JP4250039B2 - クローラ車両のロックピン挿入検知装置 - Google Patents
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Description
図1及び図2は、それぞれ本発明の適用機例としての杭打ち機の正面図及び側面図であり、先ず図1及び図2に基づき、本発明の適用機例である杭打ち機の構成を説明する。
図1及び図2において、杭打ち機1は、杭打ち装置5と杭打ち機本体2とを備えており、該杭打ち装置5は前記杭打ち機本体2の端部に、作業時には立設可能に(図示状態)、また作業時以外には横臥可能に装備されている。前記杭打ち装置5は、杭50を地盤へ回転圧入駆動するヘッド52と、杭50を連結した前記ヘッド52を鉛直方向にガイドするリーダ51とを備えている。
また、左右一対のフレーム31A,31Bは、その前部及び後部にそれぞれ、断面角パイプ形状で、車幅方向に内側に突出し、その突出部の基端部が前記クローラフレーム32a,32aに取付けられ、かつ、その車幅方向内側の先端部が前記走行基台30に車幅方向に拡縮摺動可能に嵌合された前部拡縮摺動部材31Aa、31Ba及び後部拡縮摺動部材31Ab、31Bbを有している。
さらに、左右一対のフレーム31A,31Bの走行方向略中間部の間には、そのロッド先端部を右側フレーム31Bに、かつそのボトム室側端部を左側フレーム31Aに連結された拡縮用油圧シリンダ35が車幅方向に伸縮自在に設けられている。当然ながら、油圧シリンダ35のロッド先端部を左側フレーム31Aに、ボトム室側端部を右側フレーム31Bに連結してもよい。
図5及び図6において、本油圧回路にはその構成要素として、下部走行体3と上部旋回体4の間に設けられた油圧スイベル39を境にして、上部旋回体4側にコントローラ22、拡縮操作スイッチ24、油圧源であるポンプ27及びタンク28、電磁比例式操作弁25A,25B、切換弁23、及び圧力センサ21等が設けられている。また、下部走行体3側には前記油圧シリンダ35、前記左右一対のカムレバー付操作弁34A,34B、及びロックピン33,33等が設けられている。
通常、杭打ち機の杭打ち作業は、その安全上、走行装置29を拡幅している時のみに行われる。そこで、作業開始前には必ず、走行装置29が拡幅位置にあることの確認を行い、その後に作業開始している。この拡幅位置の確認としては、機械的な位置決め確認であるロックピン33の挿入検知方式を取っており、走行装置29に拡幅側の孔として設けられた拡幅ピン孔37へロックピン33が確実に挿入されているかを圧力センサ21で検出し、この検出をコントローラ22で確認している。
(1)図5において、オペレータは拡縮操作スイッチ24によって拡幅指示を行う。
(2)この拡幅指示を受けたコントローラ22は、拡幅指令を伸長用電磁比例式操作弁25Aに出力し、同電磁比例式操作弁25Aが前記拡幅指令値に応じたパイロット圧を切換弁23に指令し、切換弁23を伸長作動位置(図5の図示位置で、左側切換位置)に切り換える。これにより、ポンプ27から吐出された圧油は、切換弁23の出力ポートA、圧力センサ21、油圧スイベル39を経由して右側操作弁34Bの入力ポートPに流入される。
本実施形態においては、油圧シリンダの伸長操作により走行装置を縮幅位置から拡幅位置に拡幅した時に、その拡幅位置決めの確認をするため、拡幅側孔へのロックピン挿入の検知を行っている。この際のロックピン挿入の検知は、エンジン始動中又は始動時に次のようにして行われる。
(2)コントローラ22はこの信号を受けて、拡幅指令を伸長用電磁比例式操作弁25Aに出力し、縮小用電磁比例式操作弁25BにOFF指令を出力して、これらの弁のパイロット圧油操作により切換弁23を伸長作動位置(図6の図示位置で、左側切換位置)に切換える。
