JP4250466B2 - 画像処理装置、画像処理方法、その記録媒体およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、その記録媒体およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像をレイアウト表示する画像処理装置、画像処理方法、その記録媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の画像データを記録したCD−R(Compact Disc−Recordable)等の記憶媒体のラベル面に、代表的な画像やタイトルなどを印刷することで中身を判別しやすくするということが行われている。特に、CD−Rなどのディスク記録メディアはラベル面が円形乃至ドーナツ型であることが多く、そのラベルに長方形の画像を並べてわかりやすく提示するには工夫が必要である。具体的には、螺旋に沿ってアイコン(画像)を並べることで円形に収まるように画像を配置する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、画面上において同心円上に配置したボタンにより円形の領域に情報を提示して、各ボタンに画像情報をリンクするコンテンツ出力装置に関する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−085450号公報
【特許文献2】
特開2002−287867号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の螺旋に沿った画像の配置においては、個々の画像は長方形のまま配置されており、円形のラベル面を効率よく充填することはできないという問題があった。
また、従来の同心円状のボタンを表示する技術においては、同心円状のボタン自体に写真を表示することはできないという構成であり、画像を同心円状に配置可能とする要望が高まっていた。
【0005】
この発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、螺旋状に画像を配置する際に画像を変形させることで、円形乃至ドーナツ型のラベル面に画像を効率よく配置することができる画像処理装置、画像処理方法、その記録媒体およびプログラムを提供することを目的とする。
また、同心円状に画像を配置する際に画像を変形させることで、円形乃至ドーナツ型のラベル面に画像を効率よく配置することができる画像処理装置、画像処理方法、その記録媒体およびプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、複数の第1の画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段より読み出した前記第1の画像データを、予め定められた内径と外径とに囲まれたドーナツ形の領域に対して、螺旋状に配置するために適した形に変形した変形画像データを出力する変形手段と、前記変形手段で出力された前記変形画像データを螺旋状に並べて配置した第2の画像データを出力する画像配置手段と、を有し、前記変形手段は、変形前の画像の四隅の点a、b、c、dを変形後の座標点A(r0,θ0)、B(r1,θ1)、C(r2,θ0)、D(r3,θ1)へ写像する場合に、r0=aθ0、r1=aθ1、r2=r0+2πa=a(θ0+2π)、r3=r1+2πa=a(θ1+2π)、(rは原点からの距離、θは偏角、定数aは螺旋の巻き数を制御する定数)の関係式を満たすと共に、画像の線分比ac:ab=AC:ABとなるように前記第1の画像データを変形し、変形した変形画像データを出力することを特徴とする。
【0010】
かる構成とすることにより、螺旋状に配置するために適した形に画像を変形させることができる。よって、ドーナツ型のラベル面に螺旋状に画像を効率よく配置することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態として、螺旋上に画像を配置する画像処理装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1において、101は、CPU(中央演算装置)であり、画像処理装置全体の制御を行なっている。102はキーボード、102aはマウスであり、2つとも画像処理装置にデータや指示を入力するための入力装置である。
【0012】
103は表示装置であり、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶ディスプレイ等で構成されている。104は、ROM(Read Only Memory)、105はRAM(Random Access Memory)であり、画像処理装置の記憶装置を構成している。これらのROM104およびRAM105は、CPU101が実行するプログラムや画像処理装置が利用するデータなどを記憶する。106は、フラッシュメモリであり、画像処理装置のファイルシステムに使用され、不揮発性の記憶装置を構成している。
【0013】
108は、プリンタであり、CPU101からの指示に応じて印刷物を印刷する。109は、ネットワークインタフェースであり、インターネットやLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に接続して他のコンピュータ端末と通信する機能を有する。
以上のハードウェア構成により、画像処理装置は、CD−Rなどの円形の記録媒体に貼付するラベルに対して、画像が螺旋状に配置された図柄をプリンタ108により印刷する。その際に、画像処理装置は、螺旋状に効率よく画像を配置するため、各画像を変形する処理をCPU101がプログラムを実行することにより実現する。
【0014】
ここで、図1に示した画像処理装置におけるラベル印刷の動作について説明する。
図2は、図1に示した画像処理装置におけるラベル印刷の全工程を説明するフロー図である。図2に示すように、まず、ステップS201で、画像処理装置は、ラベル面に印刷するための1枚以上の画像を利用者へ選択させる。具体的は、画像処理装置は、画像のアイコンや画像ファイル名の一覧を表示装置103に表示することで、利用者に画像の選択を促す。
【0015】
尚、フラッシュメモリ106には一覧で表示する複数の画像データが予め格納されている。具体的には、フラッシュメモリ106には、JPEG(JointPhotographic Experts Group)ファイルフォーマットの形態で複数の画像データが蓄積されている。利用者は、画像の一覧から任意のN枚(Nは自然数)の画像を選択することができる。図3(a)に、選択されたN枚の画像のイメージ図を示す。また、以下の説明においては、図3(a)に示すように、利用者に選択されたN枚の画像のファイル名を順に0.jpg、1.jpg…(N−1).jpgとする。
