JP4250080B2 - 金属基材のためのコーティング組成物 - Google Patents

金属基材のためのコーティング組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4250080B2
JP4250080B2 JP2003527007A JP2003527007A JP4250080B2 JP 4250080 B2 JP4250080 B2 JP 4250080B2 JP 2003527007 A JP2003527007 A JP 2003527007A JP 2003527007 A JP2003527007 A JP 2003527007A JP 4250080 B2 JP4250080 B2 JP 4250080B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
primer
coating composition
binder
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003527007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005510584A (ja
JP2005510584A5 (ja
Inventor
ポール, アンソニー ジャクソン,
ジェラルド, ハワード デイヴィス,
Original Assignee
アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=26069223&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4250080(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Priority claimed from PCT/EP2001/010552 external-priority patent/WO2002022745A1/en
Priority claimed from PCT/EP2001/010635 external-priority patent/WO2002022746A1/en
Application filed by アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ filed Critical アクゾ ノーベル コーティングス インターナショナル ビー ヴィ
Publication of JP2005510584A publication Critical patent/JP2005510584A/ja
Publication of JP2005510584A5 publication Critical patent/JP2005510584A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4250080B2 publication Critical patent/JP4250080B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/08Anti-corrosive paints
    • C09D5/10Anti-corrosive paints containing metal dust
    • C09D5/106Anti-corrosive paints containing metal dust containing Zn
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D1/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on inorganic substances
    • C09D1/02Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on inorganic substances alkali metal silicates