ロックピン33を抜いた状態で、オペレータが拡縮操作スイッチ24によって拡幅指令をコントローラ22に与えると、コントローラ22は電磁比例式操作弁25Aに拡幅指令を出力して切換弁23を拡幅位置(図示の左側位置)に切換える。これにより、ポンプ27から吐出された圧油は切換弁23の出力ポートAから油圧スイベル39及び操作弁34の出力ポートAを経由して油圧シリンダ35のボトム室に流入し、油圧シリンダ35のヘッド室からの戻り油は油圧スイベル39及び切換弁23のドレンポートTからタンク28にドレンされる。このとき、アキュムレータ26にも圧油が流入し、所定圧以上の高圧が蓄積される。
ロックピン挿入状態では、すでに拡幅時のロックピン挿入検知が完了している。即ち前述のように、圧力センサ21が接続された管路は操作弁34の出力ポートBから可変絞り43、チェック弁44、油圧スイベル39及び切換弁23のドレンポートTを介してタンク28に連通されているので、この部分の圧力は降下し、よってコントローラ22は、圧力センサ21の検出圧力値が所定の低圧値Pbよりも低下したことにより、ロックピン33が挿入されていると判断している。
ロックピン33を再挿入すると、図8に示すように、これにより操作弁34は入り状態(ロック位置)に切換わり、アキュムレータ26に接続されているポートAはブロックされ、ポートPがポートBに連通される。よって、圧力センサ21の管路は、順に、油圧スイベル39、操作弁34、可変絞り43、チェック弁44、油圧スイベル39、切換弁23を経由してタンク28へ連通されることになり、圧力センサ21の検出圧は降圧される。そして、コントローラ22は、圧力センサ21の検出圧力値Pが所定の低圧値Pbよりも小さいと判断し(図7参照)、ロックピン33が再挿入されたと判断する。
また、ロックピン挿入により操作される操作弁は、本実施形態に記載の個数に拘ることなく、必要に応じてその個数を適宜増減して良いのは勿論である。
また、ロックピンを挿入するピン孔で、拡幅位置及び縮幅位置に対応する2個のピン孔を設けるのは、走行装置及び走行基台のいずれか一方で構わない。
さらにまた、縮幅位置でのロックピンによる位置決めが不要な場合には縮幅ピン孔は無くてもよい。
Claims (2)
- 左右一対の走行装置(29,29)間の距離を可変とされた下部走行体(3)に上部旋回体(4)を搭載したクローラ車両において、
前記左右一対の走行装置(29,29)間の距離を拡幅し又は縮幅する油圧シリンダ(35)と、
前記下部走行体(3)の前記走行装置(29,29)及び該走行装置(29,29)を支持する走行基台(30)のいずれか一方に設けられたピン孔(36)及びいずれか他方に設けられた拡幅ピン孔(37)に挿入して、前記走行装置(29,29)の拡幅位置をロックするロックピン(33)と、
前記上部旋回体(4)に設けられ、前記油圧シリンダ(35)の圧油の給排を切換える切換弁(23)と、
前記上部旋回体(4)の旋回中心位置に設けられ、前記切換弁(23)から前記油圧シリンダ(35)に圧油を給排する管路を回転自在に設けた油圧スイベルジョイント(39)と、
前記油圧スイベルジョイント(39)と前記油圧シリンダ(35)との間の管路に設けられ、前記ピン孔(36)へのロックピン(33)の挿入によって作動したとき、前記油圧シリンダ(35)側の管路を遮断すると共に、前記油圧シリンダ(35)の伸長時そのボトム室に連通する入力側の管路をタンク(28)へ連通させる操作弁(34)と、
前記油圧スイベルジョイント(39)及び前記切換弁(23)の間で、かつ前記油圧シリンダ(35)の伸長時そのボトム室に連通する管路に設けられた圧力センサ(21)と
を備えたことを特徴とするロックピン挿入検知装置。 - 請求項1記載のロックピン挿入検知装置において、
前記操作弁(34)と前記油圧シリンダ(35)との間で、かつ該油圧シリンダ(35)のボトム室に接続された管路に、アキュムレータ(26)を備えた
ことを特徴とするロックピン挿入検知装置。
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