【0016】
次に、ステップS202で、画像処理装置は、選択された上記N枚の画像を変形してドーナッツ状(螺旋状)に見やすく効率良く配置したラベル画像を作成する。尚、ステップS202における詳細な動作は後述する。次に、ステップS203で、画像処理装置は、作成したラベル画像をプリンタ108を用いて印刷する。このとき、プリンタ108は、近年の民生用プリンタがそうであるように、CD−R盤面に直接印刷する機能を備えている。この機能を使用する時は、例えば、直接印刷可能な市販されているプリンタブルCD−Rメディアを用いる。また、盤面に貼付するためのシール状になったラベルも種々市販されており、ラベルに印刷してからCD−R盤面に貼り付けることも可能である。
【0017】
以上の処理により、画像処理装置は、複数の画像を変形して効率良く螺旋状に配置したラベル画像を作成して、作成したラベル画像をCD−R盤面またはラベルに印刷することができる。
【0018】
次に、図2に示したステップS202の処理の詳細について説明する。
図3(b)は、画像を変形して螺旋状に配置したラベル画像(第2の画像データ)のイメージ例を示す図である。図3(b)で配置されている画像は、ステップS201で選択されたN枚の画像(以下、素材画像とする)であり、図3(a)に素材画像(第1の画像データ)のイメージが示されている。
【0019】
図3(b)において、配置された各ブロック(変形後の素材画像)の境界線は、線形螺旋r=aθで定まる曲線と、螺旋中心を通る2本の直線で構成されている。画像処理装置は、この境界線の形に応じて、個々の素材画像を連続的に変形することで各ブロックを形成している。以下の説明においては各ブロックのことを螺旋小片とする。
【0020】
次に、上述した線形螺旋r=aθについて説明する。
ここで、aは正の定数である。また、r、θは図4に示すように極座標表現によるラベル画像上の座標であり、rが原点からの距離を示し、θが偏角を示す。この時、定数aは螺旋の巻き数を制御する定数であり、定数aが小さいほど螺旋の巻き数が多くなるので、適切なデザインになるような値に予め決めておく。尚、図3に示しているラベル画像は、同一の画像のみを繰り返し配置しているが、選択されたN枚の素材画像が一枚ずつ異なってもよい。この場合は、ラベル画像の各螺旋小片にもそれぞれ異なる素材画像が、内側から0.jpg、1.jpg、…、(N−1).jpgの順で螺旋状に配置される。この時、素材画像の数Nが少ない場合は、線形螺旋rの値が所定の大きさになるまで、0.jpg〜(N−1).jpgを繰り返してもよい。
【0021】
次に、素材画像の変形例として上述した螺旋小片のひとつを描画するために算出する座標について説明する。図5(a)は、変形前の素材画像例を示す図であり、図5(b)は、変形後の素材画像(螺旋小片)例を示す図である。画像処理装置の画像変形処理により、図5(a)に示す変形前の素材画像の四隅の点a、b、c、dは、図5(b)に示す変形後のラベル上の螺旋小片の座標点A(r0,θ0)、B(r1,θ1)、C(r2,θ0)、D(r3,θ1)、に写像されている。
【0022】
座標点AおよびBは、ともに螺旋上の点であることから
r0=aθ0およびr1=aθ1の関係がある。
また螺旋の数学的特性から、点C、Dの座標はそれぞれ点A、Bの座標から一意に決定され、
r2=r0+2πa = a(θ0+2π)
r3=r1+2πa = a(θ1+2π)
の関係がある。
【0023】
また、素材画像のアスペクト比ac:abを保つように螺旋小片のアスペクト比AC:ABを選ぶ。
ここでAC=2πa、AB=a/2*(θ1−θ0)2であるので、
θ1=θ0+2√(π*ab/ac) を得る。
【0024】
以上の関係から、個々の螺旋小片は、左上の座標点Aの偏角座標θ0が決まれば一意に決定されることがわかる。従って、一番内側の螺旋小片の座標を計算すると、隣接する次の螺旋小片は座標点B、Dを座標点A、Cと読み替えて同様に計算することができる。以上より、再帰的に全部の螺旋小片の座標を計算することができる。
【0025】
次に、図1に示した画像処理装置が図2のステップS202においてラベル画像を作成する際に、螺旋小片を描画する処理について説明する。
図6は、画像処理装置が螺旋小片を描画する処理を示すフロー図である。ここで、素材画像は幅W画素,高さH画素の大きさであり、左上隅を原点とする座標(x,y)で表現されるとする。また、ここでの線形螺旋は式r=aθにより図4に示した極座標で示すことができ、素材画像と螺旋小片の関係は図5(a)および図5(b)に示す写像関係であるとする。
【0026】
まず、ステップS601で、画像処理装置は、変数yを値0で初期化する。次に、ステップS602で、画像処理装置は、変数xを値0で初期化する。次に、ステップS603で、画像処理装置は、次式に従い変数θを計算する。
θ ← θ0*(H−1−y)+θ1*y
尚、θ0は初期値として与えられるものであり、θ1は、上述したように初期値θ0より計算できる。
【0027】
次に、ステップS604で、画像処理装置は、次式に従い変数rを計算する。
r ← r0*(W−1−x)+r1*x
次に、ステップS605で、画像処理装置は、素材画像上の座標(x,y)の画素データをステップS603、S604で算出したラベル画像の極座標(r,θ)で特定される位置に複写する。
【0028】
次に、ステップS606で、画像処理装置は、変数xを値1だけインクリメントする。次に、ステップS607で、画像処理装置は、変数xと幅Wを比較し、等しければステップS608へ、異なればステップS604へ戻る。次に、ステップS608で、画像処理装置は、変数yを値1だけインクリメントする。次に、ステップS609で、画像処理装置は、変数yと高さHを比較し、等しければ処理を終了し、異なればステップS602へ戻る。
【0029】
以上に示した処理により、画像処理装置は、長方形の素材画像を図5(b)に示すような形状の螺旋小片に変形することができる。すでに説明したように、隣接する螺旋小片の座標を計算して再帰的に位置を決定できるので、上記処理をN回繰り返すことによりラベル画像全体を描画することができる。
【0030】