Description

本発明は、金属基材、例えば鋼鉄基材をコーティングするために使用され得るコーティング組成物に関する。特に半完成の鋼材のためのコーティング組成物に関し、該半完成の鋼鉄基材は次に熱集約的な工程により組み立てられ上塗りされることになっている。そのような半完成の鋼鉄製品は、造船産業及び他の大規模構造物、例えば石油生産プラットフォームにおいて使用され、例えば6〜75nmの厚さの鋼鉄板、棒、大梁、及び強化部材として使用される種々の形鋼を含む。最も重要な熱集約的工程は溶接である;実質的に全てのそのような半完成の鋼鉄製品は溶接される。他の重要な熱集約的な工程は、切断、例えば溶射切断(oxy−fuel cutting)、プラズマ切断又はレーザー切断、及び鋼鉄が加熱されている間に曲げられて整形されるところの熱整形(heat fairing)である。これらの鋼鉄製品は建設の前及び建設の間の保管の間、しばしば風化に曝され、一般的に“ショッププライマー”又は“建設前コーティング”と呼ばれるコーティングで塗装され、鋼鉄の建築物、例えば船、が防食性の塗料の完全な塗装を与えられる前に起きる鋼鉄の腐食を避け、そうすることにより鋼鉄が腐食した生成物を上塗りするかあるいは除去しなければならない問題を回避している。最も大きな造船所においては、ショッププライマーは生産ライン上で行われる幾つかの処理の1つとして施与され、該生産ラインにおいて鋼鉄は、例えば予熱され、ミルスケール及び腐食生成物を除去するためにショット又はグリットブラスト加工され、ショッププライマー塗装され、乾燥ブースを通される。あるいは、鋼材が造船所あるいは他の建設現場に配送される前に、ショッププライマーが塗装業者又は鋼材の供給者により施与されることができる。
ショッププライマーの主な目的は、建築の間の一時的な腐食を保護することであるが、ショッププライマーは除去される必要がなく、組み立ての間及び組み立ての後、鋼鉄の上に残ることが造船業者に好まれる。ショッププライマーにより塗装された鋼鉄は、従ってショッププライマーの除去無しに溶接可能である必要があり、プライマーと次に施与されるコーティングとの間の良好な密着性を有し、船舶及び他の鋼鉄建造物において一般的に使用される保護用の防食性コーティングの種類で上塗り可能であることを必要とする。ショッププライマー塗装された鋼鉄は、溶接の質あるいは溶接工程の速度に対するなんらの重大な不利益な効果なしに溶接され得ることが好ましく、ショッププライマーが整形の間あるいは鋼鉄の反対側の表面の溶接の間に加熱される領域の防食性を保持するために十分、熱耐性であるべきである。
今日市販されている商業的に成功しているショッププライマーは、前加水分解されたテトラエチルオルトシリケートバインダー及び亜鉛粉末をベースとする溶剤系コーティングである。そのようなコーティングは、大部分を占める揮発性有機溶媒、典型的には1リットル当たり650グラム、を含み塗料バインダーを安定させ、製品が薄いフィルム,典型的には約20ミクロンの厚さ、として施与されることを可能にしている。揮発性有機溶媒の放出は環境に有害である可能性があり、多くの国において規制されている。揮発性有機溶媒を全く放出しないあるいはずっと少なく放出するショッププライマーに対する需要がある。そのようなコーティングの例は米国特許第4,888,056号及び日本特許出願公開第7−70476号に記載される。
日本特許出願公開第6−200188号はショッププライマーコーティングに関しており、水性アルカリケイ酸塩タイプのバインダーを使用することの可能性について述べる。水性ケイ酸アルカリ塩及び亜鉛粉末を含む塗料もまた、英国特許出願公開第1226360号,英国特許出願公開第1007481号,英国特許出願公開第997094号,米国特許出願公開第4,230,496号,及び日本特許出願公開第55−106271号において提案されている。防食性塗料のためのアルカリケイ酸塩バインダーは、米国特許出願公開第3,522,066号,米国特許出願公開第3,620,784号,米国特許出願公開第4,162,169号,及び米国特許出願公開第4,479,824号においてもまた述べられる。欧州特許出願公開第295834号において、ケイ酸アルカリ金属塩と少量のコロイドシリカ、フィラーとしてのAl23粉末、及び強化剤としての金属粉末との混合物を含む塗料が述べられる。我々は、亜鉛粉末を含む水性アルカリケイ酸塩バインダーをベースとするプライマーコーティングは十分な防食性保護を与え、塗料が覆う鋼鉄表面が溶接されることを許すが、上塗りされるときには問題を起こすことを見出した。水性ケイ酸塩は、水性溶液中にケイ酸塩を保つために必要とされる大量のアルカリ金属カチオンを含み、これらのイオンはそれが乾燥した後もコーティング中にまだ存在する。我々は、もしプライマーコーティングがこれらの大量のアルカリ金属イオンを有するプライマー塗料が任意の慣用の有機塗料で上塗りされ、次に水に浸されると、ふくれ(コーティングの局所的な脱積層化)が起きることを見出した。我々はもしショッププライマーの施与後、いくらかの時間の間、戸外においてコーティングが乾燥されるか、上塗りの前に洗浄されれば、この問題は減少され得るということを示す試験を行った。しかし、これらの工程は今日の高生産性の造船所における使用と両立しない。
非常に低いアルカリ金属イオンの濃度を有する水性シリカゾルは市販入手可能であるが、従来使用された大きなゾルをベースとするコーティングは通常、密着性、凝集性、硬度、及び磨耗及び水に対する耐性の点で(初期)フィルム強度が非常に低い。コーティングのこれらの不良な物理的性質は、取り扱い、あるいはさらなる加工の間にコーティングを傷みやすくする。これは、重要なコーティングの補修の潜在的な必要性に大きな費用の暗示をもたらす。シリカゾルコーティングに対して提案されている改良は、水と混和しない有機アミンを添加する米国特許出願公開第3,320,082号、水溶性のアクリルアミドポリマーを添加する英国特許出願公開第1541022号、4級アンモニウム塩又はアルカリ金属ケイ酸塩を添加する英国特許出願公開第1485169号,及び粘土物質及び/又は金属酸化物例えばAl23、及びリン酸二アルミニウム、及び/又はエチルシリケートを添加する日本特許出願公開第55−100921号において記載される。しかし、そのようなコーティングは、アルカリ金属ケイ酸塩をベースとするコーティングの物理的性質に類似する物理的性質を達成していない。シリカゾルをベースとするコーティングは、上塗り/浸漬されたとき、低いレベルのふくれを示す。水溶性塩の濃度及び浸透圧は低いけれども、該コーティングはその不良な物理的性質のために、ふくれの開始/成長にほとんど耐性を示さないので、ふくれはまだ起きる可能性がある。
ふくれの開始及び成長に抵抗するため、上で議論された性質の点で、基材に対して改良された密着性及び改良されたフィルム強度を有するところのアルカリ金属イオン濃度の低い、水をベースとするショッププライマーに対する需要がある。さらに、コーティングを傷めるリスクなしに基材の取り扱い及びさらなる加工を可能にするために、施与後に物理的なコーティングの性質の速い展開を示す、ふくれの起きない、水に基づくショッププライマーに対する需要がある。
顔料容積濃度(PVC):臨界顔料容積濃度(CPVC)の比はフィルムの性質に重要な影響を有する。さらに、フィルムの性質展開の速度はPVC/CPVC比を変えることにより調節されることができる。
顔料容積濃度(PVC)とは、乾燥塗料フィルム中の顔料の体積百分率である。臨界顔料容積濃度(CPVC)は通常、完全に吸着されたバインダーの層を顔料の表面上に与えるため、及び密に充填された系における粒子の間の空隙を埋めるために丁度十分なバインダーがある場合の顔料容積濃度として定義される。臨界顔料容積濃度は、密着した塊を形成するために丁度十分な亜麻仁油で乾燥した顔料を濡らすことにより測定され得る。この方法は“油吸収”として知られる値を与え、該値から臨界顔料容積濃度が計算され得る。油吸収を測定するための方法は英国規格3483(BS3483)に記載されている。
米国特許出願公開代3.721,574号は、アルカリ金属ケイ酸塩と少量のコロイドシリカ、該コロイドシリカは好ましくはAl23で修飾されている、との混合物を含むコーティングを提する。アルカリ金属シリケート塩と少量のコロイドシリカ、及び亜鉛末との混合物を含むコーティングもまた挙げられている。亜鉛―修飾コーティングの中では、好ましくはアルカリ金属ケイ酸塩と少量の非修飾のコロイドシリカとの混合物が使用される。実施例において、亜鉛末が非常に高い割合で使用される。これは、乾燥されたコーティングにおいて約95重量パーセントの亜鉛を含むフィルムの形成をもたらす。しかしそのような高い亜鉛レベルはコーティングの溶接可能性に有害な影響を及ぼす。このように、そのようなコーティングは、次に整形、あるいは溶接及び上塗りされる予定であるところの半完成鋼材のためのショッププライマーとしての使用に適切ではない。米国特許出願公開第3,721,574号はコーティングのPVC/CPVC比にも亜鉛無しの又は亜鉛を含むコーティングにも言及しない。該書類はPVC/CPVC比がフィルムの性質及びフィルムの性質展開の速度に重大な影響を有することを開示しない。
国際特許出願公開第00/55260号はシリカ又はシリケートバインダー及び亜鉛粉末及び/又は亜鉛合金を含むコーティング組成物を開示する。バインダーは少なくとも6:1のSiO2/M2Oモル比、ここでMはアルカリ金属及びアンモニウムイオンの合計を表す、を有する。該書類は、コーティングの顔料容積濃度は、臨界顔料容積濃度に少なくとも等しいべきであることを教える。バインダーが10nmより大きい平均サイズを有するシリカ又はシリケート粒子を含むとき、コーティング組成物のフィルム性質及び該フィルムの性質展開の速度は、本発明に従うコーティング組成物を使用することにより改善され得ることが今見出された。
