段を介して入力する別のユーザに関するメモ情報が記憶されることを特徴とする請求項2に記載の名刺情報管理システム。
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