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態においてはラベル画像の座標系を極座標表現を用いて説明したが、より一般的には、素材画像だけでなくラベル画像もデカルト座標による処理を行う。そこで、第2の実施形態における画像処理装置は、ラベル画像をデカルト座標を用いて作成する。尚、第2の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成およびラベル印刷の工程は、図1に示した第1の実施形態における画像処理装置のハードウェアの構成および図2に示したラベル印刷の工程と同じであるので、説明を省略する。
【0031】
第2の実施形態における画像処理装置が図2のステップS202においてラベル画像を作成する際に、螺旋小片を描画する処理について説明する。
図7は、第2の実施形態における画像処理装置が螺旋小片を描画する処理を示すフロー図である。ここで、ラベル画像の座標(x,y)は左上を原点として幅Width画素、高さHeight画素の大きさをもち、第1の実施形態の極座標系とは次の関係式に従い相互に変換されるものとする。
x = r*cosθ+Width/2
y = r*sinθ+Height/2
また、素材画像においては座標(X,Y)とする。
【0032】
図7に示すように、まず、ステップS701で、画像処理装置は、変数yを値0に初期化する。次に、ステップS702で、画像処理装置は、変数xを値0に初期化する。次に、ステップS703で、画像処理装置は、座標(x,y)がx軸となす角θを次式に従い計算する。
θ←tan-1((y−Height/2)/(x−Width/2))…式1
ただし、x=Width/2のときは、y>Height/2ならπ/2、y<Height/2なら3π/2とする。
【0033】
次に、ステップS704で、画像処理装置は、偏角θが螺旋小片の内側かどうかの判断を行う。すなわち、
θ0≦θ<θ1
ならステップS705へ、そうでなければステップS708へ進む。
【0034】
次に、ステップS705で、画像処理装置は、ラベル画像の座標(x,y)と原点の距離を次式に従い計算する。
r←√((x−Width/2)2+(y−Height/2)2)…式2
次に、ステップS706で、画像処理装置は、極座標点(r,θ)が螺旋小片の内側かどうかの判断を行う。すなわち、
r0+(r1−r0)*(θ−θ0)*(θ1−θ0)≦
r(r0+(r1−r0)*(θ−θ0)*(θ1−θ0)+2πa
ならステップS707へ、そうでなければステップS708へ進む。
【0035】
次に、ステップS707で、画像処理装置は、次式に従い素材画像における座標(X,Y)対応する画素の値をラベル画像の点(x,y)にコピーする。
x←w*(r−r0)/(r1−r0)
y←h*(θ−θ0)/(θ1−θ0)
として、素材画像の画素(X,Y)の値をラベル画像の点(x,y)にコピーする。次に、ステップS708で、変数xを値1だけインクリメントする。次に、ステップS709で変数xとWidthを比較し、等しければステップS710へ、異なればS703へ戻る。次に、ステップS710で、変数yを値1だけインクリメントする。次に、ステップS711で、画像処理装置は、変数yとHeightを比較し、等しければ処理を終了し、異なればステップS702へ戻る。
【0036】
[第3の実施形態]
次に、上述した第1の実施形態においては螺旋状に画像を配置していたが、同心円上に画像を配置する場合もある。そこで、第3の実施形態として、画像を変形して同心円状に効率よく配置する画像処理装置につて説明する。尚、第3の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成およびラベル印刷の工程は、図1に示した第1の実施形態における画像処理装置のハードウェアの構成および図2に示したラベル印刷の工程と同じであるので、説明を省略する。但し、図2のステップS202においてラベル画像を作成する際に、同心円状に効率よく画像を配置する処理を行う。
【0037】
次に、第3の実施形態の画像処理装置における図2におけるステップS202の処理の詳細を説明する。図8(a)は、ステップS201で選択された素材画像例を示す図である。図8(b)は、選択した素材画像を変形して同心円状に配置したラベル画像のイメージ例を示す図である。図8(b)において、配置された各ブロック(変形後の素材画像)の境界線は、同心円r=riで定まる曲線と、同心円中心を通る2本の直線で構成されている。画像処理装置は、この境界線の形に応じて、個々の素材画像を連続的に変形することで各ブロックを形成している。以下の説明においては各ブロックのことを同心円小片とする。
【0038】
ここで、半径riは正の定数列である。原点からの距離rと、中心角θは上述した図4に示した極座標表現によるラベル画像上の座標である。また、図12に示すように、外側から第i周目をni個に分割する。また、外側から0.jpg、1.jpg、…、(N−1).jpgの順で同心円状に配置される。具体的には図12に示すように、一番外側の半径r0の同心円では0.jpg、1.jpg、…、n0−1.jpgが配置され、2番目に外側の半径r1の同心円では、n0.jpg、n0+1.jpg、…、n0+n1−1.jpgが配置され、一番内側の最後の配置順となる部分に(N−1).jpgが配置される。また、この時、ri,niは適切なデザインになるような値に予め決めておく。
【0039】
尚、図8(b)に示しているラベル画像は、同一の画像のみを繰り返し配置しているが、選択されたN枚の素材画像が一枚ずつ異なってもよ。この場合は、ラベル画像の各同心円小片にもそれぞれ異なる素材画像が、外側から0.jpg、1.jpg、…、(N−1).jpgの順で同心円状に配置される。この時、素材画像の数Nが少ない場合は、画像の配列により同心円を一周するまで、0.jpg〜(N−1).jpgを繰り返してもよい。
【0040】
次に、素材画像の変形例として上述した同心円小片のひとつを描画するために算出する座標について説明する。図9(a)は、変形前の素材画像例を示す図であり、図9(b)は、変形後の素材画像(同心円小片)例を示す図である。画像処理装置の画像変形処理により、図9(a)に示す変形前の素材画像の四隅の点a、b、c、dは、図9(b)に示す変形後のラベル上の同心円小片の座標点A(ri+1,θj),B(ri+1,θj+1)、C(ri,θj),D(ri,θj+1)、に写像される。なお、上述したように第i周目のリングはni分割されるので、第i周目に属する同心円小片について
θj+1=θj+2π/ni
の関係がなりたっている。
【0041】
次に、第3の実施形態における画像処理装置が図2のステップS202においてラベル画像を作成する際に、同心円小片を描画する処理について説明する。