本発明に従う組成物は、組み立てられ上塗りされることを意図される金属基材をコーティングするために使用され得、1より小さいPVC/CPVC比を有する。コーティングは、水性シリカゾル、ただし、組成物中のシリカ粒子は10nmより大きい平均サイズを有する、を含んでいてもよいシリカバインダーを含む。該バインダーは少なくとも6:1のSiO2/M2Oを有し、ここでMはアルカリ金属及びアンモニウムイオンの合計を表す。本出願の目的の場合、少量のアルカリ金属ケイ酸塩とは、組成物中のアルカリ金属ケイ酸塩:シリカゾルの比は0.5、好ましくは0.25、より好ましくは0.1より小さいことを意味する。
35〜65%、より好ましくは40〜55%のPVCを有するコーティングを用いて、改善された初期のコーティングの性質が得られ得ることが見出された。35%未満のPVCを有し、及び顔料として亜鉛のみを含むコーティングにおいては、6月より長い保護が必要とされるとき、戸外の暴露において効果的な腐食保護を付与するためには不十分な亜鉛がある。低い亜鉛のレベル、例えば10〜40%、を有するコーティングを使用するとき、受け入れ可能な腐食保護は、1以上の2次腐食防止剤が添加されるか又は導電性体質顔料、例えばジ−鉄ホスフィドが添加されるとき、得られ得る。
プライマーコーティングは、好ましくは、2〜12ミクロンの容積平均された平均粒子サイズを有する亜鉛末を含み、最も好ましくはそのような亜鉛粉末は2〜8ミクロンの平均粒子サイズを有する亜鉛末として商業的に得られ得る製品である。亜鉛粉末は鋼材を電気的なメカニズムにより保護し、亜鉛腐食生成物の保護層をもまた形成し、コーティングにより与えられる腐食保護を強化する。
亜鉛粉末の全て又は一部は亜鉛合金により置換され得る。コーティング中の亜鉛粉末及び/又は合金の量は、乾燥フィルムベースで、コーティングの体積の少なくとも10%であり90%まで上げられうる。亜鉛粉末及び/又は合金は実質的にコーティングの顔料の全体であるか又は乾燥フィルムベースで、コーティングの体積の、例えば70%まで、例えば25〜55%まで含み得、但し、コーティングは補助的腐食防止剤、米国特許出願公開第5246488号に記載されたように、例えばモリブデート、ホスフェート、タングステート、又はバナデート、KR8101300号において詳細に述べられるように超微細の二酸化チタン、及び/又は酸化亜鉛及び/又はフィラー例えばシリカ、焼成された粘土、アルミナシリケート、タルク、バライト又はマイカをもまた含むことができる。コーティング中の亜鉛粉末及び/又は合金の量は好ましくは35〜60%、より好ましくは40〜50%である。
他の顔料は亜鉛をベースとする顔料と一緒に使用され得る。これらの他の非―亜鉛顔料の例は導電性体質顔料例えばジ−鉄ホスフィド(Ferrophos(商標))、鱗片状酸化鉄などを含む。これらの導電性の非―亜鉛顔料の使用は、効果的な腐食保護を維持しながら、亜鉛のレベルの低下を許す。最適のコーティング性質を得るために、体質顔料は好ましくはコーティング組成物の中に十分に分散されることが好ましい。使用される体質顔料のタイプ及び大きさは、分散の十分な状態を得るために調節され得る。例えば、体質顔料Satinton(商標)(Lawrence Industries製)が選択されたとき、3μm未満、好ましくは2μm未満の平均粒子サイズが使用され得る。
バインダーは最も好ましくは、水性シリカゾルをベースとする。そのようなゾルに関する文献は、コロイドシリカの従来の等級は良好なフィルム形成剤ではないことを強調するが、それらはAkzo Nobelから登録商標“Bindzil”の下で、又はDuPontから登録商標“Ludox”の下で入手可能である。種々のコロイドシリカ粒子サイズを有し、種々の安定化剤を含む、種々の等級のゾルが入手可能である。コロイドシリカの粒子サイズは例えば10〜100μmであり得る;この範囲の低い方の限界の近くの粒子サイズ、例えば10〜22μmが好まれる。本発明に従う組成物において、バインダーはより好ましくは10〜20nm、さらにより好ましくは10〜16μmの平均粒子サイズを有するコロイドシリカ粒子を有する。
シリカゾルは好ましくは少なくとも10:1、より好ましくは少なくとも25:1、さらにより好ましくは少なくとも50:1のSiO2/M2Oモル比を有し、200:1以上のSiO2/M2Oモル比を有することができる。さらに異なるSiO2/M2Oモル比を有する2以上のシリカゾルの混合物を使用することができ、ここで該混合物のSiO2/M2Oモル比は少なくとも25:1である。ゾルはアルカリ、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、又は水酸化リチウム、又は水酸化アンモニウムにより、又は水溶性有機アミン、例えばアルカノールアミンにより安定化され得る。
シリカゾルは少量のアルカリ金属ケイ酸塩、例えばケイ酸リチウム、ケイ酸ナトリウム−リチウム、又はケイ酸カリウム、あるいはケイ酸アンモニウム又は4級ケイ酸アンモニウム塩と混合され得る。適するゾル−ケイ酸塩混合物の他の例は、米国特許第4,902,442号において見出され得る。ケイ酸アルカリ金属塩又はアンモニウム塩の添加はシリカゾルの初期フィルム形成性を改善するが、アルカリ金属ケイ酸塩の量は少なくとも6:1、好ましくは少なくとも8:1、及び最も好ましくは15:1以上のバインダーゾルのSiO2/M2Oモル比有するのに十分低くなければならない。本出願の目的の場合、少量のアルカリ金属ケイ酸塩とは、組成物中のアルカリ金属ケイ酸塩:シリカゾルのモル比が0.5、好ましくは0.25、より好ましくは0.1より小さいことを意味する。
シリカゾルは好ましくは低レベルの凝集を有する。これはゾルのS−値を評価することにより測定されることができる。S−値はller及びDaltonによりJ. Phys. Chem. Vol. 第60巻、(1956年),955−975頁において記述されるように測定されて計算される。シリカゾルのシリカの含有量、分散された相の体積、密度、及び粘度がS−値に影響する。低いS−値は粒子凝集、又は粒子間の吸引力の高い程度を示すと考えられる。本発明に従うコーティング組成物中において使用されるシリカゾルは20〜100%、好ましくは30〜90%、さらにより好ましくは50〜85%のS−値を有することができる。
低いレベルの凝集を有するシリカゾルは、国際特許出願公開第00/55260号,国際特許出願公開第00/55261号,国際特許出願公開第02/22745号,国際特許出願公開第02/22746号に記載される系及び工程においてもまた非常に良好な結果をもたらす。これらの系及び工程の場合、シリカゾルは20〜100%、好ましくは30〜90%、さらにより好ましくは50〜85%のS−値を有することができる。
シリカゾルは二者択一的に又は追加的に溶解された又は分散された有機樹脂を含むことができる。有機樹脂は好ましくはラテックス、例えばスチレンブタジエン共重合体ラテックス、スチレンアクリル共重合体ラテックス、酢酸ビニルエチレン共重合体ラテックス、ポリビニルブチラール分散物、シリコーン/シロキサン分散物、又はアクリルをベースとするラテックス分散物である。使用され得る適切なラテックス分散物は、XZ 94770及びXZ 94755(両者とも Dow Chemicals製), Airflex(商標)500,Airflex(商標)EP3333 DEV,Airflex(商標)CEF 52,及びFlexcryl(商標)SAF34(全てAir Products製),Primal(商標)E−330DF及びPrimal(商標)MV23 LO (両者ともRohm and Haas製),及びSilres(商標)MP42E,Silres(商標)M50E,及びSLM 43164(全てWacker Chemicals製)を含む。水溶性ポリマー、例えばアクリルアミドポリマーが使用され得るがあまり好ましくない。有機樹脂は、固体バインダーに基づいて、好ましくは30重量%、より好ましくは10〜20重量%までにおいて使用される。有機樹脂のより高い量は、次の溶接の間に溶接ポロシティを起こす可能性がある。有機樹脂の添加はクロスハッチ試験において測定される密着性/粘着性を改善することが見出された。
あるいは、シリカゾルはアルコキシシラン基と官能基、例えばアミノ、エポキシド、又はイソシアネート基を含む有機部分とを含むシランカップリング剤を含み得る。シランカップリング剤は、エポキシシラン例えばガンマ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランもまた使用され得るが、好ましくはアミノシラン、例えばガンマ−アミノプロピルトリエトキシシラン又はガンマ−アミノプロピルトリメトキシシラン、あるいはそれらの部分的加水分解物である。シランカップリング剤は好ましくは、固体バインダーに基づいて30重量%、例えば1〜20重量%までにおいて存在する。
プライマーコーティングのバインダーは、ケイ酸より低いpKaのアニオン基、例えばカルボキシレート又はスルホネート基の少なくとも1つにより置換されたシリコネートにより安定化されたアルカリ金属又はアンモニウムケイ酸塩水性溶液を追加的に含む。そのようなバインダーは好ましくは8:1〜30:1のSiO2/M2Oモル比及びカチオン交換によりシリケート及びシリコネートの溶液のpHを下げることにより製造された7〜11.5のpHを有する溶液である。このように、シリコネートは相対的に低いレベル、例えば1:2〜1:20のモル比において、従来の3.9:1のSiO2/K2Oアルカリケイ酸塩に添加され得る。固体は次に減少されて、加工の容易性を改善し、さらに安定性を改善され得る。この段階において、該溶液は12〜12.5のpHを有する。該溶液は標準のイオン交換樹脂を用いてイオン交換される。K+イオンはH+イオンと交換され、バインダーのアルカリ含有量及びpHを下げる。シリコネートの存在がなかったら、ケイ酸塩はpHを下げるとゲル化するだろう。8という低いpHを有する、透明で、安定な溶液が得られた。得られたバインダーは典型的に8〜20:1のSiO2/K2Oモル比を有し、もし所望されるならば濃縮されて、固体を増加させることができる。バインダーは透明で安定な溶液であり、亜鉛の存在下安定であるが、これらのイオン交換されたバインダーに基づくコーティングはアルカリケイ酸塩バインダーに基づくコーティングに比較すると相対的に弱いフィルム強度を有する。