図10は、第3の実施形態における画像処理装置が同心円小片を描画する処理を示すフロー図である。ここで、素材画像は幅W画素,高さH画素の大きさであり、左上隅を原点とする座標(x,y)で表現されるとする。また、ここでラベル画像における座標は図4に示した極座標で示すことができ、素材画像と同心円小片の関係は図9に示す写像関係であるとする。
【0042】
まず、ステップS801で、画像処理装置は、変数yを値0で初期化する。次に、ステップS802で、画像処理装置は、変数xを値0で初期化する。次に、ステップS803で、画像処理装置は、次式に従い変数θを計算する。
θ ← θj*(H−1−Y)+θj+1*y
【0043】
次に、ステップS804で、画像処理装置は、次式に従い変数rを計算する。
r ← ri+1*(W−1−x)+ri*x
【0044】
次に、ステップS805で、画像処理装置は、素材画像の位置(x,y)の画素をラベル画像の極座標位置(r,θ)の画素にコピーする。次に、ステップS806で、画像処理装置は、変数xを値1だけインクリメントする。次に、ステップS807で変数xとWを比較し、等しければステップS808へ、異なればステップS804へ戻る。次に、ステップS808で、画像処理装置は、変数yを値1だけインクリメントする。次に、ステップS809で画像処理装置は、変数yとHを比較し、等しければ処理を終了し、異なればステップS802へ戻る。
【0045】
以上の処理により、画像処理装置は、長方形の素材画像を変形して同心円状に効率良く配置することができる。上記処理をn回繰り返すことで、n個の変形した画像による同心円を描くことにより図8(b)に示すようなラベル画像全体を描画することができる。
【0046】
[第4の実施形態]
上述した第3の実施形態においてはラベル画像の座標系を極座標表現を用いて説明したが、より一般的には、素材画像だけでなくラベル画像もデカルト座標による処理を行う。そこで、第4の実施形態における画像処理装置は、ラベル画像をデカルト座標を用いて作成する。尚、第4の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成およびラベル印刷の工程は、図1に示した第1の実施形態における画像処理装置のハードウェアの構成および図2に示したラベル印刷の工程と同じであるので、説明を省略する。
【0047】
第4の実施形態における画像処理装置が図2のステップS202においてラベル画像を作成する際に、同心円小片を描画する処理について説明する。
図11は、第4の実施形態における画像処理装置が同心円小片を描画する処理を示すフロー図である。ここで、ラベル画像の座標(x,y)は左上を原点として幅Width画素、高さHeight画素の大きさをもち、第1の実施形態の極座標系とは次の関係式に従い相互に変換されるものとする。
x = r*cosθ+Width/2
y = r*sinθ+Height/2
また、素材画像においては座標(X,Y)とする。
【0048】
図11に示すように、まず、ステップS901で、画像処理装置は、変数yを値0に初期化する。次に、ステップS902で、画像処理装置は、変数xを値0に初期化する。次に、ステップS903で、画像処理装置は、座標(x,y)がx軸となす角θを次式に従い計算する。
θ←tan-1((y−Height/2)/(x−Width/2))…式3
ただし、x=Width/2のときは、y>Height/2ならπ/2、y<Height/2なら3π/2とする。
【0049】
次に、ステップS904で、画像処理装置は、角θが同心円小片の内側かどうかの判断を行う。すなわち、
θj≦θ<θj+1
ならステップS905へ、そうでなければステップS908へ進む。
【0050】
次に、ステップS905で、画像処理装置は、ラベル画像の座標(x,y)と原点の距離を次式に従い計算する。
r←√((x−Width/2)2+(y−Height/2)2)…式4
次に、ステップS906で、画像処理装置は、極座標点(r,θ)が同心円小片の内側かどうかの判断を行う。すなわち、
i+1≦r<ri
ならステップS907へ、そうでなければステップS908へ進む。
【0051】
次に、ステップS907で、画像処理装置は、次式に従い素材画像における座標(X,Y)対応する画素の値をラベル画像の点(x,y)にコピーする。
x←W*(r−ri+1)/(ri−ri+1
y←H*(θ−θj)/(θj+1−θj
として、素材画像の画素(X,Y)の値をラベル画像の点(x,y)にコピーする。
【0052】
次に、ステップS908で、変数xを値1だけインクリメントする。次に、ステップS909で変数xとWidthを比較し、等しければステップS910へ、異なればS903へ戻る。次に、ステップS910で、変数yを値1だけインクリメントする。次に、ステップS911で、画像処理装置は、変数yとHeightを比較し、等しければ処理を終了し、異なればステップS902へ戻る。以上により、画像処理装置は、ラベル画像を作成する際に、同心円小片を描画する処理を行う。
【0053】
尚、上述した第4の実施形態では、同心円状の配置を行う際に、外周から内周までリングの幅が同じで、内側ほど分割数niが少ない例を示したが、これに限らない。例えば図13に示すように、各周で分割数を同じ(16分割)にして、内側に行くほどリングの幅を狭くするようにしてもよい。このようにrjとniの組み合わせにより、様々なパターンのラベル画像を作ることができる。
【0054】
[第5の実施形態]
上記第2、第4の実施形態においては、素材画像の1個の画素の値をラベル画像の画素にコピーする、画像拡大手法として周知の最近傍画素補間法(Nearest−Neighbour法)に基づいて画像を変換したが、この限りではない。例えば、以下に示す線形補間法(Bi−Linear法)に基づいて複数画素の値から画素値を計算することで、より美しい変形後の画像を得ることができる。
【0055】
例えば、図7のステップS707の計算または図11のステップS907の計算を以下の計算に置き換える。
X0←Floor(X)
(ただしFloor(X)はXを超えない最大の整数)
Y0←Floor(Y)
として、
v ← P(X0,Y0)*(1−(X−X0))*(1−(Y−Y0))
+P(X0+1,Y0)* (X−X0)*(1−(Y−Y0))
+P(X0,Y0+1)*(1−(X−X0))*(Y−Y0)
+P(X0+1,Y0+1)* (X−X0)*(Y−Y0)
でラベル画像の点(x,y)の画素値を置き換える。画像は通常RGB,YUV等の3次元色空間で表現されているので、これを各色面について実行する。
【0056】
[第6の実施形態]
上述した第1の実施形態においては螺旋状に画像を配置していたが、印刷可能な範囲がラベルの大きさなどに応じて異なる場合に対応していなかった。そこで、第6の実施形態における画像処理装置では、印刷可能な範囲の大きさに応じて螺旋配置の座標を決定する。尚、第6の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成およびラベル印刷の工程は、図1に示した第1の実施形態における画像処理装置のハードウェアの構成および図2に示したラベル印刷の工程と同じであるので、説明を省略する。
【0057】
まず、印刷可能な範囲の変化と、それに対応できない場合の問題点につてい説明する。図14(a)、(b)は、螺旋配置を施したラベル画像と印刷可能な範囲の例を示す図である。図14(a)中の、内周側エリア41及び外周側エリア40の斜線の領域はプリンタ108を用いて印刷することのできない、印刷可能範囲外の領域である。また、図14(b)に示すように、内周側エリア43及び外周側エリア42の斜線の領域はプリンタ108を用いて印刷することのできない、印刷可能範囲外の領域である。図14(a)と図14(b)を比べて分かるように、図14(b)の方が印刷可能範囲の内径が小さい、すなわちより内側まで印刷が可能である。これは、種々販売されているプリンタブルメディア乃至ラベルの種類により印刷可能範囲が異なる一例である。
【0058】
図14(b)に示すように、図14(a)と同じラベル画像を用いても印刷することはできるのであるが、内側の余白部分が大きくなりデザイン上の不都合が生じるという問題点ある。この場合に、例えば、ラベル画像全体を縮小して図14(b)における内側の余白部分まで印刷をすることはできるがその場合は外側に余白を生じ、根本的な問題を解決できないことは明らかである。そこで、本実施形態においては図14(c)に示すように、印刷可能領域(内径、外径)に応じて画像配置の座標を動的に決定することにより、図14(b)と比べてメディア乃至ラベルの印刷可能領域をより有効に利用した印刷を可能にする。尚、第1の実施形態においては図3(b)に示すように画像の上下が隣接するように螺旋状に配置していたが、本実施形態では図14(a)〜(c)に示すように、画像の左右が隣接するように螺旋状に配置している。
【0059】
図15は、印刷可能領域の内径・外径と画像の螺旋配置の関係例を示す図である。円の中心を原点Oとした極座標(r,θ)を用いて、これらを説明する。図15に示すように、円50である内周の半径をr0、円51である外周の半径をr1とする。この間に挟まれたドーナッツ状の領域が印刷可能領域とする。それぞれの円50、51について極座標を用いた式で表すと、
r=r0
r=r1
となる。
【0060】
また、図15に示す外周上の点Pから点Q,Rを通って内周上の点Sに至る線形螺旋は、適当な正の定数aを用いて以下に示す式5で表すことができる。
r=r1−a*θ … 式5
【0061】
ここで、螺旋による辺POから辺ROまでの中心角をΘとすると、点Sが螺旋上にあることから以下に示す式6が成り立つ。
r0=r1−aΘ … 式6
尚、図15に示すように、中心角Θは、2πを超える角度になっている。より詳細には、角QORに2πを加えた角度である。すなわち、中心角Θは、螺旋巻き数を示す値でもある。従って、定数aは、以下の式7により求まる。
a=(r1−r0)/Θ … 式7
【0062】
ここで、図3(a)に示す画像を横にN個連結したもの図15の螺旋領域に配置する場合について説明する。図15で示す螺旋領域とは、直線PQ、直線RSと螺旋PR、螺旋QSで囲まれた領域である。この螺旋領域に画像を連続変形して配置する。この時、線形螺旋の性質から以下の式8が成立する。
PQ=RS=2π*a … 式8
【0063】
図3(a)の画像を幅w、高さhとすると、連結した画像の幅は上辺、下辺ともN*wとなるが、螺旋領域は上辺QSと下辺PRの長さが異なるのは図15から明らかである。すなわち、例えば図14(a)〜(c)に示すように、画像の上辺が縮んで下辺が伸びるという変形を生じる(本実施形態では、円の中心に近い方が画像の上辺である)。本実施形態においては、上辺と下辺の平均が画像幅と一致するように画像の変倍率を決めることにする。すなわち、以下の式9が成立する。
N*w/h=((QS+PR)/2)/PQ … 式9
【0064】
また、上述した螺旋の式6および周知の螺旋長の公式より、PR、QSは以下の式10および式11で求まる。
PR=r1Θ−a/2*Θ2 … 式10
QS=(r1−2π*a)Θ−a/2*Θ2 … 式11
【0065】
以上に示した式7〜11より、Θは以下の式12で求めることができる。
Θ={π+√(π2+4π*N*w(r1+r0)/((r1−r0)*h))}*(r1−r0)/(r1+r0) … 式12
【0066】
すなわち、印刷可能領域の外径内径と、画像枚数と、画像の幅と高さとの情報に基づいて、一意に螺旋巻き数Θを決定することができる。また、式12と式7より、螺旋式のパラメータaも以下に示す式13により決定することができる。
a=(r1+r0)/{π+√(π2+4π*N*w(r1+r0)/((r1−r0)*h))} … 式13
【0067】
続いて、以上で決定されたパラメータを用いて各画像が描画される座標、すなわち図5で説明した螺旋小片の4隅の点A,B,C,Dの座標の算出方法を説明する。
N枚の画像を外側から並べ、順に0,1,2,…k,…,N−1とする。図16に示すように、k番目の画像の開始角度をθkとする。画像同士が隙間無く隣接して並べられることから、終了角度はθk+1と一致する。図16の点Bk,Akは螺旋上の点で、k番目の螺旋小片の開始位置に対応する。すなわち、k番目の画像は点Bk,Bk+1,Ak,Ak+1で囲まれた螺旋小片61に変換される。また、点A0,B0は図15の点P、Qにそれぞれ対応している。
【0068】
線形螺旋の性質から、全てのkに対して辺AkBkを求める以下の式14が成り立つ。
AkBk=2π*a … 式14
但し、aは上述した式7によりすでに与えられている。
また、螺旋の式5および周知の螺旋長の公式より、辺A0AkとB0Bkの長さが以下の式15、16で求まる。
A0Ak=r1*θk−a/2*θk2 … 式15
B0Bk=(r1−2π*a)*θk−a/2*θk2 … 式16
【0069】
また、図16からも明らかなようにk番目の画像の開始角の前にはk個の画像、すなわちk*wの幅を要する。すでに説明したように、上辺と下辺の平均が画像の幅になるように変倍するので、以下の式17が成り立つ。
(A0Ak+B0Bk)/2/AkBk=k*w/h … 式17
【0070】
以上に示した式14〜17より、θkを求める以下の式18が成り立つ。
θk=r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*k*w/h) …式18