好ましくは、9〜11.5、より好ましくは9・5〜11のpHを有するバインダーが使用される。フィルムの性質に与えるpHの影響を説明するいかなる理論にも我々は束縛されることを望まないが、pHの上昇は溶液中に増加されたシリカイオン及び/又はケイ酸塩イオンの量をもたらすようである。これは、コーティング組成物の施与後、インシチューでゲルの強化をもたらす能力を有するようである。追加的に、pHの調節は、ポットライフを延長する少ない効果を有し得る。商業的に得られ得るシリカゾルが使用されるとき、高いpHを有するゾルが選択され、及び/又は該ゾルのpHは調節され得る。pHは、例えばpHが影響を与えるポットライフ延長剤、例えばジメチルアミノエタノール(DMAE)又は希硫酸を添加することにより、又は水酸化ナトリウムを添加することにより調節され得る。例えば、商業的に得られ得る22nmのシリカゾルは通常8.5〜9のpHを有する。これらのゾルのpHを10〜11に上昇させることは、コーティングの性質の展開の速度を著しく改善する。
プライマーコーティングの固体含有量は少なくとも15体積%であり、好ましくは20〜35体積%である。体積固体含有量は、コーティング組成物中に存在するすべての成分に基づいて計算される理論的な値である。コーティングは好ましくは慣用のコーティングアプリケータ−、例えば噴霧アプリケーター、特にエアレス噴霧又は高容量低圧(HVLP)噴霧アプリケーターにより容易に施与されて、40ミクロン、好ましくは12から25〜30ミクロンより薄い乾燥フィルム層厚を有するコーティングを与えるような粘度を有する。
随意的に、該コーティング組成物は、当業者に周知である、さらなる添加剤、例えばチキソトロピー剤、及び/又はレオロジー制御剤(有機粘土、キサンタンガム、セルロース増粘剤、ポリエーテル尿素ポリウレタン、(熱分解法)シリカ、アクリル等)、消泡剤(特にラテックス改質剤が存在するとき)及び、随意的に第二のポットライフ延長剤、例えばクロム酸(例えば重クロム酸ナトリウム)又は3級アミン(例えばトリエチルアミン又はジメチルアミノエタノール)を含んでもよい。好ましいチキソトロピー剤及び/又はレオロジー制御剤は、ケイ酸ナトリウムマグネシウム(有機粘土)であるところのBentone (商標) EW (Elementis製)、含水ケイ酸アルミニウム塩であるところのBentolite (商標)WH (Rockwood製)、含水のケイ酸ナトリウムマグネシウムリチウムであるところのLaponiteX (商標)RD (Rockwood製)、熱分解法シリカであるところのHDK(商標)-N20 (Wacker Chemie製)、及び特許品のアクリル水中分散物であるところのRheolate(商標)425 (Elementis製)を含む。好ましい消泡剤は、Foamaster(商標) NDW (Cognis製), TegoFoamex(商標)88 (Tego Chemie製), 及びDapro(商標)1760 (Elementis製)を含む。他の理由からコーティング組成物中に存在し得る他の化合物もまた、第2のポットライフ延長剤として作用することが見出された。例えばモリホワイト抗腐食性顔料又はブタジエンラテックスの添加は、ポットライフの少しの延長をもたらし得る。好ましい第2のポットライフ延長剤は3級アミンであり、該アミンはポットライフ延長のためのクロム酸のない選択肢を提供する。
より長いポットライフはさらにアルミナを含む系に関して見出される。本明細書において、コーティング組成物中のアルミナ濃度は、該組成物中に存在するシリカゾル又はケイ酸塩粒子に基づくAl23の重量百分率として与えられる。最適な性質を得るため、アルミナ−安定化されたシリカゾル、例えばアルミナ修飾されたシリカゾルの使用が好ましい。アルミナ−被修飾ゾルにおいて粒子の表面は粒子に結合したアルミン酸ナトリウムにより修飾される。好ましくは、シリカゾルは0.05〜2.5重量%のアルミナ、より好ましくは0.05〜2.0重量%のアルミナで修飾される。
通常、コーティング系は2−(又はより多くの)成分の系として供給され、該系においてコーティングの施与に先立ち成分は徹底的に混合される。例えば、施与の少し前にコーティング組成物の全ての成分を添加し徹底的に混合することにより、コーティング組成物をコーティングの施与の直前に製造することもまた可能である。そのような工程はコーティング組成物における成分のオンライン混合ともまた呼ばれる。この工程は、限れれたポットライフを有するコーティング組成物にとって特に適する。
性質の展開は、プライマーコーティングのフィルム強度を増加させる溶液で基材が処理されるところの後処理工程により加速され得る。好ましくは金属基材は、本発明に従うコーティングでプライマーコーティングされ、プライアコーティングが、タッチドライの程度まで乾燥した後,それはフィルム強化溶液で処理される。そのような溶液は、プライマーコーティングのフィルム強度を増し、一般的に無機塩の水性溶液又は反応性シリコン含有基を有する物質の溶液であり得る。
あるいは、性質の展開は、随意的に後処理されていてもよい塗装された基材の水中への浸漬により、又は随意的に後処理されていてもよい基材を少なくとも50%、好ましくは少なくとも80%の相対湿度を有する雰囲気中において条件づけることにより加速されうる。好ましくは、金属基材は本発明に従うコーティングでプライマーコーティングされ、プライマーコーティングがタッチドライの程度まで乾燥された後、フィルム強化液で処理される。そのような溶液はプライマーコーティングのフィルム強度を上げ、一般的に無機塩の水性溶液、又は反応性ケイ素含有基を有する物質の溶液であり得る。
速い乾燥が問題ではないとき、後処理無しのコーティングを低い相対湿度、例えば25〜50%の相対湿度において乾燥させることが可能である。コーティングの性質の展開はより遅く進行するであろうが、いつかは良好なコーティング性質が得られる。
好ましい実施態様において、本発明に従うコーティング組成物は、組み立てられ、上塗りされることを意図された鋼鉄基材をコーティングするための水に基づくショッププライマーであって、該組成物が20〜40体積%の固形分を有し、ここで顔料容積濃度:臨界顔料容積濃度の比が1より小さいところの水性ショッププライマーにおいて、
− 少なくとも6:1のSiO2/M2Oのモル比及び9.5〜11のpHを有する水性 シリカゾルバインダー、ここでMはアルカリ金属イオン及びアンモニウムイオンの 合計を表し、かつ任意的にアルミナ修飾されたシリカ粒子が10〜16nmの平均 サイズを有してもよい、
− 乾燥フィルムに基づいてコーティングの10〜55体積%の、2〜12μmの範囲 の平均粒子サイズを有する亜鉛粉末及び/又は亜鉛合金
− 固体バインダーに基づいて、0〜35重量%の有機樹脂、
− 固体バインダーに基づいて、0〜30重量%のシランカップリング剤、
− 任意的に非亜鉛顔料、及び
− 任意的にポットライフ延長剤
を含む水性ショッププライマーである。
本発明は以下の実施例を参照して説明される。これらは本発明を説明することを意図され、いかなる様式においてもその範囲を制限するものとして解釈されない。
実施例において出発物質として使用された化合物は以下の出所を有する:
Ludox SM 濃度30重量%のシリカゾル、平均粒子サイズ7nm、Si02/Na2Oモ
ル比50:1、DuPont製、pH 10.3
Ludox HS-40 濃度40重量%のシリカゾル、平均粒子サイズ12nm、Si02/Na2O
モル比95:1、DuPont製、pH 9.8
Ludox TM-40 濃度40重量%のシリカゾル、平均粒子サイズ22nm、Si02/Na2O
モル比225:1、DuPont製、pH 8.8
Bindzil 40/170 濃度40重量%のシリカゾル、平均粒子サイズ20nm、Si02/Na2O
モル比160:1、Akzo Nobel(EkaChemicals)製、pH 9.4
Nyacol 濃度40重量%のシリカゾル、平均粒子サイズ16nm、Si02/Na2O
モル比105:1、Akzo Nobel(EkaChemicals)製、pH 9.8
Nyacol Al Nyacolのアルミナ修飾バージョン、pH9.9
XZ 94770 50体積%固体のスチレン/ブタジエン有機ラテックス、Dow
Chemicals製
Minex 20 2.95μmの平均粒子サイズのケイ酸ナトリウムカリウムアルミニ
ウム体質顔料、North Cape Minerals製
亜鉛末 7μmの平均粒子サイズの金属粉末、Trident Alloys製
Molywhite 212 モリブデン酸カルシウム亜鉛塩、粒子サイズ4.1μmの抗腐食性顔
料、Sherwin Williams製
Bentone EW ケイ酸ナトリウムマグネシウム塩チキソトロピー剤、Elementis製
実験において、シリカゾルは得られたまま、すなわち別に述べられない限り、上に列挙されたpHを有するシリカゾルが使用された。上に列挙されたのとは異なるpHが示されるとき、pHの調節は以下のように行われた:
(i) pH9は、1.5のpHを有する希硫酸を攪拌されたゾルに添加することにより到達された、
(ii) pH10は、14のpHを有する水酸化ナトリウムを攪拌されたゾルに添加することにより到達された、
(iii) pH11は、14のpHを有する水酸化ナトリウムを攪拌されたゾルに添加することにより到達された。
実施例1
12nmのシリカゾルを含み、40体積%の亜鉛を乾燥フィルム中に含むコーティング中のPVCを変化させることの効果を測定するため、約28体積%の固体濃度を有する幾つかの組成物が製造された。
実施例1cにおいて使用された組成物は以下の成分から製造された。

成分 重量%
Ludox HS−40 41.43
水 14.77
亜鉛末 39.91
Bentone EW 0.20
Molywhite 212 2.11
Minex 20 1.58
実施例1a, 1b, 1d, 及び 1eの場合、組成物はMolywhite212及びMinex20を実施例1cの組成物に添加あるいは組成物から除くことによりPVCを変化させて製造された。
得られたプライマーコーティングは15〜20μmの乾燥したフィルム厚において、35℃及び30%の相対湿度において15cm×10cmの鋼鉄のパネルに施与された。プライマーは23℃、60%相対湿度において乾燥することを許され、施与後1時間及び1日においてその物理的性質について試験された。試験の結果が表1に示される。
Figure 0004250080
実施例2
12nmのシリカゾルを含み乾燥フィルム中に40%の亜鉛を有するコーティング中のラテックス XZ 94770の効果を測定するため、約28容量%の固体濃度を有する複数の組成物が製造された。ショッププライマー組成物は実施例1a〜1fと同様に製造された。実施例2のために製造されたすべての組成物中のラテックスのレベルは、シリカゾルに基づいて20容量%であった。
実施例2cにおいて使用される組成物は以下の成分から製造される。
成分 重量%
Ludox HS−40 34.99
水 15.64
亜鉛末 42.19
XZ 94770 3.08
Bentone EW 0.20
Molywhite 212 2.23
Minex 20 1.67
得られたプライマーコーティングは15〜20μmの乾燥したフィルム厚において、35℃及び30%の相対湿度において15cm×10cmの鋼鉄のパネルに施与された。プライマーは23℃、60%相対湿度において乾燥することを許され、施与後1時間及び1日においてその物理的性質について試験された。試験の結果が表2に示される。
Figure 0004250080
表1の結果と比較された表2の結果は、改善されたフィルムの性質がラテックスを組成物に加えることにより得られ得ることを示す。最も速いコーティングの性質の展開はPVC50〜55%において得られた。
実施例3
12nmのシリカゾルを含み乾燥フィルム中に40%の亜鉛を有するコーティング中のラテックスのレベルの効果を測定するため、約28容量%の固体濃度を有する複数の組成物が製造された。プライマーコーティングは50%の顔料容積濃度を有し、該顔料容積濃度は臨界顔料容積濃度の0・72倍である。
実施例3aにおいて使用された組成物は以下の成分から製造された。
成分 重量%
Ludox HS−40 41.43
水 14.77
亜鉛末 39.91
Bentone EW 0.20
Molywhite 212 2.11
Minex20 1.58
実施例3b〜3dの場合,組成物はシリカゾルの量を減らし、ラテックスXZ94770を増加する量において添加することにより製造された。
施与条件及び硬化条件は上述された実施例において使用された通りであった。プライマーはその物理的性質を施与後1時間及び1日に試験された。試験の結果は表3に示される。与えられたシリカゾル及びラテックスXZ94770の量は、乾燥フィルム中の容積百分率のことを指す。
Figure 0004250080
実施例4〜7
12nmのより上のサイズのシリカゾル及び50%の顔料容積濃度(Λ=0.72)を有する複数の組成物が製造された。すべての組成物は、シリカゾルに基づいて、40%の亜鉛、5%のMolywhite212、5%のMinex20、及び20容量%のラテックスXZ94770を含んだ。追加的に、1の比較例、実施例41、が70%のPVC(Λ=1.06)で行われた。
施与及び硬化の条件は前の実施例において使用された通りであった。試験の結果は表4において示される。
Figure 0004250080
実施例は16nmのゾルの場合、コーティング性質の速い展開はPVC50〜55%において得られ得ることを示す。追加的に、実施例はコーティングの性質はゾルのサイズが大きくなるにつれて低下することを示す。
実施例8及び9
28体積%の固体濃度を有する2つのプライマーコーティングがゾルの混合物を用いて製造された。両方のプライマーコーティングは50%の顔料容積濃度を有し、該容積濃度は臨界顔料容積濃度の0.72倍であった。
実施例8において使用されたプライマーコーティングは以下の成分から製造され、10nmの平均ゾルサイズを有するコーティングをもたらした。