を得る。これにより、螺旋小片61を囲む4点Bk,Bk+1,Ak,Ak+1の座標は、極座標形式で順に以下のように表すことができる。
Bk=(r1−(2π+r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*k*w/h))*a , r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*k*w/h))
Bk+1=(r1−(2π+r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*(k+1)*w/h))*a , r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*(k+1)*w/h))
Ak=(r1−(r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*k*w/h))*a , r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*k*w/h))
Ak+1=(r1−(r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*(k+1)*w/h))*a , r1/a−π−√((r1/a−π)−4π*(k+1)*w/h))
【0071】
すなわち、本実施形態における画像処理装置は、印刷可能領域の外径内径と画像枚数、画像の幅と高さに基づいて、全ての螺旋小片の座標を一意に決定することができる。この座標に基づいて、第1の実施形態または第2の実施形態で既に説明した方法に基づき各画像を変形描画することにより、本実施形態における画像処理装置は、印刷可能領域の大きさに応じてデザイン上の不具合のない、最適な画像の描画を行うことができる。
【0072】
尚、上記第6の実施形態においては螺旋配置の座標を印刷可能範囲の内径、外径に基づいて決定するようにしたが、この限りではなく、第3の実施形態などに示した同心円配置でも同様の構成をとることができる。同心円配置においては個々の画像の大きさだけでなく、何重の同心円にするか、各周に何個ずつ画像を配置するかも印刷可能範囲に基づいて決定することで、より柔軟なレイアウト設計を行うことができる。また、第1の実施形態のように画像の上下が隣接するように螺旋状に配置する場合には、上述した式中の画像の幅wと高さhを入れ替えれば適用できる。
【0073】
[第7の実施形態]
第7の実施形態では、螺旋状や同心円状に画像を配置する際に、画像のレイアウトと印刷の解像度に応じて適切な解像度(=画像サイズ)の画像を用いることにより処理の負荷を軽減する画像処理装置について説明する。尚、第7の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成およびラベル印刷の工程は、図1に示した第1の実施形態における画像処理装置のハードウェアの構成および図2に示したラベル印刷の工程と同じであるので、説明を省略する。
【0074】
上述した実施形態1〜6では、図3(a)の元画像0.jpg … (N−1).jpgは単にJPEGフォーマットの画像であったが、本実施形態では近年普及してきたデジタルカメラのフォーマットである標準的なDCF(Design rule for Camera File system)フォーマットの画像を用いる。すなわち、本実施形態の画像処理装置のフラッシュメモリ106には、DCFフォーマットの画像が記録されている。
【0075】
ここで、DCFフォーマットの画像とは、JPEG画像本体に加えてデータ内にサムネイル画像を格納している画像データである。典型的には、JPEG画像本体(主画像)が1600x1200画素乃至それ以上の解像度(画像サイズ)を有し、サムネイル画像が160x120画素の解像度(画像サイズ)を有する。本実施形態の画像処理装置は、ラベル画像作成の処理においてレンダリングに必要な解像度(画像サイズ)を算出し、サムネイル画像の解像度(画像サイズ)で十分な場合に、主画像のデコードを行わないでサムネイル画像で代用することにより、処理の高速化と所要メモリ量の削減を実現する。
【0076】
尚、本実施形態の画像処理装置が作成するラベル画像として、図13に示すように変形後の画像の大きさが一定でないものを主な対象とする。すなわち、図13に示すように、円形の内側に配置する画像のサイズが小さい場合に、主画像ではなくサムネイル画像を代用することが有効となる。また、図13に示すように、画像の上辺および下辺が隣接する画像と接する配置である。
【0077】
次に、第7の実施形態における画像処理装置の図2のステップS202におけるラベル画像の作成処理について説明する。
図17は、第7の実施形態における画像処理装置の図2のステップS202におけるラベル画像の作成処理を示すフロー図である。まず、ステップS1001において、変数iを値0で初期化する。次に、ステップS1002において、画像処理装置は、印刷の解像度を基に第i番目の画像における変形後の大きさ(変形後画像サイズ)を算出する。図9(b)に示すように、i番目の画像における変形後の上辺ACは(ri−ri-1)画素である。この値はレイアウト毎に異なるが、具体的なriの算出方法は上述した第4の実施形態において説明したのでここでは省略する。
【0078】
次に、ステップS1003において、画像処理装置は、上記変形後画像サイズに応じてレンダリングに主画像を用いるかサムネイル画像を用いるかを決定する。具体的には、変形後画像の辺AC>160画素の場合(ステップS1003のYes)には、ステップS1004に進む。また、変形後画像の辺AC>160画素でない場合(ステップS1003のNo)には、ステップS1005に進む。
【0079】
更に、具体例として、記録メディアとして典型的な直径12cmのCDラベルを作成する場合であって、プリンタ108が600dpiの解像度で印刷を行う例について説明する。まず、CDラベルの半径に含まれる画素数Rを求めると
R=12/2/2.54*600≒1417画素
である。サムネイル画像の幅は160画素であるので、だいたいCD半径の1/9程度を目安に、それより小さく描画する画像についてはレンダリングを行う際にサムネイル画像を用いる。これにより、レンダリング処理(ラベル画像の作成処理)の効率を高めることができる。
【0080】