成分 重量%
Ludox SM (7nm) 5.5
Ludox HS−40 (12nm) 29.6
XZ 94770 3.1
水 15.5
Bentone EW 0.2
亜鉛 42.2
Molywhite 212 2.2
Minex 20 1.7

実施例9において使用されたプライマーコーティングは以下の成分から製造され、10nmの平均ゾルサイズを有するコーティングを与えた。

成分 重量%
Ludox SM (7nm) 6.8
Nyacol (16nm) 30.0
XZ 94770 3.1
水 13.9
Bentone EW 0.2
亜鉛 42.1
Molywhite 212 2.2
Minex 20 1.7
得られたプライマーコーティングは15〜20μmの乾燥したフィルム厚において、35℃及び30%の相対湿度において15cm×10cmの鋼鉄のパネルに施与された。1時間以内、プライマー処理された基材が60%の相対湿度において保存された。続いてコーティングは施与後1時間及び1日においてその物理的性質について試験された。試験の結果が表5中に示される。
Figure 0004250080
表5の結果は、良好なフィルムの性質がゾルの混合物を使用して得られ得ることを示す。
実施例10〜13
50%の顔料容積濃度(Λ=0.72)を有し、様々なpHを有する組成物が製造された。全ての組成物は、シリカゾルに基づいて40%の亜鉛、5%のMolywhite212、8%のMinex20、及び20体積%のラテックスを含んだ。
使用された施与及び硬化の条件は実施例1におけるのと同じであった。試験の結果は表6、7、8,及び9に示される。
Figure 0004250080

Figure 0004250080

Figure 0004250080

Figure 0004250080
表6〜9から、12〜20nmの平均粒子サイズを有するゾルのpHを下げることは、コーティング性質(の展開)に不利な効果を有することが明らかになった。他方で、22nmゾルのpHをあげることは、コーティングの性質(の展開の速度)を改善する。

Claims (16)

  1. 組み立てられ、上塗りされることを意図される金属基材をコーティングするための組成物であって、シリカバインダーを含む組成物において、上記組成物の、顔料容積濃度:臨界顔料容積濃度の比が1より小さいこと、及びバインダーが水性シリカゾルを含むこと、ただしシリカ粒子は10nmより大きい平均サイズを有する、及び上記バインダーは少なくとも6:1のSiO2/M2Oのモル比を有すること、ここでMはアルカリ金属イオン及びアンモニウムイオンの合計を表す、を特徴とする組成物。
  2. 顔料容積濃度が40〜55%であることを特徴とする、請求項1に記載のコーティング組成物。
  3. バインダーが、少なくとも25:1のSiO2/M2Oのモル比のシリカゾルであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコーティング組成物。
  4. バインダーが、10〜22nmの平均粒子サイズを有するコロイドシリカ粒子を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
  5. バインダーが、10〜16nmの平均粒子サイズを有するコロイドシリカ粒子を含むことを特徴とする、請求項4に記載のコーティング組成物。
  6. 水性シリカゾルが9.5〜11のpHを有することを特徴とする、請求項5に記載のコーティング組成物。
  7. プライマーコーティングが、固体バインダーに基づいて30重量%までの有機樹脂をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
  8. プライマーコーティングが、固体バインダーに基づいて10〜20重量%の有機樹脂をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載のコーティング組成物。
  9. バインダーがアルミナで表面修飾された水性シリカゾルを含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
  10. バインダーが、組成物中のシリカゾル粒子に基づいて、Al23の重量百分率として計算されて、0.05〜2.5重量%のアルミナを含むことを特徴とする、請求項9に記載のコーティング組成物。
  11. コーティング組成物が水性のショッププライマーであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
  12. コーティングがさらに亜鉛粉末及び/又は亜鉛合金を含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載のコーティング組成物。
  13. 組み立てられ、上塗りされることを意図された、鋼鉄基材をコーティングするための水性ショッププライマーであって、該組成物が20〜40体積%の固形分を有し、ここで顔料容積濃度:臨界顔料容積濃度の比が1より小さいところの水性ショッププライマーにおいて、
    − 少なくとも6:1のSiO2/M2Oのモル比、及び9.5〜11のpHを有する水
    性シリカゾルバインダー、ここでMはアルカリ金属イオン及びアンモニウムイオン
    合計を表し、かつ任意的にアルミナ修飾されていてもよいシリカ粒子は10〜1
    6nmの平均サイズを有する、
    − 乾燥フィルムベースでコーティングの10〜55体積%の、2〜12μmの範囲
    の平均粒子サイズを有する亜鉛粉末及び/又は亜鉛合金、
    − 固体バインダーに基づいて、0〜35重量%の有機樹脂、
    − 固体バインダーに基づいて、0〜30重量%のシランカップリング剤、
    − 任意的に非亜鉛顔料、及び
    − 任意的にポットライフ延長剤
    を含む水性ショッププライマー。
  14. pHが9.5〜11に調節されたシリカゾルを用いて製造されるところの請求項に記載のコーティング組成物であって、さらに亜鉛末及び/又は亜鉛合金を含む組成物により、金属がプライマーコーティングされるところの、鋼鉄基材をプライマーコーティングする方法。
  15. 請求項12に記載のコーティング組成物であって、さらに亜鉛末及び/又は亜鉛合金を含む組成物で金属がプライマーコーティングされ、かつプライマーコーティングが指触乾燥であるところの程度まで乾燥される、鋼鉄基材をプライマーコーティングする方法。
  16. 請求項12に記載のコーティング組成物であって、さらに亜鉛末及び/又は亜鉛合金を含む組成物で金属がプライマーコーティングされ、かつプライマーコーティングが指触乾燥であるところの程度まで乾燥した後、コーティングされた基材が水に浸されるか、または少なくとも50%の相対湿度を有する雰囲気中に保たれるところの、鋼鉄基材をプライマーコーティングする方法。
JP2003527007A 2001-09-11 2002-08-13 金属基材のためのコーティング組成物 Expired - Lifetime JP4250080B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2001/010552 WO2002022745A1 (en) 2000-09-13 2001-09-11 Primer coating of steel
PCT/EP2001/010635 WO2002022746A1 (en) 2000-09-13 2001-09-13 Primer coating of steel
EP02250068 2002-01-07
PCT/EP2002/009119 WO2003022940A1 (en) 2001-09-11 2002-08-13 Coating composition for metal substrates

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005510584A JP2005510584A (ja) 2005-04-21
JP2005510584A5 JP2005510584A5 (ja) 2006-01-05
JP4250080B2 true JP4250080B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=26069223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003527007A Expired - Lifetime JP4250080B2 (ja) 2001-09-11 2002-08-13 金属基材のためのコーティング組成物

Country Status (13)

Country Link
US (1) US20050031790A1 (ja)
EP (1) EP1425353B1 (ja)
JP (1) JP4250080B2 (ja)
CN (1) CN1245462C (ja)
AT (1) ATE307175T1 (ja)
BR (1) BR0212424B1 (ja)
CA (1) CA2460083C (ja)
DE (1) DE60206784T2 (ja)
DK (1) DK1425353T3 (ja)
ES (1) ES2251615T3 (ja)
MX (1) MXPA04002292A (ja)
RU (1) RU2293750C2 (ja)
WO (1) WO2003022940A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101377627B1 (ko) 2012-12-31 2014-03-25 윤경민 고온에서 발생되는 산화에 의한 금속모재의 박리를 방지하는 세라믹 코팅 조성물
KR101552889B1 (ko) 2014-02-20 2015-09-15 윤경민 우수한 용융물 이형성 용도를 가지는 용융물 증착 방지용 코팅 조성물