次に、ステップS1004に進んだ場合には、画像処理装置は、i番目の画像について主画像のデコードを行う。また、ステップS1005に進んだ場合には、画像処理装置は、i番目の画像についてサムネイル画像のデコードを行う。次に、ステップS1006において、画像処理装置は、デコードした主画像乃至サムネイル画像を用いて画像のレンダリング処理を行う。レンダリング処理の具体的なアルゴリズムは上述した実施形態1〜4で説明したとおりである。
【0081】
次に、ステップS1007において、画像処理装置は、変数iが描画画像数Imagesと一致したか否かの判断を行う。ここで、一致した場合(ステップS1007のYes)には、ラベル画像の作成処理を終了する。また、一致しない場合(ステップS1007のNo)には、ステップS1008に進み、画像処理装置は、iを値1だけインクリメントしてからステップS1002に戻る。
【0082】
尚、上述した第7の実施形態では図13に示すように描画される画像の大きさがひとつひとつ異なる場合を説明したが、この限りではなく、図3(b)に示すような、全ての画像が同じ大きさで描画される場合に用いても同等の効果を得ることができる。ただし同じ大きさで描画されるレイアウトであれば、画像ひとつひとつについて主画像を使うかサムネイル画像を使うかの判断を行う必要はなく、最初に一度だけ判断を行えばよい。
【0083】
また、上述した第7の実施形態ではDCFフォーマットの画像データのように2種類の解像度(画像サイズ)の画像データを含む場合を示したが、この限りではない。例えば周知のFlashpixフォーマットやJPEG2000フォーマットなどの画像データのように、階層的に複数解像度でデコードすることのできる画像フォーマットを用いても好適である。また、複数解像度(3つ以上)の画像データをデコード可能なフォーマットの画像データを用いることにより、よりきめ細かく描画に用いる画像の解像度を決定することができる。これにより、必要最低限の解像度を有する画像のデコードを行うことにより、一層の処理の高速化が可能である。
【0084】
また、上述した第7の実施形態では必要に応じてサムネイル画像か主画像を切り替えてデコードするようにしたが、この限りではなく、サムネイル画像は事前に一括してデコードを行ってキャッシュしておき、主画像のほうだけ必要に応じてデコードするようにしてもよい。例えば、サムネイル画像は、印刷に用いる画像を複数の画像中から利用者が選択するために画面に提示するために用いるなど、別の用途に用いることも多いためキャッシュすることで全体としての処理効率が良くなる場合もある。また、キャッシュすることによりサムネイル画像の処理速度は向上するが、メモリ使用量は増大するので、ラベル画像の作成処理としてはトレードオフが存在する。以上を踏まえて、実施形態に応じた適切なサムネイル画像の処理方法を選択すればよい。
【0085】
また、上述した第7の実施形態では、画像描画の大きさだけに基づいてサムネイル画像と主画像を切り替えたが、この限りではなく、サムネイル画像は単に解像度が低いだけでなく画質も低い場合がある。すなはち、画質的に印刷に適していない場合がある。具体的には、サムネイル画像を圧縮する際に主画像より高い圧縮率で圧縮したり、サムネイル画像を作成する時点で主画像から解像度変換を行う際に、簡易的なNearest−Neighbour法を用いたりすることがあるためである。従って、画面のプレビュー表示やドラフト印刷を行うときには、上述したようにサムネイル画像と主画像を切り替えてラベル画像の作成を行い、実際の印刷のときには全て主画像を用いたラベル画像の作成を行うようにしてもよい。
【0086】
[他の実施形態]
尚、上述した配置に用いる画像データは、一枚ずつ別々のJPEG画像ファイルであるとしたがこれに限らず、RDBMS(リレーショナル データベース マネジメント システム)等に格納されていてもよい。
また、MPEG等の動画像データから適当な時間間隔で切り出したフレームを用いるようにしてもよい。特に螺旋状に配置する場合は、時間軸順に並べることで、全ての画像が1本に繋がっている螺旋状配置のメリットをいかすことができる。
【0087】
また、長方形の素材画像から螺旋小片または同心円小片への変換は、3次元CG技術として一般的なOpenGL,Direct3D等を用いて、周知のメッシュワープの手法により変換すれば、より高速に美しい描画を行うことができる。
【0088】
また、上述した実施形態においては、作成したラベル画像は民生用プリンタを用いてプリンタブルCD−Rメディアに印刷するとしたが、これに限るものではなく、プレス製造するCD−ROMの印刷等に適用しても良い。更には、CDに限るものでもなく、DVD−Rなど一般に円形のディスクメディアであれば同等に適用できる。
【0089】
尚、図1に示した画像処理装置(コンピュータ)は、図2や図6、図7、図10、図11および図17に示した処理フローの一部の機能を有する専用のハードウェアを具備してもよい。また、画像処理装置が備えるメモリは、図1に示したフラッシュメモリ106やROM104、RAM105に限らず、例えば、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されるものとする。
【0090】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムコードが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムコードを保持しているものも含むものとする。
【0091】
また、上記プログラムコードは、このプログラムコードを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムコードは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムコードとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0092】
また、上記のプログラムコードを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラムコード、記録媒体、伝送媒体およびプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
【0093】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0094】
【発明の効果】
ーナツ型のラベル面に螺旋状に画像を効率よく配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した画像処理装置におけるラベル印刷の全工程を説明するフロー図である。
【図3】選択される画像例および選択された画像を変形して螺旋状に配置したラベル画像のイメージ例を示す図である。
【図4】本実施形態で用いる極座標を示す図である。
【図5】変形前の素材画像例および変形後の素材画像(螺旋小片)例を示す図である。
【図6】画像処理装置が螺旋小片を描画する処理を示すフロー図である。
【図7】第2の実施形態における画像処理装置が螺旋小片を描画する処理を示すフロー図である。
【図8】ステップS201で選択された素材画像例および選択した素材画像を変形して同心円状に配置したラベル画像のイメージ例を示す図である。
【図9】変形前の素材画像例および変形後の素材画像(同心円小片)例を示す図である。
【図10】第3の実施形態における画像処理装置が同心円小片を描画する処理を示すフロー図である。
【図11】第4の実施形態における画像処理装置が同心円小片を描画する処理を示すフロー図である。
【図12】第3の実施形態における画像の同心円状の配置例を示す図である。
【図13】図11と異なる画像の同心円状の配置例を示す図である。
【図14】 螺旋配置を施したラベル画像と印刷可能な範囲の例を示す図である。
【図15】 印刷可能領域の内径・外径と画像の螺旋配置の関係例を示す図である。
【図16】 螺旋小片の4隅の点A,B,C,Dの座標の算出方法を説明するための図である。
【図17】 第7の実施形態における画像処理装置の図2のステップS202におけるラベル画像の作成処理を示すフロー図である。
【符号の説明】
101 CPU
102 キーボード
103 液晶ディスプレイ
104 ROM
105 RAM
106 フラッシュメモリ
108 プリンタ
109 ネットワークインタフェース

Claims (8)

  1. 複数の第1の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段より読み出した前記第1の画像データを、予め定められた内径と外径とに囲まれたドーナツ形の領域に対して、螺旋状に配置するために適した形に変形した変形画像データを出力する変形手段と、
    前記変形手段で出力された前記変形画像データを螺旋状に並べて配置した第2の画像データを出力する画像配置手段と
    を有し、
    前記変形手段は、変形前の画像の四隅の点a、b、c、dを変形後の座標点A(r0,θ0)、B(r1,θ1)、C(r2,θ0)、D(r3,θ1)へ写像する場合に、
    r0=aθ0
    r1=aθ1
    r2=r0+2πa=a(θ0+2π)
    r3=r1+2πa=a(θ1+2π)
    (rは原点からの距離、θは偏角、定数aは螺旋の巻き数を制御する定数)
    の関係式を満たすと共に、画像の線分比ac:ab=AC:ABとなるように前記第1の画像データを変形し、変形した変形画像データを出力することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像配置手段で出力された前記第2の画像データを印刷する画像印刷手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1の画像データが複数種類の解像度を有する画像データを含む場合に、解像度を特定する解像度特定手段を更に有し、
    前記変形手段は、前記解像度特定手段が特定した前記解像度を有する画像データを、前記記憶手段より読み出して前記変形を行い、変形した変形画像データを出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 複数の第1の画像データを記憶する記憶手段を有する画像処理装置における画像処理方法であって、前記画像処理装置が、
    前記記憶手段より読み出した前記第1の画像データを、予め定められた内径と外径とに囲まれたドーナツ形の領域に対して、螺旋状に配置するために適した形に変形した変形画像データを出力する変形ステップと、
    前記変形ステップで出力された前記変形画像データを螺旋状に並べて配置した第2の画像データを出力する画像配置ステップと、
    を有し、
    前記変形ステップでは、変形前の画像の四隅の点a、b、c、dを変形後の座標点A(r0,θ0)、B(r1,θ1)、C(r2,θ0)、D(r3,θ1)へ写像する場合に、
    r0=aθ0
    r1=aθ1
    r2=r0+2πa=a(θ0+2π)
    r3=r1+2πa=a(θ1+2π)
    (rは原点からの距離、θは偏角、定数aは螺旋の巻き数を制御する定数)
    の関係式を満たすと共に、画像の線分比ac:ab=AC:ABとなるように前記第1の画像データを変形し、変形した変形画像データを出力することを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記画像配置ステップで出力された前記第2の画像データを印刷する画像印刷ステップを更に具備することを特徴とする請求項4に記載の画像処理方法。
  6. 前記第1の画像データが複数種類の解像度を有する画像データを含む場合に、解像度を特定する解像度特定ステップを更に有し、
    前記変形ステップでは、前記解像度特定ステップが特定した前記解像度を有する画像データを、前記記憶手段より読み出して前記変形を行い、変形した変形画像データを出力す ることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理方法。
  7. 複数の第1の画像データを記憶する記憶手段を有するコンピュータを、
    前記記憶手段より読み出した前記第1の画像データを、予め定められた内径と外径とに囲まれたドーナツ形の領域に対して、螺旋状に配置するために適した形に変形した変形画像データを出力する変形手段と、
    前記変形手段で出力された前記変形画像データを螺旋状に並べて配置した第2の画像データを出力する画像配置手段と、
    して機能させるプログラムであって、
    前記変形手段は、変形前の画像の四隅の点a、b、c、dを変形後の座標点A(r0,θ0)、B(r1,θ1)、C(r2,θ0)、D(r3,θ1)へ写像する場合に、
    r0=aθ0
    r1=aθ1
    r2=r0+2πa=a(θ0+2π)
    r3=r1+2πa=a(θ1+2π)
    (rは原点からの距離、θは偏角、定数aは螺旋の巻き数を制御する定数)
    の関係式を満たすと共に、画像の線分比ac:ab=AC:ABとなるように前記第1の画像データを変形し、変形した変形画像データを出力することを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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