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4648677B2 (ja) * 2004-10-22 2011-03-09 新日本製鐵株式会社 表面処理金属板とその製造方法、およびコーティング液
DK2287261T3 (en) 2005-01-25 2020-11-30 Sigma Coatings Bv Method of Preparing an Aqueous Oligomeric or Polymeric Compound
JP5546097B2 (ja) 2006-06-23 2014-07-09 新日鐵住金株式会社 表面処理金属材及び金属表面処理剤
EP2109645B1 (en) * 2006-07-04 2014-09-24 SigmaKalon B.V. A paint composition
TWI477565B (zh) 2007-04-19 2015-03-21 Akzo Nobel Coatings Int Bv 用於金屬基材之塗料組合物
US20100301509A1 (en) * 2007-09-14 2010-12-02 Basf Se Coating composition for foam particles, and method for the production of molded foam bodies
WO2009069111A2 (en) * 2007-11-26 2009-06-04 Dublin Institute Of Technology Sol-gel coating compositions and their process of preparation
US20090149591A1 (en) * 2007-12-07 2009-06-11 Yong Yang Paint Compositions With Low- or Zero-VOC Coalescence Aids and Nano-Particle Pigments
CH704939B1 (de) * 2008-03-10 2012-11-15 Akzo Nobel Chemicals Int Bv Lichtdurchlässiges Hitzeschutzelement mit aluminat- oder boratmodifiziertem Siliziumdioxid.
JP5467431B2 (ja) * 2008-04-04 2014-04-09 敏倫 森実 水系無機ジンクリッチ塗料組成物
US20090281207A1 (en) * 2008-05-06 2009-11-12 John Stratton De-polluting and self-cleaning epoxy siloxane coating
US7846866B2 (en) * 2008-09-09 2010-12-07 Guardian Industries Corp. Porous titanium dioxide coatings and methods of forming porous titanium dioxide coatings having improved photocatalytic activity
EP2216371A1 (de) * 2009-02-07 2010-08-11 Cognis IP Management GmbH Lösemittelfreie wasserlösliche Silan modifizierte Silikate
GB2473002A (en) * 2009-08-25 2011-03-02 Nippon Sheet Glass Co Ltd Reinforcement structure for rubber articles and methods of preparation
JP5340090B2 (ja) * 2009-09-10 2013-11-13 アイシン化工株式会社 水性コーティング剤及びコーティング膜
US8344057B1 (en) * 2010-01-29 2013-01-01 Advanced Concrete Technologies Llc Protective coatings for organic substrates and associated methods
US8299151B1 (en) 2010-01-29 2012-10-30 Advanced Concrete Technologies Llc Protective coatings for inorganic substrates and associated methods
CN102211430B (zh) * 2010-04-09 2014-06-04 威士伯采购公司 水性可自动焊接的车间底漆
ES2539694T3 (es) 2010-09-14 2015-07-03 Chugoku Marine Paints, Ltd. Composición de recubrimiento acuosa y método para impedir la herrumbre usando dicha composición de recubrimiento acuosa
CN102086314B (zh) * 2010-11-04 2012-06-27 江苏麟龙新材料股份有限公司 耐海洋气候防腐处理用的水溶性铝锌硅涂料
MX354706B (es) 2011-03-08 2018-03-16 Valspar Sourcing Inc Composiciones y sistemas de revestimiento a base de agua con mayor resistencia al escurrimiento y metodos relacionados.
DE102011084183A1 (de) 2011-03-25 2012-09-27 Evonik Degussa Gmbh Wässrige Korrosionsschutzformulierung auf Silanebasis
CN102872877B (zh) * 2011-07-15 2014-12-17 神华集团有限责任公司 一种高抗磨性的含锂铁系费托合成催化剂、共混硅溶胶的催化剂粘结剂及制备方法及其应用
CN102408220B (zh) * 2011-08-08 2013-05-15 华南理工大学 一种多效合一水性无机-有机杂化建筑涂料及其制备方法
DE102011082835A1 (de) * 2011-09-16 2013-03-21 Siemens Aktiengesellschaft Schichtmaterial zum Korrosionsschutz und Solarreceiver mit einem solchen Schichtmaterial
CN103360837B (zh) * 2012-03-31 2015-12-09 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 一种金属防护涂料及其用途和热镀金属材料
CN103360825B (zh) * 2012-03-31 2016-01-06 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 一种金属防护涂料及其用途和热镀金属材料
CA2870799A1 (en) * 2012-05-09 2013-11-14 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Paint dispersion
RU2538878C2 (ru) * 2012-11-26 2015-01-10 Общество с ограниченной ответственностью "Инновации. Технологии. Производство" Композиция для нанесения антикоррозионного покрытия
BR112015023836A2 (pt) * 2013-03-16 2017-07-18 Prc Desoto Int Inc composição para aplicação a um substrato metálico, artigo revestido e método para manufaturar um artigo revestido
EP2971249B1 (en) * 2013-03-16 2023-06-07 PRC-Desoto International, Inc. Alkaline cleaning compositions for metal substrates
JP2015034097A (ja) * 2013-08-07 2015-02-19 信越化学工業株式会社 水性シランカップリング剤組成物及びその製造方法、表面処理剤並びに物品
ES2836253T3 (es) 2013-08-23 2021-06-24 Swimc Llc Imprimación de taller al agua
TWI600795B (zh) 2014-04-11 2017-10-01 新日鐵住金股份有限公司 防蝕鋼材及其製造方法、鋼材的防蝕方法以及壓載艙
MX2017014922A (es) * 2015-05-22 2018-08-15 Sherwin Williams Co Imprimador de pre-construcción rico en zinc con base de agua.
EP3199597A1 (en) * 2016-01-29 2017-08-02 Jotun A/S Shop primer
JP6767150B2 (ja) * 2016-04-08 2020-10-14 中国塗料株式会社 防錆塗膜付き鋼板の製造方法
EP3452560A4 (en) 2016-05-04 2020-04-08 General Cable Technologies Corporation COMPOSITIONS AND MOLDED COATINGS WITH REDUCED ICE ADHESION AND ACCUMULATION
JP6063088B1 (ja) * 2016-09-16 2017-01-18 日新製鋼株式会社 塗装金属板
JP6757220B2 (ja) * 2016-09-27 2020-09-16 日本パーカライジング株式会社 金属材料用表面処理剤及びその製造方法、並びに、表面処理被膜付き金属材料及びその製造方法
US10836914B2 (en) * 2016-10-20 2020-11-17 General Cable Technologies Corporation Durable coating compositions and coatings formed thereof
EP3398998A1 (de) 2017-05-03 2018-11-07 Evonik Degussa GmbH Wässrige sol-gel-zusammensetzung als lagerstabile vorstufe für zinkstaubfarben
CN110655811A (zh) * 2019-10-24 2020-01-07 广东工业大学 一种新型环保无铬锌铝涂料及其制备方法
CN112358802A (zh) * 2020-12-11 2021-02-12 成都新柯力化工科技有限公司 一种仿电镀涂层的纳米水性涂料及制备方法
CN113563748A (zh) * 2021-08-27 2021-10-29 江苏进华重防腐涂料有限公司 一种水性无机硅酸锌车间底漆及其制备方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL124542C (ja) * 1963-01-30
US3522066A (en) * 1966-12-06 1970-07-28 Lithium Corp Process for preparing aqueous mixed lithium and sodium (and/or potassium) silicate solutions
US3620784A (en) * 1968-01-24 1971-11-16 Nasa Potassium silicate-zinc coatings
US3721574A (en) * 1968-08-06 1973-03-20 R Schneider Silicate coatings compositions
DE2734080A1 (de) * 1977-07-28 1979-02-15 Linde Ag Verfahren zum abtrennen von methan aus einem methanhaltigen rohgas
US4162169A (en) * 1977-12-21 1979-07-24 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Alkali-metal silicate binders and methods of manufacture
US4479824A (en) * 1983-05-04 1984-10-30 Schutt John B Silicate binders and coatings
WO1988006177A1 (en) * 1987-02-13 1988-08-25 Labofina S.A. Improved shop primer compositions
US5246488A (en) * 1988-03-31 1993-09-21 Nippon Paint Co., Ltd. Temporary rust resisting coating composition
US4902442A (en) * 1988-10-24 1990-02-20 The Dow Chemical Company Stabilized mixtures of colloidal silica and soluble silicate and a method of producing porous silica compositions therefrom
JPH0813348B2 (ja) * 1988-11-08 1996-02-14 シチズン時計株式会社 時計ケース等の装身具類の金属表層及びその形成方法
US6211262B1 (en) * 1998-04-20 2001-04-03 Spectra Group Limited, Inc. Corrosion resistant, radiation curable coating
ES2234577T3 (es) * 1999-03-18 2005-07-01 Akzo Nobel Coatings International B.V. Recubrimiento de imprimacion del acero.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101377627B1 (ko) 2012-12-31 2014-03-25 윤경민 고온에서 발생되는 산화에 의한 금속모재의 박리를 방지하는 세라믹 코팅 조성물
KR101552889B1 (ko) 2014-02-20 2015-09-15 윤경민 우수한 용융물 이형성 용도를 가지는 용융물 증착 방지용 코팅 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
RU2004110933A (ru) 2005-10-10
EP1425353A1 (en) 2004-06-09
ES2251615T3 (es) 2006-05-01
JP2005510584A (ja) 2005-04-21
CA2460083C (en) 2012-04-03
DE60206784T2 (de) 2006-07-06
DK1425353T3 (da) 2006-02-13
BR0212424B1 (pt) 2012-07-24
CN1553941A (zh) 2004-12-08
CN1245462C (zh) 2006-03-15
DE60206784D1 (de) 2006-03-02
WO2003022940A8 (en) 2003-12-31
ATE307175T1 (de) 2005-11-15
RU2293750C2 (ru) 2007-02-20
US20050031790A1 (en) 2005-02-10
EP1425353B1 (en) 2005-10-19
WO2003022940A1 (en) 2003-03-20
MXPA04002292A (es) 2004-06-29
BR0212424A (pt) 2004-08-03
CA2460083A1 (en) 2003-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4250080B2 (ja) 金属基材のためのコーティング組成物
AU2001293810B2 (en) Primer coating of steel
JP5154721B2 (ja) 金属基体のためのコーティング組成物
JP5524825B2 (ja) 金属基材のためのコーティング組成物
JP5027374B2 (ja) 鋼のプライマーコーティング
AU2001293810A1 (en) Primer coating of steel
AU2002210505A1 (en) Primer coating of steel
AU2002331144B2 (en) Coating composition for metal substrates
AU2002331144A1 (en) Coating composition for metal substrates

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050811

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080411

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080624

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080701

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080911

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090116

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120123

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4250080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130123

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term